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JP2001356066A - 漏油検知装置および漏油検知方法 - Google Patents

漏油検知装置および漏油検知方法

Info

Publication number
JP2001356066A
JP2001356066A JP2000177433A JP2000177433A JP2001356066A JP 2001356066 A JP2001356066 A JP 2001356066A JP 2000177433 A JP2000177433 A JP 2000177433A JP 2000177433 A JP2000177433 A JP 2000177433A JP 2001356066 A JP2001356066 A JP 2001356066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fluorescence
blue light
guided
detection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000177433A
Other languages
English (en)
Inventor
Emi Honma
恵美 本間
Toshihiko Kitano
利彦 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000177433A priority Critical patent/JP2001356066A/ja
Publication of JP2001356066A publication Critical patent/JP2001356066A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送波用光ファイバあるいは受波用光ファイバ
に故障が生じた際、故障の発見が遅れることにより、故
障の発生から故障の発見までの間、漏油の発生を検知す
ることができなかった。 【解決手段】 蛍光Bとほぼ同一の波長を有する蛍光波
長光Cを放射し、受波部モニタ用光ファイバ47bおよ
び受波用光ファイバ43により導波される蛍光波長光C
とを蛍光検出器44に供給することにより、データ処理
部37は、蛍光検出器44にて検出される蛍光Bと蛍光
波長光Cとに基づいて蛍光測定器44あるいは受波用光
ファイバ43における故障の有無を迅速に検知すること
が可能となる。更に、青色光Aを送波用光ファイバ42
で導波し、分波器42aで送波部モニタ用光ファイバ4
7aに送り、青色光検出器47bで青色光Aが検出され
ることにより、データ処理部37は、送波用光ファイバ
42あるいは青色光源41における故障の有無を迅速に
検知することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏油検知装置およ
び漏油検知方法に関し、特に、光ファイバで導波した青
色光を照射することにより油膜から放射される蛍光を検
出して漏油を検知する漏油検知装置および漏油検知方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の漏油検知装置として、図7に示す
ような漏油検知装置が知られており、特に、青色光を油
膜に照射し放出される蛍光を検出する漏油検知装置は、
感度が極めて高いために有用である。図7では、駆動回
路101により駆動される青色光源102から約470
nmの光が送信用光ファイバ103に入射される。
【0003】送信用光ファイバ103によって導波され
た青色光104が油膜105に照射されると、油膜から
約520nmの蛍光106が放射される。すると、蛍光
検出器108は、受波用光ファイバ107により導波さ
れた蛍光106を集光して検出する。
【0004】検出されて電気信号に変換された信号は微
弱であるため、増幅回路109にて増幅された後、デー
タ処理部110へ転送され、油膜の有無や種類などの分
析がなされる。このとき、青色光104と蛍光106
は、図8に示すように、波長およびスペクトルが異なる
ため、容易に分離でき、感度の極めて高い漏油検知装置
の実現が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の漏油検
知装置においては、送波用光ファイバ103あるいは受
波用光ファイバ107に切断などの故障が生じた際、故
障の発見が遅れることにより、故障の発生から発見まで
の間、漏油が発生することによって油膜が存在しても、
蛍光検出器108にて蛍光を検出できないおそれがあ
る。漏油検知装置では、漏油の正確な検知が必須であ
り、機器の故障により検知すべき時に検知不能となる事
