JP2001085154A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 EL素子を備える表示装置において、表示性
能を向上すること。 【解決手段】 表示装置25の表示部15cには、透明
ELパネル9及び面発光素子17が備えられ、透明EL
パネル9の前面及び背面にはそれぞれ偏光フィルム18
が偏光方向を互いに平行にして貼られ、透明ELパネル
9の前面側及び背面側には、回転偏光フィルタ11がそ
れぞれ配されている。各回転偏光フィルタ11は、ガイ
ドローラ12、駆動ローラ12a及び回転用モータ13
からなる可変手段にて回転変位させられる。透明ELパ
ネル9の背面側の回転偏光フィルタ11を回転変位させ
れば、透明ELパネル9と面発光素子17と合成色(白
色)から透明ELパネル9の単色(橙色)までの任意の
色調で表示することができ、透明ELパネル9の前面側
に配されている回転偏光フィルタ11の回転角度を変化
させることにより、表示装置25の輝度を無段階で調節
できる。
能を向上すること。 【解決手段】 表示装置25の表示部15cには、透明
ELパネル9及び面発光素子17が備えられ、透明EL
パネル9の前面及び背面にはそれぞれ偏光フィルム18
が偏光方向を互いに平行にして貼られ、透明ELパネル
9の前面側及び背面側には、回転偏光フィルタ11がそ
れぞれ配されている。各回転偏光フィルタ11は、ガイ
ドローラ12、駆動ローラ12a及び回転用モータ13
からなる可変手段にて回転変位させられる。透明ELパ
ネル9の背面側の回転偏光フィルタ11を回転変位させ
れば、透明ELパネル9と面発光素子17と合成色(白
色)から透明ELパネル9の単色(橙色)までの任意の
色調で表示することができ、透明ELパネル9の前面側
に配されている回転偏光フィルタ11の回転角度を変化
させることにより、表示装置25の輝度を無段階で調節
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EL素子を備える
表示装置の技術分野に属する。
表示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】フラットパネルディスプレイの一種にE
Lディスプレイ(エレクトロルミネッセンスディスプレ
イ)がある。ELディスプレイに用いられるEL素子
(エレクトロルミネッセンス素子)は、図1に示すよう
に、ガラス基板1をベースとして、その上に第1電極
2、第1絶縁層3、発光層4、第2絶縁層5及び第2電
極6を、真空蒸着やスパッタリング等で順次積層した構
造をしている。そして、耐湿保護のために、接着剤7を
介してガラス基板1にカバーガラス8を貼り合わせてパ
ネルとしている。
Lディスプレイ(エレクトロルミネッセンスディスプレ
イ)がある。ELディスプレイに用いられるEL素子
(エレクトロルミネッセンス素子)は、図1に示すよう
に、ガラス基板1をベースとして、その上に第1電極
2、第1絶縁層3、発光層4、第2絶縁層5及び第2電
極6を、真空蒸着やスパッタリング等で順次積層した構
造をしている。そして、耐湿保護のために、接着剤7を
介してガラス基板1にカバーガラス8を貼り合わせてパ
ネルとしている。
【0003】第1電極2と第2電極6は互いに直角をな
す方向に沿って(すなわち90度のねじれで)形成され
ており、例えばITO(Insium Tin Oxide )、アルミ
ニウム等の導体からなる。これら第1電極2及び第2電
極6をITO等の透明電極とすればEL素子を透明(透
明EL素子)にできる。発光層4は、例えばZnS、Z
nSe等の半導体材料にて形成され、発光中心にMnを
用いた場合は黄橙色、Tbを用いた場合は緑色、Smを
用いた場合は赤色に発光する。これらは無機の発光材の
例であるが、有機の発光材が用いられることもある。ま
た、第1絶縁層3及び第2絶縁層5は、TiO2 、Al
2O3、SiO2 、Si3N4等の誘電体が用いられる。こ
れら第1電極2〜第2電極6の厚みはおよそ2μmと非
常に薄いものである。
す方向に沿って(すなわち90度のねじれで)形成され
ており、例えばITO(Insium Tin Oxide )、アルミ
ニウム等の導体からなる。これら第1電極2及び第2電
極6をITO等の透明電極とすればEL素子を透明(透
明EL素子)にできる。発光層4は、例えばZnS、Z
nSe等の半導体材料にて形成され、発光中心にMnを
用いた場合は黄橙色、Tbを用いた場合は緑色、Smを
用いた場合は赤色に発光する。これらは無機の発光材の
例であるが、有機の発光材が用いられることもある。ま
た、第1絶縁層3及び第2絶縁層5は、TiO2 、Al
2O3、SiO2 、Si3N4等の誘電体が用いられる。こ
れら第1電極2〜第2電極6の厚みはおよそ2μmと非
常に薄いものである。
【0004】このようなEL素子では、上述したように
発光層及び絶縁層の膜厚が非常に小さいため、膜厚の分
布は画素毎の輝度特性に影響を与える。例として図2に
同一のEL素子内において膜厚の異なる任意の画素1、
2の電圧−輝度特性を模式的に示す。この図2の例のよ
うに、電圧−輝度特性の異なる画素1、2が同じEL素
子(ELパネル)内に存在する場合、以下のような問題
が生じる。
発光層及び絶縁層の膜厚が非常に小さいため、膜厚の分
布は画素毎の輝度特性に影響を与える。例として図2に
同一のEL素子内において膜厚の異なる任意の画素1、
2の電圧−輝度特性を模式的に示す。この図2の例のよ
うに、電圧−輝度特性の異なる画素1、2が同じEL素
子(ELパネル)内に存在する場合、以下のような問題
が生じる。
【0005】調光を必要としない表示なら、図2の例で
輝度特性が飽和するV0以上の電圧を印加すれば、画素
1、2とも輝度はほぼL0となり、輝度むらをほとんど
生じることはない。しかし、調光を必要とする場合、例
えば図2のV1の電圧を印加すると、画素1はL1の輝
度で発光し画素2はL2の輝度で発光してしまう、とい
うように同一パネル内において画素間で輝度むらを生じ
てしまう。特に、車載用のディスプレイのように、夜間
等に減光する必要がある場合には、上記の問題が顕著に
なる。
輝度特性が飽和するV0以上の電圧を印加すれば、画素
1、2とも輝度はほぼL0となり、輝度むらをほとんど
生じることはない。しかし、調光を必要とする場合、例
えば図2のV1の電圧を印加すると、画素1はL1の輝
度で発光し画素2はL2の輝度で発光してしまう、とい
うように同一パネル内において画素間で輝度むらを生じ
てしまう。特に、車載用のディスプレイのように、夜間
等に減光する必要がある場合には、上記の問題が顕著に
なる。
【0006】また、現在実用化されているEL素子は橙
色単色のものが中心である。多色カラーや白色を表示す
るものとして、4色成分を持つEL素子に青色と赤色の
フィルタを用いて多色や白色表示するカラーELディス
プレイ装置(特開平5−283166号公報)や青色に
発光するEL素子及び緑色と赤色に発光するEL素子を
重ねて配置して全色表示を可能とした薄膜EL表示装置
(特開平1−142694号公報)がある。
色単色のものが中心である。多色カラーや白色を表示す
るものとして、4色成分を持つEL素子に青色と赤色の
