JP2001039471A - 歯ブラシ包装体 - Google Patents
歯ブラシ包装体Info
- Publication number
- JP2001039471A JP2001039471A JP11214508A JP21450899A JP2001039471A JP 2001039471 A JP2001039471 A JP 2001039471A JP 11214508 A JP11214508 A JP 11214508A JP 21450899 A JP21450899 A JP 21450899A JP 2001039471 A JP2001039471 A JP 2001039471A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- brush
- toothbrush
- toothbrushes
- film portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯ブラシを複数本まとめて包装した歯ブラシ
包装体を提供する。 【構成】 把持柄の先端のブラシ台にブラシ毛を植毛し
た歯ブラシの複数本を隣り合う歯ブラシのブラシ台とブ
ラシ毛が隣接するように並列せしめた状態で袋体に収納
して成る歯ブラシ包装体であり、前記袋体は、吊下げ可
能なヘッダ部の下方において、両側縁を溶断溶着された
表裏フィルム部の間に前記歯ブラシを並列状態で且つブ
ラシ台を上向きとして収納する収納室を形成し、該収納
室の上部に開閉自在な開口部を設けた口部を形成すると
共に、下部に袋底部を形成して成り、前記袋底部から口
部に向けて袋体が次第に幅広となるように前記両側縁を
テーパ状に形成し、幅狭に形成された袋底部により、並
列された歯ブラシの把持柄の尾端を相互密接状態に固定
保持する締着保持部を形成する一方、幅広に形成された
口部により、並列された歯ブラシの隣接するブラシ台と
ブラシ毛を離間自在に被う弛緩保持部を形成して成る構
成である。
包装体を提供する。 【構成】 把持柄の先端のブラシ台にブラシ毛を植毛し
た歯ブラシの複数本を隣り合う歯ブラシのブラシ台とブ
ラシ毛が隣接するように並列せしめた状態で袋体に収納
して成る歯ブラシ包装体であり、前記袋体は、吊下げ可
能なヘッダ部の下方において、両側縁を溶断溶着された
表裏フィルム部の間に前記歯ブラシを並列状態で且つブ
ラシ台を上向きとして収納する収納室を形成し、該収納
室の上部に開閉自在な開口部を設けた口部を形成すると
共に、下部に袋底部を形成して成り、前記袋底部から口
部に向けて袋体が次第に幅広となるように前記両側縁を
テーパ状に形成し、幅狭に形成された袋底部により、並
列された歯ブラシの把持柄の尾端を相互密接状態に固定
保持する締着保持部を形成する一方、幅広に形成された
口部により、並列された歯ブラシの隣接するブラシ台と
ブラシ毛を離間自在に被う弛緩保持部を形成して成る構
成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシを複数本
まとめて包装した歯ブラシ包装体に関する。
まとめて包装した歯ブラシ包装体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、歯ブラシは、包装箱に１本宛を包
装された状態で店頭にて陳列販売されている。
装された状態で店頭にて陳列販売されている。
【０００３】通常、包装箱は、細長い台紙の上に、真空
成形等により細長い凹部を形成した合成樹脂板から成る
透明板を重ね合わせて接着又は融着し、台紙と凹部の間
に形成された収納室に１本の歯ブラシを収納している。
成形等により細長い凹部を形成した合成樹脂板から成る
透明板を重ね合わせて接着又は融着し、台紙と凹部の間
に形成された収納室に１本の歯ブラシを収納している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の包装箱は、
コストダウンを図るべく努力されているが、最早、限界
に達しており、更なるコスト低下が極めて困難である。
コストダウンを図るべく努力されているが、最早、限界
に達しており、更なるコスト低下が極めて困難である。
【０００５】そこで、本発明者は、永年の製袋技術に基
づいて、前記包装箱を袋体に置換せしめることが有利で
あり、これにより現状からの更なるコストダウンが可能
になることを知見したが、更に、従来のような歯ブラシ
の１本宛の包装形態から、複数本をまとめた包装形態と
