JP2001147362A - ズーム作動トルク調整可能なズームレンズ - Google Patents
ズーム作動トルク調整可能なズームレンズInfo
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- JP2001147362A JP2001147362A JP33118799A JP33118799A JP2001147362A JP 2001147362 A JP2001147362 A JP 2001147362A JP 33118799 A JP33118799 A JP 33118799A JP 33118799 A JP33118799 A JP 33118799A JP 2001147362 A JP2001147362 A JP 2001147362A
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- zoom lens
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構造で部品点数も少なく、必要な容積
も小さく、従来の自重作動防止機構の無いズームレンズ
の本来的な構成に大きな変更を要求することなく組み込
むことができるズーム作動トルク調整可能なズームレン
ズを提供すること 【解決手段】 カメラ本体に固着される固定筒と、該固
定筒上で回転する回転ズーム操作環とを有するズームレ
ンズにおいて、前記固定筒の光軸方向に延びたスリット
内に摺動可能に取り付けられた切換スイッチ操作部と、
前記スリット内の複数の位置に前記切換スイッチ操作部
を所定固定力によって固定する位置決め部と、前記切換
スイッチ操作部に連結された作動部材と、前記固定筒に
固定されて前記作動部材が係合する弾性部材と、前記弾
性部材に固着されて前記回転ズーム操作環に当接する摩
擦部材とを有するズーム作動トルク調整可能なズームレ
ンズ
も小さく、従来の自重作動防止機構の無いズームレンズ
の本来的な構成に大きな変更を要求することなく組み込
むことができるズーム作動トルク調整可能なズームレン
ズを提供すること 【解決手段】 カメラ本体に固着される固定筒と、該固
定筒上で回転する回転ズーム操作環とを有するズームレ
ンズにおいて、前記固定筒の光軸方向に延びたスリット
内に摺動可能に取り付けられた切換スイッチ操作部と、
前記スリット内の複数の位置に前記切換スイッチ操作部
を所定固定力によって固定する位置決め部と、前記切換
スイッチ操作部に連結された作動部材と、前記固定筒に
固定されて前記作動部材が係合する弾性部材と、前記弾
性部材に固着されて前記回転ズーム操作環に当接する摩
擦部材とを有するズーム作動トルク調整可能なズームレ
ンズ
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズーム作動トルク
を調整可能なズームレンズ、すなわち焦点距離を変更す
るためのズーム操作環を操作するトルク値を調整するこ
とができるズームレンズに関する。
を調整可能なズームレンズ、すなわち焦点距離を変更す
るためのズーム操作環を操作するトルク値を調整するこ
とができるズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズの焦点距離を調整するため
の好ましい作動トルク値は、撮影者の感覚や操作姿勢等
によって変化し、同一撮影者が同一ズームレンズを使用
する場合であっても、撮影状況によってズーム作動トル
クを変更したい場合もある。また、ズーム作動トルクの
小さいズームレンズを装着したカメラを撮影のために斜
め上向きや斜め下向きに設定した場合や、ズームレンズ
を垂直下方を向けて持ち運ぶ場合等に、ズームレンズの
ズーム操作環に何ら作動力を加えていないにもかかわら
ずズームレンズの構成部材に作用する重力による焦点距
離の変更いわゆるズーム自重落下が発生することがあ
る。この意図しない作動は、焦点距離が変動して次回の
迅速な撮影を行うことを妨げたり、ズームレンズの全長
が長くなって先端部がものに衝突したり水に漬かったり
する問題がある。ズームレンズのこのような問題を解決
するために、摺動嵌合の間隙を小さくして摩擦抵抗を大
きくすることや、摺動部分に粘性の高いグリースを使用
すること等が行われている。
の好ましい作動トルク値は、撮影者の感覚や操作姿勢等
によって変化し、同一撮影者が同一ズームレンズを使用
する場合であっても、撮影状況によってズーム作動トル
クを変更したい場合もある。また、ズーム作動トルクの
小さいズームレンズを装着したカメラを撮影のために斜
め上向きや斜め下向きに設定した場合や、ズームレンズ
を垂直下方を向けて持ち運ぶ場合等に、ズームレンズの
ズーム操作環に何ら作動力を加えていないにもかかわら
ずズームレンズの構成部材に作用する重力による焦点距
離の変更いわゆるズーム自重落下が発生することがあ
る。この意図しない作動は、焦点距離が変動して次回の
迅速な撮影を行うことを妨げたり、ズームレンズの全長
が長くなって先端部がものに衝突したり水に漬かったり
する問題がある。ズームレンズのこのような問題を解決
するために、摺動嵌合の間隙を小さくして摩擦抵抗を大
きくすることや、摺動部分に粘性の高いグリースを使用
すること等が行われている。
【0003】しかしながら、このような対策によっても
ズームレンズの自重作動の防止が完全でなく、機構的に
作動トルク値調整や自重作動防止を行うことが行われて
いる。すなわち、図4及び図5に示すように、直進式ズ
ームレンズ100において、ズーム操作環102のマウ
ント側の端部に保持操作リング104を螺合する。保持
操作リング104には、ズーム操作環102に円周方向
に延びて形成された溝106に係合する回転範囲制限部
材108が設けられている。ズーム操作環102のマウ
ント側(図面右側)の端部には、中心凹みの円錐面11
2が形成されている。保持操作リング104のマウント
と反対側を向いた面には、中心凹みの円錐面120が形
成されている。円錐面112及び120によって形成さ
れる円周方向に延びた空間には、光軸と直交する平面に
おける断面がC形で、固定筒126の方向を向いた摩擦
リング130が配置され、その内側面にフエルト132
が貼り付けられている。摩擦リング126は、それ自身
の付勢力によって円錐面112及び120に当接してい
る。
ズームレンズの自重作動の防止が完全でなく、機構的に
作動トルク値調整や自重作動防止を行うことが行われて
いる。すなわち、図4及び図5に示すように、直進式ズ
ームレンズ100において、ズーム操作環102のマウ
ント側の端部に保持操作リング104を螺合する。保持
操作リング104には、ズーム操作環102に円周方向
に延びて形成された溝106に係合する回転範囲制限部
材108が設けられている。ズーム操作環102のマウ
ント側(図面右側)の端部には、中心凹みの円錐面11
2が形成されている。保持操作リング104のマウント
と反対側を向いた面には、中心凹みの円錐面120が形
成されている。円錐面112及び120によって形成さ
れる円周方向に延びた空間には、光軸と直交する平面に
おける断面がC形で、固定筒126の方向を向いた摩擦
リング130が配置され、その内側面にフエルト132
が貼り付けられている。摩擦リング126は、それ自身
の付勢力によって円錐面112及び120に当接してい
る。
【0004】上述した構成の直進式ズームレンズ100
において、自重作動を防止するためには、図5に示すよ
うに、保持操作リング104をズーム操作環102との
螺合量を大きくする方向に回転させて、円錐面112及
び120を互いに近づけさせ、これらが作る空間から摩
擦リング126を押し出して固定筒126の外面に押し
つけ、ズーム操作環102を固定筒126に固着する。
において、自重作動を防止するためには、図5に示すよ
うに、保持操作リング104をズーム操作環102との
螺合量を大きくする方向に回転させて、円錐面112及
び120を互いに近づけさせ、これらが作る空間から摩
擦リング126を押し出して固定筒126の外面に押し
つけ、ズーム操作環102を固定筒126に固着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5に示した
従来の自重作動防止機構においては、ズーム操作環10
2と保持操作リング104とが別体のために、ズーム操
作から自重作動防止状態にするために、ズーム操作の左
手をズーム操作環102から保持操作リング104に持
ち替えなければならない問題がある。また、ズーム操作
環102を固定筒126に固着して保持する保持力は、
保持操作リング104をズーム操作環102に螺合させ
る量によって変化するため、上記保持力は可変であり、
保持を最適に行う保持力、すなわち保持のために固着し
かつ固着を解いて次のズーム操作を容易に行うことがで
きる保持力を迅速に得ることが困難である問題がある。
従来の自重作動防止機構においては、ズーム操作環10
2と保持操作リング104とが別体のために、ズーム操
作から自重作動防止状態にするために、ズーム操作の左
手をズーム操作環102から保持操作リング104に持
ち替えなければならない問題がある。また、ズーム操作
環102を固定筒126に固着して保持する保持力は、
保持操作リング104をズーム操作環102に螺合させ
る量によって変化するため、上記保持力は可変であり、
保持を最適に行う保持力、すなわち保持のために固着し
かつ固着を解いて次のズーム操作を容易に行うことがで
きる保持力を迅速に得ることが困難である問題がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来のズームレンズのズーム
作動トルク値に関する上述した問題点に鑑みなされたも
のであって、簡易な構造で部品点数も少なく、必要な容
積も小さく、従来の自重作動防止機構の無いズームレン
ズの本来的な構成に大きな変更を要求することなく組み
込むことができ、操作性がよく、さらに自重作動防止の
ための最適の保持力あるいはズーム操作に最適のズーム
作動トルクを確実に得ることができるズーム作動トルク
調整可能なズームレンズを提供することを目的とする。
作動トルク値に関する上述した問題点に鑑みなされたも
のであって、簡易な構造で部品点数も少なく、必要な容
積も小さく、従来の自重作動防止機構の無いズームレン
ズの本来的な構成に大きな変更を要求することなく組み
込むことができ、操作性がよく、さらに自重作動防止の
ための最適の保持力あるいはズーム操作に最適のズーム
作動トルクを確実に得ることができるズーム作動トルク
調整可能なズームレンズを提供することを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明は、カメラ本体に
固着される固定筒と、該固定筒上で回転する回転ズーム
操作環とを有するズームレンズにおいて、前記固定筒の
光軸方向に延びたスリット内に摺動可能に取り付けられ
た切換スイッチ操作部と、前記スリット内の複数の位置
に前記切換スイッチ操作部を所定固定力によって固定す
る位置決め部と、前記切換スイッチ操作部に連結された
作動部材と、前記固定筒に固定されて前記作動部材が係
合する弾性部材と、前記弾性部材に固着されて前記回転
ズーム操作環に当接する摩擦部材とを有し、前記弾性部
材は光軸に対し傾斜した傾斜部を有し、前記切換スイッ
チ操作部に連結されて光軸方向に摺動可能な前記作動部
材が前記傾斜部に係合して、前記切換スイッチ操作部の
光軸方向の位置によって前記作動部材と前記傾斜部の係
合位置関係を変化させて前記摩擦部材の前記回転ズーム
操作環への押圧力を変化させることを特徴とするズーム
作動トルク調整可能なズームレンズである。
固着される固定筒と、該固定筒上で回転する回転ズーム
操作環とを有するズームレンズにおいて、前記固定筒の
光軸方向に延びたスリット内に摺動可能に取り付けられ
た切換スイッチ操作部と、前記スリット内の複数の位置
に前記切換スイッチ操作部を所定固定力によって固定す
る位置決め部と、前記切換スイッチ操作部に連結された
作動部材と、前記固定筒に固定されて前記作動部材が係
合する弾性部材と、前記弾性部材に固着されて前記回転
ズーム操作環に当接する摩擦部材とを有し、前記弾性部
材は光軸に対し傾斜した傾斜部を有し、前記切換スイッ
チ操作部に連結されて光軸方向に摺動可能な前記作動部
材が前記傾斜部に係合して、前記切換スイッチ操作部の
光軸方向の位置によって前記作動部材と前記傾斜部の係
合位置関係を変化させて前記摩擦部材の前記回転ズーム
操作環への押圧力を変化させることを特徴とするズーム
作動トルク調整可能なズームレンズである。
【0008】本発明の実施形態は、以下のとおりであ
る。前記位置決め部が、前記固定筒に光軸方向に並んで
設けられた複数のクリック溝と、前記切換スイッチ操作
部に連結されて前記クリック溝に係合する突起を有する
クリックばねとからなることを特徴とする。この形態
は、簡易な構成で所定のズーム作動トルクを確実に得る
ことができる。また、前記摩擦部材は、光軸からの放射
方向に中心軸を有する円筒形であることを特徴とする。
この形態は、摩擦部材の中心部にグリースが蓄積し、摩
擦部材による摩擦力が長期間にわたって一定である利点
を有する。
る。前記位置決め部が、前記固定筒に光軸方向に並んで
設けられた複数のクリック溝と、前記切換スイッチ操作
部に連結されて前記クリック溝に係合する突起を有する
クリックばねとからなることを特徴とする。この形態
は、簡易な構成で所定のズーム作動トルクを確実に得る
ことができる。また、前記摩擦部材は、光軸からの放射
方向に中心軸を有する円筒形であることを特徴とする。
この形態は、摩擦部材の中心部にグリースが蓄積し、摩
擦部材による摩擦力が長期間にわたって一定である利点
を有する。
【0009】
【発明の好ましい実施形態】以下、図面に沿って本発明
の好ましい実施形態を詳細に説明する。実施形態のズー
ムレンズ1は、図1に示すように、回動式のズームレン
ズであって、光学系は、第1レンズ群4、第2レンズ群
6、第3レンズ群8、及び第4レンズ群10からなる。
ズームレンズ1は、図1に示すように、カメラボディ
(図示せず)に装着されるマウント22と一体の固定筒
26と、固定筒26の外側に配置された回転ズーム操作
環30と、回転ズーム操作環30に係合してズーム作動
トルクを調整するズーム作動トルク調整部40とを有す
る。
の好ましい実施形態を詳細に説明する。実施形態のズー
ムレンズ1は、図1に示すように、回動式のズームレン
ズであって、光学系は、第1レンズ群4、第2レンズ群
6、第3レンズ群8、及び第4レンズ群10からなる。
ズームレンズ1は、図1に示すように、カメラボディ
(図示せず)に装着されるマウント22と一体の固定筒
26と、固定筒26の外側に配置された回転ズーム操作
環30と、回転ズーム操作環30に係合してズーム作動
トルクを調整するズーム作動トルク調整部40とを有す
る。
【0010】ズーム作動トルク調整部40は、図2に示
すように、固定筒26に嵌め込まれ切換ホルダー41
と、該切換ホルダー41の光軸O方向に延びたスリット
42内に摺動可能に取り付けられた切換スイッチ操作部
44と、前記スリット42内の複数の位置に切換スイッ
チ操作部44を所定固定力によって固定するための位置
決め部50とを有する。切換スイッチ操作部44は、止
めネジ45を介して作動部材52が連結され、作動部材
52は切換スイッチ操作部44と伴に光軸Oと平行に摺
動する。切換ホルダー41には、カメラボディ(図示せ
ず)側へ延びた弾性部材54が固定ピン55によって固
着され、弾性部材54は中間位置に光軸Oに対し傾斜し
た傾斜部56を有し、先端側中間位置に突起58が形成
されてここに回転ズーム操作環30の内面に当接する摩
擦部材60が嵌め込まれている。作動部材52の中間部
53は弾性部材54の傾斜部56に当接してこれを変位
させ、作動部材52の先端部には振動防止部材57が取
り付けられている。
すように、固定筒26に嵌め込まれ切換ホルダー41
と、該切換ホルダー41の光軸O方向に延びたスリット
42内に摺動可能に取り付けられた切換スイッチ操作部
44と、前記スリット42内の複数の位置に切換スイッ
チ操作部44を所定固定力によって固定するための位置
決め部50とを有する。切換スイッチ操作部44は、止
めネジ45を介して作動部材52が連結され、作動部材
52は切換スイッチ操作部44と伴に光軸Oと平行に摺
動する。切換ホルダー41には、カメラボディ(図示せ
ず)側へ延びた弾性部材54が固定ピン55によって固
着され、弾性部材54は中間位置に光軸Oに対し傾斜し
た傾斜部56を有し、先端側中間位置に突起58が形成
されてここに回転ズーム操作環30の内面に当接する摩
擦部材60が嵌め込まれている。作動部材52の中間部
53は弾性部材54の傾斜部56に当接してこれを変位
させ、作動部材52の先端部には振動防止部材57が取
り付けられている。
【0011】切換スイッチ操作部44は、図2に示すよ
うに、突起部70を有するクリックばね72を光軸Oと
略平行にカメラボディ(図示せず)と反対側すなわち被
写体側に向けて延在させて有する。切換ホルダー41に
はクリックばね72の突起部70が係合する複数のクリ
ック溝78が光軸O方向に並んで設けられている。摩擦
部材60は、円筒形であって、摩擦部材52の頂上部8
0すなわち回転ズーム操作環30の内面に当接して押圧
する部分は、孔付きの球面である。
うに、突起部70を有するクリックばね72を光軸Oと
略平行にカメラボディ(図示せず)と反対側すなわち被
写体側に向けて延在させて有する。切換ホルダー41に
はクリックばね72の突起部70が係合する複数のクリ
ック溝78が光軸O方向に並んで設けられている。摩擦
部材60は、円筒形であって、摩擦部材52の頂上部8
0すなわち回転ズーム操作環30の内面に当接して押圧
する部分は、孔付きの球面である。
【0012】上述した構成のズーム作動トルク調整可能
なズームレンズは、従来技術のズームレンズの回転ズー
ム操作環及びこの近傍の固定筒に所定に切り欠きを設け
て、実質上完成したズームレンズのこの切り欠きに本発
明に係る部材を被写体側から組み込むことにより組み立
てる。上述した構成のズーム作動トルク調整可能なズー
ムレンズは、切換スイッチ操作部44を切換ホルダー4
1内で被写体側端部に移動した場合、図2に示すよう
に、クリックばね72の突起70が被写体側のクリック
溝78に係合し、切換スイッチ操作部44の位置が所定
のクリック力で保持される。一方、作動部材52の中間
部53は、弾性部材54の傾斜部56の被写体側部分に
当接し、摩擦部材52は回転ズーム操作環30の内面に
接触しない。この時の回転ズーム操作環30の作動トル
クは、例えば6kg・cmである。
なズームレンズは、従来技術のズームレンズの回転ズー
ム操作環及びこの近傍の固定筒に所定に切り欠きを設け
て、実質上完成したズームレンズのこの切り欠きに本発
明に係る部材を被写体側から組み込むことにより組み立
てる。上述した構成のズーム作動トルク調整可能なズー
ムレンズは、切換スイッチ操作部44を切換ホルダー4
1内で被写体側端部に移動した場合、図2に示すよう
に、クリックばね72の突起70が被写体側のクリック
溝78に係合し、切換スイッチ操作部44の位置が所定
のクリック力で保持される。一方、作動部材52の中間
部53は、弾性部材54の傾斜部56の被写体側部分に
当接し、摩擦部材52は回転ズーム操作環30の内面に
接触しない。この時の回転ズーム操作環30の作動トル
クは、例えば6kg・cmである。
【0013】回転ズーム操作環30の作動トルクを大き
くしたい時は、図2に点線で示すように、クリックばね
72の突起70がカメラボディ(図示せず)側のクリッ
ク溝78に係合し、切換スイッチ操作部44の位置が所
定のクリック力で保持される。一方、作動部材52の中
間部53は、弾性部材54の傾斜部56のカメラボディ
(図示せず)側部分に当接し、摩擦部材52は回転ズー
ム操作環30の内面に所定の押圧力で接触する。この時
の回転ズーム操作環30の作動トルクは、例えば8kg・
cmである。
くしたい時は、図2に点線で示すように、クリックばね
72の突起70がカメラボディ(図示せず)側のクリッ
ク溝78に係合し、切換スイッチ操作部44の位置が所
定のクリック力で保持される。一方、作動部材52の中
間部53は、弾性部材54の傾斜部56のカメラボディ
(図示せず)側部分に当接し、摩擦部材52は回転ズー
ム操作環30の内面に所定の押圧力で接触する。この時
の回転ズーム操作環30の作動トルクは、例えば8kg・
cmである。
【0014】
【発明の効果】本発明のズーム作動トルク調整可能なズ
ームレンズによれば、簡易な構造で部品点数も少なく、
必要な容積も小さく、従来の自重作動防止機構の無いズ
ームレンズの本来的な構成に大きな変更を要求すること
なく組み込むことができ、操作性がよく、さらに自重作
動防止のための最適の保持力あるいはズーム操作に最適
のズーム作動トルクを確実に得ることができるズーム作
動トルク調整可能なズームレンズを構成することができ
る。
ームレンズによれば、簡易な構造で部品点数も少なく、
必要な容積も小さく、従来の自重作動防止機構の無いズ
ームレンズの本来的な構成に大きな変更を要求すること
なく組み込むことができ、操作性がよく、さらに自重作
動防止のための最適の保持力あるいはズーム操作に最適
のズーム作動トルクを確実に得ることができるズーム作
動トルク調整可能なズームレンズを構成することができ
る。
【図1】本発明の実施形態のズーム作動トルク調整可能
なズームレンズの部分断面図である。
なズームレンズの部分断面図である。
【図2】図1の部分断面図の部分拡大図である。
【図3】図2における矢印III方向から見た内面図であ
る。
る。
【図4】従来のズームレンズの自重作動防止機構の非作
動状態の断面図でる。
動状態の断面図でる。
【図5】従来のズームレンズの自重作動防止機構の作動
状態の断面図でる。
状態の断面図でる。
1 ズームレンズ 22 マウント 26 固定筒 30 回転ズーム操作環 40 ズーム作動トルク調整部 41 切換ホルダー 42 スリット 44 切換スイッチ操作部 50 位置決め部 52 作動部材 54 弾性部材 56 傾斜部 58 突起 60 摩擦部材 70 突起部 72 クリックばね 78 クリック溝
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラ本体に固着される固定筒と、該固
定筒上で回転する回転ズーム操作環とを有するズームレ
ンズにおいて、 前記固定筒の光軸方向に延びたスリット内に摺動可能に
取り付けられた切換スイッチ操作部と、前記スリット内
の複数の位置に前記切換スイッチ操作部を所定固定力に
よって固定する位置決め部と、前記切換スイッチ操作部
に連結された作動部材と、前記固定筒に固定されて前記
作動部材が係合する弾性部材と、前記弾性部材に固着さ
れて前記回転ズーム操作環に当接する摩擦部材とを有
し、 前記弾性部材は光軸に対し傾斜した傾斜部を有し、前記
切換スイッチ操作部に連結されて光軸方向に摺動可能な
前記作動部材が前記傾斜部に係合して、前記切換スイッ
チ操作部の光軸方向の位置によって前記作動部材と前記
傾斜部の係合位置関係を変化させて前記摩擦部材の前記
回転ズーム操作環への押圧力を変化させることを特徴と
するズーム作動トルク調整可能なズームレンズ。 - 【請求項2】 前記位置決め部が、前記固定筒に光軸方
向に並んで設けられた複数のクリック溝と、前記切換ス
イッチ操作部に連結されて前記クリック溝に係合する突
起を有するクリックばねとからなることを特徴とする請
求項1に記載のズーム作動トルク調整可能なズームレン
ズ。 - 【請求項3】 前記摩擦部材は、光軸からの放射方向に
中心軸を有する円筒形であることを特徴とする請求項1
に記載のズーム作動トルク調整可能なズームレンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33118799A JP2001147362A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | ズーム作動トルク調整可能なズームレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33118799A JP2001147362A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | ズーム作動トルク調整可能なズームレンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001147362A true JP2001147362A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18240866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33118799A Pending JP2001147362A (ja) | 1999-11-22 | 1999-11-22 | ズーム作動トルク調整可能なズームレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001147362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7570690B2 (ja) | 2021-03-31 | 2024-10-22 | 株式会社シグマ | レンズ鏡筒 |
-
1999
- 1999-11-22 JP JP33118799A patent/JP2001147362A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7570690B2 (ja) | 2021-03-31 | 2024-10-22 | 株式会社シグマ | レンズ鏡筒 |
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