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JP2001166173A - 光ファイバ - Google Patents

光ファイバ

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Publication number
JP2001166173A
JP2001166173A JP35327099A JP35327099A JP2001166173A JP 2001166173 A JP2001166173 A JP 2001166173A JP 35327099 A JP35327099 A JP 35327099A JP 35327099 A JP35327099 A JP 35327099A JP 2001166173 A JP2001166173 A JP 2001166173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
optical fiber
dispersion
core region
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35327099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Kato
考利 加藤
Masashi Onishi
正志 大西
Yuji Kubo
祐二 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP35327099A priority Critical patent/JP2001166173A/ja
Priority to EP00125219A priority patent/EP1111414A3/en
Priority to CA002327128A priority patent/CA2327128A1/en
Priority to AU71942/00A priority patent/AU7194200A/en
Priority to US09/732,933 priority patent/US6490397B2/en
Priority to US09/732,725 priority patent/US6856738B2/en
Priority to CN00135579.1A priority patent/CN1199061C/zh
Publication of JP2001166173A publication Critical patent/JP2001166173A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02004Optical fibres with cladding with or without a coating characterised by the core effective area or mode field radius
    • G02B6/02009Large effective area or mode field radius, e.g. to reduce nonlinear effects in single mode fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02214Optical fibres with cladding with or without a coating tailored to obtain the desired dispersion, e.g. dispersion shifted, dispersion flattened
    • G02B6/02219Characterised by the wavelength dispersion properties in the silica low loss window around 1550 nm, i.e. S, C, L and U bands from 1460-1675 nm
    • G02B6/02252Negative dispersion fibres at 1550 nm
    • G02B6/02257Non-zero dispersion shifted fibres, i.e. having a small negative dispersion at 1550 nm, e.g. ITU-T G.655 dispersion between - 1.0 to - 10 ps/nm.km for avoiding nonlinear effects
    • GPHYSICS
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03616Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
    • G02B6/03661Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 4 layers only
    • G02B6/03666Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 4 layers only arranged - + - +

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  • Dispersion Chemistry (AREA)
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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長帯域1.45〜1.62μmにおいて
1.38μm零分散光ファイバの波長分散を補償するこ
とができる光ファイバを提供する。 【解決手段】 本発明に係る光ファイバは、波長帯域
1.45〜1.62μmにおいて波長分散が負であり、
波長1.45μmにおける波長分散が−1〜−7ps/
nm/kmであり、波長1.55μmにおける波長分散
が−5〜−12ps/nm/kmであり、波長1.62
μmにおける波長分散が−6〜−17ps/nm/km
である。また、好適には、波長1.55μmにおける分
散スロープが負であり、波長1.55μmにおける分散
スロープが−0.01〜−0.08ps/nm2/km
であり、波長1.55μmにおける実効断面積が40μ
2以上(より好適には45μm2以上)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重伝送シス
テムにおける光伝送路等として用いるのに好適な光ファ
イバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長多重(WDM: Wavelength Divisio
n Multiplexing)伝送システムは、多波長の信号光を用
いて光通信を行うことで、高速・大容量の情報を伝送す
ることができる。このようなWDM伝送システムでは、
非線形光学現象の発生の抑制および信号光波長帯域の広
帯域化が重要な課題となっている。
【0003】例えば、特開平11−281840号公報
に開示された光ファイバは、一般にOH吸収に因る伝送
損失の増加が認められる波長1.38μm付近に零分散
波長を有しており、波長1.3μm帯では波長分散が負
であり、波長1.55μm帯では波長分散が正である。
したがって、この光ファイバは、波長1.3μm帯およ
び波長1.55μm帯それぞれの信号光を用いれば、非
線形光学現象の1種である四光波混合の発生を抑制する
ことができ、且つ、信号光波長帯域の広帯域化を図るこ
とができる。以下では、この光ファイバを「1.38μ
m零分散光ファイバ」と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の1.38μm零
分散光ファイバは、Sバンド(波長帯域1.45〜1.
53μm)、Cバンド(波長帯域1.53〜1.56μ
m)およびLバンド(波長帯域1.56〜1.62μ
m)を含む広い波長帯域(1.45〜1.62μm)で
波長分散が正である。したがって、この1.38μm零
分散光ファイバの波長分散を補償するには、これらの3
つのバンドに亘って波長分散が負である分散補償光ファ
イバが必要となる。しかし、従来の分散補償光ファイバ
は、Cバンドで分散補償するよう設計されたものであっ
て、これらの3つのバンドを含む広い波長帯域で分散補
償するよう設計されてはいない。すなわち、3つのバン
ドを含む広い波長帯域において1.38μm零分散光フ
ァイバの波長分散を1本の分散補償光ファイバで補償す
ることはできない。
【0005】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、波長帯域1.45〜1.62μmにお
いて1.38μm零分散光ファイバの波長分散を補償す
ることができる光ファイバを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
は、波長帯域1.45〜1.62μmにおいて波長分散
が負であり、波長1.45μmにおける波長分散が−1
〜−7ps/nm/kmであり、波長1.55μmにお
ける波長分散が−5〜−12ps/nm/kmであり、
波長1.62μmにおける波長分散が−6〜−17ps
/nm/kmであることを特徴とする。この光ファイバ
は、波長帯域1.45〜1.62μmにおいて、1.3
8μm零分散光ファイバの波長分散と異なる符号の波長
分散を有しているので、1.38μm零分散光ファイバ
の波長分散を補償することができる。
【0007】また、本発明に係る光ファイバは、波長
1.55μmにおける分散スロープが負であることを特
徴とする。特に、波長1.55μmにおける分散スロー
プが−0.01〜−0.08ps/nm2/kmである
ことを特徴とする。この場合には、本発明に係る光ファ
イバは、波長帯域1.45〜1.62μmにおいて、
1.38μm零分散光ファイバの分散スロープと異なる
符号の分散スロープを有しているので、1.38μm零
分散光ファイバの分散を補償する上で好適である。
【0008】また、本発明に係る光ファイバは、波長
1.55μmにおける実効断面積が40μm2以上であ
ることを特徴とする。特に、波長1.55μmにおける
実効断面積が45μm2以上であることを特徴とする。
この場合には、実効断面積が大きいので、四光波混合の
発生を抑制する上で好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0010】図1は、本実施形態に係る光ファイバを説
明する図である。この図に示すように、本実施形態に係
る光ファイバは、Sバンド、CバンドおよびLバンドを
含む広い波長帯域1.45〜1.62μmにおいて波長
分散が負である。そして、本実施形態に係る光ファイバ
は、波長1.45μmにおける波長分散が−1〜−7p
s/nm/kmであり、波長1.55μmにおける波長
分散が−5〜−12ps/nm/kmであり、波長1.
62μmにおける波長分散が−6〜−17ps/nm/
kmである。本実施形態に係る光ファイバは、波長帯域
1.45〜1.62μmで、波長1.38μm付近に零
分散波長を有する1.38μm零分散光ファイバの波長
分散を補償することができる。
【0011】特に、本実施形態に係る光ファイバは、波
長1.55μmにおける分散スロープが負であるのが好
適であり、波長1.55μmにおける分散スロープが−
0.01〜−0.08ps/nm2/kmであるのが更
に好適である。この場合には、本実施形態に係る光ファ
イバは、1.38μm零分散光ファイバの波長分散を、
より充分に補償することができる。
【0012】また、本実施形態に係る光ファイバは、四
光波混合の発生を抑制する上では、実効断面積が大きい
のが好適である。したがって、波長1.55μmにおけ
る実効断面積は、40μm2以上であるのが好適であ
り、45μm2以上であるのがより好適である。
【0013】図2は、本実施形態に係る光ファイバの屈
折率プロファイルの好適な1例を示す図である。光軸中
心を含み屈折率n1を有する第1コア領域と、第1コア
領域を取り囲み屈折率n2を有する第2コア領域と、第
2コア領域を取り囲み屈折率n3を有する第3コア領域
と、第3コア領域を取り囲み屈折率n4を有する内クラ
ッド領域と、内クラッド領域を取り囲み屈折率n5を有
する内クラッド領域とを有する。各屈折率の大小関係
は、 n1>n2 …(1a) n2<n3 …(1b) n3>n4 …(1c) n4<n5 …(1d) である。ここで、第1コア領域の外径を2aと表し、第
2コア領域の外径を2bと表し、第3コア領域の外径を
2cと表し、内クラッド領域の外径を2dと表す。外ク
ラッド領域の屈折率n5を基準として、第1コア領域の
比屈折率差をΔn1と表し、第2コア領域の比屈折率差
をΔn2と表し、第3コア領域の比屈折率差をΔn3と表
し、内クラッド領域の比屈折率差をΔn4と表す。
【0014】次に、本実施形態に係る光ファイバの実施
例について説明する。図3は、各実施例の光ファイバの
諸元を纏めた図表である。各実施例の光ファイバは、図
2に示した屈折率プロファイルを有する。なお、2mカ
ットオフ波長は、長さ2mの光ファイバを半径140m
mでゆるく1回巻き付けた状態でのLP11モードのカッ
トオフ波長として定義される。
【0015】実施例1の光ファイバでは、第1コア領域
の比屈折率差Δn1は0.61%であり、第2コア領域
の比屈折率差Δn2は−0.10%であり、第3コア領
域の比屈折率差Δn3は0.22%であり、内クラッド
領域の比屈折率差Δn4は−0.10%である。第1コ
ア領域の外径2aは5.1μmであり、第2コア領域の
外径2bは16.5μmであり、第3コア領域の外径2
cは28.3μmであり、内クラッド領域の外径2dは
42.2μmである。
【0016】この実施例1の光ファイバの諸特性を評価
したところ、波長分散は、波長1.45μmで−5.1
ps/nm/kmであり、波長1.55μmで−8.4
ps/nm/kmであり、波長1.62μmで−13.
0ps/nm/kmである。波長1.55μmにおい
て、分散スロープは−0.061ps/nm2/kmで
あり、実効断面積は42.5μm2であり、直径32m
mφでの曲げ損失は0.03dB/ターンである。2m
カットオフ波長は2.02μmである。
【0017】実施例2の光ファイバでは、第1コア領域
の比屈折率差Δn1は0.61%であり、第2コア領域
の比屈折率差Δn2は−0.10%であり、第3コア領
域の比屈折率差Δn3は0.17%であり、内クラッド
領域の比屈折率差Δn4は−0.10%である。第1コ
ア領域の外径2aは4.9μmであり、第2コア領域の
外径2bは15.2μmであり、第3コア領域の外径2
cは27.5μmであり、内クラッド領域の外径2dは
41.0μmである。
【0018】この実施例2の光ファイバの諸特性を評価
したところ、波長分散は、波長1.45μmで−6.7
ps/nm/kmであり、波長1.55μmで−8.0
ps/nm/kmであり、波長1.62μmで−9.7
ps/nm/kmである。波長1.55μmにおいて、
分散スロープは−0.025ps/nm2/kmであ
り、実効断面積は42.5μm2であり、直径32mm
φでの曲げ損失は0.09dB/ターンである。2mカ
ットオフ波長は1.69μmである。
【0019】実施例3の光ファイバでは、第1コア領域
の比屈折率差Δn1は0.60%であり、第2コア領域
の比屈折率差Δn2は−0.08%であり、第3コア領
域の比屈折率差Δn3は0.18%であり、内クラッド
領域の比屈折率差Δn4は−0.08%である。第1コ
ア領域の外径2aは4.9μmであり、第2コア領域の
外径2bは15.2μmであり、第3コア領域の外径2
cは27.6μmであり、内クラッド領域の外径2dは
41.2μmである。
【0020】この実施例3の光ファイバの諸特性を評価
したところ、波長分散は、波長1.45μmで−9.0
ps/nm/kmであり、波長1.55μmで−11.
2ps/nm/kmであり、波長1.62μmで−1
2.1ps/nm/kmである。波長1.55μmにお
いて、分散スロープは−0.025ps/nm2/km
であり、実効断面積は46.8μm2であり、直径32
mmφでの曲げ損失は0.08dB/ターンである。2
mカットオフ波長は1.86μmである。
【0021】実施例4の光ファイバでは、第1コア領域
の比屈折率差Δn1は0.51%であり、第2コア領域
の比屈折率差Δn2は−0.08%であり、第3コア領
域の比屈折率差Δn3は0.23%であり、内クラッド
領域の比屈折率差Δn4は−0.08%である。第1コ
ア領域の外径2aは5.5μmであり、第2コア領域の
外径2bは17.9μmであり、第3コア領域の外径2
cは27.9μmであり、内クラッド領域の外径2dは
41.6μmである。
【0022】この実施例4の光ファイバの諸特性を評価
したところ、波長分散は、波長1.45μmで−5.4
ps/nm/kmであり、波長1.55μmで−8.3
ps/nm/kmであり、波長1.62μmで−9.1
ps/nm/kmである。波長1.55μmにおいて、
分散スロープは−0.030ps/nm2/kmであ
り、実効断面積は56.5μm2であり、直径32mm
φでの曲げ損失は0.040dB/ターンである。2m
カットオフ波長は1.97μmである。
【0023】実施例5の光ファイバでは、第1コア領域
の比屈折率差Δn1は0.62%であり、第2コア領域
の比屈折率差Δn2は−0.08%であり、第3コア領
域の比屈折率差Δn3は0.17%であり、内クラッド
領域の比屈折率差Δn4は−0.08%である。第1コ
ア領域の外径2aは4.8μmであり、第2コア領域の
外径2bは15.8μmであり、第3コア領域の外径2
cは27.1μmであり、内クラッド領域の外径2dは
40.4μmである。
【0024】この実施例5の光ファイバの諸特性を評価
したところ、波長分散は、波長1.45μmで−6.3
ps/nm/kmであり、波長1.55μmで−6.4
ps/nm/kmであり、波長1.62μmで−7.1
ps/nm/kmである。波長1.55μmにおいて、
分散スロープは−0.011ps/nm2/kmであ
り、実効断面積は42.1μm2であり、直径32mm
φでの曲げ損失は0.05dB/ターンである。2mカ
ットオフ波長は1.67μmである。
【0025】実施例1〜5の何れの光ファイバも、波長
帯域1.45〜1.62μmにおいて波長分散が負であ
り、波長1.45μmにおける波長分散が−1〜−7p
s/nm/kmであり、波長1.55μmにおける波長
分散が−5〜−12ps/nm/kmであり、波長1.
62μmにおける波長分散が−6〜−17ps/nm/
kmである。また、実施例1〜5の何れの光ファイバ
も、波長1.55μmにおける分散スロープが−0.0
1〜−0.08ps/nm2/kmであり、波長1.5
5μmにおける実効断面積が40μm2以上である。特
に、実施例3および4それぞれの光ファイバは、波長
1.55μmにおける実効断面積が45μm 2以上であ
る。
【0026】図4は、実施例1の光ファイバおよび1.
38μm零分散光ファイバそれぞれの波長分散の波長依
存性を示すグラフである。実施例1の光ファイバおよび
1.38μm零分散光ファイバそれぞれは、波長帯域
1.45〜1.62μmで、波長分散が互いに異なる符
号であり、分散スロープも互いに異なる符号である。し
たがって、これら2種の光ファイバを長さ比1:1で組
み合わせることで、波長帯域1.45〜1.62μm
で、全体の平均波長分散の絶対値を小さくすることがで
き、累積分散量の絶対値を小さくすることができる。
【0027】図5は、実施例4の光ファイバおよび1.
38μm零分散光ファイバそれぞれの波長分散の波長依
存性を示すグラフである。実施例4の光ファイバおよび
1.38μm零分散光ファイバそれぞれは、波長帯域
1.45〜1.62μmで、波長分散が互いに異なる符
号であり、この波長帯域の殆どで分散スロープも互いに
異なる符号である。したがって、これら2種の光ファイ
バを長さ比1:1で組み合わせることで、波長帯域1.
45〜1.62μmで、全体の平均波長分散の絶対値を
小さくすることができ、累積分散量の絶対値を小さくす
ることができる。
【0028】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態
に係る光ファイバは、実施例1〜5のものに限られるこ
となく、他の設計も可能である。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
係る光ファイバは、波長帯域1.45〜1.62μmに
おいて波長分散が負であり、波長1.45μmにおける
波長分散が−1〜−7ps/nm/kmであり、波長
1.55μmにおける波長分散が−5〜−12ps/n
m/kmであり、波長1.62μmにおける波長分散が
−6〜−17ps/nm/kmである。このことから、
本発明に係る光ファイバは、波長帯域1.45〜1.6
2μmにおいて、1.38μm零分散光ファイバの波長
分散と異なる符号の波長分散を有しているので、1.3
8μm零分散光ファイバの波長分散を補償することがで
きる。
【0030】また、波長1.55μmにおける分散スロ
ープが負であるのが好適であり、特に、波長1.55μ
mにおける分散スロープが−0.01〜−0.08ps
/nm2/kmであるのが好適である。この場合には、
本発明に係る光ファイバは、波長帯域1.45〜1.6
2μmにおいて、1.38μm零分散光ファイバの分散
スロープと異なる符号の分散スロープを有しているの
で、1.38μm零分散光ファイバの波長分散を補償す
る上で好適である。
【0031】また、波長1.55μmにおける実効断面
積が40μm2以上(より好適には45μm2以上)であ
る場合には、実効断面積が大きいので、四光波混合の発
生を抑制する上で好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光ファイバを説明する図であ
る。
【図2】本実施形態に係る光ファイバの屈折率プロファ
イルの好適な1例を示す図である。
【図3】各実施例の光ファイバの諸元を纏めた図表であ
る。
【図4】実施例1の光ファイバおよび1.38μm零分
散光ファイバそれぞれの波長分散の波長依存性を示すグ
ラフである。
【図5】実施例4の光ファイバおよび1.38μm零分
散光ファイバそれぞれの波長分散の波長依存性を示すグ
ラフである。
フロントページの続き (72)発明者 久保 祐二 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H050 AC15 AC28 AC36 AC71 AC75 AC76 AD01 5K002 CA01 DA02 FA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長帯域1.45〜1.62μmにおい
    て波長分散が負であり、波長1.45μmにおける波長
    分散が−1〜−7ps/nm/kmであり、波長1.5
    5μmにおける波長分散が−5〜−12ps/nm/k
    mであり、波長1.62μmにおける波長分散が−6〜
    −17ps/nm/kmであることを特徴とする光ファ
    イバ。
  2. 【請求項2】 波長1.55μmにおける分散スロープ
    が負であることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バ。
  3. 【請求項3】 波長1.55μmにおける分散スロープ
    が−0.01〜−0.08ps/nm2/kmであるこ
    とを特徴とする請求項2記載の光ファイバ。
  4. 【請求項4】 波長1.55μmにおける実効断面積が
    40μm2以上であることを特徴とする請求項1記載の
    光ファイバ。
  5. 【請求項5】 波長1.55μmにおける実効断面積が
    45μm2以上であることを特徴とする請求項4記載の
    光ファイバ。
JP35327099A 1999-12-13 1999-12-13 光ファイバ Pending JP2001166173A (ja)

Priority Applications (7)

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