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JP2001027212A - 導通用リベット - Google Patents

導通用リベット

Info

Publication number
JP2001027212A
JP2001027212A JP11197311A JP19731199A JP2001027212A JP 2001027212 A JP2001027212 A JP 2001027212A JP 11197311 A JP11197311 A JP 11197311A JP 19731199 A JP19731199 A JP 19731199A JP 2001027212 A JP2001027212 A JP 2001027212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
rivet
metal plates
shaft
coating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11197311A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ichii
勉 一井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP11197311A priority Critical patent/JP2001027212A/ja
Publication of JP2001027212A publication Critical patent/JP2001027212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装剤の両金属板の導通を確保し、リベット
組立後の巨大な塗装設備や、接地線接続等別の追加分の
作業を不要にし、コストの低減及び作業性を向上する。 【解決手段】 塗装膜1’、2’の施された上下2枚の
金属板1、2を、両金属板1、2の透孔3、4に挿通し
て締結する導通用リベット5において、軸部6の周面に
少なくとも下側の金属板2の塗装膜2’を破って下側の
金属板2に当接する突条12を形成するとともに、頭部
7の下面に上側の金属板1の塗装膜1’を破って上側の
金属板1に当接する突部13を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属閉鎖形スイッ
チギヤの筐体等において、塗装膜の施された2枚の金属
板を、導通を保って締結する導通用リベットに関する。
【0002】
【従来の技術】2枚の鉄板からなる金属板をリベットに
より締結する従来例を、図5を参照して説明する。1、
2は上側及び下側の金属板、3、4は両金属板1、2に
透設された締結用の透孔であり、両金属板1、2に塗装
膜1’、2’が施されている。5はリベットであり、筒
状の軸部6と、軸部6の上端に一体に形成されたフラン
ジ状の頭部7とからなる。
【0003】8はリベット5より硬度が高い締結用軸体
であり、下端部に膨出部9が形成され、膨出部9の外径
はリベット5の軸部6の外径と同一ないしは若干小さく
て軸部6の内径よりは大きく、軸体8の上半分にねじ状
の把持部が形成されている。
【0004】そして、締結に際し、リベット5に下方か
ら挿通された軸体8の把持部10を、専用の工具で把持
し、図5Aに示すように、重合された両金属板1、2の
透孔3、4に、上方から軸体8、リベット5を挿入し、
工具の先端をリベット5の頭部7に当てがった状態で、
工具により軸体8を上方へ引き上げる。
【0005】この時、膨出部9の上動により図5Bに示
すように、軸部6の下端部が拡開され、下側の金属板2
の透孔4の径より大きい拡開部11が形成され、リベッ
ト5の頭部7と拡開部11とにより、両金属板1、2が
挟まれて締結される。
【0006】つぎに、図5Cに示すように、頭部7の頂
面部分で軸体8を切断し、締結作業が終了する。図6は
図5において使用するリベット5の下面図である。
【0007】この図5及び図6に示すリベット5の場
合、リベット5と両金属板1、2との間に塗装膜1’、
2’が介在し、絶縁物である塗装膜により両金属板1、
2間に導通を確保することができない。
【0008】ところで、スイッチギヤの筐体等におい
て、接地電位が必要で、両金属板1、2間に導通を確保
することが必要な場合は、塗装を施さない両金属板をリ
ベットで締結し組立後、両金属板に塗装を実施してい
る。
【0009】しかし、この場合、リベットで組立後塗装
を実施すれば、筐体を溶接して組立てた場合と同様、巨
大な塗装設備が必要になり、リベットによる組立の効果
が薄れる。
【0010】また、塗装した金属板をリベットで組立
後、接地線接続や歯付座金の使用等、別の手段を追加し
て導通を確保している。この場合、追加分の作業を要
し、コストアップになる。
【0011】そこで、図7及び図8に示すように、リベ
ット5の軸部6の周面に、軸部6の軸方向に複数本の突
条12を形成し、突条12により両金属板1、2の塗装
膜1’、2’を破って両金属板1、2に当接し、両金属
板1、2を導通するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7及び図8に示すリ
ベット5の場合、軸体8の膨出部9により軸部6の下端
部が拡開され、その拡開部11の突条12が下側の金属
板2の塗装膜2’を破り、下側の金属板2に当接する
が、突条12の上側部は上側の金属板1の塗装膜1’を
破って上側の金属板1に当接しがたく、両金属板1、2
の導通を確保することが困難である、という問題点があ
る。
【0013】本発明は、前記の点に留意し、塗装剤の両
金属板の導通を確保できる導通用リベットを提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、塗装膜の施された上下2枚の金属板を、
該両金属板の透孔に挿通して締結する導通用リベットに
