JP2001213726A - 油性固形クレンジング料 - Google Patents
油性固形クレンジング料Info
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- JP2001213726A JP2001213726A JP2000021946A JP2000021946A JP2001213726A JP 2001213726 A JP2001213726 A JP 2001213726A JP 2000021946 A JP2000021946 A JP 2000021946A JP 2000021946 A JP2000021946 A JP 2000021946A JP 2001213726 A JP2001213726 A JP 2001213726A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使用時にたれ落ちることがなく、滑らかでソフ
トな使用感を有し、汚れへの付着性に優れ、且つ、洗い
流し後のさっぱり感に優れた油性固形クレンジング料を
提供する。 【構成】(a)融点が50〜150℃の固形油、(b)
液体油、(c)非イオン性界面活性剤を含有することを
特徴とする油性固形クレンジング料。
トな使用感を有し、汚れへの付着性に優れ、且つ、洗い
流し後のさっぱり感に優れた油性固形クレンジング料を
提供する。 【構成】(a)融点が50〜150℃の固形油、(b)
液体油、(c)非イオン性界面活性剤を含有することを
特徴とする油性固形クレンジング料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用時にたれ落ち
ることがなく、滑らかでソフトな使用感を有し、汚れへ
の付着性に優れ、且つ、洗い流し後のさっぱり感に優れ
た油性固形クレンジング料に関するものである。
ることがなく、滑らかでソフトな使用感を有し、汚れへ
の付着性に優れ、且つ、洗い流し後のさっぱり感に優れ
た油性固形クレンジング料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、肌上の化粧料や汚れを除去するた
めのクレンジング料は、形状的にはクリーム状、乳液
状、液状のものが知られている。また、処方構成から分
類すると、水性成分を主成分とし、必要に応じて界面活
性剤を配合した水性クレンジング料、水性成分、油性成
分並びに界面活性剤を配合した乳化クレンジング料、油
性成分を主成分として、必要に応じて界面活性剤を配合
した油性クレンジング料等があって、それぞれの使用性
に応じて利用されている。一般に、肌上の化粧料や汚れ
を除去する能力は、油性クレンジング料、乳化クレンジ
ング料、水性クレンジング料の順に優れており、特に油
性クレンジング料は、油性ファンデーションや日焼け止
め料といった強固な化粧膜を落とすことができることか
ら広く一般に使用されている。
めのクレンジング料は、形状的にはクリーム状、乳液
状、液状のものが知られている。また、処方構成から分
類すると、水性成分を主成分とし、必要に応じて界面活
性剤を配合した水性クレンジング料、水性成分、油性成
分並びに界面活性剤を配合した乳化クレンジング料、油
性成分を主成分として、必要に応じて界面活性剤を配合
した油性クレンジング料等があって、それぞれの使用性
に応じて利用されている。一般に、肌上の化粧料や汚れ
を除去する能力は、油性クレンジング料、乳化クレンジ
ング料、水性クレンジング料の順に優れており、特に油
性クレンジング料は、油性ファンデーションや日焼け止
め料といった強固な化粧膜を落とすことができることか
ら広く一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常油
性クレンジング料は液状であることから、使用中にたれ
落ち等が生じ使用性に問題があった。そこで、たれ落ち
を防止し、使用性の向上を図る目的で、固形化した油性
クレンジング料が提案されている。一例を挙げると、粘
度調整剤として、有機性ベントナイト、疎水化ケイ酸、
無水ケイ酸、デキストリン脂肪酸エステル等の油性ゲル
化剤を配合させたり(特開昭62−108806号)、
デキストリン脂肪酸エステルを配合してエアゾール仕様
にすることでムース状にしたり(特開平7−27795
4号)する工夫がなされてきた。ところが、油性ゲル化
剤やデキストリン脂肪酸エステルは、肌への密着性が優
れていることから、これらを用いた油性クレンジング料
を使用した場合、クレンジング効果としては良好であっ
ても、使用後に拭き取りあるいは洗い流しした際に、べ
たつきやぬめりといった油性感が残るため、さっぱり感
が得られ難いという欠点を有していた。従って、使用性
や使用感に優れ、クレンジング効果も良好で、且つ、洗
い流し後にさっぱり感を有する油性クレンジング料の開
発が望まれていた。
性クレンジング料は液状であることから、使用中にたれ
落ち等が生じ使用性に問題があった。そこで、たれ落ち
を防止し、使用性の向上を図る目的で、固形化した油性
クレンジング料が提案されている。一例を挙げると、粘
度調整剤として、有機性ベントナイト、疎水化ケイ酸、
無水ケイ酸、デキストリン脂肪酸エステル等の油性ゲル
化剤を配合させたり(特開昭62−108806号)、
デキストリン脂肪酸エステルを配合してエアゾール仕様
にすることでムース状にしたり(特開平7−27795
4号)する工夫がなされてきた。ところが、油性ゲル化
剤やデキストリン脂肪酸エステルは、肌への密着性が優
れていることから、これらを用いた油性クレンジング料
を使用した場合、クレンジング効果としては良好であっ
ても、使用後に拭き取りあるいは洗い流しした際に、べ
たつきやぬめりといった油性感が残るため、さっぱり感
が得られ難いという欠点を有していた。従って、使用性
や使用感に優れ、クレンジング効果も良好で、且つ、洗
い流し後にさっぱり感を有する油性クレンジング料の開
発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記実状に
おいて鋭意研究を重ねた結果、特定範囲の融点を有する
固型ワックスを用いることにより、使用時にたれ落ちが
生じることなく、滑らかでソフトな使用感を有し、汚れ
への付着性に優れ、且つ、洗い流し後のさっぱり感に優
れた油性固形クレンジング料が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
おいて鋭意研究を重ねた結果、特定範囲の融点を有する
固型ワックスを用いることにより、使用時にたれ落ちが
生じることなく、滑らかでソフトな使用感を有し、汚れ
への付着性に優れ、且つ、洗い流し後のさっぱり感に優
れた油性固形クレンジング料が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(c); (a)融点が50〜150℃の固形油 (b)液体油 (c)非イオン性界面活性剤 を含有することを特徴とする油性固形クレンジング料に
関するものである。更に、成分(c)が脂肪酸組成を有
し、常温で液状ないしペースト状で、かつHLB値が5
〜15の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする
油性固形クレンジング料である。更には、成分(a)が
0.5〜20質量%、成分(b)が60〜99質量%、
成分(c)が0.5〜20質量%であることを特徴とす
る油性固形クレンジング料である。以下、詳述する。
(c); (a)融点が50〜150℃の固形油 (b)液体油 (c)非イオン性界面活性剤 を含有することを特徴とする油性固形クレンジング料に
関するものである。更に、成分(c)が脂肪酸組成を有
し、常温で液状ないしペースト状で、かつHLB値が5
〜15の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする
油性固形クレンジング料である。更には、成分(a)が
0.5〜20質量%、成分(b)が60〜99質量%、
成分(c)が0.5〜20質量%であることを特徴とす
る油性固形クレンジング料である。以下、詳述する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる成分(a)の
固形油としては、例えば、フィッシャートロプシュワッ
クス、ポリエチレンワックス、エチレンプロピレンコポ
リマー等の合成炭化水素、マイクロクリスタリンワック
ス等の鉱物由来の炭化水素、カルナウバロウ、キャンデ
リラロウ等の植物由来のワックス並びにロウ類等が挙げ
られ、その融点が50〜150℃であることが必須であ
る。固形油の融点が50℃未満であると、固形クレンジ
ング料としての形状を保持する硬さが得られず、使用中
にたれ落ちを生じてしまい、良好な使用性を得ることが
できない。また、該融点が150℃を超えると、汚れと
のなじみが悪くなり、良好なクレンジング効果が得られ
ない。本発明においては、上記特性を有する固形油の一
種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
固形油としては、例えば、フィッシャートロプシュワッ
クス、ポリエチレンワックス、エチレンプロピレンコポ
リマー等の合成炭化水素、マイクロクリスタリンワック
ス等の鉱物由来の炭化水素、カルナウバロウ、キャンデ
リラロウ等の植物由来のワックス並びにロウ類等が挙げ
られ、その融点が50〜150℃であることが必須であ
る。固形油の融点が50℃未満であると、固形クレンジ
ング料としての形状を保持する硬さが得られず、使用中
にたれ落ちを生じてしまい、良好な使用性を得ることが
できない。また、該融点が150℃を超えると、汚れと
のなじみが悪くなり、良好なクレンジング効果が得られ
ない。本発明においては、上記特性を有する固形油の一
種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
【0007】本発明の油性固形クレンジング料における
成分(a)の含有量は、成分(b)の含有量に依存し、
特に限定されるものではないが、0.5〜20質量%
(以下、単に「%」で示す)が好ましく、より好ましく
は1〜10%である。この範囲の含有量であれば、たれ
落ち防止効果や洗い流し後のさっぱり感等における本発
明の効果がより向上する。
成分(a)の含有量は、成分(b)の含有量に依存し、
特に限定されるものではないが、0.5〜20質量%
(以下、単に「%」で示す)が好ましく、より好ましく
は1〜10%である。この範囲の含有量であれば、たれ
落ち防止効果や洗い流し後のさっぱり感等における本発
明の効果がより向上する。
【0008】本発明に用いられる成分(b)の液体油と
しては、動物油、植物油、合成油等の起源及び、液体
油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、
エステル油類、高級アルコール類、シリコーン油類、フ
ッ素系油類、脂肪酸類等が挙げらる。具体的には、炭化
水素では流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、ス
クワレン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、ポ
リブテン等があり、油脂として、トウモロコシ油、ベニ
バナ油、ヒマワリ油、アボカド油、米胚芽油、小麦胚芽
油、アルモンド油、大豆油、菜種油、胡麻油、ツバキ
油、サザンカ油、パーシック油、オリーブ油、茶実油、
シソ実油、ミンク油、ヒマシ油、アマニ油、月見草油、
ボレッジ油、トリイソオクタン酸グリセリル、トリ(カ
プリル・カプリン)酸グリセリル、トリイソパルミチン
酸グリセリル等があり、エステル油としてミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクタン酸
セチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、オレ
イン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、安息
香酸アルキルエステル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン
酸ネオペンチルグリコール、アジピン酸ジイソステアリ
ル、ホホバ油等があり、シリコーン油として低重合度ジ
メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性シリコ
ーン等があり、フッ素系油類としてパーフルオロポリエ
ーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等
があり、高級アルコールとしてはオレイルアルコール、
イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等が
あり、脂肪酸としてオレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソス
テアリン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられ、こ
れらの一種又は二種以上用いることができる。本発明に
用いられる成分(b)の液体油の含有量は、成分(a)
の配合量に依存し、特に限定されるものではないが、6
0〜99%が好ましく、より好ましくは80〜98%で
ある。
しては、動物油、植物油、合成油等の起源及び、液体
油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、
エステル油類、高級アルコール類、シリコーン油類、フ
ッ素系油類、脂肪酸類等が挙げらる。具体的には、炭化
水素では流動パラフィン、軽質流動イソパラフィン、ス
クワレン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー、ポ
リブテン等があり、油脂として、トウモロコシ油、ベニ
バナ油、ヒマワリ油、アボカド油、米胚芽油、小麦胚芽
油、アルモンド油、大豆油、菜種油、胡麻油、ツバキ
油、サザンカ油、パーシック油、オリーブ油、茶実油、
シソ実油、ミンク油、ヒマシ油、アマニ油、月見草油、
ボレッジ油、トリイソオクタン酸グリセリル、トリ(カ
プリル・カプリン)酸グリセリル、トリイソパルミチン
酸グリセリル等があり、エステル油としてミリスチン酸
イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクタン酸
セチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、オレ
イン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、安息
香酸アルキルエステル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン
酸ネオペンチルグリコール、アジピン酸ジイソステアリ
ル、ホホバ油等があり、シリコーン油として低重合度ジ
メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロ
ペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性シリコ
ーン等があり、フッ素系油類としてパーフルオロポリエ
ーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等
があり、高級アルコールとしてはオレイルアルコール、
イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等が
あり、脂肪酸としてオレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソス
テアリン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられ、こ
れらの一種又は二種以上用いることができる。本発明に
用いられる成分(b)の液体油の含有量は、成分(a)
の配合量に依存し、特に限定されるものではないが、6
0〜99%が好ましく、より好ましくは80〜98%で
ある。
【0009】本発明における成分(c)の非イオン性界
面活性剤は、良好なクレンジング効果並びに乳化分散性
を付与するための必須成分である。その中でも、脂肪酸
組成を有し、常温で液状ないしペースト状で、かつHL
B値が5〜15であるものが好ましい。すなわち、HL
B値が5以上であれば、洗い流し時のクレンジング料の
乳化分散性が良好となり、使用後の肌のさっぱり感がよ
り優れたものとなる。一方、HLB値が15以下であれ
ば、肌上の化粧料や汚れとの相溶性が向上するのでクレ
ンジング効果がより向上し、温度安定性もより良好なも
のとなる。具体的には、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエー
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル等を挙げることができ、これら
の一種又は二種以上を目的に応じて、適宜用いることが
できる。
面活性剤は、良好なクレンジング効果並びに乳化分散性
を付与するための必須成分である。その中でも、脂肪酸
組成を有し、常温で液状ないしペースト状で、かつHL
B値が5〜15であるものが好ましい。すなわち、HL
B値が5以上であれば、洗い流し時のクレンジング料の
乳化分散性が良好となり、使用後の肌のさっぱり感がよ
り優れたものとなる。一方、HLB値が15以下であれ
ば、肌上の化粧料や汚れとの相溶性が向上するのでクレ
ンジング効果がより向上し、温度安定性もより良好なも
のとなる。具体的には、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエー
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル等を挙げることができ、これら
の一種又は二種以上を目的に応じて、適宜用いることが
できる。
【0010】本発明の油性固形クレンジング料における
成分(c)の非イオン性界面活性剤の含有量は、成分
(a)、成分(b)の含有量に依存し、特に限定される
ものではないが、0.5〜20%が好ましく、より好ま
しくは1〜15%である。この範囲の含有量であれば洗
い流し後のさっぱり感における本発明の効果がより向上
する。
成分(c)の非イオン性界面活性剤の含有量は、成分
(a)、成分(b)の含有量に依存し、特に限定される
ものではないが、0.5〜20%が好ましく、より好ま
しくは1〜15%である。この範囲の含有量であれば洗
い流し後のさっぱり感における本発明の効果がより向上
する。
【0011】本発明の油性固形クレンジング料には、上
記必須成分の他に、通常化粧料に用いられる成分とし
て、例えば、水性成分、成分(c)以外の界面活性剤、
粉体、油ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、
防腐剤、美容剤等を本発明の効果を損なわない範囲にて
配合することができる。
記必須成分の他に、通常化粧料に用いられる成分とし
て、例えば、水性成分、成分(c)以外の界面活性剤、
粉体、油ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、香料、
防腐剤、美容剤等を本発明の効果を損なわない範囲にて
配合することができる。
【0012】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれらによって何ら限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらによって何ら限定されるものではな
い。
【0013】実施例1〜5及び比較例1〜5:油性クレ
ンジング料 下記表1に示す組成の油性クレンジング料を調製し、使
用性及び使用感(汚れとのなじみ、たれ落ち具合、洗い
流し後のさっぱり感、汚れ落ち)、並びに、経時安定性
の評価項目について下記の方法により評価した。
ンジング料 下記表1に示す組成の油性クレンジング料を調製し、使
用性及び使用感(汚れとのなじみ、たれ落ち具合、洗い
流し後のさっぱり感、汚れ落ち)、並びに、経時安定性
の評価項目について下記の方法により評価した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】(製造方法) A.成分1〜18を90℃にて混合溶解する。 B.Aを冷却固化して油性クレンジング料を得た。
【0017】(評価方法1:使用性及び使用感)化粧歴
10年以上の女性50名をパネルとし、(1)汚れとの
なじみ、(2)たれ落ち具合、(3)洗い流し後のさっ
ぱり感、(4)汚れ落ちについて、下記評価基準にて5
段階評価し、さらにその評点の平均点より下記基準にて
判定した。
10年以上の女性50名をパネルとし、(1)汚れとの
なじみ、(2)たれ落ち具合、(3)洗い流し後のさっ
ぱり感、(4)汚れ落ちについて、下記評価基準にて5
段階評価し、さらにその評点の平均点より下記基準にて
判定した。
【0018】
【0019】(評価方法2:経時安定性)上述した油性
クレンジング料を室温にて保存し、1カ月後の状態を観
察して、以下の評価基準に従い判定した。
クレンジング料を室温にて保存し、1カ月後の状態を観
察して、以下の評価基準に従い判定した。
【0020】 上記評価方法により得られた結果を、表1及び表2に併
せて示す。
せて示す。
【0021】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明に係る実施例1〜6は、クレンジング効果及
び使用性に優れ、洗い流し後にさっぱり感を有し、経時
安定性も良好なものであった。それに対し、比較例1〜
5では、全ての項目を満足し得るものは得られなかっ
た。
に、本発明に係る実施例1〜6は、クレンジング効果及
び使用性に優れ、洗い流し後にさっぱり感を有し、経時
安定性も良好なものであった。それに対し、比較例1〜
5では、全ての項目を満足し得るものは得られなかっ
た。
【0022】 実施例6 スティック状油性クレンジング料 (成分) (%) 1.流動パラフィン 50.0 2.オクタン酸セチル 残量 3.ヒマワリ油 10.0 4.トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 10.0 (20E.O.:HLB10.5) 5.ポリエチレンワックス(融点85℃) 8.0 6.紫色201号 0.01 7.精製水 2.5 8.防腐剤 適量 9.香料 適量
【0023】(製造方法) A.成分1〜9を90℃にて混合溶解する。 B.スティック容器に流し込み、冷却固化してスティッ
ク状油性クレンジング料を得た。得られた実施例6のス
ティック状油性クレンジング料は、使用中にたれ落ちる
ことなく汚れとなじみ、且つ、洗い流し後のさっぱり感
に優れたものであった。
ク状油性クレンジング料を得た。得られた実施例6のス
ティック状油性クレンジング料は、使用中にたれ落ちる
ことなく汚れとなじみ、且つ、洗い流し後のさっぱり感
に優れたものであった。
【0024】 実施例7 ポンプ容器入り油性クレンジング料 (成分) (%) 1.流動パラフィン 50.0 2.オクタン酸セチル 残量 3.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 4.トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 5.0 (30E.O.:HLB7.0) 5.カルナウバロウ(融点80℃) 3.0 6.キャンデリラワックス(融点70℃) 2.0 7.マイクロクリスタリンワックス(融点95℃) 1.0 8.防腐剤 適量 9.香料 適量
【0025】(製造方法) A.成分1〜9を90℃にて混合溶解する。 B.ポンプ容器に流し込み、冷却固化してポンプ容器入
り油性クレンジング料を得た。得られた実施例7のポン
プ容器入り油性クレンジング料は、使用中にたれ落ちる
ことなく汚れとなじみ、且つ、洗い流し後のさっぱり感
に優れたものであった。
り油性クレンジング料を得た。得られた実施例7のポン
プ容器入り油性クレンジング料は、使用中にたれ落ちる
ことなく汚れとなじみ、且つ、洗い流し後のさっぱり感
に優れたものであった。
【0026】 実施例8 油性固形クレンジング料 (成分) (%) 1.流動パラフィン 50.0 2.オクタン酸セチル 残量 3.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 4.トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 10.0 (30E.O.:HLB7.0) 5.ポリエチレンワックス(融点85℃) 5.0 6.防腐剤 適量 7.香料 適量
【0027】(製造方法) A.成分1〜7を90℃にて混合溶解する。 B.Aを容器に流し込み、冷却固化して油性固形クレン
ジング料を得た。得られた実施例8の油性固形クレンジ
ング料は、使用中にたれ落ちることなく汚れとなじみ、
且つ、洗い流し後のさっぱり感に優れたものであった。
ジング料を得た。得られた実施例8の油性固形クレンジ
ング料は、使用中にたれ落ちることなく汚れとなじみ、
且つ、洗い流し後のさっぱり感に優れたものであった。
【0028】
【発明の効果】本発明の油性固形クレンジング料は、使
用時にたれ落ちることがなく、滑らかでソフトな使用感
を有し、汚れへの付着性に優れ、且つ、洗い流し後のさ
っぱり感に優れたものであった。
用時にたれ落ちることがなく、滑らかでソフトな使用感
を有し、汚れへの付着性に優れ、且つ、洗い流し後のさ
っぱり感に優れたものであった。
Claims (3)
- 【請求項1】次の成分(a)〜(c); (a)融点が50〜150℃の固形油 (b)液体油 (c)非イオン性界面活性剤 を含有することを特徴とする油性固形クレンジング料。
- 【請求項2】成分(c)が脂肪酸組成を有し、常温で液
状ないしペースト状で、かつHLB値が5〜15の非イ
オン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1記載
の油性固形クレンジング料。 - 【請求項3】成分(a)〜(c)の含有量が、各々、
0.5〜20質量%、60〜99質量%、0.5〜20
質量%であることを特徴とする請求項1又は2のいずれ
かに記載の油性固形クレンジング料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000021946A JP2001213726A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 油性固形クレンジング料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000021946A JP2001213726A (ja) | 2000-01-31 | 2000-01-31 | 油性固形クレンジング料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001213726A true JP2001213726A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18548296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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