JP2001319954A - 集束イオンビームによる試料の加工方法 - Google Patents
集束イオンビームによる試料の加工方法Info
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- JP2001319954A JP2001319954A JP2000134988A JP2000134988A JP2001319954A JP 2001319954 A JP2001319954 A JP 2001319954A JP 2000134988 A JP2000134988 A JP 2000134988A JP 2000134988 A JP2000134988 A JP 2000134988A JP 2001319954 A JP2001319954 A JP 2001319954A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 集束イオンビーム(FIB)を用いてSi単
結晶ウェハ表層部における欠陥箇所を解析するための試
料を加工する際に、走査イオン顕微鏡像(SIM像)観
察時のGaイオンビーム照射による損傷層形成、Ga混
入等のSi単結晶ウェハ表面状態の変動を防止し、Si
単結晶ウェハ表層部の欠陥箇所を正常に解析することを
可能にする。 【解決手段】 FIBを用いてSi単結晶ウェハ表層部
における欠陥箇所を、形状観察および組成分析等により
解析する試料を加工する際に、Si単結晶ウェハ表面に
保護膜を予め塗布してから、所望の観察箇所のSIM像
観察、FIB加工を行い、その後、前記保護膜をHF等
で除去することにより、FIBによる損傷層形成、Ga
混入等のSi単結晶ウェハ表面状態の変動を防止する。
結晶ウェハ表層部における欠陥箇所を解析するための試
料を加工する際に、走査イオン顕微鏡像(SIM像)観
察時のGaイオンビーム照射による損傷層形成、Ga混
入等のSi単結晶ウェハ表面状態の変動を防止し、Si
単結晶ウェハ表層部の欠陥箇所を正常に解析することを
可能にする。 【解決手段】 FIBを用いてSi単結晶ウェハ表層部
における欠陥箇所を、形状観察および組成分析等により
解析する試料を加工する際に、Si単結晶ウェハ表面に
保護膜を予め塗布してから、所望の観察箇所のSIM像
観察、FIB加工を行い、その後、前記保護膜をHF等
で除去することにより、FIBによる損傷層形成、Ga
混入等のSi単結晶ウェハ表面状態の変動を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン単結晶ウ
ェハ表層部における欠陥箇所を解析するための試料を集
束イオンビームを用いて加工する方法に関するものであ
る。
ェハ表層部における欠陥箇所を解析するための試料を集
束イオンビームを用いて加工する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化および高性能化に伴
い、COP(Crystal Originated Particle)や転位に代
表されるシリコン(Si)単結晶ウェハ表層部の微小欠
陥のデバイス特性への影響が顕在化し、これらの発生機
構の解明および低減技術が要求されている。Si単結晶
ウェハ表層部における欠陥箇所の代表的な解析手法とし
て、走査型電子顕微鏡(以下SEMと略記)、透過型電
子顕微鏡(以下TEMと略記)、原子間力顕微鏡(以下
AFMと略記)による形状観察、二次イオン質量分析法
(以下SIMSと略記)による不純物濃度プロファイル
測定、エネルギー分散型X線分光(以下EDXと略
記)、オージェ電子分光(以下AESと略記)による組
成分析等がある。これらの手法を用いて、Si単結晶ウ
ェハ表層部における欠陥箇所を解析する際には、集束イ
オンビーム(以下FIBと略記)を用いると、特定箇所
についての断面観察およびその試料加工を容易に行うこ
とができる。この方法に関しては、例えば特開平5−1
5981号公報などに記載されている。
い、COP(Crystal Originated Particle)や転位に代
表されるシリコン(Si)単結晶ウェハ表層部の微小欠
陥のデバイス特性への影響が顕在化し、これらの発生機
構の解明および低減技術が要求されている。Si単結晶
ウェハ表層部における欠陥箇所の代表的な解析手法とし
て、走査型電子顕微鏡(以下SEMと略記)、透過型電
子顕微鏡(以下TEMと略記)、原子間力顕微鏡(以下
AFMと略記)による形状観察、二次イオン質量分析法
(以下SIMSと略記)による不純物濃度プロファイル
測定、エネルギー分散型X線分光(以下EDXと略
記)、オージェ電子分光(以下AESと略記)による組
成分析等がある。これらの手法を用いて、Si単結晶ウ
ェハ表層部における欠陥箇所を解析する際には、集束イ
オンビーム(以下FIBと略記)を用いると、特定箇所
についての断面観察およびその試料加工を容易に行うこ
とができる。この方法に関しては、例えば特開平5−1
5981号公報などに記載されている。
【0003】上記の従来方法によると、試料表面に所望
の観察位置を規定できるマークをFIBで加工した後、
斜め方向からの断面観察を可能とする窓孔を角孔加工す
ることにより、半導体デバイス等の断面を精度良く得る
ことができる。同様に、TEMを用いて半導体デバイス
の不良箇所、シリコン単結晶ウェハにおける結晶欠陥等
の断面を観察する場合も、FIBを用いることによっ
て、所望の観察位置の薄膜試料を作製することができ
る。尚、FIBを用いた断面TEM観察試料作製方法に
関しては、Transmission Electron Microscope Sample
Preparation Usinga Focused Ion Beam(J.Electron Mic
rosc.43,pp.322 〜326, 1994)に報告されている。
の観察位置を規定できるマークをFIBで加工した後、
斜め方向からの断面観察を可能とする窓孔を角孔加工す
ることにより、半導体デバイス等の断面を精度良く得る
ことができる。同様に、TEMを用いて半導体デバイス
の不良箇所、シリコン単結晶ウェハにおける結晶欠陥等
の断面を観察する場合も、FIBを用いることによっ
て、所望の観察位置の薄膜試料を作製することができ
る。尚、FIBを用いた断面TEM観察試料作製方法に
関しては、Transmission Electron Microscope Sample
Preparation Usinga Focused Ion Beam(J.Electron Mic
rosc.43,pp.322 〜326, 1994)に報告されている。
【0004】また、FIBを用いると、EDX、AES
等の解析装置、もしくはTEM観察試料を精密加工する
際に使用するダイシングソー等の試料加工装置で、所望
の欠陥位置を判別するためのマークを容易に且つ精度良
く形成することができる。FIBに用いられるイオンビ
ームは、通常、加速電圧30keV 程度のガリウム(G
a)イオンビームであり、アパーチャの切り替えや、集
束レンズ、対物レンズ等のレンズ条件の変更等により、
集束イオンビームは、ビーム電流が数十pA程度の小電流
ビームから、数十nA程度の大電流ビームに切り替えるこ
とができる。Gaイオンビームで試料上を走査すること
により、イオンスパッタリングによる加工や、試料より
放出される二次電子による走査イオン顕微鏡像(以下S
IM像と略記)を用いて、試料表面の形状観察を行うこ
とができる。
等の解析装置、もしくはTEM観察試料を精密加工する
際に使用するダイシングソー等の試料加工装置で、所望
の欠陥位置を判別するためのマークを容易に且つ精度良
く形成することができる。FIBに用いられるイオンビ
ームは、通常、加速電圧30keV 程度のガリウム(G
a)イオンビームであり、アパーチャの切り替えや、集
束レンズ、対物レンズ等のレンズ条件の変更等により、
集束イオンビームは、ビーム電流が数十pA程度の小電流
ビームから、数十nA程度の大電流ビームに切り替えるこ
とができる。Gaイオンビームで試料上を走査すること
により、イオンスパッタリングによる加工や、試料より
放出される二次電子による走査イオン顕微鏡像(以下S
IM像と略記)を用いて、試料表面の形状観察を行うこ
とができる。
【0005】従来のFIBを用いてSi単結晶ウェハの
欠陥箇所を解析する試料を加工する手順を、図面を参照
しながら以下に説明する。図4(a)(b)は欠陥部2
を含むSi単結晶ウェハ1を表面から見た図である。ま
ず、FIB装置中でシリコン単結晶ウェハ表面のSIM
像を観察しながら、所望の観察箇所近傍に試料を移動さ
せる。次に、SIM像上でFIB加工領域7を設定し、