フィルタを用いて多色や白色表示するカラーELディス
プレイ装置(特開平5−283166号公報)や青色に
発光するEL素子及び緑色と赤色に発光するEL素子を
重ねて配置して全色表示を可能とした薄膜EL表示装置
(特開平1−142694号公報)がある。
【0007】しかし、前者の装置では青色フィルタをE
L素子の前面に配置しているため、白色表示を行う場合
にEL素子の輝度が大きく低下する。また、後者の装置
では青色EL素子を用いるため現状ではフルカラーや白
色表示を行う場合に十分な輝度を得ることができない。
L素子の前面に配置しているため、白色表示を行う場合
にEL素子の輝度が大きく低下する。また、後者の装置
では青色EL素子を用いるため現状ではフルカラーや白
色表示を行う場合に十分な輝度を得ることができない。
【0008】そこで、EL表示装置において十分な輝度
を得て、少なくとも白色表示を可能にする目的で、透明
EL素子の背面に面発光を行う面発光素子を配置するこ
とが考えられる。しかし、このように構成した場合に
は、表示色が、EL素子の発光色及びEL素子の発光色
と面発光素子の発光色とが重畳した色の2パターンに限
られてしまう。
を得て、少なくとも白色表示を可能にする目的で、透明
EL素子の背面に面発光を行う面発光素子を配置するこ
とが考えられる。しかし、このように構成した場合に
は、表示色が、EL素子の発光色及びEL素子の発光色
と面発光素子の発光色とが重畳した色の2パターンに限
られてしまう。
【0009】さらに、透明EL素子においては、EL表
示器を透かしての前方(EL素子の背後側)の視認性と
表示の明瞭性を両立させる必要がある。例えば車載用の
表示器として透明EL素子を使用した場合等では、朝
日、夕日等の太陽光が表示器の背面から直接入射してく
ると、EL素子による表示情報が見えなくなることもあ
る。この対策として、着色透明膜を用いて背後からの入
射光に対する透明ELパネルの透過率を低くする(例え
ば5〜70%)技術が提案されている(特許第2836
497号公報)。
示器を透かしての前方(EL素子の背後側)の視認性と
表示の明瞭性を両立させる必要がある。例えば車載用の
表示器として透明EL素子を使用した場合等では、朝
日、夕日等の太陽光が表示器の背面から直接入射してく
ると、EL素子による表示情報が見えなくなることもあ
る。この対策として、着色透明膜を用いて背後からの入
射光に対する透明ELパネルの透過率を低くする(例え
ば5〜70%)技術が提案されている(特許第2836
497号公報)。
【0010】しかし、この方法では透過率が固定されて
しまうため、外光が変化する場合には視認性が良好でな
かったり、ユーザが任意の透過率若しくはコントラスト
で表示を見ることが困難であった。
しまうため、外光が変化する場合には視認性が良好でな
かったり、ユーザが任意の透過率若しくはコントラスト
で表示を見ることが困難であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、EL
素子を備える表示装置にはさまざまな問題があり、より
良好な表示を可能にすることが求められていた。本発明
は、EL素子を備える表示装置の表示性能を向上するこ
とを目的としている。
素子を備える表示装置にはさまざまな問題があり、より
良好な表示を可能にすることが求められていた。本発明
は、EL素子を備える表示装置の表示性能を向上するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の表示装置は、2つの
電極群と、それら電極群の間に配された発光材料とを有
するエレクトロルミネッセンス素子(EL素子)を備え
る表示装置において、EL素子の観察者側にて互いに重
なって配される2枚の偏光フィルタと、これら2枚の偏
光フィルタの少なくとも一方の偏光方向を変化させる可
変手段とを備えたので、2枚の偏光フィルタの偏光方向
が平行になる状態から垂直になる状態まで無段階に変化
でき、EL素子の輝度を変化させずに、EL素子から観
察者に至る光を無段階で調光できる。
題を解決するための請求項1記載の表示装置は、2つの
電極群と、それら電極群の間に配された発光材料とを有
するエレクトロルミネッセンス素子(EL素子)を備え
る表示装置において、EL素子の観察者側にて互いに重
なって配される2枚の偏光フィルタと、これら2枚の偏
光フィルタの少なくとも一方の偏光方向を変化させる可
変手段とを備えたので、2枚の偏光フィルタの偏光方向
が平行になる状態から垂直になる状態まで無段階に変化
でき、EL素子の輝度を変化させずに、EL素子から観
察者に至る光を無段階で調光できる。
【0013】このため、電圧−輝度特性が飽和している
電圧条件(例えば図2に示すV0の電圧)でEL素子を
駆動すれば、同一のEL素子内において発光層や絶縁層
の膜厚分布等に依存して生じる輝度むらの影響をほとん
ど解消することができる。また、調光のための制御部
(輝度制御)が不要となるから、EL素子の駆動回路の
構成を単純化できる。
電圧条件(例えば図2に示すV0の電圧)でEL素子を
駆動すれば、同一のEL素子内において発光層や絶縁層
の膜厚分布等に依存して生じる輝度むらの影響をほとん
ど解消することができる。また、調光のための制御部
(輝度制御)が不要となるから、EL素子の駆動回路の
構成を単純化できる。
【0014】請求項2記載の表示装置は、請求項1記載
の表示装置において、偏光フィルタをその面に沿って回
転変位させることにより偏光方向を変化させる可変手段
を採用している。このような可変手段は、例えばモータ
を駆動源として偏光フィルタを回転させる機構(フィル
タ回転機構)等によって実現できるから、可変手段の構
成は単純で済む。
の表示装置において、偏光フィルタをその面に沿って回
転変位させることにより偏光方向を変化させる可変手段
を採用している。このような可変手段は、例えばモータ
を駆動源として偏光フィルタを回転させる機構(フィル
タ回転機構)等によって実現できるから、可変手段の構
成は単純で済む。
【0015】この際、自身では形状を保持できないよう
な偏光フィルタ、例えばフィルム状の偏光フィルタ等は
ガラス板や透明樹脂板等に貼り付ければよい。請求項3
記載の表示装置は、請求項1記載の表示装置において、
偏光フィルタのうち1枚をフィルム状としてこれをEL
素子に貼り付けているので、自身では形状を保持できな
いフィルム状の偏光フィルタを使用する際にこれを保持
するガラス板等の枚数を少なくできる。また、EL素子
とフィルム状の偏光フィルタとの位置や角度のずれも防
止できる。
な偏光フィルタ、例えばフィルム状の偏光フィルタ等は
ガラス板や透明樹脂板等に貼り付ければよい。請求項3
記載の表示装置は、請求項1記載の表示装置において、
偏光フィルタのうち1枚をフィルム状としてこれをEL
素子に貼り付けているので、自身では形状を保持できな
いフィルム状の偏光フィルタを使用する際にこれを保持
するガラス板等の枚数を少なくできる。また、EL素子
とフィルム状の偏光フィルタとの位置や角度のずれも防
止できる。
【0016】請求項4記載の表示装置は、請求項1記載
の表示装置において、2枚の偏光フィルタの少なくとも
