JP2001084946A - 二次粒子検出器系の評価方法および粒子線装置 - Google Patents
二次粒子検出器系の評価方法および粒子線装置Info
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】検出器系の検出効率を定量的に評価する方法と
それを適用した粒子線装置を実現する。 【解決手段】検出器に一次粒子線を直接入射させ、検出
器のパルス計数率を測定し、プローブ電流から計算でき
る検出器に単位時間あたりに入射した粒子数との比を取
って、計数効率を決定する。次に、標準試料面上で一次
粒子線を照射し二次元走査したときに発生した二次粒子
を検出したときの画像データから求めたS/Nから検出
器に入射した二次粒子流を求めるか、発生した二次粒子
を検出したときの検出器のパルス計数率から検出器に入
射した二次粒子流を求め、二次粒子流と、二次粒子を放
出する割合とプローブ電流の積との比から収集効率を決
定する。上記で求めた計数効率と収集効率との積で検出
器系の検出効率を定量的に評価する。
それを適用した粒子線装置を実現する。 【解決手段】検出器に一次粒子線を直接入射させ、検出
器のパルス計数率を測定し、プローブ電流から計算でき
る検出器に単位時間あたりに入射した粒子数との比を取
って、計数効率を決定する。次に、標準試料面上で一次
粒子線を照射し二次元走査したときに発生した二次粒子
を検出したときの画像データから求めたS/Nから検出
器に入射した二次粒子流を求めるか、発生した二次粒子
を検出したときの検出器のパルス計数率から検出器に入
射した二次粒子流を求め、二次粒子流と、二次粒子を放
出する割合とプローブ電流の積との比から収集効率を決
定する。上記で求めた計数効率と収集効率との積で検出
器系の検出効率を定量的に評価する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型電子顕微鏡
(SEM)、集束イオンビーム装置(FIB)など試料
から発生した二次電子及び後方散乱電子を検出して観
察、寸法測定、分析、加工などを行う装置の二次電子お
よび後方散乱電子検出系の検出効率の評価方法に関す
る。
(SEM)、集束イオンビーム装置(FIB)など試料
から発生した二次電子及び後方散乱電子を検出して観
察、寸法測定、分析、加工などを行う装置の二次電子お
よび後方散乱電子検出系の検出効率の評価方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】走査型電子顕微鏡や集束イオンビーム装
置など一次粒子線を試料に照射して表面観察を行う装置
においては、一次粒子線を試料上で走査させ、試料表面
および内部の情報を持った二次電子や後方散乱電子を検
出器で検出して信号とし、AD変換した画像データを画
像メモリに記憶させ、メモリ上で適当な画像処理を行っ
てディジタル−アナログ変換し、粒子線の走査とCRT
の走査を同期させて映像を形成して表面状態を観察す
る。検出器としてはシンチレータと光電子増倍管を組み
合わせたものや、電子増倍管、マイクロチャンネルプレ
ート(MCP)、半導体検出器などが用いられる。検出
器の出力信号から画像を得る手段としては、信号が連続
的なアナログ信号の場合は、そのアナログ信号の電圧値
を画像の輝度信号とするアナログ検出法と、信号が離散
的なパルス信号の場合は、そのパルス信号の数を計数し
て画像の輝度信号とする電子計数法がある。
置など一次粒子線を試料に照射して表面観察を行う装置
においては、一次粒子線を試料上で走査させ、試料表面
および内部の情報を持った二次電子や後方散乱電子を検
出器で検出して信号とし、AD変換した画像データを画
像メモリに記憶させ、メモリ上で適当な画像処理を行っ
てディジタル−アナログ変換し、粒子線の走査とCRT
の走査を同期させて映像を形成して表面状態を観察す
る。検出器としてはシンチレータと光電子増倍管を組み
合わせたものや、電子増倍管、マイクロチャンネルプレ
ート(MCP)、半導体検出器などが用いられる。検出
器の出力信号から画像を得る手段としては、信号が連続
的なアナログ信号の場合は、そのアナログ信号の電圧値
を画像の輝度信号とするアナログ検出法と、信号が離散
的なパルス信号の場合は、そのパルス信号の数を計数し
て画像の輝度信号とする電子計数法がある。
【0003】上述の検出器と画像取得方法で得られた画
像の画質の向上のためには、試料で発生した二次電子や
後方散乱電子を効率よく検出する、すなわち検出効率を
向上させなければならない。したがってこの検出効率を
定量的に評価することが重要である。定量評価方法の一
例として、アナログ検出法から得られたディジタル画像
のS/Nから検出効率を評価する方法がスキャニング
ボリューム18(1996)第533頁から第538頁
(SCANNING Vol18(1996)533−
538)に示されている。
像の画質の向上のためには、試料で発生した二次電子や
後方散乱電子を効率よく検出する、すなわち検出効率を
向上させなければならない。したがってこの検出効率を
定量的に評価することが重要である。定量評価方法の一
例として、アナログ検出法から得られたディジタル画像
のS/Nから検出効率を評価する方法がスキャニング
ボリューム18(1996)第533頁から第538頁
(SCANNING Vol18(1996)533−
538)に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記文献によれば、実
験的に得られたS/Nと、一次電子ビームの照射電流量
や二次電子放出比および後方散乱係数、一次電子ビーム
が1画素に滞在する時間、画像積算枚数から計算できる
S/Nの理論値との比の二乗で検出効率を定義してい
る。しかしながら、この方法では検出器とその信号処理
回路のノイズを考慮しておらず、また検出器の計数効率
については述べらておらず、正確に検出効率を評価する
ことはできない。また前記文献には、検出器とその信号
処理回路のノイズが無視できる電子計数法を用いた検出
効率の評価方法についての記載はない。
験的に得られたS/Nと、一次電子ビームの照射電流量
や二次電子放出比および後方散乱係数、一次電子ビーム
が1画素に滞在する時間、画像積算枚数から計算できる
S/Nの理論値との比の二乗で検出効率を定義してい
る。しかしながら、この方法では検出器とその信号処理
回路のノイズを考慮しておらず、また検出器の計数効率
については述べらておらず、正確に検出効率を評価する
ことはできない。また前記文献には、検出器とその信号
処理回路のノイズが無視できる電子計数法を用いた検出
効率の評価方法についての記載はない。
【0005】本発明の目的は、アナログ検出法で得られ
た画像データおよび電子計数法で得られた出力パルス計
数率から、検出器系の検出効率を定量的に評価する方
法、およびそれを実現させるための粒子線装置を提供す
ることにある。
た画像データおよび電子計数法で得られた出力パルス計
数率から、検出器系の検出効率を定量的に評価する方
法、およびそれを実現させるための粒子線装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、まず、二次粒子検出器にプローブ電流を
あらかじめ測定した一次粒子線を直接入射させ、二次粒
子検出器の出力パルス計数率を測定し、測定した出力パ
ルス計数率に二次粒子検出器とその信号処理回路の不感
時間による計数損失の補正を施し、計数損失補正した出
力パルス数から一次粒子線を遮断したときのバックグラ
ウンド計数率を差し引いた計数率と、測定した一次粒子
線のプローブ電流から計算できる二次粒子検出器に単位
時間あたりに入射した粒子数との比を取って、計数効率
を決定する。
成するために、まず、二次粒子検出器にプローブ電流を
あらかじめ測定した一次粒子線を直接入射させ、二次粒
子検出器の出力パルス計数率を測定し、測定した出力パ
ルス計数率に二次粒子検出器とその信号処理回路の不感
時間による計数損失の補正を施し、計数損失補正した出
力パルス数から一次粒子線を遮断したときのバックグラ
ウンド計数率を差し引いた計数率と、測定した一次粒子
線のプローブ電流から計算できる二次粒子検出器に単位
時間あたりに入射した粒子数との比を取って、計数効率
を決定する。
【0007】次にアナログ検出法では、二次粒子検出器
にプローブ電流をあらかじめ測定した一次粒子線を直接
入射させ、二次粒子検出器の入射面上で二次元走査した
ときの画像データを取得し、各画素あたりの信号強度分
布を作成し、分布の平均値と分布の標準偏差との比から
S/Nを求め、更にプローブ電流を変化させて前記方法
でS/Nを求めて、二次粒子検出器に単位時間あたりに
入射した粒子数と画像のS/Nの関係を決定し、次に、
二次粒子を放出する割合が一次粒子線の入射エネルギー
に対して既知で、表面が平坦で鏡面の標準試料にプロー
ブ電流をあらかじめ測定した一次粒子線を照射し、標準
試料面上で二次元走査したときに発生した二次粒子を検
出したときの画像データを取得し、各画素あたりの信号
強度分布を作成し、分布の平均値と分布の標準偏差との
比から求めたS/Nと二次粒子検出器に単位時間あたり
に入射した粒子数と画像のS/Nの関係から、二次粒子
検出器に入射した二次粒子流を求めて、二次粒子流と、
二次粒子を放出する割合とプローブ電流の積との比から
収集効率を決定する。
にプローブ電流をあらかじめ測定した一次粒子線を直接
入射させ、二次粒子検出器の入射面上で二次元走査した
ときの画像データを取得し、各画素あたりの信号強度分
布を作成し、分布の平均値と分布の標準偏差との比から
S/Nを求め、更にプローブ電流を変化させて前記方法
でS/Nを求めて、二次粒子検出器に単位時間あたりに
入射した粒子数と画像のS/Nの関係を決定し、次に、
二次粒子を放出する割合が一次粒子線の入射エネルギー
に対して既知で、表面が平坦で鏡面の標準試料にプロー
ブ電流をあらかじめ測定した一次粒子線を照射し、標準
試料面上で二次元走査したときに発生した二次粒子を検
出したときの画像データを取得し、各画素あたりの信号
強度分布を作成し、分布の平均値と分布の標準偏差との
比から求めたS/Nと二次粒子検出器に単位時間あたり
に入射した粒子数と画像のS/Nの関係から、二次粒子
検出器に入射した二次粒子流を求めて、二次粒子流と、
二次粒子を放出する割合とプローブ電流の積との比から
収集効率を決定する。
【0008】また、電子計数法では、二次粒子を放出す
る割合が一次粒子線の入射エネルギーに対して既知で、
表面が部分的に平坦の標準試料にプローブ電流をあらか
じめ測定した一次粒子線を照射し、発生した二次粒子を
検出したときの二次粒子検出器の出力パルス計数率を測
定し、測定した出力パルス計数率に二次粒子検出器とそ
の信号処理回路の不感時間による計数損失の補正を施
し、計数損失補正した出力パルス数から一次粒子線を遮
断したときのバックグラウンド計数率を差し引いた計数
率と二次粒子の電荷の積で二次粒子流を求めて、二次粒
子流と、二次粒子を放出する割合とプローブ電流の積と
の比から収集効率を決定する。
る割合が一次粒子線の入射エネルギーに対して既知で、
表面が部分的に平坦の標準試料にプローブ電流をあらか
じめ測定した一次粒子線を照射し、発生した二次粒子を
検出したときの二次粒子検出器の出力パルス計数率を測
定し、測定した出力パルス計数率に二次粒子検出器とそ
の信号処理回路の不感時間による計数損失の補正を施
し、計数損失補正した出力パルス数から一次粒子線を遮
断したときのバックグラウンド計数率を差し引いた計数
率と二次粒子の電荷の積で二次粒子流を求めて、二次粒
子流と、二次粒子を放出する割合とプローブ電流の積と
の比から収集効率を決定する。
【0009】上記で求めた計数効率と収集効率との積で
二次粒子検出器系の検出効率を定量的に評価する。
二次粒子検出器系の検出効率を定量的に評価する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の理解のため、まず図8を
用いて走査型電子顕微鏡の構成を説明する。
用いて走査型電子顕微鏡の構成を説明する。
【0011】ここでの検出器5はシンチレータ10、ラ
イトガイド11、光電子増倍管12から構成されてい
る。電子銃1で発生した一次電子ビーム2は、集束レン
ズ6と対物レンズ9によって細く絞られ試料4に照射さ
れる。一次電子ビーム2は、走査制御部17から偏向コ
イル7、8に走査信号が供給され、試料面上で走査され
る。一次電子ビーム2の走査と同期してCRT19の偏
向コイル18も走査することで、一次電子ビーム2が照
射されている試料面上の位置とCRT19の画素を対応
させることができる。試料4の一次電子ビーム照射位置
から放出された二次電子3は、二次電子3を効率よく検
出するために+10kVの電圧が印加されたシンチレー
タ10に衝突して光子に変換される。シンチレータ10
で発生した光子はライトガイド11を介して光電子増倍
管12で電流信号に変換される。光電子増倍管12から
の出力電流は増幅器で電流電圧変換され、さらに適切な
波高となるように増幅される。アナログ検出法では、増
幅器からの電圧信号はAD変換器でデジタル信号に変換
された後画像メモリ15に転送され、各画素に対応する
アドレスに書き込まれる。電子計数法では、増幅器から
のパルス信号は波高弁別器でノイズ成分となる波高のパ
ルスが除去され、真の二次電子信号の波高のパルスだけ
がカウンタに供給されてカウントされる。カウンタでカ
ウントされた計数値は画像メモリ15に転送され、各画
素に対応するアドレスに書き込まれる。どちらの方法に
おいても、画像メモリ15に記憶された二次電子信号
は、画像メモリ15上で画像積算などの適当な画像処理
などを施して、DA変換器16によってCRT19の輝
度信号に変換され、CRT19上に二次電子像が形成さ
れる。
イトガイド11、光電子増倍管12から構成されてい
る。電子銃1で発生した一次電子ビーム2は、集束レン
ズ6と対物レンズ9によって細く絞られ試料4に照射さ
れる。一次電子ビーム2は、走査制御部17から偏向コ
イル7、8に走査信号が供給され、試料面上で走査され
る。一次電子ビーム2の走査と同期してCRT19の偏
向コイル18も走査することで、一次電子ビーム2が照
射されている試料面上の位置とCRT19の画素を対応
させることができる。試料4の一次電子ビーム照射位置
から放出された二次電子3は、二次電子3を効率よく検
出するために+10kVの電圧が印加されたシンチレー
タ10に衝突して光子に変換される。シンチレータ10
で発生した光子はライトガイド11を介して光電子増倍
管12で電流信号に変換される。光電子増倍管12から
の出力電流は増幅器で電流電圧変換され、さらに適切な
波高となるように増幅される。アナログ検出法では、増
幅器からの電圧信号はAD変換器でデジタル信号に変換
された後画像メモリ15に転送され、各画素に対応する
アドレスに書き込まれる。電子計数法では、増幅器から
のパルス信号は波高弁別器でノイズ成分となる波高のパ
ルスが除去され、真の二次電子信号の波高のパルスだけ
がカウンタに供給されてカウントされる。カウンタでカ
ウントされた計数値は画像メモリ15に転送され、各画
素に対応するアドレスに書き込まれる。どちらの方法に
おいても、画像メモリ15に記憶された二次電子信号
は、画像メモリ15上で画像積算などの適当な画像処理
などを施して、DA変換器16によってCRT19の輝
度信号に変換され、CRT19上に二次電子像が形成さ
れる。
【0012】以下、本発明の実施の形態の一例を説明す
る。本発明における検出効率は、一次電子ビームを試料
に照射して発生する二次電子、後方散乱電子、あるいは
二次電子と後方散乱電子の和の総数のうち、何個が検出
器に入射するかを表す収集効率と、検出器に入射した電
子のうち、何個分の信号量が出力されるかを表す計数効
率との積で表す。ここでは、例として二次電子に対する
検出器系の検出効率の評価方法について以下説明する。
る。本発明における検出効率は、一次電子ビームを試料
に照射して発生する二次電子、後方散乱電子、あるいは
二次電子と後方散乱電子の和の総数のうち、何個が検出
器に入射するかを表す収集効率と、検出器に入射した電
子のうち、何個分の信号量が出力されるかを表す計数効
率との積で表す。ここでは、例として二次電子に対する
検出器系の検出効率の評価方法について以下説明する。
【0013】はじめに計数効率の評価方法について図1
のフロー図を用いて以下に説明する。
のフロー図を用いて以下に説明する。
【0014】まず、検出器に入射させる電子のエネルギ
ーを決定し、加速電圧、検出器入射面のバイアス電圧を
設定したあと(ステップ101)、一次電子ビームのプ
ローブ電流IPEをファラデーカップとプローブ電流計で
測定する(ステップ102)。
ーを決定し、加速電圧、検出器入射面のバイアス電圧を
設定したあと(ステップ101)、一次電子ビームのプ
ローブ電流IPEをファラデーカップとプローブ電流計で
測定する(ステップ102)。
【0015】次に、一次電子ビームを検出器に直接入射
させる(ステップ103)。これにより、単位時間あた
りに検出器に入射した電子の数はIPE /eで表せる
(e:1.602×10~19C)。一次電子ビームを検
出器に直接入射させる方法としては、図9のように試料
室内で一次電子ビーム2の軌道軸上に検出器5を配置し
て一次電子ビーム2を入射させる方法が簡単である。既
存の装置の検出器配置を用いる場合は、図9のように一
次電子ビーム2の軌道軸と検出器5の中心軸の交点近辺
に反射板20を設置し、一次電子ビーム2の加速電圧2
1と同じ電圧のリターディング電圧22を与えて一次電
子ビーム2を曲げて、試料室側面部、対物レンズ上部あ
るいは対物レンズ内部に配置された検出器5に一次電子
ビーム2を入射させる方法などがある。反射板20とし
ては、表面を鏡面研磨あるいはアルミニウム蒸着したア
ルミニウム円盤などを用いることができる。
させる(ステップ103)。これにより、単位時間あた
りに検出器に入射した電子の数はIPE /eで表せる
(e:1.602×10~19C)。一次電子ビームを検
出器に直接入射させる方法としては、図9のように試料
室内で一次電子ビーム2の軌道軸上に検出器5を配置し
て一次電子ビーム2を入射させる方法が簡単である。既
存の装置の検出器配置を用いる場合は、図9のように一
次電子ビーム2の軌道軸と検出器5の中心軸の交点近辺
に反射板20を設置し、一次電子ビーム2の加速電圧2
1と同じ電圧のリターディング電圧22を与えて一次電
子ビーム2を曲げて、試料室側面部、対物レンズ上部あ
るいは対物レンズ内部に配置された検出器5に一次電子
ビーム2を入射させる方法などがある。反射板20とし
ては、表面を鏡面研磨あるいはアルミニウム蒸着したア
ルミニウム円盤などを用いることができる。
【0016】次に検出器出力での単位時間あたりのパル
ス数nPEm(計数率)を、電子計数法やアンプ出力でオ
シロスコープによる観測などにより測定する(ステップ
104)。一次電子ビームはランダムな時間間隔で検出
器に入射し、また検出器装置(検出器と信号処理回路)
には入射した2つの電子を分離して数える事ができない
時間幅(不感時間)が存在するため、計数損失が起こ
る。このため計数率は入射した電子数IPE/eよりも必
ず少なくなるが、検出器装置の不感時間を用いて補正を
加えることができる。不感時間は、観測されるパルス幅
でおおよそは予想できるが、ある時間間隔内の計数分布
を測定することで解析的に求めることができる。 計数
率nPEmから不感時間による計数損失を補正した計数率
nPEを求める(ステップ105)。ここで、入射した電
子数が変化すると不感時間も変化する検出器もあるの
で、プローブ電流を変化させて出力パルスの計数率と不
感時間による計数損失の補正係数の関係を求めておく
(ステップ106、図4)。次に、一次電子ビームを遮
断し、測定条件を同じにしてバックグラウンド計数率n
bを測定し、 nPE−nbを求める(ステップ107)。
計数効率の定義から、nPE−nbと、実際に検出器に入
射した単位時間あたりの電子数IPE/eの比で計数効率
を計算する(ステップ108)。ただし、入射エネルギ
ーが変化しても計数効率がほぼ一定の検出器と、入射エ
ネルギーが変ると計数効率も変化する検出器があるの
で、計数効率が変化する検出器では、入射エネルギーを
変えて、入射エネルギーと計数効率の関係を求める(ス
テップ109、図5)。この計数効率は、SEMやFI
B装置の検出器の性能を示す指標となる。
ス数nPEm(計数率)を、電子計数法やアンプ出力でオ
シロスコープによる観測などにより測定する(ステップ
104)。一次電子ビームはランダムな時間間隔で検出
器に入射し、また検出器装置(検出器と信号処理回路)
には入射した2つの電子を分離して数える事ができない
時間幅(不感時間)が存在するため、計数損失が起こ
る。このため計数率は入射した電子数IPE/eよりも必
ず少なくなるが、検出器装置の不感時間を用いて補正を
加えることができる。不感時間は、観測されるパルス幅
でおおよそは予想できるが、ある時間間隔内の計数分布
を測定することで解析的に求めることができる。 計数
率nPEmから不感時間による計数損失を補正した計数率
nPEを求める(ステップ105)。ここで、入射した電
子数が変化すると不感時間も変化する検出器もあるの
で、プローブ電流を変化させて出力パルスの計数率と不
感時間による計数損失の補正係数の関係を求めておく
(ステップ106、図4)。次に、一次電子ビームを遮
断し、測定条件を同じにしてバックグラウンド計数率n
bを測定し、 nPE−nbを求める(ステップ107)。
計数効率の定義から、nPE−nbと、実際に検出器に入
射した単位時間あたりの電子数IPE/eの比で計数効率
を計算する(ステップ108)。ただし、入射エネルギ
ーが変化しても計数効率がほぼ一定の検出器と、入射エ
ネルギーが変ると計数効率も変化する検出器があるの
で、計数効率が変化する検出器では、入射エネルギーを
変えて、入射エネルギーと計数効率の関係を求める(ス
テップ109、図5)。この計数効率は、SEMやFI
B装置の検出器の性能を示す指標となる。
【0017】次に、アナログ検出法を用いた収集効率の
評価方法について図2のフロー図を用いて以下に説明す
る。検出器に入射する電子のエネルギーを、実際の使用
時に検出器に入射する電子のエネルギーと等しくなるよ
うに、加速電圧や検出器入射面にバイアスする電圧を設
定する(ステップ201)。また、走査速度、画像積算
枚数も設定し(ステップ202)、プローブ電流IPEを
測定する(ステップ203)。計数効率の測定と同じよ
うに一次電子ビームを検出器に直接入射させる(ステッ
プ204)。次にAD変換器入力において、検出器から
の信号の直流オフセットをゼロに調整し、AD変換器の
ダイナミックレンジ内に信号が入るように検出器や信号
処理回路のゲインを調整する(ステップ205)。この
条件で得られる画像は、凹凸情報を持たないグレーな画
像となる。この画像において、画像メモリに記憶された
画像データから各画素の信号強度分布(横軸階調度、縦
軸頻度)を求める(ステップ206)。この頻度分布の
平均信号強度Sとその標準偏差σを求め、S/σでS/
Nを決定する(ステップ207)。同じ方法で各プロー
ブ電流に対するS/Nを求め、プローブ電流IPEととS
/Nの関係を求めておく(ステップ208、図6)。
評価方法について図2のフロー図を用いて以下に説明す
る。検出器に入射する電子のエネルギーを、実際の使用
時に検出器に入射する電子のエネルギーと等しくなるよ
うに、加速電圧や検出器入射面にバイアスする電圧を設
定する(ステップ201)。また、走査速度、画像積算
枚数も設定し(ステップ202)、プローブ電流IPEを
測定する(ステップ203)。計数効率の測定と同じよ
うに一次電子ビームを検出器に直接入射させる(ステッ
プ204)。次にAD変換器入力において、検出器から
の信号の直流オフセットをゼロに調整し、AD変換器の
ダイナミックレンジ内に信号が入るように検出器や信号
処理回路のゲインを調整する(ステップ205)。この
条件で得られる画像は、凹凸情報を持たないグレーな画
像となる。この画像において、画像メモリに記憶された
画像データから各画素の信号強度分布(横軸階調度、縦
軸頻度)を求める(ステップ206)。この頻度分布の
平均信号強度Sとその標準偏差σを求め、S/σでS/
Nを決定する(ステップ207)。同じ方法で各プロー
ブ電流に対するS/Nを求め、プローブ電流IPEととS
/Nの関係を求めておく(ステップ208、図6)。
【0018】次に、試料表面が平坦かつ鏡面で、ある入
射エネルギーで二次電子放出比δが解っている標準試料
を試料台にセットする(ステップ209)。平坦あるい
は鏡面の試料を使用するのは、二次電子放出比の照射点
依存性をなくすためである。
射エネルギーで二次電子放出比δが解っている標準試料
を試料台にセットする(ステップ209)。平坦あるい
は鏡面の試料を使用するのは、二次電子放出比の照射点
依存性をなくすためである。
【0019】例えば入射エネルギーを10keVとし、
シリコンウエハを用いるとすれば、δ=0.215とな
る。入射エネルギーが10keVであれば、加速電圧は
10kVに設定する(ステップ210)。また、プロー
ブ電流IPEを設定する。設定条件は、δIPEが、あらか
じめ測定しておいたIPE対S/Nの関係のIPEの範囲内
になるようにIPEを設定する(ステップ211)。走査
速度、画像積算枚数は先述の条件に合わせる。この条件
で一次電子ビームを試料に照射し(ステップ212)、
先述と同じようにAD変換器入力における直流オフセッ
トをゼロに調整し、AD変換器のダイナミックレンジ内
に信号が入るように検出器や信号処理回路のゲインを調
整する(ステップ213)。発生した二次電子を収集し
て信号としたときに得られる画像も、試料表面が平坦あ
るいは鏡面であるため凹凸情報を持たないグレーな画像
となる。この画像データから先述の方法と同じように信
号強度分布を求めて(S/N)SEを求める(ステップ2
14)。(S/N)SE と求めておいたIPE対S/Nの
関係(図6)から、検出器に入射した二次電子流ISE=
(IPE)SEを求める(ステップ215)。先述した収集
