JP2001207494A - 水 栓 - Google Patents
水 栓Info
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- JP2001207494A JP2001207494A JP2000020177A JP2000020177A JP2001207494A JP 2001207494 A JP2001207494 A JP 2001207494A JP 2000020177 A JP2000020177 A JP 2000020177A JP 2000020177 A JP2000020177 A JP 2000020177A JP 2001207494 A JP2001207494 A JP 2001207494A
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水圧やウォーターハンマー現象に耐えると共
に、簡単な構造でありながら温水の通過による表面の加
熱を抑えて火傷を防止する他、寒冷期における水栓内部
の凍結を防止するようにした水栓を提供する。 【解決手段】 流体の通路を形成する水栓本体1の一部
又は全部を、熱伝導率が10W/m・K以下、ASTM
D648に準じて行われる0.46MPaの荷重たわ
み温度が100℃以上、ASTM D638に準じて行
われる引張強度が100MPa以上、ASTM D25
6に準じて行われるノッチ付きアイゾット衝撃強度が9
0J/m以上の樹脂から成形する。
に、簡単な構造でありながら温水の通過による表面の加
熱を抑えて火傷を防止する他、寒冷期における水栓内部
の凍結を防止するようにした水栓を提供する。 【解決手段】 流体の通路を形成する水栓本体1の一部
又は全部を、熱伝導率が10W/m・K以下、ASTM
D648に準じて行われる0.46MPaの荷重たわ
み温度が100℃以上、ASTM D638に準じて行
われる引張強度が100MPa以上、ASTM D25
6に準じて行われるノッチ付きアイゾット衝撃強度が9
0J/m以上の樹脂から成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室、キッチン、
洗面所などで使用される水栓に関し、熱湯の通過による
加熱や寒冷期における水などの凍結を防止した水栓に関
する。
洗面所などで使用される水栓に関し、熱湯の通過による
加熱や寒冷期における水などの凍結を防止した水栓に関
する。
【0002】
【従来の技術】浴室、キッチン、洗面所などで使用され
る水栓は、熱湯や水などが通過する際の水圧やウォータ
ーハンマー現象による破損を防止するため一般には金属
から構成され、さらに錆や腐蝕を防止するため金属表面
にメッキを施したものが使用されている。しかし、金属
は熱伝導率が高いため、温水を通過させると表面が熱く
なり、触った人が火傷をすることがあった。火傷対策と
して、水栓にカバーなどを被せることが提案されている
が、構造が複雑になり製造が煩雑になることが問題とさ
れていた。
る水栓は、熱湯や水などが通過する際の水圧やウォータ
ーハンマー現象による破損を防止するため一般には金属
から構成され、さらに錆や腐蝕を防止するため金属表面
にメッキを施したものが使用されている。しかし、金属
は熱伝導率が高いため、温水を通過させると表面が熱く
なり、触った人が火傷をすることがあった。火傷対策と
して、水栓にカバーなどを被せることが提案されている
が、構造が複雑になり製造が煩雑になることが問題とさ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、水圧やウォーターハンマー現
象に耐えると共に、簡単な構造でありながら温水の通過
による表面の加熱を抑えて火傷を防止する他、寒冷期に
おける水栓内部の凍結を防止することを可能にした水栓
を提供することにある。
した従来の問題を解消し、水圧やウォーターハンマー現
象に耐えると共に、簡単な構造でありながら温水の通過
による表面の加熱を抑えて火傷を防止する他、寒冷期に
おける水栓内部の凍結を防止することを可能にした水栓
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の水栓は、温水、水、蒸気、熱媒などの流体の通路を
開閉する水栓において、前記流体の通路を形成する水栓
本体の一部又は全部を、熱伝導率が10W/m・K以
下、ASTM D648に準じて行われる0.46MP
aの荷重たわみ温度が100℃以上、ASTM D63
8に準じて行われる引張強度が100MPa以上、AS
TM D256に準じて行われるノッチ付きアイゾット
衝撃強度が90J/m以上の樹脂から成形したことを特
徴とするものである。
明の水栓は、温水、水、蒸気、熱媒などの流体の通路を
開閉する水栓において、前記流体の通路を形成する水栓
本体の一部又は全部を、熱伝導率が10W/m・K以
下、ASTM D648に準じて行われる0.46MP
aの荷重たわみ温度が100℃以上、ASTM D63
8に準じて行われる引張強度が100MPa以上、AS
TM D256に準じて行われるノッチ付きアイゾット
衝撃強度が90J/m以上の樹脂から成形したことを特
徴とするものである。
【0005】すなわち、熱伝導率が10W/m・K以下
の樹脂を使用することで、水栓内を通過する温水の熱に
より水栓表面が加熱する現象や、寒冷期の外気温の低下
により水栓内に滞留した水が凍結する現象を抑えること
ができる。熱伝導率が10W/m・K以下の樹脂は、流
体の通路を形成する水栓本体の全体に使用する他、流体
と接する部分に選択的に使用することも効果的である。
の樹脂を使用することで、水栓内を通過する温水の熱に
より水栓表面が加熱する現象や、寒冷期の外気温の低下
により水栓内に滞留した水が凍結する現象を抑えること
ができる。熱伝導率が10W/m・K以下の樹脂は、流
体の通路を形成する水栓本体の全体に使用する他、流体
と接する部分に選択的に使用することも効果的である。
【0006】さらに、荷重たわみ温度が100℃以上の
樹脂を使用することで、温水による水栓の変形や強度の
急激な低下を防止し、引張強度が100MPa以上、ノ
ッチ付きアイゾット衝撃強度が90J/m以上の樹脂を
使用することで、水圧やウォーターハンマーによる水栓
の破損を防止する。
樹脂を使用することで、温水による水栓の変形や強度の
急激な低下を防止し、引張強度が100MPa以上、ノ
ッチ付きアイゾット衝撃強度が90J/m以上の樹脂を
使用することで、水圧やウォーターハンマーによる水栓
の破損を防止する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の実施形態
からなる水栓を例示するものである。図において、本実
施形態の水栓は、供給路1a及び排水路1bからなる通
路を形成する樹脂製の水栓本体1と、その通路を閉塞可
能なバルブ2と、水栓本体1に螺合させたバルブ2の回
転軸2aを回動操作する取っ手3と、該回転軸2aと水
栓本体1との間を液密的に封止するシールリング4とか
ら構成されている。
からなる水栓を例示するものである。図において、本実
施形態の水栓は、供給路1a及び排水路1bからなる通
路を形成する樹脂製の水栓本体1と、その通路を閉塞可
能なバルブ2と、水栓本体1に螺合させたバルブ2の回
転軸2aを回動操作する取っ手3と、該回転軸2aと水
栓本体1との間を液密的に封止するシールリング4とか
ら構成されている。
【0008】上記水栓において、温水、水、蒸気、熱媒
などの流体は、供給路1aから供給され、バルブ4の開
閉により調節された流量にしたがって排水路1bから排
水される。上記実施形態の他に、温水と水を混合し任意
の温度に調整する機能がついた水栓、さらにシャワーが
付いた水栓、水量調節のバルブがコック式である水栓な
ども本発明の水栓として挙げることができる。
などの流体は、供給路1aから供給され、バルブ4の開
閉により調節された流量にしたがって排水路1bから排
水される。上記実施形態の他に、温水と水を混合し任意
の温度に調整する機能がついた水栓、さらにシャワーが
付いた水栓、水量調節のバルブがコック式である水栓な
ども本発明の水栓として挙げることができる。
【0009】本発明の水栓は、射出成形、押出成形、ブ
ロー成形などの通常の樹脂成形方法と、振動融着、超音
波融着、熱融着、レーザー融着などの各種加工方法との
組み合わせにより作製することができる。例えば、上記
実施形態の場合、図1に示すように、水栓本体1を破線
で示す分割線で分割した分割部X,Yとしてそれぞれ成
形した後、バルブ2やシールリング4を組み付けた状態
で分割部X,Yを互いに融着させれば良い。
ロー成形などの通常の樹脂成形方法と、振動融着、超音
波融着、熱融着、レーザー融着などの各種加工方法との
組み合わせにより作製することができる。例えば、上記
実施形態の場合、図1に示すように、水栓本体1を破線
で示す分割線で分割した分割部X,Yとしてそれぞれ成
形した後、バルブ2やシールリング4を組み付けた状態
で分割部X,Yを互いに融着させれば良い。
【0010】本発明に使用される樹脂としては、熱伝導
率が10W/m・K以下、ASTMD648に準じて行
われる0.46MPaの荷重たわみ温度が100℃以
上、ASTM D638に準じて行われる引張強度が1
00MPa以上、ASTMD256に準じて行われるノ
ッチ付きアイゾット衝撃強度が90J/m以上の樹脂で
あれば、特に制限されるものではなく、公知の樹脂を使
用することが可能である。このような樹脂としては、例
えば、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂などが挙げ
られる。中でも、温水や蒸気中に含有される不純物に対
する耐薬品性、温水による加水分解を考慮した場合、ポ
リアセタール樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、
ポリフェニレンサルファイド樹脂が好適と言え、さらに
この中でも耐熱性や耐薬品性の面でポリフェニレンサル
ファイド樹脂が好適である。
率が10W/m・K以下、ASTMD648に準じて行
われる0.46MPaの荷重たわみ温度が100℃以
上、ASTM D638に準じて行われる引張強度が1
00MPa以上、ASTMD256に準じて行われるノ
ッチ付きアイゾット衝撃強度が90J/m以上の樹脂で
あれば、特に制限されるものではなく、公知の樹脂を使
用することが可能である。このような樹脂としては、例
えば、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ
ブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂などが挙げ
られる。中でも、温水や蒸気中に含有される不純物に対
する耐薬品性、温水による加水分解を考慮した場合、ポ
リアセタール樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、
ポリフェニレンサルファイド樹脂が好適と言え、さらに
この中でも耐熱性や耐薬品性の面でポリフェニレンサル
ファイド樹脂が好適である。
【0011】また、これらの樹脂の中でも、特に荷重た
わみ温度、引張強度、ノッチ付きアイゾット衝撃強度が
可及的に大きいものが推奨される。ASTM D648
に準じて行われる0.46MPaの荷重たわみ温度は、
110℃以上であることが好ましく、その上限値は30
0℃である。ASTM D638に準じて行われる引張
強度は、120MPa以上であることが好ましく、その
上限値は500MPaである。ASTM D256に準
じて行われるノッチ付きアイゾット衝撃強度は、110
J/m以上であることが好ましく、その上限値は800
J/m以上である。また、熱伝導率の下限値は0.05
W/m・Kである。
わみ温度、引張強度、ノッチ付きアイゾット衝撃強度が
可及的に大きいものが推奨される。ASTM D648
に準じて行われる0.46MPaの荷重たわみ温度は、
110℃以上であることが好ましく、その上限値は30
0℃である。ASTM D638に準じて行われる引張
強度は、120MPa以上であることが好ましく、その
上限値は500MPaである。ASTM D256に準
じて行われるノッチ付きアイゾット衝撃強度は、110
J/m以上であることが好ましく、その上限値は800
J/m以上である。また、熱伝導率の下限値は0.05
W/m・Kである。
【0012】本発明に用いられる樹脂には、本発明の効
果を損なわない範囲で、適宜の充填剤を配合することが
できる。このような充填剤としては、ガラス繊維、炭素
繊維、チタン酸カリウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、硼酸
アルミウィスカ、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化珪
素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊
維、金属繊維などの繊維状充填剤、ワラステナイト、ゼ
オライト、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、パ
イロフィライト、ベントナイト、アスベスト、タルク、
アルミナシリケートなどの珪酸塩、アルミナ、酸化珪
素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタ
ン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、水酸化マグネシウム、
水酸化カルシウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化
物、ガラスビーズ、セラミックビーズ、窒化ホウ素、炭
化珪素およびシリカなどの非繊維状充填剤が挙げられ、
これらは中空であってもよく、さらにはこれら充填剤を
2種類以上併用することも可能である。また、これら繊
維状充填材や非繊維状充填材をイソシアネート系化合
物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有
機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング
剤で予備処理して使用することは、より優れた機械的強
度を得る意味において好ましい。
果を損なわない範囲で、適宜の充填剤を配合することが
できる。このような充填剤としては、ガラス繊維、炭素
繊維、チタン酸カリウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、硼酸
アルミウィスカ、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化珪
素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊
維、金属繊維などの繊維状充填剤、ワラステナイト、ゼ
オライト、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、パ
イロフィライト、ベントナイト、アスベスト、タルク、
アルミナシリケートなどの珪酸塩、アルミナ、酸化珪
素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタ
ン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、水酸化マグネシウム、
水酸化カルシウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化
物、ガラスビーズ、セラミックビーズ、窒化ホウ素、炭
化珪素およびシリカなどの非繊維状充填剤が挙げられ、
これらは中空であってもよく、さらにはこれら充填剤を
2種類以上併用することも可能である。また、これら繊
維状充填材や非繊維状充填材をイソシアネート系化合
物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有
機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング
剤で予備処理して使用することは、より優れた機械的強
度を得る意味において好ましい。
【0013】さらに、本発明に用いられる樹脂には、タ
ルク、カオリン、有機リン化合物、ポリエーテルエーテ
ルケトンなどの結晶核剤、次亜リン酸塩などの着色防止
剤、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミンなどの酸
化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線防止剤、着色剤、帯
電防止剤などの添加剤を添加することができる。
ルク、カオリン、有機リン化合物、ポリエーテルエーテ
ルケトンなどの結晶核剤、次亜リン酸塩などの着色防止
剤、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミンなどの酸
化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線防止剤、着色剤、帯
電防止剤などの添加剤を添加することができる。
【0014】
【実施例】ポリフェニレンサルファイド樹脂(”トレリ
ナ”A673M:東レ(株)製)を使用し、射出成形に
よって図1に示す水栓本体1の分割部X,Yを成形した
後、バルブ2とシールリング4を組み付けた状態で分割
部X,Yを超音波融着によって一体化して水栓を作製し
た。上記ポリフェニレンサルファイド樹脂は、A673
Mの熱伝導率が0.35W/m・K、ASTM D64
8に準じて行われる0.46MPaの荷重たわみ温度が
260℃、ASTM D638に準じて行われる引張強
度が150MPa、ASTM D256に準じて行われ
るノッチ付きアイゾット衝撃強度が170J/mであ
る。
ナ”A673M:東レ(株)製)を使用し、射出成形に
よって図1に示す水栓本体1の分割部X,Yを成形した
後、バルブ2とシールリング4を組み付けた状態で分割
部X,Yを超音波融着によって一体化して水栓を作製し
た。上記ポリフェニレンサルファイド樹脂は、A673
Mの熱伝導率が0.35W/m・K、ASTM D64
8に準じて行われる0.46MPaの荷重たわみ温度が
260℃、ASTM D638に準じて行われる引張強
度が150MPa、ASTM D256に準じて行われ
るノッチ付きアイゾット衝撃強度が170J/mであ
る。
【0015】この水栓をガス湯沸かし器を備えた配管に
接続し、外気温度20℃の雰囲気中で温度85℃の温水
を流し、60分間経過した時の水栓表面温度は32℃で
あった。また、上記水栓を配管に接続したままバルブの
開閉操作を1000回行ったが、水栓の破損は見られ
ず、内圧やウォーターハンマー現象に十分耐えることが
確認できた。
接続し、外気温度20℃の雰囲気中で温度85℃の温水
を流し、60分間経過した時の水栓表面温度は32℃で
あった。また、上記水栓を配管に接続したままバルブの
開閉操作を1000回行ったが、水栓の破損は見られ
ず、内圧やウォーターハンマー現象に十分耐えることが
確認できた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、流
体の通路を形成する水栓本体の一部又は全部を樹脂から
成形し、その樹脂の物性を特定したから、水圧やウォー
ターハンマー現象に耐えると共に、簡単な構造でありな
がら温水の通過による表面の加熱を抑えて火傷を防止す
る他、寒冷期における水栓内部の凍結を防止することが
できる。
体の通路を形成する水栓本体の一部又は全部を樹脂から
成形し、その樹脂の物性を特定したから、水圧やウォー
ターハンマー現象に耐えると共に、簡単な構造でありな
がら温水の通過による表面の加熱を抑えて火傷を防止す
る他、寒冷期における水栓内部の凍結を防止することが
できる。
【図1】本発明の実施形態からなる水栓を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施形態からなる水栓を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
1 水栓本体 1a 供給路 1b 排水路 2 バルブ 2a バルブの回転軸 3 取っ手 4 シールリング X,Y 水栓本体の分割部
Claims (3)
- 【請求項1】 流体の通路を開閉する水栓において、前
記流体の通路を形成する水栓本体の一部又は全部を、熱
伝導率が10W/m・K以下、ASTM D648に準
じて行われる0.46MPaの荷重たわみ温度が100
℃以上、ASTM D638に準じて行われる引張強度
が100MPa以上、ASTM D256に準じて行わ
れるノッチ付きアイゾット衝撃強度が90J/m以上の
樹脂から成形したことを特徴とする水栓。 - 【請求項2】 前記水栓本体の少なくとも流体と接する
部分を前記樹脂から成形した請求項1記載の水栓。 - 【請求項3】 前記樹脂がポリフェニレンサルファイド
樹脂である請求項1又は請求項2記載の水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020177A JP2001207494A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 水 栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000020177A JP2001207494A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 水 栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001207494A true JP2001207494A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18546783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000020177A Pending JP2001207494A (ja) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 水 栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001207494A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8366073B2 (en) | 2003-10-10 | 2013-02-05 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Resin member for valve |
JP2019082099A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水栓及びその製造方法 |
CN114802771A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-07-29 | 山东大学 | 一种基于水锤效应的机翼除冰装置及工作方法 |
-
2000
- 2000-01-28 JP JP2000020177A patent/JP2001207494A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8366073B2 (en) | 2003-10-10 | 2013-02-05 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Resin member for valve |
JP2019082099A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 水栓及びその製造方法 |
CN114802771A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-07-29 | 山东大学 | 一种基于水锤效应的机翼除冰装置及工作方法 |
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