JP2001154211A - 液晶パネルおよびその製造方法 - Google Patents
液晶パネルおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】液晶注入工程の生産性の向上、および、液晶注
入工程における液晶使用量の低減を図る。 【解決手段】液晶パネル10の外周部には液晶注入口1
8と排気口とが設けられている。そして、液晶注入口1
8の正面には、液晶85を溜めるための液晶受け15が
設けられている。この液晶注入口18に設けられた液晶
受け15に液晶滴下装置84で液晶85を供給しなが
ら、空液晶パネル10の排気口からその内部をポンプ8
0で真空吸引する。
入工程における液晶使用量の低減を図る。 【解決手段】液晶パネル10の外周部には液晶注入口1
8と排気口とが設けられている。そして、液晶注入口1
8の正面には、液晶85を溜めるための液晶受け15が
設けられている。この液晶注入口18に設けられた液晶
受け15に液晶滴下装置84で液晶85を供給しなが
ら、空液晶パネル10の排気口からその内部をポンプ8
0で真空吸引する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルおよび
その製造方法に関する。
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空液晶パネル内への液晶注入方法とし
て、特開平10−115831号公報記載の方法、特開
平9−274193号公報記載の方法が知られている。
前者(以下、第一の液晶注入方法と呼ぶ)は、注入口出し
された空液晶パネルの内部に液晶を注入する方法であ
る。具体的には、真空排気された真空容器内部で空液晶
パネルの注入口を液晶皿内の液晶に浸漬したあと、この
真空容器内部に大気を導入する。この方法によれば、液
晶皿内の液晶は、液晶パネル内外の圧力差と液晶パネル
の毛細管現象とによって注入口からパネル内部へと注入
される。一方、後者(以下、第二の液晶注入方法と呼ぶ)
は、注入口出しおよび排気口出しがされた液晶パネルの
内部に液晶を注入する方法である。具体的には、液晶パ
ネル内部を排気口から真空吸引しながら、液晶パネルの
注入口に加圧液晶を供給する。これにより、注入口に供
給された液晶は、液晶パネル内外の圧力差と液晶パネル
の毛細管現象とによって液晶パネル内部へと注入され
る。
て、特開平10−115831号公報記載の方法、特開
平9−274193号公報記載の方法が知られている。
前者(以下、第一の液晶注入方法と呼ぶ)は、注入口出し
された空液晶パネルの内部に液晶を注入する方法であ
る。具体的には、真空排気された真空容器内部で空液晶
パネルの注入口を液晶皿内の液晶に浸漬したあと、この
真空容器内部に大気を導入する。この方法によれば、液
晶皿内の液晶は、液晶パネル内外の圧力差と液晶パネル
の毛細管現象とによって注入口からパネル内部へと注入
される。一方、後者(以下、第二の液晶注入方法と呼ぶ)
は、注入口出しおよび排気口出しがされた液晶パネルの
内部に液晶を注入する方法である。具体的には、液晶パ
ネル内部を排気口から真空吸引しながら、液晶パネルの
注入口に加圧液晶を供給する。これにより、注入口に供
給された液晶は、液晶パネル内外の圧力差と液晶パネル
の毛細管現象とによって液晶パネル内部へと注入され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第一の
液晶注入方法は、真空容器内部を長時間かけて真空排気
したあと、さらに長時間をかけて液晶パネル内に液晶を
注入しているため、生産性が良くない。また、繰返し使
用によって汚染された液晶皿内の液晶を定期的に交換す
る必要があるため、無駄な液晶の使用量が多くなる。
液晶注入方法は、真空容器内部を長時間かけて真空排気
したあと、さらに長時間をかけて液晶パネル内に液晶を
注入しているため、生産性が良くない。また、繰返し使
用によって汚染された液晶皿内の液晶を定期的に交換す
る必要があるため、無駄な液晶の使用量が多くなる。
【0004】一方、上記第二の液晶注入方法は、液晶加
圧装置で加圧した液晶を液晶パネル内に注入するため、
注入口付近の配向層の表面に損傷を与える可能性があ
る。また、この第二の液晶注入方法においては、液晶パ
ネルに注入口および排気口の配置に関して、液晶パネル
の駆動回路設計上の便宜が考慮されていない。このた
め、この第二の液晶注入方法による液晶封入済みの液晶
パネルは、その四辺の全てを液晶駆動回路の配置に使用
することが困難である。
圧装置で加圧した液晶を液晶パネル内に注入するため、
注入口付近の配向層の表面に損傷を与える可能性があ
る。また、この第二の液晶注入方法においては、液晶パ
