JP2001013746A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2001013746A JP2001013746A JP11186170A JP18617099A JP2001013746A JP 2001013746 A JP2001013746 A JP 2001013746A JP 11186170 A JP11186170 A JP 11186170A JP 18617099 A JP18617099 A JP 18617099A JP 2001013746 A JP2001013746 A JP 2001013746A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナーの帯電不良により生ずる地汚れを低減
することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 基準値VTrefに対する累積補正量が
補正量ΔVTrefとなるように、基準値VTrefに
補正量ΔVTrefよりも小さい分割補正量ΔVPを徐
々に加算する段階的基準値補正を実施させるようにし
た。 【表3】
することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 基準値VTrefに対する累積補正量が
補正量ΔVTrefとなるように、基準値VTrefに
補正量ΔVTrefよりも小さい分割補正量ΔVPを徐
々に加算する段階的基準値補正を実施させるようにし
た。 【表3】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像剤中の画像形成物質濃度を報知する濃度信号出力手段
の基準値を、修正値に基づいて補正する基準値補正手段
の改良に関するものである。
ミリ、プリンタ等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像剤中の画像形成物質濃度を報知する濃度信号出力手段
の基準値を、修正値に基づいて補正する基準値補正手段
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁性キャリアと画像形成物質としてのト
ナーとからなる二成分現像剤を用いる画像形成装置にお
いては、該二成分現像剤中の画像形成物質濃度であるト
ナー濃度が現像装置の現像能力を左右する主要因の一つ
となる。従って、安定した濃度の画像を形成するために
は、現像装置内の二成分現像剤中のトナー濃度を一定に
保つことが望ましい。
ナーとからなる二成分現像剤を用いる画像形成装置にお
いては、該二成分現像剤中の画像形成物質濃度であるト
ナー濃度が現像装置の現像能力を左右する主要因の一つ
となる。従って、安定した濃度の画像を形成するために
は、現像装置内の二成分現像剤中のトナー濃度を一定に
保つことが望ましい。
【0003】しかしながら、現像装置の現像能力は、ト
ナー濃度の他、湿度、温度等の環境の変化、経時におけ
る現像剤の物性変化(例えば劣化など)、現像条件の変
化などによっても大きく左右される。このため、単にト
ナー濃度を一定に維持しただけでは、安定した濃度の画
像を得ることはできない。
ナー濃度の他、湿度、温度等の環境の変化、経時におけ
る現像剤の物性変化(例えば劣化など)、現像条件の変
化などによっても大きく左右される。このため、単にト
ナー濃度を一定に維持しただけでは、安定した濃度の画
像を得ることはできない。
【0004】そこで、従来より、画像濃度の安定化を図
るべく、所定信号出力手段である光学的センサ(以下、
Pセンサという)からの出力値と、濃度信号出力手段で
ある透磁率センサ(以下、Tセンサという)からの出力
値に基づいて一定に維持すべきトナー濃度値を決定する
画像形成装置が種々知られている(例えば、特開平5−
134548号、特開平8−110700号、特開平8
−202137号に記載のもの)。
るべく、所定信号出力手段である光学的センサ(以下、
Pセンサという)からの出力値と、濃度信号出力手段で
ある透磁率センサ(以下、Tセンサという)からの出力
値に基づいて一定に維持すべきトナー濃度値を決定する
画像形成装置が種々知られている(例えば、特開平5−
134548号、特開平8−110700号、特開平8
−202137号に記載のもの)。
【0005】この種の画像形成装置では、まず、潜像担
持体としての感光体に基準画像を形成しながら現像装置
内の二成分現像剤をTセンサにより検知し、このときの
Tセンサからの出力VTの値を測定する。そして、基準
画像をPセンサにより検知しながら、このPセンサから
の出力Vspの値を測定する。次いで、これら出力VT
の値とVspの値とに基づいて、画像形成物質付着量と
してのトナー付着量を目標の付着量にし得るように基準
値VTrefを補正する。具体的には、出力VTの値と
Vspの値とに基づいて、前回まで使用していた基準値
VTrefに対する補正量ΔVTrefを決定し、この
補正量ΔVTrefの加算によって基準値VTrefを
補正する。そして、Tセンサからの出力VTの値を補正
済みの基準値VTrefに到達させるように現像装置へ
のトナー補給を制御する。このような一連の制御におい
ては、トナー濃度の変化に応じて変化する出力VTと、
トナー付着量の変化に応じて変化する出力Vspとに基
づいて決定した補正量ΔVTrefの加算によって基準
値VTrefを補正することで、一定に維持すべきトナ
ー濃度値を決定している。そして、このように一定に維
持すべきトナー濃度値を決定することで、現像能力を一
定に維持して画像濃度を安定化させることができる。
持体としての感光体に基準画像を形成しながら現像装置
内の二成分現像剤をTセンサにより検知し、このときの
Tセンサからの出力VTの値を測定する。そして、基準
画像をPセンサにより検知しながら、このPセンサから
の出力Vspの値を測定する。次いで、これら出力VT
の値とVspの値とに基づいて、画像形成物質付着量と
してのトナー付着量を目標の付着量にし得るように基準
値VTrefを補正する。具体的には、出力VTの値と
Vspの値とに基づいて、前回まで使用していた基準値
VTrefに対する補正量ΔVTrefを決定し、この
補正量ΔVTrefの加算によって基準値VTrefを
補正する。そして、Tセンサからの出力VTの値を補正
済みの基準値VTrefに到達させるように現像装置へ
のトナー補給を制御する。このような一連の制御におい
ては、トナー濃度の変化に応じて変化する出力VTと、
トナー付着量の変化に応じて変化する出力Vspとに基
づいて決定した補正量ΔVTrefの加算によって基準
値VTrefを補正することで、一定に維持すべきトナ
ー濃度値を決定している。そして、このように一定に維
持すべきトナー濃度値を決定することで、現像能力を一
定に維持して画像濃度を安定化させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、短時
間のうちに現像能力を大きく変動させるようなことは少
なく、日内における基準値VTrefの変動は小さい。
間のうちに現像能力を大きく変動させるようなことは少
なく、日内における基準値VTrefの変動は小さい。
【0007】しかしながら、連続コピーなどの連続的な
画像形成動作を実行したり、低温低湿の環境下で画像形
成動作を繰り返し実行したりすると、これら画像形成動
作に伴う攪拌動作によりトナーを過剰に帯電させてしま
う場合がある。このようにトナーを過剰に帯電させてし
まうと、トナーと磁性キャリアとの付着力を高めて該ト
ナーを感光体の静電潜像に付着させ難くなる。そして、
このことにより、トナー濃度を一定に維持していても、
即ち、出力VTの値を基準値VTrefに到達させてい
ても、基準画像の濃度を低下させる結果、トナー濃度を
高めるように基準値VTrefを大きく補正してしま
う。このように基準値VTrefを大きく補正すると、
多量のトナーを現像装置内に一気に補給させることにな
る。新たに補給するトナーは帯電量が不足している状態
にあり、多量のトナーがこのように一気に補給される
と、現像装置内で帯電不足の状態にあるトナーの割合が
急激に増加する。そして、このことにより、感光体の非
画像領域(地肌部)にトナーを付着させるいわゆる地汚
れを引き起こすという問題が生ずる。この地汚れは、攪
拌動作や基準値VTrefの再補正などによって次第に
解消されるが、何らかの対策を講じない限り、多量のト
ナー補給後に生ずる地汚れを低減することはできない。
画像形成動作を実行したり、低温低湿の環境下で画像形
成動作を繰り返し実行したりすると、これら画像形成動
作に伴う攪拌動作によりトナーを過剰に帯電させてしま
う場合がある。このようにトナーを過剰に帯電させてし
まうと、トナーと磁性キャリアとの付着力を高めて該ト
ナーを感光体の静電潜像に付着させ難くなる。そして、
このことにより、トナー濃度を一定に維持していても、
即ち、出力VTの値を基準値VTrefに到達させてい
ても、基準画像の濃度を低下させる結果、トナー濃度を
高めるように基準値VTrefを大きく補正してしま
う。このように基準値VTrefを大きく補正すると、
多量のトナーを現像装置内に一気に補給させることにな
る。新たに補給するトナーは帯電量が不足している状態
にあり、多量のトナーがこのように一気に補給される
と、現像装置内で帯電不足の状態にあるトナーの割合が
急激に増加する。そして、このことにより、感光体の非
画像領域(地肌部)にトナーを付着させるいわゆる地汚
れを引き起こすという問題が生ずる。この地汚れは、攪
拌動作や基準値VTrefの再補正などによって次第に
解消されるが、何らかの対策を講じない限り、多量のト
