JP2001349115A - 自動車用防犯装置 - Google Patents
自動車用防犯装置Info
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- JP2001349115A JP2001349115A JP2000174619A JP2000174619A JP2001349115A JP 2001349115 A JP2001349115 A JP 2001349115A JP 2000174619 A JP2000174619 A JP 2000174619A JP 2000174619 A JP2000174619 A JP 2000174619A JP 2001349115 A JP2001349115 A JP 2001349115A
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- locking device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車のドア(1)を所有者以外の者が、合
い鍵、針金、ドライバー等を用いて開けようとしても、
施錠装置(2)を施錠状態に固定するロック機構(9)
が作動している場合、鍵本体(8)を空転させ、開操作
が施錠装置(2)の操作機構及びロック機構(9)に伝
えられず、ロック機構(9)がロック状態に確実に保持
され、施錠装置(2)が施錠状態に確実に固定保持さ
れ、結果ドア(1)が開かないようにする。 【解決手段】 自動車のドア(1)に設ける施錠装置
(2)を施錠状態に固定するロック機構(9)を前記ド
ア(1)内部に備えると共に、前記施錠装置(2)の鍵
本体(8)をロック機構(9)が作動しているとき空転
させる空転装置(9)を設けた。
い鍵、針金、ドライバー等を用いて開けようとしても、
施錠装置(2)を施錠状態に固定するロック機構(9)
が作動している場合、鍵本体(8)を空転させ、開操作
が施錠装置(2)の操作機構及びロック機構(9)に伝
えられず、ロック機構(9)がロック状態に確実に保持
され、施錠装置(2)が施錠状態に確実に固定保持さ
れ、結果ドア(1)が開かないようにする。 【解決手段】 自動車のドア(1)に設ける施錠装置
(2)を施錠状態に固定するロック機構(9)を前記ド
ア(1)内部に備えると共に、前記施錠装置(2)の鍵
本体(8)をロック機構(9)が作動しているとき空転
させる空転装置(9)を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車や車内の物品
等の盗難を防ぐための自動車用防犯装置に関する。
等の盗難を防ぐための自動車用防犯装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の自動車用防犯装置は、施錠状態のド
アを所有者以外の者が開けたときに、警報を発したりエ
ンジンをかからなくするものであった。そのため、従来
の自動車用防犯装置はドアが所有者以外の者に開けられ
てから、即ち車内に乗り込むことができるようになって
から作動するもので、防犯性能に欠ける点があった。そ
こで、本願出願人は特願平10−319776号に示す
ように、自動車のドアを所有者以外の者が、従来のよう
に合い鍵、針金、ドライバー等を用いて開けようとして
も開かないようにし、高い防犯性能を得ることができる
新規な自動車用防犯装置を発明し、出願した。
アを所有者以外の者が開けたときに、警報を発したりエ
ンジンをかからなくするものであった。そのため、従来
の自動車用防犯装置はドアが所有者以外の者に開けられ
てから、即ち車内に乗り込むことができるようになって
から作動するもので、防犯性能に欠ける点があった。そ
こで、本願出願人は特願平10−319776号に示す
ように、自動車のドアを所有者以外の者が、従来のよう
に合い鍵、針金、ドライバー等を用いて開けようとして
も開かないようにし、高い防犯性能を得ることができる
新規な自動車用防犯装置を発明し、出願した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の新規
な自動車用防犯装置を改良し、さらに高い防犯性能を得
ることを主たる目的としている。
な自動車用防犯装置を改良し、さらに高い防犯性能を得
ることを主たる目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の自動車用防犯装置は、自動車のドアに設ける
施錠装置を施錠状態に固定するロック機構を前記ドア内
部に備えると共に、前記施錠装置の鍵本体をロック機構
が作動しているとき空転させる空転装置を設けたことを
特徴とするものである。
の本発明の自動車用防犯装置は、自動車のドアに設ける
施錠装置を施錠状態に固定するロック機構を前記ドア内
部に備えると共に、前記施錠装置の鍵本体をロック機構
が作動しているとき空転させる空転装置を設けたことを
特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の自動車用防犯装置は、自動車のドアを
所有者以外の者が、従来のように合い鍵、針金、ドライ
バー等を用いて開けようとしても、ロック機構が作動し
ている場合、空転装置が働いて施錠装置の鍵本体が空転
し、開操作が施錠装置の操作機構及びロック機構に伝え
られず、ロック機構がロック状態に確実に保持され、施
錠装置が施錠状態に確実に固定保持され、結果ドアは開
かない。
所有者以外の者が、従来のように合い鍵、針金、ドライ
バー等を用いて開けようとしても、ロック機構が作動し
ている場合、空転装置が働いて施錠装置の鍵本体が空転
し、開操作が施錠装置の操作機構及びロック機構に伝え
られず、ロック機構がロック状態に確実に保持され、施
錠装置が施錠状態に確実に固定保持され、結果ドアは開
かない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1において、符号(1)は乗用車、
トラック、バス等の自動車の車内に出入りするためのド
ア、(2)は自動車のドア(1)の施錠装置であり、該
施錠装置(2)は現在各自動車メーカーが使用している
周知のもので、その仕組みを簡単に説明すると、ドア
(1)の内側に設けられたロック用ノブ(3)に第1操
作ロッド(4)の一端が連結され、その第1操作ロッド
(4)の中間部に第2操作ロッド(5)が連結され、第
1操作ロッド(4)の他端に電気式の施錠操作機構
(6)が連結され、第2操作ロッド(5)の他端に機械
式の施錠操作機構(7)が連結され、その機械式の施錠
操作機構(7)がドア(1)の機械式の錠本体(8)に
連動連結されている。
づいて説明する。図1において、符号(1)は乗用車、
トラック、バス等の自動車の車内に出入りするためのド
ア、(2)は自動車のドア(1)の施錠装置であり、該
施錠装置(2)は現在各自動車メーカーが使用している
周知のもので、その仕組みを簡単に説明すると、ドア
(1)の内側に設けられたロック用ノブ(3)に第1操
作ロッド(4)の一端が連結され、その第1操作ロッド
(4)の中間部に第2操作ロッド(5)が連結され、第
1操作ロッド(4)の他端に電気式の施錠操作機構
(6)が連結され、第2操作ロッド(5)の他端に機械
式の施錠操作機構(7)が連結され、その機械式の施錠
操作機構(7)がドア(1)の機械式の錠本体(8)に
連動連結されている。
【0007】そして、機械式の前記錠本体(8)の鍵
と、電気式の施錠操作機構(6)の遠隔操作用のリモー
トコントローラ(発信器)とを自動車の所有者が携帯す
るもので、ドア(1)の外面に設けられた鍵穴に前記鍵
を差し込み、錠本体(8)を直接操作することによっ
て、車外からのドア(1)の施錠及び解錠を行い、この
時、錠本体(8)の施錠及び解錠動作に連動する機械式
の施錠操作機構(7)が第2操作ロッド(5)及び第1
操作ロッド(4)を介して、施錠時は前記ロック用ノブ
(3)と電気式の施錠操作機構(6)とを施錠状態に切
換操作し、解錠時には前記ロック用ノブ(3)と電気式
の施錠操作機構(6)とを解錠状態に切換操作する。
と、電気式の施錠操作機構(6)の遠隔操作用のリモー
トコントローラ(発信器)とを自動車の所有者が携帯す
るもので、ドア(1)の外面に設けられた鍵穴に前記鍵
を差し込み、錠本体(8)を直接操作することによっ
て、車外からのドア(1)の施錠及び解錠を行い、この
時、錠本体(8)の施錠及び解錠動作に連動する機械式
の施錠操作機構(7)が第2操作ロッド(5)及び第1
操作ロッド(4)を介して、施錠時は前記ロック用ノブ
(3)と電気式の施錠操作機構(6)とを施錠状態に切
換操作し、解錠時には前記ロック用ノブ(3)と電気式
の施錠操作機構(6)とを解錠状態に切換操作する。
【0008】また、車内の所定位置に設けられる受信器
に向けて車外からリモートコントローラによって特定の
信号を発信することによって、電気式の前記施錠操作機
構(6)に駆動信号が出され、電気式の施錠操作機構
(6)が駆動され、この電気式の施錠操作機構(6)が
第1操作ロッド(4)及び第2操作ロッド(5)を介し
て、ドア(1)が施錠状態の時は前記ロック用ノブ
(3)と機械式の前記施錠操作機構(7)とを解錠状態
に切換操作し、前記錠本体(8)を解錠操作し、ドア
(1)が解錠状態の時は前記ロック用ノブ(3)と機械
式の前記施錠操作機構(7)とを施錠状態に切換操作
し、前記錠本体(8)を施錠操作し、車外からのドア
(1)の施錠及び解錠を行う。
に向けて車外からリモートコントローラによって特定の
信号を発信することによって、電気式の前記施錠操作機
構(6)に駆動信号が出され、電気式の施錠操作機構
(6)が駆動され、この電気式の施錠操作機構(6)が
第1操作ロッド(4)及び第2操作ロッド(5)を介し
て、ドア(1)が施錠状態の時は前記ロック用ノブ
(3)と機械式の前記施錠操作機構(7)とを解錠状態
に切換操作し、前記錠本体(8)を解錠操作し、ドア
(1)が解錠状態の時は前記ロック用ノブ(3)と機械
式の前記施錠操作機構(7)とを施錠状態に切換操作
し、前記錠本体(8)を施錠操作し、車外からのドア
(1)の施錠及び解錠を行う。
【0009】一方、前記ロック用ノブ(3)を直接操作
することによって、車内からのドア(1)の施錠及び解
錠を行うもので、ドア(1)が施錠状態の時はロック用
ノブ(3)を解錠状態に切換操作することによって、こ
のノブ(3)が第1操作ロッド(4)及び第2操作ロッ
ド(5)を介して、電気式の前記施錠操作機構(6)と
機械式の前記施錠操作機構(7)とを解錠状態に切換操
作し、前記錠本体(8)を解錠操作し、ドア(1)が解
錠状態の時はロック用ノブ(3)を施錠状態に切換操作
することによって、このノブ(3)が第1操作ロッド
(4)及び第2操作ロッド(5)を介して、電気式の前
記施錠操作機構(6)と機械式の前記施錠操作機構
(7)とを施錠状態に切換操作し、前記錠本体(8)を
施錠操作する。
することによって、車内からのドア(1)の施錠及び解
錠を行うもので、ドア(1)が施錠状態の時はロック用
ノブ(3)を解錠状態に切換操作することによって、こ
のノブ(3)が第1操作ロッド(4)及び第2操作ロッ
ド(5)を介して、電気式の前記施錠操作機構(6)と
機械式の前記施錠操作機構(7)とを解錠状態に切換操
作し、前記錠本体(8)を解錠操作し、ドア(1)が解
錠状態の時はロック用ノブ(3)を施錠状態に切換操作
することによって、このノブ(3)が第1操作ロッド
(4)及び第2操作ロッド(5)を介して、電気式の前
記施錠操作機構(6)と機械式の前記施錠操作機構
(7)とを施錠状態に切換操作し、前記錠本体(8)を
施錠操作する。
【0010】また、車内の所定位置に設けられるドア
(1)の施錠及び解錠操作釦を操作することによって、
電気式の前記施錠操作機構(6)に駆動信号が出され、
電気式の施錠操作機構(6)が駆動され、この電気式の
施錠操作機構(6)が第1操作ロッド(4)及び第2操
作ロッド(5)を介して、ドア(1)が施錠状態の時は
前記ロック用ノブ(3)と機械式の前記施錠操作機構
(7)とを解錠状態に切換操作し、前記錠本体(8)を
解錠操作し、ドア(1)が解錠状態の時は前記ロック用
ノブ(3)と機械式の前記施錠操作機構(7)とを施錠
状態に切換操作し、前記錠本体(8)を施錠操作する。
(1)の施錠及び解錠操作釦を操作することによって、
電気式の前記施錠操作機構(6)に駆動信号が出され、
電気式の施錠操作機構(6)が駆動され、この電気式の
施錠操作機構(6)が第1操作ロッド(4)及び第2操
作ロッド(5)を介して、ドア(1)が施錠状態の時は
前記ロック用ノブ(3)と機械式の前記施錠操作機構
(7)とを解錠状態に切換操作し、前記錠本体(8)を
解錠操作し、ドア(1)が解錠状態の時は前記ロック用
ノブ(3)と機械式の前記施錠操作機構(7)とを施錠
状態に切換操作し、前記錠本体(8)を施錠操作する。
【0011】尚、周知のようにドア(1)の集中ロック
システムを採用するものにあっては、殆どの場合、運転
席側のドア(1)にのみ機械式の前記錠本体(8)の鍵
穴が設けられ、この運転席側のドア(1)を機械式の前
記錠本体(8)の鍵によって施錠及び解錠することによ
って、他の全てのドア(1)が運転席側のドア(1)の
施錠及び解錠に連動してそれぞれ電気式の前記施錠操作
機構(6)によって施錠及び解錠されるようになってい
る。またリモートコントローラと施錠及び解錠操作釦の
操作時には全てのドア(1)の電気式の前記施錠操作機
構(6)に駆動信号が出され、全てのドア(1)の一括
施錠及び一括解錠を行い、前記ロック用ノブ(3)の操
作によって各ドア(1)を個別に施錠及び解錠できるよ
うになっている。
システムを採用するものにあっては、殆どの場合、運転
席側のドア(1)にのみ機械式の前記錠本体(8)の鍵
穴が設けられ、この運転席側のドア(1)を機械式の前
記錠本体(8)の鍵によって施錠及び解錠することによ
って、他の全てのドア(1)が運転席側のドア(1)の
施錠及び解錠に連動してそれぞれ電気式の前記施錠操作
機構(6)によって施錠及び解錠されるようになってい
る。またリモートコントローラと施錠及び解錠操作釦の
操作時には全てのドア(1)の電気式の前記施錠操作機
構(6)に駆動信号が出され、全てのドア(1)の一括
施錠及び一括解錠を行い、前記ロック用ノブ(3)の操
作によって各ドア(1)を個別に施錠及び解錠できるよ
うになっている。
【0012】自動車のドア(1)に設けられる施錠装置
(2)は上記のように構成され、その施錠装置(2)を
施錠状態に固定するロック機構(9)を前記ドア(1)
内部に備えるもので、該ロック機構(9)は図2示すよ
うに、ドア(1)の内部に固定するシリンダ(10)に
係合ピン(11)が摺動自在に嵌合され、その係合ピン
(11)が前記第1操作ロッド(4)及び第2操作ロッ
ド(5)の連結部(12)にワイヤ(13)を介して連
結されている。前記係合ピン(11)にはコイルバネ
(13)力が常時付勢され、ドア(1)が施錠時にワイ
ヤ(13)が緩むことによって係合ピン(11)がコイ
ルバネ(13)力によってロック位置に移動保持される
一方、ドア(1)が解錠時にワイヤ(13)が引っ張ら
れることによって係合ピン(11)がコイルバネ(1
3)力に抗して非ロック位置に移動保持される。そし
て、ドア(1)の内部にシリンダ(10)と共に固定さ
れているソレノイド(14)をドア(1)の施錠時に駆
動し、そのソレノイド(14)の可動鉄心(14a)先
端部をシリンダ(10)の内部に突出させ、ロック位置
の係合ピン(11)に可動鉄心(14a)先端部を係合
させ、係合ピン(11)をロック位置でシリンダ(1
0)に位置固定することによって、ドア(1)の施錠装
置(2)全体を施錠状態にロック(固定)する。ソレノ
イド(14)を駆動停止し、ソレノイド(14)の可動
鉄心(14a)先端部をシリンダ(10)の内部から退
出させ、ロック位置の係合ピン(11)と可動鉄心(1
4a)先端部との係合を解除させ、係合ピン(11)の
ロック位置でのシリンダ(10)に対する位置固定を解
除することによって、ドア(1)の施錠装置(2)全体
が解錠操作可能となる。
(2)は上記のように構成され、その施錠装置(2)を
施錠状態に固定するロック機構(9)を前記ドア(1)
内部に備えるもので、該ロック機構(9)は図2示すよ
うに、ドア(1)の内部に固定するシリンダ(10)に
係合ピン(11)が摺動自在に嵌合され、その係合ピン
(11)が前記第1操作ロッド(4)及び第2操作ロッ
ド(5)の連結部(12)にワイヤ(13)を介して連
結されている。前記係合ピン(11)にはコイルバネ
(13)力が常時付勢され、ドア(1)が施錠時にワイ
ヤ(13)が緩むことによって係合ピン(11)がコイ
ルバネ(13)力によってロック位置に移動保持される
一方、ドア(1)が解錠時にワイヤ(13)が引っ張ら
れることによって係合ピン(11)がコイルバネ(1
3)力に抗して非ロック位置に移動保持される。そし
て、ドア(1)の内部にシリンダ(10)と共に固定さ
れているソレノイド(14)をドア(1)の施錠時に駆
動し、そのソレノイド(14)の可動鉄心(14a)先
端部をシリンダ(10)の内部に突出させ、ロック位置
の係合ピン(11)に可動鉄心(14a)先端部を係合
させ、係合ピン(11)をロック位置でシリンダ(1
0)に位置固定することによって、ドア(1)の施錠装
置(2)全体を施錠状態にロック(固定)する。ソレノ
イド(14)を駆動停止し、ソレノイド(14)の可動
鉄心(14a)先端部をシリンダ(10)の内部から退
出させ、ロック位置の係合ピン(11)と可動鉄心(1
4a)先端部との係合を解除させ、係合ピン(11)の
ロック位置でのシリンダ(10)に対する位置固定を解
除することによって、ドア(1)の施錠装置(2)全体
が解錠操作可能となる。
【0013】また、ロック機構(9)の操作、即ちソレ
ノイド(14)の操作は遠隔操作によって行うもので、
電気式の前記施錠操作機構(6)の遠隔操作用のリモー
トコントローラ(発信器)を兼用しても、専用の遠隔操
作用のリモートコントローラ(発信器)を備えても、何
れでもよい。何れにしても車内の所定位置に設けられる
受信器に向かって車外からリモートコントローラによっ
て特定の信号を発信することによって、ソレノイド(1
4)は駆動及び駆動停止、即ちロック機構(9)はロッ
ク及びロック解除される。
ノイド(14)の操作は遠隔操作によって行うもので、
電気式の前記施錠操作機構(6)の遠隔操作用のリモー
トコントローラ(発信器)を兼用しても、専用の遠隔操
作用のリモートコントローラ(発信器)を備えても、何
れでもよい。何れにしても車内の所定位置に設けられる
受信器に向かって車外からリモートコントローラによっ
て特定の信号を発信することによって、ソレノイド(1
4)は駆動及び駆動停止、即ちロック機構(9)はロッ
ク及びロック解除される。
【0014】尚、周知のようにドア(1)の集中ロック
システムを用いて自動車が走行を開始し、所定速度に達
すると自動的に全てのドア(1)の電気式の前記施錠操
作機構(6)に駆動信号を出し、全てのドア(1)の一
括施錠を行うものもあるが、本願発明のロック機構
(9)は、逆に、少なくとも走行中はドア(1)の施錠
装置(2)全体を施錠状態にロックしないようにするも
ので、そのため、例えば前記リモートコントローラから
発信される特定信号でのみソレノイド(14)を駆動及
び駆動停止させるようにしている。また前記ソレノイド
(14)に代えて他の電動式のアクチュエータ、例えば
電動モータや電動シリンダを用いてもよく、これらアク
チュエータの電源は電気式の前記施錠操作機構(6)の
電動のアクチュエータと同じく自動車に搭載しているバ
ッテリを用いることは言うまでもない。
システムを用いて自動車が走行を開始し、所定速度に達
すると自動的に全てのドア(1)の電気式の前記施錠操
作機構(6)に駆動信号を出し、全てのドア(1)の一
括施錠を行うものもあるが、本願発明のロック機構
(9)は、逆に、少なくとも走行中はドア(1)の施錠
装置(2)全体を施錠状態にロックしないようにするも
ので、そのため、例えば前記リモートコントローラから
発信される特定信号でのみソレノイド(14)を駆動及
び駆動停止させるようにしている。また前記ソレノイド
(14)に代えて他の電動式のアクチュエータ、例えば
電動モータや電動シリンダを用いてもよく、これらアク
チュエータの電源は電気式の前記施錠操作機構(6)の
電動のアクチュエータと同じく自動車に搭載しているバ
ッテリを用いることは言うまでもない。
【0015】また、上記したように自動車のドア(1)
に設けられる施錠装置(2)を施錠状態に固定するロッ
ク機構(9)を前記ドア(1)内部に備えると共に、前
記施錠装置(2)の鍵本体(8)をロック機構(9)が
作動しているとき空転させる空転装置(15)を前記ド
ア(1)内部に備えるもので、該空転装置(15)は図
3乃至図5に示すように、鍵本体(8)の裏側から一体
に延出させるアーム(16)と、そのアーム(16)の
先端に一体に固着するブラケット(17)と、そのブラ
ケット(17)に支点軸(18)を介して回転自在に連
結するリンク(19)と、ブラケット(19)に取付け
られ、そのブラケット(19)に所定以下のトルクでリ
ンク(19)を係合連結させるボールプランジャー(2
0)と、リンク(19)の戻しスプリング(21)とか
らなり、リンク(19)の端部に形成する穴(22)に
施錠操作機構(7)のドア開閉用ロッドが連結されてい
る。
に設けられる施錠装置(2)を施錠状態に固定するロッ
ク機構(9)を前記ドア(1)内部に備えると共に、前
記施錠装置(2)の鍵本体(8)をロック機構(9)が
作動しているとき空転させる空転装置(15)を前記ド
ア(1)内部に備えるもので、該空転装置(15)は図
3乃至図5に示すように、鍵本体(8)の裏側から一体
に延出させるアーム(16)と、そのアーム(16)の
先端に一体に固着するブラケット(17)と、そのブラ
ケット(17)に支点軸(18)を介して回転自在に連
結するリンク(19)と、ブラケット(19)に取付け
られ、そのブラケット(19)に所定以下のトルクでリ
ンク(19)を係合連結させるボールプランジャー(2
0)と、リンク(19)の戻しスプリング(21)とか
らなり、リンク(19)の端部に形成する穴(22)に
施錠操作機構(7)のドア開閉用ロッドが連結されてい
る。
【0016】そして、通常空転装置(15)は図3に示
すように、ブラケット(19)に取付けたボールプラン
ジャー(20)とリンク(19)に開設した係合穴(2
3)とが一致し、ボールプランジャー(20)の鋼球
(24)が係合穴(23)に係合し、リンク(19)が
ブラケット(19)に対し係合連結された状態となって
いる。その状態で、ドア(1)の外面に設けられた鍵穴
に鍵を差し込み、錠本体(8)を回転操作すると、前記
ロック機構(9)が作動していない場合には、施錠装置
(2)が施錠状態に固定されておらず、リンク(19)
の端部に連結される施錠操作機構(7)のドア開閉用ロ
ッドも固定されていないから、図4に示すように、錠本
体(8)、アーム(16)、ブラケット(17)並びに
そのブラケット(17)とボールプランジャー(20)
で係合連結されているリンク(19)が一体的に鍵本体
(8)を中心に時計方向に回動変位し、施錠装置(2)
が解錠状態に切換操作される一方、前記ロック機構
(9)が作動している場合には、施錠装置(2)が施錠
状態に固定されていて、リンク(19)の端部に連結さ
れる施錠操作機構(7)のドア開閉用ロッドが固定され
ているから、図5に示すように、錠本体(8)、アーム
(16)、ブラケット(17)は一体的に鍵本体(8)
を中心に反時計方向に回動変位するが、リンク(19)
はボールプランジャー(20)によるブラケット(1
7)との係合連結が解かれて、その先端部の穴(22)
側を支点に反時計方向に回動変位し、施錠操作機構
(7)のドア開閉用ロッドを連結するリンク(19)先
端部の穴(22)位置が殆ど変位せず、錠本体(8)、
アーム(16)、ブラケット(17)の鍵本体(8)を
中心とする反時計方向の一体的な回動変位動作、即ち施
錠装置(2)の開操作を施錠操作機構(7)に伝えな
い、即ち鍵本体(8)を空転させ、ロック機構(9)を
ロック状態に確実に保持し、施錠装置(2)を施錠状態
に確実に固定保持するものである。
すように、ブラケット(19)に取付けたボールプラン
ジャー(20)とリンク(19)に開設した係合穴(2
3)とが一致し、ボールプランジャー(20)の鋼球
(24)が係合穴(23)に係合し、リンク(19)が
ブラケット(19)に対し係合連結された状態となって
いる。その状態で、ドア(1)の外面に設けられた鍵穴
に鍵を差し込み、錠本体(8)を回転操作すると、前記
ロック機構(9)が作動していない場合には、施錠装置
(2)が施錠状態に固定されておらず、リンク(19)
の端部に連結される施錠操作機構(7)のドア開閉用ロ
ッドも固定されていないから、図4に示すように、錠本
体(8)、アーム(16)、ブラケット(17)並びに
そのブラケット(17)とボールプランジャー(20)
で係合連結されているリンク(19)が一体的に鍵本体
(8)を中心に時計方向に回動変位し、施錠装置(2)
が解錠状態に切換操作される一方、前記ロック機構
(9)が作動している場合には、施錠装置(2)が施錠
状態に固定されていて、リンク(19)の端部に連結さ
れる施錠操作機構(7)のドア開閉用ロッドが固定され
ているから、図5に示すように、錠本体(8)、アーム
(16)、ブラケット(17)は一体的に鍵本体(8)
を中心に反時計方向に回動変位するが、リンク(19)
はボールプランジャー(20)によるブラケット(1
7)との係合連結が解かれて、その先端部の穴(22)
側を支点に反時計方向に回動変位し、施錠操作機構
(7)のドア開閉用ロッドを連結するリンク(19)先
端部の穴(22)位置が殆ど変位せず、錠本体(8)、
アーム(16)、ブラケット(17)の鍵本体(8)を
中心とする反時計方向の一体的な回動変位動作、即ち施
錠装置(2)の開操作を施錠操作機構(7)に伝えな
い、即ち鍵本体(8)を空転させ、ロック機構(9)を
ロック状態に確実に保持し、施錠装置(2)を施錠状態
に確実に固定保持するものである。
【0017】上記から明らかなように、空転装置(1
5)はトルクリミッターと同様に作用し、鍵本体(8)
と施錠操作機構(7)のドア開閉用ロッドの間に介在さ
せてそれらを所定のトルク以下で連動連結するもので、
既存の施錠装置(2)ではアーム(16)の先端に施錠
操作機構(7)のドア開閉用ロッドが直接連結されてい
るところ、アーム(16)の先端と施錠操作機構(7)
のドア開閉用ロッドとの間に組込む前記空転装置(1
5)は後付けタイプのもので、最初から施錠装置(2)
に組込む場合には鍵本体(8)の裏側に直接トルクリミ
ッターそのものを組込み、そのトルクリミッター介して
を鍵本体(8)にアーム(16)取付けることでも、空
転装置(15)と同様の作用を得ることができるもので
ある。
5)はトルクリミッターと同様に作用し、鍵本体(8)
と施錠操作機構(7)のドア開閉用ロッドの間に介在さ
せてそれらを所定のトルク以下で連動連結するもので、
既存の施錠装置(2)ではアーム(16)の先端に施錠
操作機構(7)のドア開閉用ロッドが直接連結されてい
るところ、アーム(16)の先端と施錠操作機構(7)
のドア開閉用ロッドとの間に組込む前記空転装置(1
5)は後付けタイプのもので、最初から施錠装置(2)
に組込む場合には鍵本体(8)の裏側に直接トルクリミ
ッターそのものを組込み、そのトルクリミッター介して
を鍵本体(8)にアーム(16)取付けることでも、空
転装置(15)と同様の作用を得ることができるもので
ある。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、自動車のドア(1)に設ける施錠装置(2)を施錠
状態に固定するロック機構(9)を前記ドア(1)内部
に備えると共に、前記施錠装置(2)の鍵本体(8)を
ロック機構(9)が作動しているとき空転させる空転装
置(15)を設けたもので、自動車のドア(1)を所有
者以外の者が、従来のように合い鍵、針金、ドライバー
等を用いて開けようとしても、ロック機構(9)が作動
している場合、空転装置(15)が働いて施錠装置
(2)の鍵本体(8)が空転し、開操作が施錠装置
(2)の操作機構及びロック機構(9)に伝えられず、
ロック機構(9)がロック状態に確実に保持され、施錠
装置(2)が施錠状態に確実に固定保持され、結果ドア
(2)は開かないから、自動車用防犯装置にさらに高い
防犯性能を与えることができる効果を奏するものであ
る。
は、自動車のドア(1)に設ける施錠装置(2)を施錠
状態に固定するロック機構(9)を前記ドア(1)内部
に備えると共に、前記施錠装置(2)の鍵本体(8)を
ロック機構(9)が作動しているとき空転させる空転装
置(15)を設けたもので、自動車のドア(1)を所有
者以外の者が、従来のように合い鍵、針金、ドライバー
等を用いて開けようとしても、ロック機構(9)が作動
している場合、空転装置(15)が働いて施錠装置
(2)の鍵本体(8)が空転し、開操作が施錠装置
(2)の操作機構及びロック機構(9)に伝えられず、
ロック機構(9)がロック状態に確実に保持され、施錠
装置(2)が施錠状態に確実に固定保持され、結果ドア
(2)は開かないから、自動車用防犯装置にさらに高い
防犯性能を与えることができる効果を奏するものであ
る。
【図1】 自動車のドアの施錠装置全体の説明図
【図2】 ロック機構の説明図
【図3】 施錠時の空転装置の説明図
【図4】 通常の解鍵操作時の空転装置の説明図
【図5】 異常な解鍵操作時の空転装置の説明図
(1) 自動車のドア (2) 施錠装置 (9) ロック機構 (15)空転装置
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車のドアに設ける施錠装置を施錠状
態に固定するロック機構を前記ドア内部に備えると共
に、前記施錠装置の鍵本体をロック機構が作動している
とき空転させる空転装置を設けたことを特徴とする自動
車用防犯装置。 - 【請求項2】 空転装置をトルクリミッターで構成し、
そのトルクリミッタを介して鍵本体とドア開閉用ロッド
を連結した請求項1記載の自動車用防犯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174619A JP2001349115A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 自動車用防犯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000174619A JP2001349115A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 自動車用防犯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001349115A true JP2001349115A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18676618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000174619A Withdrawn JP2001349115A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | 自動車用防犯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001349115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3808925A1 (fr) * | 2019-10-16 | 2021-04-21 | U-Shin France | Serrure pour un ouvrant de véhicule automobile |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000174619A patent/JP2001349115A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3808925A1 (fr) * | 2019-10-16 | 2021-04-21 | U-Shin France | Serrure pour un ouvrant de véhicule automobile |
FR3102202A1 (fr) * | 2019-10-16 | 2021-04-23 | U-Shin France | Serrure pour un ouvrant de véhicule automobile |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040924 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |