JP2001063316A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JP2001063316A JP2001063316A JP24729899A JP24729899A JP2001063316A JP 2001063316 A JP2001063316 A JP 2001063316A JP 24729899 A JP24729899 A JP 24729899A JP 24729899 A JP24729899 A JP 24729899A JP 2001063316 A JP2001063316 A JP 2001063316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rib
- groove
- tire
- main
- along
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/04—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
- B60C11/042—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
- B60C11/047—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐
リブテア性を両立すること。 【解決手段】 周方向主溝16に設けた偏摩耗犠牲突起
20がショルダーリブ34及びセカンドリブ28に生ず
べき偏摩耗を肩代わりして摩耗しショルダーリブ34及
びセカンドリブ28の偏摩耗を抑制する。ショルダーリ
ブ34のサイプ36、セカンドリブ28のサイプ32、
センターリブ22のサイプ26がリブテアの発生を抑制
する。センターリブ22の横溝24及びセカンドリブ2
8にサイプ付き横溝30のエッジ成分により耐ウエット
性が向上する。周方向主溝14に石噛み防止突起18を
配置したので、悪路走行時等の周方向主溝14への石の
進入(石噛み)を抑制する。
リブテア性を両立すること。 【解決手段】 周方向主溝16に設けた偏摩耗犠牲突起
20がショルダーリブ34及びセカンドリブ28に生ず
べき偏摩耗を肩代わりして摩耗しショルダーリブ34及
びセカンドリブ28の偏摩耗を抑制する。ショルダーリ
ブ34のサイプ36、セカンドリブ28のサイプ32、
センターリブ22のサイプ26がリブテアの発生を抑制
する。センターリブ22の横溝24及びセカンドリブ2
8にサイプ付き横溝30のエッジ成分により耐ウエット
性が向上する。周方向主溝14に石噛み防止突起18を
配置したので、悪路走行時等の周方向主溝14への石の
進入(石噛み)を抑制する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに係
り、特に、トラック、バス等の重荷重車両に適した空気
入りタイヤに関する。
り、特に、トラック、バス等の重荷重車両に適した空気
入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック、バス等の重荷重車両に用いら
れる空気入りタイヤとして、周方向に延びる複数のリブ
をトレッドに備えた空気入りタイヤが種々提案されてい
る。
れる空気入りタイヤとして、周方向に延びる複数のリブ
をトレッドに備えた空気入りタイヤが種々提案されてい
る。
【0003】周方向に延びるリブを備えた空気入りタイ
ヤには、リブに偏摩耗を生じる問題や、悪路走行により
リブテアを発生する問題があり、種々の対策が施されて
いる。
ヤには、リブに偏摩耗を生じる問題や、悪路走行により
リブテアを発生する問題があり、種々の対策が施されて
いる。
【0004】例えば、サイドエッジウエアと呼ばれる偏
摩耗が発生し易いショルダー側のリブにディフェンスグ
ルーブ(D/G)と呼ばれる周方向に延びる細溝を設
け、ディフェンスグルーブのタイヤ幅方向外側のリブを
捨てリブとして偏摩耗を集中させ、ディフェンスグルー
ブのタイヤ幅方向内側のリブの偏摩耗の発生を防止する
技術がある。
摩耗が発生し易いショルダー側のリブにディフェンスグ
ルーブ(D/G)と呼ばれる周方向に延びる細溝を設
け、ディフェンスグルーブのタイヤ幅方向外側のリブを
捨てリブとして偏摩耗を集中させ、ディフェンスグルー
ブのタイヤ幅方向内側のリブの偏摩耗の発生を防止する
技術がある。
【0005】また、ショルダー側の周方向主溝の溝底
に、周方向に延びる突起を設け、接地時に突起を路面に
対して滑らせて突起に自励摩耗を起こさせ、他のリブの
偏摩耗を防止する技術がある。
に、周方向に延びる突起を設け、接地時に突起を路面に
対して滑らせて突起に自励摩耗を起こさせ、他のリブの
偏摩耗を防止する技術がある。
【0006】他方、周方向に延びるリブを備えた空気入
りタイヤとして、リブに横方向に延びて主溝よりも浅い
浅溝を設け、浅溝のエッジ成分にて初期のウエット性能
を確保する技術がある。
りタイヤとして、リブに横方向に延びて主溝よりも浅い
浅溝を設け、浅溝のエッジ成分にて初期のウエット性能
を確保する技術がある。
【0007】さらに、周方向に延びるリブを備えた空気
入りタイヤとして、悪路走行時の主溝による石噛みを防
止するために、主溝の溝底に複数の突起を設ける技術が
ある。
入りタイヤとして、悪路走行時の主溝による石噛みを防
止するために、主溝の溝底に複数の突起を設ける技術が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気入りタイヤでは、耐ウエット性、耐石噛み性、耐偏
摩耗性、耐リブテア性を両立したものは無かった。
空気入りタイヤでは、耐ウエット性、耐石噛み性、耐偏
摩耗性、耐リブテア性を両立したものは無かった。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、耐ウエット
性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を両立し、
高速道路の使用頻度が長距離向けのタイヤに比較して少
なく、サイドフォース入力が長距離向けのタイヤに比較
して多い、主に短〜中距離輸送用(MPM10000程
度)の車両に適した空気入りタイヤを提供することが目
的である。
性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を両立し、
高速道路の使用頻度が長距離向けのタイヤに比較して少
なく、サイドフォース入力が長距離向けのタイヤに比較
して多い、主に短〜中距離輸送用(MPM10000程
度)の車両に適した空気入りタイヤを提供することが目
的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、周方向に沿って延びる複数の主溝によって区分され
る複数のリブをトレッドに備えた空気入りタイヤであっ
て、少なくともショルダー側の前記主溝内に、頂部の位
置が踏面よりも低く設定され、接地時に路面と滑り接触
する偏摩耗犠牲突起を設け、少なくとも2本の前記主溝
をジグザグ形状とし、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向
に沿って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、少
なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿っ
て複数の突起を設けたことを特徴としている。
は、周方向に沿って延びる複数の主溝によって区分され
る複数のリブをトレッドに備えた空気入りタイヤであっ
て、少なくともショルダー側の前記主溝内に、頂部の位
置が踏面よりも低く設定され、接地時に路面と滑り接触
する偏摩耗犠牲突起を設け、少なくとも2本の前記主溝
をジグザグ形状とし、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向
に沿って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、少
なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿っ
て複数の突起を設けたことを特徴としている。
【0011】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
作用を説明する。
【0012】空気入りタイヤが回転すると、接地時に、
偏摩耗犠牲突起が路面と滑り接触し、偏摩耗犠牲突起に
隣接するリブに生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗す
る。
偏摩耗犠牲突起が路面と滑り接触し、偏摩耗犠牲突起に
隣接するリブに生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗す
る。
【0013】特に、偏摩耗し易いショルダー側のリブを
区画する主溝内に偏摩耗犠牲突起を設けることで、ショ
ルダー側のリブの偏摩耗を効果的に抑制することができ
る。
区画する主溝内に偏摩耗犠牲突起を設けることで、ショ
ルダー側のリブの偏摩耗を効果的に抑制することができ
る。
【0014】リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
【0015】少なくとも2本の主溝をジグザグ形状とす
ることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加し、耐ウ
エット性が向上する。
ることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加し、耐ウ
エット性が向上する。
【0016】また、複数の突起を溝底部に設けた主溝で
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
【0017】したがって、この空気入りタイヤでは、耐
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
【0018】請求項2に記載の発明は、周方向に沿って
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、少なくともショ
ルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が踏面よりも低く
設定され、接地時に路面と滑り接触する偏摩耗犠牲突起
を設け、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延び
るサイプを周方向に沿って複数形成し、少なくとも2本
の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複数の突起
を設け、タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記
センターリブの両側に配置されるセカンドリブには、前
記主溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿っ
て延びる浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形
成された前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサ
イプを形成したことを特徴としている。
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、少なくともショ
ルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が踏面よりも低く
設定され、接地時に路面と滑り接触する偏摩耗犠牲突起
を設け、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延び
るサイプを周方向に沿って複数形成し、少なくとも2本
の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複数の突起
を設け、タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記
センターリブの両側に配置されるセカンドリブには、前
記主溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿っ
て延びる浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形
成された前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサ
イプを形成したことを特徴としている。
【0019】次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
作用を説明する。
【0020】空気入りタイヤが回転すると、接地時に、
偏摩耗犠牲突起が路面と滑り接触し、偏摩耗犠牲突起に
隣接するリブに生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗す
る。
偏摩耗犠牲突起が路面と滑り接触し、偏摩耗犠牲突起に
隣接するリブに生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗す
る。
【0021】特に、偏摩耗し易いショルダー側のリブを
区画する主溝内に偏摩耗犠牲突起を設けることで、ショ
ルダー側のリブの偏摩耗を効果的に抑制することができ
る。
区画する主溝内に偏摩耗犠牲突起を設けることで、ショ
ルダー側のリブの偏摩耗を効果的に抑制することができ
る。
【0022】リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
【0023】センターリブ及びセカンドリブに、タイヤ
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
【0024】また、複数の突起を溝底部に設けた主溝で
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
【0025】したがって、この空気入りタイヤでは、耐
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
【0026】請求項3に記載の発明は、周方向に沿って
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、少なくともショ
ルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が踏面よりも低く
設定され、接地時に路面と滑り接触する偏摩耗犠牲突起
を設け、少なくとも2本の前記主溝をジグザグ形状と
し、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサ
イプを周方向に沿って複数形成し、少なくとも2本の主
溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複数の突起を設
け、タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記セン
ターリブの両側に配置されるセカンドリブには、前記主
溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿って延
びる浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形成さ
れた前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサイプ
を形成したことを特徴としている。
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、少なくともショ
ルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が踏面よりも低く
設定され、接地時に路面と滑り接触する偏摩耗犠牲突起
を設け、少なくとも2本の前記主溝をジグザグ形状と
し、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサ
イプを周方向に沿って複数形成し、少なくとも2本の主
溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複数の突起を設
け、タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記セン
ターリブの両側に配置されるセカンドリブには、前記主
溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿って延
びる浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形成さ
れた前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサイプ
を形成したことを特徴としている。
【0027】次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
作用を説明する。
【0028】空気入りタイヤが回転すると、接地時に、
偏摩耗犠牲突起が路面と滑り接触し、偏摩耗犠牲突起に
隣接するリブに生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗す
る。
偏摩耗犠牲突起が路面と滑り接触し、偏摩耗犠牲突起に
隣接するリブに生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗す
る。
【0029】特に、偏摩耗し易いショルダー側のリブを
区画する主溝内に偏摩耗犠牲突起を設けることで、ショ
ルダー側のリブの偏摩耗を効果的に抑制することができ
る。
区画する主溝内に偏摩耗犠牲突起を設けることで、ショ
ルダー側のリブの偏摩耗を効果的に抑制することができ
る。
【0030】リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
【0031】センターリブ及びセカンドリブに、タイヤ
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
【0032】また、少なくとも2本の主溝をジグザグ形
状とすることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加
し、耐ウエット性が向上する。
状とすることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加
し、耐ウエット性が向上する。
【0033】また、複数の突起を溝底部に設けた主溝で
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
【0034】したがって、この空気入りタイヤでは、耐
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
【0035】また、センターリブ及びセカンドリブに浅
溝を形成し、少なくとも2本の主溝をジグザグ形状とし
ているので、両者の作用により特に耐ウエット性が向上
する。
溝を形成し、少なくとも2本の主溝をジグザグ形状とし
ているので、両者の作用により特に耐ウエット性が向上
する。
【0036】請求項4に記載の発明は、周方向に沿って
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側の
リブに、タイヤ周方向に沿って延び前記主溝よりも幅狭
の周方向幅狭溝を設け、少なくとも2本の前記主溝をジ
グザグ形状とし、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿
って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、少なく
とも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複
数の突起を設けたことを特徴としている。
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側の
リブに、タイヤ周方向に沿って延び前記主溝よりも幅狭
の周方向幅狭溝を設け、少なくとも2本の前記主溝をジ
グザグ形状とし、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿
って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、少なく
とも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複
数の突起を設けたことを特徴としている。
【0037】次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
作用を説明する。
【0038】空気入りタイヤに横力が働いた場合、ショ
ルダー側のリブにかかる接地圧を周方向幅狭溝が適正に
減少させ、ショルダー側のリブの接地圧分布をより均一
化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗が発生す
るのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がショルダー
側のリブのタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面側)へ成長
進行することを抑制する。
ルダー側のリブにかかる接地圧を周方向幅狭溝が適正に
減少させ、ショルダー側のリブの接地圧分布をより均一
化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗が発生す
るのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がショルダー
側のリブのタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面側)へ成長
進行することを抑制する。
【0039】リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
【0040】少なくとも2本の主溝をジグザグ形状とす
ることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加し、耐ウ
エット性が向上する。
ることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加し、耐ウ
エット性が向上する。
【0041】また、複数の突起を溝底部に設けた主溝で
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
【0042】したがって、この空気入りタイヤでは、耐
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
【0043】請求項5に記載の発明は、周方向に沿って
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側の
リブに、タイヤ周方向に沿って延び前記主溝よりも幅狭
の周方向幅狭溝を設け、各リブのエッジ部にタイヤ幅方
向に沿って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、
少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設け、タイヤ幅方向中央部分のセンタ
ーリブ及び前記センターリブの両側に配置されるセカン
ドリブには、前記主溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイ
ヤ幅方向に沿って延びる浅溝を形成すると共に、前記セ
カンドリブに形成された前記浅溝の底部には、前記浅溝
よりも幅狭のサイプを形成したことを特徴としている。
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側の
リブに、タイヤ周方向に沿って延び前記主溝よりも幅狭
の周方向幅狭溝を設け、各リブのエッジ部にタイヤ幅方
向に沿って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、
少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設け、タイヤ幅方向中央部分のセンタ
ーリブ及び前記センターリブの両側に配置されるセカン
ドリブには、前記主溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイ
ヤ幅方向に沿って延びる浅溝を形成すると共に、前記セ
カンドリブに形成された前記浅溝の底部には、前記浅溝
よりも幅狭のサイプを形成したことを特徴としている。
【0044】次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
作用を説明する。
【0045】空気入りタイヤに横力が働いた場合、ショ
ルダー側のリブにかかる接地圧を周方向幅狭溝が適正に
減少させ、ショルダー側のリブの接地圧分布をより均一
化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗が発生す
るのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がショルダー
側のリブのタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面側)へ成長
進行することを抑制する。
ルダー側のリブにかかる接地圧を周方向幅狭溝が適正に
減少させ、ショルダー側のリブの接地圧分布をより均一
化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗が発生す
るのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がショルダー
側のリブのタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面側)へ成長
進行することを抑制する。
【0046】リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
【0047】センターリブ及びセカンドリブに、タイヤ
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
【0048】また、複数の突起を溝底部に設けた主溝で
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
【0049】したがって、この空気入りタイヤでは、耐
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
【0050】請求項6に記載の発明は、周方向に沿って
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側の
リブに、タイヤ周方向に沿って延び前記主溝よりも幅狭
の周方向幅狭溝を設け、少なくとも2本の前記主溝をジ
グザグ形状とし、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿
って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、少なく
とも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複
数の突起を設け、タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ
及び前記センターリブの両側に配置されるセカンドリブ
には、前記主溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方
向に沿って延びる浅溝を形成すると共に、前記セカンド
リブに形成された前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも
幅狭のサイプを形成したことを特徴としている。
延びる複数の主溝によって区分される複数のリブをトレ
ッドに備えた空気入りタイヤであって、ショルダー側の
リブに、タイヤ周方向に沿って延び前記主溝よりも幅狭
の周方向幅狭溝を設け、少なくとも2本の前記主溝をジ
グザグ形状とし、各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿
って延びるサイプを周方向に沿って複数形成し、少なく
とも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿って複
数の突起を設け、タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ
及び前記センターリブの両側に配置されるセカンドリブ
には、前記主溝よりも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方
向に沿って延びる浅溝を形成すると共に、前記セカンド
リブに形成された前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも
幅狭のサイプを形成したことを特徴としている。
【0051】次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
作用を説明する。
【0052】空気入りタイヤに横力が働いた場合、ショ
ルダー側のリブにかかる接地圧を周方向幅狭溝が適正に
減少させ、ショルダー側のリブの接地圧分布をより均一
化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗が発生す
るのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がショルダー
側のリブのタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面側)へ成長
進行することを抑制する。
ルダー側のリブにかかる接地圧を周方向幅狭溝が適正に
減少させ、ショルダー側のリブの接地圧分布をより均一
化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗が発生す
るのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がショルダー
側のリブのタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面側)へ成長
進行することを抑制する。
【0053】リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
びるサイプを周方向に沿って複数形成すると、リブのエ
ッジ部の剛性が低下し、リブのエッジ部付近に生じるリ
ブテアの発生を抑制することができる。
【0054】センターリブ及びセカンドリブに、タイヤ
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
幅方向に沿って延びる浅溝を形成し、さらに、浅溝の底
部にサイプを形成したので、浅溝(またはサイプ)のタ
イヤ軸方向のエッジ成分により耐ウエット性が向上す
る。
【0055】また、少なくとも2本の主溝をジグザグ形
状とすることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加
し、耐ウエット性が向上する。
状とすることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加
し、耐ウエット性が向上する。
【0056】また、複数の突起を溝底部に設けた主溝で
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
は、路面の石が溝内に入り込もうとしたとき(溝が石を
噛もうとしたとき)、突起が石の進入を抑制する。
【0057】したがって、この空気入りタイヤでは、耐
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を
両立する。
【0058】また、センターリブ及びセカンドリブに浅
溝を形成し、少なくとも2本の主溝をジグザグ形状とし
ているので、両者の作用により特に耐ウエット性が向上
する。
溝を形成し、少なくとも2本の主溝をジグザグ形状とし
ているので、両者の作用により特に耐ウエット性が向上
する。
【0059】請求項7に記載の発明は、請求項4乃至請
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記周方向幅狭溝は、深い部分と浅い部分とが交互に配
置されていることを特徴としている。
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記周方向幅狭溝は、深い部分と浅い部分とが交互に配
置されていることを特徴としている。
【0060】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の空気
入りタイヤの第1の実施形態を図1乃至図7にしたがっ
て説明する。
入りタイヤの第1の実施形態を図1乃至図7にしたがっ
て説明する。
【0061】この図1において、矢印L方向及び矢印R
方向はタイヤ軸方向、矢印S方向はタイヤ周方向を示し
ている。
方向はタイヤ軸方向、矢印S方向はタイヤ周方向を示し
ている。
【0062】図1に示すように、本実施形態の空気入り
タイヤ10のトレッド12(トレッド幅W)には、タイ
ヤ赤道面CLを挟んでタイヤ軸方向両側にタイヤ周方向
に沿ってジグザグ状に延びる周方向主溝14が形成され
ており、周方向主溝14のタイヤ軸方向外側にはタイヤ
周方向に沿って直線状に延びる周方向主溝16が形成さ
れている。
タイヤ10のトレッド12(トレッド幅W)には、タイ
ヤ赤道面CLを挟んでタイヤ軸方向両側にタイヤ周方向
に沿ってジグザグ状に延びる周方向主溝14が形成され
ており、周方向主溝14のタイヤ軸方向外側にはタイヤ
周方向に沿って直線状に延びる周方向主溝16が形成さ
れている。
【0063】図1及び図2に示すように、周方向主溝1
4の底部には、石噛み防止突起18が溝長手方向に沿っ
て複数形成されている。
4の底部には、石噛み防止突起18が溝長手方向に沿っ
て複数形成されている。
【0064】図3に示すように、この石噛み防止突起1
8は、頂部18Aの位置がトレッド12の踏面12Aよ
りも低く設定されている。
8は、頂部18Aの位置がトレッド12の踏面12Aよ
りも低く設定されている。
【0065】本実施形態では、図1及び図3に示すよう
に、周方向主溝14の溝幅W1 が11.5mm、周方向主
溝14の溝深さD1 が17.6mm、周方向主溝14のジ
グザグの1片の振り角度(タイヤ周方向に対する傾斜角
度)が19°、石噛み防止突起18の幅W2 が4mm、石
噛み防止突起18の頂部18Aの深さD2 が13.1m
m、石噛み防止突起18の長さL1 が6.0mm、石噛み
防止突起18のピッチPが3.0mmである。
に、周方向主溝14の溝幅W1 が11.5mm、周方向主
溝14の溝深さD1 が17.6mm、周方向主溝14のジ
グザグの1片の振り角度(タイヤ周方向に対する傾斜角
度)が19°、石噛み防止突起18の幅W2 が4mm、石
噛み防止突起18の頂部18Aの深さD2 が13.1m
m、石噛み防止突起18の長さL1 が6.0mm、石噛み
防止突起18のピッチPが3.0mmである。
【0066】図1及び図4に示すように、周方向主溝1
6の底部には、タイヤ周方向に沿って連続して延びるリ
ブ状の偏摩耗犠牲突起20が形成されている。
6の底部には、タイヤ周方向に沿って連続して延びるリ
ブ状の偏摩耗犠牲突起20が形成されている。
【0067】図4に示すように、偏摩耗犠牲突起20
は、頂部20Aの位置がトレッド12の踏面12Aより
も低く設定されている。
は、頂部20Aの位置がトレッド12の踏面12Aより
も低く設定されている。
【0068】本実施形態では、周方向主溝16の溝幅W
3 が18mm、周方向主溝16の溝深さD3 が17.6m
m、偏摩耗犠牲突起20の幅W4 が7.9mm、偏摩耗犠
牲突起20の頂部20Aの深さD4 が2mmである。
3 が18mm、周方向主溝16の溝深さD3 が17.6m
m、偏摩耗犠牲突起20の幅W4 が7.9mm、偏摩耗犠
牲突起20の頂部20Aの深さD4 が2mmである。
【0069】図1に示すように、一対の周方向主溝14
で挟まれるセンターリブ22には、タイヤ軸方向に対し
て傾斜する横溝24がタイヤ周方向に複数形成されてい
る。
で挟まれるセンターリブ22には、タイヤ軸方向に対し
て傾斜する横溝24がタイヤ周方向に複数形成されてい
る。
【0070】この横溝24は、周方向主溝14よりも溝
幅が狭く、かつ溝深さも浅く形成されている。図5に示
すように、横溝24の溝幅W5 は1〜5mmの範囲内、横
溝24の溝深さD5 は2〜7mmの範囲内が好ましい。本
実施形態の横溝24は、溝幅W5 が3mm、溝深さD5 が
5mmである。
幅が狭く、かつ溝深さも浅く形成されている。図5に示
すように、横溝24の溝幅W5 は1〜5mmの範囲内、横
溝24の溝深さD5 は2〜7mmの範囲内が好ましい。本
実施形態の横溝24は、溝幅W5 が3mm、溝深さD5 が
5mmである。
【0071】図1に示すように、センターリブ22の周
方向主溝14側の踏面側のエッジ部分には、タイヤ軸方
向に延びる短いサイプ26がタイヤ周方向に複数形成さ
れている。
方向主溝14側の踏面側のエッジ部分には、タイヤ軸方
向に延びる短いサイプ26がタイヤ周方向に複数形成さ
れている。
【0072】図6に示すように、サイプ26の長さL2
は、2〜7mmの範囲が好ましい。本実施形態のサイプ2
6は、溝幅が0.7mm、長さL2 が2mm、深さD6 が1
3.8mmである。
は、2〜7mmの範囲が好ましい。本実施形態のサイプ2
6は、溝幅が0.7mm、長さL2 が2mm、深さD6 が1
3.8mmである。
【0073】図1に示すように、周方向主溝14と周方
向主溝16で挟まれるセカンドリブ28には、タイヤ軸
方向に対して傾斜するサイプ付き横溝30がタイヤ周方
向に複数形成されている。
向主溝16で挟まれるセカンドリブ28には、タイヤ軸
方向に対して傾斜するサイプ付き横溝30がタイヤ周方
向に複数形成されている。
【0074】図7に示すように、このサイプ付き横溝3
0は、周方向主溝14よりも溝幅が狭く、かつ溝深さも
浅く形成された横溝部分30Aと、この横溝部分30A
の溝底に形成されたサイプ30Bとから構成されてい
る。
0は、周方向主溝14よりも溝幅が狭く、かつ溝深さも
浅く形成された横溝部分30Aと、この横溝部分30A
の溝底に形成されたサイプ30Bとから構成されてい
る。
【0075】サイプ付き横溝30の横溝部分30Aの溝
幅W6 は1〜5mmの範囲内が好ましく、横溝部分30A
の深さD7 は2〜7mmの範囲内が好ましい。また、サイ
プ30Bの深さD8 は5〜10mmの範囲が好ましい。
幅W6 は1〜5mmの範囲内が好ましく、横溝部分30A
の深さD7 は2〜7mmの範囲内が好ましい。また、サイ
プ30Bの深さD8 は5〜10mmの範囲が好ましい。
【0076】本実施形態では、横溝部分30Aの溝幅W
6 が3mm、横溝部分30Aの深さD7 が5mm、サイプ3
0Bの溝幅W7 が0.7mm、サイプ30Bの深さD8 が
14mmである。
6 が3mm、横溝部分30Aの深さD7 が5mm、サイプ3
0Bの溝幅W7 が0.7mm、サイプ30Bの深さD8 が
14mmである。
【0077】図1に示すように、セカンドリブ28の周
方向主溝14側の踏面側のエッジ部分及び周方向主溝1
6の踏面側のエッジ部分には、各々タイヤ軸方向に延び
る短いサイプ32がタイヤ周方向に複数形成されてい
る。
方向主溝14側の踏面側のエッジ部分及び周方向主溝1
6の踏面側のエッジ部分には、各々タイヤ軸方向に延び
る短いサイプ32がタイヤ周方向に複数形成されてい
る。
【0078】なお、このサイプ32は、前述したセンタ
ーリブ22のサイプ26と同じ寸法である。
ーリブ22のサイプ26と同じ寸法である。
【0079】また、ショルダーリブ34には、周方向主
溝16側の踏面側のエッジ部分に、タイヤ軸方向に延び
る短いサイプ36がタイヤ周方向に複数形成されてい
る。
溝16側の踏面側のエッジ部分に、タイヤ軸方向に延び
る短いサイプ36がタイヤ周方向に複数形成されてい
る。
【0080】なお、このサイプ36も、前述したサイプ
26及びサイプ32と同じ寸法である。 (作用)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用
を説明する。
26及びサイプ32と同じ寸法である。 (作用)次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の作用
を説明する。
【0081】空気入りタイヤ10が回転すると、接地時
に、偏摩耗犠牲突起20が路面と滑り接触し、偏摩耗犠
牲突起20がショルダーリブ34及びセカンドリブ28
に生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗するので、ショル
ダーリブ34及びセカンドリブ28の偏摩耗を効果的に
抑制することができる。
に、偏摩耗犠牲突起20が路面と滑り接触し、偏摩耗犠
牲突起20がショルダーリブ34及びセカンドリブ28
に生ずべき偏摩耗を肩代わりして摩耗するので、ショル
ダーリブ34及びセカンドリブ28の偏摩耗を効果的に
抑制することができる。
【0082】ショルダーリブ34のエッジ部に複数のサ
イプ36を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、シ
ョルダーリブ34のエッジ部付近に生じるリブテアの発
生を抑制することができる。
イプ36を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、シ
ョルダーリブ34のエッジ部付近に生じるリブテアの発
生を抑制することができる。
【0083】セカンドリブ28のエッジ部に複数のサイ
プ32を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、セカ
ンドリブ28のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を
抑制することができる。
プ32を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、セカ
ンドリブ28のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を
抑制することができる。
【0084】センターリブ22のエッジ部に複数のサイ
プ26を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、セン
ターリブ22のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を
抑制することができる。
プ26を形成したので、エッジ部の剛性が低下し、セン
ターリブ22のエッジ部付近に生じるリブテアの発生を
抑制することができる。
【0085】センターリブ22に横溝24を形成し、セ
カンドリブ28にサイプ付き横溝30を形成したので、
横溝24及びサイプ付き横溝30のタイヤ軸方向のエッ
ジ成分により耐ウエット性が向上する。
カンドリブ28にサイプ付き横溝30を形成したので、
横溝24及びサイプ付き横溝30のタイヤ軸方向のエッ
ジ成分により耐ウエット性が向上する。
【0086】また、サイプ付き横溝30は、横溝部分3
0Aの溝底にサイプ30Bが形成されているので、横溝
部分30Aがトレッド12の摩耗により消滅してもサイ
プ30Bのエッジ成分により耐ウエット性を摩耗中期〜
摩耗末期まで維持する。
0Aの溝底にサイプ30Bが形成されているので、横溝
部分30Aがトレッド12の摩耗により消滅してもサイ
プ30Bのエッジ成分により耐ウエット性を摩耗中期〜
摩耗末期まで維持する。
【0087】2本の周方向主溝14をジグザグ形状とす
ることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加し、耐ウ
エット性が向上する。
ることによりタイヤ軸方向のエッジ成分が増加し、耐ウ
エット性が向上する。
【0088】複数の石噛み防止突起18を周方向主溝1
4に配置したので、悪路走行時等の周方向主溝14への
石の進入を抑制することができる。
4に配置したので、悪路走行時等の周方向主溝14への
石の進入を抑制することができる。
【0089】この空気入りタイヤ10では上記のような
構成としたので、耐ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗
性、耐リブテア性を両立することができる。 [第2の実施形態]本発明の空気入りタイヤの第2の実
施形態を図8乃至図11にしたがって説明する。なお、
第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説
明は省略する。
構成としたので、耐ウエット性、耐石噛み性、耐偏摩耗
性、耐リブテア性を両立することができる。 [第2の実施形態]本発明の空気入りタイヤの第2の実
施形態を図8乃至図11にしたがって説明する。なお、
第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説
明は省略する。
【0090】図8及び図9に示すように、本実施形態で
は、周方向主溝16に偏摩耗犠牲突起20が設けられて
おらず、ショルダーリブ34には、ショルダー寄りに周
方向に沿って直線状に延び、かつ周方向主溝16よりも
幅狭の周方向幅狭溝38が形成されている。
は、周方向主溝16に偏摩耗犠牲突起20が設けられて
おらず、ショルダーリブ34には、ショルダー寄りに周
方向に沿って直線状に延び、かつ周方向主溝16よりも
幅狭の周方向幅狭溝38が形成されている。
【0091】なお、本実施形態の周方向主溝16の溝幅
W3 は12mmである。また、周方向主溝14のジグザグ
の1片の振り角度(タイヤ周方向に対する傾斜角度)が
19.5°である。
W3 は12mmである。また、周方向主溝14のジグザグ
の1片の振り角度(タイヤ周方向に対する傾斜角度)が
19.5°である。
【0092】周方向幅狭溝38の溝底の断面形状は、亀
裂の発生原因となる応力集中を防止するために、図10
に示すような半円形状が好ましく、図11に示すような
フラスコ形状(溝底付近が溝幅よりも直径の大きな略円
形断面形状)が更に好ましい。
裂の発生原因となる応力集中を防止するために、図10
に示すような半円形状が好ましく、図11に示すような
フラスコ形状(溝底付近が溝幅よりも直径の大きな略円
形断面形状)が更に好ましい。
【0093】周方向幅狭溝38が図10の形状の場合、
ショルダー側壁から溝底までの距離をL3 、深さをD9
としたときに、D9 /L3 <0.56とすることが好ま
しい。D9 /L3 が0.56以上になると、ショルダー
リブ34の周方向幅狭溝38より外側の部分が、横力等
により溝底付近から欠ける虞れがある。
ショルダー側壁から溝底までの距離をL3 、深さをD9
としたときに、D9 /L3 <0.56とすることが好ま
しい。D9 /L3 が0.56以上になると、ショルダー
リブ34の周方向幅狭溝38より外側の部分が、横力等
により溝底付近から欠ける虞れがある。
【0094】なお、周方向幅狭溝38の溝底形状がフラ
スコ形状の場合、D9 /L3 <0.56を若干外れても
良い。
スコ形状の場合、D9 /L3 <0.56を若干外れても
良い。
【0095】また、周方向幅狭溝38の溝幅W8 は、シ
ョルダーリブ34内に接地圧の急激な段差が生じないよ
うに、トレッド幅Wの3%以下の溝幅とし、好ましくは
タイヤの負荷転動時、接地領域において溝壁同士が実質
上接触するようにトレッド幅Wの0.3〜2%程度とす
る。また、偏摩耗防止の効果を得るためには溝深さD9
を隣接する周方向主溝16の深さD3 の30%以上とし
なければならず、好ましくは100%以内である。
ョルダーリブ34内に接地圧の急激な段差が生じないよ
うに、トレッド幅Wの3%以下の溝幅とし、好ましくは
タイヤの負荷転動時、接地領域において溝壁同士が実質
上接触するようにトレッド幅Wの0.3〜2%程度とす
る。また、偏摩耗防止の効果を得るためには溝深さD9
を隣接する周方向主溝16の深さD3 の30%以上とし
なければならず、好ましくは100%以内である。
【0096】本実施形態の周方向幅狭溝38は、深い部
分と浅い部分とがタイヤ周方向に交互に形成されてお
り、溝深さD9 は、深い部分で14mm、浅い部分で1
2.5mmに設定されており、溝幅W8 は2.5mmに設定
されている。 (作用)次に、本実施形態の作用を説明する。
分と浅い部分とがタイヤ周方向に交互に形成されてお
り、溝深さD9 は、深い部分で14mm、浅い部分で1
2.5mmに設定されており、溝幅W8 は2.5mmに設定
されている。 (作用)次に、本実施形態の作用を説明する。
【0097】空気入りタイヤ10に横力が働いた場合、
ショルダーリブ34にかかる接地圧を周方向幅狭溝38
が適正に減少させ、ショルダーリブ34の接地圧分布を
より均一化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗
が発生するのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がシ
ョルダーリブ34のタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面C
L側)へ成長進行することを抑制する。
ショルダーリブ34にかかる接地圧を周方向幅狭溝38
が適正に減少させ、ショルダーリブ34の接地圧分布を
より均一化することによって、偏摩耗の核たる局部摩耗
が発生するのを抑制すると共に、発生した局部摩耗がシ
ョルダーリブ34のタイヤ軸方向内側(タイヤ赤道面C
L側)へ成長進行することを抑制する。
【0098】その他の作用効果は、第1の実施形態と同
様である。
様である。
【0099】なお、上記した各部の寸法等は実施形態の
数値に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更可能である。 (試験例)本発明の効果を確かめるために、本発明の適
用された実施例のタイヤ2種と、従来例のタイヤ1種と
を用意し、摩耗寿命、耐ウエット性、耐偏摩耗性能、耐
石噛み性、耐久性、耐発熱について比較を行った。
数値に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更可能である。 (試験例)本発明の効果を確かめるために、本発明の適
用された実施例のタイヤ2種と、従来例のタイヤ1種と
を用意し、摩耗寿命、耐ウエット性、耐偏摩耗性能、耐
石噛み性、耐久性、耐発熱について比較を行った。
【0100】実施例のタイヤ1:第1の実施形態で説明
した空気入りタイヤである。
した空気入りタイヤである。
【0101】実施例のタイヤ2:第2の実施形態で説明
した空気入りタイヤである。
した空気入りタイヤである。
【0102】従来例のタイヤ:4本の周方向主溝が全て
直線形状であり、石噛み防止突起、偏摩耗犠牲突起、周
方向幅狭溝、センターリブの横溝が無いタイヤである。
なお、周方向主溝深さは14.1mmである。
直線形状であり、石噛み防止突起、偏摩耗犠牲突起、周
方向幅狭溝、センターリブの横溝が無いタイヤである。
なお、周方向主溝深さは14.1mmである。
【0103】試験に供試たタイヤは何れもタイヤサイズ
が295/75R22.5であり、リムサイズ8.25
×22.5のリムに組付け、内圧7.1kgf/cm2 を充填
した。
が295/75R22.5であり、リムサイズ8.25
×22.5のリムに組付け、内圧7.1kgf/cm2 を充填
した。
【0104】以下に試験方法を説明する。
【0105】摩耗寿命:取り外しライフ(この場合は、
残溝深さが7.0mmになるまで走行御、MPM(マイル
/mm:摩耗1mm当たりの走行距離(マイル))を測定
し、優劣を比較する。評価は、従来例を100とする指
数表示としており、数値が大きいほど摩耗寿命に優れて
いることを表している。
残溝深さが7.0mmになるまで走行御、MPM(マイル
/mm:摩耗1mm当たりの走行距離(マイル))を測定
し、優劣を比較する。評価は、従来例を100とする指
数表示としており、数値が大きいほど摩耗寿命に優れて
いることを表している。
【0106】耐ウエット性:水深2mmのウエット路面で
速度50km/hからタイヤをロックまたは車両のABSを
作動させ、制動距離を求める。評価は、制動距離の逆数
を求め、従来例を100とする指数表示としており、数
値が大きいほど耐ウエット性に優れていることを表して
いる。
速度50km/hからタイヤをロックまたは車両のABSを
作動させ、制動距離を求める。評価は、制動距離の逆数
を求め、従来例を100とする指数表示としており、数
値が大きいほど耐ウエット性に優れていることを表して
いる。
【0107】耐偏摩耗性能:摩耗寿命試験終了時もしく
は過ぎ、タイヤをチェックして偏摩耗が発生していない
かを確かめる。偏摩耗が発生している場合は、偏摩耗の
位置、幅、深さを測定する。評価は、位置、幅、深さの
総合評価とし、従来例を100とする指数表示としてい
る。なお、数値が大きいほど耐偏摩耗性能に優れている
ことを表している。
は過ぎ、タイヤをチェックして偏摩耗が発生していない
かを確かめる。偏摩耗が発生している場合は、偏摩耗の
位置、幅、深さを測定する。評価は、位置、幅、深さの
総合評価とし、従来例を100とする指数表示としてい
る。なお、数値が大きいほど耐偏摩耗性能に優れている
ことを表している。
【0108】耐石噛み性:摩耗寿命試験終了時にタイヤ
全周をチェックし、溝に入った石の個数、また石噛みに
よる損傷具合を比較する。評価は、溝に入った石の個数
及び石噛みによる損傷具合の総合評価であり、従来例を
100とする指数表示としている。なお、数値が大きい
ほど耐石噛み性に優れていることを表している。
全周をチェックし、溝に入った石の個数、また石噛みに
よる損傷具合を比較する。評価は、溝に入った石の個数
及び石噛みによる損傷具合の総合評価であり、従来例を
100とする指数表示としている。なお、数値が大きい
ほど耐石噛み性に優れていることを表している。
【0109】耐久性(耐リブテア):高さ100〜20
0mmの縁石に乗り上げる。これを5回繰り返し、損傷具
合を確認する。評価は、損傷の大きさ、損傷数の総合評
価とし、従来例を100とする指数表示としている。な
お、数値が大きいほど耐久性に優れていることを表して
いる。
0mmの縁石に乗り上げる。これを5回繰り返し、損傷具
合を確認する。評価は、損傷の大きさ、損傷数の総合評
価とし、従来例を100とする指数表示としている。な
お、数値が大きいほど耐久性に優れていることを表して
いる。
【0110】耐発熱性:一定速度(160km/h)で荷重
を除々に上げていき、破壊するまでタイヤを回転し続け
る。タイヤが壊れた時点での荷重よりWS値を求める。
評価は、従来例を100とする指数表示としており、数
値が大きいほど耐発熱性に優れていることを表してい
る。
を除々に上げていき、破壊するまでタイヤを回転し続け
る。タイヤが壊れた時点での荷重よりWS値を求める。
評価は、従来例を100とする指数表示としており、数
値が大きいほど耐発熱性に優れていることを表してい
る。
【0111】
【表1】
【0112】試験の結果、本発明の適用された実施例の
タイヤ1,2は、従来例のタイヤに比較して、摩耗寿
命、ウエット性能、耐偏摩耗性、耐石噛み性の何れにお
いても性能が向上していることが分かった。
タイヤ1,2は、従来例のタイヤに比較して、摩耗寿
命、ウエット性能、耐偏摩耗性、耐石噛み性の何れにお
いても性能が向上していることが分かった。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
タイヤは上記の構成としたので、耐ウエット性、耐石噛
み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を両立することができ
る、という優れた効果を有する。
タイヤは上記の構成としたので、耐ウエット性、耐石噛
み性、耐偏摩耗性、耐リブテア性を両立することができ
る、という優れた効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドの平面図である。
のトレッドの平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤ
の外輪郭を示す断面図である。
の外輪郭を示す断面図である。
【図3】周方向主溝の断面図である。
【図4】周方向主溝の断面図である。
【図5】横溝の断面図である。
【図6】リブの断面図である。
【図7】サイプ付き横溝の断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る空気入りタイヤ
のトレッドの平面図である。
のトレッドの平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る空気入りタイヤ
の外輪郭を示す断面図である。
の外輪郭を示す断面図である。
【図10】周方向幅狭溝の断面図である。
【図11】周方向幅狭溝(第2の実施形態)の断面図で
ある。
ある。
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 周方向主溝 16 周方向主溝 18 突起 20 偏摩耗犠牲突起 22 センターリブ 26 サイプ 28 セカンドリブ 30 サイプ付き横溝 32 サイプ 34 ショルダーリブ 36 サイプ 38 周方向幅狭溝
Claims (7)
- 【請求項1】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
イヤであって、 少なくともショルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が
踏面よりも低く設定され、接地時に路面と滑り接触する
偏摩耗犠牲突起を設け、 少なくとも2本の前記主溝をジグザグ形状とし、 各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ
を周方向に沿って複数形成し、 少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設けたことを特徴とする空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項2】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
イヤであって、 少なくともショルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が
踏面よりも低く設定され、接地時に路面と滑り接触する
偏摩耗犠牲突起を設け、 各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ
を周方向に沿って複数形成し、 少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設け、 タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記センター
リブの両側に配置されるセカンドリブには、前記主溝よ
りも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿って延びる
浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形成された
前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサイプを形
成したことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
イヤであって、 少なくともショルダー側の前記主溝内に、頂部の位置が
踏面よりも低く設定され、接地時に路面と滑り接触する
偏摩耗犠牲突起を設け、 少なくとも2本の前記主溝をジグザグ形状とし、 各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ
を周方向に沿って複数形成し、 少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設け、 タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記センター
リブの両側に配置されるセカンドリブには、前記主溝よ
りも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿って延びる
浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形成された
前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサイプを形
成したことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
イヤであって、 ショルダー側のリブに、タイヤ周方向に沿って延び前記
主溝よりも幅狭の周方向幅狭溝を設け、 少なくとも2本の前記主溝をジグザグ形状とし、 各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ
を周方向に沿って複数形成し、 少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設けたことを特徴とする空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項5】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
イヤであって、 ショルダー側のリブに、タイヤ周方向に沿って延び前記
主溝よりも幅狭の周方向幅狭溝を設け、 各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ
を周方向に沿って複数形成し、 少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設け、 タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記センター
リブの両側に配置されるセカンドリブには、前記主溝よ
りも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿って延びる
浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形成された
前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサイプを形
成したことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 周方向に沿って延びる複数の主溝によっ
て区分される複数のリブをトレッドに備えた空気入りタ
イヤであって、 ショルダー側のリブに、タイヤ周方向に沿って延び前記
主溝よりも幅狭の周方向幅狭溝を設け、 少なくとも2本の前記主溝をジグザグ形状とし、 各リブのエッジ部にタイヤ幅方向に沿って延びるサイプ
を周方向に沿って複数形成し、 少なくとも2本の主溝の溝底部には、主溝長手方向に沿
って複数の突起を設け、 タイヤ幅方向中央部分のセンターリブ及び前記センター
リブの両側に配置されるセカンドリブには、前記主溝よ
りも浅くかつ幅狭とされたタイヤ幅方向に沿って延びる
浅溝を形成すると共に、前記セカンドリブに形成された
前記浅溝の底部には、前記浅溝よりも幅狭のサイプを形
成したことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項7】 前記周方向幅狭溝は、深い部分と浅い部
分とが交互に配置されていることを特徴とする請求項4
乃至請求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24729899A JP2001063316A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24729899A JP2001063316A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063316A true JP2001063316A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17161358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24729899A Pending JP2001063316A (ja) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001063316A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001158208A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-12 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2004314787A (ja) * | 2003-04-16 | 2004-11-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 軌道走行車両用空気入りタイヤ |
JP2006056480A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
WO2007055065A1 (ja) | 2005-11-09 | 2007-05-18 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
KR100749399B1 (ko) * | 2005-10-07 | 2007-08-14 | 금호타이어 주식회사 | 중하중용 공기입 레이디얼 타이어 |
KR100754351B1 (ko) | 2005-10-21 | 2007-08-31 | 금호타이어 주식회사 | 중하중용 공기입 레이디얼 타이어 |
JP2008273306A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
US20120168048A1 (en) * | 2009-06-15 | 2012-07-05 | Bridgestone Corporation | Heavy duty tire |
US8689843B2 (en) | 2011-12-14 | 2014-04-08 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Snow performance peaks |
US20140116588A1 (en) * | 2011-05-30 | 2014-05-01 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Tread profile of a pneumatic vehicle tire for utility vehicles |
JP2014151787A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用空気入りタイヤ |
CN105270099A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-01-27 | 青岛黄海橡胶有限公司 | 载重汽车轮胎胎面 |
JP2017222190A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP2018095093A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
KR101878324B1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-07-13 | 에올루스 타이어 코., 엘티디. | 중장거리 안내 바퀴 타이어 패턴 |
CN110085364A (zh) * | 2019-05-20 | 2019-08-02 | 浙江中大元通特种电缆有限公司 | 一种抗腐蚀型耐磨电缆 |
JP2020083095A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61160303A (ja) * | 1985-01-04 | 1986-07-21 | Seiko Epson Corp | 空気入りタイヤ |
JPH02169305A (ja) * | 1987-10-20 | 1990-06-29 | Bridgestone Corp | 偏摩耗を防止した重荷重用空気入りタイヤ |
JPH08244413A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JPH09240220A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
JPH106715A (ja) * | 1987-10-20 | 1998-01-13 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JPH1086613A (ja) * | 1996-09-19 | 1998-04-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JPH1178433A (ja) * | 1997-09-03 | 1999-03-23 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JPH11189012A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP24729899A patent/JP2001063316A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61160303A (ja) * | 1985-01-04 | 1986-07-21 | Seiko Epson Corp | 空気入りタイヤ |
JPH02169305A (ja) * | 1987-10-20 | 1990-06-29 | Bridgestone Corp | 偏摩耗を防止した重荷重用空気入りタイヤ |
JPH106715A (ja) * | 1987-10-20 | 1998-01-13 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JPH08244413A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤ |
JPH09240220A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
JPH1086613A (ja) * | 1996-09-19 | 1998-04-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JPH1178433A (ja) * | 1997-09-03 | 1999-03-23 | Bridgestone Corp | 重荷重用空気入りタイヤ |
JPH11189012A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001158208A (ja) * | 1999-12-01 | 2001-06-12 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2004314787A (ja) * | 2003-04-16 | 2004-11-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 軌道走行車両用空気入りタイヤ |
JP2006056480A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
JP4589058B2 (ja) * | 2004-08-23 | 2010-12-01 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
KR100749399B1 (ko) * | 2005-10-07 | 2007-08-14 | 금호타이어 주식회사 | 중하중용 공기입 레이디얼 타이어 |
KR100754351B1 (ko) | 2005-10-21 | 2007-08-31 | 금호타이어 주식회사 | 중하중용 공기입 레이디얼 타이어 |
WO2007055065A1 (ja) | 2005-11-09 | 2007-05-18 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
JP2008273306A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
US20120168048A1 (en) * | 2009-06-15 | 2012-07-05 | Bridgestone Corporation | Heavy duty tire |
US9073390B2 (en) * | 2009-06-15 | 2015-07-07 | Bridgestone Corporation | Heavy duty tire |
US20140116588A1 (en) * | 2011-05-30 | 2014-05-01 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Tread profile of a pneumatic vehicle tire for utility vehicles |
US9550396B2 (en) * | 2011-05-30 | 2017-01-24 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Tread profile of a pneumatic vehicle tire for utility vehicles |
US8689843B2 (en) | 2011-12-14 | 2014-04-08 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Snow performance peaks |
JP2014151787A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 重荷重用空気入りタイヤ |
CN105270099A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-01-27 | 青岛黄海橡胶有限公司 | 载重汽车轮胎胎面 |
JP2017222190A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
KR101878324B1 (ko) * | 2016-11-30 | 2018-07-13 | 에올루스 타이어 코., 엘티디. | 중장거리 안내 바퀴 타이어 패턴 |
JP2018095093A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2020083095A (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
WO2020110387A1 (ja) * | 2018-11-27 | 2020-06-04 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP7230459B2 (ja) | 2018-11-27 | 2023-03-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
US12077017B2 (en) | 2018-11-27 | 2024-09-03 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
CN110085364A (zh) * | 2019-05-20 | 2019-08-02 | 浙江中大元通特种电缆有限公司 | 一种抗腐蚀型耐磨电缆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2966760B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
JP2001063316A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6665594B2 (ja) | タイヤ | |
CN108725100B (zh) | 轮胎 | |
JP2003063212A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP3519473B2 (ja) | 氷雪上走行用空気入りタイヤ | |
JP3335118B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
JPH08324211A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6769181B2 (ja) | タイヤ | |
JP6988349B2 (ja) | タイヤ | |
JP4656638B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2001055013A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4441009B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2002019420A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7275834B2 (ja) | タイヤ | |
CN110091676B (zh) | 轮胎 | |
JP3371038B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2018131111A (ja) | タイヤ | |
JP6446112B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2023064576A (ja) | タイヤ | |
JP2008056057A (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2021054261A1 (ja) | タイヤ | |
JP2004338628A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2019026010A (ja) | タイヤ | |
JP2002103918A (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090630 |