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JP2001094601A - Ip通信ネットワークシステム及び音声メッセージ制御方法 - Google Patents

Ip通信ネットワークシステム及び音声メッセージ制御方法

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Publication number
JP2001094601A
JP2001094601A JP26995399A JP26995399A JP2001094601A JP 2001094601 A JP2001094601 A JP 2001094601A JP 26995399 A JP26995399 A JP 26995399A JP 26995399 A JP26995399 A JP 26995399A JP 2001094601 A JP2001094601 A JP 2001094601A
Authority
JP
Japan
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communication device
voice message
communication
voice
called
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26995399A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Otsu
和之 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP26995399A priority Critical patent/JP2001094601A/ja
Publication of JP2001094601A publication Critical patent/JP2001094601A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信側(着側通信装置)が音声メッセージを
要求している状態であることを発信側に迅速に通知す
る。また、着信側が音声メッセージを再生するときの品
質を保証することを可能にする。 【解決手段】 音声メッセージ制御方法は、音声通信パ
ス確立前の呼制御シーケンスにおいて、着信側通信装置
が音声メッセージを要求している状態であることを発信
側通信装置にIPパケット網を通して通知するステップ
と;信頼性を保証する特定の通信プロトコルに則り、前
記着信側通信装置が再生するための音声メッセージを前
記発信側通信装置から前記着信側通信装置に前記IPパ
ケット網を通して送信するステップとを備える。ここ
で、前記呼制御シーケンスは勧告H.323の通信手順
に則っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話網などの回線交
換網とインターネット網またはイントラネット網などの
IP(インターネットプロトコル)パケット網とを統合
することにより、設備及び運用などのコストを削減でき
る複合交換網システムに関し、特にIPパケット網を経
由しパケット化音声情報である音声メッセージの通信制
御を可能にするIP通信ネットワークシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワーク(L
AN)の広帯域化等をはじめとするネットワーク技術の
進歩と、パーソナルコンピュータ(PC)の多機能化及
びPCに適用するCPUの高速化等をはじめとするPC
技術の進歩とにともない、複数のLAN上のPC間で音
声情報を高速に通信することが実用的にも可能になって
きた。
【0003】これらの技術進歩により、従来の電話によ
る音声の通信を専用線、LAN及びワイドエリアネット
ワーク(WAN)などから構成されるインターネット網
(この明細書では、特に限定していないときは、イント
ラネット網を含む)上のPC間で実行するアプリケーシ
ョンソフトウェアと、このソフトウェアを組み込んだハ
ードウェアシステムとが急速に市場に投入されている。
このシステムは、「インターネットテレフォニー」と称
される。
【0004】インターネットテレフォニーと称されるI
P通信ネットワークシステムにおいては、音声通信とデ
ータ通信とを統合するために、VoIP(Voice over I
nternet Protocol)技術を使用する。このVoIP技術
はインターネットで使用されているネットワーク層のプ
ロトコル、つまりIPを持つネットワーク(IP網)上
で、音声を短い時間(例えば、20msec程度)毎に
フレームとし、IPヘッダを付けてパケットとして送受
信するものである。なお、コンピュータネットワークに
おける音声情報の送受信の歴史は古く、1974年にイ
