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JP2001109080A - 画像作成装置 - Google Patents

画像作成装置

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JP2001109080A
JP2001109080A JP28412899A JP28412899A JP2001109080A JP 2001109080 A JP2001109080 A JP 2001109080A JP 28412899 A JP28412899 A JP 28412899A JP 28412899 A JP28412899 A JP 28412899A JP 2001109080 A JP2001109080 A JP 2001109080A
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Toshihiro Hamamura
俊宏 濱村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数画像がマトリクス状に配置されたインデ
ックスプリントにおいて、ユーザの要望に応じて画像を
分類し、かつ、視覚的にその分類が容易に認識できるよ
うにしたインデックスプリントを作成する画像作成装置
を提供する。 【解決手段】 複数画像をマトリクス状に配置してなる
一の画像であるインデックス画像を作成する画像作成装
置において、画像をタグ情報(付加情報)とともに入力
し、入力した画像をユーザが指定した分類項目にしたが
い、タグ情報を参照してグループ化する。また、インデ
ックス画像の編集において、グループ化した画像を各グ
ループ毎にまとめて配列し、さらに、各画像が属するグ
ループの種別が認識できるような視覚的情報(グループ
を囲む枠、背景色等)を付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像作成装置であっ
て、特に、複数の画像をマトリクス状に配置してなる一
の画像であるインデックス画像を作成する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、銀塩フィルムに撮影された画像の
印刷サービス及びデジタルカメラで記録された画像デー
タの印刷サービスにおいて、印刷した全ての画像を一覧
できるように、20枚程度またはフィルム1本分の印刷
画像を縮小した画像(以下、サムネイル画像)をマトリ
クス状に配置し、1枚のプリント用紙に印刷するプリン
トサービスがある。一般に、このような、複数画像をマ
トリクス状に1枚のプリント用紙に印刷したものは「イ
ンデックスプリント」と呼ばれる。
【0003】通常、銀塩フィルムに対するインデックス
プリントでは、撮影(記録)順にそのサムネイル画像が
配列され、各画像に通し番号が付される。また、デジタ
ルカメラで撮影された画像に対するインデックスプリン
トの場合も、銀塩フィルムの場合と同様、画像の記録順
(通常は撮影順)に配列され、各サムネイル画像にその
画像のファイル名が付される。
【0004】図23に従来のインデックスプリントの一
例を示す。本インデックスプリントは例えばデジタルカ
メラにより記録メディアに記録された画像の印刷をプリ
ントサービス店に依頼した際に提供されるものである。
このようにプリントした全画像を一目で認識できる。こ
の図に示すように、インデックスプリントにおいては、
複数のサムネイル画像がマトリクス状に配置されるとと
もに、各画像P1について、ファイル名P2、印刷サイ
ズ及び枚数P3等の情報が記されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインデックスプ
リントでは、通常、画像は、撮影(記録)された順番で
配列されて印刷されている。また、インデックスプリン
ト上で、各画像に対して表示される情報は、ファイル情
報、依頼した枚数、プリントサイズ等である。
【0006】デジタルカメラで撮影した画像において
は、銀塩カメラのようにフィルム上に撮影日が写し込ま
れることがなく、記録メディアにデータとして記録され
ているため、画像中には表示されない。したがって、従
来のインデックスプリントでは、デジタルカメラで撮影
した画像について撮影日を知ることはできない。
【0007】また、一般に、デジタルカメラにおいて、
画像を撮影した場合、撮影日や、撮影カメラ等の種々の
情報が付加情報として画像データとともに記録されてい
る。ユーザは、これらの付加情報を画像データの管理、
編集等を行なう際に利用できる。したがって、インデッ
クスプリントにおいても、かかる付加情報を利用し、付
加情報に基き分類した画像をインデックスプリント上に
配置したい場合もある。その際、分類されて印刷された
各画像に対してその分類が容易に認識できることが望ま
しい。
【0008】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
のであり、いわゆるインデックスプリントにおいて、ユ
ーザの要望に合せて分類し、その分類が視覚的に容易に
認識できるインデックスプリントを作成する画像作成装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、複数画像をマトリクス状に配置してなる一の画像
(インデックス画像)を作成する装置である。その画像
作成装置は、画像を付加情報とともに入力する手段と、
入力した画像を分類してグループ化するための分類項目
を指定する手段と、指定された分類項目にしたがい、入
力した画像を該画像の付加情報を参照してグループ化す
る手段と、グループ化した画像群を各グループ毎にまと
めて配列し、さらに、画像が属するグループの種別が認
識できるような視覚的情報を付加したインデックス画像
を編集する手段とを備えた。
【0010】このとき、分類項目には、入力する画像が
記録された記録媒体内のフォルダの種類、画像データの
撮影日、画像データを撮影したカメラの種類、画像デー
タのサイズ、または、画像データの撮影モードが含まれ
てもよい。
【0011】また、視覚的情報は、グループの種類に応
じて異なる、各画像データ毎に設けられる枠であっても
よい。または、視覚的情報は、グループの種類に応じて
異なる、画像データ周辺の背景色であってもよい。また
は、視覚的情報は、同一のグループに属する画像データ
群をとり囲む一の枠であってもよい。
【0012】さらに、インデックス画像において、一の
グループに属する画像のうち最初に配置される画像は、
改行後に配置されるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る画像作成装置の実施の形態を説明する。なお、
図面において、同じ参照記号は同一または同等のものを
示す。
【0014】(画像作成装置の外観)図1は、本発明の
実施の形態の画像作成装置1の外観を示す。この画像作
成装置1は、ユーザが料金を投入し自分で画像を確認し
プリントを得るコインベンダー方式の装置である。料金
は投入口8に投入される。装置の上部に、メディア装填
部2が設けられ、ユーザは、4種類の画像記録用メディ
ア(スマートメディア、コンパクトフラッシュ、光ディ
スクおよびフロッピーディスク)のいずれかを装填でき
る。メディア装填部2には防塵対策用のカバー3が備え
られる。なお、カバーではなく、個々の装填口に防塵用
のシャッターを設けるようにしてもよい。装填可能なメ
ディアの種類を表示するため、パネル7が、メディア装
填部2の横に配置される。モニター4は、画像及び操作
指示を表示するために設けられ、表面にタッチパネルが
形成されている。また、キーボード5は各種指示を行う
ために用いられる。装置の内部には、通常の写真をプリ
ントするための銀塩プリンタ16とシールプリントをプ
リントするための昇華型プリンタ18が搭載されている
(図3参照)。プリントは排出口6から排出される。ユ
ーザは料金を投入口8に投入し、モニター4とキーボー
ド5で本装置を操作する。
【0015】図2は、記録メディア装填部2と表示パネ
ル7をより詳細に示す。まず、表示パネル7には本装置
に装填可能な4種類の画像記録用メディアの形状が表示
されている。装填可能なメディアは、スマートメディア
(SM)、コンパクトフラッシュ(CF)、光ディスク(C
D)およびフロッピーディスク(FD)である。各記号の
左側の数字は装填口の番号に対応する。ユーザは記録メ
ディアの種類をパネル7の表示と照合し、該当するメデ
ィアを選択する。選択の手段としては、パネル7上にタ
ッチスイッチを設けても良いし、キーボード5で番号を
入力するようにしてもよい。また、モニター4上のタッ
チパネルで選択可能にしても良い。ユーザがメディアを
選択すると、選択されたメディアに対応する装填口の横
に設けられた表示21が点灯する。図2に示された例で
は、スマートメディアに対応する表示21が点灯されて
いる。ユーザは表示21が点灯している装填口に記録メ
ディアを装填する。以上のようにすることでユーザは自
分のメディアを識別でき、まちがった装填口にメディア
を装填することがなくなる。
【0016】(画像作成装置のブロック図)図3は画像
作成装置内部のブロック図である。装置全体は、全体制
御部20により制御される。ドライブ10はスマートメ
ディアに記録されている画像を読み出す。ドライブ11
は、コンパクトフラッシュに記録されている画像を読み
出す。ドライブ12は光ディスクに記録されている画像
を読み出す。ドライブ13は、フロッピーディスクに記
録されている画像を読み出す。画像信号処理部14は、
各ドライブ10〜13から受け取った各メディアからの
デジタル画像信号をモニタ用及びプリント用に処理し、
メモリ部15は、信号処理された画像を記録する。メモ
リ15に記録されている内容がモニター4及びプリンタ
16、18により再生される。
【0017】銀塩プリンタ16は、銀塩ペーパーに対し
てデジタル画像の露光を行った後に、現像、定着、安定
処理を行ってデジタル銀塩プリントを作成する。本装置
では、銀塩の露光制御部として図示しないPLZT光シ
ャッターアレイを使用している。第1インターフェース
(IF)17は、銀塩プリンタ16とのインターフェイス
である。第1インターフェース17を介して、メモリ1
5に記録されたプリント用の画像データが銀塩プリンタ
16に送られるとともに、全体制御部20から銀塩プリ
ンタ16にプリント開始命令が送られ、また、銀塩プリ
ンタ16から全体制御部20へはプリント状態データが
送られる。
【0018】もう1つのプリンタ18は、シールプリン
ト作成用の昇華型プリンタである。本プリンタ18は、
シールプリントに適したプリンタであれば他の方式のプ
リンタ(例えばインクジェット方式、熱溶融方式のプリ
ンタ)でもよい。第2インターフェース(IF)19は、
シール用プリンタ18とのインターフェイスであり、第
1インターフェース17とほぼ同等の機能を有する。
【0019】(全体制御シーケンス)次に、画像作成装
置における全体制御部20による制御シーケンスについ
て説明する。
【0020】図4は、サービスメニュー表示からインデ
ックス表示までのフローチャートである。本装置が起動
されると、まず、本装置で利用可能なサービスメニュー
(図5参照)をモニター4に表示する(ステップS1
1、以下「ステップ」を省略する)。ユーザは希望のサ
ービスをタッチパネルで選択する。本実施形態では、以
下の6種のサービス(プリントモード)が利用可能であ
る。 (1)全数プリント(メディアに記録された画像を全て
プリントする場合に選択するモード) (2)個別指定プリント(メディアに記録された画像を
個別に指定してプリントするモード) (3)インデックスプリント(インデックスプリントを
するモード) (4)シールプリント(シールプリントをするモード) (5)画像合成(画像合成をするモード) (6)データ保存(メディアCD−R、FD、MOにデ
ータ保存をするモード)
【0021】画像合成が選択されたときは、次に、マル
チ画像作成モードとテンプレート合成モードのいずれか
を選択する画面(図示せず)が表示される。ユーザは希
望のモードをタッチパネルで選択する。
【0022】インデックスプリントは、全数プリントモ
ードや、個別指定プリントモードにおいても選択できる
ようになっている。
【0023】インデックスプリントやシールプリントで
は、複数の入力画像データを合成する画像処理が含まれ
る。このような画像合成を含むプリントモードが選択さ
れた場合は、画像処理に長時間を要するので、プリント
制御を開始する前に画像データの合成を行なう。
【0024】次に、画像の取り込みを行うために、ユー
ザは画像入力用の記録メディアの選択を行う(S1
2)。このとき、モニタ4上にメディアを表示して選択
可能としても良いし、パネル7やキーボード5で選択し
てもよい。ユーザがメディアを選択すると、表示パネル
7において、選択されたメディアの装填口の表示21が
点灯する(S13)。
【0025】次に、ユーザによりメディアが装填される
のを待つ(S14)。メディアが装填されると、データ
入力・解凍のサブルーチンをコールして、メディアから
画像データを解凍して読み出し(S15)。その原画像
データをメモリに保存する。これは、操作終了まで原画
像データを保存しておき、常に高速なアクセスを可能と
するためである。次に、ユーザによるメディアの取出し
を待ち(S16)、その後、ユーザにより選択されたサ
ービス内容に応じて(S17)、所定の処理を行なう
(S18〜S23)。
【0026】具体的には、選択されたサービスが「全数
プリント」であれば、メディアに記録された画像を全て
プリントするための所定の処理を行なう(S18)。選
択されたサービスが「個別指定プリント」であれば、メ
ディアに記録された画像を個別に指定してプリントする
ための所定の処理を行なう(S19)。選択されたサー
ビスが「インデックスプリント」であれば、インデック
スプリントをするための所定の処理を行なう(S2
0)。選択されたサービスが「シールプリント」であれ
ば、シールプリントをするための所定の処理を行なう
(S21)。選択されたサービスが「画像合成」であれ
ば、画像を合成するための所定の処理を行なう(S2
2)。選択されたサービスが「データ保存」であれば、
メディアCD−R、FD、MOにデータ保存をするため
の所定の処理を行なう(S23)。
【0027】ここで、「全数プリント」、「個別指定プ
リント」、「シールプリント」、「画像合成」、「デー
タ保存」の各サービスに対する処理については、周知の
任意の処理でよい。以下では、特に、「インデックスプ
リント」処理を実現するための制御について詳細に説明
する。
【0028】(インデックスプリント処理)図6に、イ
ンデックスプリント処理(S20)のフローチャートを
示す。インデックスプリントが選択されれば、まず、ユ
ーザにインデックス画像の分類を指定させるための選択
メニュー(図7参照)を表示し、ユーザによる分類項目
の入力を待つ(S41)。次に、指定された分類項目に
基いて画像を分類し、マトリクス状に配列したインデッ
クス画像を作成するための処理を行なう(S42)。こ
の処理で作成されたインデックス画像のデータはメモリ
に保存される。この処理の詳細は後述する。その後、作
成したインデックス画像データに解像度変換等を行っ
て、モニター4にインデックス画像を表示する(S4
3)。図8にこのときの表示画面の一例を示す。さら
に、この画面には、インデックスプリントの枚数設定
(S44)、データ保存の選択(S45)、現在金額
(S46)も同時に表示される。インデックスプリント
選択時のデフォルトの設定は、インデックスプリント枚
数=「1枚」、データ保存=「CD−R」であるが、ユ
ーザの意志で変更は可能である。
【0029】ユーザはインデックスプリントのプレビュ
ー画面と現在の金額を確認し、気に入れば「OK」ボタ
ンを押す。ユーザにより「OK」ボタンが押されると
(S47)、次に進む。
【0030】「OK」ボタン押下後、保存メディア挿入
処理が行なわれる(S48)。すなわち、ユーザにより
データ保存が設定されていることを確認し、データ保存
が設定されている場合に保存メディアの挿入を待つ。ユ
ーザにより保存メディアが挿入されると、再度、モニタ
ー4にサービス内容と最終の金額を表示して(S49〜
S50)、ユーザによる入金を待ち、入金があると、釣
銭等の料金処理を行う(S51)。
【0031】その後、インデックス画像を印刷するプリ
ント処理(S52)が行なわれる。すなわち、メモリに
保存されたインデックスプリント用の画像データがハー
ドウエアにより順次読み出され、第1インターフェース
17を介してプリンタ16に転送され、所定のプリント
用紙に印刷される。
【0032】プリント処理が終了すると、次にデータ保
存処理を行う(S53)。すなわち、ユーザによりデー
タ保存の設定がなされている場合に、作成したインデッ
クス画像データを保存用のメディアに記録する。
【0033】(インデックス画像作成処理)以下に、図
9〜図14のフローチャートを参照し、上記のインデッ
クス画像作成処理(S42)の詳細を説明する。
【0034】ここで、画像作成処理の詳細を説明する前
に、まず、本画像作成装置により作成されるインデック
スプリントについて具体的に説明する。
【0035】本装置により得られるインデックスプリン
トは、インデックスプリント上に印刷されるサムネイル
画像が、ユーザの指定した分類項目に基いてグループ化
され、そのグループ単位で配列されて印刷される。分類
項目には、例えば、画像データが格納されるフォルダの
種類、画像データの撮影日、カメラ機種、画像サイズ、
撮影モード等が含まれる。このとき、画像に付加された
他の情報を用いて分類してもよい。
【0036】画像データをユーザが指定した分類項目に
基いて分類する際には、画像データに対して付加された
タグ(Tag)情報を参照する。タグ情報には、例えば、
撮影日、画像サイズ、撮影カメラ、撮影モード及び撮影
時刻等の情報が含まれている。
【0037】図15に、記録メディアの1つであるコン
パクトフラッシュカード(以下「CFカード」とい
う。)のフォルダ構造及び画像データに対するタグ情報
の一例を示す。デジタルカメラで記録可能な記録メディ
アは、一般に、この図に示すようなフォルダ構造を有
し、各フォルダにおいて記録順にファイル名が付された
画像ファイルを格納する。記録メディアにおけるフォル
ダは、デジタルカメラが所定の規格、例えば、DCF
(Design rule for Camera File system)規格に基き自
動的に作成するが、ユーザが独自に作成することもでき
る。図15に示すCFカードはDCF規格に基いたフォ
ルダ構成を有している。但し、説明の便宜上、一部規格
に沿わない部分もある。具体的には、最上位に「DCI
M」というフォルダが設けられ、その下位に「100_
ABCD」、「100_EFGH」という2つのフォル
ダが設けられている。100_ABCDフォルダ内に
は、"DSC00001.jPG"から"DSC00010.jPG"までの10個の
画像ファイルが格納され、100_EFGHフォルダ内
には、"DSC00011.jPG"から"DSC00020.jPG"までの10個
の画像ファイルが格納されている。それぞれの画像ファ
イルに対してタグ情報が付加されている。なお、図15
に示す画像データは、"DSC00001.jPG"から"DSC00020.jP
G"の順で記録されたものとする。
【0038】また、本実施形態の画像作成装置によるイ
ンデックスプリントは、各サムネイル画像がどのグルー
プに属するものかをユーザが視覚的に容易に認識できる
よう工夫されている。すなわち、グループの種別毎に異
なる枠をサムネイル画像毎に付したり(図16の(a)
参照)、サムネイル画像周辺の背景色をサムネイル画像
毎にグループ種別に応じて異ならせたりする(図16の
(b)参照)。また、このとき、図16の(c)、
(d)に示すようにグループ毎に枠を付したり、背景色
を異ならせたりしてもよい。
【0039】図9はインデックス画像作成処理(S4
2)のメインルーチンを示すフローチャートである。図
に示すように、インデックス画像作成処理に入ると、ユ
ーザが指定した分類項目を判断し(S61、S62、S
63、S64、S65)、その指定に基いて分類処理を
行なう(S67、S68、S69、S70、S71、S
66)。すなわち、分類項目がフォルダの種類の場合
は、フォルダによる分類処理(S67)を行なう。分類
項目が日付(撮影日)の場合は、日付による分類処理
(S68)を行なう。分類項目がカメラの機種の場合
は、カメラ機種による分類処理(S69)を行なう。分
類項目が画像サイズの場合は、画像サイズによる分類処
理(S70)を行なう。分類項目が撮影モードの場合
は、撮影モードによる分類処理(S71)を行なう。上
記いずれかの分類処理の後、その分類結果に基いてイン
デックス画像が編集される(S66)。具体的には、分
類処理によりグループ化された画像が、グループ毎にま
とめられてマトリクス状に配置され、さらに、各画像が
属するグループを識別できるような表示を付加したイン
デックス画像が作成されるように、各画像のデータや種
々の文字情報等が合成される。このとき、インデックス
画像は、画像(サムネイル画像)の数が多いときは複数
頁に亘る場合もある。なお、いずれの分類も指定されな
かったときは、分類処理は特には行なわず、各画像の記
録順に応じてマトリクス状に配置されてインデックス画
像が編集される。例えば、図15に示すデータの場合、
図17に示すように各画像が記録順に配列されたインデ
ックス画像が作成される。以下に各分類処理について詳
細に説明する。
【0040】図10は、フォルダの種類による分類処理
(S67)のフローチャートである。本処理では、フォ
ルダの種類毎に画像データをまとめて表示する。まず、
メモリに記憶されたメディア内に設けられているフォル
ダ名を読み込み(S671)、読み込んだフォルダ名か
らフォルダの種類を解析し(S672)、解析結果に基
き各画像をフォルダの種類毎にグループ化する(S67
3)。図15に示す例では、100_ABCDフォルダ
のグループと、100_EFGHフォルダのグループと
に分類される。100_ABCDフォルダのグループに
は"DSC00001.JPG"から"DSC00010.JPG"までの画像が属
し、100_EFGHフォルダのグループには"DSC0001
1.JPG"から"DSC00020.JPG"までの画像が属する。本処理
によりグループ化され、プリント処理されたときのイン
デックスプリントの例を図18に示す。この例では、1
00_ABCDフォルダのグループに属する画像データ
が赤枠(図中、破線)で囲まれ、100_EFGHフォ
ルダのグループに属する画像データは緑枠(図中、太い
実線)で囲まれている。また、インデックスプリントに
おいては、ユーザが分類項目を把握できるような情報も
印刷される。なお、インデックプリントにおいて、同一
グループ内では、画像は記録順に配置されるが、画像サ
イズ等の他の条件に応じた順序で配置されてもよい。
【0041】図11は、日付による分類処理(S68)
のフローチャートである。本処理では、画像データの日
付(ここでは、画像データの撮影日)毎にグループ化す
る。まず、メモリに記憶されている各画像のタグ情報か
ら全ての画像の撮影日の情報を取出す(S681)。そ
れらの撮影日を解析し(S682)、解析結果に基き各
画像を撮影日毎にグループ化する(S683)。図15
に示す例では、撮影日が「6月1日」であるグループ
と、「6月2日」であるグループと、「6月3日」であ
るグループとに分類される。6月1日のグループには"D
SC00001.JPG"から"DSC00006.JPG"までの画像が属し、6
月2日のグループには"DSC00007.JPG"から"DSC00010.JP
G"までの画像が属し、6月3日のグループには"DSC0001
1.JPG"から"DSC00020.JPG"までの画像が属する。このと
きのインデックスプリントの印刷例を図19に示す。こ
の例では、6月1日のグループに含まれる画像データは
赤枠(図中、破線)で、6月2日のグループに含まれる
画像データは緑枠(図中、太い実線)で、6月3日のグ
ループに含まれる画像データは青枠(図中、細い実線)
で囲まれている。このように各画像の撮影日の違いが一
目で認識できる。
【0042】図12は、カメラの機種による分類処理
(S69)のフローチャートである。本処理では、画像
データを撮影したカメラの機種毎にグループ化する。ま
ず、メモリに記憶されている各画像のタグ情報から、全
ての画像の撮影カメラ情報を取り出す(S691)。そ
れらの撮影カメラ情報を解析し(S692)、解析結果
に基き各画像を撮影カメラ毎にグループ化する(S69
3)。図15に示す例では、カメラAのグループと、カ
メラBのグループとに分類される。カメラAのグループ
には"DSC00001.JPG"から"DSC00008.JPG"までと、"DSC00
011.JPG"から"DSC00015.JPG"までの画像が属し、カメラ
Bのグループには"DSC00009.JPG"、"DSC00010.JPG"、"D
SC00016.JPG"から"DSC00020.JPG"までの画像が属する。
このときのインデックスプリントの印刷例を図20に示
す。この例では、グループ別に画像周辺の背景色を異な
らせている。すなわち、カメラAのグループに対しては
クリーム色(図中、ストライプのハッチング)が、カメ
ラBのグループに対しては水色(図中、ドットのハッチ
ング)が設定されている。
【0043】図13は、画像サイズによる分類処理(S
70)のフローチャートである。本処理では、画像デー
タのサイズ毎にグループ化する。まず、メモリに記憶さ
れている各画像のタグ情報から、全ての画像のサイズ情
報を取り出す(S701)。それらの画像サイズ情報を
解析し(S702)、解析結果に基き各画像を画像サイ
ズ毎にグループ化する(S703)。図15に示す例で
は、画像サイズが640×480のグループと、画像サ
イズが1024×768のグループと、画像サイズが1
280×960のグループとに分類される。640×4
80のグループには"DSC00001.JPG"、"DSC00010.JPG"か
ら"DSC00013.JPG"までが属し、1024×768のグル
ープには"DSC00006.JPG"、"DSC00007.JPG"、"DSC00009.
JPG"、"DSC00014.JPG"、"DSC00015.JPG"が属し、128
0×960のグループには残りの画像データが属する。
このときのインデックスプリントの印刷例を図21に示
す。この例では、第1行目に640×480のグループ
の画像が、第2行目に1024×768のグループの画
像が、第3行目及び第4行目に1280×960のグル
ープの画像が印刷される。この図に示すように、グルー
プの種類を示す枠線等を表示せず、単に各サイズ毎に画
像をまとめて配置するだけでもよい。このようにして
も、ユーザはインデックスプリントを見たときに画像の
分類を容易に認識できる。
【0044】次に、撮影モードによる分類処理(S7
1)を説明する。本処理では、画像データの撮影モード
毎にグループ化する。例えば、画像のタグ情報の撮影モ
ード情報を参照し、上記と同様にして分類する。また、
タグ情報の撮影時刻を参照して連写モードか単写モード
かの判断を行ってもよい。
【0045】図14はタグ情報の撮影時刻から撮影モー
ドを判断し、分類処理を行なう場合のフローチャートで
ある。図14に示すように、メモリから、メディアに記
録されていた全画像のタグ情報から撮影時刻を取り出す
(S711)。次に、画像の撮影時刻を参照し、撮影時
刻が隣接する画像間の撮影時刻の差を算出する(S71
2)。その算出した時間差が2秒以内の画像群を一つの
グループ(連写グループ)とし、グループ化する(S7
13)。残りの画像を一つのグループ(単写グループ)
としてグループ化する(S714)。
【0046】いずれの例においても、図15に示す"DSC
00002.JPG"から"DSC00005.JPG"までの画像が一つの連写
グループを構成し、また、"DSC00016.JPG"から"DSC0002
0.JPG"までが別の連写グループを構成する。このときの
インデックスプリントの印刷例を図22に示す。図22
に示すように、"DSC00002.JPG"から"DSC00055.JPG"まで
のグループと、"DSC00016.JPG"から"DSC00020.JPG"まで
グループが赤色枠(図中、破線)で囲まれている。但
し、図22に示す例では、一の連写グループを示す枠を
グループ全体に付しているだけであり、画像の配列は変
更していない(すなわち、画像の記録順に配列)。これ
は、同じ連写グループに属する画像は連続して記録され
ているため、特に、並べ換えを要しないからである。な
お、連写グループと単写グループのそれぞれのグループ
に属する画像がグループ毎にまとめて配列されてもよ
い。
【0047】以上のように、本実施形態の画像作成装置
は、インデックスプリントする際に、ユーザの要望に応
じた分類にしたがい画像をグループ化し、さらに、画像
に対して、その画像がどのグループに属するかを視覚的
に認識可能にする表示を行なう。これにより、ユーザは
インデックスプリントを参照したときに、画像の分類を
容易に認識することができる。
【0048】なお、上記の説明では、1つの分類項目に
したがってグループ化したが、複数の分類項目を組み合
わせてグループ化するようにしても良い。また、インデ
ックスプリントにおいて、異なるグループの画像が同一
行に配置されないように、すなわち、あるグループの先
頭の画像が必ず行の先頭に配置されるように、画像のグ
ループが切り換わるときに改行するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの要望に応じて
画像を分類したインデックスプリントが得られる。さら
に、インデックスプリントにおいて、各画像が属するグ
ループの種別が認識できるような視覚的情報(例えば、
枠、背景色)を付加するため、ユーザは一目見ただけで
容易に画像の種別を認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像再生装置の斜視図。
【図2】 パネル及びメディア装填部の平面図。
【図3】 画像再生装置のブロック図。
【図4】 画像再生装置のメイン処理のフローチャー
ト。
【図5】 サービス内容表示画面を示した図。
【図6】 インデックスプリント選択時のフローチャー
【図7】 分類選択用画面を示した図。
【図8】 料金設定等を表示した表示画面を示した図。
【図9】 インデックス画像作成処理のフローチャー
ト。
【図10】 フォルダ名による分類処理のフローチャー
ト。
【図11】 日付(撮影日)による分類処理のフローチ
ャート。
【図12】 カメラ機種による分類処理のフローチャー
ト。
【図13】 画像サイズによる分類処理のフローチャー
ト。
【図14】 撮影モードによる分類処理のフローチャー
ト。
【図15】 CFカードのフォルダ構成及びタグ情報を
説明した図。
【図16】 画像毎にグループの種類別に付される枠を
説明した図(a)、画像毎にグループの種類に応じて異
なる背景色を付した場合を説明した図(b)、グループ
全体を囲むように設定された枠を説明した図(c)、及
び、グループ全体に対して、グループの種類に応じて異
なる背景色を付した場合を説明した図(d)(画像A〜
Fが一のグループに属し、画像a〜dが他のグループに
属する。)。
【図17】 分類しなかった場合(すなわち、記録順に
配列された場合)のインデックスプリントの一例を示し
た図。
【図18】 フォルダ名により分類した場合のインデッ
クスプリントの一例を示した図(グループ単位で枠線を
付している。)。
【図19】 日付(撮影日)により分類した場合のイン
デックスプリントの一例を示した図(画像毎に枠線を付
している。)。
【図20】 カメラ機種により分類した場合のインデッ
クスプリントの一例を示した図(画像毎に背景色を異な
らせている。)。
【図21】 画像サイズにより分類した場合のインデッ
クスプリントの一例を示した図。
【図22】 撮影モードにより分類した場合のインデッ
クスプリントの一例を示した図。
【図23】 従来のインデックスプリントの一例を示し
た図。
【符号の説明】
4 モニター 5,7 操作部 10〜13 メディア挿入口 16 銀塩プリンタ 18 シール用プリンタ 20 全体制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数画像をマトリクス状に配置してなる
    一の画像であるインデックス画像を作成する画像作成装
    置において、 画像を付加情報とともに入力する手段と、 入力した画像を分類してグループ化するための分類項目
    を指定する手段と、 指定された分類項目にしたがい、入力した画像を該画像
    の付加情報を参照してグループ化する手段と、 グループ化した画像群を各グループ毎にまとめて配列
    し、さらに、画像が属するグループの種別が認識できる
    ような視覚的情報を付加したインデックス画像を編集す
    る手段とを備えたことを特徴とする画像作成装置。
  2. 【請求項2】 前記分類項目は、入力する画像が記録さ
    れた記録媒体内のフォルダの種類であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像作成装置。
  3. 【請求項3】 前記分類項目は、画像データの撮影日で
    あることを特徴とする請求項1記載の画像作成装置。
  4. 【請求項4】 前記分類項目は、画像データを撮影した
    カメラの種類であることを特徴とする請求項1記載の画
    像作成装置。
  5. 【請求項5】 前記分類項目は、画像データのサイズで
    あることを特徴とする請求項1記載の画像作成装置。
  6. 【請求項6】 前記分類項目は、画像データの撮影モー
    ドであることを特徴とする請求項1記載の画像作成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記視覚的情報は、グループの種類に応
    じて異なる、各画像データ毎に設けられる枠であること
    を特徴とする請求項1記載の画像作成装置。
  8. 【請求項8】 前記視覚的情報は、グループの種類に応
    じて異なる、画像データ周辺の背景色であることを特徴
    とする請求項1記載の画像作成装置。
  9. 【請求項9】 前記視覚的情報は、同一のグループに属
    する画像データ群をとり囲む一の枠であることを特徴と
    する請求項1記載の画像作成装置。
  10. 【請求項10】 前記インデックス画像において、一の
    グループに属する画像のうち最初に配置される画像は、
    改行後に配置されることを特徴とする請求項1記載の画
    像作成装置。
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