おいて、軸部の周面に少なくとも下側の前記金属板の塗
装膜を破って前記下側の金属板に当接する突条を形成す
るとともに、頭部の下面に上側の前記金属板の塗装膜を
破って前記上側の金属板に当接する突部を形成したもの
である。
【0015】前記のように構成された本発明の導通用リ
ベットは、軸部の周面の突条のほか、頭部の下面に突部
が形成されているため、軸部の突条が少なくとも下側の
金属板の塗装膜を破って下側の金属板に当接し、頭部の
突部が上側の金属板の塗装膜を破って上側の金属板に当
接し、リベットを介して両金属板の導通が確保され、リ
ベット組立後の巨大な塗装設備や、接地線接続等別の追
加分の作業が不要になり、コストの低減及び作業性を向
上することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
4を参照して説明する。それらの図において図5ないし
図8と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。 (形態1)形態1を示した図1及び図2において、従来
例の図7及び図8と異なる点は、リベット5の頭部7の
下面、即ち頭部7が上側の金属板1に当接する面に、上
側の金属板1の塗装膜1’を破って上側の金属板1に当
接する複数個の放射状の突部13を形成している。
【0017】従って、突部13が上側の金属板1に当接
し、突条12が少なくとも下側の金属板2に当接するた
め、リベット5を介して両金属板1、2の導通を確保す
ることができる。
【0018】前記突部13は、軸部6の突条12ととも
に、先端部が容易に塗装膜1’、2’を破って両金属板
1、2に当接するよう鋭利になっていることが望まし
い。この場合、突部13、突条12が金属板1、2に噛
み込み、締結強度を増加する。
【0019】(形態2)形態2を示した図3は、突部1
3が複数個の円錐からなっている。この場合、形態1よ
りも一層塗装膜1’を破って上側の金属板1に当接し、
噛み込みやすい。また、円錐のほか角錐であってもよ
い。
【0020】(形態3)形態3を示した図4は、突部1
3が円環状で、軸部6の軸線を通る平面での切断面が三
角形になっている。
【0021】なお、図示は、軸部6の突条12につき、
軸部6の全長にわたって形成したものを示したが、軸部
6の下側部のみに形成するようにしてもよく、突条12
及び突部13の形状は、図示のものに限定されるもので
はなく、塗装膜1’、2’を破れるものであればよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。軸
部6の周面の突条12のほか、頭部7の下面に突部13
が形成されているため、軸部6の突条12が少なくとも
下側の金属板2の塗装膜2’を破って下側の金属板2に
当接し、頭部7の突部13が上側の金属板1の塗装膜
1’を破って上側の金属板1に当接し、リベット5を介
して両金属板1、2の導通を確保することができ、リベ
ット組立後の巨大な塗装設備や、接地線接続等別の追加
分の作業が不要になり、コストの低減及び作業性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明の実施の形態1の切断正面図、Bは
下面図である。
【図2】図1のリベットの締結状態の切断正面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態2の下面図である。
【図4】本発明の実施の形態3の下面図である。
【図5】A、B、Cはリベット締結過程の切断正面図で
ある。
【図6】図5のリベットの下面図である。
【図7】従来例のリベットの締結状態の切断正面図であ
る。
【図8】図7のリベットの下面図である。
【符号の説明】
1 上側の金属板 1’ 塗装膜 2 下側の金属板 2’ 塗装膜 3 透孔 4 透孔 5 リベット 6 軸部 7 頭部 12 突条 13 突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装膜の施された上下2枚の金属板を、
    該両金属板の透孔に挿通して締結する導通用リベットに
    おいて、 軸部の周面に少なくとも下側の前記金属板の塗装膜を破
    って前記下側の金属板に当接する突条を形成するととも
    に、 頭部の下面に上側の前記金属板の塗装膜を破って前記上
    側の金属板に当接する突部を形成したことを特徴とする
    導通用リベット。
JP11197311A 1999-07-12 1999-07-12 導通用リベット Pending JP2001027212A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003329022A (ja) * 2002-04-11 2003-11-19 Illinois Tool Works Inc <Itw> 人間工学的ファースナ
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JP2013502551A (ja) * 2009-08-24 2013-01-24 ニューフレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー ブラインドリベット
JP2013529278A (ja) * 2010-06-09 2013-07-18 ルイ グローバル ファスナー アーゲー 導電性ネジ接続方法及びこの接続方法用の特殊ネジ
WO2024220203A1 (en) * 2023-04-18 2024-10-24 Kulicke And Soffa Industries, Inc. Ultrasonic welding systems, sonotrodes and conductive pins for such systems, and related methods and workpieces

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