JP2001196799A - 基板支持状態検査方法 - Google Patents
基板支持状態検査方法Info
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Abstract
る場合において、すでに電気部品が装着された面を支持
する際の電気部品と支持部材とが干渉することを回避す
る。 【解決手段】電気部品17を第2面136に装着する前
に、Fマークカメラ150により第2面のFマークを撮
像し、そのFマークの実際の位置と予め設定された設定
位置との差が、予め設定された許容値を越えれば、電気
部品と支持部材とが干渉したと判断して装着作業を停止
する。
Description
におけるプリント基板の支持状態を検査する方法に関す
るものである。
板(プリント配線板)に設けられた基準マークを撮像す
ることにより、プリント基板の支持位置を検出し、その
支持位置に基づいて、電気部品の装着位置を補正する装
着方法が既に知られている。この方法においては、基板
支持装置がプリント基板を良好に支持していることを前
提としてプリント基板の位置ずれ量を検出し、その位置
ずれ量に基づいて電気部品の装着位置を補正し、装着す
る。
明の効果】そのため、位置ずれ量の大きさが基板支持装
置や撮像装置等の誤差として許容できる許容誤差範囲を
越えていても、電気部品が装着される場合がある。ま
た、修正すべき位置ずれ量が大きい場合は、位置ずれ量
の算出時および補正時の誤差も大きくなる傾向がある。
具体的には、プリント基板の位置が大きくずれていれ
ば、本来撮像装置の視野の中央付近において撮像される
べき基準マークを、視野の縁辺部において撮像すること
となるが、一般に撮像装置においては、視野の中央から
離れるほどレンズの歪みの影響が大きくなる傾向がある
ので、位置ずれ量算出時の誤差が大きくなるのである。
さらに、位置ずれ量に基づく補正量が大きくなれば、そ
の補正量に含まれる誤差も大きくなるので、補正された
装着位置に電気部品が装着されても、製造されたプリン
ト基板(プリント回路板)の精度が低下する。
の許容誤差範囲を越える場合は、装着装置に異常が生じ
ていたり、今回装着されるべきプリント基板とは種類の
異なる間違ったプリント基板が基板支持装置に支持され
ている等の異常が発生している場合が多い。上記装着装
置の異常には、例えばプリント基板の形状に対応して調
節された搬送装置の幅が不適切であるためにプリント基
板の姿勢が不安定な状態で搬送された場合や、支持装置
とプリント基板との垂直方向の位置が適当でないために
プリント基板の形状が歪む場合等がある。
0の両面202,204に電気部品206を装着する場
合に、それら両面の一方である第1面202に電気部品
206が装着されている状態において、その第1面20
2側からプリント基板200を支持して電気部品206
を装着する場合に、問題が発生し易い。この図は、
(a),(b),(c)の順にプリント基板支持装置2
07が上昇してプリント基板200を第2面204から
支持する様子を示している。プリント基板200の支持
位置がずれれば、電気部品206とプリント基板支持装
置207の構成要素としての基板支持ピン208とが互
いに干渉する可能性が高いのである。図6(b)に示す
ように、電気部品206と基板支持ピン208とが互い
に干渉すれば、第1面202に装着された電気部品20
6はクリーム半田や接着剤等により仮止めされているに
すぎないので、図6(c)に示すように、電気部品20
6がプリント基板200から容易に脱落し、あるいは位
置ずれ,姿勢ずれ等が生じる。このような第1面202
に異常が生じたプリント基板200の第2面204に電
気部品206を装着しても、その後でそのプリント基板
200は不良品として排除されるので、第2面204に
装着される電気部品206と装着のための作業時間とが
無駄となる。
により電気部品206の脱落やずれが生じないとして
も、プリント基板200と基板支持ピン208との間に
電気部品206が挟まれた状態でプリント基板200が
支持されれば、プリント基板200が電気部品206に
押されて反り、形状が歪むこととなる。この状態で第2
面204に電気部品206を良好に装着することは困難
であり、結局はプリント基板200が不良品となる可能
性が高い。以上の問題は、近年、電気部品装着密度の上
昇により一層発生し易くなってきている。
置の異常を早期に発見して電気部品の無駄および無駄な
装着作業を回避するために、プリント基板の支持状態を
検査する検査方法を提供することを課題として為された
ものであり、本発明によって、下記各態様の支持状態検
査方法,電気部品装着装置および支持状態検査プログラ
ムが得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、
各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用す
る形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を
容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴や
それらの組合せが以下の態様に限定されると解釈される