ナー補給後に生ずる地汚れを低減することはできない。
【0008】本発明は、以上の問題に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、画像形成物質の帯電
不良により生ずる地汚れを低減することができる画像形
成装置を提供することである。
であり、その目的とするところは、画像形成物質の帯電
不良により生ずる地汚れを低減することができる画像形
成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、
該潜像に画像形成物質を付着させて該潜像を現像する現
像装置と、該現像装置内の現像剤を攪拌する攪拌手段
と、該現像装置に画像形成物質を補給する補給手段と、
該現像装置内の現像剤中の画像形成物質濃度に応じた値
の信号を出力する濃度信号出力手段と、所定信号を出力
する所定信号出力手段と、該濃度信号出力手段からの出
力値と基準値との比較結果に基づいて該補給手段の動作
を制御する補給制御手段と、該所定信号出力手段からの
出力値に基づいて該基準値の修正値を決定する修正値決
定手段と、該修正値に基づいて該基準値を補正する基準
値補正手段とを備える画像形成装置において、該基準値
が該修正値に徐々に近づいて行くような段階的基準値補
正を実行させるように該基準値補正手段を構成したこと
を特徴とするものである。
に、請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、
該潜像に画像形成物質を付着させて該潜像を現像する現
像装置と、該現像装置内の現像剤を攪拌する攪拌手段
と、該現像装置に画像形成物質を補給する補給手段と、
該現像装置内の現像剤中の画像形成物質濃度に応じた値
の信号を出力する濃度信号出力手段と、所定信号を出力
する所定信号出力手段と、該濃度信号出力手段からの出
力値と基準値との比較結果に基づいて該補給手段の動作
を制御する補給制御手段と、該所定信号出力手段からの
出力値に基づいて該基準値の修正値を決定する修正値決
定手段と、該修正値に基づいて該基準値を補正する基準
値補正手段とを備える画像形成装置において、該基準値
が該修正値に徐々に近づいて行くような段階的基準値補
正を実行させるように該基準値補正手段を構成したこと
を特徴とするものである。
【0010】請求項1の画像形成装置においては、基準
値を修正値まで一気に変化させるような通常の基準値補
正を行わず、基準値を該修正値に徐々に近づけて行く段
階的基準値補正を実施する。このように基準値を修正値
に徐々に近づけて行くと、画該基準値が例えば画像形成
物質濃度を低下させる側にを徐々に大きくなり、補給制
御手段が画像形成物質を現像装置内に少しずつ補給させ
るように補給手段の動作を制御するようになる。そし
て、このように画像形成物質を少しずつ補給させると、
一気に補給させるよりも画像形成物質の攪拌効率を向上
させ、画像形成物質を十分に帯電させるまでの時間を短
くすることができる。
値を修正値まで一気に変化させるような通常の基準値補
正を行わず、基準値を該修正値に徐々に近づけて行く段
階的基準値補正を実施する。このように基準値を修正値
に徐々に近づけて行くと、画該基準値が例えば画像形成
物質濃度を低下させる側にを徐々に大きくなり、補給制
御手段が画像形成物質を現像装置内に少しずつ補給させ
るように補給手段の動作を制御するようになる。そし
て、このように画像形成物質を少しずつ補給させると、
一気に補給させるよりも画像形成物質の攪拌効率を向上
させ、画像形成物質を十分に帯電させるまでの時間を短
くすることができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記段階的基準値補正を実行する際に、上
記基準値を上記修正値に近づけるタイミングを画像形成
動作回数又は経過時間に基づいて決定させるように、上
記基準値補正手段を構成したことを特徴とするものであ
る。
置において、上記段階的基準値補正を実行する際に、上
記基準値を上記修正値に近づけるタイミングを画像形成
動作回数又は経過時間に基づいて決定させるように、上
記基準値補正手段を構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2の発明においては、例えば、所定
の画像形成動作回数毎に段階的基準値補正を実施させ、
且つこの回数よりも少ない画像形成動作回数で基準値補
正制御を完了させるように基準値補正手段を構成するこ
とができるようになる。また例えば、所定の経過時間毎
に段階的基準値補正を実施させ、且つこの経過時間より
も短い経過時間で基準値補正制御を完了させるように基
準値補正手段を構成することができるようになる。そし
て、これらのことにより、新たに基準値を補正すべき時
期が到来する前に、段階的基準値補正を完了させること
ができるようになる。
の画像形成動作回数毎に段階的基準値補正を実施させ、
且つこの回数よりも少ない画像形成動作回数で基準値補
正制御を完了させるように基準値補正手段を構成するこ
とができるようになる。また例えば、所定の経過時間毎
に段階的基準値補正を実施させ、且つこの経過時間より
も短い経過時間で基準値補正制御を完了させるように基
準値補正手段を構成することができるようになる。そし
て、これらのことにより、新たに基準値を補正すべき時
期が到来する前に、段階的基準値補正を完了させること
ができるようになる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記段階的基準値補正を実施するの
か、あるいは段階的な補正を行わない通常の基準値補正
を実施するのかを、上記修正値に基づいて決定させるよ
うに、上記基準値補正手段を構成したことを特徴とする
ものである。
形成装置において、上記段階的基準値補正を実施するの
か、あるいは段階的な補正を行わない通常の基準値補正
を実施するのかを、上記修正値に基づいて決定させるよ
うに、上記基準値補正手段を構成したことを特徴とする
ものである。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項3の画像
形成装置において、上記画像形成物質濃度を低めるよう
な上記修正値が決定された場合には、通常の上記基準値
補正を実施させるように、上記基準値補正手段を構成し
たことを特徴とするものである。
形成装置において、上記画像形成物質濃度を低めるよう
な上記修正値が決定された場合には、通常の上記基準値
補正を実施させるように、上記基準値補正手段を構成し
たことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項3又は4
の画像形成装置において、上記修正値と補正前の上記基
準値との差が所定値よりも小さい場合には、通常の上記
基準値補正を実施させるように、上記基準値補正手段を
構成したことを特徴とするものである。
の画像形成装置において、上記修正値と補正前の上記基
準値との差が所定値よりも小さい場合には、通常の上記
基準値補正を実施させるように、上記基準値補正手段を
構成したことを特徴とするものである。
【0016】画像形成物質濃度を低めるような修正値が
決定されたときには、現像装置内の二成分現像剤中の画
像形成物質濃度は過多の状態にあり、該二成分現像剤は
新たな画像形成物質が補給されなくても、過多濃度の画
像を形成したり、地汚れを発生させたりし易い状態にあ
る。このような状態において、段階的基準値補正により
基準値を修正値まで徐々に到達させて行くと、画像形成
物質濃度を徐々に低下させて行く結果、却って地汚れの
発生を助長するおそれがある。従って、画像形成物質濃
度を低めるような修正値が決定された場合には、通常の
基準値補正の実施により基準値を修正値までいち早く到
達させ、画像形成物質濃度をいち早く低減させるように
基準値補正手段を構成することが望ましい。また、画像
形成物質濃度を高めるような修正値が決定されたときで
あっても、該修正値と基準値との差が小さい場合には、
通常の基準値補正の実施により該基準値を該修正値まで
いち早く到達させても、多量の画像形成物質を一気に補
給させるようなことはない。このような場合には、通常
の基準値補正の実施により基準値を修正値までいち早く
到達させ、現像装置内の二成分現像剤中の画像形成物質
濃度をいち早く安定化させるように基準値補正手段を構
成することが望ましい。そこで、請求項3、4又は5の
画像形成装置においては、修正値に基づいて、段階的基
準値補正を実施するのか、あるいは通常の基準値補正を
実施するのかを決定させるように、基準値補正手段を構
成している。このように構成することで、例えば、画像
形成物質濃度を低めるような修正値が決定されたとき
や、該修正値と基準値との差が小さいときなど、必要に
応じて通常の基準値補正を実施させて基準値を修正値ま
でいち早く到達させることができるようになる。特に、
請求項4の画像形成装置においては、画像形成物質濃度
を低めるような修正値が決定された場合には、通常の基
準値補正を実施して基準値を修正値までいち早く到達さ
せる。また特に、請求項5の画像形成装置においては、
修正値と基準値との差が所定値よりも小さい場合には、
通常の基準値補正を実施して基準値を修正値までいち早
く到達させる。
決定されたときには、現像装置内の二成分現像剤中の画
像形成物質濃度は過多の状態にあり、該二成分現像剤は
新たな画像形成物質が補給されなくても、過多濃度の画
像を形成したり、地汚れを発生させたりし易い状態にあ
る。このような状態において、段階的基準値補正により
基準値を修正値まで徐々に到達させて行くと、画像形成
物質濃度を徐々に低下させて行く結果、却って地汚れの