することにより、大幅なコストダウンが可能になること
を知得した。蓋し、歯ブラシは、短期間の消耗品である
ため、顧客が複数本をまとめ買いすることも珍しくな
く、袋体に歯ブラシを複数本まとめて包装することは、
顧客のニーズと、包装の低コスト化の点において、一石
二鳥的利点があると考えられる。
づいて、前記包装箱を袋体に置換せしめることが有利で
あり、これにより現状からの更なるコストダウンが可能
になることを知見したが、更に、従来のような歯ブラシ
の１本宛の包装形態から、複数本をまとめた包装形態と
することにより、大幅なコストダウンが可能になること
を知得した。蓋し、歯ブラシは、短期間の消耗品である
ため、顧客が複数本をまとめ買いすることも珍しくな
く、袋体に歯ブラシを複数本まとめて包装することは、
顧客のニーズと、包装の低コスト化の点において、一石
二鳥的利点があると考えられる。
【０００６】然しながら、その一方において、歯ブラシ
の商品は、店頭販売中、ブラシ毛を保護する必要があ
り、従来のような包装箱であればこの点に問題はない
が、柔軟な袋体を使用する場合、如何にしてブラシ毛を
保護するかの問題を生じる。
の商品は、店頭販売中、ブラシ毛を保護する必要があ
り、従来のような包装箱であればこの点に問題はない
が、柔軟な袋体を使用する場合、如何にしてブラシ毛を
保護するかの問題を生じる。
【０００７】この点に関して、従来、歯ブラシのブラシ
毛を保護するためのキャップが知られているが、前述の
ようにコストダウンの点から包装形態を考える以上、コ
スト高を招来するキャップをブラシ毛に被冠せしめるこ
とは発明の目的に反することになる。このため、複数本
の歯ブラシをまとめて包装する包装体として、柔軟な袋
体を使用しながらも、袋体それ自体の構造として、ブラ
シ毛を保護できるように構成することが発明の課題とな
る。
毛を保護するためのキャップが知られているが、前述の
ようにコストダウンの点から包装形態を考える以上、コ
スト高を招来するキャップをブラシ毛に被冠せしめるこ
とは発明の目的に反することになる。このため、複数本
の歯ブラシをまとめて包装する包装体として、柔軟な袋
体を使用しながらも、袋体それ自体の構造として、ブラ
シ毛を保護できるように構成することが発明の課題とな
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した歯ブラシ包装体を提供するものであり、その手段
として構成したところは、把持柄の先端のブラシ台にブ
ラシ毛を植毛した歯ブラシの複数本を隣り合う歯ブラシ
のブラシ台とブラシ毛が隣接するように並列せしめた状
態で袋体に収納して成る歯ブラシ包装体であり、前記袋
体は、吊下げ可能なヘッダ部の下方において、両側縁を
溶断溶着された表裏フィルム部の間に前記歯ブラシを並
列状態で且つブラシ台を上向きとして収納する収納室を
形成し、該収納室の上部に開閉自在な開口部を設けた口
部を形成すると共に、下部に袋底部を形成して成り、前
記袋底部から口部に向けて袋体が次第に幅広となるよう
に前記両側縁をテーパ状に形成し、幅狭に形成された袋
底部により、並列された歯ブラシの把持柄の尾端を相互
密接状態に固定保持する締着保持部を形成する一方、幅
広に敬せ入れた口部により、並列された歯ブラシの隣接
するブラシ台とブラシ毛を離間自在に被う弛緩保持部を
形成して成る点にある。
決した歯ブラシ包装体を提供するものであり、その手段
として構成したところは、把持柄の先端のブラシ台にブ
ラシ毛を植毛した歯ブラシの複数本を隣り合う歯ブラシ
のブラシ台とブラシ毛が隣接するように並列せしめた状
態で袋体に収納して成る歯ブラシ包装体であり、前記袋
体は、吊下げ可能なヘッダ部の下方において、両側縁を
溶断溶着された表裏フィルム部の間に前記歯ブラシを並
列状態で且つブラシ台を上向きとして収納する収納室を
形成し、該収納室の上部に開閉自在な開口部を設けた口
部を形成すると共に、下部に袋底部を形成して成り、前
記袋底部から口部に向けて袋体が次第に幅広となるよう
に前記両側縁をテーパ状に形成し、幅狭に形成された袋
底部により、並列された歯ブラシの把持柄の尾端を相互
密接状態に固定保持する締着保持部を形成する一方、幅
広に敬せ入れた口部により、並列された歯ブラシの隣接
するブラシ台とブラシ毛を離間自在に被う弛緩保持部を
形成して成る点にある。
【０００９】前記構成において、袋体は、裏フィルム部
の内面に該裏フィルム部よりも厚手の合成樹脂シートか
ら成るシート材を添設し、表フィルム部とシート材の間
に収納室を形成する構成としても良い。
の内面に該裏フィルム部よりも厚手の合成樹脂シートか
ら成るシート材を添設し、表フィルム部とシート材の間
に収納室を形成する構成としても良い。
【００１０】或いは、袋体は、裏フィルム部を表フィル
ム部よりも厚手の合成樹脂シート材により構成し、該シ
ート材から成る裏フィルム部と表フィルム部の間に収納
室を形成する構成としても良い。
ム部よりも厚手の合成樹脂シート材により構成し、該シ
ート材から成る裏フィルム部と表フィルム部の間に収納
室を形成する構成としても良い。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
しい実施形態を詳述する。
【００１２】〔第１実施形態〕図１ないし図５は、本発
明の第１実施形態を示している。本発明の歯ブラシ包装
体１に包装された歯ブラシ２は、従来市販のものと同様
の構成であり、把持柄３の先端に首柄４を介してブラシ
台５を延設し、該ブラシ台５にブラシ毛６を植毛してい
る。図１（Ｂ）から理解されるように、把持柄３の幅寸
法Ｄ１、首柄４の幅寸法Ｄ２、ブラシ台５の幅寸法Ｄ３
は、Ｄ１＞Ｄ３＞Ｄ２となるように形成されている。そ
こで、図１（Ａ）に示すように、複数本（図例では５
本）の歯ブラシ２が並列状態で袋体７に収納され、これ
により歯ブラシ包装体１を構成している。
明の第１実施形態を示している。本発明の歯ブラシ包装
体１に包装された歯ブラシ２は、従来市販のものと同様
の構成であり、把持柄３の先端に首柄４を介してブラシ
台５を延設し、該ブラシ台５にブラシ毛６を植毛してい
る。図１（Ｂ）から理解されるように、把持柄３の幅寸
法Ｄ１、首柄４の幅寸法Ｄ２、ブラシ台５の幅寸法Ｄ３
は、Ｄ１＞Ｄ３＞Ｄ２となるように形成されている。そ
こで、図１（Ａ）に示すように、複数本（図例では５
本）の歯ブラシ２が並列状態で袋体７に収納され、これ
により歯ブラシ包装体１を構成している。
【００１３】袋体７は、吊下げ可能なヘッダ部８の下方
において、両側縁９、９を溶断溶着された表裏フィルム
部１０、１１の間に収納室１２を形成し、該収納室１２
の上部に開閉自在な開口部１３を設けた口部１４を形成
すると共に、下部に袋底部１５を形成している。
において、両側縁９、９を溶断溶着された表裏フィルム
部１０、１１の間に収納室１２を形成し、該収納室１２
の上部に開閉自在な開口部１３を設けた口部１４を形成
すると共に、下部に袋底部１５を形成している。
【００１４】図示の構成においては、図１（Ｂ）に示す
ように、一枚の透明又は半透明の合成樹脂フィルムを袋
底部１５において折曲することにより重ね合わせられる
表裏フィルム部１０、１１を構成し、裏フィルム部１１
の上方延長部を合成紙又は厚手の合成樹脂シートから成
るヘッダシート１６を介して折返すことにより該ヘッダ
シート１６を挟持せしめると共に、該ヘッダシート１６
の下縁に沿って溶着した溶着線１７を形成し、更に該フ
ィルム部の折返部を溶着線１７を越えて下向きに延長せ
しめることにより封口片１８を形成している。
ように、一枚の透明又は半透明の合成樹脂フィルムを袋
底部１５において折曲することにより重ね合わせられる
表裏フィルム部１０、１１を構成し、裏フィルム部１１
の上方延長部を合成紙又は厚手の合成樹脂シートから成
るヘッダシート１６を介して折返すことにより該ヘッダ
シート１６を挟持せしめると共に、該ヘッダシート１６
の下縁に沿って溶着した溶着線１７を形成し、更に該フ
ィルム部の折返部を溶着線１７を越えて下向きに延長せ
しめることにより封口片１８を形成している。
【００１５】従って、前記裏フィルム部１１の折返部と
ヘッダシート１６によりヘッダ部８を構成し、該ヘッダ
部８には吊下孔等の吊下げ手段１９を設けている。ま
た、前記封口片１８により開口部１３を開閉自在に構成
しており、開口部１３に臨む表フィルム部１０の上縁近
傍部と、これに対面する封口片１８との相互間に、感圧
接着剤層等の封着手段２０を設けている。
ヘッダシート１６によりヘッダ部８を構成し、該ヘッダ
部８には吊下孔等の吊下げ手段１９を設けている。ま
た、前記封口片１８により開口部１３を開閉自在に構成
しており、開口部１３に臨む表フィルム部１０の上縁近
傍部と、これに対面する封口片１８との相互間に、感圧
接着剤層等の封着手段２０を設けている。
【００１６】このようなフィルム構成から成る袋体７
は、両側縁９、９を溶断溶着されるサイドシール方式に
より製袋される。そして、サイドシールに際して、両側
縁９、９は、袋底部１５から口部１４に向けて袋体７が
次第に幅広となるようにテーパ状に溶断される。図例の
場合、両側縁９、９は、袋底部１５から口部１４（後述
するように並列された歯ブラシ２のブラシ毛６を被う部
分）に至る間においてはテーパ縁９ａ、９ａを形成し、
口部１４の両側においてはテーパを有しない平行縁９
ｂ、９ｂを形成する。尚、封口片１９の両側縁は、前記
平行縁９ｂ、９ｂに沿わしめられる。
は、両側縁９、９を溶断溶着されるサイドシール方式に
より製袋される。そして、サイドシールに際して、両側
縁９、９は、袋底部１５から口部１４に向けて袋体７が
次第に幅広となるようにテーパ状に溶断される。図例の
場合、両側縁９、９は、袋底部１５から口部１４（後述
するように並列された歯ブラシ２のブラシ毛６を被う部
分）に至る間においてはテーパ縁９ａ、９ａを形成し、
口部１４の両側においてはテーパを有しない平行縁９
ｂ、９ｂを形成する。尚、封口片１９の両側縁は、前記
平行縁９ｂ、９ｂに沿わしめられる。
【００１７】そこで、上記構成の袋体７における収納室
１２に対して、開口部１３から複数本の歯ブラシ２が把
持柄３の尾端を袋底部１５に向けて挿入され、隣り合う
歯ブラシ２のブラシ台５とブラシ毛６が隣接するように
並列した状態で収納される。即ち、ブラシ毛６の先端が
表裏フィルム部１０、１１の何れかに対面するような姿
勢で収納した場合は、ブラシ毛６が該フィルム部に圧接
されて変形する虞れがあるのに対して、図示のように、
ブラシ毛６の植毛方向を横向きとした姿勢で収納するこ
とにより、ブラシ毛６の変形を回避することができる。
１２に対して、開口部１３から複数本の歯ブラシ２が把
持柄３の尾端を袋底部１５に向けて挿入され、隣り合う
歯ブラシ２のブラシ台５とブラシ毛６が隣接するように
並列した状態で収納される。即ち、ブラシ毛６の先端が
表裏フィルム部１０、１１の何れかに対面するような姿
勢で収納した場合は、ブラシ毛６が該フィルム部に圧接
されて変形する虞れがあるのに対して、図示のように、
ブラシ毛６の植毛方向を横向きとした姿勢で収納するこ
とにより、ブラシ毛６の変形を回避することができる。
【００１８】そして、このような姿勢で並列された複数
本の歯ブラシ２を収納室１２に収納せしめると、袋体７
は、図１（Ａ）に示すように変形する。図中、鎖線は歯
ブラシ収納前の袋形状を示し、実線は歯ブラシ収納状態
の袋形状を示している。即ち、歯ブラシ２を並列状態で
収納したとき、袋体７のテーパ縁９ａ、９ａは、袋底部
１５に近い個所ほど収縮量が大きくなり、その結果、幅
狭に形成された袋底部１５の領域部分が、並列状態で収
納された歯ブラシ２における把持柄３の尾端部を相互に
密接状態に固定保持する締着保持部２１を構成する。そ
の一方において、広幅に形成された口部１４の領域部分
は、並列状態で収納された歯ブラシ２における隣接する
ブラシ台５とブラシ毛６を離間自在に被う弛緩保持部２
２を構成する。
本の歯ブラシ２を収納室１２に収納せしめると、袋体７
は、図１（Ａ）に示すように変形する。図中、鎖線は歯
ブラシ収納前の袋形状を示し、実線は歯ブラシ収納状態
の袋形状を示している。即ち、歯ブラシ２を並列状態で
収納したとき、袋体７のテーパ縁９ａ、９ａは、袋底部
１５に近い個所ほど収縮量が大きくなり、その結果、幅
狭に形成された袋底部１５の領域部分が、並列状態で収
納された歯ブラシ２における把持柄３の尾端部を相互に
密接状態に固定保持する締着保持部２１を構成する。そ
の一方において、広幅に形成された口部１４の領域部分
は、並列状態で収納された歯ブラシ２における隣接する
ブラシ台５とブラシ毛６を離間自在に被う弛緩保持部２
２を構成する。
【００１９】このため、並列状態で収納室１２に収納さ
れた歯ブラシ２は、前記締着保持部２１により、隣接す
るそれぞれの把持柄３の尾端部を相互に密接状態に固定
保持され、全体としても尾端部を周囲から保持されるの
で、収納室１２の内部で自由に移動することはなく、好
適に保持されている。この点に関して、歯ブラシ２の全
体を締着保持すると、歯ブラシの生命とされるブラシ毛
６を変形し損傷する虞れがあるのに対して、本発明によ
れば、隣接する歯ブラシ２において隣り合うブラシ台５
とブラシ毛６は、広幅に形成された口部１４の領域部分
に形成された弛緩保持部２２により、相互に離間自在と
なるように緩く弛緩状態で被われているので、ブラシ毛
６に対する圧迫を回避し、ブラシ毛６を好適に保護する
ことができる。
れた歯ブラシ２は、前記締着保持部２１により、隣接す
