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JP2001512631A - 方向性無線通信方法及び装置 - Google Patents

方向性無線通信方法及び装置

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JP2001512631A JP52913498A JP52913498A JP2001512631A JP 2001512631 A JP2001512631 A JP 2001512631A JP 52913498 A JP52913498 A JP 52913498A JP 52913498 A JP52913498 A JP 52913498A JP 2001512631 A JP2001512631 A JP 2001512631A
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Abstract

(57)【要約】 第1ステーション(BTS4)と第2ステーション(MS)との間で方向性無線通信を行う方法は、次の段階を含む。第1ステーション(BTS4)において第2ステーション(MS)から複数の連続信号が受信される。これら信号の各々は、複数の異なる方向の少なくとも1つから受信することができる。第1ステーション(BTS4)により第2ステーション(MS)から受信した複数の逐次信号の各々に対して少なくとも1つのパラメータの値が決定される。第1ステーション(BTS4)から第2ステーションへ(MS)送信されるべき信号に対して少なくとも1つのパラメータの値が選択され、第1ステーション(BTS4)により送信されるべき信号の少なくとも1つのパラメータの値は、複数の逐次信号の少なくとも1つのパラメータの上記決定された値に基づいて選択される。

Description

【発明の詳細な説明】 方向性無線通信方法及び装置発明の分野 本発明は、第1ステーションと第2ステーションとの間で信号がある方向のみ に送信される方向性無線通信方法及び装置に係る。より詳細には、本発明は、空 間分割多重アクセスを用いたセルラー通信ネットワークに適用できるが、これに 限定されるものではない。先行技術の説明 現在実施されているセルラー通信ネットワークでは、ベーストランシーバステ ーションBTSが設けられ、これがサービスするセル又はセルセクター全体にわ たって、移動電話のような所与の移動ステーションMSに意図された信号を送信 する。しかしながら、現在、空間分割多重アクセスSDMAシステムが提案され ている。この空間分割多重アクセスシステムでは、ベーストランシーバステーシ ョンが所与の移動ステーションに意図された信号をセル又はセルセクター全体に わたって送信するのではなく、移動ステーションからの信号が受信されるビーム 方向にのみ信号を送信する。又、SDMAシステムは、移動ステーションからの 信号が受信される方向をベーストランシーバステーションが決定できるようにす る。 SDMAシステムは、既存のシステムに勝る多数の効果を達成できるようにす る。特に、BTSにより送信されるビームは特定の方向にしか送信されず、従っ て、比較的細いので、トランシーバの電力をその細いビームに集中することがで きる。これは、ベーストランシーバステーションから送信される信号と、ベース トランシーバステーションにより受信される信号との両方について、良好な信号 対雑音比を生じると考えられる。更に、ベーストランシーバステーションの方向 性の結果として、ベーストランシーバステーションにより受信される信号の信号 対干渉比の改善を達成できる。更に、送信方向において、BTSの方向性により 、エネルギーを細いビームに集中させることができ、従って、BTSにより送信 される信号は、従来のBTSに要求される電力レベルより低い電力レベルで、よ り遠くに位置する移動ステーションに到達することができる。これは、移動ステ ー ションが、ベーストランシーバステーションから遠い距離にあっても満足に動作 できるようにし、ひいては、セルラーネットワークの各セル又はセルセクターの サイズを増加できることを意味する。セルサイズが大きい結果として、必要とさ れるベースステーションの数を減少することができ、これはネットワークコスト の減少にも通じる。SDMAシステムは、一般に、信号を送信及び受信すること のできる必要な複数の異なるビーム方向を達成するために多数のアンテナ素子を 必要とする。複数のアンテナ素子の設置は、受信信号に対するBTSの感度を高 める。これは、セルサイズが大きいことが、移動ステーションからBTSによる 信号の受信に悪影響を及ぼさないことを意味する。 又、SDMAシステムは、システムの容量を増加することもでき、即ちシステ ムによって同時にサポートできる移動ステーションの数が増加される。これは、 通信の方向性によるものであり、同じ周波数を使用する他のセルの移動ステーシ ョンからBTSが干渉をほとんどピックアップしないことを意味する。BTSは 、関連セルの所与のMSと通信するときに、同じ周波数を使用する他のセルの他 の移動ステーションへほとんど干渉を発生しない。 結局、SDMAシステムは、同じセル内の異なる位置にいる2つ以上の異なる 移動ステーションへ送信するために同じ周波数を同時に使用できると考えられる 。これは、セルラーネットワークにより搬送できるトラフィックの量の著しい増 加に通じる。 SDMAシステムは、アナログ及びデジタルのセルラーネットワークで実施す ることができ、GSM、DCS1800、TACS、AMPS及びNMTのよう な種々の既存の標準システムに組み込むことができる。又、SDMAシステムは 、時分割多重アクセス(TDMA)、コード分割多重アクセス(CDMA)及び周 波数分割多重アクセス(FDMA)のような他の既存の多重アクセス技術に関連 して使用することもできる。 SDMAシステムに伴う1つの問題は、移動ステーションへ信号を送信すべき 方向を決定する必要があることである。ある環境においては、ベーストランシー バステーションから移動ステーションへ信号を送信するのに比較的細いビームが 使用される。それ故、その移動ステーションの方向を適度な正確さで決定するこ とが必要である。良く知られたように、移動ステーションからの信号は、一般に 、多数の経路をたどってBTSへ至る。これら複数の経路を一般に「マルチパス 」と称する。移動ステーションにより送信された所与の信号は、これらマルチパ ルの作用により2つ以上の方向からベーストランシーバステーションにより受信 される。 一般に、移動ステーションへ信号を送信するためにBTSにより使用されるべ きビーム方向に関する判断は、所与のMSからBTSにより以前に受信されたデ ータバーストに対応する情報に基づいて行なわれる。この判断は、1つのバース トのみに対応して受信された情報に基づくので、例えば、移動ステーションによ り送信されたデータバーストが強い干渉と重畳される場合には問題が発生する。 更に別の問題は、BTSにより移動ステーションへ信号を送信すべき方向が、 BTSにより移動ステーションから受信されたアップリンク信号に基づいて決定 されることである。しかしながら、移動ステーションからBTSへ送信されるア ップリンク信号の周波数は、BTSにより移動ステーションへ送信されるダウン リンク信号に使用される周波数と異なる。アップリンク及びダウンリンク信号に 使用される周波数の差は、アップリンク方向におけるチャンネルの振舞いがダウ ンリンク方向におけるチャンネルの振舞いと異なることを意味する。従って、ア ップリンク信号に対して決定される最適な方向は、常に、ダウンリンク信号に対 する最適な方向ではない。 コード分割多重アクセスセルラー無線システムにおいてパイロット信号を送信 する方法がWO96/37969号に開示されている。この方法は、第1ステー ションに第2ステーションからの複数の信号を受信し、各受信信号に対してパラ メータの値を決定し、そして受信信号のパラメータの値に基づいて、送信される べき信号のパラメータの値を選択することを含む。この方法は、最良の信号から 連続的にサーチを行い、そして複数のフェージング手段により無線環境の特性を 決定する。同様の原理に基づく方向性無線通信方法が米国特許第5,515,3 78号に開示されている。 それ故、本発明の幾つかの実施形態の目的は、これらの問題に対処することで ある。