JP2001099305A - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents
自動変速機のロックアップ制御装置Info
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- JP2001099305A JP2001099305A JP27863599A JP27863599A JP2001099305A JP 2001099305 A JP2001099305 A JP 2001099305A JP 27863599 A JP27863599 A JP 27863599A JP 27863599 A JP27863599 A JP 27863599A JP 2001099305 A JP2001099305 A JP 2001099305A
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- lock
- engine
- permitted
- warm
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/14—Control of torque converter lock-up clutches
- F16H61/143—Control of torque converter lock-up clutches using electric control means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/68—Inputs being a function of gearing status
- F16H59/72—Inputs being a function of gearing status dependent on oil characteristics, e.g. temperature, viscosity
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変速機油温低温時やエンジン冷却水温低温時
のロックアップを禁止するにあたり、ロックアップのハ
ンチングを防止するとともに制御バラツキをなくし、安
定したロックアップ制御を実現する。 【解決手段】 コントローラ6は、エンジン始動後、エ
ンジン1の冷却水温又は変速機2の作動油温に基づきロ
ックアップ禁止/許可の判定を開始するが、一旦ロック
アップ許可と判定すると次にエンジンが始動されるまで
ロックアップの禁止/許可の判定を中止する。これによ
り、一旦ロックアップ許可が成立した後は、冷却水温や
油温に基づくロックアップ禁止/許可の判定は行われな
くなり、冷却水温や油温の変動を受けてロックアップ作
動状態と解除状態が繰り返されるのを防止することがで
きる。
のロックアップを禁止するにあたり、ロックアップのハ
ンチングを防止するとともに制御バラツキをなくし、安
定したロックアップ制御を実現する。 【解決手段】 コントローラ6は、エンジン始動後、エ
ンジン1の冷却水温又は変速機2の作動油温に基づきロ
ックアップ禁止/許可の判定を開始するが、一旦ロック
アップ許可と判定すると次にエンジンが始動されるまで
ロックアップの禁止/許可の判定を中止する。これによ
り、一旦ロックアップ許可が成立した後は、冷却水温や
油温に基づくロックアップ禁止/許可の判定は行われな
くなり、冷却水温や油温の変動を受けてロックアップ作
動状態と解除状態が繰り返されるのを防止することがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機のロックアッ
プ制御装置に関する。
プ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータ付き自動変速機を搭載
した車両においてはトルクコンバータにロックアップ機
構を設けることが一般的である。ロックアップ機構を作
動させるとトルクコンバータが直結状態となり、上記滑
り分だけエンジン回転数を下げることができるので、燃
費を向上させることができる。
した車両においてはトルクコンバータにロックアップ機
構を設けることが一般的である。ロックアップ機構を作
動させるとトルクコンバータが直結状態となり、上記滑
り分だけエンジン回転数を下げることができるので、燃
費を向上させることができる。
【0003】ところで、このロックアップ機構は、通
常、カップリングレンジに近づくと作動するように制御
されるが、変速機の作動油温が低い状態ではロックアッ
プ機構の作動が不安定になるためロックアップを禁止す
る必要がある。そのため、従来は、変速機油温と所定の
しきい値とを比較し、しきい値以下の場合はロックアッ
プ禁止とし、しきい値以上の場合はロックアップ許可と
する構成が取られていた。
常、カップリングレンジに近づくと作動するように制御
されるが、変速機の作動油温が低い状態ではロックアッ
プ機構の作動が不安定になるためロックアップを禁止す
る必要がある。そのため、従来は、変速機油温と所定の
しきい値とを比較し、しきい値以下の場合はロックアッ
プ禁止とし、しきい値以上の場合はロックアップ許可と
する構成が取られていた。
【0004】また、エンジン暖機前は触媒温度の活性を
促進するため、エンジン回転数を下げる要因となるロッ
クアップを禁止する必要があるが、この点に関しては、
上記同様にエンジン冷却水温としきい値との比較により
ロックアップの許可/禁止を判定する構成の他、特許公
報第2903456号に開示されているように、始動後の経過
時間が始動時の変速機油温毎に設定された時間に達した
