JP2001161063A - 出力電圧可変電源装置 - Google Patents
出力電圧可変電源装置Info
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 8
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
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- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出力電圧を可変可能とした出力電圧可変電源
装置に関し、出力電圧の安定化と電流バランスとを図
る。 【解決手段】 スイッチングトランジスタＱ１のオン，
オフを制御するパルス幅制御回路１と、出力電圧Ｖｏｕ
ｔを検出する電圧検出部２と、電流を検出する電流検出
部３と、電流検出部３による電流検出値と、電流バラン
ス端子ＣＢからの他の電源装置の電流検出値とを差分を
出力する演算増幅器５と、この演算増幅器５の出力信号
を基準値に第１のダイオードＤ１を介して重畳して電圧
検出部３の電圧検出値と比較し、パルス幅制御回路１に
入力する演算増幅器４と、シリーズレギュレーＳＲＧ等
を含む基準電圧回路と、この基準電圧回路の一部の電位
に、演算増幅器５の出力端子に接続した第１，第２の抵
抗Ｒ４，Ｒ５の接続点電位をクランプする第２のダイオ
ードＤ２とを備えている。
装置に関し、出力電圧の安定化と電流バランスとを図
る。 【解決手段】 スイッチングトランジスタＱ１のオン，
オフを制御するパルス幅制御回路１と、出力電圧Ｖｏｕ
ｔを検出する電圧検出部２と、電流を検出する電流検出
部３と、電流検出部３による電流検出値と、電流バラン
ス端子ＣＢからの他の電源装置の電流検出値とを差分を
出力する演算増幅器５と、この演算増幅器５の出力信号
を基準値に第１のダイオードＤ１を介して重畳して電圧
検出部３の電圧検出値と比較し、パルス幅制御回路１に
入力する演算増幅器４と、シリーズレギュレーＳＲＧ等
を含む基準電圧回路と、この基準電圧回路の一部の電位
に、演算増幅器５の出力端子に接続した第１，第２の抵
抗Ｒ４，Ｒ５の接続点電位をクランプする第２のダイオ
ードＤ２とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング制御
により出力電圧の安定化を図り、且つ並列運転時の電流
バランスがとれるように、出力電圧を制御する出力電圧
可変電源装置に関する。
により出力電圧の安定化を図り、且つ並列運転時の電流
バランスがとれるように、出力電圧を制御する出力電圧
可変電源装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来例の説明図であり、Ｔ１はト
ランス、Ｑ１はスイッチングトランジスタ、１はパルス
幅制御回路（ＰＷＭ）、２は電圧検出部、３は電流検出
部、４〜７は演算増幅器、Ｄ１，Ｄ１１，Ｄ１２はダイ
オード、Ｃ１はコンデンサ、Ｌ１はチョークコイル、Ｃ
Ｔはカレントトランス、Ｒ１〜Ｒ４，Ｒ８〜Ｒ１２は抵
抗、Ｖｒ１，Ｖｒ２は基準電圧、１０は同一構成の出力
電圧可変電源装置、ＣＢは電流バランス端子、Ｖｃｃは
電源電圧、Ｖｉｎは直流の入力電圧、Ｖｏｕｔは直流の
出力電圧を示す。
ランス、Ｑ１はスイッチングトランジスタ、１はパルス
幅制御回路（ＰＷＭ）、２は電圧検出部、３は電流検出
部、４〜７は演算増幅器、Ｄ１，Ｄ１１，Ｄ１２はダイ
オード、Ｃ１はコンデンサ、Ｌ１はチョークコイル、Ｃ
Ｔはカレントトランス、Ｒ１〜Ｒ４，Ｒ８〜Ｒ１２は抵
抗、Ｖｒ１，Ｖｒ２は基準電圧、１０は同一構成の出力
電圧可変電源装置、ＣＢは電流バランス端子、Ｖｃｃは
電源電圧、Ｖｉｎは直流の入力電圧、Ｖｏｕｔは直流の
出力電圧を示す。
【０００３】トランスＴ１の一次巻線にスイッチングト
ランジスタＱ１を接続し、このスイッチングトランジス
タＱ１をパルス幅制御回路１によりオン，オフを制御
し、ダイオードＤ１１，Ｄ１２とチョークコイルＬ１と
コンデンサＣ１とを含む整流平滑回路により、トランス
Ｔ１の二次巻線の誘起電圧を整流して平滑化し、出力電
圧Ｖｏｕｔとして負荷に印加する。又他の出力電圧可変
電源装置１０を並列運転して負荷に出力電圧Ｖｏｕｔを
印加する場合、電流バランス端子ＣＢを相互に接続す
る。
ランジスタＱ１を接続し、このスイッチングトランジス
タＱ１をパルス幅制御回路１によりオン，オフを制御
し、ダイオードＤ１１，Ｄ１２とチョークコイルＬ１と
コンデンサＣ１とを含む整流平滑回路により、トランス
Ｔ１の二次巻線の誘起電圧を整流して平滑化し、出力電
圧Ｖｏｕｔとして負荷に印加する。又他の出力電圧可変
電源装置１０を並列運転して負荷に出力電圧Ｖｏｕｔを
印加する場合、電流バランス端子ＣＢを相互に接続す
る。
【０００４】又電圧検出部３は、出力電圧Ｖｏｕｔを検
出して演算増幅器４に入力し、基準電圧Ｖｒ１を抵抗Ｒ
１〜Ｒ３により分圧した値と比較し、差分に対応した出
力信号をパルス幅制御回路１に入力する。パルス幅制御
回路１は、差分が零となるように、スイッチングトラン
ジスタＱ１のオン期間を制御して、出力電圧Ｖｏｕｔの
安定化を図るものである。又基準電圧Ｖｒ１を調整する
ことにより、出力電圧Ｖｏｕｔを所望の値に設定するこ
とができる。
出して演算増幅器４に入力し、基準電圧Ｖｒ１を抵抗Ｒ
１〜Ｒ３により分圧した値と比較し、差分に対応した出
力信号をパルス幅制御回路１に入力する。パルス幅制御
回路１は、差分が零となるように、スイッチングトラン
ジスタＱ１のオン期間を制御して、出力電圧Ｖｏｕｔの
安定化を図るものである。又基準電圧Ｖｒ１を調整する
ことにより、出力電圧Ｖｏｕｔを所望の値に設定するこ
とができる。
【０００５】又演算増幅器６は、出力電圧Ｖｏｕｔと基
準電圧Ｖｒ２とを比較し、出力電圧Ｖｏｕｔが基準電圧
Ｖｒ２を超えると、過電圧アラーム信号ＯＶＡを出力す
る。又演算増幅器７は、出力電圧Ｖｏｕｔと、基準電圧
Ｖｒ２を抵抗Ｒ１１，Ｒ１２により分圧した値とを比較
し、この分圧値より出力電圧Ｖｏｕｔが低下すると、電
圧低下アラーム信号ＵＶＡを出力する。又過電圧アラー
ム信号ＯＶＡについては、例えば、パルス幅制御回路１
に入力して、スイッチングトランジスタＱ１のオン期間
を最小とするように制御する。
準電圧Ｖｒ２とを比較し、出力電圧Ｖｏｕｔが基準電圧
Ｖｒ２を超えると、過電圧アラーム信号ＯＶＡを出力す
る。又演算増幅器７は、出力電圧Ｖｏｕｔと、基準電圧
Ｖｒ２を抵抗Ｒ１１，Ｒ１２により分圧した値とを比較
し、この分圧値より出力電圧Ｖｏｕｔが低下すると、電
圧低下アラーム信号ＵＶＡを出力する。又過電圧アラー
ム信号ＯＶＡについては、例えば、パルス幅制御回路１
に入力して、スイッチングトランジスタＱ１のオン期間
を最小とするように制御する。
【０００６】又カレントトランスＣＴにより負荷に供給
する電流を検出して電流検出部２に入力し、電流検出部
２からの電流検出値を演算増幅器５に入力する。この電
流検出部２は、例えば、カレントトランスＣＴの二次巻
線に流れる電流を抵抗により電圧に変換し、その電圧を
ピーク整流等により直流の検出値として出力する構成を
有するものである。又演算増幅器５に接続された抵抗Ｒ
８，Ｒ９を同一抵抗値とすると、電流検出部２からの電
流検出値と、他の出力電圧可変電源装置１０の電流バラ
ンス端子ＣＢからの電流検出値とが同一であると、演算
増幅器５の出力信号は０となる。
する電流を検出して電流検出部２に入力し、電流検出部
２からの電流検出値を演算増幅器５に入力する。この電
流検出部２は、例えば、カレントトランスＣＴの二次巻
