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JP2001180060A - 印字装置及び記録紙 - Google Patents

印字装置及び記録紙

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Publication number
JP2001180060A
JP2001180060A JP37462299A JP37462299A JP2001180060A JP 2001180060 A JP2001180060 A JP 2001180060A JP 37462299 A JP37462299 A JP 37462299A JP 37462299 A JP37462299 A JP 37462299A JP 2001180060 A JP2001180060 A JP 2001180060A
Authority
JP
Japan
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printing
paper
unit
cutting
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP37462299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Murai
靖 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP37462299A priority Critical patent/JP2001180060A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録紙に任意の文字を印字した後に付箋紙とし
て使用する。 【解決手段】感熱紙3が接着剤を介して剥離紙4に積層
されてなるロール紙1を用いる。ロール紙1には所定の
間隔でミシン線6が形成され、ミシン線6で区切られた
各領域毎に切断線7が形成される。また、剥離紙4上に
印字位置を定めるマーク8が所定の間隔で付される。印
字時にマーク8を検出して切断線7の上流又は下流側の
感熱紙3上の領域に印字を行い、切断線7より下流側の
切断手段による切断位置でロール紙1の搬送を停止す
る。これにより、切断線7の下流側に対応する感熱紙3
上の領域に印字がなされ、切断線7の下流側で切断手段
によりロール紙1を切断すれば、剥離紙4が切断線7で
分割され、その片側に対応する感熱紙3上の領域に印字
がなされた印字物が得られる。従って、印字されていな
い感熱紙3に対応した剥離紙4を剥がして接着剤を露出
させれば、きれいな文字が表記された付箋紙として使用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録層が接着層を
介して剥離層に積層された記録紙を用いて印字を行う印
字装置及びその記録紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、短冊状の用紙の表面に任意の
文字を書き込んで用紙裏面の一部に塗布された糊により
書籍や印字物の特定の頁上に貼り付けて使用する付箋紙
が利用されている。
【0003】一方、記録層が接着層を介して剥離層に積
層された印字用テープを用い、入力された文字列を前記
テープに印字し印字後に必要な長さに切断してラベルを
作成するラベル印字装置もよく用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のラベル印字装置
で作成したラベルは、剥離層を剥がすと記録層の裏面全
面で接着層が露出するため、ラベルとして対象物に貼り
付けるには適しているが、用紙裏面の一部にだけ糊が塗
布された付箋紙のような使い方はできない。
【0005】また、上述の付箋紙では、手書きで文字を
書き込むものであり、きれいな印字された文字で表示す
ることはできない。
【0006】そこで、本発明は、任意の文字をきれいな
文字の印字により表示して付箋紙として使用することが
できる印字物を作成可能な印字装置及びそれに使用する
記録紙を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の印字
装置は、任意の文字列を入力する入力手段と、記録紙を
搬送する搬送手段と、前記入力手段から入力された文字
列を前記搬送手段により搬送される記録紙に印字する印
字手段と、前記記録紙を切断する切断手段とを備え、前
記記録紙として、記録層が接着層を介して剥離層に積層
され、前記剥離層が長手方向に沿って所定の間隔で幅方
向に切断されるとともに、前記剥離層上には長手方向に
沿って所定の間隔で前記記録層での印字位置を定める制
御情報が表示されてなる長尺状の記録紙を用いるもので
あって、前記搬送手段により前記記録紙が搬送されると
きに前記制御情報を検出する検出手段と、前記印字手段
及び前記搬送手段を制御する制御手段とを備え、前記制
御手段は、前記検出手段により検出された前記制御情報
に基づいて前記印字手段を制御して前記剥離層の切断位
置の上流側又は下流側の少なくとも一方に対応する前記
記録層上の領域に前記入力手段から入力された文字列を
印字するとともに、前記搬送手段を制御して前記剥離層
