JP2001053802A - パケット通信網の障害検出方法 - Google Patents
パケット通信網の障害検出方法Info
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Abstract
た場合、これを確実に検出できるようにすること。 【解決手段】 パケット通信網3を介して接続される警
備用端末装置2−1と警備監視センタ4との間で通信が
行われていない期間中、所定の時間間隔で警備用端末装
置2−1からRQパケット信号を警備監視センタ4に対
して送出する。警備監視センタ4では、網監視タイマの
カウントアップ動作を行っており、該RQパケット信号
に従ってパケット通信網3から送られてくるRIパケッ
ト信号の受信により網監視タイマをクリアする。RIパ
ケット信号が所定時間間隔で受信できない場合、網監視
タイマがタイムアップし、これによりパケット通信網3
に通信障害が生じたことを警備監視センタ4側で検出す
る。
Description
おける通信の障害の発生の有無を検出するためのパケッ
ト通信網の障害検出方法に関する。
の警備情報を機械警備端末と警備監視センタとの間で送
受信するように構成された機械警備システムが公知であ
る。ところで、この種の機械警備システムにあっては、
その性質上、機械警備端末と警備監視センタとの間にお
いては常に通信リンクが確立できることが必要である。
このため、パケット通信網を利用した従来の機械警備シ
ステムにあっては、パケット通信方式の一つである端末
多重化サービスを利用することにより、警備用端末装置
と警備監視センタとの間で常に論理上の通信リンクを確
立しておき、パケット通信網において障害が発生したと
きには、パケット通信網側からの障害信号を警備監視セ
ンタで受信することにより警備監視センタにおいてパケ
ット通信網の障害の発生の有無を常時把握できるように
した方法が採用されている。
によると、パケット通信網側の障害監視機能自身に障害
が発生した様な場合には、警備監視センタにおいて通信
障害の発生の有無を認識できないという不具合が生じ
る。このため、特に、警備監視のような緊急性が高く、
且つ高信頼性を要求される高度の警備業務にパケット通
信網を利用することは困難であり、したがって、信頼性
の高い高度な警備システムを実現するためにはコストの
高い専用線を使う等の手段をとる必要があった。
を利用する場合の問題点について説明したが、機械警備
システム以外の利用分野においても、高信頼性通信網を
パケット通信網を用いて構築しようとする場合に同様の
問題を生ずる。
通信障害が発生したことを確実に且つ低コストで検出す
ることができるようにした、パケット通信網の障害検出
方法を提供することにある。
め、本発明では、CCITT勧告のX.25で定めるリ
セット要求パケット信号であるRQパケット信号を利用
したものである。
り、コンテンツの送信とは別扱いとなる。RQパケット
信号は、端末相互に転送しているDTパケット信号の順
序に行き違いが生じて、データ転送の続行が不可能とな
った場合に、ユーザ側(端末側)から相手ユーザ側(端
末側)にDTパケット信号のデータの順序番号のリセッ
トを要求するパケットである。RQパケット信号には、
利用者が任意に16進数2桁のステータスコードを付加
できる。このように、利用者が任意にステータスコード
を付加できるのはRQパケット信号のみである。
ット信号の順序番号のリセットを要求する場合のシーケ
ンスは、RI(リセット指示)パケット信号及びRF
(リセット確認)パケット信号の組み合わせにより次の
ように行われる。ユーザ側Aから網側に対してRQパケ
ット信号を要求すると、これに応答して網側はユーザ側
BにRIパケット信号を送出して順序番号のリセットを
指示する。ユーザ側Bは順序番号をリセットした後、網
側RF(リセット確認)パケット信号を送信し、ユーザ
側Aに「リセット動作終了」を知らせる。
網側から行うこともある。その場合のシーケンスは、網
側がユーザ側にRIパケット信号を送出し、ユーザ側よ
りRFパケット信号を受信すると「リセット動作終了」
を確認するという動作となる。
のためのRQパケット信号を受信した網側がこれに応答
して相手ユーザ側にRIパケット信号を送出する場合
と、網自身がユーザ側にRIパケット信号を送出する場
合の2通りがある。この2通りのRIパケット信号を区
別するため、網側が送出するRQパケット信号には、識
別コードとして2桁のステータスコードが付加され、R
Qパケット信号を受信したユーザは、このステータスコ
ードの有無によりRIパケット信号の発信元を容易に知
ることができるようになっている。
に接続されている2つの端末装置間の通信に障害が生じ
ているか否かを検出するためのパケット通信網の障害検
出方法において、前記端末装置間での通信が行われてい
ない期間中、一方の端末装置から予め設定したルールに
従う時間間隔で他方の端末装置に対しRQパケット信号
を送信し、該他方の端末装置において該RQパケット信
号に基づくRIパケット信号が前記時間間隔で着信して
いるか否かに基づいて前記パケット通信網における通信
障害の発生の有無を検出するようにした点にある。
てRQパケット信号が送出されると、このRQパケット
信号を受信したパケット通信網は他方の端末装置にRI
パケット信号を送出する。他方の端末装置はこのRIパ
ケット信号を受信し識別コードをチェックすることで一
方の端末装置からRQパケット信号が送出されたことを
知ることができる。一方の端末装置からのRQパケット
信号によるRIパケット信号が予め定められたルールに
従う時間間隔で他方の端末装置において受信されていれ
ば、通信障害が発生していないと判断される。RIパケ
ット信号が予め定められたルールに従う時間間隔で受信
することができない場合には、通信障害が発生している
と判断される。
間隔は、一定時間間隔でもよいが、例えば、所定のパタ
ーンに従う時間間隔、あるいは、RQパケット信号に付
加したステータスコードによって決まる時間間隔等であ
ってもよい。
に接続されている警備用端末装置と警備監視センタとの
間の通信に障害が生じているか否かを検出するためのパ
ケット通信網の障害検出方法において、前記警備用端末
装置と前記警備監視センタとの間で通信が行われていな
い期間中、前記警備用端末装置から予め設定したルール
に従う時間間隔で前記警備監視センタに対しRQパケッ
ト信号を送信し、前記警備監視センタにおいて該RQパ
ケット信号に基づくRIパケット信号が前記時間間隔で
着信しているか否かに基づいて前記パケット通信網にお
ける通信障害の発生の有無を検出するようにした点にあ
る。
てRQパケット信号が送出されると、このRQパケット
信号を受信したパケット通信網は警備監視センタにRI
パケット信号を送出する。警備監視センタはこのRIパ
ケット信号を受信し識別コードをチェックすることで警
備用端末装置からRQパケット信号が送出されたことを
知ることができる。警備用端末装置からのRQパケット
信号によるRIパケット信号が予め定められたルールに
従う時間間隔で警備監視センタにおいて受信されていれ
ば、通信障害が発生していないと判断される。RIパケ
ット信号が予め定められたルールに従う時間間隔で受信
することができない場合には、通信障害が発生している
と判断される。
間隔は、一定時間間隔でもよいが、例えば、所定のパタ
ーンに従う時間間隔、あるいは、RQパケット信号に付
加したステータスコードによって決まる時間間隔等であ
ってもよい。
施の形態の一例につき詳細に説明する。
網における通信障害を検知するように構成された機械警
備システムの概略システム図である。機械警備システム
1は、工場、事務所等の警備対象区域に設置された警備
用端末装置2−1、2−2、・・・、2−Nを既設のパ
ケット通信網3を介して警備監視センタ4と接続して成
り、警備用端末装置2−1乃至2−Nから得られた各種
の警備情報をパケット通信網3を介して速やかに警備監
視センタ4に送信すると共に、警備監視センタ4から必
要に応じて出される制御情報等をパケット通信網3を介
して所要の警備用端末装置に送ることができる構成とな
っている。
生じ、警備用端末装置2−1乃至2−Nと警備監視セン
タ4との間の通信が不能となり、警備監視機能が阻害さ
れる状態となった場合、これを警備監視センタ4におい
て速やかに把握することができるようにするため、機械
警備システム1においてはRQパケット信号を用いた通
信障害監視機能が設けられている。
装置2−1との間の通信処理手順が示されている。以
下、図2を参照して警備用端末装置2−1と警備監視セ
ンタ4との間における通信障害監視機能について説明す
る。
った等の理由でセンサ発報信号等の警備データが発生す
ると、ステップ11においてこの警備データを内容とす
るDTパケット信号が送出される。このDTパケット信
号はパケット通信網3を介して警備監視センタ4のホス
トコンピュータ4Aに送られる。
タ4Aで受信されると、ステップ12で警備データ入力
処理が実行され、この受信された警備データの内容がホ
ストコンピュータ4Aの図示しない表示装置上で表示さ
れる(ステップ13)。これと同時に、網監視タイマが
クリアされ(ステップ14)、警備データを受信したこ
とを確認するACKデータが警備用端末装置2−1に対
して送出される(ステップ15)。網監視タイマは、ス
テップ14でのクリア後、再びカウントアップを開始す
る。
の受信により警備データ送出完了処理が行われる(ステ
ップ16)。
て、警備データが得られる度にDTパケット信号を送出
し、これに対する処理が実行される。警備用端末装置2
−1側においては、警備データ発生からの経過時間をカ
ウントしており、前回の警備データ発生から予め定めら
れた所定時間、例えば10分が経過しても次の警備デー
タの発生がない場合には、ステップ17においてRQパ
ケット信号を警備監視センタ4に向けて送出する。RQ
パケット信号は既に詳しく説明したようにリセット要求
パケット信号であり、RQパケット信号を警備用端末装
置2−1から受けたパケット通信網3は、ホストコンピ
ュータ4Aに対し、このRQパケット信号に対応したリ
セット指示のためのRIパケット信号を送出する。ここ
で、パケット通信網3が独自にホストコンピュータ4A
に向けてRIパケット信号を送出することもあるが、警
備用端末装置2−1から出力されるRIパケット信号に
は識別コードとして2桁のステータスコードが付加され
ているので、ホストコンピュータ4Aは、RIパケット
信号を受信したとき、そのRIパケット信号がステップ
17において送出されたRQパケット信号に対応するも
のであるか否かを容易に識別することができる。
端末装置2−1からのRQパケット信号に応答して出力
されたRIパケット信号が受信されると(ステップ1
8)、ステップ19で網監視タイマがクリアされる。こ
の網監視タイマのクリアに応答して、ホストコンピュー
タ4AからRFパケット信号が警備用端末装置2−1に
向けて送出され(ステップ20)、警備用端末装置2−
1においてこのRFパケット信号を受信することにより
パケット網チェック完了処理が実行される(ステップ2
1)。
プ14で網監視タイマのクリア動作が実行されるほか、
警備データの発生によるDTパケット信号の送出があっ
た後、所定時間(10分間)DTパケット信号の送出な
しの状態が続いた場合には、RQパケット信号の送出を
行い(ステップ17)、これによりパケット通信網3か
ら送出されるRIパケット信号をホストコンピュータ4
Aが受信することにより網監視タイマのクリア動作が行
われる。その後も、警備監視センタ4と警備用端末装置
2−1との間の通信が無い場合には、少なくとも所定時
間(10分間)に1回はRQパケット信号が警備用端末
装置2−1から警備監視センタ4に向けて送出され、こ
れにより、網監視タイマをクリアするようにした構成と
なっている。
0分間)警備データの発生なしで経過すると、ステップ
22でRQパケット信号が警備用端末装置2−1から警
備監視センタ4に向けて送出される。ステップ22でR
Qパケット信号が送出された場合、若しパケット通信網
3に何等かの障害が発生していてこのRQパケット信号
がホストコンピュータ4Aに入力されないという事態が
発生すると、網監視タイマはステップ19におけるクリ
ア後から所定の時間(例えば10分よりも長い11分)
経過したときにタイムアップする。
し、ホストコンピュータ4Aでは、パケット通信網3に
通信障害が発生したためパケット通信網3を介して警備
用端末装置2−1と通信することが不可能になったと判
断し、ステップ23での網監視タイマのタイムアップに
応答し、ステップ24でホストコンピュータ4Aの表示
装置上に所定の障害発生表示を行う。
は、巡回車に対して警備用端末装置2−1が設置してあ
る警備対象施設に急行し、点検等の処置を行うよう指示
する等、適宜の対策を速やかに実行することができる。
したがって、パケット通信網3にどのような障害が発生
しても、これを警備監視センタ4において迅速に検出
し、適切な処置をとることができるので、機械警備シス
テム1の信頼性が著しく向上する。
は、上記実施の形態に示した10分間隔に限定されず、
適宜の時間間隔に定めることができる。また、これに併
せて、網監視タイマのタイムアップまでの時間を適宜に
設定する必要があることは勿論である。
2−1との間のパケット通信網3の障害監視動作につい
て説明したが、本実施の形態では、警備監視センタ4と
他の警備用端末装置2−2〜2−Nとの間でも全て同様
の動作がそれぞれ行われている。このため、警備監視セ
ンタ4は、警備用端末装置2−1〜2−Nのいずれに対
してもパケット通信網3に生じた通信障害を迅速に検出
することができる。
例にとって説明したが、本発明によるパケット通信網の
障害検出方法は機械警備システムについての用途のみを
対象としたものではなく、パケット通信網を介して行わ
れる他の各種の通信システムにおける通信障害の検出の
ために同様にして適用することができる。
る通信障害が生じた場合、パケット通信網を介して通信
を行う任意の2つの端末装置間においてこの障害発生を
確実且つ速やかに検出することができるので、極めて信
頼性の高い通信システムを実施することができる。
数の警備用端末装置と警備監視センタとの間で警備のた
めの信号のやりとりを行うようにした機械警備システム
において、パケット通信網における通信障害が発生した
場合、その障害内容に拘らず障害の発生を速やかに、且
つ確実に検出することができるので、極めて信頼性の高
い機械警備サービスを提供することができる。
信障害を検知するように構成された機械警備システムの
実施の形態の一例を示す概略システム図。
視センタと警備用端末装置との間の通信処理手順を説明
するための説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 パケット通信網に接続されている2つの
端末装置間の通信に障害が生じているか否かを検出する
ためのパケット通信網の障害検出方法において、 前記端末装置間での通信が行われていない期間中、一方
の端末装置から予め設定したルールに従う時間間隔で他
方の端末装置に対しRQパケット信号を送信し、該他方
の端末装置において該RQパケット信号に基づくRIパ
ケット信号が前記時間間隔で着信しているか否かに基づ
いて前記パケット通信網における通信障害の発生の有無
を検出するようにしたことを特徴とするパケット通信網
の障害検出方法。 - 【請求項2】 パケット通信網に接続されている警備用
端末装置と警備監視センタとの間の通信に障害が生じて
いるか否かを検出するためのパケット通信網の障害検出
方法において、 前記警備用端末装置と前記警備監視センタとの間で通信
が行われていない期間中、前記警備用端末装置から予め
設定したルールに従う時間間隔で前記警備監視センタに
対しRQパケット信号を送信し、前記警備監視センタに
おいて該RQパケット信号に基づくRIパケット信号が
前記時間間隔で着信しているか否かに基づいて前記パケ
ット通信網における通信障害の発生の有無を検出するよ
うにしたことを特徴とするパケット通信網の障害検出方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22773699A JP4137304B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | パケット通信網の障害検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22773699A JP4137304B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | パケット通信網の障害検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001053802A true JP2001053802A (ja) | 2001-02-23 |
JP4137304B2 JP4137304B2 (ja) | 2008-08-20 |
Family
ID=16865567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22773699A Expired - Lifetime JP4137304B2 (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | パケット通信網の障害検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4137304B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9064363B2 (en) | 2011-05-11 | 2015-06-23 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Automated transaction apparatus, automated transaction method, and program storage medium |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP22773699A patent/JP4137304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9064363B2 (en) | 2011-05-11 | 2015-06-23 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | Automated transaction apparatus, automated transaction method, and program storage medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4137304B2 (ja) | 2008-08-20 |
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