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JP2001238229A - 立体画像撮影装置及び立体画像表示装置並びに立体画像撮影表示システム - Google Patents

立体画像撮影装置及び立体画像表示装置並びに立体画像撮影表示システム

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Publication number
JP2001238229A
JP2001238229A JP2000043191A JP2000043191A JP2001238229A JP 2001238229 A JP2001238229 A JP 2001238229A JP 2000043191 A JP2000043191 A JP 2000043191A JP 2000043191 A JP2000043191 A JP 2000043191A JP 2001238229 A JP2001238229 A JP 2001238229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lens group
lens
stereoscopic image
focal length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000043191A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Arai
淳 洗井
Haruo Hoshino
春男 星野
Mitsuo Yamada
光穗 山田
Fumio Okano
文男 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP2000043191A priority Critical patent/JP2001238229A/ja
Publication of JP2001238229A publication Critical patent/JP2001238229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる奥行きの被写体をぼけを生じさせずに
撮影・表示すること。 【解決手段】 可変焦点レンズ16aの焦点距離は、被
写体11aの実像17aがレンズ群13の近傍に結像す
るように設定される。レンズ群13の近傍にある被写体
11aの実像17aは、高解像度で撮影される。一方、
レンズ16aによって、被写体11bの実像17b’は
レンズ群13から離れた位置にできるので、被写体11
bはぼけを生じながら撮影される。レンズ16bの焦点
距離を、被写体11bの実像17bがレンズ群13の近
傍に結像するように設定すると、レンズ群13の近傍に
ある被写体11bの実像は高解像度で撮影され、レンズ
群13から離れた位置にある被写体11aの実像はぼけ
を生じながら撮影される。この結果、2つの被写体11
a、11bは、高解像度で撮影される。従来のIP撮影
装置のように、レンズ群と被写体の距離が遠くないた
め、ぼけを生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体画像撮影装置
及び立体画像表示装置並びに立体画像撮影表示システム
に関し、特にレンズ群を利用して立体画像を撮影表示す
るインテグラルフォトグラフィ(以下IPという)を用
いた立体画像撮影装置及び立体画像表示装置並びに立体
画像撮影表示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20、19を用いて、従来のIP撮影
装置及び従来のIP表示装置によって、立体画像が撮影
・表示される様子を説明する。
【0003】図20は従来のIP撮影装置を示し、平面
上に配列された複数の単焦点レンズからなるレンズ群9
3と、レンズ群93からみて被写体91とは反対側に配
置された撮像素子94からなる。通常、レンズ群93
は、小さいレンズを縦横にそれぞれ数百から数千個並べ
て構成されるが、図面を簡略化するため、5個のレンズ
で構成されているものとして図示する。
【0004】本出願の発明者らは、従来のIP撮影装置
におけるレンズ群93を構成する各単焦点レンズとして
屈折率分布レンズを用いることにより、立体像の奥行き
の反転がないことを発明している(特開平10−150
675号参照)。図20のレンズ群93も、屈折率分布
レンズを用いて構成されているものとして説明する。
【0005】従来のIP撮影装置では、レンズ群93を
構成するレンズの個数に等しい数の被写体の像95を撮
像素子94によって撮影する。レンズ群は屈折率分布レ
ンズで構成されており、被写体の光は屈折率分布レンズ
の中を蛇行する。レンズの長さを適当に選べば、被写体
の正立像95が撮像素子94上に結像される。レンズの
長さの選び方の詳細は、特開平10−150675号明