効率の定義から、二次電子の収集効率はISE/δIPEで
求めることができる(ステップ216)。
シリコンウエハを用いるとすれば、δ=0.215とな
る。入射エネルギーが10keVであれば、加速電圧は
10kVに設定する(ステップ210)。また、プロー
ブ電流IPEを設定する。設定条件は、δIPEが、あらか
じめ測定しておいたIPE対S/Nの関係のIPEの範囲内
になるようにIPEを設定する(ステップ211)。走査
速度、画像積算枚数は先述の条件に合わせる。この条件
で一次電子ビームを試料に照射し(ステップ212)、
先述と同じようにAD変換器入力における直流オフセッ
トをゼロに調整し、AD変換器のダイナミックレンジ内
に信号が入るように検出器や信号処理回路のゲインを調
整する(ステップ213)。発生した二次電子を収集し
て信号としたときに得られる画像も、試料表面が平坦あ
るいは鏡面であるため凹凸情報を持たないグレーな画像
となる。この画像データから先述の方法と同じように信
号強度分布を求めて(S/N)SEを求める(ステップ2
14)。(S/N)SE と求めておいたIPE対S/Nの
関係(図6)から、検出器に入射した二次電子流ISE=
(IPE)SEを求める(ステップ215)。先述した収集
効率の定義から、二次電子の収集効率はISE/δIPEで
求めることができる(ステップ216)。
【0020】次に、電子計数法を用いた収集効率の評価
方法について図3のフロー図を用いて以下に説明する。
アナログ検出法と同じく標準試料を試料台にセットする
(ステップ301)。加速電圧を設定し(ステップ30
2)、電子計数法が適用できるプローブ電流IPEを設定
する(ステップ303)。電子計数法の場合は、アナロ
グ検出法のように一次電子ビームを走査する必要はなく
スポット照射すればよいので、試料表面が必ずしも鏡面
である必要はない。この条件で一次電子ビームを試料に
照射し(ステップ304)、発生した二次電子を収集し
て得られるパルス計数率nSEmを測定する(ステップ3
05)。図4により検出器の不感時間による計数損失を
補正した計数率nSEを求める(ステップ306)。次
に、一次電子ビームを遮断し、測定条件を同じにしてバ
ックグラウンド計数率nbを測定して、 nSE−nbを求
める(ステップ307)。 nSE−nbから検出器に入射
した二次電子流ISE=e(nSE−nb )/εを計算する
(ステップ308)。アナログ検出法と同じように収集
効率の定義から、二次電子の収集効率はISE/δIPEで
求めることができる(ステップ309)。
方法について図3のフロー図を用いて以下に説明する。
アナログ検出法と同じく標準試料を試料台にセットする
(ステップ301)。加速電圧を設定し(ステップ30
2)、電子計数法が適用できるプローブ電流IPEを設定
する(ステップ303)。電子計数法の場合は、アナロ
グ検出法のように一次電子ビームを走査する必要はなく
スポット照射すればよいので、試料表面が必ずしも鏡面
である必要はない。この条件で一次電子ビームを試料に
照射し(ステップ304)、発生した二次電子を収集し
て得られるパルス計数率nSEmを測定する(ステップ3
05)。図4により検出器の不感時間による計数損失を
補正した計数率nSEを求める(ステップ306)。次
に、一次電子ビームを遮断し、測定条件を同じにしてバ
ックグラウンド計数率nbを測定して、 nSE−nbを求
める(ステップ307)。 nSE−nbから検出器に入射
した二次電子流ISE=e(nSE−nb )/εを計算する
(ステップ308)。アナログ検出法と同じように収集
効率の定義から、二次電子の収集効率はISE/δIPEで
求めることができる(ステップ309)。
【0021】上記の実施の形態の一例では二次電子の検
出効率について詳述したが、本発明における検出効率の
評価方法は、後方散乱電子や二次電子+後方散乱電子の
検出効率の評価にも適用できる。
出効率について詳述したが、本発明における検出効率の
評価方法は、後方散乱電子や二次電子+後方散乱電子の
検出効率の評価にも適用できる。
【0022】また、上記の実施の形態の一例では、標準
試料を用いるため、ある入射エネルギーでの二次電子放
出比が既知である必要があった。しかし、試料から放出
された全電子(二次電子+後方散乱電子)に対する収集
効率を評価する場合は、試料として絶縁材料を用いるこ
とでも求めることができる。図7を用いて以下に説明す
る。絶縁材料では試料への一次電子ビームの入射エネル
ギーを、二次電子放出比と後方散乱係数の和が1以下の
(c)の領域に設定すると、試料が負に帯電するために
一次電子ビームの入射エネルギーが減少してくる。
(b)の領域との境界までくると、そのエネルギー以下
では逆に正に帯電するため入射エネルギーは増加してく
る。したがって全電子放出比が1となる交点付近で絶縁
材料の電位は安定する。この状態のときに、先述した方
法によりプローブ電流IPEと二次電子と後方散乱電子の
電子流ISE+BSEを求めれば、ISE+BSE/IPEで試料から
放出された全電子に対する収集効率を求めることができ
る。絶縁材料としては、入射エネルギーが1.5keV
付近で電子放出比が1となる石英(SiO2)などを用
いればよい。
試料を用いるため、ある入射エネルギーでの二次電子放
出比が既知である必要があった。しかし、試料から放出
された全電子(二次電子+後方散乱電子)に対する収集
効率を評価する場合は、試料として絶縁材料を用いるこ
とでも求めることができる。図7を用いて以下に説明す
る。絶縁材料では試料への一次電子ビームの入射エネル
ギーを、二次電子放出比と後方散乱係数の和が1以下の
(c)の領域に設定すると、試料が負に帯電するために
一次電子ビームの入射エネルギーが減少してくる。
(b)の領域との境界までくると、そのエネルギー以下
では逆に正に帯電するため入射エネルギーは増加してく
る。したがって全電子放出比が1となる交点付近で絶縁
材料の電位は安定する。この状態のときに、先述した方
法によりプローブ電流IPEと二次電子と後方散乱電子の
電子流ISE+BSEを求めれば、ISE+BSE/IPEで試料から
放出された全電子に対する収集効率を求めることができ
る。絶縁材料としては、入射エネルギーが1.5keV
付近で電子放出比が1となる石英(SiO2)などを用
いればよい。
【0023】上記で詳述した評価方法を応用した装置、
あるいは実施するために必要な装置の例を以下に述べ
る。
あるいは実施するために必要な装置の例を以下に述べ
る。
【0024】測長SEMのような連続して検出器を使用
する装置では、検出器の性能劣化に伴う画質の低下が問
題となる。そこで、定期的に同じ測定条件で収集効率を
測定して検出器の性能劣化を判断するための装置の一例
を、図10と図11を用いて以下に説明する。図11は
操作表示画面の一例を示しており、図10の表示部30
に対応する。
する装置では、検出器の性能劣化に伴う画質の低下が問
題となる。そこで、定期的に同じ測定条件で収集効率を
測定して検出器の性能劣化を判断するための装置の一例
を、図10と図11を用いて以下に説明する。図11は
操作表示画面の一例を示しており、図10の表示部30
に対応する。
【0025】二次電子の収集効率を例とし、まずアナロ
グ検出法を用いた装置について述べる。始めに新規に収
集効率を測定する。測定の前に、一次電子ビーム2を検
出器5に直接入射させたとき、信号処理部25の出力信
号から得られる画像から求まるS/Nと入射電子流の関
係(図6)を表す関数あるいは各入射電子流に対応する
S/Nのテーブル、測定に用いる標準試料4の二次電子
放出比、走査速度、画像積算枚数をメモリ27にあらか
じめ記憶させておく。
グ検出法を用いた装置について述べる。始めに新規に収
集効率を測定する。測定の前に、一次電子ビーム2を検
出器5に直接入射させたとき、信号処理部25の出力信
号から得られる画像から求まるS/Nと入射電子流の関
係(図6)を表す関数あるいは各入射電子流に対応する
S/Nのテーブル、測定に用いる標準試料4の二次電子
放出比、走査速度、画像積算枚数をメモリ27にあらか
じめ記憶させておく。
【0026】次に、標準試料4を試料台にセットする。
入力手段27で図11の測定条件設定ボタン30bを選
択し、メモリ27に記憶されている二次電子放出比に対
応する入射エネルギーを演算処理・画像処理部26に読
み出して加速電圧・プローブ電流制御部23により加速
電圧を設定し、また走査速度、画像積算枚数も演算処理
・画像処理部26に読み出して走査制御部17により設
定する。プローブ電流IPEを測定条件設定のメニュー内
で入力手段28により設定してから、入力手段27で図
11の測定ボタン30aを選択し、収集効率の測定を開
始する。収集効率の測定は以下の手順で行われる。直流
オフセットを調整し、一次電子ビーム2を試料4に照射
し、二次電子3を検出して得られた信号が飽和しないよ
うに検出器のゲインを調整して画像を取得し、画像の信
号強度分布から(S/N)SEを演算処理・画像処理部2
6で計算させる。発生した二次電子3が検出器5に入射
するエネルギーでのIPE対S/Nの関係を表す関数もし
くはテーブルをメモリ27から演算処理・画像処理部2
6に読み出し、(S/N)SE と比較して検出器5に入
射した二次電子流ISEを求め、収集効率ISE /δIPE
を計算する。ISEは関数あるいはテーブルから得られる
(IPE)SEである。計数効率が入射エネルギーで変化す
る場合は、二次電子3が検出器5に入射するエネルギー
での計数効率ε(E)を、メモリ27に記憶されている
関数あるいはテーブルから演算処理・画像処理部26に
読み取る必要がある。測定した収集効率の測定結果は、
入力手段27で図11のテーブルボタン30cを選択す
ればテーブル30iに、プロットボタン30dを選択す
ればグラフ30h内に表示される。入力手段27で図1
1の保存ボタン30fを選択し、収集効率の計算結果、
測定何月日、プローブ電流、加速電圧、走査速度、画像
積算枚数などの測定条件と検出器5のゲインをメモリ2
7に保存する。保存されたデータは、入力手段27で出
力ボタン30gを選択し、出力手段29で出力させるこ
とができる。
入力手段27で図11の測定条件設定ボタン30bを選
択し、メモリ27に記憶されている二次電子放出比に対
応する入射エネルギーを演算処理・画像処理部26に読
み出して加速電圧・プローブ電流制御部23により加速
電圧を設定し、また走査速度、画像積算枚数も演算処理
・画像処理部26に読み出して走査制御部17により設
定する。プローブ電流IPEを測定条件設定のメニュー内
で入力手段28により設定してから、入力手段27で図
11の測定ボタン30aを選択し、収集効率の測定を開
始する。収集効率の測定は以下の手順で行われる。直流
オフセットを調整し、一次電子ビーム2を試料4に照射
し、二次電子3を検出して得られた信号が飽和しないよ
うに検出器のゲインを調整して画像を取得し、画像の信
号強度分布から(S/N)SEを演算処理・画像処理部2
6で計算させる。発生した二次電子3が検出器5に入射
するエネルギーでのIPE対S/Nの関係を表す関数もし
くはテーブルをメモリ27から演算処理・画像処理部2
6に読み出し、(S/N)SE と比較して検出器5に入
射した二次電子流ISEを求め、収集効率ISE /δIPE
を計算する。ISEは関数あるいはテーブルから得られる
(IPE)SEである。計数効率が入射エネルギーで変化す
る場合は、二次電子3が検出器5に入射するエネルギー
での計数効率ε(E)を、メモリ27に記憶されている
関数あるいはテーブルから演算処理・画像処理部26に
読み取る必要がある。測定した収集効率の測定結果は、
入力手段27で図11のテーブルボタン30cを選択す
ればテーブル30iに、プロットボタン30dを選択す
ればグラフ30h内に表示される。入力手段27で図1
1の保存ボタン30fを選択し、収集効率の計算結果、
測定何月日、プローブ電流、加速電圧、走査速度、画像
積算枚数などの測定条件と検出器5のゲインをメモリ2
7に保存する。保存されたデータは、入力手段27で出
力ボタン30gを選択し、出力手段29で出力させるこ
とができる。
【0027】例えば2ヶ月後に、入力手段27で図11
の開くボタン30eを選択し、図11のテーブル30
i、グラフ30hに過去の測定結果を表示し、また測定
条件を演算処理・画像処理部26に読み込ませる。次
に、入力手段27で図11の測定ボタン30aを選択
し、同じように収集効率を測定を測定する。測定した結
果は図11のテーブル30i、グラフ30hにデータが
追加される。入力手段27で図11の保存ボタン30f
を選択し、収集効率の測定結果を過去の測定結果と共に
メモリ27に保存する。
の開くボタン30eを選択し、図11のテーブル30
i、グラフ30hに過去の測定結果を表示し、また測定
条件を演算処理・画像処理部26に読み込ませる。次
に、入力手段27で図11の測定ボタン30aを選択
し、同じように収集効率を測定を測定する。測定した結
果は図11のテーブル30i、グラフ30hにデータが
追加される。入力手段27で図11の保存ボタン30f
を選択し、収集効率の測定結果を過去の測定結果と共に
メモリ27に保存する。
【0028】以上のように定期的に収集効率を測定して
低下傾向があれば、検出器の性能が劣化していると判断
できる。これは、収集効率は測定条件が同じであれば検
出器の配置のみに依存するため、時間が経過しても変化
しないからである。例えば、収集効率が始めに測定した
値よりも50%低下した場合は、検出器やその構成部分
の交換をするというよな目安にもなる。
低下傾向があれば、検出器の性能が劣化していると判断
できる。これは、収集効率は測定条件が同じであれば検
出器の配置のみに依存するため、時間が経過しても変化
しないからである。例えば、収集効率が始めに測定した
値よりも50%低下した場合は、検出器やその構成部分
の交換をするというよな目安にもなる。
【0029】上記では収集効率の絶対値を求めたが、相
対的な評価で良いのであれば、S/Nと入射電子流の関
係(図6)を表す関数あるいは各入射電子流に対応する
S/Nのテーブルなどをメモリ27に保存しておく必要
はなく、ある時間経過後に測定した二次電子画像のS/
Nと、始めに測定した二次電子画像のS/Nとの比で評
価できる。
対的な評価で良いのであれば、S/Nと入射電子流の関
係(図6)を表す関数あるいは各入射電子流に対応する
S/Nのテーブルなどをメモリ27に保存しておく必要
はなく、ある時間経過後に測定した二次電子画像のS/
Nと、始めに測定した二次電子画像のS/Nとの比で評
価できる。
【0030】電子計数法で信号処理する場合は、アナロ
グ検出法のIPE対S/Nの関係を示す関数あるいはテー
ブルの代わりに、測定されるパルス計数率と不感時間に
よる計数損失の関係(図4)を示す関数あるいはテーブ
ルをメモリ27に記憶させておく。また計数効率εもメ
モリ27にあらかじめ記憶させておく。
グ検出法のIPE対S/Nの関係を示す関数あるいはテー
ブルの代わりに、測定されるパルス計数率と不感時間に
よる計数損失の関係(図4)を示す関数あるいはテーブ
ルをメモリ27に記憶させておく。また計数効率εもメ
モリ27にあらかじめ記憶させておく。
【0031】また、収集効率の測定は以下の手順で行わ
れる。一次電子ビーム2を試料4に照射し、二次電子3
を検出して得られるパルス信号の計数率nSEmを測定
し、測定値を演算処理・画像処理部26に送信する。測
定されたパルス計数率と不感時間による計数損失の関係
を示す関数あるいはテーブルをメモリ27から演算処理
・画像処理部26に読み出し、 nSEmに不感時間による
計数損失を補正した計数率nSEを計算する。一次電子ビ
ーム2を遮断したときのバックグラウンド計数率nbを
測定し、nSE−nbから検出器5に入射した二次電子流
ISEを求め、収集効率ISE /δIPEを計算する。ISE
はe(nSE− nb )/εから計算できる。その他につ
いてはアナログ検出法と同様の操作で良い。
れる。一次電子ビーム2を試料4に照射し、二次電子3
を検出して得られるパルス信号の計数率nSEmを測定
し、測定値を演算処理・画像処理部26に送信する。測
定されたパルス計数率と不感時間による計数損失の関係
を示す関数あるいはテーブルをメモリ27から演算処理
・画像処理部26に読み出し、 nSEmに不感時間による
計数損失を補正した計数率nSEを計算する。一次電子ビ
ーム2を遮断したときのバックグラウンド計数率nbを
測定し、nSE−nbから検出器5に入射した二次電子流
ISEを求め、収集効率ISE /δIPEを計算する。ISE
はe(nSE− nb )/εから計算できる。その他につ
いてはアナログ検出法と同様の操作で良い。
【0032】また相対的な評価で良いのであれば、測定
されるパルス計数率と不感時間による計数損失の関係
(図4)を示す関数あるいはテーブルをメモリ27に保
存しておく必要はなく、ある時間経過後に測定した計数
率と、始めに測定した計数率との比で評価できる。
されるパルス計数率と不感時間による計数損失の関係
(図4)を示す関数あるいはテーブルをメモリ27に保
存しておく必要はなく、ある時間経過後に測定した計数
率と、始めに測定した計数率との比で評価できる。
【0033】上記の実施の形態のでは二次電子の収集効
率を測定する装置について詳述したが、本発明は、後方
散乱電子や二次電子+後方散乱電子の収集効率を測定す
る装置にも適用できる。二次電子放出比の代わりに後方
散乱係数、あるいは両方をメモリ27に記憶させておけ
ばよい。
率を測定する装置について詳述したが、本発明は、後方
散乱電子や二次電子+後方散乱電子の収集効率を測定す
る装置にも適用できる。二次電子放出比の代わりに後方
散乱係数、あるいは両方をメモリ27に記憶させておけ
ばよい。
【0034】また、絶縁材料を使用する場合は、標準試
料4の二次電子放出比の代わりに図7のエネルギーE2
をメモリ27に記憶させ、加速電圧・プローブ電流制御
部23により加速電圧をE2よりも少し大きめに設定す
る。
料4の二次電子放出比の代わりに図7のエネルギーE2
をメモリ27に記憶させ、加速電圧・プローブ電流制御
部23により加速電圧をE2よりも少し大きめに設定す
る。
【0035】さらには、一次電子ビームを検出器に直接
入射させることができる装置では、収集効率のかわりに
計数効率を測定して評価することもできる。
入射させることができる装置では、収集効率のかわりに
計数効率を測定して評価することもできる。
【0036】近年、走査型電子顕微鏡ではコンタミネー
ションを減少させるためプローブ電流を減少させる傾向
にある。しかし、画像として認識できる最適なS/Nは
保持しなければならない。そこで、最適なS/Nが得ら
れるようにプローブ電流を制御するための装置の一例
を、図10を用いて以下に説明する。
ションを減少させるためプローブ電流を減少させる傾向
にある。しかし、画像として認識できる最適なS/Nは
保持しなければならない。そこで、最適なS/Nが得ら
れるようにプローブ電流を制御するための装置の一例
を、図10を用いて以下に説明する。
【0037】まず、メモリ27に最適なS/Nを記憶さ
せておく。最適なS/Nは、画像として判断できる最小
のS/Nや、分解能評価に影響を及ぼさない程度のS/
N、あるいは測長SEMなどの装置では測長再現性が悪
化しない程度のS/Nなど、目的に応じて設定すればよ
い。次に加速電圧・プローブ電流制御部23により、加
速電圧、プローブ電流を設定し、走査制御部17で走査
速度、画像積算枚数を設定する。一次電子ビーム2を試
料4に照射する際、試料表面の凹凸による二次電子放出
比のばらつきをなくすため、フォーカス制御部24によ
って一次電子ビーム2のプローブをぼかす。この一次電
子ビーム2を試料4に照射し、発生した二次電子3を検
出して得られた画像からS/Nを求める。あらかじめメ
モリ27に記憶させておいたS/Nを演算処理・画像処
理部26に読み出し、求めたS/Nと比較して最適なプ
ローブ電流値を算出し、加速電圧・プローブ電流制御部
23によりプローブ電流を設定する。この方法を用いれ
ば、一次電子ビーム2の加速電圧を変えたり試料4を変
えたりして、二次電子放出比がどのように変ったとして
も常に最適なS/Nの画像を得ることができる。
せておく。最適なS/Nは、画像として判断できる最小
のS/Nや、分解能評価に影響を及ぼさない程度のS/
N、あるいは測長SEMなどの装置では測長再現性が悪
化しない程度のS/Nなど、目的に応じて設定すればよ
い。次に加速電圧・プローブ電流制御部23により、加
速電圧、プローブ電流を設定し、走査制御部17で走査
速度、画像積算枚数を設定する。一次電子ビーム2を試
料4に照射する際、試料表面の凹凸による二次電子放出
比のばらつきをなくすため、フォーカス制御部24によ
って一次電子ビーム2のプローブをぼかす。この一次電
子ビーム2を試料4に照射し、発生した二次電子3を検
出して得られた画像からS/Nを求める。あらかじめメ
モリ27に記憶させておいたS/Nを演算処理・画像処
理部26に読み出し、求めたS/Nと比較して最適なプ
ローブ電流値を算出し、加速電圧・プローブ電流制御部
23によりプローブ電流を設定する。この方法を用いれ
ば、一次電子ビーム2の加速電圧を変えたり試料4を変
えたりして、二次電子放出比がどのように変ったとして
も常に最適なS/Nの画像を得ることができる。
【0038】上記では、プローブ電流を最適化する方法
について述べたが、走査速度、画像積算枚数によっても
S/Nは変化する。したがって、プローブ電流、走査速
度、画像積算枚数をそれぞれ単独に、あるいは相互に制
御しても最適なS/Nを得ることができる。
について述べたが、走査速度、画像積算枚数によっても
S/Nは変化する。したがって、プローブ電流、走査速
度、画像積算枚数をそれぞれ単独に、あるいは相互に制
御しても最適なS/Nを得ることができる。
【0039】S/Nを画像データから求めるためには、
AD変換器33の入力で検出器5の出力信号の直流オフ
セットをゼロに、出力信号の最大値がAD変換器33の
ダイナミックレンジを越えないように調整しなければな
らない。これを解決するための装置の一例を、図12を
用いて以下に説明する。従来の走査型電子顕微鏡の信号
処理部における増幅器31とAD変換器33の間にオフ
セット値・ピーク値判定部32を設ける。まず、一次電
子ビームを遮断したときの直流オフセット成分をオフセ
ット値・ピーク値判定部32により判定し、オフセット
がゼロになるようにオフセット制御部34に信号を送っ
て、増幅器31の前段で信号のオフセットを調整する。
次に一次電子ビームを試料に照射し、発生した二次電子
を検出する。光電子増倍管12からの出力信号を増幅器
31で増幅した後の信号の最大値をオフセット値・ピー
ク値判定部32により判定し、信号が飽和している場合
にはゲインを下げるように光電子増倍管12の高電圧制
御部35に信号を送って、光電子増倍管12に印加する
電圧を下げる。これによって画像データの正確なS/N
を求めることができる。
AD変換器33の入力で検出器5の出力信号の直流オフ
セットをゼロに、出力信号の最大値がAD変換器33の
ダイナミックレンジを越えないように調整しなければな
らない。これを解決するための装置の一例を、図12を
用いて以下に説明する。従来の走査型電子顕微鏡の信号
処理部における増幅器31とAD変換器33の間にオフ
セット値・ピーク値判定部32を設ける。まず、一次電
子ビームを遮断したときの直流オフセット成分をオフセ
ット値・ピーク値判定部32により判定し、オフセット
がゼロになるようにオフセット制御部34に信号を送っ
て、増幅器31の前段で信号のオフセットを調整する。
次に一次電子ビームを試料に照射し、発生した二次電子
を検出する。光電子増倍管12からの出力信号を増幅器
31で増幅した後の信号の最大値をオフセット値・ピー
ク値判定部32により判定し、信号が飽和している場合
にはゲインを下げるように光電子増倍管12の高電圧制
御部35に信号を送って、光電子増倍管12に印加する
電圧を下げる。これによって画像データの正確なS/N
を求めることができる。
【0040】以上、本発明の実施の形態を述べたが、本
発明は、電子ビームではなくイオンビームを用いた装置
にも適用できる。
発明は、電子ビームではなくイオンビームを用いた装置
にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、一
次粒子線を二次粒子検出器に直接入射させることによっ
て、二次粒子検出器およびその信号処理回路のノイズを
含めて計数効率の評価が可能となる。そのため正確に収
集効率および検出効率を評価することができる。また電
子計数法を適用することによって、二次粒子検出器およ
びその信号処理回路のノイズを無視することができ、よ
り正確に収集効率および検出効率を評価することができ
る。これによりアナログ検出法と電子計数法で得られた
画像データおよびパルス計数率から、二次粒子検出器系
の検出効率を定量的に評価する方法およびそれを実現さ
せるための粒子線装置を提供することができる。
次粒子線を二次粒子検出器に直接入射させることによっ
て、二次粒子検出器およびその信号処理回路のノイズを
含めて計数効率の評価が可能となる。そのため正確に収
集効率および検出効率を評価することができる。また電
子計数法を適用することによって、二次粒子検出器およ
びその信号処理回路のノイズを無視することができ、よ
り正確に収集効率および検出効率を評価することができ
る。これによりアナログ検出法と電子計数法で得られた
画像データおよびパルス計数率から、二次粒子検出器系
の検出効率を定量的に評価する方法およびそれを実現さ
せるための粒子線装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例における計数効率の
評価方法を示すフロー図。
評価方法を示すフロー図。
【図2】本発明の実施の形態の一例におけるアナログ検
出法を用いた収集効率の評価方法を示すフロー図。
出法を用いた収集効率の評価方法を示すフロー図。
【図3】本発明の実施の形態の一例における電子計数法
を用いた収集効率の評価方法を示すフロー図。
を用いた収集効率の評価方法を示すフロー図。
【図4】本発明の実施の形態の一例における測定したパ
ルス計数率と不感時間による計数損失の補正係数の関係
を示す図。
ルス計数率と不感時間による計数損失の補正係数の関係
を示す図。
【図5】本発明の実施の形態の一例における検出器への
入射エネルギーと計数効率の関係を示す図。
入射エネルギーと計数効率の関係を示す図。
【図6】本発明の実施の形態の一例における検出器に入
射する電子流とS/Nの関係を示す図。
射する電子流とS/Nの関係を示す図。
【図7】本発明の実施の形態の一例における試料への入
射エネルギーと試料の電子放出比の関係を示す図。
射エネルギーと試料の電子放出比の関係を示す図。
【図8】従来の電子顕微鏡の概略図。
【図9】本発明の実施の形態の一例における一次電子ビ
ームを検出器に直接入射させる方法を示す図。
ームを検出器に直接入射させる方法を示す図。
【図10】本発明の実施の形態の一例における走査型電
子顕微鏡の概略図。
子顕微鏡の概略図。
【図11】本発明の実施の形態の一例における操作表示
画面の一例を示す図。
画面の一例を示す図。
【図12】本発明の実施の形態の一例における直流オフ
セットと検出器のゲインを調整する信号処理部の概略
図。
セットと検出器のゲインを調整する信号処理部の概略
図。
1…電子銃、2…一次電子ビーム、3…二次電子、4…
試料、5…検出器、13…アナログ検出法信号処理部、
14…電子計数法信号処理部、15…画像メモリ、17
…走査制御部、20…反射板、23…加速電圧・プロー
ブ電流制御部、24…フォーカス制御部、25…信号処
理部、26…演算処理・画像処理部、27…メモリ、2
8…入力手段、29…出力手段、30…表示手段、31
…増幅器、32…オフセット値・ピーク値判定部、33
…AD変換器、34…オフセット制御部、35…高電圧
制御部。
試料、5…検出器、13…アナログ検出法信号処理部、
14…電子計数法信号処理部、15…画像メモリ、17
…走査制御部、20…反射板、23…加速電圧・プロー
ブ電流制御部、24…フォーカス制御部、25…信号処
理部、26…演算処理・画像処理部、27…メモリ、2
8…入力手段、29…出力手段、30…表示手段、31
…増幅器、32…オフセット値・ピーク値判定部、33
…AD変換器、34…オフセット制御部、35…高電圧
制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA03 DA09 FA02 FA06 FA09 FA10 GA05 GA06 GA09 JA01 JA06 SA10 5C033 NN01 NP08
Claims (23)
- 【請求項1】 二次粒子検出器にプローブ電流をあらか
じめ測定した一次粒子線を直接入射させ、二次粒子検出
器の出力パルス計数率を測定し、測定した出力パルス計
数率に計数損失の補正を施し、計数損失補正した出力パ
ルス数から一次粒子線を遮断したときのバックグラウン
ド計数率を差し引いた計数率と、測定した一次粒子線の
プローブ電流から計算できる二次粒子検出器に単位時間
あたりに入射した粒子数との比を取って、計数効率を決
定することを特徴する二次粒子検出器系の評価方法。 - 【請求項2】 二次粒子検出器にプローブ電流をあらか
じめ測定した一次粒子線を直接入射させ、二次粒子検出
器の入射面上で二次元走査したときの画像データを取得
し、各画素あたりの信号強度分布を作成し、分布の平均
値と分布の標準偏差との比からS/Nを求め、更にプロ
ーブ電流を変化させて前記方法でS/Nを求めて、二次
粒子検出器に単位時間あたりに入射した粒子数と画像の
S/Nの関係を決定し、次に、二次粒子を放出する割合
が一次粒子線の入射エネルギーに対して既知で、表面が
平坦で鏡面の標準試料にプローブ電流をあらかじめ測定
した一次粒子線を照射し、標準試料面上で二次元走査し
たときに発生した二次粒子を検出したときの画像データ
を取得し、各画素あたりの信号強度分布を作成し、分布
の平均値と分布の標準偏差との比から求めたS/Nと、
二次粒子検出器に単位時間あたりに入射した粒子数と画
像のS/Nの関係から二次粒子検出器に入射した二次粒
子流を求めて、二次粒子流と、二次粒子を放出する割合
とプローブ電流の積との比から収集効率を決定すること
を特徴とする二次粒子検出器系の評価方法。 - 【請求項3】 二次粒子を放出する割合が一次粒子線の
入射エネルギーに対して既知で、表面が部分的に平坦の
標準試料にプローブ電流をあらかじめ測定した一次粒子
線を照射し、発生した二次粒子を検出したときの二次粒
子検出器の出力パルス計数率を測定し、測定した出力パ
ルス計数率に計数損失の補正を施し、計数損失補正した
出力パルス数から一次粒子線を遮断したときのバックグ
ラウンド計数率を差し引いた計数率と二次粒子の電荷の
積と、計数効率との比で二次粒子流を求めて、二次粒子
流と、二次粒子を放出する割合とプローブ電流の積との
比から収集効率を決定することを特徴とする二次粒子検
出器系の評価方法。 - 【請求項4】 請求項2および請求項3記載の二次粒子
検出器系の評価方法において、標準材料のかわりに絶縁
材料を用いて二次粒子を放出する割合が1となるように
一次粒子線の入射エネルギーを設定し、二次粒子流とプ
ローブ電流との比から収集効率を決定することを特徴と
する二次粒子検出器系の評価方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の二次粒子検出器系の評価
方法において、絶縁材料として石英を用いることを特徴
とする二次粒子検出器系の評価方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の計数効率と請求項2記載
の収集効率の積、請求項1記載の計数効率と請求項3記
載の収集効率の積、あるいは請求項1記載の計数効率と
請求項4記載の収集効率の積で二次粒子検出器の検出効
率を決定することを特徴とする二次粒子検出器系の評価
方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の二次粒子検出器系の評価
方法において、定期的に同じ測定条件で計数効率を測定
し、前回測定した計数効率と比較して二次粒子検出器の
性能劣化を判断することを特徴とする二次粒子検出器系
の評価方法。 - 【請求項8】 請求項2、請求項3および請求項4記載
の二次粒子検出器系の評価方法において、定期的に同じ
測定条件で収集効率を測定し、前回測定した収集効率と
比較して二次粒子検出器の性能劣化を判断することを特
徴とする二次粒子検出器系の評価方法。 - 【請求項9】 一次粒子線を試料上に集束するための集
束手段と、試料上に照射された一次粒子線を二次元に走
査する手段と、一次粒子線と試料との相互作用によって
発生した二次粒子を検出する検出手段を備えた粒子線装
置において、一次粒子線を二次粒子検出器に直接入射さ
せる手段を備えたことを特徴とする粒子線装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の粒子線装置において、
一次粒子線の軌道軸と二次粒子検出器の中心軸との交点
あるいは交点近辺に反射板を設置し、一次粒子線の加速
電圧と同じ電圧以上のリターディング電圧を与えて一次
粒子線を曲げ、試料室側面部、対物レンズ上部あるいは
対物レンズ内部に配置された二次粒子検出器に一次粒子
線を直接入射させる手段を備えたことを特徴とする粒子
線装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の粒子線装置におい
て、反射板として表面を鏡面研磨、あるいは蒸着処理を
施したアルミニウム円盤を備えたことを特徴とする粒子
線装置。 - 【請求項12】 請求項9記載の粒子線装置において、
二次粒子検出器にプローブ電流をあらかじめ測定した一
次粒子線を直接入射させ、二次粒子検出器の出力パルス
計数率を測定し、測定した出力パルス計数率に計数損失
の補正を施し、計数損失補正した出力パルス数から一次
粒子線を遮断したときのバックグラウンド計数率を差し
引いた計数率と、測定した一次粒子線のプローブ電流か
ら計算できる二次粒子検出器に単位時間あたりに入射し
た粒子数との比を取って、計数効率を決定する手段を備
えたことを特徴する粒子線装置。 - 【請求項13】 請求項9記載の粒子線装置において、
二次粒子検出器にプローブ電流をあらかじめ測定した一
次粒子線を直接入射させ、二次粒子検出器の入射面上で
二次元走査したときの画像データを取得し、各画素あた
りの信号強度分布を作成し、分布の平均値と分布の標準
偏差との比からS/Nを求め、更にプローブ電流を変化
させて前記方法でS/Nを求めて、二次粒子検出器に単
位時間あたりに入射した粒子数と画像のS/Nの関係を
決定し、次に、二次粒子を放出する割合が一次粒子線の
入射エネルギーに対して既知で、表面が平坦で鏡面の標
準試料にプローブ電流をあらかじめ測定した一次粒子線
を照射し、標準試料面上で二次元走査したときに発生し
た二次粒子を検出したときの画像データを取得し、各画
素あたりの信号強度分布を作成し、分布の平均値と分布
の標準偏差との比から求めたS/Nと、二次粒子検出器
に単位時間あたりに入射した粒子数と画像のS/Nの関
係から、二次粒子検出器に入射した二次粒子流を求め
て、二次粒子流と、二次粒子を放出する割合とプローブ
電流の積との比から収集効率を決定する手段を備えたこ
とを特徴する粒子線装置。 - 【請求項14】 請求項9記載の粒子線装置において、
二次粒子を放出する割合が一次粒子線の入射エネルギー
に対して既知で、表面が部分的に平坦の標準試料にプロ
ーブ電流をあらかじめ測定した一次粒子線を照射し、発
生した二次粒子を検出したときの二次粒子検出器の出力
パルス計数率を測定し、測定した出力パルス計数率に計
数損失の補正を施し、計数損失補正した出力パルス数か
ら一次粒子線を遮断したときのバックグラウンド計数率
を差し引いた計数率と二次粒子の電荷の積と、計数効率
との比で二次粒子流を求めて、二次粒子流と、二次粒子
を放出する割合とプローブ電流の積との比から収集効率
を決定する手段を備えたことを特徴する粒子線装置。 - 【請求項15】 請求項13および請求項14記載の粒
子線装置において、標準材料のかわりに絶縁材料を用い
て二次粒子を放出する割合を1となるように一次粒子線
の入射エネルギーを設定し、二次粒子流と、プローブ電
流との比から収集効率を決定する手段を備えたことを特
徴する粒子線装置。 - 【請求項16】 請求項12記載の二次粒子検出器系の
評価方法において、絶縁材料として石英を備えたことを
特徴とする粒子線装置。 - 【請求項17】 請求項12記載の計数効率と請求項1
3記載の収集効率の積、請求項12記載の計数効率と請
求項14記載の収集効率の積、あるいは請求項12記載
の計数効率と請求項15記載の収集効率の積で二次粒子
検出器の検出効率を決定する手段を備えたことを特徴す
る粒子線装置。 - 【請求項18】 請求項12記載の粒子線装置におい
て、定期的に同じ測定条件で計数効率を測定し、前回測
定した計数効率と比較して二次粒子検出器の性能劣化を
判断する手段を備えたことを特徴とする粒子線装置。 - 【請求項19】 請求項13、請求項14および請求項
15記載の粒子線装置において、定期的に同じ測定条件
で収集効率を測定し、前回測定した収集効率と比較して
二次粒子検出器の性能劣化を判断する手段を備えたこと
を特徴とする粒子線装置。 - 【請求項20】 一次粒子線を試料上に集束するための
集束手段と、試料上に照射された一次粒子線を二次元に
走査する手段と、一次粒子線と試料との相互作用によっ
て発生した二次粒子を検出する検出手段と、画像や装置
を操作するための画面を表示する手段を備えた粒子線装
置において、操作画面上に時間の経過と収集効率の関
係、あるいは時間の経過とS/Nの関係、あるいは時間
の経過と出力パルス計数率の関係を示す表、あるいはグ
ラフを表示する手段を備えたことを特徴とする粒子線装
置。 - 【請求項21】 画像や装置を操作するための画面を表
示する手段を備えた請求項9記載の粒子線装置におい
て、操作画面上に時間の経過と計数効率効率の関係、あ
るいは時間の経過と出力パルス計数率の関係を示す表、
あるいはグラフを表示する手段を備えたことを特徴とす
る粒子線装置。 - 【請求項22】 請求項9記載の粒子線装置において、
一次粒子線のプローブ電流、走査速度、画像積算枚数を
それぞれ単独、あるいは組み合わせて調節し、常に最適
なS/Nの画像を得る手段を備えたこと特徴とする粒子
線装置。 - 【請求項23】 二次粒子検出器の出力信号の直流オフ
セットと、二次粒子検出器のゲインを調整する手段を備
えた請求項9記載の粒子線装置において、アナログ検出
法を適用した信号処理手段のアナログ−ディジタル変換
器の入力で、二次粒子検出器からの出力信号の直流オフ
セットをゼロに調整し、アナログ−ディジタル変換器の
ダイナミックレンジの範囲内に出力信号が入るように二
次粒子検出器のゲインを調整する手段を備えたこと特徴
とする粒子線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26320799A JP2001084946A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 二次粒子検出器系の評価方法および粒子線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26320799A JP2001084946A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 二次粒子検出器系の評価方法および粒子線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001084946A true JP2001084946A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17386279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26320799A Pending JP2001084946A (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 二次粒子検出器系の評価方法および粒子線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001084946A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007086011A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Hitachi High-Technologies Corp | 電子顕微鏡制御装置、電子顕微鏡システムおよび電子顕微鏡の制御方法 |
WO2013150847A1 (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-10 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
JP2013258031A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Jeol Ltd | 電子顕微鏡の調整方法及び電子顕微鏡 |
WO2015186202A1 (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-10 | 株式会社日立製作所 | 走査型電子顕微鏡装置 |
CN111737935A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-02 | 中国电子产品可靠性与环境试验研究所((工业和信息化部电子第五研究所)(中国赛宝实验室)) | 功率器件失效率评估方法、计算机设备以及存储介质 |
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WO2024066034A1 (zh) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 纳克微束(北京)有限公司 | 电子探测器及电子探测系统 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26320799A patent/JP2001084946A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2013150847A1 (ja) * | 2012-04-03 | 2015-12-17 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
WO2013150847A1 (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-10 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 荷電粒子線装置 |
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WO2024066034A1 (zh) * | 2022-09-30 | 2024-04-04 | 纳克微束(北京)有限公司 | 电子探测器及电子探测系统 |
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