JP2001254002A - 樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物 - Google Patents
樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物Info
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- JP2001254002A JP2001254002A JP2000066757A JP2000066757A JP2001254002A JP 2001254002 A JP2001254002 A JP 2001254002A JP 2000066757 A JP2000066757 A JP 2000066757A JP 2000066757 A JP2000066757 A JP 2000066757A JP 2001254002 A JP2001254002 A JP 2001254002A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】パターン精度、基板との密着性に優れ、水又は
希アルカリ溶液で現像ができ、プリント配線基板やIC
パッケージ用のソルダーレジストや層間絶縁層等の形成
に適する低誘電率樹脂組成物及びこれを用いた感光性フ
イルムを提供する。 【解決手段】分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結
合とカルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任
意成分として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であ
るエポキシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基
酸無水物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、
希釈剤(B)、光重合開始剤(C)及び誘電率3.5以
下で表面改質された粉末(D)を含むことを特徴とす
る、感光性樹脂組成物。
希アルカリ溶液で現像ができ、プリント配線基板やIC
パッケージ用のソルダーレジストや層間絶縁層等の形成
に適する低誘電率樹脂組成物及びこれを用いた感光性フ
イルムを提供する。 【解決手段】分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結
合とカルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任
意成分として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であ
るエポキシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基
酸無水物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、
希釈剤(B)、光重合開始剤(C)及び誘電率3.5以
下で表面改質された粉末(D)を含むことを特徴とす
る、感光性樹脂組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層基板、ビルド
アップ基板及びICパッケージ等に用いられるソルダー
レジストや層間絶縁層等として有用な低誘電率感光性樹
脂組成物、そのフィルム及び硬化物に関する。
アップ基板及びICパッケージ等に用いられるソルダー
レジストや層間絶縁層等として有用な低誘電率感光性樹
脂組成物、そのフィルム及び硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューター、携帯電話等の電
子機器類は、高速化、高周波数化が強く望まれ、それに
使用するプリント配線基板やICパッケージ等の電子部
品の高速化、高周波数化に対する要求が強くなってい
る。この要求に答えるためには、電子部品の低誘電率
化、低誘電正接化が必要となり、種々の検討がなされて
いるが、低誘電率、低誘電正接、パターニング精度、耐
熱性をすべて満足する樹脂組成物はない。
子機器類は、高速化、高周波数化が強く望まれ、それに
使用するプリント配線基板やICパッケージ等の電子部
品の高速化、高周波数化に対する要求が強くなってい
る。この要求に答えるためには、電子部品の低誘電率
化、低誘電正接化が必要となり、種々の検討がなされて
いるが、低誘電率、低誘電正接、パターニング精度、耐
熱性をすべて満足する樹脂組成物はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記低誘電
率、低誘電正接、パターニング精度、耐熱性の課題を解
決する樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
率、低誘電正接、パターニング精度、耐熱性の課題を解
決する樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(1)分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結合とカ
ルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任意成分
として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であるエポ
キシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基酸無水
物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、希釈剤
(B)、光重合開始剤(C)及び誘電率が3.5以下で
表面改質された粉末(D)を含むことを特徴とする感光
性樹脂組成物、(2)誘電率が3.5以下で表面改質さ
れた粉末(D)の粒径が30μm以下である上記(1)
記載の感光性樹脂組成物、(3)誘電率が3.5以下で
表面改質された粉末(D)の融点が100℃以上である
ことを特徴とする上記(1)ないし(2)記載の感光性
樹脂組成物、(4)粉末(D)の誘電率が3.0以下で
ある上記(1)ないし(3)記載の感光性樹脂組成物、
(5)上記(1)ないし(4)記載の感光性樹脂組成物
からなるフィルム、(6)上記(1)ないし(5)記載
の感光性樹脂組成物及びフィルムの硬化物、に関する。
(1)分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結合とカ
ルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任意成分
として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であるエポ
キシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基酸無水
物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、希釈剤
(B)、光重合開始剤(C)及び誘電率が3.5以下で
表面改質された粉末(D)を含むことを特徴とする感光
性樹脂組成物、(2)誘電率が3.5以下で表面改質さ
れた粉末(D)の粒径が30μm以下である上記(1)
記載の感光性樹脂組成物、(3)誘電率が3.5以下で
表面改質された粉末(D)の融点が100℃以上である
ことを特徴とする上記(1)ないし(2)記載の感光性
樹脂組成物、(4)粉末(D)の誘電率が3.0以下で
ある上記(1)ないし(3)記載の感光性樹脂組成物、
(5)上記(1)ないし(4)記載の感光性樹脂組成物
からなるフィルム、(6)上記(1)ないし(5)記載
の感光性樹脂組成物及びフィルムの硬化物、に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の感光性樹脂組成物は、基板上に塗布し、必要に
応じて有機溶剤を乾燥し、ネガマスクを当て紫外線を露
光し、希アルカリ水溶液で現像し、次いで、必要に応じ
て、熱硬化して使用する。
本発明の感光性樹脂組成物は、基板上に塗布し、必要に
応じて有機溶剤を乾燥し、ネガマスクを当て紫外線を露
光し、希アルカリ水溶液で現像し、次いで、必要に応じ
て、熱硬化して使用する。
【0006】本発明で用いる樹脂(A)は、1分子中に
2個以上のエポキシ基を有する化合物(a)と1分子中
に不飽和2重結合とカルボキシル基を1つずつ有する化
合物(b)及び任意成分として飽和カルボン酸(c)を
反応させ、必要に応じて多塩基酸無水物(d)を反応さ
せて得られる樹脂である。
2個以上のエポキシ基を有する化合物(a)と1分子中
に不飽和2重結合とカルボキシル基を1つずつ有する化
合物(b)及び任意成分として飽和カルボン酸(c)を
反応させ、必要に応じて多塩基酸無水物(d)を反応さ
せて得られる樹脂である。
【0007】1分子中に2個以上のエポキシ基を有する
化合物(a)の具体例としては、例えば、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(例えば、油化シェルエポキシ
(株)製、エピコート828、エピコート1001、エ
ピコート1002、エピコート1004等)、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂のアルコール性水酸基とエピク
ロルヒドリンの反応により得られるエポキシ樹脂(例、
日本化薬(株)製、NER−1302、エポキシ当量3
23、軟化点76℃)、ビスフェノールF型樹脂(例、
油化シェルエポキシ(株)製、エピコート807、EP
−4001、EP−4002、EP−4004等)、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂のアルコール性水酸基と
エピクロルヒドリンの反応により得られるエポキシ樹脂
(例、日本化薬(株)製、NER−7406、エポキシ
当量350、軟化点66℃)、ビスフェノールS型エポ
キシ樹脂、ビフェニルグリシジルエーテル(例、油化シ
ェルエポキシ(株)製、YX−4000)、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂(例、日本化薬(株)製、E
PPN−201、油化シェルエポキシ(株)製、EP−
152、EP−154、ダウケミカル(株)製、DEN
−438)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(例、日本化薬(株)、EOCN−102S、EOCN
−1020、EOCN−104S)、トリグリシジルイ
ソシアヌレート(日産化学(株)製、TEPIC)、ト
リスフェノールメタン型エポキシ樹脂(日本化薬(株)
製、EPPN−501、EPN−502,EPPN−5
03)、フルオレンエポキシ樹脂(例、新日鐵化学
(株)製、カルドエポキシ樹脂、ESF−300)、脂
環式エポキシ樹脂(ダイセル化学工業(株)製、セロキ
サイド2021P、セロキサイドEHPE)等が挙げら
れる。
化合物(a)の具体例としては、例えば、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(例えば、油化シェルエポキシ
(株)製、エピコート828、エピコート1001、エ
ピコート1002、エピコート1004等)、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂のアルコール性水酸基とエピク
ロルヒドリンの反応により得られるエポキシ樹脂(例、
日本化薬(株)製、NER−1302、エポキシ当量3
23、軟化点76℃)、ビスフェノールF型樹脂(例、
油化シェルエポキシ(株)製、エピコート807、EP
−4001、EP−4002、EP−4004等)、ビ
スフェノールF型エポキシ樹脂のアルコール性水酸基と
エピクロルヒドリンの反応により得られるエポキシ樹脂
(例、日本化薬(株)製、NER−7406、エポキシ
当量350、軟化点66℃)、ビスフェノールS型エポ
キシ樹脂、ビフェニルグリシジルエーテル(例、油化シ
ェルエポキシ(株)製、YX−4000)、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂(例、日本化薬(株)製、E
PPN−201、油化シェルエポキシ(株)製、EP−
152、EP−154、ダウケミカル(株)製、DEN
−438)、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂
(例、日本化薬(株)、EOCN−102S、EOCN
−1020、EOCN−104S)、トリグリシジルイ
ソシアヌレート(日産化学(株)製、TEPIC)、ト
リスフェノールメタン型エポキシ樹脂(日本化薬(株)
製、EPPN−501、EPN−502,EPPN−5
03)、フルオレンエポキシ樹脂(例、新日鐵化学
(株)製、カルドエポキシ樹脂、ESF−300)、脂
環式エポキシ樹脂(ダイセル化学工業(株)製、セロキ
サイド2021P、セロキサイドEHPE)等が挙げら
れる。
【0008】(a)の他の例としては共重合型エポキシ
樹脂が挙げられる。共重合型のエポキシ樹脂としては、
例えばグリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロイルメチルシクロヘキセンオキサイド、ビニルシク
ロヘキセンオキサイドなどとこれら以外の1官能エチレ
ン性不飽和基含有化合物(例えば、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸、スチレン、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、α
−メチルスチレン、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト、一般式(1)
樹脂が挙げられる。共重合型のエポキシ樹脂としては、
例えばグリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロイルメチルシクロヘキセンオキサイド、ビニルシク
ロヘキセンオキサイドなどとこれら以外の1官能エチレ
ン性不飽和基含有化合物(例えば、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸、スチレン、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、α
−メチルスチレン、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト、一般式(1)
【0009】
【化1】
【0010】(式中R1 は水素、又はエチル基、R2
は水素又はC1〜C6のアルキル基であり、nは2〜23
の整数である)から選ばれる一種又は二種以上とを反応
させて得られた共重合体が挙げられる。具体的には日本
油脂(株)製、CP−15、CP−30、CP−50、
CP−20SA、CP−510SA、CP−50S、C
P−50M、CP−20MA等)が例示される。又式
(1)の化合物としては例えばジエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、メトキシテトラエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、等のアルコ
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等が
挙げられる
は水素又はC1〜C6のアルキル基であり、nは2〜23
の整数である)から選ばれる一種又は二種以上とを反応
させて得られた共重合体が挙げられる。具体的には日本
油脂(株)製、CP−15、CP−30、CP−50、
CP−20SA、CP−510SA、CP−50S、C
P−50M、CP−20MA等)が例示される。又式
(1)の化合物としては例えばジエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、メトキシテトラエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、等のアルコ
キシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等が
挙げられる
【0011】上記共重合型エポキシ樹脂の分子量は約1
000〜200000が好ましい。グリシジル(メタ)
アクリレートの使用量は、共重合型エポキシ樹脂に使用
する不飽和単量体全量に対して10〜70重量%が好ま
しく、特に好ましくは20〜50重量%である。
000〜200000が好ましい。グリシジル(メタ)
アクリレートの使用量は、共重合型エポキシ樹脂に使用
する不飽和単量体全量に対して10〜70重量%が好ま
しく、特に好ましくは20〜50重量%である。
【0012】水で現像が可能なタイプの共重合型エポキ
シ樹脂を得る場合、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト及び/又は一般式(1)の化合物は、重合体に使用す
る不飽和単量体全量に対して30重量%以上、特に好ま
しくは50重量%以上を配合するのが望ましい。
シ樹脂を得る場合、グリセリンモノ(メタ)アクリレー
ト及び/又は一般式(1)の化合物は、重合体に使用す
る不飽和単量体全量に対して30重量%以上、特に好ま
しくは50重量%以上を配合するのが望ましい。
【0013】前記共重合型エポキシ樹脂は、公知の重合
方法、例えば、溶液重合やエマルジョン重合等によって
得られる。溶液重合を用いる場合について説明すれば、
エチレン性不飽和単量体混合物を、適用な有機溶剤中で
重合開始剤を添加して窒素気流下に好ましくは50〜1
00℃で加熱攪拌する方法によって重合させる。前記有
機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、2−
ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等のア
ルコール類、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等
のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、
カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール
類、プロピレングリコールメチルエーテル等のプロピレ
ングリコールアルキルエーテル類、ジプロピレングリコ
ールメチルエーテル等のポリピロピレングリコールアル
キルエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブ
アセテート、プロピレングリコールモノメチルアセテー
ト等の酢酸エステル類、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳
酸エステル類、ジアルキルグリコールエーテル類等が挙
げられる。これらの有機溶剤は単独又は混合して用いる
ことができる。
方法、例えば、溶液重合やエマルジョン重合等によって
得られる。溶液重合を用いる場合について説明すれば、
エチレン性不飽和単量体混合物を、適用な有機溶剤中で
重合開始剤を添加して窒素気流下に好ましくは50〜1
00℃で加熱攪拌する方法によって重合させる。前記有
機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、2−
ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等のア
ルコール類、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等
のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、
カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール
類、プロピレングリコールメチルエーテル等のプロピレ
ングリコールアルキルエーテル類、ジプロピレングリコ
ールメチルエーテル等のポリピロピレングリコールアル
キルエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブ
アセテート、プロピレングリコールモノメチルアセテー
ト等の酢酸エステル類、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳
酸エステル類、ジアルキルグリコールエーテル類等が挙
げられる。これらの有機溶剤は単独又は混合して用いる
ことができる。
【0014】重合開始剤としては、例えば、過酸化ベン
ゾイル等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ化合物を用いることができる。
ゾイル等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等の
アゾ化合物を用いることができる。
【0015】1分子中に不飽和2重結合とカルボキシル
基を1つずつ有する化合物(b)としては、(メタ)ア
クリル酸、水酸基含有(メタ)アクリレート(例えば、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタン
ジオールモノ(メタ)アクリレート等)と多カルボン酸
化合物の酸無水物(例えば、無コハク酸、無水マレイン
酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸等)の反応物であるハーフエステル
が例示される。
基を1つずつ有する化合物(b)としては、(メタ)ア
クリル酸、水酸基含有(メタ)アクリレート(例えば、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタン
ジオールモノ(メタ)アクリレート等)と多カルボン酸
化合物の酸無水物(例えば、無コハク酸、無水マレイン
酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサ
ヒドロ無水フタル酸等)の反応物であるハーフエステル
が例示される。
【0016】飽和モノカルボン酸(c)の具体例として
は、例えば、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ヒドロ
キシピバリン酸、ジメチロールプロピオン酸、安息香
酸、ヒドロキシ安息香酸等を挙げることができる。
は、例えば、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ヒドロ
キシピバリン酸、ジメチロールプロピオン酸、安息香
酸、ヒドロキシ安息香酸等を挙げることができる。
【0017】上記エポキシ樹脂(a)のエポキシ基1当
量に対して化合物(b)と任意成分としての飽和モノカ
ルボン酸(c)は0.5〜1.1当量を反応させるのが
好ましい。又、必要に応じて反応溶剤を用いてもよく、
例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノール、2−ブタノール、ヘ
キサノール、エチレングリコール等のアルコール類、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、カルビトール、ブ
チルカルビトール等のカルビトール類、プロピレングリ
コールメチルエーテル等のプロピレングリコールアルキ
ルエーテル類、ジプロピレングリコールメチルエーテル
等のポリピロピレングリコールアルキルエーテル類、酢
酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、プロピ
レングリコールモノメチルアセテート等の酢酸エステル
類、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類、ジア
ルキルグリコールエーテル類等が挙げられる。これらの
有機溶剤は単独又は混合して用いることかできる。
量に対して化合物(b)と任意成分としての飽和モノカ
ルボン酸(c)は0.5〜1.1当量を反応させるのが
好ましい。又、必要に応じて反応溶剤を用いてもよく、
例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノール、2−ブタノール、ヘ
キサノール、エチレングリコール等のアルコール類、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、カルビトール、ブ
チルカルビトール等のカルビトール類、プロピレングリ
コールメチルエーテル等のプロピレングリコールアルキ
ルエーテル類、ジプロピレングリコールメチルエーテル
等のポリピロピレングリコールアルキルエーテル類、酢
酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、プロピ
レングリコールモノメチルアセテート等の酢酸エステル
類、乳酸エチル、乳酸ブチル等の乳酸エステル類、ジア
ルキルグリコールエーテル類等が挙げられる。これらの
有機溶剤は単独又は混合して用いることかできる。
【0018】反応を促進させるために反応触媒としてト
リフェニルホスフィン、トリフェニルスチビン、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアン
モニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウム
クロライド、等の塩基性化合物を反応液中に0.1〜1
%添加するのが好ましい。反応中、重合を防止するため
に重合禁止剤(例えば、メトキシフェノール、メチルハ
イドロキノン、ハイドロキノン、フェノチアジン等)を
反応液中、0.05〜0.5%添加するのが好ましい。
反応温度は、90〜150℃、反応時間は、5〜40時
間が好ましい。
リフェニルホスフィン、トリフェニルスチビン、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアン
モニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウム
クロライド、等の塩基性化合物を反応液中に0.1〜1
%添加するのが好ましい。反応中、重合を防止するため
に重合禁止剤(例えば、メトキシフェノール、メチルハ
イドロキノン、ハイドロキノン、フェノチアジン等)を
反応液中、0.05〜0.5%添加するのが好ましい。
反応温度は、90〜150℃、反応時間は、5〜40時
間が好ましい。
【0019】必要に応じて、このようにして得られたエ
ポキシ(メタ)アクリレートの水酸基1当量に対して多
カルボン酸化合物の酸無水物(d)(例えば、無コハク
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等)を好ましくは
無水物基0.2〜1.0当量反応させることができる。
反応温度は、90〜150℃、反応時間は、3〜30時
間が好ましい。
ポキシ(メタ)アクリレートの水酸基1当量に対して多
カルボン酸化合物の酸無水物(d)(例えば、無コハク
酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水
フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等)を好ましくは
無水物基0.2〜1.0当量反応させることができる。
反応温度は、90〜150℃、反応時間は、3〜30時
間が好ましい。
【0020】本発明では希釈剤(B)を使用する。
(B)成分の具体例としては、例えば、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレ
ート、アクリロイルモルホリン、水酸基含有(メタ)ア
クリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレー
ト等)と多カルボン酸化合物の酸無水物(例えば、無コ
ハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ
無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等)の反応物
であるハーフエステル,ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリエトキ
シトリ(メタ)アクリレート、グリセンポリプロポキシ
トリ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオ
ペングリコールのε−カプロラクトン付加物のジ(メ
タ)アクリレート(例えば、日本化薬(株)製、KAY
ARAD HX−220、HX−620、等)、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールとε−カプロラクトンの反応物のポリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールポリ
(メタ)アクリレート、モノ又はポリグリシジル化合物
(例えば、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、グリセリ
ンポリグリシジルエーテル、グリセリンポリエトキシグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパンポリエトキシポ
リグリシジルエーテル、等)と(メタ)アクリル酸の反
応物であるエポキシ(メタ)アクリレート、等の反応性
希釈剤(B−1)、エチレングリコールモノアルキルエ
ーテル類、エチレングリコールジアルキルエーテル類、
ジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、エチレングリコールモノアリールエーテル類、ポリ
エチレングリコールモノアリールエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、酢酸エステル、酢酸ブチル等のエステル類、
トルエン、キシレン、ベンジルアルコール等の芳香族炭
化水素類、プロピレングリコールモノアルキルエーテル
類、ジプロピレングリコールジアルキルエーテル類、プ
ロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
γ−ブチロラクトン、ソルベントナフサ等の有機溶剤類
(B−2)等を挙げることができる。希釈剤は、単独で
用いても良く、2種類以上を混合して用いても良い。
(B)成分の具体例としては、例えば、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレ
ート、アクリロイルモルホリン、水酸基含有(メタ)ア
クリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレー
ト等)と多カルボン酸化合物の酸無水物(例えば、無コ
ハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ
無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等)の反応物
であるハーフエステル,ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリエトキ
シトリ(メタ)アクリレート、グリセンポリプロポキシ
トリ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオ
ペングリコールのε−カプロラクトン付加物のジ(メ
タ)アクリレート(例えば、日本化薬(株)製、KAY
ARAD HX−220、HX−620、等)、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールとε−カプロラクトンの反応物のポリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールポリ
(メタ)アクリレート、モノ又はポリグリシジル化合物
(例えば、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシ
ジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、グリセリ
ンポリグリシジルエーテル、グリセリンポリエトキシグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパンポリエトキシポ
リグリシジルエーテル、等)と(メタ)アクリル酸の反
応物であるエポキシ(メタ)アクリレート、等の反応性
希釈剤(B−1)、エチレングリコールモノアルキルエ
ーテル類、エチレングリコールジアルキルエーテル類、
ジエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、エチレングリコールモノアリールエーテル類、ポリ
エチレングリコールモノアリールエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、酢酸エステル、酢酸ブチル等のエステル類、
トルエン、キシレン、ベンジルアルコール等の芳香族炭
化水素類、プロピレングリコールモノアルキルエーテル
類、ジプロピレングリコールジアルキルエーテル類、プ
ロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
γ−ブチロラクトン、ソルベントナフサ等の有機溶剤類
(B−2)等を挙げることができる。希釈剤は、単独で
用いても良く、2種類以上を混合して用いても良い。
【0021】光重合開始剤(C)の具体例としては、例
えば、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチ
オキサントン、イソプロピルチオキサントン、2−メチ
ル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフ
ォリノ−プロパン−1,2−ベンジル−2−ジメチルア
ミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブタノ
ン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルスルフィ
ド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホス
フィンオキサイド、ミヒラーズケトン、ベンジルジメチ
ルケタール、2−エチルアンスラキノン等を挙げること
ができる。又、これら光重合開始剤(B)の促進剤とし
ての光重合促進剤(例えば、N,N−ジメチルアミノ安
息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルアミノ安息香
酸イソアミルエステル等のアミン類)を併用することも
できる。
えば、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチ
オキサントン、イソプロピルチオキサントン、2−メチ
ル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフ
ォリノ−プロパン−1,2−ベンジル−2−ジメチルア
ミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−1−ブタノ
ン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルスルフィ
ド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホス
フィンオキサイド、ミヒラーズケトン、ベンジルジメチ
ルケタール、2−エチルアンスラキノン等を挙げること
ができる。又、これら光重合開始剤(B)の促進剤とし
ての光重合促進剤(例えば、N,N−ジメチルアミノ安
息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルアミノ安息香
酸イソアミルエステル等のアミン類)を併用することも
できる。
【0022】誘電率が3.5以下で表面改質された粉末
(D)の具体例としては、低密度ポリエチレン粉末、高
密度ポリエチレン粉末、エチレン/アクリル酸共重合体
粉末、ポリフェニレンエーテル粉末、ポリエーテルスル
フォン粉末、ポリテトラフルオロエチレン粉末、シリコ
ーン粉末、ポリイミド粉末、テフロン粉末等が挙げら
れ、2種以上を混合することもできる。これら粉末の粒
径は30μm以下が好ましい。30μm以上であるとパ
ターン精度が悪くなるので好ましくない。融点は、10
0℃以下であると硬化物の耐熱性が悪くなるので、10
0℃以上が好ましい。
(D)の具体例としては、低密度ポリエチレン粉末、高
密度ポリエチレン粉末、エチレン/アクリル酸共重合体
粉末、ポリフェニレンエーテル粉末、ポリエーテルスル
フォン粉末、ポリテトラフルオロエチレン粉末、シリコ
ーン粉末、ポリイミド粉末、テフロン粉末等が挙げら
れ、2種以上を混合することもできる。これら粉末の粒
径は30μm以下が好ましい。30μm以上であるとパ
ターン精度が悪くなるので好ましくない。融点は、10
0℃以下であると硬化物の耐熱性が悪くなるので、10
0℃以上が好ましい。
【0023】表面改質は、上記粉末(D)の樹脂中での
分散安定性を向上させるために行う。表面改質法として
は、ロジン処理等のコーティングによる改質、低温プラ
ズマ処理等のトポケミカルな改質、メカノケミカル反応
による改質、in−situ法、相分離法等のカプセル
化による改質、放射線等の高エネルギー利用による改
質、CVD法等の沈殿反応による改質等が挙げられ、こ
れらを組み合わせるか、改質層をさらに化学反応によっ
て変成することもできる。
分散安定性を向上させるために行う。表面改質法として
は、ロジン処理等のコーティングによる改質、低温プラ
ズマ処理等のトポケミカルな改質、メカノケミカル反応
による改質、in−situ法、相分離法等のカプセル
化による改質、放射線等の高エネルギー利用による改
質、CVD法等の沈殿反応による改質等が挙げられ、こ
れらを組み合わせるか、改質層をさらに化学反応によっ
て変成することもできる。
【0024】本発明の樹脂組成物は、(A)、(B)、
(C)及び(D)の各成分を溶解、混合、混練すること
により調製することができる。本発明の樹脂組成物中、
各成分の使用割合は以下のようにすることができる(%
は重量%)。(A)+(B−1)+(C)の合計した使
用量は組成物に対して10〜90%が好ましく、特に好
ましくは30〜80%である。(D)成分は、組成物
中、10〜90%が好ましく、特に好ましくは20〜7
0%である。(A)+(B−1)+(C)の合計量の中
に占める各成分の好ましい使用量は、(A)成分の使用
量は、30〜90%、(B−1)成分の使用量は、5〜
65%、(C)成分の使用量は、5〜30%である。有
機溶剤(B−2)の使用量は、本発明の組成物を使用す
るために適当な粘度調整等の目的のために任意の割合で
使用することができる。
(C)及び(D)の各成分を溶解、混合、混練すること
により調製することができる。本発明の樹脂組成物中、
各成分の使用割合は以下のようにすることができる(%
は重量%)。(A)+(B−1)+(C)の合計した使
用量は組成物に対して10〜90%が好ましく、特に好
ましくは30〜80%である。(D)成分は、組成物
中、10〜90%が好ましく、特に好ましくは20〜7
0%である。(A)+(B−1)+(C)の合計量の中
に占める各成分の好ましい使用量は、(A)成分の使用
量は、30〜90%、(B−1)成分の使用量は、5〜
65%、(C)成分の使用量は、5〜30%である。有
機溶剤(B−2)の使用量は、本発明の組成物を使用す
るために適当な粘度調整等の目的のために任意の割合で
使用することができる。
【0025】本発明では、熱硬化成分(E)を使用する
ことができる。これを用いることにより、耐熱性等を更
に向上させることができる。熱硬化成分(E)として
は、例えばエポキシ樹脂、メラミン化合物、オキサゾリ
ン化合物、フェノール化合物などを挙げる事ができる。
エポキシ樹脂としては、具体的には、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フ
ェノール・ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・ノ
ボラック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エ
ポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂、ビフェノール型エポ
キシ樹脂などのグリシジルエーテル類;3,4−エポキ
シ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキ
シ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレート、1−エポキシエチル
−3,4−エポキシシクロヘキサンなどの脂環式エポキ
シ樹脂;フタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロ
フタル酸ジグリシジルエステル、ダイマー酸グリシジル
エステルなどのグリシジルエステル類;テトラグリシジ
ルジアミノジフェニルメタンなどのグリシジルアミン
類;トリグリシジルイソシアヌレートなどの複素環式エ
ポキシ樹脂などが挙げられる。なかでも、融点が50℃
以上のエポキシ樹脂が乾燥後タックのない光重合性皮膜
を形成することができ好ましい。
ことができる。これを用いることにより、耐熱性等を更
に向上させることができる。熱硬化成分(E)として
は、例えばエポキシ樹脂、メラミン化合物、オキサゾリ
ン化合物、フェノール化合物などを挙げる事ができる。
エポキシ樹脂としては、具体的には、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フ
ェノール・ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール・ノ
ボラック型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エ
ポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹脂、ビフェノール型エポ
キシ樹脂などのグリシジルエーテル類;3,4−エポキ
シ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキ
シ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレート、1−エポキシエチル
−3,4−エポキシシクロヘキサンなどの脂環式エポキ
シ樹脂;フタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロ
フタル酸ジグリシジルエステル、ダイマー酸グリシジル
エステルなどのグリシジルエステル類;テトラグリシジ
ルジアミノジフェニルメタンなどのグリシジルアミン
類;トリグリシジルイソシアヌレートなどの複素環式エ
ポキシ樹脂などが挙げられる。なかでも、融点が50℃
以上のエポキシ樹脂が乾燥後タックのない光重合性皮膜
を形成することができ好ましい。
【0026】メラミン化合物としては、メラミン、メラ
ミンとホルマリンとの重縮合物であるメラミン樹脂が挙
げられる。尿素化合物としては、尿素、尿素とホルマリ
ンの重縮合物である尿素樹脂などが挙げられる。
ミンとホルマリンとの重縮合物であるメラミン樹脂が挙
げられる。尿素化合物としては、尿素、尿素とホルマリ
ンの重縮合物である尿素樹脂などが挙げられる。
【0027】オキサゾリン化合物としては、2−オキサ
ゾリン、2−メチル−2−オキサゾリン、2−フェニル
−2−オキサゾリン、2,5−ジメチル−2−オキサゾ
リン、5−メチル−2−フェニル−2−オキサゾリン、
2,4−ジフェニルオキサゾリン等が挙げられる。
ゾリン、2−メチル−2−オキサゾリン、2−フェニル
−2−オキサゾリン、2,5−ジメチル−2−オキサゾ
リン、5−メチル−2−フェニル−2−オキサゾリン、
2,4−ジフェニルオキサゾリン等が挙げられる。
【0028】フェノール化合物としては、例えば、フェ
ノール、クレゾール、キレノール、カテコール、レゾル
シン、ハイドロキノン、ピロガロール、レゾールなどが
挙げられる。
ノール、クレゾール、キレノール、カテコール、レゾル
シン、ハイドロキノン、ピロガロール、レゾールなどが
挙げられる。
【0029】また、上記熱硬化成分(E)としてエポキ
シ樹脂を使用する場合は、硬化促進剤を用いることが好
ましい、エポキシ樹脂の硬化促進剤として、具体的に
は、2−メチルイミダゾール、2−エチル−3−メチル
イミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチルイミ
ダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾ
ール、等のイミダゾール化合物;メラミン、グアナミ
ン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、エチルジア
ミノトリアジン、2,4−ジアミノトリアジン、2,4
−ジアミノ−6−トリルトリアジン、2,4−ジアミノ
−6−キシリルトリアジン等のトリアジン誘導体;トリ
メチルアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチ
ルオクチルアミン、ピリジン、m−アミノフェノール等
の三級アミン類;ポリフェノール類などが挙げられる。
これらの硬化促進剤は単独または併用して使用する事が
出来る。これら熱硬化成分(E)や硬化促進剤は、、
(A)+(B)+(C)+(D)の合計100%に対し
て、5〜100%使用するのが好ましく、特に好ましく
は10〜60%である。
シ樹脂を使用する場合は、硬化促進剤を用いることが好
ましい、エポキシ樹脂の硬化促進剤として、具体的に
は、2−メチルイミダゾール、2−エチル−3−メチル
イミダゾール、2−ウンデシルイミダゾール、2−フェ
ニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチルイミ
ダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾ
ール、等のイミダゾール化合物;メラミン、グアナミ
ン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、エチルジア
ミノトリアジン、2,4−ジアミノトリアジン、2,4
−ジアミノ−6−トリルトリアジン、2,4−ジアミノ
−6−キシリルトリアジン等のトリアジン誘導体;トリ
メチルアミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチ
ルオクチルアミン、ピリジン、m−アミノフェノール等
の三級アミン類;ポリフェノール類などが挙げられる。
これらの硬化促進剤は単独または併用して使用する事が
出来る。これら熱硬化成分(E)や硬化促進剤は、、
(A)+(B)+(C)+(D)の合計100%に対し
て、5〜100%使用するのが好ましく、特に好ましく
は10〜60%である。
【0030】本発明では、更に必要に応じて各種の添加
剤等を添加することができる。各種の添加剤としては、
例えば、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、チタン酸バリウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化アルミニウム、シリカ、クレーなどの充填剤、
アエロジルなどのチキソトロピー付与剤、、シリコー
ン、フッ素系のレベリング剤や消泡剤、染料、ハイドロ
キノン、P−メトキシフェノール、ハイドロキノンモノ
チルエーテル等の重合禁止剤カップリング剤、ワックス
類等である。
剤等を添加することができる。各種の添加剤としては、
例えば、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、チタン酸バリウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化アルミニウム、シリカ、クレーなどの充填剤、
アエロジルなどのチキソトロピー付与剤、、シリコー
ン、フッ素系のレベリング剤や消泡剤、染料、ハイドロ
キノン、P−メトキシフェノール、ハイドロキノンモノ
チルエーテル等の重合禁止剤カップリング剤、ワックス
類等である。
【0031】本発明の樹脂組成物は、前述のようにソル
ダ−レジスト用組成物及び層間絶縁層用組成物等として
用いることができ、これらは、スピンコート、スクリー
ン印刷、カーテンフローコート、スプレーコート等の方
法により、各種基板(例えば、ガラス、セラミック及び
金属等)上の全面に塗布される。塗布後、必要に応じて
遠赤外線又は温風により50〜150℃程度にプリベー
クし、有機溶剤を除去した後、パターニングしたい部分
だけ紫外線を通すようにしたネガマスクを用いて紫外線
を露光する。紫外線の露光量としては10〜10000
mJ/cm2が好ましい。次に通常液温10〜60℃の水
又は希アルカリ水溶液でスプレーなどの手段で現像を行
ない、次いで、例えば、100〜300℃で0.5〜2
4時間、熱硬化しパターンを形成する。
ダ−レジスト用組成物及び層間絶縁層用組成物等として
用いることができ、これらは、スピンコート、スクリー
ン印刷、カーテンフローコート、スプレーコート等の方
法により、各種基板(例えば、ガラス、セラミック及び
金属等)上の全面に塗布される。塗布後、必要に応じて
遠赤外線又は温風により50〜150℃程度にプリベー
クし、有機溶剤を除去した後、パターニングしたい部分
だけ紫外線を通すようにしたネガマスクを用いて紫外線
を露光する。紫外線の露光量としては10〜10000
mJ/cm2が好ましい。次に通常液温10〜60℃の水
又は希アルカリ水溶液でスプレーなどの手段で現像を行
ない、次いで、例えば、100〜300℃で0.5〜2
4時間、熱硬化しパターンを形成する。
【0032】又、フィルムとして使用するときは本発明
の樹脂組成物を、例えば、ワイヤーバー方式、ディッピ
ング方式、スピンコート方式、グラビア方式及びドクタ
ーブレード方式等を用いて離型フィルム等に塗布し、必
要に応じて遠赤外線又は温風により50〜150℃で乾
燥し、さらに、必要に応じて離型フィルム等を張り付け
る。使用時は、離型フィルムをはがして基板に転写し、
上記と同様に露光、現像、熱硬化によりパターンを形成
する。
の樹脂組成物を、例えば、ワイヤーバー方式、ディッピ
ング方式、スピンコート方式、グラビア方式及びドクタ
ーブレード方式等を用いて離型フィルム等に塗布し、必
要に応じて遠赤外線又は温風により50〜150℃で乾
燥し、さらに、必要に応じて離型フィルム等を張り付け
る。使用時は、離型フィルムをはがして基板に転写し、
上記と同様に露光、現像、熱硬化によりパターンを形成
する。
【0033】
【実施例】以下、実施例1〜5及び比較例により本発明
を説明する。例中、部とは重量部を表す。 表1に示す
組成にしたがって感光性樹脂組成物を調製した。得られ
た樹脂組成物をスクリーン印刷を用いてガラス・エポキ
シ銅張積層版上の全面に膜厚50μm(乾燥膜厚)で塗
布し、80℃で20分間プリベークした後、ネガフィル
ム(ライン/スペ−ス=150μm/150μm)を接
触させ超高圧水銀灯により500mJ/cm2照射し、
次いで未露光部を1.0%炭酸ナトリウム水溶液(30
℃)を用いてスプレー圧2kg/cm2で2分間現像し
た。現像後、空気中、150℃で1時間熱硬化し、レジ
ストパターンを形成し、現像性、現像後のパターンの状
態、基板との密着性、はんだ耐熱性、誘電率、誘電正接
を評価した。
を説明する。例中、部とは重量部を表す。 表1に示す
組成にしたがって感光性樹脂組成物を調製した。得られ
た樹脂組成物をスクリーン印刷を用いてガラス・エポキ
シ銅張積層版上の全面に膜厚50μm(乾燥膜厚)で塗
布し、80℃で20分間プリベークした後、ネガフィル
ム(ライン/スペ−ス=150μm/150μm)を接
触させ超高圧水銀灯により500mJ/cm2照射し、
次いで未露光部を1.0%炭酸ナトリウム水溶液(30
℃)を用いてスプレー圧2kg/cm2で2分間現像し
た。現像後、空気中、150℃で1時間熱硬化し、レジ
ストパターンを形成し、現像性、現像後のパターンの状
態、基板との密着性、はんだ耐熱性、誘電率、誘電正接
を評価した。
【0034】合成例1 (反応物Aの合成例)かくはん装置及び冷却管のついた
丸底フラスコに、トリスフェノールメタン型エポキシ樹
脂(日本化薬(株)製、EPPN−503、エポキシ当
量200、軟化点83℃)200部、アクリル酸72
部、メチルハイドロキノン0.2部及びプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート169.1部を仕
込み、90℃に昇温、溶解した。ついで、60℃まで冷
却しトリフェニルホスフィン1.2部を仕込み、95℃
で32時間反応させた後、テトラヒドロ無水フタル酸1
12.6部を仕込み、95℃で15時間反応させ、固形
分酸価(mgKOH/g)100の不飽和基含有ポリカ
ルボン酸樹脂を得た。
丸底フラスコに、トリスフェノールメタン型エポキシ樹
脂(日本化薬(株)製、EPPN−503、エポキシ当
量200、軟化点83℃)200部、アクリル酸72
部、メチルハイドロキノン0.2部及びプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート169.1部を仕
込み、90℃に昇温、溶解した。ついで、60℃まで冷
却しトリフェニルホスフィン1.2部を仕込み、95℃
で32時間反応させた後、テトラヒドロ無水フタル酸1
12.6部を仕込み、95℃で15時間反応させ、固形
分酸価(mgKOH/g)100の不飽和基含有ポリカ
ルボン酸樹脂を得た。
【0035】合成例2 (反応物(A)の合成例)かくはん装置及び冷却管のつ
いた丸底フラスコに、共重合型エポキシ樹脂(日本油脂
(株)製、ブレンマーCP−50M、エポキシ当量31
0、平均分子量6000)310部、アクリル酸72
部、メチルハイドロキノン0.3部及びプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート244.5部を仕
込み、60℃に昇温、溶解した。ついで、60℃まで冷
却し、トリフェニルホスフィン1.8部を仕込み、95
℃で32時間反応させた後、無水こはく酸70部を仕込
み、95℃で15時間反応させ、固形分酸価(mgKO
H/g)80の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂を得
た。
いた丸底フラスコに、共重合型エポキシ樹脂(日本油脂
(株)製、ブレンマーCP−50M、エポキシ当量31
0、平均分子量6000)310部、アクリル酸72
部、メチルハイドロキノン0.3部及びプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート244.5部を仕
込み、60℃に昇温、溶解した。ついで、60℃まで冷
却し、トリフェニルホスフィン1.8部を仕込み、95
℃で32時間反応させた後、無水こはく酸70部を仕込
み、95℃で15時間反応させ、固形分酸価(mgKO
H/g)80の不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂を得
た。
【0036】 表1 実 施 例 比較例 1 2 3 4 5 合成例1で得た重合体 15.4 15.4 15.4 7.7 15.4 合成例2で得た重合体 15.4 7.7 KAYARAD PEG400DA *1 4 2 KAYARAD DPHA *2 4 4 4 KAYARAD DPCA−60 *3 2 4 KAYACURE DETX−S *4 1 1 1 1 1 1 KAYACURE EPA *5 1 1 1 1 1 1 EOCN−104S *6 4 4 4 4 4 4 ヘキサメチロールメラミン 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 粉体(D−1) *7 14 粉体(D−2) *8 10 14 粉体(D−3) *9 14 10 プロピレングリコールモノメチル エーテルアセテート 35 35 35 35 35 35 現像性(1%炭酸ナトリウム水溶液) ○ ○ ○ ○ ○ ○ 現像後のパターンの状態 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 密着性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ はんだ耐熱性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 誘電率 2.5 2.7 2.5 2.5 2.7 3.9 誘電正接 0.02 0.02 0.02 0.02 0.02 0.04
【0037】注 *1 KAYARAD PEG400DA:ポリエチレ
ングリコールジアクリレート(日本化薬(株)製) *2 KAYARAD DPHA:ジペンタエリスリト
ールペンタ及びヘキサアクリレート(日本化薬(株)
製) *3 KAYARAD DPCA−60:カプロラクト
ン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日
本化薬(株)製) *4 KAYACURE DETX−S:2,4−ジエ
チルチオキサントン(日本化薬(株)製) *5 KAYACURE EPA:日本化薬(株)製、
p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル *6 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
(株)製) *7 プラズマ処理した低密度ポリエチレン粉末 *8 プラズマ処理したエチレン・アクリル酸共重合体
粉末 *9 プラズマ処理したポリテトラフルオロエチレンビ
ーズ
ングリコールジアクリレート(日本化薬(株)製) *2 KAYARAD DPHA:ジペンタエリスリト
ールペンタ及びヘキサアクリレート(日本化薬(株)
製) *3 KAYARAD DPCA−60:カプロラクト
ン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日
本化薬(株)製) *4 KAYACURE DETX−S:2,4−ジエ
チルチオキサントン(日本化薬(株)製) *5 KAYACURE EPA:日本化薬(株)製、
p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル *6 クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
(株)製) *7 プラズマ処理した低密度ポリエチレン粉末 *8 プラズマ処理したエチレン・アクリル酸共重合体
粉末 *9 プラズマ処理したポリテトラフルオロエチレンビ
ーズ
【0038】(現像性):以下の様に評価した ○・・・・完全に現像できた △・・・・わずかに残渣がある ×・・・・現像されない部分がある −・・・・パターンの一部又は全部がはがれている (現像後のパターンの状態): ○・・・・パターンは正確に維持されている △・・・・パターンの幅が細くなっている ×・・・・パターン部分の一部または、全部剥がれてい
る (密着性):セロテープ剥離試験を行なった ○・・・・全く剥がれない △・・・・極一部剥がれがある ×・・・・剥がれの部分が多い (はんだ耐熱性):ロジン系フラックスMH−820V
(タムラ化研(株)製、商品名)を用いて、260℃で
10秒間はんだ付け処理し、剥がれ及び膨れ等の異常の
有無を観察した ○・・・・全く剥がれ、膨れがない △・・・・極一部剥がれ、膨れががある ×・・・・剥がれ、膨れの部分が多い (誘電率):1MHzで誘電率を測定した (誘電正接):1MHzで誘電正接を測定した
る (密着性):セロテープ剥離試験を行なった ○・・・・全く剥がれない △・・・・極一部剥がれがある ×・・・・剥がれの部分が多い (はんだ耐熱性):ロジン系フラックスMH−820V
(タムラ化研(株)製、商品名)を用いて、260℃で
10秒間はんだ付け処理し、剥がれ及び膨れ等の異常の
有無を観察した ○・・・・全く剥がれ、膨れがない △・・・・極一部剥がれ、膨れががある ×・・・・剥がれ、膨れの部分が多い (誘電率):1MHzで誘電率を測定した (誘電正接):1MHzで誘電正接を測定した
【0039】実施例5 実施例2の樹脂組成物を乾燥後の膜厚が50μmになる
ように離型フィルムに塗布し、80℃で20分乾燥しフ
ィルムを得た。このフィルムをガラス・エポキシ銅張積
層版に転写し、ネガフィルムを接触させ超高圧水銀灯に
より500mJ/cm2照射し、次いで、未露光部を
1.0%炭酸ナトリウム水溶液(30℃)でスプレー圧
2kg/cm2で2分間現像した。現像後、空気中、1
50℃で1時間焼成し、レジストパターンを形成し、現
像性、現像後のパターンの状態、基板との密着性、はん
だ耐熱性はすべて○であり、誘電率は2.7、誘電正接
は0.02であった。
ように離型フィルムに塗布し、80℃で20分乾燥しフ
ィルムを得た。このフィルムをガラス・エポキシ銅張積
層版に転写し、ネガフィルムを接触させ超高圧水銀灯に
より500mJ/cm2照射し、次いで、未露光部を
1.0%炭酸ナトリウム水溶液(30℃)でスプレー圧
2kg/cm2で2分間現像した。現像後、空気中、1
50℃で1時間焼成し、レジストパターンを形成し、現
像性、現像後のパターンの状態、基板との密着性、はん
だ耐熱性はすべて○であり、誘電率は2.7、誘電正接
は0.02であった。
【0040】実施例1〜5及び比較例の結果から明らか
なように、本発明の樹脂組成物、フィルム及びその硬化
物は、現像性に優れ、現像後のパターン精度が良好で、
密着性に優れており、低誘電率、低誘電正接である。
なように、本発明の樹脂組成物、フィルム及びその硬化
物は、現像性に優れ、現像後のパターン精度が良好で、
密着性に優れており、低誘電率、低誘電正接である。
【0041】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物及びフィルムは、パ
ターンを形成したフィルムを通して選択的に紫外線によ
り露光し、未露光部分を現像することによって、レジス
トパターンを形成でき、熱硬化後の硬化物は、はんだ耐
熱性に優れ、誘電率、誘電正接が低い。
ターンを形成したフィルムを通して選択的に紫外線によ
り露光し、未露光部分を現像することによって、レジス
トパターンを形成でき、熱硬化後の硬化物は、はんだ耐
熱性に優れ、誘電率、誘電正接が低い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/004 501 G03F 7/004 501 512 512 7/027 515 7/027 515 Fターム(参考) 2H025 AA03 AA10 AA20 AB15 AB17 AC01 AD01 BC14 BC34 BC43 BC74 BJ00 CB28 CB30 CC17 CC20 FA17 FA43 4F071 AA15 AA16 AA18 AA27 AA39 AA42 AA51 AA60 AA67 AF40Y AH12 BB02 BB12 BC01 4J002 BB032 BB082 BD152 CD201 CH023 CH072 CM042 CN032 CP032 EE057 EH006 EH076 EN077 EV047 EV317 EW117 FD206 FD207 GP03 4J027 AA02 AC03 AE01 AE02 AE03 AE04 AE05 AE07 BA02 BA04 BA08 BA19 BA23 BA26 BA27 CA01 CA04 CA31 CB10 CC03 CD06 CD10
Claims (6)
- 【請求項1】分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
を有するエポキシ樹脂(a)と1分子中に不飽和2重結
合とカルボキシル基を1つずつ有する化合物(b)と任
意成分として飽和モノカルボン酸(c)との反応物であ
るエポキシ(メタ)アクリレートと必要に応じて多塩基
酸無水物(d)を反応させた不飽和基含有樹脂(A)、
希釈剤(B)、光重合開始剤(C)及び誘電率が3.5
以下で表面改質された粉末(D)を含むことを特徴とす
る感光性樹脂組成物。 - 【請求項2】誘電率が3.5以下で表面改質された粉末
(D)の粒径が30μm以下である請求項1記載の感光
性樹脂組成物。 - 【請求項3】誘電率が3.5以下で表面改質された粉末
(D)の融点が100℃以上であることを特徴とする請
求項1ないし2記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項4】粉末(D)の誘電率が3.0以下である請
求項1ないし3記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項5】請求項1ないし4記載の感光性樹脂組成物
からなるフィルム。 - 【請求項6】請求項1ないし5記載の感光性樹脂組成物
及びフィルムの硬化物。
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---|---|---|---|
JP2000066757A JP2001254002A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物 |
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JP2000066757A JP2001254002A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001254002A true JP2001254002A (ja) | 2001-09-18 |
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ID=18586063
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JP2000066757A Pending JP2001254002A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 樹脂組成物、そのフィルム及びその硬化物 |
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Country | Link |
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Cited By (8)
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---|---|---|---|---|
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- 2000-03-10 JP JP2000066757A patent/JP2001254002A/ja active Pending
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材料技術研究協会表面改質技術総覧編集委員会, 実用表面改質技術総覧SURFACE MODIFICATION TECHNOLOGY, vol. 初版, JPN6008060848, 25 March 1993 (1993-03-25), JP, pages 403 - 408, ISSN: 0001193234 * |
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