べきではない。また、1つの項に複数の事項が記載され
ている場合、常にそれら事項をすべて一緒に採用しなけ
ればならないわけではなく、一部の事項のみを取り出し
て採用することも可能である。
基板に、電気部品保持装置に保持させた電気部品を装着
する際に、基板支持装置によるプリント基板の支持状態
を検査する方法であって、前記プリント基板に設けた基
準マークを撮像装置によって撮像し、取得した画像デー
タに基づいてプリント基板の実際の支持位置である実支
持位置を検出し、その実支持位置に基づいてプリント基
板の支持状態が正常であるか異常であるかを判定する基
板支持状態検査方法〔請求項1〕。従来の電気部品装着
方法においては、基準マークと撮像装置との相対位置に
基づいて、電気部品保持装置に対するプリント基板の相
対位置を検出し、電気部品保持装置と基板支持装置との
相対移動量を補正して、電気部品を装着することが行わ
れていた。これに対して、本項に記載の検査方法におい
ては、基準マークの像に基づいて、基板支持装置による
プリント基板の支持状態が正常であるか異常であるかが
判定される。電気部品の装着前にプリント基板の基準マ
ークを撮像することは、一般的に行われていることであ
り、本項に記載の検査方法においては、その基準マーク
の撮像により取得された情報に基づいて支持状態を検査
し得るので、既存の電気部品装着装置にこの方法を容易
に適用することができる。さらに、支持状態を検査する
ために特別な動作が必要となるわけではないので、装着
作業の能率低下を回避することができる。この検査方法
においては、電気部品の装着前にプリント基板の支持状
態が検査されるので、検査の結果に基づいて電気部品の
装着を実行するか否かが決定されるようにすれば、電気
部品の無駄を防ぎ作業効率を向上させることができる。
上記決定は、例えば、検査の結果に基づいて、支持状態
が正常であれば電気部品の装着作業が続行されることを
許容し、支持状態が異常であれば、次項以下に記載する
ように、作業者に報知してその判断を求めるようにして
もよいし、異常の原因を検査する検査作業が装着装置に
より実行されるようにしてもよい。 (2)前記判定した結果を示す情報を人間が認識可能な
表示装置によって表示する (1)項に記載の基板支持状態
検査方法。判定結果の表示は、判定結果が正常である場
合と異常である場合との両方において行われるようにし
てもよいし、次項に記載するように異常である場合にの
み行われるようにしてもよい。両方の結果が表示される
ようにする場合であっても、異常である場合には特に作
業者の注意を喚起するように表示されるようにすること
が望ましい。さらに、今回の判定の結果だけでなく、判
定結果を累積的に表示されたり、連続運転中において支
持状態が異常であると判定された頻度が表示されるよう
にしてもよい。本項に記載の検査方法においては、作業
者に判定結果を逐次伝達することができるので、異常が
発生すれば作業者が素早く対応することができる。 (3)前記支持状態が異常であると判定した場合に、そ
の判定結果を前記表示装置によって表示する (2)項に記
載の基板支持状態検査方法。本項に記載の検査方法にお
いては、判定結果が正常である場合には、電気部品の装
着作業の続行が許容され、支持状態が異常である場合に
は、その旨が表示されて作業者の判断が求められる。 (4)前記支持状態が異常であると判定した場合に、そ
の支持状態が異常であるプリント基板への電気部品の装
着作業を停止させる (1)項ないし (3)項のいずれかに記
載の基板支持状態検査方法。本項に記載の検査方法にお
いては、支持状態が異常であると判定された場合に、装
着作業が停止させられ、その支持状態が異常であるプリ
ント基板への電気部品の装着が行われないので、電気部
品や装着作業の無駄が回避される。その後、例えば、作
業者によりプリント基板および装着装置の検査が行わ
れ、そのプリント基板に電気部品を装着すべきか、払い
出すべきかが判断されるようにしてもよいし、以下に記
載するように、装着装置により自動的に各構成要素の再
調節が行われるようにしてもよい。例えば、支持状態が
異常であると判定された際に、前述のような搬送装置の
幅調節不良や、支持高さ不良であれば、再び調節を行え
ば支持状態が正常に戻る可能性があるので、自動的に再
調節されて支持状態が再検査されるようにすることは有
効である。支持状態の再検査において、正常であると判
定されれば装着作業が続行され、異常であると判定され
れば、その旨が表示されて作業者の判断が要求されるよ
うにすることができる。ただし、自動的な再調節により
支持状態が正常となっても、その自動再調節が頻繁に行
われるとすれば、装着装置に異常が生じている可能性が
高いので、その旨が表示されて作業者に原因の調査が求
められるようにすることが望ましい。 (5)前記支持状態を検査する工程が、前記撮像装置に
より撮像した画像内における前記基準マークの像の実際
の位置である実マーク位置と、基準マークの像の正規の
位置である設定マーク位置とに基づいて前記支持状態を
判定する工程を含む (1)項ないし (4)項のいずれかに記
載の基板支持状態検査方法。設定マーク位置は、画像内
のいずれの位置であってもよいが、例えば、画像の中心
とすることができる。 (6)前記設定マーク位置を広がりを有する許容範囲で
設定し、前記支持状態を判定する工程において、前記実
マーク位置が前記許容範囲内にあるか否かに基づいて前
記支持状態を判定する (5)項に記載の基板支持状態検査
方法。許容範囲は、例えば、設定マーク座標を中心とし
て、円形や正方形に設定されてもよいし、方向によって
距離が異なる形状に設定されてもよい。 (7)前記プリント基板が、そのプリント基板の両面の
一方である第1面に既に電気部品が装着されており、そ
の第1面において前記基板支持装置に支持され、反対側
の面である第2面に電気部品が装着されるものである
(1)項ないし (6)項のいずれかに記載の基板支持状態検
査方法〔請求項2〕。本項に記載の検査方法において
は、プリント基板の第1面に電気部品が装着されている
状態においてその第1面側からプリント基板が支持され
る状態が検査される。このことにより、第1面の電気部
品と支持装置とが互いに干渉することを監視することが
できる。前述のように、第1面に装着された電気部品
は、クリーム半田等により仮止めされているに過ぎない
ので、はじめに支持位置がずれれば電気部品と支持装置
とが干渉して電気部品が脱落する可能性が高い。このた
め、第2面に電気部品を装着する場合に支持状態が異常
であると判定されれば、各装置の再調節が行われるよう
にするより、装着作業が停止させられて作業者が判断が
求められるようにすることが望ましい。例えば、作業者
は、プリント基板の第1面を検査して装着作業を続行さ
せるべきか、そのプリント基板を払い出させるべきかを
判断することができる。 (8)前記基板支持装置として、前記プリント基板を、
前記第1面の、プリント基板の種類に応じて予め設定さ
れた被支持位置においてスポット状に支持する支持部材
を含むものを使用し、前記許容範囲の大きさを、その支
持部材と、第1面に予め装着された電気部品とが互いに
干渉しない大きさに設定する (7)項に記載の基板支持状
態検査方法〔請求項3〕。本項に記載の検査方法におい
ては、許容範囲を電気部品と支持部材とが干渉しない大
きさに設定することにより、電気部品と支持部材との干
渉を監視することができる。なお、複数の支持部材によ
りプリント基板を支持する場合には、許容範囲は、それ
ら全ての支持部材と電気部品とが干渉しない大きさとす
る。 (9)プリント基板を下方から支持する基板支持装置
と、電気部品を保持して前記プリント基板に装着する電
気部品保持装置と、前記プリント基板に設けられた基準
マークを撮像する撮像装置と、それら基板支持装置と電
気部品保持装置と撮像装置とを制御して電気部品をプリ
ント基板に装着させる制御装置とを含む電気部品装着装
置であって、前記制御装置が、前記撮像装置により撮像
された前記基準マークの像に基づいて、プリント基板の
実際に支持されている位置である実支持位置を検出する
実支持位置検出手段と、その検出した実支持位置に基づ
いてプリント基板の支持状態が正常であるか異常である
かを判定する支持状態判定手段とを含むことを特徴とす
る電気部品装着装置〔請求項4〕。本項に記載の電気部
品装着装置においては、前記 (1)項に記載の基板支持状
態検査方法を実施することができる。また、本項に記載
の電気部品装着装置に (2)項ないし (8)項のいずれかに
記載の特徴を適用することができる。 (10)基板支持装置により移動可能に支持したプリン
ト基板に、電気部品保持装置により保持した電気部品を
装着する電気部品装着装置において、前記基板支持装置
によるプリント基板の支持状態を撮像装置とコンピュー
タとにより検査するために、前記プリント基板に設けら
れた基準マークを前記撮像装置により撮像する撮像ステ
ップと、撮像した基準マークの像に基づいて、前記基板
支持装置によるプリント基板の実際の支持位置である実
支持位置を検出する実支持位置検出ステップと、検出し
た実支持位置に基づいてプリント基板の支持状態が正常
であるか異常であるかを判定する支持状態判定ステップ
とを含む支持状態検査プログラムが、コンピュータによ
り読み取り可能な状態で記憶された記憶媒体〔請求項
5〕。本項の記憶媒体を電気部品装着装置のコンピュー
タに読み込ませれば、 (1)項に記載の基板支持状態検査
方法を実施することができる。また、 (2)項ないし (8)
項のいずれかに記載の特徴を本項の記憶媒体に適用する
ことができる。
る電気部品装着システム10を示す。同図において、1
2は電気部品装着装置、14は電気部品供給装置であ
る。電気部品装着装置12は、垂直軸線まわりに間欠回
転するインデックステーブル16を備えている。インデ
ックステーブル16は、負圧により電気部品17(図2
参照)を吸着して保持する複数の吸着ヘッド18を等角
度間隔に保持し、図示しないインデックス用サーボモー
タ,カム,カムフォロワおよび回転軸等により構成され
る間欠回転装置により間欠回転させられ、吸着ヘッド1
8が順次部品供給位置(部品取出し位置),部品姿勢検
出位置,部品姿勢修正位置,部品装着位置等の作動位置
へ移動させられる。複数の吸着ヘッド18は、順次作動
位置に位置決めされて、電気部品17のプリント基板2
0への装着等を行う。吸着ヘッド18は装着ヘッドの一
種なのである。
30と、その上に搭載された複数個の電気部品フィーダ
32とを有する。複数個の電気部品フィーダ32は、各