その領域をGaイオンビームで走査して、シリコン単結
晶ウェハ表面を断面観察およびマーク判別が可能な深さ
だけエッチングすることにより、特定箇所についての断
面観察試料、および装置中で欠陥位置を判別するための
マークを加工していた。
欠陥箇所を解析する試料を加工する手順を、図面を参照
しながら以下に説明する。図4(a)(b)は欠陥部2
を含むSi単結晶ウェハ1を表面から見た図である。ま
ず、FIB装置中でシリコン単結晶ウェハ表面のSIM
像を観察しながら、所望の観察箇所近傍に試料を移動さ
せる。次に、SIM像上でFIB加工領域7を設定し、
その領域をGaイオンビームで走査して、シリコン単結
晶ウェハ表面を断面観察およびマーク判別が可能な深さ
だけエッチングすることにより、特定箇所についての断
面観察試料、および装置中で欠陥位置を判別するための
マークを加工していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のSi単結晶ウェ
ハ表層部における欠陥箇所を解析する試料を、FIBを
用いて加工する方法では、試料を所望の加工位置近傍に
移動させる際のSIM像観察時に、加速電圧30keV 程
度のGaイオンビームがSi単結晶ウェハ表面に照射さ
れる。これにより、試料上の原子がスパッタされて、S
i単結晶表面が損傷を受ける。図2は加速電圧30keV
のGaイオンビームをSi表面に照射した場合の、Ga
イオンの分布をモンテカルロ法によるシミュレーション
で計算したものである。これより、SIM像観察時にS
i単結晶ウェハの表層から約50nmの領域が、Gaイオ
ンビームにより損傷を受けることがわかる。その結果、
シリコン単結晶の表層から約50nm程度が非晶質化し、
例えば、転位や積層欠陥といった単結晶中の結晶欠陥で
あれば、観察対象となる欠陥が試料作製途中で消失して
しまう。そのため、シリコン単結晶ウェハ表層に発生す
る欠陥のTEM等を用いた正常な実態観察が困難になる
という問題があった。
ハ表層部における欠陥箇所を解析する試料を、FIBを
用いて加工する方法では、試料を所望の加工位置近傍に
移動させる際のSIM像観察時に、加速電圧30keV 程
度のGaイオンビームがSi単結晶ウェハ表面に照射さ
れる。これにより、試料上の原子がスパッタされて、S
i単結晶表面が損傷を受ける。図2は加速電圧30keV
のGaイオンビームをSi表面に照射した場合の、Ga
イオンの分布をモンテカルロ法によるシミュレーション
で計算したものである。これより、SIM像観察時にS
i単結晶ウェハの表層から約50nmの領域が、Gaイオ
ンビームにより損傷を受けることがわかる。その結果、
シリコン単結晶の表層から約50nm程度が非晶質化し、
例えば、転位や積層欠陥といった単結晶中の結晶欠陥で
あれば、観察対象となる欠陥が試料作製途中で消失して
しまう。そのため、シリコン単結晶ウェハ表層に発生す
る欠陥のTEM等を用いた正常な実態観察が困難になる
という問題があった。
【0007】これを防止するために、FIB装置に装備
されている成膜装置を用いて、結晶欠陥位置上に予めタ
ングステン(W)などの保護膜を形成する方法が取られ
ている。この成膜方法は、成膜領域をFIB装置で指定
し、その領域をGaイオンビームで繰り返し走査するこ
とによりW膜を形成する。その際、シリコン単結晶ウェ
ハ表面のSIM像を観察して成膜領域を探すため、シリ
コン単結晶ウェハ上に直接30keV 程度のGaイオンビ
ームを照射した場合と同様に、シリコン単結晶ウェハ表
層部が損傷を受けてしまう。
されている成膜装置を用いて、結晶欠陥位置上に予めタ
ングステン(W)などの保護膜を形成する方法が取られ
ている。この成膜方法は、成膜領域をFIB装置で指定
し、その領域をGaイオンビームで繰り返し走査するこ
とによりW膜を形成する。その際、シリコン単結晶ウェ
ハ表面のSIM像を観察して成膜領域を探すため、シリ
コン単結晶ウェハ上に直接30keV 程度のGaイオンビ
ームを照射した場合と同様に、シリコン単結晶ウェハ表
層部が損傷を受けてしまう。
【0008】また、特開平10−283971号公報に
おいて、SIM像観察時と加工時で、異なったGaイオ
ンビームの加速電圧を設定する方法が提案されている。
しかしながら、上記方法でも、十分な解像度のSIM像
を得るためには、Gaイオンビームを25kV〜35kVの
加速電圧で試料表面に照射する必要があるため、FIB
による試料表層部の損傷層の形成を完全に防止すること
はできない。また、試料表面のSIM像観察領域にイオ
ン源であるGaが混入するため、試料表層部の化学組成
が変化してしまい、シリコン単結晶ウェハ表層に発生す
る欠陥のEDXやAESを用いた正確な組成分析が困難
になるという問題もあった。
おいて、SIM像観察時と加工時で、異なったGaイオ
ンビームの加速電圧を設定する方法が提案されている。
しかしながら、上記方法でも、十分な解像度のSIM像
を得るためには、Gaイオンビームを25kV〜35kVの
加速電圧で試料表面に照射する必要があるため、FIB
による試料表層部の損傷層の形成を完全に防止すること
はできない。また、試料表面のSIM像観察領域にイオ
ン源であるGaが混入するため、試料表層部の化学組成
が変化してしまい、シリコン単結晶ウェハ表層に発生す
る欠陥のEDXやAESを用いた正確な組成分析が困難
になるという問題もあった。
【0009】本発明の目的は、前記従来技術では不可能
であった、シリコン単結晶ウェハ表層部の欠陥解析を可
能にするためのFIBを用いた試料加工方法を提供する
ものである。
であった、シリコン単結晶ウェハ表層部の欠陥解析を可
能にするためのFIBを用いた試料加工方法を提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、FIBを用い
てSi単結晶ウェハ表層部における欠陥箇所を形状観
察、および組成分析等により解析する試料を加工する際
に、加工領域を設定するためのSIM像観察を行う前
に、保護膜として、Gaイオンビームによる試料損傷に
対して、遮蔽効果を有し、かつSi単結晶ウェハ表面に
損傷を与えることなく除去することが可能な薄膜をSi
単結晶ウェハ表面に予め形成することにより、FIBに
よる試料表面状態の変動を防止し、Si単結晶ウェハ表
層部における欠陥箇所の正常な解析を実現するものであ
る。
てSi単結晶ウェハ表層部における欠陥箇所を形状観
察、および組成分析等により解析する試料を加工する際
に、加工領域を設定するためのSIM像観察を行う前
に、保護膜として、Gaイオンビームによる試料損傷に
対して、遮蔽効果を有し、かつSi単結晶ウェハ表面に
損傷を与えることなく除去することが可能な薄膜をSi
単結晶ウェハ表面に予め形成することにより、FIBに
よる試料表面状態の変動を防止し、Si単結晶ウェハ表
層部における欠陥箇所の正常な解析を実現するものであ
る。
【0011】保護膜の膜種は、Si単結晶ウェハ表層部
に影響を及ぼさない成膜方法で形成でき、かつ、Si単
結晶ウェハ表面に損傷を与えることなく除去することが
可能である必要がある。代表的な膜種としては、シリカ
系塗布液を塗布することにより形成するシリコン酸化膜
(SiOx )、蒸着により形成する白金パラジウム(P
t−Pd)膜等がある。
に影響を及ぼさない成膜方法で形成でき、かつ、Si単
結晶ウェハ表面に損傷を与えることなく除去することが
可能である必要がある。代表的な膜種としては、シリカ
系塗布液を塗布することにより形成するシリコン酸化膜
(SiOx )、蒸着により形成する白金パラジウム(P
t−Pd)膜等がある。
【0012】シリカ系塗布液(以後SOG膜と略記)は
シラノール[RnSi(OH)4-n]を有機溶剤(アル
コール、エステル、ケトン)に溶解したものである。S
OG膜は、スピンコーター等を用いて塗布した後、20
0℃程度の熱処理を施すことにより、試料表面上に容易
にシリコン酸化膜(SiOx )を形成することができ
る。
シラノール[RnSi(OH)4-n]を有機溶剤(アル
コール、エステル、ケトン)に溶解したものである。S
OG膜は、スピンコーター等を用いて塗布した後、20
0℃程度の熱処理を施すことにより、試料表面上に容易
にシリコン酸化膜(SiOx )を形成することができ
る。
【0013】試料表面上に形成させるシリコン酸化膜の
膜厚は、Si単結晶ウェハ表面がGaイオンビームによ
る損傷を受けない厚みであればいずれでも良いが、図3
に示したように、加速電圧30keV のGaイオンビーム
をSi上のSiOx 表面に照射した場合の、Gaイオン
の分布をモンテカルロ法によるシミュレーションで計算
した結果から、Gaイオンは試料表層から100nm以内
に分布しているため、保護膜として、Si単結晶ウェハ
表面に100nm以上の膜厚でSOG膜を形成することに
より、Si層のFIBによる損傷層の形成が防止でき
る。
膜厚は、Si単結晶ウェハ表面がGaイオンビームによ
る損傷を受けない厚みであればいずれでも良いが、図3
に示したように、加速電圧30keV のGaイオンビーム
をSi上のSiOx 表面に照射した場合の、Gaイオン
の分布をモンテカルロ法によるシミュレーションで計算
した結果から、Gaイオンは試料表層から100nm以内
に分布しているため、保護膜として、Si単結晶ウェハ
表面に100nm以上の膜厚でSOG膜を形成することに
より、Si層のFIBによる損傷層の形成が防止でき
る。
【0014】本発明は、FIBを用いてSi単結晶ウェ
ハ表層部における欠陥箇所を形状観察、および組成分析
等により解析する試料を加工する際に、保護膜としてS
OG膜をSi単結晶ウェハ表面に予め塗布してから、所
望の観察箇所のSIM像観察、FIB加工を行い、その
後、前記SOGをHF等で除去することにより、FIB
による損傷層形成、Ga混入等の試料表面状態の変動を
防止することができる。尚、本発明におけるSOG膜の
組成は、LSI製造工程において、層間絶縁膜として使
用されるものであればどんなものでもよい。
ハ表層部における欠陥箇所を形状観察、および組成分析
等により解析する試料を加工する際に、保護膜としてS
OG膜をSi単結晶ウェハ表面に予め塗布してから、所
望の観察箇所のSIM像観察、FIB加工を行い、その
後、前記SOGをHF等で除去することにより、FIB
による損傷層形成、Ga混入等の試料表面状態の変動を
防止することができる。尚、本発明におけるSOG膜の
組成は、LSI製造工程において、層間絶縁膜として使
用されるものであればどんなものでもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明によるFIBを用い
たシリコン単結晶ウェハ表層部の欠陥観察試料加工手順
を、図面を参照しながら説明する。図1(a)は欠陥部
2を含むSi単結晶ウェハ1を断面から見た図である。
まず、図1(a)に示すように、Si単結晶ウェハ1上
に、膜厚100nm以上のSOG膜3を塗布する。次に、
100℃程度の熱処理を行い、SOG膜3を乾燥させ
る。図1(b)は欠陥部2を含むSi単結晶ウェハ1を
表面から見た図である。所望の欠陥部2が中心となるよ
うに、FIB装置中でシリコン単結晶ウェハ表面のSI
M像を観察しながら、所望の観察箇所近傍に試料を移動
させ、SIM像上で加工領域を設定し、その領域を加工
することにより、図1(b)に示すようなマーク4を形
成する。マーク4aの形状は、SIM像上での加工領域
の設定および加工時間の制御により、次に使用する解析
装置、試料加工装置に装備されているSEMもしくは光
学顕微鏡の分解能に応じて、それらで判別可能な大きさ
および深さに設定すればよい。
たシリコン単結晶ウェハ表層部の欠陥観察試料加工手順
を、図面を参照しながら説明する。図1(a)は欠陥部
2を含むSi単結晶ウェハ1を断面から見た図である。
まず、図1(a)に示すように、Si単結晶ウェハ1上
に、膜厚100nm以上のSOG膜3を塗布する。次に、
100℃程度の熱処理を行い、SOG膜3を乾燥させ
る。図1(b)は欠陥部2を含むSi単結晶ウェハ1を
表面から見た図である。所望の欠陥部2が中心となるよ
うに、FIB装置中でシリコン単結晶ウェハ表面のSI
M像を観察しながら、所望の観察箇所近傍に試料を移動
させ、SIM像上で加工領域を設定し、その領域を加工
することにより、図1(b)に示すようなマーク4を形
成する。マーク4aの形状は、SIM像上での加工領域
の設定および加工時間の制御により、次に使用する解析
装置、試料加工装置に装備されているSEMもしくは光
学顕微鏡の分解能に応じて、それらで判別可能な大きさ
および深さに設定すればよい。
【0016】図1(c)は図1(b)におけるSi単結
晶ウェハ1のA−A′方向の断面図である。次に、図1
(c)に示すように、前記SOG膜3をHF等で除去す
る。その後、SEM、AFMによる形状観察、EDX、
AESによる組成分析等の目的に応じた欠陥2の解析を
行う。
晶ウェハ1のA−A′方向の断面図である。次に、図1
(c)に示すように、前記SOG膜3をHF等で除去す
る。その後、SEM、AFMによる形状観察、EDX、
AESによる組成分析等の目的に応じた欠陥2の解析を
行う。
【0017】図1(d)(e)はSi単結晶ウェハ1を
凸型形状に加工した予備薄片5の斜視図である。欠陥2
の断面TEM観察を行う場合は、前記SOG膜3をHF
等で除去した後、マーク4aが凸領域のほぼ中心となる
ように、ダイシングソー等を用いて、Si単結晶ウェハ
1を、図1(d)に示すような凸型形状に精密加工し、
予備薄片5を作製する。次いで、図1(e)に示すよう
に、FIBを用いて、マーク4aを中心として予備薄片
5の凸型領域を両側から加工し、欠陥2を含む位置を
0.1μm程度の膜厚まで薄片化することにより、観察
位置の薄膜試料を作製する。
凸型形状に加工した予備薄片5の斜視図である。欠陥2
の断面TEM観察を行う場合は、前記SOG膜3をHF
等で除去した後、マーク4aが凸領域のほぼ中心となる
ように、ダイシングソー等を用いて、Si単結晶ウェハ
1を、図1(d)に示すような凸型形状に精密加工し、
予備薄片5を作製する。次いで、図1(e)に示すよう
に、FIBを用いて、マーク4aを中心として予備薄片
5の凸型領域を両側から加工し、欠陥2を含む位置を
0.1μm程度の膜厚まで薄片化することにより、観察
位置の薄膜試料を作製する。
【0018】以上、Si単結晶ウェハ1表面の所望の欠
陥位置が既知である場合について、FIBを用いたシリ
コン単結晶ウェハ表層部の欠陥観察試料加工を説明した
が、Si単結晶ウェハ表面の欠陥2の位置が未知である
場合は、まず、Si単結晶ウェハ1上に、膜厚100nm
以上のSOG膜3を塗布した後、Si単結晶ウェハ1上
の任意箇所に、FIBを用いて図1(b)に示すような
結晶欠陥位置合わせ用マーク4bを形成する。前記マー
クを形成する領域の大きさは、所望の結晶欠陥の密度を
考慮して、所定の領域内に数個の欠陥2が含まれるよう
に設定する。次いで、前記SOG膜3をHF等で除去し
た後、AFM等の表面形状解析装置を用いてマークを形
成した領域内を測定することにより欠陥2の位置を割り
出してから、本発明による手順に従い、欠陥観察試料を
加工すればよい。
陥位置が既知である場合について、FIBを用いたシリ
コン単結晶ウェハ表層部の欠陥観察試料加工を説明した
が、Si単結晶ウェハ表面の欠陥2の位置が未知である
場合は、まず、Si単結晶ウェハ1上に、膜厚100nm
以上のSOG膜3を塗布した後、Si単結晶ウェハ1上
の任意箇所に、FIBを用いて図1(b)に示すような
結晶欠陥位置合わせ用マーク4bを形成する。前記マー
クを形成する領域の大きさは、所望の結晶欠陥の密度を
考慮して、所定の領域内に数個の欠陥2が含まれるよう
に設定する。次いで、前記SOG膜3をHF等で除去し
た後、AFM等の表面形状解析装置を用いてマークを形
成した領域内を測定することにより欠陥2の位置を割り
出してから、本発明による手順に従い、欠陥観察試料を
加工すればよい。
【0019】
【実施例】本発明の欠陥観察試料加工方法を用いて、S
IMOX(Separation by Implanted Oxygen)ウェハに
おける貫通転位の断面TEM観察を行った。観察試料に
は、表面シリコン層が60nm、埋め込み酸化膜層が12
0nmで表面シリコン層に含まれる貫通転位密度が1E5
cm-2であるSIMOXウェハを用いた。まず、試料を約
7mm×5mmの大きさのチップに切り出した後、膜厚20
0nmのSOG膜を塗布し、温度100℃、時間1分の熱
処理を行った。次に、FIBでSIMOXウェハ表面を
エッチングすることにより、50μm×50μmの領域
の端に5μm×5μmの結晶欠陥位置合わせ用のマーク
を加工した。貫通転位密度を考慮すると、前記領域中
に、23個の貫通転位が含まれることになる。次に、前
記SIMOXウェハを50%HFに1分間浸すことによ
り、SOG膜を除去した。次に、AFMを用いて前記領
域内を走査し、所望の欠陥位置を割り出した。次に、再
度、試料表面に膜厚200nmのSOG膜を塗布した後、
欠陥位置が中心となるように、FIBを用いて、図1
(b)に示すような断面TEM試料加工位置マークを加
工した。次に、前記SOG膜を除去し、AFMを用いて
欠陥位置近傍を走査することにより、所望の欠陥の三次
元的な表面形状を詳細観察した。次にダイシングソーを
用いて、マーク位置が中心となるように、試料を図1