の切断位置より下流側の前記切断手段による切断位置で
前記記録紙の搬送を停止することを特徴とする。
【0008】このような構成の印字装置によれば、剥離
層の切断位置の上流側又は下流側に対応する記録層上の
領域に入力された文字列が印字されるので、剥離層の切
断位置の下流側で切断手段により記録紙を切断すれば、
剥離層が切断されて複数に分割されるとともに、その分
割された剥離層の片側に対応する記録層上の領域に文字
列が印字された印字物が得られる。従って、文字列が印
字されていない記録層上の領域に対応した剥離層を剥が
すことで、記録層の裏面の接着層が部分的に露出するこ
となり、きれいな印字された任意の文字列が表記された
付箋紙として使用することができる。
【0009】また、前記印字装置において、本装置で得
られる印字物を対象物に貼り付ける位置を指定する指定
手段を備え、この指定手段で指定する前記対象物の位置
に印字物を貼り付けた場合に印字像が正立して表示され
るべく記録層に印字像を形成するように構成すること
で、見易く使いやすい付箋紙の印字物を得ることができ
る。
【0010】また、本発明の請求項4の印字装置は、任
意の文字列を入力する入力手段と、記録層が接着層を介
して剥離層に積層された長尺状の記録紙を搬送する搬送
手段と、前記入力手段から入力された文字列を前記搬送
手段により搬送される前記記録紙に印字する印字手段
と、前記記録紙の全層を切断して前記印字手段により文
字列が印字された部分をラベルとして切り離す記録紙切
断手段とを備えた印字装置であって、前記ラベル内で前
記剥離層を切断する剥離層切断手段と、前記搬送手段及
び前記印字手段を制御する制御手段とを備え、前記制御
手段は、前記搬送手段及び前記印字手段を制御して、前
記剥離層切断手段及び前記記録紙切断手段による切断位
置で前記記録紙の搬送を停止するとともに、前記剥離層
切断手段の切断位置の上流側又は下流側の少なくとも一
方に対応する前記記録層上の領域に前記入力手段から入
力された文字列を印字することを特徴とする。
【0011】この印字装置によれば、請求項1の印字装
置と同様に、得られた印字物の文字列が印字されていな
い記録層上の領域に対応するた剥離層を剥がすことで、
記録層の裏面の接着層が部分的に露出することなり、き
れいに印字された任意の文字列が表記された付箋紙とし
て使用することができる。しかも、請求項1の印字装置
のような、剥離紙に所定の間隔で幅方向に切断された記
録紙を使用しなくともよい。
【0012】また、請求項4の印字装置において、ラベ
ルの端部から剥離層切断手段の切断位置までの長さを糊
代の長さとして、その長さを入力設定する糊代設定手段
を備えることで、糊代の長さを変更できるようにしても
よい。
【0013】さらに、本発明の請求項6の記録紙は、印
字装置に供給されて、長手方向に沿って設定される領域
内に印字が行われるとともに、その領域単位で切断され
る長尺状のものであって、記録層が接着層を介して剥離
層に積層され、前記剥離層が長手方向に沿って所定の間
隔で幅方向に切断されるとともに、前記剥離層上には長
手方向に沿って所定の間隔で前記記録層での印字位置を
定める制御情報が表示されてなることを特徴とする。
【0014】この記録紙を、印字位置を定める制御情報
に基づいて剥離層の切断位置の上流又は下流の少なくと
も一方に対応する記録層上の領域に印字する印字装置に
供給することにより、容易に付箋紙として使用できる印
字物を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、図面を
参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
【0016】図1は本発明の印字装置の外観斜視図、図
2は装置の内部機構を表す本発明の印字装置の背面図で
ある。
【0017】図1に図示するように、印字装置10の本
体ケース11の正面には文字入力キー、印字モードを指
定するモード指定キー、印字を指示する印字キー、処理
を実行する実行キーなどの必要なキーを備えるキー入力
部12と、入力された文字や印字処理に必要なメッセー
ジなどの表示を行う表示部13が設けられ、側面には印
字されたロール紙が排出される排紙口14が設けられ
る。
【0018】図2は本体ケース11の背面に設けられる
カバーを取り外した状態を示すものであり、本体ケース
11の上半部の内部にはロール紙1を収容するホルダー
15及びロール紙1に印字を行う印字機構16が設けら
れ、本体ケース11の下半部の内部には図示しない装置
の駆動電池や電子回路が収容されている。
【0019】前記ホルダー15は本体ケース11の背面
側に開口部を有する器状に形成されており、ホルダー1
5の支持軸17に紙管2が回転自在に挿入されてロール
紙1が装着される。
【0020】また、前記印字機構16はサーマルヘッド
18、プラテンローラ19、ステップモータ20及びス
テップモータ20の駆動をプラテンローラ19に伝達す
る駆動伝達機構21などにより構成される。
【0021】サーマルヘッド18はヘッド支持部22に
支持され、ヘッド支持部22には操作レバー23が連設
される。操作レバー23は本体ケース11に取付けられ
た支持フレーム24に軸支され、支持フレーム24とヘ
ッド支持部22の間にはサーマルヘッド18を常にプラ
テンローラ19に加圧する加圧バネ25が配設されてい
る。ロール紙1の交換時などに前記操作レバー23の操
作によりサーマルヘッド18をプラテンローラ19から
開離させてサーマルヘッド18とプラテンローラ19の
間にロール紙1をセットする。
【0022】また、ロール紙1の搬送路にはロール紙1
に印されたマークを読み取る反射型の光センサ26が配
設され、搬送路の端部の排紙口14にはカッタ27が配
設されている。なお、カッタ27は排紙口14の縁部に
固定して設けられるが、このカッタ27は、単に排紙口
14の縁部を断面鋭角にしたものであってもよい。
【0023】図3乃至図5は本発明に係るロール紙1を
示している。
【0024】ロール紙1は裏面に接着剤(接着層)5が
塗布された感熱紙(感熱記録層)3を剥離処理面を有す
る剥離紙(剥離層)4と積層して紙管2に巻装したもの
である。
【0025】このロール紙1には、その長手方向に沿っ
て所定の等しい間隔で、その幅方向に切込みが破線状に
形成される切断用のミシン線6(破線状の切込み)が形
成されている。このミシン線6は、感熱紙3及び剥離紙
4を含んでロール紙1の厚さ方向に貫通して形成されて
いる。このロール紙1では、ミシン線6で切断し、ミシ
ン線6で区切られた領域を1枚のシールラベルあるいは
付箋紙として使用することを予定している。
【0026】また、剥離紙4はロール紙1の長手方向に
沿って所定の等しい間隔で切断されている。すなわち、
所定の長さに分割されて感熱紙3に積層されている。符
号7は剥離紙4の切断線を示し、この切断線7は前記ミ
シン線6で区切られた剥離紙4の各領域内にロール紙1
の幅方向に形成される。この切断線7は前記ミシン線6
のような破線状の切込みではなく、ロール紙1の幅方向
に連続する切込みであり剥離紙4にのみ形成される。
【0027】また、ロール紙1の裏面、すなわち剥離紙
4の対接着剤剥離処理面と反対面には、感熱紙3上での
印字位置を定めるためのマーク8が印字されている。こ
のマーク8は前記ミシン線5で区切られた領域毎に設け
られる。なお、マーク8と切断線7とは一定の距離関係
にある。
【0028】前記ロール紙1には前記印字装置10の排
紙口14に配設されたカッタ27を用いて容易に切断で
きるように切断用のミシン線6が形成されているため、
前記印字装置10は印字の後にミシン線6の位置がカッ
タ27の位置に合うようにロール紙1を搬送する。そし
て、装置外に排出されたロール紙1の先端を持って図1
で排紙口14の上方に引けばミシン線6がカッタ27に
当たってその部分で切断される。
【0029】前記印字装置10では、前記ロール紙1の
ミシン線6で区切られた領域単位でラベル乃至付箋紙を
作成する。そして、ミシン線6毎に区分されて作成され
たラベルなどでは感熱紙3の裏面の剥離紙4を剥がして
対象物に貼り付ける。剥離紙4には切断線7が形成され
ているので剥離作業が容易に行えて便利である。剥離紙
4は全部を剥がしてラベル裏面の接着面を全部露出させ
て全面で貼り付けてもよいが、切断線7により剥離紙4
は2枚の剥離紙片に分割されているので、そのうちの一
方のみを剥がし他方は残して部分的に露出した接着面を
使って対象物に貼り付けてもよく、この場合には、付箋
紙のような使い方ができる。
【0030】次に、図5は本発明の印字装置の電子回路
の構成を示すブロック図である。
【0031】制御部30は、キー入力部12からのキー
操作信号に応じてROM31に予め記憶されているシス
テムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を行な
う。
【0032】この制御部30には、印字装置の印字処理
に関する各種データを記憶するRAM32、表示用のフ
ォントのパターンデータを発生する表示用キャラクタジ
ェネレータ33、印字用のフォントのパターンデータを
発生する印字用キャラクタジェネレータ34、入力され
た文書のデータや印字処理に必要なデータを表示する表
示部13が接続されるとともに、プリンタ部35が接続
される。プリンタ部35には、サーマルヘッド18及び
その駆動回路36が設けられ、またプラテンローラ19
を回転駆動するステップモータ20及びその駆動回路3
7が設けられる。また、制御部30には、ロール紙1の
マーク7を検出するための光センサ26からの検出信号
が出力される。
【0033】前記RAM32には、キー入力されたデー
タを格納する入力バッファ32a、表示部13に表示す
る表示データを格納する表示バッファ32b、印字デー
タを格納する印字バッファ32c、その他印字処理に必
要なレジスタ、フラグ、カウンタなどが設けられる。
【0034】本発明の印字装置は、「ラベル印字」と
「付箋紙印字」の2つの印字モードを有する。「ラベル
印字」は対象物に貼り付ける通常のラベルを作成するた
めの印字であり、剥離紙4に存在する切断線7とは無関
係にロール紙1のミシン線6で区切られた1つの領域を
使って感熱紙3上に文字を印字するものである。作成さ
れたラベルの裏面で、切断線7により分割された2枚の
剥離紙片を全て剥がし接着剤5を全て露出させて対象物
に貼付して使用する。
【0035】一方、「付箋紙印字」は付箋紙として使用
できるラベルを作成するための印字であり、剥離紙4の
切断線7を境としてその片側に対応する感熱紙3上の領
域にのみ印字するものである。作成されたラベルの裏面
で、切断線7により分割された2枚の剥離紙片のうち
で、感熱紙3上に印字が施されていない側の剥離紙片を
剥がし、他の片側に対応する感熱紙3上の領域には印字
とは無関係にロール紙1のミシン線6で区切られた1つ
の領域を使って感熱紙3上に文字を印字するものであ
る。そして、糊代部分に対応する領域を外して感熱紙3
上に文字を印字するものである。ミシン線6で区切られ
た1つのラベル領域中で切断線7で分割された2枚の剥
離紙片の片方のみを剥がして一部の接着剤5だけ露出さ
せて対象物に貼り付けるものである。
【0036】図7は書籍などの対象物40に貼り付けら
れたラベル(付箋紙)41a〜41dの使用例を示す。
図7のように、切断線7から一方側の剥離紙が剥がされ
て糊代42となり、この部分を使って対象物40に貼り
付けられている。
【0037】以下、本発明の印字装置の印字処理につい
て説明する。
【0038】図8は第1の実施形態における印字装置の
印字処理を示すフローチャートである。また、図9及び
図10は印字処理及び印字例の説明図である。なお、図
9及び図10は図1に示すように、装置10の正面から
見て装置本体11の左側面に配設される排紙口14から
排出される印字物を剥離紙4を裏側とし感熱紙3側から
見た状態を示している。
【0039】キー入力部12から印字すべき文字列を入
力し、印字キーを操作すると、印字処理が開始される。
【0040】まず、前記「ラベル印字」と前記「付箋紙
印字」のいずれかの印字モードを設定するための設定画
面が表示部13に表示され、この印字モードのいずれか
を選択して実行キーを操作すると選択された印字モード
がRAM32に設定される。すなわち、ラベル印字モー
ドが設定されると印字モードフラグMが「0」に、付箋
紙印字モードが設定されると印字モードフラグMが
「1」にセットされる(ステップS1)。
【0041】次に、印字モードフラグMが判断され(ス
テップS2)、Mが「0」ならラベル印字モードに進
み、Mが「1」なら付箋紙印字モードに進む。
【0042】ラベル印字モードでは、キー入力部12か
ら入力され入力バッファ32aに格納された印字すべき
文字列である「ABC」の各文字が印字用キャラクタジ
ェネレータ34によりパターンデータに展開されて印字
バッファ32cに格納される。このパターンデータは入
力文字列順に、且つ各文字を回転することなく(回転角
度0°)展開される(ステップS3)。
【0043】図9(a)は印字開始時のロール紙1とカ
ッタ27、サーマルヘッド18、光センサ26の関係を
示す。図中、カッタ、サーマルヘッド、光センサは、
C、H、Sの符号で示している。なお、ロール紙1は感
熱紙3側が表側である。
【0044】印字開始時には、ロール紙1の先端はカッ
タCの位置にあり、ロール紙1のマーク8はセンサSよ
り上流にある。
【0045】図9(a)の状態から、ステップモータ2
0が駆動されてプラテンローラ19が回転してロール紙
1が搬送される(ステップS4)。ロール紙1の搬送中
には、センサ26によるマーク8の検出が判断される
(ステップS5)。マーク8がセンサ26により検出さ
れたところで、印字が開始される。
【0046】図9(b)はマーク8の検出時の状態を示
す。この例では、マーク8の検出時にサーマルヘッドH
(18)は剥離紙の切断線7の下流側にある。なお、マ
ーク8からその下流側のミシン線6までの距離はXと
し、カッタC(27)と光センサS(26)の距離はY
とする。
【0047】図9(b)に示す状態でマーク8が検出さ
れると、プラテンローラ19の回転によりロール紙1の
搬送が続けられるとともに、印字バッファ31cに格納
されている入力文字列に対応したパターンデータが先頭
アドレスから順に1ラインずつ読み出されてサーマルヘ
ッド18に転送され、そのパターンデータに基づいてサ
ーマルヘッド18の印字素子が発熱駆動される。また、
プラテンローラ19を駆動するステップモータ20の駆
動ステップ数がマーク8の検出時点から計数される(ス
テップS6)。印字バッファ31cに格納されている入
力文字列の印字用パターンデータが全て印字されるまで
前記印字動作が続けられる(ステップS6、S7)。印
字の終了が判断されると、さらにロール紙1を排紙する
ための搬送が行われる。マーク8の検出時から計数され
るステップモータ20の駆動ステップ数の値がX+Yの
距離に相当する値なったときに終了する(ステップS
7、S8、S9)。
【0048】前記X+Yの距離は、図9(b)に示すよ
うに、ロール紙1のマーク8からその下流側のミシン線
6までの距離に、カッタC(27)から光センサS(2
6)までの距離Yを加えた距離である。これにより、ロ
ール紙1では、印字された文字列の下流側のミシン線6
がカッタ27の位置と一致することになる。
【0049】印字後に、ミシン線6をカッタ27に当て
て引き裂くように操作すれば、図9(c)のような印字
物が得られる。ロール紙1と印字装置10の各部が図9
(a)のような位置関係にあり、マーク8の検出ととも
サーマルヘッド18が駆動されることで、感熱紙3上に
は切断線7の位置を跨いで入力された文字列が印字され
る。そして、切断線7で2つに分割された剥離層4a、
4bの両方を剥がしてラベルとして対象物に貼着するこ
とができる。
【0050】ステップS2に戻って、印字モードフラグ
Mが「1」であると判断されると、付箋紙印字モードに
進んで、対象物への貼付位置の選択画面が表示部13に
表示される。この画面では、図7の符号41a〜41d
として示すように、作成するラベル(付箋紙)の対象物
40に対する貼付位置を、上下左右の4つの貼付位置の
中から1つを選択するもので、選択後に実行キーを操作
すると、選択された上下左右の貼付位置に応じて貼付位
置フラグPが「0」〜「3」にセットされる(ステップ
S10)。
【0051】続いて、RAM32に設定された貼付位置
フラグPが判断される(ステップS11)。貼付位置フ
ラグPが「0」で貼付位置が「上」の場合には、印字す
べき「ABC」の入力文字列が文字順を逆順にして、か
つ各文字が270°回転されたパターンデータが印字用
キャラクタジェネレータ34を用いて展開されて印字バ
ッファ32cに格納される(ステップS12)。
【0052】また、貼付位置フラグPが「1」で貼付位
置が「下」の場合には、「ABC」の入力文字列が文字
順通りで、各文字が90°回転されたパターンデータが
印字用キャラクタジェネレータ34を用いて展開されて
印字バッファ32cに格納される(ステップS13)。
貼付位置フラグPが「2」で貼付位置が「左」の場合に
は、「ABC」の入力文字列が文字順を逆順にして、か
つ各文字が180°回転されたパターンデータが印字用
キャラクタジェネレータ34を用いて展開されて印字バ
ッファ32cに格納される(ステップS14)。貼付位
置フラグPが「3」で貼付位置が「右」の場合には、
「ABC」の入力文字列が文字順通りで、各文字は回転
することなく展開されて印字バッファ32cに格納され
る(ステップS15)。
【0053】図10(a)は印字開始時のロール紙1と
カッタC(27)、サーマルヘッドH(18)、光セン
サS(26)の位置関係を示しており、サーマルヘッド
Hと切断線7の距離はZであり、光センサSとマーク8
の距離はWである。
【0054】しかして、図10(a)の状態から、ステ
ップモータ20が駆動されてプラテンローラ19が回転
してロール紙1が搬送される(ステップS16)。搬送
開始時には、ロール紙1の剥離紙4に付されたマーク8
はセンサ26より上流にある。ロール紙1の搬送中にセ
ンサ26によりマーク8が検出されるか判断される(ス
テップS17)。マーク8がセンサS(26)により検
出されたときには、図10(a)を参照すれば、ロール
紙1は左方向にWの距離だけ移動している。
【0055】マーク8がセンサ26により検出された時
点から、プラテンローラ19を駆動するステップモータ
20の駆動ステップ数の計数が始まる(ステップS1
8)。そして、この駆動ステップ数の計数値がZ−Wの
距離に相当する搬送距離になったか否か判断される(ス
テップS19)。
【0056】図10(a)、(b)のように、マーク8
がセンサS(26)により検出された時点からロール紙
1がZ−Wの距離だけ搬送されると、サーマルヘッドH
(18)はほぼ切断線7の位置になる。実際にはZ−W
の距離を若干超える距離としてもよい。そうすれば、切
断線7はサーマルヘッドH(18)の下流側となる。図
10(b)はその状態を示している。ステップS19で
YESと判断されると、印字バッファ32cに格納され
た印字データがサーマルヘッド18に転送されて印字が
始まり(ステップS6)、印字バッファ32cに展開さ
れた印字データが先頭アドレスから順に1ラインずつ読
み出されて以下、上述の手順で印字が行われる(ステッ
プS6〜S9)。
【0057】図10(c)〜(f)は前記付箋紙印字モ
ードで作成された、貼付位置を順に「上」、「下」、
「左」、「右」に指定した場合の印字物を表すものであ
り、夫々一方の剥離紙4bを残したままで他方の剥離紙
4aを剥がすことで、この部分を糊代として使って付箋
紙として対象物に貼着して使用できる。
【0058】なお、上述の付箋紙印字モードでは、剥離
紙の切断線の上流側に対応する感熱紙3の領域にのみに
印字したが、これを逆に切断線の下流側の感熱紙3の領
域にのみ印字するようにしてもよい。すなわち、この例
では、ロール紙1のミシン線で区切られた中で下流側寄
りに切断線7を設けたため、下流側が糊代となり上流側
が印字領域となったが、切断線7を上流側に片寄らせて
設け、下流側の印字開始位置からその上流側寄りに設け
た切断線7の位置までに印字が収まるように制御すれ
ば、下流側を印字領域とし上流側を糊代にすることがで
きる。また、切断線7の位置はラベル領域の中央に設け
てもよい。
【0059】また、上述の付箋紙印字モードでは、貼付
位置の指定に応じて文字列の順序を変えたり回転させて
RAM32に展開したが、そのようにしないで、回転す
ることなく普通に展開し、データを読み出す際にあるい
はデータをサーマルヘッド18に転送する際に、指定に
応じた印字像が形成されるべく、アドレス順を入れ替え
たり行列を変えて読み出したり、1ラインの転送順を変
えたりすることで対応してもよい。
【0060】なお、前記接着剤5には、接着力が弱い感
圧性接着剤を用いるのが好ましい。付箋紙として使う場
合に、紙などの対象物を傷めることがなく繰り返し剥が
したり接着したりすることができる。
【0061】このような構成の印字装置によれば、剥離
紙4の切断線7の下流側に対応する感熱紙3上の領域に
入力された文字列が印字されるので、剥離紙4の切断位
置の下流側でカッタ27によりロール紙1を切断すれ
ば、剥離紙4が切断線7で分割されているとともに、そ
の切断線7の片側に対応する感熱紙3上の領域に文字列
が印字された印字物が得られる。従って、文字列が印字
されていない感熱紙3上の領域に対応する剥離紙4aを
剥がすことで、感熱紙3の裏面の接着剤5が部分的に露
出することなり、きれいな印字された任意の文字列が表
記された付箋紙として使用することができる。
【0062】また、本装置で印字された印字物を対象物
に貼り付ける位置を指定し、その指定に応じて文字列の
パターンデータを回転して展開し対象物に印字物を貼り
付けた場合に印字像が正立して表示されるべく印字像を
形成するように印字することで、見易く使いやすい付箋
紙を得ることができる。
【0063】(第2の実施形態)前記第1の実施形態で
は、ロール紙1にミシン線6を設け、剥離紙4に切断線
7を設けたものを使用した。このロール紙1ではミシン
線6の間隔により作成できる付箋紙の長さが予め決めら
れており、また切断線7の位置により付箋紙の糊代の長
さが予め決められている。この第2の実施形態では、ロ
ール紙1にミシン線6や切断線7を設けないで付箋紙の
長さや糊代の長さを任意に決めることができるものであ
る。
【0064】図11は本発明の第2の実施形態の印字装
置及びロール紙の要部の構成を示す図である。
【0065】ロール紙1aは感熱紙3aと接着剤5aと
剥離紙4aによる積層構造を有する点で第1の実施形態
のロール紙1と同一であり、ミシン線6や切断線7が形
成されていない点のみが異なる。また、第1の実施形態
とはカッタの構成が異なっている。図11のように本体
ケース11の排紙口14の近部にロール紙1aの全部の
層を切断するロール紙カッタ50とロール紙1aのうち
の剥離紙4aのみを切断する剥離紙カッタ51が設けら
れる。夫々のカッタはカッタ50、51を受台52、5
3に向けて移動することで、ロール紙1aに対する夫々
の切断処理を行うものであり、ロール紙カッタ50の受
台52は平面に形成されているが、剥離紙カッタ51の
受台53は剥離層のみの切断を可能にするべく、感熱紙
4a分乃至それに加えて接着剤分の凹部を有している。
これらのカッタは夫々モータを駆動源として作動する。
【0066】なお、ロール紙カッタ50と剥離紙カッタ
51を同一の駆動源で作動される同一機構として共通の
カッタ刃を設け、このカッタ刃の受台に対する移動スト
ロークを変えるようにしてもよい。
【0067】また、図11において、サーマルヘッド1
8とロール紙カッタ50の距離はLであり、サーマルヘ
ッド18と剥離紙カッタ51の距離はL/2である。
【0068】図示しないが、第2の実施形態の電子回路
は第1の実施形態のものと同様であり、前記ロール紙カ
ッタ50及び剥離紙カッタ51の駆動モータ及びその駆
動回路が付加される。駆動モータは制御部30で制御さ
れる。
【0069】図12は第2の実施形態における印字装置
の付箋紙印字モードの処理を示すフローチャートであ
る。
【0070】付箋紙印字モードでは、糊代の長さを大小
設定することができ、「大」はサーマルヘッド18とロ
ール紙カッタ50の間の距離L、「小」はその半分のL
/2である。設定された糊代の長さはRAM32に記憶
される(ステップT1)。
【0071】キー入力部12から入力され入力バッファ
32aに格納された文字列「ABC」の各文字が印字用
キャラクタジェネレータ34によりパターンデータに展
開されて印字バッファ32cに格納される(ステップT
2)。
【0072】そして、ステップモータ20が駆動されて
プラテンローラ19が回転してロール紙1aが搬送さ
れ、それに合わせて印字バッファ32cに格納されてい
る入力文字列に対応したパターンデータが順に1ライン
ずつサーマルヘッド18に転送され、そのパターンデー
タに基づいてサーマルヘッド18の印字素子が発熱駆動
される。また、ステップモータ20の駆動ステップ数が
計数される(ステップT3)。
【0073】ロール紙1aがL/2の距離だけ搬送され
たか判断され(ステップT4)、ロール紙1aがL/2
の距離だけ搬送されたと判断されると、印字を中断され
て(ステップT5)、糊代フラグNが判断される(ステ
ップT6)。Nが糊代「大」に相当する「1」であれ
ば、カッタの駆動モータを作動して剥離紙カッタ51が
作動されて剥離紙4aが切断される(ステップT7)。
従って、この場合にはロール紙1aの先端からLの距離
で剥離紙4aに切断線が形成され、先端にLの長さの糊
代が確保される。
【0074】一方、Nが糊代「小」に相当する「0」で
あれば、剥離紙カッタ51を作動して剥離紙4aを切断
し、且つロール紙カッタ50を作動してロール紙1aを
切断する(ステップT8)。これにより、印字開始前の
ロール紙1aの先端からLの距離で剥離紙4aに切断線
が形成されるとともに、ロール紙1aの先端はL/2の
距離で切断されることになる。この結果、ロール紙1a
の先端のL/2の長さは不要分として切り落とされるこ
とで、ロール紙1aの先端からL/2の距離で剥離紙4
aに切断線が形成され、先端にL/2の長さの糊代が確
保される。
【0075】その後印字を再開し、印字データの終了ま
で印字を行う(ステップT9、T10)。印字が終了す
れば排紙し、ロール紙カッタ50を作動してロール紙1
aの印字部分を切断して処理を終了する(ステップT1
1、T12、END)。
【0076】第2の実施形態の場合も、第1の実施形態
の図6のステップS10〜S15を付加して、対象物の
貼り付け位置を指定できるようにしてもよい。
【0077】この第2の実施形態の装置によれば、第1
の実施形態の装置と同様に、得られた印字物の文字列が
印字されていない記録紙3a上の領域に対応するた剥離
紙4aを剥がすことで、記録紙3aの裏面の接着剤5a
が部分的に露出することなり、きれいな印字された任意
の文字列が表記された付箋紙として使用することがで
き、しかも、第1の実施形態の装置のような、剥離紙に
所定の間隔で幅方向に切断された記録紙を使用しなくと
もよく、糊代の長さを大小選ぶことができる。
【0078】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明の請求項1
の印字装置では、剥離層の切断位置の上流側又は下流側
に対応する記録層上の領域に入力された文字列が印字さ
れるので、剥離層の切断位置の下流側で切断手段により
記録紙を切断すれば、剥離層が切断されて複数に分割さ
れるとともに、その分割された剥離層の片側に対応する
記録層上の領域に文字列が印字された印字物が得られ
る。従って、文字列が印字されていない記録層上の領域
に対応した剥離層を剥がすことで、記録層の裏面の接着
層が部分的に露出することなり、きれいな印字された任
意の文字列が表記された付箋紙として使用することがで
きる。
【0079】また、請求項2の印字装置では、対象物の
指定された位置に印字物を貼り付けた場合に印字像が正
立して表示されるべく記録層に印字像が形成されるの
で、見易く使いやすい付箋紙の印字物を得ることができ
る。
【0080】また、請求項4の印字装置によれば、得ら
れた印字物の文字列が印字されていない記録層上の領域
に対応するた剥離層を剥がすことで、記録層の裏面の接
着層が部分的に露出することなり、きれいな印字された
任意の文字列が表記された付箋紙として使用することが
でき、しかも、請求項1の印字装置のような、剥離紙に
所定の間隔で幅方向に切断された記録紙を使用しなくと
もよい。
【0081】さらに、請求項6の記録紙は、印字位置を
定める制御情報に基づいて剥離層の切断位置の上流又は
下流の少なくとも一方に対応する記録層上の領域に印字
する印字装置に供給して用いることにより、容易に付箋
紙として使用できる印字物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る印字装置の外観
斜視図。
【図2】前記印字装置の内部構成の一部を示す背面図。
【図3】前記印字装置に使用するロール紙の斜視図。
【図4】前記ロール紙の拡大断面図。
【図5】前記ロール紙の裏面図。
【図6】前記印字装置の電子回路の構成を示すブロック
図。
【図7】印字装置により作成した印字物の使用説明図。
【図8】前記印字装置の印字処理を示すフローチャー
ト。
【図9】前記印字装置のラベル印字処理及び印字例の説
明図。
【図10】前記印字装置の付箋紙印字処理及び印字例の
説明図。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る印字装置の要
部の構成を説明する図。
【図12】第2の実施形態における印字装置の印字処理
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ロール紙 2…紙管 3…感熱紙(感熱記録層) 4…剥離紙(剥離層) 5…接着剤(接着層) 6…ミシン線 7…切断線 8…マーク 10…印字装置 11…本体ケース 12…キー入力部 13…表示部 14…排紙口 15…ホルダー 16…印字機構 17…支持軸 18…サーマルヘッド 19…プラテンローラ 20…ステップモータ 21…駆動伝達機構 22…ヘッド支持部材 23…操作レバー 24…支持フレーム 25…加圧バネ 26…光センサ 27…カッタ 30…制御部 31…ROM 32…RAM 33…表示用キャラクタジェネレータ 34…印字用キャラクタジェネレータ 35…プリンタ部 36…ヘッド駆動回路 37…モータ駆動回路 40…対象物 41a〜41d…ラベル(付箋紙) 42…糊代 50…ロール紙カッタ 51…剥離紙カッタ 52,53…受台

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の文字列を入力する入力手段と、記
    録紙を搬送する搬送手段と、前記入力手段から入力され
    た文字列を前記搬送手段により搬送される記録紙に印字
    する印字手段と、前記記録紙を切断する切断手段とを備
    え、 前記記録紙として、記録層が接着層を介して剥離層に積
    層され、前記剥離層が長手方向に沿って所定の間隔で幅
    方向に切断されるとともに、前記剥離層上には長手方向
    に沿って所定の間隔で前記記録層での印字位置を定める
    制御情報が表示されてなる長尺状の記録紙を用いる印字
    装置であって、 前記搬送手段により前記記録紙が搬送されるときに前記
    制御情報を検出する検出手段と、 前記印字手段及び前記搬送手段を制御する制御手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記制
    御情報に基づいて前記印字手段を制御して前記剥離層の
    切断位置の上流側又は下流側の少なくとも一方に対応す
    る前記記録層上の領域に前記入力手段から入力された文
    字列を印字するとともに、前記搬送手段を制御して前記
    剥離層の切断位置より下流側の前記切断手段による切断
    位置で前記記録紙の搬送を停止することを特徴とする印
    字装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記印字装置で文字列が印字され
    る印字物を対象物に貼り付ける位置を指定する指定手段
    を備え、 前記制御手段は、前記剥離層の切断位置の上流側又は下
    流側のいずれか一方に対応する前記記録層上の領域に、
    前記指定手段で指定する対象物の位置に前記印字物を貼
    り付けた場合に印字像が正立して表示されるべく前記記
    録層に印字像を形成することを特徴とする請求項1に記
    載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記入力手段から入力
    された文字列を前記指定手段で指定する対象物の位置に
    応じて所定の角度に回転して印字パターンを展開する展
    開手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の印字
    装置。
  4. 【請求項4】 任意の文字列を入力する入力手段と、記
    録層が接着層を介して剥離層に積層された長尺状の記録
    紙を搬送する搬送手段と、前記入力手段から入力された
    文字列を前記搬送手段により搬送される前記記録紙に印
    字する印字手段と、前記記録紙の全層を切断して前記印
    字手段により文字列が印字された部分をラベルとして切
    り離す記録紙切断手段とを備えた印字装置であって、 前記ラベル内で前記剥離層を切断する剥離層切断手段
    と、 前記搬送手段及び前記印字手段を制御する制御手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記搬送手段及び前記印字手段を制御
    して、前記剥離層切断手段及び前記記録紙切断手段によ
    る切断位置で前記記録紙の搬送を停止するとともに、前
    記剥離層切断手段の切断位置の上流側又は下流側の少な
    くとも一方に対応する前記記録層上の領域に前記入力手
    段から入力された文字列を印字することを特徴とする印
    字装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記ラベルの端部から前記剥離層
    切断手段の切断位置までの長さを糊代の長さとして、そ
    の長さを入力設定する糊代設定手段を備え、 前記制御手段は、前記糊代設定手段で設定された糊代の
    長さに対応する位置で前記記録紙の搬送を停止するとと
    もに、前記記録層の領域に糊代の長さに対応する長さの
    余白を設けて前記入力手段から入力された文字列を印字
    することを特徴とする請求項4に記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 印字装置に供給されて、長手方向に沿っ
    て設定される領域内に印字が行われるとともに、その領
    域単位で切断される長尺状の記録紙であって、 記録層が接着層を介して剥離層に積層され、前記剥離層
    が長手方向に沿って所定の間隔で幅方向に切断されると
    ともに、前記剥離層上には長手方向に沿って所定の間隔
    で前記記録層での印字位置を定める制御情報が表示され
    てなることを特徴とする記録紙。
  7. 【請求項7】 前記記録紙には、前記領域を区画するミ
    シン目状の切断線が形成されていることを特徴とする請
    求項6に記載の記録紙。
JP37462299A 1999-12-28 1999-12-28 印字装置及び記録紙 Pending JP2001180060A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080668A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Brother Ind Ltd 印字テープ、テープカセット及びテープ印字装置
JP2009018446A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Brother Ind Ltd テープ印刷装置
JP2014223743A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 カシオ計算機株式会社 粘着剤付加機能付き印刷装置
CN109868689A (zh) * 2019-03-04 2019-06-11 浙江绿洲胶粘制品有限公司 便捷式组合标签纸生产方法

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