JP2001204094A - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
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- JP2001204094A JP2001204094A JP2000014502A JP2000014502A JP2001204094A JP 2001204094 A JP2001204094 A JP 2001204094A JP 2000014502 A JP2000014502 A JP 2000014502A JP 2000014502 A JP2000014502 A JP 2000014502A JP 2001204094 A JP2001204094 A JP 2001204094A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種電気音響変換器に使用されるスピーカに
関するものであり、軽量で、内部損失が非常に高く、信
頼性にすぐれた高音用ドーム形状等のスピーカ用振動板
を用いたスピーカを提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 本発明のスピーカに用いるスピーカ用振
動板１１は樹脂フィルムを基材に、表面に発泡樹脂シー
トやエラストマー、不織布等を積層したものを加熱、加
圧成形して、所望の形状に成形したスピーカ用振動板と
したものであり、スピーカ用振動板の製造工程が簡単
で、バラツキが少なく、品質の良い、信頼性にすぐれた
高音用ドーム形状等のスピーカを提供することができる
ものである。
関するものであり、軽量で、内部損失が非常に高く、信
頼性にすぐれた高音用ドーム形状等のスピーカ用振動板
を用いたスピーカを提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 本発明のスピーカに用いるスピーカ用振
動板１１は樹脂フィルムを基材に、表面に発泡樹脂シー
トやエラストマー、不織布等を積層したものを加熱、加
圧成形して、所望の形状に成形したスピーカ用振動板と
したものであり、スピーカ用振動板の製造工程が簡単
で、バラツキが少なく、品質の良い、信頼性にすぐれた
高音用ドーム形状等のスピーカを提供することができる
ものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は各種音響機器に使用
されるドーム形のスピーカに関するものである。
されるドーム形のスピーカに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスピーカについて図３のドーム形
スピーカの断面図により説明する。
スピーカの断面図により説明する。
【０００３】同図において、１はヨーク、２はマグネッ
ト、３はトッププレートであり、ヨーク１とトッププレ
ート３は、マグネット２を挟持して環状の磁気空隙４を
形成している。５はボイスコイルボビン６に巻回された
ボイスコイルで、前記磁気空隙４の中に振動可能なよう
に吊下げられている。
ト、３はトッププレートであり、ヨーク１とトッププレ
ート３は、マグネット２を挟持して環状の磁気空隙４を
形成している。５はボイスコイルボビン６に巻回された
ボイスコイルで、前記磁気空隙４の中に振動可能なよう
に吊下げられている。
【０００４】７は金属の薄い箔で形成されたスピーカ用
振動板としてのドーム振動板で、ロール形状のエッジ８
はゴム系樹脂をコーティングにより表面に施して通気性
を無くした布で形成されたものである。このエッジ８の
外周部はスペーサ９の上に固定され、バッフル板１０で
挟持されている。
振動板としてのドーム振動板で、ロール形状のエッジ８
はゴム系樹脂をコーティングにより表面に施して通気性
を無くした布で形成されたものである。このエッジ８の
外周部はスペーサ９の上に固定され、バッフル板１０で
挟持されている。
【０００５】以上のように構成されたドーム形スピーカ
について以下その動作について説明する。
について以下その動作について説明する。
【０００６】まず、磁気空隙４には、ボイスコイル５が
吊下げられており、このボイスコイル５に電気信号が印
加されると、フレミングの左手の法則により、ボイスコ
イルボビン６を介してドーム振動板７を振動させ、発音
する。
吊下げられており、このボイスコイル５に電気信号が印
加されると、フレミングの左手の法則により、ボイスコ
イルボビン６を介してドーム振動板７を振動させ、発音
する。
【０００７】以上のように構成されたスピーカのドーム
状のドーム振動板７は上記金属箔以外にもポリイミド系
フィルム、ポリエチレンナフタレート樹脂フィルム等の
フィルムを単体、または布基材にゴム樹脂を含浸加工し
たシート成形物が用いられ、上記金属箔ではチタン、ア
ルミニウム等を成形したものが用いられるものである。
状のドーム振動板７は上記金属箔以外にもポリイミド系
フィルム、ポリエチレンナフタレート樹脂フィルム等の
フィルムを単体、または布基材にゴム樹脂を含浸加工し
たシート成形物が用いられ、上記金属箔ではチタン、ア
ルミニウム等を成形したものが用いられるものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のポ
リイミド系フィルム、ポリエチレンナフタレート樹脂フ
ィルム等の樹脂フィルムを成形して得られるスピーカ用
振動板は、軽量であり、剛性も良好であるが、内部損失
に欠けるために共振が発生し易いので、音質面に課題が
残る。一方、布基材にゴム樹脂を含浸加工したシートを
成形して得られるソフトドームからなるスピーカ用振動
板は内部損失が非常に高く、共振の少ない高音質を可能
にするが、素材が重く、音圧が低くなる。また布基材に
成形用樹脂として熱硬化性のフェノール樹脂およびゴム
系樹脂を含浸加工するなど製造工程が多いので品質面で
のバラツキ等の課題がある。
リイミド系フィルム、ポリエチレンナフタレート樹脂フ
ィルム等の樹脂フィルムを成形して得られるスピーカ用
振動板は、軽量であり、剛性も良好であるが、内部損失
に欠けるために共振が発生し易いので、音質面に課題が
残る。一方、布基材にゴム樹脂を含浸加工したシートを
成形して得られるソフトドームからなるスピーカ用振動
板は内部損失が非常に高く、共振の少ない高音質を可能
にするが、素材が重く、音圧が低くなる。また布基材に
成形用樹脂として熱硬化性のフェノール樹脂およびゴム
系樹脂を含浸加工するなど製造工程が多いので品質面で
のバラツキ等の課題がある。
【０００９】また、チタン、アルミニウム等の金属を成
形して得られるドーム形状等のスピーカ用振動板は剛性
が高く、高域帯域までの伸び（高域特性）が良好である
が、内部損失が小さいために共振が生じ易く、キーンと
いうピーク感が有る。上記、金属箔は伸び率が低いた
め、成形時にはある程度の材厚が必要であり、薄い場合
にはシワの発生や亀裂が生じる。比重が高いので音圧が
低くなる等の欠点を有するものである。
形して得られるドーム形状等のスピーカ用振動板は剛性
が高く、高域帯域までの伸び（高域特性）が良好である
が、内部損失が小さいために共振が生じ易く、キーンと
いうピーク感が有る。上記、金属箔は伸び率が低いた
め、成形時にはある程度の材厚が必要であり、薄い場合
にはシワの発生や亀裂が生じる。比重が高いので音圧が
低くなる等の欠点を有するものである。
【００１０】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、軽量で、内部損失が非常に高く耐熱性をはじめ信頼
性にすぐれた高音用ドーム形状のスピーカ用振動板を用
いたスピーカを提供することを目的とするものである。
で、軽量で、内部損失が非常に高く耐熱性をはじめ信頼
性にすぐれた高音用ドーム形状のスピーカ用振動板を用
いたスピーカを提供することを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスピーカは、樹脂フィルムを基材とし、この
表面に発泡樹脂シート、またはエラストマーまたは不織
布を積層したものを所望の形状に成形したスピーカ用振
動板を用いてスピーカを構成するものである。
に本発明のスピーカは、樹脂フィルムを基材とし、この
表面に発泡樹脂シート、またはエラストマーまたは不織
布を積層したものを所望の形状に成形したスピーカ用振
動板を用いてスピーカを構成するものである。
【００１２】上記スピーカ用振動板によって非常に内部
損失が高く、共振の少ない高音質のスピーカが実現でき
るものである。またドーム形状に成形する時、上記積層
した発泡樹脂等は内部損失が大きく且つ柔軟性を有する
ので、スピーカ用振動板を成形するとき、容易にドーム
成形を可能とするものであり、品質の安定したスピーカ
の提供を可能とするものである。
損失が高く、共振の少ない高音質のスピーカが実現でき
るものである。またドーム形状に成形する時、上記積層
した発泡樹脂等は内部損失が大きく且つ柔軟性を有する
ので、スピーカ用振動板を成形するとき、容易にドーム
成形を可能とするものであり、品質の安定したスピーカ
の提供を可能とするものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、樹脂フィルムを基材とし、この表面に発泡樹脂シー
トやエラストマーまたは不織布を積層したものを加熱、
加圧成形して得るスピーカ用振動板を用いたものであ
り、音圧が高く、バラツキが少なく、品質の良い、信頼
性にすぐれたスピーカの提供を可能とするものである。
は、樹脂フィルムを基材とし、この表面に発泡樹脂シー
トやエラストマーまたは不織布を積層したものを加熱、
加圧成形して得るスピーカ用振動板を用いたものであ
り、音圧が高く、バラツキが少なく、品質の良い、信頼
性にすぐれたスピーカの提供を可能とするものである。
【００１４】本発明の請求項２記載の発明は、請求項１
に記載のスピーカ用振動板の基材上の積層材としてポリ
ウレタン系樹脂フィルムまたはポリウレタン系発泡樹脂
フィルムまたは絹からなる不織布を用いたものであり、
このスピーカ用振動板を用いたスピーカは音圧が高く、
バラツキが少なく、品質の良い、信頼性にすぐれたスピ
ーカの提供を可能とするものである。
に記載のスピーカ用振動板の基材上の積層材としてポリ
ウレタン系樹脂フィルムまたはポリウレタン系発泡樹脂
フィルムまたは絹からなる不織布を用いたものであり、
このスピーカ用振動板を用いたスピーカは音圧が高く、
バラツキが少なく、品質の良い、信頼性にすぐれたスピ
ーカの提供を可能とするものである。
【００１５】本発明の請求項３記載の発明は、請求項１
に記載のスピーカ用振動板の基材用の樹脂フィルムとし
て、無延伸フィルムを用いることによって、無延伸フィ
ルムの軽量・高剛性、縦・横方向の物理強度の差異の少
なさという特長を生かし、より優れた成形後の変形の少
ないスピーカ用振動板を提供することが可能となり、こ
れを用いたスピーカも音圧が高く、バラツキが少なく、
品質の良い、信頼性にすぐれたものとすることができる
ものである。
に記載のスピーカ用振動板の基材用の樹脂フィルムとし
て、無延伸フィルムを用いることによって、無延伸フィ
ルムの軽量・高剛性、縦・横方向の物理強度の差異の少
なさという特長を生かし、より優れた成形後の変形の少
ないスピーカ用振動板を提供することが可能となり、こ
れを用いたスピーカも音圧が高く、バラツキが少なく、
品質の良い、信頼性にすぐれたものとすることができる
ものである。
【００１６】以下本発明の実施の形態を図１、図２によ
り説明する。
り説明する。
【００１７】（実施の形態１）図１は本発明のスピーカ
の要部であるスピーカ用振動板の断面図であり、図２は
同周波数音圧特性図である。
の要部であるスピーカ用振動板の断面図であり、図２は
同周波数音圧特性図である。
【００１８】まず、試料として基材１、基材２、基材３
および比較用基材Ａ、比較用基材Ｂ、比較用基材Ｃを作
成した。
および比較用基材Ａ、比較用基材Ｂ、比較用基材Ｃを作
成した。
【００１９】スピーカ用振動板の形状を図１の形状と
し、口径２５ｍｍのドーム形状とした。高さは１０ｍｍ
である。
し、口径２５ｍｍのドーム形状とした。高さは１０ｍｍ
である。
【００２０】基材１ ポリエチレンナフタレート樹脂フィルム３０μにポリウ
レタン発泡樹脂シートを接着装着した積層シート材を基
材１とした。発泡樹脂シートの発泡倍率は３０倍発泡を
用いた。接着剤としてはウレタン系を用いた。基材１の
重量は約６５〜７０ｇ／ｍ2である。
レタン発泡樹脂シートを接着装着した積層シート材を基
材１とした。発泡樹脂シートの発泡倍率は３０倍発泡を
用いた。接着剤としてはウレタン系を用いた。基材１の
重量は約６５〜７０ｇ／ｍ2である。
【００２１】基材２ ポリエチレンナフタレート樹脂フィルム３０μに柔軟性
のすぐれた２０μのウレタン樹脂フィルムをラミネート
加工した積層シート材を基材２とした。ウレタン樹脂フ
ィルムはフィルム加工時にポリエチレンナフタレート樹
脂フィルムに接合可能で、接着剤を必要としない。基材
２の重量は約６０〜６５ｇ／ｍ2である。
のすぐれた２０μのウレタン樹脂フィルムをラミネート
加工した積層シート材を基材２とした。ウレタン樹脂フ
ィルムはフィルム加工時にポリエチレンナフタレート樹
脂フィルムに接合可能で、接着剤を必要としない。基材
２の重量は約６０〜６５ｇ／ｍ2である。
【００２２】基材３ ポリエチレンナフタレート樹脂フィルム３０μに絹から
なる不織布等を接着により装着した積層シート材を基材
３とした。不織布の目付重量は３０ｇ／ｍ2である。接
着剤としてウレタン系を用いた。基材３の重量は約６５
〜７０ｇ／ｍ2である。
なる不織布等を接着により装着した積層シート材を基材
３とした。不織布の目付重量は３０ｇ／ｍ2である。接
着剤としてウレタン系を用いた。基材３の重量は約６５
〜７０ｇ／ｍ2である。
【００２３】比較用基材Ａ 従来のドーム形状のスピーカ用振動板の例として、ポリ
エチレンナフタレート樹脂フィルム５０μの基材Ａを得
た。基材Ａの重量は約６０〜６５ｇ／ｍ2である。
エチレンナフタレート樹脂フィルム５０μの基材Ａを得
た。基材Ａの重量は約６０〜６５ｇ／ｍ2である。
【００２４】比較用基材Ｂ 従来のドーム形状のスピーカ用振動板の他の例として、
アルミニウム金属箔３０μ（ドーム形状に成形するため
に３０μ以下は成形不可）の基材Ｂを得た。基材Ｂの重
量は約８０〜８５ｇ／ｍ2である。
アルミニウム金属箔３０μ（ドーム形状に成形するため
に３０μ以下は成形不可）の基材Ｂを得た。基材Ｂの重
量は約８０〜８５ｇ／ｍ2である。
【００２５】比較用基材Ｃ 従来のドーム形状のスピーカ用振動板の他の例として、
布地にゴム樹脂を含浸加工したシート基材Ｃを得た。基
材Ｃの重量は約９５〜１００ｇ／ｍ2である。
布地にゴム樹脂を含浸加工したシート基材Ｃを得た。基
材Ｃの重量は約９５〜１００ｇ／ｍ2である。
【００２６】上記振動板用の基材について図１により、
より詳細に説明すると、基材１からなるスピーカ用振動
板１１はドーム形状に成形する時、ポリエチレンナフタ
レートフィルム１２に発泡ウレタンシート１３を装着し
て形成される。発泡ウレタンシート１３自体は伸率が良
好で、柔軟性を有するので、スピーカ用振動板１１は成
形時に金型に対して発泡ウレタンシート１３のクッショ
ン的な効果によって、良好な成形性を有するものとな
る。
より詳細に説明すると、基材１からなるスピーカ用振動
板１１はドーム形状に成形する時、ポリエチレンナフタ
レートフィルム１２に発泡ウレタンシート１３を装着し
て形成される。発泡ウレタンシート１３自体は伸率が良
好で、柔軟性を有するので、スピーカ用振動板１１は成
形時に金型に対して発泡ウレタンシート１３のクッショ
ン的な効果によって、良好な成形性を有するものとな
る。
【００２７】ポリエチレンナフタレートフィルム１２は
無延伸フィルムを用いている。延伸ィルムでも効果はあ
るが、無延伸フィルムを用いることにより、より優れ
た、成形後の変形の少ないスピーカ用振動板１１を提供
することが可能となる。
無延伸フィルムを用いている。延伸ィルムでも効果はあ
るが、無延伸フィルムを用いることにより、より優れ
た、成形後の変形の少ないスピーカ用振動板１１を提供
することが可能となる。
【００２８】以上のスピーカ用振動板１１は適度の剛性
を有するポリエチレンナフタレートフィルム１２と高い
内部損失を有する発泡ウレタンシート１３とから構成さ
れるので、共振の少ない高音質のスピーカが実現でき
る。
を有するポリエチレンナフタレートフィルム１２と高い
内部損失を有する発泡ウレタンシート１３とから構成さ
れるので、共振の少ない高音質のスピーカが実現でき
る。
【００２９】なお、フィルム成形条件としては上記構成
のシートを温度１５０℃〜１６０℃に５秒間〜１０秒間
加熱し、金型へ挿入して加圧成形後、１００℃以下に冷
却してから金型より取り出すことにより目的のスピーカ
用振動板１１を得ることができる。樹脂フィルムの材質
を変えても同等の効果が得られるので、説明は省略す
る。
のシートを温度１５０℃〜１６０℃に５秒間〜１０秒間
加熱し、金型へ挿入して加圧成形後、１００℃以下に冷
却してから金型より取り出すことにより目的のスピーカ
用振動板１１を得ることができる。樹脂フィルムの材質
を変えても同等の効果が得られるので、説明は省略す
る。
【００３０】上記基材１〜３および比較用基材Ａ〜Ｃの
物理特性、伸び率、密度、成形性を比較を（表１）に上
記スピーカ用振動板を用いたスピーカの特性を（図２）
に示す。
物理特性、伸び率、密度、成形性を比較を（表１）に上
記スピーカ用振動板を用いたスピーカの特性を（図２）
に示す。
【００３１】図２（ａ）は基材１によるスピーカ用振動
板を用いたスピーカの周波数音圧特性であり、図２
（ｂ）は比較用基材Ａによるものであり、図２（ｃ）は
比較用基材Ｃによるものである。
板を用いたスピーカの周波数音圧特性であり、図２
（ｂ）は比較用基材Ａによるものであり、図２（ｃ）は
比較用基材Ｃによるものである。
【００３２】この図２から明らかなように、基材１のス
ピーカ用振動板を用いたスピーカは音圧が高く、高域ま
での音域再生が可能であるばかりでなく、高音域でのピ
ークが少ない低歪みスピーカとなっていることが確認さ
れた。
ピーカ用振動板を用いたスピーカは音圧が高く、高域ま
での音域再生が可能であるばかりでなく、高音域でのピ
ークが少ない低歪みスピーカとなっていることが確認さ
れた。
【００３３】
【表１】
【００３４】また、（表１）から明らかなように、本実
施の形態によるスピーカ用振動板は重量、剛性、伸び率
が良好となるので、成形性の点で、優れた効果が得られ
ることが確認された。
施の形態によるスピーカ用振動板は重量、剛性、伸び率
が良好となるので、成形性の点で、優れた効果が得られ
ることが確認された。
【００３５】
【発明の効果】以上のように本発明のスピーカに用いる
スピーカ用振動板として樹脂フィルムを基材とし、これ
に発泡樹脂シートやエラストマー、不織布等を積層した
ものを成形して形成したので、共振の少ない高音質のス
ピーカが実現できると同時に、重量面においても軽量で
音圧が高く、製造工程が簡単で、バラツキの少ない品質
の良好なる高音用ドーム形状のスピーカを提供すること
ができる。
スピーカ用振動板として樹脂フィルムを基材とし、これ
に発泡樹脂シートやエラストマー、不織布等を積層した
ものを成形して形成したので、共振の少ない高音質のス
ピーカが実現できると同時に、重量面においても軽量で
音圧が高く、製造工程が簡単で、バラツキの少ない品質
の良好なる高音用ドーム形状のスピーカを提供すること
ができる。
【図１】本発明のスピーカの要部であるスピーカ用振動
板の断面図
板の断面図
【図２】（ａ）本実施の形態のスピーカの音圧周波数特
性図 （ｂ）従来のスピーカの音圧周波数特性図 （ｃ）他の従来のスピーカの音圧周波数特性図
性図 （ｂ）従来のスピーカの音圧周波数特性図 （ｃ）他の従来のスピーカの音圧周波数特性図
【図３】従来のドーム形のスピーカの断面図
１１ スピーカ用振動板 １２ ポリエチレンナフタレートフィルム １３ 発泡ウレタンシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 吾朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 5D016 AA08 AA14 CA05 CA08 DA01 EA02 EC11 FA03 JA06
Claims (3)
- 【請求項１】 樹脂フィルムを基材とし、この基材上の
積層材として表面に発泡樹脂シートまたはエラストマー
または不織布を積層したものを加熱、加圧成形して得る
スピーカ用振動板を用いたスピーカ。 - 【請求項２】 樹脂フィルムであるポリエチレンナフタ
レート樹脂フィルムを基材として、ポリウレタン系樹脂
フィルムまたは、ポリウレタン系発泡樹脂フィルムまた
は、絹からなる不織布を積層したスピーカ用振動板を用
いた請求項１に記載のスピーカ。 - 【請求項３】 樹脂フィルムとして無延伸フィルムを用
いた請求項１記載のスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000014502A JP2001204094A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000014502A JP2001204094A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001204094A true JP2001204094A (ja) | 2001-07-27 |
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ID=18541951
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000014502A Pending JP2001204094A (ja) | 2000-01-24 | 2000-01-24 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001204094A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006287830A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Foster Electric Co Ltd | 電気音響変換器用振動板の製造方法および電気音響変換器用振動板 |
| KR100834075B1 (ko) * | 2006-07-26 | 2008-06-02 | 엔피텍주식회사 | 마이크로 스피커용 진동판 및 마이크로스피커 |
| JP2009296279A (ja) * | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Bifristec Kk | マイクロホン |
| CN1984508B (zh) * | 2005-07-21 | 2012-08-08 | 索尼株式会社 | 音盆膜及音盆膜的制作方法 |
| JP5010734B2 (ja) * | 2009-08-03 | 2012-08-29 | 三菱重工業株式会社 | 風力発電装置及びその組み立て方法 |
| CN103686547A (zh) * | 2013-12-09 | 2014-03-26 | 歌尔声学股份有限公司 | 一种扬声器振膜及其制造方法 |
| JP2015111796A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-06-18 | 株式会社デルタツーリング | 音響装置及びヘッドレスト |
-
2000
- 2000-01-24 JP JP2000014502A patent/JP2001204094A/ja active Pending
Cited By (8)
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