JP2001225010A - 多機能型発音体 - Google Patents
多機能型発音体Info
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- JP2001225010A JP2001225010A JP2000035956A JP2000035956A JP2001225010A JP 2001225010 A JP2001225010 A JP 2001225010A JP 2000035956 A JP2000035956 A JP 2000035956A JP 2000035956 A JP2000035956 A JP 2000035956A JP 2001225010 A JP2001225010 A JP 2001225010A
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- magnetic circuit
- support spring
- fixed
- top plate
- sounding body
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B06—GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
- B06B—METHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
- B06B1/00—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
- B06B1/02—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
- B06B1/04—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism
- B06B1/045—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism using vibrating magnet, armature or coil system
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外磁型の磁気回路部を用いて、音響と振動の
両方を発生する多機能型発音体を小型で高性能、かつ廉
価に実現する。 【解決手段】 磁石37、ポールピース38、トッププ
レート39からなる外磁型の磁気回路部33の上面側
に、内周部と円形の外周部を備えこれらを円弧状の複数
の腕部で連結した形状の支持ばねA(36)の内周部を
固定し、外周部をカバーに固定して支持する。さらに支
持ばねAを90°回転した形状の支持ばねBを下面側に
用いて、磁気回路部を両面支持する。磁気回路部と二つ
の支持ばねの位置決めは、トッププレート上面とポール
ピース下面に設けた円形の段差部に支持ばね中央の丸穴
をはめて行う。支持ばねが円形なので、ケースも円形に
して小型化でき、磁気回路部は上下両面を支持するので
傾かず動作が安定し、段差部と丸穴で支持ばねを位置決
めするので部品相互の中心出しが簡単かつ正確である。
両方を発生する多機能型発音体を小型で高性能、かつ廉
価に実現する。 【解決手段】 磁石37、ポールピース38、トッププ
レート39からなる外磁型の磁気回路部33の上面側
に、内周部と円形の外周部を備えこれらを円弧状の複数
の腕部で連結した形状の支持ばねA(36)の内周部を
固定し、外周部をカバーに固定して支持する。さらに支
持ばねAを90°回転した形状の支持ばねBを下面側に
用いて、磁気回路部を両面支持する。磁気回路部と二つ
の支持ばねの位置決めは、トッププレート上面とポール
ピース下面に設けた円形の段差部に支持ばね中央の丸穴
をはめて行う。支持ばねが円形なので、ケースも円形に
して小型化でき、磁気回路部は上下両面を支持するので
傾かず動作が安定し、段差部と丸穴で支持ばねを位置決
めするので部品相互の中心出しが簡単かつ正確である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やペイジ
ャー等の移動体通信機に組み込み、着信を音響あるいは
振動によって使用者に知らせる多機能型発音体に関する
ものである。
ャー等の移動体通信機に組み込み、着信を音響あるいは
振動によって使用者に知らせる多機能型発音体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような携帯機器は、一般に、使用
者に着信を知らせるのにブザー音やメロディ音を発する
ことと、音は出さずに振動することを切り替えて使える
よう構成されており、そのため小型スピーカーに類する
音響発生用の発音体と、偏心重りを小型モータで回転さ
せて振動を発生する振動体を内蔵させる構造が取られて
きた。このように発音体と振動体の両方を組み込むのは
機器の小型化や低価格化の上で不利であったが、近年、
1個の発音体で音響と振動の両方を発生するものが用い
られるようになった。この種の発音体には、ハンズフリ
ー状態で会話する際の音声出力用にも使用できる多機能
なものもある。
者に着信を知らせるのにブザー音やメロディ音を発する
ことと、音は出さずに振動することを切り替えて使える
よう構成されており、そのため小型スピーカーに類する
音響発生用の発音体と、偏心重りを小型モータで回転さ
せて振動を発生する振動体を内蔵させる構造が取られて
きた。このように発音体と振動体の両方を組み込むのは
機器の小型化や低価格化の上で不利であったが、近年、
