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JP2001219588A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

Info

Publication number
JP2001219588A
JP2001219588A JP2000034013A JP2000034013A JP2001219588A JP 2001219588 A JP2001219588 A JP 2001219588A JP 2000034013 A JP2000034013 A JP 2000034013A JP 2000034013 A JP2000034013 A JP 2000034013A JP 2001219588 A JP2001219588 A JP 2001219588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating element
recording paper
thermal
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000034013A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Enomoto
寿 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000034013A priority Critical patent/JP2001219588A/ja
Publication of JP2001219588A publication Critical patent/JP2001219588A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向の濃度ムラをなくす。 【解決手段】 サーマルプリンタにプレヒータ31を設
ける。プレヒータ31は、その長手方向を主走査方向と
一致させてサーマルヘッドの上流側に配置され、サーマ
ルヘッドによる記録の前に感熱記録紙を予熱する。プレ
ヒータ31は、それを加熱させた場合に、長手方向に沿
って温度分布T(x)が生じる特性を持つ。プレヒータ
31の中央部X0にその位置のプレヒータ31の温度を
測定する温度センサ32を設ける。温度センサ32で測
定された温度と温度分布T(x)とから、サーマルヘッ
ドの各発熱素子の位置に対応するプレヒータ31の各位
置の温度を調べて、各発熱素子に供給される電圧(エネ
ルギー)を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録紙を加熱
して画像を発色記録するサーマルプリンタに関するもの
である。更に詳しくは、サーマルヘッドによる記録の前
に感熱記録紙を加熱する発熱体を備えたサーマルプリン
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の発熱素子をライン状に配列した発
熱素子アレイを備え、この発熱素子アレイを主走査方向
に沿うように配置したサーマルヘッドを用い、このサー
マルヘッドと感熱記録紙とを相対移動しながら、感熱記
録紙を加熱して発色記録するサーマルプリンタが知られ
ている。このサーマルプリンタは、周知のように、各発
熱素子の発熱量を各画素の階調値に応じて制御すること
により、感熱記録紙の発色濃度を変化させて画像を熱記
録する。
【0003】このサーマルプリンタの内、例えば、カラ
ーサーマルプリンタでは、支持体上に、シアン感熱発色
層,365nmの紫外線に光定着性を有したマゼンタ感
熱発色層,420nmの近紫外線に光定着性を有したイ
エロー感熱発色層,保護層を順番に形成したカラー感熱
記録紙が用いられ、3色面順次でフルカラー画像を記録
する。これらの感熱発色層は、深層ほど熱感度が低くな
っている。
【0004】このため、最下層のシアン感熱発色層を熱
記録する場合には、サーマルヘッドの温度が極めて高温
になる。サーマルヘッドが高温になると、サーマルヘッ
ドが接触するカラー感熱記録紙の表面に熱荒れが生じ
る。この熱荒れは、例えば、高温のサーマルヘッドと接
触した保護層に小さな気泡が生じることによって発生す
る。この熱荒れが生じると、記録された画像の光沢度が
低下して画質が劣化する他、気泡が保護層を白濁させて
記録された画像の濃度を低下させてしまうという問題が
あった。
【0005】この問題に対応するために、サーマルヘッ
ドの上流側に、カラー感熱記録紙を加熱するプレヒータ
を設けたカラーサーマルプリンタが本出願人から提案さ
れている。このプレヒータは、その長手方向を主走査方
向と一致させて配置されている。このカラーサーマルプ
リンタによれば、プレヒータによって、サーマルヘッド
による記録の前にカラー感熱記録紙をそれが発色しない
範囲で加熱するから、プレヒータによる加熱分だけサー
マルヘッドの記録時の熱エネルギーを小さくすることが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレヒ
ータの長手方向の両端側はその中央部に比べて外気に触
れる面積が大きいため、中央部から両端側に向かうにし
たがって温度が低くなるので、プレヒータはその長手方
向に沿って温度差を生じる。このため、プレヒータで加
熱されるカラー感熱記録紙も、プレヒータの長手方向に
生じる温度差の影響を受けて、その主走査方向に沿って
与えられる熱エネルギーに差が生じることになる。した
がって、プレヒータの加熱が主走査方向に一定になされ
ることを前提として、各発熱素子の発熱量を階調値に応
じて制御した場合には、カラー感熱記録紙の両端側に向
かうにしたがって発色濃度が低くなったり、あるいはそ
の両端側で発色しない部分が生じてしまうというように
主走査方向に濃度ムラが発生してしまう。
【0007】上記問題を解決するために、本発明は、感
熱記録紙の主走査方向に濃度ムラが生じないサーマルプ
リンタを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載のサーマルプリンタは、多数の発熱素
子がライン状に並べられた発熱素子アレイを有し、この
発熱素子アレイを主走査方向と一致させて配置したサー
マルヘッドを用い、各発熱素子を通電して発熱させるこ
とにより感熱記録紙に階調値に応じた濃度でドットを発
色記録するサーマルプリンタにおいて、サーマルヘッド
による記録の前に感熱記録紙を加熱する発熱体と、この
発熱体の温度を測定する温度センサと、この温度センサ
で測定された温度にもとづいて各発熱素子の位置に対応
する発熱体の各位置の温度を調べる手段と、この発熱体
の各位置の温度に応じて各発熱素子に供給される電気エ
ネルギーを補正する手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】また、請求項2記載のサーマルプリンタ
は、前記温度センサで測定した温度を基準温度とし、前
記発熱体の主走査方向に沿って前記基準温度との間で生
じる温度差の分布を予め記憶し、前記基準温度に前記温
度差を増減して前記発熱体の各位置の温度を調べること
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項3記載のサーマルプリンタ
は、前記発熱体に主走査方向に沿って複数個の温度セン
サを設け、この各温度センサで測定された値に基づいて
前記発熱体の温度分布を算出し、この算出した温度分布
から前記発熱体の各位置の温度を調べることを特徴とす
るものである。
【0011】また、請求項4記載のサーマルプリンタ
は、前記発熱体の目標温度を設定し、この目標温度と前
記発熱体の各位置の温度との差を温度補正値とし、この
温度補正値に応じて前記電気エネルギーを調節すること
を特徴とするものである。
【0012】また、請求項5記載のサーマルプリンタ
は、前記発熱体を、感熱記録紙をそれが発色しない範囲
で予熱して、サーマルヘッドによる記録時の熱エネルギ
ーを小さくするプレヒート手段としたであることを特徴
とするものである。
【0013】また、請求項6記載のサーマルプリンタ
は、前記感熱記録紙として、発色する色が異なった少な
くとも第1〜第3の感熱発色層が積層され、最上層の第
1の感熱発色層とその下の第2の感熱発色層については
それぞれ特有な波長域の電磁波に光定着性を有するとと
もに、下層の感熱発色層ほど熱感度が低いカラー感熱記
録紙を用い、最上層の第1の感熱発色層から順番にサー
マルヘッドによる記録と光定着を行って、カラー感熱記
録紙にカラー画像を発色記録することを特徴とするもの
である。
【0014】また、請求項7記載のサーマルプリンタ
は、少なくとも最下層の第3の感熱発色層を前記サーマ
ルヘッドで記録する直前に、前記プレヒート手段によっ
て第3の感熱発色層が発色しない範囲でカラー感熱記録
紙を予熱することにより、サーマルヘッドで第3の感熱
発色層を記録する時の熱エネルギーを小さくすることを
特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】カラー感熱記録紙の層構造の一例
を示す図2において、カラー感熱記録紙(以下、記録紙
という)10は、支持体11の上に、シアン感熱発色層
12,365nmの紫外線に光定着性を有するマゼンタ
感熱発色層13,420nmの近紫外線に光定着性を有
するイエロー感熱発色層14,保護層15が順次層設さ
れている。これらの各感熱発色層12〜14は熱記録さ
れる順番に層設されているが、例えばマゼンタ,イエロ
ー,シアンの順番に熱記録する場合には、イエロー感熱
発色層14とマゼンタ感熱発色層13とが入れ換えられ
る。
【0016】保護層15は、透明な樹脂層であり、各感
熱発色層12〜14に傷が付いたりするのを防止するた
めのものである。なお、各感熱発色層12〜14の間に
は、感熱発色層の熱感度を調整するための中間層が形成
されているが、図面では省略してある。
【0017】図3は、各感熱発色層12〜14の発色特
性を示すものである。各感熱発色層12〜14は、深層
になるほど発色するために大きな発色熱エネルギーが必
要であり、この記録紙10では、イエロー感熱発色層1
4の発色熱エネルギーが最も低く、シアン感熱発色層1
2の発色熱エネルギーが最も高い。
【0018】また、イエローの画素を記録する場合に
は、イエロー用のバイアス熱エネルギーEbyに階調熱
エネルギーEgyを加えた熱エネルギーが記録紙10に
与えられる。このバイアス熱エネルギーEbyは、イエ
ロー感熱発色層14が発色する直前の熱エネルギーであ
り、階調熱エネルギーEgyは、記録する画素の発色濃
度、すなわちイエローの階調レベルに応じて決められ
る。なお、マゼンタ,シアンについても同様であるの
で、記号Ebm,Egm,Ebc,Egcを付してあ
る。
【0019】カラーサーマルプリンタを示す図1におい
て、カラーサーマルプリンタ21には、長尺の記録紙1
0が、ロール状に巻かれた状態で図示しない給紙部にセ
ットされる。記録紙10は、給紙ローラ対22によって
搬送路内に給紙される。給紙された記録紙10は、搬送
ローラ対23にニップされる。搬送ローラ対23にニッ
プされた記録紙10は、搬送ローラ対23によって搬送
されながらプリントされる。プリントされた記録紙10
は、所定サイズにカットされて排紙される。なお、記録
紙10は長尺の記録紙でなくてもよく、予め所定サイズ
にカットされた記録紙を使用してもよい。
【0020】給紙ローラ対22及び搬送ローラ対23
は、搬送モータ24によって駆動され、記録紙10を送
り出し方向と、巻き戻し方向とに向けて搬送する。搬送
モータ24は、例えば、パルスモータが使用され、シス
テムコントローラからその回転方向(正転/逆転)の信
号と駆動パルスを受けて回転する。搬送モータ24が正
転すると、記録紙10が送り出し方向に搬送され、搬送
モータ24が逆転すると、記録紙10が巻き戻し方向に
搬送される。
【0021】また、給紙ローラ対22の下流側には、記
録紙10の先端を検出する先端検出センサ(図示せず)
が設けられている。このセンサが記録紙10の先端を検
出すると、先端検出信号がシステムコントローラに出力
されて、記録紙10の搬送量の制御が開始される。
【0022】搬送路上には、記録紙10にイエロー,マ
ゼンタ,シアンの画像を熱記録するサーマルヘッド26
と、このサーマルヘッド26と対向する位置でサーマル
ヘッド26による熱記録の際に記録紙10を支持するプ
ラテンローラ27と、サーマルヘッド26の下流側で、
熱記録された記録紙10を光定着するイエロー用光定着
器28,マゼンタ用光定着器29とが配置される。
【0023】サーマルヘッド26には、周知のように、
多数の発熱素子がライン状に配列された発熱素子アレイ
26aが設けられており、サーマルヘッド26は、この
発熱素子アレイ26aが記録紙10の幅方向(主走査方
向)と一致するように配置される。各発熱素子は、その
発熱量が各画素の階調値に応じて制御される。この発熱
量の制御は、各発熱素子に与える電圧を調節することに
より行われる。この制御により、記録紙10に各画素の
階調値に応じてドットが発色記録され、画像が1ライン
ずつ記録される。
【0024】プリントを行う場合には、まず、記録紙1
0を送り出し方向に搬送しながらイエロー画像を記録
し、イエローの光定着後にいったん巻き戻されて、再度
記録紙10を送り出し方向に搬送しながらマゼンタ画像
の記録及び光定着を行う。さらに、いったん巻き戻され
た後、記録紙10を送り出し方向に搬送しながらシアン
画像を記録する。
【0025】イエロー用光定着器28は、発光ピークが
ほぼ420nmの近紫外線を放出する棒状をした定着ラ
ンプ28aと、リフレクタ28bとからなる。また、マ
ゼンタ用光定着器29は、発光ピークがほぼ365nm
の紫外線を放出する定着ランプ29aと、リフレクタ2
9bとからなる。
【0026】また、サーマルヘッド26の上流側には、
プレヒータ31が設けられている。このプレヒータ31
は、サーマルヘッド26による熱記録の前に記録紙10
を予熱する発熱体である。プレヒータ31は、その長手
方向を主走査方向と一致させて配置される。プレヒータ
31の内部には、例えば、ニクロム線等が組み込まれ、
このニクロム線に電流を流すことでプレヒータ31が発
熱する。
【0027】プレヒータ31による記録紙10の予熱
は、サーマルヘッド26がシアン画像を熱記録する前に
行われる。プレヒータ31の設定温度は、それが感熱発
色層12を発色させない範囲内の温度、すなわち、プレ
ヒータ31が記録紙10に与える熱エネルギーがバイア
ス熱エネルギーEbyを越えない範囲内の温度に設定さ
れる。本例では、プレヒータ31の目標温度を、プレヒ
ータ31が記録紙10に対してバイアス熱エネルギーE
byを与える温度に設定している。
【0028】このため、サーマルヘッド26でシアン画
像を記録する際には、プレヒータ31で記録紙10が加
熱されているので、その加熱分だけサーマルヘッド26
が記録紙10に与える熱エネルギーを小さくすることが
できる。したがって、記録時のサーマルヘッド26の温
度の上昇が抑えられて、記録紙10の表面の熱荒れが防
止される。
【0029】図4に示すように、プレヒータ31の長手
方向(主走査方向)の温度の分布T(X)は、両端X
1,X2付近で中央部X0よりも低くなる特性を持って
いる。これは、プレヒータ31の両端X1,X2は外気
と接触する表面積が中央部X0と比較して相対的に大き
くなるので、その部分の放熱量が多くなるためである。
したがって、プレヒータ31の中央部X0が目標温度T
bcに達しても、両端X1,X2の温度は、温度Tbc
よりも低くなる。
【0030】プレヒータ31がこのような温度分布T
(x)を持つため、プレヒータ31で加熱される記録紙
10の表面温度も主走査方向に一様にならず、記録紙1
0の中央部に比べてその両端側で低くなってしまう。こ
のため、サーマルヘッド26で熱記録する際に、各発熱
素子の位置に対応するプレヒータ31の各位置の温度を
調べて、この各位置の温度に応じて各発熱素子に補正電
圧をかけて、記録紙10の主走査方向に濃度ムラが生じ
ないようにしている。
【0031】プレヒータ31の中央部X0の温度を基準
温度Tx0とすると、プレヒータ31の主走査方向に沿
ってこの基準温度Tx0との間で生じる温度差の分布d
T(x)は、その形状やニクロム線の配置等に応じてお
およそ決まる。このため、温度差の分布dT(x)は、
予め実験で求められてシステムコントローラに設定され
る。また、プレヒータ31には、その中央部x0に基準
温度Tx0を測定する温度センサ32が設けられてい
る。補正電圧はこの温度差の分布dT(x)と温度セン
サ32で測定された基準温度Tx0とにもとづいて算出
される。
【0032】また、プレヒータ31には、それが目標温
度Tbcに達するように電圧がかけられるが、その電圧
をかけている時間の経過によってプレヒータ31の温度
分布T(x)は比例的に変化する。すなわち、図中二点
鎖線で示すように電圧をかけて間もない時t0の温度分
布T(x)は、電圧をかけて少し時間が経過した時t1
には、実線で示す温度分布T(x)に変化する。また、
この温度分布T(x)の変化は、プリンタ21内部の温
度変化や、プレヒータ31の近傍に配置されるサーマル
ヘッド26の温度変化等によっても影響を受ける。
【0033】このため、この温度分布T(X)の変化に
対しても補正を行うことができるように、温度センサ3
2による基準温度Tx0の測定をサーマルヘッド26が
1ライン記録する毎に行うようにし、その都度サーマル
ヘッド26の各発熱素子に与える補正電圧を算出するよ
うにしている。なお、プレヒータ31の予熱によってシ
アン感熱発色層12が発色してしまうことがないよう
に、プレヒータ31は、その温度が目標温度Tbcを越
えないように制御される。
【0034】図5にプリンタの電気構成を示す。システ
ムコントローラ41には、画像信号処理部42,搬送モ
ータドライバ43,ランプ駆動部44,ヘッド駆動部4
6,ヒータ駆動部47が接続されている。また、プリン
ト指示は、操作部48によって行われる。画像信号処理
部42は、入力された画像データを画像処理してヘッド
駆動部46に送る。
【0035】搬送モータドライバ43は、搬送モータ2
4を駆動する。システムコントローラ41は、先端検出
センサが記録紙10の先端を検出すると、カウンタを作
動させて記録紙10の搬送量を測定する。記録紙10の
プリントサイズ、記録開始位置及び記録終了位置は、予
め所定値が設定されており、カウンタのカウント値に基
づいて、記録紙10の搬送量が制御される。ランプ駆動
部44は、システムコントローラ41からの信号に基づ
いて各定着ランプ28a,29aの点灯及び消灯を行
う。
【0036】ヒータ駆動部47は、システムコントロー
ラ41からの信号に基づいて、予め設定された電圧値で
プレヒータ31を駆動する。また、システムコントロー
ラ41は、プレヒータ31の温度が目標温度Tbcを越
えないように、温度センサ32からの測定値に基づいて
ヒータ駆動部47に温度調節信号を送る。ヒータ駆動部
47は、この信号を受けると、プレヒータ31への通電
をオンオフすることで温度調節を行う。
【0037】ヘッド駆動部46は、システムコントロー
ラ41からの信号に基づいてサーマルヘッド26の各発
熱素子に画素の階調値に応じた電圧をかけて各発熱素子
を加熱する。
【0038】図6に示すように、システムコントローラ
41には、ヘッド駆動電圧制御部51と、LUT(ルッ
クアップテーブルメモリ)52と、温度分布算出部53
と、電圧補正部54とが設けられている。ヘッド駆動電
圧制御部51は、画像信号処理部42から受け取った画
像信号を各画素の階調値に応じた駆動電圧値に変換し、
この駆動電圧を電圧補正部54に送る。この駆動電圧
は、イエロー画像,マゼンタ画像,シアン画像の各画素
の階調値に応じた階調熱エネルギーEgy,Egm,E
gcを発生させる各電圧値となる。
【0039】LUT52には、プレヒータ31の主走査
方向の温度差の分布dT(x)、すなわち、中央部X0
を基準位置として、各発熱素子の位置に対応するプレヒ
ータ31の主走査方向の各位置において、その各位置の
温度と基準位置の温度との差が書き込まれる。
【0040】温度センサ32は、測定した中央部X0の
基準温度Tx0を温度分布算出部43に送る。温度分布
算出部53は、温度センサ32から送られた中央部X0
の基準温度Tx0と、LUT52から読み出した温度差
の分布dT(x)とをもとに、プレヒータ31の主走査
方向の温度分布T(x)を算出する。さらに、温度分布
算出部53は、目標温度Tbcと、温度分布T(X)か
ら求められるプレヒータ31の各位置における温度との
差を求め、この値を補正値として電圧補正部54におく
る。
【0041】電圧補正部54は、ヘッド駆動電圧制御部
51から送られた駆動電圧値に対して補正を行って、こ
の補正駆動電圧をヘッド駆動部46に送る。まず、イエ
ロー画像及びマゼンタ画像の記録を行う場合には、記録
紙10に対してプレヒータ31による予熱が行われない
ので、電圧補正部54は、ヘッド駆動電圧制御部51か
ら送られたイエロー画像,マゼンタ画像のそれぞれの階
調値に応じた駆動電圧に、イエロー感熱発色層14,マ
ゼンタ感熱発色層13の各バイアス熱エネルギーEb
y,Ebmに応じた補正電圧を加算して補正駆動電圧を
求める。この補正駆動電圧がヘッド駆動部46に送られ
てサーマルヘッド26が駆動される。
【0042】次に、シアン画像の記録を行う場合には、
記録紙10に対してプレヒータ31による予熱が行われ
る。これにより、記録紙10に対しては、シアン感熱発
色層12のバイアス熱エネルギーEbcが与えられるの
で、電圧補正部54は、シアン用のバイアス熱エネルギ
ーEbcの加算は行わず、プレヒータ31の主走査方向
に沿って生じる温度分布T(x)の補正のみを行う。
【0043】電圧補正部54は、温度分布算出部53か
ら送られた補正値をもとにその値を電圧値に変換し、シ
アン用の補正電圧を求める。そして、ヘッド駆動電圧制
御部51から送られたシアン画像の階調値に応じた駆動
電圧に、このシアン用の補正電圧を加えて補正駆動電圧
を算出する。この補正駆動電圧がヘッド駆動部46に送
られてサーマルヘッド26が駆動される。
【0044】以下、上記構成による作用について図7に
示すフローチャートを参照しながら説明する。プリンタ
21にプリント指示がなされると、搬送モータ24が正
転を開始して、給紙ローラ対22にニップされた記録紙
10が搬送路内に給紙される。この時、記録紙10の先
端が検出されて、記録紙10の搬送量のカウントが開始
される。
【0045】記録紙10がさらに送り出されてサーマル
ヘッド26を通過し、記録紙10の先端が搬送ローラ対
23にニップされると、記録紙10がいったん停止す
る。シフト機構によってサーマルヘッド26が移動し、
発熱素子アレイ26aを記録紙10に押し当てる。搬送
モータ24が正転し、記録紙10が送り出し方向に搬送
され、記録開始位置がサーマルヘッド26に達すると、
まず、イエロー画像の記録が開始される。
【0046】イエロー画像データがヘッド駆動電圧制御
部51に入力されると、各画素の階調値に応じた駆動電
圧が算出され、この駆動電圧が電圧補正部54で補正さ
れ、補正されたイエロー用補正駆動電圧がヘッド駆動部
46に送られる。このイエロー用補正駆動電圧でサーマ
ルヘッド26の各発熱素子が駆動され、各発熱素子は、
イエロー感熱発色層14が発色する直前のバイアス熱エ
ネルギーEbyとイエロー画像の各画素の階調を表現す
るための階調熱エネルギーEgyとを合計した発色熱エ
ネルギーEyを記録紙10に与える。これにより記録紙
10にイエロー画像が1ラインずつ記録される。
【0047】また、イエロー画像の記録が開始される
と、イエロー用光定着器28の定着ランプ28aが点灯
する。記録紙10がイエロー用光定着器28に達する
と、記録紙10に紫外線が照射されてイエロー感熱発色
層14が光定着される。
【0048】イエロー感熱発色層14の光定着が終了す
ると、搬送モータ24が逆転して記録紙10を巻き戻し
方向に搬送する。記録開始位置がサーマルヘッド26に
達すると、搬送モータ24が正転に切り換えられるとと
もに、サーマルヘッド26が駆動されて、マゼンタ画像
の記録が開始される。同時に、マゼンタ用光定着器29
の定着ランプ29aが点灯する。
【0049】マゼンタ画像データに基づいてヘッド駆動
電圧制御部51から電圧補正部54に送られた駆動電圧
は、イエロー画像の記録時と同様に、電圧補正部54で
補正され、補正されたマゼンタ用の補正駆動電圧がヘッ
ド駆動部46に送られる。サーマルヘッド26の各発熱
素子は、この補正駆動電圧で駆動され、マゼンタ感熱発
色層13が発色する直前のバイアス熱エネルギーEbm
とマゼンタ画像の各画素の階調を表現するための階調熱
エネルギーEgmとを合計した発色熱エネルギーEmを
記録紙10に与える。これによりマゼンタ画像が記録さ
れる。
【0050】マゼンタ画像が記録された記録紙10がマ
ゼンタ用光定着器29に到達すると、記録紙20に定着
ランプ29aからの紫外線が照射され、マゼンタ感熱発
色層14が光定着される。マゼンタ感熱発色層14の光
定着が終了すると、搬送モータ24が逆転して、記録紙
10が再び巻き戻される。
【0051】シアン画像の記録の前には予熱を行うの
で、この巻き戻し時には、記録紙10は、その記録開始
位置がプレヒータ31に達する位置まで搬送される。記
録紙10の記録開始位置がプレヒータ31に達すると搬
送モータ24が正転に切り換えられて、記録紙10が送
り出し方向へ搬送される。同時にプレヒータ31の駆動
が開始される。
【0052】記録紙10は、プレヒータ31を通過する
ときに予熱される。この予熱により、シアン感熱発色層
12が発色する直前のバイアス熱エネルギーEbcが記
録紙10に与えられる。なお、この予熱はイエロー感熱
発色層14及びマゼンタ感熱発色層13の光定着後に行
われるので、各感熱発色層14,13が予熱により発色
してしまうことはない。記録紙10がさらに送り出され
てその記録エリアがサーマルヘッド26に達すると、サ
ーマルヘッド26が駆動されてシアン画像の記録が開始
される。
【0053】ヘッド駆動電圧制御部51は、シアン画像
データに基づいて、各画素の階調値に応じた駆動電圧を
算出し、この駆動電圧を電圧補正部54に送る。他方、
温度分布算出部53は、温度センサ32で測定された中
央部X0の温度Tx0と、LUT52から読み出した温
度差の分布dT(x)とに基づいて、プレヒータ31の
主走査方向の温度分布T(x)を算出する。さらに、こ
の算出した温度分布T(x)をもとに、目標温度T0
と、算出した各位置の温度との差を求め、この値を補正
値として電圧補正部54に送る。電圧補正部54は、こ
の補正値を電圧値に変換し、前記駆動電圧にこの補正電
圧を加算したシアン用の補正駆動電圧をヘッド駆動部4
6に送る。
【0054】サーマルヘッド26の各発熱素子は、この
補正駆動電圧で駆動され、補正された階調熱エネルギー
Egcを記録紙10に与える。プレヒータ31の予熱と
サーマルヘッド26の加熱とにより、記録紙10には、
バイアス熱エネルギーEbcと階調熱エネルギーEgc
とを合計した発色熱エネルギーEcが与えられて、シア
ン感熱発色層12にシアン画像が1ラインずつ記録され
る。このように、サーマルヘッド26は、プレヒータ3
1による予熱分だけ少ない熱エネルギーを記録紙10に
与えるだけで済むから、発熱素子アレイ26aの温度の
上昇が抑えられる。これにより、記録紙10の表面の熱
荒れが防止される。
【0055】また、階調熱エネルギーEgcをプレヒー
タ31の主走査方向の温度分布T(x)に応じて補正し
ているから、記録紙10の主走査方向に濃度ムラが生じ
ることはない。さらに、補正駆動電圧は1ライン記録す
る毎に算出されるので、プレヒータ31の通電時間の経
過やプリンタ21内部の温度変化によってプレヒータ3
1自体に温度変化が生じても、その変化に応じて補正さ
れた熱エネルギーを記録紙10に与えることができる。
したがって、記録紙10の副走査方向の濃度ムラが生じ
ることもない。
【0056】シアン画像の記録が終了すると、さらに記
録紙10は送り出し方向に搬送されて、カッタでシート
に切り離されてプリンタ21外へ排紙される。
【0057】上記例では、予め実験で求められたプレヒ
ータの温度差の分布dT(x)をLUTに書き込んで、
それをもとにサーマルヘッドの駆動電圧を補正する例で
説明したが、図8に示すように、温度センサを複数個設
けて、この各温度センサで測定された測定値をもとにプ
レヒータの主走査方向の温度分布T(x)を求め、この
温度分布からサーマルヘッド26の駆動電圧を補正する
ようにしてもよい。
【0058】この例では、温度センサ32は、プレヒー
タ31の中央部X0と,両端部X1,X2とにそれぞれ
1つずつ合計3つ設けられている。温度分布算出部51
には、予め温度分布T(x)を算出する式が設定されて
おり、各温度センサ32で測定された値を受け取ると、
その値を前記式にあてはめて、プレヒータ31の主走査
方向の温度分布T(x)を求める。さらに、この温度分
布T(x)から、目標温度Tbcとプレヒータ31の各
位置における温度との差を求め、その差を補正値として
電圧補正部54に送る。
【0059】電圧補正部54は、この補正値を電圧値に
変換して補正電圧をもとめ、この補正電圧をヘッド駆動
電圧制御部51から送られた駆動電圧に加算して、補正
駆動電圧を求める。ヘッド駆動部46は、この補正駆動
電圧で各発熱素子を駆動する。
【0060】また、上記例では、各画像の階調値に応じ
た階調熱エネルギーEgy,Egm,Egcを発生させ
る電圧値を駆動電圧とし、この駆動電圧をヘッド駆動電
圧制御部から電圧補正部に送り、駆動電圧に補正電圧を
加算して補正駆動電圧を求めるようにしている。しか
し、これ以外でも、例えば、ヘッド駆動電圧制御部から
電圧補正部に送る駆動電圧を、階調熱エネルギーEg
y,Egm,Egcとバイアス熱エネルギーEby,E
bm,Ebcとを合計した熱エネルギーを発生させる電
圧値としてもよい。
【0061】この場合には、イエロー画像,マゼンタ画
像を記録する際には、電圧補正部による電圧の補正は行
わずに、ヘッド駆動電圧制御部から送られた駆動電圧で
サーマルヘッドが駆動される。他方、シアン画像を記録
する際には、駆動電圧からプレヒータによる予熱分に対
応する補正電圧を差し引くという補正を電圧補正部で行
ってシアン用の補正駆動電圧を算出する。サーマルヘッ
ドはこの補正駆動電圧で駆動される。
【0062】上記例では、発熱体としてプレヒータを使
用しているが、プレヒータでなくてもよく、例えば、予
熱用のサーマルヘッドを使用してもよい。また、プレヒ
ータとしてプレート状のものを使用しているが、円筒状
のヒートローラなどでもよい。また、プレヒータをサー
マルヘッドと別体で設けているが、サーマルヘッドと一
体としてもよい。さらに、予熱を記録紙の記録面側から
行っているが、裏面側や両面側から行なってもよい。ま
た、発熱体は、予熱用のプレヒータ及びサーマルヘッド
に限らず、サーマルヘッドによる記録の前に感熱記録紙
を加熱するものであればよい。
【0063】上記例では、記録紙の最下層がシアン感熱
発色層であるから、シアン画像の記録前に予熱を行って
いるが、感熱発色層の積層の順番を変えた場合には、最
下層の感熱発色層を記録する前に予熱を行ってもよい。
さらに、上記例では、予熱は、シアン画像の記録直前の
みに行なったが、イエロー画像及びマゼンタ画像の各記
録直前に行なってもよい。この場合には、各感熱発色層
が発色しない範囲で予熱するのはもちろんである。
【0064】また、上記例は、カラーサーマルプリンタ
であるが、本発明は、モノクロサーマルプリンタにも利
用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のサ
ーマルプリンタは、多数の発熱素子がライン状に並べら
れた発熱素子アレイを有し、この発熱素子アレイを主走
査方向と一致させて配置したサーマルヘッドを用い、各
発熱素子を通電して発熱させることにより感熱記録紙に
階調値に応じた濃度でドットを発色記録するサーマルプ
リンタにおいて、サーマルヘッドによる記録の前に感熱
記録紙を加熱する発熱体と、この発熱体の温度を測定す
る温度センサと、この温度センサで測定された温度にも
とづいて各発熱素子の位置に対応する発熱体の各位置の
温度を調べる手段と、この発熱体の各位置の温度に応じ
て各発熱素子に供給される電気エネルギーを補正する手
段とを備えたから、感熱記録紙の主走査方向の濃度ムラ
をなくすことができる。
【0066】また、前記温度センサで測定した温度を基
準温度とし、前記発熱体の主走査方向に沿って前記基準
温度との間で生じる温度差の分布を予め記憶し、前記基
準温度に前記温度差を増減して前記発熱体の各位置の温
度を調べるようにしたから、簡単な構成で前記電気エネ
ルギーの補正を行うことができる。
【0067】また、前記発熱体に主走査方向に沿って複
数個の温度センサを設け、この各温度センサで測定され
た値に基づいて前記発熱体の温度分布を算出し、この算
出した温度分布から前記発熱体の各位置の温度を調べる
ようにしたから、前記電気エネルギーの補正を正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレヒータの長手方向の温度分布を示すグラフ
である。
【図2】カラー感熱記録紙の層構造の一例を示す説明図
である。
【図3】カラー感熱記録紙の発色特性を示すグラフであ
る。
【図4】プレヒート手段を備えたサーマルプリンタの概
略を示す斜視図である。
【図5】サーマルプリンタの電気構成を示すブロック図
である。
【図6】LUTを使用してプレヒータの温度分布を調べ
て、ヘッド駆動電圧を補正する例の電気構成を示すブロ
ック図である。
【図7】プリントの流れを示すフローチャートである。
【図8】温度センサを複数個使用してプレヒータの温度
分布を調べて、ヘッド駆動電圧を補正する例の電気構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 サーマルプリンタ 26 サーマルヘッド 31 プレヒータ 32 温度センサ 41 システムコントローラ 46 ヘッド駆動部 51 ヘッド駆動電圧制御部 52 LUT 53 温度分布算出部 54 電圧補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C065 AA01 AB01 AC02 AC03 AE06 AE07 DC03 DC21 DC23 DC24 DC26 DC32 2C066 AA03 AC01 AD01 AD03 BF04 CA05 CA09 CA15 CA24 CA25 CD03 CD11 CD16 CD19 DA02 DA10 DA13 DA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱素子がライン状に並べられた
    発熱素子アレイを有し、この発熱素子アレイを主走査方
    向と一致させて配置したサーマルヘッドを用い、各発熱
    素子を通電して発熱させることにより感熱記録紙に階調
    値に応じた濃度でドットを発色記録するサーマルプリン
    タにおいて、 サーマルヘッドによる記録の前に感熱記録紙を加熱する
    発熱体と、この発熱体の温度を測定する温度センサと、
    この温度センサで測定された温度にもとづいて各発熱素
    子の位置に対応する発熱体の各位置の温度を調べる手段
    と、この発熱体の各位置の温度に応じて各発熱素子に供
    給される電気エネルギーを補正する手段とを備えたこと
    を特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記温度センサで測定した温度を基準温
    度とし、前記発熱体の主走査方向に沿って前記基準温度
    との間で生じる温度差の分布を予め記憶し、前記基準温
    度に前記温度差を増減して前記発熱体の各位置の温度を
    調べることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記発熱体に主走査方向に沿って複数個
    の温度センサを設け、この各温度センサで測定された値
    に基づいて前記発熱体の温度分布を算出し、この算出し
    た温度分布から前記発熱体の各位置の温度を調べること
    を特徴とする請求項1又は2記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記発熱体の目標温度を設定し、この目
    標温度と前記発熱体の各位置の温度との差を温度補正値
    とし、この温度補正値に応じて前記電気エネルギーを調
    節することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のサ
    ーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記発熱体は、感熱記録紙をそれが発色
    しない範囲で予熱して、サーマルヘッドによる記録時の
    熱エネルギーを小さくするプレヒート手段であることを
    特徴とする請求項1〜4いずれか記載のサーマルプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 前記感熱記録紙は、発色する色が異なっ
    た少なくとも第1〜第3の感熱発色層が積層され、最上
    層の第1の感熱発色層とその下の第2の感熱発色層につ
    いてはそれぞれ特有な波長域の電磁波に光定着性を有す
    るとともに、下層の感熱発色層ほど熱感度が低いカラー
    感熱記録紙であって、最上層の第1の感熱発色層から順
    番にサーマルヘッドによる記録と光定着を行って、カラ
    ー感熱記録紙にカラー画像を発色記録することを特徴と
    する請求項1〜5いずれか記載のサーマルプリンタ。
  7. 【請求項7】 少なくとも最下層の第3の感熱発色層を
    前記サーマルヘッドで記録する直前に、前記プレヒート
    手段によって第3の感熱発色層が発色しない範囲でカラ
    ー感熱記録紙を予熱することにより、サーマルヘッドで
    第3の感熱発色層を記録する時の熱エネルギーを小さく
    することを特徴とする請求項6記載のサーマルプリン
    タ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7379082B2 (en) 2004-11-19 2008-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling in thermal printer

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