発生を助長するおそれがある。従って、画像形成物質濃
度を低めるような修正値が決定された場合には、通常の
基準値補正の実施により基準値を修正値までいち早く到
達させ、画像形成物質濃度をいち早く低減させるように
基準値補正手段を構成することが望ましい。また、画像
形成物質濃度を高めるような修正値が決定されたときで
あっても、該修正値と基準値との差が小さい場合には、
通常の基準値補正の実施により該基準値を該修正値まで
いち早く到達させても、多量の画像形成物質を一気に補
給させるようなことはない。このような場合には、通常
の基準値補正の実施により基準値を修正値までいち早く
到達させ、現像装置内の二成分現像剤中の画像形成物質
濃度をいち早く安定化させるように基準値補正手段を構
成することが望ましい。そこで、請求項3、4又は5の
画像形成装置においては、修正値に基づいて、段階的基
準値補正を実施するのか、あるいは通常の基準値補正を
実施するのかを決定させるように、基準値補正手段を構
成している。このように構成することで、例えば、画像
形成物質濃度を低めるような修正値が決定されたとき
や、該修正値と基準値との差が小さいときなど、必要に
応じて通常の基準値補正を実施させて基準値を修正値ま
でいち早く到達させることができるようになる。特に、
請求項4の画像形成装置においては、画像形成物質濃度
を低めるような修正値が決定された場合には、通常の基
準値補正を実施して基準値を修正値までいち早く到達さ
せる。また特に、請求項5の画像形成装置においては、
修正値と基準値との差が所定値よりも小さい場合には、
通常の基準値補正を実施して基準値を修正値までいち早
く到達させる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5の画像形成装置において、上記段階的基準値補正
を完了する前に、新たに形成された上記基準画像に基づ
いて上記基準値を補正すべき時期が到来した場合には、
この段階的基準値補正を中止させ、該基準画像を検知す
る上記付着量検知手段からの出力値に基づいて新たな上
記段階的基準値補正又は通常の上記基準値補正を開始さ
せるように、上記基準値補正手段を構成したことを特徴
とするものである。
又は5の画像形成装置において、上記段階的基準値補正
を完了する前に、新たに形成された上記基準画像に基づ
いて上記基準値を補正すべき時期が到来した場合には、
この段階的基準値補正を中止させ、該基準画像を検知す
る上記付着量検知手段からの出力値に基づいて新たな上
記段階的基準値補正又は通常の上記基準値補正を開始さ
せるように、上記基準値補正手段を構成したことを特徴
とするものである。
【0018】基準値を補正すべき時期が到来した場合に
は、該基準値が実状にそぐわなくなったことに起因し
て、現像装置の現像能力を変化させている可能性が高
い。このため、段階的基準値補正を完了する前に、該基
準値を補正すべき時期が到来した来た場合には、段階的
基準値補正又は通常の基準値補正を新たに開始して、現
像装置の現像能力をいち早く安定化させることが望まし
い。そこで、請求項6の画像形成装置においては、段階
的基準値補正を完了する前に、該基準値を補正すべき時
期が新たに到来した場合には、段階的基準値補正又は通
常の基準値補正を新たに開始させるように基準値補正手
段を構成している。このように構成することで、現像装
置の現像能力をいち早く安定化させることができる。
は、該基準値が実状にそぐわなくなったことに起因し
て、現像装置の現像能力を変化させている可能性が高
い。このため、段階的基準値補正を完了する前に、該基
準値を補正すべき時期が到来した来た場合には、段階的
基準値補正又は通常の基準値補正を新たに開始して、現
像装置の現像能力をいち早く安定化させることが望まし
い。そこで、請求項6の画像形成装置においては、段階
的基準値補正を完了する前に、該基準値を補正すべき時
期が新たに到来した場合には、段階的基準値補正又は通
常の基準値補正を新たに開始させるように基準値補正手
段を構成している。このように構成することで、現像装
置の現像能力をいち早く安定化させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用し
た実施形態について説明する。
る電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用し
た実施形態について説明する。
【0020】まず、このプリンタの基本的な構成につい
て説明する。図1は本実施形態に係るプリンタの作像部
分の概略構成を示す断面図である。このプリンタには、
静電潜像が形成される潜像担持体としての感光体ドラム
1が回転可能に取り付けられており、図示しない駆動系
により図中時計回りに駆動される。この感光体ドラム1
の周囲には帯電装置2、現像装置3、図示しない転写装
置、クリーニング装置5、除電装置としての除電ランプ
6、所定信号出力手段としての反射型フォトセンサ等で
構成されるPセンサ8、などが配設されている。また、
現像装置3には、現像装置3に画像形成物質であるトナ
ーを補給するための補給手段としてのトナー補給装置7
が取付けられている。なお、このプリンタ全体の動作に
ついては、周知の電子写真プロセスであるので説明を省
略する。
て説明する。図1は本実施形態に係るプリンタの作像部
分の概略構成を示す断面図である。このプリンタには、
静電潜像が形成される潜像担持体としての感光体ドラム
1が回転可能に取り付けられており、図示しない駆動系
により図中時計回りに駆動される。この感光体ドラム1
の周囲には帯電装置2、現像装置3、図示しない転写装
置、クリーニング装置5、除電装置としての除電ランプ
6、所定信号出力手段としての反射型フォトセンサ等で
構成されるPセンサ8、などが配設されている。また、
現像装置3には、現像装置3に画像形成物質であるトナ
ーを補給するための補給手段としてのトナー補給装置7
が取付けられている。なお、このプリンタ全体の動作に
ついては、周知の電子写真プロセスであるので説明を省
略する。
【0021】現像装置3は例えばマイナス極性に帯電可
能なトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤を用い
る二成分現像装置であり、この現像装置3の内部には、
2本の現像スリーブ3a、攪拌パドル3b、アジテータ
3c、濃度信号出力手段としてTセンサ3d、等が設け
られている。2本の現像スリーブ3aはそれぞれ、現像
装置3の開口部においてその周面を感光体ドラム1の周
面と対向させるように設けられ、トナーと磁性キャリア
とからなる二成分現像剤を担持すべく、内部に磁石が設
けられている。アジテータ3cは、トナー補給装置7か
ら補給されたトナーを現像装置3内の二成分現像剤と混
合撹拌しながら、攪拌パドル3b側に搬送する。攪拌パ
ドル3bは、ローラ部の周面に設けられた複数のパドル
状部材により、アジテータ3cから搬送されてくる二成
分現像剤や、既にその周辺に存在する二成分現像剤を攪
拌しながら、これらの二成分現像剤を現像スリーブ3a
に供給する。この攪拌の際、二成分現像剤中のトナー
は、磁性キャリア等との摩擦により帯電が助長される。
また、トナーはアジテータ3cによっても帯電が助長さ
れる。Tセンサ3dは、アジテータ3cの下方の現像ケ
ーシング底壁部に設けられ、アジテータ3c近傍におけ
る二成分現像剤のトナー濃度TCを報知する。
能なトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤を用い
る二成分現像装置であり、この現像装置3の内部には、
2本の現像スリーブ3a、攪拌パドル3b、アジテータ
3c、濃度信号出力手段としてTセンサ3d、等が設け
られている。2本の現像スリーブ3aはそれぞれ、現像
装置3の開口部においてその周面を感光体ドラム1の周
面と対向させるように設けられ、トナーと磁性キャリア
とからなる二成分現像剤を担持すべく、内部に磁石が設
けられている。アジテータ3cは、トナー補給装置7か
ら補給されたトナーを現像装置3内の二成分現像剤と混
合撹拌しながら、攪拌パドル3b側に搬送する。攪拌パ
ドル3bは、ローラ部の周面に設けられた複数のパドル
状部材により、アジテータ3cから搬送されてくる二成
分現像剤や、既にその周辺に存在する二成分現像剤を攪
拌しながら、これらの二成分現像剤を現像スリーブ3a
に供給する。この攪拌の際、二成分現像剤中のトナー
は、磁性キャリア等との摩擦により帯電が助長される。
また、トナーはアジテータ3cによっても帯電が助長さ
れる。Tセンサ3dは、アジテータ3cの下方の現像ケ
ーシング底壁部に設けられ、アジテータ3c近傍におけ
る二成分現像剤のトナー濃度TCを報知する。
【0022】現像装置3においては、現像スリーブ3
a、攪拌パドル3b、アジテータ3c、などが図示を省
略した駆動装置によって駆動され、現像スリーブ3a及
び攪拌パドル3bがそれぞれ反時計回りに、アジテータ
3cが時計回りに回転する。これらの回転により、アジ
テータ3c近傍の二成分現像剤は攪拌されながら攪拌パ
ドル3bに送られ、攪拌パドル3bから現像スリーブ3
aに供給される。そして、現像スリーブ3a周面に担持
されて感光体ドラム1周面との対向位置である現像位置
に搬送される。
a、攪拌パドル3b、アジテータ3c、などが図示を省
略した駆動装置によって駆動され、現像スリーブ3a及
び攪拌パドル3bがそれぞれ反時計回りに、アジテータ
3cが時計回りに回転する。これらの回転により、アジ
テータ3c近傍の二成分現像剤は攪拌されながら攪拌パ
ドル3bに送られ、攪拌パドル3bから現像スリーブ3
aに供給される。そして、現像スリーブ3a周面に担持