一方は液晶パネルからなり、可変手段は液晶パネルの偏
光方向を電気的に変化させるので、例えば上記のフィル
タ回転機構のようなメカ的な構成は不要になり、表示装
置をよりコンパクト化できる。
の表示装置において、2枚の偏光フィルタの少なくとも
一方は液晶パネルからなり、可変手段は液晶パネルの偏
光方向を電気的に変化させるので、例えば上記のフィル
タ回転機構のようなメカ的な構成は不要になり、表示装
置をよりコンパクト化できる。
【0017】請求項5記載の表示装置は、2つの電極群
と、それら電極群の間に配された発光材料とを有するエ
レクトロルミネッセンス素子(EL素子)を備える表示
装置において、EL素子の背後側に配される面発光素子
と、面発光素子とEL素子の間で互いに重なって配され
る2枚の偏光フィルタと、これら2枚の偏光フィルタの
少なくとも一方の偏光方向を変化させる可変手段とを備
え、EL素子を、面発光素子とは異なる色を発光可能な
透明EL素子としたので、次のとおりのメリットがあ
る。
と、それら電極群の間に配された発光材料とを有するエ
レクトロルミネッセンス素子(EL素子)を備える表示
装置において、EL素子の背後側に配される面発光素子
と、面発光素子とEL素子の間で互いに重なって配され
る2枚の偏光フィルタと、これら2枚の偏光フィルタの
少なくとも一方の偏光方向を変化させる可変手段とを備
え、EL素子を、面発光素子とは異なる色を発光可能な
透明EL素子としたので、次のとおりのメリットがあ
る。
【0018】まず、面発光素子と透明EL素子の双方を
発光させた状態で、2枚の偏光フィルタの偏光方向が平
行になる状態とすれば、透明EL素子の発光域について
は面発光素子の発光色と透明EL素子の発光色の混合色
を表示でき、他の領域(例えば透明EL素子の発光域の
周囲)は面発光素子の発光色になり、複数色による表示
が可能になる。
発光させた状態で、2枚の偏光フィルタの偏光方向が平
行になる状態とすれば、透明EL素子の発光域について
は面発光素子の発光色と透明EL素子の発光色の混合色
を表示でき、他の領域(例えば透明EL素子の発光域の
周囲)は面発光素子の発光色になり、複数色による表示
が可能になる。
【0019】この際に、請求項5記載のように、透明E
L素子の発光色と面発光素子の発光色とを補色の関係に
すれば、それらの合成色として白色を得ることができ
る。両者を発光させた状態で2枚の偏光フィルタの偏光
方向が平行な状態から垂直な状態へと変化させると、面
発光素子から発して透明EL素子を透過する光が徐々に
減少するから、面発光素子の発光色と透明EL素子の発
光色の混合色の色調は徐々に透明EL素子の発光色側に
無段階に変化する。そして、2枚の偏光フィルタの偏光
方向が垂直になると、面発光素子からの光が完全に遮断
されて透明EL素子の発光による表示だけとなる。
L素子の発光色と面発光素子の発光色とを補色の関係に
すれば、それらの合成色として白色を得ることができ
る。両者を発光させた状態で2枚の偏光フィルタの偏光
方向が平行な状態から垂直な状態へと変化させると、面
発光素子から発して透明EL素子を透過する光が徐々に
減少するから、面発光素子の発光色と透明EL素子の発
光色の混合色の色調は徐々に透明EL素子の発光色側に
無段階に変化する。そして、2枚の偏光フィルタの偏光
方向が垂直になると、面発光素子からの光が完全に遮断
されて透明EL素子の発光による表示だけとなる。
【0020】このように複数色の表示が可能で、透明E
L素子の発光色と面発光素子の発光色との選択(補色の
関係)により白色発光でき、しかも合成色の色調を無段
階に変化できる。また、透明EL素子を多色発光可能に
すれば、さらにさまざまな色を出すことができ、バリエ
ーションも高まる。
L素子の発光色と面発光素子の発光色との選択(補色の
関係)により白色発光でき、しかも合成色の色調を無段
階に変化できる。また、透明EL素子を多色発光可能に
すれば、さらにさまざまな色を出すことができ、バリエ
ーションも高まる。
【0021】請求項6記載の表示装置は、請求項5記載
の表示装置において、透明EL素子は、面発光素子の発
光色とは補色の関係になる色を発光可能であるので、上
述のとおり白色表示できる。請求項7記載の表示装置
は、請求項5記載の表示装置において、面発光素子は、
青色発光を行う光源と、その光源からの光を拡散させる
拡散板とを備えるので、橙色単色の透明EL素子と組み
合わせることで白色表示が可能になる。前述したとおり
現在実用化されているEL素子は橙色単色のものが中心
である。つまり、入手し易いしコスト面の負担も少なく
て済むので、白色表示をする場合に好適と言える。青色
光源は、例えば青色LED等を使用できるが、これに限
るものではない。拡散板は、その光源からの光を面的に
拡散できればよく、例えば表面の粗い樹脂板等を使用で
きるが特に限定はない。
の表示装置において、透明EL素子は、面発光素子の発
光色とは補色の関係になる色を発光可能であるので、上
述のとおり白色表示できる。請求項7記載の表示装置
は、請求項5記載の表示装置において、面発光素子は、
青色発光を行う光源と、その光源からの光を拡散させる
拡散板とを備えるので、橙色単色の透明EL素子と組み
合わせることで白色表示が可能になる。前述したとおり
現在実用化されているEL素子は橙色単色のものが中心
である。つまり、入手し易いしコスト面の負担も少なく
て済むので、白色表示をする場合に好適と言える。青色
光源は、例えば青色LED等を使用できるが、これに限
るものではない。拡散板は、その光源からの光を面的に
拡散できればよく、例えば表面の粗い樹脂板等を使用で
きるが特に限定はない。
【0022】請求項8記載の表示装置は、請求項5記載
の表示装置において、面発光素子は、発光色に青色成分
を含む面光源と青色フィルタとを備える。面光源自体の
色は青単色でなくてもよい(青色成分を含むことは必須
である)ので、表示装置の用途、使用環境、寸法的な制
限等に応じて適宜の光源を選択できる。よって設計、製
造上の自由度が高まる。
の表示装置において、面発光素子は、発光色に青色成分
を含む面光源と青色フィルタとを備える。面光源自体の
色は青単色でなくてもよい(青色成分を含むことは必須
である)ので、表示装置の用途、使用環境、寸法的な制
限等に応じて適宜の光源を選択できる。よって設計、製
造上の自由度が高まる。
【0023】請求項9記載の表示装置は、2つの電極群
と、それら電極群の間に配された発光材料とを有するエ
レクトロルミネッセンス素子(EL素子)を備える表示
装置において、EL素子の外光入射側にて互いに重なっ
て配される2枚の偏光フィルタと、これら2枚の偏光フ
ィルタの少なくとも一方の偏光方向を変化させる可変手
段とを備えたので、2枚の偏光フィルタの偏光方向を平
行から垂直の範囲で無段階に調節でき、それによって外
光の透過率を無段階で調節できる。
と、それら電極群の間に配された発光材料とを有するエ
レクトロルミネッセンス素子(EL素子)を備える表示
装置において、EL素子の外光入射側にて互いに重なっ
て配される2枚の偏光フィルタと、これら2枚の偏光フ
ィルタの少なくとも一方の偏光方向を変化させる可変手
段とを備えたので、2枚の偏光フィルタの偏光方向を平
行から垂直の範囲で無段階に調節でき、それによって外
光の透過率を無段階で調節できる。
【0024】これによりEL素子を発光させて表示する
際には、外光(すなわち表示背景)とEL素子による表
示とのコントラストを無段階に調節できる。この表示装
置を車載用の表示器として使用する場合等に太陽光等の
強い外光が表示器の背面から入射しても、2枚の偏光フ
ィルタの偏光方向を垂直にして外光を遮断すれば、コン
トラストが最大となるのでEL素子による表示はきわめ
て良好になる。
際には、外光(すなわち表示背景)とEL素子による表
示とのコントラストを無段階に調節できる。この表示装
置を車載用の表示器として使用する場合等に太陽光等の
強い外光が表示器の背面から入射しても、2枚の偏光フ
ィルタの偏光方向を垂直にして外光を遮断すれば、コン
トラストが最大となるのでEL素子による表示はきわめ
て良好になる。
【0025】また、EL素子を透かしての前方(EL素
子の背後側)の視認性を高めたい場合には2枚の偏光フ
ィルタの偏光方向を平行にすればよい。これらの例に限
らず、2枚の偏光フィルタの偏光方向の角度をさまざま
に調節して、外光(表示背景、EL素子の背後側の視認
性)との関係に応じて適切な表示状態とすることができ
る。つまり、外光が変化する場合でも良好な視認性を確
保でき、ユーザが任意の透過率若しくはコントラストで
表示を見ることができる。
子の背後側)の視認性を高めたい場合には2枚の偏光フ
ィルタの偏光方向を平行にすればよい。これらの例に限
らず、2枚の偏光フィルタの偏光方向の角度をさまざま
に調節して、外光(表示背景、EL素子の背後側の視認
性)との関係に応じて適切な表示状態とすることができ
る。つまり、外光が変化する場合でも良好な視認性を確
保でき、ユーザが任意の透過率若しくはコントラストで
表示を見ることができる。
【0026】請求項10記載の表示装置は、請求項9記
載の表示装置において、偏光フィルタをその面に沿って
回転変位させることにより偏光方向を変化させる可変手
段を採用している。このような可変手段は、例えばモー
タを駆動源として偏光フィルタを回転させる機構(フィ
ルタ回転機構)等によって実現できるから、可変手段の
構成は単純で済む。
載の表示装置において、偏光フィルタをその面に沿って
回転変位させることにより偏光方向を変化させる可変手
段を採用している。このような可変手段は、例えばモー
タを駆動源として偏光フィルタを回転させる機構(フィ
ルタ回転機構)等によって実現できるから、可変手段の
構成は単純で済む。
【0027】この際、自身では形状を保持できないよう
な偏光フィルタ、例えばフィルム状の偏光フィルタ等は
ガラス板や透明樹脂板等に貼り付ければよい。請求項1
1記載の表示装置は、請求項9記載の表示装置におい
て、偏光フィルタのうち1枚をフィルム状としてこれを
EL素子に貼り付けているので、自身では形状を保持で
きないフィルム状の偏光フィルタを使用する際にこれを
保持するガラス板等の枚数を少なくできる。また、EL
素子とフィルム状の偏光フィルタとの位置や角度のずれ
も防止できる。
な偏光フィルタ、例えばフィルム状の偏光フィルタ等は
ガラス板や透明樹脂板等に貼り付ければよい。請求項1
1記載の表示装置は、請求項9記載の表示装置におい
て、偏光フィルタのうち1枚をフィルム状としてこれを
EL素子に貼り付けているので、自身では形状を保持で
きないフィルム状の偏光フィルタを使用する際にこれを
保持するガラス板等の枚数を少なくできる。また、EL
素子とフィルム状の偏光フィルタとの位置や角度のずれ
も防止できる。
【0028】請求項12記載の表示装置は、請求項9記
載の表示装置において、2枚の偏光フィルタの少なくと
も一方は液晶パネルからなり、可変手段は液晶パネルの
偏光方向を電気的に変化させるので、例えば上記のフィ
ルタ回転機構のようなメカ的な構成は不要になり、表示
装置をよりコンパクト化できる。
載の表示装置において、2枚の偏光フィルタの少なくと
も一方は液晶パネルからなり、可変手段は液晶パネルの
偏光方向を電気的に変化させるので、例えば上記のフィ
ルタ回転機構のようなメカ的な構成は不要になり、表示
装置をよりコンパクト化できる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態をいく
つかの実施例にて説明する。
つかの実施例にて説明する。
【0030】
【実施例1】図3は本実施例の表示装置の構成の説明図
であり、図3(a)は正面側からの、図3(b)は側面
側からの構造を示している。この表示装置21は、表示
部15aと制御回路16とで構成されている。
であり、図3(a)は正面側からの、図3(b)は側面
側からの構造を示している。この表示装置21は、表示
部15aと制御回路16とで構成されている。
【0031】表示部15aは、EL素子に該当する透明
ELパネル9、その前面側に接して配された固定偏光フ
ィルタ10、固定偏光フィルタ10と平行に配された円
盤状の回転偏光フィルタ11、回転偏光フィルタ11の
上側縁に接するガイドローラ12、回転偏光フィルタ1
1の下縁に接する駆動ローラ12a、駆動ローラ12a
を回転させるための回転用モータ13及びこれらを収納
するケース14からなっている。ここで、固定偏光フィ
ルタ10と回転偏光フィルタ11の光透過率はそれぞれ
45%のものを用いた。
ELパネル9、その前面側に接して配された固定偏光フ
ィルタ10、固定偏光フィルタ10と平行に配された円
盤状の回転偏光フィルタ11、回転偏光フィルタ11の
上側縁に接するガイドローラ12、回転偏光フィルタ1
1の下縁に接する駆動ローラ12a、駆動ローラ12a
を回転させるための回転用モータ13及びこれらを収納
するケース14からなっている。ここで、固定偏光フィ
ルタ10と回転偏光フィルタ11の光透過率はそれぞれ
45%のものを用いた。
【0032】本例では、固定偏光フィルタ10は透明材
料(例えばアクリルやガラス)の板に偏光フィルムを貼
り付けたものを使用しているが、偏光フィルムを透明E
Lパネル9に貼り付けてもよい。回転偏光フィルタ11
は、透明材料(例えばアクリルやガラス)の円盤に偏光
フィルムを貼り付けたものである。回転用モータ13
は、その回転角度を任意に制御可能なモータ例えばパル
スモータやサーボモータが用いられている。ガイドロー
ラ12及び駆動ローラ12aの表面(回転偏光フィルタ
11の縁に接する面)は、例えば合成ゴム等の弾性かつ
摩擦性の高い素材が使用され、回転用モータ13によっ
て駆動ローラ12aを回転させることで回転偏光フィル
タ11を回転変位させることができる。つまり、回転用
モータ13、駆動ローラ12a及びガイドローラ12に
て可変手段に該当する機構が構成されている。
料(例えばアクリルやガラス)の板に偏光フィルムを貼
り付けたものを使用しているが、偏光フィルムを透明E
Lパネル9に貼り付けてもよい。回転偏光フィルタ11
は、透明材料(例えばアクリルやガラス)の円盤に偏光
フィルムを貼り付けたものである。回転用モータ13
は、その回転角度を任意に制御可能なモータ例えばパル
スモータやサーボモータが用いられている。ガイドロー
ラ12及び駆動ローラ12aの表面(回転偏光フィルタ
11の縁に接する面)は、例えば合成ゴム等の弾性かつ
摩擦性の高い素材が使用され、回転用モータ13によっ
て駆動ローラ12aを回転させることで回転偏光フィル
タ11を回転変位させることができる。つまり、回転用
モータ13、駆動ローラ12a及びガイドローラ12に
て可変手段に該当する機構が構成されている。
【0033】透明ELパネル9の構造は図1に示すとお
りであり、これについては従来技術の項で説明したの
で、ここでは説明を省略する。制御回路16は透明EL
パネル9の各画素の発光を制御するためのEL制御回路
16aと回転用モータ13の回転を制御するためのモー
タ制御回路16bからなっている。
りであり、これについては従来技術の項で説明したの
で、ここでは説明を省略する。制御回路16は透明EL
パネル9の各画素の発光を制御するためのEL制御回路
16aと回転用モータ13の回転を制御するためのモー
タ制御回路16bからなっている。
【0034】モータ制御回路16bにより回転用モータ
13の回転角度を制御することにより、回転偏光フィル
タ11の回転角度すなわち偏光方向を任意に変化可能で
ある。より具体的には、図4(a)に示すように回転偏
光フィルタ11の偏光方向が固定偏光フィルタ10の偏
光方向と平行となる回転角度(以下、平行位置とい
う。)と、図4(b)に示すように回転偏光フィルタ1
1の偏光方向が固定偏光フィルタ10の偏光方向と垂直
となる回転角度(以下、垂直位置という。)との間で回
転偏光フィルタ11の回転角度を任意に制御できる。
13の回転角度を制御することにより、回転偏光フィル
タ11の回転角度すなわち偏光方向を任意に変化可能で
ある。より具体的には、図4(a)に示すように回転偏
光フィルタ11の偏光方向が固定偏光フィルタ10の偏
光方向と平行となる回転角度(以下、平行位置とい
う。)と、図4(b)に示すように回転偏光フィルタ1
1の偏光方向が固定偏光フィルタ10の偏光方向と垂直
となる回転角度(以下、垂直位置という。)との間で回
転偏光フィルタ11の回転角度を任意に制御できる。
【0035】このため、回転偏光フィルタ11の回転角
度を制御すれば、透明ELパネル9から発される光が、
固定偏光フィルタ10及び回転偏光フィルタ11を透過
できる状態(平行位置)と完全に遮断される状態(垂直
位置)との間で無段階に調光できる。
度を制御すれば、透明ELパネル9から発される光が、
固定偏光フィルタ10及び回転偏光フィルタ11を透過
できる状態(平行位置)と完全に遮断される状態(垂直
位置)との間で無段階に調光できる。
【0036】つまり、透明ELパネル9の輝度を制御し
なくても(駆動条件を一定にしたままで)、回転偏光フ
ィルタ11の回転角度を制御することで透明ELパネル
9から観察者に到達する光を調光できる。そのため、透
明ELパネル9を、例えば図2に示す電圧V0のよう
に、電圧−輝度特性が飽和している電圧条件で駆動すれ
ば、透明ELパネル9の各画素の発光層4や絶縁層3、
5の膜厚分布に等に依存して生じる輝度むらの影響をほ
とんどなくすことができ、しかも無段階で調光できる。
この調光は回転用モータ13の回転角度を制御すること
によって行われるから、透明ELパネル9の輝度を制御
するための制御部は不要となる。
なくても(駆動条件を一定にしたままで)、回転偏光フ
ィルタ11の回転角度を制御することで透明ELパネル
9から観察者に到達する光を調光できる。そのため、透
明ELパネル9を、例えば図2に示す電圧V0のよう
に、電圧−輝度特性が飽和している電圧条件で駆動すれ
ば、透明ELパネル9の各画素の発光層4や絶縁層3、
5の膜厚分布に等に依存して生じる輝度むらの影響をほ
とんどなくすことができ、しかも無段階で調光できる。
この調光は回転用モータ13の回転角度を制御すること
によって行われるから、透明ELパネル9の輝度を制御
するための制御部は不要となる。
【0037】なお、回転用モータ13に代えて回転用ノ
ブ等を設けて、手動による調光を可能にすることもでき
る。また、本実施例では透明ELパネル9側の偏光フィ
ルタを固定し観察者側の偏光フィルタを可動にしている
がこれを逆にしてもよいし、両方の偏光フィルタを可動
としてもよい。
ブ等を設けて、手動による調光を可能にすることもでき
る。また、本実施例では透明ELパネル9側の偏光フィ
ルタを固定し観察者側の偏光フィルタを可動にしている
がこれを逆にしてもよいし、両方の偏光フィルタを可動
としてもよい。
【0038】
【実施例2】図5に示すように、この表示装置23は、
表示部15bと制御回路16とで構成されている。表示
部15bは、実施例1と同様の透明ELパネル9、固定
偏光フィルタ10、回転偏光フィルタ11、ガイドロー
ラ12、駆動ローラ12a、回転用モータ13及びケー
ス14を備える。さらに、表示部15bは面発光素子1
7を備え、固定偏光フィルタ10が透明ELパネル9の
背面側に配され、その固定偏光フィルタ10と面発光素
子17との間に回転偏光フィルタ11が配されている点
で実施例1とは違っている。
表示部15bと制御回路16とで構成されている。表示
部15bは、実施例1と同様の透明ELパネル9、固定
偏光フィルタ10、回転偏光フィルタ11、ガイドロー
ラ12、駆動ローラ12a、回転用モータ13及びケー
ス14を備える。さらに、表示部15bは面発光素子1
7を備え、固定偏光フィルタ10が透明ELパネル9の
背面側に配され、その固定偏光フィルタ10と面発光素
子17との間に回転偏光フィルタ11が配されている点
で実施例1とは違っている。
【0039】面発光素子17は、本実施例ではLEDア
レイの前面(透明ELパネル9側)に拡散板を配したも
のが使用されているが、他の構成例えば冷陰極管をバッ
クライトに使用してその前面側に色フィルタを配する構
成等を使用できる。また、本実施例では透明ELパネル
9として橙色単色のEL素子を使用し、面発光素子17
には青色LEDのアレイを組み込んでおり、透明ELパ
ネル9の発光色と面発光素子17の発光色とが補色の関
係になっている。透明ELパネル9の発光色と面発光素
子17の発光色とは、表示装置23の用途等に応じて設
定されればよいので、他の色にすることもできるし、必
ずしも補色の関係としなくてもよい。
レイの前面(透明ELパネル9側)に拡散板を配したも
のが使用されているが、他の構成例えば冷陰極管をバッ
クライトに使用してその前面側に色フィルタを配する構
成等を使用できる。また、本実施例では透明ELパネル
9として橙色単色のEL素子を使用し、面発光素子17
には青色LEDのアレイを組み込んでおり、透明ELパ
ネル9の発光色と面発光素子17の発光色とが補色の関
係になっている。透明ELパネル9の発光色と面発光素
子17の発光色とは、表示装置23の用途等に応じて設
定されればよいので、他の色にすることもできるし、必
ずしも補色の関係としなくてもよい。
【0040】そして、制御回路16には、実施例1と同
様のEL制御回路16a及びモータ制御回路16bの他
に面発光素子17の発光状態を制御するための発光素子
駆動回路16cが設けられている。この表示装置23に
おいても、実施例1と同様に回転用モータ13にて回転
偏光フィルタ11を回転させることによって、図4
(a)に示す平行位置〜図4(b)に示す垂直位置との
間で回転偏光フィルタ11の回転角度を任意に制御で
き、回転偏光フィルタ11の回転角度に応じて、面発光
素子17から透明ELパネル9に至る光を透過させる状
態(平行位置)と完全に遮断する状態(垂直位置)との
間で無段階に調光できる。
様のEL制御回路16a及びモータ制御回路16bの他
に面発光素子17の発光状態を制御するための発光素子
駆動回路16cが設けられている。この表示装置23に
おいても、実施例1と同様に回転用モータ13にて回転
偏光フィルタ11を回転させることによって、図4
(a)に示す平行位置〜図4(b)に示す垂直位置との
間で回転偏光フィルタ11の回転角度を任意に制御で
き、回転偏光フィルタ11の回転角度に応じて、面発光
素子17から透明ELパネル9に至る光を透過させる状
態(平行位置)と完全に遮断する状態(垂直位置)との
間で無段階に調光できる。
【0041】このため、面発光素子17を発光させ透明
ELパネル9にて文字等を発光表示させた状態で回転偏
光フィルタ11の回転角度を平行位置にすれば、図6
(a)に示すように、透明ELパネル9の発光表示部分
を面発光素子17の発光色との合成色(本例では白色)
に、その背景を面発光素子17の発光色(本例では青
色)に表示でき、回転偏光フィルタ11の回転角度を垂
直位置にすれば、図6(b)に示すように、透明ELパ
ネル9の発光表示部分をその本来の発光色(本例では橙
色)で表示し、背景を黒色で表示できる。
ELパネル9にて文字等を発光表示させた状態で回転偏
光フィルタ11の回転角度を平行位置にすれば、図6
(a)に示すように、透明ELパネル9の発光表示部分
を面発光素子17の発光色との合成色(本例では白色)
に、その背景を面発光素子17の発光色(本例では青
色)に表示でき、回転偏光フィルタ11の回転角度を垂
直位置にすれば、図6(b)に示すように、透明ELパ
ネル9の発光表示部分をその本来の発光色(本例では橙
色)で表示し、背景を黒色で表示できる。
【0042】また、同じ発光状態で回転偏光フィルタ1
1の回転角度を平行位置〜垂直位置の間で変化させれ
ば、合成色(本例では白色)から単色(本例では橙色)
までの任意の色調とすることができるし、透明ELパネ
ル9の表示と背景とのコントラストを無段階で調整でき
る。
1の回転角度を平行位置〜垂直位置の間で変化させれ
ば、合成色(本例では白色)から単色(本例では橙色)
までの任意の色調とすることができるし、透明ELパネ
ル9の表示と背景とのコントラストを無段階で調整でき
る。
【0043】本実施例の表示装置23は、透明ELパネ
ル9の発光色と面発光素子17の発光色との合成色とし
て複数色の表示が可能で、透明ELパネル9の発光色と
面発光素子17の発光色との選択(補色の関係)により
白色発光でき、しかも合成色の色調を無段階に変化でき
る。また、透明ELパネル9を多色発光可能にすれば、
さらにさまざまな色を出すことができ、バリエーション
も高まる。
ル9の発光色と面発光素子17の発光色との合成色とし
て複数色の表示が可能で、透明ELパネル9の発光色と
面発光素子17の発光色との選択(補色の関係)により
白色発光でき、しかも合成色の色調を無段階に変化でき
る。また、透明ELパネル9を多色発光可能にすれば、
さらにさまざまな色を出すことができ、バリエーション
も高まる。
【0044】なお、この実施例でも回転用モータ13に
代えて回転用ノブ等を設けて、手動による調光を可能に
することもできる。また、透明ELパネル9側の偏光フ
ィルタを固定し面発光素子17側の偏光フィルタを可動
にしているがこれを逆にしてもよいし、両方の偏光フィ
ルタを可動としてもよい。
代えて回転用ノブ等を設けて、手動による調光を可能に
することもできる。また、透明ELパネル9側の偏光フ
ィルタを固定し面発光素子17側の偏光フィルタを可動
にしているがこれを逆にしてもよいし、両方の偏光フィ
ルタを可動としてもよい。
【0045】
【実施例3】本実施例の表示装置25は実施例1と実施
例2を組み合わせた構成であり、色表示のバリエーショ
ンをさらに増やすことができ、より微妙な調光も可能で
ある。
例2を組み合わせた構成であり、色表示のバリエーショ
ンをさらに増やすことができ、より微妙な調光も可能で
ある。
【0046】図7に示すように、表示装置25の表示部
15cは、実施例1、2と同様の透明ELパネル9及び
実施例2と同様の面発光素子17を備えている。透明E
Lパネル9の前面及び背面にはそれぞれ偏光フィルム1
8が貼られており、2枚の偏光フィルム18の偏光方向
は互いに平行である。透明ELパネル9の前面側及び背
面側(面発光素子17との間)には、実施例1、2と同
様の回転偏光フィルタ11がそれぞれ配されている。各
回転偏光フィルタ11は、実施例1、2と同様にガイド
ローラ12、駆動ローラ12a及び回転用モータ13か
らなる可変手段にて回転変位させられる。そしてこれら
表示部15cを構成する各部がケース14に収容されて
いる。
15cは、実施例1、2と同様の透明ELパネル9及び
実施例2と同様の面発光素子17を備えている。透明E
Lパネル9の前面及び背面にはそれぞれ偏光フィルム1
8が貼られており、2枚の偏光フィルム18の偏光方向
は互いに平行である。透明ELパネル9の前面側及び背
面側(面発光素子17との間)には、実施例1、2と同
様の回転偏光フィルタ11がそれぞれ配されている。各
回転偏光フィルタ11は、実施例1、2と同様にガイド
ローラ12、駆動ローラ12a及び回転用モータ13か
らなる可変手段にて回転変位させられる。そしてこれら
表示部15cを構成する各部がケース14に収容されて
いる。
【0047】制御回路16には、実施例1、2と同様の
EL制御回路16a、実施例1、2と同様であるが2つ
の回転用モータ13を個別に制御可能なモータ制御回路
16b、実施例2と同様の発光素子駆動回路16cが設
けられている。この表示装置25では、透明ELパネル
9の前面側に配されている偏光フィルム18と回転偏光
フィルタ11の偏光方向を平行にした状態で、透明EL
パネル9と面発光素子17との間に配されている回転偏
光フィルタ11を回転変位させれば、実施例2と同様
に、透明ELパネル9と面発光素子17と合成色(本例
では白色)から透明ELパネル9の単色(本例では橙
色)までの任意の色調で表示することができ、透明EL
パネル9の表示と背景とのコントラストを無段階で調整
できる。
EL制御回路16a、実施例1、2と同様であるが2つ
の回転用モータ13を個別に制御可能なモータ制御回路
16b、実施例2と同様の発光素子駆動回路16cが設
けられている。この表示装置25では、透明ELパネル
9の前面側に配されている偏光フィルム18と回転偏光
フィルタ11の偏光方向を平行にした状態で、透明EL
パネル9と面発光素子17との間に配されている回転偏
光フィルタ11を回転変位させれば、実施例2と同様
に、透明ELパネル9と面発光素子17と合成色(本例
では白色)から透明ELパネル9の単色(本例では橙
色)までの任意の色調で表示することができ、透明EL
パネル9の表示と背景とのコントラストを無段階で調整
できる。
【0048】そして、透明ELパネル9の前面側に配さ
れている回転偏光フィルタ11の回転角度を変化させる
ことにより、観察者に至る光量(すなわち表示装置25
としての輝度)を無段階で調節できる。なお、この実施
例でも回転用モータ13に代えて回転用ノブ等を設け
て、手動による調光を可能にすることもできる。また、
対をなす偏光フィルタの内透明ELパネル9側を固定
し、これから離れた偏光フィルタを可動にしているがこ
れを逆にしてもよいし、両方の偏光フィルタを可動とし
てもよい。
れている回転偏光フィルタ11の回転角度を変化させる
ことにより、観察者に至る光量(すなわち表示装置25
としての輝度)を無段階で調節できる。なお、この実施
例でも回転用モータ13に代えて回転用ノブ等を設け
て、手動による調光を可能にすることもできる。また、
対をなす偏光フィルタの内透明ELパネル9側を固定
し、これから離れた偏光フィルタを可動にしているがこ
れを逆にしてもよいし、両方の偏光フィルタを可動とし
てもよい。
【0049】
【実施例4】この表示装置27は偏光フィルタをEL素
子の背面側に配した例である。図8に示すように、この
表示装置27は、表示部15dと制御回路16とで構成
されている。
子の背面側に配した例である。図8に示すように、この
表示装置27は、表示部15dと制御回路16とで構成
されている。
【0050】表示部15dは、実施例1と同様の透明E
Lパネル9、固定偏光フィルタ10、回転偏光フィルタ
11、ガイドローラ12、駆動ローラ12a、回転用モ
ータ13及びケース14を備えるが、固定偏光フィルタ
10が透明ELパネル9の背面側に接し、その固定偏光
フィルタ10側に回転偏光フィルタ11が配されている
点で実施例1とは違っている。
Lパネル9、固定偏光フィルタ10、回転偏光フィルタ
11、ガイドローラ12、駆動ローラ12a、回転用モ
ータ13及びケース14を備えるが、固定偏光フィルタ
10が透明ELパネル9の背面側に接し、その固定偏光
フィルタ10側に回転偏光フィルタ11が配されている
点で実施例1とは違っている。
【0051】この表示装置27では、実施例1と同様に
回転偏光フィルタ11の回転角度を変化させることがで
き、それによって透明ELパネル9の背面側から前面側
に透過する光の量(透過率)を無段階に制御できる。ま
た、透明ELパネル9を発光させている場合には、透明
ELパネル9の表示と背景側とのコントラストを無段階
に制御できる。つまり、外光の変化やユーザの要求に従
って、透過率及びコントラストの無段階調整が可能であ
る。
回転偏光フィルタ11の回転角度を変化させることがで
き、それによって透明ELパネル9の背面側から前面側
に透過する光の量(透過率)を無段階に制御できる。ま
た、透明ELパネル9を発光させている場合には、透明
ELパネル9の表示と背景側とのコントラストを無段階
に制御できる。つまり、外光の変化やユーザの要求に従
って、透過率及びコントラストの無段階調整が可能であ
る。
【0052】なお、この実施例でも回転用モータ13に
代えて回転用ノブ等を設けて、手動による調光を可能に
することもできる。また、透明ELパネル9側の偏光フ
ィルタを固定し、これから離れた偏光フィルタを可動に
しているがこれを逆にしてもよいし、両方の偏光フィル
タを可動としてもよい。
代えて回転用ノブ等を設けて、手動による調光を可能に
することもできる。また、透明ELパネル9側の偏光フ
ィルタを固定し、これから離れた偏光フィルタを可動に
しているがこれを逆にしてもよいし、両方の偏光フィル
タを可動としてもよい。
【0053】
【実施例5】この表示装置29は偏光フィルタとして液
晶パネルを用いる例である。具体的には、図9に示すよ
うに、実施例4の回転偏光フィルタ11を液晶パネル1
9に置き換え、ガイドローラ12、駆動ローラ12a、
回転用モータ13及びモータ制御回路16bに代わって
可変手段となる液晶制御回路16dを制御回路16に設
けたものである。
晶パネルを用いる例である。具体的には、図9に示すよ
うに、実施例4の回転偏光フィルタ11を液晶パネル1
9に置き換え、ガイドローラ12、駆動ローラ12a、
回転用モータ13及びモータ制御回路16bに代わって
可変手段となる液晶制御回路16dを制御回路16に設
けたものである。
【0054】液晶パネル19の液晶はTN(ツイステッ
ドネマチック)液晶等が使用され、電界をかけることに
より偏光方向を0〜90度の範囲で変化させることがで
きる。液晶制御回路16dは、その電界を制御するため
の回路である。この表示装置29では、液晶パネル19
の偏光方向を変化させることにより、実施例4と同様に
透明ELパネル9の背面側から前面側に透過する光の透
過率を無段階に制御でき、透明ELパネル9の表示と背
景側とのコントラストを無段階に制御できる。つまり、
外光の変化やユーザの要求に従って、透過率及びコント
ラストの無段階調整が可能である。しかも、液晶パネル
19にかける電界を変化させるだけでその偏光方向を変
化できるので、偏光方向の切換はほとんど瞬時に行われ
る。つまり応答性に優れている。
ドネマチック)液晶等が使用され、電界をかけることに
より偏光方向を0〜90度の範囲で変化させることがで
きる。液晶制御回路16dは、その電界を制御するため
の回路である。この表示装置29では、液晶パネル19
の偏光方向を変化させることにより、実施例4と同様に
透明ELパネル9の背面側から前面側に透過する光の透
過率を無段階に制御でき、透明ELパネル9の表示と背
景側とのコントラストを無段階に制御できる。つまり、
外光の変化やユーザの要求に従って、透過率及びコント
ラストの無段階調整が可能である。しかも、液晶パネル
19にかける電界を変化させるだけでその偏光方向を変
化できるので、偏光方向の切換はほとんど瞬時に行われ
る。つまり応答性に優れている。
【0055】また、表示部15eは、ガイドローラ1
2、駆動ローラ12a及び回転用モータ13を必要とし
ないので、これらを収容するためのスペースも不要とな
り、図9に示すように固定偏光フィルタ10と液晶パネ
ル19とを接触させることも可能であるので、表示部1
5eを小型化できる。
2、駆動ローラ12a及び回転用モータ13を必要とし
ないので、これらを収容するためのスペースも不要とな
り、図9に示すように固定偏光フィルタ10と液晶パネ
ル19とを接触させることも可能であるので、表示部1
5eを小型化できる。
【0056】なお実施例1〜3の回転偏光フィルタ11
を液晶パネル19に置き換えることも可能で、実施例1
〜3の効果を保った上で、液晶パネル19による応答性
の向上や小型化のメリットを得ることができる。また、
実施例1〜5のELパネル9は無機系ELパネルである
が、有機系ELパネルとしても勿論よい。
を液晶パネル19に置き換えることも可能で、実施例1
〜3の効果を保った上で、液晶パネル19による応答性
の向上や小型化のメリットを得ることができる。また、
実施例1〜5のELパネル9は無機系ELパネルである
が、有機系ELパネルとしても勿論よい。
【0057】以上、いくつか実施例に従って、本発明の
実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図1】 実施例1〜5の表示装置に使用したELパネ
ルの断面構造の概要図である。
ルの断面構造の概要図である。
【図2】 EL素子における電圧−輝度特性の概要図で
ある。
ある。
【図3】 実施例1の表示装置の概要図である。
【図4】 実施例1〜5における偏光フィルタの偏光方
向の説明図であり、図4(a)は2枚の偏光フィルタの
偏光方向が平行な場合、図4(b)は2枚の偏光フィル
タの偏光方向が垂直な場合を示している。
向の説明図であり、図4(a)は2枚の偏光フィルタの
偏光方向が平行な場合、図4(b)は2枚の偏光フィル
タの偏光方向が垂直な場合を示している。
【図5】 実施例2の表示装置の概要図である。
【図6】 実施例2の表示装置における色調とコントラ
ストの変化の説明図であり、図6(a)は背景色を制限
しない場合を、図6(b)は背景色を遮断した場合を示
している。
ストの変化の説明図であり、図6(a)は背景色を制限
しない場合を、図6(b)は背景色を遮断した場合を示
している。
【図7】 実施例3の表示装置の概要図である。
【図8】 実施例4の表示装置の概要図である。
【図9】 実施例5の表示装置の概要図である。
9…透明ELパネル(EL素子) 10…固定偏光フィルム(偏光フィルタ) 11…回転偏光フィルタ(偏光フィルタ) 12…ガイドローラ(可変手段) 12a…駆動ローラ(可変手段) 13…回転用モータ(可変手段) 15a、15b、15c、15d、15e…表示部 16…制御回路 16a…EL制御回路 16b…モータ制御回路 16c…発光素子駆動回路 16d…液晶制御回路(可変手段) 17…面発光素子 18…偏光フィルム(偏光フィルタ) 19…液晶パネル(偏光フィルタ) 21、23、25、27、29…表示装置
フロントページの続き (72)発明者 松本 直樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2H088 HA18 HA28 JA05 MA09 MA20 3K007 AB00 AB02 AB04 AB17 BB06 CA01 CB01 DA05 DB02 DC02 DC04 EC02 EC03 GA00 5C094 AA06 AA07 AA08 AA60 BA27 BA44 BA63 BA83 BA92 BA97 ED14 GA10 5G435 AA00 AA02 AA03 AA04 BB05 BB12 FF05 FF06 GG14 GG21 GG25 GG41 KK05
Claims (12)
- 【請求項1】 2つの電極群と、それら電極群の間に配
された発光材料とを有するエレクトロルミネッセンス素
子(以下、EL素子という。)を備える表示装置におい
て、前記EL素子の観察者側にて互いに重なって配され
る2枚の偏光フィルタと、該2枚の偏光フィルタの少な
くとも一方の偏光方向を変化させる可変手段とを備えた
ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の表示装置において、前記
可変手段は、前記偏光フィルタをその面に沿って回転変
位させることにより偏光方向を変化させることを特徴と
する表示装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の表示装置において、前記
偏光フィルタのうち1枚はフィルム状であり前記EL素
子に貼り付けられていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の表示装置において、前記
2枚の偏光フィルタの少なくとも一方は液晶パネルから
なり、前記可変手段は該液晶パネルの偏光方向を電気的
に変化させることを特徴とする表示装置。 - 【請求項5】 2つの電極群と、それら電極群の間に配
された発光材料とを有するエレクトロルミネッセンス素
子(以下、EL素子という。)を備える表示装置におい
て、前記EL素子の背後側に配される面発光素子と、該
面発光素子と前記EL素子の間で互いに重なって配され
る2枚の偏光フィルタと、該2枚の偏光フィルタの少な
くとも一方の偏光方向を変化させる可変手段とを備え、
前記EL素子を、前記面発光素子とは異なる色を発光可
能な透明EL素子としたことを特徴とする表示装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の表示装置において、前記
透明EL素子は、前記面発光素子の発光色とは補色の関
係になる色を発光可能であることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項7】 請求項5記載の表示装置において、前記
面発光素子は、青色発光を行う光源と、該光源からの光
を拡散させる拡散板とを備えることを特徴とする表示装
置。 - 【請求項8】 請求項5記載の表示装置において、前記
面発光素子は、発光色に青色成分を含む面光源と青色フ
ィルタとを備えることを特徴とする表示装置。 - 【請求項9】 2つの電極群と、それら電極群の間に配
された発光材料とを有するエレクトロルミネッセンス素
子(以下、EL素子という。)を備える表示装置におい
て、前記EL素子の外光入射側にて互いに重なって配さ
れる2枚の偏光フィルタと、該2枚の偏光フィルタの少
なくとも一方の偏光方向を変化させる可変手段とを備え
たことを特徴とする表示装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の表示装置において、前
記可変手段は、前記偏光フィルタをその面に沿って回転
変位させることにより偏光方向を変化させることを特徴
とする表示装置。 - 【請求項11】 請求項9記載の表示装置において、前
記偏光フィルタのうち1枚はフィルム状であり前記EL
素子に貼り付けられていることを特徴とする表示装置。 - 【請求項12】 請求項9記載の表示装置において、前
記2枚の偏光フィルタの少なくとも一方は液晶パネルか
らなり、前記可変手段は該液晶パネルの偏光方向を電気
的に変化させることを特徴とする表示装置。
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JP26230299A JP2001085154A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=17373908
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JP26230299A Pending JP2001085154A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 表示装置 |
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-
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- 1999-09-16 JP JP26230299A patent/JP2001085154A/ja active Pending
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