ネルに注入口および排気口の配置に関して、液晶パネル
の駆動回路設計上の便宜が考慮されていない。このた
め、この第二の液晶注入方法による液晶封入済みの液晶
パネルは、その四辺の全てを液晶駆動回路の配置に使用
することが困難である。
【0005】そこで、本発明は、液晶注入工程の生産性
の向上、および、液晶注入工程における液晶使用量の低
減を図ることを目的とする。また、液晶ディスプレイの
駆動回路設計についての制約を削減することを目的とす
る。
の向上、および、液晶注入工程における液晶使用量の低
減を図ることを目的とする。また、液晶ディスプレイの
駆動回路設計についての制約を削減することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、貼り合わされた2枚の基板の対向面のあ
いだに液晶が封入される液晶パネルであって、前記2枚
の基板の対向面間と外部とをつなぐ1以上の排気口と、
前記2枚の基板の対向面よりも高い位置まで前記液晶を
溜めるための1以上の液晶受けと、前記2枚の基板の対
向面間と前記液晶受けとを、当該液晶受けに溜められた
液晶の液面下でつなぐ液晶注入口とが形成されることを
特徴とする液晶パネルを提供する。
め、本発明は、貼り合わされた2枚の基板の対向面のあ
いだに液晶が封入される液晶パネルであって、前記2枚
の基板の対向面間と外部とをつなぐ1以上の排気口と、
前記2枚の基板の対向面よりも高い位置まで前記液晶を
溜めるための1以上の液晶受けと、前記2枚の基板の対
向面間と前記液晶受けとを、当該液晶受けに溜められた
液晶の液面下でつなぐ液晶注入口とが形成されることを
特徴とする液晶パネルを提供する。
【0007】この液晶パネルにおいて、排気口、液晶注
入口および液晶受けは、2枚の基板のコーナ部に設ける
ことが望ましい。
入口および液晶受けは、2枚の基板のコーナ部に設ける
ことが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。
【0009】まず、図1、図2により、本実施の形態に
係る空液晶パネルの構造について説明する。なお、ここ
では、TFT液晶ディスプレイ用の液晶パネルを一例に
挙げて説明する。
係る空液晶パネルの構造について説明する。なお、ここ
では、TFT液晶ディスプレイ用の液晶パネルを一例に
挙げて説明する。
【0010】本空液晶パネル10は、図1に示すよう
に、TFT基板14とこれに対向するカラーフィルタ基
板12との外周部が枠状にシール剤11で接着されたセ
ル構造を有している。カラーフィルター基板12とTF
T基板14との間には、貼合せ時に、そのギャップ厚さ
(液晶層の厚さに相当)を制御するのに利用された球状の
スペーサ17が適宜介在している。そして、2枚の基板
12,14を接着しているシール剤11の枠状パターン
は、その2箇所で分断されている。これにより、2枚の
基板12,14の隙間を外部につなぐ開口16,18、す
なわち、排気口16および液晶注入口18が形成されて
いる。
に、TFT基板14とこれに対向するカラーフィルタ基
板12との外周部が枠状にシール剤11で接着されたセ
ル構造を有している。カラーフィルター基板12とTF
T基板14との間には、貼合せ時に、そのギャップ厚さ
(液晶層の厚さに相当)を制御するのに利用された球状の
スペーサ17が適宜介在している。そして、2枚の基板
12,14を接着しているシール剤11の枠状パターン
は、その2箇所で分断されている。これにより、2枚の
基板12,14の隙間を外部につなぐ開口16,18、す
なわち、排気口16および液晶注入口18が形成されて
いる。
【0011】また、カラーフィルタ基板12(下側基板)
は、TFT基板14(上側基板)よりも面積が広く、その
外周領域がTFT基板14の端面からはみ出している。
そして、このはみ出し領域上には、図2に示すように、
液晶注入口18をふさがないようにその両端部を結ぶパ
ターン11A、すなわち、液晶注入口18の正面の適当
な面積の領域を囲うパターン11Aがシール剤で形成さ
れている。ただし、このパターン11Aは、2枚の基板
12,14のギャップの厚さよりも適当な寸法だけ高く
形成されている。
は、TFT基板14(上側基板)よりも面積が広く、その
外周領域がTFT基板14の端面からはみ出している。
そして、このはみ出し領域上には、図2に示すように、
液晶注入口18をふさがないようにその両端部を結ぶパ
ターン11A、すなわち、液晶注入口18の正面の適当
な面積の領域を囲うパターン11Aがシール剤で形成さ
れている。ただし、このパターン11Aは、2枚の基板
12,14のギャップの厚さよりも適当な寸法だけ高く
形成されている。
【0012】このパターン11AとTFT基板14の端
面とによって、外部から供給された液晶を受ける液晶受
け15が形成されている。前述したように、2枚の基板
12,14のギャップの厚さよりもパターン11A(以
下、液晶受け形成用パターン11Aと呼ぶ)のほうが厚
く形成されているため、この液晶受け15には、上側基
板14の内側面よりも高い液面の液晶を溜めることがで
きるようになっている。
面とによって、外部から供給された液晶を受ける液晶受
け15が形成されている。前述したように、2枚の基板
12,14のギャップの厚さよりもパターン11A(以
下、液晶受け形成用パターン11Aと呼ぶ)のほうが厚
く形成されているため、この液晶受け15には、上側基
板14の内側面よりも高い液面の液晶を溜めることがで
きるようになっている。
【0013】なお、ここでは、液晶パネル10の中心線
上に排気口16および液晶注入口18を設けているが、
かならずしも、このようにする必要はない。例えば、図
3に示すように、カラーフィルタ基板12の対角領域を
それぞれ面取りして、ここに液晶注入口18および排気
口16を設けても良い。このように液晶パネル10の対
角領域に液晶注入口18および排気口16を設ければ、
TFT基板14の全ての辺を液晶駆動回路の実装に活用
することができるようになるため、液晶ディスプレイ設
計の柔軟度を増す。なお、この場合、後述の排気管接続
用治具の装着のため、TFT基板14の角部のうち、排
気口16が設けられるところも面取りされていることが
望ましい。
上に排気口16および液晶注入口18を設けているが、
かならずしも、このようにする必要はない。例えば、図
3に示すように、カラーフィルタ基板12の対角領域を
それぞれ面取りして、ここに液晶注入口18および排気
口16を設けても良い。このように液晶パネル10の対
角領域に液晶注入口18および排気口16を設ければ、
TFT基板14の全ての辺を液晶駆動回路の実装に活用
することができるようになるため、液晶ディスプレイ設
計の柔軟度を増す。なお、この場合、後述の排気管接続
用治具の装着のため、TFT基板14の角部のうち、排
気口16が設けられるところも面取りされていることが
望ましい。
【0014】また、液晶注入口18および排気口16
は、それぞれ1つずつである必要もない。例えば、図4
(A)に示すように、液晶注入口18および排気口16を
それぞれ2つずつ設けてもよいし、図4(B)に示すよう
に、液晶注入口18を2つ設け、排気口16を1つだけ
設けるようにしてもよい。
は、それぞれ1つずつである必要もない。例えば、図4
(A)に示すように、液晶注入口18および排気口16を
それぞれ2つずつ設けてもよいし、図4(B)に示すよう
に、液晶注入口18を2つ設け、排気口16を1つだけ
設けるようにしてもよい。
【0015】つぎに、図5により、この空液晶パネル1
0の製造方法について説明する。ただし、ここで用いる
カラーフィルタ基板12およびTFT基板14には、既
に、ラビング処理、洗浄処理等が施されていることとす
る。
0の製造方法について説明する。ただし、ここで用いる
カラーフィルタ基板12およびTFT基板14には、既
に、ラビング処理、洗浄処理等が施されていることとす
る。
【0016】まず、図5(A)に示すように、スクリーン
印刷法等によって、カラーフィルタ基板12の電極面
(電極が配設されている面)の外周部にシール剤11を塗
布し、これを仮硬化させる(S300)。このときのシー
ル剤の塗布パターンは、TFT基板14との貼合せによ
り液晶注入口16および排気口18となる箇所で分断さ
れた枠状である。そして、分断されたシール剤11の4
つの端部11aは、カラーフィルタ基板12の縁に導か
れている。
印刷法等によって、カラーフィルタ基板12の電極面
(電極が配設されている面)の外周部にシール剤11を塗
布し、これを仮硬化させる(S300)。このときのシー
ル剤の塗布パターンは、TFT基板14との貼合せによ
り液晶注入口16および排気口18となる箇所で分断さ
れた枠状である。そして、分断されたシール剤11の4
つの端部11aは、カラーフィルタ基板12の縁に導か
れている。
【0017】このようにカラーフィルタ基板12上にシ
ール剤で形成された枠状パターン11の内側領域に、図
5(B)に示すように、液晶層の設計厚さ寸法に応じた粒
径の球状スペーサ17を分散させる(S301)。なお、
スペーサの分散は、カラーフィルタ基板12の代わりに
TFT基板14に行うようにしてもよい。
ール剤で形成された枠状パターン11の内側領域に、図
5(B)に示すように、液晶層の設計厚さ寸法に応じた粒
径の球状スペーサ17を分散させる(S301)。なお、
スペーサの分散は、カラーフィルタ基板12の代わりに
TFT基板14に行うようにしてもよい。
【0018】そして、このカラーフィルタ基板12の電
極面上に、それよりも面積の広いTFT基板14の電極
面(電極が形成されている面)を重ね合わせる。そして、
これら2枚の基板12,14を、加熱プレスによって適
当な圧力で加圧する。これにより、シール剤11が本硬
化すると共に、2枚の基板12,14間に所定のギャッ
プが確保される(S302)。
極面上に、それよりも面積の広いTFT基板14の電極
面(電極が形成されている面)を重ね合わせる。そして、
これら2枚の基板12,14を、加熱プレスによって適
当な圧力で加圧する。これにより、シール剤11が本硬
化すると共に、2枚の基板12,14間に所定のギャッ
プが確保される(S302)。
【0019】このようにして貼り合わせた2枚の基板1
2,14を、図5(C)に示すように反転させて、カラー
フィルタ基板12の縁からはみ出したTFT基板14上
に、図5(D)に示すように、所定の高さおよび所定の大
きさの液晶受け形成用パターン11Aをスクリーン印刷
法等によって形成する(S303)。なお、前述したよう
に、この液晶受け形成用パターン11Aの両端部は、液
晶注入口18の両端のシール剤端部11aにつなげる必
要がある。
2,14を、図5(C)に示すように反転させて、カラー
フィルタ基板12の縁からはみ出したTFT基板14上
に、図5(D)に示すように、所定の高さおよび所定の大
きさの液晶受け形成用パターン11Aをスクリーン印刷
法等によって形成する(S303)。なお、前述したよう
に、この液晶受け形成用パターン11Aの両端部は、液
晶注入口18の両端のシール剤端部11aにつなげる必
要がある。
【0020】そして、このパターン11Aを形成してい
るシール剤を熱硬化させると(S304)、図5(E)に示
すように液晶パネル10が完成する。
るシール剤を熱硬化させると(S304)、図5(E)に示
すように液晶パネル10が完成する。
【0021】ところで、以上においては、カラーフィル
タ基板12の電極面上にシール剤を塗布しているが、T
FT基板14の電極面上にシール剤を塗布するようにし
てもよい。TFT基板14の電極面にシール剤を塗布す
る場合には、枠状パターン11を形成するためのシール
剤と液晶受け形成用パターン11Aを形成するためのシ
ール剤とを別々に塗布する必要はない。
タ基板12の電極面上にシール剤を塗布しているが、T
FT基板14の電極面上にシール剤を塗布するようにし
てもよい。TFT基板14の電極面にシール剤を塗布す
る場合には、枠状パターン11を形成するためのシール
剤と液晶受け形成用パターン11Aを形成するためのシ
ール剤とを別々に塗布する必要はない。
【0022】例えば、図6(A)に示すように、TFT基
板14の電極面上に、液晶受け形成用パターン11Aを
一部に含んだ枠状パターン11をシール剤で形成し、こ
れを仮硬化させるようにしてもよい(S400)。なお、
この場合には、TFT基板14の電極面上に形成される
枠状パターンは、カラーフィルタ基板12との貼合せに
より排気口18となる箇所だけが分断されていればよ
い。
板14の電極面上に、液晶受け形成用パターン11Aを
一部に含んだ枠状パターン11をシール剤で形成し、こ
れを仮硬化させるようにしてもよい(S400)。なお、
この場合には、TFT基板14の電極面上に形成される
枠状パターンは、カラーフィルタ基板12との貼合せに
より排気口18となる箇所だけが分断されていればよ
い。
【0023】そのあとは、前述の場合と同様な手順で、
このTFT基板14の電極面上の枠状パターン11の内
側領域に、図6(B)に示すように球状スペーサ17を分
散させてから(S401)、その上の所定の領域に(液晶
受け形成用パターン11Aが外部にはみ出すように)、
カラーフィルタ基板12の電極面を重ね合わせて、これ
ら2枚の基板12,14を加熱プレスで加圧すればよい
(S402)。このとき、2枚の基板12,14間に所定
のギャップ寸法を確保するためにカラーフィルタ基板1
2をシール剤に食い込ませるため、前述の場合と同様、
液晶注入口18の正面には、図6(C)に示すような、2
枚の基板12,14のギャップの厚さよりも適当な寸法
だけ深い液晶受け15を形成することができる。
このTFT基板14の電極面上の枠状パターン11の内
側領域に、図6(B)に示すように球状スペーサ17を分
散させてから(S401)、その上の所定の領域に(液晶
受け形成用パターン11Aが外部にはみ出すように)、
カラーフィルタ基板12の電極面を重ね合わせて、これ
ら2枚の基板12,14を加熱プレスで加圧すればよい
(S402)。このとき、2枚の基板12,14間に所定
のギャップ寸法を確保するためにカラーフィルタ基板1
2をシール剤に食い込ませるため、前述の場合と同様、
液晶注入口18の正面には、図6(C)に示すような、2
枚の基板12,14のギャップの厚さよりも適当な寸法
だけ深い液晶受け15を形成することができる。
【0024】このとき形成された液晶受け15の深さが
足りない場合には、その後、さらに、液晶受け15の周
りにシール剤を継ぎ足せばよい。具体的には、図6に示
した処理(S400〜S402)が終了した後に、図7
(D)(E)に示すように、液晶受け形成用パターン11A
上に、その高さ不足分のシール剤をさらに塗布し(S4
03)、これを熱で本硬化させればよい(S404)。
足りない場合には、その後、さらに、液晶受け15の周
りにシール剤を継ぎ足せばよい。具体的には、図6に示
した処理(S400〜S402)が終了した後に、図7
(D)(E)に示すように、液晶受け形成用パターン11A
上に、その高さ不足分のシール剤をさらに塗布し(S4
03)、これを熱で本硬化させればよい(S404)。
【0025】つぎに、本空液晶パネル10を用いた液晶
封入済み液晶パネルの製造方法について説明する。図9
に、そのフローチャートを示し、図8に、それに用いる
液晶注入装置の概略構成を示した。
封入済み液晶パネルの製造方法について説明する。図9
に、そのフローチャートを示し、図8に、それに用いる
液晶注入装置の概略構成を示した。
【0026】ここで用いる液晶注入装置は、加工台(不
図示)、真空ポンプ80、真空ポンプ80からの排気管
82を空液晶パネル10の排気口16につなぐための排
気管接続用治具83、排気管82に設けられたバルブ8
1、空液晶パネル10の液晶受け15に液晶85を滴下
するための脱泡機能付き液晶滴下装置84、液晶注入済
み液晶パネルの排気口16および液晶注入口18に紫外
線硬化型樹脂を塗布しこれを硬化させるUV照射機能付
き封止装置(不図示)を備えている。なお、排気管接続用
治具83は、液晶汚染性の少ない柔軟な材料(例えば、
シリコンゴム等)で形成されている。
図示)、真空ポンプ80、真空ポンプ80からの排気管
82を空液晶パネル10の排気口16につなぐための排
気管接続用治具83、排気管82に設けられたバルブ8
1、空液晶パネル10の液晶受け15に液晶85を滴下
するための脱泡機能付き液晶滴下装置84、液晶注入済
み液晶パネルの排気口16および液晶注入口18に紫外
線硬化型樹脂を塗布しこれを硬化させるUV照射機能付
き封止装置(不図示)を備えている。なお、排気管接続用
治具83は、液晶汚染性の少ない柔軟な材料(例えば、
シリコンゴム等)で形成されている。
【0027】まず、この液晶注入装置のテーブル(不図
示)上に、空液晶パネル10を、TFT基板14が下向
きになるようにのせる。そして、液晶パネル10の排気
口16に排気管接続用治具83を装着する。
示)上に、空液晶パネル10を、TFT基板14が下向
きになるようにのせる。そして、液晶パネル10の排気
口16に排気管接続用治具83を装着する。
【0028】そして、空液晶パネル10の液晶受け15
の上方に液晶滴下装置84を位置付け、これから液晶8
5を滴下させる(S900)。これにより、空液晶パネル
10の液晶受け15のなかには液晶85が溜まりはじめ
る。そして、液晶受け15内の液晶85の液面下に液晶
注入口15が完全に沈んで、空液晶パネル10が密閉さ
れたら、真空ポンプ80を作動させ、バルブ81を開く
(S901)。これにより、空液晶パネル10の内部が真
空吸引されるため、液晶パネル10の内外の圧力差と毛
細管現象とにより、液晶受け15内の液晶85が液晶注
入口18からパネル内部に注入されてゆく。
の上方に液晶滴下装置84を位置付け、これから液晶8
5を滴下させる(S900)。これにより、空液晶パネル
10の液晶受け15のなかには液晶85が溜まりはじめ
る。そして、液晶受け15内の液晶85の液面下に液晶
注入口15が完全に沈んで、空液晶パネル10が密閉さ
れたら、真空ポンプ80を作動させ、バルブ81を開く
(S901)。これにより、空液晶パネル10の内部が真
空吸引されるため、液晶パネル10の内外の圧力差と毛
細管現象とにより、液晶受け15内の液晶85が液晶注
入口18からパネル内部に注入されてゆく。
【0029】そして、液晶パネル10内への液晶注入が
終了したら、排気管接続用治具83を排気口16から外
して、封止装置で排気口16および液晶注入口18を封
止する(S902)。これにより、液晶封入済みの液晶パ
ネルが完成する。
終了したら、排気管接続用治具83を排気口16から外
して、封止装置で排気口16および液晶注入口18を封
止する(S902)。これにより、液晶封入済みの液晶パ
ネルが完成する。
【0030】このように、本空液晶パネル10を用いれ
