JP2001046435A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 股下における装着性に優れ、漏れを防止する
とともに、吸収性に優れて快適に使用される吸収性物品
を提供する。 【解決手段】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収
層とを有する吸収性物品において、吸収層が、親水化処
理された透水性のある目付5〜50g/m2 の熱可塑性
乾式不織布のシート材料の上に熱可塑性樹脂が塗工さ
れ、さらにその上に高吸水性高分子が30〜400g/
m2 配置され、前記熱可塑性樹脂によって固定保持され
た吸収シートを少なくとも1枚有する吸収性物品。
とともに、吸収性に優れて快適に使用される吸収性物品
を提供する。 【解決手段】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収
層とを有する吸収性物品において、吸収層が、親水化処
理された透水性のある目付5〜50g/m2 の熱可塑性
乾式不織布のシート材料の上に熱可塑性樹脂が塗工さ
れ、さらにその上に高吸水性高分子が30〜400g/
m2 配置され、前記熱可塑性樹脂によって固定保持され
た吸収シートを少なくとも1枚有する吸収性物品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収性物品に関する
ものである。さらに詳しくは、本発明は、吸収層の薄型
化を図り、装着性を改善し、漏れを防止するとともに吸
収性の優れた吸収性物品に関するものである。
ものである。さらに詳しくは、本発明は、吸収層の薄型
化を図り、装着性を改善し、漏れを防止するとともに吸
収性の優れた吸収性物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、尿、便等の排泄物を処理するため
の吸収性物品においては、股下の吸収層が厚いことによ
り、装着性が悪化し、活動によるずれが生じやすく、漏
れが生じやすくなるとともに、外観上も好ましくなかっ
た。また、便等粘性が高く吸収されにくいものが排泄さ
れた場合は、吸収層が吸収できず、排泄物の逃げ場所が
なく、トップシート上を伝って吸収性物品の股下部また
は背腹部から漏れるということがあった。
の吸収性物品においては、股下の吸収層が厚いことによ
り、装着性が悪化し、活動によるずれが生じやすく、漏
れが生じやすくなるとともに、外観上も好ましくなかっ
た。また、便等粘性が高く吸収されにくいものが排泄さ
れた場合は、吸収層が吸収できず、排泄物の逃げ場所が
なく、トップシート上を伝って吸収性物品の股下部また
は背腹部から漏れるということがあった。
【0003】これに対して最近の吸収層は、素材として
パルプと高吸水性高分子(以下SAPと記す)を混合配
置したもの、あるいは二層のパルプ間にSAPを層状配
置したものなどからパルプを減量して薄型化を図ってい
るが、この形の吸収層からパルプをさらに減量して一層
の薄型化を図るのは製造上難しい。
パルプと高吸水性高分子(以下SAPと記す)を混合配
置したもの、あるいは二層のパルプ間にSAPを層状配
置したものなどからパルプを減量して薄型化を図ってい
るが、この形の吸収層からパルプをさらに減量して一層
の薄型化を図るのは製造上難しい。
【0004】一方、吸収層中のパルプは微細空間に液状
排泄物を一時的に保持する役目を担うが、最近の吸収層
ではパルプが減量されているために各パルプ繊維の液保
持量が過剰になり、加圧下で容易に液状排泄物を放出す
る状況にある。その結果、加圧下において、吸収層から
トップシートに向かって逆戻りする排泄物量が増えるこ
とになる。また、吸収層内の排泄物がパルプに液残りし
てSAPに到達しないことにより、SAPの吸水効率が
低下する。これらの結果、吸収性物品のトップシートが
濡れたままになりやすく、着用者に不快感を与えるだけ
でなく、かぶれの原因ともなるため、問題となってい
た。
排泄物を一時的に保持する役目を担うが、最近の吸収層
ではパルプが減量されているために各パルプ繊維の液保
持量が過剰になり、加圧下で容易に液状排泄物を放出す
る状況にある。その結果、加圧下において、吸収層から
トップシートに向かって逆戻りする排泄物量が増えるこ
とになる。また、吸収層内の排泄物がパルプに液残りし
てSAPに到達しないことにより、SAPの吸水効率が
低下する。これらの結果、吸収性物品のトップシートが
濡れたままになりやすく、着用者に不快感を与えるだけ
でなく、かぶれの原因ともなるため、問題となってい
た。
【0005】これらの点を解決するために、特開昭59
―130301号公報に記載のように、吸水紙にSAP
を付着させた吸水シートが知られている。また、特開平
2−243145号公報に記載のように、坪量100〜
800g/m2 のシートの間にSAPを挟持する層を有
する吸収性物品が知られている。
―130301号公報に記載のように、吸水紙にSAP
を付着させた吸水シートが知られている。また、特開平
2−243145号公報に記載のように、坪量100〜
800g/m2 のシートの間にSAPを挟持する層を有
する吸収性物品が知られている。
【0006】しかしながら、前記特開昭59―1303
01号公報に記載の吸収シートは、吸水紙を使用してい
るために水なじみが良いものの通水性および拡散性が悪
く、漏れにつながるという欠点を有していた。また、吸
水紙に残留した液状排泄物が加圧下で液戻りしやすく、
トップシートが濡れたままになりやすいという問題点も
あった。
01号公報に記載の吸収シートは、吸水紙を使用してい
るために水なじみが良いものの通水性および拡散性が悪
く、漏れにつながるという欠点を有していた。また、吸