態は回避しなければならないにもかかわらず、漏油が発
生していないために蛍光が発生せず、蛍光検出器108
にて蛍光が検出されない状態と全く同じ状態となってし
まう。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、送波用光ファイバあるいは受波用光ファイバに
切断などの故障が生じた場合であっても、故障を迅速に
発見することの可能な漏油検知装置および漏油検知方法
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、青色光源と、この青色光
源から放射される青色光を導波する送波用光ファイバ
と、送波用光ファイバから青色光が油膜に照射されるこ
とにより放射される蛍光を導波する受波用光ファイバ
と、導波された蛍光を検出する蛍光検出部と、この蛍光
検出部にて検出された蛍光に基づいて漏油を検知する漏
油検知部とを備える漏油検知装置において、蛍光とほぼ
同一な波長を有する蛍光波長光を放射する蛍光波長光源
と、受波用光ファイバに結合され、蛍光波長光を導波し
て受波用光ファイバに供給する受波部モニタ用光ファイ
バと、受波用光ファイバにより導波され、蛍光検出部に
て検出される蛍光と蛍光波長光源とに基づいて、受波用
光ファイバにおける故障の有無を検知する故障検知部と
を備える構成としてある。
【0008】このとき、蛍光とほぼ同一な波長を有する
蛍光波長光を放射して受波部モニタ用光ファイバにより
導波させ、この受波部モニタ用光ファイバにより導波さ
れる蛍光波長光を受波用光ファイバを介して蛍光検出部
に供給する。すると、故障検知部は、蛍光検出部にて検
出される蛍光と蛍光波長光源とに基づいて、受波用光フ
ァイバにおける故障の有無を検知する。従って、受波用
光ファイバに切断などの故障が生じた場合であっても、
故障が迅速に発見される。
【0009】このため、故障の発生から発見までの漏油
が検知できない状況をなくし、安全な漏油検知が行われ
る。また、構成の別の一例として、請求項2にかかる発
明は、請求項1に記載の漏油検知装置において、送波用
光ファイバに結合され、この送波用光ファイバにより導
波される青色光を導波する送波部モニタ用光ファイバ
と、送波部モニタ用光ファイバにより導波される青色光
を検出する青色光検出部とを備え、故障検知部は、青色
光検出部にて検出される青色光に基づいて、故障の有無
を検知する構成としてある。
【0010】すなわち、送波用光ファイバにより導波さ
れる青色光を分波して送波部モニタ用光ファイバにより
導波させるとともに、導波された青色光を青色光検出部
にて検出させる。すると、故障検知部は、青色光検出部
にて検出される青色光に基づいて、送波用光ファイバの
故障の有無を検知する。
【0011】また、蛍光検出部にて検出される蛍光と蛍
光波長光とのタイミングを調整することで、より精度の
高い故障検知を行うことも可能である。構成の一例とし
て、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2
のいずれかに記載の漏油検知装置において、青色光源に
おける青色光の放射タイミングと、蛍光波長光源におけ
る蛍光波長光の放射タイミングとに基づいて、蛍光検出
部にて検出された蛍光と蛍光波長光とのタイミング調整
を行う構成としてある。
【0012】すなわち、蛍光検出部にて検出された蛍光
と蛍光波長光とは、青色光源における青色光の放射タイ
ミングと、蛍光波長光源における蛍光波長光の放射タイ
ミングとに基づいてタイミング調整が行われる。従っ
て、蛍光と蛍光波長光とが重畳される場合であっても、
蛍光検出部にて検出される蛍光波長光が個別に取得され
る。
【0013】ところで、より確実な故障検知行えるよう
請求項1及び請求項2を組み合わせることで、より精度
の高い故障検知を行うことも可能である。構成の一例と
して、請求項4にかかる発明は、青色光源と、この青色
光源から放射される青色光を導波する送波用光ファイバ
と、送波用光ファイバから青色光が油膜に照射されるこ
とにより放射される蛍光を導波する受波用光ファイバ
と、導波された蛍光を検出する蛍光検出部と、この蛍光
検出部にて検出された蛍光に基づいて漏油を検知する漏
油検知部とを備える漏油検知装置において、送波用光フ
ァイバに結合され、この送波用光ファイバにより導波さ
れる青色光を導波する送波部モニタ用光ファイバと、送
波部モニタ用光ファイバにより導波される青色光を検出
する青色光検出部と、蛍光とほぼ同一な波長を有する蛍
光波長光を放射する蛍光波長光源と、受波用光ファイバ
により結合され蛍光波長を導波する受波部モニタ用光フ
ァイバと、蛍光検出部にて検出される蛍光と青色光検出
部にて検出される青色光とに基づいて、送波用光ファイ
バまたは青色光源あるいは受波用光ファイバまたは蛍光
検出部における故障の有無を検知する故障検知部とを備
える構成としてある。
【0014】このとき、送波用光ファイバにより導波さ
れる青色光を分波して送波部モニタ用光ファイバにより
導波させるとともに、導波された青色光を青色光検出部
にて検出させる。また、蛍光波長光源から放射された蛍
光波長を受光部モニタ用光ファイバにより導波し受波用
光ファイバに供給し、蛍光検出部で検出させる。する
と、故障検知部は、蛍光検出部にて検出される蛍光と青
色光検出部にて検出される青色光とに基づいて、故障の
有無を検知する。従って、送波用光ファイバあるいは受
波用光ファイバに切断などの故障が生じた場合であって
も、故障が迅速に発見される。
【0015】このため、故障の発生から故障の発見まで
の漏油が検知できない状況をなくし、安全な漏油検知が
行われる。ここで、蛍光検出部にて検出される蛍光と蛍
光波長光とのタイミングを調整するための構成例とし
て、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の漏油検
知装置において、青色光源における青色光の放射タイミ
ングに基づいて、蛍光検出部にて検出された蛍光のタイ
ミング調整を行う構成としてある。
【0016】すなわち、蛍光検出部にて検出される蛍光
は、青色光源における青色光の放射タイミングに基づい
てタイミング調整が行われる。従って、青色光検出部に
て検出されて故障検知部に供給される青色光に対する蛍
光のタイミング調整が行われる。
【0017】以上のような漏油検知の手法は、実体のあ
る装置として構成可能であるだけでなく、方法としても
実現可能である。その一例として、請求項6にかかる発
明は、青色光を青色光源から放射して送波用光ファイバ
により導波させ、この送波用光ファイバから青色光が油
膜に照射されることにより放射されて受波用光ファイバ
により導波される蛍光を蛍光検出部により検出し、この
蛍光検出部にて検出された蛍光に基づいて漏油を検知す
る漏油検知方法において、蛍光とほぼ同一な波長を有す
る蛍光波長光を放射して受波部モニタ用光ファイバによ
り導波させ、この受波部モニタ用光ファイバにより導波
される蛍光波長光を受波用光ファイバを介して蛍光検出
部に供給し、この蛍光検出部にて検出される蛍光と蛍光
波長光源とに基づいて、送波用光ファイバあるいは受波
用光ファイバにおける故障の有無を検知する構成として
ある。すなわち、装置としての構成は、方法としても実
現することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる漏油検知装置の主要構成をブロック図により示して
いる。
【0019】駆動回路10が青色光源11を駆動させる
と、約470nmの光が青色光源11から送波用光ファ
イバ12に入射される。なお、青色光源11には、発光
ダイオード(LED)あるいは半導体レーザ(LD)が
使用される。
【0020】送波用光ファイバ12により導波された青
色光Aが油膜20に照射されると、油膜20から約52
0nmの蛍光Bが放射される。蛍光Bは、受波用光ファ
イバ13により導波され、本発明にいう蛍光検出部とし
ての蛍光検出器14にて集光されて検出される。
【0021】蛍光検出器14にて検出された信号は微弱
であるため、制御・増幅回路15にて増幅された後に検
出タイミングの調整が行われる。一方、駆動回路16
は、蛍光波長光源17を駆動させ、蛍光波長光Cを受波
部モニタ用光ファイバ18に入射させる。
【0022】すると、受波部モニタ用光ファイバ18が
受波用光ファイバ13と合流する合波部18aにて、蛍
光波長光Cが受波用光ファイバ13により導波される蛍
光Bと合波される。このため、蛍光波長光Cも受波用光
ファイバ13により導波され、蛍光検出器14にて検出
される。蛍光波長光Cは、制御・増幅回路15にて増幅
されてタイミング調整された後、本発明にいう漏油検知
部および故障検知部としてのデータ処理部19に転送さ
れる。
【0023】なお、制御・増幅回路15には、タイミン
グ調整を行うために駆動回路10,16からタイミング
信号が転送される。漏油検知装置に以上のような構成を
設けると、青色光Aが油膜20に照射された際に放射さ
れる蛍光Bと、蛍光波長光源17からの蛍光波長光Cと
が、受波用光ファイバ13にて重畳されるため、以下に
示すようなタイミング調整を行う必要がある。
【0024】図2は、本実施形態の漏油検知装置におけ
る動作をタイミング図により示している。青色光源11
は、通常ほとんどON状態であるが、モニタを行うタイ
ミングではOFFとする。
【0025】一方、青色光源11がOFFとなるタイミ
ングでは、蛍光波長光源17がONとなる。このため、
青色光源11がONの場合、受波用光ファイバ13で
は、油膜20による蛍光Bのみが伝播され、蛍光検出器
14にて検出される。また、蛍光波長光源17がONの
場合、受波用光ファイバ13では、蛍光波長光Cのみが
伝播され、蛍光検出器14にて検出される。
【0026】従って、蛍光波長光Cが所定の閾値以上で
あれば、受波用光ファイバ13は正常であり、閾値以下
となれば異常であると判定することが可能となる。この
ため、本実施形態では、漏油検知装置に配置される光フ
ァイバの構成上、受波用光ファイバ13の故障が予測さ
れる場合、受波用光ファイバ13の正常または異常の判
別を行うことが可能となる。
【0027】図3は、変形例としての漏油検知装置の主
要構成をブロック図により示している。駆動回路30が
青色光源31を駆動させると、約470nmの光が青色
光源31から送波用光ファイバ32に入射される。
【0028】なお、青色光源31には、発光ダイオード
(LED)あるいは半導体レーザ(LD)が使用され
る。送波用光ファイバ32により導波された青色光Aが
油膜20に照射されると、油膜20から約520nmの
蛍光Bが放射される。
【0029】蛍光Bは、受波用光ファイバ33により導
波され、蛍光検出器38にて集光されて検出される。蛍
光検出器38にて検出された信号は微弱であるため、制
御・増幅回路36にて増幅された後に検出タイミングの
調整が行われる。
【0030】また、送波用光ファイバ32の分波部32
aにて分波された青色光Aは、送波部モニタ用光ファイ
バ34により導波され、本発明にいう青色光検出部とし
ての青色光検出器35にて検出される。青色光検出器3
5にて検出された信号は、制御・増幅回路36により増
幅される。
【0031】制御・増幅回路36にて増幅された信号
は、データ処理部37に転送されるため、データ処理部
37にて検知され、モニタ判別される。従って、油膜2
0にて発生する蛍光Bと、モニタ用の青色光Aとが別々
の光ファイバを伝播し、各検出器35,38にて個別に
検出されるため、タイミング調整が不要となる。
【0032】すなわち、図4に示すように、青色光源3
1はONのままとなり、蛍光検出器38からは油膜20
の存在により発生する蛍光Bが、青色光検出器35から
は送波部モニタ信号の強弱、すなわち、検出器信号が所
定の閾値以上であれば、送波用光ファイバが正常、閾値
以下であれば異常であるとの判別が常に時間連続で可能
となる。このため、漏油検知装置に配置される光ファイ
バの構成上、送波用光ファイバ32の故障が予測される
場合、送波用光ファイバ32の正常または異常の判別を
行うことが可能となる。
【0033】図5は、別の変形例としての漏油検知装置
の主要構成をブロック図により示している。駆動回路4
0が青色光源41を駆動させると、約470nmの光が
青色光源41から送波用光ファイバ42に入射される。
【0034】なお、青色光源41には、発光ダイオード
(LED)あるいは半導体レーザ(LD)が使用され
る。送波用光ファイバ42により導波された青色光Aが
油膜20に照射されると、油膜20から約520nmの
蛍光Bが放射される。
【0035】蛍光Bは、受波用光ファイバ43により導
波され、蛍光検出器44にて集光されて検出される。蛍
光検出器44にて検出された信号は微弱であるため、制
御・増幅回路45にて増幅された後に検出タイミングの
調整が行われる。
【0036】一方、駆動回路46aは、蛍光波長光源4
6bを駆動させ、蛍光波長光Cを受波部モニタ用光ファ
イバ46cに入射させる。すると、受波部モニタ用光フ
ァイバ46cが受波用光ファイバ43と合流する合波部
46c1にて、蛍光波長光Cが受波用光ファイバ43に
より導波される蛍光Bと合波される。
【0037】このため、蛍光波長光Cも受波用光ファイ
バ43により導波され、蛍光検出器44にて検出され
る。従って、蛍光検出器44にて検出された信号は、制
御・増幅回路45にて増幅される。
【0038】また、送波用光ファイバ42の分波部42
aにて分波された青色光Aは、送波部モニタ用光ファイ
バ47aにより導波され、青色光検出器47bにて検出
される。青色光検出器47bにて検出された信号は、制
御・増幅回路47cにより増幅される。
【0039】なお、制御・増幅回路45には、タイミン
グ調整を行うために駆動回路40,46aからタイミン
グ信号が転送される。このような構成の漏油検知装置で
は、青色光Aが油膜20に照射された際に放射される蛍
光Bと、蛍光波長光源46bからの蛍光波長光Cとが、
受波用光ファイバ43にて重畳されるため、以下に示す
ようなタイミング調整が必要となる。
【0040】すなわち、図6に示すように、青色光源4
1は、通常ほとんどON状態であるが、モニタの実施タ
イミングではOFFとする。一方、OFFのタイミング
で蛍光波長光源46bがONとなる。従って、青色光源
41がONの場合、受波用光ファイバ43には、油膜2
0による蛍光Bのみが伝播され、蛍光検出器44にて検
