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JP2001102875A - 半導体増幅回路及び半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン - Google Patents

半導体増幅回路及び半導体エレクトレットコンデンサマイクロホン

Info

Publication number
JP2001102875A
JP2001102875A JP28142099A JP28142099A JP2001102875A JP 2001102875 A JP2001102875 A JP 2001102875A JP 28142099 A JP28142099 A JP 28142099A JP 28142099 A JP28142099 A JP 28142099A JP 2001102875 A JP2001102875 A JP 2001102875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier circuit
semiconductor
signal
voltage
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28142099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Takeuchi
孝信 竹内
Yoshiaki Obayashi
義昭 大林
Mamoru Yasuda
護 安田
Shinichi Saeki
真一 佐伯
Shuji Osawa
周治 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP28142099A priority Critical patent/JP2001102875A/ja
Priority to CN 00104109 priority patent/CN1290998A/zh
Priority to EP20000307278 priority patent/EP1096831A2/en
Publication of JP2001102875A publication Critical patent/JP2001102875A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/01Electrostatic transducers characterised by the use of electrets

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーストノイズの影響を受け難いようにす
る。 【構成】 微小信号αが入力されており当該信号を電圧
信号βとして出力する電圧変換回路10と、電圧信号β
が入力されており当該信号を増幅して出力するアンプ回
路20とを備えており、電圧変換回路10及びアンプ回
路20が同一の半導体チップC内において作成されてい
る。即ち、アンプ回路20の入力端子が半導体チップC
内に隠されることから、アンプ回路20にバーストノイ
ズが入力され難くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はバーストノイズの影
響を受け難い半導体増幅回路及び携帯電話等に用いられ
る半導体エレクトレットコンデンサマイクロホンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル携帯電話等のマイクとしては半
導体エレクトレットコンデンサマイクロホンが用いられ
ることが多い。
【0003】従来の半導体エレクトレットコンデンサマ
イクロホンは図10に示すように、エレクトレット化さ
れた高分子フィルムであってリング1に貼着された振動
膜2と、振動膜2に対向して配置された背極3と、背極
3とリング1との間に介在されており振動膜2と背極3
との間に空間を開けるためのスペーサ4と、背極3を保
持する背極ホルダ5と、プリント基板8上に取り付けら
れたICチップ61、62と、これらを収納するケース
7とを備えた基本構造となっている。なお、図中9は前
面クロスである。
【0004】振動膜2と背極3とでコンデンサが形成さ
れており、振動膜2の振動によりコンデンサの容量が変
化することを利用して音声を音声信号に変換し、同信号
を増幅して出力するようになっている。同信号を増幅す
る回路としては、図11に示すような半導体増幅回路が
使用されることが多い。
【0005】同回路は、音声信号を電圧信号に変換して
出力する電圧変換回路Aと、電圧変換回路Aから入力さ
れた電圧信号を増幅して出力するアンプ回路Bとから構
成されている。ICチップ61には電圧変換回路Aが、
ICチップ62にはアンプ回路Bが各々作成されてい
る。なお、Vddは電源電圧端子、GNDは接地電圧端
子、Vout1は電圧変換回路Aの出力端子、Vout
はアンプ回路Bの出力端子を各々示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例による場合、半導体増幅回路がバーストノイズの影
響を受け易いという欠点がある。即ち、デジタル携帯電
話(TDMA方式)に備えられた高周波発振器がバース
トノイズ(RFバースト信号)の発生源となっており、
高周波発振器から輻射したバーストノイズが電源ライン
や配線ラインに入り込み、その結果、半導体増幅回路の
出力信号に大きなバーストノイズ成分(バースト動作周
波数:200〜400Hz)が現われる。特に、アンプ
回路Bの入力信号ラインが露出しており、同ラインに入
り込んだバーストノイズがアンプ回路Bにより増幅され
ることから、半導体エレクトレットコンデンサマイクロ
ホン、ひいては携帯電話等の低ノイズ化を図る上で大き
な問題となっている。
【0007】もっとも、アンプ回路20の出力段にノイ
ズ阻止用のコンデンサを設けるようにすると、低レベル
のバーストノイズに対しては有効であるものの、ノイズ
対策として必ずしも十分ではなく、部品点数の増加とい
う点で低コスト化を図る上で障害となる。
【0008】本発明は上記した背景の下で創作されたも
のであり、その目的とするところは、バーストノイズの
影響を受け難い半導体増幅回路及び半導体エレクトレッ
トコンデンサマイクロホンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体増幅
回路は、微小信号を増幅して出力する回路であって、微
小信号が入力されており当該信号を電圧信号として出力
する電圧変換回路と、電圧変換回路から出力された電圧
信号が入力されており当該信号を増幅して出力するアン
プ回路とを備えており、電圧変換回路及びアンプ回路が
同一の半導体チップ内において作成されていることを特
徴としている。
【0010】このような構成による場合、アンプ回路の
入力端子が半導体チップ内に隠されることから、アンプ
回路にバーストノイズが入力され難くなる。
【0011】電圧変換回路としては、ソース接地されて
おり前記微小信号がゲートに入力された接合型又はMO
S型のFETと、FETのドレインと電源ラインとの間
に接続されておりFETのドレイン電流を電圧に変換し
電圧信号として出力する抵抗とを有した構成のものを用
いるようにすると良い。
【0012】電圧変換回路として、より好ましくは、微
小信号がゲートに入力されており且つソース接地された
接合型又はMOS型の第1のFETと、第1のFETの
ドレインと電源ラインとの間にソース・ドレイン間が接
続されておりソース電圧を電圧信号として出力する第2
のFETと、電源ライン上の電源電圧を入力として基準
電圧を生成し第2のFETのゲートに出力する基準電圧
生成回路とを有した構成のものを用いるようにすること
が望ましい。
【0013】このような構成による場合、電源ライン等
に入り込んだバーストノイズにより電源電圧が変動する
と、第2のFETのソース電圧が変動するものの、第2
のFETのゲートに入力される基準電圧も同時に変動す
ることから、第2のFETのソース電圧の変動の度合い
は電源電圧のそれに比べて小さい。それ故、電源ライン
等にバーストノイズが入り込んでも、アンプ回路に入力
されるバーストノイズは小さくなる。
【0014】アンプ回路には、当該回路のゲインを外部
から調整可能にするためのゲイン調整回路を設けるよう
にすることが望ましい。なぜなら、電圧変換回路の特性
上のバラツキをアンプ回路のゲイン調整により吸収する
ことが可能だからである。
【0015】より好ましくは、アンプ回路の出力と電源
ライン及び/又は接地ラインとの間にトランジスタを用
いて作成したサージ保護用のキャパシタンスを設けるよ
うにすることが望ましい。なぜなら、バーストノイズの
影響を受けてアンプ回路の出力に大きなバーストノイズ
成分が現われても、これがキャパシタンスにより阻止さ
れるからである。
【0016】本発明の半導体エレクトレットコンデンサ
マイクロホンは、振動膜と背極とでコンデンサが形成さ
れており、振動膜の振動によりコンデンサの容量が変化
することを利用して音声を音声信号に変換し、当該信号
を増幅して出力するデバイスであって、音声信号を増幅
