Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2000504732A - インスリン誘導体類とその使用 - Google Patents

インスリン誘導体類とその使用

Info

Publication number
JP2000504732A
JP2000504732A JP9529719A JP52971997A JP2000504732A JP 2000504732 A JP2000504732 A JP 2000504732A JP 9529719 A JP9529719 A JP 9529719A JP 52971997 A JP52971997 A JP 52971997A JP 2000504732 A JP2000504732 A JP 2000504732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
xaa
insulin derivative
insulin
cooh
substituent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9529719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4044140B2 (ja
Inventor
シャッファー、ラウゲ
バルシュミット、パー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novo Nordisk AS
Original Assignee
Novo Nordisk AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Novo Nordisk AS filed Critical Novo Nordisk AS
Publication of JP2000504732A publication Critical patent/JP2000504732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4044140B2 publication Critical patent/JP4044140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/62Insulins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P5/00Drugs for disorders of the endocrine system
    • A61P5/48Drugs for disorders of the endocrine system of the pancreatic hormones
    • A61P5/50Drugs for disorders of the endocrine system of the pancreatic hormones for increasing or potentiating the activity of insulin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 インスリン及びインスリン類縁体の誘導体類[ここで、B鎖のN-末端アミノ基及び/又は位置B28、B29及びB30のLysのε-アミノ基は、式-CO-W-COOHの置換基を有しており、ここで、Wは12から22の炭素原子を持つ2価の長鎖炭化水素基である]及びその亜鉛複合体は、生理的pH値で可溶性を示し、皮下注射の後で、該注射部位からの長い消失半減期を示す。

Description

【発明の詳細な説明】 インスリン誘導体類とその使用 発明の分野 本発明は、天然に存在するインスリンおよびその類縁体の、溶解性で且つ遅効 型活性を有する新規誘導体類、その様な誘導体を製造する方法、それらを含有す る薬学的組成物、および糖尿病治療におけるその様な誘導体の使用に関する。 発明の背景 遅効型インスリンの1日当たり1回または2回の注射により基礎的要求に対応 すると共に、薬物適用量1回分の即効型インスリンの注射を補充して食事に関連 した要求に対応することを含む薬剤投与計画において、多くの糖尿病患者は1日 当たり複数回のインスリン注射を処置される。 遅効型インスリン組成物は、当該技術分野において周知である。例えば、1つ の主要なタイプの遅延型インスリン組成物は、インスリン結晶または非晶質イン スリンの注射用懸濁液からなる。これらの組成物において、利用されるインスリ ン化合物は、一般的には、プロタミンインスリン、亜鉛インスリンまたはプロタ ミン亜鉛インスリンである。 ある種の欠点は、インスリン懸濁液の使用に関連している。即ち、厳密な用量 を確保するためには、定められた懸濁液の容量をバイアルから引き抜くまたはカ ートリッジから噴出する前に、緩やかに振盪することによって、インスリン粒子 を均一に懸濁しなければならない。また、塊形成や凝集を防止するために、イン スリン懸濁液の貯蔵についても、インスリン溶液よりも更に緻密な範囲内で温度 を維持しなければならない。 当初、プロタミンは非免疫原性であると考えられていたにも関わらず、現在で は、プロタミンはヒトにおいて免疫原となり得ること、更にそれらを医療目的で 使用することが抗体の形成を導く可能性を示すことが判明した(Samuel et al., ヒトおよび実験動物における、マイクロ補体凝集試験の結果によるプロタミンの 免疫原性についての研究、Clin.Exp.Immunol.33,pp.252-260(1978))。また、プ ロタミンインスリン複合体は、それ自身、免疫原性であるという証拠も分かって きている(Kurtz et al.,プロタミンインスリンで治療した患者におけるプロタ ミンに対する循環IgG抗体、Diabetologica 25,pp.322-324(1983))。それ故に、 ある患者にとっては、プロタミンを含む遅効型インスリン組成物の使用は禁忌で ある。 もう一つのタイプの遅効型インスリン組成物は、インスリンが沈澱するであろ う生理的なpH値よりも低いpH値を有する溶液であり、これは該溶液を注射し たときに、pH値が上昇するためである。欠点は、インスリンの固体粒子が、注 射部位で組織の炎症を誘発する部分的刺激原として作用することである。 WO91/12817 (Novo Nordisk A/S) は、コバルト(III)のインスリン複合体を含 有する遅効型の溶解性インスリン組成物類を開示している。これら複合体の遅効 性は中間型でしかなく、更に生物学的利用能は低減されている。 ヒトインスリンは3つの1級アミノ基を持つ:即ち、A鎖およびB鎖のN末端 基とLysB29のε−アミノ基である。これらの官能基を1以上置換した幾つかのイ ンスリン誘導体が従来技術では公知である。例えば、米国特許第 3,528,960号(E li Lilly)は、N−カルボキシアロイルインスリンに関連するものであり、イン スリン分子の1、2または3の1級アミノ基がカルボキシアロイル基を有してい る。NεB29置換インスリンについての特別な開示はない。 英国特許第 1.492.997号(Nat.Res.Dev.Corp.)によれば、NεB29でのカルバ ミル置換を伴なうインスリンは低血糖効果について改善された側面を持つ。 日本出願公開番号第 1-254699(Kodama Co.,Ltd)は、アルカノイル基が、PheB1 のアミノ基若しくはLysB29のε-アミノ基、またはこれらの両方に結合してい るインスリンを開示している。提示された該誘導体の目的は、薬学的に許容され る安定したインスリン製剤を得ることである。 B30位に、少なくとも5炭素原子を有するアミノ酸[これが必ずしもヌクレオ チドトリプレット(コドン)によりコードされる必要はない]を持つインスリン 類縁体が、日本出願公開番号第 57-067548号(Shionogi)で開示されている。こ のインスリン類縁体は、真性糖尿病、特にウシインスリンまたはブタインスリン に対する抗体産生に起因したインスリン抵抗性を持つ患者の治療において有用で あることか特許請求されている。 米国特許第 5,359,030号(Ekwuribe,Protein Delivery,Inc.)は、直線状の ポリアルキレン部分が親油性部分を含むポリマーと共有結合したポリペプチドを 具備する、経口投与または非経口投与のための配合安定化したポリペプチド組成 物であって、該ポリペプチドが酵素分解に対する増強化されたインビボでの抵抗 性を持つように、前記部分が互いに深く関与して配置されるているポリペプチド 組成物が記載されている。 