1個の発音体で音響と振動の両方を発生するものが用い
られるようになった。この種の発音体には、ハンズフリ
ー状態で会話する際の音声出力用にも使用できる多機能
なものもある。
【0003】図5は特開平10−257594号公報に
開示された振動発生器で、磁気回路部1は短円柱のセン
ターポール2aとフランジ2bからなるヨーク2、環状
の磁石3、トッププレート4を一体化して構成され、セ
ンターポール2aの外周とトッププレート4の内周の間
に磁気ギャップを生じている。磁気回路部1は湾曲した
断面の第1のサスペンション5で支持されて支持部材6
の上端に接合され、機械振動系を構成している。また、
支持部材6の上端に円板状の第1の振動板7が接合さ
れ、支持部材6の下端にボイスコイル8を支持した円板
状の第2のサスペンション9が接合されていて、ボイス
コイル8は磁気回路部1の磁気ギャップに位置してい
る。磁気回路部1、第1のサスペンション5、および第
1の振動板7の間に密閉された空室10が形成されてい
る。
開示された振動発生器で、磁気回路部1は短円柱のセン
ターポール2aとフランジ2bからなるヨーク2、環状
の磁石3、トッププレート4を一体化して構成され、セ
ンターポール2aの外周とトッププレート4の内周の間
に磁気ギャップを生じている。磁気回路部1は湾曲した
断面の第1のサスペンション5で支持されて支持部材6
の上端に接合され、機械振動系を構成している。また、
支持部材6の上端に円板状の第1の振動板7が接合さ
れ、支持部材6の下端にボイスコイル8を支持した円板
状の第2のサスペンション9が接合されていて、ボイス
コイル8は磁気回路部1の磁気ギャップに位置してい
る。磁気回路部1、第1のサスペンション5、および第
1の振動板7の間に密閉された空室10が形成されてい
る。
【0004】この構成の振動発生器のボイスコイル8に
交流の電気信号が入力されると、ボイスコイル8と磁気
回路部1の間に電磁力が発生して磁気回路部1が振動
し、この振動が支持部材6を経てこの振動発生器を組み
込んだ機器に伝わり、使用者に着信を知らせる。上記文
献に示された他の実施形態には、図5では平板である第
2のサスペンション9を断面が波形の第2の振動板にし
たものがあり、その場合、ボイスコイルに供給される電
気信号の周波数が可聴周波数帯を下回る比較的低いもの
であると、上記の説明と同様に磁気回路部1が振動して
使用者に着信を知らせるが、電気信号の周波数がある程
度高くて可聴周波数領域のものであると、第1のサスペ
ンション5で支持された磁気回路部は固有振動数が低い
ためほとんど振動しなくなり、一方、ボイスコイル8が
固定された第2の振動板の振動が大きくなってブザー音
を発生する。これにより、供給する電気信号の周波数に
応じて1個の発音体で発音と振動の両様の動作をする多
機能型発音体が得られる。
交流の電気信号が入力されると、ボイスコイル8と磁気
回路部1の間に電磁力が発生して磁気回路部1が振動
し、この振動が支持部材6を経てこの振動発生器を組み
込んだ機器に伝わり、使用者に着信を知らせる。上記文
献に示された他の実施形態には、図5では平板である第
2のサスペンション9を断面が波形の第2の振動板にし
たものがあり、その場合、ボイスコイルに供給される電
気信号の周波数が可聴周波数帯を下回る比較的低いもの
であると、上記の説明と同様に磁気回路部1が振動して
使用者に着信を知らせるが、電気信号の周波数がある程
度高くて可聴周波数領域のものであると、第1のサスペ
ンション5で支持された磁気回路部は固有振動数が低い
ためほとんど振動しなくなり、一方、ボイスコイル8が
固定された第2の振動板の振動が大きくなってブザー音
を発生する。これにより、供給する電気信号の周波数に
応じて1個の発音体で発音と振動の両様の動作をする多
機能型発音体が得られる。
【0005】図6は特開平11−68093号公報に開
示された多機能型発音体で、図(A)は平面図、図
(B)は(A)のB−B断面図である。支持部材15は
輪郭が矩形で中央部の円形空洞に磁気回路部21を収容
している。磁気回路部21はヨーク16、磁石12、お
よびトッププレート13が一体になったもので、さらに
環状の重り19がヨーク16の外周に取り付けられて、
磁気回路部21と重り19で可動部22を構成してい
る。サスペンション17は支持部17aが重り19の上
面に取り付けられて可動部22を支持し、腕部17bの
先端の固定部17cが支持部材15の受容部に固定され
ている。
示された多機能型発音体で、図(A)は平面図、図
(B)は(A)のB−B断面図である。支持部材15は
輪郭が矩形で中央部の円形空洞に磁気回路部21を収容
している。磁気回路部21はヨーク16、磁石12、お
よびトッププレート13が一体になったもので、さらに
環状の重り19がヨーク16の外周に取り付けられて、
磁気回路部21と重り19で可動部22を構成してい
る。サスペンション17は支持部17aが重り19の上
面に取り付けられて可動部22を支持し、腕部17bの
先端の固定部17cが支持部材15の受容部に固定され
ている。
【0006】サスペンション18はサスペンション17
と同じ形状のものであるが、サスペンション17に対し
平面的に見て90°回転した位置で、支持部が重り19
の下面に取り付けられて可動部22を支持し、腕部18
bの先端の固定部18cが支持部材15の受容部に固定
されている。円形の振動板11が外周を支持部材15の
下面に取り付けられており、振動板11に固定されたボ
イスコイル14がヨーク16の中央凹部の内周とトップ
プレート13の外周の間の磁気ギャップに挿入されてい
