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JP2000333781A - 暖房装置付座席 - Google Patents

暖房装置付座席

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Publication number
JP2000333781A
JP2000333781A JP15167799A JP15167799A JP2000333781A JP 2000333781 A JP2000333781 A JP 2000333781A JP 15167799 A JP15167799 A JP 15167799A JP 15167799 A JP15167799 A JP 15167799A JP 2000333781 A JP2000333781 A JP 2000333781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
thread
heater wire
core
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15167799A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohito Asami
直仁 朝見
Hiroshi Mitsunaga
浩志 光永
Mitsuru Yoneyama
充 米山
Kazuyuki Obara
和幸 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15167799A priority Critical patent/JP2000333781A/ja
Publication of JP2000333781A publication Critical patent/JP2000333781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッドの発泡成形時の反応熱、成形金型の加
熱等による温度上昇および発泡圧によるヒータ線の位置
ずれを防止し、耐久性を向上する。 【解決手段】 ヒータ線12を上糸13と下糸14で芯
体15に縫合したヒータユニット16をパッドに埋設さ
せたことにより、パッド11の発泡成形時の反応熱、成
形金型の加熱等による温度上昇および発泡圧によるヒー
タ線12の位置ずれを防止し、耐久性を向上することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座面を暖房する
暖房装置付座席に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の暖房装置付座席は、図3
に示すように、ヒータユニット1を軟質発泡体からなる
パッド2の発泡成形時に埋設しており、そのパッド2の
表面に表皮3を配設していた。また、このヒータユニッ
ト1は図4に示すように、芯体4の上にヒータ線5を配
設し、この芯体4の両面に布体6を接着剤で貼り合わせ
ることにより、ヒータ線5を固定していた(例えば実開
昭58−178957)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ヒータ線5は、芯体4と布体6とを接着
剤で貼り合わせる際に、その間に挟み込むことで固定さ
れているため、パッド2の発泡成形時の反応熱、成形金
型の加熱等による温度上昇で接着剤が軟化し、発泡成形
時の発泡圧により、ヒータ線5の位置ずれが生じるとい
う課題があった。
【0004】周知の通り、ヒータ線5の位置ずれが生じ
ると、温度むらや、隣り合わせたヒータ線5が近づき、
局部的な過熱となるため、ヒータ線5の断線や、座席構
成部材の劣化を促進する原因となり、耐久性を低下させ
る。
【0005】また芯材4の両面に布体6を貼り合わせて
いるため、パッド2の発泡成形時に、パッド2の原液が
布体5に浸透し、セルを形成せずにソリッド状に硬化す
るため、硬くなりパッド2のクッション性を低下させる
とともに、布体5の存在する部分のみが硬くなるため、
パッド2の他の部分と柔軟性が異なり、異物感を感じる
という課題があった。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、パッドの発泡成形時の反応熱、成形金型
の加熱等による温度上昇および発泡圧によるヒータ線の
位置ずれを防止し、耐久性を向上すること。および、パ
ッドのクッション性を低下させず、異物感を解消する暖
房装置付座席を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、ヒータ線を上糸と下糸で芯体に縫合したヒ
ータユニットをパッドに埋設したものである。上糸と下
糸で芯体に縫合していることにより、発泡成形時の反応
熱、成形金型の加熱等による温度上昇および発泡圧によ
るヒータ線の位置ずれを防止し、耐久性を向上すること
ができる。
【0008】また、上糸と下糸の少なくともいずれか一
方を、浸透性材料としていることにより、上糸ないし下
糸の少なくともいずれか一方とパッドの固着力を向上す
ることで、ヒータ線の位置ずれを防止し、耐久性をさら
に向上することができる。
【0009】また、芯体に浸透を抑制する手段を施した
ものである。芯体に浸透を抑制する手段を施したことに
より、パッドの発泡成形時にパッドの原液が芯体に浸透
しないため、芯体が硬くならず、パッドのクッション性
を低下させず、異物感を解消することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、軟質発泡体からなるクッション性を有するパッドの
発泡成形時に埋設したヒータ線と芯体とからなるヒータ
ユニットと、ヒータユニットはヒータ線を上糸と下糸で
芯体に縫合して構成したものである。ヒータ線を上糸と
下糸で芯体に縫合していることにより、発泡成形時の反
応熱、成形金型の加熱等による温度上昇および発泡圧に
よるヒータ線の位置ずれを防止し、耐久性を向上するこ
とができる。
【0011】また請求項2に記載の発明は、上糸と下糸
の少なくともいずれか一方を、浸透性材料としているこ
とにより、パッドの発泡成形時にパッド原液が上糸ない
し下糸の少なくとも一方に浸透し硬化するため、上糸な
いし下糸の少なくともいずれか一方とパッドの固着力を
向上することで、ヒータ線の位置ずれを防止し、耐久性
をさらに向上することができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、芯体に浸
透を抑制する手段を施したものである。芯体に浸透を抑
制する手段を施したことにより、パッドの発泡成形時に
パッドの原液が芯体に浸透しないため、パッドのクッシ
ョン性を低下させず、異物感を解消することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から3を
参照して説明する。
【0014】(実施例1)実施例1の発明を図1を参照
して説明する。
【0015】図1において、11は、ポリウレタン等の
軟質発泡体からなるクッション性を有するパッドで、こ
のパッド11の発泡成形時に、ヒータ線12をポリアミ
ド繊維等からなる上糸13とポリアミド繊維等からなる
下糸14で、不織布、網布、織布等からなる柔軟性を有
する芯体15に縫合して構成したヒータユニット16を
パッド11に埋設している。
【0016】上記の構成において、ヒータ線12を上糸
13と下糸14で芯体15に縫合していることにより、
パッド11の発泡成形時の反応熱、成形金型の加熱等に
よる温度上昇および発泡圧によるヒータ線12の位置ず
れを防止し、耐久性を向上することができる。
【0017】また上糸13と下糸14の材料を、綿糸等
の浸透性材料とすることによって、パッド11の発泡成
形時にパッド原液が上糸13と下糸14に浸透し硬化す
るため、上糸13と下糸14とパッド11の固着力を向
上することで、ヒータ線12の位置ずれを防止し、耐久
性をさらに向上することができる。
【0018】なお、上糸13と下糸14を、非浸透性材
料の糸を撚り合わせたものとして、撚り合わせた隙間部
分にパッド原液を浸透させてもよい。
【0019】(実施例2)実施例2の発明を図2を参照
して説明する。
【0020】本実施例2において、実施例1と異なる点
は、図2に示すように芯体15の両面にポリエチレン等
の柔軟性を有する樹脂フィルム17を貼り付ける等の浸
透を抑制する手段を施していることである。
【0021】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
成を有し、説明は省略する。
【0022】上記の構成において、芯体15に浸透を抑
制する手段を施したことにより、パッド11の発泡成形
時にパッドの原液が芯体15に浸透しないため、芯体1
5が硬くならず、パッド11のクッション性を低下させ
ず、芯体15とパッド11の他の部分との柔軟性が異な
るという異物感を解消することができる。
【0023】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように請求項1
の発明によれば、ヒータ線を上糸と下糸で芯体に縫合し
ていることにより、発泡成形時の反応熱、成形金型の加
熱等による温度上昇および発泡圧によるヒータ線の位置
ずれを防止し、耐久性を向上することができる。
【0024】また、請求項2の発明のように上糸と下糸
の少なくともいずれか一方を、浸透性材料としているこ
とにより、パッドの発泡成形時にパッド原液が上糸ない
し下糸の少なくとも一方に浸透し硬化するため、上糸な
いし下糸の少なくともいずれか一方とパッドの固着力を
向上することで、ヒータ線の位置ずれを防止し、耐久性
をさらに向上することができる。
【0025】さらに、請求項3の発明のように芯体に浸
透を抑制する手段を施したことにより、パッドの発泡成
形時にパッドの原液が芯体に浸透しないため、芯体が硬
くならず、パッドのクッション性を低下させず、異物感
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の暖房装置付座席の断面図
【図2】本発明の実施例2における暖房装置付座席の断
面図
【図3】従来の暖房装置付座席の断面図
【図4】従来のヒータユニットの断面図
【符号の説明】
11 パッド 12 ヒータ線 13 上糸 14 下糸 15 芯体 16 ヒータユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 充 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小原 和幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B084 JA06 JF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質発泡体からなるクッション性を有す
    るパッドの発泡形成時に埋設したヒータ線と芯体からな
    るヒータユニットと、前記ヒータユニットは前記ヒータ
    線を上糸と下糸で前記芯体に縫合して構成した暖房装置
    付座席。
  2. 【請求項2】 上糸と下糸の少なくともいずれか一方
    を、浸透性材料とした請求項1記載の暖房装置付座席。
  3. 【請求項3】 芯体に浸透を抑制する手段を施した請求
    項1または2記載の暖房装置付座席。
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