か否かによりロックアップ許可/禁止を判定する構成が
取られていた。
促進するため、エンジン回転数を下げる要因となるロッ
クアップを禁止する必要があるが、この点に関しては、
上記同様にエンジン冷却水温としきい値との比較により
ロックアップの許可/禁止を判定する構成の他、特許公
報第2903456号に開示されているように、始動後の経過
時間が始動時の変速機油温毎に設定された時間に達した
か否かによりロックアップ許可/禁止を判定する構成が
取られていた。
【0005】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
ロックアップの許可/禁止の判定を、変速機油温あるい
はエンジン冷却水温を所定のしきい値と比較することに
より行う場合、それらが油流れの影響やサーモスタット
による冷却水の流れの切り換えにより変動することがあ
るため、しきい値をまたぐように変動するとロックアッ
プの禁止と許可が繰り返され、結果としてロックアップ
がハンチングし、運転性を損なう場合があった。判定に
用いるしきい値にヒステリシスを持たせる方法もある
が、ヒステリシス以上の油温あるいは冷却水温の変動が
ある場合は同様の結果となる。
ロックアップの許可/禁止の判定を、変速機油温あるい
はエンジン冷却水温を所定のしきい値と比較することに
より行う場合、それらが油流れの影響やサーモスタット
による冷却水の流れの切り換えにより変動することがあ
るため、しきい値をまたぐように変動するとロックアッ
プの禁止と許可が繰り返され、結果としてロックアップ
がハンチングし、運転性を損なう場合があった。判定に
用いるしきい値にヒステリシスを持たせる方法もある
が、ヒステリシス以上の油温あるいは冷却水温の変動が
ある場合は同様の結果となる。
【0006】また、上記公報に開示されている方法で
は、一旦ロックアップが許可されるとその後再びロック
アップ禁止となることはないため、かかるハンチングの
問題が生じることは無いものの、実際の変速機油温やエ
ンジン冷却水温に基づいて判定していないので、初期の
運転状態によってロックアップが許可される変速機油温
あるいはエンジン冷却水温が変化し、ロックアップ制御
にバラツキが生じてしまうという問題があった。
は、一旦ロックアップが許可されるとその後再びロック
アップ禁止となることはないため、かかるハンチングの
問題が生じることは無いものの、実際の変速機油温やエ
ンジン冷却水温に基づいて判定していないので、初期の
運転状態によってロックアップが許可される変速機油温
あるいはエンジン冷却水温が変化し、ロックアップ制御
にバラツキが生じてしまうという問題があった。
【0007】したがって、本発明は上記技術的課題を鑑
みてなされたものであり、変速機油温低温時やエンジン
冷却水温低温時のロックアップを禁止するにあたって、
ロックアップのハンチングを防止するとともに制御バラ
ツキをなくし、安定したロックアップ制御を実現するこ
とを目的とする。
みてなされたものであり、変速機油温低温時やエンジン
冷却水温低温時のロックアップを禁止するにあたって、
ロックアップのハンチングを防止するとともに制御バラ
ツキをなくし、安定したロックアップ制御を実現するこ
とを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】第1の発明は、エンジ
ンあるいは変速機の暖機状態に応じて変化するパラメー
タを検出する手段と、該パラメータに基づいて暖機状態
ではロックアップ禁止と判定し、暖機終了後ではロック
アップ許可と判定するロックアップ判定手段とを有し、
ロックアップ許可と判定された場合はロックアップ領域
にあるか否かに応じてロックアップの締結/解除を行
い、ロックアップ禁止と判定された場合はロックアップ
領域にあるか否かに係らずロックアップの締結を禁止す
る自動変速機のロックアップ制御装置において、前記ロ
ックアップ判定手段が、エンジン始動後、一旦ロックア
ップ許可と判定すると次にエンジンが始動されるまで前
記パラメータに基づくロックアップの禁止/許可の判定
を中止することを特徴とするものである。
ンあるいは変速機の暖機状態に応じて変化するパラメー
タを検出する手段と、該パラメータに基づいて暖機状態
ではロックアップ禁止と判定し、暖機終了後ではロック
アップ許可と判定するロックアップ判定手段とを有し、
ロックアップ許可と判定された場合はロックアップ領域
にあるか否かに応じてロックアップの締結/解除を行
い、ロックアップ禁止と判定された場合はロックアップ
領域にあるか否かに係らずロックアップの締結を禁止す
る自動変速機のロックアップ制御装置において、前記ロ
ックアップ判定手段が、エンジン始動後、一旦ロックア
ップ許可と判定すると次にエンジンが始動されるまで前
記パラメータに基づくロックアップの禁止/許可の判定
を中止することを特徴とするものである。
【0009】第2の発明は、エンジンあるいは変速機の
暖機状態に応じて変化するパラメータを検出する手段
と、該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ
禁止と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定
するロックアップ判定手段とを有し、ロックアップ許可
と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに応
じてロックアップの締結/解除を行い、ロックアップ禁
止と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに
係らずロックアップの締結を禁止する自動変速機のロッ
クアップ制御装置において、前記ロックアップ判定手段
が、エンジン始動後、一旦ロックアップ許可と判定する
と次にエンジンが始動されるまでロックアップ許可判定
を維持することを特徴とするものである。
暖機状態に応じて変化するパラメータを検出する手段
と、該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ
禁止と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定
するロックアップ判定手段とを有し、ロックアップ許可
と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに応
じてロックアップの締結/解除を行い、ロックアップ禁
止と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに
係らずロックアップの締結を禁止する自動変速機のロッ
クアップ制御装置において、前記ロックアップ判定手段
が、エンジン始動後、一旦ロックアップ許可と判定する
と次にエンジンが始動されるまでロックアップ許可判定
を維持することを特徴とするものである。
【0010】第3の発明は、エンジンあるいは変速機の
暖機状態に応じて変化するパラメータを検出する手段
と、該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ
禁止と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定
するロックアップ判定手段とを有し、ロックアップ許可
と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに応
じてロックアップの締結/解除を行い、ロックアップ禁
止と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに
係らずロックアップの締結を禁止する自動変速機のロッ
クアップ制御装置において、ロックアップが作動中か否
かを判定する手段を備え、前記ロックアップ判定手段
が、ロックアップ解除時のみ、前記パラメータに基づき
ロックアップの禁止/許可を判定することを特徴とする
ものである。
暖機状態に応じて変化するパラメータを検出する手段
と、該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ
禁止と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定
するロックアップ判定手段とを有し、ロックアップ許可
と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに応
じてロックアップの締結/解除を行い、ロックアップ禁
止と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに
係らずロックアップの締結を禁止する自動変速機のロッ
クアップ制御装置において、ロックアップが作動中か否
かを判定する手段を備え、前記ロックアップ判定手段
が、ロックアップ解除時のみ、前記パラメータに基づき
ロックアップの禁止/許可を判定することを特徴とする
ものである。
【0011】第4の発明は、エンジンあるいは変速機の
暖機状態に応じて変化するパラメータを検出する手段
と、該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ
禁止と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定
するロックアップ判定手段とを有し、ロックアップ許可
と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに応
じてロックアップの締結/解除を行い、ロックアップ禁
止と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに
係らずロックアップの締結を禁止する自動変速機のロッ
クアップ制御装置において、ロックアップが作動中か否
かを判定する手段を備え、ロックアップ作動中は前記パ
ラメータに基づきロックアップ禁止と判定されてもロッ
クアップの解除を行わないように構成したことを特徴と
するものである。
暖機状態に応じて変化するパラメータを検出する手段
と、該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ
禁止と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定
するロックアップ判定手段とを有し、ロックアップ許可
と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに応
じてロックアップの締結/解除を行い、ロックアップ禁
止と判定された場合はロックアップ領域にあるか否かに
係らずロックアップの締結を禁止する自動変速機のロッ
クアップ制御装置において、ロックアップが作動中か否
かを判定する手段を備え、ロックアップ作動中は前記パ
ラメータに基づきロックアップ禁止と判定されてもロッ
クアップの解除を行わないように構成したことを特徴と
するものである。
【0012】
【作用及び効果】第1の発明によると、エンジンあるい
は変速機の暖機状態に応じて変化するパラメータ(エン
ジン冷却水温、変速機油温、排気触媒温度等)に基づき
ロックアップの禁止/許可の判定が行われるので、暖機
終了に合わせて適切なタイミングでロックアップを許可
することができる。
は変速機の暖機状態に応じて変化するパラメータ(エン
ジン冷却水温、変速機油温、排気触媒温度等)に基づき
ロックアップの禁止/許可の判定が行われるので、暖機
終了に合わせて適切なタイミングでロックアップを許可
することができる。
【0013】そして、ロックアップ許可と判定された後
はエンジンが再始動されるまで(制御装置がリセットさ
れるまで)前記パラメータに基づくロックアップ禁止/
許可の判定は行われないので、従来技術のようにパラメ
ータの変動を受けてロックアップ状態とトルコン状態が
繰り返されるのを防止することができる。
はエンジンが再始動されるまで(制御装置がリセットさ
れるまで)前記パラメータに基づくロックアップ禁止/
許可の判定は行われないので、従来技術のようにパラメ
ータの変動を受けてロックアップ状態とトルコン状態が
繰り返されるのを防止することができる。
【0014】また、第2の発明によると、ロックアップ
許可が成立した後はエンジンが再始動されるまでロック
アップ許可が維持されるので、第1の発明同様にロック
アップ状態とトルコン状態が繰り返されるのを防止する
ことができる。
許可が成立した後はエンジンが再始動されるまでロック
アップ許可が維持されるので、第1の発明同様にロック
アップ状態とトルコン状態が繰り返されるのを防止する
ことができる。
【0015】また、第3の発明によると、エンジンある
いは変速機の暖機状態に応じて変化するパラメータ(エ
ンジン冷却水温、変速機油温、排気触媒温度等)に基づ
くロックアップ禁止/許可の判定は、トルクコンバータ
がトルコン状態にあるときにのみ行われるので、ロック
アップ作動中に前記パラメータの変動を受けて突然トル
コン状態に移行してしまい、運転性が悪化するのを防止
できる。
いは変速機の暖機状態に応じて変化するパラメータ(エ
ンジン冷却水温、変速機油温、排気触媒温度等)に基づ
くロックアップ禁止/許可の判定は、トルクコンバータ
がトルコン状態にあるときにのみ行われるので、ロック
アップ作動中に前記パラメータの変動を受けて突然トル
コン状態に移行してしまい、運転性が悪化するのを防止
できる。
【0016】さらに、トルコン状態では前記パラメータ
に基づくロックアップ禁止/許可の判定が行われるの
で、トルコン状態で前記パラメータが低下するような場
合にロックアップを許可したままとなり、ロックアップ
の作動不良が発生するのを防止することができる。
に基づくロックアップ禁止/許可の判定が行われるの
で、トルコン状態で前記パラメータが低下するような場
合にロックアップを許可したままとなり、ロックアップ
の作動不良が発生するのを防止することができる。
【0017】また、第4の発明によると、ロックアップ
作動中はロックアップ禁止と判定されてもロックアップ
の解除は行われないので、ロックアップ作動中にパラメ
ータの変動を受けて突然トルコン状態に移行してしまう
のを防止できる等、第3の発明と同様の作用効果が得ら
れる。
作動中はロックアップ禁止と判定されてもロックアップ
の解除は行われないので、ロックアップ作動中にパラメ
ータの変動を受けて突然トルコン状態に移行してしまう
のを防止できる等、第3の発明と同様の作用効果が得ら
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0019】図1は本発明が適用される自動変速機搭載
車両の概略構成を示す。図中1はエンジン、2は変速機
であり、エンジン1の出力が変速機2、出力軸3を介し
て、図示しない駆動輪に伝達される構成となっている。
車両の概略構成を示す。図中1はエンジン、2は変速機
であり、エンジン1の出力が変速機2、出力軸3を介し
て、図示しない駆動輪に伝達される構成となっている。
【0020】変速機2はトルクコンバータ4を備えた遊
星歯車式の自動変速機であり、トルクコンバータ4には
ロックアップクラッチ、ロックアップピストン等で構成
されたロックアップ機構5が設けられている。このロッ
クアップ機構5が作動するとインプットシャフトと一体
的に設けられたロックアップクラッチがフロントカバー
に押し付けられ、エンジン回転数とインプットシャフト
の回転が一致する仕組みとなっている。なお、ここでは
変速機2を遊星歯車式の自動変速機としているが、ベル
ト式やトロイダル式の無段変速機であっても良い。
星歯車式の自動変速機であり、トルクコンバータ4には
ロックアップクラッチ、ロックアップピストン等で構成
されたロックアップ機構5が設けられている。このロッ
クアップ機構5が作動するとインプットシャフトと一体
的に設けられたロックアップクラッチがフロントカバー
に押し付けられ、エンジン回転数とインプットシャフト
の回転が一致する仕組みとなっている。なお、ここでは
変速機2を遊星歯車式の自動変速機としているが、ベル
ト式やトロイダル式の無段変速機であっても良い。
【0021】車両には、出力軸3の回転数に基づき車速
を検出する車速センサ7、運転者によるアクセルペダル
踏み込み量を検出するアクセル操作量センサ8、エンジ
ン1の冷却水温を検出するエンジン冷却水温センサ9、
変速機2の作動油温度を検出する変速機油温センサ10
等、運転条件を検出する各種センサが設けられており、
コントローラ6にはこれらセンサからの信号が入力され
る。コントローラ6はこれら入力される各種信号に基づ
き車両の運転条件を判定し、エンジン1の回転数、変速
機2の変速比等を制御する。
を検出する車速センサ7、運転者によるアクセルペダル
踏み込み量を検出するアクセル操作量センサ8、エンジ
ン1の冷却水温を検出するエンジン冷却水温センサ9、
変速機2の作動油温度を検出する変速機油温センサ10
等、運転条件を検出する各種センサが設けられており、
コントローラ6にはこれらセンサからの信号が入力され
る。コントローラ6はこれら入力される各種信号に基づ
き車両の運転条件を判定し、エンジン1の回転数、変速
機2の変速比等を制御する。
【0022】また、コントローラ6は後述するロックア
ップ領域判定用マップを参照することにより車両がロッ
クアップ領域にあると判定した場合には上記ロックアッ
プ機構5を作動させる。ロックアップ機構5が作動する
とトルクコンバータ4が直結状態となって滑りが無くな
り、ロックアップ前に比べてエンジン回転数を下げるこ
とができるため、燃費が悪化するのを抑えることができ
る。
ップ領域判定用マップを参照することにより車両がロッ
クアップ領域にあると判定した場合には上記ロックアッ
プ機構5を作動させる。ロックアップ機構5が作動する
とトルクコンバータ4が直結状態となって滑りが無くな
り、ロックアップ前に比べてエンジン回転数を下げるこ
とができるため、燃費が悪化するのを抑えることができ
る。
【0023】ところで、変速機2の作動油温が低い状態
ではロックアップ機構5の作動が不安定なため、上記ロ
ックアップが行われないようにする必要がある。また、
エンジン暖機前も触媒の活性を促進するため、エンジン
回転数を下げる要因となるロックアップを禁止する必要
がある。
ではロックアップ機構5の作動が不安定なため、上記ロ
ックアップが行われないようにする必要がある。また、
エンジン暖機前も触媒の活性を促進するため、エンジン
回転数を下げる要因となるロックアップを禁止する必要
がある。
【0024】そこでコントローラ6は以下に説明するよ
うなロックアップ制御を行う。
うなロックアップ制御を行う。
【0025】図2はコントローラ6が行うロックアップ
制御の内容を示したフローチャートであり、所定時間毎
(例えば10msec毎)に実行される。
制御の内容を示したフローチャートであり、所定時間毎
(例えば10msec毎)に実行される。
【0026】このフローを参照しながらコントローラ6
が行うロックアップ制御について説明すると、始動時、
コントローラ6がリセット(電源投入)されると、ま
ず、ロックアップ許可フラグがゼロか否かが判定される
(ステップS1)。このロックアップ許可フラグはコン
トローラ6のリセット時にロックアップ禁止を示すゼロ
にリセットされているためステップS2へ進み、変速機
油温センサ10で検出される変速機油温が読み込まれ
る。
が行うロックアップ制御について説明すると、始動時、
コントローラ6がリセット(電源投入)されると、ま
ず、ロックアップ許可フラグがゼロか否かが判定される
(ステップS1)。このロックアップ許可フラグはコン
トローラ6のリセット時にロックアップ禁止を示すゼロ
にリセットされているためステップS2へ進み、変速機
油温センサ10で検出される変速機油温が読み込まれ
る。
【0027】次に、ステップS3では変速機油温が所定
温度(例えば、40度)よりも高いか否かが判定され
る。始動直後は変速機油温がまだ低く、ロックアップ機
構5の動作が不安定なため、ステップS4へ進んでトル
コン状態(ロックアップ解除)を維持し、ポンプインペ
ラとタービンランナの相対回転による作動油の攪拌によ
って変速機2の暖機を促進する。
温度(例えば、40度)よりも高いか否かが判定され
る。始動直後は変速機油温がまだ低く、ロックアップ機
構5の動作が不安定なため、ステップS4へ進んでトル
コン状態(ロックアップ解除)を維持し、ポンプインペ
ラとタービンランナの相対回転による作動油の攪拌によ
って変速機2の暖機を促進する。
【0028】その後、変速機油温が上昇し、所定温度よ
りも高くなるとステップS3からステップS5へ進み、
ロックアップ許可フラグにロックアップ許可を示す1が
セットされる。そして、ステップS6で他のロックアッ
プ禁止条件(アンチロックブレーキーシステム作動中、
トラクションコントロールシステム作動中等)の判定が
行われ、他のロックアップ禁止条件が不成立ならばステ
ップS7からステップS8へと進む。
りも高くなるとステップS3からステップS5へ進み、
ロックアップ許可フラグにロックアップ許可を示す1が
セットされる。そして、ステップS6で他のロックアッ
プ禁止条件(アンチロックブレーキーシステム作動中、
トラクションコントロールシステム作動中等)の判定が
行われ、他のロックアップ禁止条件が不成立ならばステ
ップS7からステップS8へと進む。
【0029】ステップS8では、アクセル操作量センサ
8で検出されるアクセル操作量と車速センサ7で検出さ
れる車速とに基づき所定のロックアップ領域判定マップ
を参照し、車両がロックアップ領域にあるか否かが判定
される。図3はアップシフト時のロックアップ領域判定
用マップの一例を示し、図中斜線の領域にあるときにロ
ックアップ領域にあると判定される。
8で検出されるアクセル操作量と車速センサ7で検出さ
れる車速とに基づき所定のロックアップ領域判定マップ
を参照し、車両がロックアップ領域にあるか否かが判定
される。図3はアップシフト時のロックアップ領域判定
用マップの一例を示し、図中斜線の領域にあるときにロ
ックアップ領域にあると判定される。
【0030】判定の結果、ロックアップ領域にあると判
定された場合はステップS10に進んでロックアップ状
態(ロックアップ作動)とし、ロックアップ領域にない
と判定された場合はステップS4に進んでトルコン状態
とする。
定された場合はステップS10に進んでロックアップ状
態(ロックアップ作動)とし、ロックアップ領域にない
と判定された場合はステップS4に進んでトルコン状態
とする。
【0031】以後、このフローが繰り返し実行される
が、ロックアップ許可フラグはコントローラ6が再びリ
セットされるまで1のままなので、処理は常にステップ
S1からステップS6に進み、変速機油温以外の他の禁
止条件判定とロックアップ領域判定に基づく判定のみが
行われる。
が、ロックアップ許可フラグはコントローラ6が再びリ
セットされるまで1のままなので、処理は常にステップ
S1からステップS6に進み、変速機油温以外の他の禁
止条件判定とロックアップ領域判定に基づく判定のみが
行われる。
【0032】したがって、このようなロックアップ制御
を行うことにより、暖機終了に合わせて常に適切なタイ
ミングでロックアップを許可することができ、また、一
旦変速機油温に基づくロックアップ許可が成立した後
は、コントローラ6が再びリセットされるまで変速機油
温に基づくロックアップ禁止/許可の判定は行われなく
なり、ロックアップ許可判定が維持されるので、油温変
動を受けてロックアップ状態とトルコン状態が繰り返さ
れるのを防止することができる。
を行うことにより、暖機終了に合わせて常に適切なタイ
ミングでロックアップを許可することができ、また、一
旦変速機油温に基づくロックアップ許可が成立した後
は、コントローラ6が再びリセットされるまで変速機油
温に基づくロックアップ禁止/許可の判定は行われなく
なり、ロックアップ許可判定が維持されるので、油温変
動を受けてロックアップ状態とトルコン状態が繰り返さ
れるのを防止することができる。
【0033】なお、ここでは変速機2の暖機状態を示す
変速機油温に基づきロックアップ禁止/許可を判定して
いるが、エンジン1の暖機状態を示すエンジン冷却水
温、排気触媒の温度等に基づきロックアップ禁止/許可
を判定するようにしても同様の効果が得られる。
変速機油温に基づきロックアップ禁止/許可を判定して
いるが、エンジン1の暖機状態を示すエンジン冷却水
温、排気触媒の温度等に基づきロックアップ禁止/許可
を判定するようにしても同様の効果が得られる。
【0034】次に、第2の実施形態について説明する。
【0035】コントローラ6が行うロックアップ制御の
別の例の内容を示したフローチャートであり、所定時間
毎(例えば10msec毎)に実行される。
別の例の内容を示したフローチャートであり、所定時間
毎(例えば10msec毎)に実行される。
【0036】これについて説明すると、始動時、コント
ローラ6がリセットされると、まず、トルクコンバータ
4がトルコン状態にあるか否かが判定される(ステップ
S21)。トルクコンバータ4はコントローラ6をリセ
ットした時にトルコン状態にされているのでステップS
22へ進み、変速機油温が読み込まれる。
ローラ6がリセットされると、まず、トルクコンバータ
4がトルコン状態にあるか否かが判定される(ステップ
S21)。トルクコンバータ4はコントローラ6をリセ
ットした時にトルコン状態にされているのでステップS
22へ進み、変速機油温が読み込まれる。
【0037】次に、ステップS23では変速機油温が所
定温度(例えば40度)以上か否かが判定されるが、始
動直後は変速機油温がまだ低いのでステップS24へ進
んでトルコン状態とされる。
定温度(例えば40度)以上か否かが判定されるが、始
動直後は変速機油温がまだ低いのでステップS24へ進
んでトルコン状態とされる。
【0038】その後、変速機油温が所定温度を超えると
ステップS23からステップS25へ進み、ステップS
25で他の禁止条件(アンチロックブレーキーシステム
作動中、トラクションコントロールシステム作動中等)
の判定が行われる。他の禁止条件が成立しているときは
ステップS24へ進んでトルコン状態とされ、他の禁止
条件が成立していないときはステップS28へ進む。
ステップS23からステップS25へ進み、ステップS
25で他の禁止条件(アンチロックブレーキーシステム
作動中、トラクションコントロールシステム作動中等)
の判定が行われる。他の禁止条件が成立しているときは
ステップS24へ進んでトルコン状態とされ、他の禁止
条件が成立していないときはステップS28へ進む。
【0039】他の禁止条件が成立していないとしてステ
ップS28に進むと、アクセル操作量と車速とに基づき
所定のマップを参照してロックアップ領域にあるか否か
が判定され、判定の結果、ロックアップ領域にあるとき
はステップS29へ進んでロックアップ状態とし、そう
でない場合はステップS24へ進んでトルコン状態とす
る。
ップS28に進むと、アクセル操作量と車速とに基づき
所定のマップを参照してロックアップ領域にあるか否か
が判定され、判定の結果、ロックアップ領域にあるとき
はステップS29へ進んでロックアップ状態とし、そう
でない場合はステップS24へ進んでトルコン状態とす
る。
【0040】以後、トルクコンバータ4がトルコン状態
にあるときのみステップS21からステップS22へ進
んで変速機油温に基づくロックアップ禁止/許可の判定
が行われ、トルコン状態に無いときはステップS21か
らステップS25へ進んで変速機油温に基づくロックア
ップ禁止/許可の判定は行われなくなる。
にあるときのみステップS21からステップS22へ進
んで変速機油温に基づくロックアップ禁止/許可の判定
が行われ、トルコン状態に無いときはステップS21か
らステップS25へ進んで変速機油温に基づくロックア
ップ禁止/許可の判定は行われなくなる。
【0041】したがって、この実施形態によると、変速
機油温によるロックアップ禁止/許可の判定は、トルク
コンバータ4がトルコン状態にあるときにのみ行われる
こととなり、ロックアップ作動中に変速機油温が油温変
動等により低下してもトルコン状態に移行することは無
く、先の実施形態と同様にロックアップのハンチングは
防止される。
機油温によるロックアップ禁止/許可の判定は、トルク
コンバータ4がトルコン状態にあるときにのみ行われる
こととなり、ロックアップ作動中に変速機油温が油温変
動等により低下してもトルコン状態に移行することは無
く、先の実施形態と同様にロックアップのハンチングは
防止される。
【0042】また、先の実施形態と異なり、トルコン状
態では変速機油温に基づくロックアップ禁止/許可の判
定が行われるので、トルコン状態で変速機油温が極端に
低下するような場合、例えば、寒冷地で長時間アイドリ
ング状態で放置された場合、先の実施形態ではロックア
ップを許可したままとなり、ロックアップ作動不良が発
生する可能性があるが、本実施形態では再びロックアッ
プ禁止状態となり、そのような問題が生じることもな
い。
態では変速機油温に基づくロックアップ禁止/許可の判
定が行われるので、トルコン状態で変速機油温が極端に
低下するような場合、例えば、寒冷地で長時間アイドリ
ング状態で放置された場合、先の実施形態ではロックア
ップを許可したままとなり、ロックアップ作動不良が発
生する可能性があるが、本実施形態では再びロックアッ
プ禁止状態となり、そのような問題が生じることもな
い。
【0043】なお、ここではロックアップ機構5がトル
コン状態にあるときのみ変速機油温によるロックアップ
禁止/許可の判定を行うとしたが、ロックアップ禁止/
許可の判定は常時行い、ロックアップ作動中はロックア
ップ禁止と判定されてもロックアップの解除を行わない
ように構成しても同様の作用効果が得られる。
コン状態にあるときのみ変速機油温によるロックアップ
禁止/許可の判定を行うとしたが、ロックアップ禁止/
許可の判定は常時行い、ロックアップ作動中はロックア
ップ禁止と判定されてもロックアップの解除を行わない
ように構成しても同様の作用効果が得られる。
【0044】また、この実施形態においても変速機油温
に基づきロックアップ禁止/許可を判定しているが、エ
ンジン冷却水温、排気触媒温度等に基づきロックアップ
禁止/許可を判定するようにしてもよい。
に基づきロックアップ禁止/許可を判定しているが、エ
ンジン冷却水温、排気触媒温度等に基づきロックアップ
禁止/許可を判定するようにしてもよい。
【図1】本発明が適用される自動変速機搭載車両の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】ロックアップ制御を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図3】ロックアップ領域判定用のマップの一例であ
る。
る。
【図4】ロックアップ制御の別の例(第2実施形態)を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
1 エンジン 2 自動変速機 3 出力軸 4 トルクコンバータ 5 ロックアップ機構 6 コントローラ 7 車速センサ 8 アクセル操作量センサ 9 エンジン冷却水温センサ 10 変速機油温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古閑 雅人 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 赤沼 正俊 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 渡辺 充 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 島中 茂樹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 田中 寛康 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高山 潤也 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA31 AA66 AA67 AB01 AC01 AC09 AC15 AC18 AC19 AD02 AD10 AD14 AD17 AD30 AD31 AD51 AE02 AE14 AE37 AF00 3J053 CA00 CB09 CB22 DA02 DA04 DA06 DA14
Claims (4)
- 【請求項1】エンジンあるいは変速機の暖機状態に応じ
て変化するパラメータを検出する手段と、 該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ禁止
と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定する
ロックアップ判定手段とを有し、 ロックアップ許可と判定された場合はロックアップ領域
にあるか否かに応じてロックアップの締結/解除を行
い、ロックアップ禁止と判定された場合はロックアップ
領域にあるか否かに係らずロックアップの締結を禁止す
る自動変速機のロックアップ制御装置において、 前記ロックアップ判定手段は、エンジン始動後、一旦ロ
ックアップ許可と判定すると次にエンジンが始動される
まで前記パラメータに基づくロックアップの禁止/許可
の判定を中止することを特徴とする自動変速機のロック
アップ制御装置。 - 【請求項2】エンジンあるいは変速機の暖機状態に応じ
て変化するパラメータを検出する手段と、 該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ禁止
と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定する
ロックアップ判定手段とを有し、 ロックアップ許可と判定された場合はロックアップ領域
にあるか否かに応じてロックアップの締結/解除を行
い、ロックアップ禁止と判定された場合はロックアップ
領域にあるか否かに係らずロックアップの締結を禁止す
る自動変速機のロックアップ制御装置において、 前記ロックアップ判定手段は、エンジン始動後、一旦ロ
ックアップ許可と判定すると次にエンジンが始動される
までロックアップ許可判定を維持することを特徴とする
自動変速機のロックアップ制御装置。 - 【請求項3】エンジンあるいは変速機の暖機状態に応じ
て変化するパラメータを検出する手段と、 該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ禁止
と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定する
ロックアップ判定手段とを有し、 ロックアップ許可と判定された場合はロックアップ領域
にあるか否かに応じてロックアップの締結/解除を行
い、ロックアップ禁止と判定された場合はロックアップ
領域にあるか否かに係らずロックアップの締結を禁止す
る自動変速機のロックアップ制御装置において、 ロックアップが作動中か否かを判定する手段を備え、 前記ロックアップ判定手段は、ロックアップ解除時の
み、前記パラメータに基づきロックアップの禁止/許可
を判定することを特徴とする自動変速機のロックアップ
制御装置。 - 【請求項4】エンジンあるいは変速機の暖機状態に応じ
て変化するパラメータを検出する手段と、 該パラメータに基づいて暖機状態ではロックアップ禁止
と判定し、暖機終了後ではロックアップ許可と判定する
ロックアップ判定手段とを有し、 ロックアップ許可と判定された場合はロックアップ領域
にあるか否かに応じてロックアップの締結/解除を行
い、ロックアップ禁止と判定された場合はロックアップ
領域にあるか否かに係らずロックアップの締結を禁止す
る自動変速機のロックアップ制御装置において、 ロックアップが作動中か否かを判定する手段を備え、 ロックアップ作動中は前記パラメータに基づきロックア
ップ禁止と判定されてもロックアップの解除を行わない
ように構成したことを特徴とする自動変速機のロックア
ップ制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27863599A JP2001099305A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
EP00121196A EP1089024A3 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-29 | Lockup control device for transmission |
US09/672,692 US6537178B1 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-29 | Lockup control device for transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27863599A JP2001099305A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099305A true JP2001099305A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17600032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27863599A Pending JP2001099305A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6537178B1 (ja) |
EP (1) | EP1089024A3 (ja) |
JP (1) | JP2001099305A (ja) |
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JP2009074615A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Toyota Motor Corp | 流体伝動装置用の温度推定装置 |
JP2015010676A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ロックアップクラッチの制御装置 |
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EP0037050A3 (en) * | 1980-03-27 | 1984-05-09 | Nissan Motor Co., Ltd. | Lock-up control system for lock-up type automatic transmission |
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1999
- 1999-09-30 JP JP27863599A patent/JP2001099305A/ja active Pending
-
2000
- 2000-09-29 EP EP00121196A patent/EP1089024A3/en not_active Withdrawn
- 2000-09-29 US US09/672,692 patent/US6537178B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |