JP2001188690A - コンピュータシステム及びチェックポイント情報保存方法 - Google Patents
コンピュータシステム及びチェックポイント情報保存方法Info
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- JP2001188690A JP2001188690A JP37352999A JP37352999A JP2001188690A JP 2001188690 A JP2001188690 A JP 2001188690A JP 37352999 A JP37352999 A JP 37352999A JP 37352999 A JP37352999 A JP 37352999A JP 2001188690 A JP2001188690 A JP 2001188690A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 障害の発生に対処し得て且つシステム性能の
低下を防ぐことなく復旧することが可能なコンピュータ
システムを提供すること。 【解決手段】 プロセスのチェックポイント情報をペー
ジ単位で管理し、更新されたページを記録し、該更新さ
れたページが以前のチェックポイント情報採取時にも保
存されているかを比較して該更新されたページが以前の
チェックポイント情報採取時に保存されている場合には
更新された部分のみを、これ以外の場合はページ全体を
プライマリコンピュータからバックアップコンピュータ
に送信する。
低下を防ぐことなく復旧することが可能なコンピュータ
システムを提供すること。 【解決手段】 プロセスのチェックポイント情報をペー
ジ単位で管理し、更新されたページを記録し、該更新さ
れたページが以前のチェックポイント情報採取時にも保
存されているかを比較して該更新されたページが以前の
チェックポイント情報採取時に保存されている場合には
更新された部分のみを、これ以外の場合はページ全体を
プライマリコンピュータからバックアップコンピュータ
に送信する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、プロセスを実行す
るプライマリコンピュータの他にバックアップコンピュ
ータを備えたコンピュータシステムに係り、特に、プラ
イマリコンピュータに障害が発生した時にバックアップ
コンピュータによりプロセスを実行することができるよ
うにしたコンピュータシステム及びチェックポイント情
報保存方法に関する。
るプライマリコンピュータの他にバックアップコンピュ
ータを備えたコンピュータシステムに係り、特に、プラ
イマリコンピュータに障害が発生した時にバックアップ
コンピュータによりプロセスを実行することができるよ
うにしたコンピュータシステム及びチェックポイント情
報保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、この種のコンピュータシステ
ムの動作を説明したものであり、該システムは、プライ
マリコンピュータ1とバックアップコンピュータ2とか
ら構成されている。そして、プライマリコンピュータ1
で動作しているプロセス3のチェックポイント情報4を
定期的に採取し、バックアップコンピュータ2に転送し
てチェックポイント情報5として保存している。この場
合、障害発生によってプライマリコンピュータ1がダウ
ンしてプロセス3が続行できなくなると、チェックポイ
ント情報5を元にして、バックアップコンピュータ2で
プロセス6を再生し、処理を続行するようになってい
る。
ムの動作を説明したものであり、該システムは、プライ
マリコンピュータ1とバックアップコンピュータ2とか
ら構成されている。そして、プライマリコンピュータ1
で動作しているプロセス3のチェックポイント情報4を
定期的に採取し、バックアップコンピュータ2に転送し
てチェックポイント情報5として保存している。この場
合、障害発生によってプライマリコンピュータ1がダウ
ンしてプロセス3が続行できなくなると、チェックポイ
ント情報5を元にして、バックアップコンピュータ2で
プロセス6を再生し、処理を続行するようになってい
る。
【0003】この種のプライマリコンピュータとバック
アップコンピュータの2台のコンピュータで構成された
コンピュータシステムとしては、米国特許明細書第5907
673号「Checkpointing Computer System Having Duplic
ated Files forExecuting Process and Method for Man
aging the Duplicated Files forRestoring the Proces
s」や、論文「分散チェックポイント方式との組合せに
よりフォールトトレラントシステムを実現する分散レプ
リケーション方式」(電子情報通信学会論文誌D-1 Vol.
J82-D-1 No3 pp.496-507 1999年3月)がある。
アップコンピュータの2台のコンピュータで構成された
コンピュータシステムとしては、米国特許明細書第5907
673号「Checkpointing Computer System Having Duplic
ated Files forExecuting Process and Method for Man
aging the Duplicated Files forRestoring the Proces
s」や、論文「分散チェックポイント方式との組合せに
よりフォールトトレラントシステムを実現する分散レプ
リケーション方式」(電子情報通信学会論文誌D-1 Vol.
J82-D-1 No3 pp.496-507 1999年3月)がある。
【0004】これらのコンピュータシステムにおいて
は、システム全体の性能低下を防ぐため、プライマリコ
ンピュータで採取したチェックポイント情報をバックア
ップコンピュータに転送する場合、転送するデータ量を
極力抑える必要がある。
は、システム全体の性能低下を防ぐため、プライマリコ
ンピュータで採取したチェックポイント情報をバックア
ップコンピュータに転送する場合、転送するデータ量を
極力抑える必要がある。
【0005】従来は、プロセスのチェックポイント情報
の大半を占めるアドレス空間のデータ量を抑えるため、
アドレス空間をページ単位で管理し、ページが更新され
た時はそのページの情報を記録し、チェックポイント情
報採取時には、記録されたページの内容のみを保存す
る、差分チェックポイントという手法が用いられてい
た。
の大半を占めるアドレス空間のデータ量を抑えるため、
アドレス空間をページ単位で管理し、ページが更新され
た時はそのページの情報を記録し、チェックポイント情
報採取時には、記録されたページの内容のみを保存す
る、差分チェックポイントという手法が用いられてい
た。
【0006】この手法では、以前のチェックポイントか
ら更新されたページの内容のみを保存することになるた
め、アドレス空間全体を保存するよりも、チェックポイ
ントのデータ量を大幅に小さくすることが可能となる。
ら更新されたページの内容のみを保存することになるた
め、アドレス空間全体を保存するよりも、チェックポイ
ントのデータ量を大幅に小さくすることが可能となる。
【0007】図15は、従来の差分チェックポイント方
式を示しており、チェックポイントxで保存されるペー
ジを説明したものである。すなわち、チェックポイント
(x−1)以降に更新したページA、Dの情報を記録し
ておき、チェックポイントxでは記録したページA、D
を保存することを示している。
式を示しており、チェックポイントxで保存されるペー
ジを説明したものである。すなわち、チェックポイント
(x−1)以降に更新したページA、Dの情報を記録し
ておき、チェックポイントxでは記録したページA、D
を保存することを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた、
アドレス空間をページ単位で管理し、チェックポイント
時には更新ページのみを保存する差分チェックポイント
方法では、プロセスが更新するページにローカリティが
あるので、更新ページ数が少なくなるような処理を実行
する場合は、データ量の削減には効果的に働き、保存デ
ータ量を大幅に小さくすることができる。
アドレス空間をページ単位で管理し、チェックポイント
時には更新ページのみを保存する差分チェックポイント
方法では、プロセスが更新するページにローカリティが
あるので、更新ページ数が少なくなるような処理を実行
する場合は、データ量の削減には効果的に働き、保存デ
ータ量を大幅に小さくすることができる。
【0009】しかし、リレーショナルデータベースの様
に、プロセスが多数のページの少量ずつのデータを頻繁
に更新する様な処理を実行する場合には、差分保存する
メリットは失われ、チェックポイントごとに多数のペー
ジを保存することになる。その結果、データ量が大きく
なり、プライマリコンピュータからバックアップコンピ
ュータへの転送時に大きなオーバーヘッドが発生し、シ
ステム全体の性能を著しく低下させてしまうことにな
る。
に、プロセスが多数のページの少量ずつのデータを頻繁
に更新する様な処理を実行する場合には、差分保存する
メリットは失われ、チェックポイントごとに多数のペー
ジを保存することになる。その結果、データ量が大きく
なり、プライマリコンピュータからバックアップコンピ
ュータへの転送時に大きなオーバーヘッドが発生し、シ
ステム全体の性能を著しく低下させてしまうことにな
る。
【0010】図16(a)は、従来技術の差分チェック
ポイント方式によって斜線で示された更新部分を保存す
る際、この方式が有効に機能する場合をケース1として
示し、図16(b)は、ほとんど効果がない場合をケー
ス2として示したものである。図16(a)に示すケー
ス1は、ページEのみが広い範囲で更新されているた
め、チェックポイント情報採取時にはページEのみを保
存するだけで済む。一方、図16(b)に示すケース2
は、ページA、B、C、D、E、Fの各々狭い範囲が更
新されているため、チェックポイント情報採取時にはペ
ージA、B、C、D、E、Fを採取しなければならな
い。
ポイント方式によって斜線で示された更新部分を保存す
る際、この方式が有効に機能する場合をケース1として
示し、図16(b)は、ほとんど効果がない場合をケー
ス2として示したものである。図16(a)に示すケー
ス1は、ページEのみが広い範囲で更新されているた
め、チェックポイント情報採取時にはページEのみを保
存するだけで済む。一方、図16(b)に示すケース2
は、ページA、B、C、D、E、Fの各々狭い範囲が更
新されているため、チェックポイント情報採取時にはペ
ージA、B、C、D、E、Fを採取しなければならな
い。
【0011】本発明の目的は、リレーショナルデータベ
ースの様な多数のページの少量ずつのデータを頻繁に更
新するような処理を実行するプロセスにおいても、保存
するデータ量を少なくし、プライマリコンピュータから
バックアップコンピュータへの転送量を抑えることによ
って、システム性能の低下を防ぐことが可能なコンピュ
ータシステム及びチェックポイント情報保存方法を提供
することにある。
ースの様な多数のページの少量ずつのデータを頻繁に更
新するような処理を実行するプロセスにおいても、保存
するデータ量を少なくし、プライマリコンピュータから
バックアップコンピュータへの転送量を抑えることによ
って、システム性能の低下を防ぐことが可能なコンピュ
ータシステム及びチェックポイント情報保存方法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に係る発明は、プライマリコンピュータとバッ
クアップコンピュータとから構成され、前記プライマリ
コンピュータで実行されているプロセスのチェックポイ
ント情報を前記バックアップコンピュータに転送し、前
記プライマリコンピュータで障害が発生したとき、該チ
ェックポイント情報に基づき前記プロセスを前記バック
アップコンピュータで実行するコンピュータシステムに
おいて、前記プライマリコンピュータは、前記プロセス
のチェックポイント情報を採取し該チェックポイント情
報をページ単位で管理するチェックポイント情報管理手
段と、更新されたページを記録する更新ページ記録手段
と、更新されたページが以前のチェックポイント情報採
取時にも保存されているかを比較する更新ページ比較手
段と、更新されたページが以前のチェックポイント情報
採取時に保存されている場合には更新された部分のみを
保存し、これ以外の場合はページ全体を保存するチェッ
クポイント情報保存手段と、このチェックポイント情報
保存手段に保存されたチェックポイント情報を前記バッ
クアップコンピュータに送信する手段とを具備すること
を特徴とする。
請求項1に係る発明は、プライマリコンピュータとバッ
クアップコンピュータとから構成され、前記プライマリ
コンピュータで実行されているプロセスのチェックポイ
ント情報を前記バックアップコンピュータに転送し、前
記プライマリコンピュータで障害が発生したとき、該チ
ェックポイント情報に基づき前記プロセスを前記バック
アップコンピュータで実行するコンピュータシステムに
おいて、前記プライマリコンピュータは、前記プロセス
のチェックポイント情報を採取し該チェックポイント情
報をページ単位で管理するチェックポイント情報管理手
段と、更新されたページを記録する更新ページ記録手段
と、更新されたページが以前のチェックポイント情報採
取時にも保存されているかを比較する更新ページ比較手
段と、更新されたページが以前のチェックポイント情報
採取時に保存されている場合には更新された部分のみを
保存し、これ以外の場合はページ全体を保存するチェッ
クポイント情報保存手段と、このチェックポイント情報
保存手段に保存されたチェックポイント情報を前記バッ
クアップコンピュータに送信する手段とを具備すること
を特徴とする。
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
おけるバックアップコンピュータが、前記チェックポイ
ント保存手段に保存されたページ情報がページ全体の情
報であるか以前のチェックポイント情報採取時に保存し
たページ情報との差分情報であるかを判別するページ情
報判別手段と、保存されたページ情報が以前のチェック
ポイント情報採取時に保存したページ情報との差分情報
である場合に以前のチェックポイント情報採取時に保存
したページ情報とマージすることによりページ全体の情
報を復元するページ情報復元手段とを具備することを特
徴とする。
おけるバックアップコンピュータが、前記チェックポイ
ント保存手段に保存されたページ情報がページ全体の情
報であるか以前のチェックポイント情報採取時に保存し
たページ情報との差分情報であるかを判別するページ情
報判別手段と、保存されたページ情報が以前のチェック
ポイント情報採取時に保存したページ情報との差分情報
である場合に以前のチェックポイント情報採取時に保存
したページ情報とマージすることによりページ全体の情
報を復元するページ情報復元手段とを具備することを特
徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
おける前記プライマリコンピュータが、前記チェックポ
イント保存手段において保存したページを1つ以上のブ
ロックに分割して管理するページ内ブロック管理手段
と、更新された部分を含む1つ以上のブロック全体をそ
のページの更新データとして保存するページ内ブロック
保存手段とを具備することを特徴とする。
おける前記プライマリコンピュータが、前記チェックポ
イント保存手段において保存したページを1つ以上のブ
ロックに分割して管理するページ内ブロック管理手段
と、更新された部分を含む1つ以上のブロック全体をそ
のページの更新データとして保存するページ内ブロック
保存手段とを具備することを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、プライマリコンピ
ュータとバックアップコンピュータとからなるコンピュ
ータシステムで、前記プライマリコンピュータで障害が
発生したとき、前記バックアップコンピュータでプロセ
スを引継いで実行させるためのチェックポイント情報保
存方法であって、前記プロセスのチェックポイント情報
をページ単位で管理し、更新されたページを記録し、該
更新されたページが以前のチェックポイント情報採取時
にも保存されているかを比較して該更新されたページが
以前のチェックポイント情報採取時に保存されている場
合には更新された部分のみを、これ以外の場合はページ
全体を前記バックアップコンピュータに送信することを
特徴とする。
ュータとバックアップコンピュータとからなるコンピュ
ータシステムで、前記プライマリコンピュータで障害が
発生したとき、前記バックアップコンピュータでプロセ
スを引継いで実行させるためのチェックポイント情報保
存方法であって、前記プロセスのチェックポイント情報
をページ単位で管理し、更新されたページを記録し、該
更新されたページが以前のチェックポイント情報採取時
にも保存されているかを比較して該更新されたページが
以前のチェックポイント情報採取時に保存されている場
合には更新された部分のみを、これ以外の場合はページ
全体を前記バックアップコンピュータに送信することを
特徴とする。
【0016】請求項1,4に係る発明によれば、プライ
マリコンピュータは、プロセスのチェックポイント情報
をページ単位で管理するものとして以前のチェックポイ
ント情報採取時から更新されたページを記録する。そし
て、以前のチェックポイント情報採取時から更新された
ページが以前のチェックポイント情報採取時にも保存さ
れているかを比較して以前のチェックポイント情報採取
時から更新されたページが以前のチェックポイント情報
採取時に保存されている場合には更新された部分のみを
保存し、これ以外の場合はページ全体を保存する。これ
により、プライマリコンピュータで障害が発生した時に
保存すべきチェックポイント情報は少ないものとなり、
プライマリコンピュータからバックアップコンピュータ
へのデータ量は抑えられる。
マリコンピュータは、プロセスのチェックポイント情報
をページ単位で管理するものとして以前のチェックポイ
ント情報採取時から更新されたページを記録する。そし
て、以前のチェックポイント情報採取時から更新された
ページが以前のチェックポイント情報採取時にも保存さ
れているかを比較して以前のチェックポイント情報採取
時から更新されたページが以前のチェックポイント情報
採取時に保存されている場合には更新された部分のみを
保存し、これ以外の場合はページ全体を保存する。これ
により、プライマリコンピュータで障害が発生した時に
保存すべきチェックポイント情報は少ないものとなり、
プライマリコンピュータからバックアップコンピュータ
へのデータ量は抑えられる。
【0017】よって、リレーショナルデータベースの様
な多数のページの少量ずつのデータを頻繁に更新するよ
うな処理を実行するプロセスにおいても、保存するデー
タ量は少ないものとなり、プライマリコンピュータから
バックアップコンピュータへの転送量を抑えることによ
って、システム性能の低下を防ぐことが可能となる。
な多数のページの少量ずつのデータを頻繁に更新するよ
うな処理を実行するプロセスにおいても、保存するデー
タ量は少ないものとなり、プライマリコンピュータから
バックアップコンピュータへの転送量を抑えることによ
って、システム性能の低下を防ぐことが可能となる。
【0018】請求項2に係る発明によれば、プライマリ
コンピュータからバックアップコンピュータへの転送量
が抑えられたチェックポイント情報に基づき、ページ情
報がページ全体の情報であるか以前のチェックポイント
情報採取時に保存したページ情報との差分情報であるか
を判別し、保存されたページ情報が以前のチェックポイ
ント情報採取時に保存したページ情報との差分情報であ
る場合に以前のチェックポイント情報採取時に保存した
ページ情報とマージすることによりページ全体の情報を
復元することにより、プライマリコンピュータに障害が
発生した時にであっても、バックアップコンピュータに
よりプロセスを再生し、処理を続行することが可能とな
る。
コンピュータからバックアップコンピュータへの転送量
が抑えられたチェックポイント情報に基づき、ページ情
報がページ全体の情報であるか以前のチェックポイント
情報採取時に保存したページ情報との差分情報であるか
を判別し、保存されたページ情報が以前のチェックポイ
ント情報採取時に保存したページ情報との差分情報であ
る場合に以前のチェックポイント情報採取時に保存した
ページ情報とマージすることによりページ全体の情報を
復元することにより、プライマリコンピュータに障害が
発生した時にであっても、バックアップコンピュータに
よりプロセスを再生し、処理を続行することが可能とな
る。
【0019】請求項3に係る発明にによれば、前記プラ
イマリコンピュータは、ブロック管理を行い、該ブロッ
ク毎に更新された部分を判定して更新データを保存する
ので、更新部分が少ない場合は特に保存データ量を低減
することができる。
イマリコンピュータは、ブロック管理を行い、該ブロッ
ク毎に更新された部分を判定して更新データを保存する
ので、更新部分が少ない場合は特に保存データ量を低減
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンピュータ
システムの一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は本実施形態のコンピュータシステムを示しており、プ
ライマリコンピュータ10とバックアップコンピュータ
20とがケーブル30と接続されている。通常時には、
プライマリコンピュータ10によりプロセス40が処理
されている。プライマリコンピュータ10で実行されて
いるプロセス40のチェックポイント情報を適宜バック
アップコンピュータ20に転送し、プライマリコンピュ
ータ10で障害が発生したとき、該チェックポイント情
報に基づきプロセス40´をバックアップコンピュータ
20で実行する。
システムの一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は本実施形態のコンピュータシステムを示しており、プ
ライマリコンピュータ10とバックアップコンピュータ
20とがケーブル30と接続されている。通常時には、
プライマリコンピュータ10によりプロセス40が処理
されている。プライマリコンピュータ10で実行されて
いるプロセス40のチェックポイント情報を適宜バック
アップコンピュータ20に転送し、プライマリコンピュ
ータ10で障害が発生したとき、該チェックポイント情
報に基づきプロセス40´をバックアップコンピュータ
20で実行する。
【0021】またプライマリコンピュータ10は、チェ
ックポイント情報管理部11、更新ページ比較部12、
チェックポイント情報保存部13及び更新ページ記録部
14を備え、チェックポイント情報に係るページ単位又
はページ内のブロック単位で更新の有無を比較判定し、
該判定の下で保存すべきデータを決定する。
ックポイント情報管理部11、更新ページ比較部12、
チェックポイント情報保存部13及び更新ページ記録部
14を備え、チェックポイント情報に係るページ単位又
はページ内のブロック単位で更新の有無を比較判定し、
該判定の下で保存すべきデータを決定する。
【0022】さらにバックアップコンピュータ20は、
ページ情報判別部21、ページ情報復元部22を備え、
プライマリコンピュータ10に保存され且つ転送されて
きたチェックポイント情報を基にプロセス40´を再現
し、プロセス処理を続行する。
ページ情報判別部21、ページ情報復元部22を備え、
プライマリコンピュータ10に保存され且つ転送されて
きたチェックポイント情報を基にプロセス40´を再現
し、プロセス処理を続行する。
【0023】プライマリコンピュータ10の各部につい
て図2を参照して詳細に説明する。すなわち、チェック
ポイント情報管理部11は、プロセス40の各チェック