る。ボイスコイル14の巻き線端末は入力端子20に接
続されている。
と同じ形状のものであるが、サスペンション17に対し
平面的に見て90°回転した位置で、支持部が重り19
の下面に取り付けられて可動部22を支持し、腕部18
bの先端の固定部18cが支持部材15の受容部に固定
されている。円形の振動板11が外周を支持部材15の
下面に取り付けられており、振動板11に固定されたボ
イスコイル14がヨーク16の中央凹部の内周とトップ
プレート13の外周の間の磁気ギャップに挿入されてい
る。ボイスコイル14の巻き線端末は入力端子20に接
続されている。
【0007】図6の多機能型発音体の動作は前述のもの
と同様で、ボイスコイル14に可聴周波数の信号電流が
流れると、振動板11が磁気回路部21の吸引力を受け
て振動して音響を発生し、信号の周波数が低くて機械振
動領域であると、振動板11からは音が出なくなる一
方、可動部22が振動して使用者に着信を知らせるので
ある。
と同様で、ボイスコイル14に可聴周波数の信号電流が
流れると、振動板11が磁気回路部21の吸引力を受け
て振動して音響を発生し、信号の周波数が低くて機械振
動領域であると、振動板11からは音が出なくなる一
方、可動部22が振動して使用者に着信を知らせるので
ある。
【0008】図7は特開平11−69488号公報に見
られる多機能型発音体の可動部の構造で、磁石12とト
ッププレート13をヨーク16に搭載した磁気回路部2
1の上下に2個のサスペンション17、18を固定して
あり、サスペンション17、18の腕部の先端の固定部
を、図6に見るのと同様に支持部材に固定して多機能型
発音体を構成するものである。2枚のサスペンション1
7、18はばね動作の安定のために互いに90°ずれた
位置に固定するのであり、ヨーク16の上下面にダボ1
6aと16bを1対ずつ設け、サスペンション17、1
8の小穴をこれらのダボにはめて位置決めしている。
られる多機能型発音体の可動部の構造で、磁石12とト
ッププレート13をヨーク16に搭載した磁気回路部2
1の上下に2個のサスペンション17、18を固定して
あり、サスペンション17、18の腕部の先端の固定部
を、図6に見るのと同様に支持部材に固定して多機能型
発音体を構成するものである。2枚のサスペンション1
7、18はばね動作の安定のために互いに90°ずれた
位置に固定するのであり、ヨーク16の上下面にダボ1
6aと16bを1対ずつ設け、サスペンション17、1
8の小穴をこれらのダボにはめて位置決めしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来例の場合、
磁気回路部1を弾性支持する湾曲断面の第1のサスペン
ション5は膜状の部材であるから、振動エネルギーを上
げたくとも大きく変位させるのが困難だったり、応力が
増えて材料の疲労を起こしやすかったりする。そして第
1のサスペンション5が磁気回路部1の上面側を支持し
ているだけなので、振動中に磁気回路部1が傾く傾向を
生じた場合これを防ぐことができず、その結果、ボイス
コイル8とセンターポール2aやトッププレート4が接
触して異音を発したり、部品を損傷したりする恐れがあ
る。
磁気回路部1を弾性支持する湾曲断面の第1のサスペン
ション5は膜状の部材であるから、振動エネルギーを上
げたくとも大きく変位させるのが困難だったり、応力が
増えて材料の疲労を起こしやすかったりする。そして第
1のサスペンション5が磁気回路部1の上面側を支持し
ているだけなので、振動中に磁気回路部1が傾く傾向を
生じた場合これを防ぐことができず、その結果、ボイス
コイル8とセンターポール2aやトッププレート4が接
触して異音を発したり、部品を損傷したりする恐れがあ
る。
【0010】図6の従来例では、磁気回路部21と重り
19を一体化した可動部22の上下両側を2枚のサスペ
ンション17、18で支持しているので、振動中に可動
部22が傾斜することが防がれ、可動部を支えるサスペ
ンションの腕部17b、18bは長さがあるので、振動
時にサスペンション17、18の応力が過大になること
もないが、サスペンション17、18の腕部17b、1
8bの先端の固定部17c、18cがある程度の面積を
持つので、2枚のサスペンションの向きを90°ずらし
て取り付けると、支持部材15の四隅を固定部17c、
18cが占めて、支持部材15の輪郭を矩形か正方形に
せねばならず、面積の小さな円形にすることができな
い。
19を一体化した可動部22の上下両側を2枚のサスペ
ンション17、18で支持しているので、振動中に可動
部22が傾斜することが防がれ、可動部を支えるサスペ
ンションの腕部17b、18bは長さがあるので、振動
時にサスペンション17、18の応力が過大になること
もないが、サスペンション17、18の腕部17b、1
8bの先端の固定部17c、18cがある程度の面積を
持つので、2枚のサスペンションの向きを90°ずらし
て取り付けると、支持部材15の四隅を固定部17c、
18cが占めて、支持部材15の輪郭を矩形か正方形に
せねばならず、面積の小さな円形にすることができな
い。
【0011】図7の従来例では、サスペンション17、
18を磁気回路部21に固定する際の位置決めを、ヨー
ク16の上下面のダボ16a、16bとサスペンション
17、18に設けた小穴のはめ合いで行っている。しか
し、そのためにはダボ径と小穴径、および二つのダボ間
および二つの小穴間の中心間距離を精度よく製作せねば
ならず、加工の手間が増す。本発明はこれらの問題を解
決して、有用な多機能型発音体を実現することを目的と
する。
18を磁気回路部21に固定する際の位置決めを、ヨー
