JP2000334607A - 硬質皮膜被覆工具 - Google Patents
硬質皮膜被覆工具Info
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Abstract
に耐酸化性、耐摩耗性を改善し、切削加工の乾式化、高
速化に対応する硬質皮膜被覆工具を提供することが目的
とする。 【構成】 硬質皮膜をa層(TiSi系化合物等からな
る層)、b層(TiAl系化合物等からなる層)の皮膜
を、それぞれ一層以上交互に被覆し、b層の皮膜を母材
表面直上にし、かつ、a層の格子定数を0.417nm
以上0.423nm以下とするように成膜することによ
り構成する。
Description
加工に使用される硬質皮膜被覆工具に関するものであ
る。
削工具が汎用的かつ一般的であった。TiNは比較的耐
酸化性に優れるため、切削時の発熱によって生じる工具
のすくい面摩耗に対して、優れた耐摩耗性を示すだけで
なく、母材との密着性も良好であることが特長である。
また、TiCNは、TiNに比べ高硬度であるため、工
具の逃げ面摩耗に対して優れた特性を示す。しかしなが
ら、金属加工の高能率化を目的とした切削速度の高速化
傾向に対し、上記硬質皮膜では、十分な耐酸化性、耐摩
耗性を示さなくなった。この様な背景から、皮膜の耐酸
化性、耐摩耗性をより向上させる研究がなされ、その結
果、特開昭62−56565号、特開平2−19415
9号に代表されるTiAlN皮膜が開発され切削工具に
適用されている。
の皮膜中に含有するTiとAlの成分比率により異なる
ものの、概略2300〜2800のビッカース硬さを有
すだけではなく、耐酸化性が、前記TiN、TiCNに
比べ優れるため、刃先が高温に達する切削条件下におい
ては、切削工具の性能を著しく向上させる。しかしなが
ら、近年では切削速度が更に高速化する傾向に加え、乾
式での切削加工が環境問題上重要視され、切削工具の使
用環境はますます苛酷なものとなってきている。本発明
者等の研究によれば、大気中におけるTiAlN皮膜の
酸化開始温度は、TiNの450℃に対し、Alの添加
量に依存して750〜900℃に向上する。しかしなが
ら、前述の乾式高速切削加工においては、使用する工具
の刃先温度が900℃以上の高温に達するため、前記T
iAlN皮膜では、十分な工具寿命が得られないのが現
状である。
ものであって、従来のTiAlN皮膜に対し、更に耐酸
化性、耐摩耗性を改善し、切削加工の乾式化、高速化に
対応する硬質皮膜被覆工具を提供することが目的であ
る。
耐酸化性、耐摩耗性および密着性に及ぼす、様々な元素
の影響および皮膜の層構造について詳細な検討を行った
結果、Siを適量含有したTiを主成分とする窒化物、
炭窒化物、酸窒化物もしくは酸炭窒化物(以下、TiS
i系化合物等と記す。)と、TiとAlを主成分とした
窒化物、炭窒化物、酸窒化物もしくは酸炭窒化物(以
下、TiAl系化合物等と記す。)に含まれる金属成分
を特定値内に制限した皮膜を、それぞれ一層以上交互に
被覆し、その際、上述のTiAl系化合物等の皮膜を母
材表面直上にし、かつTiSi系化合物等の格子定数を
0.417nm以上0.423nm以下になるよう成膜
することで、乾式の高速切削加工において、切削工具の
性能が極めて良好となることを見出し本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、高速度鋼、超硬合金、サーメ
ット、セラミックスの何れかを母材とし、硬質皮膜のa
層は金属成分のみの原子%で、Siが10%以上60%
以下、B、Al、V、Cr、Y、Zr、Nb、Mo、H
f、Ta、Wの1種または2種以上で10%未満、残り
Tiから構成される窒化物、炭窒化物、酸窒化物、酸炭
窒化物のいずれかであり、NaCl型結晶構造を有し、
かつ格子定数が0.417nm以上0.423nm以下
からなり、硬質皮膜のb層は金属成分のみの原子%が、
Al:40%越え75%以下、B、Si、V、Cr、
Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wの1種または2
種以上で10%未満、残Tiで構成される窒化物、炭窒
化物、酸窒化物、酸炭窒化物のいずれかで、NaCl型
結晶構造からなり、該a層、b層がそれぞれ一層以上交
互に被覆され、かつ、b層が母材表面直上にしたもので
あり、更に上記硬質皮膜は、物理蒸着法により被覆され
ることが望ましい。
で酸化テストを行うと、皮膜表面近傍のAlが最表面に
外向拡散し、そこでアルミナ層を形成する。本発明者ら
の研究によれば、このことが耐酸化性向上の理由と考え
られるが、この時、アルミナ層直下には、Alを含有し
ない非常にポーラスなTi酸化物が形成する。静的であ
る酸化テストにおいては、最表面に形成されたアルミナ
層が、酸化の進行である酸素の内向拡散に対し、酸化保
護膜として機能するものの、動的な切削加工において
は、最表面のアルミナ層は、その直下のポーラスなTi
酸化物層より容易に剥離してしまい、酸化の進行に対し
十分な効果を発揮しない。しかしながら、TiSi系化
合物等は皮膜自体の耐酸化性が極めて高いだけでなく、
最表面に酸化保護膜となるSiを含有する非常に緻密な
複合酸化物層が形成され、また、その直下には酸化保護
膜の剥離原因となるポーラスなTi酸化物が形成されな
いことを確認した。上記効果を得るには、Siが皮膜の
金属成分のみの原子%で、10%以上含有していなけれ
ばならず、逆に60%を越えて含有すると、皮膜の延性
ないしは硬さの低下が顕著になり、切削工具としての使
用に耐えられなくなる。
Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wは、TiSi系化合
物等の皮膜中において固溶強化元素として働き、皮膜の
高硬度化に有効である。そのため、必要に応じB、A
l、V、Cr、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W
の1種または2種以上を微量添加することが望ましい。
しかしながら皮膜の金属成分のみの原子%で10%以上
添加すると、前述したSi含有による耐酸化性向上効果
が得られなくなる。よって、B、Al、V、Cr、Y、
Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wは、1種または2種
以上で10%未満とする。更にa層は、その格子定数を
0.417nm以上0.423nm以下にすることで高
硬度化が達成でき、著しく耐摩耗性に優れた皮膜が得ら
れる。発明者等の研究によれば、請求項記載の成分範囲
においては、単一のa層の格子定数は0.424〜0.
426nmであり、単一のb層の格子定数は0.415
〜0.417nmと単一のb層の方が極端に小さい。し
かしながら、a層およびb層をそれぞれ一層以上交互に
被覆し、その際の基体に印加するバイアス電圧を適当な
値に制御することで、a層は、その下地に位置するb層
と結晶格子レベルで整合する。その結果、a層の結晶格
子は単一で存在する場合よりも縮小することとなり、a
層には格子歪みが発生し、その硬さが向上する。a層お
よびb層を被覆する際、基体に印加するバイアス電圧
は、アーク放電方式イオンプレーティングや、スパッタ
リングといった物理蒸着法の違いや、同様の手法であっ
ても成膜装置の基本的な仕様によって絶対値は異なるも
のの、a層とb層の界面における結晶格子の整合性を確
保するには、両層を近似のバイアス電圧で成膜すること
により達成できる。
耐摩耗性および耐酸化性を向上させることである。皮膜
中におけるAl含有量が少ないほど、母材と皮膜の密着
性は良好となるが、皮膜の金属成分のみの原子%で、A
lが40%以下となると、皮膜の耐摩耗性、耐酸化性を
向上させる効果が得られない。しかしながら、75%を
越えて含有すると、母材と皮膜の密着性が劣化するだけ
でなく、逆に皮膜の硬さも低下し、工具として必要な耐
摩耗性が得られない。そのため、密着性、耐摩耗性、耐
酸化性をバランス良く得るためには、b層のAl含有量
を、皮膜の金属成分のみの原子%で、40%越え75%
以下に調整することが重要である。B、Si、V、C
r、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wは、TiA
l系化合物等の皮膜中において固溶強化元素として働
き、皮膜の高硬度化に有効である。そのため、必要に応
じB、Si、V、Cr、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、
Ta、Wの1種または2種以上を微量添加することが望
ましい。しかしながら皮膜の金属成分のみの原子%で1
0%以上添加すると、母材と皮膜の密着性が低下する。
そのため、密着性、耐摩耗性、耐酸化性をバランス良く
得るためには、B、Si、V、Cr、Y、Zr、Nb、
Mo、Hf、Ta、Wは1種または2種以上で10%未
満とする。
密着性、皮膜自体の耐摩耗性および耐酸化性をバランス
良く有すNaCl型結晶構造のb層を母材表面直上に被
覆し、その上に著しく耐酸化性、耐摩耗性に優れるa層
をb層と同じNaCl型結晶構造の状態で被覆すること
が極めて重要であり、その結果、乾式の高速切削に対応
する切削工具を得ることが可能となる。また、母材表面
直上にb層を被覆した後、a層ならびにb層をそれぞれ
交互に積層した多層皮膜によっても同様の効果が得られ
る。また、各層は必要に応じて窒化物、炭窒化物、酸窒
化物、酸炭窒化物のいずれかに調整でき、それらを被覆
した工具についても同様の効果が得られる。
法については、特に限定されるものではないが、被覆母
材への熱影響、工具の疲労強度、皮膜の密着性、および
a層とb層の整合性等を考慮した場合、比較的低温で被
覆でき、被覆した皮膜に圧縮応力が残留するアーク放電
方式イオンプレーティング、もしくはスパッタリング等
の被覆母材側にバイアス電圧を印加する物理蒸着法であ
ることが望ましい。以下、本発明を実施例に基づいて説
明する。
い、金属成分の蒸発源である各種合金製ターゲット、な
らびに反応ガスであるN2 ガス、CH4 ガス、Ar
/O 2 混合ガスから目的の皮膜が得られるものを選択
し、被覆基体温度400℃、反応ガス圧力3.0Paの
条件下にて、被覆基体である外径8mmの超硬合金製6
枚刃エンドミルおよび超硬合金製インサートに、全皮膜
の厚みが4μmとなるように成膜を行った。なお、本発
明例の全てと、比較例54、55、56、58、59に
ついては、a層ならびにb層ともに−100Vの同じバ
イアス電圧を印加し成膜したが、比較例51、52、5
3、57については、a層を−30V、b層を−200
Vとそれぞれ異なったバイアス電圧を印加し成膜した。
また、従来例については、全て−100Vのバイアス電
圧を印加し成膜した。得られた硬質皮膜被覆エンドミル
およびインサートを用い、次の乾式の高速切削条件に
て、刃先の欠けないしは摩耗等により工具が切削不能と
なるまで加工を行い、その時の切削長を工具寿命とし
た。
カットにて、被削材SKD11(60HRC)を、切削
速度200m/min、送り量0.03mm/刃、切り
込み量Ad=12mm、Rd=0.2mmでエアーブロ
ーを用いて行った。インサートの切削諸元は、直径16
0mmの正面フライス(インサート形状=SEE42T
N)にて、巾100mm×長さ250mmの平面加工
を、被削材:SKD61(45HRC)にて、切削速度
200m/min、送り量0.15mm/刃、切り込み
量:2.0mmで行った。表1に本発明例、表2に比較
例、表3に従来例の硬質皮膜に関する詳細およびそれら
の切削結果を示す。a層中の格子定数に付いてはX線回
折により算出した。併せて、表3に示す。
比較例ならびに従来例と比べて、工具寿命が著しく向上
しており、乾式高速切削加工に十分対応することがわか
る。比較例51は、皮膜の組成については本発明に含ま
れるものであるが、皮膜の層構造が異なるため、エンド
ミルおよびインサート、両工具の切削において、皮膜の
剥離が早期に生じ、非常に短寿命となった。比較例5
3、57は、皮膜の組成、層構造については本発明に含
まれるものであるが、a層の格子定数が満足していない
ため、十分な皮膜硬さが得られず本発明例に比べ短寿命
となった。
は、従来の被覆工具に比べ優れた耐酸化性、耐摩耗性を
有すことから、乾式高速切削加工において格段に長い工
具寿命が得られ、切削加工における生産性の向上に極め
て有効である。
Claims (2)
- 【請求項1】 高速度鋼、超硬合金、サーメット、セラ
ミックスの何れかを母材とし、硬質皮膜のa層は金属成
分のみの原子%で、Siが10%以上60%以下、B、
Al、V、Cr、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、
Wの1種または2種以上で10%未満、残りTiから構
成される窒化物、炭窒化物、酸窒化物、酸炭窒化物のい
ずれかであり、NaCl型結晶構造を有し、かつ格子定
数が0.417nm以上0.423nm以下からなり、
硬質皮膜のb層は金属成分のみの原子%が、Al:40
%越え75%以下、B、Si、V、Cr、Y、Zr、N
b、Mo、Hf、Ta、Wの1種または2種以上で10
%未満、残Tiで構成される窒化物、炭窒化物、酸窒化
物、酸炭窒化物のいずれかで、NaCl型結晶構造から
なり、該a層、b層がそれぞれ一層以上交互に被覆さ
れ、かつ、b層が母材表面直上にあることを特徴とする
硬質皮膜被覆工具。 - 【請求項2】 請求項1記載の硬質皮膜被覆工具におい
て、該硬質皮膜は物理蒸着法により被覆されたことを特
徴とする硬質皮膜被覆工具。
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