細書に記載されている。各正立像95の撮像素子94上
での位置と大きさは、被写体91の光の進み方92の情
報を含んでいる。
【0006】図19は従来の立体画像表示装置(以下、
従来のIP表示装置という)を示し、平面上に配列され
た複数の単焦点レンズからなるレンズ群83と、レンズ
群83からみて観察者80とは反対側に配置された画像
表示手段84からなる。レンズ群83を構成する各単焦
点レンズは一般的な凸レンズであり、画像表示手段84
で発光した光が平行光となって出射するようにその焦点
距離および画像表示手段84に対する位置(距離)が調
整されている。通常、レンズ群83は、小さいレンズを
縦横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図
面を簡略化するため、5個のレンズのみ示した。
【0007】従来のIP撮影装置の撮像素子94によっ
て撮影された画像をそのまま画像表示手段84に表示す
ると、撮影された被写体91の光の進み方92と同じ進
み方82の光が再現される。観察者80は、被写体91
から発せられたのと同じ光をみるので、特殊なめがねな
しに、被写体91が存在していた位置に立体的な空間像
81をみる。
【0008】以上の説明は、被写体が1つの場合につい
てであるが、複数の被写体が存在する一般的な画像を撮
影・表示することもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来の
IP撮影装置では、被写体91がレンズ群93から離れ
るに従って解像度が劣化する。なぜならば、レンズ群9
3と被写体91との間の距離が遠い場合、レンズ群94
を通して撮影される各正立像95の大きさは小さくな
り、撮像素子94にはより高い解像度が要求される。し
かし、撮像素子94の解像度は有限であるので、結果的
に、正立像はぼけて撮影される。
【0010】簡単な解決法として、図18のように、被
写体71とレンズ群73の間に大きな凸レンズ76を配
置し、被写体71の実像がレンズ群73の位置にできる
ように設定することが考えられる。この場合、被写体7
1の光でなく、その実像77の光を撮影するものと解釈
できる。実像77はレンズ群73の位置にあるので、撮
像素子74上で小さく撮影されることはなく、解像度劣
化を生じない。1つの被写体を撮影する場合は、これで
十分である。
【0011】しかし、複数の被写体を撮影する場合に不
都合を生じる。なぜならば、一般的な凸レンズ76の焦
点距離は時間的に変化しないので、1つの被写体の実像
をレンズ群上に結像させた場合に、他の被写体の実像は
レンズ群上に結像せず、ぼけてしまうからである。
【0012】同様に、以上に説明した従来のIP表示装
置では、空間像81を再生する位置がレンズ群83から
離れるに従って解像度が劣化する。なぜならば、レンズ
群83と空間像81との間の距離が遠い場合、レンズ群
83を通して表示される各正立像85の大きさは小さく
なり、画像表示手段84にはより高い解像度が要求され
ることになる。しかし、画像表示手段84の解像度は有
限であるので、結果的に、空間像81はぼけて再生され
ることになってしまう。
【0013】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、奥行きが異なる複数の被写体
のいずれもを、高解像度で撮影することができる立体画
像撮影装置を提供することにある。また、他の目的は、
奥行き位置が異なる複数の空間像のいずれもを、すなわ
ち、空間像を再生する位置がレンズ群から遠い場合であ
っても、高解像度で再生することができる立体画像表示
装置を提供することにある。さらに、他の目的は、以上
のような問題を解消し、さらに複数の被写体の重複表示
時においても良好な像再生を行うことができる立体画像
撮影表示システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の立体画像撮影
装置は、平面上に配列された複数の単焦点レンズからな
るレンズ群と、被写体からの光を前記レンズ群を通して
撮影する撮像素子と、前記被写体と前記レンズ群との間
に配置された、時間的に焦点距離を変えることができる
可変焦点レンズと、前記可変焦点レンズの焦点距離を時
間的に変化させて、当該可変焦点レンズを通して得られ
た複数の被写体からの光を前記レンズ群の近傍に時分割
で結像させるための焦点距離調整手段とを具えたことを
特徴とする。
【0015】請求項2の立体画像表示装置は、画像表示
手段と、時間的に焦点距離を変えることができる可変焦
点レンズと、前記画像表示手段と前記可変焦点レンズと
の間の平面上に配列され、各々が、前記画像表示手段か
らの光を平行光として出射するように、その焦点距離と
前記画像表示手段との間の距離が調整された複数の単焦
点レンズからなるレンズ群と、前記画像表示手段上での
画像の表示に応答して、前記可変焦点レンズの焦点距離
を時間的に変化させて、前記レンズ群の近傍にできた前
記画像表示手段からの光に基づく複数の空間像をそれぞ
れ異なる奥行きに時分割で再生するための焦点距離調整
手段とを具えたことを特徴とする。
【0016】請求項3の立体画像撮影表示システムは、
請求項1の立体画像撮影装置と、請求項2の立体画像表
示装置と、前記立体画像撮影装置の焦点距離調整手段お
よび前記立体画像表示装置の焦点距離調整手段を制御し
て前記立体画像撮影装置の可変焦点レンズの動作と前記
立体画像表示装置の可変焦点レンズの動作とを連動させ
る連動手段とを具備し、前記画像表示手段は、前記撮像
素子で撮影された複数の画像を時分割で表示し、前記連
動手段は、前記立体画像撮影装置の可変焦点レンズが複
数の被写体のうち、より手前の被写体をレンズ群の近傍
に結像させているときは、前記立体画像表示装置のレン
ズ群の近傍にできた空間像が当該レンズ群からより遠い
位置で再生されるように、前記立体画像表示装置の可変
焦点レンズの動作を連動させることを特徴とする。
【0017】請求項4の立体画像撮影表示システムは、
請求項3において、前記撮像素子が撮影した画像から、
前記立体画像撮影装置のレンズ群の近傍に結像した被写
体が映っている部分だけを取り出し、前記画像表示手段
に供給する非合焦部分除去手段を、さらに有することを
特徴とする。
【0018】請求項5の立体画像撮影表示システムは、
請求項3または4において、前記画像表示手段に複数の
画像を時分割で表示する際に、前記それぞれの表示画像
の表示範囲内に、前記画像表示手段から、より遠い位置
に空間像が再生される別の画像の少なくとも一部が重複
する場合は、当該表示画像の表示の際に、前記重複部分
を非発光とする陰面部分除去手段を、さらに有すること
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態である立
体画像撮影装置を、図1,図2を参照しながら説明す
る。図1,図2の装置は、平面上に配列された複数の単
焦点レンズからなるレンズ群13と、レンズ群13から
みて被写体11a,11bとは反対側に配置された撮像
素子14と、レンズ群13からみて被写体側に配置され
た可変焦点レンズ16aまたは16bと、撮像素子14
の撮像周期に連動して、可変焦点レンズ16a,16b
の焦点距離を調整する焦点距離調整手段18とからな
る。レンズ群13は、従来のIP撮影装置(図20)と
同様に、屈折率分布レンズで構成されているものとす
る。通常、レンズ群13は、小さいレンズを縦横にそれ
ぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面を簡略化
するため、5個のレンズのみ示した。図1,図2におい
て、可変焦点レンズ16a、16bは同一のものである
が、異なる焦点距離となるように設定されていることを
示すため、異なる符号で表す。撮像素子14として、テ
レビジョンで用いられる撮像管やCCDを用いることが
できる。
【0020】図1においては、可変焦点レンズ16aの
焦点距離は、被写体11aの実像17aがレンズ群13
の近傍に結像するように設定されている。レンズ群13
の近傍にある被写体11aの実像17aは、高解像度で
撮影される。一方、可変焦点レンズ16aによって、被
写体11bの実像17b’はレンズ群13から離れた位
置にできるので、被写体11bはぼけを生じながら撮影
される。
【0021】図2においては、可変焦点レンズ16bの
焦点距離は、被写体11bの実像17bがレンズ群13
の近傍に結像するように設定されている。レンズ群13
の近傍にある被写体11bの実像17bは高解像度で撮
影され、レンズ群13から離れた位置にある被写体11
aの実像17a’はぼけを生じながら撮影される。
【0022】図1の構成と図2の構成を総合すると、2
つの被写体11a、11bは、2つの構成のいずれかに
よって、高解像度で撮影される。従来のIP撮影装置の
ように、レンズ群と被写体の距離が遠くないため、ぼけ
を生じない。
【0023】以下に、本実施例及び後述の各実施例に用
いる可変焦点レンズおよびその焦点距離調整手段の具体
例について説明する。
【0024】可変焦点レンズは、例えば、液晶の屈折率
変化を利用した液晶レンズ(電子通信学会技術報告,E
D79−30,1979,55−61,“焦点距離可変
ネマティック液晶レンズセル”)や、薄肉構造の光学面
を静電気力や小型アクチュエータなどを用いて機械的に
変形させて焦点距離の調整機能をもたせる(OPTRO
NICS,1999,No.7,161−167,“可
変焦点ミラー,可変焦点レンズ”)ことで、実現でき
る。前者の可変焦点レンズおよびその焦点調整手段の例
を図16に示し、後者の可変焦点レンズおよびその焦点
調整手段の例を図17に示す。
【0025】図16に示すように、1は電圧源、2は平
凹レンズ、3は液晶レンズ、4は平板ガラス、5はスペ
ーサであって、電圧源1からの電圧を液晶レンズ3に印
加して液晶分子の配向状態を変化させることで、液晶の
光学的性質(焦点距離など)を変化させる。
【0026】図17に示すように、6はアクチュエー
タ、7は出力軸、8はシリコンオイル、9はガラスダイ
ヤフラムであって、シリコンオイル8およびガラスダイ
ヤフラム9によってレンズを構成するものであり、ガラ
スダイヤフラム9の片側にアクチュエータ6で力を加え
てシリコンオイル8の圧力を変えることにより、レンズ
の光学面を機械的に変形させて、焦点距離を調整するこ
とができる。図16および図17に示すような可変焦点
レンズは、その焦点距離を高速に変更することができ
る。したがって、撮影は、静止画撮影に限らず、動画撮
影も実行することができる。すなわち、上述したよう
に、各撮影時の可変焦点レンズ11の焦点距離情報に基
づいて、撮像板5による撮像タイミングに同期して可変
焦点レンズ11の焦点距離を高速に制御することによっ
て、各時刻における各被写体の実像を鮮明に撮影するこ
とができる。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態である立体
画像表示装置を、図3,図4,図5を参照しながら説明
する。図3,図4,図5の装置は、平面上に配列された
複数の単焦点レンズからなるレンズ群23と、前記レン
ズ群からみて観察者20とは反対側に配置された画像表
示素子24と、前記レンズ群からみて観察者20側に配
置された可変焦点レンズ26aまたは26bと、画像表
示素子24の表示周期に連動して、可変焦点レンズ26
a,26bの焦点距離を調整する焦点距離調整手段28
とからなる。レンズ群23を構成する各単焦点レンズ
は、従来のIP表示装置(図19)と同様に、一般的な
凸レンズであり、画像表示素子24で発光した光が平行
光となって出射するようにその焦点距離と位置が調整さ
れている。
【0028】通常、レンズ群23は、小さいレンズを縦
横にそれぞれ数百から数千個並べて構成されるが、図面
を簡略化するため、5個のレンズのみ示した。図3,4
において、可変焦点レンズ26a、26bは同一のもの
であるが、異なる焦点距離となるように設定されている
ことを示すため、異なる符号で表す。画像表示素子24
として、テレビジョンの画像を表示するCRTやプラズ
マディスプレイを用いることができる。
【0029】図3において、画像表示素子24上には、
空間像27aがレンズ群23の位置に再生されるような
画像を表示する。この画像は、図18のように、凸レン
ズ76によって被写体71の実像77をレンズ群73の
位置に結像させ、該実像77をレンズ群73を通して撮
像素子74によって撮影することにより得られる。ま
た、同等の画像をコンピュータグラフィクスにより生成
してもよい。可変焦点レンズ26aによって、レンズ群
23上に再生された空間像27aの実像21aは、図3
に示される位置に再生され、観察者20は、該再生され
た実像21aをみる。発明が解決しようとする課題の項
で述べたように、レンズ群23の近傍にできる空間像2
7aは高解像度であるので、その実像21aも高解像度
で再生される。
【0030】図4において、画像表示素子24上には、
空間像27bがレンズ群23の位置に再生されるような
画像を表示する。この画像の生成方法は、図3における
画像の生成方法と同様で、図18の装置において、被写
体の実像をレンズ群73の位置に結像させて撮像素子7
4によって撮影すればよい。可変焦点レンズ26bによ
って、レンズ群23上に再生された空間像27bの実像
21bは、図4に示される位置に再生され、観察者20
は、該再生された実像21bをみる。レンズ群23の近
傍にできる空間像27bは高解像度であるので、その実
像21bも高解像度で再生される。
【0031】ここで、図3に示す状態と、図4に示す状
態を、人の目の残像時間よりも短い周期で切り替える
と、観察者20にとっては2つの実像21a、21bは
図5のようにみえる。異なる奥行きにある2つの空間像
21a、21bは、ともに高解像度で再生される。
【0032】本実施例の装置では、空間像21a、21
bと観察者20が一直線上に並ぶ場合に、観察者20か
らみて手前の空間像21bと遠い空間像21aが混ざっ
て見えるので、観察者からみて複数の空間像が重ならな
いように被写体の位置を考慮しなければならない。この
問題は、後述する第5の実施例の装置では解決されてい
る。
【0033】次に、本発明の第3の実施例である立体画
像撮影表示システムを、図6、図7、図8を参照しなが
ら説明する。図6、図7、図8のシステムは、本発明の
第1の実施例である立体画像撮影装置と、本発明の第2
の実施例である立体画像表示装置と、前記2つの装置に
おける各可変焦点レンズ16a(16b)及び26a
(26b)の動作を連動させる焦点距離連動装置38を
具備している。第1の実施例の立体画像撮影装置及び第
2の実施例の立体画像表示装置と共通の部分はそれぞれ
図1〜図5と同一の符号で表し、詳しい説明は省略す
る。焦点距離連動装置38は、上述したような焦点距離
調整手段18または28を含む。
【0034】図6は、可変焦点レンズ16aが被写体1
1aの実像17aをレンズ群13の近傍に結像するよう
に制御された状態を示す。このとき、焦点距離連動装置
38により、可変焦点レンズ26aの焦点距離は、レン
ズ群23と再生像31aが結像関係となるように制御さ
れる。この状態で、撮像素子14が撮影する画像39a
は、図1の装置が撮影するものと全く同一である。すな
わち、被写体11aの実像17aは高解像度で撮影さ
れ、被写体11bの実像17b’はぼけを生じながら撮
影される。該撮影された画像39aは、そのまま画像表
示装置24に入力され、表示される。結果として、被写
体11aに対応する空間像27aがレンズ群23の位置
に高解像度で再生され、可変焦点レンズ26aによって
その実像31aが図6で示される位置にできる。一方、
被写体11bに対応する空間像27b’はレンズ群23
より観察者30側にぼけをともなって再生され、可変焦
点レンズ26aによってその実像が31b’の位置にで
きる。観察者30は、可変焦点レンズ26aによる2つ
の実像31aと31b’をみる。図6で、実像31b’
を細く描いているのは、ぼけていることを示す。
【0035】次に、可変焦点レンズ16aの焦点距離を
変更し、変更後の可変焦点レンズ16bが被写体11b
の実像をレンズ群13の近傍に結像する(図7)。この
とき、焦点距離連動装置38により、可変焦点レンズ2
6aの焦点距離も変更され、変更後の可変焦点レンズ2
6bによって、レンズ群23と再生像31bが結像関係
となるように制御される。この状態で、撮像素子14が
撮影する画像39bは、図2の装置が撮影するものと全
く同一である。すなわち、被写体11bの実像17bは
高解像度で撮影され、被写体11aの実像17a’はぼ
けを生じながら撮影される。該撮影された画像39b
は、そのまま画像表示装置24に入力され、表示され
る。結果として、被写体11bに対応する空間像27b
がレンズ群23の位置に高解像度で再生され、可変焦点
レンズ26bによってその実像が31bの位置にでき
る。一方、被写体11aに対応する空間像27a’はレ
ンズ群23からみて観察者30とは反対側にぼけをとも
なって再生され、可変焦点レンズ26bによってその実
像31a’が図7で示される位置にできる。観察者30
は、可変焦点レンズ26bによる2つの実像31bと3
1a’をみる。図7で、実像31a’を細く描いている
のは、ぼけていることを示す。
【0036】ここで、図6に示す状態と、図7に示す状
態を、人の目の残像時間よりも短い周期で切り替える
と、観察者30にとって図8のようにみえる。最終的に
再生される被写体11aの空間像は、高解像度の空間像
31aとぼけをともなった空間像31a’が重なったも
のとなる。同様に、最終的に再生される被写体11bの
空間像は、高解像度の空間像31bとぼけをともなった
空間像31b’が重なったものとなる。被写体11aと
11bの奥行きが大きく異なる場合は、ぼけをともなっ
て再生される空間像のぼけ量が大きくなるので、ぼけた
空間像11a’、11b’は観察者30には見えなくな
る。結果として、高解像度の空間像11a、11bだけ
を観察者30が見る。このように、本実施例のシステム
は、被写体の奥行きが大きく異なる場合にぼけない空間
像を再生する方法として有効である。
【0037】次に、本発明の第4の実施例である立体画
像撮影表示システムを、図9、図10、図11を参照し
ながら説明する。本実施例の立体画像撮影表示システム
は、第3の実施例の立体画像撮影表示システムの変形で
あり、撮像素子14が撮影した画像をそのまま画像表示
素子24で表示するのでなく、後述する非合焦部分除去
装置48による画像処理を施した後、画像表示素子24
で表示するようにしたものである。その他の構成は、第
3の実施例の立体画像撮影表示システムと同じである。
第3の実施例の立体画像撮影表示システムと共通の部分
は図6〜8と同一の符号で表す。
【0038】図9は、可変焦点レンズ16aが被写体1
1aの実像17aをレンズ群13の近傍に結像するよう
に制御された状態を示す。このとき、焦点距離連動装置
38により、可変焦点レンズ26aの焦点距離は、レン
ズ群23と再生像41aが結像関係となるように制御さ
れる。この状態で、撮像素子14が撮影する画像39a
は、図1の装置が撮影するものと全く同一である。すな
わち、被写体11aの実像17aは高解像度で撮影さ
れ、被写体11bの実像17b’はぼけを生じながら撮
影される。
【0039】該撮影された画像39aは、非合焦部分除
去装置48による画像処理を施され、画像処理後の画像
49aは画像表示素子24で表示される。非合焦部分除
去装置48は、入力された画像39aのうち、レンズ群
13の近傍に結像している実像17aの部分はそのまま
とし、レンズ群13の近傍には結像していない実像17
bの部分は除去する(後に接続される画像表示装置24
で非発光とする)ような画像処理をする装置である。非
合焦部分除去装置48を通過後の画像49a(実像17
aだけが映っている)は、画像表示装置24に入力さ
れ、表示される。結果として、被写体11aに対応する
空間像27aがレンズ群23の位置に高解像度で再生さ
れ、可変焦点レンズ26aによってその実像41aが図
9に示す位置にできる。一方、被写体11bに対応する
空間像は、非合焦部分除去装置48によって除去されて
いるので、再生されることはない。観察者40は、可変
焦点レンズ26aによる実像41aをみる。
【0040】次に、可変焦点レンズ16aの焦点距離を
変更し、変更後の可変焦点レンズ16bが被写体11b
の実像をレンズ群13の近傍に結像する(図10)。こ
のとき、焦点距離連動装置38により、可変焦点レンズ
26aの焦点距離も変更され、変更後の可変焦点レンズ
26bによって、レンズ群23と再生像41bが結像関
係となるように制御される。この状態で、撮像素子14
が撮影する画像39bは、図2の装置が撮影するものと
全く同一である。すなわち、被写体11bの実像17b
は高解像度で撮影され、被写体11aの実像17a’は
ぼけを生じながら撮影される。
【0041】該撮影された画像39bは、上述の画像3
9aと同様に、非合焦部分除去装置48による画像処理
を施される。非合焦部分除去装置48を通過後の画像4
9b(実像17bだけが映っている)は、画像表示装置
24に入力され、表示される。結果として、被写体11
bに対応する空間像27bがレンズ群23の位置に高解
像度で再生され、可変焦点レンズ26bによってその実
像41bが図10で示される位置にできる。一方、被写
体11aに対応する空間像27a’は、非合焦部分除去
装置48によって除去されているので、再生されること
はない。観察者40は、可変焦点レンズ26bによる実
像41bをみる。
【0042】ここで、図9に示す状態と、図10に示す
状態を、人の目の残像時間よりも短い周期で切り替える
と、観察者40にとって図11のようにみえる。最終的
に被写体11aは高解像度の空間像41aとして、被写
体11bは高解像度の空間像41bとして、それぞれ再
生される。本実施例のシステムでは、第2の実施例の装
置と同様に、空間像41a、41bと観察者40が一直
線上に並ぶ場合に、観察者40からみて手前の空間像4
1bと遠い空間像41aが混ざって見えるので、観察者
からみて複数の空間像が重ならないように被写体の位置
を考慮しなければならない。この問題は、後述する第5
の実施例の装置では解決されている。
【0043】次に、本発明の第5の実施例である立体画
像撮影表示システムについて図12、図13、図14を
参照しながら説明する。本実施例の立体画像撮影表示シ
ステムは、第4の実施例の立体画像撮影表示システムの
立体画像表示装置部分を変形したもので、画像表示装置
24に時分割で入力される複数の画像に、後述する陰面
部分除去装置による画像処理を施すようにしたものであ
る。その他の構成は、第4の実施例の立体画像撮影表示
システムと同じである。第4の実施例の立体画像撮影表
示システムと共通の部分は図9〜図11と同一の符号で
表す。
【0044】図12は、可変焦点レンズ16aが被写体
11aの実像17aをレンズ群13の近傍に結像するよ
うに制御された状態を示す。このシステムの構成におい
て、非合焦部分除去装置48が画像49aを生成するま
では、図9のシステムの構成と同じであるので、詳しい
説明は省略する。結果として、画像49aには、被写体
11aの像だけが映る。
【0045】図13は、図12のシステムにおける可変
焦点レンズ16aの焦点距離を変更したものであり、変
更後の可変焦点レンズ16bが被写体11bの実像17
bをレンズ群13の近傍に結像するように制御される。
このシステムの構成において、非合焦部分除去装置48
が画像49bを生成するまでは、図10のシステムの構
成と同じであるので、詳しい説明は省略する。結果とし
て、画像49bには、被写体11bの像だけが映る。
【0046】図12、図13のいずれの場合も、非合焦
部分除去装置48が出力する画像49a、49bは陰面
部分除去装置58に入力される。陰面部分除去装置58
は焦点距離連動装置38から可変焦点レンズ16a、1
6bおよび26a、26bがどの焦点距離に設定される
かという情報52を受け取る。該情報52をもとに、図
12の構成で入力される画像49aが図13の構成で入
力される画像49bよりも観察者から見て遠い位置に再
生される画像であることを、陰面部分除去装置58にお
いて判断することができる。この判断をもとに、陰面部
分除去装置58は、以下の画像処理を施す。画像49b
は、入力された画像49a、49bの中で最も観察者5
0に近い位置に再生されるものであるので、何の処理も
せずにそのまま画像59bとして出力する。画像59b
中で被写体が映っている部分(本実施例では、被写体1
1bが映っている部分)を記憶しておく。画像49bの
次に最も観察者50に近い位置に再生される画像は、画
像49aである。陰面部分除去装置58は、入力された
画像49aから、上述の画像59b中で被写体が映って