ポイントでページ毎又はページ内ブロック毎に情報を採
取し、且つ保存したチェックポイント情報を管理するも
のであり、具体的には、更新ページ比較部12及びチェ
ックポイント保存部13において必要とされる、比較保
存するページ又はページ内ブロックに関するチェックポ
イント情報を管理するものである。更新ページ比較部1
2は、チェックポイント情報管理部11及び更新ページ
記録部14からのチェックポイント情報に基づきチェッ
クポイント(x−1)以降に更新されたページが、チェ
ックポイント(x−1)(又はそれ以前、つまりx−
2、x−3、…)のチェックポイントで保存されている
か比較する。チェックポイント情報保存部13は、更新
ページ比較部12によって比較したページが、チェック
ポイント(x−1)(又はそれ以前、つまりx−2、x
−3、…)のチェックポイントで保存されている場合
は、その情報との差分情報を、保存されていない場合は
ページ全体を保存する。更新ページ記録部14は、チェ
ックポイント(x−1)以降に変更されたページを記録
する。
て図2を参照して詳細に説明する。すなわち、チェック
ポイント情報管理部11は、プロセス40の各チェック
ポイントでページ毎又はページ内ブロック毎に情報を採
取し、且つ保存したチェックポイント情報を管理するも
のであり、具体的には、更新ページ比較部12及びチェ
ックポイント保存部13において必要とされる、比較保
存するページ又はページ内ブロックに関するチェックポ
イント情報を管理するものである。更新ページ比較部1
2は、チェックポイント情報管理部11及び更新ページ
記録部14からのチェックポイント情報に基づきチェッ
クポイント(x−1)以降に更新されたページが、チェ
ックポイント(x−1)(又はそれ以前、つまりx−
2、x−3、…)のチェックポイントで保存されている
か比較する。チェックポイント情報保存部13は、更新
ページ比較部12によって比較したページが、チェック
ポイント(x−1)(又はそれ以前、つまりx−2、x
−3、…)のチェックポイントで保存されている場合
は、その情報との差分情報を、保存されていない場合は
ページ全体を保存する。更新ページ記録部14は、チェ
ックポイント(x−1)以降に変更されたページを記録
する。
【0024】以下に、チェックポイントxで保存するペ
ージ情報を作成する流れを、時系列的に説明する。尚、
以降の説明では、チェックポイント(x−1)以前に更
新されたページには表記の最後に(x−1)を付記し、
チェックポイント(x−1)以降に更新されたページに
は表記の最後にxを付記している。
ージ情報を作成する流れを、時系列的に説明する。尚、
以降の説明では、チェックポイント(x−1)以前に更
新されたページには表記の最後に(x−1)を付記し、
チェックポイント(x−1)以降に更新されたページに
は表記の最後にxを付記している。
【0025】図2において、当初、チェックポイント
(x−1)で、ページA、B、E、Gのデータをページ
A(x−1)、B(x−1)、E(x−1)、G(x−
1)として保存し、これらをチェックポイント管理部1
1により管理する。次に、チェックポイント(x−1)
以降、例えばチェックポイントxに更新されたページ
B、C、FのデータをページBx、Cx、Fxとして保
存し、チェックポイント更新ページ記録部14により記
録する。
(x−1)で、ページA、B、E、Gのデータをページ
A(x−1)、B(x−1)、E(x−1)、G(x−
1)として保存し、これらをチェックポイント管理部1
1により管理する。次に、チェックポイント(x−1)
以降、例えばチェックポイントxに更新されたページ
B、C、FのデータをページBx、Cx、Fxとして保
存し、チェックポイント更新ページ記録部14により記
録する。
【0026】チェックポイント更新ページ記録部14に
より保存したページA(x−1)、B(x−1)、E
(x−1)、G(x−1)と、ページBx、Cx、Fx
について、更新ページ比較部12により、チェックポイ
ント(x−1)で保存したページ情報と、以降の処理で
あるチェックポイントxで保存したページ情報とを比較
する。
より保存したページA(x−1)、B(x−1)、E
(x−1)、G(x−1)と、ページBx、Cx、Fx
について、更新ページ比較部12により、チェックポイ
ント(x−1)で保存したページ情報と、以降の処理で
あるチェックポイントxで保存したページ情報とを比較
する。
【0027】次に、チェックポイント保存部13によ
り、チェックポイント(x−1)でも保存されたページ
Bは、ページB(x−1)との差分のみをページBxと
して保存する。チェックポイント(x−1)で保存され
なかったページC、Fはページ全体をページCx、Fx
として保存する。
り、チェックポイント(x−1)でも保存されたページ
Bは、ページB(x−1)との差分のみをページBxと
して保存する。チェックポイント(x−1)で保存され
なかったページC、Fはページ全体をページCx、Fx
として保存する。
【0028】次に、先に保存したデータを、チェックポ
イント情報管理部11により管理する。
イント情報管理部11により管理する。
【0029】以上の処理により、プライマリコンピュー
タ10で障害が発生した時に保存すべきチェックポイン
ト情報は、更新された一部又は全部のページとすること
ができ、全体としては少ない情報となり、プライマリコ
ンピュータ10からバックアップコンピュータ20への
データ量は抑えられる。
タ10で障害が発生した時に保存すべきチェックポイン
ト情報は、更新された一部又は全部のページとすること
ができ、全体としては少ない情報となり、プライマリコ
ンピュータ10からバックアップコンピュータ20への
データ量は抑えられる。
【0030】よって、リレーショナルデータベースの様
な多数のページの少量ずつのデータを頻繁に更新するよ
うな処理を実行するプロセスにおいても、プライマリコ
ンピュータ10において保存すべきデータ量は少ないも
のとなり、プライマリコンピュータ10からバックアッ
プコンピュータ20への転送量を抑えることによって、
システム性能の低下を防ぐことが可能となる。
な多数のページの少量ずつのデータを頻繁に更新するよ
うな処理を実行するプロセスにおいても、プライマリコ
ンピュータ10において保存すべきデータ量は少ないも
のとなり、プライマリコンピュータ10からバックアッ
プコンピュータ20への転送量を抑えることによって、
システム性能の低下を防ぐことが可能となる。
【0031】上述したチェックポイント情報の採取及び
保存について。更に具体的な例を図3〜図5を参照して
説明する。図3は、請求項3に対応する、チェックポイ
ント情報管理部11が管理するチェックポイント情報の
採取及び保存の一例を示す図であり、以下に採取の流れ
を示す。なお、ライトプロテクトの掛けられたページは
斜線で示している。また図3は、ページ毎にライトプロ
テクトの掛け外しを行うことにより、更新の有無を判定
するものとしては、図4及び図5に示す方法共に共通で
ある。そして、図4は、現在のチェックポイント時と前
回のチェックポイント時のページ差分を比較するもので
あるに対し、図5は現在のチェックポイント時と2回前
以上のチェックポイント時のページの差分を比較するも
のである点が相違する。
保存について。更に具体的な例を図3〜図5を参照して
説明する。図3は、請求項3に対応する、チェックポイ
ント情報管理部11が管理するチェックポイント情報の
採取及び保存の一例を示す図であり、以下に採取の流れ
を示す。なお、ライトプロテクトの掛けられたページは
斜線で示している。また図3は、ページ毎にライトプロ
テクトの掛け外しを行うことにより、更新の有無を判定
するものとしては、図4及び図5に示す方法共に共通で
ある。そして、図4は、現在のチェックポイント時と前
回のチェックポイント時のページ差分を比較するもので
あるに対し、図5は現在のチェックポイント時と2回前
以上のチェックポイント時のページの差分を比較するも
のである点が相違する。
【0032】図3において、チェックポイント情報採取
時にページのデータを保存するチェックポイントモジュ
ール111と、ページフォールトが発生したページを記
録して、そのページのライトプロテクトを外すハンドル
112と、更新されたページ情報を記録する更新管理タ
グ113と、チェックポイント時にページ全体を保存す
る場合は“1”を設定し、また差分のみを保存する時は
“0”を設定する保存形式記録タグ114とを含む。
時にページのデータを保存するチェックポイントモジュ
ール111と、ページフォールトが発生したページを記
録して、そのページのライトプロテクトを外すハンドル
112と、更新されたページ情報を記録する更新管理タ
グ113と、チェックポイント時にページ全体を保存す
る場合は“1”を設定し、また差分のみを保存する時は
“0”を設定する保存形式記録タグ114とを含む。
【0033】チェックポイント情報採取に際して次のよ
うに処理が行われる。
うに処理が行われる。
【0034】図3(a)に示すように、各ページにライ
トプロテクトを掛ける。これは、プロセス空間情報をペ
ージ単位で管理するために前提である。そして、ページ
フォールトが発生した時の処理を行うためのハンドラ1
12を設定し、チェックポイント情報採取時に更新ペー
ジを保存するためのチェックポイントモジュール111
を作成する。また、ページが更新されたことを記録する
ための更新管理タグ113を各ページに付加する。これ
ら一連の措置により、あるページが更新されると当該ペ
ージにはフォールトが発生したことになる。
トプロテクトを掛ける。これは、プロセス空間情報をペ
ージ単位で管理するために前提である。そして、ページ
フォールトが発生した時の処理を行うためのハンドラ1
12を設定し、チェックポイント情報採取時に更新ペー
ジを保存するためのチェックポイントモジュール111
を作成する。また、ページが更新されたことを記録する
ための更新管理タグ113を各ページに付加する。これ
ら一連の措置により、あるページが更新されると当該ペ
ージにはフォールトが発生したことになる。
【0035】ここで、一例としてページBが更新された
とすると、該ページBにはページフォールトが発生する
ことになり、ハンドラ112に制御が移る。図3(b)
に示すように、ハンドラ112は、更新されたページB
の情報を、更新管理タグ113に記録し、そのページの
ライトプロテクトを解除する。
とすると、該ページBにはページフォールトが発生する
ことになり、ハンドラ112に制御が移る。図3(b)
に示すように、ハンドラ112は、更新されたページB
の情報を、更新管理タグ113に記録し、そのページの
ライトプロテクトを解除する。
【0036】次に、図3(c)に示すように、最初のチ
ェックポイント情報採取時、チェックポイントモジュー
ル111は更新されたページB全体のデータをページB
1として保存し、保存形式記録タグ114に“1”を設
定する。また、ページBのライトプロテクトを掛け直
す。
ェックポイント情報採取時、チェックポイントモジュー
ル111は更新されたページB全体のデータをページB
1として保存し、保存形式記録タグ114に“1”を設
定する。また、ページBのライトプロテクトを掛け直
す。
【0037】次に、ページ毎の今回と前回との差分比較
を行う方法について図4を参照して説明する。図4に示
すように、x回目のチェックポイント情報採取時には、
チェックポイント(x−1)以降に更新されたページ
B、Dと、チェックポイントモジュール111が管理し
ているページデータとを比較する。チェックポイントモ
ジュール111は、1回目のチェックポイントCP1の
採取時にページB全体のデータをページB1として、
(x−1)回目のチェックポイントCP(x−1)採取
時にページA、D全体のデータを各々ページA(x−
1)、D(x−1)として保存している。
を行う方法について図4を参照して説明する。図4に示
すように、x回目のチェックポイント情報採取時には、
チェックポイント(x−1)以降に更新されたページ
B、Dと、チェックポイントモジュール111が管理し
ているページデータとを比較する。チェックポイントモ
ジュール111は、1回目のチェックポイントCP1の
採取時にページB全体のデータをページB1として、
(x−1)回目のチェックポイントCP(x−1)採取
時にページA、D全体のデータを各々ページA(x−
1)、D(x−1)として保存している。
【0038】この場合、ページBは、チェックポイント
CP(x−1)で保存されていないため、ページ全体の
データをページBxとして、ページDはチェックポイン
トCP(x−1)で保存されているため、ページD(x
−1)との差分のみをページDxとして保存する。
CP(x−1)で保存されていないため、ページ全体の
データをページBxとして、ページDはチェックポイン
トCP(x−1)で保存されているため、ページD(x
−1)との差分のみをページDxとして保存する。
【0039】その際、ページBxの保存形式記録タグ1
14には“1”を設定し、またページDxの保存形式記
録タグ114には“0”を設定し、更にページDxに
は、後述する復元の際に必要となる差分データのページ
内のオフセット及び差分データサイズを付加する。
14には“1”を設定し、またページDxの保存形式記
録タグ114には“0”を設定し、更にページDxに
は、後述する復元の際に必要となる差分データのページ
内のオフセット及び差分データサイズを付加する。
【0040】次に、ページ毎の今回と2回以上前との差
分比較を行う方法を、図3及び図5を参照して説明す
る。この例は、請求項5に対応するものであつて、チェ
ックポイント情報管理部11が管理するチェックポイン
ト情報の採取及び保存の他例である。図示された各モジ
ュールの機能及び図3の流れは図4に示す先の例と同じ
であるため、ここでは、先の例と異なるx回目のチェッ
クポイント処理についてのみ説明する。
分比較を行う方法を、図3及び図5を参照して説明す
る。この例は、請求項5に対応するものであつて、チェ
ックポイント情報管理部11が管理するチェックポイン
ト情報の採取及び保存の他例である。図示された各モジ
ュールの機能及び図3の流れは図4に示す先の例と同じ
であるため、ここでは、先の例と異なるx回目のチェッ
クポイント処理についてのみ説明する。
【0041】図5に示すように、x回目のチェックポイ
ント情報の採取時、チェックポイント(x−1)以降に
更新されたページB、Dと、チェックポイントモジュー
ル111が管理しているページデータとを比較する。
ント情報の採取時、チェックポイント(x−1)以降に
更新されたページB、Dと、チェックポイントモジュー
ル111が管理しているページデータとを比較する。
【0042】チェックポイントモジュール111は、1
回目のチェックポイントCP1の採取時にページB全体
のデータをページB1として保存し、また(x−1)回
目のチェックポイントCP(x−1)の採取時にページ
A、D全体のデータを各々ページA(x−1)、D(x
−1)として保存している。
回目のチェックポイントCP1の採取時にページB全体
のデータをページB1として保存し、また(x−1)回
目のチェックポイントCP(x−1)の採取時にページ
A、D全体のデータを各々ページA(x−1)、D(x
−1)として保存している。
【0043】ページBはチェックポイントCP1で保存
されているため、ページB1との差分のみをページBx
として保存し、またページDはチェックポイントCP
(x−1)で保存されているため、ページD(x−1)
との差分のみをページDxとして保存する。
されているため、ページB1との差分のみをページBx
として保存し、またページDはチェックポイントCP
(x−1)で保存されているため、ページD(x−1)
との差分のみをページDxとして保存する。
【0044】ページBx、Dx共に保存形式記録タグに
“0”を設定し、図4の例と同様に、復元の際に必要と
される差分データのページ内のオフセット及び差分デー
タサイズを付加する。
“0”を設定し、図4の例と同様に、復元の際に必要と
される差分データのページ内のオフセット及び差分デー
タサイズを付加する。
【0045】上述した図4に示す採取保存方式と、図5
に示す採取保存方式との違いは、前者が今回のチェック
ポイントのページと前回のチェックポイントのページと
の差分を比較する方式であることに対し、後者は今回の
チェックポイントのページと2回以上前のチェックポイ
ントのページとの差分を比較する方式であることが相違
し、比較すべきチェックポイント以外については両者と
も共通である。
に示す採取保存方式との違いは、前者が今回のチェック
ポイントのページと前回のチェックポイントのページと
の差分を比較する方式であることに対し、後者は今回の
チェックポイントのページと2回以上前のチェックポイ
ントのページとの差分を比較する方式であることが相違
し、比較すべきチェックポイント以外については両者と
も共通である。
【0046】上述の実施形態においては、ページ単位の
差分比較により保存すべき一部又は全部のページを決定
していたが、ページを複数ブロックに分割し該ブロック
毎の差分比較により保存すべきページ内の一部又は全部
のブロックを決定する手法を採用することができる。
差分比較により保存すべき一部又は全部のページを決定
していたが、ページを複数ブロックに分割し該ブロック
毎の差分比較により保存すべきページ内の一部又は全部
のブロックを決定する手法を採用することができる。
【0047】このような実施形態を、図1〜図5と同一
部分には同一符号を付した図6及び図7を参照して説明
する。すなわち、プライマリコンピュータ10は、図1
〜図5におけるチェックポイント情報管理部11及びチ
ェックポイント情報保存部13に対応してページ内ブロ
ック管理部31及びページ内ブロック保存部32を設け
ている。
部分には同一符号を付した図6及び図7を参照して説明
する。すなわち、プライマリコンピュータ10は、図1
〜図5におけるチェックポイント情報管理部11及びチ
ェックポイント情報保存部13に対応してページ内ブロ
ック管理部31及びページ内ブロック保存部32を設け
ている。
【0048】図2、図6及び図7において、x回目のチ
ェックポイント情報採取時に、チェックポイント(x−
1)以降に更新されたページDが、それまでのチェック
ポイントで保存されているかチェックポイント情報管理
部11、ページ内ブロック管理部31にて調べる。次
に、チェックポイント(x−1)でもページDのデータ
がページD(x−1)として保存されているため、ペー
ジDとページD(x−1)の差分を取る準備として、ペ
ージD及びページD(x−1)を各々N個の等しい大き
さのブロックに分割する。
ェックポイント情報採取時に、チェックポイント(x−
1)以降に更新されたページDが、それまでのチェック
ポイントで保存されているかチェックポイント情報管理
部11、ページ内ブロック管理部31にて調べる。次
に、チェックポイント(x−1)でもページDのデータ
がページD(x−1)として保存されているため、ペー
ジDとページD(x−1)の差分を取る準備として、ペ
ージD及びページD(x−1)を各々N個の等しい大き
さのブロックに分割する。
【0049】次に、図7に示すようにページD(x−
1)とページDの対応するブロック同士を比較し、一致
しなかったブロックa及びb(図6においては、斜線部
分)を、ページDxとしてページ内ブロック保存部32
に保存する。その際、各々のブロック番号を付加し、保
存形式記録タグに“0”を設定する。
1)とページDの対応するブロック同士を比較し、一致
しなかったブロックa及びb(図6においては、斜線部
分)を、ページDxとしてページ内ブロック保存部32
に保存する。その際、各々のブロック番号を付加し、保
存形式記録タグに“0”を設定する。
【0050】このようにページ単位でなくページを複数
ブロックに分割し該ブロック毎の差分比較により保存す
べきページ内の一部又は全部のブロックを決定すること
ができ、これは更新するデータがページの一部に限られ
る場合に有効である。
ブロックに分割し該ブロック毎の差分比較により保存す
べきページ内の一部又は全部のブロックを決定すること
ができ、これは更新するデータがページの一部に限られ
る場合に有効である。
【0051】以上の実施形態の説明は、プライマリコン
ピュータ10におけるチェックポイント情報の保存形態
を示すものであり、これら保存されたチェックポイント
情報に関するデータは、図1におけるケーブル30を介
してバックアップコンピュータ20に送られ、ここでプ
ロセス40´の復元がなされる。
ピュータ10におけるチェックポイント情報の保存形態
を示すものであり、これら保存されたチェックポイント
情報に関するデータは、図1におけるケーブル30を介
してバックアップコンピュータ20に送られ、ここでプ
ロセス40´の復元がなされる。
【0052】このような復元を行う実施形態を、図1〜
図7と同一部分には同一符号を付した図8〜図10を参
照して説明する。図8〜図10は請求項2に対応する、
差分ページデータの復元方式を説明した図である。図示
された各モジュールの機能は、先の実施形態と同じであ
る。なお、図9に示す復元方法は、図4及び図5に示す
保存方法で保存したデータの復元方法を示しており、図
10に示す復元方法は、図6に示す保存方法で保存した
データの復元方法を示しており、図8に示す復元方法
は、包括的に図4〜図6に示す保存方法で保存したデー
タの復元方法を示している。
図7と同一部分には同一符号を付した図8〜図10を参
照して説明する。図8〜図10は請求項2に対応する、
差分ページデータの復元方式を説明した図である。図示
された各モジュールの機能は、先の実施形態と同じであ
る。なお、図9に示す復元方法は、図4及び図5に示す
保存方法で保存したデータの復元方法を示しており、図
10に示す復元方法は、図6に示す保存方法で保存した
データの復元方法を示しており、図8に示す復元方法
は、包括的に図4〜図6に示す保存方法で保存したデー
タの復元方法を示している。
【0053】図8においては、プライマリコンピュータ
10から伝送されたチェックポイント情報をページ情報
判別部21及びページ情報復元部22により判別処理し
て、一部のページ情報を復元することにより、各チェッ
クポイントの各ページの情報を復元するようにしてい
る。
10から伝送されたチェックポイント情報をページ情報
判別部21及びページ情報復元部22により判別処理し
て、一部のページ情報を復元することにより、各チェッ
クポイントの各ページの情報を復元するようにしてい
る。
【0054】図9においては、チェックポイントxで保
存したページDのデータであるページDxの保存形式記
録タグには“0”が設定されており、チェックポイント
(x−1)で保存したページDのデータであるページD
(x−1)の保存形式記録タグに“1”が設定されてい
るから、ページDxは、ページD(x−1)の差分デー
タであることが判明する。
存したページDのデータであるページDxの保存形式記
録タグには“0”が設定されており、チェックポイント
(x−1)で保存したページDのデータであるページD
(x−1)の保存形式記録タグに“1”が設定されてい
るから、ページDxは、ページD(x−1)の差分デー
タであることが判明する。
【0055】次に、ページD(x−1)に対して、ペー
ジDxのページ内オフセットで指定された位置から差分
データサイズで指定されたサイズの差分データを上書き
してマージすることにより、チェックポイントxでロー
ルバックする時に使用するページDのデータが復元され
る。
ジDxのページ内オフセットで指定された位置から差分
データサイズで指定されたサイズの差分データを上書き
してマージすることにより、チェックポイントxでロー
ルバックする時に使用するページDのデータが復元され
る。
【0056】図10においては、チェックポイントxで
保存したページDのデータであるページDxの保存形式
記録タグに“0”が設定されており、チェックポイント
(x−1)で保存したページDのデータであるページD
(x−1)の保存形式タグに“1”が設定されているか
ら、ページDxは、ページD(x−1)の差分データで
あることが判明する。
保存したページDのデータであるページDxの保存形式
記録タグに“0”が設定されており、チェックポイント
(x−1)で保存したページDのデータであるページD
(x−1)の保存形式タグに“1”が設定されているか
ら、ページDxは、ページD(x−1)の差分データで
あることが判明する。
【0057】次に、ページD(x−1)に対して、ペー
ジDxに含まれるブロックa及びbのデータを対応する
ブロックに上書きしてマージすることにより、チェック
ポイントxでロールバックする時に使用するページDの
データが復元される。
ジDxに含まれるブロックa及びbのデータを対応する
ブロックに上書きしてマージすることにより、チェック
ポイントxでロールバックする時に使用するページDの
データが復元される。
【0058】上述した各実施形態のチェックポイント情
報の保存復元方法のフローチャートを図11〜図13を
参照して説明する。
報の保存復元方法のフローチャートを図11〜図13を
参照して説明する。
【0059】ステップS1 プロセス空間のページに対してライトプロテクトを設定
する。
する。
【0060】ステップS2 ステップS1でライトプロテクトを設定したページに書
き込みが行われた時に発生するページフォールトの処理
を行うためのハンドラを設定する。
き込みが行われた時に発生するページフォールトの処理
を行うためのハンドラを設定する。
【0061】ステップS3 ステップS2で設定したハンドラにより更新記録された
ページを保存するためのチェックポイントモジュールを
作成する。
ページを保存するためのチェックポイントモジュールを
作成する。
【0062】ステップS4 1〜(x−1)回目のチェックポイント情報採取が終了
する。
する。
【0063】ステップS5 ページPに書き込みが行われる。
【0064】ステップS6 ステップS2で設定したハンドラが起動される。
【0065】ステップS7 ハンドラはページPが更新されたことを記録しページP
のライトプロテクトを解除する。
のライトプロテクトを解除する。
【0066】結合子Aを経た図12に示すステップS8 x回目のチェックポイント処理を開始する。
【0067】ステップS9 ステップS3で設定したチェックポイントモジュール
が、(x−1)回目のチェックポイント以降に更新され
たページを調べる。
が、(x−1)回目のチェックポイント以降に更新され
たページを調べる。
【0068】ステップS10 ステップS10では、図4に示す今回と前回のチェック
ポイント情報の比較又は図5に示す今回と2回前以上の
チェックポイント情報の比較とのいずれかをステップS
11,S12として選択できる。
ポイント情報の比較又は図5に示す今回と2回前以上の
チェックポイント情報の比較とのいずれかをステップS
11,S12として選択できる。
【0069】ステップS11 図4の方法を選択した場合は、ステップS9のページと
(x−1)回目のチェックポイントで保存されたページ
を比較する。
(x−1)回目のチェックポイントで保存されたページ
を比較する。
【0070】ステップS12 図5の方法を選択した場合は、ステップS9のページと
(x−1)回目又はそれ以前のチェックポイントで保存
されたページを比較する。
(x−1)回目又はそれ以前のチェックポイントで保存
されたページを比較する。
【0071】ステップS13 ステップS13では、図4,図5に示すデータ保存方法
又は図6に示すデータ保存方法のいずれかをステップS
15,S16として選択できる。
又は図6に示すデータ保存方法のいずれかをステップS
15,S16として選択できる。
【0072】ステップS14 ステップS11又はステップS12で、ステップS9と
同じページが以前のチェックポイントで保存されていな
い時は、ページP全体を保存する。
同じページが以前のチェックポイントで保存されていな
い時は、ページP全体を保存する。
【0073】ステップS15 ステップS11又はステップS12でステップS9と同
じページが以前のチェックポイントで保存されている時
は、そのページデータとの差分のみを保存する。
じページが以前のチェックポイントで保存されている時
は、そのページデータとの差分のみを保存する。
【0074】ステップS16 請求項4では、ステップS11又はステップS12でス
テップS9と同じページが以前のチェックポイントで保
存されている時は、ページPを複数のブロックに分割
し、前回保存したページデータから更新されたブロック
のみ保存する。
テップS9と同じページが以前のチェックポイントで保
存されている時は、ページPを複数のブロックに分割
し、前回保存したページデータから更新されたブロック
のみ保存する。
【0075】ステップS17 ページPの更新記録をクリアし、保存したページPのラ
イトプロテクトを再設定する。
イトプロテクトを再設定する。
【0076】結合子Bを経た図13に示すステップS1
8 x回目のチェックポイント処理が終了する。
8 x回目のチェックポイント処理が終了する。
【0077】ステップS19 ロールバックが発生する。
【0078】ステップS20 チェックポイントxで保存したページPが、ページ全体
を保存したか、前回保存したページとの差分のみを保存
したか調べる。
を保存したか、前回保存したページとの差分のみを保存
したか調べる。
【0079】ステップS21 ステップS20においてページP全体が保存されている
時は、そのデータをそのままロールバックに使用する。
時は、そのデータをそのままロールバックに使用する。
【0080】ステップS22 ステップS22では、図9又は図10に示すマージ方法
を選択できる。すなわち、ステップS20において以前
保存したページデータとの差分のみが保存されている時
は、前回保存したページPのデータに、差分保存したデ
ータを上書きしてマージする。
を選択できる。すなわち、ステップS20において以前
保存したページデータとの差分のみが保存されている時
は、前回保存したページPのデータに、差分保存したデ
ータを上書きしてマージする。
【0081】ステップS23 請求項4では、ステップS20において以前保存したペ
ージデータとの差分のみが保存されている時は、前回保
存したページPのデータに、差分保存したブロックを上
書きしてマージする。
ージデータとの差分のみが保存されている時は、前回保
存したページPのデータに、差分保存したブロックを上
書きしてマージする。
【0082】ステップS25 ステップS24又はステップS23でマージしたデータ
をロールバックに使用する。
をロールバックに使用する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
プロセスのチェックポイント情報をページ単位で管理
し、更新されたページを記録し、該更新されたページが
以前のチェックポイント情報採取時にも保存されている
かを比較して該更新されたページが以前のチェックポイ
ント情報採取時に保存されている場合には更新された部
分のみを、これ以外の場合はページ全体をプライマリコ
ンピュータからバックアップコンピュータに送信するこ
とにより、たとえリレーショナルデータベースの様な多
数のページの少量ずつのデータを頻繁に更新するような
処理を実行するプロセスにおいても、保存するデータ量
は少ないものとなり、プライマリコンピュータからバッ
クアップコンピュータへの転送量を抑えることによっ
て、システム性能の低下を防ぐことが可能となる。
プロセスのチェックポイント情報をページ単位で管理
し、更新されたページを記録し、該更新されたページが
以前のチェックポイント情報採取時にも保存されている
かを比較して該更新されたページが以前のチェックポイ
ント情報採取時に保存されている場合には更新された部
分のみを、これ以外の場合はページ全体をプライマリコ
ンピュータからバックアップコンピュータに送信するこ
とにより、たとえリレーショナルデータベースの様な多
数のページの少量ずつのデータを頻繁に更新するような
処理を実行するプロセスにおいても、保存するデータ量
は少ないものとなり、プライマリコンピュータからバッ
クアップコンピュータへの転送量を抑えることによっ
て、システム性能の低下を防ぐことが可能となる。
【図1】本発明に係るコンピュータシステムの一実施形
態を示すブロック図。
態を示すブロック図。
【図2】図1に示すコンピュータシステムにおけるチェ
ックポイント情報保存方法を示す図。
ックポイント情報保存方法を示す図。
【図3】図2における差分チェックポイントのための準
備、更新ページの記録及び最初のチェックポイント処理
を説明する図。
備、更新ページの記録及び最初のチェックポイント処理
を説明する図。
【図4】図2におけるx回目のチェックポイント処理の
一例を説明する図。
一例を説明する図。
【図5】図2におけるx回目のチェックポイント処理の
他例を説明する図。
他例を説明する図。
【図6】本発明によるブロック毎のチェックポイント情
報保存方法を説明する図。
報保存方法を説明する図。
【図7】本発明におけるx回目のチェックポイント処理
での差分データの保存方法を示す図。
での差分データの保存方法を示す図。
【図8】本発明によるバックアップコンピュータを示
し、該バックアップコンピュータにおけるチェックポイ
ント情報復元方法を示す図。
し、該バックアップコンピュータにおけるチェックポイ
ント情報復元方法を示す図。
【図9】図8における保存した差分ページデータの復元
の一例を説明する図。
の一例を説明する図。
【図10】図8における保存した差分ページデータの復
元の他例を説明する図。
元の他例を説明する図。
【図11】本発明によるチェックポイント情報保存及び
復元の方法を示す流れ図。
復元の方法を示す流れ図。
【図12】本発明によるチェックポイント情報保存及び
復元の方法を示す流れ図。
復元の方法を示す流れ図。
【図13】本発明によるチェックポイント情報保存及び
復元の方法を示す流れ図。
復元の方法を示す流れ図。
【図14】従来のプライマリコンピュータとバックアッ
プコンピュータとを有するコンピュータシステムを示す
ブロック図。
プコンピュータとを有するコンピュータシステムを示す
ブロック図。
【図15】従来技術における差分保存チェックポイント
方法を説明する図。
方法を説明する図。
【図16】従来技術における差分保存チェックポイント
方式の問題点を説明する図。
方式の問題点を説明する図。
10…プライマリコンピュータ、20…バックアップコ
ンピュータ、30…ケーブル、11…チェックポイント
情報管理部、12…更新ページ比較部、13…チェック
ポイント情報保存部、14…更新ページ記録部、21…
ページ情報復元部、22…ページ情報判別部、31…ペ
ージ内ブロック管理部、32…ページ内ブロック保存
部。
ンピュータ、30…ケーブル、11…チェックポイント
情報管理部、12…更新ページ比較部、13…チェック
ポイント情報保存部、14…更新ページ記録部、21…
ページ情報復元部、22…ページ情報判別部、31…ペ
ージ内ブロック管理部、32…ページ内ブロック保存
部。
Claims (4)
- 【請求項1】 プライマリコンピュータとバックアップ
コンピュータとから構成され、前記プライマリコンピュ
ータで実行されているプロセスのチェックポイント情報
を前記バックアップコンピュータに転送し、前記プライ
マリコンピュータで障害が発生したとき、該チェックポ
イント情報に基づき前記プロセスを前記バックアップコ
ンピュータで実行するコンピュータシステムにおいて、
前記プライマリコンピュータは、前記プロセスのチェッ
クポイント情報を採取し該チェックポイント情報をペー
ジ単位で管理するチェックポイント情報管理手段と、更
新されたページを記録する更新ページ記録手段と、更新
されたページが以前のチェックポイント情報採取時にも
保存されているかを比較する更新ページ比較手段と、更
新されたページが以前のチェックポイント情報採取時に
保存されている場合には更新された部分のみを保存し、
これ以外の場合はページ全体を保存するチェックポイン
ト情報保存手段と、このチェックポイント情報保存手段
に保存されたチェックポイント情報を前記バックアップ
コンピュータに送信する手段とを具備することを特徴と
するコンピュータシステム。 - 【請求項2】 前記バックアップコンピュータは、前記
チェックポイント保存手段に保存されたページ情報がペ
ージ全体の情報であるか以前のチェックポイント情報採
取時に保存したページ情報との差分情報であるかを判別
するページ情報判別手段と、保存されたページ情報が以
前のチェックポイント情報採取時に保存したページ情報
との差分情報である場合に以前のチェックポイント情報
採取時に保存したページ情報とマージすることによりペ
ージ全体の情報を復元するページ情報復元手段とを具備
することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシス
テム。 - 【請求項3】 前記プライマリコンピュータは、前記チ
ェックポイント保存手段において保存したページを1つ
以上のブロックに分割して管理するページ内ブロック管
理手段と、更新された部分を含む1つ以上のブロック全
体をそのページの更新データとして保存するページ内ブ
ロック保存手段とを具備することを特徴とする請求項1
又は2記載のコンピュータシステム。 - 【請求項4】 プライマリコンピュータとバックアップ
コンピュータとからなるコンピュータシステムで、前記
プライマリコンピュータで障害が発生したとき、前記バ
ックアップコンピュータでプロセスを引継いで実行させ
るためのチェックポイント情報保存方法であって、前記
プロセスのチェックポイント情報をページ単位で管理
し、更新されたページを記録し、該更新されたページが
以前のチェックポイント情報採取時にも保存されている
かを比較して該更新されたページが以前のチェックポイ
ント情報採取時に保存されている場合には更新された部
分のみを、これ以外の場合はページ全体を前記バックア
ップコンピュータに送信することを特徴とするコンピュ
ータシステムにおけるチェックポイント情報保存方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37352999A JP2001188690A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | コンピュータシステム及びチェックポイント情報保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37352999A JP2001188690A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | コンピュータシステム及びチェックポイント情報保存方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001188690A true JP2001188690A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18502319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37352999A Pending JP2001188690A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | コンピュータシステム及びチェックポイント情報保存方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001188690A (ja) |
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1999
- 1999-12-28 JP JP37352999A patent/JP2001188690A/ja active Pending
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