水紙に残留した液状排泄物が加圧下で液戻りしやすく、
トップシートが濡れたままになりやすいという問題点も
あった。
【0007】また、前記特開平2−243145号公報
に記載の吸収性物品は、使用しているシート坪量が高い
ために吸収層が厚く且つ硬くなり、装着性が悪化し、活
動によるずれが生じやすく、外観上も好ましくないとい
う欠点を有していた。また親水化処理が不十分になりや
すく、不十分な箇所で通水性が劣り、漏れおよびトップ
シート濡れを生じ易く、また十分な親水化を施した場合
はコスト面で不利となるという問題点も有していた。
に記載の吸収性物品は、使用しているシート坪量が高い
ために吸収層が厚く且つ硬くなり、装着性が悪化し、活
動によるずれが生じやすく、外観上も好ましくないとい
う欠点を有していた。また親水化処理が不十分になりや
すく、不十分な箇所で通水性が劣り、漏れおよびトップ
シート濡れを生じ易く、また十分な親水化を施した場合
はコスト面で不利となるという問題点も有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状に鑑み、親
水化処理された透水性のある坪量5〜50g/m2 の熱
可塑性乾式不織布のシート材料の上にSAPを熱可塑性
樹脂によって固定保持した吸収シートを、少なくとも1
枚、好ましくは不織布をトップシート側に配置した吸収
層を形成すること、あるいは前記不織布シートを2枚用
いて、これら不織布シート間に熱可塑性樹脂を塗布して
SAPを挟持した吸収シートを配置した吸収層を形成す
ることが、使用時に吸収性物品の装着性、吸収性を改善
し、尿、便等の漏れを防止すると共に快適に使用される
のに効果があるとの結論に至った。
水化処理された透水性のある坪量5〜50g/m2 の熱
可塑性乾式不織布のシート材料の上にSAPを熱可塑性
樹脂によって固定保持した吸収シートを、少なくとも1
枚、好ましくは不織布をトップシート側に配置した吸収
層を形成すること、あるいは前記不織布シートを2枚用
いて、これら不織布シート間に熱可塑性樹脂を塗布して
SAPを挟持した吸収シートを配置した吸収層を形成す
ることが、使用時に吸収性物品の装着性、吸収性を改善
し、尿、便等の漏れを防止すると共に快適に使用される
のに効果があるとの結論に至った。
【0009】本発明の目的は、従来の吸収性物品の有す
る問題点を改善し、股下における装着性を改善し、漏れ
を防止すると共に、吸収性に優れて快適に使用される吸
収性物品を提供することにある。
る問題点を改善し、股下における装着性を改善し、漏れ
を防止すると共に、吸収性に優れて快適に使用される吸
収性物品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の各発明を
包含する。 (1)液透過性のトップシートと、液不透過性のバック
シートと、これら両シート間に配置された吸収層とを有
する吸収性物品において、前記吸収層が、親水化処理さ
れた透水性のある坪量5〜50g/m2 の熱可塑性乾式
不織布のシート材料の上に熱可塑性樹脂が塗工され、さ
らにその上に高吸水性高分子が30〜400g/m2 配
置され、前記熱可塑性樹脂によって固定保持された構成
の吸収シートを少なくとも1枚有することを特徴とする
吸収性物品。
包含する。 (1)液透過性のトップシートと、液不透過性のバック
シートと、これら両シート間に配置された吸収層とを有
する吸収性物品において、前記吸収層が、親水化処理さ
れた透水性のある坪量5〜50g/m2 の熱可塑性乾式
不織布のシート材料の上に熱可塑性樹脂が塗工され、さ
らにその上に高吸水性高分子が30〜400g/m2 配
置され、前記熱可塑性樹脂によって固定保持された構成
の吸収シートを少なくとも1枚有することを特徴とする
吸収性物品。
【0011】(2)前記吸収シートは、前記熱可塑性乾
式不織布がトップシート側に位置するように配置された
ことを特徴とする前項(1)に記載の吸収性物品。
式不織布がトップシート側に位置するように配置された
ことを特徴とする前項(1)に記載の吸収性物品。
【0012】(3)前記吸収層が、2枚の前記不織布シ
ート材料の間に前記高吸水性高分子が配置され、前記2
枚の不織布シート材料の少なくとも一方に塗工された熱
可塑性樹脂により前記高吸水性高分子が固定保持された
構成の吸収シートを少なくとも1枚有することを特徴と
する前項(1)記載の吸収性物品。
ート材料の間に前記高吸水性高分子が配置され、前記2
枚の不織布シート材料の少なくとも一方に塗工された熱
可塑性樹脂により前記高吸水性高分子が固定保持された
構成の吸収シートを少なくとも1枚有することを特徴と
する前項(1)記載の吸収性物品。
【0013】(4)前記吸収シートが、前記2枚の不織
布シート材料の間に前記高吸水性高分子が配置され、前
記2枚の不織布シート材料の少なくとも一方の内面上に
間隔をおいて塗工された熱可塑性樹脂により、前記高吸
水性高分子が固定保持され、且つ前記2枚の不織布が高
吸水性高分子が存在しない領域において互いに溶着され
ていることを特徴とする前項(3)記載の吸収性物品。
布シート材料の間に前記高吸水性高分子が配置され、前
記2枚の不織布シート材料の少なくとも一方の内面上に
間隔をおいて塗工された熱可塑性樹脂により、前記高吸
水性高分子が固定保持され、且つ前記2枚の不織布が高
吸水性高分子が存在しない領域において互いに溶着され
ていることを特徴とする前項(3)記載の吸収性物品。
【0014】
【発明の実施の形態】前記構成を有する本発明の吸収性
物品は、装着性と吸収性に優れ、漏れ防止効果を向上し
た快適に使用できるものである。すなわち、本発明の吸
収性物品は、吸収層に使用される吸収シートが、SAP
