JP2001198862A - カード刻印装置 - Google Patents
カード刻印装置Info
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- JP2001198862A JP2001198862A JP2000011757A JP2000011757A JP2001198862A JP 2001198862 A JP2001198862 A JP 2001198862A JP 2000011757 A JP2000011757 A JP 2000011757A JP 2000011757 A JP2000011757 A JP 2000011757A JP 2001198862 A JP2001198862 A JP 2001198862A
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- guide
- ink ribbon
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- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カードとインクリボンの接触を回避してイン
クリボンの剥がれ、インクリボンのルートからの逸脱、
カードの汚れを防止する。 【解決手段】 カード2の刻印形成部分においてカード
2をインクリボン11に接触しないように弾発支持され
た可動カードガイド76を設け、刻印手段により刻印操
作が行われる時に可動カードガイド76を移動させる。
これにより、固定カードガイド77にカード2が当接し
て刻印手段により刻印がなされ、刻印手段による刻印操
作の終了時には可動カードガイド76によりカード2が
インクリボン11に接触しない位置まで退避する。
クリボンの剥がれ、インクリボンのルートからの逸脱、
カードの汚れを防止する。 【解決手段】 カード2の刻印形成部分においてカード
2をインクリボン11に接触しないように弾発支持され
た可動カードガイド76を設け、刻印手段により刻印操
作が行われる時に可動カードガイド76を移動させる。
これにより、固定カードガイド77にカード2が当接し
て刻印手段により刻印がなされ、刻印手段による刻印操
作の終了時には可動カードガイド76によりカード2が
インクリボン11に接触しない位置まで退避する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード刻印装置に
関する。さらに詳述すると、本発明は、クレジットカー
ドなどのカードをカード走行路の所定位置において停止
させ、カードの所定位置に刻印を施すようにした刻印手
段によりカードに刻印するカード刻印装置の構造の改良
に関する。
関する。さらに詳述すると、本発明は、クレジットカー
ドなどのカードをカード走行路の所定位置において停止
させ、カードの所定位置に刻印を施すようにした刻印手
段によりカードに刻印するカード刻印装置の構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】カード刻印装置には、カードをエンボス
加工して形成したカード裏面の凹部にインクリボンをあ
てがい、活字で押圧して凹部溝を着色するものがある
(以下、本明細書では裏面へのインデント加工を「裏イ
ンデント」という)。このようなカード刻印装置とし
て、裏インデント用インクリボン、インクリボン供給ス
プール、インクリボンバックテンション機構、インクリ
ボン巻き取り機構などで構成されるインクリボン走行機
構をカードの裏面側すなわちカード走行路の下側に備え
たものがある。
加工して形成したカード裏面の凹部にインクリボンをあ
てがい、活字で押圧して凹部溝を着色するものがある
(以下、本明細書では裏面へのインデント加工を「裏イ
ンデント」という)。このようなカード刻印装置とし
て、裏インデント用インクリボン、インクリボン供給ス
プール、インクリボンバックテンション機構、インクリ
ボン巻き取り機構などで構成されるインクリボン走行機
構をカードの裏面側すなわちカード走行路の下側に備え
たものがある。
【0003】しかし、このような構成の場合、リボン交
換の際はカード走行路の下に装備されたインクリボンを
交換することになり、視認性、作業性に劣るためインク
リボンの掛け違いや表裏の誤りなどが生じる問題があっ
た。このため、迅速にインクリボンを交換するのが難し
いことに加え、誤った作業でカードの発行業務に支障を
来すおそれもあった。
換の際はカード走行路の下に装備されたインクリボンを
交換することになり、視認性、作業性に劣るためインク
リボンの掛け違いや表裏の誤りなどが生じる問題があっ
た。このため、迅速にインクリボンを交換するのが難し
いことに加え、誤った作業でカードの発行業務に支障を
来すおそれもあった。
【0004】そこで、このような構成のものに対し、イ
ンクリボンをカード走行路の上に配置するようにしたカ
ード刻印装置も検討された。
ンクリボンをカード走行路の上に配置するようにしたカ
ード刻印装置も検討された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合はインクリボンを固定カードガイドとカードとの狭い
隙間を通過させなければならなくなることから、カード
とインクリボンの接触によるインクリボンの剥がれやカ
ードの汚れが生じたり、インクリボンがガイドプーリか
ら外れ走行ルートが逸脱するなどの問題を生じることが
あった。
合はインクリボンを固定カードガイドとカードとの狭い
隙間を通過させなければならなくなることから、カード
とインクリボンの接触によるインクリボンの剥がれやカ
ードの汚れが生じたり、インクリボンがガイドプーリか
ら外れ走行ルートが逸脱するなどの問題を生じることが
あった。
【0006】さらに、カードに反りがあるとカードの上
下位置が正確に定まらず固定カードガイドとの間にイン
クリボン走行の隙間が確保できず、カードとインクリボ
ンが接触しインクリボンが走行位置からずれインデント
部に色付けされなかったり、インクリボンが正規の位置
からずれるため切断する等の不都合が生じることもあっ
た。加えて、カードが下向きに反っていると上記のよう
にインクリボンと接触するのみならず、固定カードガイ
ドの上に載せるときカードが固定カードガイド本体に干
渉してカードジャムが生ずることがあった。一方、逆に
上向きに反っているとカードとインクリボンの接触でカ
ード汚れが発生することがあった。
下位置が正確に定まらず固定カードガイドとの間にイン
クリボン走行の隙間が確保できず、カードとインクリボ
ンが接触しインクリボンが走行位置からずれインデント
部に色付けされなかったり、インクリボンが正規の位置
からずれるため切断する等の不都合が生じることもあっ
た。加えて、カードが下向きに反っていると上記のよう
にインクリボンと接触するのみならず、固定カードガイ
ドの上に載せるときカードが固定カードガイド本体に干
渉してカードジャムが生ずることがあった。一方、逆に
上向きに反っているとカードとインクリボンの接触でカ
ード汚れが発生することがあった。
【0007】そこで、本発明は、カードとインクリボン
の接触を回避してインクリボンの剥がれ、インクリボン
のルートからの逸脱、カードの汚れを防止することがで
きるカード刻印装置を提供することを目的とする。
の接触を回避してインクリボンの剥がれ、インクリボン
のルートからの逸脱、カードの汚れを防止することがで
きるカード刻印装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、カードをカード走行路の所
定位置において停止させ、カードの所定位置に刻印を施
すようにした刻印手段によりカードに刻印するようにし
たカード刻印装置において、カードの刻印形成部分にお
いてカードをインクリボンに接触しないように弾発支持
された可動カードガイドを設け、刻印手段により刻印操
作が行われる時に可動カードガイドが移動することによ
り、固定カードガイドにカードが当接して刻印手段によ
り刻印がなされ、刻印手段による刻印操作の終了時には
可動カードガイドによりカードがインクリボンに接触し
ないように構成したものである。
め、請求項1記載の発明は、カードをカード走行路の所
定位置において停止させ、カードの所定位置に刻印を施
すようにした刻印手段によりカードに刻印するようにし
たカード刻印装置において、カードの刻印形成部分にお
いてカードをインクリボンに接触しないように弾発支持
された可動カードガイドを設け、刻印手段により刻印操
作が行われる時に可動カードガイドが移動することによ
り、固定カードガイドにカードが当接して刻印手段によ
り刻印がなされ、刻印手段による刻印操作の終了時には
可動カードガイドによりカードがインクリボンに接触し
ないように構成したものである。
【0009】このカード刻印装置は、インクリボンは固
定カードガイド上に沿って走行させる一方、カードは可
動カードガイドで裏面を支持しながらインクリボンと接
触しない走行路上を走行させる。したがって、走行中の
カードがインクリボンと接触するのを回避し、インクリ
ボンの剥がれやリボンルートの逸脱あるいはカードの汚
れを防止する。
定カードガイド上に沿って走行させる一方、カードは可
動カードガイドで裏面を支持しながらインクリボンと接
触しない走行路上を走行させる。したがって、走行中の
カードがインクリボンと接触するのを回避し、インクリ
ボンの剥がれやリボンルートの逸脱あるいはカードの汚
れを防止する。
【0010】また、可動カードガイドはカードを接近離
反させる方向に移動可能に設けられていて、カード走行
時にはカードを裏側から支持してインクリボンから退避
させているものの、カード表面に押圧力が加われば固定
カードガイド面まで移動し、カード裏面をインクリボン
に接触させる。このため、カードにインデントを行うと
きのみカードをインクリボンに接触させ、かつインデン
ト終了とともにカードを移動させ再びインクリボンから
離反させることができる。
反させる方向に移動可能に設けられていて、カード走行
時にはカードを裏側から支持してインクリボンから退避
させているものの、カード表面に押圧力が加われば固定
カードガイド面まで移動し、カード裏面をインクリボン
に接触させる。このため、カードにインデントを行うと
きのみカードをインクリボンに接触させ、かつインデン
ト終了とともにカードを移動させ再びインクリボンから
離反させることができる。
【0011】しかも、上述のように弾発支持された可動
カードガイドは、カード走行時は弾発力でカードを固定
ガイドから浮かせインクリボンに接触させないようにす
るが、カードが刻印手段によって押圧され固定カードガ
イドに押さえ付けられればもはやカードに弾発力を付与
しない。このため、刻印手段と固定カードガイドでカー
ドを挟み込んで行うカードの曲がり矯正の妨げとならな
い。
カードガイドは、カード走行時は弾発力でカードを固定
ガイドから浮かせインクリボンに接触させないようにす
るが、カードが刻印手段によって押圧され固定カードガ
イドに押さえ付けられればもはやカードに弾発力を付与
しない。このため、刻印手段と固定カードガイドでカー
ドを挟み込んで行うカードの曲がり矯正の妨げとならな
い。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のカ
ード刻印装置において、インクリボンはインクリボン支
持手段により移動可能に保持されており、カードが可動
カードガイドにより持ち上げられている時に、カードと
刻印手段の刻印部の間に入り込むようにしたものであ
る。
ード刻印装置において、インクリボンはインクリボン支
持手段により移動可能に保持されており、カードが可動
カードガイドにより持ち上げられている時に、カードと
刻印手段の刻印部の間に入り込むようにしたものであ
る。
【0013】このカード刻印装置は、インクリボン支持
手段によってインクリボンのリボン走行ルートの位置を
変化させることができる。そこで、カード刻印部への着
色を伴わないエンボス加工を行うときはインクリボンを
退避状態として刻印のみを行う一方、刻印部へのインデ
ントを行うときはリボン走行ルートをカードと刻印手段
の間に位置させてインデントを可能となる。そして、本
発明によれば、インクリボンの走行ルート変更時におけ
るカード汚れやインクリボンの剥がれなどを防止でき
る。
手段によってインクリボンのリボン走行ルートの位置を
変化させることができる。そこで、カード刻印部への着
色を伴わないエンボス加工を行うときはインクリボンを
退避状態として刻印のみを行う一方、刻印部へのインデ
ントを行うときはリボン走行ルートをカードと刻印手段
の間に位置させてインデントを可能となる。そして、本
発明によれば、インクリボンの走行ルート変更時におけ
るカード汚れやインクリボンの剥がれなどを防止でき
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のカード刻印装置において、カードはカード走行路
を走行可能に構成し、カード搬送機構により刻印位置に
移動させるようにしたものである。したがって、インデ
ントやエンボスを行うカードをカード搬送機構によって
所定の刻印位置まで移動させ、1枚ずつ加工することが
できる。
記載のカード刻印装置において、カードはカード走行路
を走行可能に構成し、カード搬送機構により刻印位置に
移動させるようにしたものである。したがって、インデ
ントやエンボスを行うカードをカード搬送機構によって
所定の刻印位置まで移動させ、1枚ずつ加工することが
できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載のカード刻印装置において、可動カード
ガイドはカードの先端が当接する傾斜部を備えたもので
ある。したがって、カード走行路上を真っ直ぐ移動する
カードの先端を傾斜部によって可動カードガイド上に案
内しやすく、カード裏面を可動カードガイドによって確
実に支持することが可能となる。
いずれかに記載のカード刻印装置において、可動カード
ガイドはカードの先端が当接する傾斜部を備えたもので
ある。したがって、カード走行路上を真っ直ぐ移動する
カードの先端を傾斜部によって可動カードガイド上に案
内しやすく、カード裏面を可動カードガイドによって確
実に支持することが可能となる。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載のカード刻印装置において可動カードガ
イドをばね手段によって弾性支持したものである。この
可動カードガイドは、カード走行時においてはカード裏
面を弾性支持する一方、インデントまたはエンボスを行
う時は刻印手段から受ける押圧力によって固定カードガ
イド面まで移動する。
いずれかに記載のカード刻印装置において可動カードガ
イドをばね手段によって弾性支持したものである。この
可動カードガイドは、カード走行時においてはカード裏
面を弾性支持する一方、インデントまたはエンボスを行
う時は刻印手段から受ける押圧力によって固定カードガ
イド面まで移動する。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載のカード刻印装置において、一端側がソ
レノイドに接続された揺動可能なレバーの他端側に可動
カードガイドを接続し、カードを支持する位置およびこ
の支持位置から退避した位置の間を移動させるようにし
たものである。この場合、可動カードガイドは、カード
走行中はカード支持位置においてカード裏面を支持する
一方、インデントまたはエンボスを行う時はレバーの動
きの伴い支持位置から退避して固定カードガイド面まで
移動する。
いずれかに記載のカード刻印装置において、一端側がソ
レノイドに接続された揺動可能なレバーの他端側に可動
カードガイドを接続し、カードを支持する位置およびこ
の支持位置から退避した位置の間を移動させるようにし
たものである。この場合、可動カードガイドは、カード
走行中はカード支持位置においてカード裏面を支持する
一方、インデントまたはエンボスを行う時はレバーの動
きの伴い支持位置から退避して固定カードガイド面まで
移動する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1〜図9に、カード刻印装置の一実施形
態を示す。このカード刻印装置1は、クレジットカード
などの媒体(本明細書では「カード」と呼んでいる)2
に文字などを刻印するもので、図1に示すように、この
カード2を間に挟んで対向する2つの活字アーム3,3
と、各活字アーム3に固定される活字4と、活字アーム
3を多数放射状に設けた円形状の活字組部材5と、活字
組部材5を回転軸6を中心に回転可能に支持し、活字組
部材5のうち所定の活字3をカード2に圧接する圧接手
段7と、活字組部材5を回転駆動する回転駆動手段8と
を備えている。
態を示す。このカード刻印装置1は、クレジットカード
などの媒体(本明細書では「カード」と呼んでいる)2
に文字などを刻印するもので、図1に示すように、この
カード2を間に挟んで対向する2つの活字アーム3,3
と、各活字アーム3に固定される活字4と、活字アーム
3を多数放射状に設けた円形状の活字組部材5と、活字
組部材5を回転軸6を中心に回転可能に支持し、活字組
部材5のうち所定の活字3をカード2に圧接する圧接手
段7と、活字組部材5を回転駆動する回転駆動手段8と
を備えている。
【0020】そして、本実施形態のカード刻印装置1
は、インデントリボン走行機構9(図7参照)の取り付
けられたリボンフレーム10と、リボンフレーム10を
回動自在に支持すると共にインクリボン11の待機時は
このインクリボン11をカード2の活字位置より退避し
た位置に置き、表側あるいは裏側のインデント時はイン
クリボン11を活字4とカード2の間に臨ませる位置ま
でリボンフレーム10を回動させるリボンフレーム回動
機構12とを備えて構成されたものである。なお、以下
に説明する実施形態では、カード2の代表例としてプラ
スチック製カードに刻印する場合を挙げるがこれはカー
ド2の一例にすぎない。
は、インデントリボン走行機構9(図7参照)の取り付
けられたリボンフレーム10と、リボンフレーム10を
回動自在に支持すると共にインクリボン11の待機時は
このインクリボン11をカード2の活字位置より退避し
た位置に置き、表側あるいは裏側のインデント時はイン
クリボン11を活字4とカード2の間に臨ませる位置ま
でリボンフレーム10を回動させるリボンフレーム回動
機構12とを備えて構成されたものである。なお、以下
に説明する実施形態では、カード2の代表例としてプラ
スチック製カードに刻印する場合を挙げるがこれはカー
ド2の一例にすぎない。
【0021】まず、図4と図5を用いてカード刻印装置
1におけるインデンタおよびエンボッサの基本構造につ
いて説明する。エンボス機能は、図示する多数の活字ア
ーム3、活字4、活字組部材5、圧接手段7などによっ
て主に構成されている。活字4はエンボスあるいはイン
デントに必要な種類の数だけ用意したもので、それぞれ
を活字アーム3の先端に設けて円周上に配置している。
この活字4は上下に雌雄の型を設けて組を形成したもの
であり、本実施形態のカード刻印装置1においても、組
となる活字4が図5に示すように上下対称位置に配置さ
れている。
1におけるインデンタおよびエンボッサの基本構造につ
いて説明する。エンボス機能は、図示する多数の活字ア
ーム3、活字4、活字組部材5、圧接手段7などによっ
て主に構成されている。活字4はエンボスあるいはイン
デントに必要な種類の数だけ用意したもので、それぞれ
を活字アーム3の先端に設けて円周上に配置している。
この活字4は上下に雌雄の型を設けて組を形成したもの
であり、本実施形態のカード刻印装置1においても、組
となる活字4が図5に示すように上下対称位置に配置さ
れている。
【0022】活字アーム3は図4に示すように回転軸6
を中心に配置され、回転可能な活字組部材5を形成して
いる。これら活字アーム3は力を受けて適量撓むと共に
力を除去すると元の形状に戻るものであり、鉛直方向へ
の押圧力を受けたときに活字4によってカード2に刻印
がなされるようにしている。回転軸6の周りには活字ア
ームギア22が設けられ、活字アーム駆動モータ23の
モータギア24と噛合させて駆動し活字組部材5を適量
ずつ回転させることで必要な活字4を選択できるように
している。
を中心に配置され、回転可能な活字組部材5を形成して
いる。これら活字アーム3は力を受けて適量撓むと共に
力を除去すると元の形状に戻るものであり、鉛直方向へ
の押圧力を受けたときに活字4によってカード2に刻印
がなされるようにしている。回転軸6の周りには活字ア
ームギア22が設けられ、活字アーム駆動モータ23の
モータギア24と噛合させて駆動し活字組部材5を適量
ずつ回転させることで必要な活字4を選択できるように
している。
【0023】また、このような活字4を上下から押圧し
カード2に圧接するため、活字押圧軸27や揺動アーム
30などからなる圧接手段7を設けている。この圧接手
段7は、図5に示すように、上フレーム25と下フレー
ム26のそれぞれの対称位置に等しく配置して形成され
ているので、以下では上側の圧接手段7について説明す
る。
カード2に圧接するため、活字押圧軸27や揺動アーム
30などからなる圧接手段7を設けている。この圧接手
段7は、図5に示すように、上フレーム25と下フレー
ム26のそれぞれの対称位置に等しく配置して形成され
ているので、以下では上側の圧接手段7について説明す
る。
【0024】まず、活字押圧軸27は上フレーム25の
うちカード2に刻印される活字4の真上となる位置に配
置し、鉛直方向へ摺動可能としたものである。この活字
押圧軸27の周囲には活字押圧軸用の戻しばね28を設
け、活字押圧軸27が元の位置に戻るように付勢させて
いる。また、活字押圧軸27の頭部に設けた押圧ブロッ
ク29が、活字押圧軸27と揺動アーム30とを回転自
在に接続している。
うちカード2に刻印される活字4の真上となる位置に配
置し、鉛直方向へ摺動可能としたものである。この活字
押圧軸27の周囲には活字押圧軸用の戻しばね28を設
け、活字押圧軸27が元の位置に戻るように付勢させて
いる。また、活字押圧軸27の頭部に設けた押圧ブロッ
ク29が、活字押圧軸27と揺動アーム30とを回転自
在に接続している。
【0025】揺動アーム30は、てこの作用で活字押圧
軸27を押し下げる部材であり、図示するように上フレ
ーム25上の支点31を中心として揺動可能である。こ
の揺動アーム30の他端側には、カム33の動きに追従
する回転可能なカムフォロア32を設けている。
軸27を押し下げる部材であり、図示するように上フレ
ーム25上の支点31を中心として揺動可能である。こ
の揺動アーム30の他端側には、カム33の動きに追従
する回転可能なカムフォロア32を設けている。
【0026】カム33は図示するように径が徐々に増す
よう渦巻き状に形成した回転体であり、回転に伴いカム
フォロア32を上下動させることによって揺動アーム3
0を揺動させる。カム33の大径部と小径部との間には
カムフォロア32が乗り上げることのない段差34を設
け、この段差34をカムフォロア32に当接させておく
ことにより活字押圧軸27を所定位置まで退かせるよう
にしている。このカム33は、自在に正逆転させること
ができるよう、ベルト36を介して正逆転自在な上カム
駆動モータ35に接続している。
よう渦巻き状に形成した回転体であり、回転に伴いカム
フォロア32を上下動させることによって揺動アーム3
0を揺動させる。カム33の大径部と小径部との間には
カムフォロア32が乗り上げることのない段差34を設
け、この段差34をカムフォロア32に当接させておく
ことにより活字押圧軸27を所定位置まで退かせるよう
にしている。このカム33は、自在に正逆転させること
ができるよう、ベルト36を介して正逆転自在な上カム
駆動モータ35に接続している。
【0027】以上が圧接手段7のうち上側に設置した部
分の構成である。一方、下側に設置した部分は上側と同
様の部材、すなわち活字押圧軸37、活字押圧軸用の戻
しばね38、押圧ブロック39、揺動アーム40、支点
41、カムフォロア42、カム43、段差44、下カム
駆動モータ45そしてベルト46をそれぞれ対称位置に
配置することによって構成している。
分の構成である。一方、下側に設置した部分は上側と同
様の部材、すなわち活字押圧軸37、活字押圧軸用の戻
しばね38、押圧ブロック39、揺動アーム40、支点
41、カムフォロア42、カム43、段差44、下カム
駆動モータ45そしてベルト46をそれぞれ対称位置に
配置することによって構成している。
【0028】また、刻印がされるカード2は、詳しくは
図示していないが、カードスタッカやカードホッパ、カ
ード保持機構などを備えたカード搬送機構47によって
所定位置まで移動させる。このカード搬送機構47によ
ればカード2を平面内で前後左右に移動させることが可
能であり、以下では便宜的に、図4に示すようにカード
長手方向をカードY搬送方向、これと直交する方向をカ
ードX搬送方向と呼ぶ。
図示していないが、カードスタッカやカードホッパ、カ
ード保持機構などを備えたカード搬送機構47によって
所定位置まで移動させる。このカード搬送機構47によ
ればカード2を平面内で前後左右に移動させることが可
能であり、以下では便宜的に、図4に示すようにカード
長手方向をカードY搬送方向、これと直交する方向をカ
ードX搬送方向と呼ぶ。
【0029】ここで、カード刻印装置1が行うインデン
トには、カード2の表面と上側活字4との間にインクリ
ボンを位置させカード2の表側に着色する表インデント
と、これとは逆にカード2の裏側に着色する裏インデン
トとがあるが、本実施形態では、裏インデントをも行い
得る構成をとっている。すなわち、ここではリボン走行
ルート14の位置を変更可能とし、必要時のみ裏インデ
ントを行う一方で不要時は退避させるようにしている。
このようにするため、このカード刻印装置1ではリボン
フレーム10を回動可能に設けるとともに、ソレノイド
13でこのリボンフレーム10を移動させるようにして
いる。そこで、以下において、リボンフレーム10およ
びリボンフレーム回動機構12について説明する。
トには、カード2の表面と上側活字4との間にインクリ
ボンを位置させカード2の表側に着色する表インデント
と、これとは逆にカード2の裏側に着色する裏インデン
トとがあるが、本実施形態では、裏インデントをも行い
得る構成をとっている。すなわち、ここではリボン走行
ルート14の位置を変更可能とし、必要時のみ裏インデ
ントを行う一方で不要時は退避させるようにしている。
このようにするため、このカード刻印装置1ではリボン
フレーム10を回動可能に設けるとともに、ソレノイド
13でこのリボンフレーム10を移動させるようにして
いる。そこで、以下において、リボンフレーム10およ
びリボンフレーム回動機構12について説明する。
【0030】リボンフレーム10は、図7に示すように
リボン供給スプール57とリボン巻き取りスプール21
およびリボン走行機構9を備え、インデント時にインク
リボン11を供給し得るように構成したものである。リ
ボン供給スプール57およびリボン巻き取りスプール2
1はリボンフレーム10の左右に回転可能に取り付ける
ともに、交換時は中心軸に沿って取り外すことが可能で
ある。
リボン供給スプール57とリボン巻き取りスプール21
およびリボン走行機構9を備え、インデント時にインク
リボン11を供給し得るように構成したものである。リ
ボン供給スプール57およびリボン巻き取りスプール2
1はリボンフレーム10の左右に回転可能に取り付ける
ともに、交換時は中心軸に沿って取り外すことが可能で
ある。
【0031】まず、リボン巻き取り側についてみると、
リボン巻き取りスプール21は図8に示すようにフラン
ジ48とリボン巻き取りフランジ19を備え、回転する
ことによって使用済みのインクリボン11を巻き取る。
このリボン巻き取りスプール21は軸49に取り付けら
れ、フランジ取り付けつまみ20で押さえられて軸49
とともに回転する。軸49は、リボンフレーム10に軸
支され、かつ固定されたスプールボス70を備えてい
る。また、リボン巻き取りスプール21はこのスプール
ボス70に嵌合して回転力を伝達する凹凸71を図9に
示すように内径部に備えている。
リボン巻き取りスプール21は図8に示すようにフラン
ジ48とリボン巻き取りフランジ19を備え、回転する
ことによって使用済みのインクリボン11を巻き取る。
このリボン巻き取りスプール21は軸49に取り付けら
れ、フランジ取り付けつまみ20で押さえられて軸49
とともに回転する。軸49は、リボンフレーム10に軸
支され、かつ固定されたスプールボス70を備えてい
る。また、リボン巻き取りスプール21はこのスプール
ボス70に嵌合して回転力を伝達する凹凸71を図9に
示すように内径部に備えている。
【0032】押さえボス50は軸49の先端部に固定的
に設けたものである。例えば本実施形態では、図示する
ようにねじ74で軸49の先端に固定するようにしてい
る。また、押さえボス50とリボン巻き取りフランジ1
9との間にはフランジ取り付けつまみ20を軸方向摺動
可能かつ軸49を中心に回転可能に設け、さらに押さえ
ばね51を介在させてこのフランジ取り付けつまみ20
をリボン巻き取りフランジ19側に付勢するようにして
いる。
に設けたものである。例えば本実施形態では、図示する
ようにねじ74で軸49の先端に固定するようにしてい
る。また、押さえボス50とリボン巻き取りフランジ1
9との間にはフランジ取り付けつまみ20を軸方向摺動
可能かつ軸49を中心に回転可能に設け、さらに押さえ
ばね51を介在させてこのフランジ取り付けつまみ20
をリボン巻き取りフランジ19側に付勢するようにして
いる。
【0033】また、フランジ取り付けつまみ20の周囲
には例えば図7に示すように180度間隔で2箇所に突
起68を形成している。一方、リボン巻き取りフランジ
19やリボン巻き取りスプール21の内周にはこの突起
68が通過可能な溝69を2箇所に形成している。ま
た、中空リールであるリボン巻き取りスプール21の内
径は押さえボス50およびフランジ取り付けつまみ20
の外径よりわずかに大きい程度に形成している。したが
って、このリボン巻き取りスプール21をリボンフレー
ム10に取り付ける際は、まず突起68が溝69を通過
するように位置合わせしながら嵌め入れてフランジ取り
付け位置までずらし、それからフランジ取り付けつまみ
20を手前側に引っ張り上げ、突起68が溝69と重な
らない位置まで捻ればよい。この位置でつまみ20から
手を離すと、突起68が溝69以外の部分と係合しリボ
ン巻き取りスプール21を押し付けるので、回転中に外
れてしまうようなことはない。
には例えば図7に示すように180度間隔で2箇所に突
起68を形成している。一方、リボン巻き取りフランジ
19やリボン巻き取りスプール21の内周にはこの突起
68が通過可能な溝69を2箇所に形成している。ま
た、中空リールであるリボン巻き取りスプール21の内
径は押さえボス50およびフランジ取り付けつまみ20
の外径よりわずかに大きい程度に形成している。したが
って、このリボン巻き取りスプール21をリボンフレー
ム10に取り付ける際は、まず突起68が溝69を通過
するように位置合わせしながら嵌め入れてフランジ取り
付け位置までずらし、それからフランジ取り付けつまみ
20を手前側に引っ張り上げ、突起68が溝69と重な
らない位置まで捻ればよい。この位置でつまみ20から
手を離すと、突起68が溝69以外の部分と係合しリボ
ン巻き取りスプール21を押し付けるので、回転中に外
れてしまうようなことはない。
【0034】一方、フランジ取り付けつまみ20を引っ
張り上げるまでは、突起68は溝69と係合した状態に
ある。そこで、この状態でフランジ取り付けつまみ20
を捻ることで、このつまみ20とともにリボン巻き取り
スプール21を同量だけ回転させることができる。
張り上げるまでは、突起68は溝69と係合した状態に
ある。そこで、この状態でフランジ取り付けつまみ20
を捻ることで、このつまみ20とともにリボン巻き取り
スプール21を同量だけ回転させることができる。
【0035】また、リボンフレーム10の裏側には、リ
ボン巻き取りスプール21を回転させるためのリボン巻
き取りモータ55を設けている。さらに、リボン巻き取
りスプール21の軸49には図9に示すように減速歯車
54を設け、リボン巻き取りモータ55の歯車56に噛
合させて回転駆動するようにしている。また、リボンフ
レーム10の裏側のフリクションボス53の内部にはぜ
んまい52を設け、一定以上のトルクがかかったときに
空回りさせることでインクリボン11に余計な張力がか
からないようにしている。
ボン巻き取りスプール21を回転させるためのリボン巻
き取りモータ55を設けている。さらに、リボン巻き取
りスプール21の軸49には図9に示すように減速歯車
54を設け、リボン巻き取りモータ55の歯車56に噛
合させて回転駆動するようにしている。また、リボンフ
レーム10の裏側のフリクションボス53の内部にはぜ
んまい52を設け、一定以上のトルクがかかったときに
空回りさせることでインクリボン11に余計な張力がか
からないようにしている。
【0036】また、上述のような構造のカード刻印装置
1では、実際にインクリボン11を取り付けたときにイ
ンクリボン11のたるみを解消できるようにしているこ
とが好ましい。本実施形態のカード刻印装置1は、上述
したような取り付けつまみ20を備えており、これをた
るみ除去手段としても用いることができる。つまり、リ
ボンフレーム10にリボン巻き取りスプール21をセッ
トした際、取り付けつまみ20を回してリボン巻き取り
スプール21ごと回転させ、インクリボン11のたるみ
を除去することができる。たるみを除去した後は、上述
したようにこの取り付けつまみ20を引っ張り上げ、捻
ることでリボン巻き取りスプール21を付勢するよう機
能させることができる。
1では、実際にインクリボン11を取り付けたときにイ
ンクリボン11のたるみを解消できるようにしているこ
とが好ましい。本実施形態のカード刻印装置1は、上述
したような取り付けつまみ20を備えており、これをた
るみ除去手段としても用いることができる。つまり、リ
ボンフレーム10にリボン巻き取りスプール21をセッ
トした際、取り付けつまみ20を回してリボン巻き取り
スプール21ごと回転させ、インクリボン11のたるみ
を除去することができる。たるみを除去した後は、上述
したようにこの取り付けつまみ20を引っ張り上げ、捻
ることでリボン巻き取りスプール21を付勢するよう機
能させることができる。
【0037】一方、リボン供給スプール57は、詳しく
図示していないが対となるリボン巻き取りスプール21
と基本的には同じ構造であり、図7に示すように対称と
なる位置に配置したものである。ただし、このリボン供
給スプール57はフリー回転し得るよう、モータなどに
接続せず張力を受けてインクリボン11を送り込む構造
としている。なお、このリボン供給スプール57には必
要に応じてフリクションを与え、張力を受けたときに必
要以上に回転しないようにすることがインクリボン11
がたるむのを防止する上で好ましい。
図示していないが対となるリボン巻き取りスプール21
と基本的には同じ構造であり、図7に示すように対称と
なる位置に配置したものである。ただし、このリボン供
給スプール57はフリー回転し得るよう、モータなどに
接続せず張力を受けてインクリボン11を送り込む構造
としている。なお、このリボン供給スプール57には必
要に応じてフリクションを与え、張力を受けたときに必
要以上に回転しないようにすることがインクリボン11
がたるむのを防止する上で好ましい。
【0038】次に、インクリボン11をリボン供給スプ
ール57からリボン巻き取りスプール21に導くための
構成について説明する。供給されたインクリボン11
は、図7に示すように供給側の案内ローラ58やリボン
ガイド59などに案内されてリボン走行ルート14を通
過し、巻き取り側のリボンガイド59や案内ローラ58
によってリボン巻き取りスプール21に案内される。こ
れらリボンフレーム10、案内ローラ58、リボンガイ
ド59などはインクリボン11を支持するインクリボン
支持手段を形成している。
ール57からリボン巻き取りスプール21に導くための
構成について説明する。供給されたインクリボン11
は、図7に示すように供給側の案内ローラ58やリボン
ガイド59などに案内されてリボン走行ルート14を通
過し、巻き取り側のリボンガイド59や案内ローラ58
によってリボン巻き取りスプール21に案内される。こ
れらリボンフレーム10、案内ローラ58、リボンガイ
ド59などはインクリボン11を支持するインクリボン
支持手段を形成している。
【0039】本実施形態では、図示するように、供給側
と巻き取り側のそれぞれに対称的なリボンアーム15,
15を揺動可能に設け、その先端にそれぞれリボンガイ
ド59,59を取り付けることで各リボンガイド59,
59の高さを可変とし、これに伴いリボン走行ルート1
4の高さを変化させ得るようにしている。この場合、リ
ボンアーム15の揺動中心となるリボンアーム支点17
の位置は特に限定されることはないが、リボンアーム1
5が揺動したときできるだけインクリボン11のルート
全体の長さが変わらないことが好ましい。そこで本実施
形態では、図7に示すような位置にこのリボンアーム支
点17を設けるようにし、リボンアーム15が揺動して
もインクリボン11のルート長に差異がほとんど生じな
いようにしている。
と巻き取り側のそれぞれに対称的なリボンアーム15,
15を揺動可能に設け、その先端にそれぞれリボンガイ
ド59,59を取り付けることで各リボンガイド59,
59の高さを可変とし、これに伴いリボン走行ルート1
4の高さを変化させ得るようにしている。この場合、リ
ボンアーム15の揺動中心となるリボンアーム支点17
の位置は特に限定されることはないが、リボンアーム1
5が揺動したときできるだけインクリボン11のルート
全体の長さが変わらないことが好ましい。そこで本実施
形態では、図7に示すような位置にこのリボンアーム支
点17を設けるようにし、リボンアーム15が揺動して
もインクリボン11のルート長に差異がほとんど生じな
いようにしている。
【0040】また、リボンアーム15の他端側には別の
ローラ60を設けている。さらに、リボンフレーム支持
板62には、図3に示すようにこのローラ60を案内す
るカム61を設けている。このカム61は、図示するよ
うにカード刻印装置1の前方斜め上方を向くように形成
したものである。したがって、ローラ60は、リボンフ
レーム10が図1に示す退避位置にあるときにもっとも
後方に位置して下がり、一方、図2に示す下インデント
位置ではこのカム61に案内され上に導かれる。このと
き、リボンアーム15はローラ60の動きに従って揺動
し、ローラ60とは逆側に位置するリボンガイド59が
ローラ60と逆の動きをする。したがって、リボンガイ
ド59は、リボンフレーム10が退避位置にあるとき上
がり、下インデント位置で下がる。この結果、インクリ
ボン11は、退避位置のとき図7中で想像線で示す上の
リボン走行ルート14にあり、一方、下インデント位置
へと変化するとき、前方に移動しながらカード2の下側
に滑り込むように下降する。したがって、刻印されたイ
ンデント部に色付けが必要なときはリボン走行ルート1
4を変化させ、インクリボン11をカード2と活字4に
入り込ませてその間に臨ませるようにすればよい。カー
ド2と活字4の間に入り込んだインクリボン11は、図
7に示すようにその下面を固定カードガイド77によっ
て支持される。
ローラ60を設けている。さらに、リボンフレーム支持
板62には、図3に示すようにこのローラ60を案内す
るカム61を設けている。このカム61は、図示するよ
うにカード刻印装置1の前方斜め上方を向くように形成
したものである。したがって、ローラ60は、リボンフ
レーム10が図1に示す退避位置にあるときにもっとも
後方に位置して下がり、一方、図2に示す下インデント
位置ではこのカム61に案内され上に導かれる。このと
き、リボンアーム15はローラ60の動きに従って揺動
し、ローラ60とは逆側に位置するリボンガイド59が
ローラ60と逆の動きをする。したがって、リボンガイ
ド59は、リボンフレーム10が退避位置にあるとき上
がり、下インデント位置で下がる。この結果、インクリ
ボン11は、退避位置のとき図7中で想像線で示す上の
リボン走行ルート14にあり、一方、下インデント位置
へと変化するとき、前方に移動しながらカード2の下側
に滑り込むように下降する。したがって、刻印されたイ
ンデント部に色付けが必要なときはリボン走行ルート1
4を変化させ、インクリボン11をカード2と活字4に
入り込ませてその間に臨ませるようにすればよい。カー
ド2と活字4の間に入り込んだインクリボン11は、図
7に示すようにその下面を固定カードガイド77によっ
て支持される。
【0041】次に、リボンフレーム回動機構12につい
て説明する。リボンフレーム10は、カード2のインデ
ント部への色付けが必要なときにリボン走行ルート14
をカード2と活字4との間に移動させ得るよう、図1〜
図3に示すようにリボンフレーム支持板62上の支点6
3に回動自在に取り付けたものである。本実施形態で
は、リボンフレーム10上の回動中心を図1に示すよう
にやや後方側に配置することで、何も力を受けない自然
状態のリボンフレーム10が図1に示すように斜めとな
るようにしている。ただし、このように自重で退避状態
に戻るようにするほか、コイルスプリングなどの付勢手
段を用いてこのリボンフレーム10に対し常に後方側へ
の付勢力を与えるようにすることができるのはいうまで
もない。
て説明する。リボンフレーム10は、カード2のインデ
ント部への色付けが必要なときにリボン走行ルート14
をカード2と活字4との間に移動させ得るよう、図1〜
図3に示すようにリボンフレーム支持板62上の支点6
3に回動自在に取り付けたものである。本実施形態で
は、リボンフレーム10上の回動中心を図1に示すよう
にやや後方側に配置することで、何も力を受けない自然
状態のリボンフレーム10が図1に示すように斜めとな
るようにしている。ただし、このように自重で退避状態
に戻るようにするほか、コイルスプリングなどの付勢手
段を用いてこのリボンフレーム10に対し常に後方側へ
の付勢力を与えるようにすることができるのはいうまで
もない。
【0042】このリボンフレーム10は、何ら拘束を受
けていないときは少なくとも図3に示すような水平状態
となるまで前方へ回動可能である。本実施形態のカード
刻印装置1では、リボン走行機構9の取り付けられたリ
ボンフレーム10と、リボンフレーム10を回動自在に
支持するとともにインクリボン交換時はリボンフレーム
10を活字アーム3より上方で水平状態まで回動させる
リボンフレーム回動手段とを備えることで、インクリボ
ン11の交換時はリボンフレーム10を水平状態となる
ように手動で回動させ交換時における視認性および操作
性を向上させている。したがって、このカード刻印装置
1においてインクリボン11を補充するときは、この水
平状態でリボン巻き取りスプール21とリボン供給スプ
ール57を取り換えればよく、作業が簡単で、しかもイ
ンクリボン11をリボンガイド59などに確実に掛ける
ことができる。この場合、リボンフレーム10を図3に
示すような水平状態に保つことは作業をし易くする上で
好ましい。本実施形態では、特に図示していないが水平
状態のリボンフレーム10と係合してその状態を保持
し、手動により解除が可能なストッパーを設けてリボン
フレーム10を固定し得るようにしている。
けていないときは少なくとも図3に示すような水平状態
となるまで前方へ回動可能である。本実施形態のカード
刻印装置1では、リボン走行機構9の取り付けられたリ
ボンフレーム10と、リボンフレーム10を回動自在に
支持するとともにインクリボン交換時はリボンフレーム
10を活字アーム3より上方で水平状態まで回動させる
リボンフレーム回動手段とを備えることで、インクリボ
ン11の交換時はリボンフレーム10を水平状態となる
ように手動で回動させ交換時における視認性および操作
性を向上させている。したがって、このカード刻印装置
1においてインクリボン11を補充するときは、この水
平状態でリボン巻き取りスプール21とリボン供給スプ
ール57を取り換えればよく、作業が簡単で、しかもイ
ンクリボン11をリボンガイド59などに確実に掛ける
ことができる。この場合、リボンフレーム10を図3に
示すような水平状態に保つことは作業をし易くする上で
好ましい。本実施形態では、特に図示していないが水平
状態のリボンフレーム10と係合してその状態を保持
し、手動により解除が可能なストッパーを設けてリボン
フレーム10を固定し得るようにしている。
【0043】このリボンフレーム10は、通常時は図1
に示すように斜めとなった状態(退避状態)にあり、下
インデントを行うときにのみ図2に示すように前方へ回
動させれば足りる。そして、このように回動させるため
の手段は特に限定されるものではないが、本実施形態で
はソレノイド13を用いてリボンフレーム10を回動さ
せている。この場合、ソレノイド13でリボンフレーム
10を直接押し出すようにしてもよいが、ここでは、ソ
レノイド13のプランジャ先端の動きを受けて揺動し、
リボンフレーム10の裏面を押し出して回動させるよう
に機能する揺動部材64を図3に示すように介在させて
いる。この揺動部材64には図3に示すように付勢ばね
67を設け、常時後方へ付勢するようにしている。
に示すように斜めとなった状態(退避状態)にあり、下
インデントを行うときにのみ図2に示すように前方へ回
動させれば足りる。そして、このように回動させるため
の手段は特に限定されるものではないが、本実施形態で
はソレノイド13を用いてリボンフレーム10を回動さ
せている。この場合、ソレノイド13でリボンフレーム
10を直接押し出すようにしてもよいが、ここでは、ソ
レノイド13のプランジャ先端の動きを受けて揺動し、
リボンフレーム10の裏面を押し出して回動させるよう
に機能する揺動部材64を図3に示すように介在させて
いる。この揺動部材64には図3に示すように付勢ばね
67を設け、常時後方へ付勢するようにしている。
【0044】ここで、このリボンフレーム10は、下イ
ンデント時にリボン走行ルート14をカード2と下側活
字4の間に正確に移動させる必要があることから、図2
に示す垂直状態ではできるだけ正確に位置決めすること
が好ましい。そこで本実施形態では、裏インデント時に
リボンフレーム10の位置を規制する鉤状のストッパー
16を設けている。このストッパー16は、図3に示す
ように引っ掛け用の爪を上側に備えたものであり、上述
した揺動部材64に一体的に設けてともに揺動するよう
にしている。一方、図7に示すように、リボンフレーム
10側にはこのストッパー16と係合する縦孔65を設
けている。
ンデント時にリボン走行ルート14をカード2と下側活
字4の間に正確に移動させる必要があることから、図2
に示す垂直状態ではできるだけ正確に位置決めすること
が好ましい。そこで本実施形態では、裏インデント時に
リボンフレーム10の位置を規制する鉤状のストッパー
16を設けている。このストッパー16は、図3に示す
ように引っ掛け用の爪を上側に備えたものであり、上述
した揺動部材64に一体的に設けてともに揺動するよう
にしている。一方、図7に示すように、リボンフレーム
10側にはこのストッパー16と係合する縦孔65を設
けている。
【0045】このストッパー16は、通常時は図3など
に示すように下がっている。このため、ストッパー16
の爪は縦孔65に引っ掛からず、リボンフレーム10へ
の規制を行わない。そこで、リボンフレーム10はこの
ストッパー16に規制されることなく図1に示す退避位
置から図3に示す水平位置まで手動で自由に回動させる
ことが可能である。
に示すように下がっている。このため、ストッパー16
の爪は縦孔65に引っ掛からず、リボンフレーム10へ
の規制を行わない。そこで、リボンフレーム10はこの
ストッパー16に規制されることなく図1に示す退避位
置から図3に示す水平位置まで手動で自由に回動させる
ことが可能である。
【0046】一方、手動ではなくソレノイド13の作用
でリボンフレーム10を前方に回動させるときは、スト
ッパー16が機能して動きが規制されるため図2に示す
鉛直姿勢で止まることになる。すなわち、図1に示す退
避状態でソレノイド13を励磁すると、プランジャが飛
び出し揺動部材64を介してリボンフレーム10を前方
に回動させるが、このときストッパー16も同時に揺動
し、縦孔65の中で上昇して爪をリボンフレーム10に
引っ掛ける。つまり、ソレノイド13を作用させたとき
は、リボンフレーム10を回動させるとともにストッパ
ー16も機能させ、リボンフレーム10を所定の鉛直位
置(下インデント位置)で停止させることができる。
でリボンフレーム10を前方に回動させるときは、スト
ッパー16が機能して動きが規制されるため図2に示す
鉛直姿勢で止まることになる。すなわち、図1に示す退
避状態でソレノイド13を励磁すると、プランジャが飛
び出し揺動部材64を介してリボンフレーム10を前方
に回動させるが、このときストッパー16も同時に揺動
し、縦孔65の中で上昇して爪をリボンフレーム10に
引っ掛ける。つまり、ソレノイド13を作用させたとき
は、リボンフレーム10を回動させるとともにストッパ
ー16も機能させ、リボンフレーム10を所定の鉛直位
置(下インデント位置)で停止させることができる。
【0047】なお、ここでは上記のようにストッパー1
6によってリボンフレーム10を位置決めするようにし
ているが、これ以外の方法により位置決めすることもで
きる。例えば、このストッパー16をリボンフレーム1
0が前方へ行き過ぎた場合にのみ用い、リボンフレーム
10の通常の位置決めは上記のソレノイド13やカムな
どを係合させることによって行うようにしてもよい。な
お、ストッパー16をはじめソレノイド13やカムによ
ってリボンフレーム10を位置決めする場合、微調整を
行い得るようにしておくことが望ましい。そこで、本実
施形態においては、図3に示すように停止位置調整ねじ
66を設け、このねじ66を回すことによってフレーム
10の停止位置を細かに調整できるようにしている。
6によってリボンフレーム10を位置決めするようにし
ているが、これ以外の方法により位置決めすることもで
きる。例えば、このストッパー16をリボンフレーム1
0が前方へ行き過ぎた場合にのみ用い、リボンフレーム
10の通常の位置決めは上記のソレノイド13やカムな
どを係合させることによって行うようにしてもよい。な
お、ストッパー16をはじめソレノイド13やカムによ
ってリボンフレーム10を位置決めする場合、微調整を
行い得るようにしておくことが望ましい。そこで、本実
施形態においては、図3に示すように停止位置調整ねじ
66を設け、このねじ66を回すことによってフレーム
10の停止位置を細かに調整できるようにしている。
【0048】また、このようにリボンフレーム10が水
平状態となるまで回動し得るようにしたカード刻印装置
1では、ストッパー16を、このフレーム10の回動を
規制はするが妨げはしないように設けていることはいう
までもない。本実施形態のカード刻印装置1では、リボ
ンフレーム10を手動で回動させるときストッパー16
は必ず縦孔65を通過し、その周囲にぶつかることはな
い。
平状態となるまで回動し得るようにしたカード刻印装置
1では、ストッパー16を、このフレーム10の回動を
規制はするが妨げはしないように設けていることはいう
までもない。本実施形態のカード刻印装置1では、リボ
ンフレーム10を手動で回動させるときストッパー16
は必ず縦孔65を通過し、その周囲にぶつかることはな
い。
【0049】また、リボンフレーム10は、必要に応じ
てリボンフレーム支持板62に回動不能に固定されるた
めの固定手段を備えることが好ましい。本実施形態で
は、図6および図7に示すようにリボンフレーム支持板
62の先端部にねじ孔72を設け、かつリボンフレーム
10上にこのねじ孔72と対応するねじ孔73を設けて
いる。これによれば、カード刻印装置1を輸送するとき
リボンフレーム10をねじでリボンフレーム支持板62
に取り付け、リボンフレーム10ががたつかないように
することができる。さらに、特に図示していないが別の
ねじ孔を設けて図1に示す退避状態に固定させることも
できる。この場合、インデント、エンボッサユニットの
みを輸送するときは図1に示す位置で固定することで全
体が大きくならないようにし、カード発行機としてカー
ド刻印装置1全体を輸送するときは図3に示す水平位置
で固定するなど、輸送形態に応じて固定状態も適宜採択
することが可能である。
てリボンフレーム支持板62に回動不能に固定されるた
めの固定手段を備えることが好ましい。本実施形態で
は、図6および図7に示すようにリボンフレーム支持板
62の先端部にねじ孔72を設け、かつリボンフレーム
10上にこのねじ孔72と対応するねじ孔73を設けて
いる。これによれば、カード刻印装置1を輸送するとき
リボンフレーム10をねじでリボンフレーム支持板62
に取り付け、リボンフレーム10ががたつかないように
することができる。さらに、特に図示していないが別の
ねじ孔を設けて図1に示す退避状態に固定させることも
できる。この場合、インデント、エンボッサユニットの
みを輸送するときは図1に示す位置で固定することで全
体が大きくならないようにし、カード発行機としてカー
ド刻印装置1全体を輸送するときは図3に示す水平位置
で固定するなど、輸送形態に応じて固定状態も適宜採択
することが可能である。
【0050】以下において、本実施形態のカード刻印装
置1の動作について説明する。なお、上述したカード刻
印装置1はエンボスとインデントとを単独で行い得る共
用機であり、したがってエンボスとインデントの両加工
を適宜選択して行い得る。
置1の動作について説明する。なお、上述したカード刻
印装置1はエンボスとインデントとを単独で行い得る共
用機であり、したがってエンボスとインデントの両加工
を適宜選択して行い得る。
【0051】まず、カード2の表面にエンボス加工のみ
を行う場合は、着色する必要がないのでインクリボン1
1を活字4の位置から退避させておく必要がある。そこ
で、この場合はリボンフレーム10を回動させず、イン
クリボン11を図1に示すように退避状態とする。そし
て、活字アーム駆動モータ23を駆動して活字組部材5
を回転させ活字4を適宜選択するとともに、カード2を
カード搬送機構47で動かして文字位置が活字4の位置
に合うように調整する。また、上下のカム駆動モータ3
5,45を作動させてカム33,43を回転させると上
下の揺動アーム30,40が支点31,41を中心に揺
動し、押圧ブロック29,39を介して活字押圧軸27
を押し下げ(活字押圧軸37を押し上げ)、活字4,4
を上下からカード2に押圧して刻印する。
を行う場合は、着色する必要がないのでインクリボン1
1を活字4の位置から退避させておく必要がある。そこ
で、この場合はリボンフレーム10を回動させず、イン
クリボン11を図1に示すように退避状態とする。そし
て、活字アーム駆動モータ23を駆動して活字組部材5
を回転させ活字4を適宜選択するとともに、カード2を
カード搬送機構47で動かして文字位置が活字4の位置
に合うように調整する。また、上下のカム駆動モータ3
5,45を作動させてカム33,43を回転させると上
下の揺動アーム30,40が支点31,41を中心に揺
動し、押圧ブロック29,39を介して活字押圧軸27
を押し下げ(活字押圧軸37を押し上げ)、活字4,4
を上下からカード2に押圧して刻印する。
【0052】次に、インデントの溝部にインクリボン1
1による着色を行う場合、着色時にインクリボン11を
カード2と下側の活字4との間に介在させるため、リボ
ンフレーム10を回動させることでリボン走行ルート1
4を移動させるようにする。この場合、上述したように
ソレノイド13を励磁し、揺動部材64を介してリボン
フレーム10を回動させればよく、この回動途中でスト
ッパー16が機能するためリボンフレーム10は動きが
規制され図2に示す鉛直状態に保持される。
1による着色を行う場合、着色時にインクリボン11を
カード2と下側の活字4との間に介在させるため、リボ
ンフレーム10を回動させることでリボン走行ルート1
4を移動させるようにする。この場合、上述したように
ソレノイド13を励磁し、揺動部材64を介してリボン
フレーム10を回動させればよく、この回動途中でスト
ッパー16が機能するためリボンフレーム10は動きが
規制され図2に示す鉛直状態に保持される。
【0053】このようにリボンフレーム10が回動する
のに伴い、ローラ60がカム61の斜面を駆け上がりリ
ボンアーム15を揺動させ、リボン走行ルート14を下
降させる。この結果、インクリボン11は前方へ移動し
ながら下降し、図1に示す退避状態から図2に示す下側
インデントが可能な状態へと位置を変える。なお、本実
施形態のカード刻印装置1では、カード2を刻印位置ま
で搬送する前にあらかじめリボンフレーム10を回動さ
せておき、リボン走行ルート14を変更してからカード
2を移動させるようにしている。
のに伴い、ローラ60がカム61の斜面を駆け上がりリ
ボンアーム15を揺動させ、リボン走行ルート14を下
降させる。この結果、インクリボン11は前方へ移動し
ながら下降し、図1に示す退避状態から図2に示す下側
インデントが可能な状態へと位置を変える。なお、本実
施形態のカード刻印装置1では、カード2を刻印位置ま
で搬送する前にあらかじめリボンフレーム10を回動さ
せておき、リボン走行ルート14を変更してからカード
2を移動させるようにしている。
【0054】また、インクリボン11の交換に際して
は、リボンフレーム10を手動で回動させ、水平状態と
した後にねじ孔72,73をボルトとナットで係合させ
ることで図3に示すような水平状態で固定することがで
きる。そこで、フランジ取り付けつまみ20を回して係
合状態を解けばリボン巻き取りスプール21およびリボ
ン供給スプール57の取り外しが自由となる。このイン
クリボン交換時においては、ソレノイド13は励磁され
ていないためストッパー16は作用せず、したがってリ
ボンフレーム10は規制されることなく水平位置まで回
動可能である。
は、リボンフレーム10を手動で回動させ、水平状態と
した後にねじ孔72,73をボルトとナットで係合させ
ることで図3に示すような水平状態で固定することがで
きる。そこで、フランジ取り付けつまみ20を回して係
合状態を解けばリボン巻き取りスプール21およびリボ
ン供給スプール57の取り外しが自由となる。このイン
クリボン交換時においては、ソレノイド13は励磁され
ていないためストッパー16は作用せず、したがってリ
ボンフレーム10は規制されることなく水平位置まで回
動可能である。
【0055】以上のように、ここまでカード刻印装置1
のリボンフレーム10を回動させる機構およびインクリ
ボン11の交換を行いやすくした機構について説明した
が、続いて、図10〜図19を用い、カード2とインク
リボン11の接触を回避してインクリボン11の剥がれ
やルートからの逸脱、カード2の汚れを防止するように
したカード刻印装置1について説明する。
のリボンフレーム10を回動させる機構およびインクリ
ボン11の交換を行いやすくした機構について説明した
が、続いて、図10〜図19を用い、カード2とインク
リボン11の接触を回避してインクリボン11の剥がれ
やルートからの逸脱、カード2の汚れを防止するように
したカード刻印装置1について説明する。
【0056】以下に示すカード刻印装置1は、カード2
の刻印形成部分においてカード2をインクリボン11に
接触しないように弾発支持された可動カードガイド76
を設け、刻印手段により刻印操作が行われる時に可動カ
ードガイド76が移動することにより、固定カードガイ
ド77にカード2が当接して刻印手段により刻印がなさ
れ、刻印手段による刻印操作の終了時には可動カードガ
イド76によりカード2がインクリボン11に接触しな
いように構成したものである。なお、ここでいう刻印手
段は、インデントやエンボスを行うため上述した活字
4、活字アーム5、回転軸6、圧接手段7、回転駆動手
段8などによって構成した一連の機構をいう。
の刻印形成部分においてカード2をインクリボン11に
接触しないように弾発支持された可動カードガイド76
を設け、刻印手段により刻印操作が行われる時に可動カ
ードガイド76が移動することにより、固定カードガイ
ド77にカード2が当接して刻印手段により刻印がなさ
れ、刻印手段による刻印操作の終了時には可動カードガ
イド76によりカード2がインクリボン11に接触しな
いように構成したものである。なお、ここでいう刻印手
段は、インデントやエンボスを行うため上述した活字
4、活字アーム5、回転軸6、圧接手段7、回転駆動手
段8などによって構成した一連の機構をいう。
【0057】可動カードガイド76は、図10に示すよ
うにカード刻印位置においてカード2の下面を受け支え
るとともに、カード2を固定カードガイド77の上面か
ら僅かに浮かせ、カード2の下面が固定カードガイドに
触れないようにする部材であり、例えば図14に示すよ
うに逆U字形の形状をなし、かつ、図13や図15に示
すように、両腕にそれぞれ水平方向に突出して鉛直方向
への撓みを与える弾性支持部76aを備える。弾性支持
部76aは図15に示すように曲げ加工して形成したば
ね手段で構成したもので、カード2の重量は支持するが
この重量より大きい鉛直方向の力が加われば弾性変形し
てカード支持面76cを下降させる。
うにカード刻印位置においてカード2の下面を受け支え
るとともに、カード2を固定カードガイド77の上面か
ら僅かに浮かせ、カード2の下面が固定カードガイドに
触れないようにする部材であり、例えば図14に示すよ
うに逆U字形の形状をなし、かつ、図13や図15に示
すように、両腕にそれぞれ水平方向に突出して鉛直方向
への撓みを与える弾性支持部76aを備える。弾性支持
部76aは図15に示すように曲げ加工して形成したば
ね手段で構成したもので、カード2の重量は支持するが
この重量より大きい鉛直方向の力が加われば弾性変形し
てカード支持面76cを下降させる。
【0058】なお、ここで示した弾性支持部76aの形
状や支持形態は一例に過ぎない。例えば、図16などに
示すようにカード走行方向両端側に突出するよう曲げ形
成された弾性支持部76aも弾性変形してカード支持面
76cの高さを変化させるので使用できる。また、図1
1に示すようにカード刻印装置1とは別の部材に取り付
けた可動カードガイド76の先端でカード2の裏面を支
持するようにしてもよい。
状や支持形態は一例に過ぎない。例えば、図16などに
示すようにカード走行方向両端側に突出するよう曲げ形
成された弾性支持部76aも弾性変形してカード支持面
76cの高さを変化させるので使用できる。また、図1
1に示すようにカード刻印装置1とは別の部材に取り付
けた可動カードガイド76の先端でカード2の裏面を支
持するようにしてもよい。
【0059】可動カードガイド76の上縁はカード2の
下面を支持するカード支持面76cである。ここで、カ
ード支持面76cのカード走行方向両端のうち少なくと
もカード2が搬送されてくる側はカード2の先端が当接
する傾斜部76bを設けることが好ましい。これによ
り、カード走行路75上を真っ直ぐ移動するカード2の
先端を傾斜部76bで可動カードガイド76上に案内
し、カード下面を確実に支持することが可能となる。こ
の実施形態では、図14に示すようにカード走行方向両
端に傾斜部76bを設けている。
下面を支持するカード支持面76cである。ここで、カ
ード支持面76cのカード走行方向両端のうち少なくと
もカード2が搬送されてくる側はカード2の先端が当接
する傾斜部76bを設けることが好ましい。これによ
り、カード走行路75上を真っ直ぐ移動するカード2の
先端を傾斜部76bで可動カードガイド76上に案内
し、カード下面を確実に支持することが可能となる。こ
の実施形態では、図14に示すようにカード走行方向両
端に傾斜部76bを設けている。
【0060】さらに、可動カードガイド76はストッパ
76dと取付孔76eを備える。ストッパ76dは固定
カードガイド77のカード支持面77aに対し可動カー
ドガイド76のカード支持面76cの距離を保つために
設けた切り起こしで、図10では特に図に表していない
が固定カードガイド77に当接して可動カードガイド7
6の下降ストローク幅を制限する。また、取付孔76e
に通したビス78によって可動カードガイド76はカー
ド刻印装置1に取り付けられる。
76dと取付孔76eを備える。ストッパ76dは固定
カードガイド77のカード支持面77aに対し可動カー
ドガイド76のカード支持面76cの距離を保つために
設けた切り起こしで、図10では特に図に表していない
が固定カードガイド77に当接して可動カードガイド7
6の下降ストローク幅を制限する。また、取付孔76e
に通したビス78によって可動カードガイド76はカー
ド刻印装置1に取り付けられる。
【0061】固定カードガイド77は、インクリボン1
1を案内し、かつカード2にインデントまたはエンボス
するときにカード2の下面を受け支えるようカード刻印
装置1に設けた部材である。可動カードガイド76の上
面はカード支持面77aであり、図17に示すようにイ
ンクリボン11を案内し、かつ図19に示すようにカー
ド2の下面を受け支える。また、図16および図18に
示すように、カード支持面77aの中央には鉛直方向へ
の通過孔77bを設けて下側の活字4を通過させ得るよ
うにしている。
1を案内し、かつカード2にインデントまたはエンボス
するときにカード2の下面を受け支えるようカード刻印
装置1に設けた部材である。可動カードガイド76の上
面はカード支持面77aであり、図17に示すようにイ
ンクリボン11を案内し、かつ図19に示すようにカー
ド2の下面を受け支える。また、図16および図18に
示すように、カード支持面77aの中央には鉛直方向へ
の通過孔77bを設けて下側の活字4を通過させ得るよ
うにしている。
【0062】以上のような構成のカード刻印装置1にお
けるカード搬送から刻印までの動作を説明する。
けるカード搬送から刻印までの動作を説明する。
【0063】まず、カード2はカード走行路75を走行
し、カード搬送機構47によって刻印位置に向けて移動
する。この途中、先端を可動カードガイド76の傾斜部
76bに当接させたカード2は、カード支持面76cに
案内される。このとき、可動カードガイド76はカード
2を固定カードガイド77から浮かすように支持してい
る。
し、カード搬送機構47によって刻印位置に向けて移動
する。この途中、先端を可動カードガイド76の傾斜部
76bに当接させたカード2は、カード支持面76cに
案内される。このとき、可動カードガイド76はカード
2を固定カードガイド77から浮かすように支持してい
る。
【0064】次に、カード2が可動カードガイド76に
よって持ち上げられている間に、インクリボン支持手段
を作動させ、インクリボン11をカード2と固定カード
ガイド77との間に入り込ませる。したがって、インク
リボン11は図10に示すように可動カードガイド76
と固定カードガイド77の間に位置することになる。こ
こで、可動カードガイド76で支持されるカード2は、
インクリボン11と接触することがない。したがって、
カード2が汚れたりインクリボン11がリボン走行ルー
ト14から逸脱することを防止することができる。
よって持ち上げられている間に、インクリボン支持手段
を作動させ、インクリボン11をカード2と固定カード
ガイド77との間に入り込ませる。したがって、インク
リボン11は図10に示すように可動カードガイド76
と固定カードガイド77の間に位置することになる。こ
こで、可動カードガイド76で支持されるカード2は、
インクリボン11と接触することがない。したがって、
カード2が汚れたりインクリボン11がリボン走行ルー
ト14から逸脱することを防止することができる。
【0065】ここで、圧接手段7を作用させ、上下の活
字4によってカード2を押圧してインデントを行う。こ
のとき、カード2を弾発支持している可動カードガイド
76はカード2が上側の活字4によって押圧されるのに
伴い下降するので、カード2は裏面をインクリボン11
に接触させた状態で固定カードガイド77によって支持
される。そして、さらに下降する上側活字4が、固定カ
ードガイド77との間でカード2を挟み込んでいわばパ
ンチとダイのように作用し、エンボス形成に伴うカード
2の曲がりを矯正する。このとき、下側活字4はインク
リボン11を押し付けて裏インデントを行う。
字4によってカード2を押圧してインデントを行う。こ
のとき、カード2を弾発支持している可動カードガイド
76はカード2が上側の活字4によって押圧されるのに
伴い下降するので、カード2は裏面をインクリボン11
に接触させた状態で固定カードガイド77によって支持
される。そして、さらに下降する上側活字4が、固定カ
ードガイド77との間でカード2を挟み込んでいわばパ
ンチとダイのように作用し、エンボス形成に伴うカード
2の曲がりを矯正する。このとき、下側活字4はインク
リボン11を押し付けて裏インデントを行う。
【0066】インデントが終了すると、上下の活字4,
4がカード2から離れる。これに伴い、可動カードガイ
ド76は再び上昇し、カード2をインクリボン11から
離反させる。したがって、インデントを終えたカード2
は移動する際にインクリボン11と接触して汚れるよう
なことがない。また、カード2と接触したインクリボン
11がリボン走行ルート14から逸脱したり剥がれたり
することもない。
4がカード2から離れる。これに伴い、可動カードガイ
ド76は再び上昇し、カード2をインクリボン11から
離反させる。したがって、インデントを終えたカード2
は移動する際にインクリボン11と接触して汚れるよう
なことがない。また、カード2と接触したインクリボン
11がリボン走行ルート14から逸脱したり剥がれたり
することもない。
【0067】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
【0068】上述の実施形態では、曲げ形成したばね手
段で可動カードガイド76を弾性支持して昇降させるよ
うにしたが、これに代わり可動カードガイド76を機械
的に昇降させて可動カードガイド76を昇降させてもよ
い。例えば図12に示す別の実施形態では、一端側がソ
レノイド79に接続された揺動可能なレバー80の他端
側に可動カードガイド76を接続し、カード2を支持す
る位置およびこの支持位置から退避した位置の間を移動
させるようにしている。この場合の可動カードガイド7
6はカード刻印装置1に上下可能に取り付けた板状部材
で、カード走行中はカード支持位置においてカード2の
裏面を支持する一方、インデントまたはエンボスを行う
時はレバー30の動きの伴い支持位置から退避して固定
カードガイド77のカード支持面77aより下まで移動
する。
段で可動カードガイド76を弾性支持して昇降させるよ
うにしたが、これに代わり可動カードガイド76を機械
的に昇降させて可動カードガイド76を昇降させてもよ
い。例えば図12に示す別の実施形態では、一端側がソ
レノイド79に接続された揺動可能なレバー80の他端
側に可動カードガイド76を接続し、カード2を支持す
る位置およびこの支持位置から退避した位置の間を移動
させるようにしている。この場合の可動カードガイド7
6はカード刻印装置1に上下可能に取り付けた板状部材
で、カード走行中はカード支持位置においてカード2の
裏面を支持する一方、インデントまたはエンボスを行う
時はレバー30の動きの伴い支持位置から退避して固定
カードガイド77のカード支持面77aより下まで移動
する。
【0069】また、上記説明ではインクリボン11をカ
ード2と下側活字4の間に挟み込むようにした裏インデ
ントの場合について説明したが、刻印の形態は特にこれ
に限られることはない。すなわち、これとは逆の表側イ
ンデントは、このインクリボン11をカード2の表面と
上側活字4との間に挟み込むようにしたものであり、上
述のカード刻印装置の構造を適宜変更しリボン走行ルー
ト14の移動幅を変えることで可能となる。
ード2と下側活字4の間に挟み込むようにした裏インデ
ントの場合について説明したが、刻印の形態は特にこれ
に限られることはない。すなわち、これとは逆の表側イ
ンデントは、このインクリボン11をカード2の表面と
上側活字4との間に挟み込むようにしたものであり、上
述のカード刻印装置の構造を適宜変更しリボン走行ルー
ト14の移動幅を変えることで可能となる。
【0070】また本実施形態では、カム61を駆け上が
るローラ60を用いてリボンアーム15を揺動させるよ
うにしたが、揺動させるための手段はこれに限定される
ことはない。例えば一端をリボンフレーム支持板62に
固着したワイヤの他端をリボンアーム15に結び、リボ
ンフレーム10が回動したときこのワイヤで引っ張るこ
とでリボンアーム15を揺動させるようにしてもよい。
さらには、左右のリボンアーム15,15同士をリンク
で接続し、一方のリボンアーム15を揺動させたときに
他方のリボンアーム15が同調して揺動するようにして
もよい。
るローラ60を用いてリボンアーム15を揺動させるよ
うにしたが、揺動させるための手段はこれに限定される
ことはない。例えば一端をリボンフレーム支持板62に
固着したワイヤの他端をリボンアーム15に結び、リボ
ンフレーム10が回動したときこのワイヤで引っ張るこ
とでリボンアーム15を揺動させるようにしてもよい。
さらには、左右のリボンアーム15,15同士をリンク
で接続し、一方のリボンアーム15を揺動させたときに
他方のリボンアーム15が同調して揺動するようにして
もよい。
【0071】さらに、本実施形態で説明した圧接手段7
は、別の構成とすることができる。例えば図10に示し
たカード刻印装置1のように、下カム駆動モータ45に
偏芯クランク81を取り付けて揺動アーム40を駆動さ
せるようにした圧接手段7によってインデントやエンボ
スを行うことができる。
は、別の構成とすることができる。例えば図10に示し
たカード刻印装置1のように、下カム駆動モータ45に
偏芯クランク81を取り付けて揺動アーム40を駆動さ
せるようにした圧接手段7によってインデントやエンボ
スを行うことができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載のカード刻印装置では、カードを接近離反させる
方向に移動可能な可動カードガイドが、カードにインデ
ントを行うときのみカードをインクリボンに接触させ、
インデント終了とともにカードを移動させ再びインクリ
ボンから離反させる。このため、インクリボンの剥がれ
やリボンルートの逸脱あるいはカードの汚れを防止する
ことできる。
1記載のカード刻印装置では、カードを接近離反させる
方向に移動可能な可動カードガイドが、カードにインデ
ントを行うときのみカードをインクリボンに接触させ、
インデント終了とともにカードを移動させ再びインクリ
ボンから離反させる。このため、インクリボンの剥がれ
やリボンルートの逸脱あるいはカードの汚れを防止する
ことできる。
【0073】しかも、上述のように弾発支持された可動
カードガイドは、カード走行時は弾発力でカードを固定
ガイドから浮かせインクリボンに接触させないようにす
るが、カードが刻印手段によって押圧され固定カードガ
イドに押さえ付けられればカードに弾発力を付与しな
い。このため、刻印手段と固定カードガイドでカードを
挟み込んで行うカードの曲がり矯正の妨げとならない。
カードガイドは、カード走行時は弾発力でカードを固定
ガイドから浮かせインクリボンに接触させないようにす
るが、カードが刻印手段によって押圧され固定カードガ
イドに押さえ付けられればカードに弾発力を付与しな
い。このため、刻印手段と固定カードガイドでカードを
挟み込んで行うカードの曲がり矯正の妨げとならない。
【0074】また請求項2記載のカード刻印装置による
と、インクリボンはインクリボン支持手段により移動可
能に保持され、カードが可動カードガイドにより持ち上
げられている時にカードと刻印手段の刻印部の間に入り
込むので、カードと接触することがない。このため、イ
ンクリボンの走行ルート変更時におけるカード汚れやイ
ンクリボンの剥がれなどを防止できる。
と、インクリボンはインクリボン支持手段により移動可
能に保持され、カードが可動カードガイドにより持ち上
げられている時にカードと刻印手段の刻印部の間に入り
込むので、カードと接触することがない。このため、イ
ンクリボンの走行ルート変更時におけるカード汚れやイ
ンクリボンの剥がれなどを防止できる。
【0075】さらに請求項3記載のカード刻印装置によ
ると、カードはカード走行路を走行可能に構成し、カー
ド搬送機構により刻印位置に移動させるようにしたの
で、インデントやエンボスを行うカードをカード搬送機
構によって所定の刻印位置まで移動させ、1枚ずつ加工
することができる。
ると、カードはカード走行路を走行可能に構成し、カー
ド搬送機構により刻印位置に移動させるようにしたの
で、インデントやエンボスを行うカードをカード搬送機
構によって所定の刻印位置まで移動させ、1枚ずつ加工
することができる。
【0076】また、請求項4記載のカード刻印装置によ
ると、可動カードガイドはカードの先端が当接する傾斜
部を備えるため、カード走行路上を真っ直ぐ移動するカ
ードの先端を可動カードガイド上のカード支持面に案内
しやすく、カード裏面を確実に支持することができる。
ると、可動カードガイドはカードの先端が当接する傾斜
部を備えるため、カード走行路上を真っ直ぐ移動するカ
ードの先端を可動カードガイド上のカード支持面に案内
しやすく、カード裏面を確実に支持することができる。
【0077】さらに請求項5記載のカード刻印装置で
は、ばね手段によって弾性支持した可動カードガイド
が、カード走行時においてはカード裏面を弾性支持する
一方、インデントまたはエンボスを行う時は刻印手段か
ら受ける押圧力によって固定カードガイド面まで移動
し、カードの汚れなどを防止する。
は、ばね手段によって弾性支持した可動カードガイド
が、カード走行時においてはカード裏面を弾性支持する
一方、インデントまたはエンボスを行う時は刻印手段か
ら受ける押圧力によって固定カードガイド面まで移動
し、カードの汚れなどを防止する。
【0078】また請求項6記載のカード刻印装置では、
一端側がソレノイドに接続された揺動可能なレバーの他
端側に可動カードガイドを接続し、カードを支持する位
置およびこの支持位置から退避した位置の間を移動させ
ている。この場合、可動カードガイドが、カード走行中
はカード支持位置においてカード裏面を支持する一方、
インデントまたはエンボスを行う時はレバーの動きの伴
い支持位置から退避して固定カードガイド面まで移動
し、カードの汚れなどを防止する。
一端側がソレノイドに接続された揺動可能なレバーの他
端側に可動カードガイドを接続し、カードを支持する位
置およびこの支持位置から退避した位置の間を移動させ
ている。この場合、可動カードガイドが、カード走行中
はカード支持位置においてカード裏面を支持する一方、
インデントまたはエンボスを行う時はレバーの動きの伴
い支持位置から退避して固定カードガイド面まで移動
し、カードの汚れなどを防止する。
【図1】リボンフレームが退避位置にある状態を示すカ
ード刻印装置の側面図である。
ード刻印装置の側面図である。
【図2】リボンフレームが鉛直状態にあるカード刻印装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図3】リボンフレームが水平状態にあるカード刻印装
置の側面図である。
置の側面図である。
【図4】カード刻印装置の基本構造を示すための概略平
面図である。
面図である。
【図5】カード刻印装置の基本構造を示すための概略側
面図である。
面図である。
【図6】図2に示したカード刻印装置の平面図である。
【図7】リボン走行機構を備えたリボンフレームを示す
正面図である。
正面図である。
【図8】リボン巻き取りスプールの構造を示す側面から
みた縦断面図である。
みた縦断面図である。
【図9】リボン巻き取りスプールの駆動の態様を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図10】カードとインクリボンの接触を回避するよう
にした本発明の一実施形態を示すカード刻印装置の部分
側面図である。
にした本発明の一実施形態を示すカード刻印装置の部分
側面図である。
【図11】可動カードガイドを変形した形態を示すカー
ド刻印装置の部分側面図である。
ド刻印装置の部分側面図である。
【図12】可動カードガイドを変形した他の形態を示す
カード刻印装置の部分側面図である。
カード刻印装置の部分側面図である。
【図13】可動カードガイドの平面図である。
【図14】可動カードガイドの正面図である。
【図15】可動カードガイドの右側面図である。
【図16】可動カードガイドおよび固定カードガイドの
平面図である。
平面図である。
【図17】可動カードガイドおよび固定カードガイドの
正面図である。
正面図である。
【図18】可動カードガイドおよび固定カードガイドの
底面図である。
底面図である。
【図19】可動カードガイドおよび固定カードガイドの
右側面図である。
右側面図である。
1 カード刻印装置 2 カード 11 インクリボン 47 カード搬送機構 75 カード走行路 76 可動カードガイド 76a 弾性支持部 76b 傾斜部 77 固定カードガイド 79 レバー 80 ソレノイド
Claims (6)
- 【請求項1】 カードをカード走行路の所定位置におい
て停止させ、カードの所定位置に刻印を施すようにした
刻印手段によりカードに刻印するようにしたカード刻印
装置において、カードの刻印形成部分においてカードを
インクリボンに接触しないように弾発支持された可動カ
ードガイドを設け、上記刻印手段により刻印操作が行わ
れる時に上記可動カードガイドが移動することにより、
固定カードガイドに上記カードが当接して上記刻印手段
により刻印がなされ、上記刻印手段による刻印操作の終
了時には上記可動カードガイドにより上記カードが上記
インクリボンに接触しないように構成したことを特徴と
するカード刻印装置。 - 【請求項2】 上記インクリボンは、インクリボン支持
手段により移動可能に保持されており、上記カードが上
記可動カードガイドにより持ち上げられている時に、カ
ードと刻印手段の刻印部の間に入り込むことを特徴とす
る請求項1記載のカード刻印装置。 - 【請求項3】 上記カードはカード走行路を走行可能に
構成されており、カード搬送機構により刻印位置に移動
されるようになっていることを特徴とする請求項1また
は2記載のカード刻印装置。 - 【請求項4】 上記可動カードガイドは上記カードの先
端が当接する傾斜部を備えることを特徴とする請求項1
から3のいずれかに記載のカード刻印装置。 - 【請求項5】 上記可動カードガイドをばね手段によっ
て弾性支持したことを特徴とする請求項1から4のいず
れかに記載のカード刻印装置。 - 【請求項6】 一端側がソレノイドに接続された揺動可
能なレバーの他端側に上記可動カードガイドを接続し、
上記カードを支持する位置およびこの支持位置から退避
した位置の間を移動させることを特徴とする請求項1か
ら4のいずれかに記載のカード刻印装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011757A JP2001198862A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | カード刻印装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011757A JP2001198862A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | カード刻印装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001198862A true JP2001198862A (ja) | 2001-07-24 |
Family
ID=18539583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000011757A Pending JP2001198862A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | カード刻印装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001198862A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009542462A (ja) * | 2006-07-07 | 2009-12-03 | ミュールバウアー アーゲー | カードにエンボス加工するためのエンボス装置および方法 |
CN103381710A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-11-06 | 苏州威仕科贸有限公司 | 一种太阳膜热转印打标机的打标机构 |
-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000011757A patent/JP2001198862A/ja active Pending
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