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JP2001057645A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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Publication number
JP2001057645A
JP2001057645A JP11231533A JP23153399A JP2001057645A JP 2001057645 A JP2001057645 A JP 2001057645A JP 11231533 A JP11231533 A JP 11231533A JP 23153399 A JP23153399 A JP 23153399A JP 2001057645 A JP2001057645 A JP 2001057645A
Authority
JP
Japan
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video signal
focus
signal
added
image pickup
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Withdrawn
Application number
JP11231533A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hashimoto
仁史 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の輝度が低い場合にも映像信号を基に
高精度の焦点調節を行うことができ、且つ観察用の映像
信号の解像度低下を防止できる。 【解決手段】 焦点調節機能を有する電子カメラにおい
て、被写体像を撮像面に結像するためのフォーカスレン
ズと12と、フォーカスレンズ12により結像された被
写体像を映像信号に変換するCCD撮像素子14と、撮
像素子14からの映像信号に基づいてフォーカスレンズ
12の焦点を調節するAF処理回路32とを備え、焦点
調節の際に用いる映像信号として、被写体の輝度Bが十
分に高い(B≧B1)の場合は映像信号をそのまま用
い、輝度が比較的低い(B1>B>B2)の場合は撮像
素子14内で垂直方向に隣接する画素の信号電荷を加算
した映像信号を用い、輝度が極めて低い(B2≧B)の
場合は映像信号を加算した後にAGC回路17で増幅し
て用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体像を撮像素
子により撮像して映像信号を得る電子カメラに係わり、
特に撮像素子の出力を加算若しくは必要に応じて増幅す
る機能を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体像をCCD撮像素子などに
より撮像して映像信号を得る電子カメラにおいては、露
出制御や焦点調節を行うために映像信号を用いている。
例えば焦点調節のためには、映像信号の高周波成分を測
定しこの高周波成分が最大となるようにフォーカスレン
ズを駆動することにより、合焦動作を行うことが可能と
なる。
【0003】ところで、被写体が暗くて映像信号のレベ
ルが低い場合は、映像信号をそのまま用いたのでは輝度
が足らず、露出制御や撮影レンズの焦点調節を正確に行
うことができない。このため、増幅回路によって増幅し
た信号を基に露出制御や撮影レンズの焦点調節を行って
いた。しかし、映像信号を増幅すると信号のS/Nが悪
くなり、結果としてこの信号を用いた各種調整における
精度の低下を招く。
【0004】そこで、撮像素子の各画素の信号を加算す
ることによってS/Nの劣化を少なくする方法もある
が、この方法では十分なレベルの信号を得ることができ
ないことが多い。また、従来の装置では、加算された信
号そのものを観察用の映像信号として用いていたため、
加算による映像信号の解像度が問題になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、撮像
素子で得られる映像信号基に焦点調節を行う電子カメラ
においては、映像信号を増幅すると信号のS/Nが悪く
なる問題があり、S/Nの劣化を少なくするために撮像
素子の各画素の信号を加算しても、十分なレベルの信号
を得ることができないことが多く、さらに加算による映
像信号の解像度低下が問題になっていた。
【0006】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、被写体の輝度が低い場