を固定する基材シートとして親水化された透水性不織布
を使用しているため、通水性および濡れ速度に優れ、漏
れが抑えられる。また、パルプやティシュと異なり保水
しないため、基材シートに残留した液状排泄物をSAP
が吸水するのを阻害せず、そのため加圧下で液戻りを生
じることは少なく、トップシートが乾いた状態を維持し
やすいものである。また、使用している不織布坪量が低
いため、吸収層が薄くかつ柔らかくなり、装着時の活動
がもたらすずれによる漏れを生じにくくし、また薄物の
ため安価な製造が可能となるものである。
物品は、装着性と吸収性に優れ、漏れ防止効果を向上し
た快適に使用できるものである。すなわち、本発明の吸
収性物品は、吸収層に使用される吸収シートが、SAP
を固定する基材シートとして親水化された透水性不織布
を使用しているため、通水性および濡れ速度に優れ、漏
れが抑えられる。また、パルプやティシュと異なり保水
しないため、基材シートに残留した液状排泄物をSAP
が吸水するのを阻害せず、そのため加圧下で液戻りを生
じることは少なく、トップシートが乾いた状態を維持し
やすいものである。また、使用している不織布坪量が低
いため、吸収層が薄くかつ柔らかくなり、装着時の活動
がもたらすずれによる漏れを生じにくくし、また薄物の
ため安価な製造が可能となるものである。
【0015】本発明において使用される液透過性のトッ
プシ−トは、親水性化処理を施した疎水性の不織布、織
布、等であり、その構成繊維は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエステル、ナイロンまたは、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロンなどの2
成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリエ
ステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、
ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面か
ら好ましいが、特に制限をうけるものではない。
プシ−トは、親水性化処理を施した疎水性の不織布、織
布、等であり、その構成繊維は、ポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリエステル、ナイロンまたは、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロンなどの2
成分以上からなる複合繊維等でも良く、特には、ポリエ
ステル/ポリエステル、ポリエステル/ポリエチレン、
ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維が強度の面か
ら好ましいが、特に制限をうけるものではない。
【0016】本発明において使用される液不透過性バッ
クシ−トは、ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液
不透過性のフィルムに不織布、織布等を貼り合わせてい
る素材、また、防漏性のある不織布、織布等からなり、
特に制限はなく、吸収体中の水分がおむつ外側にしみ出
さないものであれば良い。また、布状外観を与えるため
に模様状にエンボス処理されたり、さらに艶消し仕上げ
されていても構わない。また、フィルムを使用する場合
は、不透過性でありながら、水蒸気だけを透過させる公
知の通気性フィルムを使用しても良く、ムレを防止する
ことからさらに好ましい。
クシ−トは、ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液
不透過性のフィルムに不織布、織布等を貼り合わせてい
る素材、また、防漏性のある不織布、織布等からなり、
特に制限はなく、吸収体中の水分がおむつ外側にしみ出
さないものであれば良い。また、布状外観を与えるため
に模様状にエンボス処理されたり、さらに艶消し仕上げ
されていても構わない。また、フィルムを使用する場合
は、不透過性でありながら、水蒸気だけを透過させる公
知の通気性フィルムを使用しても良く、ムレを防止する
ことからさらに好ましい。
【0017】本発明において使用される吸収層は、SA
P、親水性の熱可塑性乾式不織布、熱可塑性樹脂等から
なるが、特に制限されるものではない。本発明において
使用される吸収層は、親水化処理された透水性のある熱
可塑性乾式不織布に熱可塑性樹脂が塗工されSAPが固
定配置された吸収シートを有している。この場合、該吸
収シートは熱可塑性樹脂を介して片面がSAP面、もう
一方の面が熱可塑性乾式不織布面となるが、SAP面が
トップシート側に配置されるとSAPの初期吸水による
ゲルブロックによって以後の液状排泄物獲得に阻害を生
じやすいため、使用に際しては熱可塑性乾式不織布面を
トップシート側に配置してトップシートからの液状排泄
物をすばやく吸収層まで獲得することが好ましい。ま
た、液状排泄物獲得阻害をより防ぐためにSAPの上面
に熱可塑性乾式不織布を配置して、2枚の不織布間にS
APを挟持してもよい。
P、親水性の熱可塑性乾式不織布、熱可塑性樹脂等から
なるが、特に制限されるものではない。本発明において
使用される吸収層は、親水化処理された透水性のある熱
可塑性乾式不織布に熱可塑性樹脂が塗工されSAPが固
定配置された吸収シートを有している。この場合、該吸
収シートは熱可塑性樹脂を介して片面がSAP面、もう
一方の面が熱可塑性乾式不織布面となるが、SAP面が
トップシート側に配置されるとSAPの初期吸水による
ゲルブロックによって以後の液状排泄物獲得に阻害を生
じやすいため、使用に際しては熱可塑性乾式不織布面を
トップシート側に配置してトップシートからの液状排泄
物をすばやく吸収層まで獲得することが好ましい。ま
た、液状排泄物獲得阻害をより防ぐためにSAPの上面
に熱可塑性乾式不織布を配置して、2枚の不織布間にS
APを挟持してもよい。
【0018】吸収層を形成する際、該吸収シートは単独
で用いられても良いが、必要とされる吸収性能に応じ
て、複数枚重ねて用いても良い。ただし重ね過ぎると厚
さと硬さが増し、装着時の運動によるずれおよび漏れに
つながり、快適性も劣るため、吸収シートに使用する不
織布の合計坪量は100g/m2 までとすることが好ま
しい。
で用いられても良いが、必要とされる吸収性能に応じ
て、複数枚重ねて用いても良い。ただし重ね過ぎると厚
さと硬さが増し、装着時の運動によるずれおよび漏れに
つながり、快適性も劣るため、吸収シートに使用する不
織布の合計坪量は100g/m2 までとすることが好ま
しい。
【0019】また、吸収層上の少なくとも一部に拡散層
を設けても良い。拡散層を設けることで、装着者の姿勢
等によりトップシート下の空間が十分に設けられない場
合でも、液状排泄物の吸収速度を低下させることなく、
その漏れを防ぐことが可能となる。拡散層は、親水性液
透過性の不織布、織布、多孔性プラスチック、綿状パル
プ等であり、その構成成分はポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエステル、レーヨン、パルプまたはこれらの
複合繊維等でも良く、特に制限を受けるものではない。
拡散層は、トップシートと吸収層の間に配設され、ホッ
トメルト接着剤等で吸収層に接着固定される。
を設けても良い。拡散層を設けることで、装着者の姿勢
等によりトップシート下の空間が十分に設けられない場
合でも、液状排泄物の吸収速度を低下させることなく、
その漏れを防ぐことが可能となる。拡散層は、親水性液
透過性の不織布、織布、多孔性プラスチック、綿状パル
プ等であり、その構成成分はポリプロピレン、ポリエチ
レン、ポリエステル、レーヨン、パルプまたはこれらの
複合繊維等でも良く、特に制限を受けるものではない。
拡散層は、トップシートと吸収層の間に配設され、ホッ
トメルト接着剤等で吸収層に接着固定される。
【0020】SAPとしては、デンプン系、セルロ−ス
系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわち、デンプン
―アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン―アク
リル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン―
メタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デン
プン―アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、
デンプン―アクリルアミドグラフト共重合体のケン化
物、デンプン―アクリロニトリル―2―アクリルアミド
―2―メチルプロパンスルホン酸グラフト共重合体のケ
ン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋さ
れたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチ
ルセルローズの架橋物、ポリビニルアルコール―無水マ
レイン酸反応物の架橋物などである。
系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわち、デンプン
―アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン―アク
リル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン―
メタクリル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デン
プン―アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、
デンプン―アクリルアミドグラフト共重合体のケン化
物、デンプン―アクリロニトリル―2―アクリルアミド
―2―メチルプロパンスルホン酸グラフト共重合体のケ
ン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋さ
れたポリエチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチ
ルセルローズの架橋物、ポリビニルアルコール―無水マ
レイン酸反応物の架橋物などである。
【0021】これらのうち、自重の30倍以上の液状排
泄物を吸収するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系の
ものが吸収性能の点から最も適当である。SAPの分布
量は30〜400g/m2、好ましくは150〜300
g/m2であり、かかる量のSAPが熱可塑性樹脂の塗
工パターンにあわせて実質的に均一に配置されている。
SAP分布量が400g/m2 を超えると、SAPが吸
収し膨潤したとき、ゲルブロックによる通水阻害を発生
するため好ましくない。また30g/m2 未満では吸収
力そのものが少なくなるため好ましくない。
泄物を吸収するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系の
ものが吸収性能の点から最も適当である。SAPの分布
量は30〜400g/m2、好ましくは150〜300
g/m2であり、かかる量のSAPが熱可塑性樹脂の塗
工パターンにあわせて実質的に均一に配置されている。
SAP分布量が400g/m2 を超えると、SAPが吸
収し膨潤したとき、ゲルブロックによる通水阻害を発生
するため好ましくない。また30g/m2 未満では吸収
力そのものが少なくなるため好ましくない。
【0022】本発明の吸収シートにおいて使用される熱
可塑性乾式不織布は、親水性であり、その構成繊維は、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロ
ンまたは、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロンなどの2成分以上からなる複合繊維等でも
良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエス
テル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの
複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうける
ものではない。
可塑性乾式不織布は、親水性であり、その構成繊維は、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロ
ンまたは、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロンなどの2成分以上からなる複合繊維等でも
良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエス
テル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの
複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうける
ものではない。
【0023】その製造方法としては、いわゆるカード熱
風、スパンボンド、メルトブローンなどが用いられる
が、不織布が形成されればよく、コスト面からはスパン
ボンド不織布が、通水性ではカード熱風不織布がそれぞ
れ好ましいが、特に制限をうけるものではない。坪量は
5〜50g/m2が好ましく、50g/m2を越えて大き
くなると吸収シートが厚くて硬くなり、装着時の運動に
よるずれおよびそれによる漏れを生じ易くなるため好ま
しくない。また、5g/m2 未満では、製造時に熱可塑
性樹脂がシートの裏側に通り抜けてトラブルを生じ易く
なる。また不織布自体の効率的な製造が難しくなりコス
ト面で不利になるため好ましくない。
風、スパンボンド、メルトブローンなどが用いられる
が、不織布が形成されればよく、コスト面からはスパン
ボンド不織布が、通水性ではカード熱風不織布がそれぞ
れ好ましいが、特に制限をうけるものではない。坪量は
5〜50g/m2が好ましく、50g/m2を越えて大き
くなると吸収シートが厚くて硬くなり、装着時の運動に
よるずれおよびそれによる漏れを生じ易くなるため好ま
しくない。また、5g/m2 未満では、製造時に熱可塑
性樹脂がシートの裏側に通り抜けてトラブルを生じ易く
なる。また不織布自体の効率的な製造が難しくなりコス
ト面で不利になるため好ましくない。
【0024】熱可塑性樹脂としては、ホットメルト接着
剤が有利に用いられる。ホットメルト接着剤としては、
スチレン―ブタジエン―スチレン系共重合体や、スチレ
ン―イソプレン―スチレン系共重合体といった合成ゴム
系、あるいはプロピレン−ブテン共重合体のようなオレ
フィン系を用いることができる。ホットメルト接着剤の
性質としては、該吸収シートの高速製造時に、添加され
るSAPを固着しやすいようにタック性の強いものが好
ましく、また使用に際して湿潤時に粘着性を失ってSA
Pを解放しないように、湿潤状態での接着強度および耐
水性が強いものが好ましい。
剤が有利に用いられる。ホットメルト接着剤としては、
スチレン―ブタジエン―スチレン系共重合体や、スチレ
ン―イソプレン―スチレン系共重合体といった合成ゴム
系、あるいはプロピレン−ブテン共重合体のようなオレ
フィン系を用いることができる。ホットメルト接着剤の
性質としては、該吸収シートの高速製造時に、添加され
るSAPを固着しやすいようにタック性の強いものが好
ましく、また使用に際して湿潤時に粘着性を失ってSA
Pを解放しないように、湿潤状態での接着強度および耐
水性が強いものが好ましい。
【0025】ホットメルト接着剤の塗工形状としては、
接触型のコーターあるいは非接触型のコーターのいずれ
でもよい。塗工パターンとしては不織布本来の柔軟さ、
通気性、通水性を保持するように吸収性物品の縦方向あ
るいは横方向に塗工部と非塗工部を交互に設けた、筋状
塗工であっても良く、不織布の全面に塗工してもよい
が、2枚の不織布シート材料を互いに溶着する場合は、
ホットメルト接着剤が塗工されていない領域で行われる
方が好ましいため、筋状塗工の方が好ましい。
接触型のコーターあるいは非接触型のコーターのいずれ
でもよい。塗工パターンとしては不織布本来の柔軟さ、
通気性、通水性を保持するように吸収性物品の縦方向あ
るいは横方向に塗工部と非塗工部を交互に設けた、筋状
塗工であっても良く、不織布の全面に塗工してもよい
が、2枚の不織布シート材料を互いに溶着する場合は、
ホットメルト接着剤が塗工されていない領域で行われる
方が好ましいため、筋状塗工の方が好ましい。
【0026】2枚の不織布シート材料を互いに溶着する
方法としては、加熱加圧溶融もしくは超音波溶融を単独
であるいはそれらを組み合わせる方法が一般的に用いら
れている。前記ホットメルト接着剤の塗工形状として筋
状塗工が好ましい理由は、2枚の不織布シート材料の溶
着部にホットメルト接着剤を配置すると、配置されたホ
ットメルト接着剤によって熱エネルギーが奪われるた
め、接合強度が上がりにくくなるためである。
方法としては、加熱加圧溶融もしくは超音波溶融を単独
であるいはそれらを組み合わせる方法が一般的に用いら
れている。前記ホットメルト接着剤の塗工形状として筋
状塗工が好ましい理由は、2枚の不織布シート材料の溶
着部にホットメルト接着剤を配置すると、配置されたホ
ットメルト接着剤によって熱エネルギーが奪われるた
め、接合強度が上がりにくくなるためである。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す図面を参照にし
て本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。図1は、本発明の吸収性物
品に使用される吸収シートの実施例を示す一部切欠斜視
図である。図1において、吸収シート1は、親水化処理
された透水性のある熱可塑性乾式不織布2である親水性
スパンボンド不織布に、スチレン―イソプレン―スチレ
ン系ホットメルト接着剤3が塗工部4と非塗工部5が形
成されるようにスパイラルスプレー方式で40g/m2
だけストライプ塗布され、さらにSAP6が200g/
m2 配置されて固定保持されて形成されている。
て本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。図1は、本発明の吸収性物
品に使用される吸収シートの実施例を示す一部切欠斜視
図である。図1において、吸収シート1は、親水化処理
された透水性のある熱可塑性乾式不織布2である親水性
スパンボンド不織布に、スチレン―イソプレン―スチレ
ン系ホットメルト接着剤3が塗工部4と非塗工部5が形
成されるようにスパイラルスプレー方式で40g/m2
だけストライプ塗布され、さらにSAP6が200g/
m2 配置されて固定保持されて形成されている。
【0028】図2は、吸収層10に図1の吸収シートを
1枚使用した本発明の吸収性物品の実施例を示す横方向
断面図である。図2において、吸収シート1は、熱可塑
性乾式不織布2が液透過性トップシート7側に配置さ
れ、SAP6面がティシュ9で包まれて吸収層10が形
成され、液透過性トップシート7と液不透過性バックシ
ート8の間に吸収層10が挟持されて吸収性物品が形成
されている。
1枚使用した本発明の吸収性物品の実施例を示す横方向
断面図である。図2において、吸収シート1は、熱可塑
性乾式不織布2が液透過性トップシート7側に配置さ
れ、SAP6面がティシュ9で包まれて吸収層10が形
成され、液透過性トップシート7と液不透過性バックシ
ート8の間に吸収層10が挟持されて吸収性物品が形成
されている。
【0029】図3は、図2とは異なる例を示す、吸収層
10に図1の吸収シートを1枚使用した本発明の吸収性
物品の横方向断面図である。図3において、吸収シート
1は、熱可塑性乾式不織布2がバックシート8側に配置
され、SAP6表面にティシュ9が配置され、吸収シー
ト1全体がティシュ9で包まれて吸収層10が形成され
ており、さらに、トップシート7とバックシート8の間
に吸収層10が挟持されて吸収性物品が形成されてい
る。
10に図1の吸収シートを1枚使用した本発明の吸収性
物品の横方向断面図である。図3において、吸収シート
1は、熱可塑性乾式不織布2がバックシート8側に配置
され、SAP6表面にティシュ9が配置され、吸収シー
ト1全体がティシュ9で包まれて吸収層10が形成され
ており、さらに、トップシート7とバックシート8の間
に吸収層10が挟持されて吸収性物品が形成されてい
る。
【0030】図4は、図1の吸収シートを2枚使用した
吸収性物品の実施例を示す横方向断面図である。図4に
おいて、吸収シート1は2枚とも熱可塑性乾式不織布2
がトップシート7側に配置され、ティシュ9で下面部が
包まれて吸収層10が形成され、液透過性トップシート
7と液不透過性バックシート8の間に吸収層10が挟持
されて吸収性物品が形成されている。
吸収性物品の実施例を示す横方向断面図である。図4に
おいて、吸収シート1は2枚とも熱可塑性乾式不織布2
がトップシート7側に配置され、ティシュ9で下面部が
包まれて吸収層10が形成され、液透過性トップシート
7と液不透過性バックシート8の間に吸収層10が挟持
されて吸収性物品が形成されている。
【0031】図5は、図4とは異なる例を示す、図1の
吸収シートを2枚使用した吸収性物品の実施例を示す横
方向断面図である。図5において、吸収シート1は2枚
とも熱可塑性乾式不織布2がバックシート8側に配置さ
れ、SAP6表面にティシュ9が配置され、吸収シート
2全体がティシュ9で包まれて吸収層10が形成されて
おり、さらに、トップシート7とバックシート8の間に
吸収層10が挟持されて吸収性物品が形成されている。
吸収シートを2枚使用した吸収性物品の実施例を示す横
方向断面図である。図5において、吸収シート1は2枚
とも熱可塑性乾式不織布2がバックシート8側に配置さ
れ、SAP6表面にティシュ9が配置され、吸収シート
2全体がティシュ9で包まれて吸収層10が形成されて
おり、さらに、トップシート7とバックシート8の間に
吸収層10が挟持されて吸収性物品が形成されている。
【0032】図6は、図4及び図5とは異なる例を示
す、図1の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の実施
例を示す横方向断面図である。図6において、吸収シー
ト1の構成は図4の場合と同じであるが、2枚の吸収シ
ート1のSAP6の位置関係が、トップシート7側の吸
収シート1のSAP6が存在しない位置にバックシート
8側のSAP6が位置するように配置されている。
す、図1の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の実施
例を示す横方向断面図である。図6において、吸収シー
ト1の構成は図4の場合と同じであるが、2枚の吸収シ
ート1のSAP6の位置関係が、トップシート7側の吸
収シート1のSAP6が存在しない位置にバックシート
8側のSAP6が位置するように配置されている。
【0033】図7は、図4、図5及び図6とは異なる例
を示す、図1の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の
実施例を示す横方向断面図である。図7において、吸収
シート1は、SAP6面が互いに向かい合うように配置
されており、さらに、2枚の吸収シート1のSAP6の
位置関係が、トップシート7側の吸収シート1のSAP
6が存在しない位置にバックシート8側の吸収シート1
のSAP6が位置するように配置されている。
を示す、図1の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の
実施例を示す横方向断面図である。図7において、吸収
シート1は、SAP6面が互いに向かい合うように配置
されており、さらに、2枚の吸収シート1のSAP6の
位置関係が、トップシート7側の吸収シート1のSAP
6が存在しない位置にバックシート8側の吸収シート1
のSAP6が位置するように配置されている。
【0034】図8は、図1とは異なる例を示す、本発明
の吸収性物品に使用される吸収シートの実施例を示す一
部切欠斜視図である。図8において、吸収シート1は、
2枚の熱可塑性乾式不織布2の間にホットメルト接着剤
3を塗工部4と非塗工部5が形成されるようにスパイラ
ルスプレー方式で40g/m2 だけストライプ塗布し、
塗工部4が重なる位置にSAP6が200g/m2 配置
されて形成されている。
の吸収性物品に使用される吸収シートの実施例を示す一
部切欠斜視図である。図8において、吸収シート1は、
2枚の熱可塑性乾式不織布2の間にホットメルト接着剤
3を塗工部4と非塗工部5が形成されるようにスパイラ
ルスプレー方式で40g/m2 だけストライプ塗布し、
塗工部4が重なる位置にSAP6が200g/m2 配置
されて形成されている。
【0035】図9は、図8の吸収シートを1枚使用した
本発明の吸収性物品の横方向断面図である。図9におい
て、吸収シート1からなる吸収層10が液透過性トップ
シート7と液不透過性バックシート8の間に挟持され吸
収性物品が形成されている。
本発明の吸収性物品の横方向断面図である。図9におい
て、吸収シート1からなる吸収層10が液透過性トップ
シート7と液不透過性バックシート8の間に挟持され吸
収性物品が形成されている。
【0036】図10は、図1及び図8とは異なる例を示
す、本発明の吸収性物品に使用される吸収シートの一部
切欠斜視図である。図10において、吸収シート1は、
2枚の熱可塑性乾式不織布2の間にホットメルト接着剤
3を塗工部4と非塗工部5が形成されるようにスパイラ
ルスプレー方式で40g/m2 だけストライプ塗布し、
塗工部4が重なる位置にSAP6が200g/m2 添加
され、固定保持されて形成されており、さらに、非塗工
部5において、2枚の熱可塑性乾式不織布2が加熱加圧
溶融により互いに溶着されて溶着部11を形成してい
る。
す、本発明の吸収性物品に使用される吸収シートの一部
切欠斜視図である。図10において、吸収シート1は、
2枚の熱可塑性乾式不織布2の間にホットメルト接着剤
3を塗工部4と非塗工部5が形成されるようにスパイラ
ルスプレー方式で40g/m2 だけストライプ塗布し、
塗工部4が重なる位置にSAP6が200g/m2 添加
され、固定保持されて形成されており、さらに、非塗工
部5において、2枚の熱可塑性乾式不織布2が加熱加圧
溶融により互いに溶着されて溶着部11を形成してい
る。
【0037】図11は、図10に示す吸収シートの横方
向断面図である。図11において、2枚の不織布2の間
のホットメルト接着剤3が塗布された部分にSAP6が
固定保持されており、さらに、接着剤が塗布されていな
い部分では2枚の不織布2が加熱加圧溶融により互いに
溶着されて溶着部11が形成され、SAP6が不織布2
で包み込まれた構成の吸収シートが形成されている。
向断面図である。図11において、2枚の不織布2の間
のホットメルト接着剤3が塗布された部分にSAP6が
固定保持されており、さらに、接着剤が塗布されていな
い部分では2枚の不織布2が加熱加圧溶融により互いに
溶着されて溶着部11が形成され、SAP6が不織布2
で包み込まれた構成の吸収シートが形成されている。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の吸収性物品
は、吸収層に使用される吸収シートにおいて、SAPを
固定する基材シートとして親水化された透水性不織布を
使用しているため、通水性および濡れ速度に優れ、漏れ
が抑えられる。また、パルプやティシュと異なり保水し
ないため、基材シートに残留した液状排泄物をSAPが
吸水するのを阻害しない。そのため加圧下で液戻りを生
じることは少なく、トップシートが乾いた状態を維持し
易くなり、優れた着用感が得られる。また、使用する不
織布目付が低いため、吸収層が薄くかつ柔らかくなり、
装着時の活動がもたらす、ずれによる漏れを生じにくく
し、また薄物のため安価な製造が可能となるものであ
る。
は、吸収層に使用される吸収シートにおいて、SAPを
固定する基材シートとして親水化された透水性不織布を
使用しているため、通水性および濡れ速度に優れ、漏れ
が抑えられる。また、パルプやティシュと異なり保水し
ないため、基材シートに残留した液状排泄物をSAPが