(d)に示すような凸型形状に精密加工した。次に、予
備薄片上に、断面TEM観察領域加工による試料表層の
損傷を防止するために、100nmのPt−Pd膜を蒸着
した後、FIBを用いて、前記マークを中心として、試
料両側からエッチングを行い、0.1μm程度の膜厚ま
で薄片化した。
IMOX(Separation by Implanted Oxygen)ウェハに
おける貫通転位の断面TEM観察を行った。観察試料に
は、表面シリコン層が60nm、埋め込み酸化膜層が12
0nmで表面シリコン層に含まれる貫通転位密度が1E5
cm-2であるSIMOXウェハを用いた。まず、試料を約
7mm×5mmの大きさのチップに切り出した後、膜厚20
0nmのSOG膜を塗布し、温度100℃、時間1分の熱
処理を行った。次に、FIBでSIMOXウェハ表面を
エッチングすることにより、50μm×50μmの領域
の端に5μm×5μmの結晶欠陥位置合わせ用のマーク
を加工した。貫通転位密度を考慮すると、前記領域中
に、23個の貫通転位が含まれることになる。次に、前
記SIMOXウェハを50%HFに1分間浸すことによ
り、SOG膜を除去した。次に、AFMを用いて前記領
域内を走査し、所望の欠陥位置を割り出した。次に、再
度、試料表面に膜厚200nmのSOG膜を塗布した後、
欠陥位置が中心となるように、FIBを用いて、図1
(b)に示すような断面TEM試料加工位置マークを加
工した。次に、前記SOG膜を除去し、AFMを用いて
欠陥位置近傍を走査することにより、所望の欠陥の三次
元的な表面形状を詳細観察した。次にダイシングソーを
用いて、マーク位置が中心となるように、試料を図1
(d)に示すような凸型形状に精密加工した。次に、予
備薄片上に、断面TEM観察領域加工による試料表層の
損傷を防止するために、100nmのPt−Pd膜を蒸着
した後、FIBを用いて、前記マークを中心として、試
料両側からエッチングを行い、0.1μm程度の膜厚ま
で薄片化した。
【0020】図5(a)は本発明の実施例により、加工
した試料を断面TEM観察した結果である。図5(b)
はSOG膜塗布なしの場合の比較実施例を示す。図5
(b)では、FIB加工損傷によって、表面シリコン層
が非晶質化し、表面シリコン層における欠陥箇所の正常
な解析が困難になっているが、本発明の実施例により、
断面TEM察試料を加工すると、図5(a)に示すよう
に、表面シリコン層にFIBによる損傷層が形成される
ことなく、貫通転位の実体が観察できることが確認でき
た。
した試料を断面TEM観察した結果である。図5(b)
はSOG膜塗布なしの場合の比較実施例を示す。図5
(b)では、FIB加工損傷によって、表面シリコン層
が非晶質化し、表面シリコン層における欠陥箇所の正常
な解析が困難になっているが、本発明の実施例により、
断面TEM察試料を加工すると、図5(a)に示すよう
に、表面シリコン層にFIBによる損傷層が形成される
ことなく、貫通転位の実体が観察できることが確認でき
た。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、F
IBを用いてSi単結晶ウェハ表層部における欠陥箇所
を形状観察、および組成分析等により解析する試料を加
工する際に、Si単結晶ウェハ表面に保護膜としてSO
G膜を予め塗布してから、所望の観察箇所のSIM像観
察、FIB加工を行い、その後、前記SOG膜をHF等で
除去することにより、FIBによる損傷層形成、Ga混
入等のSi単結晶ウェハ表面状態の変動を防止でき、S
i単結晶ウェハ表層部の欠陥箇所を正常に解析すること
が可能になる。
IBを用いてSi単結晶ウェハ表層部における欠陥箇所
を形状観察、および組成分析等により解析する試料を加
工する際に、Si単結晶ウェハ表面に保護膜としてSO
G膜を予め塗布してから、所望の観察箇所のSIM像観
察、FIB加工を行い、その後、前記SOG膜をHF等で
除去することにより、FIBによる損傷層形成、Ga混
入等のSi単結晶ウェハ表面状態の変動を防止でき、S
i単結晶ウェハ表層部の欠陥箇所を正常に解析すること
が可能になる。
【図1】(a)〜(e)は本発明のSi単結晶ウェハ表
層部における欠陥箇所を解析する試料をFIBを用いて
加工する手順を示す図である。
層部における欠陥箇所を解析する試料をFIBを用いて
加工する手順を示す図である。
【図2】シリコン単結晶の表面に、30keV のGaイオ
ンビームを照射した場合の、Gaイオンの分布を示す図
である。
ンビームを照射した場合の、Gaイオンの分布を示す図
である。
【図3】シリコン単結晶上に形成されたシリコン酸化膜
(SiOx )の表面に、30keV のGaイオンビームを
照射した場合の、Gaイオンの分布を示す図である。
(SiOx )の表面に、30keV のGaイオンビームを
照射した場合の、Gaイオンの分布を示す図である。
【図4】(a)(b)は従来のSi単結晶ウェハ表層部
における欠陥箇所を解析する試料を、FIBを用いて加
工する方法を、欠陥位置判別用マークの加工、断面観察
試料の加工の場合について示す図である。
における欠陥箇所を解析する試料を、FIBを用いて加
工する方法を、欠陥位置判別用マークの加工、断面観察
試料の加工の場合について示す図である。
【図5】(a)(b)は本発明の実施例において、FI
Bを用いて加工した試料の断面TEM観察を行った結果
である。
Bを用いて加工した試料の断面TEM観察を行った結果
である。
1 Si単結晶ウェハ 2 欠陥部 3 SOG膜 4 欠陥位置判別用マーク 5 予備薄片 6 断面TEM観察領域 7 FIB加工領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/317 G01N 1/28 G N
Claims (3)
- 【請求項1】 シリコン単結晶ウェハ表層部の欠陥箇所
を解析するための試料を集束イオンビームを用いて加工
する方法であって、集束イオンビームによる加工を行う
際に、試料表面の走査イオン顕微鏡像の観察を行う前
に、Gaイオンビームによる試料損傷に対して遮蔽効果
を有し、かつシリコン単結晶ウェハ表面に損傷を与える
ことなく除去することが可能な保護膜を、固体材料の表
面状態に影響を及ぼさない成膜方法で予め形成する工程
と、集束イオンビームによる加工を行った後、前記保護
膜を除去する工程を含むことを特徴とする集束イオンビ
ームによる試料の加工方法。 - 【請求項2】 前記保護膜が、シリカ系塗布液をシリコ
ン単結晶ウェハ表面に塗布することにより形成したシリ
コン酸化膜であることを特徴とする請求項1記載の集束
イオンビームによる試料の加工方法。 - 【請求項3】 前記シリコン酸化膜の膜厚が、100nm
以上であることを特徴とする請求項2記載の集束イオン
ビームによる試料の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000134988A JP2001319954A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 集束イオンビームによる試料の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000134988A JP2001319954A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 集束イオンビームによる試料の加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001319954A true JP2001319954A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18643159
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000134988A Withdrawn JP2001319954A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 集束イオンビームによる試料の加工方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001319954A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-05-08 JP JP2000134988A patent/JP2001319954A/ja not_active Withdrawn
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