発明の要旨 本発明の第1の特徴によれば、第1ステーションと第2ステーションとの間で 方向性無線通信を行う方法であって、上記第1ステーションにおいて上記第2ス テーションからの複数の連続信号を受信し、これら信号の各々は、複数の異なる 方向の少なくとも1つから受信することができ;第1ステーションにより第2ス テーションから受信した上記連続的な信号から複数の逐次信号の各々に対する少 なくとも1つのパラメータの値を決定し;そして上記第1ステーションから第2 ステーションへ送信されるべき信号に対して少なくとも1つのパラメータの値を 選択し、上記第1ステーションにより送信されるべき信号の少なくとも1つのパ ラメータの上記値は、上記複数の逐次信号の上記少なくとも1つのパラメータの 上記決定された値に基づいて選択され、この選択段階は、上記複数の逐次信号に 重み付けパターンを付与することを含む方法が提供される。 第1ステーションから第2ステーションへ送信されるべき信号のパラメータが 、第1ステーションにより以前に受信された複数の信号のパラメータに基づくよ うにすることにより、例えば、最近受信した信号における強力な干渉によって生 じる問題を軽減することができる。 好ましくは、少なくとも1つのパラメータの値を決定する上記段階は、複数の 逐次信号の各々に対する各方向を決定することを含み、そして上記選択段階は、 第1ステーションから第2ステーションへの信号の送信に対して少なくとも1つ の方向を選択することを含み、この少なくとも1つの方向は、上記複数の逐次信 号に対して決定された方向に基づいて選択される。第1ステーションにより第2 ステーションへ信号を送信すべき各方向が、第2ステーションから受信された複 数の信号に基づくようにすることにより、第1ステーションによって送信された 信号が第2ステーションによって受信される確率が高められる。 これとは別に及び/又はこれに加えて、少なくとも1つのパラメータの値を決 定する上記段階は、上記複数の逐次信号の各々の強度を決定することを含み、そ して上記選択段階は、上記第2ステーションへ送信されるべき信号の強度を選択 することを含み、この信号の強度は、上記複数の逐次信号に対して決定された強 度に基づいて選択される。第1ステーションにより第2ステーションへ送信され るべき信号の強度が、第2ステーションから受け取った複数の信号に基づくよう にすることにより、信号強度が正しいレベルにある確率が高められる。信号強度 が低過ぎる場合には、第2ステーションが信号を受信しないことがあり、一方、 信号強度が高過ぎる場合には、干渉のおそれが不必要に高くなる。本発明のこれ らの実施形態では、信号が複数の異なる方向に送信される場合に、これら異なる 方向における信号の強度が異なることが明らかである。 好ましくは、上記選択段階は、上記複数の逐次信号に重み付けパターンを適用 することを含む。重み付けパターンという用語は、重み付け関数を与えるアルゴ リズムも含む。重み付けパターンは、上記複数の逐次信号の各々に等しい重みが 与えられるような均一な重み付けパターンでよい。或いは又、重み付けパターン は、上記複数の逐次信号のより最近受信した信号に、それより前に受信した信号 より大きな重みが与えられるものであってもよい。重み付けパターンは、指数関 数的に増加する重み付けパターンであってもよいし又は直線的に増加する重み付 けパターンであってもよい。これらは、考えられるパターンの2つの例に過ぎな い。他の適当なパターンを使用することもできる。或いは又、重み付けパターン は、アルゴリズムで規定されてもよい。ある実施形態においては、重み付けパタ ーンが、上記パラメータに対して決定された値に適用されることが明らかである 。 好ましくは、選択手段は、無線環境に基づいて複数の重み付けパターンの1つ を選択する。重み付けパターンは、上記で要約した。例えば、静的な又はゆっく りと変化する無線環境においては、均一な重み付けパターンが使用される。とい うのは、複数の逐次信号の決定された各方向又は強度がこれら複数の連続信号に 対して一般的に同一に保たれることが予想できるからである。或いは又、急速に 変化する無線環境である場合には、直線的に増加するか又は指数関数的に重み付 けされるパターンを使用することができる。これらのパターンでは、複数の受信 した逐次信号の既に決定された各方向又は強度が、選択されたビーム方向に対し て無視できる程度の影響しか及ぼさない。 好ましくは、本発明の方法は、更に、第1ステーションにおいて放射ビームを 送信する複数のビーム方向を定める段階を備え、上記ビーム方向の各々は個々に 選択することができる。 本発明の第2の特徴によれば、第2ステーションと方向性無線通信する第1ス テーションであって、上記第2ステーションから複数の連続信号を受信するため の受信手段を備え、上記信号の各々は、複数の異なる方向の少なくとも1つから 受け取ることができ、更に、上記第2ステーションから第1ステーションにより 受信された連続信号から複数の逐次信号の各々に対する少なくとも1つのパラメ ータの値を決定するための決定手段と、上記第1ステーションから第2ステーシ ョンへ信号を送信するための送信手段と、この送信手段を制御するための制御手 段とを備え、この制御手段は、上記送信手段により送信されるべき信号に対する 少なくとも1つのパラメータの値を選択するように構成され、上記少なくとも1 つのパラメータの値は、上記複数の逐次信号に対して決定された上記少なくとも 1つのパラメータの値に基づいて選択され、上記制御手段は、上記複数の逐次信 号に重み付けパターンを適用するように構成された第1ステーションが提供され る。 好ましくは、上記決定手段は、複数の逐次信号の各々に対し各々の方向を決定 するように構成され、そして上記制御手段は、送信手段による信号の送信に対し て少なくとも1つの方向を選択するように構成され、この少なくとも1つの方向 は、上記複数の逐次信号に対して決定された各方向に基づいて選択される。それ とは別に又はそれに加えて、上記決定手段は、上記複数の逐次信号の各々の強度 を決定するように構成され、そして制御手段は、送信手段によって送信されるべ き信号の強度を選択するように構成され、信号の強度は、上記複数の逐次信号に 対して決定された強度に基づいて選択される。 上記制御手段は、上記複数の逐次信号に重み付けパターンを適用するように構 成される。 複数の逐次信号の各々に対して決定された上記パラメータを記憶するための記 憶手段が設けられる。 上記受信手段及び送信手段は、複数の異なる方向に複数の信号ビームを与える ように構成されたアンテナアレーを備えている。このアンテナアレーは、フェー ズドアレーアンテナを備えてもよいし、又は各々定められた方向にビームを与え るように構成された複数の個別のアンテナ素子を備えてもよい。2つの個別のア レーが設けられ、一方は信号を受信し、そして他方は信号を送信する。或いは又 、単一のアレーを設けて、信号の受信及び送信の両方を行うこともできる。 送信手段は、複数のビーム方向に放射ビームを与えるように構成され、各ビー ム方向は個々に選択できる。各ビーム方向の強度を個々に選択できるのが好まし い。 本発明は、セルラー通信ネットワークに特に適用できる。このようなネットワ ークでは、第1ステーションがベーストランシーバステーションであり、そして 第2ステーションが移動ステーションである。しかしながら、本発明の実施形態 は、第1及び第2のステーションが両方とも固定であるか又は両方とも移動であ るような他の形式の無線通信ネットワークにも適用できることが明らかであろう 。図面の簡単な説明 本発明を良く理解すると共に、本発明をいかに実施するかを理解するために、 添付図面を参照して本発明を一例として詳細に説明する。 図1は、ベーストランシーバステーション(BTS)及びそれに関連したセル セクターの概略図である。 図2は、アンテナアレー及びベーストランシーバステーションの回路図である 。 図3は、図2のアンテナアレーにより形成される固定ビームパターンを示す図 である。 図4は、デジタル信号プロセッサのビーム選択部分の回路図である。 図5は、4つの異なる重み付けパターンを示す図である。 図6は、図2のデジタル信号プロセッサの回路図である。 図7は、8つのチャンネルのうちの4つのチャンネルに対するチャンネルイン パルス応答を示す図である。 図8a−8cは、メモリ1に記憶されたパターン選択データ、空間−時間重み 付けパターンブロックに記憶された重み付けパターン、及びそのブロックにより 計算されたデータを各々示す図である。好ましい実施形態の詳細な説明 図1には、セルラー移動電話ネットワークのセル3を形成する3つのセルセク ター2が示されている。3つのセルセクター2は、各ベーストランシーバステー ション(BTS)4によりサービスされる。3つの個別のベーストランシーバス テーション4が同じ位置に設けられる。各BTS4は、3つのセルセクター2の 各々に対して信号を送信及び受信する個別のトランシーバを有している。従って 、各セルセクター2ごとに1つの専用のベーストランシーバステーションが設け られる。従って、BTS4は、各セルセクター2に位置する移動電話のような移 動ステーション(MS)と通信することができる。 本発明の実施形態は、GSM(移動通信用のグローバルシステム)ネットワー クについて説明する。GSMシステムにおいては、周波数/時分割多重アクセス F/TDMAシステムが使用される。データは、BTS4とMSとの間をバース トにおいて送信される。データバーストは、既知のデータシーケンスであるトレ ーニングシーケンスを備えている。トレーニングシーケンスの目的は以下で説明 する。各データバーストは、所与の周波数帯域においてその周波数帯域の所定の タイムスロットで送信される。方向性アンテナアレーの使用は、空間分割多重ア クセスも達成できるようにする。従って、本発明の実施形態では、各データバー ストは、所与の周波数帯域、所与のタイムスロット及び所与の方向において送信 される。その関連チャンネルは、所与の周波数、所与のタイムスロット及び所与 の方向において送信される所与のデータバーストに対して定義することができる 。以下で詳細に述べるように、本発明のある実施形態では、同じデータバースト が同じ周波数帯域、同じタイムスロットにおいて、2つの異なる方向に送信され る。 図2は、トランシーバーとして働く1つのBTS4のアンテナアレー6を示す 回路図である。図2に示されたアレー6は、図1に示す3つのセルセクター2の 1つにサービスするに過ぎないことを理解されたい。他の2つのセルセクター2 にサービスするために別の2つのアンテナアレー6が設けられる。アンテナアレ ー6は、8つのアンテナ素子a1…a8を有する。これらの素子a1…a8は、各ア ンテナ素子a1…a8間に半波長の間隔を有するように配置され、そして水平の行 に直線的に配列される。各アンテナ素子a1…a8は、信号を送信及び受信するよ うに構成され、何らかの適当な構造を有する。各アンテナ素子a1…a8は、ダイ ポールアンテナ、パッチアンテナ又は他の適当なアンテナである。8個のアンテ ナ素子a1…a8があいまってフェーズドアレーアンテナ6を形成する。 良く知られたように、フェーズドアレーアンテナ6の各アンテナ素子a1…a8 には、移動ステーションMSへ送信されるべき同じ信号が供給される。しかしな がら、各アンテナ素子a1…a8に供給される信号の位相は互いにシフトされる。 各アンテナ素子a1…a8に供給される信号間の位相関係の差が方向性放射パター ンを形成する。従って、BTS4からの信号は、アレー6に関連したセルセクタ ー2においてある方向にのみ送信される。アレー6により得られる方向性放射パ ターンは、各アンテナ素子a1…a8により送信されて互いに位相シフトされる信 号間に生じる構造的及び破壊的干渉の結果である。この点について、アンテナア レー6で得られる方向性放射パターンを示した図3を参照する。アンテナアレー 6は、図3に示す8つの方向の各々にビームb1…b8を発生するように制御する ことができる。例えば、アンテナアレー6は、ビームb5の方向又はビームb6の 方向のみにMSへ信号を送信するように制御することができる。以下に詳細に述 べるように、同時に2つ以上のビーム方向に信号を送信するようにアンテナアレ ー6を制御することもできる。例えば、ビームb5及びビームb6により定められ た2つの方向に信号を送信することができる。図3は、アンテナアレー6で得る ことのできる8つの考えられるビーム方向を表わすに過ぎない。しかしながら、 実際には、セルセクター2の全体がアンテナアレー6でサービスされるよう確保 するために隣接ビーム間が重畳される。 各アンテナ素子a1…a8に発生される信号の相対的な位相は、所望のビーム方 向(1つ又は複数)に信号を送信できるようにバトラー(Butler)マトリクス回路 8によって制御される。従って、バトラーマトリクス回路8は、位相シフト機能 を与える。バトラーマトリクス回路8は、BTS4からの8つの入力10a−h と、アンテナ素子a1…a8の各々への8つの出力とを有している。各入力10a −hにより受け取られる信号は、送信されるべきデータバーストより成る。8つ の入力10a−hの各々は、所与のデータバーストを送信することのできるビー ム方向を表わす。例えば、バトラーマトリクス回路8が第1入力10aに信号を 受け取るときには、バトラーマトリクス回路8は、入力10aに与えられた信号 を、データバーストがビームb1の方向に送信されるようにビームb1を生じさせ るに必要な位相差で、アンテナ素子a1…a8の各々に付与する。同様に、 入力10bに与えられた信号は、ビームb2の方向にビームを生じさせ、等々と なる。 既に述べたように、アンテナアレー6のアンテナ素子a1…a8は、MSから信 号を受信すると共にMSに信号を送信する。MSにより送信された信号は、一般 に、8つのアンテナ素子a1…a8の各々によって受信される。しかしながら、各 アンテナ素子a1…a8によって受信される信号の各々の間には位相差がある。そ れ故、バトラーマトリクス回路8は、各アンテナ素子a1…a8により受信された 信号の相対的な位相から、信号が受信されたビーム方向を決定することができる 。従って、バトラーマトリクス回路8は、各アンテナ素子により受信された信号 に対し、各アンテナ素子a1…a8から1つづつ、8個の入力を有する。又、バト ラーマトリクス回路8は、8個の出力14a−hも有する。これら出力14aな いし14hの各々は、所与のデータバーストを受信できる特定のビーム方向に対 応する。例えば、アンテナアレー6がMSからの信号をビームb1の方向から受 信する場合には、バトラーマトリクス回路8は、その受信した信号を出力14a に出力する。ビームb2の方向から受信した信号は、バトラーマトリクス回路8 から出力14bに出力され、等々となる。要約すれば、バトラーマトリクス回路 8は、互いに位相シフトされた同じ信号の8つのバージョンをアンテナ素子a1 …a8において受信する。相対的な位相シフトから、バトラーマトリクス回路8 は、その受信信号が受け取られた方向を決定し、そしてその信号が受け取られた 方向に基づいて所与の出力14a−hに信号を出力する。 ある環境においては、MSからの単一の信号又はデータバーストは、それがM SとBTS4との間を進む間に信号の反射のために、もし反射が比較的広角度の 分散を与えるものであれば、見掛け上、2つ以上のビーム方向から到来すること が明らかである。バトラーマトリクス回路8は、所与の信号又はデータバースト が見掛け上到来するビーム方向の各々に対応する各出力14a−hに信号を与え る。従って、バトラーマトリクス回路8の2つ以上の出力14a−hに同じデー タバーストが与えられる。しかしながら、各出力14a−hの信号は、互いに時 間的に遅延される。 バトラーマトリクス回路8の各出力14a−hは、受信信号を増幅する各増幅 器16の入力に接続される。バトラーマトリクス回路8の各出力14a−hに対 して1つの増幅器16が設けられる。増幅された信号は、次いで、各プロセッサ 18により処理され、該プロセッサは、増幅された信号を処理して、受信信号の 周波数を基本帯域周波数に減少し、BTS4で信号を処理できるようにする。こ れを行うために、プロセッサ18は、入力信号から搬送波周波数成分を除去する 。この場合も、バトラーマトリクス回路8の各出力14a−hに対して1つのプ ロセッサ18が設けられる。アナログ形態である受信信号は、次いで、アナログ /デジタル(A/D)コンバータ20によりデジタル信号に変換される。バトラ ーマトリクス8の各出力14a−hに対して1つづつ、8つのA/Dコンバータ 20が設けられる。デジタル信号は、次いで、更なる処理のために各入力19a −hを経てデジタル信号プロセッサ21に入力される。 デジタル信号プロセッサ21も、8つの出力22a−hを有し、その各々は、 所与のMSへ送信されるべき信号を表わすデジタル信号を出力する。選択された 出力22a−hは、信号を送信すべきビーム方向を表わす。このデジタル信号は 、デジタル/アナログ(D/A)コンバータ23によりアナログ信号に変換され る。デジタル信号プロセッサ21の各出力22a−hに対して1つのデジタル/ アナログコンバータ23が設けられている。アナログ信号は、次いで、送信され るべきアナログ信号を搬送波周波数に変調する変調器であるプロセッサ24によ り処理される。プロセッサ24により信号を処理する前に、信号は基本帯域周波 数にある。それにより得られた信号は、次いで、増幅器26により増幅され、そ してバトラーマトリクス回路8の各入力10a−hへ送られる。プロセッサ24 及び増幅器26は、デジタル信号プロセッサ21の各出力22a−hに対して設 けられている。 デジタル信号プロセッサ21の一部分を形成し、そしてBTS4により所与の 移動ステーションへ送信されるべきデータバーストに対しビーム方向(1つ又は 複数)を選択するように構成されたビーム選択構成体101の回路図である図4 について説明する。このビーム選択構成体101は、ビーム前選択ブロック10 0を備えている。このビーム前選択ブロック100は、所与の移動ステーション から受信した各データバーストに対し、その所与のデータバーストが受け取られ た各方向を決定する。又、ビーム前選択ブロック100は、異なる方向の各々に おいて受信されたデータバーストの強度も決定する。ビーム前選択ブロック10 0は、所与のデータバーストが受け取られた方向の代表として限定された数のビ ーム方向のみを選択するように構成される。例えば、ビーム前選択ブロック10 0は、各データバーストごとに単一のビーム方向を選択する。この単一のビーム 方向は、最も強い信号が受信された方向に対応してもよいし、又はデータバース トが最小の遅延で受信された方向に対応してもよい。もちろん、所与のデータバ ーストが受信された方向の代表として2つ以上のビーム方向が選択されてもよい 。ビーム選択を行うために適当な基準を使用することができる。本発明のある実 施形態では、例えば、無線環境の変化又は移動ステーションとベーストランシー バステーションとの間の距離の変化を考慮するように、ビーム選択基準を変更す ることができる。 ビーム前選択ブロック100により決定されたビーム方向(1つ又は複数)は 、出力103を経てメモリ102へ出力される。更に、各ビーム方向に受信され たデータバーストの強度に関する情報も、メモリ102へ出力されてもよい。メ モリ102は、所望のMSからBTSにより受信されたn個の先行バーストに対 してこの情報を記憶するように構成される。メモリ102は、FIFOレジスタ の形態でよい。従って、所望のMSから受信された次のデータバーストに対しビ ーム方向及び信号強度情報が決定されたときには、その情報がメモリ102に記 憶されそしてn+1個の以前のデータバーストに関する情報がメモリから除去さ れる。換言すれば、レジスタ内の最も古い情報がシフトされて出され、最も新し い情報のための場所が作られる。メモリ102に記憶された情報を例示する図8 aを参照する。各ビームごとに、所与のデータバーストとして1又は0が記憶さ れる。1は、ビーム前選択ブロック100が所与のデータバーストにおいてその ビームを選択したことを指示する。図8aに示す例では、3つのビームが所与の データバーストに対しビーム前選択ブロック100により選択される。例えば、 i番目のデータバーストに対し、第3、第4及び第5ビームが選択されるが、第 1、第2、第6、第7及び第8ビームは選択されない。 メモリ102は、複数の出力104を有し、これらは、空間−時間重み付けパ ターンブロック106に接続される。本発明の1つの実施形態では、出力104 が与えられる。アンテナ素子の各1つについてメモリ102に記憶された情報に 対して1つの出力104が与えられる。空間−時間重み付けパターンブロック1 06は、所与のMSから受信したK個の先行データバーストに関して記憶された 情報に重み付けパターンを適用する。 ブロック106に記憶された重み付けパターンを例示する図8bを参照する。 この図から明らかなように、重み付けパターンは、各ビームごとに1つづつの8 個の個別のパターンであると考えられる。更に、明らかなように、異なるビーム 方向に対して重み付けパターンが異なる。例えば、第1ビームに対する重み付け パターンは、(0、0、0、0)であり、そして第2ビームについては、(1、 1、1、1)である。この例では、重み付けパターンは、4つの先行するデータ バーストのみに適用される。従って、K=4である。この例では、重み付けパタ ーン適用定数が、各ビームごとに4つの既に受信されたデータバーストの各々を 重み付けするが、各ビームごとに重み付けパターンが相違する。 重み付けパターンの4つの例を示す図5を参照する。しかしながら、これら4 つのパターンは、一例に過ぎないことを理解されたい。特に、任意の適当な重み 付けパターン又はアルゴリズムを使用することができる。 図5aは、既に受信されたデータバーストに対する全部でK個の以前のビーム 選択が、BTS4により所望のMSへ次のデータバーストを送信すべきビーム方 向(1つ又は複数)を決定する上で、等しい重要度であるような第1の重み付け パターンを示している。図5bは、既に受信されたデータバーストが現在受信さ れるデータバーストに時間的に接近しているほど、所望のMSへの次のデータバ ーストの送信に対して選択されるビーム方向に及ぼすその影響が大きいような第 2の重み付けパターンを示す。換言すれば、K番目の以前のバーストに対してな されたビーム選択は、BTSにより所望のMSへ次のバーストが送信される方向 の判断に対して、最も最近受信されたデータバーストに比して、小さな影響しか 及ぼさない。図5bに示す重み付けパターンは、直線的増加パターンである。 図5cに示す重み付けパターンは、BTSによりなされたK番目の以前のビー ム選択に関する情報が、BTSにより所望のMSへ次のバーストを送信すべき方 向の判断に対して、小さな影響しか及ぼさないという点で図5bに示すパターン と同様である。従って、図5cに示す指数関数的に増加する重み付けパターンは 、最も最近受信したデータバーストに対してのみビーム前選択ブロック100に より決定された情報を考慮するものである。 図5dは、BTSにより所望のMSへデータバーストを送信すべきビーム方向 (1つ又は複数)に関する選択が、BTSにより所望のMSから最も最近受信さ れたデータバーストのみに基づくような制限状態を示す。これは、無線環境が急 速に変化するときに、以前のビーム選択が現在ビーム選択にほとんど影響を及ぼ さないように選択される。 空間−時間重み付けパターンブロック106は、重み付けパターンバンクブロ ック108から入力を受け取る。このブロックは、例えば、図5に示す4つのパ ターンを記憶する。又、重み付けパターンバンクブロックは、他の適当な重み付 けパターン又は重み付けパターンアルゴリズムを記憶することもできる。後者の 場合に、重み付けパターンが特定の関数に従う必要はない。記憶された重み付け パターンに取って代わるように1つ以上の重み付けパターンアルゴリズムを設け ることができる。いかなる適当な数の重み付けパターンを記憶することもできる 。例えば、本発明の1つの実施形態では、重み付けパターンを定義する単一の重 み付けパターン又はアルゴリズムが記憶される。 又、重み付けパターンバンクブロック108は、現在無線環境に対して最も適 当な重み付けパターンを選択し、そしてその重み付けパターンを空間−時間重み 付けパターンブロック106へ出力する。無線環境が静的であるか又はゆっくり と変化するときには、図5aに示すパターンが選択される。従って、K個の以前 の全バーストは、BTSにより次のデータバーストを送信すべき方向を決定する 上で、全部が同じ重要度となる。それ故、例えば、多量の干渉を伴うデータバー ストの影響は、K個の先行するデータバーストの考えられる作用の平均化により 相当に減少される。 急速に変化する無線環境においては、図5b又は5cに示すパターンを使用す ることができる。急速に変化する無線環境は、移動ステーションが都市環境を通 して迅速に移動するときに生じる。このような環境においては、より最近受信し たデータバーストほど、それ以前に受信したデータバーストよりも関連性が高く される。従って、より最近受信したデータバーストに関する情報は、BTS4に より次のデータバーストを送信すべき方向に対してより大きな影響を及ぼさねば ならない。 どの重み付けパターンが最も適当かを決定するために、無線環境に関する情報 が重み付けパターンバンクブロック108に入力される。本発明の1つの実施形 態では、無線環境に関する情報を独立して決定することができる。しかしながら 、本発明の好ましい実施形態では、受信したデータバーストを使用して、無線環 境に関する情報が与えられる。例えば、重み付けパターンバンクブロック108 は、L個の先行バーストが所望のMSからBTSにより受信される方向(1つ又 は複数)を考慮する。Lは、Kと同じであっても異なってもよい。連続データバ ーストが受信される方向(1つ又は複数)がほとんど変化しない場合には、無線 環境が静的であるか又はゆっくりと変化するだけであると仮定することができる 。従って、図5aに示す重み付けパターンを選択することができる。これに対し て、先行するL個のデータバーストが比較的多数の異なる方向から受信されると 決定されたときには、移動ステーションが迅速に変化する無線環境にあると仮定 することができ、図5b又はcに示すパターンを選択することができる。或いは 又、無線環境に関する情報を予め記憶することもできる。1つの更に別の形態に おいては、メモリ102に記憶された統計学的情報を使用して無線環境の形式を 決定することもできる。 空間−時間重み付けパターンブロック106は、所望のMSからBTSにより 受信されたK個の先行データバーストに対しビーム前選択ブロック101により 与えられる情報に選択された重み付けパターンを適用する。空間−時間重み付け パターンブロック106は、8個の考えられるビーム方向の各々に対し、次の式 を用いてビームスコアを計算する。 s(i,k)=WST(i,k)TST(i,k) k=1、2…8 s(i,k)は、BTS4から所望の移動ステーションへi番目(又はその次) のバーストを送信するために選択されるビーム方向(1つ又は複数)を決定する ときにk番目のビームが得るスコアを表わす。 WST(i,k)は、i番目のバーストにおけるk番目のビームに対しK個の空間 −時間実数重みを含むK×1ベクトルである。これは、K個の先行バーストに対 する受信ビーム選択情報に適用される重み付けパターンを考慮するものである。 bST(i,k)は、K番目のビームの以前のK個の選択に関する統計学的情報を 含むK×1の2進ベクトルである。r=1−(K−1)とすれば、bST(i,r)= 1の場合には、k番目のビームがr番目のバースト中にビーム前選択ブロック1 00により選択されたことを意味する。bST(i,r)=0の場合には、k番目の ビームがr番目のバースト中に選択されなかったことを意味する。従って、スコ アs(i,k)は、移動ステーションから受信したK個の以前のデータバーストに 対しビーム前選択ブロックによりk番目のビームが選択されなかった場合に0と なる。 選択された重み付けパターンを使用し、8個のビームの各々に対し空間−時間 重み付けパターンブロック106により計算されたスコアベクトルを示す図8c を参照する。例えば、図8bに示す重み付けパターンを用いた第3ビームに対す るベクトルスコアは、次のようになる。 空間−時間重み付けパターンは、8個の出力110を有し、これらは最終ビー ム選択ブロック112へ入力される。出力110の各々は、8個の考えられるビ ーム方向の1つに対応する。本発明の1つの好ましい実施形態では、空間−時間 重み付けパターンブロック106により計算されたスコアベクトルが8個の出力 110を経て最終ビーム選択ブロック112へ入力される。最終ビーム選択ブロ ック112は、次いで、BTSから所与のMSへ次のデータバーストを送信する のに使用されるビーム方向を選択する。1つのビーム方向のみが使用される場合 には、8個の考えられる計算されたスコアのうちの最も高いスコアをもつビーム 方向が送信ビーム方向として選択される。図8cに示す例では、1つのビームし か選択されない場合に、最も高いスコアをもつ第3ビームが選択される。3つの ビームを選択すべき場合には、第3、第4及び第5ビームが選択される。しかし ながら、いかなる適当な数のビーム方向も選択できることが明らかであろう。し かし、選択されるビーム方向の数は、一般に、選択できる考えられるビーム方向 の数より相当に少ない。 本発明の1つの変形において、選択されるべきビームの数を変更することがで きる。例えば、スコアが6以上のビームのみが選択されるようにスレッシュホー ルドを設定することができる。これは、移動ステーションがベーストランシーバ ステーションに比較的接近しているときには、より多くのビームが選択され、そ して移動ステーションがベーストランシーバステーションから比較的離れている ときには、より少ないビームが選択されるという効果を有する。移動ステーショ ンがBTSから比較的離れて位置し、それが臨界距離より大きいときには、比較 的少数のビーム方向が選択されて各ビームが比較的高いエネルギーを有するのが 好ましい。しかしながら、BTSと移動ステーションとの間の距離が臨界距離よ り短いときには、比較的多数のビーム方向が選択され、各ビームが比較的低いエ ネルギーを有するのが好ましい。この臨界距離は、各個々のセルの環境に依存し 、約0.5ないし1kmである。重み付けパターン又は重み付けアルゴリズムは 、選択されるビームの数が可変であり、そして移動ステーションがBTSに比較 的接近しているときにより多くのビームが選択されるというものである。 MSとBTSとの間の距離が臨界距離より大きいかどうかを決定するために、 適当な方法を使用することができる。1つの実施形態では、考えられる各々の方 向に対して得られるチャンネルインパルス応答が比較される。受け取ったエネル ギーのほとんどが3つ以下のビーム方向に分布される場合には、BTSとMSと の間の距離が臨界距離より大きいと仮定される。或いは又、受け取ったエネルギ ーのほとんどが4つ以上のビーム方向から受け取られたものである場合には、M SとBTSとの間の距離が臨界距離より短いと仮定される。 又、比較ブロックがタイミング進み情報を用いて、MSとBTSとの間の距離 が臨界距離より大きいか小さいかを決定することもできる。この方法は、前記し たものよりも正確な結果をもたらすので、本発明のある実施形態では好ましいも のである。 移動ステーションとBTSとの間の距離に関して決定がなされると、この情報 を用いて、適当な重み付けパターン又はアルゴリズムを選択することができる。 例えば、BTSと移動ステーションは比較的接近しているときには、図5c又は dに示す重み付けパターンを選択できる。 本発明の別の変形として、単一の重み付けパターンを重み付けパターンバンク に記憶しそして全ての状態に対して固定のパターンを使用することもできる。 いかなる適当な重み付けパターンも使用でき、図5a−dに示す重み付けパタ ーンだけではないことを強調しておく。図示された重み付けパターンは、適当な 重みを計算する適当なアルゴリズムと置き換えることができる。このようなアル ゴリズムは、無線環境や、移動ステーションとベーストランシーバステーション との間の距離のような種々のファクタを考慮に入れて、適当な重みを計算するこ とができる。重み付けパターンは、異なるビーム方向に対して異なってもよいし 、全てのビーム方向に対して同じであってもよい。 本発明の別の変形においては、ビーム前選択ブロック100及びメモリブロッ ク102によりビーム方向及び信号強度情報が決定及び記憶されるだけでなく、 重み付けパターンが重み付けパターンブロックによりビーム強度情報に適用され て、各ビーム方向に送信されるべきデータバーストの強度が決定される。次いで 、K個の先行するデータバーストで受け取られたデータバーストの強度に基づき 、選択されたビーム方向(1つ又は複数)に送信されるべきデータバーストの電 力が決定される。この決定される強度は、2つ以上のビーム方向が選択されたと きには、異なるビーム方向に対して異なってもよい。 空間−時間重み付けパターンブロックにより適用される重み付けパターンは、 バーストごとに変化してもよいことが明らかであろう。 デジタル信号プロセッサ21を詳細に示す図6を参照する。図6に示す種々の ブロックは、本発明による実際のデジタル信号プロセッサ21の個々の要素には 必ずしも対応しないことを理解されたい。特に、図6に示す種々のブロックは、 デジタル信号プロセッサ21により実行される種々の機能に対応する。本発明の 1つの実施形態では、デジタル信号プロセッサ21は、集積回路で少なくとも部 分的に実施され、そして多数の機能を同じ要素で実行することができる。 デジタル信号プロセッサ21により各入力19a−hに受け取られた各信号は 、 各チャンネルインパルス応答(CIR)推定ブロック30へ送られる。このCI R椎定ブロック30は、椎定されたチャンネルインパルス応答を記憶するメモリ 容量を含む。又、CIR推定ブロックは、受信信号を一時的に記憶するメモリ容 量も含む。チャンネルインパルス応答推定ブロック30は、各入力19a−hの チャンネルのチャンネルインパルス応答を推定するように構成される。既に述べ たように、選択された周波数帯域で送信される所与のデータバースト、割り当て られたタイムスロット、及び信号が受け取られるビーム方向に対し、関連チャン ネルを定義することができる。信号が受け取られるビーム方向は、バトラーマト リクス回路8によって確認され、デジタル信号プロセッサの入力19aに受け取 られる信号が、主として、ビームb1の方向から受け取られた信号を表わし、等 々とされる。所与の入力に受け取られる信号は、例えば、その隣接入力に受け取 られる信号のサイドローブも含むことが明らかである。 移動ステーションMSからBTS4へ送信される各データバーストは、トレー ニングシーケンスTSを含む。しかしながら、BTS4により受け取られるトレ ーニングシーケンスTSRXは、ノイズの影響を受けると共に、マルチパス作用の 影響も受け、トレーニングシーケンスの隣接ビット間に干渉を招く。このような 干渉は、記号間干渉として知られている。又、トレーニングシーケンスTSRXは 、他の移動ステーション、例えば、同じ周波数を使用する他のセル又はセルセク ターに位置する移動ステーションからの干渉の影響も受け、これは同一チャンネ ル干渉を生じさせる。明らかなように、MSからの所与の信号は、2つ以上の経 路をたどってBTSに到達し、所与の信号の2つ以上のバージョンが所与の方向 からアンテナアレー6により検出される。入力19aから受け取ったトレーニン グシーケンスTSRXは、CIR推定ブロック30により、データ記憶装置32に 記憶された基準トレーニングシーケンスTSREFとクロス相関される。この基準 トレーニングシーケンスTSREFは、移動ステーションにより最初に送信された トレーニングシーケンスと同じである。実際に、受け取ったトレーニングシーケ ンスTSRXは、搬送波周波数に変調された信号であり、一方、基準トレーニング シーケンスTSREFは、データ記憶装置32にビットシーケンスとして記憶され る。従って、クロス相関が行なわれる前に、記憶された基準トレーニン グシーケンスも同様に変調される。換言すれば、BTS4により受け取られた歪 んだトレーニングシーケンスは、トレーニングシーケンスの歪のないバージョン と相関される。本発明の別の実施形態では、受け取られたトレーニングシーケン スは、基準トレーニングシーケンスと相関される前に復調される。この場合に、 基準トレーニングシーケンスも、受け取ったトレーニングシーケンスと同じ形態 をもつ。換言すれば、基準トレーニングシーケンスは、変調されない。 基準トレーニングシーケンスTSREF及び受け取ったトレーニングシーケンス TSRXの各々は、長さがLであり(L個のデータビットに対応する)、例えば、2 6ビットである。受け取ったトレーニングシーケンスTSRXの、割り当てられた タイムスロットにおける厳密な位置は、不確実でよい。というのは、BTS4か ら移動ステーションMSまでの距離が、MSにより送信されるデータバーストの 、割り当てられたタイムスロット内の位置に影響を及ぼすからである。例えば、 移動ステーションMSがBTS4から比較的遠くにある場合には、トレーニング シーケンスは、割り当てられたタイムスロットにおいて、移動ステーションMS がBTS4に接近している状態に比して、後に生じる。 割り当てられたタイムスロットにおける受け取ったトレーニングシーケンスT SRXの位置の不確実性を考慮するために、受け取ったトレーニングシーケンスT SRXは、基準トレーニングシーケンスTSREFとn回相関される。通常、nは、 例えば、7又は9である。nは奇数であるのが好ましい。n回の相関は、通常、 得られる最大相関の各側である。基準トレーニングシーケンスTSREFに対する 受け取ったトレーニングシーケンスTSRXの相対的な位置は、各次々の相関の間 で1つの位置だけシフトされる。各位置は、トレーニングシーケンスにおける1 つのビットに等価であり、1つの遅延セグメントを表わす。受け取ったトレーニ ングシーケンスTSRXと基準トレーニングシーケンスTSREFとの各単一の相関 は、その相関に対するチャンネルインパルス応答を表わすタップを生じさせる。 n回の別々の相関は、n個の値を有するタップシーケンスを生じさせる。 8個の空間方向に対応する8つの考えられるチャンネルの4つに対するチャン ネルインパルス応答を示す図7について説明する。換言すれば、図7は、移動ス テーションからの8つのビーム方向の4つにおいて受け取られる所与のデータバ ーストに対応する4つのチャンネルのチャンネルインパルス応答を示し、上記デ ータバーストは所与の周波数帯域及び所与のタイムスロットにある。各グラフの x軸は、時間遅延の尺度であり、一方、y軸は、相対的電力の尺度である。グラ フに示された各線(即ちタップ)は、所与の相関遅延に対応して受け取られたマ ルチパス信号を表わす。各グラフは、n本の線即ちタップを有し、1つのタップ が各相関に対応している。 推定されたチャンネルインパルス応答から、割り当てられたタイムスロット内 におけるトレーニングシーケンスの位置を決定することができる。受け取ったト レーニングシーケンスTSRXと基準トレーニングシーケンスTSREFとの間に最 良の相関が達成されたときに最大タップ値が得られる。 又、CIR推定ブロック30は、最大エネルギーを与える5つ(又は他の適当 な数)の連続タップを各チャンネルごとに決定する。所与のチャンネルに対する 最大エネルギーは、次のように計算される。 但し、hは、受け取ったトレーニングシーケンスTSRXと基準トレーニングシー ケンスTSREFとのクロス相関から生じるタップ振幅を表わす。CIR推定ブロ ック30は、スライドウインドウ技術を使用することにより所与のチャンネルに 対する最大エネルギーを推定する。換言すれば、CIR推定ブロック30は、5 つの隣接値の各々を考慮し、そしてこれらの5つの値からエネルギーを計算する 。最大エネルギーを与える5つの隣接値は、そのチャンネルのインパルス応答を 表わすものとして選択される。 このエネルギーは、所与の方向からBTS4により受け取られた所与のMSか らの所望信号の強度の尺度であると考えることができる。このプロセスは、同じ データバーストを受信することのできる8つの異なる方向を表わす8つのチャン ネルの各々に対して実行される。最大エネルギーで受信された信号は、その信号 に最小の減衰しか与えない経路をたどったものである。 各チャンネルについてCIR推定ブロック30により計算された最大エネルギ ーを、チャンネルインパルス応答を表わすものとしてCIR推定ブロックにより 選択された5つの隣接値として記憶する分析ブロック34が設けられる。又、こ の分析ブロック34は、CIRブロック30により決定されたチャンネルインパ ルス応答を分析して、最小遅延を確認する。この遅延は、割り当てられたタイム スロットにおける受け取ったトレーニングシーケンスTSRXの位置の尺度であり 、ひいては、移動ステーションとBTS4との間で信号が進行する距離の相対的 な尺度である。最小遅延のチャンネルは、最短距離を進行′した信号を有する。 この最短距離は、あるケースにおいては、移動ステーションMSとBTS4との 間の視線経路を表す。 分析ブロック34は、最大エネルギーを与える5つの値を定めるウインドウの 開始位置を決定するように構成される。次いで、基準点とウインドウの開始との 間の時間に基づいて時間遅延が決定される。この基準点は、各岐路における全て の受け取られたトレーニングシーケンスが相関され始める共通の時間であり、こ の時間は、全ての岐路の最も早いウインドウエッジ又は同様の共通点に対応する 。異なるチャンネルの種々の遅延を正確に比較するために、共通のタイミングス ケールが採用され、これは、BTS4により与えられる同期信号に基づいてTD MA動作モードを制御する。換言すれば、割り当てられたタイムスロットにおけ る受け取ったトレーニングシーケンスTSRXの位置は、時間遅延の尺度である。 既知のGSMシステムでは、所与のチャンネルに対する遅延が計算されて、タイ ミング進み情報が与えられる。タイミング進み情報は、移動ステーションにより BTSへ送信される信号がその割り当てられたタイムスロット内に入るよう確保 するために使用される。タイミング進み情報は、計算された相対的遅延及び現在 タイミング進み情報に基づいて決定することができる。移動ステーションMSが ベースステーションから遠く離れている場合には、MSは、BTSにより、移動 ステーションMSbSBTSに接近している場合よりも早期にデータバーストを 送信するよう命令される。 分析ブロック34の各々によって行なわれた分析の結果は、図4について既に 述べたビーム選択ブロック101に入力される。 ビーム選択ブロック101のビーム前選択ブロック100は、推定されたチャ ンネルインパルス応答を使用して、ビーム前選択を実行する。多数の異なる方法 でこれを行うことができる。例えば、ビーム前選択ブロック100が所与のバー ストに対して単一のビーム方向を決定する場合には、ビーム前選択ブロック10 0は、所与の周波数帯域、所与のタイムスロットにおいて所与のデータバースト に対しどのチャンネル、ひいては、どのビーム方向が所望の最大エネルギーを有 するかを確認する。これは、所与のデータバーストの最も強いバージョンが受け 取られるビーム方向を確認できることを意味する。この方向は、選択されたビー ム方向として使用することができる。或いは又、ビーム前選択ブロック100は 、どのチャンネルの遅延が最小であるかを確認することもできる。換言すれば、 最短の経路をたどったデータバーストを有するチャンネル、ひいては、ビーム方 向を確認することができ、そしてこれを所与のデータバーストに対する選択され たビーム方向として使用することができる。 本発明の実施形態では、所与のデータバーストに対してビーム前選択ブロック 100により2つ以上のビーム方向を選択できることを理解されたい。例えば、 所与のデータ信号の最強のバージョンが受け取られる2つの方向を所与のビーム 方向として選択することができる。同様に、最小の遅延を伴う信号を与える2つ のビーム方向がビーム方向として選択されてもよい。もちろん、ビーム前選択ブ ロック100が、最強の信号が受信される方向及び最小遅延を伴う方向を確認し 、そしてこれら2つの方向を選択された方向として選択することもできる。 又、ビーム前選択ブロック100は、所与の選択されたビーム方向に対し、各 分析ブロック34により計算された関連エネルギーを受け取ることもできる。 ビーム選択ブロック100は、BTS4からMSへ信号を送信するのにどのビ ーム方向を使用すべきかを指示すると共にこれらビーム方向の各々に使用すべき 適当な電力レベルも指示する出力を発生ブロック38に供給する。 発生ブロック38は、デジタル信号プロセッサ21から出力されるべき信号を 発生する役割を果たす。発生ブロック38は、移動ステーションMSへ送信され るべきスピーチ及び/又は情報を表わす入力40を有する。発生ブロック38は 、移動ステーションMSへ送信されるべきスピーチ又は情報をエンコードする役 割を果たし、そして信号内にトレーニングシーケンス及び同期シーケンスを含ま せる。又、ブロック38は、変調信号を発生する役割も果たす。発生された信号 及 び決定されたビーム方向に基づき、発生ブロック38は、デジタル信号プロセッ サ21の各出力22a−hに信号を発生する。又、発生ブロック38は、増幅器 24により与えられる増幅度を制御するのに使用される出力50も発生し、主た る1つ以上のビーム方向に送信される信号が必要な電力レベルを有するよう確保 する。 又、チャンネルインパルス応答ブロック30の出力は、移動ステーションMS から受信した信号をイコライズ及びマッチングするのにも使用される。特に、マ ルチパス伝播により生じる記号間干渉の作用は、整合フィルタ(MF)及びイコ ライザブロック42により受信信号から除去又は軽減することができる。整合フ ィルタ(MF)及びイコライザブロック42は、MSからの受信信号を受け取る 入力(図示せず)を有する。各ブロック42の出力は、回復ブロック44により 受け取られ、これは、MSにより送られたスピーチ及び/又は情報を回復する役 割を果たす。回復ブロックにより行なわれる段階は、信号を復調及びデコードす ることを含む。復調されたスピーチ又は情報は、出力48に出力される。 上記実施形態は、GSMセルラー通信ネットワークにおいて実施されたが、本 発明は、他のデジタルセルラー通信ネットワーク及びアナログセルラーネットワ ークにも使用できることが明らかである。上記実施形態は、8個の素子を有する フェーズドアレーを使用するものであった。もちろん、アレーは、いかなる数の 素子を有するものでもよい。或いは又、フェーズドアレーは、所与の方向にビー ムを各々放射する個別の方向性アンテナと置き換えることもできる。バトラーマ トリクス回路は、他の適当な位相シフト回路が必要とされる場合にはそれに置き 換えることができる。バトラーマトリクス回路は、アナログビーム形成装置であ る。もちろん、デジタルビーム形成装置DBFや、他の適当な形式のアナログビ ーム形成装置を使用することもできる。アレーは、たとえ8個の素子しか設けら れなくても、これら素子に供給される信号に基づき、8本以上のビームを発生す るように制御することもできる。 又、複数のフェーズドアレーを設けることもできる。フェーズドアレーは、異 なる数のビームを発生してもよい。広角度の分散が必要なときには、少数の素子 を有するアレーが使用され、そして比較的細いビームが必要なときには、多数の 素子を有するアレーが使用される。 明らかなように、上記実施形態は、バトラーマトリクス回路から8つの出力を 与えるものとして説明した。実際には、多数の異なるチャンネルがバトラーマト リクスの各出力に同時に出力されることを理解されたい。これらのチャンネルは 、異なる周波数帯域である。異なるタイムスロットのチャンネルも各出力に与え られる。個々の増幅器、プロセッサ、アナログ/デジタルコンバータ、及びデジ タル/アナログコンバータが図示されたが、これらは、実際には、複数の入力及 び出力を有する単一の素子で各々形成されてもよい。 本発明の実施形態は、セルラー通信ネットワーク以外のものにも適用できるこ とが明らかである。例えば、本発明の実施形態は、方向性無線通信を必要とする いかなる環境にも使用することができる。例えば、この技術は、PMR(プライ ベート無線ネットワーク)等に使用することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月22日(1999.2.22) 【補正内容】請求の範囲 1.第1ステーションと第2ステーションとの間で方向性無線通信を行う方法に おいて、 上記第1ステーションにおいて上記第2ステーションからの複数の連続信号 を受信し、これら信号の各々は、複数の異なる方向の少なくとも1つから受信 することができ; 第1ステーションにより第2ステーションから受信した連続信号から複数の 逐次信号の各々に対して少なくとも1つのパラメータの値を決定し;そして 上記第1ステーションから第2ステーションへ送信されるべき信号に対して 少なくとも1つのパラメータの値を選択するという段階を含み、上記第1ステ ーションにより送信されるべき信号の少なくとも1つのパラメータの上記値は 、上記複数の逐次信号の上記少なくとも1つのパラメータの上記決定された値 に基づいて選択され、上記選択段階は、上記複数の逐次信号に重み付けパター ンを適用することを含むことを特徴とする方法。 2.少なくとも1つのパラメータの値を決定する上記段階は、複数の逐次信号の 各々に対し、上記逐次信号が受信される各方向を決定することを含み、そして 上記選択段階は、第1ステーションから第2ステーションへ信号を送信するた めの少なくとも1つの方向を選択することを含み、この少なくとも1つの方向 は、上記複数の逐次信号に対して決定された方向に基づいて選択される請求項 1に記載の方法。 3.少なくとも1つのパラメータの値を決定する上記段階は、上記複数の逐次信 号の各々の強度を決定することを含み、そして上記選択段階は、上記第2ステ ーションへ送信されるべき信号の強度を選択することを含み、この信号の強度 は、上記複数の逐次信号に対して決定された強度に基づいて選択される請求項 1又は2に記載の方法。 4.上記重み付けパターンは、均一の重み付けパターンであり、逐次信号の各々 に等しい重みが与えられる請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 5.上記重み付けパターンは、上記複数の逐次信号のより最近受信した信号に、 それより前に受信した信号より大きな重みが与えられるものである請求項1な いし3のいずれかに記載の方法。 6.上記重み付けパターンは、指数関数的又は直線的に増加する重み付けパター ンである請求項5に記載の方法。 7.無線環境を決定する段階を更に含む請求項1ないし6のいずれかに記載の方 法。 8.上記選択段階は、無線環境に基づいて複数の重み付けパターンの1つを選択 する請求項7に記載の方法。 9.第1ステーションにおいて放射ビームを送信するための複数のビーム方向を 定める段階を備え、上記ビーム方向の各々は個々に選択できる請求項1ないし 8のいずれかに記載の方法。 10.上記第1ステーションは、セルラーネットワークのベーストランシーバステ ーションである請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。 11.上記第2ステーションは、移動ステーションである請求項1ないし10のい ずれかに記載の方法。 12.第2ステーションと方向性無線通信する第1ステーションにおいて、 上記第2ステーションから複数の連続信号を受信するための受信手段を備え 、上記信号の各々は、複数の異なる方向の少なくとも1つから受け取ることが でき、 更に、上記第2ステーションから第1ステーションにより受信された連続信 号から複数の逐次信号の各々に対する少なくとも1つのパラメータの値を決定 するための決定手段と、 上記第1ステーションから第2ステーションへ信号を送信するための送信手 段と、 この送信手段を制御するための制御手段とを備え、この制御手段は、上記送 信手段により送信されるべき信号に対する少なくとも1つのパラメータの値を 選択するように構成され、上記少なくとも1つのパラメータの値は、上記複数 の逐次信号に対して決定された上記少なくとも1つのパラメータの値に基づい て選択され、上記制御手段は、上記複数の逐次信号に重み付けパターンを適用 するように構成されたことを特徴とする第1ステーション。 13.上記決定手段は、複数の逐次信号の各々に対し各々の方向を決定するように 構成され、そして上記制御手段は、送信手段による信号の送信に対して少なく とも1つの方向を選択するように構成され、この少なくとも1つの方向は、上 記複数の逐次信号に対して決定された方向に基づいて選択される請求項12に 記載の第1ステーション。 14.上記決定手段は、上記複数の逐次信号の各々の強度を決定するように構成さ れ、そして制御手段は、送信手段によって送信されるべき信号の強度を選択す るように構成され、信号の強度は、上記複数の逐次信号に対して決定された強 度に基づいて選択される請求項12又は13に記載の第1ステーション。 15.複数の逐次信号の各々に対して上記決定されたパラメータを記憶するための 記憶手段が設けられる請求項12ないし14のいずれかに記載の第1ステーシ ョン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1ステーションと第2ステーションとの間で方向性無線通信を行う方法に おいて、 上記第1ステーションにおいて上記第2ステーションからの複数の連続信号 を受信し、これら信号の各々は、複数の異なる方向の少なくとも1つから受信 することができ; 第1ステーションにより第2ステーションから受信した複数の逐次信号の各 々に対して少なくとも1つのパラメータの値を決定し;そして 上記第1ステーションから第2ステーションへ送信されるべき信号に対して 少なくとも1つのパラメータの値を選択するという段階を含み、上記第1ステ ーションにより送信されるべき信号の少なくとも1つのパラメータの上記値は 、上記複数の逐次信号の上記少なくとも1つのパラメータの上記決定された値 に基づいて選択されることを特徴とする方法。 2.上記決定段階は、複数の逐次信号の各々に対し、上記逐次信号が受信される 各方向を決定することを含み、そして上記選択段階は、第1ステーションから 第2ステーションへ信号を送信するための少なくとも1つの方向を選択するこ とを含み、この少なくとも1つの方向は、上記複数の逐次信号に対して決定さ れた方向に基づいて選択される請求項1に記載の方法。 3.上記決定段階は、上記複数の逐次信号の各々の強度を決定することを含み、 そして上記選択段階は、上記第2ステーションへ送信されるべき信号の強度を 選択することを含み、この信号の強度は、上記複数の逐次信号に対して決定さ れた強度に基づいて選択される請求項1又は2に記載の方法。 4.上記選択段階は、上記複数の逐次信号に重み付けパターンを適用することを 含む請求項1、2又は3に記載の方法。 5.上記重み付けパターンは、均一の重み付けパターンであり、逐次信号の各々 に等しい重みが与えられる請求項4に記載の方法。 6.上記重み付けパターンは、上記複数の逐次信号のより最近受信した信号に、 それより前に受信した信号より大きな重みが与えられるものである請求項4又 は5に記載の方法。 7.上記重み付けパターンは、指数関数的又は直線的に増加する重み付けパター ンである請求項6に記載の方法。 8.上記選択段階は、無線環境に基づいて複数の重み付けパターンの1つを選択 する請求項4ないし7のいずれかに記載の方法。 9.無線環境を決定する段階を更に含む請求項8に記載の方法。 10.第1ステーションにおいて放射ビームを送信するための複数のビーム方向を 定める段階を備え、上記ビーム方向の各々は個々に選択できる請求項1ないし 9のいずれかに記載の方法。 11.上記第1ステーションは、セルラーネットワークのベーストランシーバステ ーションである請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。 12.上記第2ステーションは、移動ステーションである請求項1ないし11のい ずれかに記載の方法。 13.第2ステーションと方向性無線通信する第1ステーションにおいて、 上記第2ステーションから複数の連続信号を受信するための受信手段を備え 、上記信号の各々は、複数の異なる方向の少なくとも1つから受け取ることが でき、 更に、上記第2ステーションから第1ステーションにより受信された複数の 逐次信号の各々に対する少なくとも1つのパラメータの値を決定するための決 定手段と、 上記第1ステーションから第2ステーションへ信号を送信するための送信手 段と、 この送信手段を制御するための制御手段とを備え、この制御手段は、上記送 信手段により送信されるべき信号に対する少なくとも1つのパラメータの値を 選択するように構成され、上記少なくとも1つのパラメータの値は、上記複数 の逐次信号に対して決定された上記少なくとも1つのパラメータの値に基づい て選択されることを特徴とする第1ステーション。 14.上記決定手段は、複数の逐次信号の各々に対し各々の方向を決定するように 構成され、そして上記制御手段は、送信手段による信号の送信に対して少なく とも1つの方向を選択するように構成され、この少なくとも1つの方向は、上 記複数の逐次信号に対して決定された方向に基づいて選択される請求項13に 記載の第1ステーション。 15.上記決定手段は、上記複数の逐次信号の各々の強度を決定するように構成さ れ、そして制御手段は、送信手段によって送信されるべき信号の強度を選択す るように構成され、信号の強度は、上記複数の逐次信号に対して決定された強 度に基づいて選択される請求項13又は14に記載の第1ステーション。 16.上記制御手段は、上記複数の逐次信号に重み付けパターンを適用するように 構成される請求項13、14又は15に記載の第1ステーション。 17.複数の逐次信号の各々に対して決定された上記パラメータを記憶するための 記憶手段が設けられる請求項13ないし16のいずれかに記載の第1ステーシ ョン。
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