吸水するのを阻害しない。そのため加圧下で液戻りを生
じることは少なく、トップシートが乾いた状態を維持し
易くなり、優れた着用感が得られる。また、使用する不
織布目付が低いため、吸収層が薄くかつ柔らかくなり、
装着時の活動がもたらす、ずれによる漏れを生じにくく
し、また薄物のため安価な製造が可能となるものであ
る。
【図1】本発明の吸収性物品に使用される吸収シートの
実施例を示す一部切欠斜視図。
実施例を示す一部切欠斜視図。
【図2】図1の吸収シートを1枚使用した吸収性物品の
実施例を示す横方向断面図。
実施例を示す横方向断面図。
【図3】図2とは異なる例を示す、図1の吸収シートを
1枚使用した吸収性物品の実施例を示す横方向断面図。
1枚使用した吸収性物品の実施例を示す横方向断面図。
【図4】図1の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の
実施例を示す横方向断面図。
実施例を示す横方向断面図。
【図5】図4とは異なる例を示す、図1の吸収シートを
2枚使用した吸収性物品の実施例を示す横方向断面図。
2枚使用した吸収性物品の実施例を示す横方向断面図。
【図6】図4及び図5とは異なる例を示す、図1の吸収
シートを2枚使用した吸収性物品の実施例を示す横方向
断面図。
シートを2枚使用した吸収性物品の実施例を示す横方向
断面図。
【図7】図4、図5及び図6とは異なる例を示す、図1
の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の実施例を示す
横方向断面図。
の吸収シートを2枚使用した吸収性物品の実施例を示す
横方向断面図。
【図8】図1とは異なる例を示す、本発明の吸収性物品
に使用される吸収シートの一部切欠斜視図。
に使用される吸収シートの一部切欠斜視図。
【図9】図8の吸収シートを1枚使用した吸収性物品の
実施例を示す横方向断面図。
実施例を示す横方向断面図。
【図10】図1及び図8とは異なる例を示す、本発明の
吸収性物品に使用される吸収シートの一部切欠斜視図。
吸収性物品に使用される吸収シートの一部切欠斜視図。
【図11】図10に示す吸収シートの横方向断面図。
1.吸収シート 2.熱可塑性乾式不織布 3.ホットメルト接着剤 4.塗工部 5.非塗工部 6.SAP(高吸水性高分子) 7.液透過性トップシート 8.液不透過性バックシート 9.ティシュ 10.吸収層 11.溶着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BA05 BA14 BA18 BB07 BC06 BC07 4C003 AA19 AA25 HA05 4C098 AA09 CC02 CC03 CE05 CE06 DD10 DD12
Claims (4)
- 【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シート間に配置された吸収
層とを有する吸収性物品において、 前記吸収層が、親水化処理された透水性のある坪量5〜
50g/m2 の熱可塑性乾式不織布のシート材料の上に
熱可塑性樹脂が塗工され、さらにその上に高吸水性高分
子が30〜400g/m2 配置され、前記熱可塑性樹脂
によって固定保持された構成の吸収シートを少なくとも
1枚有する吸収性物品。 - 【請求項2】 前記吸収シートは、前記熱可塑性乾式不
織布がトップシート側に位置するように配置されている
請求項1記載の吸収性物品。 - 【請求項3】 吸収層が、2枚の前記不織布シート材料
の間に前記高吸水性高分子が配置され、前記2枚の不織
布シート材料の少なくとも一方に塗工された熱可塑性樹
脂により前記高吸水性高分子が固定保持された構成の吸
収シートを少なくとも1枚有する請求項1記載の吸収性
物品。 - 【請求項4】 前記吸収シートが、前記2枚の不織布シ
ート材料の間に前記高吸水性高分子が配置され、前記2
枚の不織布シート材料の少なくとも一方の内面上に間隔
を置いて塗工された熱可塑性樹脂により前記高吸水性高
分子が固定保持され、且つ前記2枚の不織布が高吸水性
高分子が存在しない領域において互いに溶着されている
ことを特徴とする請求項3記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11273657A JP2001046435A (ja) | 1999-05-28 | 1999-09-28 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-149807 | 1999-05-28 | ||
JP14980799 | 1999-05-28 | ||
JP11273657A JP2001046435A (ja) | 1999-05-28 | 1999-09-28 | 吸収性物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001046435A true JP2001046435A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=26479575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11273657A Pending JP2001046435A (ja) | 1999-05-28 | 1999-09-28 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001046435A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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