欧州特許 511600 A2 号は、特に、式[タンパク][Z]nのタンパク誘導体に関し ており、ここで[タンパク]は、アミノ基の代わりに、その水素原子の1つを取り 除くことにより、アミノ基から夫々由来するnアミノ残基を有するタンパクを表 し、[Z]は、式-CO-W-COOHにより表される残基であり、ここでWは、2価の長鎖の 炭化水素基であり、また、一定のヘテロ原子をも含んでいてよく、nは、[Z]と[ タンパク]の間のアミド結合の数の平均値を表す。該発明のタンパク誘導体類は 、それらが由来するタンパクと比較して、血清中の半減期が極めて延長されてい ること、さらにそれらが抗原性を持たないことが記載される。また、インスリン は、該発明による誘導体から製造することが可能なタンパクの1つであるが、特 定のインスリン誘導体が欧州特許511600号においては記載されておらず、また、 有益なインスリン誘導体を得るために導入すべき好ましい[Z]またはその好まし い導入位置(単数または複数)について、如何なる示唆もされていない。 国際公開番号WO95/0 7931号(Novo Nordisk A/S)は、インスリン誘導体を開示 しており、ここで、30位のアミノ酸は、(a)コードされない10から24の炭素原 子を持つ親油性アミノ酸であるか(この場合、LysB29のε-アミノ基は低級アシ ル置換基を持つ)または(b)何れかのコードされるアミノ酸であるか(この場 合、LysB29のε-アミノ基が親油性置換基を持つ)、または(c)削除される(こ の場合、LysB29のε-アミノ基は親油性置換基を持つ)。該インスリン誘導体は、 生理的pH値で溶解性を有し、遅効型活性プロファイルを有する。 ここで用いる「インスリン」は、CysA7とCysB7の間、及びCysA20とCysB19の間 のジスルフィド結合による架橋、およびCysA6とCysA11の間の内部のジスルフィ ド結合による架橋を含むヒトインスリンの分子構造と等しい分子構造を持ち、且 つインスリン活性を有するペプチドを意味する。B1位でのアミノ酸が、削除され ているとき、B鎖の残るアミノ酸の位置の番号を付け替えることはしない。 既に多くの改良が本分野において行われているにも関わらず、未だに、溶液で あり、注射後も溶液中で安定であり、炎症性と免疫原性が最小限であるインスリ ンを含有する新規遅効性注射用インスリン組成物が必要とされている。 本発明の一つの目的は生理的pH値で溶解性を有し、且つ遅効型活性プロファ イルを有するインスリン誘導体を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、皮下注射後の注射部位からの長い消失半減期を持 つインスリン誘導体を提供することである。 本発明の更なる目的は、本発明によるインスリン誘導体を具備する薬学的組成 物を提供することである。 更に、本発明の更なる目的は、非免疫原性インスリン誘導体を供給することで ある。 更に、本発明の更なる目的は、本発明のインスリン誘導体を製造する方法を提 供することである。 更に、本発明の更なる目的は、糖尿病治療の方法を提供することである。 発明の概要 驚くべきことに、本来存在するインスリンおよびインスリン類縁体のある種の 誘導体[ここで、B鎖のN-末端アミノ酸のアミノ基および/またはLysB29のε- アミノ基は以下に定義する式-CO-W-COOHである親油性置換基を有する]は、遅効 型活性プロファイルを持ち、生理的pH値で溶解性を有することが明らかになっ た。 よって、最も広い側面において、本発明は式Iに示すインスリン誘導体に関す る: 式I ここで、位置A21 およびB3のXaa は、独立して、遺伝子暗号によりコ ードされ得る、Lys、ArgおよびCys以外の何れかのアミノ酸残基であり ; 位置BlのXaa は、(a)アミノ基において式-CO-W-COOH の置換基[こ こで、Wは12 から22 の炭素原子を持つ2価の長鎖炭化水素基である]で 任意に置換されたPheであるか;または、(b)削除される(この場合、 位置B2のValのアミノ基はフリーであるか、若しくは上記で限定された 式-CO-W-COOHの置換基を有する); 位置B28のXaaは、(a)Proであるか(この場合、位置B29のXaaは、 任意に、そのε-アミノ基において上記で限定する式-CO-W-COOHの置換 基を有するLysである);または、(b)Serであるか(この場合、位置B 29でのXaaは、任意に、そのε-アミノ基において上記で限定する式-CO -W-COOHの置換基を有するLysである);または(c)任意に、ε-アミ ノ基において、上記に限定する式-CO-W-COOHの置換基を有するLysであ る(この場合、Lysのε-アミノ基が任意に置換基を有するか否かに関わ らず、位置B29のXaaはProである); 位置B30のXaaは、(a)Thrであるか、(b)Alaであるか;または( c)削除されて;その何れかの亜鉛複合体である。但し、式Iのインス リン誘導体は上記で定義した式-CO-W-COOHの少なくとも1つの親油性置 換基を持つという条件を伴なう。 もう一つの側面において、本発明は、上記一般式Iのインスリン誘導体[ここ で、位置A21、B1、およびB3におけるXaaは上記で定義した通りであり、一方、位 置B28でのXaaはAspであり、B29でのXaaは、そのε-アミノ基において、上記限定 で定義した式-CO-W-COOHの置換基を持つLysであり、位置B30でのXaaはThrである ]に関する。 もう一つの側面において、本発明は上記一般式Iのインスリン誘導体[ここで 位置A21、B1およびB3でのXaaは上記限定の通りであり、一方、位置B28での0Xaa はProであり、位置B29でのXaaはThrであり、位置B30でのXaaは、そのε-アミノ 基において、上記で定義した式-CO-W-COOHの置換基を有する]に関する。 本発明の一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、Wは-(C H2)12-である。 本発明の一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、Wは-(C H2)13-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)14-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)15-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)16-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)17-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)18-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)19-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)20-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)21-である。 本発明のもう一つの好ましい態様において、2価の長鎖炭化水素基である、W は、-(CH2)22-である。 更に本発明の好ましい特徴は、添付の請求の範囲から明らかであろう。 本発明の好ましいインスリン誘導体の例は、以下の通りである: NεB29-(CO-(CH2)14-COOH)ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体; NεB29-(CO-(CH2)16-COOH)ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体; NεB29-(CO-(CH2)18-COOH)ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体; NεB29-(CO-(CH2)20-COOH)ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体; NεB29-(CO-(CH2)22-COOH)ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体; NεB29-(CO-(CH2)14-COOH)AspB28-ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合 体; NεB29-(CO-(CH2)16-COOH)AspB28-ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合 体; NεB29-(CO-(CH2)18-COOH)AspB28-ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合 体; NεB29-(CO-(CH2)20-COOH)AspB28-ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合 体; NεB29-(CO-(CH2)22-COOH)AspB28-ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合 体; NεB30-(CO-(CH2)14-COOH)ThrB29LysB30-ヒトインスリンおよびその何れかの亜 鉛複合 体; NεB30-(CO-(CH2)16-COOH)ThrB29LysB30-ヒトインスリンおよびその何れかの亜 鉛複合体; NεB30-(CO-(CH2)18-COOH)ThrB29LysB30-ヒトインスリンおよびその何れかの亜 鉛複合体; NεB30-(CO-(CH2)20-COOH)ThrB29LysB30-ヒトインスリンおよびその何れかの亜 鉛複合体; NεB30-(CO-(CH2)22-COOH)ThrB29LysB30-ヒトインスリンおよびその何れかの亜 鉛複合体; NεB28-(CO-(CH2)14-COOH)LysB28ProB29ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛 複合体; NεB28-(CO-(CH2)16-COOH)LysB28ProB29ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛 複合体; NεB28-(CO-(CH2)18-COOH)LysB28ProB29ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛 複合体; NεB28-(CO-(CH2)20-COOH)LysB28ProB29ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛 複合体; NεB28-(CO-(CH2)22-COOH)LysB28ProB29ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛 複合体; NεB29-(CO-(CH2)14-COOH)desB30ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体 ; NεB29-(CO-(CH2)15-COOH)desB30ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体 ; NεB29-(CO-(CH2)18-COOH)desB30ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体 ; NεB29-(CO-(CH2)20-COOH)desB30ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体 体; NεB29-(CO-(CH2)22-COOH)desB30ヒトインスリンおよびその何れかの亜鉛複合体 。 発明の詳細な説明 用語 ここで使用するアミノ酸残基を示す3文字コードはJ.Biol.Chem.243,P.3558( 1968)において示されたものである。 「コードされるアミノ酸」の表現は、遺伝子暗号、即ちヌクレオチドトリプレ ット(「コドン」)によりコードされ得るアミノ酸を示すことを意図する。 発明の化合物の製造方法 本発明の化合物は、それ自体公知の方法により製造することが可能である。従 って、式Iの−CO-W-COOH基は、活性化エステルまたは活性化アミド、例えば、 二酸であるHOOC-W-COOHのアゾリド、を介してインスリン部分に導入することが 可能である。活性化エステルの製造方法は、特に、欧州特許第 0 511600 A2号(K uraray Co.,Ltd.)およびWO95/07931号(Novo Nordisk A/S)に開示されている。ア ゾリド類の製造方法は、フォーストによる記載(W.Foerst,ed.Neure Method e n Der Praparativen Organischen Chemie,Band V,p53-93(Verlag Chemie,Weinh eim(1967)))に開示される。 -CO-W-COOH基は、保護されるA鎖およびB鎖のN末端アミノ基のアミノ基にお いてインスリン部分に導入することが可能である。これは国際公開番号第 WO95/ 07931号に記載される方法と類似する。この場合、脱保護のステップが、追付さ れる例1および例2で説明するように、-CO-W-COOH基の導入に続いて行われる。 その代わりとして、例えば欧州特許第 0 712 862 A2号に記述される選択した 適切な反応条件により、A鎖およびB鎖のN末端アミノ基に頼らずに、Lys残基 のε-アミノ基に選択的に-CO-W-COOH基の導入を行うことが可能である。これは 、以下の例3および4に説明している。 本発明の化合物により得られた実験結果 本発明の化合物についての必然的な実験データを表1に示した。 親油度 ヒトインスリンに関連するインスリン誘導体の親油度、k’relは、LiChrosor b RP18(5μm、250×4mm)HPLCカラム上でのアイソクラチック溶出によって、40℃ で、溶出液としてA)0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液、pH7.3、10%アセトニトリ ル含有と、B)水中の50%アセトニトリルとの混合物を使用して測定した。溶出は 、214nmでの溶出液のUV吸収を追跡することによりモニターした。無負荷時間(Vo ld tlme)、T0は、0.1mMの硝酸ナトリウムの適用により測定した。ヒトインスリ ンの保持時間、Thumanは、AおよびB溶液の間の割合を変更することにより、 ブタにおけるインスリン誘導体の皮下注射後の注射部位からの消失半減期、T50% の決定 T50%は、外部からγカウンターにより測定されるA14 Tyr(125I)標識類縁体の5 0%が注射部位から消失する時間である(Ribel,U et al.,人における皮下吸収の ためのモデルとしてのブタ:M.Serrano-Rios and P.J.Lefeber(Eds):D1abetes 1 985;Proceedings of the 12th Congress of the International Diabetes Feder ation,Madrid,Spain,1985(Excerpta Medica,Amsterdam,(1986)891-96)。 上記のT50%の決定において使用するために、試験するべき生成物の試料を標準 ラクトペルオキシダーゼ法を用いて125Iで沃素化し、TyrA14標識化生成物をエタ ノール/トリスでのアイソクラチックHPLCにより単離した。 ブタアルブミンへの結合 ブタアルブミンへの結合は、インビトロアッセイにより決定した。「アルブミ ン結合」の項目下の表1に示した数値は、対照化合物EXAと比較している。 *)化合物EX1、EX2、EX3及びEX4は、夫々例1、2、3及び4の表題化合物である 。対照化合物EXAは、NεB29−テトラデカノイルdesB30インスリンであり、対照 化合物EXBは、NεB29−ヘキサデカノイルdesB30インスリンである。 薬学的組成物 本発明のインスリン誘導体を含有する薬学的組成物は、それによる治療が必要 な患者に対して非経口投与することができる。非経口投与は、注射器、任意にペ ン型注射器のような手段による皮下、筋肉内、又は静脈内注射により行ってよい 。或いは、非経口投与は、点滴ポンプのような手段により行うことも可能である 。更なる選択肢は、鼻用スプレーの形態でのインスリン誘導体投与を行うための 粉末又は液体でもよい組成物である。また、更なる選択肢として、インスリン誘 導体を経皮的に投与することも可能である。 本発明のインスリン誘導体を含有した薬学的組成物は、従来の技術、例えば、 レミングトンズ・ファーマシューティカル・サイエンス(Remlngton's Pharmaceu tical Sciences,1985)に記述された技術により製造することができる。 例えば、本発明のインスリン誘導体の注射用組成物は、所望の最終生成物を適 切に得るための成分を溶解、混合することを含む製薬工業の従来技術を用いるこ とにより製造することが可能である。 例えば、ある方法によれば、該インスリン誘導体は、調製する組成物の最終容 量よりもやや少ない量の水に溶解される。等張剤、防腐剤及び緩衝剤を必要に応 じて加え、(もし、必要であるならば)溶液のpH値を、酸、例えば塩酸等、又 は塩基、例えば水酸化ナトリウム等を必要に応じて用いて調整する。最後に、該 溶液の容量を水で調整し、所望に応じた成分濃度を得る。 等張剤の例は、塩化ナトリウム、マンニトール及びグリセロールである。 保存剤の例は、フェノール、m−クレゾール、p−ヒドロキシ安息香酸メチル 及びベンジルアルコールである。 適切な緩衝剤の例は、酢酸ナトリウム及びリン酸ナトリウムである。 本発明のインスリン誘導体類の好ましい薬学的組成物は、ヘキサマー複合体の 溶液である。典型的には、このヘキサマー複合体は、ヘキサマー当たり2以上の 亜鉛イオン、及び3分子以上のフェノール化合物(例えばフェノール若しくはメ タクレゾール、又はその混合物)により安定化される。 特定の態様においては、可溶性のヘキサマー複合体の形態で、2つの異なるイ ンスリンを含有する組成物が提供される。1つは遅効型の活性を持ち、1つは即 効型の活性を持つ。典型的には、このヘキサマー複合体は、2以上の亜鉛イオン 及び3分子以上のフェノール化合物、例えばフェノール若しくはメタークレゾー ル、又はその混合物により安定化される。該複合体は、これら特定のインスリン のヘキサマーの混合物であり、2つの異なるインスリンの比率が1:5から5: 1の間である混合ヘキサマーである。 インスリン誘導体の鼻科用投与のための組成物は、例えば、欧州特許第 27209 7号(Novo Nordisk A/S)に記載される通りに製造できる。 本発明のインスリン誘導体は、糖尿病の治療において使用することが可能であ る。使用する特定のインスリン誘導体及び何れかの患者に対する最適用量レベル は、使用される具体的なインスリン誘導体の効果、年齢、体重、物理的活性、及 び患者の食餌療法を含む多様な因子、可能な他剤との組み合わせ、並びにその症 例の重度に依存するであろう。本発明のインスリン誘導体の用量は、公知のイン スリンと同様に、当業者により夫々個々の患者に対して決定することを薦める。 本発明を、更に以下の例により詳細に説明するが、これは保護の範囲を制限す るものと解されるべきものではない。上記において開示した特徴および以下の例 は両者とも、独立して、またその何れかの組み合わせによって、その種々の形態 での本発明を理解するための資料とすることができる。 例 以下の化学薬品の頭字語を使用する: DMF:N,N-ジメチルホルムアミド DIC:N,N'-ジイソプロピルカルボジイミド HOBT:1-ヒドロキシベンゾトリアゾール TFA:トリフルオロ酢酸 分析 製造された生成物の分子量は、プラズマ脱着マススペクトロメトリー(PDMS)に よりBio-lon20機器(Bio-lon Nordic AB,Uppsala,Sweden)を用いて得た。 例1N εB29-(CO-(CH2)12-COOH)des(B30)ヒトインスリンの合成 テトラデカン二酸(tetradecanedioic acid;Sigma,10mg)、HOBT(10mg)及びエ チルジイソプロピルアミン(10μl)をDMF(400μl)に溶解し、DIC(6μl)を添加し た。その混合物を25℃で1時間放置し、次にDMF(600μl)及びA1,B1-(Boc)2-des( B30)ヒトインスリンを添加した。25℃で1時間の後、水(200μl)を添加し、更に 15分後、エタノール(1ml)とエーテル(5ml)の添加により、中間体の沈殿を達成し た。その沈殿物を遠心により単離し、エーテルで洗浄(2回)し、乾燥した。乾燥 した中間体をTFA(1ml)に溶解し、25℃での15分の後、エーテル(5ml)を添加する ことにより生成物を沈殿させた。その沈殿物を遠心により単離し、エーテルで洗 浄(3回)し、乾燥した。 精製を、C18逆相HPLCカラム上での2ステップ逆相HPLC法で行った。第1ステ ップは、エタノール/トリス緩衝液(40%エタノール)でアイソクラチック溶出し た。クロマトグラフィにおいて最大のピークを構成する所望する物質を回収し、 Sep-PakRカラム上で脱塩し、アセトニトリル/TFA勾配溶液(20-60%アセトニト リル)で再クロマトグラフィを行い、45.8%アセトニトリルで該生成物を溶出し た。純度は>95%であると評価された。 該生成物の同定は、PDMS(天然物、還元物およびV8-プロテアーゼによる消化物 )により確認し、それぞれ天然の類縁体、B鎖及びB鎖のC末端断片に対応して 、それぞれ5947、3571及び1255のMWを得た。 例2N-εB29-(CO-(CH2)14-COOH)des(B30)ヒトインスリンの合成 表題化合物を、テトラデカン二酸の代わりにヘキサデカン二酸(hexadecanedio ic acid)を使用したことを除いて、例1に記載の方法により合成した。 精製は、本質的に例1に記載した通りに行った。アイソクラチック溶出におい て、42.4%エタノールを含有したエタノール/トリス緩衝液を用いた。クロマト グラフィにおいて最大ピークを構成する所望する物質を回収しSep-PakRカラム上 で脱塩し、アセトニトリル/TFA勾配溶液(20−60%アセトニトリル)での再クロ マトグラフィを行い、48.2%アセトニトリルで該生成物を溶出した。純度は、> 95%であると評価された。 該生成物の同定は、PDMS(天然物、還元物およびV8-プロテアーゼによる消化物 )により確認し、天然の類縁体、B鎖及びB鎖のC末端断片に対応して、それぞ れ5976、3601及び1285のMWを得た。 例3N εB29-(CO-(CH2)18-COOH)des(B30)ヒトインスリンの合成 10mgのエイコサン二酸(eicosadioic acid)、10mgのヒドロキシベンゾトリアゾ ール及び2.5μlのジイソプロピルカルボジイミドを300μlのN-メチルピロリジ ンに溶解し、25℃で1時間放置した。次に、2mlの水、2.6mlのN-メチルピロリ ドン及び200μlのジイソプロピルエチルアミンの混合物中の150mgのdes(B30)ヒ トインスリンの溶液を添加し、その反応混合物を室温で1時間放置した。次に、 その混合物を水で希釈し、C18逆相HPLCカラムに適用し、48%のエタノールを含 有するトリス緩衝液で溶出した。更なる精製は、同じカラム上での逆相HPLCで、 アセトニトリル/TFA勾配溶液を用いて溶出することにより行い、55%のアセト ニトリルで表題化合物を溶出した。 例4N εB29-(CO-(CH2)16-COOH)des(B30)ヒトインスリンの合成 Des(B30)ヒトインスリン(99mg〜17.34μmol)を6mlのN-メチルピロリドン/水( 30/70v/v)と84μlジイソプロピルエチルアミン中に溶解した。360μlのN-メチ ルピロリドン中に溶解した28.5mg〜69.4μmolのN-(17-カルボキシヘプタ デカノイルオキシ)サクシンイミド(Mw411)を添加した。室温で1時間後、該反応 混合物を6.5mlのエタノールで希釈し、pHを11.4から7.3に1NのHClを用いる ことにより調整し、該希釈液を、1×25cmカラムに充填したSourceTMQ15(ファル マシア・バイオテック)を用いた陰イオン交換クロマトグラフィに供した。該カ ラムを、40ml/hの割合のKClの直線勾配を使用し、即ち50%エタノール中の30mM トリスpH7.3緩衝液から200mMKCl含有50%エタノール中の30mMトリスpH7.3緩衝液 まで使用し、300mlの各溶媒を用いて溶出した。約200mlの溶出の後、表題化合物 がカラムから排出され、それを15mlの量で回収した。プールしたものを、22.5ml の水で希釈し、1NのHClを使用してpHを6.0に調整した。4℃で一晩沈殿させた後 、その生成物を遠心によって単離した。 該沈殿物を、3.3mlの水中の20%のアセトニトリル(v/v)に溶解し、標識化合物 を、ジメチルブチルジメチルで置換した、100オングストロームのボアサイズを 持つ5μシリカ球体の1×25cmのカラム上で2回、通すことより精製した。溶出 は、5ml/minの割合で40分に亘り、溶媒A[20%のアセトニトリル中の18.75mM(N H4)2SO4、12.5mMトリスpH7.0]と溶媒B[80%のアセトニトリル]との89/2(v/v )から、同じ溶媒の40/60(v/v)の割合までの直線勾配を用いて行った。表題化合 物は21-24min後、該カラムから外へ排出した。アセトニトリルを真空下で蒸発す ることにより除去し、該生成物を、PD-10 SephadexR G-25Mを用いた10mMの炭酸 水素アンモニウム/アンモニア緩衝液pH8.8でのゲルろ過により脱塩した。最終 的に、該生成物を凍結乾燥による乾燥状態で単離した。収量43mg。純度99%。 表題化合物の分子量のMSによる実測値:6000±6;理論値:6003. 例5亜鉛存在下でのNεB29-(CO-(CH2)16-COOH)des(B30)インスリンの結晶化 亜鉛を含有した表題化合物の結晶は、様々な条件を用いて、トリス/クエン酸 塩緩衝液中で得た: インスリン類縁体:7.5mg/ml、2.5から20mg/mlの範囲。 酢酸亜鉛:1mM。 トリス:0.5M クエン酸三ナトリウム:0.1-0.4M。 フェノール又はm-クレソール:0.05%(w/v)、0.02-0.15%の範囲。 pH:8.2 該結晶の外見は、複屈折で、細長い菱面体晶系である。 例6亜鉛不存在下でのNεB29-(CO-(CH2)16-COOH)des(B30)インスリンの結晶化 亜鉛を含有しない表題化合物の結晶は、様々な条件を用いて、酢酸ナトリウム 中で得た: インスリン類縁体:20mg/ml、10から40mg/mlの範囲。 酢酸ナトリウム:0.35-0.5M。 エタノール:18%、15-25%の範囲。 緩衝剤:酢酸アンモニウム/アンモニア、0.02M、pH9.0。 フェノール:任意に、0−0.05%の範囲。 pH:9.0 該結晶の外見は、複屈折ではない、立方体又は斜方12面体である。 例7薬学的製剤 s.c.又はi.m.注射治療に適した薬学的溶液は、例えば、以下のようにして構成 される: 600nmol/ml(〜600μM)のインスリン類縁体、例えば、NεB29-(CO-(CH2)16-COOH) des(B30)ヒトインスリン。 5mMリン酸ナトリウム緩衝液、pH7.5 10mM塩化ナトリウム 16mMフェノール 16mM m-クレソール 200-300μM亜鉛 1.6%(w/v)グリセロール はアミノ基において式-CO-W-COOHの置換基で置換されたPhe[ここで、Wは、12か ら22の炭素原子を持つ2価の長鎖炭化水素]であるか;又は削除されている(こ の場合、位置B2のValのアミノ基は置換されていないか、上述の式-CO-W-COOHの 置換基を持つかの何れかである)。あるか(この場合、位置29のXaaは、任意にε-アミノ基を式-CO-W-COOHの置換基 で置換されたLys[ここで、Wは、12から22の炭素原子を持つ2価の長鎖炭化水素 基]であり、また、位置30のXaaはThrである);又は、位置28のXaaがProである 場合、位置29のXaaはThrであることができ、位置30のXaaは、任意にε-アミノ基 を式-CO-W-COOHの置換基で置換されたLysであり得る[ここで、Wは、12から22の 炭素原子を持つ2価の長鎖炭化水素基]。 にε-アミノ基を式-CO-W-COOHの置換基で置換したLys[ここで、Wは12から22炭 素原子を持つ2価の長鎖炭化水素基]である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式Iに示した配列を持つインスリン誘導体: 式I ここで、位置A21 及びB3 のXaaは、独立して、遺伝子暗号によりコ ードされ得る、Lys、Arg及びCys以外の何れかのアミノ酸であり; 位置B1 のXaaは、(a)アミノ基において式-CO-W-COOH の置換基[こ こで、W は12 から22 の炭素原子を持つ2価の長鎖炭化水素基]で、任 意に置換された Phe であるか;又は(b)削除される(この場合、位置 B2 の Va1 のアミノ基はフリーであるか、若しくは上記で定義した式- CO-W-COOHの置換基を有する); 位置B28のXaaは(a)Proであるか(この場合、位置B29のXaaは、 任意に、そのε-アミノ基において上記で定義した式-CO-W-COOHの置換 基を有するLysである);(b)Asp又はSerである(この場合、位置B29 のXaaは、任意に、そのε-アミノ基において上記で定義した式-CO-W-C OOHの置換基を有するLysである);又は(c)任意に、そのε-アミノ 基において上記で限定する式-CO-W-COOHの置換基を有するLysである (この場合、Lysのε-アミノ基は任意の置換基を有するか否かに関わ らず、位置B29のXaaはProである); 位置B30のXaaは、(a)Thrであるか;(b)Alaであるか;又は(c) 削除されており;及びその何れかの亜鉛複合物である; 但し、式Iのインスリン誘導体は、上記で定義した式-CO-W-COOHの 少なくとも1つの親油性置換基を有するという条件を伴なう。 2. 請求項1に記載のインスリン誘導体であって、位置A21のXaaは、Ala、Gln 、Gly、Ser及びAsnよりなる群から選択されたアミノ酸残基であるインスリン誘 導体。 3. 請求項2に記載のインスリン誘導体であって、位置A21のXaaは、Asnであ るインスリン誘導体。 4. 請求項1から3の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位置B3 のXaaは、Asp、Gln、Thr及びAsnよりなる群から選択されたアミノ酸残基である インスリン誘導体。 5. 請求項4に記載のインスリン誘導体であって、位置B3のXaaはAsnであるイ ンスリン誘導体。 6. 請求項1から5の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位置B1 のXaaはPheであるインスリン誘導体。 7. 請求項1から5の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位置B1 のアミノ酸は削除されているインスリン誘導体。 8. 請求項1から7の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位置B2 8のXaaはProであり、同時に位置B29のXaaはLysであるインスリン誘導体。 9. 請求項1から7の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位置B2 8のXaaはSerであり、同時に位置B29のXaaはLysであるインスリン誘導体。 10. 請求項1から7の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位置 B28のXaaはLysであり、同時にB29のXaaはProであるインスリン誘導体。 11. 請求項1から10の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位 置B30のXaaはThrであるインスリン誘導体。 12. 請求項1から10の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位 置B30のXaaはAlaであるインスリン誘導体。 13. 請求項1から10も何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、位 置B30のXaaは削除されているインスリン誘導体。 14. 請求項1から6および8から13の何れか1項に記載のインスリン誘導 体であって、位置B1のXaaはPheであり、該Pheのアミノ基は、単独で請求項1に 限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持つインスリン誘導体。 15. 請求項1から5および7から13の何れか1項に記載のインスリン誘導 体であって、位置B1のXaaは削除され、及び位置B2のValのアミノ基は、単独で請 求項1に限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持つインスリン誘導体。 16. 請求項1から7及び10から13の何れか1項に記載のインスリン誘導 体であって、位置B28のLysのε-アミノ基は、単独で請求項1で限定された一般 式-CO-W-COOHの置換基を持つインスリン誘導体。 17. 請求項1から9及び11から13の何れか1項に記載のインスリン誘導 体であって、位置B29のLysのε-アミノ基は、単独で請求項1で限定された一般 式-CO-W-COOHの置換基を持つインスリン誘導体。 18. 請求項1から6及び10から13の何れか1項に記載のインスリン誘導 体であって、位置B1のXaaは、該アミノ基において請求項1で限定された一般式- CO-W-COOHの置換基を持つPheであり、且つ位置B28のXaaは、該ε-アミノ基にお いて請求項1に限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持つLysであるインスリ ン誘導体。 19. 請求項1から5、7から9及び11から13の何れか1項に記載のイン スリン誘導体であって、位置B1のXaaは、該アミノ基において請求項1に限定 された一般式-CO-W-COOHの置換基を持つPheであり、且つ位置B29のXaaは、該ε- アミノ基において請求項1に限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持つLysで あるインスリン誘導体。 20. 請求項1から5、7及び10から13の何れか1項に記載のインスリン 誘導体であって、位置B1のアミノ酸は削除され、位置B2のValは、該アミノ基に おいて請求項1に限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持ち、且つB28のXaaは 、ε-アミノ基において、請求項1に限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持 つLysであるインスリン誘導体。 21. 請求項1から5、7から9及び11から13の何れか1項に記載のイン スリン誘導体であって、位置B1のアミノ酸は削除され、位置B2のValは、該アミ ノ基において請求項1に限定された一般式-CO-W-COOHの置換基を持つValであり 、且つ位置B29は、ε-アミノ基において請求項1に限定された一般式-CO-W-COOH の置換基を持つLysであるインスリン誘導体。 22. 請求項1から21の何れか1項に記載のインスリン誘導体であって、請 求項1に限定されたようにWは、-(CH2)12-、-(CH2)14-、-(CH2)16-、-(CH2)18- 、-(CH2)20-及び-(CH2)22-よりなる群から選択されるインスリン誘導体。 23. 本発明のインスリン誘導体の医薬品製造における使用。 24. 糖尿病治療で用いる医薬品製造における本発明のインスリン誘導体の使 用。 25.治療が必要な患者における糖尿病の治療のための薬学的組成物であって、 請求項1に記載のインスリン誘導体の治療的有効量を薬学的に許容される担体と 共に具備する薬学的組成物。 26.治療が必要な患者における糖尿病の治療のための薬学的組成物であって、 請求項1に記載のインスリン誘導体の治療的有効量を、即効型活性を持つインス リン又はインスリン類縁体との混合物中として、薬学的に許容される担体と共に 具備する薬学的組成物。 27. 治療が必要な患者における糖尿病を治療する方法であって、請求項1に 記載のインスリン誘導体の治療的有効量を、薬学的に許容される担体と共に、前 記患者に投与することを具備する治療方法。 28. 治療が必要な患者における糖尿病を治療する方法であって、請求項1の インスリン誘導体の治療的有効量を、即効型活性を持つインスリン又はインスリ ン類縁体との混合物として、薬学的に許容される担体と共に、前記患者に投与す ることを具備する治療方法。
JP52971997A 1996-02-21 1997-02-21 インスリン誘導体類とその使用 Expired - Fee Related JP4044140B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DK0188/96 1996-02-21
DK18896 1996-02-21
PCT/DK1997/000080 WO1997031022A1 (en) 1996-02-21 1997-02-21 Insulin derivatives and their use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000504732A true JP2000504732A (ja) 2000-04-18
JP4044140B2 JP4044140B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=8090772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52971997A Expired - Fee Related JP4044140B2 (ja) 1996-02-21 1997-02-21 インスリン誘導体類とその使用

Country Status (8)

Country Link
US (2) US6451970B1 (ja)
EP (1) EP0894095B1 (ja)
JP (1) JP4044140B2 (ja)
AT (1) ATE241645T1 (ja)
AU (1) AU1766497A (ja)
DE (1) DE69722397T2 (ja)
WO (1) WO1997031022A1 (ja)
ZA (1) ZA971510B (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530242A (ja) * 2006-03-13 2009-08-27 ノボ・ノルデイスク・エー/エス アシル化単鎖インスリン
JP2011006428A (ja) * 2005-12-28 2011-01-13 Novo Nordisk As インスリン組成物および組成物の製造方法
US8710001B2 (en) 2006-07-31 2014-04-29 Novo Nordisk A/S PEGylated, extended insulins
US8828923B2 (en) 2003-08-05 2014-09-09 Novo Nordisk A/S Insulin derivatives
US9018161B2 (en) 2006-09-22 2015-04-28 Novo Nordisk A/S Protease resistant insulin analogues
US9034818B2 (en) 2007-06-13 2015-05-19 Novo Nordisk A/S Pharmaceutical formulations comprising an insulin derivative
US9260502B2 (en) 2008-03-14 2016-02-16 Novo Nordisk A/S Protease-stabilized insulin analogues
US9387176B2 (en) 2007-04-30 2016-07-12 Novo Nordisk A/S Method for drying a protein composition, a dried protein composition and a pharmaceutical composition comprising the dried protein
US9481721B2 (en) 2012-04-11 2016-11-01 Novo Nordisk A/S Insulin formulations
US9603904B2 (en) 2008-10-30 2017-03-28 Novo Nordisk A/S Treating diabetes melitus using insulin injections with less than daily injection frequency
US9688737B2 (en) 2008-03-18 2017-06-27 Novo Nordisk A/S Protease stabilized acylated insulin analogues
US9896496B2 (en) 2013-10-07 2018-02-20 Novo Nordisk A/S Derivative of an insulin analogue
US10137172B2 (en) 2013-04-30 2018-11-27 Novo Nordisk A/S Administration regime
US10265385B2 (en) 2016-12-16 2019-04-23 Novo Nordisk A/S Insulin containing pharmaceutical compositions
US10335464B1 (en) 2018-06-26 2019-07-02 Novo Nordisk A/S Device for titrating basal insulin
US10596229B2 (en) 2010-10-27 2020-03-24 Novo Nordisk A/S Method of treating diabetes mellitus by administration, at specifically defined intervals, of a derivative of a naturally occurring insulin or insulin analogue, the derivative having a prolonged profile of action

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6451970B1 (en) 1996-02-21 2002-09-17 Novo Nordisk A/S Peptide derivatives
US6310038B1 (en) * 1997-03-20 2001-10-30 Novo Nordisk A/S Pulmonary insulin crystals
US6451762B1 (en) * 1997-10-24 2002-09-17 Novo Nordisk A/S Aggregates of human insulin derivatives
WO1999021888A1 (en) * 1997-10-24 1999-05-06 Novo Nordisk A/S Aggregates of human insulin derivatives
US7316999B2 (en) 2000-06-02 2008-01-08 Novo Nordisk A/S Glucose dependent release of insulin from glucose sensing insulin derivatives