されて感光体ドラム1周面との対向位置である現像位置
に搬送される。
【0023】現像スリーブ3aには図示しない電源によ
りマイナス極性の現像バイアスが印加されており、この
印加により感光体ドラム1と現像スリーブ3aとの間に
現像電界が形成されている。現像スリーブ3aの回転に
伴って上記現像位置まで搬送されてきた二成分現像剤中
のトナーは、この現像電界の作用により磁性キャリアか
ら離脱して感光体ドラム1上の静電潜像に付着する。そ
して、この付着により静電潜像が現像される。
りマイナス極性の現像バイアスが印加されており、この
印加により感光体ドラム1と現像スリーブ3aとの間に
現像電界が形成されている。現像スリーブ3aの回転に
伴って上記現像位置まで搬送されてきた二成分現像剤中
のトナーは、この現像電界の作用により磁性キャリアか
ら離脱して感光体ドラム1上の静電潜像に付着する。そ
して、この付着により静電潜像が現像される。
【0024】トナー補給装置7は、内部に現像装置3へ
の補給用のトナーを収容している。そして、このトナー
を撹拌しながら現像装置3内との連通口側へ送るための
撹拌部材7aが設けられている。更に、この連通口に
は、撹拌部材から送られてくるトナーを現像装置3に補
給するためのトナー補給ローラ7bが設けられている。
の補給用のトナーを収容している。そして、このトナー
を撹拌しながら現像装置3内との連通口側へ送るための
撹拌部材7aが設けられている。更に、この連通口に
は、撹拌部材から送られてくるトナーを現像装置3に補
給するためのトナー補給ローラ7bが設けられている。
【0025】次に、本プリンタの制御手段について説明
する。図2は本プリンタの回路構成の一部を示すブロッ
ク図である。図2において、制御部10は、補給制御手
段、修正値決定手段、及び基準値補正手段としての機能
を兼ね備えている。また、この制御部10は、図示しな
いCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェース等
から構成されている。制御部10と他の機器との接続を
実現させるためのこのI/Oインターフェースには、ド
ライバー回路11、12を介して、それぞれメインモー
タ13、トナー補給クラッチ14が接続されている。こ
のメインモータ13は、現像スリーブ3a、攪拌パドル
3b、アジテータ3c等に回転駆動力を付与する。ま
た、トナー補給クラッチ14は、トナー補給装置7の撹
拌部材7a及びトナー補給ローラ7bに対するメインモ
ータ13からの駆動力の伝達をON/OFFするための
ものである。更に、上記I/Oインターフェースには、
Tセンサ3d、Pセンサ8に所定の電圧を供給するPW
Mコントローラ15や、Tセンサ3d、Pセンサ8から
出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ16、17、タッチパネル式ディスプレイ
等から構成される操作表示部18等も接続されている。
する。図2は本プリンタの回路構成の一部を示すブロッ
ク図である。図2において、制御部10は、補給制御手
段、修正値決定手段、及び基準値補正手段としての機能
を兼ね備えている。また、この制御部10は、図示しな
いCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェース等
から構成されている。制御部10と他の機器との接続を
実現させるためのこのI/Oインターフェースには、ド
ライバー回路11、12を介して、それぞれメインモー
タ13、トナー補給クラッチ14が接続されている。こ
のメインモータ13は、現像スリーブ3a、攪拌パドル
3b、アジテータ3c等に回転駆動力を付与する。ま
た、トナー補給クラッチ14は、トナー補給装置7の撹
拌部材7a及びトナー補給ローラ7bに対するメインモ
ータ13からの駆動力の伝達をON/OFFするための
ものである。更に、上記I/Oインターフェースには、
Tセンサ3d、Pセンサ8に所定の電圧を供給するPW
Mコントローラ15や、Tセンサ3d、Pセンサ8から
出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ16、17、タッチパネル式ディスプレイ
等から構成される操作表示部18等も接続されている。
【0026】PWMコントローラ15からは直流電圧が
出力されて、Tセンサ3dとPセンサ8とにそれぞれ印
加される。制御部10は、このPWMコントローラ15
への制御信号の大きさ(PWM値)を変化させることに
より、Tセンサ3dやPセンサ8に供給する直流電圧の
値を変化させる。そして、この変化により、Pセンサ
8、Tセンサ3dの出力レベルを調整している。本実施
形態においては、感光体ドラム1上の非画像部検出時
に、Pセンサ8からの出力電圧が例えば4.0±0.1
[V]となるように、制御部10からのPWM値を調整
している。
出力されて、Tセンサ3dとPセンサ8とにそれぞれ印
加される。制御部10は、このPWMコントローラ15
への制御信号の大きさ(PWM値)を変化させることに
より、Tセンサ3dやPセンサ8に供給する直流電圧の
値を変化させる。そして、この変化により、Pセンサ
8、Tセンサ3dの出力レベルを調整している。本実施
形態においては、感光体ドラム1上の非画像部検出時
に、Pセンサ8からの出力電圧が例えば4.0±0.1
[V]となるように、制御部10からのPWM値を調整
している。
【0027】制御部10は、図示しないパーソナルコン
ピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて、帯電
装置2によって一様帯電させた感光体ドラム1を回転駆
動させながら、その表面に図示しないレーザー書き込み
ユニット等により光書き込みを施して静電潜像を担持さ
せる。そして、上述のように現像装置3、クリーニング
装置5、除電ランプ6等を駆動させて該静電潜像を現像
させる。また、上記ROMに格納しているPパターンデ
ータに基づいて、所定のタイミングで感光体ドラム1の
非画像領域に基準画像としてのPパターンを形成する。
ピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて、帯電
装置2によって一様帯電させた感光体ドラム1を回転駆
動させながら、その表面に図示しないレーザー書き込み
ユニット等により光書き込みを施して静電潜像を担持さ
せる。そして、上述のように現像装置3、クリーニング
装置5、除電ランプ6等を駆動させて該静電潜像を現像
させる。また、上記ROMに格納しているPパターンデ
ータに基づいて、所定のタイミングで感光体ドラム1の
非画像領域に基準画像としてのPパターンを形成する。
【0028】次に、制御部10のトナー補給制御につい
て説明する。上述のTセンサ3dは、現像装置3内にお
ける二成分現像剤のトナー濃度TCの増減に伴って出力
VTの値を変化させるものであり、例えば透磁率センサ
等で構成されている。Tセンサ3dによる検出結果は、
Tセンサ3dから直流電圧としてA/Dコンバータ16
を介して制御部10に出力される。Tセンサ3dとして
透磁率センサが用いられている場合、二成分現像剤の透
磁率はトナー濃度TCによって変化するので、Tセンサ
3dからの出力VTの値も該トナー付着量によって変化
する。Tセンサ3dは、このように出力VTの値を変化
させることで、現像装置3内の二成分現像剤のトナー濃
度TCを制御部10に報知する。本実施形態のプリンタ
においては、トナー濃度TCの増加に伴って出力VTの
値を低下させるTセンサ3dを用いている。
て説明する。上述のTセンサ3dは、現像装置3内にお
ける二成分現像剤のトナー濃度TCの増減に伴って出力
VTの値を変化させるものであり、例えば透磁率センサ
等で構成されている。Tセンサ3dによる検出結果は、
Tセンサ3dから直流電圧としてA/Dコンバータ16
を介して制御部10に出力される。Tセンサ3dとして
透磁率センサが用いられている場合、二成分現像剤の透
磁率はトナー濃度TCによって変化するので、Tセンサ
3dからの出力VTの値も該トナー付着量によって変化
する。Tセンサ3dは、このように出力VTの値を変化
させることで、現像装置3内の二成分現像剤のトナー濃
度TCを制御部10に報知する。本実施形態のプリンタ
においては、トナー濃度TCの増加に伴って出力VTの
値を低下させるTセンサ3dを用いている。
【0029】制御部10の上記RAMには、Tセンサの
出力VTの値についての基準値VTrefが格納されて
いる。制御部10は、この基準値VTrefと、Tセン
サ3dからの出力VTの値とに基づいて、トナー補給装
置7の駆動のON/OFFを制御し、現像装置3へのト
ナー補給量を調整する。このような調整により、トナー
濃度TCを一定に保つことができる。
出力VTの値についての基準値VTrefが格納されて
いる。制御部10は、この基準値VTrefと、Tセン
サ3dからの出力VTの値とに基づいて、トナー補給装
置7の駆動のON/OFFを制御し、現像装置3へのト
ナー補給量を調整する。このような調整により、トナー
濃度TCを一定に保つことができる。
【0030】次に示す表1は、制御部10により決定さ
れるトナー補給時間Tt[S]とΔVTとの関係を示す
ものである。表中のχ及びτは、基本的には定数を示す
ものであるが変数であってもよい。
れるトナー補給時間Tt[S]とΔVTとの関係を示す
ものである。表中のχ及びτは、基本的には定数を示す
ものであるが変数であってもよい。
【表1】
【0031】トナー濃度TCが低下してTセンサからの
出力VTの値が大きくなるほど、「基準値VTref−
出力VTの値」の解であるΔVTはマイナス側に大きく
なる。つまり、トナー濃度TCが低下するほど、ΔVT
はマイナス側に大きくなる。そこで、表1に示すよう
に、ΔVTがマイナス側に大きくなるにしたがってトナ
ー補給時間Ttが長くなれば、トナー濃度TCが一定に
維持されることになる。
出力VTの値が大きくなるほど、「基準値VTref−
出力VTの値」の解であるΔVTはマイナス側に大きく
なる。つまり、トナー濃度TCが低下するほど、ΔVT
はマイナス側に大きくなる。そこで、表1に示すよう
に、ΔVTがマイナス側に大きくなるにしたがってトナ
ー補給時間Ttが長くなれば、トナー濃度TCが一定に
維持されることになる。
【0032】しかし、現像装置3の現像能力は、トナー
濃度TCの他、トナー帯電量、温度や湿度などの環境、
等によっても変化する。現像装置3の現像能力が変化す
ると、当然ながら形成画像の濃度が変化してしまう。従
って、単にトナー濃度を一定に維持しただけでは、安定
した濃度の画像を得ることはできない。そこで、制御部
10は、現像装置3の現像能力を一定に維持すべく、所
定のタイミングで、Pパターンを検知するPセンサ8か
らの出力値Vsp等に基づいてトナー濃度の調整目標値
である基準値VTrefを補正する基準値補正制御を実
施するように構成されている。この基準値補正制御を実
施すると、Pパターンのトナー付着量(Pパターン画像
濃度)が低いときにはトナー濃度を高め、該トナー付着
量が低いときにはトナー濃度を低めて、現像装置3の現
像能力を一定に維持することができる。そして、このこ
とにより、画像濃度を安定化させることができる。
濃度TCの他、トナー帯電量、温度や湿度などの環境、
等によっても変化する。現像装置3の現像能力が変化す
ると、当然ながら形成画像の濃度が変化してしまう。従
って、単にトナー濃度を一定に維持しただけでは、安定
した濃度の画像を得ることはできない。そこで、制御部
10は、現像装置3の現像能力を一定に維持すべく、所
定のタイミングで、Pパターンを検知するPセンサ8か
らの出力値Vsp等に基づいてトナー濃度の調整目標値
である基準値VTrefを補正する基準値補正制御を実
施するように構成されている。この基準値補正制御を実
施すると、Pパターンのトナー付着量(Pパターン画像
濃度)が低いときにはトナー濃度を高め、該トナー付着
量が低いときにはトナー濃度を低めて、現像装置3の現
像能力を一定に維持することができる。そして、このこ
とにより、画像濃度を安定化させることができる。
【0033】次に、この基準値補正制御について説明す
る。Pセンサ8は、発光ダイオード等からなる発光部
と、フォトトランジスタなどのフォトセンサ等からなる
受光部とで構成されている。この発光部からの照射光
は、感光体ドラム1上に所定位置に照射され、その反射
光量が受光部によって検出される。この検出結果は、P
センサ8から直流電圧としてA/Dコンバータ17を介
して制御部10に出力される。上記反射光量は感光体ド
ラム1上のPパターン形成領域におけるトナー付着量に
よって変化するので、Pセンサ8からの出力値Vspも
該トナー付着量によって変化する。Pセンサ8は、この
ように出力電圧値Vspを変化させることで、Pパター
ンにおけるトナー付着量を制御部10に報知する。
る。Pセンサ8は、発光ダイオード等からなる発光部
と、フォトトランジスタなどのフォトセンサ等からなる
受光部とで構成されている。この発光部からの照射光
は、感光体ドラム1上に所定位置に照射され、その反射
光量が受光部によって検出される。この検出結果は、P
センサ8から直流電圧としてA/Dコンバータ17を介
して制御部10に出力される。上記反射光量は感光体ド
ラム1上のPパターン形成領域におけるトナー付着量に
よって変化するので、Pセンサ8からの出力値Vspも
該トナー付着量によって変化する。Pセンサ8は、この
ように出力電圧値Vspを変化させることで、Pパター
ンにおけるトナー付着量を制御部10に報知する。
【0034】図3はPセンサ8の出力特性を示すグラフ
である。図3において、縦軸はPセンサ8の出力Vsp
の値を示し、横軸は上記Pパターン形成領域における単
位面積あたりのトナー付着量M/Aを示している。図示
のように、本実施形態のプリンタにおいては、トナー付
着量M/Aの増加に伴って出力Vspの値を減少させる
Pセンサ8を用いている。
である。図3において、縦軸はPセンサ8の出力Vsp
の値を示し、横軸は上記Pパターン形成領域における単
位面積あたりのトナー付着量M/Aを示している。図示
のように、本実施形態のプリンタにおいては、トナー付
着量M/Aの増加に伴って出力Vspの値を減少させる
Pセンサ8を用いている。
【0035】制御部10は、Pパターンを検知するPセ
ンサ8からの出力目標値(以下、P目標値と称する)を
上記RAMに格納している。そして、感光体ドラム1上
のPパターンについての出力値Vspと、P目標値との
比較に基づいて、Pパターンにおける画像濃度の濃淡を
判断する。更に、この判断結果と出力VTの値との比較
に基づいて、前回まで使用していた基準値VTrefに
対する補正量ΔVTrefを決定する。そして、基準値
VTrefに対して、最終的に「前回までの基準値VT
ref+補正量ΔVTref」となるような補正を加え
る。このような補正により、一定に維持すべきトナー濃
度TC値を変化させ、この変化により現像装置3の現像
能力を安定化させている。
ンサ8からの出力目標値(以下、P目標値と称する)を
上記RAMに格納している。そして、感光体ドラム1上
のPパターンについての出力値Vspと、P目標値との
比較に基づいて、Pパターンにおける画像濃度の濃淡を
判断する。更に、この判断結果と出力VTの値との比較
に基づいて、前回まで使用していた基準値VTrefに
対する補正量ΔVTrefを決定する。そして、基準値
VTrefに対して、最終的に「前回までの基準値VT
ref+補正量ΔVTref」となるような補正を加え
る。このような補正により、一定に維持すべきトナー濃
度TC値を変化させ、この変化により現像装置3の現像
能力を安定化させている。
【0036】ここで、制御部10が出力Vspの値等と
出力VTの値との比較に基づいて決定しているのは補正
量ΔVTrefであるが、これを決定してた時点で、修
正値(前回までの基準値VTref+補正量ΔVTre
f)を間接的に決定したことになる。従って、出力Vs
pの値等と出力VTの値との比較に基づいて修正値であ
る補正後の基準値VTrefを直接決定させるように制
御部10を構成していなくても、補正量ΔVTrefを
決定させるように構成していれば、これを決定させた時
点で修正値を決定させていることになる。
出力VTの値との比較に基づいて決定しているのは補正
量ΔVTrefであるが、これを決定してた時点で、修
正値(前回までの基準値VTref+補正量ΔVTre
f)を間接的に決定したことになる。従って、出力Vs
pの値等と出力VTの値との比較に基づいて修正値であ
る補正後の基準値VTrefを直接決定させるように制
御部10を構成していなくても、補正量ΔVTrefを
決定させるように構成していれば、これを決定させた時
点で修正値を決定させていることになる。
【0037】次に示す表2は、補正量ΔVTrefを決
定させるために上記RAM又はROMに格納しているデ
ータベースの一例である。
定させるために上記RAM又はROMに格納しているデ
ータベースの一例である。
【表2】
【0038】この表2に示した例では、出力Vsp/出
力Vsgと、これに対応するP目標値との比較に基づい
て、Pパターンにおける画像濃度の濃淡を判断させてい
る。この出力Vsgとはトナー像を形成していない状態
の感光ドラム1の地肌部を検知したときのPセンサ8か
らの出力であり、この検知はPパターン検知に先立って
行われる。また、表2に示した例では、基準値VTre
fから出力VTの値を減じてΔVTを計算し、この値に
応じてトナー濃度TCの高低を判断させている。なお、
表2において、Sはトナー濃度TCが1[wt%]上昇
するときの出力VTの変化量であるTセンサ感度を示し
ている。
力Vsgと、これに対応するP目標値との比較に基づい
て、Pパターンにおける画像濃度の濃淡を判断させてい
る。この出力Vsgとはトナー像を形成していない状態
の感光ドラム1の地肌部を検知したときのPセンサ8か
らの出力であり、この検知はPパターン検知に先立って
行われる。また、表2に示した例では、基準値VTre
fから出力VTの値を減じてΔVTを計算し、この値に
応じてトナー濃度TCの高低を判断させている。なお、
表2において、Sはトナー濃度TCが1[wt%]上昇
するときの出力VTの変化量であるTセンサ感度を示し
ている。
【0039】表2において、例えば、Vsp/Vsgが
P目標値より大きい、即ち、Pパターンの画像濃度が目
標よりも薄いにもかかわらず、ΔVTが0よりも大き
い、即ち、トナー濃度TCが高いと判断される場合に
は、制御部10に対してこのときのトナー濃度TCを低
い又は目標と同等であると判断させるように基準値VT
refを補正させる必要がある。そこで、このような場
合には、補正後のVTref(=前回までの基準値VT
ref+補正量ΔVTref)を補正前よりも小くする
ように、表1に示したデータベースからマイナス極性の
ΔVTrefを選択して基準値VTrefを補正させる
ように制御部10を構成している。このようにVTre
fを補正させると、トナー濃度TCをそれまでより高く
維持するようにトナー補給を実行させ、画像濃度を高め
ることができる。
P目標値より大きい、即ち、Pパターンの画像濃度が目
標よりも薄いにもかかわらず、ΔVTが0よりも大き
い、即ち、トナー濃度TCが高いと判断される場合に
は、制御部10に対してこのときのトナー濃度TCを低
い又は目標と同等であると判断させるように基準値VT
refを補正させる必要がある。そこで、このような場
合には、補正後のVTref(=前回までの基準値VT
ref+補正量ΔVTref)を補正前よりも小くする
ように、表1に示したデータベースからマイナス極性の
ΔVTrefを選択して基準値VTrefを補正させる
ように制御部10を構成している。このようにVTre
fを補正させると、トナー濃度TCをそれまでより高く
維持するようにトナー補給を実行させ、画像濃度を高め
ることができる。
【0040】また例えば、Vsp/VsgがP目標値よ
り小さい、即ち、Pパターンの画像濃度が目標よりも濃
いにもかかわらず、ΔVTが0よりも小さい、即ち、ト
ナー濃度TCが低いと判断される場合には、制御部10
に対してこのときのトナー濃度TCを高い又は目標と同
等であると判断させるように基準値VTrefを補正さ
せる必要がある。そこで、このような場合には、補正後
の基準値VTrefを補正前よりも高くするように、表
1に示したデータベースからプラス極性のΔVTref
を選択して基準値VTrefを補正させるように制御部
10を構成している。更に、Pパターンの画像濃度が目
標よりも濃いにもかかわらず、ΔVTが0よりも大幅に
小さいと判断される場合には、装置を未使用状態で長期
間放置した等の理由によりトナーの帯電量を不足させて
いる可能性が高い。そして、このように帯電量を不足さ
せた状態で画像形成を実施させると、地汚れを生じ易
い。そこで、このような場合には、攪拌モードを実行さ
せている。この攪拌モードとは、基準値VTrefの補
正とともに、画像形成に先立って現像スリーブ3a、攪
拌パドル3b、アジテータ3c等を所定時間回転させ
て、現像装置3内における二成分現像剤のトナーの帯電
を助長させるものである。この攪拌モードを設けること
により、装置の主電源立ち上げ直後にトナーをいち早く
帯電させて、装置立ち上がり直後に生ずる地汚れを低減
することができる。
り小さい、即ち、Pパターンの画像濃度が目標よりも濃
いにもかかわらず、ΔVTが0よりも小さい、即ち、ト
ナー濃度TCが低いと判断される場合には、制御部10
に対してこのときのトナー濃度TCを高い又は目標と同
等であると判断させるように基準値VTrefを補正さ
せる必要がある。そこで、このような場合には、補正後
の基準値VTrefを補正前よりも高くするように、表
1に示したデータベースからプラス極性のΔVTref
を選択して基準値VTrefを補正させるように制御部
10を構成している。更に、Pパターンの画像濃度が目
標よりも濃いにもかかわらず、ΔVTが0よりも大幅に
小さいと判断される場合には、装置を未使用状態で長期
間放置した等の理由によりトナーの帯電量を不足させて
いる可能性が高い。そして、このように帯電量を不足さ
せた状態で画像形成を実施させると、地汚れを生じ易
い。そこで、このような場合には、攪拌モードを実行さ
せている。この攪拌モードとは、基準値VTrefの補
正とともに、画像形成に先立って現像スリーブ3a、攪
拌パドル3b、アジテータ3c等を所定時間回転させ
て、現像装置3内における二成分現像剤のトナーの帯電
を助長させるものである。この攪拌モードを設けること
により、装置の主電源立ち上げ直後にトナーをいち早く
帯電させて、装置立ち上がり直後に生ずる地汚れを低減
することができる。
【0041】なお、本実施形態においては、まず、装置
本体の主電源をONした直後に、基準値補正制御を実行
させるように制御部10を構成している。また、主電源
をOFFするまでの間において、画像形成動作回数とし
てのプリント回数を所定数実施させる毎にも、基準値補
正制御を実行させるように制御部10を構成している。
本体の主電源をONした直後に、基準値補正制御を実行
させるように制御部10を構成している。また、主電源
をOFFするまでの間において、画像形成動作回数とし
てのプリント回数を所定数実施させる毎にも、基準値補
正制御を実行させるように制御部10を構成している。
【0042】制御部10は、以上のようにして基準値V
Trefを補正した後、画像形成を実行させる。そし
て、その後のΔVTに基づいてトナー濃度TCを低いと
判断した場合には、ΔVTの値に応じて、現像装置3に
対するトナー補給量を決定する。このトナー補給量は、
具体的には、撹拌部材7a及びトナー補給ローラ7bの
駆動時間であるトナー補給時間の設定により決定され
る。
Trefを補正した後、画像形成を実行させる。そし
て、その後のΔVTに基づいてトナー濃度TCを低いと
判断した場合には、ΔVTの値に応じて、現像装置3に
対するトナー補給量を決定する。このトナー補給量は、
具体的には、撹拌部材7a及びトナー補給ローラ7bの
駆動時間であるトナー補給時間の設定により決定され
る。
【0043】次に、本プリンタの特徴的な構成について
説明する。制御部10は上述の基準値補正制御におい
て、通常、単に前回までの基準値VTrefに補正量Δ
VTrefを加算するようなことは行わず、段階的基準
値補正を行う。この段階的基準値補正とは、基準値VT
refに対する最終的な加算量が補正量ΔVTrefと
なるように、基準値VTrefに補正量ΔVTrefよ
りも小さい数値(以下、分割補正量という)を徐々に加
算するような基準値補正である。この段階的基準値補正
においては、基準値VTrefが分割補正量の繰り返し
の加算により修正値としての「基準値VTref+補正
量ΔVTref」に徐々に近づいて行く。このように基
準値VTrefが修正値に徐々に近づいて行くと、基準
値VTrefがトナー濃度を高める側であるマイナス極
性側に大きく補正される場合において、基準値VTre
fは該マイナス極性側に一気に大きくならず、徐々に大
きくなって行く。このように基準値VTrefがマイナ
ス極性側に徐々に大きくなって行くと、上述のトナー補
給制御において、ΔVTの値がマイナス極性側の比較的
小さい値に維持されるようになる。このように維持され
ると、基準値VTrefがトナー濃度を高める極性側に
大きく変化しなければならないときでも、制御部10は
上記表1に示される補給レベルのうちで比較的低レベル
のものを選択する。そして、このことにより、トナーを
少しずつ補給させるようなトナー補給制御が実行され、
トナーが一気に補給される場合よりも、トナーを十分に
帯電させるまでの時間が短くなる。
説明する。制御部10は上述の基準値補正制御におい
て、通常、単に前回までの基準値VTrefに補正量Δ
VTrefを加算するようなことは行わず、段階的基準
値補正を行う。この段階的基準値補正とは、基準値VT
refに対する最終的な加算量が補正量ΔVTrefと
なるように、基準値VTrefに補正量ΔVTrefよ
りも小さい数値(以下、分割補正量という)を徐々に加
算するような基準値補正である。この段階的基準値補正
においては、基準値VTrefが分割補正量の繰り返し
の加算により修正値としての「基準値VTref+補正
量ΔVTref」に徐々に近づいて行く。このように基
準値VTrefが修正値に徐々に近づいて行くと、基準
値VTrefがトナー濃度を高める側であるマイナス極
性側に大きく補正される場合において、基準値VTre
fは該マイナス極性側に一気に大きくならず、徐々に大
きくなって行く。このように基準値VTrefがマイナ
ス極性側に徐々に大きくなって行くと、上述のトナー補
給制御において、ΔVTの値がマイナス極性側の比較的
小さい値に維持されるようになる。このように維持され
ると、基準値VTrefがトナー濃度を高める極性側に
大きく変化しなければならないときでも、制御部10は
上記表1に示される補給レベルのうちで比較的低レベル
のものを選択する。そして、このことにより、トナーを
少しずつ補給させるようなトナー補給制御が実行され、
トナーが一気に補給される場合よりも、トナーを十分に
帯電させるまでの時間が短くなる。
【0044】段階的基準値補正で基準値VTrefに対
して上記分割補正量を加算させるタイミングについて
は、所定のプリント回数を実施させる毎、又は、所定時
間の経過毎とすることが望ましい。更に、本プリンタの
ように、基準値補正制御をプリント回数に応じて実施さ
せるように構成した場合には、前者のタイミングとし、
且つ該プリント回数よりも基準値補正制御を完了するま
でに要するプリント回数を小さく設定することが望まし
い。このように設定することで、次の基準値補正制御の
実施タイミングが来る前に、段階的基準値補正を完了さ
せて基準値VTrefを確実に修正値まで変化させるこ
とができる。また、基準値補正制御を経過時間に応じて
実施させるようにプリンタを構成した場合には、同様の
理由により、後者のタイミングとし、且つ該経過時間よ
りも基準値補正制御を完了するまでに要する経過時間を
短く設定することが望ましい。
して上記分割補正量を加算させるタイミングについて
は、所定のプリント回数を実施させる毎、又は、所定時
間の経過毎とすることが望ましい。更に、本プリンタの
ように、基準値補正制御をプリント回数に応じて実施さ
せるように構成した場合には、前者のタイミングとし、
且つ該プリント回数よりも基準値補正制御を完了するま
でに要するプリント回数を小さく設定することが望まし
い。このように設定することで、次の基準値補正制御の
実施タイミングが来る前に、段階的基準値補正を完了さ
せて基準値VTrefを確実に修正値まで変化させるこ
とができる。また、基準値補正制御を経過時間に応じて
実施させるようにプリンタを構成した場合には、同様の
理由により、後者のタイミングとし、且つ該経過時間よ
りも基準値補正制御を完了するまでに要する経過時間を
短く設定することが望ましい。
【0045】次に示す表3は、所定のプリント回数を実
施させる毎に上記分割補正量を基準値VTrefに加算
させるように構成した場合における、プリント回数と分
割補正量ΔVpと累積補正量との関係の一例を示すもの
である。
施させる毎に上記分割補正量を基準値VTrefに加算
させるように構成した場合における、プリント回数と分
割補正量ΔVpと累積補正量との関係の一例を示すもの
である。
【表3】
【0046】表3では、7段階に分けてVTrefを補
正し、且つ分割補正量ΔVpを一定にした例を示してい
る。表において、αについては、基本的には定数である
が、操作表示部18からの入力により変化させるように
してもよい。また、βは分割補正量ΔVpを調整するた
めの係数を示すものである。このβについては、通常は
1に固定することが望ましいが、必要に応じて操作表示
部18からの入力により変化させるようにしてもよい。
但し、このように変化させた場合には、段階的基準値補
正を完了したの値の基準値VTrefが修正値(前回ま
での基準値VTref+補正量ΔVTref)よりも大
きくなったり小さくなったりする。また、分割補正量Δ
Vpを一定ではなく、プリント回数に応じて変化させる
ようにしてもよい。
正し、且つ分割補正量ΔVpを一定にした例を示してい
る。表において、αについては、基本的には定数である
が、操作表示部18からの入力により変化させるように
してもよい。また、βは分割補正量ΔVpを調整するた
めの係数を示すものである。このβについては、通常は
1に固定することが望ましいが、必要に応じて操作表示
部18からの入力により変化させるようにしてもよい。
但し、このように変化させた場合には、段階的基準値補
正を完了したの値の基準値VTrefが修正値(前回ま
での基準値VTref+補正量ΔVTref)よりも大
きくなったり小さくなったりする。また、分割補正量Δ
Vpを一定ではなく、プリント回数に応じて変化させる
ようにしてもよい。
【0047】表3において、例えば、α=1、β=1、
補正量ΔVTref=0.28[V]である場合、プリ
ント回数が1回目、2回目、・・・6回目、7回目とな
る直前の累積補正量は、0.04、0.08、・・・
0.24、0.28[V]と変化して行く。
補正量ΔVTref=0.28[V]である場合、プリ
ント回数が1回目、2回目、・・・6回目、7回目とな
る直前の累積補正量は、0.04、0.08、・・・
0.24、0.28[V]と変化して行く。
【0048】ところで、基準値補正制御をプリント回数
に応じて実施させ、且つ所定時間の経過毎に基準値VT
refに対する上記分割補正量の加算を実施させるか、
あるいはこれとは逆(補正制御:経過時間、加算:経過
時間)に実施させるように制御部10を構成した場合に
は、次のような事態が生じ得る。即ち、段階的基準値補
正が完了する前に、次の基準値補正制御の実施タイミン
グが来るような事態が生じ得る。このような事態が生じ
た場合には、未完了の段階的基準値補正を中止させ、P
パターンを検知するPセンサ8からの出力値に基づいて
新たな段階的基準値補正を開始させるように、制御部1
0を構成することが望ましい。次の基準値補正制御の実
施タイミングが来た場合には、修正値が実状にそぐわな
くなっている可能性が高く、新たな基準値補正制御によ
り修正値を変更することで画像濃度をより安定化させ得
る可能性が高いからである。
に応じて実施させ、且つ所定時間の経過毎に基準値VT
refに対する上記分割補正量の加算を実施させるか、
あるいはこれとは逆(補正制御:経過時間、加算:経過
時間)に実施させるように制御部10を構成した場合に
は、次のような事態が生じ得る。即ち、段階的基準値補
正が完了する前に、次の基準値補正制御の実施タイミン
グが来るような事態が生じ得る。このような事態が生じ
た場合には、未完了の段階的基準値補正を中止させ、P
パターンを検知するPセンサ8からの出力値に基づいて
新たな段階的基準値補正を開始させるように、制御部1
0を構成することが望ましい。次の基準値補正制御の実
施タイミングが来た場合には、修正値が実状にそぐわな
くなっている可能性が高く、新たな基準値補正制御によ
り修正値を変更することで画像濃度をより安定化させ得
る可能性が高いからである。
【0049】また、基準値補正制御において、補正量Δ
VTrefがプラス極性である場合には、トナー濃度が
過多になっている可能性が高い。このような場合には、
地汚れ、トナーチリ、過多濃度部分等のある異常画像を
生ずる可能性が高い。従って、このような場合には、段
階的基準値補正を実施させずに、単純に前回までのVT
refに補正量ΔVTrefを加算させる通常の基準値
補正を実施させるように制御部10を構成することが望
ましい。このように構成することで、トナー濃度をいち
早く下げて、地汚れ、トナーチリ、過多濃度部分等の発
生を低減することができる。
VTrefがプラス極性である場合には、トナー濃度が
過多になっている可能性が高い。このような場合には、
地汚れ、トナーチリ、過多濃度部分等のある異常画像を
生ずる可能性が高い。従って、このような場合には、段
階的基準値補正を実施させずに、単純に前回までのVT
refに補正量ΔVTrefを加算させる通常の基準値
補正を実施させるように制御部10を構成することが望
ましい。このように構成することで、トナー濃度をいち
早く下げて、地汚れ、トナーチリ、過多濃度部分等の発
生を低減することができる。
【0050】また、基準値補正制御において、補正量Δ
VTrefが比較的小さい場合には、通常の基準値補正
を実施させても多量のトナーを一気に補給させるような
ことはない。従って、このような場合にも、段階的基準
値補正を実施させずに、通常の基準値補正を実施させる
ように制御部10を構成することが望ましい。このよう
に構成することで、基準値VTrefをいち早く修正値
まで補正させて画像濃度をより安定化させることができ
る。
VTrefが比較的小さい場合には、通常の基準値補正
を実施させても多量のトナーを一気に補給させるような
ことはない。従って、このような場合にも、段階的基準
値補正を実施させずに、通常の基準値補正を実施させる
ように制御部10を構成することが望ましい。このよう
に構成することで、基準値VTrefをいち早く修正値
まで補正させて画像濃度をより安定化させることができ
る。
【0051】以上、本実施形態のプリンタによれば、ト
ナー濃度を高めるべく基準値VTrefを大きく変化さ
せる必要がある場合において、通常の基準値補正を実施
する場合よりも、トナーを十分に帯電させるまでの時間
を短くすることができるので、トナーの帯電不良により
生ずる地汚れを低減することができる。
ナー濃度を高めるべく基準値VTrefを大きく変化さ
せる必要がある場合において、通常の基準値補正を実施
する場合よりも、トナーを十分に帯電させるまでの時間
を短くすることができるので、トナーの帯電不良により
生ずる地汚れを低減することができる。
【0052】なお、本実施形態において、所定信号出力
手段としてPセンサを備えるプリンタについて説明した
が、例えば湿度センサなど、所定信号出力手段として他
の信号出力手段を備えるプリンタについても本発明の適
用が可能である。
手段としてPセンサを備えるプリンタについて説明した
が、例えば湿度センサなど、所定信号出力手段として他
の信号出力手段を備えるプリンタについても本発明の適
用が可能である。
【0053】また、感光体ドラム1上のトナー像を転写
紙に直接転写する構成のプリンタについて説明したが、
中間転写体を介して該転写紙に転写する構成のプリンタ
についても本発明の適用が可能である。
紙に直接転写する構成のプリンタについて説明したが、
中間転写体を介して該転写紙に転写する構成のプリンタ
についても本発明の適用が可能である。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、画像形成物質
濃度を高めるべく基準値を変化させる必要がある際に、
通常の基準値補正を実施する場合よりも、画像形成物質
を十分に帯電させるまでの時間を短くすることができる
ので、画像形成物質の帯電不良により生ずる地汚れを低
減することができるという優れた効果がある。
濃度を高めるべく基準値を変化させる必要がある際に、
通常の基準値補正を実施する場合よりも、画像形成物質
を十分に帯電させるまでの時間を短くすることができる
ので、画像形成物質の帯電不良により生ずる地汚れを低
減することができるという優れた効果がある。
【0055】請求項2の発明によれば、新たに基準値を
補正すべき時期が到来する前に、段階的基準値補正を完
了させることができるようになるので、該基準値を確実
に修正値まで変化させることができるという優れた効果
がある。
補正すべき時期が到来する前に、段階的基準値補正を完
了させることができるようになるので、該基準値を確実
に修正値まで変化させることができるという優れた効果
がある。
【0056】請求項3、4又は5の発明によれば、必要
に応じて通常の基準値補正を実施させて基準値を修正値
までいち早く到達させることができるようになるので、
必要に応じて、像形成物質濃度をいち早く低減させるこ
とで地汚れの発生をより確実に低減したり、画像形成物
質濃度をいち早く安定化させることで画像濃度をいち早
く安定化させたりすることができるようになるという優
れた効果がある。
に応じて通常の基準値補正を実施させて基準値を修正値
までいち早く到達させることができるようになるので、
必要に応じて、像形成物質濃度をいち早く低減させるこ
とで地汚れの発生をより確実に低減したり、画像形成物
質濃度をいち早く安定化させることで画像濃度をいち早
く安定化させたりすることができるようになるという優
れた効果がある。
【0057】特に、請求項4の発明によれば、画像形成
物質濃度を低めるような修正値が決定された場合には、
通常の基準値補正を実施して基準値を修正値までいち早
く到達させるので、画像形成物質濃度をいち早く低減さ
せて地汚れの発生をより確実に低減することができると
いう優れた効果がある。
物質濃度を低めるような修正値が決定された場合には、
通常の基準値補正を実施して基準値を修正値までいち早
く到達させるので、画像形成物質濃度をいち早く低減さ
せて地汚れの発生をより確実に低減することができると
いう優れた効果がある。
【0058】また特に、請求項5の発明によれば、修正
値と基準値との差が所定値よりも小さい場合には、通常
の基準値補正を実施して基準値を修正値までいち早く到
達させるので、画像形成物質濃度をいち早く安定化させ
て画像濃度をいち早く安定化させることができるという
優れた効果がある。
値と基準値との差が所定値よりも小さい場合には、通常
の基準値補正を実施して基準値を修正値までいち早く到
達させるので、画像形成物質濃度をいち早く安定化させ
て画像濃度をいち早く安定化させることができるという
優れた効果がある。
【0059】請求項6の発明によれば、現像装置の現像
能力をいち早く安定化させることができるので、画像濃
度をより安定化させることができるという優れた効果が
ある。
能力をいち早く安定化させることができるので、画像濃
度をより安定化させることができるという優れた効果が
ある。
【図1】実施形態に係るプリンタの作像部分の概略構成
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】同プリンタの回路構成の一部を示すブロック
図。
図。
【図3】Pセンサの出力特性を示すグラフ。
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 現像装置 3a 現像スリーブ 3b 攪拌パドル 3c アジテータ 3d Tセンサ 5 クリーニング装置 6 除電ランプ 7 トナー補給装置 7a 攪拌部材 7b トナー補給ローラ 8 Pセンサ 10 制御部 11、12 ドライバー回路 13 メインモータ 14 トナー補給クラッチ 15 PWMコントローラ 16、17 A/Dコンバータ 18 操作表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 碓井 則之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 水沢 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA10 DA32 DA39 DA46 DD07 DE02 DE07 EA06 EC03 EC08 EC19 ED10 EF09 ZA07 2H077 AC03 DA03 DA04 DA10 DA42 DA47 DA52 DA63 DB03 DB04 EA01 GA02 GA03
Claims (6)
- 【請求項1】潜像を担持する潜像担持体と、該潜像に画
像形成物質を付着させて該潜像を現像する現像装置と、
該現像装置内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、該現像装
置に画像形成物質を補給する補給手段と、該現像装置内
の現像剤中の画像形成物質濃度に応じた値の信号を出力
する濃度信号出力手段と、所定信号を出力する所定信号
出力手段と、該濃度信号出力手段からの出力値と基準値
との比較結果に基づいて該補給手段の動作を制御する補
給制御手段と、該所定信号出力手段からの出力値に基づ
いて該基準値の修正値を決定する修正値決定手段と、該
修正値に基づいて該基準値を補正する基準値補正手段と
を備える画像形成装置において、該基準値が該修正値に
徐々に近づいて行くような段階的基準値補正を実行させ
るように該基準値補正手段を構成したことを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記段
階的基準値補正を実行する際に、上記基準値を上記修正
値に近づけるタイミングを画像形成動作回数又は経過時
間に基づいて決定させるように、上記基準値補正手段を
構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、
上記段階的基準値補正を実施するのか、あるいは段階的
な補正を行わない通常の基準値補正を実施するのかを、
上記修正値に基づいて決定させるように、上記基準値補
正手段を構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、上記画
像形成物質濃度を低めるような上記修正値が決定された
場合には、通常の上記基準値補正を実施させるように、
上記基準値補正手段を構成したことを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項5】請求項3又は4の画像形成装置において、
上記修正値と補正前の上記基準値との差が所定値よりも
小さい場合には、通常の上記基準値補正を実施させるよ
うに、上記基準値補正手段を構成したことを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の画像形成装
置において、上記段階的基準値補正を完了する前に、新
たに形成された上記基準画像に基づいて上記基準値を補
正すべき時期が到来した場合には、この段階的基準値補
正を中止させ、該基準画像を検知する上記付着量検知手
段からの出力値に基づいて新たな上記段階的基準値補正
又は通常の上記基準値補正を開始させるように、上記基
準値補正手段を構成したことを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11186170A JP2001013746A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11186170A JP2001013746A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001013746A true JP2001013746A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16183628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11186170A Withdrawn JP2001013746A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001013746A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003186349A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-04 | Toshiba Tec Corp | トナー付着量測定装置および着色剤付着量測定装置 |
JP2007093775A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
US7257336B2 (en) | 2004-01-14 | 2007-08-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Developing device, image forming device equipped therewith, and developing density adjusting method |
JP2008209620A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、および画像濃度制御方法 |
JP2012238033A (ja) * | 2012-09-10 | 2012-12-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP11186170A patent/JP2001013746A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003186349A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-04 | Toshiba Tec Corp | トナー付着量測定装置および着色剤付着量測定装置 |
US7257336B2 (en) | 2004-01-14 | 2007-08-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Developing device, image forming device equipped therewith, and developing density adjusting method |
JP2007093775A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
JP2008209620A (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-11 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、および画像濃度制御方法 |
JP2012238033A (ja) * | 2012-09-10 | 2012-12-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |