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JP2001352564A - 表示制御装置及び方法 - Google Patents

表示制御装置及び方法

Info

Publication number
JP2001352564A
JP2001352564A JP2000172370A JP2000172370A JP2001352564A JP 2001352564 A JP2001352564 A JP 2001352564A JP 2000172370 A JP2000172370 A JP 2000172370A JP 2000172370 A JP2000172370 A JP 2000172370A JP 2001352564 A JP2001352564 A JP 2001352564A
Authority
JP
Japan
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display
dimensional
image
switching
dimensional display
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000172370A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ozaka
勉 尾坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mixed Reality Systems Laboratory Inc
Original Assignee
Mixed Reality Systems Laboratory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mixed Reality Systems Laboratory Inc filed Critical Mixed Reality Systems Laboratory Inc
Priority to JP2000172370A priority Critical patent/JP2001352564A/ja
Publication of JP2001352564A publication Critical patent/JP2001352564A/ja
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2D画像表示と3D画像表示の切り換えに際し
て機械的な動作をともなう場合に、操作者の操作に応じ
た画像の変化を該切り換え動作中は禁止し、操作者がみ
にくい画像を注視することを防止する。 【解決手段】少なくとも2次元表示と3次元表示の切り
換えが可能な画像表示装置を制御するにおいて、マウス
イベントが発生して3次元画像が存在しない状態から存
在する状態へ移行する場合は3次元表示への切り換え
を、該イベントにより3次元画像が存在する状態から存
在しない状態へ移行する場合は2次元表示への切り換え
を行う。ここで、画像表示装置が2次元表示もしくは3
次元表示への切り換え動作中であることが検出されてい
る間は、画像表示装置における等該イベントに対応した
表示を禁止し、表示動作を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、右眼と左眼の視差
を利用してユーザに立体像を観察させる表示装置の表示
制御装置及びその方法に関する。特に、通常の2次元画
像と3次元画像とを切換えて表示することができる、或
いは2次元画像と3次元画像とを混在させて表示するこ
とができる表示装置の表示制御装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2次元表示と3次元表示の切
り換えや混在表示を行うことが可能な3次元表示装置が
提案されている。ディスプレイ上に立体表示を行う方式
としては、パララックス・バリヤを用いた立体画像表示
方式(以下、パララックス・バリヤ方式と呼ぶ)やレン
チキュラ方式が広く知られている。
【0003】パララックス・バリヤ方式については、S.
H.Kaplan,“Theory of Parallax Barriers",J.SMPTE,Vo
l.59,No.7,pp.11-21(1952)に開示されており、この方式
によれば、複数視点からの複数の視差画像のうちの、少
なくとも左右視差画像を交互に配列されたストライプ画
像を、この画像から所定の距離だけ離れた位置に設けら
れた所定の開口部を有するスリット(パララックス・バ
リヤと呼ばれる)を介して、左右それぞれの眼でそれぞ
れの眼に対応した視差画像を観察することにより立体視
を行うことができる。
【0004】一方、レンチキュラ方式も右眼と左眼の両
眼視差を用いて立体画像を表示するものであり、ディス
プレイの前面にかまぼこ状のレンズを多数ならべたレン
チキュラを設け、空間的に左右の眼に入る画像を分離し
て、ユーザに立体像を観察させるものである。
【0005】図9は、特開平10−074267号に開
示された、レンチキュラ方式やパララックスバリヤ方式
等と同様に両眼視差によって立体表示するクロスレンチ
キュラ方式の原理を説明する図である。1は画像表示用
の液晶表示装置であり、201は液晶層などからなる表
示画素部でガラス基板205の間に形成されている。図
中では、偏光板、カラーフィルタ、電極、ブラックマト
リクス、反射防止膜などは図示を省略してある。3は照
明光源となるバックライトである。その前方には、光が
透過する市松状の開口208を有するマスクパターン2
09を形成したマスク基板207が配置されている。マ
スクパターン209はクロムなどの金属蒸着膜または光
吸収材からなり、ガラスまたは樹脂からなるマスク基板
207上にパターニングにより製作される。そのマスク
基板207と画像表示用液晶表示装置1の間には、マイ
クロレンズとして透明樹脂またはガラス製の互いに直行
する2つのレンチキュラ203,204が配置されてい
る。画像表示用液晶表示装置1には、図中(206Rが
右眼用画像、206Lが左眼用画像)のように左右の視
差画像が上下方向に交互に横ストライプ状に配列して表
示されている。バックライト3からの光はマスク基板2
07の各々の開口208を透過し、レンチキュラ203
と204を通して画像用液晶表示装置1を照明し、ユー
ザの両眼に左右の視差画像が分離して観察される。
【0006】この種の方式のディスプレイに通常の2D
画像を表示すると、その構造上、2D画像が不自然に見
えてしまう。このため、2D画像を表示する場合は、左
目用の画像と右目用の画像で同じ画像を表示することで
不自然さを解消することが考えられるが、解像度の低下
を招いてしまう。
【0007】一方、2D表示においては左右の視差画像
として分離して観察しないようにする構造を追加するこ
とが考えられる。例えば、特開平10−074267号
では、レンチキュラレンズ203、204を奥行き方向
に移動することでレンズパワーを消し、左右の視差画像
を左右の眼の夫々に観察させるための光指向性を生じな
いようにし、自然な2D画像の観察を可能としている。
また、特開平9−304739号では、画像表示用の液
晶表示装置1とレンチキュラレンズ204との間に、光
指向性を除去する拡散シートの出し入れを行えるように
した構成が開示されている。図10は、拡散シートの一
例を示すが、拡散シート200の透明部領域40Aを通
る光は光指向性を失わず、拡散部領域40Bを通る光は
光指向性を失う。この構成によれば、2D画像のときは
拡散シート200の拡散部領域40Bを介在させた状態
として左右の眼への画像の分離を防ぎ、自然な2D画像
の観察を可能とするとともに、3D画像のときは拡散シ
ート200の拡散部領域40Bを除去した状態(透明部
領域40Aを介在させた状態)として3D画像の観察を
可能とすることができる。
【0008】更に、特開平9−304739号には、拡
散シート200を用いて、2D、3D画像の混在表示を
可能とする構成が開示されている。すなわち、拡散シー
ト200の拡散領域中に部分的に透明領域を設けること
で(図10の40C〜40F)、同一表示面上に2D画
像と3D画像が混在した表示を可能としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2D画
像表示と3D画像表示の切り換えに際して、上述のよう
にレンチキュラレンズの移動や拡散シートの移動といっ
た機械的な動作を伴うと、その切り換えにある程度の時
間を要するようになる。このような切り換え動作の最中
は2D画像も3D画像も見え方が不安定となる。従っ
て、このような切り換え動作の最中に操作者の操作に応
じた画像の表示を行うと、操作者に不快感を生じさせる
ことになる。すなわち、操作に応じた画像の表示は、そ
の表示内容が操作者の操作の結果を表わすため操作者に
よって注視されることになるので、上記のような2D・
3Dの切り換え動作中にそのような表示を行うと、操作
者はみにくい表示を注視することになり、操作者に不快
感を与えることになる。
【0010】また、特開平9−304739号には、拡
散シートに部分的に透明領域を設けることにより、拡散
シートを用いた3D画像表示装置において3D画像と2
D画像の混在表示を実現することが開示されている。し
かしながら、3D画像領域と2D画像領域は、拡散シー
トに予め設けられた透明領域によって決定されてしま
い、3D画像領域と2D画像領域の組み合わせパターン
に変化をつけたければ、そのパターンの数だけ領域を用
意しておく必要がある。例えば、図10の拡散シート2
00では、40C〜40Fに示される4種類の混在パタ
ーンが用意されており、この場合、4画面分の大きさの
シートが必要となる。このため、例えば40Aの状態
(全面3次元表示)から40Fの状態(混在表示)に切
り換えようとした場合は、拡散シート200を5画面分
移動する必要が有り、切り換えに時間を要することにな
る。
【0011】さらに、拡散シートを用いて2Dと3Dの
切り換えもしくは混在表示を行った場合、拡散シートを
介して観察される2D画像は3D画像と比べて光量が落
ちてしまう。
【0012】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、2D画像表示と3D
画像表示の切り換えに際して機械的な動作をともなう場
合に、操作者の操作に応じた画像の変化を該切り換え動
作中は禁止し、操作者がみにくい画像を注視することを
防止することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、拡散シートを
用いて2Dと3D画像の切り換え・混在表示の表示形態
の柔軟性を向上することにある。
【0014】更に本発明の他の目的は、拡散シートを用
いた2D表示と3D表示の切り換え、混在表示を行う際
に生じる、2D表示と3D表示の間の相対的な光量差を
低減することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による表示制御装置は、少なくとも2次元表
示と3次元表示の切り換えが可能な表示装置を制御する
表示制御装置であって、前記表示装置に対して2次元表
示或いは3次元表示への切り換えを行うべく制御指令を
出力する指示手段と、前記指示手段による制御指令によ
り、前記表示装置が2次元表示もしくは3次元表示への
切り換え動作中であることを検出する検出手段と、少な
くとも、前記検出手段によって前記切り換え動作中であ
ることが検出されている間は、前記表示装置における表
示動作を制限する表示制限手段とを備える。
【0016】また、上記の目的を達成する本発明の他の
態様による表示制御装置は、視差画像を左右の夫々の眼
によって観察させるための光指向性を生成して3次元画
像を観察可能とするとともに、光拡散部材によって該光
指向性を打ち消すことで2次元画像を観察可能にする表
示装置を制御する表示制御装置であって、表示画面中に
おいて、ポインティングデバイスによって指示された位
置を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出さ
れた位置に基づいて、前記光拡散部材の位置を制御する
位置制御手段と、前記位置制御手段による前記光拡散部
材の位置決め後、前記表示画面中の該光拡散部材の存在
する領域を2次元表示領域とし、該光拡散部材の存在し
ない領域を3次元表示領域として画像表示を制御する表
示制御手段とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0018】<第1の実施形態>図1は第1の実施形態
による画像表示装置の概略構成を示す図である。図1に
おいて、1は画像表示用の液晶表示装置であり、液晶層
などからなる表示画素部1aがガラス基板1bと1cの
間に形成されている。図中では、偏光板、カラーフィル
タ、電極、ブラックマトリクス、反射防止膜などは図示
を省略してある。3は照明光源となるバックライトであ
る。その前方には、光が透過する市松状の開口(図では
白で示した部分)を有するマスクパターンを形成したマ
スク基板2が配置されている。このマスク基板2上のマ
スクパターンはクロムなどの金属蒸着膜または光吸収材
からなり、ガラスまたは樹脂からなるマスク基板2上に
パターニングにより製作される。
【0019】そのマスク基板2と画像表示用液晶表示装
置1の間には、マイクロレンズとして透明樹脂またはガ
ラス製の互いに直行する2つのレンチキュラ4,5が配
置されている。画像表示用液晶表示装置1には、図示の
ように左右の視差画像が上下方向に交互に横ストライプ
状に配列して表示されている(液晶表示装置1におい
て、Rが記してある横ストライプが右眼用画像、Lが記
してある横ストライプが左眼用画像)。バックライト3
からの光は、マスク基板2の各々の開口を透過し、レン
チキュラ4と5を通してユーザの両眼に左右の視差画像
が分離して観察されるように指向性が付与されて画像用
液晶表示装置1を照明し、立体視が得られることにな
る。
【0020】6は光拡散部材の拡散シートであり、レン
チキュラレンズ5と液晶表示装置1の間に配置される。
図2は本実施形態の拡散シートを説明する図である。拡
散シート6は、透明なベースフィルム上に少なくとも2
面分の有効部領域(図2において2点鎖線で示す矩形の
領域)を有し、有効部領域は、夫々少なくとも1面分の
大きさを有する透明部分領域6Aと拡散部領域6Bを有
する。
【0021】この拡散シート6は、図1に示されるよう
に、巻取部7によって巻き取られた状態で保持される。
8は拡散シート移動用のモータであり、巻取部7による
拡散シート6の巻き取りを制御する。この制御により、
拡散シート6の左右方向の位置が制御され、透明部分領
域6Aと拡散部分領域6Bのいずれか一方が液晶表示装
置1の表示面とほぼ一致するように制御される。
【0022】この拡散シート6の位置制御により、透明
部領域6Aが液晶表示装置1の表示面上に位置している
ときは、上述のように市松マスク2とレンチキュラ4、
5を経て生じた光指向性は失われず、左右の眼に夫々の
視差画像が観察されることになり、立体視が可能とな
る。すなわち、当該表示装置は3D表示装置として機能
する。一方、拡散シート6の拡散部領域6Bが液晶表示
装置1の表示面上に位置しているときは、レンチキュラ
4、5を経た光が拡散部領域6Bによって拡散されるた
め、光の指向性が失われ、各横ストライプの画像が左右
両方の眼によって観察されるようになり、立体視はでき
なくなる。すなわち、当該表示装置は、通常の2D表示
装置として機能するようになる。
【0023】図3は第1の実施形態によるコンピュータ
システムの構成を示すブロック図である。
【0024】21はホストコンピュータであり、2次元
画像と3次元画像の取り扱いが可能である。ホストコン
ピュータ21において、21aはCPUでありメモリ2
1bに格納された制御プログラムに従って各種処理を実
行する。ホストコンピュータ21は、描画用のデータが
アップデートされる毎にデバイスドライバ22への信号
を更新する。なおメモリ21bは、ROMやRAM、あ
るいは磁気ディスクドライバを含む。また、以下に説明
する処理手順をCPU21aによって実現するための制
御プログラムをフロッピー(登録商標)ディスク等の記
憶媒体から提供して、RAMに格納するようにしてもよ
い。
【0025】22は本実施形態の立体ディスプレイの描
画全体を制御するディスプレイドライバである。22a
は2D3D描画部であり、立体ディスプレイ上に実際に
描画されるデータ、即ち従来より取り扱われてきた2次
元画像やストライプ合成された3次元画像を描画制御す
る。22bは切換駆動制御部であり、3次元表示と2次
元表示を切換えるために、モータ8による拡散シート6
の巻き取りを制御する。22cは画面及び切換制御部で
あり、オブジェクト解析部22dによる解析結果に従っ
て、2D3D描画部22aに対する描画指示や切換駆動
制御部22bに対する2次元、3次元表示切換を指示す
る。22dはオブジェクト解析部であり、描画用のデー
タの種類を判別・解析する。
【0026】なお、このデバイスドライバ22は電子回
路でホストコンピュータ21の外部或いはスロットルに
実装されてもよいし、ホストコンピュータの一つのソフ
トウェア或いはソフトウェアと電子回路が混在する構成
として実装されてもよい。即ち、ホストコンピュータ2
1はCPU21aと、添付のフローチャートを参照して
説明する処理手順を実現する制御プログラムを格納した
メモリ21bを備え、ディスプレイドライバ6が実現す
る各種機能をホストコンピュータ21のCPU21aが
実現するようにしてもよい。
【0027】立体ディスプレイ23は、画像表示に際し
て画面の全体の2次元表示と3次元表示を切り換える。
表示部23aは、図1で上述した液晶表示装置1、マス
ク基板2、バックライト3、レンチキュラ4、5を備え
る。また、2D3D切換機構23bは拡散シート6、巻
取部7、モータ8を備える。
【0028】図4は本実施形態によるシート巻取方式の
2D3D切換機構23bの概略構成を示すブロック図で
ある。図4に示されるように、2D3D切換機構は、拡
散シート6を出し入れするために1対の巻取部7(巻取
部71、72)と1対のモータ8(モータ81b、82
b)を具備する。また、ドライバ81a、82aは、切
換駆動制御部22bの制御信号に応じて、それぞれモー
タ81b、82bを駆動する。シート位置センサ9は拡
散シート6の位置(透明部領域6A或いは拡散部領域6
Bの位置)を検出し、その位置信号を切換駆動制御部2
2bに通知する。なお、拡散シート6の位置検出には、
拡散シートに所定のマークを設けてそのマーク位置を検
出する等、当業者には周知の種々の手法が適用できるこ
とは明らかであろう。
【0029】図5は第1の実施形態によるホストコンピ
ュータ21、デバイスドライバ22及び立体ディスプレ
イ23による2D・3D表示切換の動作を説明するフロ
ーチャートである。なお、本処理をCPU21aによっ
て実現させるための制御プログラムはメモリ21bに格
納されている。また、デバイスドライバ22として示し
た構成及び機能をCPU21aによって実現するように
してもよいことは上述のとおりである。
【0030】まずステップS101ではマウスの移動及
びマウスボタンの押圧の有無等を検出して、マウスイン
ベントを取得する。続くステップS102では、ステッ
プS101で取得されたマウスイベントの内容を解析す
る。ステップS103では、ステップS102によるイ
ベント解析の結果、当該マウスイベントがウインドウの
描画に関するものか否かを判断する。ここで、ウインド
ウの描画に関するイベントとは、例えば、表示されるウ
インドウの数に増減があるような場合である。マウスイ
ベントがウインドウの描画に関係するものでなければ、
本実施形態では2D・3D間の表示切換は行わないの
で、処理をステップS101へ戻す。なお、ステップS
101はマウス以外のイベントでもよく、ステップS1
03から他のイベント処理に分岐してもよい。
【0031】表示ウインドウの描画に関するイベントで
あった場合はステップS104へ進み、当該イベントの
実行後における表示画像中に3次元画像データが存在す
るかどうかが判定される。本実施形態では、画像データ
ファイルのヘッダ部分に3次元データを含むか否かの情
報を持たせておき、表示する画像データが3次元画像に
対応するかどうかはこのファイルヘッダの情報により判
断するものとする。もちろん、3次元画像データか否か
の判断はこれに限られるものではなく、例えばファイル
の拡張子によって判断するようにしてもよい。
【0032】ステップS104において、表示中の画像
に3次元画像が存在すると判断された場合は、ステップ
S105へ進み、3D表示への切換が必要かどうかを判
断する。上述のように、本実施形態の画像表示装置は、
拡散シート6の透明部領域6Aと拡散部領域6Bのいず
れかを液晶表示装置1の画面位置にセットすることで、
3次元表示と2次元表示を切換えることができる。従っ
て、ステップS105の判断時において、拡散部領域6
Bが液晶表示装置1の画面位置に存在する2次元表示状
態となっていた場合は、切換駆動制御部22bによって
モータ8を駆動して拡散シート6の巻取部7への巻き取
りを制御し、透明部領域6Aを液晶表示装置1の画面位
置に移動させて3次元表示状態とする必要がある。な
お、画像表示装置が2次元表示状態か3次元表示状態か
の判断は、シート位置センサ9からの信号によって示さ
れる拡散シートの位置に基づいて行われる。
【0033】画像表示装置が2次元表示状態である場合
は、ステップS15において3次元表示状態への切換が
必要であると判断され、ステップS106による2次元
表示状態から3次元表示状態への切換が実行される。す
なわち、切換駆動制御部22bによってモータ8を駆動
し、拡散シート6の巻き取りを制御して透明部領域6A
を液晶表示装置1の画面位置まで移動する。
【0034】この3次元表示状態への切換における拡散
シートの移動は機械的な動作であり、その動作の開始か
ら完了までにある程度の時間を要する。そして、拡散シ
ートの移動中、すなわち表示状態の切換動作中は画面内
に2次元表示状態の部分と3次元表示状態の部分が混在
し、表示画像が見苦しくなる場合がある。従って、この
切換動作中にユーザの操作に対応した表示を実行する
と、ユーザによって注視されるべき画像の表示状態が見
苦しいものとなる可能性がある。従って、ステップS1
06で切換動作を開始したならば、ステップS107と
ステップS108により、当該切換動作中は表示制御に
所定の制限を加える。
【0035】ステップS107における切換動作中の表
示制御としては、例えば、当該マウスイベントに対応す
る表示の実行を保留し、 切換動作中には何も表示しない、 所定の画像を、左右の眼に分離される画像が同じ画像
になるように、同一ストライプ画像を対にして表示する
(所定の画像としては例えば切換動作中であることを明
示するものが挙げられる)、 切換動作中はマウスのポインタの形状を変える(例え
ば砂時計とする)、 とを組み合わせる ことなどが挙げられる。
【0036】以上のようにして、3次元表状態への設定
を完了したならば、ステップS109において3次元画
像データを表示するとともに、ステップS110におい
て、2次元画像データの3次元表示状態への適応処理を
行う。すなわち、2次元画像についてはクロスレンチキ
ュラ方式によって右眼と左眼に分離される画像が夫々同
じ画像となるように同じストライプ画像を対にして表示
する。この結果、2次元画像の縦方向の解像度は1/2
となってしまうが、2次元画像をほぼ通常通り観察でき
ることになる。また、このステップS109とS110
による表示処理において、当該マウスイベントに対応し
た表示の更新が行われることになる。
【0037】なお、ステップS105で、既に3次元表
示状態にあり、表示状態の切換が不要であると判定され
た場合は、ステップS109へそのまま進む。
【0038】また、ステップS104で表示中の画像に
3次元画像が存在しないと判断された場合は、ステップ
S111へ進む。ステップS111では、2次元表示状
態への切換が必要かどうかを判断する。すなわち、透明
部領域6Aが液晶表示装置1の画面位置に存在する3次
元表示状態となっていた場合は、切換駆動制御部22b
によってモータ8を駆動して拡散シート6の巻取部7へ
の巻き取りを制御し、拡散部領域6Bを液晶表示装置1
の画面位置に移動させて2次元表示状態とする必要があ
る。
【0039】画像表示装置が3次元表示状態である場
合、ステップS111において2次元表示状態への切換
が必要であると判断され、ステップS112で3次元表
示状態から2次元表示状態への切換が実行される。すな
わち、切換駆動制御部22bによってモータ8を駆動
し、拡散シート6の巻き取りを制御して拡散部領域6B
を液晶表示装置1の画面位置まで移動する。
【0040】上述したように、この2次元表示状態への
切換における拡散シートの移動は機械的な動作であり、
その動作の開始から完了までにある程度の時間を要す
る。従って、ステップS107、S108で説明したよ
うに、ステップS113とステップS114の制御によ
り当該切換動作中の表示制御に所定の制限を加える。
【0041】こうして、表示状態の切換動作が完了した
ならば、当該画像表示装置は通常の2次元画像表示装置
と同様に機能するようになるので、ステップS115に
おいて通常の2次元表示を行う。なお、このステップS
115の処理において、当該マウスイベントに対応した
表示の更新が行われることになる。
【0042】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、マウスの操作によって生じるウインドウの増減によ
り、3次元画像を含むようになったり含まなくなったり
した場合に、自動的に画像表示装置の表示状態が切り換
わるので、ユーザがいちいち表示状態の切換操作を行わ
ずに済み、操作性が向上する。
【0043】また、上記実施形態によれば、表示状態の
切換動作中はその表示内容が制限され、ユーザの操作に
対応する表示を実行させない。このため、表示切換動作
中においてはユーザが注視すべき画像が表示されないこ
とになり、見苦しい表示状態の画像をユーザが注視する
ことを防止できる。
【0044】なお、上記では、拡散シートによって2次
元と3次元の表示切換を行う場合を示したが、表示切換
の機構はこれに限定されないことはいうまでもない。後
述する実施例2のように、拡散シートとワイヤー等を用
いることも可能である。すなわち、表示制御に比して切
換動作に時間を要するような、例えば他のメカニカルな
切換機構(例えばレンチキュラを奥行き方向に移動す
る)においても上述したような効果が得られる。
【0045】また、上記実施形態では、ウインドウの表
示にともなう2次元及び3次元画像表示状態の自動切り
換えを説明したが、ユーザがキーボードやマウス等を用
いて表示状態の切り換えを直接的に指示した場合の処理
にも適用できることはいうまでもない。
【0046】<第2の実施形態>上記第1の実施形態で
は、拡散シート6の移動により、画像表示装置の全画面
を2次元表示状態或いは3次元表示状態に切り換えてい
る。第2の実施形態では、光指向性を消失させる領域
(拡散部領域)とそうでない領域が画面中に存在する位
置に拡散シートを配し、2次元画像と3次元画像の混在
表示を実現する。
【0047】第2の実施形態による画像表示装置の構成
等は第1の実施形態(図1、図3、図4)と同様であ
る。ただし、2D3D切換機構23bとして図6に示す
構成を用いる。
【0048】図6は第2の実施形態による2D3D切換
機構を説明する図である。第2の実施形態では、図4で
上述した巻取部71、72をそれぞれ供給リール71、
巻取リール72と称し、モータ81b、82bをそれぞ
れ供給モータ81b、巻取モータ82bと称する。ま
た、拡散シート60はその全面が拡散領域であり、3D
表示状態への切り換えは、巻取リール72側に拡散シー
ト60を巻き取り、表示画面部分から拡散シートを除去
することで行う。すなわち、この場合には、画像表示用
の液晶表示装置1とレンチキュラレンズ5との間にはワ
イヤー73のみが画像表示の非有効部(例えば両端部)
に存在するように制御される。また、シート位置センサ
9として、巻取リール72の駆動軸の回転量を計測する
ポテンショメータを具備し、拡散シート60の端部が画
面上のどの部分に有るかを検出できるようにしている。
なお、図6に示されるように、第2の実施形態では上下
方向に拡散シートを巻き取って表示切換を行うが、第1
の実施形態で示したように横方向に巻き取る構成として
もよい。この場合、以下で説明するGUIや2次元と3
次元の表示領域のための画面の分割の仕方が横方向に対
応したものとなるが、その処理内容は、以下の実施形態
の説明から容易に推測されるものである。更に、第1の
実施形態で示したような透明部領域と拡散部領域が混在
する拡散シート6を用いるようにしてもよいことは明ら
かである。
【0049】以上の構成において、3D表示から2D表
示への切り換え(2D表示の領域を拡大する方向への切
換)を行う場合は、供給リール71が拡散シート60を
巻き取るように供給モータ81bを駆動する。このと
き、巻取モータ82bによってバックテンションをか
け、拡散シート60のたわみを防止する。逆に、2D表
示から3D表示への切り換え(3D表示の領域を拡大す
る方向への切換)を行う場合は、巻取リール72が拡散
シート60を巻き取るように巻取モータ82bを駆動す
る。このとき、供給モータ81bによってバックテンシ
ョンをかけ、拡散シート60のたわみを防止する。ま
た、拡散シートの停止状態では、巻取モータ82b、供
給モータ81bの双方にブレーキをかける。なお、ブレ
ーキは、モータの端子をショートする等の簡易的なブレ
ーキでも充分であろう。
【0050】次に、第2の実施形態による2次元、3次
元画像の混在表示制御について説明する。図7は第2の
実施形態による2次元/3次元画像の表示制御を説明す
るフローチャートである。また、図8は本実施形態によ
る画像表示例を示す図である。なお、本処理は、第1の
実施形態と同様にCPU21aがメモリ21bに格納さ
れている制御プログラムを実行することにより実現され
る。
【0051】2次元/3次元画像の混在表示が指示され
ると、2D3D混在表示用ウインドウ101が表示され
る。この時点では、ウインドウ内部の画像はまだ表示さ
れない。また、ウインドウ101の大きさは表示画面の
全領域分としても、それより小さくてもよい。ウインド
ウ101が表示画面より小さい場合は、画面上の任意の
位置にウインドウを開くことができる。次に、例えばウ
インドウ101内にマウスポインタがある状態でマウス
をクリックすることにより、その時点におけるマウスポ
インタの位置が取得され、その位置が2D表示と3D表
示の境界位置に設定される。本実施形態では、拡散シー
トが上下方向に移動するので、横方向に境界線が設定さ
れることになる。
【0052】次に、ステップS203において、ステッ
プS202で決定された境界位置に拡散シートの端部6
0aが位置するように、供給モータ81bと巻取モータ
82bを駆動して拡散シート60を移動する。この移動
においては、まず、設定された境界位置のウインドウ1
01内における位置と、ウインドウ101の液晶表示装
置1の表示画面における表示位置とから、当該境界位置
の表示画面上における位置を取得する。そして、その取
得した位置に、拡散シート60の端部60aが位置する
ように、ポテンショメータ90の出力を監視しながら拡
散シート60の移動(巻取)を制御する。この拡散シー
ト60の移動処理が完了したら、ステップS204で当
該境界位置に境界線を描画する。この結果、ウインドウ
101内において、境界線よりも下側が3D表示領域1
02に、上側が2D表示領域103となる。
【0053】ステップS205では、3D表示領域10
2と2D表示領域103への描画を行う。すなわち、表
示するべく指定された画像データが3次元画像データで
あれば(第1の実施形態で説明したようにファイルのヘ
ッダや、拡張子で判定するものとする)3D表示領域1
02に、2次元画像データであれば2D表示領域103
に描画することになる。この結果、図8に示すような画
像表示が得られる。また、図8の(a)において、10
4はステップS204で描画された境界線である。そし
て、3D表示領域102には、飛行機の3次元画像10
5が表示され、2D表示領域103には2D画像の一例
としてテキスト表示106が示されている。
【0054】なお、境界線104は、本例では適当な線
幅を有した黒線である。境界線104にある程度の線幅
を持たせることにより、拡散シートのエッジ部分の位置
決めのばらつき等を吸収することができる。
【0055】さて、このような表示がなされた状態で、
マウスカーソルを境界線104上に移動すると、ステッ
プS206からステップS207へ進み、マウスカーソ
ルの形状を図8(a)の107で示すように変更する。
マウスカーソルがこのような形状となっているのは、境
界線104を上下方向に移動できることを表している。
【0056】次に、ステップS208へ進み、マウスに
よるドラッグ操作がなされたかどうかを判断する。ドラ
ッグ操作がなされていなければステップS206へ戻る
が、ドラッグ操作がなされた場合は境界線104の位置
の変更操作であると認識し、ステップS209へ処理を
進める。
【0057】今、ドラッグ操作によって境界線104の
位置が図8の(b)に示される位置に指定されたとして
説明する。ステップS209では、ドラッグ操作によっ
て新たに設定された境界位置を検出し、境界位置を更
新、設定する。そして、ステップS203へ戻り、新た
に設定された境界位置に拡散シート60の端部60aが
来るように供給モータ81bと巻取モータ82bを制御
し、ステップS204で当該境界位置に境界線104を
描画する。その後、ステップS205において、新たな
3次元表示領域102と2次元表示領域103に対して
画像の描画を行う。図8(b)の例では、2次元表示領
域103が拡大され、2次元画像(文書イメージ)をよ
り広範囲に観察できるようになった様子を示している。
なお、3次元表示領域102や2次元表示領域103に
おいて、表示すべきイメージの全体が表示しきれていな
い場合にスクロールバーを表示し、スクロール操作によ
って2次元或いは3次元画像の全体を見られるようにし
てもよい。
【0058】なお、ステップS206においてマウスカ
ーソルが境界上にない場合はステップS210へ進み、
図8(b)の108に示すような、通常のマウスカーソ
ル形状に戻す。そして、ステップS205へ戻る。
【0059】なお、上記の処理において、拡散シートの
移動中は、第1の実施形態(ステップS107)で説明
したように、当該マウスイベントに対応する表示の実行
を保留するようにしてもよい。また、上記の処理におい
て、拡散部を介して表示される2次元画像は3次元画像
に比べて輝度が低くなってしまう。従って、3次元表示
の画像の輝度が低下するように、或いは2次元表示の輝
度が増加するように画像データを変更して表示するよう
にしてもよい。更に、上記処理において、3D2D混在
表示用のウインドウ101が閉じられた場合に、第1の
実施形態で示した2D3D切り換え動作を実行するよう
にしてもよい。この場合、第1の実施形態で示した図5
のフローチャートの処理によれば、マウスイベントによ
ってウインドウ101を閉じられると、他に3次元画像
データの表示が無ければ拡散シートが画面の全面に配置
されて2次元表示となり、他に3次元画像データの表示
があれば拡散シートが画面上から除去され(或いは透明
部領域が画面の全面に配置され)3次元表示となる。
【0060】以上のように第2の実施形態によれば、拡
散シートを用いて2Dと3D画像の切り換え・混在表示
の表示形態の柔軟性が向上する。特に2次元表示領域と
3次元表示領域の割合を略連続的に変化させることがで
き、表示形態を柔軟に変更できるとともに、図10の如
く表示パターンに応じた領域を拡散シートに設ける必要
もなくなる。また、2次元3次元の混在表示を行う場合
に、拡散シートの位置(すなわち3次元表示領域と2次
元表示領域の割合)をマウスで直感的に指示操作するこ
とができ、操作性が向上する。また、拡散シートを用い
た2D表示と3D表示の切り換え、混在表示を行う際に
生じる、2D表示と3D表示の間の相対的な光量差が低
減される。
【0061】また、本実施形態の目的は、前述した実施
形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード
を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読出し実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。
【0062】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本実施形態を構成することになる。
【0063】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0064】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2D画像表示と3D画像表示の切り換えに際して機械的
な動作をともなう場合に、操作者の操作に応じた画像の
変化を該切り換え動作中は禁止し、操作者がみにくい画
像を注視することを防止することができる。また、本発
明によれば、拡散シートを用いて2Dと3D画像の切り
換え・混在表示の表示形態の柔軟性が向上する。更に本
発明によれば、拡散シートを用いた2D表示と3D表示
の切り換え、混在表示を行う際に生じる、2D表示と3
D表示の間の相対的な光量差が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による画像表示装置の概略構成
を示す図である。
【図2】本実施形態の拡散シートを説明する図である。
【図3】第1の実施形態によるコンピュータシステムの
構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態によるシーと巻取方式の2D3D切
換機構23bの概略構成を示すブロック図である。
【図5】第1の実施形態によるホストコンピュータ2
1、デバイスドライバ22及び立体ディスプレイ23に
よる2D・3D表示切換の動作を説明するフローチャー
トである。
【図6】第2の実施形態による2D3D切換機構を説明
する図である。
【図7】第2の実施形態による2次元/3次元画像の表
示制御を説明するフローチャートである。
【図8】第2の実施形態による画像表示例を示す図であ
る。
【図9】特開平10−074267号に開示された、ク
ロスレンチキュラ方式の原理を説明する図である。
【図10】特開平9−304739号に開示された拡散
シートを示す図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA02 EA06 HA06 HA12 HA14 HA18 HA26 HA28 MA01 MA20 5B069 AA14 CA02 CA14 CA15 DD06 JA02 5C061 AA07 AA20 AB14 AB17 5C080 AA10 BB05 CC04 DD01 EE17 EE27 JJ01 JJ02 JJ06 JJ07 5G435 AA01 BB12 BB15 BB17 CC09 CC11 CC12 DD04 DD09 EE11 EE26 EE49 FF05 FF06 FF12 FF13 GG02 GG06 GG13 GG41 HH04

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2次元表示と3次元表示の切
    り換えが可能な表示装置を制御する表示制御装置であっ
    て、 前記表示装置に対して2次元表示或いは3次元表示への
    切り換えを行うべく制御指令を出力する指示手段と、 前記指示手段による制御指令により、前記表示装置が2
    次元表示もしくは3次元表示への切り換え動作中である
    ことを検出する検出手段と、 少なくとも、前記検出手段によって前記切り換え動作中
    であることが検出されている間は、前記表示装置におけ
    る表示動作を制限する表示制限手段とを備えることを特
    徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置は左右の眼の夫々に視差画
    像を観察させるべく光指向性を制御して立体表示すると
    ともに、光拡散部材によって該光指向性を打ち消すこと
    で2次元表示への切り換えを達成するものであり、 前記検出手段は、2次元表示或いは3次元表示への切り
    換えを行うための前記拡散部材の移動中を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は光学部材により左右の眼
    の夫々に視差画像を観察させるべく光指向性を制御して
    立体表示とするとともに、該光学部材の奥行き方向の移
    動によって該光指向性を打ち消すことで2次元表示への
    切り換えを達成するものであり、 前記検出手段は、2次元表示或いは3次元表示への切り
    換えを行うための前記光学部材の移動中を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は、ウインドウの増減を伴
    うイベントが発生し、該イベントにより3次元画像が存
    在しない状態から存在する状態へ移行する場合は3次元
    表示への切り換えを、該イベントにより3次元画像が存
    在する状態から存在しない状態へ移行する場合は2次元
    表示への切り換えを行うべく制御指令を出力することを
    特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制限手段は、前記検出手段によ
    って前記切り換え動作中であることが検出されている間
    はユーザによって指示される表示の実行を禁止すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制限手段は、更に、前記表示装
    置の表示画面を無表示状態とすることを特徴とする請求
    項5に記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記表示制限手段は、更に、前記表示装
    置の表示画面上に所定の2次元画像を表示し、該所定の
    2次元画像の表示は3次元表示における左目用と右目用
    の各視差画像領域に同一の画像を表示するものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 前記表示画面上にマウスポインタが表示
    されている場合、前記表示制限手段は、更に、該マウス
    ポインタの形状を所定形状に変更することを特徴とする
    請求項5に記載の表示制御装置。
  9. 【請求項9】 視差画像を左右の夫々の眼によって観察
    させるための光指向性を生成して3次元画像を観察可能
    とするとともに、光拡散部材によって該光指向性を打ち
    消すことで2次元画像を観察可能にする表示装置を制御
    する表示制御装置であって、 表示画面中において、ポインティングデバイスによって
    指示された位置を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された位置に基づいて、前記
    光拡散部材の位置を制御する位置制御手段と、 前記位置制御手段による前記光拡散部材の位置決め後、
    前記表示画面中の該光拡散部材の存在する領域を2次元
    表示領域とし、該光拡散部材の存在しない領域を3次元
    表示領域として画像表示を制御する表示制御手段とを備
    えることを特徴とする表示制御装置。
  10. 【請求項10】 前記位置制御手段は、前記検出手段に
    よって検出された位置に基づいて2次元、3次元表示領
    域の境界位置を決定し、該境界位置に前記光拡散部材の
    端部が位置するように該拡散部材の位置を制御すること
    を特徴とする請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記表示画面上の前記境界位置に対応
    する位置に境界線を描画する手段を更に備えることを特
    徴とする請求項10に記載の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 前記ポインティングデバイスによる指
    示位置を示すポインタが前記境界位置にあるときにその
    形状を所定形状に変更する変更手段と、 前記ポインタが前記所定形状に変更された状態でなされ
    る所定操作に応じて前記境界位置を更新する更新手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の表示
    制御装置。
  13. 【請求項13】 前記2次元表示領域と前記3次元表示
    領域とで表示輝度が同程度になるように、該2次元表示
    領域と該3次元表示領域の少なくとも一方に表示される
    画像データを変更する手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項10に記載の表示制御装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも2次元表示と3次元表示の
    切り換えが可能な表示装置を制御する表示制御方法であ
    って、 前記表示装置に対して2次元表示或いは3次元表示への
    切り換えを行うべく制御指令を出力する指示工程と、 前記指示工程による制御指令により、前記表示装置が2
    次元表示もしくは3次元表示への切り換え動作中である
    ことを検出する検出工程と、 少なくとも、前記検出工程によって前記切り換え動作中
    であることが検出されている間は、前記表示装置におけ
    る表示動作を制限する表示制限工程とを備えることを特
    徴とする表示制御方法。
  15. 【請求項15】 前記表示装置は左右の眼の夫々に視差
    画像を観察させるべく光指向性を制御して立体表示する
    とともに、光拡散部材によって該光指向性を打ち消すこ
    とで2次元表示への切り換えを達成するものであり、 前記検出工程では、2次元表示或いは3次元表示への切
    り換えを行うための前記拡散部材の移動中が検出される
    ことを特徴とする請求項14に記載の表示制御方法。
  16. 【請求項16】 前記表示装置は光学部材により左右の
    眼の夫々に視差画像を観察させるべく光指向性を制御し
    て立体表示とするとともに、該光学部材の奥行き方向の
    移動によって該光指向性を打ち消すことで2次元表示へ
    の切り換えを達成するものであり、 前記検出工程では、2次元表示或いは3次元表示への切
    り換えを行うための前記光学部材の移動中が検出される
    ことを特徴とする請求項14に記載の表示制御方法。
  17. 【請求項17】 前記指示工程は、ウインドウの増減を
    伴うイベントが発生し、該イベントにより3次元画像が
    存在しない状態から存在する状態へ移行する場合は3次
    元表示への切り換えを、該イベントにより3次元画像が
    存在する状態から存在しない状態へ移行する場合は2次
    元表示への切り換えを行うべく制御指令を出力すること
    を特徴とする請求項14に記載の表示制御方法。
  18. 【請求項18】 前記表示制限工程は、前記検出工程に
    よって前記切り換え動作中であることが検出されている
    間はユーザによって指示される表示の実行を禁止するこ
    とを特徴とする請求項14に記載の表示制御方法。
  19. 【請求項19】 前記表示制限工程は、更に、前記表示
    装置の表示画面を無表示状態とすることを特徴とする請
    求項18に記載の表示制御方法。
  20. 【請求項20】 前記表示制限工程は、更に、前記表示
    装置の表示画面上に所定の2次元画像を表示し、該所定
    の2次元画像の表示は3次元表示における左目用と右目
    用の各視差画像領域に同一の画像を表示するものである
    ことを特徴とする請求項18に記載の表示制御方法。
  21. 【請求項21】 前記表示画面上にマウスポインタが表
    示されている場合、前記表示制限工程は、更に、該マウ
    スポインタの形状を所定形状に変更することを特徴とす
    る請求項18に記載の表示制御方法。
  22. 【請求項22】 視差画像を左右の夫々の眼によって観
    察させるための光指向性を生成して3次元画像を観察可
    能とするとともに、光拡散部材によって該光指向性を打
    ち消すことで2次元画像を観察可能にする表示装置を制
    御する表示制御方法であって、 表示画面中において、ポインティングデバイスによって
    指示された位置を検出する検出工程と、 前記検出工程によって検出された位置に基づいて、前記
    光拡散部材の位置を制御する位置制御工程と、 前記位置制御工程による前記光拡散部材の位置決め後、
    前記表示画面中の該光拡散部材の存在する領域を2次元
    表示領域とし、該光拡散部材の存在しない領域を3次元
    表示領域として画像表示を制御する表示制御工程とを備
    えることを特徴とする表示制御方法。
  23. 【請求項23】 前記位置制御工程は、前記検出工程に
    よって検出された位置に基づいて2次元、3次元表示領
    域の境界位置を決定し、該境界位置に前記光拡散部材の
    端部が位置するように該拡散部材の位置を制御すること
    を特徴とする請求項22に記載の表示制御方法。
  24. 【請求項24】 前記表示画面上の前記境界位置に対応
    する位置に境界線を描画する工程を更に備えることを特
    徴とする請求項23に記載の表示制御方法。
  25. 【請求項25】 前記ポインティングデバイスによる指
    示位置を示すポインタが前記境界位置にあるときにその
    形状を所定形状に変更する変更工程と、 前記ポインタが前記所定形状に変更された状態でなされ
    る所定操作に応じて前記境界位置を更新する更新工程と
    を更に備えることを特徴とする請求項23に記載の表示
    制御方法。
  26. 【請求項26】 前記2次元表示領域と前記3次元表示
    領域とで表示輝度が同程度になるように、該2次元表示
    領域と該3次元表示領域の少なくとも一方に表示される
    画像データを変更する工程を更に備えることを特徴とす
    る請求項23に記載の表示制御方法。
  27. 【請求項27】 請求項14乃至26のいずれか一項に
    記載の制御方法をコンピュータによって実現させるため
    の制御プログラムを格納することを特徴とする記憶媒
    体。
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