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JP2001175995A - 駐車場管理システム - Google Patents

駐車場管理システム

Info

Publication number
JP2001175995A
JP2001175995A JP35907599A JP35907599A JP2001175995A JP 2001175995 A JP2001175995 A JP 2001175995A JP 35907599 A JP35907599 A JP 35907599A JP 35907599 A JP35907599 A JP 35907599A JP 2001175995 A JP2001175995 A JP 2001175995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
contract
parking
parking lot
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35907599A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsutoshi Ishikawa
哲理 石川
Hirohiko Yanagawa
博彦 柳川
Yasufumi Yamada
恭文 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP35907599A priority Critical patent/JP2001175995A/ja
Publication of JP2001175995A publication Critical patent/JP2001175995A/ja
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車場管理システムにおいて、契約権利の有
効利用を可能とする。 【解決手段】 出庫車両Cout が契約車両で(S73:
YES)、定期契約による利用であり(S77:YE
S)、出庫車両Cout と同じ契約に属する未権利車両が
あると(S78:YES)、出庫車両Cout と同じ契約
に属する契約車両で権利獲得日時が記録されていない車
両を1台選び、現在の日時をその選ばれた車両の権利獲
得日時として在車管理テーブルに記録する(S79)。
これにより、それまで未権利車両であった車両が権利車
両となる。つまり、出庫する車両から他の車両に定期契
約での駐車権利が譲渡されたことになる。譲渡によって
権利を獲得した車両は、その時点から後は、その車両が
属する駐車場使用契約がカバーする範囲については駐車
料金を支払う必要がなくなる。複数台の車両それぞれを
個別に定期契約する必要はなく、契約権利の一層の有効
利用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場管理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばゲートにおいて車両のナン
バープレートを読み取り、その読み取ったナンバーに基
づいて定期契約車両か否かを判別することによって、駐
車場の車両管理を行うシステムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駐車車
両が定期契約車両か否かを判別するだけでは、利用者に
とって真に利便性のあるサービスを提供することはでき
なかった。例えば2台の車両を持つ家族があり、2台の
車両の内の1台は主に通勤用に使用されるので例えば駅
周辺の駐車場を定期契約して使用し、もう1台は買い物
等の日常生活用なので同じ駐車場を定期契約するほどで
はないが、ときにはその駐車場を利用したいこともある
といった状況では、2台の車両を同じ駐車場に定期契約
するのは非常に効率が悪い。この例のように、家族や会
社等で複数台の車両を持っているが、それらの車両が同
時に同じ駐車場を利用する機会が少ない場合には、複数
台の車両それぞれを個別に定期契約するのは非常に効率
が悪い、という問題がある。
【0004】また、従来の車両管理システムのデータ構
造では、ある車両が在庫している間にその属性を変える
(例えば一般車両から定期契約車両への変更)というよ
うな車両管理を実現できなかった。本発明は、駐車場管
理システムにおいて、定期契約の内容に関するデータ及
び駐車履歴に関するデータを充実させることにより、従
来よりもきめ細かなサービスを可能とし、特に契約権利
の一層の有効利用を可能とすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の駐車場管理システム
は、各々の駐車場使用契約について、該駐車場使用契約
を識別する契約識別データ、該駐車場使用契約に基づい
て駐車できる車両台数を示す契約権利数データ及び該駐
車場使用契約に属する契約車両を特定するための車両特
定データが含まれる契約データを記憶する契約データ記
憶手段と、駐車場に入庫する車両及び出庫する車両を前
記車両特定データと照合することにより該入庫または出
庫する車両が属する前記駐車場使用契約を特定する契約
判別手段と、各々の駐車場使用契約毎に、該駐車場使用
契約に基づいて現に駐車している車両台数を計数する駐
車台数カウント手段と、前記駐車場使用契約に基づいて
現に駐車している車両台数が前記契約権利数未満のとき
に同じ駐車場使用契約に属する車両が入庫した場合に
は、該新たな入庫車両を権利車両とし前記入庫日時を該
権利車両の権利獲得日時として記録し、前記駐車場使用
契約に基づいて現に駐車している車両台数が前記契約権
利数に達しているときに同じ駐車場使用契約に属する車
両が入庫すると、該新たな入庫車両を未権利車両として
前記入庫日時を記録し、前記駐車場使用契約に基づいて
駐車していた車両が出庫する際に同じ駐車場使用契約に
属する車両で前記未権利車両があれば、その中の1台を
前記未権利車両から前記権利車両に変更して該変更日時
を前記権利獲得日時として記録する駐車履歴記録手段
と、該駐車履歴記録手段の記録に基づいて前記権利車両
ではなかった期間の駐車料金を計算する料金計算手段
と、前記権利車両としての駐車履歴のみを持つ車両には
該車両が属する前記駐車場使用契約がカバーする範囲に
ついては料金請求なしで出庫を許し、それ以外の車両
(要精算車両)は前記料金計算手段が計算した駐車料金
の精算を条件として出庫を許すゲート手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0006】契約判別手段は、駐車場に入庫する車両及
び出庫する車両を、契約データ記憶手段が記憶している
契約データの車両特定データと照合することによりその
車両が属する駐車場使用契約(契約識別データ)を特定
できる。この車両の照合は、車両のナンバープレートに
よって行うのが簡便かつ確実である。具体的には、車両
のナンバープレートの記載内容を車両特定データとして
契約データ記憶手段に記憶させておき、入庫または出庫
する車両のナンバープレートをカメラで読み取って、そ
の読み取った内容と車両特定データとを照合すればよ
い。また、他の手法、例えば車両に自身を特定するデー
タを発信する装置を搭載しておき、ゲートにてそのデー
タを受信して車両特定データと照合するといった手法も
採用できる。もちろん、これら以外の手法であってもか
まわない。要は、入庫または出庫する車両が属する駐車
場使用契約を特定できればよいのである。
【0007】駐車台数カウント手段は、契約判別手段の
特定結果に基づいて、各々の駐車場使用契約毎に、駐車
場使用契約に基づいて現に駐車している車両台数を計数
できる。駐車履歴記録手段は、次の(a)、(b)、
(c)の記録をする。
【0008】まず、(a)駐車場使用契約に基づいて現
に駐車している車両台数が契約権利数未満のときに同じ
駐車場使用契約に属する車両が入庫した場合には、その
新たな入庫車両を権利車両として、その入庫日時を権利
車両の権利獲得日時として記録する。
【0009】次に、(b)駐車場使用契約に基づいて現
に駐車している車両台数が契約権利数に達しているとき
に同じ駐車場使用契約に属する車両が入庫すると、新た
な入庫車両を未権利車両として入庫日時を記録する。こ
の未権利車両は、駐車場使用契約に属してはいるが、既
に他の車両が契約権利を使用しているので、無契約の一
般車と同様に駐車料金を払わねばならない。
【0010】そして、(c)駐車場使用契約に基づいて
駐車していた車両が出庫する際に同じ駐車場使用契約に
属する車両で未権利車両があれば、その中の1台を未権
利車両から権利車両に変更してその変更日時を権利獲得
日時として記録する。この未権利車両から権利車両へ変
更された車両(権利獲得車両)は、その時点から後の駐
車料金は、その権利獲得車両が属する駐車場使用契約が
カバーする範囲については支払う必要がなくなる。
【0011】ところで、駐車場使用契約には例えば全日
契約(1日のどの時間帯でも契約駐車可能)、昼間限定
(昼間に限って契約駐車可能で、それ以外の時間帯では
一般車扱い)、夜間限定(夜間に限って契約駐車可能
で、それ以外の時間帯では一般車扱い)等の契約形態が
ある。このため、例えば昼間限定の契約車両が昼間に権
利車両として駐車したが、出庫が夜間になることもあ
る。同様に夜間限定の車両が昼間に出庫することもあ
る。また、これらの例以外でも同様の場合があり得る。
【0012】したがって、駐車場使用契約がカバーする
範囲については支払う必要がないというのは、例えば昼
間限定の契約車両が昼間に権利車両として利用した分に
ついては支払う必要がないということである。つまり、
昼間限定や夜間限定のように契約で利用できる時間帯に
制限がある場合には、その時間帯外の駐車については未
権利車両として扱われる。
【0013】料金計算手段は、駐車履歴記録手段の記録
に基づいて権利車両ではなかった期間の駐車料金を計算
する。具体的には、上記(b)の場合の駐車料金、
(c)で権利獲得車両となるまでの駐車料金を計算す
る。また、(a)で入庫の時は権利車両であったが例え
ば昼間限定で夜間分の駐車料金を要する場合、(c)で
権利獲得車両となったが、例えば昼間限定であるために
夜間分の駐車料金を要する場合の駐車料金も計算する。
もちろん、無契約の一般車の駐車料金も計算する。
【0014】ゲート手段は、権利車両としての駐車履歴
のみを持つ車両には、その車両が属する駐車場使用契約
がカバーする範囲については料金請求なしで出庫を許
し、それ以外の車両(要精算車両)は料金計算手段が計
算した駐車料金の精算を条件として出庫を許す。また、
権利車両としての駐車履歴のみを持つ車両でも契約外の
駐車分(例えば昼間限定で、出庫が夜間になった場合の
夜間分)の精算を条件として出庫を許す。
【0015】以上の通りに動作するから、例えば2台の
車両を持つ家族が、契約権利数を1、属する契約車両を
2台として駐車場使用契約を結べば、主に通勤用に使用
される1台が駐車中のときには、もう1台を未権利車両
として駐車し、その駐車料金を支払うだけで済む。一
方、通勤用の1台が駐車していないときには、他の1台
は権利車両として駐車できるから、その際の駐車料金の
内で駐車場使用契約がカバーする範囲については支払う
必要はない。つまり、家族や会社等で複数台の車両を持
っているが、それらの車両が同時に同じ駐車場を利用す
る機会が少ない場合に、複数台の車両それぞれを個別に
定期契約する必要はなく、契約権利の一層の有効利用が
可能となる。
【0016】また、権利に空きがなくて一旦は未権利車
両として駐車した場合でも、先に駐車していた車両が出
庫して権利に空きができたところで権利車両に変更され
るから(一般車両から定期契約車両への属性変更と同等
の処理が可能だから)、必要なだけの駐車料金の支払い
で済む。
【0017】さらに、未権利車両から権利車両への変更
に際しては、権利獲得車両の権利獲得日時を記録するだ
けで済むから、例えばデータ上ではこの未権利であった
車両を一旦出庫扱いにして定期契約車両として再入庫し
たことにするような架空のデータ処理をする必要がなく
なる。また、正しい入庫日時と出庫日時を駐車履歴とし
て記録できる。
【0018】未権利車両であったときの駐車料金を計算
するには請求項2記載の駐車場管理システムが適してい
る。この請求項2記載の駐車場管理システムでは、駐車
履歴記録手段は、各車両の入庫日時を料金計算開始日時
として記録し、料金計算手段は、料金計算開始日時から
出庫日時までの期間で権利車両ではなかった期間の駐車
料金を計算するから、未権利車両であったときの駐車料
金を正確に計算できる。
【0019】ところで、ときには駐車場使用契約が解約
されたり、或いは何台かの契約車両が駐車場使用契約か
ら外されて(契約内容が変更されて)、それまでは契約
車両として駐車していた車両が出庫前に契約車両でなく
なることもあり得る。請求項3記載の駐車場管理システ
ムは、そのような場合に対処するものである。
【0020】すなわち、請求項3記載の駐車場管理シス
テムは、請求項2記載の駐車場管理システムにおいて、
前記契約車両として駐車していた車両が出庫前に該契約
車両ではなくなった場合に、前記料金計算手段は、該車
両について前記契約車両であったときに前記未権利車両
として駐車していた期間の前記駐車料金を追加料金とし
て計算し、前記駐車履歴記録手段は、該車両が前記契約
車両ではなくなった日時を新たな料金計算開始日時とし
て記録することを特徴とする。
【0021】この駐車場管理システムでは、契約車両で
あったときに未権利車両として駐車していた分の駐車料
金を追加料金として計算され、その車両が契約車両では
