JP2001046950A - ローラー塗装方法及び建材用パネル - Google Patents
ローラー塗装方法及び建材用パネルInfo
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- JP2001046950A JP2001046950A JP11227757A JP22775799A JP2001046950A JP 2001046950 A JP2001046950 A JP 2001046950A JP 11227757 A JP11227757 A JP 11227757A JP 22775799 A JP22775799 A JP 22775799A JP 2001046950 A JP2001046950 A JP 2001046950A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な装置によって、被塗装物の表面に混色
による不規則で複雑な色彩、色調の多色塗装ができ、被
塗装物の寸法や形状を変えた場合にも、塗装の管理等に
手間がかからず、塗料の塗布量を自由に調整することも
できるローラー塗装方法及びその方法によって塗装した
建材用パネルを提供する。 【解決手段】 芯部31及び刷毛部32を有する塗装用
ローラーブラシ30で被塗装物50の表面51に多色塗
装を行うローラー塗装方法において、前記塗装用ローラ
ーブラシの刷毛部32外面と対向させた複数の塗料吹き
付けガン40から、それぞれ異なる色の塗料Cを当該刷
毛部外面に連続、間欠又はランダムに吹き付けて供給し
ながら、前記刷毛部で被塗装物表面に重ね塗り塗装を行
う。
による不規則で複雑な色彩、色調の多色塗装ができ、被
塗装物の寸法や形状を変えた場合にも、塗装の管理等に
手間がかからず、塗料の塗布量を自由に調整することも
できるローラー塗装方法及びその方法によって塗装した
建材用パネルを提供する。 【解決手段】 芯部31及び刷毛部32を有する塗装用
ローラーブラシ30で被塗装物50の表面51に多色塗
装を行うローラー塗装方法において、前記塗装用ローラ
ーブラシの刷毛部32外面と対向させた複数の塗料吹き
付けガン40から、それぞれ異なる色の塗料Cを当該刷
毛部外面に連続、間欠又はランダムに吹き付けて供給し
ながら、前記刷毛部で被塗装物表面に重ね塗り塗装を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多色塗りのため
のローラー塗装方法及びそれによって塗装された建材用
パネルに関する。
のローラー塗装方法及びそれによって塗装された建材用
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅外壁などをコンクリート等の
無機系成形パネルで構成する場合、高級感や重厚感を得
るために、表面が石材、レンガ、タイル等を組積や貼り
付け施工したように見える凹凸模様の建材用パネルを用
いることがある。そのような建材用パネルは、表面に多
数の凹凸形状が形成され、その凸部が石積み状部、レン
ガ状部又はタイル状部、凹部が目地状部を構成してい
る。
無機系成形パネルで構成する場合、高級感や重厚感を得
るために、表面が石材、レンガ、タイル等を組積や貼り
付け施工したように見える凹凸模様の建材用パネルを用
いることがある。そのような建材用パネルは、表面に多
数の凹凸形状が形成され、その凸部が石積み状部、レン
ガ状部又はタイル状部、凹部が目地状部を構成してい
る。
【0003】前記建材用パネルにおけるレンガ状部等の
表面は、単色又は多色に塗装され、装飾性が高められて
いる。その塗装方法として、例えば、特開平9−851
62号公報や特開平11−42453号公報に記載され
ているローラー方式によるもの、特許第2784529
号に記載されているインクジェットプリンター方式によ
るもの等がある。
表面は、単色又は多色に塗装され、装飾性が高められて
いる。その塗装方法として、例えば、特開平9−851
62号公報や特開平11−42453号公報に記載され
ているローラー方式によるもの、特許第2784529
号に記載されているインクジェットプリンター方式によ
るもの等がある。
【0004】前記特開平9−85162号公報のもの
は、基板表面の凹凸に沿って薄膜状の一次着色塗膜を形
成し乾燥固化させた後、その上から、基板表面の凹凸模
様よりも細かな凹凸模様の入ったパターンロールで二次
着色塗膜を形成するものである。そのため、パターンロ
ールにより細かな模様やある程度の階調によるぼかし的
色模様を表現できる利点がある。しかし、前記基板表面
の模様は各単色による層別塗装であるので、混色による
不規則で複雑な色彩、色調からなるものを得ることがで
きない制約がある。
は、基板表面の凹凸に沿って薄膜状の一次着色塗膜を形
成し乾燥固化させた後、その上から、基板表面の凹凸模
様よりも細かな凹凸模様の入ったパターンロールで二次
着色塗膜を形成するものである。そのため、パターンロ
ールにより細かな模様やある程度の階調によるぼかし的
色模様を表現できる利点がある。しかし、前記基板表面
の模様は各単色による層別塗装であるので、混色による
不規則で複雑な色彩、色調からなるものを得ることがで
きない制約がある。
【0005】特開平11−42453号公報のものは、
ローラー内部に塗料供給管を設け、ローラー内部からの
押し出しによって塗料をローラー表面に供給しているの
で、部分的に異なった色を付けることが困難で、塗装終
了後にはローラーに対する洗浄等のメンテナンスに手間
がかかる不具合がある。
ローラー内部に塗料供給管を設け、ローラー内部からの
押し出しによって塗料をローラー表面に供給しているの
で、部分的に異なった色を付けることが困難で、塗装終
了後にはローラーに対する洗浄等のメンテナンスに手間
がかかる不具合がある。
【0006】また、特許第2784529号のものは、
インクジェットプリンターとコンピューターを必要と
し、しかもそのインクジェットプリンターの制御が複雑
であるため、大変高価で、建材用パネル等の被塗装物の
寸法や形状を変えた場合には、塗装の管理等にも大変手
間がかかるという問題がある。
インクジェットプリンターとコンピューターを必要と
し、しかもそのインクジェットプリンターの制御が複雑
であるため、大変高価で、建材用パネル等の被塗装物の
寸法や形状を変えた場合には、塗装の管理等にも大変手
間がかかるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の点
に鑑みなされたもので、簡単な装置によって、被塗装物
の表面に混色による不規則で複雑な色彩、色調の多色塗
装ができ、被塗装物の寸法や形状を変えた場合にも、塗
装の管理等に手間がかからず、塗料の塗布量を自由に調
整することもできるローラー塗装方法及びその方法によ
って塗装した建材用パネルを提供するものである。
に鑑みなされたもので、簡単な装置によって、被塗装物
の表面に混色による不規則で複雑な色彩、色調の多色塗
装ができ、被塗装物の寸法や形状を変えた場合にも、塗
装の管理等に手間がかからず、塗料の塗布量を自由に調
整することもできるローラー塗装方法及びその方法によ
って塗装した建材用パネルを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、芯部及び刷毛部からなる塗装用ローラーブラシで
被塗装物の表面に多色塗装を行うローラー塗装方法にお
いて、前記塗装用ローラーブラシの刷毛部外面と対向さ
せた複数の塗料吹き付けガンから、それぞれ異なる色の
塗料を当該刷毛部外面に連続、間欠又はランダムに吹き
付けて供給しながら、前記刷毛部で被塗装物表面に塗装
を行うことを特徴とする。
明は、芯部及び刷毛部からなる塗装用ローラーブラシで
被塗装物の表面に多色塗装を行うローラー塗装方法にお
いて、前記塗装用ローラーブラシの刷毛部外面と対向さ
せた複数の塗料吹き付けガンから、それぞれ異なる色の
塗料を当該刷毛部外面に連続、間欠又はランダムに吹き
付けて供給しながら、前記刷毛部で被塗装物表面に塗装
を行うことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、塗装用ローラーブラシの刷毛部が刷毛材とその外面
に被着された布材及び該布材の外面に張着された弾性ネ
ット材で構成されていることを特徴とする。
て、塗装用ローラーブラシの刷毛部が刷毛材とその外面
に被着された布材及び該布材の外面に張着された弾性ネ
ット材で構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、塗装用ローラーブラシで被塗装物表面に塗装する際
に、前記塗装用ローラーブラシを被塗装物表面で刷毛部
の回転方向に往復移動させ、かつ前記塗装用ローラーブ
ラシが一往復する間にその往復方向と直交する方向へ刷
毛部の塗布幅より小さな幅で移動させるように、前記塗
装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか又は両方を
移動させることを特徴とする。
て、塗装用ローラーブラシで被塗装物表面に塗装する際
に、前記塗装用ローラーブラシを被塗装物表面で刷毛部
の回転方向に往復移動させ、かつ前記塗装用ローラーブ
ラシが一往復する間にその往復方向と直交する方向へ刷
毛部の塗布幅より小さな幅で移動させるように、前記塗
装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか又は両方を
移動させることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかにおいて、複数の塗料吹き付けガンから塗料を塗
装用ローラーブラシの刷毛部外面に吹き付ける際、前記
刷毛部外面を前記塗装用ローラーブラシの軸方向に複数
に分割してそれぞれの部分に別々の塗料吹き付けガンか
ら塗料を吹き付けることを特徴とする。
ずれかにおいて、複数の塗料吹き付けガンから塗料を塗
装用ローラーブラシの刷毛部外面に吹き付ける際、前記
刷毛部外面を前記塗装用ローラーブラシの軸方向に複数
に分割してそれぞれの部分に別々の塗料吹き付けガンか
ら塗料を吹き付けることを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4において、塗
装用ローラーブラシの刷毛部外面における色の異なる塗
料の境界部あるいはその付近に、当該境界部両側の塗料
とは異なる色の塗料を間欠又はランダムに吹き付けなが
ら、前記塗装用ローラーブラシを被塗装物表面で刷毛部
の回転方向に往復移動させ、かつ前記塗装用ローラーブ
ラシが一往復する間にその往復方向と直交する方向へ前
記刷毛部の塗布幅より小さな幅で移動させるように、前
記塗装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか又は両
方を移動させることを特徴とする。
装用ローラーブラシの刷毛部外面における色の異なる塗
料の境界部あるいはその付近に、当該境界部両側の塗料
とは異なる色の塗料を間欠又はランダムに吹き付けなが
ら、前記塗装用ローラーブラシを被塗装物表面で刷毛部
の回転方向に往復移動させ、かつ前記塗装用ローラーブ
ラシが一往復する間にその往復方向と直交する方向へ前
記刷毛部の塗布幅より小さな幅で移動させるように、前
記塗装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか又は両
方を移動させることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかにおいて、塗料吹き付けガンによる塗料の吹き付
けを、その吹き付け方向の中心が塗装用ローラーブラシ
の横断面の略中心に向くようにすると共に、塗装用ロー
ラーブラシの軸方向に沿って塗料が広がるようにして行
うことを特徴とする。
ずれかにおいて、塗料吹き付けガンによる塗料の吹き付
けを、その吹き付け方向の中心が塗装用ローラーブラシ
の横断面の略中心に向くようにすると共に、塗装用ロー
ラーブラシの軸方向に沿って塗料が広がるようにして行
うことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、石材、レンガ、タイル
等を組積や貼り付け施工したように見える凹凸模様表面
を有し、前記表面のレンガ状部等を凸部、目地状部を凹
部とした建材用パネルであって、少なくとも前記凹部表
面には目地色が塗装され、前記凸部表面が請求項1ない
し6のいずれかに記載のローラー塗装方法によって塗布
形成された色彩や色調が不規則な多色塗装面となってい
ることを特徴とする。
等を組積や貼り付け施工したように見える凹凸模様表面
を有し、前記表面のレンガ状部等を凸部、目地状部を凹
部とした建材用パネルであって、少なくとも前記凹部表
面には目地色が塗装され、前記凸部表面が請求項1ない
し6のいずれかに記載のローラー塗装方法によって塗布
形成された色彩や色調が不規則な多色塗装面となってい
ることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るロ
ーラー塗装方法に用いるローラー塗装装置を示す概略
図、図2は図1における塗装用ローラーブラシ付近のA
視図、図3は塗料吹き付けガンの他の配置例を示す塗装
用ローラーブラシ付近の概略側面図、図4はローラー塗
装方法における塗装用ローラーブラシの移動の一例を示
す図、図5は塗装用ローラーブラシの移動の他の例を示
す図、図6は塗装用ローラーブラシと被塗装物の移動の
様子を示す図、図7はこの発明の一実施例に係る多色塗
装建材用パネルの正面図、図8は図7の多色塗装建材用
パネルのR−R断面図、図9は他の実施例の塗装方法に
用いるローラー塗装装置について図2と同様に示す図、
図10はこの発明の他の実施例に係る多色塗装建材用パ
ネルの正面図である。
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るロ
ーラー塗装方法に用いるローラー塗装装置を示す概略
図、図2は図1における塗装用ローラーブラシ付近のA
視図、図3は塗料吹き付けガンの他の配置例を示す塗装
用ローラーブラシ付近の概略側面図、図4はローラー塗
装方法における塗装用ローラーブラシの移動の一例を示
す図、図5は塗装用ローラーブラシの移動の他の例を示
す図、図6は塗装用ローラーブラシと被塗装物の移動の
様子を示す図、図7はこの発明の一実施例に係る多色塗
装建材用パネルの正面図、図8は図7の多色塗装建材用
パネルのR−R断面図、図9は他の実施例の塗装方法に
用いるローラー塗装装置について図2と同様に示す図、
図10はこの発明の他の実施例に係る多色塗装建材用パ
ネルの正面図である。
【0016】図1及び図2に示すローラー塗装装置10
は、この発明の一実施例に係るローラー塗装方法に用い
られるもので、塗布部11と塗料供給部12とを有して
いる。なお、この実施例では、被塗装物として建材用パ
ネル50の表面をローラー塗装する場合について示す。
は、この発明の一実施例に係るローラー塗装方法に用い
られるもので、塗布部11と塗料供給部12とを有して
いる。なお、この実施例では、被塗装物として建材用パ
ネル50の表面をローラー塗装する場合について示す。
【0017】塗布部11は、建材用パネル50の表面に
塗料を塗布する部分で、塗装用ローラーブラシ30を有
する。この実施例では、正面視略門形状からなるフレー
ムFの両側腕部Faの下部間に塗装用ローラーブラシ3
0が回転可能に軸着されている。フレームFは、図示し
ない支持躯体に、上下動や図2上での左右方向に移動可
能に支持され、あるいは棒状把手部(図示せず)に接続
して作業者に保持されることにより、塗装用ローラーブ
ラシ30を建材用パネル50の表面で移動させるのに使
用される。
塗料を塗布する部分で、塗装用ローラーブラシ30を有
する。この実施例では、正面視略門形状からなるフレー
ムFの両側腕部Faの下部間に塗装用ローラーブラシ3
0が回転可能に軸着されている。フレームFは、図示し
ない支持躯体に、上下動や図2上での左右方向に移動可
能に支持され、あるいは棒状把手部(図示せず)に接続
して作業者に保持されることにより、塗装用ローラーブ
ラシ30を建材用パネル50の表面で移動させるのに使
用される。
【0018】前記ローラーブラシ30は、芯部31及び
刷毛部32からなる。芯部31は、合成樹脂材や紙材や
金属等を所定サイズの筒状に形成したもので、その両端
が塞がれ、該両端面に前記フレームFへの取付用軸部3
6が突出形成されている。この実施例における芯部31
は、幅(長さ)400mm、外径165mmのプラスチ
ック製筒体からなり、その両端に取付用軸部36が形成
されている。
刷毛部32からなる。芯部31は、合成樹脂材や紙材や
金属等を所定サイズの筒状に形成したもので、その両端
が塞がれ、該両端面に前記フレームFへの取付用軸部3
6が突出形成されている。この実施例における芯部31
は、幅(長さ)400mm、外径165mmのプラスチ
ック製筒体からなり、その両端に取付用軸部36が形成
されている。
【0019】刷毛部32は、塗料を一旦保持するための
もので、全体がゴムやウレタン等のスポンジ材、化学繊
維、天然繊維材等、各種の刷毛材材質からなる筒状のも
のや、特に好ましくは、この例のように刷毛材33と、
その外面に被着された布材34と、その布材34の外面
に張着された弾性ネット材35からなるもので構成され
る。
もので、全体がゴムやウレタン等のスポンジ材、化学繊
維、天然繊維材等、各種の刷毛材材質からなる筒状のも
のや、特に好ましくは、この例のように刷毛材33と、
その外面に被着された布材34と、その布材34の外面
に張着された弾性ネット材35からなるもので構成され
る。
【0020】刷毛材33は、ゴムやウレタン等のスポン
ジ材、化学繊維、天然繊維材等、各種の材質からなり、
この実施例では、モケット状に編織された毛丈長さ13
mmのアクリル繊維からなる。
ジ材、化学繊維、天然繊維材等、各種の材質からなり、
この実施例では、モケット状に編織された毛丈長さ13
mmのアクリル繊維からなる。
【0021】布材34は、目地部分のような凹凸の大き
い表面模様部をローラー塗装する際に、刷毛材33から
目地凹部に塗料が垂れるのを防いだり、建材用パネル5
0の表面に不均一に塗料が付着するのを防ぐためのもの
で、塗料の吸収性及び保留性が高く、さらには適度な柔
軟性があることが好ましい。この例では、公知のさらし
木綿を一重に被着した。また、前記布材34は、前記刷
毛材33に対して皺や弛みが生じないように被着するの
が好ましい。例えば、刷毛材の外径にぴったり密着する
ように巻き付けたり、筒状にしたりして被着するのがよ
い。なお、塗装時に前記布材34が刷毛材33からずれ
て外れないようにするため、布材34の刷毛材33に対
する固定方法は、ローラーの両端にある布材端部を紐状
部材でくくったり、ローラー端部に両面粘着テープや接
着剤等で接着してもよい(いずれも図示せず)。さらに
は、布材34の端部を縫い合わせて前記筒状に形成した
ものを用いてもよい。布材34を継ぎ目がない前記筒状
のものとすれば、塗装面に該布材34の継ぎ目の痕跡が
残らなくなるためより好ましい。
い表面模様部をローラー塗装する際に、刷毛材33から
目地凹部に塗料が垂れるのを防いだり、建材用パネル5
0の表面に不均一に塗料が付着するのを防ぐためのもの
で、塗料の吸収性及び保留性が高く、さらには適度な柔
軟性があることが好ましい。この例では、公知のさらし
木綿を一重に被着した。また、前記布材34は、前記刷
毛材33に対して皺や弛みが生じないように被着するの
が好ましい。例えば、刷毛材の外径にぴったり密着する
ように巻き付けたり、筒状にしたりして被着するのがよ
い。なお、塗装時に前記布材34が刷毛材33からずれ
て外れないようにするため、布材34の刷毛材33に対
する固定方法は、ローラーの両端にある布材端部を紐状
部材でくくったり、ローラー端部に両面粘着テープや接
着剤等で接着してもよい(いずれも図示せず)。さらに
は、布材34の端部を縫い合わせて前記筒状に形成した
ものを用いてもよい。布材34を継ぎ目がない前記筒状
のものとすれば、塗装面に該布材34の継ぎ目の痕跡が
残らなくなるためより好ましい。
【0022】弾性ネット材35は、ローラー塗装時に前
記布材34の弛みや、偏り等を防ぐためのもので、この
実施例では、綿糸とエラステック糸からなる伸縮自在の
チューブ状のネット材(医療用として提供されているい
わゆる網包帯)を張着前の自由状態から10〜15倍に
伸ばした(張力をかけた)状態で用いた。該弾性ネット
材35の糸径は、太いものでは塗装面に弾性ネット材3
5の模様が現出してしまうので、布材34に被せた状態
で約2mm以下となる、できるだけ細めとするのが好ま
しい。
記布材34の弛みや、偏り等を防ぐためのもので、この
実施例では、綿糸とエラステック糸からなる伸縮自在の
チューブ状のネット材(医療用として提供されているい
わゆる網包帯)を張着前の自由状態から10〜15倍に
伸ばした(張力をかけた)状態で用いた。該弾性ネット
材35の糸径は、太いものでは塗装面に弾性ネット材3
5の模様が現出してしまうので、布材34に被せた状態
で約2mm以下となる、できるだけ細めとするのが好ま
しい。
【0023】塗料供給部12は、前記塗布部11へ塗料
を供給するための既知のエアレス塗装機で、複数の塗料
吹き付けガン40と、塗料タンクTと、前記塗料タンク
T内の塗料を吹き付けガン40へ給送するための塗料給
送管Kと、塗料の給送や塗料の吹き付けを制御する制御
装置S、塗料加圧用ポンプP及びエアコンプレッサーE
とを備えている。なお、前記複数の吹き付けガン40そ
れぞれに対して別々に塗料を給送できるよう、吹き付け