線に流れる電流を抵抗により電圧に変換し、その電圧を
ピーク整流等により直流の検出値として出力する構成を
有するものである。又演算増幅器５に接続された抵抗Ｒ
８，Ｒ９を同一抵抗値とすると、電流検出部２からの電
流検出値と、他の出力電圧可変電源装置１０の電流バラ
ンス端子ＣＢからの電流検出値とが同一であると、演算
増幅器５の出力信号は０となる。
【０００７】他の出力電圧可変電源装置１０の電流検出
値が大きい場合、演算増幅器５の出力信号は正極性の値
となって、抵抗Ｒ４とダイオードＤ１とを介して抵抗Ｒ
２，Ｒ３の接続点ａに印加される。それによって、演算
増幅器４の抵抗Ｒ１，Ｒ２の接続点ｂの分圧電圧が上昇
し、パルス幅制御回路１は、出力電圧Ｖｏｕｔを上昇さ
せる方向にスイッチングトランジスタＱ１のオン期間を
長くすることになり、それによって、負荷電流を増加す
ることができるから、他の出力電圧可変電源装置１０と
の電流バランスをとることができる。
値が大きい場合、演算増幅器５の出力信号は正極性の値
となって、抵抗Ｒ４とダイオードＤ１とを介して抵抗Ｒ
２，Ｒ３の接続点ａに印加される。それによって、演算
増幅器４の抵抗Ｒ１，Ｒ２の接続点ｂの分圧電圧が上昇
し、パルス幅制御回路１は、出力電圧Ｖｏｕｔを上昇さ
せる方向にスイッチングトランジスタＱ１のオン期間を
長くすることになり、それによって、負荷電流を増加す
ることができるから、他の出力電圧可変電源装置１０と
の電流バランスをとることができる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例に於いて
は、演算増幅器５の出力信号は、入力される電流検出値
の差に対応して０〜Ｖｃｃの範囲に変化する。それによ
って、抵抗Ｒ２，Ｒ３の接続点ａの電位もそれに対応し
て変化し、演算増幅器４に対する基準電圧としての抵抗
Ｒ１，Ｒ２の接続点ｂの電位を上昇させて、パルス幅制
御回路１は、スイッチングトランジスタＱ１のオン期間
を必要以上に長くし、出力電圧Ｖｏｕｔを上昇させて過
電圧状態となる場合がある。即ち、並列運転時の安定性
に問題があった。
は、演算増幅器５の出力信号は、入力される電流検出値
の差に対応して０〜Ｖｃｃの範囲に変化する。それによ
って、抵抗Ｒ２，Ｒ３の接続点ａの電位もそれに対応し
て変化し、演算増幅器４に対する基準電圧としての抵抗
Ｒ１，Ｒ２の接続点ｂの電位を上昇させて、パルス幅制
御回路１は、スイッチングトランジスタＱ１のオン期間
を必要以上に長くし、出力電圧Ｖｏｕｔを上昇させて過
電圧状態となる場合がある。即ち、並列運転時の安定性
に問題があった。
【０００９】本発明は、出力電圧可変電源装置に於い
て、出力電圧と比較する基準電圧が必要以上に上昇しな
いように制御して、出力電圧の安定化及び電流バランス
を図ることを目的とする。
て、出力電圧と比較する基準電圧が必要以上に上昇しな
いように制御して、出力電圧の安定化及び電流バランス
を図ることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の出力電圧可変電
源装置は、（１）出力電圧を検出する電圧検出部３と、
この電圧検出部２による電圧検出値と基準値とを比較す
る出力電圧制御用の演算増幅器４と、この演算増幅器４
の出力信号に対応してスイッチング制御を行うパルス幅
制御回路１と、トランスＴ１の一次巻線に接続されて、
パルス幅制御回路１によりオン，オフ制御されるスイッ
チングトランジスタＱ１と、トランスＴ１の二次巻線に
接続した整流平滑回路と、トランスＴ１の二次巻線に流
れる電流を検出する電流検出部２と、この電流検出部２
による電流検出値と他の出力電圧可変電源装置の電流検
出値とを比較し、比較出力信号を演算増幅器４の基準値
に重畳する電流バランス用の演算増幅器５とを含む出力
電圧可変電源装置であって、出力電圧制御用の演算増幅
器４の基準値を設定する基準電圧回路と、電流バランス
用の演算増幅器５の出力信号を、出力電圧制御用の演算
増幅器４の基準値に重畳するように接続した第１の抵抗
Ｒ４と第１のダイオードＤ１と、基準電圧回路の所定電
位の点と、電流バランス用の演算増幅器５の出力端子に
接続した前記第１の抵抗Ｒ４と第２の抵抗Ｒ５との接続
点との間に、該接続点の電位をクランプするように接続
した第２のダイオードＤ２とを備えている。
源装置は、（１）出力電圧を検出する電圧検出部３と、
この電圧検出部２による電圧検出値と基準値とを比較す
る出力電圧制御用の演算増幅器４と、この演算増幅器４
の出力信号に対応してスイッチング制御を行うパルス幅
制御回路１と、トランスＴ１の一次巻線に接続されて、
パルス幅制御回路１によりオン，オフ制御されるスイッ
チングトランジスタＱ１と、トランスＴ１の二次巻線に
接続した整流平滑回路と、トランスＴ１の二次巻線に流
れる電流を検出する電流検出部２と、この電流検出部２
による電流検出値と他の出力電圧可変電源装置の電流検
出値とを比較し、比較出力信号を演算増幅器４の基準値
に重畳する電流バランス用の演算増幅器５とを含む出力
電圧可変電源装置であって、出力電圧制御用の演算増幅
器４の基準値を設定する基準電圧回路と、電流バランス
用の演算増幅器５の出力信号を、出力電圧制御用の演算
増幅器４の基準値に重畳するように接続した第１の抵抗
Ｒ４と第１のダイオードＤ１と、基準電圧回路の所定電
位の点と、電流バランス用の演算増幅器５の出力端子に
接続した前記第１の抵抗Ｒ４と第２の抵抗Ｒ５との接続
点との間に、該接続点の電位をクランプするように接続
した第２のダイオードＤ２とを備えている。
【００１１】又（２）基準電圧回路は、抵抗Ｒ６とシリ
ーズレギレータＳＲＧとの接続点の電位を基準電圧とす
る直列回路と、シリーズレギュレータＳＲＧを制御する
可変抵抗ＶＲと、基準電圧を印加する複数の抵抗Ｒ１，
Ｒ２，Ｒ３の直列回路と、この直列回路の抵抗分圧点ｂ
を出力電圧制御用の演算増幅器４の基準値とし、他の抵
抗分圧点ａに、電流バランス用の演算増幅器５の出力信
号を第１，第２の抵抗Ｒ４，Ｒ５と第１のダイオードＤ
１とを介して印加する回路とを有する構成とする。
ーズレギレータＳＲＧとの接続点の電位を基準電圧とす
る直列回路と、シリーズレギュレータＳＲＧを制御する
可変抵抗ＶＲと、基準電圧を印加する複数の抵抗Ｒ１，
Ｒ２，Ｒ３の直列回路と、この直列回路の抵抗分圧点ｂ
を出力電圧制御用の演算増幅器４の基準値とし、他の抵
抗分圧点ａに、電流バランス用の演算増幅器５の出力信
号を第１，第２の抵抗Ｒ４，Ｒ５と第１のダイオードＤ
１とを介して印加する回路とを有する構成とする。
【００１２】又（３）基準電圧回路の基準電圧を、出力
電圧が上昇した時に過電圧アラーム信号ＯＶＡを出力す
る演算増幅器６と、出力電圧が低下した時に電圧低下ア
ラーム信号ＵＶＡを出力する演算増幅器７との基準電圧
とした構成を有するものである。
電圧が上昇した時に過電圧アラーム信号ＯＶＡを出力す
る演算増幅器６と、出力電圧が低下した時に電圧低下ア
ラーム信号ＵＶＡを出力する演算増幅器７との基準電圧
とした構成を有するものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態の説明
図であり、Ｔ１はトランス、Ｑ１はスイッチングトラン
ジスタ、１はパルス幅制御回路（ＰＷＭ）、２は電圧検
出部、３は電流検出部、４〜７は演算増幅器であり、演
算増幅器４は出力電圧制御用、演算増幅器５は電流バラ
ンス用、演算増幅器６は過電圧アラーム用、演算増幅器
７は電圧低下アラーム用である。又Ｄ１，Ｄ２，Ｄ１
１，Ｄ１２はダイオード、Ｃ１はコンデンサ、Ｌ１はチ
ョークコイル、ＣＴはカレントトランス、Ｒ１〜Ｒ１２
は抵抗、ＶＲは可変抵抗、ＳＲＧはシリーズレギュレー