なくなった日時を新たな料金計算開始日時として、その
日時から後の駐車料金が別途計算されるから、契約車両
として駐車していた車両が出庫前に契約車両でなくなっ
ても対処できる。
【0022】また、その際に、例えばデータだけを一旦
出庫後に再入庫したことにするといった架空のデータ処
理は不要になり、正確な駐車履歴を記録できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
【0024】
【実施例】図1に示すように、本実施例の駐車場10に
は、中央管理室12、駐車場入口13、駐車場出口1
4、前精算機15、駐車エリア16等の設備が備わって
いる。
【0025】この駐車場10の駐車場管理システム20
は、中央管理室12に設置されている登録管理装置2
1、ファイルサーバ23及び画像処理装置25、駐車場
入口13に設置されているCCDカメラ31、ITV記
録発券機33、ゲート35及びループコイル37(図2
参照)、駐車場出口14に設置されているCCDカメラ
41、出口精算機43、ゲート45及びループコイル4
7(図2参照)、上述の前精算機15、これらを相互に
接続するネットワーク50等によって構成されている。
【0026】登録管理装置21はパソコンであり、駐車
場使用契約の入力、在車のナンバー表示、各種情報の表
示や編集に使用される。ファイルサーバ23には、図3
に例示する構造の契約車両管理テーブル及び図4に例示
する構造の在車管理テーブルが格納されている。
【0027】契約車両管理テーブルには、契約者(個人
名、法人名等)、契約識別データに該当する契約番号、
契約権利数データに該当する駐車可能台数、在車してい
る契約車両数を示す駐車台数、車両特定データに該当す
る車両ナンバーが記録される。
【0028】在車管理テーブルは、各在車車両の駐車履
歴に相当するデータテーブルであり、在車車両の車両ナ
ンバー、入庫日時、料金計算開始日時、権利獲得日時、
契約番号及び追加料金が記録される。画像処理装置25
はCCDカメラ31、41が撮像した画像から車両のナ
ンバーを認識する装置である。認識されたナンバーのデ
ータはファイルサーバ23に送られる。
【0029】前精算機15は、出庫前に駐車料金を精算
するために使用される。前精算された場合には、その情
報がファイルサーバ23に記録される。ITV記録発券
機33は、定期契約ではない車両(一般車)のための装
置であり、ここで発券される入場券を受け取るとゲート
35が開かれる。
【0030】出口精算機43は、ファイルサーバ23か
ら車両種別、前精算の有無、入場日時などの情報を受け
取り、ここでの精算が必要なら精算動作を行い、ゲート
45を開放する。次に、この駐車場10への入庫、駐
車、出庫の流れに沿って、駐車場管理システム20の動
作を説明する。
【0031】図2に示すように、入庫しようとする車両
Cinは、ゲート35が閉じているためにその手前で一旦
停止する。ループコイル37によって車両Cinが検出さ
れると、CCDカメラ31がその車両Cinのナンバープ
レートを撮像し、画像データを画像処理装置25に送
る。
【0032】画像処理装置25はCCDカメラ31から
送られてきた画像データにより車両Cinの車両ナンバー
を認識し、認識結果(車両ナンバーのデータ)をファイ
ルサーバ23に送る。ファイルサーバ23は、画像処理
装置25から車両Cinの車両ナンバーを受け取ると、図
5に示す入庫処理を開始する。
【0033】まず、入庫車両Cinの車両ナンバーが含ま
れている契約番号Pcを契約車両管理テーブルから検索
する(S51)。次に、契約番号Pcが0より大きいか
否か、すなわち入庫車両Cinは契約車両(Pc有り)か
一般車(Pcなし)かを判別する(S52)。
【0034】契約車両であれば、契約車両管理テーブル
から入庫車両Cinが属する契約の駐車可能台数Paを読
出し(S53)、また駐車台数Pbも読出す(S5
4)。そして、駐車可能台数Paと駐車台数Pbを比較
してPa>Pbなら(S55:YES)、駐車台数Pb
を1増加した台数に更新し(S56)、入庫車両Cinの
権利獲得日時を現在の日時にセットする(S57)。
【0035】契約車両でないとき(S52:NO)、或
いはS55で否定判断のとき、すなわち契約車両ではあ
るが、すでに駐車可能台数Paの車両が駐車しているた
めに、定期契約での利用ができない入庫車両Cinの場合
には、権利獲得日時をクリアする(S58)。この場
合、契約車両は未権利車両となる。
【0036】S57またはS58に続いて、料金計算開
始日時に現在の日時をセットし(S59)、在車管理テ
ーブルに入庫車両Cinの情報を記録する(S60)。こ
の入庫処理の後、ファイルサーバ23はITV記録発券
機33に指示してゲート35を開けさせる。この際に、
契約車両であれば入場券は発券されないが、一般車両に
対しては入場券が発券され、これをユーザが発券口から
抜き取るとゲート35が開けられる。入庫車両Cinは、
ゲート35を通過して駐車エリア16の適宜の位置に駐
車できる。
【0037】駐車している車両を出庫させようとする場
合、一般車のユーザは駐車料金の精算が必要である。ま
た、契約車両であっても、未権利車両として駐車してい
た履歴があれば、同様に精算が必要である。この精算を
前精算機15にて行えば出口14での精算は不要とな
る。
【0038】図2に示すように、出庫しようとする車両
Cout は、ゲート45が閉じているためにその手前で一
旦停止する。ループコイル47によって車両Cout が検
出されると、CCDカメラ41がその車両Cout のナン
バープレートを撮像し、画像データを画像処理装置25
に送る。
【0039】画像処理装置25はCCDカメラ41から
送られてきた画像データにより車両Cout の車両ナンバ
ーを認識し、認識結果(車両ナンバーのデータ)をファ
イルサーバ23に送る。ファイルサーバ23は、画像処
理装置25から車両Cout の車両ナンバーを受け取る
と、図6に示す出庫処理を開始する。
【0040】出庫処理では、まず出庫車両Cout の情報
を在車管理テーブルから検索して読み込む(S71)。
次に、出庫車両Cout の契約番号Pcをセットする(S
72)。ただし、一般車の場合には契約番号がないから
Pc=0とされる。そして、その契約番号Pcが0より
大きいか否か、すなわち出庫車両Cout は契約車両(P
c有り)か一般車(Pcなし)かを判別する(S7
3)。
【0041】契約車両であれば(S73:YES)、契
約車両管理テーブルから出庫車両Cout が属する契約の
駐車可能台数Paを読出し(S74)、駐車台数Pbも
読出して(S75)、駐車台数Pbを1減らした台数に
更新する(S76)。続いて、在車管理テーブルから出
庫車両Cout の情報を読み込んで、権利獲得日時が記録
されているか否か、すなわち定期契約による利用か否か
を判断する(S77)。
【0042】権利獲得日時が記録されている場合(S7
7:YES)、その出庫車両Coutが属する契約の駐車
台数Pbが駐車可能台数Pa以上か否か、すなわち出庫
車両Cout と同じ契約に属する契約車両で未権利車両と
して在車しているものがあるか否かを判断する(S7
8)。肯定判断(未権利車両有り)なら、在車管理テー
ブルを検索して、出庫車両Cout と同じ契約に属する契
約車両で権利獲得日時が記録されていない車両を1台選
び、現在の日時をその選ばれた車両の権利獲得日時とし
て在車管理テーブルに記録する(S79)。これによ
り、それまで未権利車両であった車両が権利車両とな
る。
【0043】S79の後、或いはS78で否定判断の場
合にはS79をジャンプして、出口精算機43に指示し
てゲート45を開けさせ、出庫車両Cout を定期契約車
両として出庫させる(S80)。ただし、これは出庫車
両Cout に未権利車両としての在車履歴がない場合、ま
たは未権利車両としての在車履歴があるが前精算機15
で精算済みの場合である。もし、未権利車両としての在
車履歴があって未精算なら、出口精算機43において精
算が済んでから、ゲート45が開けられる。
【0044】また、図4に例示するように、在車管理テ
ーブルに追加料金が記録されていることがある。この追
加料金は、契約車両として駐車していた車両が出庫前に
契約車両ではなくなった場合に発生する。図4に示す例
では、この車両(豊橋33さNNNN)は、1999年
8月30日の14:20に契約車両として入庫した。し
かし、その車両の属する契約が同年8月31日までで解
約となった。この車両は、契約車両であったときに未権
利車両として駐車していた期間があったので、その分の
駐車料金が追加料金として記録されたものである。そし
て、その車両が契約車両ではなくなった日時(9月1日
0時0分)が新たな料金計算開始日時として記録されて
いる。したがって、この車両が出庫する際には、9月1
日0時0分以後の一般車としての駐車料金の他に、契約
車両であったときに発生していた駐車料金(追加料金)
の精算も必要となる。
【0045】しかし、この駐車場管理システム20で
は、契約車両であったときに未権利車両として駐車して
いた分の駐車料金を追加料金として計算し、その車両が
契約車両ではなくなった日時(この例では9月1日0時
0分)を新たな料金計算開始日時として、その日時から
後の駐車料金が別途計算されるから、契約車両として駐
車していた車両が出庫前に契約車両でなくなっても対処
できる。また、その際に必要な処理は追加料金の計算と
記録及び新たな料金計算開始日時を記録するだけで、例
えば一旦出庫後に再入庫したことにするといった架空の
データ処理は不要になり、正確な駐車履歴を記録でき
る。
【0046】契約番号Pcがない出庫車両Cout の場合
(S73:NO)または契約車両でも権利獲得日時が記
録されていない出庫車両Cout の場合(S77:N
O)、一般車両としての出庫となる(S81)。この場
合、前精算機15で精算済みであれば即座にゲート45
が開けられ、未精算なら出口精算機43において精算が
済んでからゲート45が開けられる。
【0047】以上のように、駐車場使用契約に基づいて
在車している駐車台数Pbが駐車可能台数Pa未満のと
きに同じ駐車場使用契約に属する入庫車両Cinがあった
場合には、入庫車両Cinの入庫日時が権利獲得日時とし
て記録されるので、その出庫に際して、その車両が属す
る駐車場使用契約がカバーする範囲については料金精算
は不要である。
【0048】駐車台数Pbが駐車可能台数Paに達して
いるときに同じ駐車場使用契約に属する入庫車両Cinが
あった場合には、その入庫日時が料金計算開始日時とし
て記録される。つまり、一般車としての入庫になる。し
たがって、出庫に当たっては駐車料金の精算が必要とな
る。
【0049】しかし、権利獲得日時が記録されている車
両(定期契約で駐車していた車両)が出庫する際に、同
じ駐車場使用契約に属する車両で未権利車両があれば、
その中の1台を未権利車両から権利車両に変更してその
変更日時を権利獲得日時として記録する。つまり、出庫
する車両から他の車両に定期契約での駐車権利が譲渡さ
れたことになる。そして、譲渡によって権利を獲得した
車両は、その時点から後は、その車両が属する駐車場使
用契約がカバーする範囲については駐車料金を支払う必
要がなくなる。
【0050】このため、例えば2台の車両C1、C2を
持つ家族が、駐車可能台数Pa=1、属する契約車両を
2台として駐車場使用契約を結べば、一方の車両C1が
駐車中のときには、他方の車両C2を一般車扱いで駐車
し、その駐車料金を支払うだけで済む。また、車両C2
を一般車扱いで駐車した場合でも、先に駐車していた車
両C1が出庫した場合には、その駐車権利が車両C2に
譲渡されるので、必要なだけの駐車料金の支払いで済
む。つまり、家族や会社等で複数台の車両を持っている
が、それらの車両が同時に同じ駐車場を利用する機会が
少ない場合に、複数台の車両それぞれを個別に定期契約
する必要はなく、契約権利の一層の有効利用が可能とな
る。
【0051】しかも、一般車扱いから定期契約車両への
属性変更に際しては、後から駐車権利を獲得した車両に
ついて権利獲得日時を記録するだけで済むから、例えば
データ上ではこの未権利であった車両を一旦出庫扱いに
して定期契約車両として再入庫したことにするような架
空のデータ処理をする必要がなくなる。また、正しい入
庫日時と出庫日時を駐車履歴として記録できる。
【0052】一般車扱いで駐車したときの駐車料金は入
庫日時を料金計算開始日時として権利獲得日時までの分
だけが計算されるから、正確である。また、駐車してい
る間に契約が解除になった場合などには、契約車両であ
ったときに一般車扱いで駐車していた分の駐車料金を追
加料金として計算し、その車両が契約車両ではなくなっ
た日時を新たな料金計算開始日時として、その日時から
後の駐車料金が別途計算されるから、契約車両として駐
車していた車両が出庫前に契約車両でなくなっても対処
できる。
【0053】また、その際に、例えばデータだけを一旦
出庫後に再入庫したことにするといった架空のデータ処
理は不要になり、正確な駐車履歴を記録できる。なお、
この実施例のファイルサーバ23は、契約データ記憶手
段、契約判別手段、駐車台数カウント手段、駐車履歴記
録手段及び料金計算手段として機能し、また出口精算機
43及びゲート45と共同してゲート手段としても機能
している。
【0054】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の駐車場システムの概要の説明図であ
る。
【図2】 実施例の駐車場システムにおける入庫、前精
算及び出庫の説明図である。
【図3】 実施例の駐車場システムにおける契約車両管
理テーブルの説明図である。
【図4】 実施例の駐車場システムにおける在車管理テ
ーブルの説明図である。
【図5】 実施例の駐車場システムのファイルサーバが
実行する入庫処理のフローチャートである。
【図6】 実施例の駐車場システムのファイルサーバが
実行する出庫処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…駐車場、15…前精算機、20…駐車場管理シス
テム、21…登録管理装置、23…ファイルサーバ(契
約データ記憶手段、契約判別手段、駐車台数カウント手
段、駐車履歴記録手段、料金計算手段、ゲート手段)、
25…画像処理装置、31…CCDカメラ、33…IT
V記録発券機、35…ゲート、37…ループコイル、4
1…CCDカメラ、43…出口精算機(ゲート手段)、
45…ゲート(ゲート手段)、47…ループコイル、5
0…ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 恭文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3E027 EA03 EB01 EC03 EC06 EC07 5C022 AA01 AB68 AC42 AC69 5H180 AA01 EE07 EE10 KK06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々の駐車場使用契約について、該駐車場
    使用契約を識別する契約識別データ、該駐車場使用契約
    に基づいて駐車できる車両台数を示す契約権利数データ
    及び該駐車場使用契約に属する契約車両を特定するため
    の車両特定データが含まれる契約データを記憶する契約
    データ記憶手段と、 駐車場に入庫する車両及び出庫する車両を前記車両特定
    データと照合することにより該入庫または出庫する車両
    が属する前記駐車場使用契約を特定する契約判別手段
    と、 各々の駐車場使用契約毎に、該駐車場使用契約に基づい
    て現に駐車している車両台数を計数する駐車台数カウン
    ト手段と、 前記駐車場使用契約に基づいて現に駐車している車両台
    数が前記契約権利数未満のときに同じ駐車場使用契約に
    属する車両が入庫した場合には、該新たな入庫車両を権
    利車両とし前記入庫日時を該権利車両の権利獲得日時と
    して記録し、 前記駐車場使用契約に基づいて現に駐車している車両台
    数が前記契約権利数に達しているときに同じ駐車場使用
    契約に属する車両が入庫すると、該新たな入庫車両を未
    権利車両として前記入庫日時を記録し、 前記駐車場使用契約に基づいて駐車していた車両が出庫
    する際に同じ駐車場使用契約に属する車両で前記未権利
    車両があれば、その中の1台を前記未権利車両から前記
    権利車両に変更して該変更日時を前記権利獲得日時とし
    て記録する駐車履歴記録手段と、 該駐車履歴記録手段の記録に基づいて前記権利車両では
    なかった期間の駐車料金を計算する料金計算手段と、 前記権利車両としての駐車履歴のみを持つ車両には該車
    両が属する前記駐車場使用契約がカバーする範囲につい
    ては料金請求なしで出庫を許し、それ以外の車両(要精
    算車両という。)は前記料金計算手段が計算した駐車料
    金の精算を条件として出庫を許すゲート手段とを備える
    ことを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駐車場管理システムにお
    いて、 前記駐車履歴記録手段は、各車両の入庫日時を料金計算
    開始日時として記録し、 前記料金計算手段は、該料金計算開始日時から出庫日時
    までの期間で前記権利車両ではなかった期間の駐車料金
    を計算することを特徴とする駐車場管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の駐車場管理システムにお
    いて、 前記契約車両として駐車していた車両が出庫前に該契約
    車両ではなくなった場合に、 前記料金計算手段は、該車両について前記契約車両であ
    ったときに前記未権利車両として駐車していた期間の前
    記駐車料金を追加料金として計算し、 前記駐車履歴記録手段は、該車両が前記契約車両ではな
    くなった日時を新たな料金計算開始日時として記録する
    ことを特徴とする駐車場管理システム。
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