ガン毎に別々のポンプ、制御装置、塗料タンクを接続す
る他に、複数個の吹き付けガンを所要数毎の複数グルー
プに分け、各グループ毎にポンプや制御装置及び塗料タ
ンクを接続するようにしてもよい。更にノズルからの塗
料の吹き付け形状やエリア等を制御するためのエアー配
管を並設してもよい。
を供給するための既知のエアレス塗装機で、複数の塗料
吹き付けガン40と、塗料タンクTと、前記塗料タンク
T内の塗料を吹き付けガン40へ給送するための塗料給
送管Kと、塗料の給送や塗料の吹き付けを制御する制御
装置S、塗料加圧用ポンプP及びエアコンプレッサーE
とを備えている。なお、前記複数の吹き付けガン40そ
れぞれに対して別々に塗料を給送できるよう、吹き付け
ガン毎に別々のポンプ、制御装置、塗料タンクを接続す
る他に、複数個の吹き付けガンを所要数毎の複数グルー
プに分け、各グループ毎にポンプや制御装置及び塗料タ
ンクを接続するようにしてもよい。更にノズルからの塗
料の吹き付け形状やエリア等を制御するためのエアー配
管を並設してもよい。
【0024】塗料吹き付けガン40は、前記刷毛部32
外面に塗料を吹き付け供給するためのもので、この実施
例ではエアレスタイプからなり、塗料Cの吹き付けが手
動又は自動により適宜にON又はOFFできる構造とさ
れている。また、この吹き付けガン40は、吹き付ける
塗料の種類、吹き付け模様、吹き付け位置に応じて、適
宜個数のものを、吐出ノズル41が塗装用ローラーブラ
シ30の刷毛部32外面に対して対向するようにして設
けられる。
外面に塗料を吹き付け供給するためのもので、この実施
例ではエアレスタイプからなり、塗料Cの吹き付けが手
動又は自動により適宜にON又はOFFできる構造とさ
れている。また、この吹き付けガン40は、吹き付ける
塗料の種類、吹き付け模様、吹き付け位置に応じて、適
宜個数のものを、吐出ノズル41が塗装用ローラーブラ
シ30の刷毛部32外面に対して対向するようにして設
けられる。
【0025】この実施例では、図1及び図2に示すよう
に、ローラーブラシ30の軸方向Dに沿って、第1塗料
吹き付けガン40bと第2塗料吹き付けガン40cが所
要間隔で前記フレームFに取り付けられており、前記刷
毛部32外面を軸方向Dに第1塗料Cbと第2塗料Cc
で等分に二分割して吹き付け供給できるようになってい
る。
に、ローラーブラシ30の軸方向Dに沿って、第1塗料
吹き付けガン40bと第2塗料吹き付けガン40cが所
要間隔で前記フレームFに取り付けられており、前記刷
毛部32外面を軸方向Dに第1塗料Cbと第2塗料Cc
で等分に二分割して吹き付け供給できるようになってい
る。
【0026】前記塗料吹き付けガン40は、塗料吹き付
け方向の中心Mが、塗装用ローラーブラシ30の横断面
の略中心Hへ向かうようにすると共に、前記塗装用ロー
ラーブラシの軸方向Dに沿って塗料Cが広がるようにす
るのが好ましい。そのようにすると、塗料吹き付けガン
40から吹き付けられた塗料Cは、刷毛部32にほとん
ど付着するので塗料ロスが少なくなり、また、塗装用ロ
ーラーブラシ以外へ飛散した塗料によって被塗装物等を
汚したりすることがなくなる。さらにこの実施例では、
刷毛部32外面の円周方向の吹き付け幅Bを塗装用ロー
ラーブラシ30における直径の3分の1以下となるよう
にして、塗料Cが全て刷毛部32に付着するようにして
いる。
け方向の中心Mが、塗装用ローラーブラシ30の横断面
の略中心Hへ向かうようにすると共に、前記塗装用ロー
ラーブラシの軸方向Dに沿って塗料Cが広がるようにす
るのが好ましい。そのようにすると、塗料吹き付けガン
40から吹き付けられた塗料Cは、刷毛部32にほとん
ど付着するので塗料ロスが少なくなり、また、塗装用ロ
ーラーブラシ以外へ飛散した塗料によって被塗装物等を
汚したりすることがなくなる。さらにこの実施例では、
刷毛部32外面の円周方向の吹き付け幅Bを塗装用ロー
ラーブラシ30における直径の3分の1以下となるよう
にして、塗料Cが全て刷毛部32に付着するようにして
いる。
【0027】なお、前記塗料吹き付けガンの数は、2つ
に限るものではなく、刷毛部の大きさ、吹き付ける塗料
の種類、吹き付け模様等に応じて適宜の数とすれば良
い。さらに、何種類の色の塗料を使用するか、あるいは
塗料吹き付けガンの配置位置についても適宜決定され
る。例えば、塗料吹き付けガンの配置位置の例として
は、図3に示すように、塗装用ローラーブラシ30dの
回転方向に沿って異なる色の塗料吹き付けガン40d,
40eを設置する場合が挙げられる。このようにする
と、刷毛部32d外面において、ローラーブラシ30d
の往復回転による各吹き付け塗料の先後の入れ替わりに
より前記例とは異なった趣の塗装面を得ることができ
る。
に限るものではなく、刷毛部の大きさ、吹き付ける塗料
の種類、吹き付け模様等に応じて適宜の数とすれば良
い。さらに、何種類の色の塗料を使用するか、あるいは
塗料吹き付けガンの配置位置についても適宜決定され
る。例えば、塗料吹き付けガンの配置位置の例として
は、図3に示すように、塗装用ローラーブラシ30dの
回転方向に沿って異なる色の塗料吹き付けガン40d,
40eを設置する場合が挙げられる。このようにする
と、刷毛部32d外面において、ローラーブラシ30d
の往復回転による各吹き付け塗料の先後の入れ替わりに
より前記例とは異なった趣の塗装面を得ることができ
る。
【0028】前記ローラー塗装装置10を用いて、建材
用パネル50に色彩や色調が不規則な多色塗装を行う方
法について説明する。図1及び4に示すように、この建
材用パネル50は、石材、レンガ、タイル等を組積や貼
り付け施工したように見える凹凸模様の表面51を有
し、前記表面51の石積み状部、レンガ状部又はタイル
状部等を凸部52、目地状部を凹部53としたものであ
る。また、前記凸部52表面には、1〜3mmの細かな
凹凸が形成されている。なお、前記凹部53又は表面5
1全体には、予め所要の目地色が塗装されている。
用パネル50に色彩や色調が不規則な多色塗装を行う方
法について説明する。図1及び4に示すように、この建
材用パネル50は、石材、レンガ、タイル等を組積や貼
り付け施工したように見える凹凸模様の表面51を有
し、前記表面51の石積み状部、レンガ状部又はタイル
状部等を凸部52、目地状部を凹部53としたものであ
る。また、前記凸部52表面には、1〜3mmの細かな
凹凸が形成されている。なお、前記凹部53又は表面5
1全体には、予め所要の目地色が塗装されている。
【0029】建材用パネル50の塗装に際し、前記塗装
用ローラーブラシ30を回転させながら、塗料吹き付け
ガン40から刷毛部32外面に塗料Cを吹き付ける。こ
の実施例では、前記したように、ローラーブラシ30の
軸方向Dに沿って第1塗料吹き付けガン40bと第2塗
料吹き付けガン40cからなる2つの塗料吹き付けガン
が刷毛部32外面をローラーブラシ30の軸方向Dに略
二等分するように配置されているので、一半分側に例え
ば灰色塗料Cb、他半分側に茶色塗料Ccを連続的に吹
き付ける。そして、灰色塗料Cbと茶色塗料Ccが別々
に連続して吹き付け供給されている刷毛部32を建材用
パネル表面51で回転させて動かすことにより塗装す
る。
用ローラーブラシ30を回転させながら、塗料吹き付け
ガン40から刷毛部32外面に塗料Cを吹き付ける。こ
の実施例では、前記したように、ローラーブラシ30の
軸方向Dに沿って第1塗料吹き付けガン40bと第2塗
料吹き付けガン40cからなる2つの塗料吹き付けガン
が刷毛部32外面をローラーブラシ30の軸方向Dに略
二等分するように配置されているので、一半分側に例え
ば灰色塗料Cb、他半分側に茶色塗料Ccを連続的に吹
き付ける。そして、灰色塗料Cbと茶色塗料Ccが別々
に連続して吹き付け供給されている刷毛部32を建材用
パネル表面51で回転させて動かすことにより塗装す
る。
【0030】その際、前記塗装用ローラーブラシ30
を、建材用パネル50の表面51において直交する目地
の一方向に沿って、建材用パネル表面51の両端間(こ
の例では建材用パネル表面51の図上での上下端間)で
往復移動させ、その一往復する間に往復方向と直交する
方向(この例では建材用パネル表面51の右方向)へ、
前記刷毛部32の塗布幅Lよりも小さな距離だけ移動す
るようにしている。
を、建材用パネル50の表面51において直交する目地
の一方向に沿って、建材用パネル表面51の両端間(こ
の例では建材用パネル表面51の図上での上下端間)で
往復移動させ、その一往復する間に往復方向と直交する
方向(この例では建材用パネル表面51の右方向)へ、
前記刷毛部32の塗布幅Lよりも小さな距離だけ移動す
るようにしている。
【0031】さらに詳細に述べると、この例では、塗装
用ローラーブラシ30を建材用パネル表面51の塗装ス
タート位置である上端から下端まで移動させる間におい
ては、往復方向と直交する方向へ移動せず、図4の矢印
xのように、まっすぐ下端まで移動させる。次いで、建
材用パネル表面51の下端まで達した塗装用ローラーブ
ラシ30を建材用パネル表面51の上端まで移動させる
際には、図4の矢印yのように、刷毛部32外面の塗布
幅Lの半分と略等しい量だけ建材用パネル表面51の右
方向へ移動させる。これを繰り返して、建材用パネル表
面51の左端から右端まで塗装していく。
用ローラーブラシ30を建材用パネル表面51の塗装ス
タート位置である上端から下端まで移動させる間におい
ては、往復方向と直交する方向へ移動せず、図4の矢印
xのように、まっすぐ下端まで移動させる。次いで、建
材用パネル表面51の下端まで達した塗装用ローラーブ
ラシ30を建材用パネル表面51の上端まで移動させる
際には、図4の矢印yのように、刷毛部32外面の塗布
幅Lの半分と略等しい量だけ建材用パネル表面51の右
方向へ移動させる。これを繰り返して、建材用パネル表
面51の左端から右端まで塗装していく。
【0032】前記のようにして塗装を行うと、建材用パ
ネル50の表面では、先に塗装された灰色塗料Cb部分
に続いて茶色塗料Ccが重ね塗り(WET ON WE
T)され、灰色塗料Cbと茶色塗料Ccが複雑に混ざり
合って塗装される。したがって、乾燥後に異なる色の塗
料を重ね塗りしたのでは得ることのできない、混色によ
る不規則かつ複雑な色彩、色調の塗装面を得ることがで
きる。図7はこのようにして得られた多色塗装建材用パ
ネル60の正面図、図8は多色塗装建材用パネル60の
断面図であり、符号62は凸部、63は凹部、64は多
色塗装面、65は目地色塗装面である。
ネル50の表面では、先に塗装された灰色塗料Cb部分
に続いて茶色塗料Ccが重ね塗り(WET ON WE
T)され、灰色塗料Cbと茶色塗料Ccが複雑に混ざり
合って塗装される。したがって、乾燥後に異なる色の塗
料を重ね塗りしたのでは得ることのできない、混色によ
る不規則かつ複雑な色彩、色調の塗装面を得ることがで
きる。図7はこのようにして得られた多色塗装建材用パ
ネル60の正面図、図8は多色塗装建材用パネル60の
断面図であり、符号62は凸部、63は凹部、64は多
色塗装面、65は目地色塗装面である。
【0033】なお、塗装用ローラーブラシ30の移動の
パターンとしては、前記したものに限られず、適宜とさ
れる。例えば、塗装用ローラーブラシ30の往復方向
(回転方向)への移動と往復方向と直交する方向への移
動を同時に行って、図5に示すように、塗装用ローラー
ブラシ30の移動軌跡vが略V字状となるようにしても
良い。また、前記塗装用ローラーブラシ30の軸方向移
動に代えて、建材用パネル50を動かすことにより、前
記と同様の塗装を行っても良い。さらには、塗装用ロー
ラーブラシ30と建材用パネル50の両方を動かすこと
によって塗装をする方法もある。この例として、図6に
示すように、塗装用ローラーブラシ30については建材
用パネル表面51の上下端間で矢印pのように直線的に
往復移動させ、建材用パネル50については矢印qのよ
うに往復方向と直交する方向へ移動させる方法が挙げら
れる。
パターンとしては、前記したものに限られず、適宜とさ
れる。例えば、塗装用ローラーブラシ30の往復方向
(回転方向)への移動と往復方向と直交する方向への移
動を同時に行って、図5に示すように、塗装用ローラー
ブラシ30の移動軌跡vが略V字状となるようにしても
良い。また、前記塗装用ローラーブラシ30の軸方向移
動に代えて、建材用パネル50を動かすことにより、前
記と同様の塗装を行っても良い。さらには、塗装用ロー
ラーブラシ30と建材用パネル50の両方を動かすこと
によって塗装をする方法もある。この例として、図6に
示すように、塗装用ローラーブラシ30については建材
用パネル表面51の上下端間で矢印pのように直線的に
往復移動させ、建材用パネル50については矢印qのよ
うに往復方向と直交する方向へ移動させる方法が挙げら
れる。
【0034】図9には他の実施例に用いる塗装装置10
Aのローラーブラシ30付近について、その概略を示
す。この塗装用ローラーブラシ30は、図1及び図2に
示した前記ローラーブラシと同じものであり、その軸方
向Dに沿って3つの塗料吹き付けガン40(40a,4
0b,40c)が、吹き付け方向の中心Mを塗装用ロー
ラーブラシ30の横断面の略中心Hに向けて設けられて
いる。
Aのローラーブラシ30付近について、その概略を示
す。この塗装用ローラーブラシ30は、図1及び図2に
示した前記ローラーブラシと同じものであり、その軸方
向Dに沿って3つの塗料吹き付けガン40(40a,4
0b,40c)が、吹き付け方向の中心Mを塗装用ロー
ラーブラシ30の横断面の略中心Hに向けて設けられて
いる。
【0035】3つの塗料吹き付けガン40(40a,4
0b,40c)は、中央の塗料吹き付けガン40a、一
側の第1塗料吹き付けガン40b、他側の第2塗料吹き
付けガン40cよりなる。第1塗料吹き付けガン40b
と第2塗料吹き付けガン40cは、刷毛部32外面をロ
ーラーブラシ30の軸方向Dに二分割するようにして例
えば灰色塗料Cbと茶色塗料Ccを連続的に吹き付ける
のに対し、中央の塗料吹き付けガン40aは、刷毛部3
2外面の中央における灰色塗料Cbと茶色塗料Ccの境
界部37あるいはその付近に例えば黒色塗料Caを間欠
的にあるいはランダムに吹き付けるようになっている。
前記黒色塗料Caが間欠的あるいはランダムに刷毛部3
2外面に吹き付け供給されるため、刷毛部32外面には
不規則に黒色塗料Caが付着形成される。なお、その他
の構成は、前の実施例である塗装装置10と同様であ
り、同一構成部については、前の実施例と同一符号で示
す。
0b,40c)は、中央の塗料吹き付けガン40a、一
側の第1塗料吹き付けガン40b、他側の第2塗料吹き
付けガン40cよりなる。第1塗料吹き付けガン40b
と第2塗料吹き付けガン40cは、刷毛部32外面をロ
ーラーブラシ30の軸方向Dに二分割するようにして例
えば灰色塗料Cbと茶色塗料Ccを連続的に吹き付ける
のに対し、中央の塗料吹き付けガン40aは、刷毛部3
2外面の中央における灰色塗料Cbと茶色塗料Ccの境
界部37あるいはその付近に例えば黒色塗料Caを間欠
的にあるいはランダムに吹き付けるようになっている。
前記黒色塗料Caが間欠的あるいはランダムに刷毛部3
2外面に吹き付け供給されるため、刷毛部32外面には
不規則に黒色塗料Caが付着形成される。なお、その他
の構成は、前の実施例である塗装装置10と同様であ
り、同一構成部については、前の実施例と同一符号で示
す。
【0036】この実施例における塗装方法は、前の実施
例で説明した図4ないし図6と同様に、まず前記建材用
パネル50の凹部53又は表面51全体に目地色塗装を
施したものを用意する。次いで前記建材用パネル表面5
1にローラーブラシ30の刷毛部32を当接させ、該ロ
ーラーブラシ30を建材用パネル表面51の両端間で一
往復させる間に、ローラーブラシ30を、往復方向と直
交する方向へ刷毛部32の塗布幅Lよりも小さな幅で移
動させることによって、多色塗装を行う。その際、塗装
用ローラーブラシ30の刷毛部32には、ローラーブラ
シ30の軸方向Dに二分するように灰色塗料Cbと茶色
塗料Ccがそれぞれの塗料吹き付けガン40b,40c
から連続的に吹き付け供給され、また刷毛部32外面に
おける灰色塗料Cbと茶色塗料Ccとの境界部37ある
いはその付近には黒色塗料Caが間欠的にあるいはラン
ダムに吹き付け供給されているため、建材用パネル表面
51において、黒色塗料Caが未乾燥灰色塗料上に部分
的に重ね塗りされ、さらにはその黒色塗料が乾かない間
にその上から茶色塗料が重ね塗りされるため、建材用パ
ネル表面51は、ところどころにおいて黒色塗料がぼや
けた感じとなって、あたかもレンガやタイルが経年変化
したような雰囲気を醸し出す。
例で説明した図4ないし図6と同様に、まず前記建材用
パネル50の凹部53又は表面51全体に目地色塗装を
施したものを用意する。次いで前記建材用パネル表面5
1にローラーブラシ30の刷毛部32を当接させ、該ロ
ーラーブラシ30を建材用パネル表面51の両端間で一
往復させる間に、ローラーブラシ30を、往復方向と直
交する方向へ刷毛部32の塗布幅Lよりも小さな幅で移
動させることによって、多色塗装を行う。その際、塗装
用ローラーブラシ30の刷毛部32には、ローラーブラ
シ30の軸方向Dに二分するように灰色塗料Cbと茶色
塗料Ccがそれぞれの塗料吹き付けガン40b,40c
から連続的に吹き付け供給され、また刷毛部32外面に
おける灰色塗料Cbと茶色塗料Ccとの境界部37ある
いはその付近には黒色塗料Caが間欠的にあるいはラン
ダムに吹き付け供給されているため、建材用パネル表面
51において、黒色塗料Caが未乾燥灰色塗料上に部分
的に重ね塗りされ、さらにはその黒色塗料が乾かない間
にその上から茶色塗料が重ね塗りされるため、建材用パ
ネル表面51は、ところどころにおいて黒色塗料がぼや
けた感じとなって、あたかもレンガやタイルが経年変化
したような雰囲気を醸し出す。
【0037】前記塗布時の塗装用ローラーブラシ30の
移動パターンは、図4ないし図6のようにされるが、特
には、建材用パネル表面における黒色模様を適度にし、
より実物に近い古いレンガ調雰囲気とするには、次のよ
うに塗装するのが好ましい。すなわち、図4において、
塗装用ローラーブラシ30を建材用パネル表面51の上
端から下端までまっすぐに矢印xのように移動させ、こ
の間に、黒色塗料吹き付けガン40aから、前記刷毛部
32外面における灰色塗料Cbと茶色塗料Ccの境界部
37あるいはその付近に黒色塗料Caを適宜間隔で間欠
的に又はランダムに吹き付ける。そして、塗装用ローラ
ーブラシ30が建材用パネル表面51の下端まで達した
後、建材用パネル表面51の上端まで移動させる際に
は、矢印yのように動かし、その間に黒色塗料Caは吹
き付けないようにする。これを繰り返して、建材用パネ
ル表面51の左端から右端まで塗装していく。このよう
にすれば、黒色が、レンガ調にふさわしい適度な量にな
り、しかも、黒色塗料の広がりや混合も適度になる。図
10はこのようにして得られた多色塗装建材用パネル6
0Aの正面図であり符号62Aは凸部、63Aは凹部、
64Aは多色塗装面、65Aは目地色塗装面、66Aは
黒色部分である。
移動パターンは、図4ないし図6のようにされるが、特
には、建材用パネル表面における黒色模様を適度にし、
より実物に近い古いレンガ調雰囲気とするには、次のよ
うに塗装するのが好ましい。すなわち、図4において、
塗装用ローラーブラシ30を建材用パネル表面51の上
端から下端までまっすぐに矢印xのように移動させ、こ
の間に、黒色塗料吹き付けガン40aから、前記刷毛部
32外面における灰色塗料Cbと茶色塗料Ccの境界部
37あるいはその付近に黒色塗料Caを適宜間隔で間欠
的に又はランダムに吹き付ける。そして、塗装用ローラ
ーブラシ30が建材用パネル表面51の下端まで達した
後、建材用パネル表面51の上端まで移動させる際に
は、矢印yのように動かし、その間に黒色塗料Caは吹
き付けないようにする。これを繰り返して、建材用パネ
ル表面51の左端から右端まで塗装していく。このよう
にすれば、黒色が、レンガ調にふさわしい適度な量にな
り、しかも、黒色塗料の広がりや混合も適度になる。図
10はこのようにして得られた多色塗装建材用パネル6
0Aの正面図であり符号62Aは凸部、63Aは凹部、
64Aは多色塗装面、65Aは目地色塗装面、66Aは
黒色部分である。
【0038】また、この発明の塗装方法は、前記したよ
うな表面に凹凸のある建材用パネルへの塗装に限るもの
ではなく、適宜のものに塗装する際に使用することがで
きる。例えば、表面が平らな被塗装物に塗装する際にも
適用できるし、建材用パネル以外のものに塗装する際に
も適用できる。また、塗装色も目的、用途に応じて他の
色を使用すればよい。
うな表面に凹凸のある建材用パネルへの塗装に限るもの
ではなく、適宜のものに塗装する際に使用することがで
きる。例えば、表面が平らな被塗装物に塗装する際にも
適用できるし、建材用パネル以外のものに塗装する際に
も適用できる。また、塗装色も目的、用途に応じて他の
色を使用すればよい。
【0039】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明によれば、被塗装物表面では、乾燥前の塗料の上に
異なる色の塗料が重ね塗りされ、しかも先に塗布された
塗料がその上の塗料と共にローラーで押されるため、異
なる色の塗料が混合された状態となり、不規則で複雑な
色彩、色調の多色塗装ができる。また、塗装用ローラー
ブラシに塗料を吹き付けて供給しているので塗料の吹き
付け量を容易に変化させることができ、しかもその塗料
吹き付け量又は塗装用ローラーブラシの回転速度を変え
ることにより、容易に被塗装物の塗膜厚を変えることが
できる。
発明によれば、被塗装物表面では、乾燥前の塗料の上に
異なる色の塗料が重ね塗りされ、しかも先に塗布された
塗料がその上の塗料と共にローラーで押されるため、異
なる色の塗料が混合された状態となり、不規則で複雑な
色彩、色調の多色塗装ができる。また、塗装用ローラー
ブラシに塗料を吹き付けて供給しているので塗料の吹き
付け量を容易に変化させることができ、しかもその塗料
吹き付け量又は塗装用ローラーブラシの回転速度を変え
ることにより、容易に被塗装物の塗膜厚を変えることが
できる。
【0040】さらに、請求項2の発明によれば、塗装用
ローラーブラシで被塗装物表面に塗装する際に、刷毛材
外面の布材及び弾性ネット材の存在により、目地部分の
ような凹凸の大きい表面模様を塗装する際に、塗料の垂
れを防止して刷毛部の押圧変形により被塗装物の目地状
部の側壁等凸部より数mm奥の凹部の側壁にも塗装で
き、レンガやタイル模様に厚み感を持たせた良好な多色
塗装面を得ることができるようになる。
ローラーブラシで被塗装物表面に塗装する際に、刷毛材
外面の布材及び弾性ネット材の存在により、目地部分の
ような凹凸の大きい表面模様を塗装する際に、塗料の垂
れを防止して刷毛部の押圧変形により被塗装物の目地状
部の側壁等凸部より数mm奥の凹部の側壁にも塗装で
き、レンガやタイル模様に厚み感を持たせた良好な多色
塗装面を得ることができるようになる。
【0041】請求項3の発明によれば、異なる色の塗料
が吹き付け供給されているローラーブラシを被塗装物表
面で往復移動させ、かつ前記塗装用ローラーブラシが一
往復する間にその往復方向と直交する方向へ刷毛部の塗
布幅より小さな幅で移動させるように、前記塗装用ロー
ラーブラシ及び被塗装物のいずれか又は両方を移動させ
て塗装するため、被塗装物表面では、乾燥前の塗料の上
に異なる色の塗料が確実に重ね塗りされ、しかも先に塗
布された塗料がその上の塗料と共にローラーで押される
ため、異なる色の塗料が混合された状態となり、不規則
で複雑な色彩、色調の多色塗装ができる。
が吹き付け供給されているローラーブラシを被塗装物表
面で往復移動させ、かつ前記塗装用ローラーブラシが一
往復する間にその往復方向と直交する方向へ刷毛部の塗
布幅より小さな幅で移動させるように、前記塗装用ロー
ラーブラシ及び被塗装物のいずれか又は両方を移動させ
て塗装するため、被塗装物表面では、乾燥前の塗料の上
に異なる色の塗料が確実に重ね塗りされ、しかも先に塗
布された塗料がその上の塗料と共にローラーで押される
ため、異なる色の塗料が混合された状態となり、不規則
で複雑な色彩、色調の多色塗装ができる。
【0042】請求項4の発明によれば、塗装用ローラー
ブラシの刷毛部外面をローラーブラシの軸方向に複数に
分割してそれぞれの部分に異なる塗料を別々に吹き付け
供給しながら、被塗装物表面に対してローラーブラシを
相対的に移動させながら塗装するため、被塗装物表面に
おける塗料の混合が複雑になりすぎず、被塗装物表面に
形成される色や模様の不規則さが乱雑になったり見苦し
くならず、見た目が良好な多色塗装ができる。
ブラシの刷毛部外面をローラーブラシの軸方向に複数に
分割してそれぞれの部分に異なる塗料を別々に吹き付け
供給しながら、被塗装物表面に対してローラーブラシを
相対的に移動させながら塗装するため、被塗装物表面に
おける塗料の混合が複雑になりすぎず、被塗装物表面に
形成される色や模様の不規則さが乱雑になったり見苦し
くならず、見た目が良好な多色塗装ができる。
【0043】請求項5の発明によれば、塗装用ローラー
ブラシの刷毛部外面を複数に分割してそれぞれの部分に
色の異なる塗料を連続的に吹き付け供給するとともに、
塗料の吹き付け境界部あるいはその付近に前記境界部両
側の塗料とは異なる色の塗料を間欠又はランダムに吹き
付け供給しながら、ローラーブラシを被塗装物表面で往
復移動させ、その一往復間にその往復方向と直交する方
向へ前記刷毛部の塗装幅より小さな幅で移動させるよう
に、前記塗装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか
又は両方を移動させながら塗装するため、前記間欠又は
ランダムに供給する塗料が被塗装物表面でぼやけた色の
模様を不規則に形成でき、より美観に優れる多色塗装を
行うことができる。
ブラシの刷毛部外面を複数に分割してそれぞれの部分に
色の異なる塗料を連続的に吹き付け供給するとともに、
塗料の吹き付け境界部あるいはその付近に前記境界部両
側の塗料とは異なる色の塗料を間欠又はランダムに吹き
付け供給しながら、ローラーブラシを被塗装物表面で往
復移動させ、その一往復間にその往復方向と直交する方
向へ前記刷毛部の塗装幅より小さな幅で移動させるよう
に、前記塗装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか
又は両方を移動させながら塗装するため、前記間欠又は
ランダムに供給する塗料が被塗装物表面でぼやけた色の
模様を不規則に形成でき、より美観に優れる多色塗装を
行うことができる。
【0044】請求項6の発明によれば、塗料を塗料吹き
付けガンから無駄なく、効率良く塗装用ローラーブラシ
の刷毛部に吹き付けることができ、経済的に、かつ作業
効率よく多色塗装を行うことができる。
付けガンから無駄なく、効率良く塗装用ローラーブラシ
の刷毛部に吹き付けることができ、経済的に、かつ作業
効率よく多色塗装を行うことができる。
【0045】また、請求項7の発明によれば、建材用パ
ネル表面の凹部が目地色塗装され、凸部表面が請求項4
又は5の発明によって色彩や色調の不規則な多色塗装面
となっているため、凸部表面の色彩や色調等が、異なる
色の塗料の混合によって生じた複雑なものとなり、建材
用パネルの表面が趣のある美観に優れたものとなる。
ネル表面の凹部が目地色塗装され、凸部表面が請求項4
又は5の発明によって色彩や色調の不規則な多色塗装面
となっているため、凸部表面の色彩や色調等が、異なる
色の塗料の混合によって生じた複雑なものとなり、建材
用パネルの表面が趣のある美観に優れたものとなる。
【図1】この発明の一実施例に係るローラー塗装方法に
用いるローラー塗装装置を示す概略図である。
用いるローラー塗装装置を示す概略図である。
【図2】図1における塗装用ローラーブラシ付近のA視
図である。
図である。
【図3】塗料吹き付けガンの他の配置例を示す塗装用ロ
ーラーブラシ付近の概略側面図である。
ーラーブラシ付近の概略側面図である。
【図4】ローラー塗装方法における塗装用ローラーブラ
シの移動の一例を示す図である。
シの移動の一例を示す図である。
【図5】塗装用ローラーブラシの移動の他の例を示す図
である。
である。
【図6】塗装用ローラーブラシと被塗装物の移動の様子
を示す図である。
を示す図である。
【図7】この発明の一実施例に係る多色塗装建材用パネ
ルの正面図である。
ルの正面図である。
【図8】図7の多色塗装建材用パネルのR−R断面図で
ある。
ある。
【図9】他の実施例の塗装方法に用いるローラー塗装装
置について図2と同様に示す図である。
置について図2と同様に示す図である。
【図10】この発明の他の実施例に係る多色塗装建材用
パネルの正面図である。
パネルの正面図である。
10,10A ローラー塗装装置 30 塗装用ローラーブラシ 31 芯部 32 刷毛部 33 刷毛材 34 布材 35 弾性ネット材 37 塗料の境界部 40 塗料吹き付けガン 50 建材用パネル(被塗装物) 51 建材用パネル(被塗装物)表面 60,60A 多色塗装建材用パネル 62,62A 凸部 63,63A 凹部 64,64A 多色塗装面 65,65A 目地色塗装面 C 塗料 D 塗装用ローラーブラシの軸方向 H 塗装用ローラーブラシの横断面の略中心 L 刷毛部の塗布幅 M 塗料吹き付け方向の中心
フロントページの続き (72)発明者 北川 外喜夫 愛知県江南市前野町東2番地の1 ミサワ セラミックス株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC29 AC88 CB22 CB36 DA07 DC03 4F040 AA02 AB04 AC01 AC04 BA13 CB02 CB09 CB21 CB40
Claims (7)
- 【請求項1】 芯部及び刷毛部からなる塗装用ローラー
ブラシで被塗装物の表面に多色塗装を行うローラー塗装
方法において、 前記塗装用ローラーブラシの刷毛部外面と対向させた複
数の塗料吹き付けガンから、それぞれ異なる色の塗料を
当該刷毛部外面に連続、間欠又はランダムに吹き付けて
供給しながら、前記刷毛部で被塗装物表面に塗装を行う
ことを特徴とするローラー塗装方法。 - 【請求項2】 塗装用ローラーブラシの刷毛部が刷毛材
とその外面に被着された布材及び該布材の外面に張着さ
れた弾性ネット材で構成されていることを特徴とする請
求項1記載のローラー塗装方法。 - 【請求項3】 塗装用ローラーブラシで被塗装物表面に
塗装する際に、前記塗装用ローラーブラシを被塗装物表
面で刷毛部の回転方向に往復移動させ、かつ前記塗装用
ローラーブラシが一往復する間にその往復方向と直交す
る方向へ刷毛部の塗布幅より小さな幅で移動させるよう
に、前記塗装用ローラーブラシ及び被塗装物のいずれか
又は両方を移動させることを特徴とする請求項1又は2
に記載のローラー塗装方法。 - 【請求項4】 複数の塗料吹き付けガンから塗料を塗装
用ローラーブラシの刷毛部外面に吹き付ける際、前記刷
毛部外面を前記塗装用ローラーブラシの軸方向に複数に
分割してそれぞれの部分に別々の塗料吹き付けガンから
塗料を吹き付けることを特徴とする請求項1ないし3の
いずれかに記載のローラー塗装方法。 - 【請求項5】 塗装用ローラーブラシの刷毛部外面にお
ける色の異なる塗料の境界部あるいはその付近に、当該
境界部両側の塗料とは異なる色の塗料を間欠又はランダ
ムに吹き付けながら、前記塗装用ローラーブラシを被塗
装物表面で刷毛部の回転方向に往復移動させ、かつ前記
塗装用ローラーブラシが一往復する間にその往復方向と
直交する方向へ前記刷毛部の塗布幅より小さな幅で移動
させるように、前記塗装用ローラーブラシ及び被塗装物
のいずれか又は両方を移動させることを特徴とする請求
項4記載のローラー塗装方法。 - 【請求項6】 塗料吹き付けガンによる塗料の吹き付け
を、その吹き付け方向の中心が塗装用ローラーブラシの
横断面の略中心を向くようにすると共に、塗装用ローラ
ーブラシの軸方向に沿って塗料が広がるようにして行う
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
ローラー塗装方法。 - 【請求項7】 石材、レンガ、タイル等を組積や貼り付
け施工したように見える凹凸模様表面を有し、前記表面
のレンガ状部等を凸部、目地状部を凹部とした建材用パ
ネルであって、少なくとも前記凹部表面には目地色が塗
装され、前記凸部表面が請求項1ないし6のいずれかに
記載のローラー塗装方法によって塗布形成された色彩や
色調が不規則な多色塗装面となっていることを特徴とす
る建材用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227757A JP2001046950A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | ローラー塗装方法及び建材用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227757A JP2001046950A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | ローラー塗装方法及び建材用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001046950A true JP2001046950A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16865909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11227757A Pending JP2001046950A (ja) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | ローラー塗装方法及び建材用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001046950A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007156737A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Nichiha Corp | 建築材設計支援システム、建築材及びプログラム |
CN107571609A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-12 | 红岛实业(英德)有限公司 | 一种多色辊涂板材生产线和生产多色辊涂板材的方法 |
CN110841887A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-02-28 | 合肥河钢新材料科技有限公司 | 一种多色彩板循环辊涂工艺 |
-
1999
- 1999-08-11 JP JP11227757A patent/JP2001046950A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007156737A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Nichiha Corp | 建築材設計支援システム、建築材及びプログラム |
CN107571609A (zh) * | 2017-09-15 | 2018-01-12 | 红岛实业(英德)有限公司 | 一种多色辊涂板材生产线和生产多色辊涂板材的方法 |
CN110841887A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-02-28 | 合肥河钢新材料科技有限公司 | 一种多色彩板循环辊涂工艺 |
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