出される。
【0041】また、蛍光波長光源がONの場合、受波用
光ファイバ43には、蛍光波長光Cのみが伝播され、蛍
光検出器44にて検出される。このため、蛍光波長光C
が所定の閾値以上であれば、受波用光ファイバ43は正
常であり、閾値以下となれば異常であるとの判定が可能
となる。さらに、青色光検出器47bでは青色光源41
がONの場合にだけ、送波用光ファイバ42の正常また
は異常を確認することができ、所定の閾値以上であれば
正常、閾値以下であれば異常と判別することが可能とな
る。
【0042】従って、漏油検知装置に配置される光ファ
イバの構成上、送波用光ファイバ42の故障が予測され
る場合、送波用光ファイバ42の正常または異常の判別
を行うことが可能となる。このように、蛍光Bとほぼ同
一の波長を有する蛍光波長光Cを放射し、受波部モニタ
用光ファイバ18および受波用光ファイバ13により導
波される蛍光波長光Cとを蛍光検出器14に供給するこ
とにより、データ処理部37は、蛍光検出器14にて検
出される蛍光Bと蛍光波長光Cとに基づいて送波用光フ
ァイバ12あるいは受波用光ファイバ13における故障
の有無を迅速に検知することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送波用光
ファイバあるいは受波用光ファイバに切断などの故障が
生じた場合であっても、故障を迅速に発見することの可
能な漏油検知装置を提供することができる。また、請求
項2にかかる発明によれば、迅速な故障の検知をより確
実に行うことができる。
【0044】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
蛍光と蛍光波長光とが重畳される場合であっても、蛍光
検出部にて検出される蛍光波長光を個別に取得すること
ができる。さらに、請求項4にかかる発明によれば、送
波用光ファイバあるいは受波用光ファイバに切断などの
故障が生じた場合であっても、故障を迅速に発見するこ
との可能な漏油検知装置を提供することができる。
【0045】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
青色光検出部にて検出されて故障検知部に供給される青
色光に対して蛍光のタイミングを調整することができ
る。さらに、請求項6にかかる発明によれば、送波用光
ファイバあるいは受波用光ファイバに切断などの故障が
生じた場合であっても、故障を迅速に発見することの可
能な漏油検知方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例としての漏油検知装置の主要
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の一例としての漏油検知装置におけ
る動作を示すタイミング図である。
【図3】別の変形例としての漏油検知装置の主要構成を
示すブロック図である。
【図4】別の変形例としての漏油検知装置における動作
を示すタイミング図である。
【図5】組み合わせ例としての漏油検知装置の主要構成
を示すブロック図である。
【図6】組み合わせ例としての漏油検知装置における動
作を示すタイミング図である。
【図7】従来例としての漏油検知装置の主要構成を示す
ブロック図である。
【図8】青色光と蛍光とのスペクトラムを示す波形図で
ある。
【符号の説明】
10 駆動回路 11 青色光源 12 送波用光ファイバ 13 受波用光ファイバ 14 蛍光検出器 15 制御・増幅回路 16 駆動回路 17 蛍光波長光源 18 受波部モニタ用光ファイバ 18a 合波部 19 データ処理部 20 油膜 30 駆動回路 31 青色光源 32 送波用光ファイバ 32a 分波部 33 受波用光ファイバ 34 送波部モニタ用光ファイバ 35 蛍光検出器 36 制御・増幅回路 37 データ処理部 38 蛍光検出器 40 駆動回路 40 駆動回路 41 青色光源 42 送波用光ファイバ 42a 分波部 43 受波用光ファイバ 44 蛍光検出器 45 制御・増幅回路 46a 駆動回路 46b 蛍光波長光源 46c 受波部モニタ用光ファイバ 46c1 合波部 47a 送波部モニタ用光ファイバ 47b 青色光検出器 47c 制御・増幅回路 A 青色光 B 蛍光 C 蛍光波長光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA03 BA15 CA03 EA01 HA05 HA09 KA02 KA09 LA01 2G067 BB16 CC03 DD11 EE08 2G086 CC06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青色光源と、 この青色光源から放射される青色光を導波する送波用光