ク16の上下面のダボ16a、16bとサスペンション
17、18に設けた小穴のはめ合いで行っている。しか
し、そのためにはダボ径と小穴径、および二つのダボ間
および二つの小穴間の中心間距離を精度よく製作せねば
ならず、加工の手間が増す。本発明はこれらの問題を解
決して、有用な多機能型発音体を実現することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】従来、市場に現れた多機
能型発音体では、磁気回路部は短円筒の縁のついた深皿
状の磁性材料のヨークの内側に短円柱状の磁石を接合
し、磁石の上面に磁性体のトッププレートを接合した構
成で、磁石がボイスコイルの内側に位置することから内
磁型と呼ばれるものに限られていた。これに対し本発明
では外磁型の磁気回路を用いる。
能型発音体では、磁気回路部は短円筒の縁のついた深皿
状の磁性材料のヨークの内側に短円柱状の磁石を接合
し、磁石の上面に磁性体のトッププレートを接合した構
成で、磁石がボイスコイルの内側に位置することから内
磁型と呼ばれるものに限られていた。これに対し本発明
では外磁型の磁気回路を用いる。
【0013】外磁型の磁気回路では磁路は短い円柱部で
あるセンターポールにフランジの付いたポールピースを
備え、内径がボイスコイル外径より大きい円環状の磁石
をボイスコイルを取り囲むようにポールピースのフラン
ジに接合し、磁石の上面に円環状のトッププレートを接
合してある。この磁気回路部を支持ばねで弾性支持して
カバー内に収容する。支持ばねは内周部と円環状の外周
部を複数の円弧状の腕部で連結した形状であって、内周
部を点溶接等によって磁気回路部に固定し、外周部を接
着やインサート成形によってカバーに固定する。支持ば
ねが円形であるからカバーも円形に作ることができる。
あるセンターポールにフランジの付いたポールピースを
備え、内径がボイスコイル外径より大きい円環状の磁石
をボイスコイルを取り囲むようにポールピースのフラン
ジに接合し、磁石の上面に円環状のトッププレートを接
合してある。この磁気回路部を支持ばねで弾性支持して
カバー内に収容する。支持ばねは内周部と円環状の外周
部を複数の円弧状の腕部で連結した形状であって、内周
部を点溶接等によって磁気回路部に固定し、外周部を接
着やインサート成形によってカバーに固定する。支持ば
ねが円形であるからカバーも円形に作ることができる。
【0014】さらに本発明では、上記のような外周が円
環状の支持ばねをもう1枚追加して2枚用い、磁気回路
部を上下両側で支持する。これによって磁気回路部が上
下両面とも横振れしなくなって傾斜せず、振動中に磁気
回路部とボイスコイルが接触したりすることが防がれ
る。2枚の支持ばねは平面位置を90°ずらして配置す
ることにより、ばね特性に方向性が生じるのを押さえ
る。
環状の支持ばねをもう1枚追加して2枚用い、磁気回路
部を上下両側で支持する。これによって磁気回路部が上
下両面とも横振れしなくなって傾斜せず、振動中に磁気
回路部とボイスコイルが接触したりすることが防がれ
る。2枚の支持ばねは平面位置を90°ずらして配置す
ることにより、ばね特性に方向性が生じるのを押さえ
る。
【0015】また本発明では、支持ばねを磁気回路部に
固定するに当たって、ポールピースとトッププレートの
各表面に丈の低い円形の段差部を形成し、支持ばねの内
周部の丸穴をこれらの段差部にはめることによって部品
相互の中心出しを行う。図7の従来例のように複数のダ
ボと小穴のはめ合いによることがないので、ダボ間ある
いは小穴間の中心距離を精度よく製作したりする必要が
なくなる。
固定するに当たって、ポールピースとトッププレートの
各表面に丈の低い円形の段差部を形成し、支持ばねの内
周部の丸穴をこれらの段差部にはめることによって部品
相互の中心出しを行う。図7の従来例のように複数のダ
ボと小穴のはめ合いによることがないので、ダボ間ある
いは小穴間の中心距離を精度よく製作したりする必要が
なくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明による多機能型発音体
の第1の実施形態で、図(A)は平面図、図(B)は
(A)のB−B断面図である。図(A)は分かりやすく
するため、図(B)に見られる振動板34を除去して描
いてある。樹脂製のカバーA(31)とカバーB(3
2)を突き合わせたケースに磁気回路部33を収容して
あり、磁気回路部33は短円柱状のセンターポール38
aとフランジ38bからなる磁性材料のポールピース3
8のフランジ38bに円環状の磁石37を接合し、磁石
37の上面に同じく円環状の磁性材料のトッププレート
39を接合したものである。トッププレート39に支持
ばねA(36)の内周部を点溶接その他の手段で固定
し、支持ばねA(36)の外周部をカバーB(32)に
接着やインサート成形で固定してあって、磁気回路部3
3は支持ばねA(36)により弾性支持されて振動部を
構成している。
施形態を説明する。図1は本発明による多機能型発音体
の第1の実施形態で、図(A)は平面図、図(B)は
(A)のB−B断面図である。図(A)は分かりやすく
するため、図(B)に見られる振動板34を除去して描
いてある。樹脂製のカバーA(31)とカバーB(3
2)を突き合わせたケースに磁気回路部33を収容して
あり、磁気回路部33は短円柱状のセンターポール38
aとフランジ38bからなる磁性材料のポールピース3
8のフランジ38bに円環状の磁石37を接合し、磁石
37の上面に同じく円環状の磁性材料のトッププレート
39を接合したものである。トッププレート39に支持
ばねA(36)の内周部を点溶接その他の手段で固定
し、支持ばねA(36)の外周部をカバーB(32)に
接着やインサート成形で固定してあって、磁気回路部3
3は支持ばねA(36)により弾性支持されて振動部を
構成している。
【0017】図1(A)、(B)に見るように、ポール
ピース38のフランジ38bの外周には外向きに2個の
突出部38cを設けてある。その先端がカバーA(3
1)の内周に接近しているので、衝撃力を受けた際など
に磁気回路部33が横方向に過大に変位して破損したり
するのが防がれる。カバーB(32)の上面に振動板3
4が固定してあり、振動板34にはボイスコイル35が
固定してあって、ボイスコイル35はセンターポール3
8aの外周とトッププレート39の内周で形成される磁
気ギャップ内に位置している。
ピース38のフランジ38bの外周には外向きに2個の
突出部38cを設けてある。その先端がカバーA(3
1)の内周に接近しているので、衝撃力を受けた際など
に磁気回路部33が横方向に過大に変位して破損したり
するのが防がれる。カバーB(32)の上面に振動板3
4が固定してあり、振動板34にはボイスコイル35が
固定してあって、ボイスコイル35はセンターポール3
8aの外周とトッププレート39の内周で形成される磁
気ギャップ内に位置している。
【0018】磁性体のリング40は磁気回路部33を遮
蔽して発生磁界がケース外部に洩れるのを防ぐために設
けたものである。カバーBには外部回路との接続用に2
個の接続端子41が設けてあり、ボイスコイル35の巻
き線の端末を半田付け等でこれに接続する。36dは支
持ばねA(36)と一体に形成した接地端子で、外部回
路への組み込み時に磁気回路部33が帯びている静電気
を接地に逃がして、回路の静電破壊を防ぐ作用をする。
蔽して発生磁界がケース外部に洩れるのを防ぐために設
けたものである。カバーBには外部回路との接続用に2
個の接続端子41が設けてあり、ボイスコイル35の巻
き線の端末を半田付け等でこれに接続する。36dは支
持ばねA(36)と一体に形成した接地端子で、外部回
路への組み込み時に磁気回路部33が帯びている静電気
を接地に逃がして、回路の静電破壊を防ぐ作用をする。
【0019】本発明の多機能型発音体の動作は従来例の
ものと同様で、接続端子41を通じてボイスコイル35
に信号電流を流すと、磁気回路部33とボイスコイル3
5の間に交番的な電磁力を発生し、信号の周波数が可聴
周波数帯にあれば振動板34が振動して音響を発生し、
周波数がそれより低くなれば振動板34の振動は小さく
なって音を発生しなくなり、代わりに支持ばねA(3
6)で支持された磁気回路部33が機械振動して、その
振動がケースを経てこれを組み込んだ機器に伝わり、使
用者に着信を知らせる。
ものと同様で、接続端子41を通じてボイスコイル35
に信号電流を流すと、磁気回路部33とボイスコイル3
5の間に交番的な電磁力を発生し、信号の周波数が可聴
周波数帯にあれば振動板34が振動して音響を発生し、
周波数がそれより低くなれば振動板34の振動は小さく
なって音を発生しなくなり、代わりに支持ばねA(3
6)で支持された磁気回路部33が機械振動して、その
振動がケースを経てこれを組み込んだ機器に伝わり、使
用者に着信を知らせる。
【0020】図2は支持ばねA(36)の平面図であ
る。支持ばねA(36)は、内周部36aから2本の円
弧状の腕部36bが伸びて円環状の外周部36cにつな
がっている。先に述べたように内周部36aを磁気回路
部33に固定し、外周部36cをカバーB(32)に固
定する。これによって図1に見るようにケースの輪郭を
円形にできる。図6や図7のように円環状の外周部を持
たない従来のサスペンション17では、腕部17bの先
端の固定部17cを支持部材15に固定するためにはケ
ース輪郭が四角張ったものになり、本発明のような円形
のケースに比し面積が大きくなって機器を小型化する上
で不利である。図2にて36dは接地端子で、支持ばね
(36)のばね機能とは関係ないが、前述のようにこれ
を設けておけば磁気回路部33を接地できて有益であ
る。
る。支持ばねA(36)は、内周部36aから2本の円
弧状の腕部36bが伸びて円環状の外周部36cにつな
がっている。先に述べたように内周部36aを磁気回路
部33に固定し、外周部36cをカバーB(32)に固
定する。これによって図1に見るようにケースの輪郭を
円形にできる。図6や図7のように円環状の外周部を持
たない従来のサスペンション17では、腕部17bの先
端の固定部17cを支持部材15に固定するためにはケ
ース輪郭が四角張ったものになり、本発明のような円形
のケースに比し面積が大きくなって機器を小型化する上
で不利である。図2にて36dは接地端子で、支持ばね
(36)のばね機能とは関係ないが、前述のようにこれ
を設けておけば磁気回路部33を接地できて有益であ
る。
【0021】図3は本発明の多機能型発音体の第2の実
施形態の断面図で、これは先の図1で示した第1の実施
形態に、さらにもう1枚の支持ばねB(42)を追加し
て構成したものである。支持ばねB(42)は内周部を
ポールピース38に点溶接等で固定し、外周部をカバー
A(31)に固定する。図1の多機能型発音体の場合、
磁気回路部33は基本的には単純な上下振動を行うが、
重量の僅かな不釣り合いなどのためにどうしても振動中
に傾斜する傾向を生じる。するとセンターポール38a
の上端外周やトッププレート39の内周がボイスコイル
35に接触して異音を生じたり、ボイスコイル35の断
線の原因になったりすることがある。図3の実施形態で
は、磁気振動部33の下面側も支持ばねB(42)で支