するに当たり、上記半導体増幅回路を用いたことを特徴
としている。
【0017】半導体エレクトレットコンデンサマイクロ
ホンとしては、上記半導体増幅回路が作成された半導体
チップの上面側に前記背極としての役目を果たす電極層
が設けられている構造のものを用いると良い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は半導体増幅回路の回路図、
図2は半導体増幅回路の変形例を説明するための回路
図、図3は半導体エレクトレットコンデンサマイクロホ
ンの概略的断面図、図4は同マイクロホンのケースの概
略的分解斜視図、図5(A)は同ケースの概略的断面
図、(B)は同ケースの概略的底面図、図6は同マイク
ロホンのスペーサ層の概略的平面図、図7は同マイクロ
ホンの振動膜の概略的断面図、図8は図2に示す回路に
おいて、マイクロホンとの電気接続関係を示した回路
図、図9は同回路の出力信号に含まれるバーストノイズ
のレベルと周波数との関係を示すグラフである。
【0019】ここに例として掲げる半導体増幅回路は、
携帯電話用の半導体エレクトレットコンデンサマイクロ
ホンにおいて検出された微小な音声信号γを増幅して出
力する回路であって、図1に示すように音声信号が入力
されており当該信号を電圧信号として出力する電圧変換
回路10と、電圧信号が入力されており当該信号を増幅
し音声信号γとして出力するアンプ回路20とを備えた
基本構成となっている。この半導体増幅回路において最
も特徴的であるのは、電圧変換回路10及びアンプ回路
20が同一の半導体チップC内において作成されている
点である。
【0020】なお、半導体チップCの外面には、電源電
圧を入力するための電源電圧端子Vdd、接地電圧端子
GND、音声信号αを入力するための入力端子Vin、
音声信号γを出力するための出力端子Voutが各々設
けられている。図中Lは電源ライン、Gは接地ライン
(ベタアースパターン)を示している。以下、各構成回
路について説明する。
【0021】電圧変換回路10はソース接地されており
音声信号αがゲートに入力されたFET11と、FET
11のドレインと電源ラインLとの間に接続されており
FET11のドレイン電流を電圧に変換し電圧信号βと
して出力する抵抗12と、FET11のゲート電圧を0
Vにバイアスするためのバイアス回路13とを有した構
成となっている。FET11としてはNチャンネルのテ
ィプレッションタイプの接合型FETを用いているが、
CMOS型FETを用いても良い。また、バイアス回路
13としてはダイオード又はギガオーダーの抵抗を用い
ている。
【0022】アンプ回路20としては、高入力インピー
ダンス・低出力インピーダンスのオペアンプ21を用い
ており、電圧信号βを非反転増幅して音声信号γを生成
するようになっている。
【0023】以上のように構成された半導体増幅回路の
動作について説明する。FET11のゲートにはバイア
ス回路13が設けられていることから、FET11のゲ
ート・ソース間電圧VGSのバイアスは0Vとなる。VGS
=0のときのFET11のドレイン電流ID をIDSS
して表すと、IDSS とFET11のピンチオフ電圧V P
との関係は次式に示す通りとなる。なお、βはFET1
1のゲートサイズによって決まる定数である。
【0024】
【数1】
【0025】また、VGS=0のときの音声信号αの電圧
変化ΔVINとFET11のドレイン電流ID の電流変化
ΔID との関係は次式に示す通りとなる。
【0026】
【数2】
【0027】よって、ΔID は数2と数1により次式で
表される。
【0028】
【数3】
【0029】即ち、音声信号αがΔVINだけ変化する
と、FET11のドレイン電流ID がΔID だけ変化す
る。オペアンプ21の入力インピーダンスは非常に高
く、ドレイン電流ID は抵抗R12に流れることから、
オペアンプ21の入力電圧Vaは次のように変化する。
なお、抵抗R12の抵抗値をRとして表している。
【0030】
【数4】
【0031】VGS=0のときのFET11のドレイン電
流ID はIDSS であることから、Vaの直流成分は次式
で表される。なお、電源電圧をVDDとしても表してい
る。
【0032】
【数5】
【0033】音声信号αが電圧変換回路10が入力され
ると、同回路において図4及び図5に示すように同信号
に比例した電圧Vaが生成され、これが電圧信号βとし
てアンプ回路20に入力され、音声信号γが生成され
る。
【0034】このような半導体増幅回路においては、従
来例による場合とは異なり、アンプ回路20の入力端子
が半導体チップC内に隠されることから、携帯電話の高
周波発振器を発生源とするバーストノイズが電圧信号β
に入り込むことが少ない。この結果、アンプ回路20に
より電圧信号βが増幅されても、増幅後の音声信号γに
含まれるバーストノイズ成分は非常に小さくなる。
【0035】ところで、電圧変換回路10に使用される
部品、特にFET11のピンチオフ電圧(VP)は製品
毎にバラツキがあるのが通例である。電圧信号βの直流
成分は、75に示すようにFET11ピンチオフ電圧
(VP)の2乗に比例することから、音声信号γのレベ
ルは製品毎に大きくバラツクことになる。電圧変換回路
10及びアンプ回路20は同一の半導体チップC内にお
いて作成されていることから、部品の選定という手法に
より音声信号γのレベルの調整を行うことは不可能であ
る。
【0036】この対策としては、図中点線で示すように
アンプ回路20に当該回路のゲインを外部から調整可能
にするためのゲイン調整回路30を設けるようにすると
良い。同回路は、半導体チップCの外表面に設けたゲイ
ン調整端子Gadjを介して入力された電圧に応じてア
ンプ回路20の帰還量を調整し、アンプ回路20のゲイ
ンを変化させるような構成となっている。また、アンプ
回路20の入力動作範囲を広くとるようにしても良い。
【0037】図1に示す半導体増幅回路においては、携
帯電話の高周波発振器から輻射してきたバーストノイズ
に対しては非常に有効であるものの、電源ラインL、接
地ラインG等を介して入り込むバーストノイズに対して
は有効であるとは言えない。電源ラインL等に入り込む
バーストノイズも問題にするときには、図2に示す半導
体増幅回路を用いるようにすると良い。
【0038】図1に示す回路と大きく異なるのは電圧変
換回路10’である。同回路は、ソース接地されており
音声信号αがゲートに入力されたFET11(第1のF
ETに相当する)と、FET11のドレインと電源ライ
ンLとの間にソース・ドレイン間が接続されておりソー
ス電圧を電圧信号βとして出力するFET13(第2の
FETに相当する)と、電源ラインL上の電源電圧(V
dd)を入力として基準電圧Vrefを生成しFET1
3のゲートに出力する基準電圧生成回路14とを有した
構成となっている。FET11とFET13とは同一の
半導体製造プロセス上において作成されており、両FE
Tは同一の構造となっている。
【0039】なお、同回路と半導体エレクトレットコン
デンサマイクロホンとの接続関係は図8に示す通りであ
る。この点は図1に示す回路についても同様である。
【0040】基準電圧生成回路14は、電源電圧(Vd
d)を抵抗R141と抵抗R142とにより分圧して基
準電圧Vrefを生成する構成となっている。
【0041】また、アンプ回路20の出力と電源ライン
L、接地ラインGとの各間には、トランジスタを用いて
作成したサージ保護用のキャパシタンス41、42が各
々設けられている。キャパシタンス41、42として
は、エンハンスメントタイプの接合型FETを用いてお
り、図示のように接続して、そのゲート面積を大きくと
り、その寄生容量が2PF以上になるようにしている。
これ以外については図1に示す回路と全く同様である。
【0042】以上のように構成された半導体増幅回路の
動作について説明する。上記回路と同様に、VGS=0の
ときの音声信号αの電圧変化ΔVINとFET11のドレ
イン電流ID の電流変化ΔID との関係は次式に示す通
りとなる。なお、β1はFET11のゲートサイズによ
って決まる定数である。
【0043】
【数6】
【0044】FET11のドレイン電流ID が変化する
と、FET13のドレイン電流IDも同様に変化する
が、FET13のゲートには基準電圧Vrefが入力さ
れていることから、FET13のゲート・ソース間電圧
GSは、FET11のドレイン電流ID に応じて変化す
る。両者の関係は次式の通りである。なお、β2 はFE
T13のゲートサイズによって決まる定数である。
【0045】
【数7】
【0046】オペアンプ21の入力電圧の変化をΔVa
とすると、ΔVa は数6、7により次式で表される。
【0047】
【数8】
【0048】また、Vaの直流成分は次式で表される。
【0049】
【数9】
【0050】Vref=VDD/2、β1=β2に設定し
ていることから、FET13のゲート・ソース間電圧V
GSは零となる。そのため、電圧信号β及び音声信号γは
DD/2を中心として変化する。この点を除いては図1
に示す回路と基本的に同一の動作となる。ただ、電源ラ
インL等にバーストノイズが入り込んでも、以下に述べ
る理由により音声信号γには大きなバーストノイズ成分
が現われない。
【0051】VDDがバーストノイズの影響を受けて変動
すると、これに応じてVrefが同様に変動する。た
だ、数9に示すように、VDDとVrefとはその符号が
逆であることから、VDDが変動してもVaはそれほど変
動しない。しかもバーストノイズによってVDDにサージ
が乗っても、サージ保護用のキャパシタンス41、42
によりサージが吸収される。その結果、音声信号γには
大きなバーストノイズ成分が現われない。
【0052】さて、携帯電話においては電波を送受信す
るための高周波発振器が備えられており、従来、これが
バーストノイズの発生源となって半導体エレクトレット
コンデンサマイクロホンに大きな影響を及ぼしていた。
図5に示す半導体エレクトレットコンデンサマイクロホ
ンに図1又は図2に示す半導体増幅回路を用いた場合、
半導体増幅回路自体がバーストノイズに非常に強いこと
から、同マイクロホン、ひいては携帯電話の低ノイズ化
を図ることが可能になる。
【0053】図1又は図2に示す半導体増幅回路は図3
乃至図7に示す半導体エレクトレットコンデンサマイク
ロホンであっても同様に適用可能である。以下、同マイ
クロホンの構造について図面を参照して説明する。
【0054】図3に示すように同マイクロホンは、図1
又は図2に示す半導体増幅回路が作成された半導体チッ
プ100と、半導体チップ100の表面に絶縁層130
を介して積層された電極層140と、電極層140上に
形成された絶縁層150と、リング230に取り付けら
れた振動膜200と、リング230と絶縁膜150との
間に介在されており振動膜200と絶縁膜150との間
に空間180を開けるためのスペーサ層170と、これ
らを収納するケース300とを備えた基本構造となって
いる。
【0055】振動膜200に対向する電極層140は図
11で示す半導体エレクトレットコンデンサマイクロホ
ンの背極3としての役目を果たしている。振動膜200
は後述する方法により接地されており、一方、電極層1
40は、絶縁層130に形成された配線(図示せず)、
半導体チップ100の表面に形成された電極(入力端子
Vin:図示せず)に接続されている。要するに、振動
膜200が振動すると、電極層140に帯電した電荷が
変化し、このときの電圧が音声信号αとなっている
【0056】ケース300は、半導体チップ100が嵌
まり込む凹部330が形成されたケース本体310と、
ケース本体310を閉塞する蓋体320とを有してい
る。
【0057】ケース本体310は図4に示すように4つ
の略額縁状部材、即ち、第1層311、第2層312、
第3層313及び第4層314を積層して構成されたも
のである。第1層311、第2層313及び第4層31
4はその外形寸法が等しく設定されており、これらを積
層すると、1つの略直方体が形作られるようになってい
る。第1層311は導電性接着材、第2層313、第3
層313及び第4層314はセラミックである。
【0058】最下層の第4層314の表面側には、ニッ
ケルメッキ又はアルミニウムメッキ等の接地用導電層3
14Bが形成されている。第4層314の側面に形成さ
れた2つの凹部314C、314Dとその表面側及び裏
面側には、信号出力用端子導電層314E、電源用端子
導電層314Fが各々形成されている。
【0059】なお、第4層314の中央部には、背室3
50となる凹部314Aが形成されている。凹部314
Aの寸法は、半導体チップ100が入り込まないように
半導体チップ100より小さく設定されている。
【0060】第4層314上に積層される第3層313
の中央部には、開口313Aが開設されており、第3層
313を第4層314の上に積層すると、第3層313
の開口313Aからは、第4層314の導電層314B
が覗けるようになっている。そして、第3層313の表
面側には、開口313Aを除いて、ニッケルメッキ又は
アルミニウムメッキ等の接地用導電層313Bが形成さ
れている。第3層312の側面に形成された2つの凹部
313C、313Dとその表面側及び裏面側には、信号
出力用端子導電層313E、電源用端子導電層313F
が各々形成されている。これらは、第4層314の信号
出力用端子導電層314Eと電源用端子導電層314F
とに接続されるようになっている。
【0061】なお、第3層313の開口313Aは、半
導体チップ100が嵌まり込むように、半導体チップ1
00より若干大きいサイズに設定されている。
【0062】第3層313上に積層される第2層312
の中央部には、開口313Aより大きな開口312Aが
開設されており、第2層312を第3層313上に積層