    ファイバと、 上記送波用光ファイバから青色光が油膜に照射されるこ
    とにより放射される蛍光を導波する受波用光ファイバ
    と、 上記導波された蛍光を検出する蛍光検出部と、 この蛍光検出部にて検出された蛍光に基づいて漏油を検
    知する漏油検知部とを備える漏油検知装置において、 上記蛍光とほぼ同一な波長を有する蛍光波長光を放射す
    る蛍光波長光源と、 上記受波用光ファイバに結合され、上記蛍光波長光を導
    波して上記受波用光ファイバに供給する受波部モニタ用
    光ファイバと、 上記受波用光ファイバにより導波され、上記蛍光検出部
    にて検出される蛍光と蛍光波長光源とに基づいて、上記
    受波用光ファイバにおける故障の有無を検知する故障検
    知部とを備えることを特徴とする漏油検知装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の漏油検知装置にお
    いて、 上記送波用光ファイバに結合され、この送波用光ファイ
    バにより導波される青色光を導波する送波部モニタ用光
    ファイバと、 上記送波部モニタ用光ファイバにより導波される青色光
    を検出する青色光検出部とを備え、 上記故障検知部は、上記青色光が送波部モニタ用光ファ
    イバにより導波され、上記青色光検出部にて検出される
    青色光に基づいて、上記送波用光ファイバの故障の有無
    を検知することを特徴とする漏油検知装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の漏油検知装置において、 上記青色光源における青色光の放射タイミングと、上記
    蛍光波長光源における蛍光波長光の放射タイミングとに
    基づいて、上記蛍光検出部にて検出された蛍光と蛍光波
    長光とのタイミング調整を行うことを特徴とする漏油検
    知装置。
  4. 【請求項4】 青色光源と、 この青色光源から放射される青色光を導波する送波用光
    ファイバと、 上記送波用光ファイバから青色光が油膜に照射されるこ
    とにより放射される蛍光を導波する受波用光ファイバ
    と、 上記導波された蛍光を検出する蛍光検出部と、 この蛍光検出部にて検出された蛍光に基づいて漏油を検
    知する漏油検知部とを備える漏油検知装置において、 上記送波用光ファイバに結合され、この送波用光ファイ
    バにより導波される青色光を導波する送波部モニタ用光
    ファイバと、 上記送波部モニタ用光ファイバにより導波される青色光
    を検出する青色光検出部と、 上記受波用光ファイバに結合され、蛍光波長光源から放
    射される光を導波する受光用光ファイバと、 上記蛍光検出部にて検出される蛍光と上記青色光検出部
    にて検出される青色光とに基づいて、上記送波用光ファ
    イバあるいは受波用光ファイバにおける故障の有無を検
    知する故障検知部とを備えることを特徴とする漏油検知
    装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の漏油検知装置にお
    いて、 上記青色光源における青色光の放射タイミングに基づい
    て、上記蛍光検出部にて検出された蛍光のタイミング調
    整を行うことを特徴とする漏油検知装置。
  6. 【請求項6】 青色光を青色光源から放射して送波用光
    ファイバにより導波させ、この送波用光ファイバから青
    色光が油膜に照射されることにより放射されて受波用光
    ファイバにより導波される蛍光を蛍光検出部により検出
    し、この蛍光検出部にて検出された蛍光に基づいて漏油
    を検知する漏油検知方法において、 上記青色光を分波して送波部モニタ用光ファイバにより
    導波させ、青色光検出器にて検出される青色光と、 上記蛍光とほぼ同一な波長を有する蛍光波長光を放射し
    て受波部モニタ用光ファイバにより導波させ、この受波
    部モニタ用光ファイバにより導波される蛍光波長光とに
    基づいて上記受波用光ファイバあるいは受波用光ファイ
    バにおける故障の有無を検知することを特徴とする漏油
    検知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101279077B1 (ko) 2012-12-27 2013-07-05 한국해양과학기술원 청색 레이저 및 포토다이오드를 이용한 유출유 탐지 방법 및 장치
CN112964437A (zh) * 2021-03-11 2021-06-15 华能东莞燃机热电有限责任公司 一种油液微漏识别方法

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