持することにより、磁気振動部33の上下両面の横揺れ
が防止されて磁気振動部33は傾斜することなく上下振
動する。
施形態の断面図で、これは先の図1で示した第1の実施
形態に、さらにもう1枚の支持ばねB(42)を追加し
て構成したものである。支持ばねB(42)は内周部を
ポールピース38に点溶接等で固定し、外周部をカバー
A(31)に固定する。図1の多機能型発音体の場合、
磁気回路部33は基本的には単純な上下振動を行うが、
重量の僅かな不釣り合いなどのためにどうしても振動中
に傾斜する傾向を生じる。するとセンターポール38a
の上端外周やトッププレート39の内周がボイスコイル
35に接触して異音を生じたり、ボイスコイル35の断
線の原因になったりすることがある。図3の実施形態で
は、磁気振動部33の下面側も支持ばねB(42)で支
持することにより、磁気振動部33の上下両面の横揺れ
が防止されて磁気振動部33は傾斜することなく上下振
動する。
【0022】図3の上下2個の支持ばねの平面図を図4
に示し、図(A)が支持ばねA(36)、図(B)が支
持ばねB(42)である。支持ばねB(42)は、接地
端子36dを設ける必要がないことを除き支持ばねA
(36)と同形状で、内周部42aと腕部42bと外周
部42cからなる。ただし、同図(A)、(B)の関係
に見るように平面的に互いに90°ずらしてケースに取
り付ける。これは、極力、方向によらず均一なばね特性
を得るためである。
に示し、図(A)が支持ばねA(36)、図(B)が支
持ばねB(42)である。支持ばねB(42)は、接地
端子36dを設ける必要がないことを除き支持ばねA
(36)と同形状で、内周部42aと腕部42bと外周
部42cからなる。ただし、同図(A)、(B)の関係
に見るように平面的に互いに90°ずらしてケースに取
り付ける。これは、極力、方向によらず均一なばね特性
を得るためである。
【0023】このように支持ばねを2枚用いることは、
磁気回路部の傾斜を防ぐ以外にも次のような利点があ
る。すなわち1枚の支持ばねが持つばね定数は振動系に
必要なばね定数の半分でいいから、腕部36b、42b
を細長くできて応力を小さくできる。また振動系の共振
周波数が駆動信号の周波数に近いと振動が過大になって
傾斜などを起こしやすく、共振周波数を信号の周波数か
ら離すのが好ましいが、このような調整も1枚の支持ば
ねで行うよりも2枚の支持ばねに分担させて行う方が容
易である。
磁気回路部の傾斜を防ぐ以外にも次のような利点があ
る。すなわち1枚の支持ばねが持つばね定数は振動系に
必要なばね定数の半分でいいから、腕部36b、42b
を細長くできて応力を小さくできる。また振動系の共振
周波数が駆動信号の周波数に近いと振動が過大になって
傾斜などを起こしやすく、共振周波数を信号の周波数か
ら離すのが好ましいが、このような調整も1枚の支持ば
ねで行うよりも2枚の支持ばねに分担させて行う方が容
易である。
【0024】図3の実施形態の平面図はほぼ図1(A)
と同じで、ポールピース38のフランジ38bの外周に
突出部38cを2箇所、外向きに設けてある。突出部3
8cは前述のように先端をカバー内壁に接近させて横方
向の不要の変位を防ぐものであるが、フランジ38bの
全周でカバーに接近させないのは、一つにはそのように
するとフランジの受ける空気抵抗が増して、磁気回路部
33の自由な振動が阻害されるからである。
と同じで、ポールピース38のフランジ38bの外周に
突出部38cを2箇所、外向きに設けてある。突出部3
8cは前述のように先端をカバー内壁に接近させて横方
向の不要の変位を防ぐものであるが、フランジ38bの
全周でカバーに接近させないのは、一つにはそのように
するとフランジの受ける空気抵抗が増して、磁気回路部
33の自由な振動が阻害されるからである。
【0025】また他の理由として、図3に見るように支
持ばねB(42)は、ポールピース38のフランジ38
bや突出部38cに対し密着しているか極狭い隙間しか
ないので、フランジ38bの全周をカバー内壁に接近さ
せたのでは、磁気回路部33が下方に変位しようとする
時、支持ばねB(42)の腕部42b[図4(B)]が
フランジ38bと重なって曲がることができず、従って
磁気回路部33が下方に変位できなくなる。そこで、突
出部38cを設けるのは、支持ばねB(42)の腕部4
2bが内周部36aにつながる箇所の近辺だけに限るの
である。
持ばねB(42)は、ポールピース38のフランジ38
bや突出部38cに対し密着しているか極狭い隙間しか
ないので、フランジ38bの全周をカバー内壁に接近さ
せたのでは、磁気回路部33が下方に変位しようとする
時、支持ばねB(42)の腕部42b[図4(B)]が
フランジ38bと重なって曲がることができず、従って
磁気回路部33が下方に変位できなくなる。そこで、突
出部38cを設けるのは、支持ばねB(42)の腕部4
2bが内周部36aにつながる箇所の近辺だけに限るの
である。
【0026】本発明のもう一つの特徴は、支持ばねA
(36)、支持バネB(42)を磁気回路部33に固定
するために部品同士を位置決めする方法である。これに
は図3に見るように、トッププレート39の上面に円形
の段差部44を設け、またポールピース38のフランジ
38bの下面にも円形の段差部43を設ける。そしてこ
れらの段差部に図4の支持バネA(36)と支持バネB
(42)の内周部36a、42aの径大の丸穴をはめて
位置決めし、点溶接等で固定する。これにより図7の従
来例におけるダボと小穴を用いた位置決めのような、ダ
ボ間や小穴間の中心距離に精度を要するという制約がな
くなり、部品相互の中心出しが容易で確実になって、組
み立て治具等も簡単なもので済むようになる。
(36)、支持バネB(42)を磁気回路部33に固定
するために部品同士を位置決めする方法である。これに
は図3に見るように、トッププレート39の上面に円形
の段差部44を設け、またポールピース38のフランジ
38bの下面にも円形の段差部43を設ける。そしてこ
れらの段差部に図4の支持バネA(36)と支持バネB
(42)の内周部36a、42aの径大の丸穴をはめて
位置決めし、点溶接等で固定する。これにより図7の従
来例におけるダボと小穴を用いた位置決めのような、ダ
ボ間や小穴間の中心距離に精度を要するという制約がな
くなり、部品相互の中心出しが容易で確実になって、組
み立て治具等も簡単なもので済むようになる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は外磁型の多
機能型発音体を実現するに当たり、磁気回路部を弾性支
持する支持ばねが円環状の外周部を持つので、ケースも
円形にできて製品が小型化され、かつ、2枚の支持ばね
を用いて磁気回路部の上面側と下面側を支持するので、
振動中に磁気回路部が傾斜しなくなって、磁気回路部と
ボイスコイルの接触が防がれて異音の発生や部品の損傷
が回避される。また、磁気回路部と支持ばねの中心出し
は、磁気回路部の構成部品であるポールピースおよびト
ッププレートにそれぞれ設けた円形の段差部と支持ばね
内周部の丸穴のはめ合いで行うので、簡単で正確であ
る。このように本発明によれば、外磁型の磁気回路によ
り、発音と振動の二つの作用をする多機能型発音体を小
型で高性能、かつ廉価に提供することができる。
機能型発音体を実現するに当たり、磁気回路部を弾性支
持する支持ばねが円環状の外周部を持つので、ケースも
円形にできて製品が小型化され、かつ、2枚の支持ばね
を用いて磁気回路部の上面側と下面側を支持するので、
振動中に磁気回路部が傾斜しなくなって、磁気回路部と
ボイスコイルの接触が防がれて異音の発生や部品の損傷
が回避される。また、磁気回路部と支持ばねの中心出し
は、磁気回路部の構成部品であるポールピースおよびト
ッププレートにそれぞれ設けた円形の段差部と支持ばね
内周部の丸穴のはめ合いで行うので、簡単で正確であ
る。このように本発明によれば、外磁型の磁気回路によ
り、発音と振動の二つの作用をする多機能型発音体を小
型で高性能、かつ廉価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能型発音体の実施形態で、図
(A)は平面図、図(B)は(A)のB−B断面図であ
る。
(A)は平面図、図(B)は(A)のB−B断面図であ
る。
【図2】図1の多機能型発音体に用いる支持ばねAの平
面図である。
面図である。
【図3】本発明の多機能型発音体の別の実施形態の断面
図である。
図である。
【図4】図3の多機能型発音体に用いる2枚の支持ばね
の平面図で、図(A)が支持ばねA、図(B)が支持ば
ねBである。
の平面図で、図(A)が支持ばねA、図(B)が支持ば
ねBである。
【図5】従来の多機能型発音体の断面図である。
【図6】従来の別の多機能型発音体で、図(A)は平面
図、図(B)は(A)のB−B断面図である。
図、図(B)は(A)のB−B断面図である。
【図7】従来のさらに別の多機能型発音体の磁気回路部
とサスペンションで、図(A)は平面図、図(B)は
(A)のB−B断面図である。
とサスペンションで、図(A)は平面図、図(B)は
(A)のB−B断面図である。
1、21、33 磁気回路部 2、16 ヨーク 3、12、37 磁石 4、13、39 トッププレート 7、11、34 振動板 8、14、35 ボイスコイル 16a、16b ダボ 17、18 サスペンション 36 支持ばねA 36a、42a 内周部 36b、42b 腕部 36c、42c 外周部 38 ポールピース 38a センターポール 38b フランジ 38c 突出部 42 支持ばねB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D012 CA02 CA09 FA10 GA04 HA01 5D017 AA11 AE29 5D021 BB03 BB07 BB08 BB11 BB19 5D107 AA20 BB08 CC08 CC09 CC10 CC11 DD12 FF10
Claims (3)
- 【請求項1】 センターポールとフランジを有するポー
ルピースのフランジに、センターポールを中心にして円
環状の磁石を固定し、さらに該磁石の上面にこれも円環
状のトッププレートを固定して外磁型の磁気回路部を形
成し、 円環状の外周部と内周部を備えこれらを円弧状の複数の
腕部で連結してなる支持ばねAの内周部を磁気回路部に
固定するとともに、外周部をカバーに固定して磁気回路
部をカバー内に弾性支持し、 ボイスコイルを固定した振動板をカバーに取り付けて、
前記センターポール外周とトッププレート内周で作る磁
気ギャップにボイスコイルが位置するように構成したこ
とを特徴とする多機能型発音体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の多機能型発音体に、支
持ばねAを平面的に90°回転した形状の支持ばねBを
追加して、支持ばねBの内周部を磁気回路部を挟んで支
持ばねAと反対の側で磁気回路部に固定するとともに、
支持バネBの外周部をカバーに固定することにより、磁
気回路部を上下両面でカバー内に弾性支持したことを特
徴とする多機能型発音体。 - 【請求項3】 請求項2に記載の多機能型発音体におい
て、トッププレートの上面に円形の段差部を設けて支持
ばねAの内周部の丸穴をこれにはめて固定し、ポールピ
ースのフランジの下面に円形の段差部を設けて支持ばね
Bの内周部の丸穴をこれにはめて固定する構造により、
磁気回路部と両支持ばねを中心出しすることを特徴とす
る多機能型発音体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000035956A JP2001225010A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 多機能型発音体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000035956A JP2001225010A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 多機能型発音体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001225010A true JP2001225010A (ja) | 2001-08-21 |
Family
ID=18560071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000035956A Pending JP2001225010A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 多機能型発音体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001225010A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002011904A1 (fr) * | 2000-08-08 | 2002-02-14 | Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha | Dispositif actionneur de type a induction electromagnetique et structure de montage adaptee et assistant numerique |
JP2002263573A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-17 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 電磁誘導型アクチュエータ装置並びに携帯電話等を含む携帯用情報機器 |
WO2004077879A1 (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-10 | Namiki Seimitsu Houseki Kabushikikaisha | 多機能型アクチュエータ及び携帯端末機器 |
JP2005229551A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Citizen Electronics Co Ltd | 多機能型スピーカ |
GB2425911A (en) * | 2005-02-03 | 2006-11-08 | Citizen Electronics | Spring support of an acoustic transducer in a casing |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10112897A (ja) * | 1996-10-07 | 1998-04-28 | Denso Corp | 電気・機械振動変換器 |
JPH1168903A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | サスペンション、電気−機械−音響変換器及び携帯端末装置 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000035956A patent/JP2001225010A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7599510B2 (en) | 2003-02-27 | 2009-10-06 | Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha | Multifunctional actuator and mobile terminal |
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GB2425911A (en) * | 2005-02-03 | 2006-11-08 | Citizen Electronics | Spring support of an acoustic transducer in a casing |
GB2425911B (en) * | 2005-02-03 | 2008-04-16 | Citizen Electronics | Acoustic transducer |
US7680294B2 (en) | 2005-02-03 | 2010-03-16 | Citizen Electronics Co., Ltd. | Acoustic transducer |
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