AU2003208316A1 (en) * 2002-03-13 2003-09-22 Novo Nordisk A/S Minimising body weight gain in insulin treatment
SI2107069T1 (sl) 2003-08-05 2013-04-30 Novo Nordisk A/S Novi inzulinski derivati
EP1687428A1 (en) 2003-11-14 2006-08-09 Novo Nordisk A/S Processes for making acylated insulin
CA2552043A1 (en) 2004-01-21 2005-08-04 Novo Nordisk A/S Transglutaminase mediated conjugation of peptides
ES2618028T3 (es) 2004-07-19 2017-06-20 Biocon Limited Conjugados insulina-oligómero, formulaciones y usos de éstos.
JP2008515856A (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 遅延性glp−1化合物
EP1799711B1 (en) * 2004-10-07 2012-06-20 Novo Nordisk A/S Protracted exendin-4 compounds
ES2435522T3 (es) 2005-02-02 2013-12-20 Novo Nordisk A/S Derivados de insulina
EP2256130B1 (en) * 2005-02-02 2013-09-25 Novo Nordisk A/S Novel insulin derivatives
PL373543A1 (pl) * 2005-03-10 2006-09-18 Instytut Biotechnologii i Antybiotyków Kompozycja farmaceutyczna zawierająca biosyntetyczny analog insuliny ludzkiej, oraz jej zastosowanie w terapii cukrzycy
ATE513921T1 (de) 2005-08-16 2011-07-15 Novo Nordisk As Verfahren zur herstellung reifer insulinpolypeptide
ATE557037T1 (de) * 2006-02-27 2012-05-15 Novo Nordisk As Insulin derivate
CN101437849B (zh) * 2006-05-09 2015-09-30 诺沃-诺迪斯克有限公司 胰岛素衍生物
EP2015770B1 (en) 2006-05-09 2012-09-26 Novo Nordisk A/S Insulin derivative
EP2069502B1 (en) 2006-09-27 2014-02-26 Novo Nordisk A/S Method for making maturated insulin polypeptides
US8087934B2 (en) * 2007-05-29 2012-01-03 Immediate Implant Technologies, Llc Oral implant placement system and method
US8465282B2 (en) * 2007-05-29 2013-06-18 Immediate Implant Technologies, Llc Oral implant placement system and method
EP2497462A1 (en) * 2007-06-01 2012-09-12 Novo Nordisk A/S Stable non-aqueous pharmaceutical compositions
KR101234540B1 (ko) 2007-10-16 2013-02-19 바이오콘 리미티드 경구 투여가능한 고형 약제학적 조성물 및 그 제조방법
US8710000B2 (en) 2007-11-08 2014-04-29 Novo Nordisk A/S Insulin derivative
EP2058330A1 (en) * 2007-11-08 2009-05-13 Novo Nordisk A/S Insulin derivative
AR099569A1 (es) 2014-02-28 2016-08-03 Novo Nordisk As Derivados de insulina y los usos médicos de estos
US20190010206A1 (en) 2015-08-25 2019-01-10 Novo Nordisk A/S Novel Insulin Derivatives and the Medical Uses Hereof
EP3341402A1 (en) 2015-08-25 2018-07-04 Novo Nordisk A/S Novel insulin derivatives and the medical uses hereof
EP3329930A1 (en) 2016-12-05 2018-06-06 Nuritas Limited Pharmaceuctical compositions
JP2020504714A (ja) 2016-12-05 2020-02-13 ニューリタス リミテッド ペプチドwkdeagkplvkを含む組成物
CA3071686A1 (en) 2017-08-17 2019-02-21 Novo Nordisk A/S Novel acylated insulin analogues and uses thereof
CA3122636A1 (en) 2018-12-11 2020-06-18 Sanofi Insulin analogs having reduced insulin receptor binding affinity

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3869437A (en) * 1970-05-08 1975-03-04 Nat Res Dev Mono-, di, and N{HD A1{B , N{HU B1{B , N{HU B29{B -tri-acylated insulin
DE3326473A1 (de) 1983-07-22 1985-01-31 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Pharmazeutisches mittel zur behandlung des diabetes mellitus
JPH01254699A (ja) 1988-04-05 1989-10-11 Kodama Kk インスリン誘導体及びその用途
US5214778A (en) * 1990-04-06 1993-05-25 Micro Technology, Inc. Resource management in a multiple resource system
US5336782A (en) 1991-04-24 1994-08-09 Kuraray Co., Ltd. Long chain carboxylic acid imide ester
WO1994007519A1 (en) 1992-09-25 1994-04-14 Smithkline Beecham Corporation Growth hormone releasing peptides
HU217684B (hu) 1993-09-17 2000-03-28 Novo Nordisk A/S Acilezett inzulinszármazékok és azokat tartalmazó gyógyszerkészítmények és előállításuk
AU689181B2 (en) 1993-12-23 1998-03-26 Novo Nordisk A/S Compounds with growth hormone releasing properties
US5798337A (en) 1994-11-16 1998-08-25 Genentech, Inc. Low molecular weight peptidomimetic growth hormone secretagogues
US5646242A (en) * 1994-11-17 1997-07-08 Eli Lilly And Company Selective acylation of epsilon-amino groups
PL186511B1 (pl) 1995-01-27 2004-01-30 Novo Nordisk As Nowe związki peptydowe, kompozycje farmaceutycznedo pobudzania uwalniania hormonu wzrostu i zastosowanie tych związków do wytwarzania leku do pobudzania uwalniania hormonu wzrostu
CN1196061A (zh) 1995-03-17 1998-10-14 诺沃挪第克公司 胰岛素衍生物
US5631347A (en) * 1995-06-07 1997-05-20 Eli Lilly And Company Reducing gelation of a fatty acid-acylated protein
US6451970B1 (en) 1996-02-21 2002-09-17 Novo Nordisk A/S Peptide derivatives

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8828923B2 (en) 2003-08-05 2014-09-09 Novo Nordisk A/S Insulin derivatives
JP2011006428A (ja) * 2005-12-28 2011-01-13 Novo Nordisk As インスリン組成物および組成物の製造方法
US11167035B2 (en) 2005-12-28 2021-11-09 Novo Nordisk A/S Insulin compositions and method of making a composition
JP2009530242A (ja) * 2006-03-13 2009-08-27 ノボ・ノルデイスク・エー/エス アシル化単鎖インスリン
US8710001B2 (en) 2006-07-31 2014-04-29 Novo Nordisk A/S PEGylated, extended insulins
US9018161B2 (en) 2006-09-22 2015-04-28 Novo Nordisk A/S Protease resistant insulin analogues
US9387176B2 (en) 2007-04-30 2016-07-12 Novo Nordisk A/S Method for drying a protein composition, a dried protein composition and a pharmaceutical composition comprising the dried protein
US9034818B2 (en) 2007-06-13 2015-05-19 Novo Nordisk A/S Pharmaceutical formulations comprising an insulin derivative
US9260502B2 (en) 2008-03-14 2016-02-16 Novo Nordisk A/S Protease-stabilized insulin analogues
US9688737B2 (en) 2008-03-18 2017-06-27 Novo Nordisk A/S Protease stabilized acylated insulin analogues
US10259856B2 (en) 2008-03-18 2019-04-16 Novo Nordisk A/S Protease stabilized acylated insulin analogues
US9603904B2 (en) 2008-10-30 2017-03-28 Novo Nordisk A/S Treating diabetes melitus using insulin injections with less than daily injection frequency
US10596229B2 (en) 2010-10-27 2020-03-24 Novo Nordisk A/S Method of treating diabetes mellitus by administration, at specifically defined intervals, of a derivative of a naturally occurring insulin or insulin analogue, the derivative having a prolonged profile of action
US9481721B2 (en) 2012-04-11 2016-11-01 Novo Nordisk A/S Insulin formulations
US10137172B2 (en) 2013-04-30 2018-11-27 Novo Nordisk A/S Administration regime
US9896496B2 (en) 2013-10-07 2018-02-20 Novo Nordisk A/S Derivative of an insulin analogue
US10265385B2 (en) 2016-12-16 2019-04-23 Novo Nordisk A/S Insulin containing pharmaceutical compositions
US10596231B2 (en) 2016-12-16 2020-03-24 Novo Nordisk A/S Insulin containing pharmaceutical compositions
US10335464B1 (en) 2018-06-26 2019-07-02 Novo Nordisk A/S Device for titrating basal insulin

Also Published As

Publication number Publication date
EP0894095B1 (en) 2003-05-28
EP0894095A1 (en) 1999-02-03
US6451970B1 (en) 2002-09-17
JP4044140B2 (ja) 2008-02-06
US20020045731A1 (en) 2002-04-18
ATE241645T1 (de) 2003-06-15
DE69722397T2 (de) 2004-04-01
AU1766497A (en) 1997-09-10
US20030171535A1 (en) 2003-09-11
ZA971510B (en) 1997-09-22
DE69722397D1 (de) 2003-07-03
WO1997031022A1 (en) 1997-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000504732A (ja) インスリン誘導体類とその使用
JP4060583B2 (ja) アシル化インスリン
US7229964B2 (en) Insulin derivatives
EP2074140B1 (en) Fibrillation-resistant insulin and insulin analogues
FI79854B (fi) Foerfarande foer framstaellning av ett laekemedelspreparat som innehaoller ett insulinderivat.
US6869930B1 (en) Acylated insulin
JP6058646B2 (ja) 多置換インスリン
JPH11502110A (ja) インスリン誘導体
JPH0469128B2 (ja)
JPH11502204A (ja) 親油性のペプチドホルモン誘導体
IE912247A1 (en) Novel, protracted insulin analogues
EP0194864A2 (en) Novel peptides
KR20090057370A (ko) N-말단 폴리시알화
AU1397688A (en) Novel insulin derivatives
JP3131215B2 (ja) 新規インスリン誘導体
JP4402296B2 (ja) 亜鉛結合性が増大された新規なインスリン同族体
KR920005659B1 (ko) 인슐린 유도체의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060920

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070514

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees