JP2001324650A - フェルール - Google Patents
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Abstract
ることが可能で、ファイバとの十分な接着強度が得られ
る挿着孔を有し、温度変動に伴う接続ロスの変動を抑え
ることが可能なフェルールを提供する。 【解決手段】 相手方のフェルールに対して位置決めす
るためのガイドピンを挿通する2本のピン孔10aと、ピ
ン孔の間に所定ピッチで配列形成され、光ファイバを挿
着する複数の挿着孔Hとが設けられたフェルール10。各
挿着孔Hが、少なくとも光ファイバを案内するガイド孔
10dと、ガイド孔とつながり、光ファイバの先端が収容
されるファイバ孔10cと、ガイド孔10dとつながり、フ
ェルール内に光ファイバを導入する導入孔10eを有し、
ガイド孔10dと導入孔10eとの連結部分はテーパ状に形
成され、導入孔10eは、複数の被覆部を導入する共通の
導入孔として形成されている。
Description
ファイバ相互の接続部や光半導体等の光モジュールの接
続部で使用される多心コネクタ、特にMTコネクタ用の
フェルールに関する。
ファイバ相互の接続に用いられる多心コネクタ用のフェ
ルールは、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂によって成型さ
れている。例えば、図8に示すフェルール1は、同一構
造の他のフェルールに対して位置決めするためのガイド
ピンを挿通する2本のピン孔1aと、ピン孔1aの間に
所定ピッチで配列形成され、突合せ端面1bに開口し、
光ファイバを挿着する2本のファイバ孔1cとが設けら
れている。そして、フェルール1は、図9に示すよう
に、後端面に開口する矩形孔1dが、略中央には矩形孔
1dと直交し、フェルール1の上面に開口する窓孔1e
が、それぞれ設けられている。このとき、フェルール1
は、ファイバ孔1cと窓孔1eとの間にガイド孔1f
が、ガイド孔1fに隣接してU溝1gが、それぞれ形成
されている。
光ファイバ、例えば、各心線ごとに分離したテープファ
イバの光ファイバ心線を挿入し、各光ファイバ心線をU
溝1g及びガイド孔1fを経てファイバ孔1cに挿通
し、窓孔1eから注入する接着剤によって各光ファイバ
心線を固定して多心コネクタに組み上げられる。このと
き、テープファイバは、フェルール1の後部に挿入する
ブーツによって、フェルール1からの延出部分が保護さ
れる。
9に示す従来のフェルール1は、矩形孔1dの略中央に
段差部S1,S2が存在する。このため、フェルール1
は、光コネクタの組立に際して、光ファイバを矩形孔1
dからU溝1g及びガイド孔1fを経てファイバ孔1c
に挿通するときに、光ファイバが段差部S1,S2に引っ
掛かり易く、作業性が悪いうえ、最悪の場合には光ファ
イバを折損してしまうという問題があった。
窓孔1eの占める容積が大きいので、フェルール1に充
填される接着剤量が増え、その結果、温度変動時に接続
ロスも変動するという問題があった。本発明は上述の点
に鑑みてなされたもので、光ファイバを折損することな
く容易に挿通することが可能で、ファイバとの十分な接
着強度が得られる挿着孔を有し、温度変動に伴う接続ロ
スの変動を抑えることが可能なフェルールを提供するこ
とを目的とする。
め、本発明の請求項1に係るフェルールは、相手方のフ
ェルールに対して位置決めするためのガイドピンを挿通
する2本のピン孔と、前記2本のピン孔の中心軸線を含
む平面内に中心軸線を有し、前記ピン孔の間に所定ピッ
チで配列形成され、光ファイバを挿着する複数の挿着孔
とが設けられており、前記各挿着孔は、少なくとも前記
光ファイバを案内するガイド孔と、当該ガイド孔とつな
がり、前記光ファイバの先端が収容されるファイバ孔
と、前記ガイド孔とつながり、当該フェルール内に前記
光ファイバを導入する導入孔とを有し、前記ガイド孔と
前記導入孔との連結部分はテーパ状に形成され、前記導
入孔が個々の光ファイバの被覆部を夫々導入するように
形成されている。
テーパ部に沿って抵抗なく挿通されるので、ファイバ挿
入の作業性が向上すると共に光ファイバの破損を防止す
る。又、フェルールの使用環境における温度変化に伴っ
て、接続ロスが変動するのを防止する。又、ファイバの
各芯線毎に所定の導入孔に確実に挿入することができ
る。又、夫々、別個に導入孔が形成されているので、フ
ァイバ挿入時の調心作用に優れる。導入孔が端面視略円
形に形成されていれば、より一層の調心作用を得ること
ができる。
は、請求項1に記載のフェルールにおいて、導入孔が複
数の被覆部を導入する共通の導入孔として形成されてお
り、この導入孔には被覆部配列方向における被覆部の移
動を規制する移動規制手段が備わっている。導入孔に移
動規制手段が形成されているので、光ファイバを所定の
導入孔に確実に挿入することができる。
ルは、請求項2に記載のフェルールにおいて、移動規制
手段が凸部からなり、前記移動規制手段における前記導
入孔の、被覆部配列方向と直交する方向の幅は、前記被
覆部の直径よりも小さい。導入孔に挿入された被覆部が
被覆部配列方向に不必要に移動するのを確実に防止す
る。
は、請求項1に記載のフェルールにおいて、導入孔の開
口部に光ファイバ固定用接着剤の溜め部が形成されてい
る。溜め部が形成されていることで、接着剤の注入がし
易い。又、光ファイバ挿入の際に挿着孔において接着剤
が逆流しても、接着剤がフェルールから光ファイバを伝
わって流出するのを防止する。
は、請求項4に記載のフェルールにおいて、溜め部開口
部の、被覆部配列方向と直交する方向の幅が、当該開口
部の被覆部配列方向の幅よりも大きい。ピン孔と溜め部
との間の厚みを強度的に十分に確保しつつ、限定された
ピン孔間でできる限り大きな溜め部を形成することがで
きる。
は、請求項1に記載のフェルールにおいて、ガイド孔と
導入孔とは一連続のテーパ状に形成されている。ガイド
孔と導入孔とが一連続のテーパ状に形成されていること
でも、光ファイバの先端が導入孔からガイド孔にそのテ
ーパ部に沿って抵抗なく挿通される。従って、ファイバ
挿入の作業性が向上すると共に挿入時の光ファイバの破
損を防止する。
化に伴って、接続ロスが変動するのを防止する。
一実施形態を図1乃至図7に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1の実施形態に係るフェルール10は、エポキ
シ樹脂等の熱硬化性樹脂や液晶ポリマー,ポリフェニレ
ンサルファイド(PPS)等の熱可塑性樹脂から成型さ
れ、図1及び図2に示すように、同一構造の他のフェル
ールに対して位置決めするためのガイドピンを挿通する
2本のピン孔10aと、2本のピン孔10aの間に所定
ピッチで配列形成された挿入孔Hとが設けられている。
尚、挿入孔Hは、一端が突合せ端面10bに、他端が後
端面に形成された接着剤溜め部10hの底部にそれぞれ
開口し、光ファイバ挿通後に光ファイバをフェルール1
0に接着剤で固定するようになっている。又、挿入孔H
の中心軸線15a,15bとピン孔10aの中心軸線1
6a,16bとが同一平面を形成するように、挿入孔H
が配置されている(図3参照)。
明する他の各実施形態においても、前記合成樹脂を用い
て成型される。各挿着孔Hは、孔中心が同一なファイバ
孔10c、ガイド孔10d及び導入孔10eを有し、フ
ァイバ孔10cとガイド孔10d及びガイド孔10dと
導入孔10eとの間には、テーパ状に形成した案内部1
0f,10gが設けられている。
れている。即ち、図3に示すように、各挿着孔Hの導入
孔10e間には、厚さZの隔壁が形成されている。これ
によって、光ファイバを各芯線毎に所定の導入孔に確実
に挿入することができる。又、夫々、端面視略円形の導
入孔が別個に形成されているので、光ファイバ挿入時の
調心作用に特に優れる。
バ心線5(図4参照)から被覆5bを除去した裸ファイ
バ5aの直径よりも僅かに大きな直径に形成され、突合
せ端面10bに開口している。ガイド孔10dは、ファ
イバ孔10cよりも大きな直径を有し、フェルール1の
後部から導入孔10eに挿通された光ファイバをファイ
バ孔10cへと案内する。導入孔10eは、ガイド孔1
0dよりも大きな直径を有し、光ファイバ心線をフェル
ール10内へ導入する。案内部10f,10gは、テー
パ状に形成されており、導入孔10eに挿通された光フ
ァイバを、これとつながる孔との境で引っ掛かることが
ないように円滑にガイド孔10dやファイバ孔10cへ
と案内する。
10eの配列方向、即ち挿入される光ファイバの被覆部
配列方向(図3におけるP方向)の幅(図2(a)の
X)よりも、被覆部配列方向と直交する方向(図3にお
けるQ方向)の幅(図2(b)のY)が大きくなるよう
に形成されている。溜め部10hは、接着剤を各挿着孔
Hに注入し易くすると共に、光ファイバ挿入後に接着剤
がフェルール10から光ファイバを伝わって流れ出すの
を防止するためのものである。
長い方が好ましい。これは、挿通する裸光ファイバ5a
(図4参照)との間に接着剤がある程度の量存在するこ
とで、引き抜き力に対する強度の増大に寄与するからで
ある。しかし、フェルール10で用いる接着剤は、JI
S C 5961,8.2(IEC 61300−2−
22)で規定するヒートサイクル試験やJIS C 5
961,8.4(IEC 61300−2−21)で規
定する湿熱試験等において、フェルール10を構成する
合成樹脂と比べて線膨張係数が相違する。これに加え
て、接着剤は、吸湿性が高いという特性を有するうえ、
気泡を巻き込み易い。このため、フェルール10は、使
用環境における温度変動に伴って接続ロスの変動が生じ
易くなる。
前記引き抜き力に対する強度が19.6Nという条件を
満たし、前記ヒートサイクル試験や湿熱試験で接続ロス
の変動が0.2dB以下となるために、ガイド孔10dの
寸法条件は以下のようになるのが好ましい。即ち、ガイ
ド孔10dは、フィラー無しの接着剤またはフィラーの
平均粒径が10μm以下で、最大粒径が20μm以下の
接着剤を使用したとき、図2(b)に示すように、ファ
イバ孔10cの直径をDf(mm)、導入孔10eの直径
をDin(mm)、ファイバ孔10cの長さをLfとする
と、ガイド孔10dの直径D(mm)及び長さLgを、次
式の関係に設定するのが良い。 (Df+0.06)<D<(Din−0.2) Lf≦Lg≦2Lf
無しの接着剤またはフィラーの平均粒径が10μm以下
で、最大粒径が20μm以下の接着剤を使用するとき、
ファイバ孔10cの直径をDf=0.126(mm)、導入
孔10eの直径をDin=0.65(mm)、ファイバ孔10
cの長さをLf=1.6(mm)、ガイド孔10dの直径
をD=0.25(mm)及び長さをLg=2(mm)にそれ
ぞれ設定し、2本のファイバ孔10cのピッチPはP=
0.75(mm)とすることが考えられる。
(図4参照)との間の隙間に接着剤が充填されるが、フ
ィラーを含む接着剤を使用したとき、この隙間はフィラ
ーの最大粒径よりも0.01mm以上あることが望まし
い。以上のように構成されるフェルール10は、以下の
ようにして光ファイバを挿着して多心コネクタに組み上
げられる。
から適量の熱硬化性接着剤を供給し、突合せ端面10b
に開口した各ファイバ孔10cから接着剤を吸引する。
これにより、接着剤が、フェルール10の各挿着孔H全
体、即ちファイバ孔10c、ガイド孔10d、及び導入
孔10eに充填される。尚、溜め部の、被覆部配列方向
の幅Xよりも被覆部配列方向と直交する方向の幅Yが大
きいので、挿着孔への接着剤の注入を容易に行なうこと
ができる。
c及びガイド孔10dの長さに相当する分の被覆5bを
先端側から除去し、裸ファイバ5aを露出させた光ファ
イバ心線5を、後部の導入孔10eから挿通する。そし
て、裸ファイバ5aの先端が突合せ端面10bから僅か
に突出した状態で接着剤を加熱硬化させる。このとき、
フェルール10は、光ファイバ心線5を各挿着孔Hに挿
通する際、ガイド孔10dと導入孔10eとの間の案内
部10gに光ファイバ心線5の被覆5bの端部が接触
し、光ファイバ心線5が一時的にストップする。この
際、光ファイバ心線5を挿着孔H内で数回軸方向へ僅か
に往復動させることにより、ガイド孔10d内に満たさ
れる前記接着剤の量を一定にすることができる。又、こ
の動作によって、ファイバ孔10cと裸ファイバ5aと
の間にも前記接着剤が入り込むことができる。
線5を折損することなく光ファイバを容易に挿通するこ
とができ且つ光ファイバ心線5との十分な接着強度が得
られる挿着孔Hを有し、温度変動に伴う接続ロスの変動
を抑えることができる。又、溜め部10hが形成されて
いるので、光ファイバを挿入することによって挿着孔に
おいて接着剤の逆流が生じても、これによって導入孔開
口部から流出した接着剤は溜め部10hに留まり、フェ
ルール10から不必要に流出することがない。
部配列方向の幅Xよりも被覆部配列方向と直交する方向
の幅Yが大きいので、ピン孔10aと溜め部10hとの
間の厚さを強度的に十分に確保しつつ、限定された間隔
のピン孔間で大きな溜め部を形成することができ、上述
のようなフェルール10の流出を確実に防止する。フェ
ルール10は、光ファイバ心線5を挿着孔Hに挿着して
多心コネクタに組み上げたときに、フェルール10の後
部に挿入するブーツ(図示せず)によって、フェルール
10から延出する光ファイバ心線5の部分が保護され
る。
はなく、図5に示すように、導入孔を複数の被覆部を導
入する共通の導入孔10pとして形成し、導入孔10p
に被覆部配列方向における被覆部の移動を規制する凸部
(移動規制手段)10qを備えるようにしても良い。凸
部10qが形成されていることで、導入孔を別個に形成
するのと同様に光ファイバを所定の導入孔に確実に挿入
することができる。
ルールを図6(a),(b)に基づいて詳細に説明す
る。第2の実施形態に係るフェルール12は、ガイドピ
ンを挿通する2本のピン孔12aと、2本のピン孔12
aの間に所定ピッチで配列形成され、一端が突合せ端面
12bに、他端が後端面に、それぞれ開口し、光ファイ
バを挿通して接着剤で固定する2本のそれぞれ独立した
挿着孔Hとが設けられている。
12c、ガイド孔12d及び導入孔12eを有してい
る。このとき、ガイド孔12dは、導入孔12e側から
ファイバ孔12cに向かって徐々に縮径するように形成
され、ファイバ孔12cとの間には、テーパ状に形成し
た案内部12fが設けられている。即ち、ガイド孔12
dと導入孔12eとは一連続のテーパ状に形成されてい
る。
12dが導入孔12e側からファイバ孔12cに向かっ
て徐々に縮径するようにテーパ状に形成されている。
尚、フェルール12は、各挿着孔Hが第1の実施形態の
挿着孔Hと同一の関係式を満たすように形成するのが好
ましい。これによって、フェルール12は、各挿着孔H
に光ファイバ心線を挿着して多心コネクタに組み上げる
ときに、フェルール10における効果に加えて、フェル
ール10に比べて光ファイバ心線が一層挿通し易くな
り、組立性がより一層向上する。このとき、ガイド孔1
2dの直径は、平均直径(D+Din)/2(mm)を言う
ものとする。
フェルール14のように、ガイドピンを挿通する2本の
ピン孔14aと、2本のピン孔14aの間に所定ピッチ
で配列形成され、一端が突合せ端面14bに、他端が後
端面に、それぞれ開口し、光ファイバを挿通して接着剤
で固定する2本のそれぞれ独立した挿着孔Hとを設けて
もよい。
14c、ガイド孔14d及び導入孔14eを有してい
る。このとき、ガイド孔14dは、導入孔14e側から
ファイバ孔14cに向かって徐々に縮径するようにテー
パ状に形成されている。従って、フェルール14は、フ
ァイバ孔14cとガイド孔14dとの間に、フェルール
12と同様に、テーパ状に形成した案内部を設け、ファ
イバ孔14cの直径、導入孔14eの直径、ファイバ孔
14cの長さ、ガイド孔14dの直径及び長さを第1の
実施形態の挿着孔Hと同一の関係式を満たすように形成
するのが好ましい。これによって、フェルール14は、
各挿着孔Hに光ファイバ心線を挿着して多心コネクタに
組み上げるときに、フェルール10における効果に加え
て、フェルール10に比べて光ファイバ心線が一層挿通
し易くなり、組立性がより一層向上する。このとき、ガ
イド孔14dは、直径については平均直径(Df+Din)
/2(mm)を言うものとする。
1に係るフェルールは、光ファイバの先端が導入孔から
ガイド孔にテーパ部に沿って抵抗なく挿通されるので、
ファイバ挿入の作業性が向上すると共に光ファイバの破
損を防止する。又、フェルールの使用環境における温度
変化に伴って、接続ロスが変動するのを防止する。
ので、ファイバの各芯線毎に所定の導入孔に確実に挿入
することができる。又、ファイバ挿入時の調心作用に優
れる。又、本発明の請求項2及び請求項3に記載のフェ
ルールは、導入孔に移動規制手段が形成されているの
で、光ファイバを所定の導入孔に確実に挿入することが
できる。
は、導入孔の開口部に光ファイバ固定用接着剤の溜め部
が形成されているので、接着剤の注入がし易い。又、光
ファイバ挿入時に挿着孔において接着剤が逆流しても、
フェルールから接着剤が光ファイバを伝わって流出する
ことがない。又、本発明の請求項5に記載のフェルール
は、溜め部開口部の、被覆部配列方向と直交する方向の
幅が、当該開口部の被覆部配列方向の幅よりも大きいの
で、ピン孔と溜め部との間の厚さを強度的に十分に確保
しつつ、限定されたピン孔間でできる限り大きな溜め部
を形成することができる。
は、ガイド孔と導入孔とが一連続のテーパ状に形成され
ていることで、光ファイバの先端が導入孔からガイド孔
にテーパ部に沿って抵抗なく挿通される。従って、ファ
イバ挿入の作業性が向上すると共に光ファイバの破損を
防止する。又、フェルールの使用環境における温度変化
に伴って、接続ロスが変動するのを防止する。
示す斜視図である。
(b)である。
である。
を示す縦断面図である。
3に対応する図である。
示す平面図(a)と縦断面図(b)である。
す断面平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 相手方のフェルールに対して位置決めす
るためのガイドピンを挿通する2本のピン孔と、前記2
本のピン孔の中心軸線を含む平面内に中心軸線を有し、
前記ピン孔の間に所定ピッチで配列形成され、光ファイ
バを挿着する複数の挿着孔とが設けられたフェルールに
おいて、 前記各挿着孔が、少なくとも前記光ファイバを案内する
ガイド孔と、当該ガイド孔とつながり、前記光ファイバ
の先端が収容されるファイバ孔と、前記ガイド孔とつな
がり、当該フェルール内に前記光ファイバを導入する導
入孔とを有し、前記ガイド孔と前記導入孔との連結部分
はテーパ状に形成され、前記導入孔は、個々の光ファイ
バの被覆部を夫々導入するように形成されていることを
特徴とするフェルール。 - 【請求項2】 前記導入孔は、複数の被覆部を導入する
共通の導入孔として形成され、当該導入孔には、被覆部
配列方向における被覆部の移動を規制する移動規制手段
が備わっていることを特徴とする、請求項1に記載のフ
ェルール。 - 【請求項3】 前記移動規制手段は凸部からなり、前記
移動規制手段における前記導入孔の、被覆部配列方向と
直交する方向の幅は、前記被覆部の直径よりも小さいこ
とを特徴とする、請求項2に記載のフェルール。 - 【請求項4】 前記導入孔の開口部には、光ファイバ固
定用接着剤の溜め部が形成されていることを特徴とす
る、請求項1に記載のフェルール。 - 【請求項5】 前記溜め部の開口部は、被覆部配列方向
と直交する方向の幅が、当該開口部の被覆部配列方向の
幅よりも大きいことを特徴とする、請求項4に記載のフ
ェルール。 - 【請求項6】 前記ガイド孔と前記導入孔とは一連続の
テーパ状に形成されていることを特徴とする、請求項1
に記載のフェルール。
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