部品供給部が水平面内の1本の直線(この直線の方向を
X方向とする)に沿って並ぶ状態でフィーダ支持台30
に支持されている。フィーダ支持台30は、ボールねじ
34がX軸サーボモータ36によって回転させられるこ
とにより、一対のガイドレール38に沿ってX軸方向に
移動させられ、それによって電気部品フィーダ32の部
品供給部が部品供給位置へ選択的に移動させられる。こ
れらボールねじ34およびX軸サーボモータ36等が支
持台移動装置40を構成しているのである。電気部品フ
ィーダ32は、本実施形態では、フィーダ本体部に設け
られた部品送り部の一種であるテープ送り部および部品
収容部の一種であるリール保持部を有し、電気部品17
をテープ化電気部品として供給するものとされている。
備えたプリント基板位置決め支持装置52(以下、位置
決め支持装置52と称する)により支持され、XY平面
内の任意の位置へ移動させられる。位置決め支持装置5
2は、前記電気部品装着装置12および電気部品供給装
置14と共に基台54上に設けられており、図示しない
搬入装置からプリント基板20を受け取り、電気部品の
装着後、同じく図示しない搬出装置に引き渡す。これら
搬入装置および搬出装置はそれぞれベルトコンベアを備
えており、プリント基板20をX方向に搬送する。XY
テーブル50は、基台54に設けられたボールねじ56
がX軸サーボモータ58によって回転させられることに
より、一対のガイドレール60に沿ってX方向へ直線移
動させられるXテーブル62と、そのXテーブル62上
に設けられ、ボールねじ64がY軸サーボモータ66に
よって回転させられることにより、一対のガイドレール
68に沿ってY軸方向へ直線移動させられるYテーブル
70とを備えている。駆動源たるサーボモータは回転角
度を高精度で制御可能な電動回転モータであり、サーボ
モータに代えてステップモータを用いてもよい。また、
電動回転モータに代えてリニアモータを用いてもよい。
に、第1昇降台72がX方向およびY方向の相対移動不
能かつ上下方向、すなわちX方向とY方向とに直角なZ
方向に相対移動可能に取り付けられている。Yテーブル
70には、上下方向に貫通する一対の貫通孔74が形成
されるとともに、それぞれロッド76,78が軸方向へ
の相対移動可能に挿通させられており、それらロッド7
6,78のYテーブル70から上方に突出した上端に第
1昇降台72が固定されている。
から下方に突き出し、連結バー80によって連結されて
いるとともに、その連結バー80には、ロッド76,7
8のYテーブル70から下方への突出部に嵌装された付
勢手段の一種である弾性部材たる圧縮コイルスプリング
82(以下、スプリング82と略称する)の一端が当接
させられている。このスプリング82の付勢力により、
第1昇降台72は常にはYテーブル70上に設けられた
ストッパ84に当接する下降位置に保持されている。ま
た、前記基台54には駆動源たる流体圧シリンダの一種
であるエアシリンダ86が設けられており、そのエアシ
リンダ86のピストンロッドに固定されたアジャストボ
ルト88により連結バー80が上方に押し上げられ、第
1昇降台72がYテーブル70から一定距離だけ上方に
離れた上昇位置へ移動させられる。
よび可動ガイド92が設けられている。固定ガイド90
および可動ガイド92はそれぞれ、断面形状が矩形の長
手形状を成し、各上部にはそれぞれ、押さえ部94,9
6が突設されている。固定ガイド90は、第1昇降台7
2のX方向に平行な2辺のうちの一方にX方向に平行に
固定された板状の支持部材98にX方向に平行に固定さ
れている。可動ガイド92は、別の支持部材100に固
定されている。第1昇降台72のX軸方向に隔たった2
箇所にはそれぞれ、スライド(図示省略)がY方向に移
動可能に嵌合されており、支持部材100の長手方向の
両端部はそれぞれ、一対のスライドの各上端部に固定さ
れてX方向に延び、可動ガイド92もX方向に配設され
ている。これらスライドの移動により、可動ガイド92
は固定ガイド90に接近,離間させられ、プリント基板
20の案内幅が調節される。
る内側面の上部であって、固定ガイド90および可動ガ
イド92の下側にはそれぞれ、ベルトガイド104が固
定されるとともに、無端のコンベアベルト106が巻き
掛けられており、これらコンベアベルト106はベルト
駆動モータを駆動源とする図示しないベルト駆動装置に
より、同期して駆動される。支持部材98,100には
また、それぞれ突上部材110がそれぞれ昇降可能に嵌
合されている。突上部材110は板状を成し、X方向に
長く、コンベアベルト106の内側(他方のコンベアベ
ルト106側)に配設され、図示しない付勢手段によっ
て下方へ付勢されている。2つの突上部材110にはそ
れぞれ、X方向に隔たった両端に係合ピン114が下方
に延び出す向きに固定されている。
態においては、第1昇降台72およびそれに載置された
プリント基板20は、搬入装置,搬出装置より下方に位
置し、それらと干渉することなく、Yテーブル70と共
にX方向およびY方向に移動させられる。なお、Xテー
ブル62には、Y方向に切欠116が形成されて、Yテ
ーブル70の下方に突き出すロッド76,78や連結バ
ー80等がYテーブル70と共にY軸方向へ移動するこ
とを許容している。
が昇降可能に設けられている。第2昇降台120は板状
を成し、下面に固定の一対の案内部材たるガイドロッド
122は、第1昇降台72の下面に固定のガイドブッシ
ュ124に軸方向に相対移動可能に嵌合されている。ガ
イドブッシュ124は、Yテーブル70内に昇降可能に
嵌合されている。第2昇降台120の下面にはまた、駆
動源たる流体圧アクチュエータの一種であって、流体圧
シリンダの一種であるエアシリンダ126のピストンロ
ッド128が固定されている。エアシリンダ126は、
第1昇降台72に上下方向に固定されるとともに、Yテ
ーブル70に昇降可能に嵌合されている。
に、基板位置決めピン130が設けられ、プリント基板
20を水平面内において位置決めするようにされてい
る。
持装置132が固定されている。これらプリント基板支
持装置132は、プリント基板20を下側から支持す
る。このプリント基板20のプリント基板支持装置13
2により支持される下面となるべき第1面134には、
電気部品17が既に装着されている。プリント基板20
の第1面134とは反対側の面を第2面136とする。
第2面136は、電気部品17が装着される上面であ
る。
板支持ピン138を備えている。基板支持ピン138
は、円筒上を成す基端部140と、先端に向かうに連れ
て小径となる先端部142とを備え、先端部142の先
端面は水平な基板支持面144とされている。したがっ
て、プリント基板20は、基板支持ピン138により比
較的小さい面で支持されることとなる。本実施形態にお
いては、基板支持面144の直径は約3mmである。
に、黒色で円形のフィデューシャルマーク(以下、Fマ
ークと称する)が、予め定められた距離だけ水平方向に
互いに隔たった複数の位置に設けられている。これらF
マークは、少なくとも、プリント基板20の四隅のうち
の二隅に設けられることが望ましい。なお、Fマークの
色彩は、背景であるプリント基板20と異なるコントラ
ストを有する色彩であればよく、形状は、円形以外の例
えば十字型や三角形等の形状であってもよい。
マークと第2面136のFマークとが、表裏同じ位置で
はないが、一定の相対位置関係で設けられているので、
第2面136のFマークの位置に基づいて第1面134
の電気部品17の位置を取得することができる。第1面
134のFマークと第2面136のFマークとが表裏異
なる位置に設けられているのは、Fマークの位置に基づ
いて第1面134と第2面136とのいずれであるかを
識別し得るようにするためであり、その必要がない場合
には、第1面134と第2面136との互いに同じ位置
にFマークを設けてもよい。
プリント基板20に設けられたFマークを撮像するFマ
ークカメラ150が垂直方向下向きに移動不能に設けら
れている。Fマークカメラ150は、プリント基板20
が、位置決め支持装置52により支持された状態で移動
させられ、第2面136のFマークが撮像されるべき撮
像位置に位置決めされた状態で、そのFマークを撮像す
る。
す制御装置152により制御される。制御装置152
は、CPU154,ROM156,RAM158および
それらを接続するバス160を有するコンピュータ16
2を主体とするものであり、バス160に接続された入
力インタフェース164には、前記プリント基板20の
Fマークを撮像するFマークカメラ150および入力装
置166等が接続されている。入力装置166は、作業
者が操作可能な操作パネル,キーボード等を備えてい
る。バス160にはまた、出力インタフェース168が
接続され、駆動回路170等を介してX軸サーボモータ
58,Y軸サーボモータ66,インデックステーブル1
6の回転装置,吸着ヘッド18の昇降装置,可動ガイド
96の移動装置,表示装置172等が接続されるととも
に、制御回路174を介してFマークカメラ150が接
続されている。表示装置172は、作業者が認識可能な
ディスプレイ等を含んでいる。
プリント基板20に電気部品17を装着するための電気
部品装着プログラム等、種々のプログラムが記憶されて
いる。また、RAM158には、プリント基板20の種
類にそれぞれ対応するFマークの位置および電気部品1
7の装着位置等の情報を含む複数の情報群とともに、F
マークの位置ずれ量の許容値等が記憶されている。
テム10の作動について説明する。図4に、電気部品装
着プログラムがフローチャートで示されている。
る。プリント基板20のプリント基板位置決め支持装置
52への搬入時には、搬入装置およびプリント基板位置
決め支持装置52の各ベルトコンベアが駆動される。こ
のとき、第1昇降台72は上昇位置に位置させられ、第
2昇降台120は下降位置に位置させられており、ベル
トコンベアの駆動により搬入装置からプリント基板位置
決め支持装置52へプリント基板20が搬入される。プ
リント基板20の移動は、作用位置に位置する図示しな
いストッパにより止められ、コンベアベルト106の停
止後、第2昇降台120が第1昇降台72に対して上昇
させられる。第2昇降台120は上昇の途中で係合ピン
114に係合し、突上部材110をスプリングの付勢力
に抗して上昇させ、プリント基板20をコンベアベルト
106から突き上げさせる。第2昇降台120の上昇に
伴って基板位置決めピン130およびプリント基板支持
装置132も上昇し、位置決めピン130はプリント基
板20に形成された基板位置決め穴に嵌入してプリント
基板20を位置決めし、プリント基板支持装置132は
基板支持ピン138がプリント基板20の第1面134
の電気部品17が装着されていない部分に接触し、プリ
ント基板20を第1面134側から支持する。プリント
基板20が突上部材110により突き上げられてちょう
ど押さえ部94,96に当接したとき、基板支持ピン1
38がプリント基板20に接触するとともに、基板位置
決めピン130が基板位置決め穴に嵌入してプリント基
板20を位置決めする。プリント基板20は、基板位置
決めピン130によって位置決めされるとともに、押さ
え部94,96と突上部材110とに挟まれて支持さ
れ、さらに、基板支持ピン138により下側から支持さ
れるのである。
させられ、電気部品の装着時には、Xテーブル62,Y
テーブル70の移動により、プリント基板20が水平面
内の任意の位置へ移動させられる。
する撮像位置へ移動させられて、Fマークが撮像され
る。本電気部品装着システム10においては、撮像され
たFマークの像に基づいて、プリント基板20上の電気
部品17を装着すべき装着位置を補正する補正データが
作成されるとともに、プリント基板支持装置132によ
るプリント基板20の支持状態が検査される。この支持
状態検査については後で詳細に説明するが、プリント基
板20の支持状態が良好であると判定されれば、補正デ
ータに基づいて電気部品17の装着位置が補正され、以
下に記載するように電気部品が装着される。これに対し
て、支持状態が異常であると判定されれば、装着作業が
停止させられて判定結果が表示装置に表示される。
ヘッド18は、インデックステーブル16の間欠回転に
より、順次部品吸着位置へ移動させられ、部品供給部が
部品供給位置に位置決めされた電気部品フィーダ32か
ら電気部品17を取り出し、その後、部品姿勢検出位置
等を経て部品装着位置へ移動させられて電気部品17を
プリント基板20の第2面136に装着する。吸着ヘッ
ド18はインデックステーブル16に昇降可能に設けら
れており、電気部品17の吸着,装着時には、インデッ
クステーブル16に対して昇降させられる。
の電気部品17が装着された後、Xテーブル62および
Yテーブル70がそれぞれ原位置、すなわち位置決め支
持装置52と搬入,搬出装置との間でプリント基板20
の受渡しが行われる位置へ戻された後、プリント基板2
0の位置決めおよび支持が解除される。そして、搬出装
置のベルトコンベアおよび位置決め支持装置52のベル
トコンベアが駆動され、プリント基板20が搬出装置へ
搬出される。この搬出の後、あるいは搬出と平行して、
次に電気部品17が装着されるべきプリント基板20が
搬入装置と位置決め支持装置52のコンベアベルトとに
より位置決め支持装置52へ搬入される。以上で1回の
装着作業が終了する。
4に支持されている状態の検査について説明する。この
支持状態検査は、基板支持装置84に支持されたプリン
ト基板20のFマークをFマークカメラ150により撮
像し、取得された画像データに基づいてプリント基板2
0の基板支持装置84に対する相対位置である実支持位
置を検出し、その実支持位置が適正範囲内にあるか否か
を判定することによって行われる。本実施形態において
は、プリント基板20が基板支持装置84に対して予め
設定された設定支持位置で支持されている場合に、Fマ
ークの像が撮像範囲の中心に位置するようにされてい
る。したがって、図5に示すように、Fマークの像が撮
像範囲の中心からずれている場合は、そのずれ量が、プ
リント基板20の実際に支持されている実支持位置の前
述の設定支持位置に対する位置ずれ量として取得され
る。本実施形態においては、Fマークカメラ150と基
板支持装置84との相対位置ずれがないと見なし、前述
の位置ずれ量がプリント基板20の基板支持装置84に
対する位置ずれ量であるとして取得されるのである。な
お、撮像により取得された画像データに基づいて、Fマ
ークの像の位置を取得する画像処理方法は、例えば、特
開平8−180191号公報に詳細に記載されている方
法を利用することができるので、ここでは説明を省略す
る。
位置と実際に撮像された実マーク位置との位置ずれ量が
算出されれば、その位置ずれ量に基づいてプリント基板
20の支持状態が良好であるか否かが判定される。本実
施形態においては、プリント基板20の第1面134と
第2面136とに設けられたFマークが互に一定の相対
位置関係で設けられているので、第2面136のFマー
クに基づいて第1面134の電気部品17の位置を取得
することができる。このことを利用して第1面134の
電気部品17と基板支持ピン138とが干渉しているか
否かが判定される。
め設定された許容値とがそれぞれ比較され、全ての位置
ずれ量が許容値以下である場合にプリント基板20の支
持状態が良好であるとして電気部品17の装着作業の続
行が指示される。許容値は、第1面134の電気部品1
7と基板支持ピン138とのうち最も近接しているもの
同士の間隔より小さい値に設定されている。具体的に
は、例えば、約3mm以下とされており、1.5mm以下,
0.5mm以下とされることがさらに望ましい。さらに、
許容値をほぼ0mmとし、位置ずれを許容しないことと設
定することも可能である。
の位置ずれ量が許容値を越えている場合は、支持状態が
異常であるとして今回の電気部品装着作業が停止させら
れ、作業者に異常発生が報知される。表示装置172に
異常が発生した旨の表示が行われ、それに応じて作業者
によりプリント基板20の状態が検査される。作業者に
よる検査の結果、プリント基板20に異常がなければ装
着作業が再開させられ、プリント基板20に異常が生じ
ている場合は、そのプリント基板20の払出しが指示さ
れて1回の装着作業が終了する。
すフローチャートに基づいて説明する。ステップS1
(以下、単にS1と称する。他のステップについても同
じ)において搬入装置にプリント基板20が配置された
か否かが判定される。このS1は、搬入装置にプリント
基板20が配置されるまで繰り返し実行される。搬入装
置にプリント基板20が配置されるとS1の判定がYE
Sとなり、S2においてプリント基板20の位置決め支
持装置52への搬入が指示される。プリント基板20の
搬入が完了するまでS3が繰り返し実行され、次にS4
においてプリント基板20にFマークがあるか否かが判
定される。ここで、コンピュータ162のROM156
に予め記憶された複数の情報群のうち、今回搬入された
プリント基板20の種類に対応する情報群にFマークに
ついての情報が含まれているか否かが確かめられ、Fマ
ークの情報がなければS4の判定はNOとなりS11に
スキップされる。これに対して、Fマークの情報がある
ならばS4の判定がYESとなり、Fマークの数Nとそ
れぞれの設定位置と、それらFマークを撮像する順を示
す撮像番号nとを含む情報が読み出される。Fマークが
複数である場合は、上記情報が、設定位置と撮像すべき
順を示す撮像番号nとが互に関連付けられた情報を含
む。
号がnであるFマークが撮像され、そのFマークの像の
実際の位置と、予め設定された設定位置との位置ずれ量
が算出される。S6において、プリント基板20の位置
ずれ量について許容値が予め設定されているか否かが判
定される。設定がなければ、S6の判定がNOとなりS
9にスキップされるが、設定がある場合はS6の判定が
YESとなる。S7において、先に算出された実際の位
置ずれ量が許容値を越えているか否かが判定され、実際
の位置ずれ量が許容値より大きい場合は判定がYESと
なり、S8において電気部品17の装着作業を停止させ
る停止信号が出力されるとともに、表示装置172のデ
ィスプレイに「マークチェックエラー」,「基板の状態
を確認してください」または「マーク補正量が許容値を
越えました。基板位置を調整して再起動するか、基板を
払い出して下さい」等のメッセージが表示される。ここ
で作業者により、プリント基板20の状態が検査され
て、プリント基板20に異常が生じていなければ、支持
位置が修正された上、装着作業を再開するように指示が
入力される。プリント基板20の異常は、例えば、第1
面134の電気部品17が失陥していることや、プリン
ト基板20の種類が間違っていることなどが考えられる
が、そのような異常が生じている場合は、そのプリント
基板20を払い出す指示が入力されて、1回の装着作業
が終了する。
あれば、S7の判定がNOとなりプログラムの実行がS
9に進む。すべてのFマークについて、撮像と画像処理
とが終了し、位置ずれ量が許容値以下であると判定され
れば、S10に進み、プリント基板20の装着位置が補
正される。S11において補正された装着位置に基づい
て電気部品17が装着される。以上で1つのプリント基
板20への電気部品17の装着が終了し、装着し終わっ
たプリント基板20が搬出装置により搬出される。
おいては、撮像装置としてのFマークカメラ150と移
動装置としての位置決め支持装置52との相対位置ずれ
はなく、Fマークの像の位置ずれは全て支持位置ずれに
起因するもの見なして、プリント基板20の支持状態が
検査されるとともに、その位置ずれに基づいてXYテー
ブル50の移動量が補正される。このことにより、第1
面134の電気部品17と基板支持ピン138とが干渉
する等、異常が生じたプリント基板20について、第2
面136に電気部品17を装着する前に装着作業を停止
させ得るので、電気部品17の無駄を低減することがで
きる。
50と移動装置としての位置決め支持装置52との相対
位置ずれが予め判っている場合には、両者の相対位置ず
れをも考慮して、位置決め支持装置52に対するプリン
ト基板20の相対位置ずれ量が許容値以下であるか否か
の判定や、XYテーブル50の移動量補正が行われるよ
うにすることも可能である。
れず、Fマークカメラ150の視野よりプリント基板2
0の位置ずれ量が大きい場合は、Fマーク認識エラーと
してS8にスキップされ、装着作業を停止することとし
てもよい。
の像の撮像範囲の中心に対するずれ量(距離)が許容値
以下であるか否かにより、プリント基板20の支持状態
が検査されていたが、図5に一点鎖線で示すように、撮
像範囲内に位置ずれを許容する許容範囲180が予め設
定され、Fマークの像が許容範囲内にあれば支持状態が
良好であるとし、Fマークの像が許容範囲の外に位置す
る場合に、支持状態が異常であると判定することとして
もよい。なお、許容範囲は、撮像範囲の中心を中心とす
る円形や正方形であってもよいし、撮像範囲の中心に対
して偏った形状とされてもよい。
れの設定位置に対する実支持位置の位置ずれ量に基づい
てプリント基板20の支持状態が検査されるようになっ
ていたが、さらに、Fマーク同士の相対位置にも基づい
てプリント基板20の支持状態が検査されるようにして
もよい。この態様においては、各Fマークを撮像する際
のXYテーブル50の移動量とFマークの像とに基づい
てFマーク間の間隔を取得し、その間隔と予め設定され
た設定間隔とに基づいてプリント基板20の支持状態を
検査するのである。各Fマークについては、位置ずれ量
が許容値以下で水平方向の支持位置が良好であると判定
されても、形状が異常である場合がある。例えば、支持
部材とプリント基板20の支持された高さとが対応して
いないためにプリント基板20が自重により撓み、ある
いは支持部材に押し上げられて反り返る場合があり、ま
た、前述のように、支持部材とプリント基板20との間
に先に装着された電気部品が挟まれることによりプリン
ト基板が反り返る場合があり、これらの場合にFマーク
間の間隔が設定間隔に対して異なることを利用して、そ
の異常を検出することができる。
るいは下方へ凸に湾曲していることを検出するために、
プリント基板20の中央部にFマークを設け、このFマ
ークをFマークカメラ150で撮像し、取得された像が
シャープなエッジを有しているか否かを利用することも
できる。プリント基板20が湾曲すればFマークの位置
がFマークカメラ150の焦点位置からずれ、Fマーク
の像がシャープなエッジを有しないものとなることを利
用するのであり、Fマークの像がシャープなエッジを有
しているか否かは、例えば、Fマークの像の輪郭線と交
差する直線上における光学的特性値(輝度や色相)の変
化勾配が設定勾配を越えるか否かで判定することができ
る。
に説明したが、これは例示であり、本発明は、前記〔発
明が解決しようとする課題,課題解決手段および発明の
効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知
識に基づいて種々の変更,改良を施した形態で実施する
ことができる。
法を実施可能な電気部品装着システムを概略的に示す平
面図である。
出して示す側面図である。
る。
ログラムを示すフローチャートである。
の一例を示す図である。
る。
ーブル 18:吸着ヘッド 20:プリント基板
134:第1面 136:第2面 138:基板
支持ピン 150:Fマークカメラ 180:許容
範囲
Claims (5)
- 【請求項1】基板支持装置に支持させたプリント基板
に、電気部品保持装置に保持させた電気部品を装着する
際に、基板支持装置によるプリント基板の支持状態を検
査する方法であって、 前記プリント基板に設けた基準マークを撮像装置によっ
て撮像し、取得した画像データに基づいてプリント基板
の実際の支持位置である実支持位置を検出し、その実支
持位置に基づいてプリント基板の支持状態が正常である
か異常であるかを判定する基板支持状態検査方法。 - 【請求項2】前記プリント基板が、そのプリント基板の
両面の一方である第1面に既に電気部品が装着されてお
り、その第1面において前記基板支持装置に支持され、
反対側の面である第2面に電気部品が装着されるもので
ある請求項1に記載の基板支持状態検査方法。 - 【請求項3】前記基板支持装置として、前記プリント基
板を、前記第1面の、プリント基板の種類に応じて予め
設定された被支持位置においてスポット状に支持する支
持部材を含むものを使用し、前記許容範囲の大きさを、
その支持部材と、第1面に予め装着された電気部品とが
互いに干渉しない大きさに設定する請求項2に記載の基
板支持状態検査方法。 - 【請求項4】プリント基板を下方から支持する基板支持
装置と、 電気部品を保持して前記プリント基板に装着する電気部
品保持装置と、 前記プリント基板に設けられた基準マークを撮像する撮
像装置と、 それら基板支持装置と電気部品保持装置と撮像装置とを
制御して電気部品をプリント基板に装着させる制御装置
とを含む電気部品装着装置であって、前記制御装置が、 前記撮像装置により撮像された前記基準マークの像に基
づいて、プリント基板の実際に支持されている位置であ
る実支持位置を検出する実支持位置検出手段と、 その検出した実支持位置に基づいてプリント基板の支持
状態が正常であるか異常であるかを判定する支持状態判
定手段とを含むことを特徴とする電気部品装着装置。 - 【請求項5】基板支持装置により移動可能に支持したプ
リント基板に、電気部品保持装置により保持した電気部
品を装着する電気部品装着装置において、前記基板支持
装置によるプリント基板の支持状態を撮像装置とコンピ
ュータとにより検査するために、 前記プリント基板に設けられた基準マークを前記撮像装
置により撮像する撮像ステップと、 撮像した基準マークの像に基づいて、前記基板支持装置
によるプリント基板の実際の支持位置である実支持位置
を検出する実支持位置検出ステップと、 検出した実支持位置に基づいてプリント基板の支持状態
が正常であるか異常であるかを判定する支持状態判定ス
テップとを含む支持状態検査プログラムが、コンピュー
タにより読み取り可能な状態で記憶された記憶媒体。
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