いる部分を除去する(後に接続される画像表示装置24
で非発光とする)ような画像処理を施し、画像59aと
して出力する。(以下同様に、画像59a中で被写体が
映っている部分を記憶しておき、次に最も観察者に近い
位置に再生される画像から、画像59b、59a中で被
写体が映っている部分を除去するという画像処理を繰り
返す。本実施例では、可変焦点レンズの状態数が2であ
るので、画像59aを出力した時点で、陰面部分除去装
置58による画像処理は終了する)。
【0047】陰面部分除去装置58による画像処理の結
果、図12の構成では、画像49aに映っている被写体
11aの像から、画像49bに映っている被写体11b
の像と重なる部分を除去して得られる画像59aが画像
表示装置24に入力され、該画像59aによってレンズ
群23の位置に空間像57aができ、可変焦点レンズ2
6aによってその実像51aが再生され、観察者50は
該再生された実像51aを見る。実像51aの形がもと
の被写体11aの形と異なる。これは、陰面部分除去装
置58により、被写体11bと重なる部分が除去された
ためである。
【0048】一方、図13の構成では、画像49bはそ
のまま画像59bとして画像表示装置24に入力され、
該画像59bによってレンズ群24の位置に空間像がで
き、可変焦点レンズ26bによってその実像51bが再
生され、観察者50は該再生された実像51bを見る。
【0049】ここでも他の実施例と同様に、図12に示
す状態と、図13に示す状態を、人の目の残像時間より
も短い周期で切り替えると、観察者50にとって図14
のようにみえる。最終的に被写体11aは高解像度の空
間像51aとして、被写体11bは高解像度の空間像5
1bとして、それぞれ再生される。空間像51bによっ
ておおわれた空間像51aの部分は、陰面部分除去装置
によって除去されているので、2つの被写体51a、5
1bが混ざって見えることはない。
【0050】上述の各実施例の説明において、可変焦点
レンズ16a、16bや26a、26bの焦点距離は上
述したような焦点距離調整手段18または28によって
2つの状態をとるものとした。状態の数は2ではなくそ
れ以上の任意の数でもよい。
【0051】上述の第1、3、4、5の実施例の説明に
おいて、可変焦点レンズ16aは被写体11aの実像が
レンズ群13の位置にできるように設定されているもの
とした。同様に、可変焦点レンズ16bは被写体11b
の実像がレンズ群13の位置にできるように設定されて
いるものとした。実際には、特定の被写体(この場合は
被写体11a、11b)の実像がレンズ群13の位置に
できるように、可変焦点レンズのパラメータを厳密に調
整する必要はない。その理由を図15を参照しながら説
明する。図15の装置は、第1の実施例の立体画像撮影
装置または第3、4、5の実施例の立体画像撮影表示シ
ステムにおける立体画像撮影装置部分を示す。可変焦点
レンズ16aを用いた場合、範囲61aの中にある被写
体がぼけずに撮影される。可変焦点レンズ16aの焦点
距離を変更した可変焦点レンズ16bを用いた場合は、
範囲61bの中にある被写体がぼけずに撮影される。さ
らに可変焦点レンズの焦点距離設定の状態数を十分に多
くすれば、このほかに被写体がある場合も、いずれかの
焦点距離の設定において、ぼけずに撮影することが可能
である。例えば、可変焦点レンズから測って2〜∞mま
での範囲がいずれかの焦点距離の設定でぼけずに撮影で
きるように焦点距離設定の状態数を決めることにより、
実用上、すべての被写体がぼけなしに撮影できるといえ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の立体画像
撮影装置によれば、奥行きが異なる複数の被写体のすべ
てについて、ぼけのない立体画像を撮影することができ
る。また、本発明の立体画像表示装置によれば、奥行き
が異なる複数の空間像をぼけずに再生することができ
る。さらにまた、本発明の立体画像撮影表示システムに
よれば、奥行きが異なる複数の被写体のすべてについ
て、ぼけのない立体画像を撮影し、それらの被写体の空
間像をぼけずに再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の立体画像撮影装置を説
明する図である。
【図2】本発明の第1の実施例の立体画像撮影装置を説
明する他の図である。
【図3】本発明の第2の実施例の立体画像表示装置を説
明する図である。
【図4】本発明の第2の実施例の立体画像表示装置を説
明する他の図である。
【図5】本発明の第2の実施例の立体画像表示装置を説
明するさらに他の図である。
【図6】本発明の第3の実施例の立体画像撮影表示シス
テムを説明する図である。
【図7】本発明の第3の実施例の立体画像撮影表示シス
テムを説明する他の図である。
【図8】本発明の第3の実施例の立体画像撮影表示シス
テムを説明するさらに他の図である。
【図9】本発明の第4の実施例の立体画像撮影表示シス
テムを説明する図である。
【図10】本発明の第4の実施例の立体画像撮影表示シ
ステムを説明する他の図である。
【図11】本発明の第4の実施例の立体画像撮影表示シ
ステムを説明するさらに他の図である。
【図12】本発明の第5の実施例の立体画像撮影表示シ
ステムを説明する図である。
【図13】本発明の第5の実施例の立体画像撮影表示シ
ステムを説明する他の図である。
【図14】本発明の第5の実施例の立体画像撮影表示シ
ステムを説明するさらに他の図である。
【図15】可変焦点レンズの焦点距離設定の状態を説明
する図である。
【図16】可変焦点レンズおよび焦点調整装置の一例を
説明する図である。
【図17】可変焦点レンズおよび焦点調整装置の他の一
例を説明する図である。
【図18】IP撮影装置の一例を説明する図である。
【図19】従来のIP表示装置を説明する図である。
【図20】従来のIP撮影装置を説明する図である。
【符号の説明】
11a,11b 被写体 13 レンズ群 14 撮像素子 16a 可変焦点レンズ 17a,17a’ 実像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 光穗 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 岡野 文男 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 5C061 AA07 AB03 AB12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上に配列された複数の単焦点レンズ
    からなるレンズ群と、 被写体からの光を前記レンズ群を通して撮影する撮像素
    子と、 前記被写体と前記レンズ群との間に配置された、時間的
    に焦点距離を変えることができる可変焦点レンズと、 前記可変焦点レンズの焦点距離を時間的に変化させて、
    当該可変焦点レンズを通して得られた複数の被写体から
    の光を前記レンズ群の近傍に時分割で結像させるための
    焦点距離調整手段とを具えたことを特徴とする立体画像
    撮影装置。
  2. 【請求項2】 画像表示手段と、 時間的に焦点距離を変えることができる可変焦点レンズ
    と、 前記画像表示手段と前記可変焦点レンズとの間の平面上
    に配列され、各々が、前記画像表示手段からの光を平行
    光として出射するように、その焦点距離と前記画像表示
    手段との間の距離が調整された複数の単焦点レンズから
    なるレンズ群と、 前記画像表示手段上での画像の表示に応答して、前記可
    変焦点レンズの焦点距離を時間的に変化させて、前記レ
    ンズ群の近傍にできた前記画像表示手段からの光に基づ
    く複数の空間像をそれぞれ異なる奥行きに時分割で再生
    するための焦点距離調整手段とを具えたことを特徴とす
    る立体画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の立体画像撮影装置と、請求項
    2の立体画像表示装置と、前記立体画像撮影装置の焦点
    距離調整手段および前記立体画像表示装置の焦点距離調
    整手段を制御して前記立体画像撮影装置の可変焦点レン
    ズの動作と前記立体画像表示装置の可変焦点レンズの動
    作とを連動させる連動手段とを具備し、 前記画像表示手段は、前記撮像素子で撮影された複数の
    画像を時分割で表示し、 前記連動手段は、前記立体画像撮影装置の可変焦点レン
    ズが複数の被写体のうち、より手前の被写体をレンズ群
    の近傍に結像させているときは、前記立体画像表示装置
    のレンズ群の近傍にできた空間像が当該レンズ群からよ
    り遠い位置で再生されるように、前記立体画像表示装置
    の可変焦点レンズの動作を連動させることを特徴とする
    立体画像撮影表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記撮像素子が撮影した画像から、前記立体画像撮影装
    置のレンズ群の近傍に結像した被写体が映っている部分
    だけを取り出し、前記画像表示手段に供給する非合焦部
    分除去手段を、さらに有することを特徴とする立体画像
    撮影表示システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、 前記画像表示手段に複数の画像を時分割で表示する際
    に、前記それぞれの表示画像の表示範囲内に、前記画像
    表示手段から、より遠い位置に空間像が再生される別の
    画像の少なくとも一部が重複する場合は、当該表示画像
    の表示の際に、前記重複部分を非発光とする陰面部分除
    去手段を、さらに有することを特徴とする立体画像撮影
    表示システム。
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