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JP2001305262A - 制御棒駆動機構 - Google Patents

制御棒駆動機構

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Publication number
JP2001305262A
JP2001305262A JP2000122087A JP2000122087A JP2001305262A JP 2001305262 A JP2001305262 A JP 2001305262A JP 2000122087 A JP2000122087 A JP 2000122087A JP 2000122087 A JP2000122087 A JP 2000122087A JP 2001305262 A JP2001305262 A JP 2001305262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
alloy
control rod
drive mechanism
rod drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000122087A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kubo
光司 久保
Yasuo Morishima
康雄 森島
Yuji Yasuda
祐司 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000122087A priority Critical patent/JP2001305262A/ja
Publication of JP2001305262A publication Critical patent/JP2001305262A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】制御棒駆動機構(CRD)に起因するコバルト58
およびコバルト58による放射線量率を低減して作業員の
被ばく低減を図る。 【解決手段】従来、CRDの摺動部に用いられているガイ
ドローラは図1中A〜Fの箇所により設けられており、
E,Fの第2のガイドローラは耐衝撃性が要求され、A
〜Dの第1のガイドローラは耐衝撃性が要求されない。
従来、第2のガイドローラにはコバルト合金が使用され
ているため、コバルトが溶出して放射線量率が高くな
る。そこで、本発明では第2のガイドローラに固溶化熱
処理を施したNi基合金のガイドローラを設け、第1のガ
イドローラに炭化クロムのガイドローラを設ける。これ
によりコバルトを含んでいないため、炉水中にコバルト
の溶出がなく、放射線量率を低減し、作業員の放射線被
ばく量を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沸騰水型原子炉の
原子炉圧力容器下部に設けられた制御棒駆動機構に係
り、特に摺動部にコバルトレスガイドローラを使用した
制御棒駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図1により制御棒駆動機構の概略を説明
する。図1において、原子炉圧力容器15の底部を貫通し
て制御棒駆動機構ハウジング(以下、CRDハウジングと
記す)16が設けられ、このCRDハウジング16内に中空ピ
ストン1が設けられている。中空ピストン1内にはボー
ルねじ10が挿入されており、ボールねじ10の上端部にす
べり軸受3が取り付けられている。中空ピストン1の下
部にはボールねじナット9が取り付けられ、ボールねじ
ナット9はボールねじ10とねじ結合する。
【0003】ボールねじナット9にはラッチ支持ピン6
とラッチ爪7が設けられている。CRDハウジング16内面
近傍にガイドチューブ5とアウターチューブが設けら
れ、ガイドチューブ5の上部にストップピストン4と、
その上方にバッファ部皿ばね2が設けられている。
【0004】CRDハウジング16の下方には軸封ハウジン
グを介してモータ14が取り付けられている。モータ14の
駆動軸13はボールねじ10を回転駆動する。駆動軸13の上
部側面にコイルスプリング12が設けられ、ボールねじ10
の下端部に皿ばね11が設けられている。
【0005】なお、符号8は高圧水入口で、A〜Dは第
1のガイドローラで、衝撃荷重が加わらず、耐衝撃性が
要求されないもので、E,Fは第2のガイドローラで、
衝撃荷重が加わり、耐衝撃性が要求されるものである。
【0006】従来、制御棒駆動機構の摺動部に用いるガ
イドローラの素材として、耐摩耗性に優れているコバル
ト基合金が適用されてきた。しかし、これらガイドロー
ラは炉水に接液することからコバルトの炉水中への放出
が懸念されており、被ばく低減の観点から、コバルトを
含まない材料の適用が望まれていた。
【0007】耐衝撃性が要求されない箇所に用いるガイ
ドローラには、その素材としてコバルトを含まない耐摩
耗合金が適用されている。しかしながら、衝撃荷重が付
与される箇所には、この材料では耐衝撃性が悪いことか
ら、従来のコバルト基合金製のガイドローラが適用され
ている。
【0008】すなわち、A〜Dの箇所の第1のガイドロ
ーラにはコバルトを含まない耐摩耗合金製ガイドローラ
が適用されており、E,Fの箇所の第2のガイドローラ
はコバルト基合金製ガイドローラが適用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の制御棒駆動機構においては、衝撃荷重が付与される箇
所の第2のガイドローラにはコバルト基合金製のガイド
ローラが適用されているため、全ガイドローラの総接液
面積のうち、約20%分に相当するガイドローラに被ばく
低減対策が施されていない課題がある。この接液面積は
制御棒駆動機構1体あたり約8,000mm2となり、1プラン
トあたり1,300MWe級BWRでは、205体の制御棒駆動機構を
使用している。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、制御棒駆動機構の衝撃荷重が付与されている
箇所の第2のガイドローラには、耐衝撃性に優れるコバ
ルトを含有しない材料を適用し、それ以外の箇所に使用
される第1のガイドローラには耐摩耗性に優れるコバル
トを含有しない材料を適用して、制御棒駆動機構に起因
するコバルト60による放射線量率を低減して原子力発電
プラントの稼働率の向上を図ることができる制御棒駆動
機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原子
炉圧力容器の底部を貫通して制御棒駆動機構ハウジング
が設けられ、この制御棒駆動機構ハウジング内に中空ピ
ストンが設けられ、この中空ピストンの下端部にボール
ねじナットが取り付けられ、このボールねじナットをね
じ込むねじ部を外面に有するボールねじが前記中空ピス
トン内に挿入され、前記ボールねじを回転駆動するモー
タが前記制御棒駆動機構ハウジングの下方に設けられ、
前記中空ピストンが上下動する摺動部および前記制御棒
駆動機構内に高圧水を流入する高圧水入口近傍に複数の
ガイドローラが設けられてなる制御棒駆動機構におい
て、前記複数のガイドローラのうち、衝撃荷重が加わら
ない箇所のガイドローラを第1のガイドローラとし、衝
撃荷重が加わる箇所のガイドローラを第2のガイドロー
ラとし、前記第2のガイドローラは前記ボールねじナッ
トの外面に設けられたラッチ支持ピンとラッチ用爪との
間に設けられたガイドローラおよび前記高圧水入口近傍
の内面に設けたガイドローラであり、前記第1のガイド
ローラは前記制御棒駆動機構ハウジング内上部に設けら
れたアウターチューブ上部ガイドの内面、ガイドチュー
ブの内面、前記ボールねじの上端部に設けたすべり軸受
の外面および前記ボールねじナットの外面に設けたガイ
ドローラであり、前記第1のガイドローラにはコバルト
を含有しない耐摩耗性合金を適用し、前記第2のガイド
ローラにはコバルトを含有しない耐衝撃性合金を適用し
てなることを特徴とする。
【0012】請求項1に係る発明の制御棒駆動機構にお
いては、衝撃荷重が付与される箇所に使用される第1の
ガイドローラとそれ以外の箇所に使用される第2のガイ
ドローラに対して、それぞれ異なる種類のコバルトを含
有しない材料あるいは異なる熱処理を施した耐摩耗ニッ
ケル基合金を適用することにより、コバルト基合金の使
用箇所を減じ、コバルトの溶出による放射線量率を低減
することができる。
【0013】請求項2の発明は、前記耐摩耗性合金およ
び前記耐衝撃性合金は、重量比でクロムが10〜45%、ニ
オブが3〜15%、モリブデンが20%以下(0を含ま
ず)、残部がニッケルからなるニッケル基合金であり、
真空炉内で精密鋳造する熱処理が施されていることを特
徴とする。
【0014】請求項2に係る発明では、第2のガイドロ
ーラと、第1のガイドローラに対して、重量比でクロム
が10〜45%、ニオブが3〜15%、モリブデンが20%以下
(0を含まず)、残部がニッケルからなり、真空炉で精
密鋳造する耐摩耗ニッケル基合金に異なる熱処理を施し
た材料をそれぞれ適用する。
【0015】第1のガイドローラおよび第2のガイドロ
ーラに対して、それぞれ熱処理の異なる耐摩耗ニッケル
基合金を適用することにより、コバルト基合金の使用箇
所を減じ、コバルトの溶出による放射線量を低減するこ
とができる。なお、クロム,ニオブおよびモリブデンは
前述した重量%範囲から外れることは好ましくないの
で、記載したとおりの重量%以内に選択する。
【0016】請求項3の発明は、前記第2のガイドロー
ラは重量比でクロムが10〜45%、ニオブが3〜15%、モ
リブデンが20%以下(0を含まず)、残部がニッケルか
らなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、摂氏1000度〜融
点直下までの温度範囲で0〜10時間固溶化熱処理した合
金であり、前記第1のガイドローラは前記合金を鋳造
後、摂氏600度〜1000度までの温度範囲で0〜10時間時
効硬化熱処理した合金であることを特徴とする。
【0017】これにより、衝撃荷重が付与される箇所に
使用される第2のガイドローラと第1のガイドローラに
対して、それぞれ熱処理の異なる耐摩耗ニッケル基合金
を使用することにより、コバルト基合金の使用箇所を減
じ、コバルトの溶出による放射線量を低減することがで
きる。
【0018】請求項4の発明は、前記第2のガイドロー
ラは重量比でクロムが10〜45%、ニオブが3〜15%、モ
リブデンが20%以下(0を含まず)、残部がニッケルか
らなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、摂氏1000度〜融
点直下までの温度範囲で0〜10時間固溶化熱処理した合
金であり、前記第1のガイドローラは前記合金を鋳造
後、摂氏1000度〜融点直下までの温度範囲で0〜10時間
時効硬化熱処理した合金であることを特徴とする。
【0019】これにより、第2のガイドローラと第1の
ガイドローラに対して、それぞれ熱処理の異なる耐摩耗
ニッケル基合金を適用することにより、コバルト基合金
の使用箇所を減じ、コバルトの溶出による放射線量を低
減することができる。
【0020】請求項5の発明は、前記第2のガイドロー
ラは重量比でクロムが10〜45%、ニオブが3〜15%、モ
リブデンが20%以下(0を含まず)、残部がニッケルか
らなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、熱処理を加えな
い合金であり、前記第1のガイドローラは前記合金を鋳
造後、摂氏600度〜1000度までの温度範囲で0〜10時間
時効硬化熱処理した合金であることを特徴とする。
【0021】これにより、第2のガイドローラと第1の
ガイドローラに対して、それぞれ熱処理の異なる耐摩耗
ニッケル基合金を適用することにより、コバルト基合金
の使用箇所を減じ、コバルトの溶出による放射線量を低
減することができる。
【0022】また、重量比でクロムが10〜45%、ニオブ
が3〜15%、モリブデンが20%以下(0を含まず)、残
部がニッケルからなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、
熱処理を加えない合金を第2のガイドローラに適用し、
同合金を鋳造後、摂氏1000度〜融点直下までの温度範囲
で0〜10時間固溶化熱処理し、その後摂氏600度〜1000
度までの温度範囲で0〜10時間時効硬化熱処理した合金
をそれ以外の箇所に使用されるガイドローラに適用す
る。
【0023】これにより第2のガイドローラと第1のガ
イドローラに対して、それぞれ熱処理の異なる耐摩耗ニ
ッケル基合金を適用することにより、コバルト基合金の
使用箇所を減じ、コバルトの溶出による放射線量を低減
することができる。
【0024】また、重量比でクロムが10〜45%、ニオブ
が3〜15%、モリブデンが20%以下(0を含まず)、残
部がニッケルからなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、
摂氏1000度〜融点直下までの温度範囲で0〜10時間固溶
化熱処理した合金を第2のガイドローラに適用し、セラ
ミックスである炭化クロムを第1のガイドローラに適用
する。これにより、第2のガイドローラと第1のガイド
ローラに対して、それぞれ異なる種類のコバルトを含有
しない合金またはセラミックス材料を適用することによ
り、コバルト基合金の使用箇所を減じ、コバルトの溶出
による放射線量を低減することができる。
【0025】また、重量比でクロムが10〜45%、ニオブ
が3〜15%、モリブデンが20%以下(0を含まず)、残
部がニッケルからなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、
熱処理を加えない合金を第2のガイドローラに適用し、
セラミックスである炭化クロムを第1のガイドローラに
適用する。これにより、第2のガイドローラと第1のガ
イドローラに対して、それぞれ異なる種類のコバルトを
含有しない合金またはセラミックス材料を適用すること
により、コバルト基合金の使用箇所を減じ、コバルトの
溶出による放射線量を低減することができる。
【0026】また、重量比でクロムが10〜45%、ニオブ
が3〜15%、モリブデンが20%以下(0を含まず)、残
部がニッケルからなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、
摂氏1000度〜融点直下までの温度範囲で0〜10時間固溶
化熱処理した合金を第2のガイドローラに適用し、金属
にCrNコーティングを施した材料を第1のガイドローラ
に適用する。これにより、第2のガイドローラと第1の
ガイドローラに対して、それぞれ異なる種類のコバルト
を含有しない合金またはセラミックス材料を適用するこ
とにより、コバルト基合金の使用箇所を減じ、コバルト
の溶出による放射線量を低減することができる。
【0027】また、重量比でクロムが10〜45%、ニオブ
が3〜15%、モリブデンが20%以下(0を含まず)、残
部がニッケルからなる耐摩耗ニッケル基合金を鋳造後、
熱処理を加えない合金を第2のガイドローラに適用し、
金属にCrNコーティングを施した材料を第1のガイドロ
ーラに適用する。これにより、第2のガイドローラと第
1のガイドローラに対して、それぞれ異なる種類のコバ
ルトを含有しない合金またはセラミックス材料を適用す
ることにより、コバルト基合金の使用箇所を減じ、コバ
ルトの溶出による放射線量を低減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1および表1により本発明に係
る制御棒駆動機構の第1の実施の形態を説明する。表1
はコバルトを含有しない2種類の異なる材料、炭化クロ
ムおよび固溶化熱処理を施したNi基合金を適用する例を
示している。また、図1に示したように、制御棒駆動機
構においては、A〜Fの箇所にガイドローラを使用して
いる。
【0029】
【表1】
【0030】前述したように、A〜Dの箇所は、比較的
衝撃が加わらない箇所の第1のガイドローラであり、そ
れ以外のE,Fの箇所は第2のガイドローラである。制
御棒駆動時に衝撃荷重が加わる箇所の第2のガイドロー
ラには耐衝撃性の材料が要求される。
【0031】表1に炭化クロムと固溶化熱処理を施した
Ni基合金に対して、衝撃荷重700kgfを繰り返し負荷し、
割れに至るまでの衝撃回数を測定した結果を示す。両者
を比較した場合、炭化クロムよりも固溶化熱処理を施し
たNi基合金の方が衝撃特性に優れていることがわかる。
【0032】そこで、A〜Dの箇所に使用される第1の
ガイドローラに対して、炭化クロムを適用し、E,Fの
箇所に使用される第2のガイドローラに対して、固溶化
熱処理を施したNi基合金を適用する。これにより、コバ
ルト基合金ガイドローラを使用せずにすみ、炉水へのコ
バルト溶出を低減することができる。
【0033】また、制御棒駆動機構にはガイドローラを
回転させるためのピンがあり、従来は衝撃のかかる箇所
のガイドローラのピン材もコバルト基合金を使用してい
た。このピン材に対してもコバルトを含有しない材料
(JIS G 4901 NCF718(ASTM;SB−637 Grade71
8)、XM−19(窒化)、ナイトロニック60等)を使用す
ることが有効である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、衝撃荷重が加わる箇所
に設けられる第2のガイドローラには、耐衝撃性に優れ
るコバルトを含有しない合金とし、それ以外の箇所に設
けられる第1のガイドローラには耐摩耗性に優れるコバ
ルトを含有しない合金またはセラミックス材料とするこ
とにより、制御棒駆動機構に起因するコバルト60による
放射線量率を低減することができる。これにより、原子
力発電プラントの稼働率の向上を図れる等、顕著な効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御棒駆動機構の実施の形態およ
び従来例を説明するための一部側面で示す縦断面図。
【符号の説明】
1…中空ピストン、2…バッファ部皿ばね、3…すべり
軸受、4…ストップピストン、5…ガイドチューブ、6
…ラッチ支持ピン、7…ラッチ用爪、8…高圧水入口、
9…ボールねじナット、10…ボールねじ、11…皿ばね、
12…コイルスプリング、13…駆動軸、14…モータ、15…
原子炉圧力容器、16…CRDハウジング、A〜D…第1の
ガイドローラ、E,F…第2のガイドローラ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/02 C22F 1/02 1/10 1/10 H G21C 7/16 G21C 7/16 A G21D 1/00 C22F 1/00 602 // C22F 1/00 602 611 611 630B 630 630D 641 641 682 682 691B 691 691C G21D 1/00 Y

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器の底部を貫通して制御棒
    駆動機構ハウジングが設けられ、この制御棒駆動機構ハ
    ウジング内に中空ピストンが設けられ、この中空ピスト
    ンの下端部にボールねじナットが取り付けられ、このボ
    ールねじナットをねじ込むねじ部を外面に有するボール
    ねじが前記中空ピストン内に挿入され、前記ボールねじ
    を回転駆動するモータが前記制御棒駆動機構ハウジング
    の下方に設けられ、前記中空ピストンが上下動する摺動
    部および前記制御棒駆動機構内に高圧水を流入する高圧
    水入口近傍に複数のガイドローラが設けられてなる制御
    棒駆動機構において、前記複数のガイドローラのうち、
    衝撃荷重が加わらない箇所のガイドローラを第1のガイ
    ドローラとし、衝撃荷重が加わる箇所のガイドローラを
    第2のガイドローラとし、前記第2のガイドローラは前
    記ボールねじナットの外面に設けられたラッチ支持ピン
    とラッチ用爪との間に設けられたガイドローラおよび前
    記高圧水入口近傍の内面に設けたガイドローラであり、
    前記第1のガイドローラは前記制御棒駆動機構ハウジン
    グ内上部に設けられたアウターチューブ上部ガイドの内
    面、ガイドチューブの内面、前記ボールねじの上端部に
    設けたすべり軸受の外面および前記ボールねじナットの
    外面に設けたガイドローラであり、前記第1のガイドロ
    ーラにはコバルトを含有しない耐摩耗性合金を適用し、
    前記第2のガイドローラにはコバルトを含有しない耐衝
    撃性合金を適用してなることを特徴とする制御棒駆動機
    構。
  2. 【請求項2】 前記耐摩耗性合金および前記耐衝撃性合
    金は、重量比でクロムが10〜45%、ニオブが3〜15%、
    モリブデンが20%以下(0を含まず)、残部がニッケル
    からなるニッケル基合金であり、真空炉内で精密鋳造す
    る熱処理が施されていることを特徴とする請求項1記載
    の制御棒駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記第2のガイドローラは重量比でクロ
    ムが10〜45%、ニオブが3〜15%、モリブデンが20%以
    下(0を含まず)、残部がニッケルからなる耐摩耗ニッ
    ケル基合金を鋳造後、摂氏1000度〜融点直下までの温度
    範囲で0〜10時間固溶化熱処理した合金であり、前記第
    1のガイドローラは前記合金を鋳造後、摂氏600度〜100
    0度までの温度範囲で0〜10時間時効硬化熱処理した合
    金であることを特徴とする請求項1記載の制御棒駆動機
    構。
  4. 【請求項4】 前記第2のガイドローラは重量比でクロ
    ムが10〜45%、ニオブが3〜15%、モリブデンが20%以
    下(0を含まず)、残部がニッケルからなる耐摩耗ニッ
    ケル基合金を鋳造後、摂氏1000度〜融点直下までの温度
    範囲で0〜10時間固溶化熱処理した合金であり、前記第
    1のガイドローラは前記合金を鋳造後、摂氏1000度〜融
    点直下までの温度範囲で0〜10時間時効硬化熱処理した
    合金であることを特徴とする請求項1記載の制御棒駆動
    機構。
  5. 【請求項5】 前記第2のガイドローラは重量比でクロ
    ムが10〜45%、ニオブが3〜15%、モリブデンが20%以
    下(0を含まず)、残部がニッケルからなる耐摩耗ニッ
    ケル基合金を鋳造後、熱処理を加えない合金であり、前
    記第1のガイドローラは前記耐摩耗ニッケル基合金を鋳
    造後、摂氏600度〜1000度までの温度範囲で0〜10時間
    時効硬化熱処理した合金であることを特徴とする請求項
    1記載の制御棒駆動機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8571162B2 (en) 2008-09-12 2013-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Control rod drive mechanism

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US8571162B2 (en) 2008-09-12 2013-10-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Control rod drive mechanism

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