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JP2001202475A - 文字認識装置及び文字認識装置の制御方法 - Google Patents

文字認識装置及び文字認識装置の制御方法

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JP2001202475A
JP2001202475A JP2000009684A JP2000009684A JP2001202475A JP 2001202475 A JP2001202475 A JP 2001202475A JP 2000009684 A JP2000009684 A JP 2000009684A JP 2000009684 A JP2000009684 A JP 2000009684A JP 2001202475 A JP2001202475 A JP 2001202475A
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JP
Japan
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recognition
Prior art date
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JP2000009684A
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Takashi Ishitani
高志 石谷
Koichi Harada
晃一 原田
Koichi Mizote
弘一 溝手
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 認識すべき画像データを読み込んでその中の
文字情報を認識させる場合、特にレイアウトがほとんど
同じ名刺の文字情報を認識させる場合に、簡単な操作
で、かつ正確に文字認識を行うことができる文字認識装
置及び文字認識装置の制御方法を提供することである。 【解決手段】 読み込んで表示部5に表示した画像デー
タの、文字認識が必要なエリアを文字認識必要エリア指
定部6で指定してテンプレートとして設定し、テンプレ
ート格納部8に格納しておき、テンプレート選択部9に
よって、格納したテンプレートの中から選択されたテン
プレートを用いて、画像データ中の認識すべき文字が存
在するエリア内の文字を認識処理部11によって認識す
ることで実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、認識すべき文字を
含む画像データを読み込み、文字認識を行う文字認識装
置に関するもので、特に、名刺情報を読み込んで認識す
る文字認識装置及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、名刺の画像データを利用して、氏
名、会社名、住所、電話番号等を認識して、認識結果を
活用するといった名刺認識装置が普及してきており、そ
のため名刺の画像データからの認識精度の向上が従来か
ら課題となってきている。そこでこの課題を解決すべく
いろいろな手法が検討されてきている。
【0003】例えば、特開平10−55413号公報に
は、文字認識の精度が向上し、操作性のよい名刺読取り
装置が開示されている。これは、名刺を画像データとし
て取り込み、取り込んだ画像データを表示し、文字認識
させる範囲を入力するとともに、その入力した文字認識
範囲を住所録データのどの属性に保存するかを指定し、
指定した属性に応じた文字認識用辞書を用いて文字認識
を行い、住所録データを作成するといったものである。
つまり、指定した属性に応じた文字認識用辞書を用いて
文字認識を行うことから、文字の認識精度は向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
載の技術においては、なお以下のような課題を有してい
る。
【0005】特開平10−55413号公報に記載の技
術では、名刺1枚毎に文字認識させる範囲を指定し、そ
の範囲の文字をどの属性に対応させるかを設定する必要
がある。そのため、入力したい名刺の数が多数になれば
なるほど、ユーザにとって面倒な作業を要求することに
なり、操作性の面で問題があった。特に、通常の名刺交
換の場面を考えると、同一会社の名刺情報を入力すると
いった場合が多く、同一会社の名刺の場合は、会社名、
氏名、住所等のレイアウトは、ほとんど同じである場合
が多いにもかかわらず、属性の設定を繰り返して行わな
ければならなかった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、具体的には、
名刺に記載されている文字情報を認識させる場合、特に
同一会社の名刺など、レイアウトがほとんど同じ名刺の
文字情報を認識させる場合に、操作者が簡単な操作で、
かつ正確に文字認識を行うことができる文字認識装置及
び文字認識装置の制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における文字認識
装置は、認識対象となる画像データを読み込んで画像デ
ータ中の文字を認識する文字認識装置において、読み込
んだ画像データを表示する表示手段と、前記表示手段に
表示されたデータの認識すべき文字が存在するエリアを
テンプレートとして設定する文字認識エリア設定手段
と、前記文字認識エリア設定手段にて設定しているテン
プレートを格納するテンプレート格納手段と、前記テン
プレート格納手段にて格納しているテンプレートから任
意のテンプレートを選択するテンプレート選択手段と、
前記テンプレート選択手段にて選択したテンプレートを
用いて、画像データ中の認識すべき文字が存在するエリ
ア内における文字を認識する文字認識手段と、から構成
されることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明における文字認識装置は、
前記認識すべき文字が存在するエリア内における文字を
認識する際の認識区分を設定する認識区分設定手段と、
前記認識区分設定手段にて設定した認識区分を前記テン
プレート格納手段にテンプレートとして格納する認識区
分格納手段とを有し、前記テンプレートを選択した際
に、設定されている認識すべき文字が存在するエリア及
び認識区分を用いて文字認識を行うことを特徴とする。
【0009】さらに、本発明における文字認識装置は、
前記表示手段に表示される画像データにおける文字列配
置情報を検出する文字列配置情報検出手段と、文字列配
置情報検出手段にて検出した文字列配置情報と、前記テ
ンプレート格納手段にて格納されているテンプレートと
を比較するテンプレート比較手段と、テンプレート比較
手段にて比較した結果、文字列配置情報とテンプレート
とが一致した場合に、該一致したテンプレートを抽出す
る一致テンプレート抽出手段と、一致テンプレート抽出
手段にて抽出したテンプレートを用いて画像データ中の
認識すべき文字が存在するエリア内における文字を認識
することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明における文字認識装置は、
前記認識対象となる画像データは名刺情報とすることを
特徴とする。
【0011】また、本発明における文字認識装置の制御
方法は、認識対象となる画像データを読み込んで画像デ
ータ中の文字を認識する文字認識装置の制御方法であっ
て、読み込んだ画像データを表示手段に表示し、表示し
たデータの認識すべき文字が存在するエリアを前記文字
認識エリア設定手段にてテンプレートとして設定し、設
定したテンプレートを前記テンプレート格納手段に格納
し、格納したテンプレートから前記テンプレート選択手
段にて任意のテンプレートを選択し、選択したテンプレ
ートを用いて、画像データ中の認識すべき文字が存在す
るエリア内における文字を文字認識手段にて認識するこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における文字認識
装置及び文字認識装置の制御方法の実施形態に関して図
面を用いて詳細に説明する。尚、ここではわかりやすく
するために認証情報設定装置を電子機器として説明す
る。また、この電子機器は、以下に記載されている機能
を備えた内容のものであれば、どのようなものであって
もかまわない。例えば、電子手帳や携帯情報端末、PH
Sや携帯電話、パソコンやワープロ、ATMやCD等の
銀行端末、POSやECR等の機器であってもよく、さ
らには、これ以外に個人認証を必要とする機器であれ
ば、すべて適用できる内容のものである。
【0013】[第1の実施例]図1は、本発明の第1の
実施例である文字認識装置の構成を示すブロック図であ
る。文字認識装置1は、認識すべき画像データを読み込
む画像データ読み込み部2と、画像データ読み込み部2
で読み込んだ画像データを格納しておく画像データ格納
部3と、画像データ格納部3から認識する画像データを
抽出する画像データ抽出部4と、画像データ抽出部4で
抽出した画像データを表示する表示部5と、表示部5に
表示されているデータにおいて、画像データ中の認識が
必要なエリアを指定する文字認識必要エリア指定部6
と、文字認識必要エリア指定部6で指定したエリア中の
文字の属性を設定する文字列属性設定部7と、文字認識
必要エリア指定部6で指定したエリア及び文字列属性設
定部7で設定した文字列属性をテンプレートの形で記憶
するテンプレート格納部8と、テンプレート格納部8に
格納されているテンプレートから使用するテンプレート
を選択するテンプレート選択部9と、テンプレート選択
部9で選択したテンプレートを用いて画像データ抽出部
4で抽出した画像データから認識が必要なエリアを切り
出す認識必要エリア切り出し部10と、認識必要エリア
切り出し部10で切り出したエリアに含まれている文字
を認識する認識処理部11と、認識処理部11で認識し
た結果を格納する認識結果格納部12と、さらに、図示
していないが、全体を制御するCPUと、全体を制御す
るためのプログラム等が格納されているROMと、プロ
グラムを実行させるにあたり必要となるワークエリア等
を確保するRAMと、文字認識装置を操作させるための
操作部等から構成されている。
【0014】画像データ読み込み部2は、OCR等のス
キャナであってもよいし、他の機器が読み込んだデータ
を通信等によって受信する形態であっても構わない。
【0015】文字認識必要エリア指定部6は、例えばタ
ッチパネルであり、表示部5と一体化された構造になっ
ている。
【0016】文字認識必要エリア指定部6における文字
認識必要エリアの設定方法について、図2を用いて詳細
に説明する。
【0017】図2(a)は、表示画面に画像データが表
示されている状態を示す図である。文字認識が必要な部
分をユーザがタッチペン等で囲む操作をしたところであ
る。
【0018】文字認識が必要な部分を囲むと、囲い込ま
れたエリアを内部に含む長方形が求められる。図2
(b)は、この求めた長方形の一例を示す図である。長
方形を構成する辺は、表示画面の外枠と平行または直交
の関係になっており、この長方形を文字認識必要エリア
として設定する。尚、文字認識が必要な部分を囲んで、
その囲まれたエリアの内部に長方形を求める方法は、上
記[従来の技術]特開平10−55413号公報に記載
されている技術で実現できし、あるいはそれ以外の従来
より広く使用されている公知技術であってもよい。
【0019】設定した長方形のエリアは、表示画面の左
上頂点を原点(0,0)とする相対座標で、長方形の左
上及び右下の位置が検出され、テンプレートとしてテン
プレート格納部8に格納される。図2(c)は、文字認
識必要エリアを座標で示した状態の一例を示す図であ
る。尚、図中の“×”は、求める点の座標を示してお
り、図2(c)の場合は、点A1(0,0)が表示画面
の左上座標を、点A2(160,60)が表示画面の右
下座標を表している。
【0020】また、名刺を読み込んだ画像データ等の場
合のように、氏名として認識してほしい部分や、会社名
として認識してほしい部分が予め決まっている場合に
は、上述の方法によって文字認識が必要なエリアを設定
した段階で、そのエリア内の文字を氏名として認識して
ほしいとか、会社名として認識してほしいとかいったよ
うに、認識区分を設定することも可能である。この場合
は、文字認識が必要なエリアを設定した後、メニュー表
示等で認識区分を設定するようにしてもよいし、あるい
は、キーボード等で認識区分を入力するようにしてもよ
い。認識区分が設定されると、そのエリア内の文字は、
設定された認識区分として認識される。
【0021】テンプレートの概念及び文字認識必要エリ
アに対するテンプレートの座標データの格納方法につい
て、図3を用いて詳細に説明する。図3(a)は、テン
プレートの概念を示す図であり、図3(b)及び(c)
は、該テンプレートの格納例である。
【0022】上記説明において設定された文字認識必要
エリアの座標や認識区分は、図3(a)に示すようなテ
ンプレートとしてテンプレート格納部8に格納される。
ここでは文字認識必要エリアの左上の座標P1(30,
10)と右下の座標P2(100,20)で囲まれたエ
リアが<会社名>という認識区分で、左上の座標Q1
(60,30)と右下の座標Q2(120,40)で囲
まれたエリアが<氏名>という認識区分で、それぞれ設
定されて格納しているテンプレートであることを示して
いる。尚、点B1(0,0)は表示画面の左上座標を、
点B2(160,60)は表示画面の右下座標を表して
いる。
【0023】また、テンプレート格納部8には複数のテ
ンプレート情報が格納されている。図3(b)はその格
納例である。個々のテンプレートは、何番目のテンプレ
ートであるかを示すテンプレートNo.と、次のテンプ
レートの先頭アドレス(テンプレートNo.を示す部
分)と、そのテンプレートにおける認識必要エリア数
と、及び各認識必要エリアの詳細情報とから構成されて
いる。
【0024】テンプレートNo.の個所には、1から順
番にテンプレートの番号が格納されており、テンプレー
ト終了コード(例えば0xFF)が格納されていると、
テンプレート情報の格納がここで終了していることを示
している。
【0025】図3(c)は各認識必要エリアの詳細情報
の格納例である。認識必要エリアの左上の座標、認識必
要エリアの右下の座標、そのエリア中における認識区
分、及びそのエリアを認識する際に用いる辞書ROMが
それぞれ認識必要エリアの数だけ格納されている。認識
する際に用いる辞書ROMは、その辞書ROMの名前で
格納してもよいし、辞書ROMが格納されている開始ア
ドレスが格納されていてもよい。
【0026】上記テンプレートを用いて画像を読み込ん
だ後の認識処理の流れについて、図4のフローチャート
を用いて詳細に説明する。
【0027】認識すべき画像データを画像データ抽出部
4で抽出する(ステップS1)。画像データを抽出した
後、抽出した画像データを表示部5に表示する(ステッ
プS2)。表示されている画像データを認識させるのに
用いるテンプレートをテンプレート選択部9で選択する
(ステップS3)。この選択は、ステップS2において
表示している画像データの上に、テンプレート格納部8
に格納されているテンプレートを順に原点(左上の座
標)を重ねて表示していき、最も適したテンプレートを
ユーザが選択することで、実現できる。
【0028】適したテンプレートがあったかどうかの判
定を行い(ステップS4)、テンプレートが存在しなか
った場合には、ユーザが表示されている画像データの上
から文字認識必要エリア及び認識区分を指定する(ステ
ップS5)。
【0029】ステップS4においてテンプレートが存在
した場合、及びステップS5においてユーザがテンプレ
ートを新規に作成した後、選択または新規作成したテン
プレートを用いて認識必要エリアに相当する画像データ
を認識必要エリア切り出し部10によって切り出す(ス
テップS6)。
【0030】切り出しを行った後、切り出した画像デー
タをテンプレートとして保存されている認識区分に応じ
て、認識用辞書ROMを用いて認識処理を行う(ステッ
プS7)。認識処理後、認識結果を認識結果格納部12
に格納する(ステップS8)。
【0031】このステップS6からステップS8までの
作業を、テンプレートに保存されている認識必要エリア
が全て終了するまで繰り返す。
【0032】上記操作によって、表示されている画像デ
ータに対して適当なテンプレートを用いて認識処理を行
うことができるようになる。
【0033】以上、認識すべき文字が存在するエリアを
表示エリア内で一意的に決まる情報を用いてテンプレー
トとして設定し、このテンプレートを保存、利用するよ
うにしたので、認識すべき画像データを読み込んだ際
に、画像テンプレートを選択するだけで、簡単にかつ正
確に文字認識を行うことができるようになる。
【0034】[第2の実施例]図5は、本発明の第2の
実施例である文字認識装置の構成を示すブロック図であ
る。文字認識装置20は、図1の文字認識装置1と比べ
て、文字認識必要エリア指定部6と、文字列属性設定部
7と、テンプレート選択部9を取り去り、代わりに、表
示部5に表示している画像から文字のレイアウトを判別
するレイアウト判別部21と、レイアウト判別部21で
判別したレイアウトとテンプレート格納部9に格納され
ているテンプレートのレイアウトとを比較するレイアウ
ト比較部22と、レイアウト比較部22で比較した結果
レイアウトが一致していると判断した場合に、そのテン
プレートを文字認識用として抽出するテンプレート抽出
部23とが付加された以外は、図1の文字認識装置1と
同じである。
【0035】レイアウト判別部21は、画像データ抽出
部4で抽出した画像データから文字の切り出し処理を行
い、どのような配列で文字が並んでいるかといったレイ
アウトを判別する。このレイアウト判別については、公
知技術である画像データからの文字認識技術を用いれば
よい。但し、このときは、文字の認識までを行う必要は
ない。
【0036】上記の構成により、レイアウトを判別した
後、テンプレート格納部9に格納されているテンプレー
トの文字認識必要エリアと、上記判別したレイアウトと
をレイアウト比較部22で比較し、一致するものがあれ
ば、そのテンプレートを用いて文字認識を行い、認識結
果を認識結果格納部12に格納する。
【0037】さらに、テンプレートの文字認識必要エリ
アと、レイアウト判別部21で判別したレイアウトとが
一致した場合に、このテンプレートを用いて認識を行っ
てよいかどうかをユーザに確認するようにすれば、ユー
ザの意図している認識が簡単に、かつ正確にできるよう
になる。
【0038】テンプレート抽出部23のテンプレート抽
出方法について、図6を用いて詳細に説明する。
【0039】図6(a)は、抽出した画像データから判
別した文字のレイアウトの例であり、○が一つの文字に
相当する。図6(b)及び(c)は、(a)のレイアウ
トの上に異なるテンプレート情報を持つテンプレートを
重ね合わせて表示させた例である。
【0040】太枠b1、b2及びc1、c2で囲んだ部
分は、テンプレートの文字認識必要エリアである。ま
た、“<>”として記載してある部分b3、b4及びc
3、c4は、文字認識必要エリアの認識区分であること
をそれぞれ示している。これをもとに(a)に示すレイ
アウトが、(b)及び(c)に示しているテンプレート
の文字認識必要エリアと一致するかどうかを判別する。
【0041】(b)のテンプレートの場合は、認識区分
が“<氏名>”の文字認識必要エリアb2は(a)のレ
イアウトと一致しているが、認識区分が“<会社名>”
の文字認識必要エリアb1については、(a)のレイア
ウトと一致していない。そのため、(b)のテンプレー
トと(a)のレイアウトとは一致しているとはいえな
い。
【0042】(c)のテンプレートの場合は、認識区分
が“<会社名>”の文字認識必要エリアc1も“<氏名
>”の文字認識必要エリアc2も、(a)のレイアウト
と一致している。そのため、(c)のテンプレートがテ
ンプレート抽出部23で抽出されることになる。
【0043】上述の方法で、認識すべき画像データを読
み込んだ後、画像データのレイアウトを抽出し、このレ
イアウトに一致したテンプレートを抽出し、ユーザーが
テンプレートを選択することなく抽出したテンプレート
によって、正確な文字認識をすることができるようにな
る。
【0044】さらに、例えば、表示されている画像デー
タにおける色情報を抽出し、この抽出した色情報を利用
してレイアウトの判別を行うようにすることで、社名等
のロゴがある特定の色になっている場合に、その色を指
定することにより、容易にかつ正確にその色によって表
示されている文字を認識させることができるようにな
る。
【0045】尚、上記第1及び第2の実施例において
は、対象とする画像データを名刺情報として説明してき
たが、それに限定されるものではない。例えば、4コマ
等のマンガであってもよいし、地図情報(地図の場合、
特定の位置に説明文が記載されている)や、図鑑や、一
般の書籍であってもよい。
【0046】以上、本発明においては、認識すべき文字
が存在するエリアを表示エリア内で一意的に決まる情報
を用いてテンプレートとして設定し、このテンプレート
を保存、利用するようにしたので、認識すべき画像デー
タを読み込んだ際に、画像テンプレートを選択するだけ
で、簡単にかつ正確に文字認識を行うことができるよう
になる。また、一度作成したテンプレートを次回から使
用することができるため、同じフォーマットのデータを
認識させる場合に効率良く認識させることができるよう
になる。
【0047】さらに、文字認識が必要なエリア内の認識
区分を設定し、上記設定した認識区分をテンプレートと
して格納し、このテンプレートを利用して文字認識を行
うようにしたため、おのおのの文字認識が必要なエリア
に対し、的確な辞書を用いて、より正確な文字認識を行
うことができるようになる。
【0048】さらに、表示手段中の画像データにおける
文字列配置情報を検出し、検出した文字列配置情報と、
格納されているテンプレートとを比較し、比較した結
果、文字列配置情報とテンプレートとが一致した場合
に、該一致したテンプレートを抽出し、抽出したテンプ
レートを用いて画像データ中の文字認識が必要なエリア
内における文字を認識するようにしたため、テンプレー
トを毎回毎回選択しなくても、文字の配置情報に従って
自動的にテンプレートを抽出し、文字認識が行えること
から操作性を良くすることができるようになる。
【0049】さらに、上記実施例においては、認識対象
とする画像データを特に名刺情報とすることを特徴とし
ているため、会社名、氏名等の複数の項目が記載されて
いる名刺情報を簡単に効率良く、かつ正確に認識するこ
とができるようになる。
【0050】尚、ここまで挙げた実施形態における内容
は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載に限定され
るものではない。
【0051】
【発明の効果】本発明における文字認識装置及び文字認
識装置の制御方法においては、以下の効果が得られる。
【0052】認識すべき文字が存在するエリアを表示エ
リア内で一意的に決まる情報を用いてテンプレートとし
て設定し、このテンプレートを保存、利用するようにし
たので、認識すべき画像データを読み込んだ際に、画像
テンプレートを選択するだけで、簡単にかつ正確に文字
認識を行うことができるようになる。また、一度作成し
たテンプレートを次回から使用することができるため、
同じフォーマットのデータを認識させる場合に効率良く
認識させることができるようになる。
【0053】さらに、文字認識が必要なエリア内の認識
区分を設定し、上記設定した認識区分をテンプレートと
して格納し、このテンプレートを利用して文字認識を行
うようにしたため、おのおのの文字認識が必要なエリア
に対し、的確な辞書を用いて、より正確な文字認識を行
うことができるようになる。
【0054】さらに、表示手段中の画像データにおける
文字列配置情報を検出し、検出した文字列配置情報と、
格納されているテンプレートとを比較し、比較した結
果、文字列配置情報とテンプレートとが一致した場合
に、該一致したテンプレートを抽出し、抽出したテンプ
レートを用いて画像データ中の文字認識が必要なエリア
内における文字を認識するようにしたため、テンプレー
トを毎回毎回選択しなくても、文字の配置情報に従って
自動的にテンプレートを抽出し、文字認識を行う操作性
の良い文字認識装置が提供できるようになる。
【0055】さらに、認識対象とする画像データを特に
名刺情報とすることを特徴としているため、会社名、氏
名等の複数の項目が記載されている名刺情報を簡単に効
率良く、かつ正確に認識することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字認識装置の第1の実施例での構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の文字認識装置における文字認識必要エ
リアの設定方法を示す図である。
【図3】本発明の文字認識装置で用いられるテンプレー
トの概略及びその格納状態を示す図である。
【図4】本発明の文字認識装置におけるテンプレートを
用いた認識処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の文字認識装置の第2の実施例での構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の文字認識装置の第2の実施例における
画像データから文字のレイアウトを判別した例、及びテ
ンプレートと比較している例を示す図である。
【符号の説明】
1 文字認識装置 2 画像データ読み込み部 3 画像データ格納部 4 画像データ抽出部 5 表示部 6 文字認識必要エリア指定部 7 文字列属性設定部 8 テンプレート格納部 9 テンプレート選択部 10 認識必要エリア切り出し部 11 認識処理部 12 認識結果格納部 20 文字認識装置 21 レイアウト判別部 22 レイアウト比較部 23 テンプレート抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝手 弘一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5B029 AA01 BB02 CC26 CC27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 認識対象となる画像データを読み込んで
    画像データ中の文字を認識する文字認識装置において、 読み込んだ画像データを表示する表示手段と、 前記表示手段に表示されたデータの認識すべき文字が存
    在するエリアをテンプレートとして設定する文字認識エ
    リア設定手段と、 前記文字認識エリア設定手段にて設定しているテンプレ
    ートを格納するテンプレート格納手段と、 前記テンプレート格納手段にて格納しているテンプレー
    トから任意のテンプレートを選択するテンプレート選択
    手段と、 前記テンプレート選択手段にて選択したテンプレートを
    用いて、画像データ中の認識すべき文字が存在するエリ
    ア内における文字を認識する文字認識手段と、から構成
    されることを特徴とする文字認識装置。
  2. 【請求項2】 前記認識すべき文字が存在するエリア内
    における文字を認識する際の認識区分を設定する認識区
    分設定手段と、 前記認識区分設定手段にて設定した認識区分を前記テン
    プレート格納手段にテンプレートとして格納する認識区
    分格納手段とを有し、 前記テンプレートを選択した際に、設定されている認識
    すべき文字が存在するエリア及び認識区分を用いて文字
    認識を行うことを特徴とする請求項1記載の文字認識装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段に表示される画像データに
    おける文字列配置情報を検出する文字列配置情報検出手
    段と、 文字列配置情報検出手段にて検出した文字列配置情報
    と、前記テンプレート格納手段にて格納されているテン
    プレートとを比較するテンプレート比較手段と、 テンプレート比較手段にて比較した結果、文字列配置情
    報とテンプレートとが一致した場合に、該一致したテン
    プレートを抽出する一致テンプレート抽出手段と、 一致テンプレート抽出手段にて抽出したテンプレートを
    用いて画像データ中の認識すべき文字が存在するエリア
    内における文字を認識することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の文字認識装置。
  4. 【請求項4】 前記認識対象となる画像データは名刺情
    報とすることを特徴とする請求項1乃至3記載の文字認
    識装置。
  5. 【請求項5】 認識対象となる画像データを読み込んで
    画像データ中の文字を認識する文字認識装置の制御方法
    であって、 読み込んだ画像データを表示手段に表示し、 表示したデータの認識すべき文字が存在するエリアを前
    記文字認識エリア設定手段にてテンプレートとして設定
    し、 設定したテンプレートを前記テンプレート格納手段に格
    納し、 格納したテンプレートから前記テンプレート選択手段に
    て任意のテンプレートを選択し、 選択したテンプレートを用いて、画像データ中の認識す
    べき文字が存在するエリア内における文字を文字認識手
    段にて認識することを特徴とする文字認識装置の制御方
    法。
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