タ、ＣＢは電流バランス端子、Ｖ，Ｖｃｃは電源電圧、
Ｖｉｎは直流の入力電圧、Ｖｏｕｔは直流の出力電圧を
示す。
図であり、Ｔ１はトランス、Ｑ１はスイッチングトラン
ジスタ、１はパルス幅制御回路（ＰＷＭ）、２は電圧検
出部、３は電流検出部、４〜７は演算増幅器であり、演
算増幅器４は出力電圧制御用、演算増幅器５は電流バラ
ンス用、演算増幅器６は過電圧アラーム用、演算増幅器
７は電圧低下アラーム用である。又Ｄ１，Ｄ２，Ｄ１
１，Ｄ１２はダイオード、Ｃ１はコンデンサ、Ｌ１はチ
ョークコイル、ＣＴはカレントトランス、Ｒ１〜Ｒ１２
は抵抗、ＶＲは可変抵抗、ＳＲＧはシリーズレギュレー
タ、ＣＢは電流バランス端子、Ｖ，Ｖｃｃは電源電圧、
Ｖｉｎは直流の入力電圧、Ｖｏｕｔは直流の出力電圧を
示す。
【００１４】この実施の形態は、抵抗Ｒ１〜Ｒ３，Ｒ
６，Ｒ７と、可変抵抗ＶＲと、シリーズレギュレータＳ
ＲＧとにより基準電圧回路を構成し、抵抗Ｒ６，Ｒ７の
接続点ｃの安定化された電位を基準電圧とする。この基
準電圧は、可変抵抗ＶＲによりシリーズレギュレータＳ
ＲＧを制御することによって、任意に設定することがで
きる。この基準電圧を抵抗Ｒ１〜Ｒ３の直列回路に印加
し、抵抗Ｒ１，Ｒ２の接続点ｂを演算増幅器４に入力す
る基準値とする。又基準電圧を抵抗Ｒ１１，Ｒ１２に印
加し、過電圧アラーム用の演算増幅器６と電圧低下アラ
ーム用の演算増幅器７の基準値とする。
６，Ｒ７と、可変抵抗ＶＲと、シリーズレギュレータＳ
ＲＧとにより基準電圧回路を構成し、抵抗Ｒ６，Ｒ７の
接続点ｃの安定化された電位を基準電圧とする。この基
準電圧は、可変抵抗ＶＲによりシリーズレギュレータＳ
ＲＧを制御することによって、任意に設定することがで
きる。この基準電圧を抵抗Ｒ１〜Ｒ３の直列回路に印加
し、抵抗Ｒ１，Ｒ２の接続点ｂを演算増幅器４に入力す
る基準値とする。又基準電圧を抵抗Ｒ１１，Ｒ１２に印
加し、過電圧アラーム用の演算増幅器６と電圧低下アラ
ーム用の演算増幅器７の基準値とする。
【００１５】又電流バランス用の演算増幅器５の出力端
子に第１，第２の抵抗Ｒ４，Ｒ５と第１のダイオードＤ
１とを接続し、この第１のダイオードＤ１を、抵抗Ｒ
２，Ｒ３の接続点ａに接続し、第１，第２の抵抗Ｒ４，
Ｒ５の接続点と、抵抗Ｒ６，Ｒ７の接続点ｃとの間に第
２のダイオードＤ２を接続する。この第２のダイオード
Ｄ２は、第１，第２の抵抗Ｒ４，Ｒ５の接続点の電位
を、接続点ｃの電位にクランプできるように接続する。
子に第１，第２の抵抗Ｒ４，Ｒ５と第１のダイオードＤ
１とを接続し、この第１のダイオードＤ１を、抵抗Ｒ
２，Ｒ３の接続点ａに接続し、第１，第２の抵抗Ｒ４，
Ｒ５の接続点と、抵抗Ｒ６，Ｒ７の接続点ｃとの間に第
２のダイオードＤ２を接続する。この第２のダイオード
Ｄ２は、第１，第２の抵抗Ｒ４，Ｒ５の接続点の電位
を、接続点ｃの電位にクランプできるように接続する。
【００１６】従って、電流バランス端子ＣＢに、他の出
力電圧可変電源装置からの電流検出値が入力されて、こ
の電流検出値が、電流検出部２からの電流検出値より大
きい場合に、電流バランス用の演算増幅器５の出力信号
は大きくなり、例えば、電源電圧Ｖｃｃ又はそれに近い
値となると、第２のダイオードＤ２に対して順方向電圧
が印加される状態となり、従って、第１，第２の抵抗Ｒ
４，Ｒ５の接続点の電位は、接続点ｃの電位にクランプ
される。それにより、接続点ａの電位の上昇が抑制さ
れ、それに伴って接続点ｂの電位、即ち、出力電圧制御
用の演算増幅器４の基準値の上昇が抑制されて、出力電
圧Ｖｏｕｔの極端な上昇を回避することができる。
力電圧可変電源装置からの電流検出値が入力されて、こ
の電流検出値が、電流検出部２からの電流検出値より大
きい場合に、電流バランス用の演算増幅器５の出力信号
は大きくなり、例えば、電源電圧Ｖｃｃ又はそれに近い
値となると、第２のダイオードＤ２に対して順方向電圧
が印加される状態となり、従って、第１，第２の抵抗Ｒ
４，Ｒ５の接続点の電位は、接続点ｃの電位にクランプ
される。それにより、接続点ａの電位の上昇が抑制さ
れ、それに伴って接続点ｂの電位、即ち、出力電圧制御
用の演算増幅器４の基準値の上昇が抑制されて、出力電
圧Ｖｏｕｔの極端な上昇を回避することができる。
【００１７】又基準電圧回路は、可変抵抗ＶＲにより基
準電圧を任意に設定可能であり、この基準電圧を、演算
増幅器６，７の基準電圧とすることにより、出力電圧Ｖ
ｏｕｔの設定変更に伴って、過電圧アラームの検出基準
値及び電圧低下アラームの検出基準値も自動的に変更さ
れるから、基準電圧源の構成を簡単化し、且つ出力電圧
Ｖｏｕｔの設定変更が容易となる利点がある。
準電圧を任意に設定可能であり、この基準電圧を、演算
増幅器６，７の基準電圧とすることにより、出力電圧Ｖ
ｏｕｔの設定変更に伴って、過電圧アラームの検出基準
値及び電圧低下アラームの検出基準値も自動的に変更さ
れるから、基準電圧源の構成を簡単化し、且つ出力電圧
Ｖｏｕｔの設定変更が容易となる利点がある。
【００１８】本発明は、前述の実施の形態のみに限定さ
れるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、例えば、前述の実施の形態はフォワードコンバータ
形式について示すが、フライバックコンバータ形式等の
他の形式のコンバータを用いた電源装置にも適用可能で
ある。又基準電源回路は、シリーズレギュレータＳＲＧ
を用いた場合を示すが、ツェナーダイオード等の他の電
圧安定化手段を有する回路を用いることも可能である。
又電流検出部２による電流検出値を用いて過電流保護を
行う構成を設けることも可能である。
れるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、例えば、前述の実施の形態はフォワードコンバータ
形式について示すが、フライバックコンバータ形式等の
他の形式のコンバータを用いた電源装置にも適用可能で
ある。又基準電源回路は、シリーズレギュレータＳＲＧ
を用いた場合を示すが、ツェナーダイオード等の他の電
圧安定化手段を有する回路を用いることも可能である。
又電流検出部２による電流検出値を用いて過電流保護を
行う構成を設けることも可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スイッ
チング制御する電源装置に於いて、出力電圧制御用の演
算増幅器４の基準値を設定するシリーズレギュレータＳ
ＲＧ等を含む基準電圧回路と、電流バランス用の演算増
幅器５の出力信号を、出力電圧制御用の演算増幅器４の
基準値に重畳するように接続した第１の抵抗Ｒ４と第１
のダイオードＤ１と、基準電圧回路の所定電位の点（接
続点ｃ）と、電流バランス用の演算増幅器５の出力端子
に接続した第１の抵抗Ｒ４と第２の抵抗Ｒ５との接続点
との間に、この接続点の電位をクランプするように接続
した第２のダイオードＤ２とを設けたもので、並列運転
時の電流検出値の差が大きい時に、電流バランス用の演
算増幅器５の出力信号が、電源電圧Ｖｃｃ近くまで上昇
可能であるから、それを第２のダイオードＤ２を介して
抵抗Ｒ４，Ｒ５の接続点の電位をクランプすることによ
り、出力電圧Ｖｏｕｔの極端な上昇を回避し、並列運転
の安定化を図ることができる利点がある。
チング制御する電源装置に於いて、出力電圧制御用の演
算増幅器４の基準値を設定するシリーズレギュレータＳ
ＲＧ等を含む基準電圧回路と、電流バランス用の演算増
幅器５の出力信号を、出力電圧制御用の演算増幅器４の
基準値に重畳するように接続した第１の抵抗Ｒ４と第１
のダイオードＤ１と、基準電圧回路の所定電位の点（接
続点ｃ）と、電流バランス用の演算増幅器５の出力端子
に接続した第１の抵抗Ｒ４と第２の抵抗Ｒ５との接続点
との間に、この接続点の電位をクランプするように接続
した第２のダイオードＤ２とを設けたもので、並列運転
時の電流検出値の差が大きい時に、電流バランス用の演
算増幅器５の出力信号が、電源電圧Ｖｃｃ近くまで上昇
可能であるから、それを第２のダイオードＤ２を介して
抵抗Ｒ４，Ｒ５の接続点の電位をクランプすることによ
り、出力電圧Ｖｏｕｔの極端な上昇を回避し、並列運転
の安定化を図ることができる利点がある。
【図１】本発明の実施の形態の説明図である。
【図２】従来例の説明図である。
１ パルス幅制御回路（ＰＷＭ） ２ 電流検出部 ３ 電圧検出部 ４ 出力電圧制御用の演算増幅器 ５ 電流バランス用の演算増幅器 ６ 過電圧アラーム用の演算増幅器 ７ 電圧低下アラーム用の演算増幅器 Ｔ１ トランス Ｑ１ スイッチングトランジスタ ＳＲＧ シリーズレギュレータ Ｒ１，Ｒ２ 第１，第２の抵抗 Ｄ１，Ｄ２ 第１，第２のダイオード ＣＢ 電流バランス端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕上 和利 神奈川県川崎市高津区坂戸１丁目17番３号 富士通電装株式会社内 (72)発明者 島森 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内 Ｆターム(参考） 5H730 AA20 BB23 DD02 EE08 EE59 FD01 FD31 FG05 FV07 XX03 XX12 XX13 XX23 XX32 XX33 XX50
Claims (3)
- 【請求項１】 出力電圧を検出する電圧検出部と、該電
圧検出部による電圧検出値と基準値とを比較する出力電
圧制御用の演算増幅器と、該演算増幅器の出力信号に対
応してスイッチング制御を行うパルス幅制御回路と、ト
ランスの一次巻線に接続され前記パルス幅制御回路によ
りオン，オフ制御されるスイッチングトランジスタと、
前記トランスの二次巻線に接続した整流平滑回路と、前
記トランスの二次巻線に流れる電流を検出する電流検出
部と、該電流検出部による電流検出値と他の出力電圧可
変電源装置の電流検出値とを比較し、比較出力信号を前
記演算増幅器の前記基準値に重畳する電流バランス用の
演算増幅器とを含む出力電圧可変電源装置に於いて、 前記出力電圧制御用の演算増幅器の前記基準値を設定す
る基準電圧回路と、 前記電流バランス用の演算増幅器の出力信号を、前記出
力電圧制御用の演算増幅器の前記基準値に重畳するよう
に接続した第１の抵抗と第１のダイオードと、 前記基準電圧回路の所定電位の点と、前記電流バランス
用の演算増幅器の出力端子に接続した前記第１の抵抗と
第２の抵抗との接続点との間に、該接続点の電位をクラ
ンプするように接続した第２のダイオードとを備えたこ
とを特徴とする出力電圧可変電源装置。 - 【請求項２】 前記基準電圧回路は、抵抗とシリーズレ
ギレータとの接続点の電位を基準電圧とする直列回路
と、前記シリーズレギュレータを制御する可変抵抗と、
前記基準電圧を印加する複数の抵抗の直列回路と、該直
列回路の抵抗分圧点を前記出力電圧制御用の演算増幅器
の基準値とし、他の抵抗分圧点に、前記電流バランス用
の演算増幅器の出力信号を第１，第２の抵抗と第１のダ
イオードとを介して印加する回路とを有することを特徴
とする請求項１記載の出力電圧可変電源装置。 - 【請求項３】 前記基準電圧回路の基準電圧を、前記出
力電圧が上昇した時に過電圧アラーム信号を出力する演
算増幅器と、前記出力電圧が低下した時に電圧低下アラ
ーム信号を出力する演算増幅器との基準電圧とした構成
を有することを特徴とする請求項１又は２記載の出力電
圧可変電源装置。
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