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JP2001090426A - スライドドアの支持機構 - Google Patents

スライドドアの支持機構

Info

Publication number
JP2001090426A
JP2001090426A JP26439899A JP26439899A JP2001090426A JP 2001090426 A JP2001090426 A JP 2001090426A JP 26439899 A JP26439899 A JP 26439899A JP 26439899 A JP26439899 A JP 26439899A JP 2001090426 A JP2001090426 A JP 2001090426A
Authority
JP
Japan
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rail
cab
slide door
sliding door
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP26439899A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sogawa
正典 十川
Makoto Sasaki
誠 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP26439899A priority Critical patent/JP2001090426A/ja
Priority to KR1020000050316A priority patent/KR100683022B1/ko
Priority to EP00120065A priority patent/EP1085154B1/en
Priority to DE60043210T priority patent/DE60043210D1/de
Priority to US09/662,620 priority patent/US6611990B1/en
Publication of JP2001090426A publication Critical patent/JP2001090426A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/16Cabins, platforms, or the like, for drivers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
    • E05D15/00Suspension arrangements for wings
    • E05D15/06Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane
    • E05D15/10Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane movable out of one plane into a second parallel plane
    • E05D15/1042Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane movable out of one plane into a second parallel plane with transversely moving carriage
    • E05D15/1047Suspension arrangements for wings for wings sliding horizontally more or less in their own plane movable out of one plane into a second parallel plane with transversely moving carriage specially adapted for vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0412Lower door structure
    • B60J5/0419Windows in lower door structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0486Special type
    • B60J5/0487Special type simplified doors related to cabins of, e.g. golf carts, tractors, jeeps, cranes, forklifts, etc.
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
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    • B60J5/062Doors arranged at the vehicle sides slidable; foldable for utility vehicles or public transport
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/52Details of compartments for driving engines or motors or of operator's stands or cabins
    • B66C13/54Operator's stands or cabins
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/518Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles for working vehicles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/531Doors

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  • Structural Engineering (AREA)
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スライドドア開閉部の最も汚れやすい下端レー
ル部に汚れが生じにくく、またたとえスライドドアの操
作時に局部的に大きな負荷がかかっても、円滑に且つガ
タツクことがなく操作が行えるスライドドアの支持機構
を提供する。 【解決手段】室内出入口の上下端縁部に沿って延びる上
下レール(19b,20)を有すると共に、前記スライドドア(1
6)の少なくとも前縁上下端部のそれぞれにガイドローラ
(16b-1,16b-2) を有している。前記下部レール(20)は、
その下端縁が自由端縁とされた一枚の細板状レールから
なり、下ガイドローラ(16e)が2個以上を一組とする転
動ローラからなり、前記2個以上を一組とする下ガイド
ローラ(16e)が前記下レール(20)を下方から転動自在に
挟着支持される。そのため、スライドドア(16)の開閉時
に局部的な外力が作用して僅かな変形をもたらしても、
ガタツクことなく円滑に開閉できる。また、下レール(2
0)の配設部には土砂などが溜まる箇所がないため、長期
の使用によってもレールが土砂詰まりを起こすことがな
く、円滑な開閉操作を保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ルやクレーン車等の建設機械のキャブに支持されるスラ
イドドアの支持機構に関し、特にその開閉操作時にスラ
イドドア面に対して局部的に大きな負荷が作用する場合
にも円滑な開閉操作を可能にしたスライドドアの支持機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の建設機械では、例えば実用新案登
録第2526932号公報に開示されているように、車
輪や履帯等をもつ走行体の旋回台上に設置されるキャブ
は、作業時における作業装置との干渉を避けて、その移
動軌跡内に納まるように小型化されており、同時に旋回
台旋回時の安全性と快適な居住性及び有効空間とを確保
するため、キャブの出入口をスライドドアで開閉するよ
うにされ、スライドドアを含む外側側面部を前記旋回台
の最大回転半径に近い曲率半径の円弧面内に設置して、
前記スライドドアを前記外側側面部と同一の円弧面形状
として、同円弧面に沿ってスライドさせるようにしてい
る。
【0003】前記キャブの前面部には全面に窓が設けら
れており、特にこの前面窓部を通して前部上方の視界を
より広くして操作性を向上させるとともに、バケットや
ブーム等の作業装置との干渉を避けるため、前面部の上
部側は、上側ほど後方に位置するような後傾状に形成さ
れている。
【0004】ところで、キャブの四隅に立設されるピラ
ーが互いに平行に垂直に起立するものであれば、たとえ
キャブの外側側面が上述のごとく旋回台の外径に沿って
円弧状に形成されているとしても、前記ピラーを上下に
わたって同一太さに形成することができる。しかるに、
前述のごとくキャブの前面窓部の上部が後傾状に形成さ
れている場合には、前記外側側面部を単一の円弧状、つ
まり円筒体の一部として形成すると、前面窓部と外側側
面部との間に正面視で垂直となるように立設される前部
ピラーは、前面窓部の傾斜角に応じて前面窓部の傾斜起
点から上端にかけて側面視で左右の幅が漸増し、キャブ
の外側前部上方の視界を極端に狭くしてしまう。そのた
め、例えば実用新案登録第2526933号公報では、
外側側面のほぼ前面を上部に向けて内側に傾斜させ、前
面視で前部ピラーの左右幅を均一にして、機体の全体的
なバランスを取るようにしている。
【0005】また、前記公報に開示されたスライドドア
の上部スライド機構は、キャブの庇から垂設された支持
ブラケットの下端に水平に前後方向に延びる第1レール
を取り付け、スライドドアの前端側上部内面に取付けら
れた第1ローラを前記第1レール上で転動させると共
に、前記支持ブラケットの外側側面に逆凹字断面の第2
レールを設けて、スライドドアの後端側上部内面に取付
けられた第2ローラを前記第2レールに下方から遊嵌し
て、垂直軸回りで転動案内されるように構成している。
一方、スライドドアの下部スライド機構は、キャブの下
端縁に沿って設けられた逆凹字断面の第3レールに、ス
ライドドアの下端部内面の前後に取付けられた第3及び
第4のローラが下方から遊嵌されて、第3及び第4の前
後ローラがそれぞれ垂直軸回りで転動案内されるように
構成している。
【0006】また、例えば特許第2722055号公報
に開示されたキャブにあっては、キャブの外側側面部の
前半部分の曲率を上下にわたって同一の曲率半径とする
とともに、全ての円弧が外側側面部の前半部分と後半部
分との境界線にて交差するように、その中心点を上方に
向かうにつれて後方に移動させて得られる三次元湾曲面
として形成し、上記ピラーの側面側の左右幅寸法を上下
方向において変化しないようにして、キャブの外側前面
上方の視界を確保している。
【0007】そして、同公報ではキャブのドア開口部に
おけるドアスライド面を、ドア開口部下端にあってはピ
ラーの下端から旋回台の旋回中心と同一中心をもつ下部
円弧にて形成するとともに、ドア開口部下端から前記キ
ャブ幅の最大位置に接し、同時にキャブ後端面の外側下
端を同後端面と前記下部円弧との交点よりも旋回台の内
側に位置する点をドア開口部下端と結ぶ基本円弧にて形
成し、ドア開口部下端からドア開口部上端までは前記基
本円弧の中心を前面窓部の後傾斜に応じて後方にずらし
た同一円弧にて形成している。そして、前記ドア開口部
の後方であってキャブの後端に到る外側側面を、ドア開
口部の後端からキャブの後端とを結ぶ前記基本円弧から
なる同一の円筒面として形成している。
【0008】かかる構成により、上記特許公報に開示さ
れた建設機械用キャブにあっては、キャブ前面窓部を上
下にわたり同一幅とし、その上部を後方に傾斜させて
も、キャブ幅を最大としつつキャブ前方からの見栄えが
優れており、且つ製作が容易であって、しかもキャブの
後端に設けられるドアストッパを旋回台から突出させず
に済むというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
許公報に開示された建設機械用キャブによれば、キャブ
の外側側面部におけるドア開口部は上述のごとく三次元
湾曲面に形成され、一方のドア開口部の後端からキャブ
の後端までの後部外側側面部を円筒面にて形成してい
る。そして、前記ドア開口部の三次元湾曲面と後部外側
側面部の円筒面とは、上述のごとく平面視で互いに同一
半径の基本円弧に沿う形状に形成されているが、例えば
ドア閉口部上端における三次元湾曲面側は、その中心点
を後部外側側面部の円筒面の中心から後方に移動させた
円弧に沿う形状となっている。
【0010】なお、ドア閉口部下端における基本円弧は
前部外側ピラーの下端を通る上記下部円弧に内接してい
る。したがって、後部外側側面部の円筒面が、例えば前
記下部円弧に沿う円筒状とすれば、前面窓部の外側側縁
上の各高さ位置に応じて後方に中心点を移動させるとと
もに、後端を前記下部円弧に内接するような円弧を順次
求めて三次元湾曲面を形成することで、この三次元湾曲
面と後部外側側面部の円筒面とが、上記内接点を境にし
て滑らかに連なる形状とすることが可能となる。
【0011】しかしながら、いずれにしても上記スライ
ドドアの全体形状は上述のごとく少なくとも一部に三次
元湾曲面を有するキャブの外側側面部に沿った同様の形
態を備えている必要がある。しかも、スライドドアのス
ライド機構は、上記実用新案登録公報に開示されたスラ
イドドアも然りであるが、一般にはキャブの外側側面部
の上下端縁部、或いは中央部に配されるレールの案内軌
跡は、前記外側側面部の前後方向に沿った湾曲線とされ
る。従って、スライドドアの開閉の際、特に同スライド
ドアにより乗降口の開口を開放するときには、その三次
元湾曲面部分の内面が中間ピラーを介してキャブの後部
外側側面部に乗り上げられ、ドア全体を同後部外側側面
部から外方へと浮き上げざるを得ない。
【0012】その結果、上述の旋回台に設置されるキャ
ブの設置位置が、スライドドアの前記浮き上がり分だけ
キャブの外側側面部を旋回台の旋回半径の円弧から中央
側に寄せた位置とせざるを得ず、キャブの室内容積を狭
小化する原因ともなっている。また、特にスライドドア
の開放時には、キャブの前記後部外側側面部へ乗り上げ
るとき同ドアの一部に無理な力がかかり、ドアの開放操
作に支障を来すような事態が生じる場合がある。こうし
た事態に対処すべく、前記三次元湾曲面部分の内面をキ
ャブの後部外側側面部に乗り上げやすくするため、ドア
とキャブとの間に設けられるドアの支持機構、特にその
レール部と転動ローラとの間を、ドアとキャブとの間隙
を拡げるように余裕をもたせようとすると、必然的に両
者間にはドアの摺動軌跡上で局部的にガタツキが大きく
発生する部分が生じることになり、閉鎖時にもそのガタ
ツキの影響でドア本来の機能が失われてしまいかねな
い。
【0013】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たものであり、その具体的な目的はスライドドア開閉部
の最も汚れやすい下端レール部に汚れが生じにくく、ま
たたとえスライドドアの操作時に局部的に大きな負荷が
かかっても、円滑に且つガタツクことがなく操作が行え
るスライドドアの支持機構を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前記目的は
請求項1〜4に記載された第1乃至第4の発明により効
果的に達成できる。第1発明は、室内出入口の上下端縁
部に沿って延びる上下レールと同出入口の上下方向中間
部にあって室外後方の壁面に沿って延びる中間レールと
を有すると共に、前記スライドドアの少なくとも前縁上
下端部のそれぞれにガイドローラを有してなる室内出入
口に設置されるスライドドアの支持機構であって、前記
下レールは、その下端縁が自由端とされた一枚の細板状
レールからなり、下ガイドローラが2個以上を一組とす
る転動ローラを有しており、前記2個以上を一組とする
転動ローラが前記下レールを下方から転動自在に挟着支
持してなることを特徴とするスライドドアの支持機構に
ある。
【0015】例えば、上記下レールは前記出入口の床面
から下方に垂設されるため、同レールには塵芥や土砂が
溜まりにくくなり、長い使用によってもガイドローラの
転動が円滑性を維持する。また、下ガイドローラは前記
下レールを挟持しながら同レールに沿って転動するた
め、例えばドアの下端に多少無理な力が加わっても、出
入口に沿ってガタツクことなく円滑に転動し、ドアと出
入口との間に隙間の生じることもない。
【0016】第2発明は、前記上レールの下端縁に自由
端を有する第1レールと、外側に向けてほぼ水平に延び
る第2レールとからなり、前記上ガイドローラが、ほぼ
垂直な転動軸を有する2個以上を一組とする第1転動ロ
ーラと、ほぼ水平な転動軸を有する第2転動ローラとか
らなり、前記2個以上を一組とする第1転動ローラが前
記第1レールに対して下方から転動自在に挟着支持され
ると共に、前記第2ガイドローラが前記第2レールの上
面に支持案内されて転動することを特徴とする請求項1
記載のスライドドアの支持機構にある。
【0017】本発明では、上記スライドドアの前縁下端
部の支持機構に加えて、前縁上端部の支持機構を規定し
ている。この前縁上端部の支持機構によれば、スライド
ドアの主な重量は室側の第2レールにより支持されるこ
とになるため、上述のような前縁下端部の支持機構をも
って十分にスライドドアを支持することができ、その上
に第1ガイドローラが前縁下端部の支持機構と同様に第
1レールにより下方から挟着支持されるため、ドア上端
部のガタツキも防止し得る。
【0018】第3発明は、前記各ガイドローラが太鼓状
をなしていることを規定しており、かかる形態をもつガ
イドローラであれば、例えば各ガイドローラに多方面か
らの荷重が作用して、その支軸が弾性的に変形してガイ
ドローラの転動面が支軸方向に移動したとしても、レー
ルと接するガイドローラの転動部分が常に点状で接触す
るため、常に小さな摩擦抵抗で円滑な転動を保証する。
【0019】第4の発明は、更に転動軸がほぼ垂直の前
記各ガイドローラの支持部が垂直軸回りを回動可能とさ
れていることを規定しており、かかる構成によりガイド
ローラは湾曲軌跡を描くレールに沿って、更に円滑に案
内されやすくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の代表的な実施形
態について図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は
本発明のスライドドアの支持機構が適用された典型的な
実施形態である油圧ショベルを示している。この油圧シ
ョベルは、走行体1の上に旋回台2を備え、この旋回台
2上にキャブ3及びエンジンルーム4が設けられると共
に、作業機5が取付けられている。この作業機5は、旋
回台2の旋回中心上に基端が枢支されたブーム5aと、
このブーム5aの先端に枢支されたアーム5bと、同ア
ーム5bの先端に枢支されたバケット5c等とから構成
されている。上記キャブ3は正面視で旋回台2上の前記
作業機5の右側に偏らせて設置されている。
【0021】キャブ3は、図2及び図3に示すように略
直方体の箱形に形成され、その前面部6は、下端から略
1/3の高さ位置までほぼ鉛直に立ち上がる鉛直面6a
と、同鉛直面6aの上端から天板部7まで後方に傾斜し
て立ち上がる傾斜面6bとからなり、前記鉛直面6a及
び傾斜面6bには、それぞれ板ガラス或いは透明樹脂板
が嵌め込まれている。従って、前面部6は側面視で略く
字状を呈している。また、正面視で左側の内側側面部8
及び後面部9はそれぞれ鉛直面からなり、それぞれのパ
ネルの上部半面或いはそれより少ない領域に板ガラス或
いは透明樹脂板が嵌め込まれている。このように前面部
6を後方に傾斜させているのは、上方視界の確保と、作
業機5とキャブ3との干渉を避けるためである。
【0022】一方、正面視で前記前面部6及び後面部9
の外側端縁間を連結する外側側面部10は外側に膨らむ
湾曲面とされている。本実施形態によれば、前記外側側
面部10の下端における前端から前後幅の略2/3の位
置に中間ピラー11が立設されており、前部ピラー12
の後端と前記中間ピラー11の前端との間には作業員の
乗降口14が形成されており、本発明の前半部を構成し
ている。また、前記中間ピラー11と後部ピラー13と
の間のパネルの上半部には板ガラス或いは透明樹脂板が
嵌め込まれており、その下方には水平に延びるスライド
ドア16の中間案内レール部15が形成されて後半部を
構成している。
【0023】本実施形態にあっては、キャブ外側側面部
10の前半部は、前記乗降口14の下端から略1/3の
高さ位置までは単一の円筒面領域10bにより構成され
ており、残る上方の略2/3は三次元湾曲面領域10a
により構成されている。また、キャブ外側側面部10の
後半部は、前記円筒面領域10bと前記三次元湾曲領域
10aとに滑らかに連続する二次元湾曲領域21よりな
る。図4は外側側面部10の形状を説明するためのキャ
ブの立体図と上面図を模式的に示したものである。同図
では、理解をしやすくするため外側側面部10の前半部
の全てを円弧(前後)方向に前記三次元湾曲面領域10
aとし、前記円筒面領域10b及び前面部6の鉛直面6
aの図示を省略しているが、かかる構成を備えている図
2及び図3に示す実施形態であっても、本発明の効果が
得られることはいうまでもない。
【0024】以下、図4に基づいて外側側面部10の形
状を具体的に説明する。前記三次元湾曲領域10aと前
記二次元湾曲領域21とは、側面視で垂直な境界線a1
で区切られている。この境界線a1は、上面視における
線分a上にある。図示されていないキャブ内運転席に運
転者が着座する際に、運転者の肘がその線分aの近傍上
に位置する。前記三次元湾曲領域10aは、その前縁下
端が旋回第2の略最大旋回半径上にあり、その前縁下端
から三次元湾曲領域10aの前端は前部ピラー12が前
面視でキャブ3の外側に張り出さないように斜め後方へ
と傾斜して立ち上がっている。
【0025】そして、その後端縁との間を下端から上端
に向けて前記傾斜に合わせて曲率半径を漸次小さくしな
がら(下端の曲率半径R1から上端の曲率半径Rnへと
変化する。)、しかもその後端をそれぞれ前記境界線a
1において前記二次元湾曲面領域21に内接する曲率半
径R2なる円弧をもって滑らかに連結する三次元湾曲形
態を有している。なお、境界線a1を本実施形態では略
鉛直線としているが、図4(a)では説明のためキャブ
3の上方で内側に傾斜させている。ここで、図示のキャ
ブ形状では、R1>Rn>R2の関係にあって、キャブ
3の外側側面部10を前後にわたって円滑に連続させる
ため、前記前半部の下端の曲率半径R1の円弧、同上端
の曲率半径Rnの円弧及び後半部の曲率半径R2の円弧
の各中心O1,On,O2を上記線分a上におき、上記
境界線a1上で前記前半部の後端縁と後半部の前端縁と
が、前記前半部の下端の曲率半径R1をもつ円弧に内接
するように設計されている。
【0026】前記外側側面部10の前半部における上述
の構成による効果は次のとおりである。先ず、三次元湾
曲領域10aの前縁下端、すなわちキャブ3の前縁下端
を旋回台2の最大旋回半径上に位置させている。これ
は、例えば既述した従来技術である特許第272205
5号公報にあるように、キャブの下端を旋回台の最大旋
回半径より小さい部位に位置させている場合と比較する
と、前面部6に関して、キャブ3が旋回台2の旋回半径
内にあることを前提としたとき、より大きな前面の面積
を確保可能にする。これは、直ちに前面視界の拡大と、
キャブ内容積の増大に伴う運転者の快適性の向上につな
がる。また、前記三次元湾曲面領域10aの前端を下端
から上端に向けて、前記前端が接続する前部ピラー12
を前面視でキャブ3の外側に張り出さないよう後方に傾
斜させて立ち上げることにより、前面視での美観も向上
する。
【0027】更に、図4に示される外側側面部10の前
端、すなわち三次元湾曲面領域10aの前端は上方にい
くほどキャブ内側に向けて傾斜しているのに対して、境
界線a1、すなわち三次元湾曲面領域10aの後端はほ
ぼ垂直線(図4(a)では、前述のとおり境界線a1を
上方にいくほどキャブ内側に僅かに傾斜させている。
【0028】従来、前面部6を傾斜させて外側側面部1
0を円筒体に類似する形状としたキャブでは、前面視で
前部ピラーをキャブの外側に張り出させないようにバラ
ンスをとると、前述の実用新案登録第2526933号
公報にあるように、外側側面部の上部側を内側に傾斜さ
せる必要があった。更に、キャブにスライドドアを装備
すると、その開閉のためにスライドドアの面形状を円筒
ないしは円筒に類似した形状としている。その結果、前
記外側側面部の内側への傾斜を少なくともスライドドア
がスライドする全面で行う必要があった。
【0029】この従来技術と比較すると、本発明では、
三次元湾曲領域10a上方のキャブ内側への傾斜が、そ
の前端から後端に向けて漸減させているため、キャブ内
容積、特に運転者がキャブ内の運転席に着座していると
きに視認できるキャブ内の容積が増大するため、運転の
快適性が向上する。しかし、前述の外側側面部10の構
成を採用すると、スライドドアを開閉するときスライド
ドア16の前縁下端或いは後縁上端がキャブ3の外側に
大きく張り出すため、スライドドア16の開放時にはキ
ャブ3が旋回半径内に納まらないという問題が生じる。
この問題点に対する解決手段は後述する。
【0030】一方、前記外側側面部10の境界線a1を
介した後半部分は、キャブ3の上下にわたって同一の曲
率半径R2を有する単一の円筒面により構成されてい
る。この曲率半径R2は、既述したとおり上記前半部分
の円筒面領域10aの曲率半径R1よりも小さく設定さ
れ、前記境界線a1を介して前記外側側面部10の前半
部に内接する。本実施形態では、前記後半部が同一の曲
率半径R2を有する単一の円筒面から構成されている
が、この後半部を、例えば同一の曲率半径R2からなる
円弧の中心を上方に向かうにつれて前方へと変位させ
て、その上端縁をキャブ3の内側に僅かに傾斜するよう
に構成することもできる。
【0031】また、前記外側側面部10の上下端に配さ
れる上下横桟17,18の前端から前記中間ピラー11
に到る間には、スライドドア16の開閉動作を案内する
上下案内レール部19,20が設けられている。これら
の案内レール部15,19,20の具体的な構造につい
ては後に詳しく説明する。
【0032】キャブ3の上記実施形態にあって、スライ
ドドア16の形態もキャブ3の外側側面部10における
前半部と同一の湾曲面形態を有している。すなわち、ス
ライドドア16の下端から1/3の高さまでは曲率半径
R1の円弧面に平行な円弧面を有する円筒体の一部で構
成され、その上部側は上端縁が曲率半径Rnの円弧に平
行な円弧をなすように上方に向かって曲率半径を漸減さ
せた三次元湾曲面形状とされている。
【0033】このスライドドア16の前端縁の上端部及
び下端部と後端縁の上下方向中央部には、それぞれ転動
ローラ類が取り付けられ、それぞれが上述のようにキャ
ブ3の外側側面部10に設けられた上中下の案内レール
部19,15,20に支持案内されながら、スライドド
ア16の開閉がなされる。本実施形態における前記ロー
ラ類及び案内レール部15,19,20によるスライド
ドア16の支持構造を、図5〜図7を参照しながら従来
のスライドドアの支持構造例と比較しつつ具体的に説明
する。図5及び図6は本実施形態によるスライドドア1
6の第1及び第2の支持構造例を示しており、図7は従
来のスライドドア16′の支持構造を示している。
【0034】まず、従来のスライドドア16′の支持構
造例について図7を参照しつつ具体的に説明すると、図
7(a)はキャブ3′の外側側面部10′に対するスラ
イドドア16′の上端部の支持構造を示しており、上部
横桟17′の下端部に上案内レール部19′を有してい
る。この上案内レール部19′は断面が矩形状をなして
おり、その外側の下端隅部が大きく欠落した角筒部1
9′aとして構成される。その天井部19′a−1には
上記開口部14′の上端縁部14′aに沿って逆凹字状
の上案内レール19′bが固着されている。一方、スラ
イドドア16′の前端縁上部には、その内面からキャブ
3′の外側側面部10′に向けてほぼ水平に突設された
ブラケット16′aを有しており、その先端には上記上
案内レール19′bに嵌着して略垂直軸回りを回転する
上ガイドローラ16′bが取り付けられている。
【0035】図7(b)は中間のスライドドア支持構造
例を示しており、同スライドドア16′の支持構造は、
上述の本実施形態によるスライドドア16の支持構造と
同様であり、キャブ3′の外側側面部10′の後半部に
形成された中間案内レール部15′と、同中間案内レー
ル部15′に転動可能に嵌着される中間ガイドローラ1
6′cとからなる。前記中間案内レール部15′は上記
外側側面部10′の後半部中央に前後にわたって水平方
向に形成された凹溝部15′aと同凹溝部15′aの底
面に沿って固着されたコ字断面の中間案内レール15′
bとにより構成される。一方の中間ガイドローラ16′
cはスライドドア16′の後端中央からキャブ3′に向
けて水平に突出するブラケット16′dに垂直軸回りに
転動可能で且つ前後方向に揺動可能に枢支されている。
【0036】図7(c)は下端におけるスライドドア1
6′の下部支持構造を示しており、同支持構造はキャブ
3′の外側側面部10′の前端下部から中間ピラー1
1′の前面下部まで延設される下案内レール部20′
と、スライドドア16′の前端下部に取り付けられ、同
下案内レール部20′に転動自在に嵌着される第1及び
第2の下ガイドローラ16′e,16′fとからなる。
前記下案内レール部20′はキャブ3′の床面の裏面に
中間ピラー11′まで延びる逆凹溝状のガイドレール2
0′aと、前記床面の裏面に垂設される断面L字状の転
動面形成部材20′bとにより構成される。
【0037】また、一方の第1及び第2の下ガイドロー
ラ16′e,16′fは、スライドドア16′の前端下
部に取り付けられ、キャブ3′に向けて水平に突出する
断面横L字状の下ブラケット16′gの先端部に転動軸
を直交させるようにして転動自在に支承されている。垂
直軸回りを転動する第1下ガイドローラ16′eが前記
凹溝状の案内レール20′aに転動自在に嵌着されると
ともに、水平軸回りに転動する前記第2下ガイドローラ
16′fが上記断面横L字状の転動面形成部材20′b
のローラ転動面20′b−1に転動自在に載置される。
【0038】従来のスライドドア16′の前記支持構造
例は以上の通りであって、スライドドア16′の上部支
持構造は上ガイドローラ16′bを単に外側側面部1
0′のパネル上端に配した横桟17′に固着された断面
が逆凹字形の案内レール19′b内に下方から嵌着して
転動案内するに過ぎず、また同中間支持構造は中間ガイ
ドローラ16′cが外側側面部10′のパネル後半部に
水平に形成された断面コ字状の案内レール部15′に側
面から嵌着されて、転動案内されるものである。そし
て、スライドドア16′の下部支持構造について見る
と、垂直軸回りを転動する第1下ガイドローラ16′e
が前記凹溝状の案内レール20′a内を転動案内される
とともに、水平軸回りに転動する前記第2下ガイドロー
ラ16′fが上記断面横L字状の転動面形成部材20′
bのローラ転動面20′b−1上を転動案内される構造
となっている。
【0039】前記下部支持構造の設置部分、作業者が乗
降するとき作業靴などで踏み付けられる部分であり、他
の部分と比較すると土砂等の塵芥が多く集積固化する部
分である。特に前記断面横L字状の転動面形成部材2
0′bの設置部分は、一旦土砂等の塵芥が入り込むと除
去されにくく、ドアの開閉操作を不可能にすることもあ
る。一方、上記実用新案登録公報に開示された下部支持
構造では、逆凹字型断面を有するレールに下方から転動
ローラが転動自在に嵌着されるため、同レール内に土砂
等の塵芥が集積しにくいため、前述の問題点は残らな
い。
【0040】上記従来のスライドドア16′にあって
は、スライドドア16′の前端上部、前端下部及び後端
縁中央部の3点に設けられた各ガイドローラ16′b,
16′c及び16′e;16′fが、それぞれキャブ
3′の前半部上端縁、前半部下端縁及び後半部の上下中
央に沿って延設された各案内レール19′b,15′及
び20′aとローラ転動面20′b−1とに支持案内さ
れてスライドする。一方、上記実用新案登録公報に開示
されたスライドドアはその上端縁部の前後と下端縁部の
前後、都合4個のガイドローラにより支持案内されて開
閉する。
【0041】ここで図4(a)に示すように、仮にキャ
ブ3の前面窓部が後傾斜しており、その外側側面部10
の形態が、その上部が上述のような三次元湾曲面として
形成されているとすると、前記キャブ3の前半部の上部
端縁と下部端縁とは、図4(b)に示す平面視で、上部
端縁がその前端から後端にかけて小さな曲率半径の円弧
を描くとともに、下部端縁はその前端から後端にかけて
前記上部端縁の曲率半径よりも大きな曲率半径の円弧を
描き、両円弧が後端でほぼ境界線a1上で合流し、以降
はキャブ3の後半部の円弧につながる。
【0042】この場合の図7に示した従来の上中下に配
される3本のガイドレール19′b,15′,20′a
による、上中のガイドローラ16′b,16′c、第1
下ガイドローラ16′e及びローラ転動面20′b−1
を転動する第2下ガイドローラ16′fの各案内軌跡
は、中間ガイドロール16′cが外側側面部10′の後
半部の湾曲面に沿って同外側側面部10′の後端まで案
内され、キャブ3′の内側に入り込んでいる上ガイドロ
ーラ16′bは上記小さな円弧に沿って前記境界線a1
の近傍まで案内され、このときスライドドア16′を変
形させずにキャブ3′の最も外側に配される下端の第1
下ガイドローラ16′eを前記境界線a1上まで案内す
るようにすると、図4(c)に破線で示すように、スラ
イドドア16′の前端縁の下端は大きく外側に突出する
ことになる。
【0043】このことは、上記実用新案登録公報に記載
されたスライドドアについても同様であるが、同公報に
記載されたスライドドアの支持構造によればスライドド
アの四隅部にガイドローラが取り付けられるため、4点
支持構造となり、その開放操作時にはスライドドアを強
制的にキャブの後部外側側面形状に沿わせることは不可
能であるため、上下のレールを後方でキャブの外側側面
から離間する位置に向けて設置せざるを得ず、上記従来
の支持構造と同様にスライドドア16′の後端縁を大き
く外側に突出させることになる。
【0044】従って、従来の支持構造をもつスライドド
ア16′では、その開放時に前記スライドドア16′の
前端縁又は後端縁の下端を図示せぬ旋回台の旋回半径内
に納めようとすると、スライドドア16′の前端縁の下
端の突出量だけキャブ3′の外側側面部10′を旋回半
径内に納めるように、その湾曲面の曲率を決めなければ
ならず、キャブ3′の室内容積が狭くなる。これは外側
側面部10′の後半部の曲率半径を前半部のそれと同一
にするか否かとは無関係である。
【0045】これに対して、本発明の実施形態によるス
ライドドア16の支持構造は、前述の問題点を解消する
ものであり、更には上記キャブ3の外側側面部10の後
半部の形状と相まって、スライドドア16の外側への突
出量を可能な限り少なくすれば、旋回台2の旋回半径内
でキャブ3の左右幅が最大に取り得るようになり、同時
にスライドドア16の円滑な開閉操作を可能にする機能
が発揮される。
【0046】図5は本発明の第1実施形態によるスライ
ドドア16の支持構造例を示しており、特に図7に示し
た従来の支持構造及び上記実用新案登録公報に開示され
た支持構造と大きく異なるところは、下部支持構造とガ
イドローラの形態にある。すなわち、従来の下部支持構
造では単一のガイドローラを凹字状又は逆凹字状のレー
ルに転動自在に嵌着するのに対して、本発明のガイドロ
ーラは2個以上を一組として床面に垂設された鉛直面か
らなる一枚の板状のレールを下方から前記ガイドローラ
で挟持するごとく嵌着する点と、前記ガイドローラの全
てを太鼓状とする点にあり、更に好ましくは本発明にお
ける上中下部の3箇所に配される各ガイドローラの支持
ブラケットを全て垂直軸に関して水平回りに揺動自在と
する点である。
【0047】これを図5に基づいて具体的に説明する。
なお、キャブ3の外側側面部10の後半部に形成される
中間案内レール部15に転動自在に嵌着される中間ガイ
ドローラ16を備えた中間位置におけるガイドローラ1
6の支持構造は、ガイドローラ形状が前述のとおり太鼓
状を呈する以外は、上述の従来のガイドローラ16′の
支持構造と実質的に一致するため、ここではその説明は
省略する。
【0048】図5(a)は本実施形態によるスライドド
ア16の上部支持構造を示しており、上部横桟17の下
端部に配される上案内レール部19は断面が矩形枠状を
なし、底部19a−2を従来よりも外方に延ばして、そ
の外側の下端隅部を従来よりも小さく欠落させた角筒部
19aとして構成している。前記底部19a−2の上面
には案内ローラ転動面の補強のために補強板材19a−
3が添設されている。また、上記角筒部19aの天井部
19a−1には、従来と同様に上記開口部14の上端縁
14aに沿って逆凹字状の上案内レール19bが固着さ
れている。一方のスライドドア16の前端部上端には、
その内面からキャブ3の外側側面部10に向けてキャブ
正面視でコ字状の支持枠体16a−1がその開口端を内
側に向けてほぼ水平に突設されており、その支持枠体1
6a−1には横U字状のローラ支持体16a−2が基端
を水平面に対して揺動可能に支承されており、同ローラ
支持体16a−2の先端の上面には略垂直軸回りに転動
自在な第1ガイドローラ16b−1が軸支され、同先端
の側面には水平軸回りに転動自在な第2ガイドローラ1
6b−2が軸支されている。
【0049】そして、前記第1ガイドローラ16b−1
は上記角筒部19aの天井部19a−1に配された逆凹
字状の上案内レール19bに嵌着されて、スライドドア
16のキャブ内外方向のブレを抑えながら転動する。ま
た、上記第2ガイドローラ16b−2は前記角筒部19
aの補強板材19a−3上面のローラ転動面に載置され
た状態で転動する。従って、本実施形態によるスライド
ドア16の全荷重の殆どが前記補強板材19a−3上面
のローラ転動面によって受けられる。
【0050】一方、第1ガイドローラ16b−1を転動
案内する上記逆凹字状の上案内レール19bの軌跡は、
スライドドア16の開放操作時の初期の段階で前記第1
ガイドローラ16b−1をキャブ3の外側側面部10の
前半部下端縁が形成する円弧と同一の曲率半径をもつ円
弧上に積極的に移行すべく、始めに大きく外側に張り出
すように設定されており、スライドドア16の開放終了
時にはスライドドア16が中間ピラー11の前面により
形成される段部に円滑に乗り上げさせるため、中間ピラ
ー11の前面に沿った形状で湾曲しながら更に外側に張
り出すように設定している。従って、本実施形態による
スライドドア16の前端上部が開放操作開始時の上案内
レール19bの軌跡を素早く外側側面部10の前半部下
端縁が形成する円弧と同一の円弧上に到達させるべく、
小さな曲率半径をもつ湾曲線をもって続く大きな曲率半
径の円弧に接続させるように設定している。
【0051】このように、前記上案内レール19bの軌
跡を設定すると、スライドドア16の前半部の上部に形
成される三次元湾曲領域を、二次元湾曲形態(円筒面)
に近づけるような変形をもたらすため、同案内レール1
9bに転動可能に嵌着される第1の上ガイドローラ16
b−1及び底部19a−2上面のローラ転動面上を転動
する第2の上ガイドローラ16b−2のローラ支持体1
6a−2を水平ではなく僅かに下傾斜させてドアに固定
すると共に、第1及び第2の各ガイドローラ16b−
1,16b−2の各周面形状を太鼓状として、各転動面
との接触を常に点接触状態で転動するようにし、転動時
の摩擦を極力少なくして、スライドドア16の変形によ
っても円滑な開閉操作を可能にしている。
【0052】図5(b)は本実施形態によるスライドド
ア16の下端支持構造を示しており、同支持構造はキャ
ブ3の外側側面部10の前端縁下端部から中間ピラー1
1の前面下部まで曲率半径R1をもつ円弧状に延設され
る下部レール20と、スライドドア16の前端縁下端部
に取り付けられ、前記下部レール20に転動自在に嵌着
される下ガイドローラ16e群とからなる。前記下部レ
ール20はキャブ3の床面周縁部の裏面に垂設される一
枚の板材からなる。
【0053】本実施例にあっては、前記下ガイドローラ
16e群は前後方向に2個が2列に並んだ4個からな
り、スライドドア16の前端縁下端部に固着されたL字
型の支持ブラケット16c−1に水平面内で揺動自在に
支承されたローラ支持体16c−2の上面から上方に突
出する4本の支軸に回転自在に支持されている。この垂
直軸回りを回転する下ガイドローラ16e群は前記下部
レールを2個一対の下ガイドローラ16e群をもって左
右から挟持するようにして転動自在に嵌着される。前記
下ガイドローラ16eも太鼓状の形態としている。な
お、本実施形態では、上中下に配される全てのガイドロ
ーラの各支持ブラケット類は垂直軸線回りを揺動自在に
取り付けられているため、下ガイドローラ16eの前記
形態と相まってスライドドア16の開閉をより円滑でか
つ軽く操作し得るようにしている。
【0054】第1上ガイドローラ16b−1の案内軌跡
を単に上記三次元湾曲面領域10aの下端縁に沿う円弧
と同一の曲率半径R1をもつ円弧とすると、図4(c)
に仮想線で示すように下ガイドローラ16eは大きく外
側に張り出してしまう。そこで、既述したとおりスライ
ドドア16の開放操作の初期段階で第1の上ガイドロー
ラ16b−1を外側側面部10の前半部下端縁と同一の
曲率半径R1をもつ円弧上に素早く移行させるように積
極的に案内して、上記下ガイドローラ16eをキャブ3
に接近させるようにしているが、それだけでは前記張り
出し量を効果的に減少させることができないため、本実
施形態では、下ガイドローラ16eをキャブ3側に更に
接近させるべく、前記下部レール20の案内軌跡が前記
下ガイドローラ16eをキャブ3側に積極的に引き込む
ように設定される。
【0055】本実施形態によれば、前述の支持機構によ
る機能に加えて、本件第1発明の特徴部である外側側面
部10の後半部における曲率半径R2を前半部の曲率半
径R1よりも小さくした構造を有効に活用することで、
キャブ3の左右幅が可能な限り大きく取り得るようにな
ると共に、スライドドア16の円滑で軽い開閉操作を可
能にする。
【0056】図6は、本発明に係るスライドドアの支持
構造の第2の実施形態を示している。この実施形態で
は、上記上部支持機構と同様に、前記支持ブラケット1
6c−1の先端にガイドローラ支持体16c−3を水平
面内で揺動自在に支持させる。
【0057】同ガイドローラ支持体16c−3の上面に
は4本の支軸が上方に突出しており、それらの支軸に4
個の第1下ガイドローラ16eが回転自在に支持されて
いる。
【0058】また、前記ガイドローラ支持体16c−3
の先端側面には水平軸回りを回転する第2下ガイドロー
ラ16fが取り付けられており、同第2下ガイドローラ
16fはデッキ上面に載置されて転動する。かかる構成
により、上記第1実施形態のように上部支持機構にスラ
イドドア16の全重量を受けさせることなく、上部及び
下部の支持機構に分担させることができるようになるた
め、それぞれ上下の第2ガイドローラ16b−2及び1
6fが転動する転動面の剛性を格別に大きくする必要が
なくなる。
【0059】図8は、キャブ3の外側側面部10の後半
部の湾曲面を前半部の下端における曲率半径R1と同一
とした円筒面で構成したときのスライドドア16の移動
軌跡を描いたものである。同図において2点鎖線で囲ま
れる領域がキャブ3の外側側面部10の表面を示してお
り、また同図に一点鎖線で示す部分が旋回台2の旋回領
域を示している。外側側面部10の後半部における曲率
半径を前半部のそれR1と同一にすると、たとえ前述の
ごとくスライドドア16の三次元湾曲面を二次元湾曲面
に変形させる支持案内構造を採用したとしても、スライ
ドドア16の開放時には同ドア16の後端縁は外側側面
部10と同一の曲率半径をもつ円弧面に沿って移動する
ため、同図に示すように前記ドア16の後端縁は、曲率
半径が大きい分だけ外側に張り出してしまう。その結
果、同後端縁を旋回台2の最大旋回半径の内側に収まる
ようにすると、前後の中央部をも含めて外側側面部10
における同一曲率半径からなる全湾曲面を最大旋回半径
内に納めねばならなくなり、キャブ3の有効空間の減少
につながる。しかして、外側側面部10の全体が単一の
円筒体の一部に近似するため、スライドドア16の開閉
操作は円滑になされる。
【0060】一方、図9は旋回台2の最大旋回半径内に
納めることができる本発明によるキャブ3の設置面積を
最大にしたときのスライドドア16の移動軌跡を描いた
ものである。外側側面部10の後半部の曲率半径R2を
前半部の曲率半径R1よりも小さくして、スライドドア
16の後端縁を上記中央部の支持機構により前記後半部
の表面に沿って強制的に案内すると、同図に示すように
スライドドア16の後端縁は後半部の曲率半径と前半部
の曲率半径とを同じとしたときよりも、旋回半径の内側
に寄せることができるが、図4(c)に破線で示したス
ライドドア16の前端縁下端部のキャブ外側への張出し
量が大幅に増加してしまう。従って、上記支持機構を採
用すると共に、外側側面部10の後半部の曲率半径R2
を前半部の曲率半径R1よりも小さくすることにより、
同一の旋回半径内であれば、外側側面部10の全湾曲面
をスライドドア16の前半部の曲率半径と後半部の曲率
半径とを同じとしたときよりも外側に移行させることが
可能となり、キャブ3の室内容積を広くすることができ
る。
【0061】同図において2点鎖線で囲まれる領域がキ
ャブ3の外側側面部10の表面を示しており、また同図
に一点鎖線で示す部分が旋回台2の旋回領域を示してい
る。この図から理解できるように、旋回台2上に本実施
形態に係るキャブ3の設置位置を決めるには、先ずキャ
ブ3の前端縁下端の位置Aを前記旋回領域の最も外側の
円周上に設定する。次いで、スライドドア16を完全に
開放したときの同ドアの前端縁の下端の位置Bを、同じ
く前記旋回領域の最も外側の円周上に設定する。最後
に、スライドドア16を完全に開放したときの同ドアの
後端縁の下端の位置Cを、同じく前記旋回領域のうち最
も外側の円周内に設定する。このスライドドア16を完
全に開放したときの同ドアの後端縁の下端の位置Cは、
外側側面部10の後半部の曲率半径により決まる。
【0062】以上の説明は本発明の典型的な実施形態に
ついて述べたものであるが、本発明が上記実施形態に限
定されないことは、例えばスライドドアの支持構造とし
て、ドアの前端縁上下端部を外側及び内側に強制的に案
内する以外、従来と同様の構造を採用することも可能で
あり、従って本発明に係るスライドドアの支持機構は上
記実施形態のごとく建設機械に適用されるばかりでな
く、通常の車両などに設置されるスライドドアの支持機
構としても当然に採用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持機構を備えたスライドドアが適用
されるキャブを設置した油圧シャベルの側面図である。
【図2】前記スライドドアが閉鎖されたときのキャブの
斜視図である。
【図3】前記スライドドアが開放されたときのキャブの
斜視図である。
【図4】前記キャブの外側側面部の上面視の形態と立体
形態を模式的に示す構造説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態によるスライドドアの支
持構造を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態によるスライドドアの支
持構造を示す説明図である。
【図7】従来のスライドドアの支持構造を示す説明図で
ある。
【図8】キャブの外側側面部の下端縁を前後にわたり単
純に同一円弧で形成したときのスライドドアの案内軌跡
例を示す平面図である。
【図9】キャブの外側側面部の下端縁を前半部よりも後
半部の曲率半径を小さくしたときのスライドドアの案内
軌跡例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 走行体 2 旋回台 3 キャブ 4 エンジンルーム 5 作業機 5a ブーム 5b アーム 5c バケット 6 前面部 6a 鉛直面 6b 傾斜面 8 内側側面部 9 後面部 10,10′ 外側側面部 10a 三次元湾曲面領域 10b 円筒面領域 11,11′ 中間ピラー 12 前部ピラー 13 後部ピラー 14,14′ (乗降口)開口部 14a,14′a 上端部 15,15′ 中間案内レール部 15a,15′b 中間案内レール 15′a 凹溝部 16,16′ スライドドア 16a,16′a ブラケット 16a−1 支持枠体 16a−2 ローラ支持体 16b-1,16b-2 第1及び第2上ガイドローラ 16′b 上ガイドローラ 16c,16′c 中間ガイドローラ 16c−1 支持ブラケット 16c-2,16c-3 ガイドローラ支持体 16d,16′d ブラケット 16e,16f 第1及び第2下ガイドローラ 16′e,16′f 第1及び第2下ガイドローラ 16′g 下ブラケット 17,17′ 上部横桟 18 下部横桟 19,19′ 上案内レール部 19a,19′a 天井部 19a-1,19′a-1 角筒部 19a−2 底部 19a−3 補強板材 19b,19′b 上案内レール 20 下部レール 20′ 下案内レール部 20′a 下案内レール 20′b 転動面形成部材 20′b−1 ローラ転動面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内出入口の上下端縁部に沿って延びる
    上下レールを有すると共に、前記スライドドアの少なく
    とも前縁上下端部のそれぞれにガイドローラを有してな
    る室内出入口に設置されるスライドドアの支持機構であ
    って、 前記下レールは、その下端縁が自由端とされた一枚の細
    板状レールからなり、 下ガイドローラが2個以上を一組とする転動ローラを有
    しており、 前記2個以上を一組とする転動ローラが前記下レールを
    下方から転動自在に挟着支持してなる、ことを特徴とす
    るスライドドアの支持機構。
  2. 【請求項2】 前記上レールの下端縁に自由端を有する
    第1レールと、外側に向けてほぼ水平に延びる第2レー
    ルとからなり、 前記上ガイドローラが、ほぼ垂直な転動軸を有する2個
    以上を一組とする第1転動ローラと、ほぼ水平な転動軸
    を有する第2転動ローラとからなり、 前記2個以上を一組とする第1転動ローラが前記第1レ
    ールに対して下方から転動自在に嵌着支持されると共
    に、前記第2ガイドローラが前記第2レールの上面に支
    持案内されて転動する、ことを特徴とする請求項1記載
    のスライドドアの支持機構。
  3. 【請求項3】 前記各ガイドローラが太鼓状をなしてい
    る請求項1又は2記載のスライドドアの支持機構。
  4. 【請求項4】 転動軸がほぼ垂直の前記各ガイドローラ
    の支持部は垂直軸回りを回動可能とされてなる請求項1
    〜3のいずれかに記載のスライドドアの支持機構。
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