すると、第2層312の開口312Aからは、第3層3
13の導電層313Bが覗けるようになっている。そし
て、第2層312の表面には、半導体チップ100の電
極191と、ボンディングワイヤ190で接続される3
つのパッドが形成されている。
【0063】この3つのパッドは、導電層313B、3
14Bと接続される接地用パッド312G、信号出力用
端子導電層313E、314Eが接続される信号出力用
パッド312Eと、電源用端子導電層313F、314
Fと接続される電源用パッド312Fである。接地用パ
ッド312Gは角の凹部312Kに、信号出力用パッド
312Eと電源用パッド312Fとは側面の2つの凹部
312C、312Dとその表面側及び裏面側とに各々形
成されている。
【0064】また、第2層312上に積層される第1層
311の中央部には、開口312Aより大きな開口31
1Aが開設されている。
【0065】図3、図4及び図5に示すようにケース本
体310は、第1層311、第2層312、第3層31
3及び第4層314を積層して焼成することにより作成
されている。ケース本体310の凹部330の一側面
は、第1層311の開口311A、第2層312の開口
312A及び第3層313の開口313Aの寸法関係か
ら段々状になっている。なお、第2層312と第3層3
13とを一体化して全体としてた3層構造とすることも
可能である。
【0066】図3に示すようにケース本体310を閉塞
する蓋体320の裏面側には、振動膜200が取り付け
られたリング230を押さえ込むリング状凸脈321が
形成されており、蓋体320の中央部近辺には音孔32
2が開設されている。
【0067】半導体チップ100、絶縁層130、電極
層140、絶縁膜150及びスペーサ層170は、既存
の半導体プロセス技術を用いて作成されたものである。
電極層140はアルミニウム、絶縁膜150はTiNで
あり、蒸着等により作成されている。スペーサ層170
はポリイミド樹脂であり、エッチング等により作成され
ている。なお、電極層140として耐腐食性の高い材質
のものを用いた場合には、絶縁膜150は特に設ける必
要はない。図3中110は、半導体チップ100内に作
成された電圧変換回路10等を構成する素子を示してい
る。
【0068】絶縁膜150上には図6に示すように略リ
ング状のスペーサ層170が作成されている。スペーサ
層170には図中示すように切れ目171が形成されて
いる。空間180と背室350とは、スペーサ層170
の切れ目171、連通路360を介して連通している
(図3参照)。
【0069】図3に示すように半導体チップ100の表
面のうち絶縁層130等が積層されていない部分には、
図電極191(図中一つしか接地電圧端子GND、出力
端子Vout、電源電圧端子Vddに相当する)が形成
されており、これらの電極が、ボンディングワイヤ19
0等を用いて、ケース本体310に形成された接地用パ
ッド312G、信号出力用パッド312E、電源用パッ
ド312Fと電気接続されている。
【0070】振動膜200としては、ここでは図2に示
すように片面に電極膜220を形成した高分子FEPフ
ィルム210をエレトレット化したものを用いている。
厚さが5μm〜12.5μmの高分子FEPフィルム2
10の表面側にニッケルを厚さ400Å程度に蒸着して
電極膜220としている。そして、電極膜220が形成
されていない側、即ち、裏面側にコロナ照射、EB照射
その他の分極処理を施すことにより、高分子FEPフィ
ルム210に半永久的に電荷をチャージしてエレクトレ
ット化している。
【0071】なお、電極1220として、アルミニウム
を厚さ400Å程度に蒸着するとともに、ポリイミド等
の絶縁コートを積層することで耐環境的に強化するよう
にしても良い。また、アルミニウムとニッケルとを蒸着
するようにしても良い。
【0072】このような振動膜200は、真鍮やステン
レス等のリング230に取り付けられている。振動膜2
00上の電極膜220は、リング230、ケース300
の蓋体320、ケース本体310の接地用導電層等を介
して接地されるようになっている。リング230、蓋体
320、ケース本体310との各間は導電性の接着材に
より導電性が確保されている。
【0073】上記したような構造の半導体エレクトレッ
トコンデンサマイクロホンにおいては、振動膜200と
電極層140とでコンデンサが形成されており、振動膜
200の振動によりコンデンサの容量が変化することを
利用して音声を音声信号αに変換するようになってい
る。そして、音声信号αを増幅するに当たり、図1又は
図2の半導体増幅回路を用いている。図10に示す半導
体エレクトレットコンデンサマイクロホンと比べると、
部品点数が少なく、小型化を図ることができる等の種々
のメリットがある。
【0074】図3乃至図7に示す半導体エレクトレット
コンデンサマイクロホンをPW( Parallel Wired) セル
内に設置して、900MHz、約10V/m(連続波
時)の400Hzバースト電界下において、図2に示す
半導体増幅回路から出力された音声信号γをFETアナ
ライザで測定した。図9(A)のグラフは同回路につい
ての測定結果を示している。図9(B)は同マイクロホ
ンで図11に示す半導体増幅回路についての測定結果を
示している。なお、図1に示す半導体増幅回路について
も同様の特性が得られている。
【0075】図11に示す従来の半導体増幅回路では、
400Hz及びその高調波に明らかなピークが見られ
る。35pFのコンデンサを外付けしても、ノイズの低
減化は見られなかった。一方、図8に示す本案の半導体
増幅回路では、このようなノイズのピークは見られな
い。1900MHz、約10V/m(連続波時)の40
0Hzバースト電界下において測定しても同様の結果と
なった。それ故、携帯電話だけでなく、PHS用途でも
RFバーストノイズに関しては何ら問題がないことが実
験により確かめられた。
【0076】なお、本発明の半導体増幅回路は半導体エ
レクトレットコンデンサマイクロホンだけの適用に止ま
らず、他の用途にも当然に適用可能である。また、電圧
変換回路及びアンプ回路についても同一の機能を果たす
限り、如何なる回路構成のものを使用してもかまわな
い。
【0077】本発明の半導体エレクトレットコンデンサ
マイクロホンは、振動膜と背極とでコンデンサが形成さ
れており、振動膜の振動によりコンデンサの容量が変化
することを利用して音声を音声信号に変換し、当該信号
を増幅して出力する構成である限り、どのような構成の
ものであっても同様に適用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上、本発明の請求項1又は2に係る半
導体増幅回路による場合、アンプ回路の信号入力端子が
半導体チップ内に隠され、アンプ回路にバーストノイズ
が入力され難い構成となっているので、バーストノイズ
の影響を受け難くなり、低ノイズ化を図る上でメリット
がある。
【0079】本発明の請求項3に係る半導体増幅回路に
よる場合、電源ライン等にバーストノイズが入り混んで
も、アンプ回路に入力されるバーストノイズは小さくな
る構成となっているので、バーストノイズの影響を一層
受け難くなる。
【0080】本発明の請求項4に係る半導体増幅回路に
よる場合、電圧変換回路の特性上のバラツキをアンプ回
路のゲイン調整により吸収することが可能な構成となっ
ているので、回路の調整を簡単に行うことができ、この
点でメリットがある。
【0081】本発明の請求項5に係る半導体増幅回路に
よる場合、バーストノイズの影響を受けてアンプ回路の
出力に大きなバーストノイズ成分が現われたとしても、
キャパシタンスにより阻止する構成となっているので、
コンデンサを外付けしなくても、ノイズを除去すること
ができ、回路の低ノイズ化及び低コスト化を図る上でメ
リットがある。
【0082】本発明の請求項6又と7に係る半導体エレ
クトレットコンデンサマイクロホンによる場合、音声信
号を増幅するに当たり、上記半導体増幅回路を用いた構
成となっているので、同回路の上記メリットを同様に奏
し、低ノイズ化及び低コスト化を図る上で大きな意義が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体増幅回路の実施の形態を説明す
るための図であって、同回路の回路図である。
【図2】同回路の変形例を説明するための回路図であ
る。
【図3】本発明の半導体エレクトレットコンデンサマイ
クロホンの実施の形態を説明するための図であって、同
マイクロホンの概略的断面図である。
【図4】同マイクロホンのケースの概略的分解斜視図で
ある。
【図5】(A)は同ケースの概略的断面図、(B)は同
ケースの概略的底面図である。
【図6】同マイクロホンのスペーサ層の概略的平面図で
ある。
【図7】同マイクロホンの振動膜の概略的断面図であ
る。
【図8】図2に示す回路において、マイクロホンとの電
気接続関係を示した回路図である。
【図9】同半導体増幅回路から出力された音声信号に含
まれるバーストノイズのレベルと周波数との関係を示す
グラフである。
【図10】従来の半導体エレクトレットコンデンサマイ
クロホンを説明するための図であって、同マイクロホン
の概略的断面図である。
【図11】従来の半導体増幅回路を説明するための図で
あって、同回路の回路図である。
【符号の説明】
10 電圧変換回路 20 アンプ回路 C 半導体チップ α 音声信号 β 電圧信号 γ 音声信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大林 義昭 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 (72)発明者 安田 護 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 (72)発明者 佐伯 真一 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 (72)発明者 大澤 周治 大阪府八尾市北久宝寺1丁目4番33号 ホ シデン株式会社内 Fターム(参考) 5D021 CC03 CC15 5J092 AA02 AA11 CA41 CA91 HA01 HA25 KA64 QA03 QA04 SA13 TA01 UR14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小信号を増幅して出力する半導体増幅
    回路において、微小信号が入力されており当該信号を電
    圧信号として出力する電圧変換回路と、電圧変換回路か
    ら出力された電圧信号が入力されており当該信号を増幅
    して出力するアンプ回路とを備えており、電圧変換回路
    及びアンプ回路が同一の半導体チップ内において作成さ
    れていることを特徴とする半導体増幅回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体増幅回路におい
    て、前記電圧変換回路は、ソース接地されており前記微
    小信号がゲートに入力された接合型又はMOS型のFE
    Tと、FETのドレインと電源ラインとの間に接続され
    ておりFETのドレイン電流を電圧に変換し電圧信号と
    して出力する抵抗とを有した構成となっていることを特
    徴とする半導体増幅回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体増幅回路におい
    て、前記電圧変換回路は、前記微小信号がゲートに入力
    されており且つソース接地された接合型又はMOS型の
    第1のFETと、第1のFETのドレインと電源ライン
    との間にソース・ドレイン間が接続されておりソース電
    圧を電圧信号として出力する第2のFETと、電源ライ
    ン上の電源電圧を入力として基準電圧を生成し第2のF
    ETのゲートに出力する基準電圧生成回路とを有した構
    成となっていることを特徴とする半導体増幅回路。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の半導体増幅回
    路において、前記アンプ回路には、当該回路のゲインを
    外部から調整可能にするためのゲイン調整回路が設けら
    れていることを特徴とする半導体増幅回路。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の半導体増
    幅回路において、アンプ回路の出力と電源ライン及び/
    又は接地ラインとの間にトランジスタを用いて作成した
    サージ保護用のキャパシタンスを設けるようにしたこと
    を特徴とする半導体増幅回路。
  6. 【請求項6】 振動膜と背極とでコンデンサが形成され
    ており、振動膜の振動によりコンデンサの容量が変化す
    ることを利用して音声を音声信号に変換し、当該信号を
    増幅して出力する半導体エレクトレットコンデンサマイ
    クロホンにおいて、前記音声信号を増幅するに当たり、
    請求項1、2、3、4又は5の半導体増幅回路を用いた
    ことを特徴とする半導体エレクトレットコンデンサマイ
    クロホン。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体エレクトレットコ
    ンデンサマイクロホンにおいて、請求項1、2、3、4
    又は5の半導体増幅回路が作成された半導体チップの上
    面側に前記背極としての役目を果たす電極層が設けられ
    ていることを特徴とする半導体エレクトレットコンデン
    サマイクロホン。
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