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JP2001243215A - 2次元電磁界シミュレーション方法 - Google Patents

2次元電磁界シミュレーション方法

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JP2001243215A
JP2001243215A JP2000053490A JP2000053490A JP2001243215A JP 2001243215 A JP2001243215 A JP 2001243215A JP 2000053490 A JP2000053490 A JP 2000053490A JP 2000053490 A JP2000053490 A JP 2000053490A JP 2001243215 A JP2001243215 A JP 2001243215A
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electric field
boundary
field component
epsilon
dielectric constant
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卓夫 廣野
Yasuo Shibata
泰夫 柴田
Wayne Lui
ウェイン ルイ
Shunji Seki
関  俊司
Yuzo Yoshikuni
裕三 吉國
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘電率が空間内で不連続的に変化する場合の2
次元電磁界シミュレーションを高い精度で行う方法を提
供すること。 【解決手段】平面内に誘電率εの第1の媒質と、誘電
率εの第2の媒質とが直線を境界として接し、そこに
2次元電磁波が存在する場合に、格子点を前記境界に平
行及び垂直に2次元配置し、前記境界に平行(垂直)な
電界成分が割り当てられる格子点に割り当てる誘電率ε
(ε)を、ε=(rε+r ε)/(r+r
)と1/ε=(s+s)/(s+s)
とで表されるものとし、このε(ε)を用いて前記
境界に平行(垂直)な電界成分の時間変化を計算する2
次元電磁界シミュレーション方法を構成する。ここに、
とr(sとs)は前記格子点を中心とする、
前記境界に平行あるいは垂直な辺のみを持つ4辺形の単
位格子中の第1の媒質と第2の媒質の面積である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁波の電磁界を計
算によって求める電磁界シミュレーション方法に関し、
特に2次元電磁波の2次元電磁界シミュレーション方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、“社会の情報化”が著しく進展し
ている。その中で、情報のキャリアとしての電磁波の利
用は、ますます、高度化している。具体的には、光導波
路やアンテナをそれぞれの目的に合わせ、精密に設計す
ることが必要とされるようになってきている。
【0003】上記の設計を遂行するに際して、複雑な環
境の中での電磁界の時間変化を詳細にシミュレーション
することが求められている。そのような目的の為に使用
される手法の一つとして時間領域差分法(Yee, K. S.,
“Numerical solution of initial boundary value pro
blems involving Maxwell's equations in isotropicme
dia,”IEEE Transactions on Antennas and Propagatio
n, Vol. Ap-14, pp. 302-307, 1966 に記載)がある。こ
の手法は、電磁界の時間変化を記述する基本方程式であ
るマクスウェル(Maxwell)の方程式を、イー格子(Yee
格子)と呼ばれる格子を用いて空間的に差分化し、電
磁界の時間変化を追跡しようとするものである。この手
法を用いて空間の離散化に用いる格子点間隔を十分小さ
くすることにより、電磁界の時間変化の詳細なシミュレ
ーションが可能である。
【0004】図7はコンピュータにより電磁界シミュレ
ーションを行う装置主要部の機能ブロック図である。図
において、1はシミュレーション用基礎データと各種パ
ラメタを入力するための入力装置であり、3は電磁界シ
ミュレーションを行う演算装置であり、2は入力装置1
からの入力情報や演算装置3からの演算結果等を記憶す
る記憶装置であり、4は記憶装置2の記憶情報をシミュ
レーション結果として出力するための出力装置である。
図中、太い矢印はデータの流れを示している。