合にも映像信号を基に高精度の焦点調節を行うことがで
き、且つ映像信号の解像度低下を防止することのできる
電子カメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。
【0008】即ち本発明は、撮像素子の出力信号を基に
焦点調節操作を行う電子カメラにおいて、被写体像を撮
像面に結像するための撮影レンズと、この撮影レンズに
より結像された被写体像を映像信号に変換するための撮
像素子と、前記映像信号を加算する加算手段と、前記映
像信号を増幅する増幅手段と、前記加算手段により加算
又は前記増幅手段により増幅された映像信号に基づいて
前記撮影レンズの焦点を調節する焦点調節手段とを備え
たことを特徴とする。
【0009】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 加算手段は、撮像素子内部において隣接する各画素
に蓄積された電荷を加算するものであること。 (2) 増幅手段は、加算手段により加算された映像信号を
増幅するものであること。 (3) 加算手段により加算された映像信号が所定レベル以
上の時は増幅手段による増幅を禁止すること。
【0010】(4) 被写体の輝度Bに応じて、映像信号に
対する加算,増幅などの操作を制御すること。より具体
的には、輝度が十分に高い(B≧B1)の場合は映像信
号をそのまま焦点調整用信号として用いる、輝度Bが比
較的低い(B1>B>B2)の場合は映像信号を加算し
て用いる、輝度Bが極めて低い(B≦B2)の場合は映
像信号を加算した後に増幅して用いること。
【0011】(作用)本発明によれば、映像信号を加算
(撮像素子の画素を加算)することにより、被写体の輝
度が低い場合にもS/Nの優れた映像信号を基に高精度
の焦点調節を行うことができる。さらに、被写体の輝度
が極めて低い場合には、映像信号の加算と共に増幅を行
うことによって、S/Nの劣化を少なくして十分大きな
レベルの信号を得ることができ、この場合にも高精度の
焦点調節を行うことが可能となる。
【0012】なお、画素の加算を通常の撮影動作とは別
に行うことにより、焦点調節において画素の加算による
解像度の低下は何ら問題とならない。また、被写体の輝
度に応じて画素の加算を禁止したり、増幅を禁止するこ
とにより、被写体輝度に応じた最適条件で焦点調節を行
うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係わる電子
カメラの基本構成を示すブロック図である。
【0015】図中の11はズームレンズ、12はフォー
カスレンズ、13は絞り、14はCCD撮像素子、15
はCCD出力からリセット雑音などを取り除くための相
関二重サンプリング回路(CDS)、16は出力のゲイ
ンをコントロールする自動利得調節回路(AGC)、1
7はアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換す
るA/D変換器、18はA/D変換出力を一時的に記憶
するバッファメモリである。21はデジタルの映像信号
をアナログの映像信号に変換するD/A変換器、22は
D/A変換出力を表示するための液晶表示素子(LC
D)、23はデジタルの映像信号を圧縮したり伸張する
ための圧縮/伸張回路、24はコンパクトフラッシュや
スマートメディアなどの記録用メモリである。
【0016】30は各部を統括的に制御するためのCP
U、31はAE(露出自動調節)処理回路、32はAF
(焦点自動調節)処理回路、33はタイミングジェネレ
ータ(TG)回路、34はCCDドライバである。41
〜43はモータドライバ、44〜46はモータであり、
第1のモータドライバ41と第1のモータ44により絞
り13が、第2のモータドライバ42と第2のモータ4
5によりフォーカスレンズ12が、第3のモータドライ
バ43と第3のモータ46によりズームレンズ11が駆
動されるようになっている。51はメニューボタンやレ
リーズスイッチなどの操作SW、52は各種設定を記憶
するEEPROM、53は電池を示している。
【0017】本装置の基本的な動作は、次の通りであ
る。即ち、レンズ11,12及び絞り13を介して被写
体像が撮像素子14に結像され、CDS回路15により
CCD出力が映像信号に変換される。この信号は、AG
C回路16によりそのゲインが調整され、A/D変換器
17によりA/D変換されたのちに、メモリ18に一時
的に記憶される。そして、メモリ18に記憶された映像
信号がLCD22に表示される。また、メモリ18に記
憶された映像信号は圧縮/伸張回路23により圧縮して
記録用メモリ24に記録される。これとは逆に、記録用
メモリ24の内容を伸張してメモリ18に記憶させ、L
CD22に表示させることができる。
【0018】また、A/D変換器17の出力信号を基に
AE処理回路31により露出が自動的に調整される。具
体的には、AE処理回路31によりA/D変換出力が積
算され、その積算値(AE評価値)がCPU30に供給
され、CCDドライバ34により撮像素子14の蓄積時
間が制御され、これによって露出が自動的に調整され
る。さらに、A/D変換器17の出力信号を基にAF処
理回路32により焦点が自動的に合わされる。具体的に
は、AF処理回路32によりA/D変換出力をハイパス
フィルタを通して積算することによりAF評価値を取得
し、モータ45を駆動してフォーカスレンズ12を動か
し、AF評価値が最大となる位置に設定することによ
り、自動的に焦点を合わせることができる。
【0019】次に、本実施形態における焦点制御動作に
ついて、図2のフローチャートを参照して説明する。な
お、レリーズスイッチは、浅く押した場合と最後まで押
した場合の2段階になっており、浅く押した場合を1st
レリーズ、最後まで押した場合を2ndレリーズと称する
ことにする。
【0020】まず、撮影のためにレリーズスイッチが押
されると(1stレリーズ)、AE処理回路31により露
出が自動設定される。続いて、被写体の明るさBが測定
され、測定された明るさBが予め決められた明るさB
1,B2(B1>B2)と比較される。そして、十分明
るいと判定された場合(B≧B1)、AF処理回路32
により焦点が自動調節される。そして、2ndレリーズの
待ちとなり、2ndレリーズにより撮影を開始することに
なる。
【0021】一方、前記測定によりやや暗いと判定され
た場合(B1>B>B2)、撮像素子14の画素加算が
行われ、この加算出力を基にAF処理回路32により焦
点が自動調節される。そして、2ndレリーズの待ちとな
り、2ndレリーズにより撮影を開始することになる。ま
た、前記測定により非常に暗いと判定された場合(B≦
B2)、画素加算に続きAGC回路16による増幅動作
が行われ、この加算増幅信号を基にAF処理回路32に
より焦点が自動調節される。そして、2ndレリーズの待
ちとなり、2ndレリーズにより撮影を開始することにな
る。
【0022】CCD撮像素子14における画素加算を行
うには種々の方法を利用できる。ここでは、CCD撮像
素子内で加算を行う例を説明する(特開平10−210
367号公報)。図3〜5は、本実施形態において画素
加算を行うための第1の例を説明するためのものであ
る。
【0023】図3は、CCDを構成するラインからの画
素データの読み出し方法を示す図である。図3に示すよ
うに、m(m≧3,mは整数)ラインにつきn(n≧
2,nは整数)ラインを加算した画素信号を、一部連続
するk(k≧6,kは整数)ラインにおいて取り出すよ
うにしたものであり、例えばj+1ライン目からj+3
ライン目までの一部連続する3ラインにおいて、j+1
ライン目とj+3ライン目を加算して読み出し、次のj
+4,j+5,j+6の3つのラインのうちのj+4ラ
イン目とj+6ライン目を加算して読み出す。
【0024】図4は、インターライン型CCDにおい
て、信号を転送する際に行われる加算を示す図である。
図4において、GA,GB,GC,BA,BB,BC,RA,
RB,RC は、それぞれフォトダイオードを示してお
り、これらのフォトダイオードの右隣に位置する縦の道
が垂直転送路、これら垂直転送路の下端側に水平方向に
位置する横の道が水平転送路である。この図4において
は、m=3,n=2の場合、つまり3ラインにつき2ラ
インを加算して1ラインを得る場合を例にとって説明す
る。
【0025】露光が終了するタイミングにより、フォト
ダイオードから垂直転送路へ電荷が移送される。この移
送の際には、図に示すように、3ラインのうちの2つフ
ォトダイオード、つまり添え字Aが付いたフォトダイオ
ードと添え字Cが付いたフォトダイオードから、図中に
楕円で示すような電荷が垂直転送路へ移相される。
【0026】その後に、垂直転送路内において、水平転
送路に向かって電荷を転送する動作が行われる。この垂
直転送は、上述したようにm=3であるために、3回の
転送を1単位として行われる。これにより、添え字Aが
付いたフォトダイオードからの電荷と添え字Cが付いた
フォトダイオードからの電荷が加算される。例えば、図
3中の一番左下のm=3という部分については、三つの
フォトダイオードRA,RB,RC のうちのRA とRC の
電荷が垂直転送路に送られる。
【0027】次に、これを垂直方向に1回転送すると、
まずRC からの電荷が水平転送路に転送されると共に、
上記RA からの電荷がGB の隣となる垂直転送路内の位
置に転送される。そして、垂直方向への2回目の転送を
行うと、RC からの電荷は水平転送路内にそのまま止ま
り、上記RA からの電荷がRC の隣となる垂直転送路内
の位置に転送される。さらに、垂直方向への3回目の転
送を行うと、RC からの電荷は水平転送路内にそのまま
止まり、上記RA からの電荷も水平転送路内に転送され
るために、結局、RA からの電荷とRC からの電荷が加
算されることになる。
【0028】こうして加算された電荷を、水平転送路か
ら順に読み出していくことにより、1つのラインの信号
を得ることができる。このように1つのラインの信号を
読み出した後には、同様な動作を行うことにより、次の
3つのライン内の2ラインの電荷が加算されたものが出
力されることになる。
【0029】このような加算法を用いると、線順次のベ
イヤー配列でフィルタ配列が構成されている場合に、図
5に示すように、Rの情報を含むCRラインである1ラ
イン目と3ライン目が加算して出力され、次にBの情報
を含むCBラインである4ライン目と6ライン目が加算
して出力され、その後、Rの情報を含むライン出力とB
の情報を含むライン出力が繰り返して得られるために、
色信号を線順次で得ることができる。
【0030】図6〜9は、本実施形態において画素加算
を行うための第2の例を説明するためのものである。図
6は、一部連続するk(k≧6,kは整数)ラインにつ
いてq(q≧3,qは整数)ライン毎に該qライン全部
を加算した画素信号を取り出すようにしたものであり、
例えば3ラインにつき1ラインを読み出し、その読み出
す1ラインを、3ライン全部を加算して読み出す。
【0031】図7は、インターライン型CCDにおい
て、信号を転送する際に行われる加算を示す図である。
図7において、A,B,Cはそれぞれフォトダイオード
を示しており、その他の垂直転送路や水平転送路につい
ては図4に示したものと同様である。この図7において
は、q=3の場合、つまり3ラインを加算して1ライン
を得る場合を例にとって説明する。
【0032】露光が終了するタイミングにより、フォト
ダイオードから垂直転送路へ電荷が移送される。この移
送の際には、図に示すように、全てのフォトダイオー
ド、つまり全てのフォトダイオードA,B,Cから、図
中の楕円で示すような電荷が垂直転送路へ移送される。
【0033】その後に、垂直転送路内において、水平転
送路に向かって電荷を転送する動作が行われる。この垂
直転送は、上述したようにq=3であるために、3回の
転送を1単位として行われる。これにより、3つのフォ
トダイオードA,B,Cの電荷が水平転送路内において
加算される。
【0034】このようにして加算された3つのフォトダ
イオードA,B,Cの電荷を、水平転送路から順に読み
出していくことにより、1つのラインの信号を得ること
ができる。1つのラインの信号を読み出した後には、同
様な動作を行うことにより、次の3つのラインの電荷が
加算されたものが順次出力されることになる。
【0035】ここで、線順次のベイヤー配列でフィルタ
配列が構成されている場合に、q=4としたときに得ら
れる信号について説明する。図8に示すように,R及び
Gの情報よりなるCRラインである1ライン目及び3ラ
イン目とB及びGの情報よりなるGBラインである2ラ
イン目及び4ライン目とが加算されると、(R+2G+
B)×2の信号が算出されることになる。
【0036】このような信号はいわゆる輝度信号に非常
に近い出力信号であり、しかも複数ラインを加算したこ
とによって、ダイナミックレンジを大きくすることがで
きると共に、モアレ等の影響を低減することができる信
号となっている。従って、オートフォーカスや測光等
の、必ずしも色信号を必要としない制御を行う場合に
は、この加算された信号を利用することにより、非常に
有効な信号として用いることができる。
【0037】このように本実施形態によれば、被写体の
明るさに応じて、CCD撮像素子14から得られる映像
信号をそのまま用い、画素加算して用い、又は画素加算
の後に増幅して用いる、の何れかを選択してAF処理を
行うことにより、常に精度良い焦点合わせが可能とな
る。即ち、被写体が十分に明るい場合には映像信号をそ
のまま用いてAF処理を行うことにより、精度良い焦点
合わせができ、被写体が比較的暗い場合は映像信号を画
素加算して用いることにより、S/Nの低下無く精度良
い焦点合わせができる。
【0038】また、被写体が非常に暗い場合は映像信号
を画素加算した後に増幅して用いることにより、十分な
信号レベルで且つS/Nの低下を極めて少なくして精度
良い焦点合わせができる。特にこの場合、撮像素子14
の出力信号をAGC回路16により増幅する前に、撮像
素子14の各画素の信号を加算するようにしているの
で、S/Nの劣化を最小限に抑えることができる。
【0039】ここで、画素加算を行うことにより解像度
は低下するものの、焦点合わせの際にはこの解像度の低
下は問題とならない。また、水平方向ではなく垂直方向
の画素加算のため、水平方向の解像度は変わらず、A/
D変換出力をハイパスフィルタを通して積算することに
よりAF評価値を取得する方式においては、画素加算に
よるAF精度低下は生じない。
【0040】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態では、焦点調節の際に映像
信号の加算,増幅を適宜選択したが、この考えは焦点調
節に限らず露出制御に適用することも可能である。ま
た、AF処理回路において焦点を合わせるために映像信
号の高周波成分が最大となるようにしたが、これに限ら
ず映像信号を基に焦点を検出して合焦動作できる方法で
あればよい。さらに、撮像素子は必ずしもCCDに限る
ものではなく、CMOSセンサを用いることも可能であ
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、撮
像素子の出力信号を基に焦点調節操作を行う電子カメラ
において、加算手段により加算又は増幅手段により増幅
された映像信号に基づいて撮影レンズの焦点を調節する
ようにしているので、被写体の輝度が低い場合にもS/
Nの優れた映像信号を基に高精度の焦点調節を行うこと
ができ、且つ観察用の映像信号の解像度低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる電子カメラの基本
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】第1の例におけるCCDを構成するラインから
の画像データの読み出し法を示す図。
【図4】第1の例における複数のラインの信号電荷の加
算を説明するための図。
【図5】第1の例における線順次の色信号が得られる様
子を示す図。
【図6】第2の例におけるCCDを構成するラインから
の画像データの読み出し法を示す図。
【図7】第2の例における複数のラインの信号電荷の加
算を説明するための図。
【図8】第2の例における線順次の色信号が得られる様
子を示す図。
【符号の説明】
11…ズームレンズ 12…フォーカスレンズ 13…絞り 14…CCD撮像素子 15…CDS回路 16…AGC回路 17…A/D変換器 18…バッファメモリ 21…D/A変換器 22…液晶表示素子(LCD) 23…圧縮/伸張回路 24…記録用メモリ 30…CPU 31…AE処理回路 32…AF処理回路 33…タイミングジェネレータ(TG)回路 34…CCDドライバ 41〜43…モータドライバ 44〜46…モータ 51…操作SW 52…EEPROM 53…電池

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を撮像面に結像するための撮影レ
    ンズと、 この撮影レンズにより結像された被写体像を映像信号に
    変換するための撮像素子と、 前記映像信号を加算する加算手段と、 前記映像信号を増幅する増幅手段と、 前記加算手段により加算又は前記増幅手段により増幅さ
    れた映像信号に基づいて前記撮影レンズの焦点を調節す
    る焦点調節手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】前記加算手段は、前記撮像素子内部におい
    て隣接する各画素に蓄積された電荷を加算するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】前記増幅手段は、前記加算手段により加算
    された映像信号を増幅するものであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】前記加算手段により加算された映像信号が
    所定レベル以上の時は前記増幅手段による増幅を禁止す
    ることを特徴とする請求項3記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】前記被写体の輝度Bに応じて、B≧B1
    (B1:第1の設定値)の場合は前記映像信号をそのま
    ま焦点調節用の信号として用い、B1>B>B2(B
    2:第2の設定値)の場合は前記映像信号を加算して用
    い、B≦B2の場合は前記映像信号を加算した後に増幅
    して用いることを特徴とする請求項1記載の電子カメ
    ラ。
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