JP2001282785A - 文書画像処理装置およびそのための方法、ならびに文書画像処理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents
文書画像処理装置およびそのための方法、ならびに文書画像処理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体Info
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Abstract
線分を引くことで体裁良くして該任意文字列の画像を修
飾できる。 【解決手段】 表示部2に表示された文書画像中の線を
引きたい任意の文字列の画像に対応して、線入力部3を
介して手書きで線分を引くだけで、曲線修正部5および
透過処理部71により、該任意文字列の画像に重ねて、
かつ該任意文字列画像が該直線を透過して表示されるよ
うにして直線として引かれる。このように、ユーザは、
所望する任意文字列に対応して手書きで線分を引くだけ
で、該任意文字列の視認性を損なわず、該手書き線分を
体裁よく直線として引くことができる。それゆえに、該
任意文字列に対して蛍光ペンで定規を用いて直線を上書
きしたのと同様の効果を、簡単に得ることが出来る。
Description
画像に対して手書きで入力された線分を表示する文書画
像処理装置および文書画像処理方法、ならびに文書画像
処理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記
録媒体に関し、特に、所望される文字列に対応して手書
き入力された線分を処理して表示する文書画像処理装置
および文書画像処理方法、ならびに文書画像処理プログ
ラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関
する。
まれた文書画像の所望部分にアンダーラインを付加する
ような編集機能を有した装置として特開昭61−273
070号公報記載の画像処理装置がある。この画像処理
装置は、表示部を有して、読込まれた文書の画像は表示
部に表示される。ユーザは表示される文書画像中の所望
される文字列に沿ってアンダーラインを引くときは、ま
ず、この所望文字列をマウスなどで指定し、次に「アン
ダーラインを引く」という予め準備された編集コマンド
を入力する。その結果、所望文字列に対してアンダーラ
インが引かれる。
の画像にアンダーラインを付加する装置として特開平8
−30250号公報記載の文書処理装置がある。この文
書処理装置では、文字の大きさや種類がばらばらの1行
分の文字列全体に沿ってアンダーラインを引くときに
は、該文字列の各文字を囲む矩形領域と該文字列全体を
囲む矩形領域とに関する情報が用いられて、この文字列
全体を囲む矩形領域から任意の距離だけ離れた所望の位
置にアンダーラインが引かれる。
ーザが文章中の所望文字列に対して、特別に注意を払う
ために、透過性の水性の蛍光顔料をインクに用いたペン
(以下、蛍光ペンと呼ぶ)を用いて、該所望文字列を塗
りつぶす場合がある。このようにして、インクで塗りつ
ぶされた所望文字列であっても、塗布されたインクを透
過して確認することができる。
書画像において所望文字列画像について注目のために修
飾する方法としては、上述のようにアンダーラインを付
すものにとどまっており、例えば、上述の蛍光ペンを用
いて塗りつぶしたのと同様の効果を奏するなど多様な体
裁で、所望文字列に対して手書き線分で注目のための修
飾をするような装置は提案されていなかった。
中の任意文字列に対応して、手書き線分を引くことで体
裁良くして該任意文字列の画像を修飾できる文書画像処
理装置および方法、ならびに文書画像処理プログラムを
記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供する
ことである。
めにこの発明のある局面に従えば、文書画像処理装置は
次のように構成される。つまり文書画像処理装置は、文
書の画像を表示する表示部と、前記表示部に表示された
文書画像における任意の文字列の画像に対応するように
手書きされた線分を入力する線分入力部と、前記線分入
力部により入力された手書き線分を処理する処理部とを
備え、前記処理部は、前記手書き線分の方向を判別する
方向判別手段と、前記方向判別手段により判別された方
向と前記文書画像における1つ以上の文字画像とに基づ
いて、前記文書画像の領域において、前記任意文字列の
画像を含む行の領域を抽出する行抽出手段と、前記手書
き線分を、前記行抽出手段で抽出された前記行の領域に
重ねて引かれる直線に修正する線分修正手段と、前記線
分修正手段による修正により得られた前記直線が重ねて
引かれる前記任意の文字列の画像を、該直線を透過して
前記表示部に表示されるように処理する透過手段とを有
する。
意の文字列の画像に対応して、線入力手段を介して手書
きで線分を引くだけで、線分修正手段および透過手段に
より、該任意文字列の画像に重ねて、かつ該任意文字列
画像が該直線を透過して表示されるようにして直線とし
て引かれる。このように、ユーザは、所望する任意文字
列に対応して手書きで線分を引くだけで、該任意文字列
の視認性を損なわず、該手書き線分を体裁よく直線とし
て引くことができる。それゆえに、該任意文字列に蛍光
ペンで定規を用いて直線を上書きしたのと同様の効果を
簡単に得ることが出来る。
部は、手書き線分を、行抽出手段で抽出された行の領域
における任意文字列の画像を囲む矩形の直線に修正し
て、表示部に表示する矩形修正手段をさらに有してもよ
い。
任意の文字列の画像に対応して、線入力手段を介して手
書きで線分を引くだけで、矩形修正手段により、該任意
文字列の画像を囲むようにして直線の矩形に修正されて
表示される。このように、ユーザは、所望する任意文字
列に対応して手書きで線分を引くだけで、該任意文字列
の視認性を損なわず、該手書き線分を該任意文字列を囲
む直線として引くことができる。
は、任意に設定された一定線幅を有している。したがっ
て、手書き入力した線分は、その線幅を指定して直線に
修正できるから、任意文字列の画像に対して、所望する
線幅で重ねて直線を引いたり、所望する線幅の矩形にて
囲んだりすることが出来て、所望する体裁で任意文字列
の画像を修飾できる。
が有する一定線幅は、行の領域における任意文字列の画
像の大きさに応じて設定されるようにしてもよい。した
がって、手書き入力した線分は、任意文字列の画像に応
じた線幅を有した直線に修正できるから、任意文字列の
画像に対して、該任意文字列画像の大きさに応じた線幅
で重ねて直線を引いたり、該任意文字列画像の大きさに
応じた線幅の矩形にて囲んだりすることが出来て、視認
性が損なわれることなく、かつ体裁良くして任意文字列
の画像を修飾できる。
置は、次のように構成される。文書の画像を表示する表
示手段と、表示手段に表示された文書画像における任意
の文字列の画像を囲むように手書きされた線分を入力す
る線分入力手段と、線分入力手段により入力された手書
き線分を処理する処理手段とを備える。そして、処理手
段は、手書き線分の方向を判別する方向判別手段と、方
向判別手段により判別された方向と文書画像における1
つ以上の文字画像とに基づいて、文書画像の領域におい
て、任意文字列の画像を含む行の領域を抽出する行抽出
手段と、手書き線分を、行抽出手段で抽出された行の領
域の任意文字列の画像を囲む直線に修正して、表示部に
表示する線分修正表示手段とを有する。
任意の文字列の画像に対応して、線入力手段を介して手
書きで線分を引くだけで、矩形修正手段により、該任意
文字列の画像を囲むようにして直線の矩形に修正されて
表示される。このように、ユーザは、所望する任意文字
列に対応して手書きで線分を引くだけで、該任意文字列
の視認性を損なわず、該手書き線分を該任意文字列を囲
む直線として引くことができる。
段は、文書画像の領域において手書き線分を処理するた
めの処理領域を指定する処理領域指定手段をさらに有し
てもよい。
るから、文書画像に対して、予め処理領域を指定するな
どのユーザ側の操作は不要となり、操作性は向上する。
また、文書画像の全領域が処理対象とされるのでなく
て、指定された処理領域のみが処理の対象とされるか
ら、処理手段においては処理が正確、かつ高速に実行さ
れる。
領域抽出手段と行領域判別手段とを有して構成されても
よい。候補領域抽出手段では、方向判別手段により判別
された方向と、文書画像の領域における1つ以上の文字
の画像の領域とに基づいて、行の領域の候補となる1つ
以上の候補領域が抽出される。行領域判別手段では、抽
出された1つ以上の候補領域において、任意文字列を含
む行の領域が判別される。
複数個、抽出されたとしても、行領域判別部により、複
数の候補領域中のいずれの領域に対して、手書き線分が
引かれたかが判別される。したがって、手書き線分を引
いた任意文字列を含む行の領域を指定するようなユーザ
の操作は不要となり、操作性は向上する。
は、調整手段を有する。この調整手段は、行抽出手段に
より抽出された行の領域における1つ以上文字の領域に
基づいて、規定の線分の長さが最適となるよう調整す
る。
1つ以上の文字領域を利用して、すなわち任意文字列の
領域のに従って、直線の長さは最適となるように調整さ
れて、より見栄えのよい文書画像が得られる。
手段は、行抽出手段により抽出された行の領域につい
て、既に1つ以上の直線が引かれている場合には、直線
位置修正部が適用される。直線位置修正部では、手書き
線分に対する直線は、対応する行の領域において既に引
かれた1つ以上の直線と連続して引かれるように、その
位置が修正されるようにしてもよい。
行領域において、直線が既に引かれている場合には、新
たに入力された手書き線分による直線は、既に引かれた
直線と連なるように修正されて表示されるから、より見
栄えのよい文書画像が得られる。
正手段は、行抽出手段により抽出された行の領域につい
て、1つ以上の手書き線分が入力された場合には、手書
き線分位置修正手段が適用される。手書き線分位置修正
手段は、1つ以上の手書き線分のそれぞれに対応の直線
を、位置調整して、連続した1つの直線に修正する。
き線分が入力された場合に、これら手書き線分に対応の
複数の直線は、1本に連なる直線に修正されて表示され
るので、より見栄えのよい文書画像が得られる。
正手段は、行抽出手段により抽出された行の領域がルビ
の行に対応するものであることを識別するルビ行識別手
段を有する。そして、ルビ行識別手段により行の領域が
ルビの行に対応するものであると識別されたときは、手
書き線分をルビの行に沿って引かれる直線に修正する。
応するものであっても、適正に直線を引くことができ、
見栄えのよい文書画像が得られる。
書画像処理方法は、文書画像を表示する表示ステップ
と、表示された文書画像における任意の文字列の画像に
対応して、手書きされた線分を入力する線分入力ステッ
プと、入力された手書き線分を処理する処理ステップと
を備えて構成される。処理ステップは、手書き線分の方
向を判別する方向判別ステップと、判別された方向と、
文書画像における1つ以上の文字の画像とに基づいて、
文書画像の領域において、任意文字列を含む行の領域を
抽出する行抽出ステップと、手書き線分を、抽出された
行の領域に重ねて引かれる直線に修正する線分修正ステ
ップと、線分修正ステップによる修正により得られた直
線が重ねて引かれる任意の文字列の画像を、該直線を透
過して表示されるように処理する透過ステップとを有す
る。
書画像処理方法は、文書の画像を表示する表示ステップ
と、表示ステップにより表示された文書画像における任
意の文字列の画像を囲むように手書きされた線分を入力
する線分入力ステップと、線分入力ステップにより入力
された手書き線分を処理する処理ステップとを備える。
そして、処理ステップは、手書き線分の方向を判別する
方向判別ステップと、方向判別ステップにより判別され
た方向と文書画像における1つ以上の文字画像とに基づ
いて、文書画像の領域において、任意文字列の画像を含
む行の領域を抽出する行抽出ステップと、手書き線分
を、行抽出手段で抽出された行の領域の任意文字列の画
像を囲む直線に修正して、表示部に表示する線分修正表
示ステップとを有するこの発明のさらなる他の局面に従
えば、上述の文書画像処理方法のそれぞれをコンピュー
タに実行させるための文書画像プログラムを記録したコ
ンピュータで読取可能な記録媒体がそれぞれ提供され
る。
ついて図面を参照して詳細に説明する。
は、この発明の各実施の形態による文書画像処理装置の
機能構成とハードウェア構成とがそれぞれ示される。図
1(A)において文書画像処理装置は、文字を含む文書
の画像データを入力するための画像入力部1、表示部
2、線入力部3、行抽出部4、幅設定部61を有したお
よび曲線修正部5および透過処理部71を含む。行抽出
部4および曲線修正部5は、後述する各実施の形態で
は、行抽出部4Aおよび曲線修正部5Aとして参照され
る。また、曲線修正部5は第1実施の形態で説明される
調整部53、後述する第2実施の形態で説明されるルビ
行認識部50、修正データ有無判定部54および位置修
正部55、ならびに後述する第3実施の形態で示される
複数自由曲線有無判定部56および複数線位置修正部5
7をさらに含む。
装置自体を集中的に監視および制御するためのCPU
(中央処理装置の略)30を含み、CPU30には画像
入力部1の一例であるスキャナ1A、表示部2、線入力
部3の一例であるタブレット3A、各種プログラムを記
憶するためのプログラム記憶部31Pおよび各種データ
を記憶するためのデータ記憶部31Dを含む記憶部3
1、通信ネットワーク33を接続するための通信I/F
(インタフェースの略)32、ならびに各種プログラム
および各種データが格納される外部記憶媒体35がセッ
トされて、これをアクセスするための外部記憶媒体ドラ
イバ34が接続される。通信ネットワーク33は、例え
ばインターネットのようなあらゆる通信ネットワークを
適用できる。
ータ記憶部31Dの記憶内容例が示される。その詳細は
後述する。
いて、画像入力部1により入力された文書の画像データ
は表示部2においてビットマップフォントに展開されて
表示されるとともに、データ記憶部31Dにおいて画像
データ36Dとして格納される。ユーザは、表示された
文書画像を見ながら、線入力部3を操作してフリーハン
ドの手書きによる線分(以下、自由曲線という)を文書
画像の所望位置の文字列に重ねて入力する。自由曲線に
は、傾いていない直線や傾いた直線、折れ線なども含ま
れる。入力された自由曲線のデータは入力データ36A
として逐次、データ記憶部31Dに格納される。次に、
行抽出部4により、画像データ36Dと入力データ36
Aとを利用して判別行領域データ36Bが抽出されて、
曲線修正部5に与えられる。判別行領域データ36B
は、画像データ36Dで示される文書において自由曲線
が引かれた行の領域を示す情報である。曲線修正部5で
は、与えられた判別行領域データ36Bと入力データ3
6Aとを利用して、入力データ36Aを後述するように
修正して、修正データ36Cとしてデータ記憶部31D
に格納する。
入力された画像データ36Dと曲線修正部5により得ら
れた修正データ36Cから、修正データ36Cによる線
分が重ねて引かれる画像を、該線分から透過して表示さ
れるように処理(以下、透過処理という)を行ない、処
理後の画像データを表示部2に渡して、表示部2により
表示させる。なお、入力データ36Aおよび修正データ
36Cは、以降の各実施の形態では入力データ36AA
および修正データ36CCとして参照される。
(光学的文字読取装置)、複写機、電子カメラなどの画
像読取装置であるスキャナ1Aが示されるが、これに限
定されない。つまり、予め原稿を読取って得られた画像
が格納されたCD−ROM,ハードディスク、フレキシ
ブルディスク、光磁気ディスクなどの記録媒体読取装置
や、半導体メモリであってもよい。また、文書画像デー
タの入力は、画像入力部1に代替して、通信ネットワー
ク33を介して受信する方式であってもよい。
力部とを備える。出力部は、たとえばCRT(陰極線
管)やLCD(液晶ディスプレイ)などの画像表示装置
でよい。動作において、表示部2は、まず画像入力部1
から送られてきた画像データ36Dよる文書画像を表示
し、次に線入力部3から与えられる入力データ36Aに
よる自由曲線を文書画像に重ねて表示する。そして、自
由曲線修正処理の後、入力データ36Aによる自由曲線
の表示を消去し、曲線修正部5から与えられる修正後の
入力データ36Aに従う、すなわち修正データ36Cに
従う線分が表示部2の文書画像に重ねて表示される。
定されない。たとえば、マウス、カーソルおよびジョイ
スティックなどのポインティングデバイスであってもよ
い。線入力部3により入力された自由曲線の入力データ
36Aは表示部2、行抽出部4および曲線修正部5にそ
れぞれ与えられる。
と記憶部31とを含んで構成される。
像処理装置の全体の処理の流れを説明する。ステップS
1(図2中では、S1と略される)では、画像入力部1
から画像データ36Dを入力する。以下の説明ではビッ
トマップに展開された画像データ36Dの領域の水平方
向をX方向、垂直方向をY方向、左上端を原点とする。
ステップS2では、ユーザは表示部2により表示された
画像データ36Dを見ながら、線入力部3から手書きに
より自由曲線を所望文字列に重ねて入力する。自由曲線
の入力データ36Aは、たとえばタブレット3の主面上
の(x(i),y(i))(i=1〜n)のように、時
系列のn個の座標値の集合で規定される。ここでは、自
由曲線の入力成分が小さい順に入力データ36Aに設定
される。ステップS3では、画像データ36Dの領域に
対して、後述する各種の処理が実行されるべき処理領域
が指定されて、以降の処理は、この処理領域内で行なわ
れる。画像データ36Dの全領域を処理の対象とするよ
りも、このように部分的な領域を指定して、この部分領
域に対してのみ処理をする方が処理速度が向上するので
望ましい。
像データ36Dの文書が縦書きである場合の行(X方
向)、横書きである場合の列(Y方向)のどちらに対し
て実行するかを決定するために、自由曲線が水平方向
(行方向、X方向)に対して入力されたか判別される。
ステップS5では、自由曲線が水平方向に入力されたと
判断されると、ステップS6以降の処理が実行される
が、水平方向に入力されたのではないと判断されると、
ステップS5の処理が実行されて、ステップS6以降の
処理において行と列が入換えられる。
述するようにして文字の領域情報が検出される。ステッ
プS7では、検出された文字の領域情報と入力データ3
6Aで示される自由曲線の方向とにより、対応する行の
領域情報が抽出される。ステップS8では、抽出された
行の領域情報により、入力データ36Aの自由曲線は、
いずれの行に対して引かれたかが判別される。ステップ
S9では、判別された行に重ねて自由曲線が引かれるよ
うに、後述するようにして入力データ36Aが修正さ
れ、修正データ36Cが得られる。ステップS10で
は、画像データ36Dの文書中の所望文字列が表示部2
にて、修正により得られた修正データ36Cに基づく線
分を透過して表示されるように透過処理が行なわれる。
S11では、透過処理後のデータと画像データ36Dが
表示部2に表示される。ここでは、図1Aの画像入力部
1がステップS1、表示部2がステップS10、線入力
部3がステップS2、行抽出部4がステップS3〜S
8、曲線修正部5がステップ9、透過処理部71がステ
ップS10の処理機能をそれぞれ有する。
る。図3には行抽出部4の構成が示される。図3におい
て行抽出部4は処理領域指定部6、方向判別部7、文字
領域検出部8、行領域抽出部9および行判別部10を含
む。処理領域指定部6、方向判別部7および行判別部1
0は、後述する実施の形態では、処理領域指定部6A、
方向判別部7Aおよび行判別部10Aとして参照され
る。
領域において、入力データ36Aで示される自由曲線か
ら離れた領域が、後述する文字領域検出や行抽出の処理
に影響されないようにする。つまり、文字領域検出や行
領域抽出の処理が施される処理領域は、自由曲線の入力
データ36Aで示される位置から一定範囲に指定され
る。図4(A)を参照して、以下に具体的に説明する。
た画像データ36Dに対応の文書が表示部2に表示され
ている様子が示される。図4(A)ではX方向の画像デ
ータ36Dの幅WDとY方向の画像データ36Dの高さ
HTがそれぞれ示される。図4(B)には、表示された
画像データ36Dに対して自由曲線のデータ(入力デー
タ36A)が入力されて、処理領域PE(図の点線で囲
まれた部分)が指定されている様子が示される。自由曲
線の入力データ36A(x(i),y(i))(i=1
〜n)の始点の座標データ(x(1),y(1))と終
点の座標データ(x(n),y(n))とにより、処理
領域PEは矩形領域のデータ(x(1)−W,y(1)
−H),(x(n)+W1,y(n)+H1)で指定さ
れる。ただし(x(1)−W,y(1)−H)は矩形領
域の左上端の座標値を示し(x(n)+W1,y(n)
+H1)は矩形領域の右下端の座標値を示す。また、こ
こで変数W,H,W1およびH1はそれぞれ任意の定数
であり文書の画像データ36Dにおける行間隔や文字間
隔の定数倍の値を持つように設定されると、入力した画
像データ36Dに応じた処理領域PEを指定することが
できる。なお、本実施の形態では処理領域PEを自由曲
線の入力データ36Aで示される位置情報に基づいて自
動設定されるが、これに限定されない。つまり、必要に
応じてタブレット3などで処理領域PEを指定するよう
にしてもよい。
よびY方向のいずれに入力されたかが判別される。この
方向判別処理について図5のフローチャートを参照し説
明する。まず、ステップS21では、自由曲線の入力デ
ータ36A(x(i),y(i))(i=1〜n)の始
点座標(x(1),y(1))と終点の座標(x
(n),y(n))との、X方向の差の絶対値|x
(1)−x(n)|とY方向の差の絶対値|y(1)−
y(n)|とが比較されて、前者が大きい場合にはステ
ップS22において、X方向に自由曲線が引かれたと判
別される。逆に後者が大きい場合には、ステップS23
において、自由曲線はY方向に引かれたと判別される。
自由曲線Lの一方の端点の座標(23,34)と他方端
点の座標(31,35)のX方向の差の絶対値は8(=
|23−31|)、Y方向の差の絶対値は1(=|34
−35|)であり、前者の値が大きい。よって、文書の
画像データ36Dに対して手書きによる自由曲線Lの入
力データ36AはX方向に引かれたと判定される。
像データ36Dについて、自由曲線の入力データ36A
の方向に基づき文字領域を検出する。文字領域の検出方
法の一例として、XおよびYの各方向のそれぞれへの投
影法が採用される。この投影法とは、画像データ36D
は文字部分と空白部分との濃淡レベルのデータを有して
いて、この濃淡レベルデータを指定された方向に投影す
るものである。つまり、画像データ36DのY方向(あ
るいはX方向)への投影図がとられて、処理領域PEは
候補とされる1つ以上の行領域(あるいは候補とされる
1つ以上の列領域)と、そうでない領域とに分けられ
る。そして、候補とされる1つ以上の行領域(あるいは
列領域)について、同様にしてX方向(あるいはY方
向)への投影図がとられることにより、処理領域PEは
文字の候補とされる1つ以上の領域とそうでない領域と
に分けられる。さらに、文字の候補領域のそれぞれにつ
いて、同様にしてY方向(あるいはX方向)への投影図
がとられて、1つ以上の文字領域が検出される。これ
を、図7(A)〜(F)を参照して説明する。
場合に(図7(A)参照)、自由曲線Lが入力される前
の画像データ36Dについて、まず処理領域PEのY方
向(図中、点線矢印方向)への投影図YSDがとられる
(図7(B)参照)。そして、処理領域PEは複数の候
補となる行領域LEとそうでない領域(図中、斜線部)
とに分けられる(図7(C)参照)。次に、候補となる
行領域LEのそれぞれに対してX方向(図中、点線矢印
方向)の投影図XSDがとられると(図7(D)参
照)、処理領域PEは1つ以上の候補となる文字領域C
Eとそうでない領域とに分けられる。図7(D)におい
て、文字「川」や文字「い」は1つの文字であるのに、
これらの文字領域は、複数の候補となる文字領域CEに
分けられている。したがって、このような文字に対して
も正しく文字領域CEの検出ができるようにするために
は、それぞれの文字領域CEのX方向の距離が、あるし
きい値V以下であれば、それら文字領域CEを1つの文
字領域CEに統合するという方法が採用される(図7
(E)参照)。ただし、しきい値Vは任意の定数であ
り、画像データ36Dの文書における文字間隔の定数倍
の値に設定されると、画像データ36Dに応じた処理を
行なうこともできる。さらに、それぞれの文字領域CE
に対してY方向への投影図YSDが採られると、各文字
についての文字領域CE1が最終的に検出される(図7
(F)参照)。
画像データ36Dに対する自由曲線Lの入力データ36
Aの方向に基づき、行領域の抽出を行なう。行領域抽出
方法の一例として、各文字領域CE1のXおよびY方向
への投影図XSDおよびYSDを用いる方法がある。こ
の方法は、各文字領域CE1の情報について入力データ
36Aの方向と直交する方向に投影図をとることによ
り、行領域(あるいは列領域)を抽出するものである。
具体的には、たとえば、図8(A)のように予め複数の
文字領域CE1の情報が検出されているとする。自由曲
線LはX方向に引かれていることが判別されているの
で、Y方向への投影図YSDが採られると(図8(B)
参照)、行領域LE1を抽出することができる(図8
(C)参照)。また複数の文字領域CE1の情報を用い
ずに、行領域LE1を抽出する方法がある。たとえば、
図7(D)でX方向への投影図XSDにおいて、その両
端部分の情報を切取れば、1つ以上の行領域LE1が抽
出される。
形領域のデータ((s(j),t(j)),(u
(j),v(j)))(j=1〜m)で規定されるとす
る。ただし、変数mは抽出された行領域LE1の総個数
を示し、変数(s(j)、t(j))は矩形領域の左上
端の座標値を示し、変数(u(j),v(j))は矩形
領域の右下端の座標値を示す。このようにして抽出され
た1つ以上の行領域LE1の情報は、CPU30の図示
されない内部メモリに一時格納される。
36Dの文書中のいずれの行に対して引かれたかを判別
する。この行を判別するために、1つ以上の行領域LE
1のデータ((S(j),t(j)),(u(j),v
(j)))(j=1〜m)と自由曲線Lの入力データ3
6A(x(i),y(i))(i=1〜n)とが用いら
れる。具体的には、自由曲線LがX方向に入力された場
合には、自由曲線Lの入力データ36Aのy座標の平均
値MY(=(y(1)+y(2)+…+y(n))/
n)と行領域LE1の情報におけるY方向の平均値MY
(j)(=(t(j)+v(j))/2)(j=1〜
m)とが比較されて、自由曲線Lが引かれた行が決定さ
れる。
10による処理を、自由曲線LがX方向に入力された場
合について説明する。ステップS31では、行領域LE
1のデータ((s(j),t(j)),(u(j)、v
(j)))(j=1〜m)と自由曲線Lの入力データ3
6A(x(i),y(i))(i=1〜n)とがCPU
30の図示されない内部メモリおよびデータ記憶部31
Dから読出される。ステップS32では、1つ以上の行
領域LE1が行領域抽出部9によって抽出されているか
どうかが判定される。行領域LE1が抽出されていない
場合には、自由曲線Lの付近に文字が存在しないという
ことが想定されるため、すべての処理は終了し、自由曲
線Lの入力データ36Aについての曲線修正部5による
修正は行なわれない。
E1が抽出されていれば、ステップS33では、自由曲
線Lの入力データ36Aのy座標値の平均値MYが求め
られる。ステップS34では、変数jに1が設定され
て、1つ目の行領域LE1のデータが指定される。ステ
ップS35で、平均値MYが行領域のY方向の最小値t
(j)と最大値v(j)の間に含まれるか否かを判定す
るために、v(j)>MY>t(j)が成立するか否か
を判定して、成立するならステップS38に進み、成立
しないならステップS39に進む。
が設定されて、ステップS39では、次の行領域LE1
のデータが指定されて、その後、ステップS40に進
む。なお、変数LNEは自由曲線Lが引かれた行領域L
E1を特定するための値が設定される変数である。
出されたすべての行領域LE1のデータに対して処理が
なされたか判定される。処理がなされていなければ、ス
テップS35に戻るが、処理がなされたと判定されれ
ば、一連の処理は終了して、変数LNEの値で示される
行領域LE1は、自由曲線Lが引かれた行として判定さ
れる。以下、これを、判別行という。
t),(u,v))として規定される判別行領域データ
36Bとして、データ記憶部31Dにストアされる。た
だし、変数(s,t)は矩形領域の左上端の座標値、変
数(u,v)は矩形領域の右下端の座標値をそれぞれ示
す。自由曲線LがY方向に入力された場合には図9の処
理において、ステップS33とS35でMYをMXに、
tをsに、vをuにそれぞれ置換えればよい。
合の具体的な処理を、図10(A)〜(D)を参照し説
明する。図10(A)では、表示部2において文書の画
像に対して自由曲線Lが手書き入力された様子が示され
る。図10(B)では、処理領域指定部6により指定さ
れた処理領域PE内で文字領域検出部8により、文字領
域の検出が行なわれた結果が示される。図10(C)で
は、検出された各文字領域に関する情報と方向判別部7
により判別された自由曲線Lの入力データ36Aで示さ
れる方向とから、行領域抽出部9により1つ以上の行領
域LE1の抽出が行なわれた結果が示される。図10
(D)では、行判別部10により、自由曲線Lが、検出
された1つ以上の行領域LE1のうちのいずれの領域の
行に対して引かれたものかが判別された結果が示され
る。これらの処理の結果は、画面上に逐次表示されなく
てもよいが、処理が適切に実行されていることをユーザ
が容易に判別できるようにするために、ここでは表示さ
れるものとする。
る。曲線修正部5は、行抽出部4で得られた判別行に対
して自由曲線Lをどのように修正して、どの位置に引く
かを決定する。自由曲線Lの修正処理には、判別行の領
域データ((s,t),(u,v))と自由曲線Lの入
力データ36A(x(i)、y(i))(i=1〜n)
との位置に関する情報が用いられる。通常は、自由曲線
Lは所定の線幅を有した直線に修正される。ここでは、
自由曲線LがX方向に入力された場合、判別行領域デー
タ36Bの判別行領域に重ねて、自由曲線Lによる直線
が引かれるように、入力データ36Aが修正される場合
について説明する。
入力された場合の曲線修正処理について説明する。ステ
ップS41ではデータ記憶部31Dから判別行領域デー
タ36B((s,t),(u,v))と自由曲線Lの入
力データ36A(x(i),y(i))(i=1〜n)
とが読出される。ステップS42では、変数iに1が設
定されて、入力データ36Aにおける1つ目の座標のデ
ータが指定される。ステップS43では、入力データ3
6Aのx座標のデータはそのままにして、かつy座標の
データは、判別行領域のY方向の中間位置((t+v)
/2)の値とされる。結果として、入力データ36Aは
修正データ36C(xc(i)、yc(i))に変換さ
れる。ステップS44では、入力データ36Aの次の座
標のデータが指定される。ステップS45では、入力デ
ータ36Aのすべての座標のデータに対して処理がなさ
れたか判定される。なされていなければ、ステップS4
3に戻るが、なされていれば、ステップS46で、幅設
定部71から幅データthを得る。その後、曲線修正の
処理は終了し、修正データ36C(xc(i)、yc
(i))(i=1〜n)と幅データthが得られてデー
タ記憶部31Dに格納される。
(1),yc(1))と座標(xc(n)、yc
(n))とを結ぶ幅データthの幅を有した直線として
規定されてもよい。左上の座標を(x(1)、t)、右
下の座標を(x(n)、v)とするような矩形領域とし
ても良い。上述した自由曲線LがX方向に入力された場
合の具体的な修正処理の様子が後述の図13(A)と
(B)で示される。
入力された場合の曲線修正処理に含まれる幅設定処理に
ついて、図12のフローチャートを用いて説明する。
Bの情報((s、t)、(u、v))を読出す。ステッ
プS52で、ユーザにより線幅が指定されているか否か
判別し、指定されている場合には、ステップS53で、
ユーザにより指定された線幅の値を幅データthに設定
する。ユーザが線幅を指定していない場合には、ステッ
プS54で判別行領域のY方向の幅(v−t)+1を幅
データthとして、判別行の文字列のY方向の大きさに
応じた幅の線を、該文字列に重ねて引くことができる。
幅設定処理を終えると、前述の曲線修正処理に幅データ
thを与える。
た場合には、図11のフローチャートのステップS43
で示される式を、xc(i)=(s+u)/2,yc
(i)=y(i)と変更し、図12のフローチャートで
ステップS54のYをXに、tをsに、vをuに変更す
ればよい。これにより判別行領域の中間位置において幅
データthの幅を有する直線が引かれるように、自由曲
線Lの入力データ36Aが修正されて、修正データ36
Cが得られる。
端点の座標値については、各文字領域CE1の情報を利
用して、修正データ36Cで示される線分を見やすくす
るため、調整部53により修正データ36Cで示される
線分の長さが修正されてもよい。たとえば、図14
(A)で示されるように文字「木」、文字「川」のそれ
ぞれの文字領域CE1では、該文字領域CE1の途中か
ら自由曲線Lが引かれている。このような場合には、調
整部53により自由曲線Lが判別行の各文字領域CE1
に対して自由曲線Lの方向において所定しきい値T以上
の長さで引かれているかどうかが判断されて、修正デー
タ36Cが修正される。ただし、しきい値Tは任意の定
数であり、画像データ36Dの文章の文字間隔の定数倍
の値が設定されると、画像データ36Dに応じた修正デ
ータ36Cの修正処理を行なうことができる。各文字領
域CE1に対して、自由曲線Lの方向において、自由曲
線Lがしきい値T以上の長さで引かれている場合には、
該文字領域CE1の文字に対して自由曲線が引かれたと
判断されて、その文字領域CE1のX方向のすべての範
囲について直線が引かれるように修正データ36Cが修
正される(図14(B)参照)。また、ある文字領域C
E1とこれに隣接する文字領域CE1との間に直線の端
点が位置するように、修正データ36Cが修正される
(図14(C)参照)。このように、自由曲線Lに対応
の判別行の文字領域CE1の情報を利用して、自由曲線
Lの修正データ36Cで示される直線の長さを修正でき
る。
る。ルビ行認識部50は、行判別部4により判別された
行領域LE1(あるいは列領域)が、そのY方向(ある
いはX方向)の幅が他の行領域LE1(あるいは列領
域)の幅と比べて、所定しきい値U以下である場合に
は、漢字などにふられたルビの行であると認識する。た
だし、しきい値Uは、任意定数であり、画像データ36
Dの文書における文字間隔や行間隔の定数倍の値が設定
されることにより、画像データ36Dに応じたルビ行認
識の処理を行なうことができる。
に対して、ルビ行に線分が引かれた場合の、曲線修正の
処理が示される。ここでは、次の(1)〜(3)に示さ
れるような処理のいずれかが選択されて、自由曲線Lが
修正される。
く処理(図15の矢印(1)参照)。
別処理を行なって、新たな判別行を決定し、決定された
判別行に基づいて線を引く処理(図15の矢印(2)参
照)。詳述すると、このように新たに決定された判別行
は、ルビがふられている文字のみからなる行となる。そ
して新たな判別行について線幅を有した線分が引かれ
る。
度、行判別処理が行なわれて、新たな判別行が決定され
て、決定された判別行に基づいて所定の幅を有した線を
引く処理(図15の矢印(3)参照)。詳述すると、新
たに決定された判別行において、ルビのある文字に対し
てはルビの行と新たな判別行とを含んだ線幅にて線を引
き、ルビのない文字に対しては新たな判別行のみを含ん
だ線幅を有して線を引く。
図16は、図1の透過処理部71の処理フローチャート
である。透過処理部71は、修正データ36Cおよび幅
データthに従う線分が引かれる位置に対応の画像デー
タを該線分から透過して表示されるように透過処理を行
なう。この透過処理には、画像入力部1で取得した画像
データ36D(Ix(w)(j),Iy(h)(j))
(w=1〜WD,h=1〜HT,j=1〜p)と修正デ
ータ36C(xc(i),yc(i))(i=1〜
n)、自由曲線データの色データc(j)(j=1〜
p)、透過率αが用いられる。ただし、pは画像データ
36Dを構成するプレーン数であり、モノクロ画像のと
きは1、カラー画像のときは3であることが多い。ま
た、通常は、c(j)とαはユーザから予め指定され
る。c(j)は、2値画像の場合は0≦c(j)≦1、
グレー画像またはカラー画像の場合は0≦c(j)≦2
55の整数であることが多く、αは0≦α≦1の任意の
定数であり、1に近づくほど修正データ36Cによる線
分の表示が薄く画像データ36Dによる画像が該線分を
介して透過するように表示される。また、0に近づくほ
ど修正データ36Cによる線分の表示が濃く、画像デー
タ36Dによる画像が該線分を介して透過しにくくなる
ように表示されるとする。
チャートを参照し説明する。ステップS61で、画像デ
ータ36D(Ix(w)(j),Iy(h)(j))
(w=1〜WD、h=1〜HT、j=1〜p)、修正デ
ータ36C(xc(i)、yc(i))(i=1〜
n)、自由曲線データの色データc(j)(j=1〜
p)、透過率αをデータ記憶部31Dから読出す。
の1つ目の座標データ(i=1)が指定される。ステッ
プS63では、画像データ36Dが修正データ36Cに
よる線分を透過して表示されるように画像データ36D
が処理される。具体的には、画像データ36Dの各値を
画像データ36Dの各値に透過率αを掛けたものと、自
由曲線データの色データc(j)に1−透過率αを掛け
たものとを、足したものとして処理する。
の次の座標データが指定される。ステップS65で、自
由曲線データのすべての座標データに対して処理がなさ
れたか判定される。なされていなければ、ステップS6
3に戻るが処理がなされていれば、一連の透過処理は終
了する。
対して、透過処理後の画像データ36Dを書き加えてい
るが、元の画像データ36Dがコピーされた別の領域を
データ記憶部31Dに準備し、そこに対して透過処理後
の画像データ36Dを書き加えるように処理してもよ
い。
について説明する。上述した第1実施の形態では、自由
曲線Lが1つ手書き入力完了すると、直ちに図2のステ
ップS3以降の処理が行なわれるという逐次処理が採用
されている。なお、自由曲線Lの入力完了は、周知の技
術で検知される。つまり、図示されないタイマを用い
て、自由曲線L入力後、所定時間経過が計測されて、所
定時間経過後も、次の自由曲線Lのデータが得られなか
ったことに応じて、自由曲線Lの入力完了が検出され
る。
される方法により得られた修正データ36Cと、画像デ
ータ36Dとがデータ記憶部31Dに既に格納されて表
示部2に表示されている状態において、さらに同一の画
像データ36Dについて新たな自由曲線Lが入力された
場合の処理が示される。
態のそれと同様であるが、機能構成においては次のよう
に相違する。つまり、図1(A)に示されるように曲線
修正部5は、第2実施の形態に関して修正データ有無判
定部54および位置修正部55を含む。
データ36B((s,t),(u,v))で示される判
別行について自由曲線Lが入力された場合に、該判別行
に対して既に修正された自由曲線が引かれているか否か
を判断する。修正データ有無判定部54により、該判別
行に対して既に修正された自由曲線が引かれていると判
断された場合には、位置修正部55により、現在入力さ
れた自由曲線Lは、該判別行に既に引かれた修正後の自
由曲線と連続するように位置修正される。
応した1つ以上の修正データ36Cが、データ記憶部3
1Dに既に登録されているか否かを判断する修正データ
有無判定部54による処理を、該判別行について自由曲
線LがX方向に入力された場合について、図17のフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、ここではデータ
記憶部31D中に、既に1つ以上の修正データ36Cが
登録されているものと想定する。
き入力された自由曲線Lの入力データ36A(x
(i),y(i))(i=1〜n)と、1つ以上の修正
データ36C(x(i)(j),y(k)(j))(k
=1〜r)(j=1〜n(k))(ただし、変数n
(k)は、修正データ36Cを構成する座標データの総
個数)とがデータ記憶部31Dから読出される。
れて、読出された1つ以上の修正データ36Cのうち、
1つ目の修正データ36Cが指定される。ステップS7
3で入力データのy座標の平均値MYを求める。ステッ
プS74では、|MY―y(k)(1)|が、あるしき
い値Rより小さければ、ステップS77に進み、自由曲
線Lは指定された修正データ36Cで示される線分と同
一行に引かれていると判断されて、処理は終了する。そ
うでなければ、ステップS75において変数kが1イン
クリメントされて、次の修正データ36Cが指定され
る。
像データ36Dで示される文書における文字間隔や行間
隔の定数倍の値が設定されると、画像データ36Dに応
じた処理を行なうことができる。
件を満たすような修正データ36Cを検出するために、
ステップS71で読出されたすべての修正データ36C
について処理が行なわれたか否か、すなわちk>rが成
立するか否かが判定される。ステップS74の条件を満
たすような修正データ36Cが検出されない場合には、
ステップS78において、自由曲線Lと同一行に対して
既に引かれた線分は存在しないと判断されて、処理は終
了する。
合には、図17のステップS73とS74において、変
数yを変数xに、変数Yを変数Xにそれぞれ置換えて、
同様に処理すればよい。
36Cに基づいて既に線分が引かれた行と同一の行に対
して、自由曲線Lが引かれた場合の表示処理を、図18
(A)〜(E)を用いて説明する。
Dの文書に対して、線入力部3からユーザによる自由曲
線Lが手書き入力されると(図18(A)参照)、処理
領域PEが指定されて、1つ以上の文字領域CE1が検
出されて(図18(B)参照)、行領域LE1が抽出さ
れる(図18(C)参照)。抽出された行領域LE1で
示される判別行に重ねて幅th1の直線を引くように、
自由曲線Lについて曲線修正処理が行なわれる(図18
(D)参照)。このとき、修正データ有無判定部54に
より、該判別行に修正データ36Cによる線分L2が既
に引かれていると判断されるため、線分L1とL2とが
連続した1つの線分L3となるように、自由曲線Lの修
正データ36Cが位置修正部55により修正される(図
18(E))。ここで、線分L1とL2は、幅データt
h0とth1をそれぞれ有すると想定する。具体的に
は、文字列に重ねて引かれるようにするために、それぞ
れの修正データ36Cのy座標Y0とY1および幅デー
タth0とth1から、Y方向の最小値Y0−th0/
2とY1−th1/2および最大値Y0+th0/2と
Y1+th1/2を求めて、これらの最大値と最小値と
を用いて、線分L1とL2は(最大値+最小値)/2を
中心として、最大値−最小値+1を線幅とする線分L3
を示す修正データ36Cに修正される。その結果、該判
別行に対して重ねて引かれた異なる線分L1とL2が位
置修正されて、線分L3が引かれることになる(図18
(E)参照)。
と第2実施の形態では、自由曲線Lが逐次手書き入力さ
れて処理される場合について説明したが、第3実施の形
態では、複数の自由曲線Lが入力されると、これらを一
括して処理する手順が説明される。第3実施の形態で
は、自由曲線Lの入力モードとして、ユーザにより一括
処理が選択される場合には、任意に複数の自由曲線Lが
手書き入力されると、線入力部3の図示されない一括処
理ボタンなどが操作されて、以下の処理が行なわれる。
構成は、第1実施の形態のそれと同様であるが、機能構
成において以下の機能を新たに有する。つまり、線入力
部3からq本の自由曲線Lが入力されると、各自由曲線
Lについての入力データ36Aは、(x(k)(i),
y(k)(i))(k=1〜q)(i=1〜n(k))
(ただし、変数n(k)はk番目の自由曲線Lを構成す
る座標の総個数)のように規定される。そして、入力デ
ータ36Aには、対応する自由曲線Lの入力方向の成分
が小さい順に設定されているとする。
ぞれについて処理が行なわれるので、それぞれの自由曲
線Lについての判別行領域データ36B((s(k),
t(k)),(u(k),v(k)))(k=1〜q)
が得られて、データ記憶部31Dに格納される。このよ
うなデータ記憶部31Dの内容例が図21に示される。
ただし、変数(s(k),t(k))は対応する判別行
領域(矩形領域)の左上端の座標値を、変数(u
(k),v(k))は対応する判別行領域(矩形領域)
の右下端の座標値を示す。行判別部10において得られ
た判別行のそれぞれに対応の判別行領域データ36Bに
ついては、図21に示されるようにデータ記憶部31D
において該データを一意に特定するラベル値L(k)=
k(k=1〜q)が割当てられる。
て、複数自由曲線有無判定部56および複数線位置修正
部57を有する。複数自由曲線有無判定部56は、同一
の判別行、すなわち同一の判別行領域データ36B
((s(k)、t(k)),(u(k),v(k)))
(k=1〜q)に対して複数の自由曲線Lが引かれてい
るかどうかを判断する。複数線位置修正部57は、複数
自由曲線有無判定部56により、同一判別行に複数の自
由曲線Lが引かれていると判断された場合に、同一判別
行に対して引かれている複数の自由曲線Lに対応の複数
の修正データ36Cを、連続性を有するように修正す
る。
いて、複数の自由曲線LがX方向に手書き入力された場
合について、図19のフローチャートを用いて説明す
る。
線Lについての複数の入力データ36A(x(k)
(i),y(k)(i))およびラベル値L(k)(k
=1〜q)(i=1〜n(k))が、データ記憶部31
Dから読出される。ステップS82では、変数kに1が
設定されて、読出された複数の入力データ36Aのう
ち、1つ目の入力データ36Aが指定される。次のステ
ップS83では、変数jにk+1が設定されて、次の入
力データ36Aが指定される。ステップS84では、k
番目の入力データ36Aのy座標値の平均値Y(k)
(=(y(k)(1)+y(k)(2)+…+y(k)
(n(k))/n(k))と、j番目の入力データ36
Aのy座標値の平均値Y(j)(=(y(j)(1)+
y(j)(2)+…+y(j)(n(j))/n
(j))とが求められる。
(j)|の値が、所定しきい値Rより小さいと判定され
れば、ステップS86でラベル値L(k)とラベル値L
(j)とが比較されて、その比較結果に基づいて、ステ
ップS87およびS88のそれぞれにおいて、大きい方
のラベル値は小さい方のラベル値に変更されるよう処理
される。
像データ36Dの文書における文字間隔や行間隔の定数
倍の値が設定されるようにすれば、画像データ36Dに
応じた処理を行なうことができる。
メントされて、次の入力データ36Aが指定される。ス
テップS90では、j>qが成立するか判定されて、成
立するまでステップS84〜ステップS89の処理が繰
返される。一方、成立すればステップS91で、変数k
が1インクリメントされて、次の入力データ36Aが指
定される。そして、ステップS92にてk>qと判定さ
れるまで、ステップS83〜S91の処理が繰返され
る。
のすべての組合せに対して処理がなされると、同一判別
行に対応の全ての自由曲線Lのそれぞれについての判別
行領域データ36Bは、同じラベル値L(k)を有する
ことになる。
合には、図19のS84およびS85の変数yを変数x
に、変数Yを変数Xにそれぞれ置換えて、同様に処理す
ればよい。
1Dにおいて、同じラベル値L(k)を有する複数の判
別行領域データ36Bが登録されている場合には、つま
り、同一判別行に複数の自由曲線Lが引かれたと判断さ
れた場合には、図20(A)〜(E)で示されるよう
に、複数線位置修正部57により、複数の自由曲線Lの
修正データ36Cが修正されて、次のように表示され
る。
(1)とL(2)とが手書き入力されると(図20
(A)参照)、処理領域PE(1)とPE(2)が指定
されて、各処理領域について1つ以上の文字領域CE1
の検出が行なわれて(図20(B)参照)、その結果、
行領域LE1(1)とLE1(2)とが判別行として抽
出される(図20(C)参照)。
重ねて、幅データth0とth1の線幅を有する直線L
1とL2とが引かれるように、自由曲線L(1)とL
(2)の修正データ36Cについて修正する処理が行な
われる(図20(D)参照)。このとき、複数自由曲線
有無判別部56により同一の判別行について自由曲線L
(1)とL(2)とが引かれていると判断されるので、
複数線位置修正部57により、これら2つの自由曲線が
連続性を持つように、対応する2つの修正データ36C
が修正される。
るようにするために、それぞれの修正データ36Cのy
座標Y0とY1および幅データth0とth1から、Y
方向の最小値Y0−th0/2とY1−th1/2およ
び最大値Y0+th0/2とY1+th1/2を求め
て、これらの最大値と最小値を用いて、(最大値+最小
値)/2を中心として、最大値−最小値+1を線幅とす
る直線を示すような修正データ36Cに修正される(図
20(E)参照)。
表示部2に表示された文書に手書き入力された線分によ
るデータは、データ記憶部31Dに示されるように、画
像データ36Dに対応した別のデータとして保存され
る。
では、手書きの線分を判別行に重ねた直線に修正する場
合について説明したが、本実施の形態のように、文字列
の周囲を囲む線分に修正するようにしてもよい。本実施
の形態では、文章画像の文字列の周囲に沿って囲むよう
に入力された手書きの線分は、文字列の周囲を囲む直線
からなる矩形に修正される。
比較し異なる点は、図1の行抽出部4および曲線修正部
5に代替して、行抽出部4Aおよび曲線修正部5Aが設
けられた点にある。その他の各部は、図1のそれと同様
であり、説明は省略する。行抽出部4Aと図3の行抽出
部4とを比較し異なる点は、図3の処理領域指定部6、
方向判別部7および行判別部10が、処理領域指定部6
A、方向判別部7Aおよび行判別部10Aのそれぞれで
代替された点にある。行抽出部4Aの他の各部は、図3
のそれと同様であり説明は省略する。
る。図22(A)と(B)は、第4実施の形態による処
理領域指定部6Aの処理手順を説明する図である。処理
領域指定部6Aは、画像データ36Dの領域において、
入力データ36AAで示される自由曲線から離れた領域
が、後述する文字領域検出や行抽出の処理に影響されな
いようにする。つまり、文字領域検出や行領域抽出の処
理が施される処理領域は、自由曲線の入力データ36A
Aで示される位置から一定範囲に指定される。図22
(A)と(B)を参照して、以下に具体的に説明する。
した画像データ36Dに対応の文章が表示部2に表示さ
れている様子が示される。図22(A)ではX方向の画
像データ36Dの幅WDとY方向の画像データ36Dの
高さHTがそれぞれ示される。図22(B)には、表示
された画像データ36Dに対して自由曲線LLのデータ
(入力データ36AA)が入力されて、処理領域PE
(図の点線で囲まれた部分)が指定されている様子が示
される。自由曲線LLの入力データ36A(x(i),
y(i))(i=1〜n)がX方向の最小座標データm
in(x(i))と最大座標データmax(x(i))
ならびにY方向の最小座標データmin(y(i))と
最大座標データmax(y(i))とにより、処理領域
PEは矩形領域のデータ(min(x(i))−W,m
in(y(i))−H),(max(x(i))+W
1,max(y(i))+H1)で指定される。ただし
(min(x(i))−W,min(y(i))−H)
は矩形領域の左上端の座標値を示し、(max(x
(i))+W1,max(y(i))+H1)は矩形領
域の右下端の座標値を示す。
はそれぞれ任意の定数であり、文章の画像データ36D
における行間隔,文字間隔の定数倍の値を持つように設
定されると、入力した画像データ36Dに応じた処理領
域PEを指定することができる。なお、本実施の形態で
は処理領域PEを自由曲線の入力データ36AAで示さ
れる位置情報に基づいて自動設定されるが、これに限定
されない。つまり、必要に応じてタブレット3などで処
理領域PEを指定するようにしてもよい。
方向判別部7Aは文字列の周囲に沿って囲むように手書
き入力された自由曲線がX方向かY方向のいずれに入力
されたかを判別する。この判別処理について図23のフ
ローチャートを参照し説明する。
入力データ36AAについて、X方向の最大値と最小値
の差の絶対値|max(x(i))−min(x
(i))|とY方向の最大値と最小値の差の絶対値|m
ax(y(i))−min(y)(i))|とが比較さ
れて、前者が大きい場合にはステップS102におい
て、X方向に自由曲線LLが引かれたと判別される。逆
に後者が大きい場合には、ステップS103において自
由曲線LLがY方向に引かれたと判別される。
る。自由曲線LLがX方向の最小および最大座標値は2
1および51、Y方向の最小および最大座標値は23お
よび43である場合、X方向の差の絶対値は30(=|
51−21|)、Y方向の差の絶対値は20(=|43
−23|)であり、前者の値が大きい。よって、文章の
画像データ36Dに対して手書きによる自由曲線LLの
入力データ36AAはX方向に引かれたと判定される。
図25は、第4実施の形態による行判別部10Aの処理
フローチャートである。行判別部10Aは、自由曲線L
Lが画像データ36Dの文書中のいずれの行に対して引
かれたかを判別する。この行を判別するために、1つ以
上の行領域LE1のデータ((s(j),t(j)),
(u(j),v(j))(j=1〜m)と自由曲線LL
の入力データ36AA(x(i),y(i))(i=1
〜n)とが用いられる。具体的には自由曲線LLが入力
された場合には、自由曲線LLの入力データ36AAが
y座標の最小値min(y(i))と最大値max(y
(i))との間に、行領域LE1のY方向の最小値t
(j)と最大値v(j)がともに収まるかを比較判定し
て自由曲線LLが引かれた行が決定される。
部10Aによる処理を、自由曲線LLがx方向に入力さ
れた場合について説明する。ステップS111では、行
領域LE1のデータ((s(j),t(j)),(u
(j),v(j)))(j=1〜m)、自由曲線LLの
入力データ36AA(x(i),y(i))(i=1〜
n)とがCPU30の図示されない内部メモリおよびデ
ータ記憶部31Dから読出される。ステップS112で
は、1つ以上の行領域LE1が行領域抽出部9によって
抽出されているかどうかが判定される。行領域LE1が
抽出されていない場合には自由曲線LLの付近に文字は
存在しないということが想定されるため、すべての処理
を終了し、自由曲線LLの入力データ36AAについて
の曲線修正部5Aによる処理は行なわれない。
E1が抽出されていれば、ステップS113では、自由
曲線LLの入力データ36AAについてy座標値の最小
値min(y(i))と最大値(max(y(i))と
が求められる。ステップS114では、変数jに1が設
定されて、1つめの行領域LE1のデータが指定され
る。
1の最小値t(j)が、自由曲線LLの入力データ36
AAの最小値と最大値の間に存在するかを判定するため
にmax(y(i))>t(j)>min(y(i))
が判定され、成立すればステップS116に進み、成立
しなければステップS118に進んで、次の行領域LE
1が指定される。
の条件を満たす行領域LE1のうち対象の行領域LE1
の最大値v(j)が、自由曲線LLの入力データ36A
Aの最小値と最大値の間に存在するかどうかを判定する
ためにmax(y(i))>v(j)>min(y
(i))が成立するか否か判定し、成立するならばステ
ップS117に進み、成立しなければステップS118
に進む。
“j”が設定され、ステップS118では、次の行領域
LE1のデータが指定される。その後、ステップS11
9に進む。なお、変数LNEは自由曲線LLが引かれた
行領域LE1を特定するための値が設定される変数であ
る。
で読出されたすべての行領域LE1のデータに対して処
理がなされたか判定される。処理がなされていなけれ
ば、ステップS115に戻るが、処理がなされたと判定
されれば、一連の処理は終了して、変数LNEの値で示
される行領域LE1は、自由曲線LLが引かれた行とし
て判定される。以下、これを判別行という。
t),(u,v))として規定される判別行領域データ
36Bとして、データ記憶部31Dにストアされる。た
だし、変数(s,t)は矩形領域の左上端の座標値、変
数(u,v)は矩形領域の右下端の座標値をそれぞれ示
す。自由曲線LLがY方向に入力された場合には、図2
5の処理において、変数yを変数xに、変数tを変数s
に、変数vを変数uにとそれぞれ置換えればよい。
た場合の具体的な処理を、図26(A)〜(D)を参照
し説明する。図26(A)では、表示部2において文章
の画像に対して自由曲線LLが手書き入力された様子が
示される。図26(B)では処理領域指定部6Aにより
指定された処理領域PE内で文字領域検出部8により、
文字領域の検出が行なわれた結果が示される。ここで検
出される矩形の文字領域は曲線修正処理の際に利用され
るもので、矩形(e(z),f(z)),(g(z),
h(z))(z=1〜w)で表わされるものと想定す
る。ただし、wは、検出された矩形の個数とする。
に関する情報と方向判別部7Aにより判別された自由曲
線LLの入力データ36AAで示される方向とから、行
領域抽出部9により1つ以上の行領域LE1の抽出が行
なわれた結果が示される。図26(D)では、行判別部
10Aにより、自由曲線LLが、検出された1つ以上の
行領域LE1のうちのいずれの領域の行に対して引かれ
たものかが判別された結果が示される。これらの処理の
結果は、画面上に逐次表示されなくてもよいが、処理が
適切に実行されていることをユーザが容易に把握できる
ようにするために、ここでは表示されるものとする。
27は、第4実施の形態による曲線修正部5Aの処理フ
ローチャートである。曲線修正部5Aは、行抽出部4A
で得られた判別行に対して自由曲線LLをどのように修
正して、どの位置に引くかを決定する。自由曲線LLの
修正処理には、判別行の領域で得た((s,t),
(u,v))と自由曲線LLの入力データ36AA(x
(i),y(i))(i=1〜n)との位置に関する情
報が用いられる。通常は、自由曲線LLは所定の線幅を
有した直線に修正される。ここでは、自由曲線LLがX
方向に入力された場合に、判別行領域データ36Bの判
別行領域に対して自由曲線LLによる直線の矩形が引か
れるように、入力データ36AAが修正される場合につ
いて説明する。
線LLの入力データ36AAがX方向に入力された場合
の曲線修正処理について説明する。
から判別行領域データ36B((s,t),(u,
v))と文字領域データ((e(z),f(z)),
(g(z),h(z)))(z=1〜w)、自由曲線L
Lの入力データ36AA(x(i),y(i))(i=
1〜n)の情報が読出される。
データthを得る。ステップS123では、自由曲線L
Lの入力データ36AAの1つ目の座標データ(i=
1)が指定される。ステップS124では、自由曲線L
Lの入力データ36AAのX方向の最小値min(x
(i))、最大値max(x(i))、Y方向の最小値
min(y(i))、最大値max(y(i))を端点
とする矩形((min(x(i)),min(y
(i)),max(x(i)),max(y(i)))
を想定して、これを自由曲線最大領域と呼ぶことにす
る。
以上の文字領域CE1のうち、X方向に最小の位置にあ
る自由曲線LLの入力データ36AAのx座標をx0、
X方向に最大の位置にある自由曲線LLの入力データ3
6AAのx座標をx1とする。
力データ36AAのx座標を、次のように処理する。つ
まり、(1)x0より小さいときはx0からth/2を
引く、(2)x1より大きいときはx1にth/2を足
す、(3)x0とx1の間にあるときにはそのままの値
とする。また、y座標については次のように処理する。
つまり、(1)判別行領域LE1の最小値tより小さい
ときは最小値tからth/2を引く、(2)判別行領域
LE1の最大値vより大きいときは最大値vにth/2
を足す、(3)判別行領域の最小値tと最大値vの間に
あるときにはそのままの値とする。このようにして得ら
れたデータを、修正データ36CC(xcc(i),y
cc(i))とする。
力データ36AAの次の座標点が指定される。ステップ
S127では、自由曲線LLの入力データ36AAのす
べての座標点に対して処理がなされたか判定される。な
されていなければステップS125に戻る。すべての点
に対して処理がなされたと判定されると、曲線修正処理
は終了し、修正データ36CC(xcc(i),ycc
(i))(i=1〜n)および幅データthが得られ
る。
を(xcc(1),ycc(1))、右下の座標を(x
cc(n),ycc(n))および幅データthで示さ
れる線幅を持つ矩形を示すデータとしてもよい。上述の
自由曲線LLの入力データ36AAがX方向に入力され
た場合の具体的な曲線修正処理の様子が、図29(A)
と(B)に示される。
AがX方向に入力された場合の曲線修正処理に含まれる
幅設定処理について、図28のフローチャートを参照し
説明する。
の情報((s,t),(u,v))が読出される。ステ
ップS132では、ユーザが幅データthを指定してい
るかどうかが判定される。ユーザが幅データthを指定
している場合には、ステップS133で、ユーザ指定の
幅データthが取込まれる。ユーザが幅データthを指
定していない場合には、ステップS134において、任
意の定数が幅データthに設定される。この場合、画像
データ36Dによる文章の行間隔や文字間隔の定数倍の
値を持つように幅データthを設定すると、画像データ
36Dに応じた線分の幅を指定することができる。幅設
定処理を終了すると、曲線修正処理に幅データthが与
えられる。
向に入力された場合には、図27のフローチャートのス
テップS124で、X方向ではなくY方向の最小値y0
と最大値y1とを求め、ステップS125の修正式にお
いて自由曲線LLの入力データ36AAのx座標を次の
ように修正すればよい。
sより小さいときは最小値sからth/2を引く(xc
c(i))=(s−th/2)、(2)判別行領域LE
1の最大値uより大きいときは最大値uにth/2を足
す(xcc(i))=u+th/2)、(3)判別行領
域LE1の最小値sと最大値uの間にあるときにはその
ままの値とする(xcc(i)=x(i))。また、y
座標については、次のように修正すればよい。(1)y
0より小さいときはy0からth/2を引く(ycc
(i)=y0−th/2)、(2)y1より大きいとき
はy1にth/2を足す(ycc(i)=y1+th/
2)、(3)y0とy1の間にあるときはそのままの値
とする(ycc(i)=y(i))。
36CCの端点の値については、行領域LE1の情報や
文字領域CE1の情報を利用して見やすくするよう修正
されてもよい。たとえば、図30(A)と(B)に示さ
れるように行領域LE1と隣の行領域LE1との間や、
文字領域CE1と隣の文字領域CE1との間から引くな
ど、文字領域CE1の情報を利用して自由曲線LLのデ
ータを修正することもできる。
前に、適用される曲線修正部が第1の実施の形態で説明
されたものか、本実施の形態で説明されたもののいずれ
であるかを設定してから、自由曲線LLを入力すること
を前提としていたが、自由曲線LLの入力データが、囲
むように入力されたかどうかを自動で判別する機能を準
備すれば、入力された自由曲線の入力データから、第1
の実施の形態による曲線修正を行なうか、本実施の形態
による曲線修正を行なうかを、自動的に判断して修正を
行なうことが可能になる。
明するために、本実施の形態では、文字列を囲むように
自由曲線LLの入力データ36AAが入力されることを
前提として説明したが、第1〜第3の実施の形態と同様
にすなわち文字列を囲むようにではなく、文字列と重ね
て入力された線分に対しても本実施の形態と同様に行な
われることは明らかである。
で説明されたフローチャートに従う処理を含む各種処理
は、プログラム記憶部31Pに予めストアされた文書画
像処理プログラムがCPU30により読出されて実行さ
れることによって実現される。これらのプログラムはプ
ログラム記憶部31PのようなCPU30により読取可
能な記録媒体に格納されている。この記録媒体として、
外部記憶媒体35を用いてもよい。その場合には、外部
記憶媒体35が外部記憶媒体ドライバ34にセットされ
ることで、外部記憶媒体35から読取られたプログラム
は、内部のプログラム記憶部31Pを含む所定のエリア
にロードされて、その後、CPU30により読出されて
実行されるようにしてもよい。このロード用のプログラ
ムは、予め装置本体の図示されない記憶領域に格納され
ているものとする。
離可能に構成される記録媒体であってもよい。つまり、
磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フレキシ
ブルディスクやハードディスクなどの磁気ディスクおよ
びCD−ROM,MO,MDおよびDVDなどの光ディ
スクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)や光カードなどのカード系、あるいはマスクRO
M、EPROM、EEPROMおよびフラッシュROM
などによる半導体メモリを含む記録媒体であってもよ
い。
像処理装置は、インターネットを含む通信ネットワーク
33と接続可能な構成を有するから、通信ネットワーク
33から文書画像処理プログラムを画像処理装置にダウ
ンロードするために、画像処理プログラムを担持する媒
体であってもよい。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
処理装置の構成を示すブロック図である。
フローチャートである。
る。
説明するための図である。
処理のフローチャートである。
である。
ついて説明するための図である。
いて説明するための図である。
る。
形態に係る具体的な処理を説明するための図である。
るための処理フローチャートである。
る。
ャートに従う処理を説明するための図である。
正データを修正する処理を説明するための図である。
を含んだ文書画像に自由曲線が入力された場合の処理を
説明するための図である。
トである。
ローチャートである。
部による処理の一例を説明する図である。
フローチャートである。
部による処理の他の例を説明する図である。
ータ記憶部31Dの内容例を示す図である。
処理領域指定部の処理手順を説明する図である。
ローチャートである。
る。
ーチャートである。
自由曲線がX方向に入力された場合の具体的な処理手順
を説明する図である。
ローチャートである。
チャートである。
由曲線修正処理の具体的手順を説明する図である。
自由曲線修正処理の他の手順を説明する図である。
行抽出部、5,5A曲線修正部、61 幅設定部、7
1 透過処理部、L,LL 自由曲線。
Claims (11)
- 【請求項1】 文書の画像を表示する表示手段と、 前記表示手段により表示された文書画像における任意の
文字列の画像に対応するように手書きされた線分を入力
する線分入力手段と、 前記線分入力手段により入力された手書き線分を処理す
る処理手段とを備え、 前記処理手段は、 前記手書き線分の方向を判別する方向判別手段と、 前記方向判別手段により判別された方向と前記文書画像
における1つ以上の文字画像とに基づいて、前記文書画
像の領域において、前記任意文字列の画像を含む行の領
域を抽出する行抽出手段と、 前記手書き線分を、前記行抽出手段で抽出された前記行
の領域に重ねて引かれる直線に修正する線分修正手段
と、 前記線分修正手段による修正により得られた前記直線が
重ねて引かれる前記任意の文字列の画像を、該直線を透
過して前記表示部に表示されるように処理する透過手段
とを有する、文書画像処理装置。 - 【請求項2】 前記処理手段は、 前記手書き線分を、前記行抽出手段で抽出された前記行
の領域における前記任意文字列の画像を囲む矩形の直線
に修正して、前記表示部に表示する矩形修正手段をさら
に有する、請求項1に記載の文書画像処理装置。 - 【請求項3】 前記直線は、任意に設定された一定線幅
を有していることを特徴とする、請求項1または2に記
載の文書画像処理装置。 - 【請求項4】 前記一定線幅は、前記行の領域における
前記任意文字列の画像の大きさに応じて設定されること
を特徴とする、請求項3に記載の文書画像処理装置。 - 【請求項5】 前記線分修正手段は、 前記行抽出手段により抽出された前記行の領域における
1つ以上の文字の領域に基づいて、前記直線の長さを最
適に調整する調整手段を有する、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の文書画像処理装置。 - 【請求項6】 前記線分修正手段は、前記行抽出手段に
より抽出された前記行の領域について、既に1つ以上の
前記直線が引かれている場合に、 前記手書き線分に対応の前記直線の位置を、前記行の領
域に既に引かれた1つ以上の前記直線と連続して引かれ
るように修正する直線位置修正手段を有する、請求項1
ないし5のいずれかに記載の文書画像処理装置。 - 【請求項7】 前記線分修正手段は、 前記行抽出手段により抽出された前記行の領域につい
て、1つ以上の前記手書き線分が入力された場合に、 1つ以上の前記手書き線分のそれぞれに対応の前記直線
を、位置調整して、連続した1つの直線に修正する手書
き線分位置修正手段を有する、請求項1ないし6のいず
れかに記載の文書画像処理装置。 - 【請求項8】 前記線分修正手段は、 前記行抽出手段により抽出された前記行の領域が、ルビ
の行に対応するものであることを識別するルビ行識別手
段を有し、 前記ルビ行識別手段により前記行の領域が前記ルビの行
に対応するものであると識別されたときは、前記手書き
線分を前記ルビの行の領域に沿って引かれる前記直線に
修正する、請求項1ないし7のいずれかに記載の文書画
像処理装置。 - 【請求項9】 文書の画像を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された文書画像における任意の文字
列の画像を囲むように手書きされた線分を入力する線分
入力手段と、 前記線分入力手段により入力された手書き線分を処理す
る処理手段とを備え、 前記処理手段は、 前記手書き線分の方向を判別する方向判別手段と、 前記方向判別手段により判別された方向と前記文書画像
における1つ以上の文字画像とに基づいて、前記文書画
像の領域において、前記任意文字列の画像を含む行の領
域を抽出する行抽出手段と、 前記手書き線分を、前記行抽出手段で抽出された前記行
の領域の前記任意文字列の画像を囲む直線に修正して、
前記表示部に表示する線分修正表示手段とを有する、文
書画像処理装置。 - 【請求項10】 文書画像を表示する表示ステップと、 前記表示ステップにより表示された前記文書画像におけ
る任意の文字列の画像に対応して、手書きされた線分を
入力する線分入力ステップと、 前記線分入力ステップにより入力された手書き線分を処
理する処理ステップとを備え、 前記処理ステップは、 前記手書き線分の方向を判別する方向判別ステップと、 前記方向判別ステップにより判別された方向と、前記文
書画像における1つ以上の文字の画像とに基づいて、前
記文書画像の領域において、前記任意文字列を含む行の
領域を抽出する行抽出ステップと、 前記手書き線分を、前記行抽出ステップで抽出された前
記行の領域に重ねて引かれる直線に修正する線分修正ス
テップと、 前記線分修正ステップによる修正により得られた前記直
線が重ねて引かれる前記任意の文字列の画像を、該直線
を透過して表示されるように処理する透過ステップとを
有する、文書画像処理方法。 - 【請求項11】 文書画像処理方法をコンピュータに実
行させるための文書画像処理プログラムを記録したコン
ピュータで読取可能な記録媒体であって、 前記文書画像処理方法は、 文書画像を表示する表示ステップと、 前記表示ステップにより表示された前記文書画像におけ
る任意の文字列の画像に対応して、手書きされた線分を
入力する線分入力ステップと、 前記線分入力ステップにより入力された手書き線分を処
理する処理ステップとを備え、 前記処理ステップは、 前記手書き線分の方向を判別する方向判別ステップと、 前記方向判別ステップにより判別された方向と、前記文
書画像における1つ以上の文字の画像とに基づいて、前
記文書画像の領域において、前記任意文字列を含む行の
領域を抽出する行抽出ステップと、 前記手書き線分を、前記行抽出ステップで抽出された前
記行の領域に重ねて引かれる直線に修正する線分修正ス
テップと、 前記線分修正ステップによる修正により得られた前記直
線が重ねて引かれる前記任意の文字列の画像を、該直線
を透過して表示されるように処理する透過ステップとを
有する、文書画像処理プログラムを記録したコンピュー
タで読取可能な記録媒体。
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