ンターネットの前身であるARPANETで実験が行わ
れている(Danny Cohen,”RFC741:Specifications for t
he Network Voice Protocol(NVP),”IETF,1976参照)。
【0005】また、電話網とインターネット網との間で
通信プロトコル変換を行うゲートウェイ機能を有し、電
話網とインターネット網との相互間での通信を実現する
インターネットテレフォニー・ゲートウェイが開発され
ている。インターネットテレフォニー・ゲートウェイを
用い、従来の電話網の各交換機間をインターネット網で
中継するシステム(インターネットテレフォニーによる
中抜きシステム)が提唱されており、すでに実用化され
ている。
【0006】一般に、従来の電話網による電話通話(音
声通信)に比較して、インターネットテレフォニーで中
抜きされたシステムにおける電話通話の方が低コストに
運用できることから、この中抜きのシステムとサービス
は、急速に普及しつつある。インターネットテレフォニ
ー・ゲートウェイによる中抜きシステムでの伝送(転
送)標準は未だ確立されていないが、現状ではインター
ネット網内のサービスを定義したITU−T勧告H.3
23がある。
【0007】従来、IP通信ネットワークシステムを利
用した機械応答(IVR)の音声メールサービスにおい
ては、発信者(発側通信装置)からの音声メッセージの
送信及び着信者(着側通信装置)からの音声メッセージ
の要求ガイダンスの送信は、音声通信用のパス(インバ
ンドパスまたはインチャネルパス)を介して行われてい
る。
【0008】特に、H.323プロトコルの手順に則っ
て音声メッセージ及び要求ガイダンスを送受信する場
合、特別に即時性の要求されない発信者側の音声メッセ
ージの送信を通常の音声情報と同じ低信頼性のUDP/
IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)の
通信手順に従って音声圧縮技術などを用いて行ってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のI
P通信ネットワークシステムを利用した機械応答の音声
メールサービスにおいては、音声メッセージの要求ガイ
ダンスの再生までに時間を要するだけでなく、一方的に
話者の音声メッセージを聴受するという通信形態である
ため、発信者及び着信者双方の意志の疎通を十分に果た
せない可能性がある。
【0010】本発明の課題は、着信側(着側通信装置)
が音声メッセージを要求している状態であることを発信
側に迅速に通知することを可能にするIP通信ネットワ
ークシステム及び音声メッセージ制御方法を提供するこ
とにある。
【0011】本発明の他の課題は、着信側が音声メッセ
ージを再生するときの品質を保証することを可能にする
IP通信ネットワークシステム及び音声メッセージ制御
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の音声メッセージ制御方法は、音声通信パス
確立前の呼制御シーケンスにおいて、着信側通信装置が
音声メッセージを要求している状態であることを発信側
通信装置にIPパケット網を通して通知するステップ
と;信頼性を保証する特定の通信プロトコルに則り、前
記着信側通信装置が再生するための音声メッセージを前
記発信側通信装置から前記着信側通信装置に前記IPパ
ケット網を通して送信するステップとを備える。
【0013】ここで、前記呼制御シーケンスは勧告H.
323の通信手順に則っている。また、前記特定の通信
プロトコルはTCP/IP(Transmission Control Prot
ocol/Internet Protocol)である。
【0014】また、本発明の音声メッセージ制御方法
は、前記着信側通信装置が音声メッセージを要求してい
ることを前記発信側通信装置において認識するステップ
と;この認識ステップで要求状態が認識されたとき、発
信者に音声メッセージの要求状態を可視表示または可聴
表示するステップとを更に備える。
【0015】また、本発明の音声メッセージ制御方法
は、前記着信側通信装置が再生するための音声メッセー
ジを前記発信側通信装置から前記着信側通信装置に前記
IPパケット網を通して送信する手法を前記着信側通信
装置から指定するステップを更に備える。
【0016】さらに、本発明の音声メッセージ制御方法
は、前記着信側通信装置が再生するための音声メッセー
ジを前記発信側通信装置から前記着信側通信装置に前記
IPパケット網を通して送信する手法を前記発信側通信
装置から指定するステップを更に備える。
【0017】本発明のIP通信ネットワークシステム
は、音声通信パス確立前の呼制御シーケンスにおいて、
着信側通信装置が音声メッセージを要求している状態で
あることを発信側通信装置にIPパケット網を通して通
知する手段と;信頼性を保証する特定の通信プロトコル
に則り、前記着信側通信装置が再生するための音声メッ
セージを前記発信側通信装置から前記着信側通信装置に
前記IPパケット網を通して通信する手段とを備える。
【0018】また、本発明のIP通信ネットワークシス
テムは、前記着信側通信装置が音声メッセージを要求し
ていることを前記発信側通信装置において認識する手段
と;この認識手段で要求状態が認識されたとき、発信者
に音声メッセージの要求状態を可視表示または可聴表示
する手段とを更に備える。
【0019】また、本発明のIP通信ネットワークシス
テムは、前記着信側通信装置が再生するための音声メッ
セージを前記発信側通信装置から前記着信側通信装置に
前記IPパケット網を通して送信する手法を前記着信側
通信装置から指定する手段を更に備える。
【0020】さらに、本発明のIP通信ネットワークシ
ステムは、前記着信側通信装置が再生するための音声メ
ッセージを前記発信側通信装置から前記着信側通信装置
に前記IPパケット網を通して送信する手法を前記発信
側通信装置から指定する手段を更に備える。
【0021】以上の構成を採ることにより、本発明によ
れば、呼制御シーケンスにおいて音声メッセージに関す
る制御情報を通信することにより、着信側(着信側通信
装置)が音声メッセージを要求している状態であること
を発信側(発信側通信装置)に迅速に通知することがで
きる。
【0022】また、本発明によれば、信頼性を保証する
通信手順、例えばTCP/IPに則って品質の保証され
た形式で音声メッセージを送信することにより、着信側
が音声メッセージを再生するときの品質を保証すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 〔IP通信ネットワークシステムの構成〕本発明の一実
施の形態におけるIP通信ネットワークシステムの構成
を示す図1を参照すると、回線交換網(SCN:Swi
tched Circuit Network)として
の電話網を構成する構内交換機(PBX)1,2は通信
端末装置3,4をそれぞれ収容する。これらの通信端末
装置3,4は音声通信機能を有する電話機である。な
お、音声通信機能を有する電話機相当の通信端末装置は
インターネットテレフォニー・ゲートウェイ(VoIP
Gateway)5,6に直接収容される形態を採る
こともできる。
【0024】インターネットテレフォニー・ゲートウェ
イ5,6は構内交換機1,2をIPパケット網(IPパ
ケットNW)7にそれぞれ接続する。IPパケット網7
は専用線、LAN及びWANなどから構成されるインタ
ーネット網である。インターネット網は会社内などの内
部網であるときは厳密にはイントラネット網と称される
が、ここでは特に区別しない。IPパケット網7は音声
通信機能及びデータ通信機能を有する通信端末装置8,
9を収容する。これらの通信端末装置8,9はパーソナ
ルコンピュータ(PC)などのデータ端末であり、ここ
ではインタネットフォンPCと称する。
【0025】このような構成にてインターネットテレフ
ォニーの中抜きの中継網を構成する。 〔通信端末装置(インタネットフォンPC)の詳細構成
・通常動作〕図1に示すIP通信ネットワークシステム
における通信端末装置(インタネットフォンPC)8,
9は、図2に示すように、表示装置(ディスプレイ)8
0,キーボード81,音声出力装置(スピーカ)82及
び音声入力装置(マイク)83を備える。また、通信端
末装置8,9は表示装置制御部84と、キーボード制御
部85と、バス90を通して入力される音声情報を復号
化して音声出力装置82から出力させる復号化制御部8
6と、音声入力装置83から入力された音声情報を符号
化してバス90に出力する符号化制御部87とを備え
る。
【0026】さらに、音声端末装置8,9はIPパケッ
ト網7にネットワークインタフェース(I/F)部88
を通して送信するための音声情報をIPパケットに組み
立てたり、IPパケット網7からネットワークインタフ
ェース部88を通して受信したIPパケットを分解する
パケット組立/分解制御部89を備える。また、音声端
末装置8,9は中央制御装置(CPU)91及び記憶装
置92を備える。
【0027】この構成により、音声端末装置8,9は音
声通信及びデータ通信を行うインタネットフォンPCと
して機能する。図3には、通信端末装置8,9がそれぞ
れ発信側(発PC)及び着信側(着PC)となり、IP
パケット網7を通して音声通信を行う場合の通常のシグ
ナリングシーケンスを示している。通信端末装置8,9
はIPパケット網7を通してITU−T勧告H.225
プロトコルに則る呼制御シーケンスに従って各メッセー
ジSETUP,CALLPROC,ALERT,及びC
ONNECTを送受信する。
【0028】次に、通信端末装置8,9はIPパケット
網7を通して勧告H.245プロトコルに則り、通信帯
域などの相手能力に関する情報を交換する。これによ
り、音声通信に必要なRTP(Realtime Tr
ansport Protocol)インバンドパス
(インチャネルパス)が確立される。このRTPは音声
情報や画像情報のようなストリームデータを伝送するた
めのトランスポート層プロトコルである。
【0029】〔ゲートウェイの詳細構成・通常動作〕図
1に示すIP通信ネットワークシステムにおけるゲート
ウェイ5,6は、回線交換網のPBX1,2とIPパケ
ット網7との間で通信プロトコル変換を行う機能を有
し、回線交換網とIPパケット網7との相互間での通信
をそれぞれ実現する。また、ゲートウェイ5,6はそれ
ぞれに通信端末装置として電話機を直接収容する場合
は、これらの電話機とIPパケット網7との相互間での
通信をそれぞれ実現する。
【0030】したがって、図4に示すように、ゲートウ
ェイ5(または6)はPBX1(2)や直接収容の電話
機と接続するための回線交換網インタフェース(I/
F)部50と、記憶装置を含む中央制御装置60とを備
える。回線交換網インタフェース部50は、アナログ回
線の場合、局線トランク、中継線トランク、加入者線
に、またディジタル回線の場合は、ISDN各種インタ
フェース、ディジタル中継線インタフェースなど、既存
のPBXの有するインタフェースの全てに対応すること
ができる。
【0031】中央制御装置60は回線交換ネットワーク
制御部61,呼制御部62,交換処理部63及び加入者
/トランク回路部64を備える。また、中央制御装置6
0はVoIP制御部65,H.225シグナリング制御
部66,H.245制御部67,及びIPパケット網7
と接続するためのIPネットワークインタフェース(I
/F)部68を備える。
【0032】図5には、ゲートウェイ直接収容の電話機
またはPBX1,2がそれぞれ発信側及び着信側とな
り、発信側ゲートウェイ5,着信側ゲートウェイ6及び
IPパケット網7を通して音声通信を行う場合の通常の
シグナリングシーケンスを示している。ゲートウェイ直
接収容の電話機またはPBX1,2は対応のゲートウェ
イ5,6に対して通常の回線交換接続手順で呼設定を進
める。
【0033】また、ゲートウェイ5,6はIPパケット
網7を通してITU−T勧告H.225プロトコルに則
る呼制御シーケンスに従って各メッセージSETUP,
CALLPROC,ALERT,及びCONNECTを
送受信する。そして、ゲートウェイ5,6はIPパケッ
ト網7を通して勧告H.245プロトコルに則り、通信
帯域などの相手能力に関する情報を交換する。
【0034】これにより、音声通信に必要なRTPイン
バンドパス(インチャネルパス)がゲートウェイ5,6
間に確立される。また、ゲートウェイ直接収容の電話機
またはPBX1,2(電話機3,4)間もインチャネル
パスで接続される。
【0035】〔IP通信ネットワークシステムにおける
音声メッセージ制御動作〕上述したIP通信ネットワー
クシステムにおいては、通信端末装置(電話機)3,4
間、通信端末装置(インタネットフォンPC)8,9
間、通信端末装置3または4と通信端末装置8または9
との間でIPパケット網7を通して音声通信を行うこと
ができる。ここでは、通信端末装置(インタネットフォ
ンPC)8,9間で音声メッセージの送受信を行う場合
の制御動作について詳述するが、上記他の通信端末装置
間で行うときも、後述するように呼制御シーケンスで扱
うので、基本的には同一である。
【0036】(動作例1)図1,図2,動作のシーケン
スチャートを示す図6及びメッセージの構成情報を示す
図7を併せ参照して説明する。図6には、通信端末装置
8,9がそれぞれ発信側(発PC)及び着信側(着P
C)となり、IPパケット網7を通して音声メッセージ
の通信を行う場合のシグナリングシーケンスを示してい
る。
【0037】通信端末装置8,9はIPパケット網7を
通してITU−T勧告H.323プロトコルに則る、音
声通信パス(インバンドパス)確立前の呼制御シーケン
スに従って各メッセージSETUP,INFO,INF
O−ACKを送受信する。INFOメッセージ及びIN
FO−ACKメッセージはこの発明の実施のために新規
に設定したメッセージである。
【0038】発信側通信端末装置8は呼設定メッセージ
SETUPの送信に応答するINFOメッセージを受信
側通信端末装置9から受信すると、このメッセージを解
析する。発信側通信端末装置8は解析の結果、受信側通
信端末装置9が音声メッセージを要求していることを認
識する。発信者(使用者)に対する音声メッセージの要
求表示は自装置内の音声ファイルの再生あるいはワーニ
ングメッセージの可視表示により行われる。つまり、通
信端末装置8における音声出力装置82からの要求ガイ
ダンスの再生あるいは表示装置80の画面上への可視表
示により行う。
【0039】発信者が音声メッセージを入力すると、一
般的な音声メッセージの作成手順に従って音声ファイル
(例えば、WAVEファイル)を作成し、INFO−A
CKメッセージのユーザ・ユーザ情報要素UUIのペイ
ロード情報として付加し、発信側通信端末装置8から着
信側通信端末装置9に送信する。着信側通信端末装置9
では、受信したINFO−ACKメッセージに含まれる
音声ファイルの音声情報を再生することにより、発信者
からの音声メッセージを聴受することができる。
【0040】(動作例2)図1,図2,動作のシーケン
スチャートを示す図8及びメッセージの構成情報を示す
図7を併せ参照して説明する。図8には、通信端末装置
8,9がそれぞれ発信側(発PC)及び着信側(着P
C)となり、IPパケット網7を通して音声メッセージ
の通信を行う場合のシグナリングシーケンスを示してい
る。
【0041】通信端末装置8,9はIPパケット網7を
通してITU−T勧告H.323プロトコルに則る、音
声通信パス(インバンドパス)確立前の呼制御シーケン
スに従って各メッセージSETUP,INFOやSNM
P(Simple Network Management Protocol:簡易ネット
ワーク管理プロトコル)プロトコルメッセージを送受信
する。INFOメッセージはこの発明の実施のために新
規に設定したメッセージである。
【0042】発信側通信端末装置8は呼設定メッセージ
SETUPの送信に応答するINFOメッセージを受信
側通信端末装置9から受信すると、このメッセージを解
析する。発信側通信端末装置8は解析の結果、受信側通
信端末装置9が音声メッセージを要求していることを認
識する。発信者(使用者)に対する音声メッセージの要
求表示は自装置内の音声ファイルの再生あるいはワーニ
ングメッセージの可視表示により行われる。つまり、通
信端末装置8における音声出力装置82からの要求ガイ
ダンスの再生あるいは表示装置80の画面上への可視表
示により行う。
【0043】着信側通信端末装置9からのINFOメッ
セージのユーザ・ユーザ情報要素UUIに「音声メッセ
ージ要求」と共にプロトコル指定情報、つまり「指定プ
ロトコル有無」が「有り」であり、かつ「指定プロトコ
ル」として「電子メール、例えばSNMP」が設定され
ている場合、発信側通信端末装置8からの音声メッセー
ジは電子メール機能(メーラ機能)によって送信され
る。着信側通信端末装置9からのINFOメッセージの
「メールアドレス」には、宛先(Aaa@bbb.c
o.jp)が設定される。
【0044】発信者が音声メッセージを入力すると、一
般的な音声メッセージの作成手順に従って音声ファイル
(例えば、WAVEファイルまたはテキスト)を作成
し、つまり電子メールコンテンツとして編集し、電子メ
ール・メーラを起動後、SNMPプロトコルメッセージ
として、発信側通信端末装置8から着信側通信端末装置
9に送信する。着信側通信端末装置9では、受信したS
NMPプロトコルメッセージに含まれる音声ファイルま
たはテキストの音声情報を再生することにより、発信者
からの音声メッセージを聴受することができる。
【0045】なお、発信側通信端末装置8からの音声メ
ッセージの送信手続を発信者が任意に選択する、例えば
予め定められたキー操作に対応して電子メールを選択す
る制御を採ることもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
呼制御シーケンスにおいて音声メッセージに関する制御
情報を通信することにより、着信側(着信側通信装置)
が音声メッセージを要求している状態であることを発信
側(発信側通信装置)に迅速に通知することができる。
【0047】また、本発明によれば、信頼性を保証する
通信手順、例えばTCP/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protocol)に則って品質の保証され
た形式で音声メッセージを送信することにより、着信側
が音声メッセージを再生するときの品質を保証すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態のIP通信ネットワー
クシステムの構成を示すブロック図。
【図2】 通信端末装置(インタネットフォンPC)の
詳細構成を示すブロック図。
【図3】 通信端末装置(インタネットフォンPC)間
の通常動作のシグナリングシーケンス。
【図4】 ゲートウェイの詳細構成を示すブロック図。
【図5】 ゲートウェイ間の通常動作のシグナリングシ
ーケンス。
【図6】 通信端末装置(インタネットフォンPC)間
の音声メッセージ通信の制御動作を説明するためのシー
ケンスチャート。
【図7】 メッセージ構成情報を示す図。
【図8】 通信端末装置(インタネットフォンPC)間
の音声メッセージ通信の制御動作を説明するためのシー
ケンスチャート。
【符号の説明】
1,2 構内交換機(PBX) 3,4 通信端末装置(電話機) 5,6 ゲートウェイ 7 IPパケット網 8,9 通信端末装置(インタネットフォンPC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 9A001 Fターム(参考) 5K030 HA01 HA08 HA11 HB01 LB02 5K033 BA14 CA07 CB01 CB02 CC01 5K034 BB06 CC05 EE11 NN22 5K051 AA02 BB01 CC02 CC04 FF07 HH16 HH17 JJ14 5K101 LL02 LL03 PP03 SS08 TT06 9A001 BB04 CC06 CC07 DD10 EE04 HH15 HH18 JJ14 JJ18 JJ25 KK56

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声通信パス確立前の呼制御シーケンス
    において、着信側通信装置が音声メッセージを要求して
    いる状態であることを発信側通信装置にIPパケット網
    を通して通知するステップと;信頼性を保証する特定の
    通信プロトコルに則り、前記着信側通信装置が再生する
    ための音声メッセージを前記発信側通信装置から前記着
    信側通信装置に前記IPパケット網を通して送信するス
    テップと;を備える音声メッセージ制御方法。
  2. 【請求項2】 前記呼制御シーケンスは勧告H.323
    の通信手順に則っている請求項1記載の音声メッセージ
    制御方法。
  3. 【請求項3】 前記特定の通信プロトコルがTCP/I
    Pである請求項1記載の音声メッセージ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記着信側通信装置が音声メッセージを
    要求していることを前記発信側通信装置において認識す
    るステップと;この認識ステップで要求状態が認識され
    たとき、発信者に音声メッセージの要求状態を可視表示
    または可聴表示するステップと;を更に備える請求項1
    記載の音声メッセージ制御方法。
  5. 【請求項5】 前記着信側通信装置が再生するための音
    声メッセージを前記発信側通信装置から前記着信側通信
    装置に前記IPパケット網を通して送信する手法を前記
    着信側通信装置から指定するステップを更に備える請求
    項1記載の音声メッセージ制御方法。
  6. 【請求項6】 前記着信側通信装置が再生するための音
    声メッセージを前記発信側通信装置から前記着信側通信
    装置に前記IPパケット網を通して送信する手法を前記
    発信側通信装置から指定するステップを更に備える請求
    項1記載の音声メッセージ制御方法。
  7. 【請求項7】 音声通信パス確立前の呼制御シーケンス
    において、着信側通信装置が音声メッセージを要求して
    いる状態であることを発信側通信装置にIPパケット網
    を通して通知する手段と;信頼性を保証する特定の通信
    プロトコルに則り、前記着信側通信装置が再生するため
    の音声メッセージを前記発信側通信装置から前記着信側
    通信装置に前記IPパケット網を通して送信する手段
    と;を備えるIP通信ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 前記呼制御シーケンスは勧告H.323
    の通信手順に則っている請求項7記載のIP通信ネット
    ワークシステム。
  9. 【請求項9】 前記特定の通信プロトコルがTCP/I
    Pである請求項7記載のIP通信ネットワークシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記着信側通信装置が音声メッセージ
    を要求していることを前記発信側通信装置において認識
    する手段と;この認識手段で要求状態が認識されたと
    き、発信者に音声メッセージの要求状態を可視表示また
    は可聴表示する手段と;を更に備える請求項7記載のI
    P通信ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 前記着信側通信装置が再生するための
    音声メッセージを前記発信側通信装置から前記着信側通
    信装置に前記IPパケット網を通して送信する手法を前
    記着信側通信装置から指定する手段を更に備える請求項
    7記載のIP通信ネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 前記着信側通信装置が再生するための
    音声メッセージを前記発信側通信装置から前記着信側通
    信装置に前記IPパケット網を通して送信する手法を前
    記発信側通信装置から指定する手段を更に備える請求項
    7記載のIP通信ネットワークシステム。
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