【0005】シミュレーションする領域の誘電率分布、
初期の電磁界成分や計算に必要な時間ステップ等のパラ
メタが入力装置1から入力され、記憶装置2に記憶され
る。演算装置3において、記憶装置2に記憶されている
電磁界成分のデータと誘電率分布のデータから次の時間
ステップでの電磁界成分データが求められる。求められ
た電磁界成分データは再び記憶装置2に記憶され、さら
に次の時間ステップの電磁界成分を求めるために使用さ
れる。記憶装置2に記憶された電磁界成分データは、必
要に応じて、出力装置4から出力させることができる。
【0006】従来技術において、上記イー格子を用いる
2次元電磁界シミュレーション方法に従って、1つの平
面に平行な交流磁界成分を持たない2次元電磁波が該平
面に存在する場合に、該電磁波の該平面における電磁界
が、数値計算によって求められている。この場合の「2
次元電磁波」は、電磁波そのものが前記の平面内に限ら
れているものを意味するのではなく、その電磁界の振動
が該平面に垂直な方向の距離には依存していないような
3次元電磁波を意味している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
2次元電磁界シミュレーション方法において、シミュレ
ーション領域の誘電率が空間的に一様な場合は、シミュ
レーションの誤差は、空間離散化に用いるセル幅(たと
えば、イー格子の格子定数)の2乗に比例して減少す
る。このことは、時間領域差分法は“二次精度”と表現
される。
【0008】一方、誘電率が空間内で不連続的に変化す
る場合、上記時間領域差分法は一般に“二次精度”とは
ならない。そこで、セル幅を順次小さくしてシミュレー
ションを行っても、結果が一定の値に収束するのに時間
がかかり、シミュレーションの精度が向上しにくい。
【0009】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あり、誘電率が空間内で不連続的に変化する場合の2次
元電磁界シミュレーションを高い精度で行う方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、請求項1に記載のように、1つ
の平面内に、透磁率μ、誘電率εを有する第1の媒質
と、透磁率μ、誘電率εを有する第2の媒質とが1つ
の直線を境界として接し、前記平面内に、前記平面に平
行な交流磁界成分を持たない電磁波が存在する場合に、
前記平面と等価な仮想平面を前記平面と同一視し、前記
仮想平面内に、格子点を前記境界に平行な方向及び垂直
な方向に2次元配置して2次元格子を形成し、前記格子
点に、それぞれの格子点における、前記境界に平行な電
界成分及び該電界成分の時間変化の計算に用いる誘電
率、前記境界に垂直な電界成分及び該電界成分の時間変
化の計算に用いる誘電率、前記平面に垂直な磁界成分の
うちの1つ以上を割り当て、前記電磁波の電磁界の時間
変化を数値計算によって求める2次元電磁界シミュレー
ション方法であって、前記境界に平行な電界成分が割り
当てられる格子点及び前記境界に垂直な電界成分が割り
当てられる格子点が、それぞれ、前記2次元格子の、前
記境界に平行あるいは垂直な辺のみを持つ4辺形単位格
子の中心となるようにし、前記境界に平行な電界成分が
割り当てられる格子点が中心となっている前記単位格子
中の前記第1の媒質及び前記第2の媒質の面積を、それ
ぞれ、r及びr とし、前記境界に垂直な電界成分が
割り当てられる格子点が中心となっている前記単位格子
中の前記第1の媒質及び前記第2の媒質の面積を、それ
ぞれ、s及びsとし、前記境界に平行な電界成分が
割り当てられる格子点に割り当てられる、該電界成分の
時間変化の計算に用いる誘電率として、 ε =(rε+rε)/(r+r) で表されるεを用い、前記境界に垂直な電界成分が割
り当てられる格子点に割り当てられる、該電界成分の時
間変化の計算に用いる誘電率として、 1/ε =(s+s)/(s+s) で表されるεを用いることを特徴とする2次元電磁界
シミュレーション方法を構成する。
【0011】また、本発明においては、請求項2に記載
のように、1つの平面内に、透磁率μ、誘電率εを有
する第1の媒質と、透磁率μ、誘電率εを有する第2
の媒質とが1つの直線を境界として接し、前記平面内
に、前記平面に平行な交流磁界成分を持たない電磁波が
存在する場合に、前記平面と等価な仮想平面を前記平面
と同一視し、前記仮想平面内に、前記境界に平行なy軸
と前記境界に垂直なx軸とを設け、i、jを整数とし、
Δx、Δyを正の定数とし、前記仮想平面内に、x座標
がiΔxでありy座標がjΔyである第一のタイプの格
子点(i,j)、x座標がiΔxでありy座標が(j+
1/2)Δyである第二のタイプの格子点(i,j+1/
2)、及び、x座標が(i+1/2)Δxでありy座標
がjΔyである第三のタイプの格子点(i+1/2,
j)を配置し、前記第一のタイプの格子点(i,j)
に、該格子点における、x方向とy方向とに垂直な磁界
成分H(i,j)を割り当て、前記第二のタイプの格
子点(i,j+1/2)に、該格子点におけるx方向電
界成分E(i,j+1/2)及び該電界成分の時間変化
の計算に用いる誘電率ε(i,j+1/2)を割り当て、
前記第三のタイプの格子点(i+1/2,j)に、該格
子点におけるy方向電界成分E(i+1/2,j)及び
該電界成分の時間変化の計算に用いる誘電率ε(i+1/
2,j)を割り当て、前記2次元電磁波の電磁界の時間
変化を数値計算によって求める2次元電磁界シミュレー
ション方法において、前記第三のタイプの格子点(i+
1/2,j)のうちで前記境界までの距離が最小である
格子点を近傍平行電界格子点と呼び、その最小である距
離をdとし、前記第二のタイプの格子点(i,j+1
/2)のうちで前記境界までの距離が最小である格子点
を近傍垂直電界格子点と呼び、その最小である距離をd
とし、前記近傍平行電界格子点(i+1/2,j)に
割り当てる誘電率ε(i+1/2,j)として、 ε =((2d+d+dε)/(2(d+d
)) (ここに、εは前記近傍平行電界格子点が配置されて
いる媒質の誘電率であり、εはεと異なる誘電率、
すなわち、εがεと等しければε、εがε
等しければεである)で表されるεを用い、前記近
傍垂直電界格子点(i,j+1/2)に割り当てる誘電
率ε(i,j+1/2)として、 1/ε =((2d+d)/ε+d)/(2(d
+d)) (ここに、εは前記近傍垂直電界格子点が配置されて
いる媒質の誘電率であり、εはεと異なる誘電率、
すなわち、εがεと等しければε、εがε
等しければεである)で表されるεを用い、前記近
傍平行電界格子点と前記近傍垂直電界格子点とを除く第
二のタイプの格子点(i,j+1/2)及び第三のタイ
プの格子点(i+1/2,j)のそれぞれに割り当てる
誘電率ε(i,j+1/2)及びε(i+1/2,j)とし
て、該格子点のそれぞれが配置されている媒質の誘電率
を用いることを特徴とする2次元電磁界シミュレーショ
ン方法を構成する。
【0012】また、本発明においては、請求項3に記載
のように、前記H(i,j)、E(i,j+1/
2)、ε(i,j+1/2)、E(i+1/2,j)及び
ε(i+1/2,j)を、コンピュータハードウエア資源
であるメモリに、数値として蓄え、該数値を引き出して
計算に用いることを特徴とする請求項2に記載の2次元
電磁界シミュレーション方法を構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明においては、1つの平面内
に透磁率μ、誘電率εを有する第1の媒質と、透磁率
μ、誘電率εを有する第2の媒質とが1つの直線を境
界として接し、前記平面内に、電界の振動が前記平面内
にある2次元電磁波が存在する場合を対象とし、前記平
面と等価な(すなわち、2点間の距離を不変とする写像
の像となる)仮想平面を前記平面と同一視し、前記仮想
平面内に、格子点を、前記境界に平行な方向及び垂直な
方向に2次元配置して2次元格子を形成し、前記格子点
に、それぞれの格子点における、前記境界に平行な電界
成分及び該電界成分の時間変化の計算に用いる誘電率、
前記境界に垂直な電界成分及び該電界成分の時間変化の
計算に用いる誘電率、前記平面に垂直な磁界成分のうち
の1つ以上を割り当て、前記2次元電磁波の電磁界の時
間変化を数値計算によって求める。 (実施の形態1)つぎに、請求項1に係る発明の1つの
実施の形態を説明する。
【0014】この場合に、上記の2次元格子として用い
る格子を図3に示す。この格子は、NaCl(100)
面型格子であり、図3に示したように、タイプaの格子
点とタイプbの格子点とが媒質境界に平行な方向及び垂
直な方向に沿って、交互に、2次元配置されて構成され
ている。
【0015】この格子面内に、媒質境界に平行なy軸と
垂直なx軸とを設け、両軸の交点(座標の原点)をタイ
プaの格子点の1つに一致させ、i、jを整数あるいは
半整数(整数に1/2を加えた数)とし、Δx、Δyを
正の定数とすれば、タイプaの格子点は格子点(i,
j)(ただし、i+jは整数)と表され、タイプbの格
子点は格子点(i,j)(ただし、i+jは半整数)と
表され、いずれの格子点のx座標及びy座標も、それぞ
れ、iΔx及びjΔyと表される。
【0016】本実施の形態においては、タイプaの格子
点(i,j)には、該格子点におけるx方向電界成分E
(i,j)及び該電界成分の時間変化の計算に用いる
誘電率ε(i,j)と、該格子点におけるy方向電界
成分E(i,j)及び該電界成分の時間変化の計算に
用いる誘電率ε(i,j)とを割り当て、タイプbの
格子点(i,j)には、該格子点における磁界のx軸と
y軸とに垂直な成分H ((i,j)を割り当てる。
【0017】なお、z方向(x方向とy方向とに垂直な
方向)の電界成分E、x方向の磁界成分Hとy方向
の磁界成分H(より正確には、それぞれの交流成分)
は常に0とする。
【0018】以上のように、電磁界成分は空間的に異な
った位置に割り当てられるが、時間的にも、前記仮想平
面に時間の次元を加えてなる仮想3次元空間中の異なっ
た位置に割り当てられる。例えば、磁界が、離散化され
た時刻t、t、…tn− 、t、tn+1、…に
割り当てられるとすると、電界はt1/2、t1+1
/2、t2+1/2、…tn−1/2、tn+1/2
n+3/2、…というように、磁界は、電界成分が割
り当てられた時刻の中間の時刻に割り当てられる。
【0019】電磁界成分のデータは、記憶装置2中の、
格子点と離散化された時刻の組に対応するメモリ領域に
記憶される。記憶された電磁界成分から次の時刻の電磁
界は次の演算式(マクスウェルの方程式における微分演
算を差分演算に置き換えたものから導かれる)により求
められる。
【0020】
【数1】 ここで、△tは時間ステップ間隔であり、電磁界成分の
肩に付けられたn−1/2、n、n+1/2、n+1は、
その電磁界成分が、それぞれ、時刻tn−1/
、tn+1/2、tn+1において各格子点に割り
当てられるものであることを示す。また、分母に現れる
Δx及びΔyは、その上にある分子における2つの電磁
界成分が割り当てられている2格子点間のx座標差の絶
対値及びy座標差の絶対値である。
【0021】演算後の結果は再び記憶装置2に記憶され
るが、前の時刻の電界データを次の時刻の電界データで
置き換えても、或いは、前の時刻の磁界データを次の時
刻の磁界データで置き換えても、以後の時刻の電磁界の
計算には支障はない。それは、式(1)、(2)、(3)
で示されるように、電界の計算と磁界の計算が交互に行
われているからである。
【0022】本実施の形態においては、媒質境界線に平
行な電界成分が割り当てられる格子点と媒質境界線に垂
直な電界成分が割り当てられる格子点とは一致してタイ
プaの格子点であり、それは図3に示してあるように、
必ず、前記2次元格子の、媒質境界線に平行あるいは垂
直な辺のみを持つ4辺形単位格子の中心となっている。
【0023】一般に、図1に示すように、媒質境界線に
平行あるいは垂直な辺のみを持つ4辺形単位格子の中心
が媒質境界線に平行な電界成分が割り当てられる格子点
あるいは媒質境界線に垂直な電界成分が割り当てられる
格子点となっているとき、媒質境界線に平行な電界成分
が割り当てられる格子点が中心となっている第1の単位
格子中で、誘電率εを有する第1の媒質が占める面積
をr、誘電率εを有する第2の媒質が占める面積を
とし、媒質境界線に垂直な電界成分が割り当てられ
る格子点が中心となっている第2の単位格子中で、誘電
率εを有する第1の媒質が占める面積をs、誘電率
εを有する第2の媒質が占める面積をsとすると、
第1の単位格子中の媒質の、媒質境界線に平行な電界に
対する平均誘電率εは、式 ε =(rε+rε)/(r+r) (4) を満足し、第2の単位格子中の媒質の、媒質境界線に垂
直な電界に対する平均誘電率εは、式 1/ε =(s+s)/(s+s) (5 ) を満足する。そこで、請求項1の記載に従って、第1の
単位格子の中心、すなわち、媒質境界線に平行な電界成
分が割り当てられる格子点(本実施の形態においては、
タイプaの格子点(i,j))に、式(4)で表される
εを(本実施の形態においては、ε(i,j)とし
て)割り当て、第2の単位格子の中心、すなわち、媒質
境界線に垂直な電界成分が割り当てられる格子点(本実
施の形態においては、タイプaの格子点(i,j))
に、式(5)で表されるεを(本実施の形態において
は、ε(i,j)として)割り当てることは、きわめ
て妥当なことであり、これが本発明の特徴となってい
る。
【0024】なお、本実施の形態においては、上記第1
及び第2の単位格子は同じものであり、r=s、r
=sである。
【0025】また、一般に、上記第1及び第2の単位格
子の大多数において、rあるいはrは0に等しく、
あるいはsは0に等しく、したがって、ε及び
εの大多数はεあるいはεに等しい。 (実施の形態2)つぎに、請求項2に係る発明の1つの
実施の形態を説明する。
【0026】この場合、上記仮想平面内設ける格子の格
子点として3種類が存在する。それらの格子点を図8に
示す。図に示したように、上記仮想平面内に、直交座標
軸として、x軸、y軸を設定し、y軸を媒質境界に平行
なものとする。そして、y軸に平行・等間隔(間隔△
x)な直線(yライン)を設け、そのyラインに、x座
標の小さい方から1、2、3、…i、i+1、…(iは
整数)と番号を付ける。そして、番号iのyラインのx
座標がi△xとなるように、座標の原点をとるものとす
る。また、x軸に平行・等間隔(間隔△y)な直線(x
ライン)を設け、そのxラインに、y座標の小さい方か
ら1、2、3、…j、j+1、…(jは整数)と番号を
付ける。そして、番号jのxラインのy座標がj△yと
なるよう座標の原点をとるものとする。
【0027】第一のタイプの格子点はこれらのラインの
交点であり、それがyラインiとxラインjの交点の場
合、その格子点を(i,j)と示すこととする。
【0028】第二のタイプの格子点は第一のタイプの格
子点をy方向にライン間隔△yの半分だけ移動した格子
点で、(i,j+1/2)のように記述される。
【0029】第3のタイプの格子点は第一のタイプの格
子点をx方向にライン間隔△xの半分だけ移動した格子
点で、(i+1/2,j)のように記述される。
【0030】第一のタイプの格子点(i,j)に、該格
子点における、x方向とy方向とに垂直な磁界成分H
(i,j)を割り当て、第二のタイプの格子点(i,j
+1/2)に、該格子点におけるx方向電界成分E
(i,j+1/2)と、該電界成分の時間変化の計算に
使用する誘電率ε(i,j+1/2)とを割り当て、第三
のタイプの格子点(i+1/2,j)に、該格子点にお
けるy方向電界成分E(i+1/2,j)と、該電界成
分の時間変化の計算に使用する誘電率ε(i+1/2,
j)とを割り当てる。
【0031】なお、z方向(x方向とy方向とに垂直な
方向)の電界成分E、x方向の磁界成分Hとy方向
の磁界成分H(より正確には、それぞれの交流成分)
は常に0とする。
【0032】実施の形態1の場合と同様に、電磁界成分
のデータは、記憶装置2中の、格子点と離散化された時
刻の組に対応するメモリ領域に記憶され、記憶された電
磁界成分から次の時刻の電磁界は次の演算式(マクスウ
ェルの方程式における微分演算を差分演算に置き換えた
ものから導かれる)により求められる。
【0033】
【数2】 ここで、△tは時間ステップ間隔であり、電磁界成分の
肩に付けられたn−1/2、n、n+1/2、n+1は、
その電磁界成分が、それぞれ、時刻tn−1/
、tn+1/2、tn+1において各格子点に割り
当てられるものであることを示す。また、分母に現れる
Δx及びΔyは、その上にある分子における2つの電磁
界成分が割り当てられている2格子点間のx座標差の絶
対値及びy座標差の絶対値である。
【0034】すでに図8に示してあるように、媒質境界
に平行な電界成分が割り当てられる格子点(いまの場
合、第三のタイプの格子点(i+1/2,j))のうちで
媒質境界までの距離が最小である格子点を近傍平行電界
格子点と呼び、その最小である距離をdとし、媒質境
界に垂直な電界成分が割り当てられる格子点(いまの場
合、第二のタイプの格子点(i,j+1/2))のうち
で媒質境界までの距離が最小である格子点を近傍垂直電
界格子点と呼び、その最小である距離をdとする。
【0035】前記近傍平行電界格子点における媒質境界
に平行な電界成分の時間変化を計算する場合に使用する
誘電率として、下記の式で表されるεを用いる。
【0036】 ε =((2d+d+dε)/(2(d+d)) (9 ) ここに、εは前記近傍平行電界格子点が配置されてい
る媒質の誘電率(図8においてはε)であり、ε
εと異なる誘電率(εがεと等しければε 、ε
がεと等しければε、図8においてはε)であ
る。このようなε の設定は、従来技術においても行わ
れている。
【0037】さらに、前記近傍垂直電界格子点における
媒質境界に垂直な電界成分の時間変化を計算する場合に
使用する誘電率として、下記の式で表されるεを用い
る。 1/ε =((2d+d)/ε+d)/(2(d+d)) (1 0) ここに、εは前記近傍垂直電界格子点が配置されてい
る媒質の誘電率(図8においてはε)であり、ε
εと異なる誘電率(εがεと等しければε 、ε
がεと等しければε、図8においてはε)であ
る。
【0038】従来技術においては、式(10)ではな
く、下記の2式のうちのいずれかで表されるεを用い
ている。
【0039】 ε =((2d+d+dε)/(2(d+d)) (1 1) または ε =ε (12) ここに、εは考察している前記近傍垂直電界格子点が
配置されている媒質の誘電率(図8においてはε)で
あり、εはεと異なる誘電率(εがεと等しけ
ればε、εがεと等しければε、図8において
はε)である。
【0040】上記の、εに関する本発明と従来技術と
の相違が、本発明が従来技術よりも優れた効果を生み出
す原因となっている。
【0041】本実施の形態においても、実施の形態1に
おける第1の単位格子及び第2の単位格子(図1に示
す)と同じ条件を満足するものが存在する。それらを、
図8に示した場合について、図2に示す。図2と図1と
を比較すれば、(2d+d):d=r:r
(2d+d):d=s:sであることが分か
り、したがって、式(9)(いまの場合、ε=ε
ε=ε)及び(10)(いまの場合、ε=ε
ε=ε)が表すε及びεは式(4)及び(5)
が表すε及びεと同じであることが分かる。すでに
説明したように、式(4)及び(5)の妥当性が示され
ているので、それらと同等な式(9)及び(10)の妥
当性も示されたことになる。
【0042】本実施の形態において、前記近傍平行電界
格子点と前記近傍垂直電界格子点とを除く第二及び第三
のタイプの格子点のそれぞれに割り当てる誘電率とし
て、該格子点が配置されている媒質の誘電率を使用す
る。これは、式(4)においてr =0あるいはr
0、式(5)においてs=0あるいはs=0とおい
たことに相当する。
【0043】本実施の形態と従来技術との相違を明確に
するために、本実施の形態と同じ仮想2次空間と格子を
用い、誘電率の設定のみを従来技術によった場合と本実
施の形態とを、誘電率の設定に関して比較して表1a及
び表1bに示す。
【0044】
【表1】 表中、φ=d/(2(d+d))とする。
【0045】上記実施の形態において、図7に示した電
磁界シミュレーションを行う装置主要部を用いて行うこ
とができる。このとき、実施の形態2においては、前記
(i,j)、E(i,j+1/2)、ε(i,j+1
/2)、E(i+1/2,j)及びε(i+1/2,j)
を、コンピュータハードウエア資源であるメモリに数値
として蓄え、該数値を引き出して計算に用いる。さら
に、図9に示したシステムを用いて、シミュレーション
用基礎データと各種パラメタの入力、シミュレーション
計算、シミュレーション結果のディスプレイと蓄積と出
力などを行うことができる。図9において、メインメモ
リ、周辺機器インタフェイス、ポータブルストレージメ
ディアドライブ、マスストレージデバイス、ROM、C
PU、入力デバイス、グラフィックインタフェイス、出
力ディスプレイがバスによってリンクされ、上記の機能
を発揮する。 (応用例)本発明の応用例として、誘電率εの媒質と
誘電率εの媒質とが1つ直線を境界として接している
場合に、イー格子のy軸をその境界に平行として、請求
項2に記載の2次元電磁界シミュレーション方法に従っ
てシミュレーションを行い、電磁波の反射率を計算する
場合を説明する。
【0046】この場合に用いる仮想平面を図4に示す。
時間領域差分法で計算される媒質境界での反射率R
numericalは、εとεを用い、φ=d/
(2(d+d))として、下式によって求められる。
【0047】
【数3】 ここで、△xはx方向のセル幅(セルのx方向に平行な
辺の長さ、格子定数)、kx,1は入射波の波数ベクト
ルのx成分、kx,2は透過波の波数ベクトルのx成
分、Θはシミュレートされた入射波の電界に垂直な方
向と媒質境界法線の間の角度、Θはシミュレートされ
た透過波の電界に垂直な方向と媒質境界法線の間の角
度、Wはωをシミュレートする波の角周波数また△tを
シミュレーションの時間ステップとして W=sin(ω△t/2)/(△t/2)、 (14) Kはkを入射波の波数ベクトルのy成分また△yを
y方向のセル幅(セルのy方向に平行な辺の長さ、格子
定数)として、 K =sin(k△y/2)/(△y/2) (15) である。
【0048】解析的に求められる反射率(真値)をR
analyticalと記述する。式(13)における
ε及びεを請求項2に記述されたように設定した場
合、R numericalとRanalytical
差は△xの二乗に比例して減少するが、それとは異なる
設定を行った場合には、RnumericalとRan
alyticalの差は△xに比例して減少することが
示される。即ち、ε及びεを本発明が開示した方法
に従って設定した場合、セル幅を順次小さくしてシミュ
レーションを行った場合、速やかに一定値に収束し、ま
た、誤差は最も小さくなる。すなわち、本発明は、2次
元電磁波時間領域差分法において、誘電率が不連続に変
化する場合、異なる誘電率の媒質の境界がイーセル(Ye
eセル)の辺と平行な場合に、“二次精度”となるよう
な誘電率の設定法を開示する。したがって、本発明を実
施して、セル幅を順次小さくしてシミュレーションを行
った場合、得られる計算値は速やかに一定値に収束す
る。
【0049】つぎに、半導体導波路の端面に形成された
2層膜にその導波路の基本モードが垂直に入射する場合
の反射率の計算に、上記本発明に係るミュレーション方
法を適用する。
【0050】図5は、シミュレーション状況の模式図で
ある。屈折率 3.175 の半導体中に屈折率 3.403 の導波
路が形成され、導波路端面に、屈折率 2.257 厚さ 0.12
5μmのAR膜Iと屈折率 1.455 厚さ 0.175μmのAR
膜II からなる二層AR膜が形成されている。自由空間
波長 1.5 μmの平面波を二層膜の手前 1.5μmから二
層膜に向かって入射線(incident line)から、二層膜
に垂直に入射させた。計算領域境界にはPML吸収領域
を設定し、反射率を 10−12 %以下に抑えた。セルは
屈折率が異なる媒質の境界は総てセルの辺方向と平行と
なるよう配置し、さらに、屈折率が異なる媒質の境界上
にその境界に垂直な電界成分の配置点が存在するように
した。即ち、総ての媒質境界において、総ての近接垂直
電界成分はその境界上に有る。即ち、dは0である。
また、これはφ=1/2の場合とも言える。εを本発
明の手法(式(10))を用いて設定した場合と従来法
(式(11))を用いて、設定した場合の誤差の比較を行
った。両手法とも、セル幅を0.0125μm、0.00625μ
m、0.003125μmと減少した場合の反射率のセル幅 0μ
mの場合の外挿値は一致して 0.01545%となり、この外
挿値を真値とみなすことができる。
【0051】図6に反射率誤差の導波路内波長(0.4407
8754μm)当たりのセル数依存性を示した。表示したど
のセル数においても本発明の方法の誤差は従来法の方法
の誤差より小さい。また、本発明の手法の誤差はセル幅
の二乗に比例し、“二次精度”特性を示している。本発
明の手法では、セル幅を順次小さくしてシミュレーショ
ンを行った場合、速やかに一定値に収束する。この実施
例は、本手法の高精度特性を示している。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誘電率が空間内で不連続的に変化する場合の2次元電磁
界シミュレーションを高い精度で行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載のr、r、s、sを説
明する図である。
【図2】請求項1に記載のr、r、s、sと、
請求項2に記載のdとの関係を説明する図であ
る。
【図3】実施の形態1における格子点の配置を示す図で
ある。
【図4】本発明の応用例を説明するための電界成分・磁
界成分配置点と媒質境界線の関係を示す模式図である。
【図5】本発明の応用対象例を説明する模式図である。
【図6】本発明の応用例の結果を示す図である。
【図7】電磁界シミュレーション装置の機能ブロック図
である。
【図8】二次元時間領域差分法で用いられる格子点の説
明図である。
【図9】本発明の実施に用いるシステムの一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…記憶装置、3…演算装置、4…出力
装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイ ウェイン 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 関 俊司 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 吉國 裕三 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AC07 AD63 CB23 CD04 5B049 AA02 AA04 EE01 EE41 GG07 5B056 AA04 BB03 BB71 9A001 GG13 HH32 KK15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの平面内に、透磁率μ、誘電率ε
    有する第1の媒質と、透磁率μ、誘電率εを有する第
    2の媒質とが1つの直線を境界として接し、前記平面内
    に、前記平面に平行な交流磁界成分を持たない電磁波が
    存在する場合に、 前記平面と等価な仮想平面を前記平面と同一視し、前記
    仮想平面内に、格子点を前記境界に平行な方向及び垂直
    な方向に2次元配置して2次元格子を形成し、前記格子
    点に、それぞれの格子点における、前記境界に平行な電
    界成分及び該電界成分の時間変化の計算に用いる誘電
    率、前記境界に垂直な電界成分及び該電界成分の時間変
    化の計算に用いる誘電率、前記平面に垂直な磁界成分の
    うちの1つ以上を割り当て、前記電磁波の電磁界の時間
    変化を数値計算によって求める2次元電磁界シミュレー
    ション方法であって、 前記境界に平行な電界成分が割り当てられる格子点及び
    前記境界に垂直な電界成分が割り当てられる格子点が、
    それぞれ、前記2次元格子の、前記境界に平行あるいは
    垂直な辺のみを持つ4辺形単位格子の中心となるように
    し、 前記境界に平行な電界成分が割り当てられる格子点が中
    心となっている前記単位格子中の前記第1の媒質及び前
    記第2の媒質の面積を、それぞれ、r及びr とし、
    前記境界に垂直な電界成分が割り当てられる格子点が中
    心となっている前記単位格子中の前記第1の媒質及び前
    記第2の媒質の面積を、それぞれ、s及びsとし、 前記境界に平行な電界成分が割り当てられる格子点に割
    り当てられる、該電界成分の時間変化の計算に用いる誘
    電率として、 ε =(rε+rε)/(r+r) で表されるεを用い、 前記境界に垂直な電界成分が割り当てられる格子点に割
    り当てられる、該電界成分の時間変化の計算に用いる誘
    電率として、 1/ε =(s+s)/(s+s) で表されるεを用いることを特徴とする2次元電磁界
    シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】1つの平面内に、透磁率μ、誘電率ε
    有する第1の媒質と、透磁率μ、誘電率εを有する第
    2の媒質とが1つの直線を境界として接し、前記平面内
    に、前記平面に平行な交流磁界成分を持たない電磁波が
    存在する場合に、 前記平面と等価な仮想平面を前記平面と同一視し、前記
    仮想平面内に、前記境界に平行なy軸と前記境界に垂直
    なx軸とを設け、i、jを整数とし、Δx、Δyを正の
    定数とし、前記仮想平面内に、x座標がiΔxでありy
    座標がjΔyである第一のタイプの格子点(i,j)、
    x座標がiΔxでありy座標が(j+1/2)Δyである
    第二のタイプの格子点(i,j+1/2)、及び、x座
    標が(i+1/2)Δxでありy座標がjΔyである第
    三のタイプの格子点(i+1/2,j)を配置し、 前記第一のタイプの格子点(i,j)に、該格子点にお
    ける、x方向とy方向とに垂直な磁界成分H(i,
    j)を割り当て、前記第二のタイプの格子点(i,j+
    1/2)に、該格子点におけるx方向電界成分E(i,
    j+1/2)及び該電界成分の時間変化の計算に用いる
    誘電率ε(i,j+1/2)を割り当て、前記第三のタイ
    プの格子点(i+1/2,j)に、該格子点におけるy
    方向電界成分E(i+1/2,j)及び該電界成分の時
    間変化の計算に用いる誘電率ε(i+1/2,j)を割り
    当て、前記2次元電磁波の電磁界の時間変化を数値計算
    によって求める2次元電磁界シミュレーション方法にお
    いて、 前記第三のタイプの格子点(i+1/2,j)のうちで
    前記境界までの距離が最小である格子点を近傍平行電界
    格子点と呼び、その最小である距離をdとし、前記第
    二のタイプの格子点(i,j+1/2)のうちで前記境
    界までの距離が最小である格子点を近傍垂直電界格子点
    と呼び、その最小である距離をdとし、 前記近傍平行電界格子点(i+1/2,j)に割り当て
    る誘電率ε(i+1/2,j)として、 ε =((2d+d+dε)/(2(d+d
    )) (ここに、εは前記近傍平行電界格子点が配置されて
    いる媒質の誘電率であり、εはεと異なる誘電率、
    すなわち、εがεと等しければε、εがε
    等しければεである)で表されるεを用い、 前記近傍垂直電界格子点(i,j+1/2)に割り当て
    る誘電率ε(i,j+1/2)として、 1/ε =((2d+d)/ε+d)/(2(d
    +d)) (ここに、εは前記近傍垂直電界格子点が配置されて
    いる媒質の誘電率であり、εはεと異なる誘電率、
    すなわち、εがεと等しければε、εがε
    等しければεである)で表されるεを用い、 前記近傍平行電界格子点と前記近傍垂直電界格子点とを
    除く第二のタイプの格子点(i,j+1/2)及び第三
    のタイプの格子点(i+1/2,j)のそれぞれに割り
    当てる誘電率ε(i,j+1/2)及びε(i+1/2,
    j)として、該格子点のそれぞれが配置されている媒質
    の誘電率を用いることを特徴とする2次元電磁界シミュ
    レーション方法。
  3. 【請求項3】前記H(i,j)、E(i,j+1/
    2)、ε(i,j+1/2)、E(i+1/2,j)及び
    ε(i+1/2,j)を、コンピュータハードウエア資源
    であるメモリに、数値として蓄え、該数値を引き出して
    計算に用いることを特徴とする請求項2に記載の2次元
    電磁界シミュレーション方法。
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