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JP2001117722A - 情報入力/検出/表示装置 - Google Patents

情報入力/検出/表示装置

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Publication number
JP2001117722A
JP2001117722A JP29446699A JP29446699A JP2001117722A JP 2001117722 A JP2001117722 A JP 2001117722A JP 29446699 A JP29446699 A JP 29446699A JP 29446699 A JP29446699 A JP 29446699A JP 2001117722 A JP2001117722 A JP 2001117722A
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JP
Japan
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light
detection
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coordinate
coordinate input
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Pending
Application number
JP29446699A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Okada
岡田  進
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JP2001117722A publication Critical patent/JP2001117722A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座標入力動作状態を明確にすることが可能な
情報入力/検出/表示装置を提供する。 【解決手段】 発光手段101は、座標入力/検出/表
示領域105面に対して略平行方向に光103を発す
る。使用者が操作した光遮断手段104は、座標入力/
検出/表示領域105の所定の位置において、光103
を遮断する。受光手段102は、発光手段101から発
せられた光103の全部又は一部を検知する。信号処理
手段は、受光手段102の光の検知状況に応じて、注意
信号を発信するか否かを判断する。使用者は、信号発信
手段からの音や光、振動などの注意信号の発信状況に応
じて座標入力動作状態を把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標入力/検出装
置に関し、特に、パーソナルコンピュータ等において、
情報の入力や選択をするためにペン等の指示部材や指等
によって指示された座標位置を検出するいわゆるタッチ
パネル方式の座標入力/検出装置に関する。この座標入
力/検出装置は、電子黒板や大型のディスプレイと共に
一体化して、座標入力/検出装置として利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、座標入力/検出装置としては、ペ
ンで座標入力面を押さえた時、あるいはペンが座標入力
面に接近した時に、静電又は電磁誘導によって電気的な
変化を検出するものがある。また、他の方式として、特
開昭61−239322号公報で知られているような超
音波方式のタッチパネル座標入力/検出装置がある。こ
れは簡単にいうと、パネル上に送出された表面弾性波を
パネルに触れることによりその表面弾性波を減衰させ、
その位置を検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電又は電磁
誘導によって座標位置を検出するものでは、座標入力面
に電気的なスイッチ機能を有するため、製造コストが高
く、また、ペンと本体とをつなぐケーブルが必要である
ため操作性に難点があった。また、超音波方式のもので
は、指入力を前提としているため、パネル上で吸収を伴
うような材質(柔らかく弾力性を伴う)でペン入力を行
わせ直線を描いた場合、押した時点では安定な減衰が得
られるが、ペンを移動するとき十分な接触が得られず、
直線が切れてしまう。そこで、十分な接触を得るには、
ペンを必要以上の力で押し付けてしまう。するとペンの
移動に伴い、ペンの持つ弾力性のため応力を受け歪を生
じ、移動中に復帰させる力が働く。そのため、一旦ペン
入力時に曲線を描こうとすると、ペンを抑える力が弱く
なり歪を元へ戻す力が優るため復帰して安定な減衰が得
られないため、入力が途絶えたと判断してしまう。この
ためにペン入力としては信頼性が確保できないという問
題を有する。
【0004】しかしながら、このような従来技術が保有
する問題についても、先に本出願人が特願平10−12
7035号公報として提案したものや、特開平5−17
3699号公報に開示されているもの、あるいは、特開
平9−319501号公報に開示されているもの、さら
には、先に本出願人が特願平10−230960号公報
として提案したもの等、に代表される光学式の座標入力
/検出装置、あるいは、画像入力手段を利用した座標入
力/検出装置によって解消され、比較的簡単な構成によ
り、タッチパネル型の座標入力/検出装置が実現でき
る。
【0005】近年、このような座標入力/検出装置は、
パーソナルコンピュータ等の普及にともない、情報の入
力や選択をするための有力なツールとして位置付けら
れ、上記各公報に開示されたもの以外にも鋭意検討され
つつあるが、本格的な実用化に向けていまだ解決されね
ばならない課題が多々存在する。
【0006】本発明は、このような光学式の座標入力/
検出装置、あるいはカメラの如き画像入力手段を利用し
た座標入力/検出装置に関するものであり、第1に、座
標入力動作状態を明確にすること、第2に、座標入力動
作開始時を明確にすること、第3に、座標入力動作継続
時を明確にすること、第4に、座標入力動作終了時を明
確にすること、第5に、ペンや指などの位置指示部材の
座標入力/検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分
離させること、第6に、ペンや指などの位置指示部材の
座標入力/検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分
離させること、第7に、座標入力が行われる前に信号発
信手段を動作させること、第8に、光遮断手段から座標
入力動作状態が得られるようにすること、第9に、所定
の入力座標においてのみ信号発信手段を作動させるこ
と、を目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、第1に、複数の発光手段と複数の受光手
段とよりなり、これらの発光/受光の光路内の光遮断手
段の有無により、該光遮断手段の平面若しくは略平面の
2次元座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、
平面若しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画
像入力手段とよりなり、該画像入力手段により取り込ま
れた情報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換す
る手段とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/
検出装置によって入力/検出された座標に基づいて所定
の位置に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報
入力/検出/表示装置において、信号発信手段を有し、
該信号発信手段は座標入力動作時に作動するようにした
こと、第2に、上記第1の情報入力/検出/表示装置に
おいて、前記信号発信手段は、前記光遮断手段が前記発
光/受光の光路内に入る時に作動するようにしたこと、
第3に、上記第1または2の情報入力/検出/表示装置
において、前記信号発信手段は、前記光遮断手段が前記
発光/受光の光路内に留まっている時に作動するように
したこと、第4に、上記第1から3のいずれか1の情報
入力/検出/表示装置において、前記信号発信手段は、
前記光遮断手段が前記発光/受光の光路内を出る時に作
動するようにしたこと、第5に、上記第1から4のいず
れか1の情報入力/検出/表示装置において、前記受光
手段は、前記座標入力/検出領域面に対して垂直方向に
複数配設されていること、第6に、上記第1から5のい
ずれか1の情報入力/検出/表示装置において、前記発
光手段と前記受光手段は、前記座標入力/検出領域面に
対して垂直方向に複数配設されていること、第7に、上
記第1から6のいずれか1の情報入力/検出/表示装置
において、前記信号発信手段は、前記光遮断手段が前記
座標入力/検出領域面に達する前に作動するようにした
こと、第8に、上記第1から7のいずれか1の情報入力
/検出/表示装置において、前記信号発信手段は、前記
光遮断手段に対して作動するようにしたこと、第9に、
上記第1から8のいずれか1の情報入力/検出/表示装
置において、前記信号発信手段は、入力座標に応じて動
作するようにしたこと、を特徴としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】最初に、本発明が適用される光学
式の座標入力/検出装置の第1の例について、その原理
を説明する。図1は、本発明が適用される光学式の座標
入力/検出装置の1例を示す図である。座標入力領域3
は四角形の形状をなし、電子的に画像を表示するディス
プレイ表面やマーカー等のペンで書き込むホワイトボー
ドなどが考えられる。この座標入力領域3上を光学的に
不透明な材質からなるユーザの手指やペン,指示棒など
指示手段で触った場合を考える。このときの指示手段の
座標2を検出することがこのような光学式の座標入力装
置の目的である。
【0009】座標入力領域3の上方両端に受発光手段1
が装着されている。受発光手段1からは座標入力領域に
向けて、L1,L2,…Lnの光ビームの束(プローブ
光)が照射されている。実際には、点光源81から広が
る座標入力面に平行な面に沿って進行する扇形板状の光
波である。座標入力領域3の周辺部分には、再帰性反射
部材4が再帰反射面を座標入力領域3の中央に向けて装
着されている。
【0010】再帰性反射部材4は入射した光を、入射角
度によらずに同じ方向に反射する特性をもった部材であ
る。例えば、受発光手段1から発した扇形板状の光波の
うちある一つのビームL12に注目すると、ビームL1
2は再帰性反射部材4によって反射されて再び同じ光路
を再帰反射光L11として受発光手段1に向かって戻る
ように進行する。受発光手段1には、後に述べる受光手
段が設置されており、プローブ光L1〜Lnのそれぞれ
に対して、その再帰光が受発光手段1に再帰したかどう
かを判断することができる。
【0011】いま、ユーザーが手で位置2を触った場合
を考える。このときプローブ光L10は位置2で手に遮
られて再帰性反射部材4には到達しない。従って、プロ
ーブ光L10の再帰光は受発光手段1には到達せず、プ
ローブ光L10に対応する再帰光が受光されないことを
検出することによって、プローブ光L10の延長線(直
線L)上に指示物体が挿入されたことを検出することが
できる。同様に図1の右上方に設置された受発光手段1
からもプローブ光を照射し、プローブ光L13に対応す
る再帰光が受光されないことを検出することによって、
プローブ光L13の延長線(直線R)上に指示物体が挿
入されたことを検出することができる。直線Lおよび直
線Rを求めることができれば、この交点座標を演算によ
り算出することにより、指示手段が挿入された座標2を
得ることができる。
【0012】次に、受発光手段1の構成とプローブ光L
1からLnのうち、どのプローブ光が遮断されたかを検
出する機構について説明する。図2に受発光手段1の内
部の構造の概略を示す。図2は図1の座標入力面に取り
付けられた受発光手段1を、座標入力面3に垂直な方向
から見た図である。ここでは、簡単のため、座標入力面
3に平行な2次元平面で説明を行う。受発光手段1の概
略の構成では、点光源81,集光レンズ51および受光
素子50から構成される。点光源81は光源から見て受
光素子50と反対の方向に扇形に光を射出するものとす
る。点光源81から射出された扇形の光は矢印53,5
8,その他の方向に進行するビームの集合であると考え
る。53方向に進行したビームは再帰性反射部材4で反
射されて反射光54となり、集光レンズ51を通り、受
光素子50上の位置57に到達する。また、進行方向5
8に沿って進行したビームは再帰性反射部材4によって
反射されて反射光59となり、受光素子50上の位置5
6に到達する。このように、点光源81から発し、再帰
性反射部材4で反射され、同じ経路を戻ってきた光は、
集光レンズ51の作用によって、それぞれ受光素子50
上のそれぞれ異なる位置に到達する。従って、ある位置
に指示手段が挿入され、あるビームが遮断されると、そ
のビームに対応する受光素子50上の点に光が到達しな
くなる。よって、受光素子50上の光強度の分布を調べ
ることによって、どのビームが遮られたかを知ることが
できる。
【0013】図3で上記動作を詳しく説明する。図3で
受光素子50は集光レンズ51の焦点面に設置されてい
るものとする。点光源81から図3の右側に向けて発し
た光は再帰性反射部材4によって反射され同じ経路を戻
ってくる。従って、点光源81の位置に再び集光する。
集光レンズ51の中心は、点光源位置と一致するように
設置する。再帰性反射部材か4から戻った再帰光は集光
レンズ51の中心を通るので、レンズ後方(受光素子
側)に対称の経路で進行する。
【0014】このとき、受光素子50上の光強度分布を
考える。2に示す位置に指示手段が挿入されていなけれ
ば、受光素子50上の光強度分布はほぼ一定であるが、
図3に示すように2の位置に光を遮る指示手段が挿入さ
れた場合、ここを通過するビームは遮られ、受光素子5
0上では位置Dnの位置に、光強度が弱い領域が生じる
(暗点)。この位置Dnは遮られたビームの出射/入射
角θnと対応しており、Dnを検出することによりθn
を知ることができる。すなわち、θnはDnの関数とし
て、 θn=arctan(Dn/f) …式(1) と表すことができる。ここで、特に図1左上方の受発光
手段1におけるθnをθnL、DnをDnLと置き換え
る。
【0015】さらに、図4において、受発光手段1と座
標入力領域3との幾何学的な相対位置関係の変換gによ
り、指示手段の位置2と座標入力手段3とのなす角θL
は、式(1)で求められるDnLの関数として、 θL=g(θnL) …式(2) ただし、 θnL=arctan(DnL/f) と表すことができる。
【0016】同様に、図1右上方の受発光手段1につい
ても同様の説明により、上記式のL記号をR記号に置き
換えて、右側の受発光手段1と座標入力領域3との幾何
学的な相対位置関係の変換hにより、 θR=h(θnR) …式(3) ただし、 θnR=arctan(DnR/f) と表すことができる。
【0017】ここで、座標入力領域3上の受発光手段1
の取り付け間隔を図4に示すWとし、原点と座標を図4
に示すようにとれば、座標入力領域3上の指示手段で指
示した点2の座標(x,y)は、 x=w tanθR/(tanθL+tanθR) …式(4) y=w tanθL・tanθR/(tanθL+tanθR)…式(5) となる。このようにx,yは、DnL,DnRの関数と
して表すことができる。すなわち、左右の受発光手段1
上の受光素子50上の暗点の位置DnL,DnRを検出
し、受発光手段の幾何学的配置を考慮することにより、
指示手段で指示した点2の座標を検出することができ
る。
【0018】次に、座標入力領域、例えば、ディスプレ
イの表面などに前で説明した光学系を設置する実施例を
示す。図5は、図1,図2で述べた左右の受発光手段1
のうちの一方を、ディスプレイ3の表面へ設置した場合
の実施例である。図5の3はディスプレイ面の断面を示
しており、図2で示したy軸の負から正に向かう方向に
見たものである。また、図5のAおよびBは、説明のた
め視点を図に示したように変えて表示したものである。
受発光手段のうち発光手段について説明する。光源83
としてレーザーダイオード,ピンポイントLEDなどス
ポットをある程度絞ることが可能な光源を用いる。光源
83からディスプレイ面3に垂直に発した光はシリンド
リカルレンズ84によってx方向にのみコリメートされ
る。このコリメートは後にハーフミラー87で折り返さ
れた後、ディスプレイ面と垂直な方向には平行光として
配光するためである。シリンドリカルレンズ84を出た
後、該シリンドリカルレンズ84とは曲率の分布が直交
する2枚のシリンドリカルレンズ85,86で図5のy
方向に対して集光される。図5のA部分はこの様子を説
明するためにシリンドリカルレンズ群の配置と光束の集
光状態を視点をz軸に対して回転しx方向から見たもの
である。
【0019】このシリンドリカルレンズ群の作用によ
り、線状に集光した領域がシリンドリカルレンズ86の
後方に形成される。ここにy方向に狭くx方向に細長い
スリット82を挿入する。すなわち、スリット位置に線
状の二次光源81を形成する。二次光源81から発した
光はハーフミラー87で折り返され、ディスプレイ面3
の垂直方向には広がらず平行光で、ディスプレイ面3と
平行方向には二次光源81を中心に扇形状に広がりなが
ら、ディスプレイ面3に沿って進行する。進行した光は
ディスプレイ周辺端に設置してある再帰性反射部材4で
反射されて、同様の経路でハーフミラー87方向(矢印
C)に戻る。ハーフミラー87を透過した光は、ディス
プレイ面3に平行に進みシリンドリカルレンズ51を通
り受光素子50に入射する。
【0020】このとき、二次光源81とシリンドリカル
レンズ51はハーフミラー87に対して共役な位置関係
にある(図5のD)。従って、二次光源81は図3の光
源81に対応し、シリンドリカルレンズ51は図3のレ
ンズ51に対応する。また、図5のB部分は受光側のシ
リンドリカルレンズと受光素子を視点を変えてz軸方向
から見たものであり、図3のレンズ51,受光素子50
に対応する。
【0021】次に、本発明が適用される光学式の座標入
力/検出装置の第2の例について、その原理を説明す
る。図6は、代表的な光学式の座標入力装置であり、図
6に示す如く、水平方向にXm個配置された例えば発光
ダイオード(LED)11と、これに1対1に対応して
対向配置されたXm個の例えばフォトトランジスタ12
と、垂直方向にYn個配置されたLED13と、これに
1対1に対応して対向配置されたYn個のフォトトラン
ジスタ14とにより、座標検出領域3を形成する。そし
て、この座標検出領域3内の例えばタッチ部分15にタ
ッチ入力が行なわれると、タッチ部分15を通る光路が
遮ぎられるため、その遮断光路にあるフォトトランジス
タ12,14の受光光量が低下する。そこで、受光光量
が低下したフォトトランジスタ12,14の位置を平均
し、タッチ座標の位置16を算出する。
【0022】次に、本発明が適用される光学式の座標入
力/検出装置の第3の例についてその原理を説明する。
図7は、光学式の座標検出装置の第3の例の構成図であ
る。ここでは、四角形状の平面板である座標入力面3の
隣接する2つの角(k1,k2)に、発光検出装置2
1,22を固定して設置する。この2つの発光検出装置
21,22から座標入力面3上に光が発射される。一
方、利用者は、位置指示棒、すなわち、ペン24で座標
入力面3上の任意の位置を指し示す。
【0023】このとき、発光検出装置21,22は、発
光検出装置21,22から発せられた光のうちペン24
で反射して発光検出装置21,22に戻ってきた光を検
出して、ペン24の位置座標を算出する。発光検出装置
21,22は、どちらも同じ構成を持つものを用い、発
光部21A,22Aと、受光角度検出部21B,22B
とから構成される。ここで、発光検出装置21,22
は、発光部から発光される光の発光光軸と、受光角度検
出部の受光光軸とがどちらも座標入力面の基準点23の
方向を向くように、座標入力面3に対して設置される。
なお、発光検出装置21,22は、前記した発光・検出
手段に相当し、発光部は発光手段に、受光角度検出部は
角度検出手段に相当する。
【0024】図7において、座標入力面3の角k1と基
準点23とを結ぶ線分a1、座標入力面の角k2と基準
点23とを結ぶ線分a2の方向を発光検出装置21,2
2それぞれの発光光軸及び受光光軸とする。ここで,線
分a1,a2は、座標入力面3の角を45°に2等分す
る方向とする。また、座標入力面3の角k2を原点
(0,0)とし、座標入力面3上の位置を横方向をY
軸、縦方向をX軸とするX−Y座標系で表わすものとす
る。
【0025】図8に、発光検出装置21,22の一実施
例の構成の概念図を示す。ここで、発光検出装置のうち
発光部21A,22Aは、光源(LED)5(5A,5
B)と光学レンズ6(6A,6B)とから構成される。
光学レンズ6は、像の一方向の倍率のみを変えることを
特徴とするシリンドリカルレンズ、又は、像の一方向の
倍率のみを変え、しかも、入射角度による倍率の変化が
無いことを特徴とするトロイダルレンズを利用する。ま
た、発光検出装置のうち受光角度検出部21B,22B
は,PSD7(7A,7B)とシリンドリカルレンズ8
(8A,8B)とから構成される。
【0026】LED5(5A,5B)から発せられた光
は、その直前に配置される光学レンズ6(6A,6B)
によって、座標入力面3と平行なビームとなるように集
光される。すなわち、図12に示すように、座標入力面
3と垂直な方向の光を光学レンズ6(6A,6B)によ
って座標入力面3と平行になるように集光し、さらに、
座標入力面3と平行な扇形状のビームとなるようにす
る。このように、扇形状のビームに集光すれば、集光し
ない時に比べてより有効に光を利用できるため、位置検
出の信頼性の向上が図れる。ここで、LED5(5A,
5B)としては、可視光線を発光するものでもよいが、
赤外線(波長890nm)を発光するL2656(浜松
ホトニクス社製)を使用するものとする。また、光学レ
ンズ6(6A,6B)としては、座標入力面3と垂直な
方向の長さが10mm、座標入力面3と平行で赤外光の
発光光軸と垂直な方向の長さが10mm程度の大きさ
で、焦点距離6mm程度のものを用いる。さらに、光学
レンズの焦点位置にLED5(5A,5B)の発光点が
くるように固定配置する。
【0027】受光角度検出部21B,22Bを構成する
シリンドリカルレンズ8(8A,8B)は、図8に示す
ように、ペン24からの反射光を、座標入力面3と平行
な方向に集光するように配置される。そして、集光した
スポット光はPSD7(7A,7B)に受光される。P
SD7(7A,7B)は、図8に示すように、座標入力
面3と平行な方向に細長い構造とし、受光面は入射光を
電気信号に変換するためのPN接合面となっている。
【0028】また、PSD7(7A,7B)は、受光面
の両端には、電流を取り出すための出力端子(S1
2)が設けられ、受光点S0と出力端子までの距離に反
比例した電流(I1,I2)が、この出力端子から出力さ
れる。この電流(I1,I2)をA/D変換し、マイクロ
コンピュータによって演算することによって、受光点S
0の位置が特定でき、さらにはペン24からの反射光の
受光角度を計算することができる。この演算処理を行う
制御回路については後述する。PSD7(7A,7B)
としては、座標入力面3と平行な方向の受光面の長さが
13mm、座標入力面3と垂直な方向の長さが1mm程
度のものを用いればよい。たとえば、浜松ホトニクス社
製のS3270を用いることができる。
【0029】図10に、シリンドリカルレンズ8(8
A,8B)とPSD7(7A,7B)の具体的な配置例
を示す。ここで、シリンドリカルレンズ8は、座標入力
面3及びPSD7の受光面と平行な方向の長さを10m
m、座標入力面3と垂直な方向の長さを10mm程度と
したものを用い、シリンドリカルレンズ8の光学的中心
位置とPSD7の受光面との距離が6.5mmとなるよ
うに配置する。また、ペン24からの反射光が直接PS
D7の受光面へ入力しないように、シリンドリカルレン
ズ8の周囲に黒色ABS等の材料で作ったマスク9を配
置する。
【0030】さらに、シリンドリカルレンズ8の焦点距
離は、ペン24からの反射光の入射角度の違いによりレ
ンズとPSD7との距離が変化するため、このレンズ8
の中心とPSD7の受光面との距離の最大値maxと最
小値minとの間であればよい。たとえば、図10の場
合は、max=9.2mm,min6.5mmとなるの
で、焦点距離が9mm程度のシリンドリカルレンズ8を
用いればよい。なお、前記したマスク9の座標入力面3
に平行な方向の長さは、PSD7の受光面の長さ(=1
3mm)よりも大きければよいが、たとえば、図10の
場合には、15mm程度あればよい。
【0031】図8に示した実施例では、ペン24からの
反射光をスポット光にしぼるために、シリンドリカルレ
ンズ8を用いる構成を示したが、これに限定されるもの
ではなく、図9に示すように、シリンドリカルレンズ8
の代わりに、微小な透過孔10Aを一つ有するアパーチ
ャー10を用いてもよい。図9に、アパーチャー10を
用いた発光検出手段21,22の構成の概念図を示す。
この実施例の場合には、ペン24からの反射光のうち、
透過孔10Aを通過した光のみがスポット光としてPS
D7の受光点S0に受光される。アパーチャー10とし
ては、黒色ABS等の材料で作られた薄い板を用いれば
よい。
【0032】図11に、アパーチャー10とPSD7の
具体的な配置例を示す。ここで、図10と同様に、PS
D7の受光面の長さを13mmとした場合、PSD7の
受光面からその半分の距離6.5mmだけ離れた位置
に、PSD7の受光面とアパーチャーの表面とが平行に
なるようにアパーチャー10を配置する。また、アパー
チャー10の大きさは、ペン24からの反射光がPSD
7の受光面に直接入射しないように、PSD7の受光面
よりも大きいことが好ましい。たとえば、PSDの受光
面の大きさ13mm×1mmに対して、アパーチャー1
0の大きさは15mm×3mm程度とすることができ
る。透過孔10Aは、座標入力面3と平行な方向ではP
SD7の受光面の長さ(13mm)よりも短く、座標入
力面3と垂直な方向ではPSD7の受光面の長さ(1m
m)よりも長くする。たとえば、図11に示すように、
2mm×2mmの大きさとすることができる。
【0033】なお、図8,図9には、発光検出装置の概
念図を示したが、その構成要素(光源LED5,光学レ
ンズ6,PSD7,シリンドリカルレンズ8又はアパー
チャー10)は、前記した配置関係を保って一つの筺体
に一体成型してもよい。ただし、発光部(LED5,光
学レンズ6)と受光角度検出部(PSD7,シリンドリ
カルレンズ8又はアパーチャー10)とは、互いに発
光、受光のじゃまにならないようにできるだけ近接させ
て配置させ、さらにLED5から出た赤外光の発光光軸
と、シリンドリカルレンズ8又はアパーチャー10によ
って受光される赤外光の受光光軸とが同一方向となるよ
うに配置させることが必要である。
【0034】発光検出装置は、一体成型することによっ
て20mm×15mm×10mm程度の大きさとするこ
とができるので、回転モータを用いてビーム光をスキャ
ンして位置検出を行う場合よりも小型化が可能である。
【0035】図13に、LED5(5A,5B)及びP
SD7(7A,7B)の制御回路の構成ブロック図を示
す。この制御回路はLED5(5A,5B)の発光タイ
ミングの制御と、PSD7(7A,7B)から出力され
た電流(I1,I2)の演算を行うものである。同図に示
すように、制御回路は、MPU37を中心として、プロ
グラム及びデータを記憶するROM35,RAM36、
発光時間間隔を制御するためのタイマ38,インタフェ
ースドライバ39,A/Dコンバータ33A,33B及
びLEDドライバ34A,34Bがバス接続された構成
からなる。PSD7A,7Bから出力された電流
(I1,I2)を演算する回路として、PSDの出力端子
(S1,S2)に、アンプ31A,31B、アナログ演算
回路32A,32Bが図のように接続される。PSD7
A,7Bから出力された電流(I 1,I2)は、アンプ3
1A,31Bに入力され、増幅される。そして増幅され
た電流信号は、アログ演算回路32A,32Bで I2/(I1+I2) のような処理がされ、さらに、A/Dコンバータ33
A,33Bによってデジタル信号に変換されてMPU3
7に渡される。この後、MPU37によって受光角度及
びペンの位置座標の演算が行われる。
【0036】なお、この制御回路は、一方の発光検出装
置と同一筺体に組み込んでもよく、また、別筺体として
座標入力面3の一部分に組み込んでもよい。また、イン
タフェースドライバ39を介してパソコン等に演算され
た座標データを出力するために出力端子を設けることが
好ましい。
【0037】次に、図14に、この発明に用いる位置指
示棒であるペン24の先端部の形状の一実施例を示す。
ペン24は、いわゆる筆記具と同様の形状を有し、その
先端部24A、すなわち、発光検出装置21,22から
発せられた光が通過する領域24Aに、光を反射する構
造(再帰性反射部)25を備える。そして、特に、この
「光を反射する構造」25は、発光検出装置21,22
から発せられた光の入射方向と同一の方向に反射する再
帰性構造である。
【0038】図14には、その構造例としてペン24の
先端部が、多数のコーナーキューブから構成される形状
を示している。コーナーキューブは、図15に示したよ
うに、3つの平面鏡を互いに直角になるように組み合わ
せたものである。一般に、ガラスの立方体から一隅を切
りとった図の太い線で囲まれた部分が、コーナーキュー
ブ25として用いられる。このように構成されたコーナ
ーキューブ25では、入射光が3つの面で1回ずつ反射
された後に、反射光は正確に入射光の方向に戻ってい
く。
【0039】たとえば、一辺の長さcを2mmとしたコ
ーナーキューブ25を、直径10mmのペンの先端部に
放射状に配置する。また、図14に示すように、隣り合
うコーナーキューブの向きを逆にして配置すると、一段
につき62個のコーナーキューブから構成でき、図14
のように3段構成とすると合計186個のコーナーキュ
ーブから構成できる。なお、反射光が入射光の方向に戻
るような構造としてコーナーキューブを用いるものを示
したが、反射光が入射光の方向に戻る再帰性を有するも
のであれば、他の構造を用いてもよい。
【0040】次に、この発明の座標検出装置におけるペ
ンの指示位置の検出原理について説明する。ここでは、
図7に示したように、2つの発光検出装置を用いた場合
について説明するが、3つ以上の発光検出装置を用いて
も同様のペン指示位置の検出が可能である。まず、図7
の座標入力面3上において、図14に示したペン24を
用いて適当な位置(X,Y)を指示したとする。このと
き、発光検出装置21の発光部21AのLED5Aから
出射された赤外光のうち線分p1方向に出た光はペン2
4に当たり、その反射光は同じ線分p1を逆に進み、受
光角度検出部21BのPSD7Aに受光される。同様
に、発光検出装置22の発光部22AのLED5Aから
出射された赤外光のうち線分p2の方向に出た光はペン
24に当たり、その反射光は同じ線分p2を逆に進み、
受光角度検出部22BのPSD7Bに受光される。PS
D7Bに受光された光は、図8等で示したように、PS
D7Bに対する入射角度によってPSDの受光面上の異
なる位置にスポット光を形成する。ここで、線分p2
は、座標入力面3の角k2を2等分する線分a2からθ
2の角度をなし、線分p1は、座標入力面3の角k1を
2等分する線分a1からθ1の角度をなすものとする。
【0041】図16(A),図16(B)に、座標入力
面3と受光角度検出手段21Bを形成するシリンドリカ
ルレンズ8A及びPSD7Aとの位置関係の具体例を示
す。ここで、PSD7Aの受光面は、座標入力面3の2
辺と45°の角度をなす線分a1と垂直とする。すなわ
ち、シリンドリカルレンズ8Aの中心とPSD7Aの受
光面の中央とを結んだ線分a1が受光光軸及び発光光軸
と一致する。また、シリンドリカルレンズ8Aの中心と
PSD7Aの受光面の中央との距離をLとし、PSD7
Aの受光面の長さを2Lとする。
【0042】今、ペン24からの反射光が線分p1を通
って、PSD7Aの中央位置からD1の距離だけ離れた
位置に受光したとする。また、PSD7Aの受光面の2
つの出力端子から得られる電流値をI1,I2とする。こ
のとき、電流と、PSDの受光位置とは次の関係が成立
する。 I1=I0×(L−D1)/2L I2=I0×(L+D1)/2L I0=I1+I2(I0:全電流) 従って、 L+D1=2L×I2/(I1+I2) となる。
【0043】すなわち、反射光の受光位置D1は、PS
D7Aで得られる電流値I1,I2から求められるが、図
13の制御回路のアンプ31A及びアナログ演算回路3
2Aによって計算される。ところで、図16(B)によ
り、D1/L=tanθ1という関係が成立するから、
反射光の入射角度θ1は、次式から求められる。 θ1=tan-1(D1/L)
【0044】同様にして、もう一方の発光検出装置22
の受光角度検出部22Bについても、PSDの中央から
の受光位置までの距離をD2とすると、次式によって、
反射光の入射角度θ2が求められる。 θ2=tan-1(D2/L) さらに、ペン24の指示位置(X,Y)は、2つの反射
光の入射角度θ1,θ2のなす線分a1,a2の交点と
なるので、次式より、θ1,θ2から指示位置(X,
Y)が求められる。 Y=Xtan(45°−θ2) Y=(A−X)tan(45°−θ1) ここで、Aは、図7に示すように、座標入力面3の横方
向の長さである。
【0045】上記の連立方程式を解けば、ペン24によ
って指示された座標入力面3上の位置座標X,Yが求め
られる。なお、(θ1,θ2)及び(X,Y)は、定式
化されているので、ROMにこれらの数式をプログラム
化して組み込めば、MPU37の演算によって容易に求
めることができる。また、演算結果である(X,Y)の
座標値は、インタフェースドライバ39を介してパソコ
ン等へ転送され、ペンによる指示位置の表示や、指示位
置に対応するコマンド入力などの処理に利用できる。
【0046】上記実施例では、2つの発光検出装置を用
いた例を示したが、両装置のLEDを同時に発光させる
と互いの赤外光が相手の装置内のPSDで検出されるお
それがあるので、LEDドライバ34によるLED5
(5A,5B)の発光制御は時分割して交互に行ない、
これと同期させて、PSD7(7A,7B)の電流検出
を行なうことが好ましい。たとえば、一方のLEDを発
光させ他方のLEDを消灯させた状態で、一方のLED
に対応するPSDの電流検出を行い、10msec後
に、逆に一方のLEDを消灯させ他方のLEDを発光さ
せた状態で、他方のLEDに対応するPSDの電流検出
を行うようにすることができる。すなわち、10mse
cごとに、交互に2つのLEDのうちどちらか一方を発
光させるようにすればよい。この制御は、MPU37が
タイマ38を用いて行う。このようにLED発光の時分
割制御をすれば、赤外光の誤検出もなくなり、ペン24
が移動する場合にも十分追従して位置検出が可能であ
る。
【0047】なお、座標入力面3は、ペンで位置を指示
できる平面形状であればよく、特に、図7の実施例で示
したような四角形状に限定するものではなく、他の形状
でもかまわない。また、上記した実施例では、座標入力
面3として平面板を用いることを前提としていたが、こ
れに限定するものではなく、表示装置、たとえば、CR
TやLCDの表示画面を用いてもよい。CRTやLCD
を用いる場合は、表示光がPSD7に入射して誤検出さ
れる影響をなくすため、前記した赤外線発光LEDを用
いることが好ましく、PSD7としては赤外線発光LE
Dのピーク発光波長を検出することのできるものを用い
ることが好ましい。さらに、CRTやLCDから発生す
る赤外線が座標検出に悪影響を及ぼさないようにするた
め、PVC樹脂等で作られた赤外線カットフィルタを表
示画面上に配置することが好ましい。
【0048】次に、本発明が適用される光学式の座標入
力/検出装置の第4の例として、画像入力手段を利用し
た座標検出装置について、その原理を説明する。図17
はこのような座標入力/検出装置の構成を示すブロック
図である。60は赤外線位置検出部、61,62は赤外
線位置検出部60内に配列された2つの赤外線CCDカ
メラであり、水平方向に距離Lの間隔をあけて配列され
ている。67は赤外線LED、68は赤外線LED67
からの赤外線を上方に向けて放射するようにその先端に
赤外線LED67を配置したペン型の座標入力部であ
る。
【0049】70はコントロール部、63はコントロー
ル部70において生成され赤外線位置検出部60の赤外
線CCDカメラ61,62に入力されるリセット信号、
64はコントロール部70において生成され赤外線CC
Dカメラ61,62に入力される垂直走査のための垂直
クロック信号、65はコントロール部70において生成
され赤外線CCD61,62に入力される水平走査のた
めの水平クロック信号で、赤外線CCDカメラ61,6
2はリセット信号63,垂直クロック信号64,水平ク
ロック信号65の入力に応じてX−Y方向の走査を開始
する。
【0050】66A,66Bは赤外線CCDカメラ6
1,62より出力される映像信号である。71はリセッ
ト信号63を発生するリセット信号回路、72は垂直ク
ロック信号64を発生する垂直クロック回路、73は水
平クロック信号65を発生する水平クロック回路であ
る。74A,74Bは映像信号66A,66Bをもとに
波形のピークを検出し水平クロック信号65の周期にあ
わせてピーク信号を発生するピーク検出回路である。
又、75A,75Bは、ピーク検出回路74A,74B
から得られたピーク検出信号である。
【0051】76は座標位置を算出する演算回路で、7
7は演算回路76により算出された座標位置をコンピュ
ータ(図示せず)に送信するインターフェース回路であ
る。また、78は演算回路76により算出された座標位
置を表示する表示回路である。また、図示していない
が、赤外線位置検出部60の撮影範囲以外にペン型の座
標入力部68が位置すると、警告音等を発生する音声回
路部を備えることにより、操作性を向上させることがで
きる。また、赤外線CCDカメラ61,62にレンズ倍
率調整回路部又は焦点距離調整回路部を設けることによ
り、原稿サイズの大きさ、入力精度の要求又は作業スペ
ースに応じて解像度,検出範囲を設定でき、操作性を向
上させることができる。
【0052】なお、本実施例ではコントロール部70を
赤外線位置検出部60と別体に構成したが、前述の各回
路を小型化することにより、コントロール部70を赤外
線位置検出部60に一体化することも可能である。
【0053】以上のように構成された座標入力装置につ
いて、図18を用いてその動作を説明する。図18は、
座標入力装置の信号波形の一例を示すタイミングチャー
トである。まず、リセット信号63,垂直クロック信号
64,水平クロック信号65が同時に2つの赤外線CC
Dカメラ61,62に入力される。これらの入力信号に
より、赤外線位置検出部60は、2つの赤外線CCDカ
メラ61,62からの映像信号66A,66Bをコント
ロール部70に入力する。通常の赤外線CCDカメラ6
1,62でこのペン型の座標入力部68を撮影するとペ
ン自体が撮影されるが、露出を絞った赤外線CCDカメ
ラ61,62で撮影すると、赤外線LED67の発光部
のみが撮影され、他の物は撮影されず黒色となる。
【0054】従って、それぞれの赤外線CCDカメラ6
1,62の映像信号66A,66Bには赤外線LED6
7の位置に相当するところに、強いピーク信号69A,
69Bが現れる。そこで、それぞれのピーク信号69
A,69Bはピーク検出回路74A,74Bで検出さ
れ、ピーク検出信号75A,75Bとして演算回路76
に送信される。また、演算回路76では、コントロール
部70のROM(図示せず)にあらかじめ計算された変
換テーブル(図示せず)により、赤外線CCDカメラ6
1,62にピーク信号69A,69Bが現れたところが
赤外線CCDカメラ61,62の基準となる原点から何
度の角度の位置にあるかが判るので、その2つの角度情
報と2つの赤外線CCDカメラ61,62の距離Lによ
りペン型の座標入力部68の座標位置を計算することが
できる。この得られた座標位置をインターフェース回路
77を介してコンピュータ等にデータを送信し、表示画
面(図示せず)等に表示される。
【0055】以上のように動作する座標入力装置につい
て、図19を用いて座標位置の算出方法を説明する。2
つの赤外線CCDカメラ61,62により、赤外線LE
D67を備えたペン型の座標入力部68の位置を示すピ
ーク検出信号75A,75Bが検出され、リセット信号
63からの垂直クロック信号64の位置と,水平クロッ
ク信号65の位置により赤外線CCDカメラ61,62
における2次元座標(x1,y1),(x2,y2)が
求められる。
【0056】ここで、各座標の原点は適宜決定される
が、ここでは各赤外線CCDカメラ61,62の撮影範
囲の左下隅を原点にとる。これから、赤外線CCDカメ
ラ61,62における赤外線LED67の原点からの角
度α,βは以下の数式より求められる。 α=tan−1(y1/x1) β=tan−1(y2/x2)
【0057】これらの数式から2つの赤外線CCDカメ
ラ61,62からの赤外線LED67のペンの角度α,
βが算出できる。ここで、1つの赤外線CCDカメラ6
1の位置を原点にとり、2つの赤外線CCDカメラ6
1,62の距離をLとすると、図19に示すように、直
線(a),(b)の式は以下の数式で表される。 (a):y=(tanα)×x (b):y=(tan(π−β))×(x−L)
【0058】これらの2つの連立一次方程式を解くこと
により赤外線LED67のペン型の座標入力部68の座
標位置を算出できる。ここで、演算回路76の演算速度
を上げるために、角度α,βによる座標位置の算出のた
めの変換テーブルを設けることにより、即座に座標位置
を求めることができ、スムーズな図形等の入力ができ
る。
【0059】以上のように、このような電子カメラの如
き画像入力手段を利用した座標検出装置によれば、タブ
レット盤等を作業台等におく必要がなく、作業台のある
空間を利用して図形等の入力において正確に座標位置を
検出することができるので、作業台等の有効活用ができ
る。また、原稿等が束ねてあっても、その上で図形等の
位置入力作業を行うことができる。又、原稿に図面等が
記載されていた場合、レンズ倍率調整回路部等により原
稿のサイズに合わせて撮影範囲を可変設定でき、解像度
の設定ができるので、操作性,利便性を向上させること
ができる。
【0060】以上、光学式の座標入力/検出装置、ある
いはカメラの如き画像入力手段を利用した座標入力/検
出装置について、その原理を説明したが、これらは座標
入力/検出装置に関する例であって、本発明はこれらの
方式に限定されるものではなく、本発明は光学式の座標
入力/検出装置、あるいはカメラの如き画像入力手段を
利用した座標入力/検出装置について適用されることは
いうまでもない。
【0061】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施
の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記
載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0062】図20は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第1の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図である。請求項1の発明に対応するこの
情報入力/検出/表示装置は、座標入力動作状態を明確
にするようになっており、オフィスや学校など、情報を
扱う場所に配設される。
【0063】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置において、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動する。
【0064】ここで、発光手段101は発光ダイオード
を用いてもよい。また、受光手段102はフォトトラン
ジスターを用いてもよい。さらに、光遮断手段104は
ペンや指などの位置指示部材を用いてもよい。また、発
光手段101から発せられる光は可視光波長を有するも
のを用いてもよい。さらに、情報入力/検出/表示装置
に付属する信号処理手段は、あらかじめプログラミング
が施されたROMを備えた演算回路を用いてもよい。ま
た、信号発信手段はスピーカーやライト、バイブレータ
ーなどを用いてもよい。
【0065】発光手段101は、座標入力/検出/表示
領域105面に対して略平行方向に光103を発する。
情報入力/検出/表示装置の使用者は、光遮断手段10
4を操作する。光遮断手段104は、座標入力/検出/
表示領域105に対する所定の位置において、発光手段
101から発せられる座標入力/検出/表示領域105
に対して略平行な光103を遮断する。受光手段102
は、発光手段101から発せられた光103の全部又は
一部を検知する。信号処理手段は、受光手段102の光
の検知状況に応じて、注意信号を発信するか否かを判断
する。音や光、振動などの信号を発信する信号発信手段
は、信号処理手段が注意信号を発信すると決定した場合
は、音や光、振動などの注意信号を発信し、信号処理手
段が注意信号を発信しないと決定した場合は、音や光、
振動などの注意信号を発信しない。情報入力/検出/表
示装置の使用者は、信号発信手段からの音や光、振動な
どの注意信号の発信状況に応じて座標入力動作状態を把
握する。このように、第1の実施の形態の情報入力/検
出/表示装置は、座標入力動作状態を明確にすることが
できる。
【0066】上述の説明のように、請求項1に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置は、信号発信手段を有し、該信号発信手段は
座標入力動作時に作動するので、座標入力動作状態を明
確にすることができる。
【0067】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0068】しかし、請求項1の発明では、情報入力/
検出/表示装置は、信号発信手段を有し、該信号発信手
段は座標入力動作時に作動するので、音や光、振動など
の信号によって聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動作
状態を明確にすることができる。これにより、文字入力
やコマンド入力を適切に行うことができ、例えば、オフ
ィスで座標入力装置を用いる場合、会議などの業務効率
を向上させることができる。
【0069】図21は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第2の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項2
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1の実施の形態の情報入力/検出/表示装置におい
て、前記信号発信手段は前記光遮断手段104が発光/
受光の光路103内に入る時に作動するようにしたもの
であり、座標入力動作開始時を明確にするようになって
おり、オフィスや学校など、情報を扱う場所に配設され
る。
【0070】次に、第2の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記信号発信手段
は前記光遮断手段104が発光/受光の光路103内に
入る時に作動する。
【0071】上述の説明のように、請求項2に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、信号発信手段は光遮断手段が発光/受
光の光路内に入る時に作動するので、座標入力動作開始
時を明確にすることができる。
【0072】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0073】しかし、請求項2の発明では、信号発信手
段は光遮断手段104が発光/受光の光路103内に入
る時に作動するので、音や光、振動などの信号によって
聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動作開始時を明確に
することができる。これにより、文字入力やコマンド入
力を適切に行うことができ、例えば、オフィスで座標入
力装置を用いる場合、会議などの業務効率を向上させる
ことができる。
【0074】図22は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第3の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項3
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1実施の形態の情報入力/検出/表示装置におい
て、前記信号発信手段は前記光遮断手段104が発光/
受光の光路103内に留まっている時に作動するように
したものであり、座標入力動作継続時を明確にするよう
になっており、オフィスや学校など情報を扱う場所に配
設される。
【0075】次に、第3の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記信号発信手段
は前記光遮断手段104が発光/受光の光路103内に
留まっている時に作動する。
【0076】上述の説明のように、請求項3に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、信号発信手段は光遮断手段104が発
光/受光の光路103内に留まっている時に作動するの
で、座標入力動作継続時を明確にすることができる。
【0077】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0078】しかし、請求項3の発明では、信号発信手
段は光遮断手段が発光/受光の光路内に留まっている時
に作動するので、音や光、振動などの信号によって聴覚
的,視覚的,触覚的に座標入力動作継続時を明確にする
ことができる。これにより、文字入力やコマンド入力を
適切に行うことができ、例えば、オフィスで座標入力装
置を用いる場合、会議などの業務効率を向上させること
ができる。
【0079】図23は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第4の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項4
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1の情報入力/検出/表示装置において、前記信号
発信手段は前記光遮断手段104が発光/受光の光路1
03内を出る時に作動するようにしたものであり、座標
入力動作終了時を明確にするようになっており、オフィ
スや学校など情報を扱う場所に配設される。
【0080】次に、第4の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記信号発信手段
は前記光遮断手段104が発光/受光の光路103内を
出る時に作動する。
【0081】上述の説明のように、請求項4に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、信号発信手段は光遮断手段104が発
光/受光の光路103内を出る時に作動するので、座標
入力動作終了時を明確にすることができる。
【0082】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0083】しかし、請求項4の発明では、信号発信手
段は光遮断手段104が発光/受光の光路103内に出
る時に作動するので、音や光、振動などの信号によって
聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動作終了時を明確に
することができる。これにより、文字入力やコマンド入
力を適切に行うことができ、例えば、オフィスで座標入
力装置を用いる場合、会議などの業務効率を向上させる
ことができる。
【0084】図24は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第5の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項5
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1の情報入力/検出/表示装置において、前記受光
手段102は前記座標入力/検出/表示領域105面に
対して垂直方向に複数配設されるようにしたものであ
り、ペンや指などの位置指示部材104の座標入力/検
出用受光部と入力動作検出用受光部とを分離させるよう
になっており、オフィスや学校など、情報を扱う場所に
配設される。
【0085】次に、第5の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記受光手段10
2は前記座標入力/検出/表示領域105面に対して垂
直方向に複数配設されている。
【0086】上述の説明のように、請求項5に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、受光手段102は座標入力/検出/表
示領域105面に対して垂直方向に複数配設されている
ので、ペンや指などの位置指示部材104の座標入力/
検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分離させるこ
とができる。
【0087】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0088】しかし、請求項5の発明では、受光手段は
座標入力/検出/表示領域105面に対して垂直方向に
複数配設されているので、ペンや指などの位置指示部材
104の座標入力/検出用受光部と入力動作検出用受光
部とを分離させることができ、発光手段101が単一で
も、ペンや指などの位置指示部材を操作する際に、より
早い段階で、音や光、振動などの信号によって聴覚的,
視覚的,触覚的に座標入力動作状態を明確にすることが
できる。これにより、文字入力やコマンド入力を適切に
行うことができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用
いる場合、会議などの業務効率を向上させることができ
る。
【0089】図25は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第6の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項6
に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上記第1
の情報入力/検出/表示装置において、前記発光手段1
01と前記受光手段102は前記座標入力/検出/表示
領域105面に対して垂直方向に複数配設されるように
したものであり、ペンや指などの位置指示部材104の
座標入力/検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分
離させるようになっており、オフィスや学校など、情報
を扱う場所に配設される。
【0090】次に、第6の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記発光手段10
1と前記受光手段102は前記座標入力/検出/表示領
域105面に対して垂直方向に複数配設されている。
【0091】上述の説明のように、請求項6に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、発光手段101と受光手段102は座
標入力/検出/表示領域105面に対して垂直方向に複
数配設されているので、ペンや指などの位置指示部材の
座標入力/検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分
離させることができる。
【0092】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけていった時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0093】しかし、請求項6の発明では、発光手段1
01と受光手段102は座標入力/検出/表示領域10
5面に対して垂直方向に複数配設されているので、ペン
や指などの位置指示部材104の座標入力/検出用受光
部と入力動作検出用受光部とを分離させることができ、
発光/受光の光路103が座標入力/検出/表示領域1
05面に対して垂直方向に狭くても、ペンや指などの位
置指示部材104を操作する際に、より早い段階で、音
や光、振動などの信号によって聴覚的,視覚的,触覚的
に座標入力動作状態を明確にすることができる。これに
より、文字入力やコマンド入力を適切に行うことがで
き、例えば、オフィスで座標入力装置を用いる場合、会
議などの業務効率を向上させることができる。
【0094】図26は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第7の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項7
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1の情報入力/検出/表示装置において、前記信号
発信手段は前記光遮断手段104が座標入力/検出/表
示領域105面に達する前に作動するようにしたもので
あり、座標入力が行われる前に信号発信手段を作動させ
るようになっており、オフィスや学校など、情報を扱う
場所に配設される。
【0095】次に、第7の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記信号発信手段
は前記光遮断手段104が座標入力/検出/表示領域1
05面に達する前に作動する。
【0096】上述の説明のように、請求項7に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、信号発信手段は光遮断手段104が座
標入力/検出/表示領域105面に達する前に作動する
ので、座標入力が行われる前に信号発信手段を作動させ
ることができる。
【0097】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0098】しかし、請求項7の発明では、信号発信手
段は光遮断手段104が座標入力/検出/表示領域10
5面に達する前に作動するので、座標入力が行われる前
に信号発信手段を作動させることができ、予め発せられ
る信号により、早い段階で、音や光、振動などの信号に
よって聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動作状態を明
確にすることができるため、誤入力を防止することがで
きる。これにより、文字入力やコマンド入力を適切に行
うことができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用い
る場合、会議などの業務効率を向上させることができ
る。
【0099】図27は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第8の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項8
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1の情報入力/検出/表示装置において、前記信号
発信手段は前記光遮断手段104に対して作動するよう
にしたものであり、光遮断手段から座標入力動作状態が
得られるようになっており、オフィスや学校など、情報
を扱う場所に配設される。
【0100】次に、第8の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記信号発信手段
は前記光遮断手段104に対して作動する。
【0101】上述の説明のように、請求項8に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置では、信号発信手段は光遮断手段104に対
して作動するので、光遮断手段104から座標入力動作
状態が得られるようにすることができる。
【0102】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0103】しかし、請求項8の発明では、信号発信手
段は光遮断手段104に対して作動するので、光遮断手
段104から座標入力動作状態が得られるようにするこ
とができ、光遮断手段104を通して、音や光、振動な
どの信号によって聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動
作状態を明確にすることができるため、座標入力動作状
態をより分かりやすくすることができる。これにより、
文字入力やコマンド入力を適切に行うことができ、例え
ば、オフィスで座標入力装置を用いる場合、会議などの
業務効率を向上させることができる。
【0104】図28は、本発明による情報入力/検出/
表示装置の第9の実施の形態を説明するための座標検出
部の要部構成図で、図中、上記第1の実施の形態の情報
入力/検出/表示装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明は省略してある。請求項9
の発明に対応するこの情報入力/検出/表示装置は、上
記第1の情報入力/検出/表示装置において、前記信号
発信手段は入力座標に応じて作動するようにしたもので
あり、所定の入力座標においてのみ信号発信手段を作動
させるようになっており、オフィスや学校など、情報を
扱う場所に配設される。
【0105】次に、第9の実施の形態の作用を説明す
る。この情報入力/検出/表示装置は、複数の発光手段
101と複数の受光手段102とよりなり、これらの発
光/受光の光路103内の光遮断手段104の有無によ
り、該光遮断手段104の平面若しくは略平面の2次元
座標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若
しくは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力
手段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情
報のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段
とよりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装
置によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置
に情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/
検出/表示装置であって、信号発信手段を有し、該信号
発信手段は座標入力動作時に作動し、前記信号発信手段
は入力座標に応じて作動する。
【0106】上述の説明のように、請求項9に記載の情
報入力/検出/表示装置によれば、この情報入力/検出
/表示装置は、信号発信手段は入力座標に応じて動作す
るので、所定の入力座標においてのみ信号発信手段を動
作させることができる。
【0107】従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけていった時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。
【0108】しかし、請求項9の発明では、信号発信手
段は入力座標に応じて作動するので、所定の入力座標に
おいてのみ信号発信手段を作動させることができ、例え
ば、余分な領域を排した実際に座標入力/検出が行われ
る座標入力/検出領域上や特定のアイコン上などでの
み、音や光、振動などの信号によって聴覚的,視覚的,
触覚的に座標入力動作状態を明確にすることができる。
これにより、文字入力やコマンド入力を適切に行うこと
ができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用いる場
合、会議などの業務効率を向上させることができる。
【0109】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明
は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0110】
【発明の効果】(1)請求項1に記載の発明に対応した
効果 この情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段を有
し、該信号発信手段は座標入力動作時に作動するので、
座標入力動作状態を明確にすることができる。従来、座
標入力/検出領域に入力する場合、座標入力/検出装置
上のある座標にペンや指などの位置指示部材を近づけて
行った時に、どの時点で入力動作状態が変化するのかが
分からなかった。このため、実際に入力される座標が想
定していた座標とは異なってしまったり、誤って入力し
てしまうことがしばしばあった。しかし、請求項1に記
載の情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段を有
し、該信号発信手段は座標入力動作時に作動するので、
音や光、振動などの信号によって聴覚的,視覚的,触覚
的に座標入力動作状態を明確にすることができる。これ
により、文字入力やコマンド入力を適切に行うことがで
き、例えば、オフィスで座標入力装置を用いる場合、会
議などの業務効率を向上させることができる。
【0111】(2)請求項2に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置では、信号発信手段は光
遮断手段が発光/受光の光路内に入る時に作動するの
で、座標入力動作開始時を明確にすることができる。従
来、座標入力/検出領域に入力する場合、座標入力/検
出装置上のある座標にペンや指などの位置指示部材を近
づけて行った時に、どの時点で入力動作状態が変化する
のかが分からなかった。このため、実際に入力される座
標が想定していた座標とは異なってしまったり、誤って
入力してしまうことがしばしばあった。しかし、請求項
2に記載の情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段
は光遮断手段が発光/受光の光路内に入る時に作動する
ので、音や光、振動などの信号によって聴覚的,視覚
的,触覚的に座標入力動作開始時を明確にすることがで
きる。これにより、文字入力やコマンド入力を適切に行
うことができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用い
る場合、会議などの業務効率を向上させることができ
る。
【0112】(3)請求項3に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置では、信号発信手段は光
遮断手段が発光/受光の光路内に留まっている時に作動
するので、座標入力動作継続時を明確にすることができ
る。従来、座標入力/検出領域に入力する場合、座標入
力/検出装置上のある座標にペンや指などの位置指示部
材を近づけて行った時に、どの時点で入力動作状態が変
化するのかが分からなかった。このため、実際に入力さ
れる座標が想定していた座標とは異なってしまったり、
誤って入力してしまうことがしばしばあった。しかし、
請求項3に記載の情報入力/検出/表示装置は、信号発
信手段は光遮断手段が発光/受光の光路内に留まってい
る時に作動するので、音や光、振動などの信号によって
聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動作継続時を明確に
することができる。これにより、文字入力やコマンド入
力を適切に行うことができ、例えば、オフィスで座標入
力装置を用いる場合、会議などの業務効率を向上させる
ことができる。
【0113】(4)請求項4に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置では、信号発信手段は光
遮断手段が発光/受光の光路内を出る時に作動するの
で、座標入力動作終了時を明確にすることができる。従
来、座標入力/検出領域に入力する場合、座標入力/検
出装置上のある座標にペンや指などの位置指示部材を近
づけて行った時に、どの時点で入力動作状態が変化する
のかが分からなかった。このため、実際に入力される座
標が想定していた座標とは異なってしまったり、誤って
入力してしまうことがしばしばあった。しかし、請求項
4に記載の情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段
は光遮断手段が発光/受光の光路内に出る時に作動する
ので、音や光、振動などの信号によって聴覚的,視覚
的,触覚的に座標入力動作終了時を明確にすることがで
きる。これにより、文字入力やコマンド入力を適切に行
うことができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用い
る場合、会議などの業務効率を向上させることができ
る。
【0114】(5)請求項5に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置は、受光手段が座標入力
/検出領域面に対して垂直方向に複数配設されているの
で、ペンや指などの位置指示部材の座標入力/検出用受
光部と入力動作検出用受光部とを分離させることができ
る。従来、座標入力/検出領域に入力する場合、座標入
力/検出装置上のある座標にペンや指などの位置指示部
材を近づけて行った時に、どの時点で入力動作状態が変
化するのかが分からなかった。このため、実際に入力さ
れる座標が想定していた座標とは異なってしまったり、
誤って入力してしまうことがしばしばあった。しかし、
請求項5に記載の情報入力/検出/表示装置は、受光手
段は座標入力/検出領域面に対して垂直方向に複数配設
されているので、ペンや指などの位置指示部材の座標入
力/検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分離させ
ることができ、発光手段が単一でもペンや指などの位置
指示部材を操作する際に、より早い段階で音や光、振動
などの信号によって聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力
動作状態を明確にすることができる。これにより、文字
入力やコマンド入力を適切に行うことができ、例えば、
オフィスで座標入力装置を用いる場合、会議などの業務
効率を向上させることができる。
【0115】(6)請求項6に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置は、発光手段と受光手段
が座標入力/検出領域面に対して垂直方向に複数配設さ
れているので、ペンや指などの位置指示部材の座標入力
/検出用受光部と入力動作検出用受光部とを分離させる
ことができる。従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。しかし、請求項6に記載の情報入力/検出/表示装
置は、発光手段と受光手段は座標入力/検出領域面に対
して垂直方向に複数配設されているので、ペンや指など
の位置指示部材の座標入力/検出用受光部と入力動作検
出用受光部とを分離させることができ、発光/受光の光
路が座標入力/検出領域面に対して垂直方向に狭くて
も、ペンや指などの位置指示部材を操作する際に、より
早い段階で、音や光、振動などの信号によって聴覚的,
視覚的,触覚的に座標入力動作状態を明確にすることが
できる。これにより、文字入力やコマンド入力を適切に
行うことができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用
いる場合、会議などの業務効率を向上させることができ
る。
【0116】(7)請求項7に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置では、信号発信手段は光
遮断手段が座標入力/検出領域に達する前に作動するの
で、座標入力が行われる前に信号発信手段を作動させる
ことができる。従来、座標入力/検出領域に入力する場
合、座標入力/検出装置上のある座標にペンや指などの
位置指示部材を近づけて行った時に、どの時点で入力動
作状態が変化するのかが分からなかった。このため、実
際に入力される座標が想定していた座標とは異なってし
まったり、誤って入力してしまうことがしばしばあっ
た。しかし、請求項7に記載の情報入力/検出/表示装
置は、信号発信手段は光遮断手段が座標入力/検出領域
に達する前に作動するので、座標入力が行われる前に信
号発信手段を動作させることができ、予め発せられる信
号により、早い段階で、音や光、振動などの信号によっ
て聴覚的,視覚的,触覚的に座標入力動作状態を明確に
することができるため、誤入力を防止することができ
る。これにより、文字入力やコマンド入力を適切に行う
ことができ、例えば、オフィスで座標入力装置を用いる
場合、会議などの業務効率を向上させることができる。
【0117】(8)請求項8に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段が光遮
断手段に対して動作するので、光遮断手段から座標入力
動作状態が得られるようにすることができる。従来、座
標入力/検出領域に入力する場合、座標入力/検出装置
上のある座標にペンや指などの位置指示部材を近づけて
行った時に、どの時点で入力動作状態が変化するのかが
分からなかった。このため、実際に入力される座標が想
定していた座標とは異なってしまったり、誤って入力し
てしまうことがしばしばあった。しかし、請求項8に記
載の情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段は光遮
断手段に対して作動するので、光遮断手段から座標入力
動作状態が得られるようにすることができ、光遮断手段
を通して、音や光、振動などの信号によって聴覚的,視
覚的,触覚的に座標入力動作状態を明確にすることがで
きるため、座標入力動作状態をより分かりやすくするこ
とができる。これにより、文字入力やコマンド入力を適
切に行うことができ、例えば、オフィスで座標入力装置
を用いる場合、会議などの業務効率を向上させることが
できる。
【0118】(9)請求項9に記載の発明に対応する効
果 この情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段が入力
座標に応じて作動するので、所定の入力座標においての
み信号発信手段を作動させることができる。従来、座標
入力/検出領域に入力する場合、座標入力/検出装置上
のある座標にペンや指などの位置指示部材を近づけて行
った時に、どの時点で入力動作状態が変化するのかが分
からなかった。このため、実際に入力される座標が想定
していた座標とは異なってしまったり、誤って入力して
しまうことがしばしばあった。しかし、請求項9に記載
の情報入力/検出/表示装置は、信号発信手段は入力座
標に応じて作動するので、所定の入力座標においてのみ
信号発信手段を作動させることができ、例えば、余分な
領域を排した実際に座標入力/検出が行われる座標入力
/検出領域上や特定のアイコン上などでのみ、音や光、
振動などの信号によって聴覚的,視覚的,触覚的に座標
入力動作状態を明確にすることができる。これにより、
文字入力やコマンド入力を適切に行うことができ、例え
ば、オフィスで座標入力装置を用いる場合、会議などの
業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される光学式の座標入力/検出
装置の1例を示す図である。
【図2】 図1の座標入力面に取り付けられた受発光手
段を、座標入力面に垂直な方向から見た図である。
【図3】 受発光手段の動作を詳しく説明するための図
である。
【図4】 受発光手段と座標入力領域との幾何学的な相
対位置関係を示す図である。
【図5】 受発光手段を、ディスプレイの表面へ設置し
た場合の実施例を示す図である。
【図6】 代表的な光学式の座標入力装置を示す図であ
る。
【図7】 光学式の座標検出装置の第3の例の構成図で
ある。
【図8】 発光検出装置の一実施例の構成の概念図であ
る。
【図9】 アパーチャーを用いた発光検出手段の構成の
概念図である。
【図10】 シリンドリカルレンズとPSDの具体的な
配置例を示す図である。
【図11】 アパーチャーとPSDの具体的な配置例を
示す図である。
【図12】 座標入力面と平行になるように集光し、さ
らに、座標入力面と平行な扇形状のビームを作成する場
合の例を説明するための図である。
【図13】 LED及びPSDの制御回路の構成ブロッ
ク図である。
【図14】 位置指示棒であるペンの先端部の形状の一
実施例を示す図である。
【図15】 3つの平面鏡を互いに直角になるように組
み合わせたコーナキュービックの例を示す図である。
【図16】 座標入力面と受光角度検出手段を形成する
シリンドリカルレンズ及びPSDとの位置関係の具体例
を示す図である。
【図17】 座標入力/検出装置の構成を示すブロック
図である。
【図18】 座標入力装置の信号波形の一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図19】 座標位置の算出方法を説明するための図で
ある。
【図20】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第1の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図21】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第2の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図22】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第3の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図23】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第4の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図24】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第5の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図25】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第6の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図26】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第7の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図27】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第8の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【図28】 本発明による情報入力/検出/表示装置の
第9の実施の形態を説明するための座標検出部の要部構
成図である。
【符号の説明】
101…発光手段、102…受光手段、103…光路、
104…光遮断手段(位置指示部材)、105…座標入
力/検出/表示領域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光手段と複数の受光手段とより
    なり、これらの発光/受光の光路内の光遮断手段の有無
    により、該光遮断手段の平面若しくは略平面の2次元座
    標を検出する座標入力/検出装置、若しくは、平面若し
    くは略平面の座標入力/検出領域を取り込む画像入力手
    段とよりなり、該画像入力手段により取り込まれた情報
    のうちの一部の領域を2次元座標情報に変換する手段と
    よりなる座標入力/検出装置と、該座標入力/検出装置
    によって入力/検出された座標に基づいて所定の位置に
    情報を表示する表示装置とを組み合わせた情報入力/検
    出/表示装置において、信号発信手段を有し、該信号発
    信手段は座標入力動作時に作動することを特徴とする情
    報入力/検出/表示装置。
  2. 【請求項2】 前記信号発信手段は、前記光遮断手段が
    前記発光/受光の光路内に入る時に作動することを特徴
    とする請求項1記載の情報入力/検出/表示装置。
  3. 【請求項3】 前記信号発信手段は、前記光遮断手段が
    前記発光/受光の光路内に留まっている時に作動するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報入力
    /検出/表示装置。
  4. 【請求項4】 前記信号発信手段は、前記光遮断手段が
    前記発光/受光の光路内を出る時に作動することを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報入
    力/検出/表示装置。
  5. 【請求項5】 前記受光手段は、前記座標入力/検出領
    域面に対して垂直方向に複数配設されていることを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報入
    力/検出/表示装置。
  6. 【請求項6】 前記発光手段と前記受光手段は、前記座
    標入力/検出領域面に対して垂直方向に複数配設されて
    いることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    に記載の情報入力/検出/表示装置。
  7. 【請求項7】 前記信号発信手段は、前記光遮断手段が
    前記座標入力/検出領域面に達する前に作動することを
    特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の情
    報入力/検出/表示装置。
  8. 【請求項8】 前記信号発信手段は、前記光遮断手段に
    対して作動することを特徴とする請求項1から請求項7
    のいずれかに記載の情報入力/検出/表示装置。
  9. 【請求項9】 前記信号発信手段は、入力座標に応じて
    作動することを特徴とする請求項1から請求項8のいず
    れかに記載の情報入力/検出/表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009912B1 (ko) * 2010-03-23 2011-01-20 (주)컴버스테크 다층 감광소자를 갖는 양방향 터치 스크린 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101009912B1 (ko) * 2010-03-23 2011-01-20 (주)컴버스테크 다층 감광소자를 갖는 양방향 터치 스크린 시스템

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