ば、実使用量(液晶パネル内を満たす必要量)の液晶だけ
を液晶受け15に供給すればよいため、液晶皿を用いる
場合と比べて無駄な液晶使量を低減することができる。
また、液晶パネル10内を真空吸引しながら、液晶パネ
ル10内へ液晶を注入することができるため、液晶注入
時間の短縮により生産性が向上する。また、液晶受け1
5内の液晶は、液晶パネル10内の液晶との液面差に応
じた圧力で液晶注入口を通過してゆくため、液晶注入口
付近の配向層の表面に損傷を与える可能性も少ない。ま
た、液晶注入装置1台で液晶注入処理と封止処理とを行
うようにしているため、注入・封止のトータルのプロセ
ス時間を短縮することができる。
ば、実使用量(液晶パネル内を満たす必要量)の液晶だけ
を液晶受け15に供給すればよいため、液晶皿を用いる
場合と比べて無駄な液晶使量を低減することができる。
また、液晶パネル10内を真空吸引しながら、液晶パネ
ル10内へ液晶を注入することができるため、液晶注入
時間の短縮により生産性が向上する。また、液晶受け1
5内の液晶は、液晶パネル10内の液晶との液面差に応
じた圧力で液晶注入口を通過してゆくため、液晶注入口
付近の配向層の表面に損傷を与える可能性も少ない。ま
た、液晶注入装置1台で液晶注入処理と封止処理とを行
うようにしているため、注入・封止のトータルのプロセ
ス時間を短縮することができる。
【0031】なお、本実施の形態では、液晶パネル10
内を真空吸引しながら、液晶パネル10内へ液晶を注入
したが、液晶パネル10内を満たす量の液晶を液晶受け
15に1度に溜めてしまってから、液晶パネル10内部
の真空吸引を開始しても構わない。それでも、液晶使用
量の低減という効果を得ることはできる。
内を真空吸引しながら、液晶パネル10内へ液晶を注入
したが、液晶パネル10内を満たす量の液晶を液晶受け
15に1度に溜めてしまってから、液晶パネル10内部
の真空吸引を開始しても構わない。それでも、液晶使用
量の低減という効果を得ることはできる。
【0032】さらに液晶注入時間の短縮を図ろうとする
場合には、この液晶注入装置に、図10に示すように、
加工台等を収容したチャンバ90、チャンバ90に給気
管93でつながれた加圧ポンプ91、給気管93に設け
られたバルブ92を付加すればよい。そして、空液晶パ
ネル10内部への液晶注入開始直後に、加圧ポンプ91
を作動させ、バルブ92を開いて、チャンバ90内を圧
縮ガス(例えば、N2ガス)を導入することによって、液
晶パネル10の内外の圧力差が増大させれば、液晶パネ
ル10内部への液晶注入速度を速くすることができる。
これにより、液晶注入工程の生産性がより向上する。ま
た、図4に示したような、液晶受け15を複数有する空
液晶パネルを用いれば、さらに液晶注入時間を短くする
ことができる。この場合に用いる液晶注入装置には、図
11に示すように、各液晶受け15毎にそれぞれ液晶滴
下装置84を設けてもよい。
場合には、この液晶注入装置に、図10に示すように、
加工台等を収容したチャンバ90、チャンバ90に給気
管93でつながれた加圧ポンプ91、給気管93に設け
られたバルブ92を付加すればよい。そして、空液晶パ
ネル10内部への液晶注入開始直後に、加圧ポンプ91
を作動させ、バルブ92を開いて、チャンバ90内を圧
縮ガス(例えば、N2ガス)を導入することによって、液
晶パネル10の内外の圧力差が増大させれば、液晶パネ
ル10内部への液晶注入速度を速くすることができる。
これにより、液晶注入工程の生産性がより向上する。ま
た、図4に示したような、液晶受け15を複数有する空
液晶パネルを用いれば、さらに液晶注入時間を短くする
ことができる。この場合に用いる液晶注入装置には、図
11に示すように、各液晶受け15毎にそれぞれ液晶滴
下装置84を設けてもよい。
【0033】このようにして製造された液晶封入済み液
晶パネルは、図12に示すように、信号処理系および制
御系の電気回路が搭載されたプリント基板(PCB基板)
と内部フレームによって一体化される。そして、これ
を、ベゼルとバックライトユニットとの間に挟み込むこ
とによって、液晶ディスプレイが完成する。
晶パネルは、図12に示すように、信号処理系および制
御系の電気回路が搭載されたプリント基板(PCB基板)
と内部フレームによって一体化される。そして、これ
を、ベゼルとバックライトユニットとの間に挟み込むこ
とによって、液晶ディスプレイが完成する。
【0034】なお、本空液晶パネル10は、従来技術の
欄で説明した第一の液晶注入方法のように、真空排気さ
れたチャンバ内部で液晶注入を行うこともできる。した
がって、例えば、図13に示すように、空液晶パネル1
0の排気口16の代わりにチャンバ90に前述の真空ポ
ンプ80を接続してもよい。そして、図13(A)に示す
ように、チャンバ90内部を適当な真空度になるまで真
空吸引した後(S1301)、図13(B)に示すように、
空液晶パネル10の排気口16に封止装置130を位置
合わせし、空液晶パネル10の排気口16を紫外線硬化
型樹脂131で封止させる(S1302)。そのあと、図
13(C)に示すように、空液晶パネル10の液晶受け1
5の上方に液晶滴下装置84を位置付け、これから液晶
85を滴下させる。これにより、液晶受け15内の液晶
85の液面下に液晶注入口15が完全に沈んだら、加圧
ポンプ91からの圧縮ガスをチャンバ90内に導入する
(S1303)。これにより、チャンバ内の真空吸引によ
って液晶注入口18および排気口16から適当な真空度
まで真空排気されたパネル内部に、液晶受け15のなか
の液晶85がスムーズに注入される。そして、パネル内
に液晶が充填されたら、図13(D)に示すように、空液
晶パネル10の液晶注入口18に封止装置130を位置
合わせし、空液晶パネル10の液晶注入口18を紫外線
硬化型樹脂131で封止させる(S1304)。
欄で説明した第一の液晶注入方法のように、真空排気さ
れたチャンバ内部で液晶注入を行うこともできる。した
がって、例えば、図13に示すように、空液晶パネル1
0の排気口16の代わりにチャンバ90に前述の真空ポ
ンプ80を接続してもよい。そして、図13(A)に示す
ように、チャンバ90内部を適当な真空度になるまで真
空吸引した後(S1301)、図13(B)に示すように、
空液晶パネル10の排気口16に封止装置130を位置
合わせし、空液晶パネル10の排気口16を紫外線硬化
型樹脂131で封止させる(S1302)。そのあと、図
13(C)に示すように、空液晶パネル10の液晶受け1
5の上方に液晶滴下装置84を位置付け、これから液晶
85を滴下させる。これにより、液晶受け15内の液晶
85の液面下に液晶注入口15が完全に沈んだら、加圧
ポンプ91からの圧縮ガスをチャンバ90内に導入する
(S1303)。これにより、チャンバ内の真空吸引によ
って液晶注入口18および排気口16から適当な真空度
まで真空排気されたパネル内部に、液晶受け15のなか
の液晶85がスムーズに注入される。そして、パネル内
に液晶が充填されたら、図13(D)に示すように、空液
晶パネル10の液晶注入口18に封止装置130を位置
合わせし、空液晶パネル10の液晶注入口18を紫外線
硬化型樹脂131で封止させる(S1304)。
【0035】このような方法によれば、液晶注入時間
は、前述の方法に比べて長くなるが、その他の効果(液
晶注入工程における液晶使用量の低減等)は、前述の方
法と同様に達成することができる。
は、前述の方法に比べて長くなるが、その他の効果(液
晶注入工程における液晶使用量の低減等)は、前述の方
法と同様に達成することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、液晶注入工程の生産性
の向上、および、液晶注入工程における液晶使用量の低
減を図ることができる。また、液晶ディスプレイの駆動
回路設計についての制約を削減することができる。
の向上、および、液晶注入工程における液晶使用量の低
減を図ることができる。また、液晶ディスプレイの駆動
回路設計についての制約を削減することができる。
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶パネルの平面
図およびそのA−A断面図である。
図およびそのA−A断面図である。
【図2】図1の液晶注入口付近の部分図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係る液晶パネルの平面
図である。
図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係る2種類の液晶パネ
ルの平面図である。
ルの平面図である。
【図5】本発明の実施の一形態に係る空液晶パネルの製
造方法を説明するための図である。
造方法を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の一形態に係る空液晶パネルの製
造方法を説明するための図である。
造方法を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の一形態に係る空液晶パネルの製
造方法を説明するための図である。
造方法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の一形態に係る液晶注入装置の概
略構成図である。
略構成図である。
【図9】本発明の実施の一形態に係る液晶封入済み液晶
パネルの製造工程のフローチャート図である。
パネルの製造工程のフローチャート図である。
【図10】本発明の実施の一形態に係る液晶注入装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図11】本発明の実施の一形態に係る液晶注入装置を
概略的に示す斜視図
概略的に示す斜視図
【図12】本発明の実施の一形態に係る液晶ディスプレ
イの組立て図である。
イの組立て図である。
【図13】本発明の実施の一形態に係る液晶封入済み液
晶パネルの製造方法を説明するための図である。
晶パネルの製造方法を説明するための図である。
10…空液晶パネル 11…枠状パターン(シール剤) 11A…液晶受け形成用パターン(シール剤) 12…カラーフィルタ基板 14…TFT基板 15…液晶受け 16…排気口 17…スペーサ 18…液晶注入口 80…真空ポンプ 81…バルブ 82…排気管 83…排気管接続用治具 84…液晶滴下装置 85…液晶 90…チャンバ 91…加圧ポンプ 92…バルブ 93…給気管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩村 亮二 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 東 人士 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 2H089 LA13 LA22 NA25 NA32 QA12 QA13 QA16 TA09 TA12
Claims (5)
- 【請求項1】貼り合わされた2枚の基板の対向面のあい
だに液晶が封入される液晶パネルであって、 前記2枚の基板の対向面間と外部とをつなぐ1以上の排
気口と、 前記2枚の基板の対向面よりも高い位置まで前記液晶を
溜めるための1以上の液晶受けと、 前記2枚の基板の対向面間と前記液晶受けとを、当該液
晶受けに溜められた液晶の液面下でつなぐ液晶注入口と
が形成されることを特徴とする液晶パネル。 - 【請求項2】請求項1記載の液晶パネルであって、 前記排気口、前記液晶注入口および前記液晶受けは、前
記2枚の基板のコーナ部に形成されていることを特徴と
する液晶パネル。 - 【請求項3】請求項1または2記載の液晶パネルに液晶
を封入し、液晶封入済みの液晶パネルを製造する、液晶
パネルの製造方法であって、 前記排気口から排気された液晶パネル内に、前記液晶受
けに溜められた液晶が注入される第一ステップと、 前記液晶を注入済み液晶パネルの排気口と液晶注入口を
封止する第二ステップとを有することを特徴とする、液
晶パネルの製造方法。 - 【請求項4】請求項3記載の、液晶パネルの製造方法で
あって、 前記第一ステップにおいて、前記液晶パネルを加圧する
ことを特徴とする、液晶パネルの製造方法。 - 【請求項5】液晶封入済みの請求項1または2記載の液
晶パネルを備えることを特徴とする液晶ディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34013399A JP2001154211A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 液晶パネルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34013399A JP2001154211A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 液晶パネルおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001154211A true JP2001154211A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18334050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34013399A Pending JP2001154211A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 液晶パネルおよびその製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001154211A (ja) |
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- 1999-11-30 JP JP34013399A patent/JP2001154211A/ja active Pending
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