Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2000316998A - レーザ光照射プローブ - Google Patents

レーザ光照射プローブ

Info

Publication number
JP2000316998A
JP2000316998A JP11131890A JP13189099A JP2000316998A JP 2000316998 A JP2000316998 A JP 2000316998A JP 11131890 A JP11131890 A JP 11131890A JP 13189099 A JP13189099 A JP 13189099A JP 2000316998 A JP2000316998 A JP 2000316998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjuster
laser beam
skin
irradiation probe
beam irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11131890A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Yamazaki
岩男 山崎
Yoshihiro Izawa
良弘 井沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ya Man Ltd
Original Assignee
Ya Man Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ya Man Ltd filed Critical Ya Man Ltd
Priority to JP11131890A priority Critical patent/JP2000316998A/ja
Publication of JP2000316998A publication Critical patent/JP2000316998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ照射の際の痛みをあまり感じなくさせて
皮膚に十分な光熱反応を起こすことができるようにす
る。 【解決手段】球レンズ15の外周にスクリューねじbを
形成してアジャスタ18を着脱自在に取り付ける。アジ
ャスタ18は、スペーサとしての役割を果たし、球レン
ズ15と皮膚Aに接するアジャスタ18の先端部との距
離を一定に保つ。アジャスタ18は、スクリューねじb
を廻すことにより出没自在で、アジャスタ18を最大に
突出させたときに、球レンズ15で集光したレーザ光の
ビームウエストBが常に皮膚A下に分布する痛点を過ぎ
た位置にくるようにアジャスタ18の軸方向の長さを設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を皮膚に
照射して美肌、脱毛、育毛などのトリートメントを行う
レーザ光照射プローブに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】レーザ光を皮膚に照射
すると、レーザ光を照射したまわりの正常細胞に光熱反
応によって軽い火傷が起きたり、皮膚に多少の痛みを感
じることがある。このため、従来は火傷や痛みによる恐
怖感や不安感が先にたち、皮膚に十分な光熱反応を起こ
すことができず、トリートメントを有効に行うことが困
難であった。痛みは、皮膚に分布する痛点で感じるが、
この痛点は皮膚の比較的浅い部分に散在し、皮下の痛点
より深い部分ではあまり痛みを感じなくなる。
【0003】一方、レーザ光をレンズで集光すると焦点
の位置でくびれたウエストのようなビームウエストを形
成する。ビームウエスト部分のビーム径は同じ波長のレ
ーザ光の場合、使用するレンズの焦点距離が短いほど小
さくなり、焦点深度もごくわずかになって狭い範囲に光
パワーが集中する。また、焦点を過ぎた位置からは逆に
同じ角度で広がり、広い範囲に光パワーが分散する。こ
のため、絞り込み角度が大きいほど焦点部分のエネルギ
ー密度が高くなって光パワーも強くなるが、逆に焦点部
分から離れると急激にエネルギー密度が低くなって光パ
ワーも衰える。
【0004】そこで本発明は、レーザ光の光パワーを皮
下の痛点を過ぎた位置に絞り込むことにより、レーザ照
射の際の痛みをあまり感じなくさせて皮膚に十分な光熱
反応を起こすことができるようにすることを目的になさ
れたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【0006】すなわち、請求項1の発明は、プローブの
前方に、レーザ光を照射する半導体レーザダイオード
と、所定の焦点距離でレーザ光を集光する集光レンズ
と、開口端面を皮膚に接触して前記集光レンズと皮膚面
との間の距離を一定の隔離間隔で離間するアジャスタ
と、前記アジャスタを前後に移動して前記隔離間隔を調
節する調節手段と、を備え、前記隔離間隔を最大に調節
して前記アジャスタの開口端面を皮膚に接触させたと
き、前記集光レンズから皮下に分布する痛点までの距離
より、前記焦点距離の方が常に長くなるように前記アジ
ャスタの隔離間隔を設定してなるレーザ光照射プローブ
である。請求項2の発明は、前記隔離間隔を痛点の深さ
が異なる部位に応じて設定してなる請求項1記載のレー
ザ光照射プローブである。請求項3の発明は、前記痛点
の深さを0.25mm以上に設定してなる請求項1記載
のレーザ光照射プローブである。請求項4の発明は、前
記アジャスタが透明な材質により形成されていることを
特徴とする請求項1記載のレーザ光照射プローブであ
る。請求項5の発明は、前記集光レンズが球レンズであ
ることを特徴とする請求項1記載のレーザ光照射プロー
ブである。請求項6の発明は、前記半導体レーザダイオ
ードのピーク波長が600〜1600nmとする請求項
1記載のレーザ光照射プローブである。請求項7の発明
は、前記半導体レーザダイオードの光出力が5mW〜3
Wとする請求項1記載のレーザ光照射プローブである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0008】図1と図2に、本発明を実施したレーザ光
照射プローブの正面図と一部を切り欠いた側面図を示
す。レーザ光照射プローブ1は、レーザ光の照射時間を
タイマによって制御する制御回路と電源(図示しない)
を内臓し、ケース11の正面にヘッド部12を突設して
その下方に押しスイッチ13とタイマ表示LED14を
配置する。
【0009】押しスイッチ13は、1つのスイッチを操
作して電源のオン・オフと照射時間の設定を行う。すな
わち、始めに押しスイッチ13を押すと、電源がオンと
なり、照射時間1秒が設定される。このときタイマ表示
LED14が緑色点灯する。次に押しスイッチ13を押
すと、照射時間2秒が設定され、タイマ表示LED14
が緑色点滅する。さらに押しスイッチ13を押していく
と、照射時間3〜6秒が順次設定され、タイマ表示LE
D14が設定秒数に応じて橙色点灯、橙色点滅、赤色点
灯、赤色点滅に切換わる。最後に押しスイッチ13を押
すと、電源がオフとなる。照射時間の設定は、皮膚に一
過性のダメージを与えないために、このようにタイマに
ごく短い1〜6秒のカウント値を設定する。
【0010】ヘッド部12は、先端を開口して球レンズ
15を挿嵌し、その後方にヘッド部12の先端に内接す
るヒートシンク16を設置する。ヒートシンク16は、
軸心にレーザ孔aを穿ってレーザダイオード17を挿嵌
する。また、球レンズ15の外周にスクリューねじbを
形成してアジャスタ18を着脱自在に取り付ける。
【0011】球レンズ15は、焦点距離が通常のレンズ
より短いので、焦点深度もわずかで狭い範囲に光パワー
を絞り込むことができる。
【0012】アジャスタ18は、図3に示すように、透
明アクリルで形成し、レーザ光の照射面が外側から直視
できるようにする。また、先端の開口の一部を切り欠い
て通風用の切り込みcを設ける。
【0013】アジャスタ18は、スペーサとしての役割
を果たし、図4に示すように、球レンズ15と皮膚Aに
接するアジャスタ18の先端部との距離を一定に保つ。
アジャスタ18は、スクリューねじbを廻すことにより
出没自在で、アジャスタ18を最大に突出させたとき
に、球レンズ15で集光したレーザ光のビームウエスト
Bが常に皮膚A下に分布する痛点を過ぎた位置にくるよ
うにアジャスタ18の軸方向の長さを設定する。
【0014】痛点の深さは部位によって異なるので、ス
クリューねじbに部位別の目盛りを刻設し、この目盛り
に合わせてスクリューねじbを廻すことによって全ての
部位において球レンズ15で集光したレーザ光のビーム
ウエストBが常に痛点を過ぎた位置にくるようにする。
【0015】レーザダイオード17は、GaAs(ガリ
ウムアルセナイド)などの化合物半導体を用いたPN接
合ダイオードに直接電流を流して励起し、ピーク波長6
00〜1600nm、光出力5mW〜3Wのレーザ光を
出力し、皮膚に十分な光熱反応を起こす。また、熱反応
のほかに、光電気反応、光磁気反応、光力学反応、光化
学反応、光免疫反応、光酵素反応などを起こし、光生物
学的活性化により生体組織の新陳代謝を促して皮膚血行
を高め、適正なパワー密度で生体組織を損傷する作用は
なく、皮膚に障害を起こす危険性はない。
【0016】レーザダイオード17の光出力が不足する
場合は、複数のレーザダイオード17を同一円周上に配
列して光軸を内側に傾け、複数のレーザ光のビームウエ
ストBを皮膚A下に分布する痛点を過ぎた一点に集中さ
せてもよい。
【0017】ヒートシンク16は、レーザダイオード1
7の動作時の発熱を熱伝導によって拡散させて性能の低
下を抑える。このため、熱伝導効率のよいアルミあるい
はその合金で鋳造し、ダミーの通孔をいくつか設けて放
熱効率を高める。
【0018】本発明のレーザ光照射プローブは以上のよ
うな構成で、トリートメントを行うときは、まず、アジ
ャスタ18のスクリューねじbを廻してアジャスタ18
の出没度を所望の部位の目盛りに合わせる。次に、押し
スイッチ13を押して電源をオンにする。これにより、
レーザダイオード17が既定の1秒間点灯し、その後1
秒間休止する。そして、以降はこの照射と休止を繰り返
す。照射時間を変更する場合は、押しスイッチ13を押
しながら1〜6秒の範囲で所望の照射時間を設定する。
レーザダイオード17が点灯したら、アジャスタ18の
先端部を皮膚面に押し当て、位置を移動させながらトリ
ートメントを行う。ビームウエストの位置が適正でない
場合は、スクリューねじbを廻してアジャスタ18の出
没度を調節する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ光
照射プローブは、隔離間隔を最大に調節してアジャスタ
を皮膚に接触させたとき、集光レンズから皮下に分布す
る痛点までの距離より、集光レンズの焦点距離の方が常
に長くなるようにアジャスタの隔離間隔を設定する。従
って、本発明によれば、レーザ光のビームウエストが常
に痛点を過ぎた位置にくるので、あまり痛みを感じなく
なり、このため、パワー密度の大きなレーザ光を長時間
照射できるようになり、皮膚に十分な光熱反応を起こす
ことが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレーザ光照射プローブの正面
図である。
【図2】図1の一部を切り欠いた側面図である。
【図3】本発明を実施したレーザ光照射プローブのアジ
ャスタの斜視図である。
【図4】レーザ光を皮膚面に照射したときの模式図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ光照射プローブ 11 ケース 12 ヘッド部 13 押しスイッチ 14 タイマ表示LED 15 球レンズ 16 ヒートシンク 17 レーザダイオード 18 アジャスタ a レーザ孔 b スクリューねじ c 切り込み

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブの前方に、 レーザ光を照射する半導体レーザダイオードと、 所定の焦点距離でレーザ光を集光する集光レンズと、 開口端面を皮膚に接触して前記集光レンズと皮膚面との
    間の距離を一定の隔離間隔で離間するアジャスタと、 前記アジャスタを前後に移動して前記隔離間隔を調節す
    る調節手段と、を備え、 前記隔離間隔を最大に調節して前記アジャスタの開口端
    面を皮膚に接触させたとき、前記集光レンズから皮下に
    分布する痛点までの距離より、前記焦点距離の方が常に
    長くなるように前記アジャスタの隔離間隔を設定してな
    るレーザ光照射プローブ。
  2. 【請求項2】 前記隔離間隔を痛点の深さが異なる部位
    に応じて設定してなる請求項1記載のレーザ光照射プロ
    ーブ。
  3. 【請求項3】 前記痛点の深さを0.25mm以上に設
    定してなる請求項1記載のレーザ光照射プローブ。
  4. 【請求項4】 前記アジャスタが透明な材質により形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ光照
    射プローブ。
  5. 【請求項5】 前記集光レンズが球レンズであることを
    特徴とする請求項1記載のレーザ光照射プローブ。
  6. 【請求項6】 前記半導体レーザダイオードのピーク波
    長が600〜1600nmとする請求項1記載のレーザ
    光照射プローブ。
  7. 【請求項7】 前記半導体レーザダイオードの光出力が
    5mW〜3Wとする請求項1記載のレーザ光照射プロー
    ブ。
JP11131890A 1999-05-12 1999-05-12 レーザ光照射プローブ Pending JP2000316998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11131890A JP2000316998A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 レーザ光照射プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11131890A JP2000316998A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 レーザ光照射プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000316998A true JP2000316998A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15068552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11131890A Pending JP2000316998A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 レーザ光照射プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000316998A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336364A (ja) * 2001-05-14 2002-11-26 Keiyu Kobayashi 遠赤外線照射装置
JP2010125224A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 発毛調整光照射装置
JP2014516751A (ja) * 2011-06-22 2014-07-17 ラディアンシー インク. 脱毛および発毛抑制器具
JP2019506998A (ja) * 2016-02-18 2019-03-14 ファテミ, アフシンFATEMI, Afschin 皮膚を照射する装置
US10441357B2 (en) 2012-05-22 2019-10-15 Koninklijke Philips N.V. Device for cutting hair
WO2023085459A1 (ko) * 2021-11-11 2023-05-19 스페클립스 주식회사 펄스 레이저 조사 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002336364A (ja) * 2001-05-14 2002-11-26 Keiyu Kobayashi 遠赤外線照射装置
JP2010125224A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 発毛調整光照射装置
JP2014516751A (ja) * 2011-06-22 2014-07-17 ラディアンシー インク. 脱毛および発毛抑制器具
US10441357B2 (en) 2012-05-22 2019-10-15 Koninklijke Philips N.V. Device for cutting hair
JP2019506998A (ja) * 2016-02-18 2019-03-14 ファテミ, アフシンFATEMI, Afschin 皮膚を照射する装置
JP7050697B2 (ja) 2016-02-18 2022-04-08 ファテミ,アフシン 皮膚を照射する装置
US11406450B2 (en) 2016-02-18 2022-08-09 Afschin Fatemi Device for irradiating the skin
WO2023085459A1 (ko) * 2021-11-11 2023-05-19 스페클립스 주식회사 펄스 레이저 조사 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004159666A (ja) レーザ脱毛器
JP3188426B2 (ja) レーザ光照射プローブ
WO2001041872A1 (fr) Dispositif d'irradiation par faisceau laser
US7329252B1 (en) Apparatus for laser depilation
JP2001238968A (ja) レーザ光照射プローブ
JPWO2005092438A1 (ja) トリートメント装置
JP3340090B2 (ja) レーザ脱毛プローブ
KR100778257B1 (ko) 레이저광 조사장치
JP2000316998A (ja) レーザ光照射プローブ
JP2001252363A (ja) レーザ光照射プローブ
JP2006116088A (ja) レーザトリートメント装置
JP2000316999A (ja) レーザ光照射プローブ
JP3542519B2 (ja) レーザ光照射プローブ
JP2002177405A (ja) レーザ光照射プローブ
JP2000342702A (ja) レーザ光照射プローブ
JP2000202044A (ja) レ―ザ育毛装置
JP2002306230A (ja) レーザー処理装置
JP2000217938A (ja) 美容レーザ装置におけるレーザ光照射プローブ
JP3340092B2 (ja) レーザ脱毛プローブ
JP2001000560A (ja) レーザ光照射プローブ
JP3807906B2 (ja) レーザ光照射プローブ
JP2002010825A (ja) レーザ脱毛装置
JP2000210387A (ja) 美容レ―ザ装置におけるレ―ザ光照射プロ―ブ
JP3658538B2 (ja) レーザ光照射プローブ
JP3400444B2 (ja) レーザ脱毛プローブ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040720