るそれぞれの把持柄３の尾端部を相互に密接状態に固定
保持され、全体としても尾端部を周囲から保持されるの
で、収納室１２の内部で自由に移動することはなく、好
適に保持されている。この点に関して、歯ブラシ２の全
体を締着保持すると、歯ブラシの生命とされるブラシ毛
６を変形し損傷する虞れがあるのに対して、本発明によ
れば、隣接する歯ブラシ２において隣り合うブラシ台５
とブラシ毛６は、広幅に形成された口部１４の領域部分
に形成された弛緩保持部２２により、相互に離間自在と
なるように緩く弛緩状態で被われているので、ブラシ毛
６に対する圧迫を回避し、ブラシ毛６を好適に保護する
ことができる。
【００２０】〔第２実施形態〕図６ないし図９は、本発
明の第２実施形態を示しており、基本的には上記第１実
施形態と同様の構成であるから、同じ構成部分は上記と
同一符号で示し、以下に異なる構成部分だけを説明す
る。
明の第２実施形態を示しており、基本的には上記第１実
施形態と同様の構成であるから、同じ構成部分は上記と
同一符号で示し、以下に異なる構成部分だけを説明す
る。
【００２１】袋体７は、裏フィルム部１１の内面に該裏
フィルム部よりも厚手の合成紙等の合成樹脂シートから
成るシート材１６ａを添設し、表フィルム部１０とシー
ト材１６ａの間に収納室１２を形成している。この際、
シート材１６ａを上方に延長せしめることによりヘッダ
シート１６ｂが形成される。
フィルム部よりも厚手の合成紙等の合成樹脂シートから
成るシート材１６ａを添設し、表フィルム部１０とシー
ト材１６ａの間に収納室１２を形成している。この際、
シート材１６ａを上方に延長せしめることによりヘッダ
シート１６ｂが形成される。
【００２２】第２実施形態においては、第１実施形態の
ような封口片１８は形成されておらず、開口部１３を開
放せしめられている。従って、収納室１２に歯ブラシ２
を収納した状態で、開口部１３はセロハンテープその他
の別途封口手段により閉鎖される。
ような封口片１８は形成されておらず、開口部１３を開
放せしめられている。従って、収納室１２に歯ブラシ２
を収納した状態で、開口部１３はセロハンテープその他
の別途封口手段により閉鎖される。
【００２３】〔その他の実施形態〕本発明は、種々の設
計変更を施すことにより種々の実施形態が可能になる。
例えば、表裏フィルム部１０、１１を構成する「フィル
ム」の語は、厳格に解すべきではなく、図示実施形態の
ような薄手のフィルムのみならず、シートに近い比較的
厚手のフィルムまで含み得る広範囲の意味に解すべきで
ある。そこで、袋体７は、裏フィルム部１１を表フィル
ム部１０よりも厚手の合成樹脂シート材により構成し、
該シート材から成る裏フィルム部１１と表フィルム部１
０の間に収納室１２を形成するように構成しても良い。
計変更を施すことにより種々の実施形態が可能になる。
例えば、表裏フィルム部１０、１１を構成する「フィル
ム」の語は、厳格に解すべきではなく、図示実施形態の
ような薄手のフィルムのみならず、シートに近い比較的
厚手のフィルムまで含み得る広範囲の意味に解すべきで
ある。そこで、袋体７は、裏フィルム部１１を表フィル
ム部１０よりも厚手の合成樹脂シート材により構成し、
該シート材から成る裏フィルム部１１と表フィルム部１
０の間に収納室１２を形成するように構成しても良い。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、袋体７に歯ブラシ２を
複数本まとめて包装した歯ブラシ包装体１が提供される
ので、顧客のニーズと、包装の低コスト化を同時に満足
せしめる効果がある。
複数本まとめて包装した歯ブラシ包装体１が提供される
ので、顧客のニーズと、包装の低コスト化を同時に満足
せしめる効果がある。
【００２５】そして、歯ブラシを袋体に包装する際、ブ
ラシ毛６の先端が表裏フィルム部１０、１１の何れかに
対面するような姿勢で収納する場合は、ブラシ毛６が該
フィルム部により圧迫され変形する虞れがあるのに対し
て、本発明によれば、並列状態で収納された歯ブラシ２
の隣り合うブラシ台５とブラシ毛６を隣接せしめ、つま
り、ブラシ毛６の植毛方向を横向きとする姿勢としてい
るので、ブラシ毛６の変形を回避することができる。
ラシ毛６の先端が表裏フィルム部１０、１１の何れかに
対面するような姿勢で収納する場合は、ブラシ毛６が該
フィルム部により圧迫され変形する虞れがあるのに対し
て、本発明によれば、並列状態で収納された歯ブラシ２
の隣り合うブラシ台５とブラシ毛６を隣接せしめ、つま
り、ブラシ毛６の植毛方向を横向きとする姿勢としてい
るので、ブラシ毛６の変形を回避することができる。
【００２６】特に、本発明によれば、歯ブラシ２を並列
収納した状態で、袋体７のテーパ縁９ａ、９ａは、袋底
部１５に近い個所ほど収縮量が大きくなるので、その結
果、幅狭に形成された袋底部１５の領域部分が、並列状
態で収納された歯ブラシ２における把持柄３の尾端部を
相互に密接状態に固定保持する締着保持部２１を構成
し、歯ブラシ２を収納室１２の内部で自由に移動しない
ように好適に保持することができる。その一方におい
て、歯ブラシ２の全体を締着保持すると、歯ブラシの生
命とされるブラシ毛６を変形し損傷する虞れがあるのに
対して、本発明によれば、広幅に形成された口部１４の
領域部分が、並列状態で収納された歯ブラシ２における
隣接するブラシ台５とブラシ毛６を離間自在に被う弛緩
保持部２２を構成するので、ブラシ毛６に対する圧迫を
回避し、ブラシ毛６を好適に保護することができるとい
う著効がある。
収納した状態で、袋体７のテーパ縁９ａ、９ａは、袋底
部１５に近い個所ほど収縮量が大きくなるので、その結
果、幅狭に形成された袋底部１５の領域部分が、並列状
態で収納された歯ブラシ２における把持柄３の尾端部を
相互に密接状態に固定保持する締着保持部２１を構成
し、歯ブラシ２を収納室１２の内部で自由に移動しない
ように好適に保持することができる。その一方におい
て、歯ブラシ２の全体を締着保持すると、歯ブラシの生
命とされるブラシ毛６を変形し損傷する虞れがあるのに
対して、本発明によれば、広幅に形成された口部１４の
領域部分が、並列状態で収納された歯ブラシ２における
隣接するブラシ台５とブラシ毛６を離間自在に被う弛緩
保持部２２を構成するので、ブラシ毛６に対する圧迫を
回避し、ブラシ毛６を好適に保護することができるとい
う著効がある。
【図１】本発明の第１実施形態を示し、（Ａ）は歯ブラ
シ包装体の正面図、（Ｂ）は縦断側面図である。
シ包装体の正面図、（Ｂ）は縦断側面図である。
【図２】第１実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
正面、平面及び右側面図を表す図である。
正面、平面及び右側面図を表す図である。
【図３】第１実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
背面、底面及び左側面図を表す図である。
背面、底面及び左側面図を表す図である。
【図４】第１実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
断面を示し、図２のＡ−Ａ断面拡大図である。
断面を示し、図２のＡ−Ａ断面拡大図である。
【図５】第１実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
断面を示し、（Ａ）は図２のＢ−Ｂ断面拡大図、（Ｂ）
は図２のＣ−Ｃ断面拡大図である。
断面を示し、（Ａ）は図２のＢ−Ｂ断面拡大図、（Ｂ）
は図２のＣ−Ｃ断面拡大図である。
【図６】第２実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
正面、平面及び右側面図を表す図である。
正面、平面及び右側面図を表す図である。
【図７】第２実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
背面、底面及び左側面図を表す図である。
背面、底面及び左側面図を表す図である。
【図８】第２実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
断面を示し、図６のＤ−Ｄ断面拡大図である。
断面を示し、図６のＤ−Ｄ断面拡大図である。
【図９】第２実施形態を構成する歯ブラシ包装用袋体の
断面を示し、（Ａ）は図６のＥ−Ｅ断面拡大図、（Ｂ）
は図６のＦ−Ｆ断面拡大図である。
断面を示し、（Ａ）は図６のＥ−Ｅ断面拡大図、（Ｂ）
は図６のＦ−Ｆ断面拡大図である。
１ 歯ブラシ包装体 ２ 歯ブラシ ３ 把持柄 ５ ブラシ台 ６ ブラシ毛 ７ 袋体 ８ ヘッダ部 ９ 側縁 ９ａ テーパ縁 ９ｂ 平行縁 １０ 表フィルム部 １１ 裏フィルム部 １２ 収納室 １３ 開口部 １４ 口部 １５ 袋底部 ２１ 締着保持部 ２２ 弛緩保持部
Claims (3)
- 【請求項１】 把持柄の先端のブラシ台にブラシ毛を植
毛した歯ブラシの複数本を隣り合う歯ブラシのブラシ台
とブラシ毛が隣接するように並列せしめた状態で袋体に
収納して成る歯ブラシ包装体であり、 前記袋体は、吊下げ可能なヘッダ部の下方において、両
側縁を溶断溶着された表裏フィルム部の間に前記歯ブラ
シを並列状態で且つブラシ台を上向きとして収納する収
納室を形成し、該収納室の上部に開閉自在な開口部を設
けた口部を形成すると共に、下部に袋底部を形成して成
り、 前記袋底部から口部に向けて袋体が次第に幅広となるよ
うに前記両側縁をテーパ状に形成し、幅狭に形成された
袋底部により、並列された歯ブラシの把持柄の尾端を相
互密接状態に固定保持する締着保持部を形成する一方、
幅広に形成された口部により、並列された歯ブラシの隣
接するブラシ台とブラシ毛を離間自在に被う弛緩保持部
を形成して成ることを特徴とする歯ブラシ包装体。 - 【請求項２】 裏フィルム部の内面に該裏フィルム部よ
りも厚手の合成樹脂シートから成るシート材を添設し、
表フィルム部とシート材の間に収納室を形成して成るこ
とを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ包装体。 - 【請求項３】 裏フィルム部を表フィルム部よりも厚手
の合成樹脂シート材により構成し、該シート材から成る
裏フィルム部と表フィルム部の間に収納室を形成して成
ることを特徴とする請求項１に記載の歯ブラシ包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21450899A JP3305684B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 歯ブラシ包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21450899A JP3305684B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 歯ブラシ包装体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001039471A true JP2001039471A (ja) | 2001-02-13 |
| JP3305684B2 JP3305684B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=16656889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21450899A Expired - Fee Related JP3305684B2 (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 歯ブラシ包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3305684B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1504693A1 (en) * | 2003-08-04 | 2005-02-09 | Unilever N.V. | Package of toothbrushes |
| WO2012145856A1 (en) | 2011-04-27 | 2012-11-01 | Colgate-Palmolive Company | Package of oral care implements |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP21450899A patent/JP3305684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1504693A1 (en) * | 2003-08-04 | 2005-02-09 | Unilever N.V. | Package of toothbrushes |
| WO2012145856A1 (en) | 2011-04-27 | 2012-11-01 | Colgate-Palmolive Company | Package of oral care implements |
| CN103492282A (zh) * | 2011-04-27 | 2014-01-01 | 高露洁-棕榄公司 | 口腔护理用具的包装 |
| EP2701991A1 (en) * | 2011-04-27 | 2014-03-05 | Colgate-Palmolive Company | Package of oral care implements |
| TWI447047B (zh) * | 2011-04-27 | 2014-08-01 | Colgate Palmolive Co | 口腔保健工具的包裝 |
| EP2701991A4 (en) * | 2011-04-27 | 2014-10-29 | Colgate Palmolive Co | PACKAGE OF ORAL CARE INSTRUMENTS |
| RU2560912C2 (ru) * | 2011-04-27 | 2015-08-20 | Колгейт-Палмолив Компани | Упаковка для устройств по уходу за полостью рта |
| US9155601B2 (en) | 2011-04-27 | 2015-10-13 | Colgate-Palmolive Company | Package of oral care implements |
| CN103492282B (zh) * | 2011-04-27 | 2016-01-20 | 高露洁-棕榄公司 | 口腔护理用具的包装 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3305684B2 (ja) | 2002-07-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9815613B2 (en) | Container with adhesive label | |
| ES2312862T3 (es) | Paquete para articulos para fumar similares a varillas. | |
| ES2437151T3 (es) | Paquete para artículos de fumar | |
| US8919558B2 (en) | Packaged oral care implement and package | |
| BR112014014455B1 (pt) | pacote compreendendo uma cobertura frontal com uma cavidade e uma região de flange envolvendo a cavidade e uma cobertura posterior conectada à mesma e um instrumento de cuidado oral | |
| BRPI0518430B1 (pt) | Apple | |
| JP2003040328A (ja) | 複数の製品を集合包装するためのパッケージ | |
| JP3305684B2 (ja) | 歯ブラシ包装体 | |
| EP2846657B1 (en) | Toothbrush package | |
| GB2179921A (en) | Packets having dispensing means | |
| US9938063B2 (en) | Package for storing a plurality of products | |
| JP4166287B2 (ja) | 包装 | |
| JP4888021B2 (ja) | 包装箱 | |
| US1179800A (en) | Container for individual tooth-brushes. | |
| JP2002002788A (ja) | ブリスターパック | |
| JPH1095457A (ja) | 歯ブラシ包装体 | |
| JP4344937B2 (ja) | 樹脂シート製鶏卵包装用容器 | |
| JP2013233976A (ja) | 歯間ブラシの包装容器 | |
| JP3225093U (ja) | 歯磨き剤容器、歯磨きセット | |
| JP3228442U (ja) | 包装ケース、及び、歯ブラシセット | |
| JP6338005B1 (ja) | 歯ブラシ用のブリスター包装体 | |
| JPS5829025Y2 (ja) | 密封包装体 | |
| JP3125985B2 (ja) | 卵容器 | |
| JP3101813U (ja) | 包装体 | |
| JP4935281B2 (ja) | 包装箱 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |