JP2000354584A - 内視鏡用撮像装置 - Google Patents
内視鏡用撮像装置Info
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- JP2000354584A JP2000354584A JP11167299A JP16729999A JP2000354584A JP 2000354584 A JP2000354584 A JP 2000354584A JP 11167299 A JP11167299 A JP 11167299A JP 16729999 A JP16729999 A JP 16729999A JP 2000354584 A JP2000354584 A JP 2000354584A
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- JP
- Japan
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- housing
- endoscope
- image pickup
- imaging
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- Studio Devices (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮像素子をハウジングの突き当て面に押圧固
定する構成を簡易化すると共に、保護部材(補強板)を
前記ハウジングに固定する構成を簡易化して、組立て時
間の短縮を図り、かつ撮像素子の偏心調整を良好に行え
る内視鏡用撮像装置を実現する。 【解決手段】 偏心調整可能なCCD31を実装したフ
レキ基板47に対して、押えリング48を嵌め込み、ゴ
ムリング51を介してスナップフィット52を補強板4
9に取り付け、この状態でハウジング42に押し込むこ
とで、スナップフィット52の突出部53先端の係止爪
54と前記ハウジング42の係止孔55とが噛み合い、
前記補強板49を前記ハウジング42に係止することが
できて、前記補強板49、押えリング48、台座43を
介して前記CCD31をハウジング42の突き当て面4
2aに確実に当接させることができる。
定する構成を簡易化すると共に、保護部材(補強板)を
前記ハウジングに固定する構成を簡易化して、組立て時
間の短縮を図り、かつ撮像素子の偏心調整を良好に行え
る内視鏡用撮像装置を実現する。 【解決手段】 偏心調整可能なCCD31を実装したフ
レキ基板47に対して、押えリング48を嵌め込み、ゴ
ムリング51を介してスナップフィット52を補強板4
9に取り付け、この状態でハウジング42に押し込むこ
とで、スナップフィット52の突出部53先端の係止爪
54と前記ハウジング42の係止孔55とが噛み合い、
前記補強板49を前記ハウジング42に係止することが
できて、前記補強板49、押えリング48、台座43を
介して前記CCD31をハウジング42の突き当て面4
2aに確実に当接させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵した撮像素子
で内視鏡の光学像を撮像する内視鏡用撮像装置に関す
る。
で内視鏡の光学像を撮像する内視鏡用撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光学像をリレーレンズなどで光学
的に手元側まで伝送する光学式の内視鏡を使用する場
合、この内視鏡で得た光学像をモニタに表示したり画像
記録装置に蓄積するなどのために、この光学像を撮像し
て電気信号に変換する内視鏡用撮像装置が広く用いられ
る。
的に手元側まで伝送する光学式の内視鏡を使用する場
合、この内視鏡で得た光学像をモニタに表示したり画像
記録装置に蓄積するなどのために、この光学像を撮像し
て電気信号に変換する内視鏡用撮像装置が広く用いられ
る。
【0003】このような内視鏡用撮像装置は、内視鏡接
眼部からの光学像を結像するための結像レンズと、この
結像レンズで結像した光学像を撮像するためのCCD等
の撮像素子とを備えており、光学像を良好に撮像するた
めに結像レンズと撮像素子との位置合わせには、撮像素
子と結像レンズとの光軸方向の距離の位置合わせ(焦点
調整)、撮像素子と結像レンズとの偏心方向の位置合わ
せ(偏心調整)等が必要である。例えば図12に示すよ
うに内視鏡用撮像装置100は、内視鏡110の接眼部
110aから伝送される光学像を撮像素子111の撮像
面上112に結像させる結像レンズユニット113を本
体枠114に固定し、この結像レンズユニット113に
対して、前記撮像素子111が内蔵された撮像ユニット
115を光軸方向に相対的に移動させることで、焦点調
整を行っている。この焦点調整は、例えば撮像素子11
1を収納しているハウジング116に螺合したビス11
7を前記本体枠114に形成された貫通孔118を介し
て光軸方向に相対的に移動させて行っている。また、偏
心調整は、例えば調整ネジ119によって、前記ハウジ
ング116に対して撮像素子111の半径方向への固定
位置を調整することで行うようにしている。尚、図12
では移動する部分を上下の断面でずらして描いてある。
眼部からの光学像を結像するための結像レンズと、この
結像レンズで結像した光学像を撮像するためのCCD等
の撮像素子とを備えており、光学像を良好に撮像するた
めに結像レンズと撮像素子との位置合わせには、撮像素
子と結像レンズとの光軸方向の距離の位置合わせ(焦点
調整)、撮像素子と結像レンズとの偏心方向の位置合わ
せ(偏心調整)等が必要である。例えば図12に示すよ
うに内視鏡用撮像装置100は、内視鏡110の接眼部
110aから伝送される光学像を撮像素子111の撮像
面上112に結像させる結像レンズユニット113を本
体枠114に固定し、この結像レンズユニット113に
対して、前記撮像素子111が内蔵された撮像ユニット
115を光軸方向に相対的に移動させることで、焦点調
整を行っている。この焦点調整は、例えば撮像素子11
1を収納しているハウジング116に螺合したビス11
7を前記本体枠114に形成された貫通孔118を介し
て光軸方向に相対的に移動させて行っている。また、偏
心調整は、例えば調整ネジ119によって、前記ハウジ
ング116に対して撮像素子111の半径方向への固定
位置を調整することで行うようにしている。尚、図12
では移動する部分を上下の断面でずらして描いてある。
【0004】前記撮像ユニット115は、例えば図13
に示すように前記本体枠114内を光軸方向に摺動可能
に設置されている。前記撮像素子111は、台座121
を挟み込むようにフレキシブル基板(以下、フレキ基
板)123にアセンブリ(実装)され、前記ハウジング
116の開口部後方から収納して、フランジ状のリング
124を前記ハウジング116に対してビス125を螺
合することにより、前記撮像素子111の前面部を前記
ハウジング116の突き当て面126に押圧固定してい
る。
に示すように前記本体枠114内を光軸方向に摺動可能
に設置されている。前記撮像素子111は、台座121
を挟み込むようにフレキシブル基板(以下、フレキ基
板)123にアセンブリ(実装)され、前記ハウジング
116の開口部後方から収納して、フランジ状のリング
124を前記ハウジング116に対してビス125を螺
合することにより、前記撮像素子111の前面部を前記
ハウジング116の突き当て面126に押圧固定してい
る。
【0005】前記撮像素子111は、前記突き当て面1
26に対して、隙間を形成することなく確実に押圧固定
されるので、前記撮像素子111の撮像面112へのゴ
ミの進入を防止している。更に前記ハウジング116の
外周より螺合された複数本の前記調整ネジ119を締め
付けたり、緩めたりすることで前記撮像素子111の偏
心調整を行い、画像ズレの少ないように撮像ユニット1
15を構成している。
26に対して、隙間を形成することなく確実に押圧固定
されるので、前記撮像素子111の撮像面112へのゴ
ミの進入を防止している。更に前記ハウジング116の
外周より螺合された複数本の前記調整ネジ119を締め
付けたり、緩めたりすることで前記撮像素子111の偏
心調整を行い、画像ズレの少ないように撮像ユニット1
15を構成している。
【0006】一方、前記撮像素子111から後方に延出
する前記フレキ基板123は、撮像素子駆動回路を形成
する電子部品127を実装した中央部128と、更にそ
の後方に補強板129を接着したA面部131及び信号
ラインのみで形成されて折りたたんだ状態で収容される
終端部132とから構成され、略円筒形状の第1押えリ
ング133と第2押えリング134との間に前記補強板
129を挟み込み、コイルバネ135にて前方に付勢し
固定している。
する前記フレキ基板123は、撮像素子駆動回路を形成
する電子部品127を実装した中央部128と、更にそ
の後方に補強板129を接着したA面部131及び信号
ラインのみで形成されて折りたたんだ状態で収容される
終端部132とから構成され、略円筒形状の第1押えリ
ング133と第2押えリング134との間に前記補強板
129を挟み込み、コイルバネ135にて前方に付勢し
固定している。
【0007】一般に、撮像ユニット115を光軸に移動
させることで焦点調整を行う場合には、上記構成のよう
に相対的な移動部分にかかる負荷を前記フレキ基板12
3の終端部132の伸縮にて吸収し、前記撮像素子11
1から前記補強板129に至るまでのフレキ基板123
の中央部128を固定して、前記撮像素子111や電子
部品127の実装部(半田部)に負荷がかかるのを防止
している。
させることで焦点調整を行う場合には、上記構成のよう
に相対的な移動部分にかかる負荷を前記フレキ基板12
3の終端部132の伸縮にて吸収し、前記撮像素子11
1から前記補強板129に至るまでのフレキ基板123
の中央部128を固定して、前記撮像素子111や電子
部品127の実装部(半田部)に負荷がかかるのを防止
している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、前記撮像素子111前面部のハウジング116
への当て付けは、前記ビス125を絞め込むことで行わ
れるので、その押圧力量はビス125の絞め付けトルク
によって決定されてしまい、組立てが煩雑である上に、
その押圧力量にばらつきがあって、前記調整ネジ119
による撮像素子111の偏心調整を良好に行うことが困
難であった。また、前記フレキ基板123の固定エリア
である中央部128と可動エリアである終端部132と
の境界を形成する保護部材としての補強板129の固定
構造が複雑で組立が困難であった。
成では、前記撮像素子111前面部のハウジング116
への当て付けは、前記ビス125を絞め込むことで行わ
れるので、その押圧力量はビス125の絞め付けトルク
によって決定されてしまい、組立てが煩雑である上に、
その押圧力量にばらつきがあって、前記調整ネジ119
による撮像素子111の偏心調整を良好に行うことが困
難であった。また、前記フレキ基板123の固定エリア
である中央部128と可動エリアである終端部132と
の境界を形成する保護部材としての補強板129の固定
構造が複雑で組立が困難であった。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、撮像素子をハウジングの突き当て面に押圧
固定する構成を簡易化すると共に、保護部材(補強板)
を前記ハウジングに固定する構成を簡易化して、組立て
時間の短縮を図り、かつ撮像素子の偏心調整を良好に行
える内視鏡用撮像装置を提供することを目的とする。
ものであり、撮像素子をハウジングの突き当て面に押圧
固定する構成を簡易化すると共に、保護部材(補強板)
を前記ハウジングに固定する構成を簡易化して、組立て
時間の短縮を図り、かつ撮像素子の偏心調整を良好に行
える内視鏡用撮像装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の内視鏡用撮像装置は、撮像素子を実装し、この
撮像素子の光軸方向への移動に伴い変形する可動エリア
と、変形しない固定エリアとを有するフレキシブル基板
と、前記固定エリアと前記可動エリアとの境界を形成す
ると共に、係止部を有する保持部材と、前記撮像素子を
収納し、前記保持部材の係止部に対応する係止部を有し
てこの保持部材を係止可能なハウジングと、前記撮像素
子を前記ハウジングの突き当て面に付勢する付勢手段
と、前記ハウジングに収納された前記撮像素子の半径方
向への固定位置を前記ハウジングに対して調整する位置
調整手段と、を具備したことを特徴としている。この構
成により、撮像素子をハウジングの突き当て面に押圧固
定する構成を簡易化すると共に、保護部材(補強板)を
前記ハウジングに固定する構成を簡易化して、組立て時
間の短縮を図り、かつ撮像素子の偏心調整を良好に行え
る内視鏡用撮像装置を実現する。
本発明の内視鏡用撮像装置は、撮像素子を実装し、この
撮像素子の光軸方向への移動に伴い変形する可動エリア
と、変形しない固定エリアとを有するフレキシブル基板
と、前記固定エリアと前記可動エリアとの境界を形成す
ると共に、係止部を有する保持部材と、前記撮像素子を
収納し、前記保持部材の係止部に対応する係止部を有し
てこの保持部材を係止可能なハウジングと、前記撮像素
子を前記ハウジングの突き当て面に付勢する付勢手段
と、前記ハウジングに収納された前記撮像素子の半径方
向への固定位置を前記ハウジングに対して調整する位置
調整手段と、を具備したことを特徴としている。この構
成により、撮像素子をハウジングの突き当て面に押圧固
定する構成を簡易化すると共に、保護部材(補強板)を
前記ハウジングに固定する構成を簡易化して、組立て時
間の短縮を図り、かつ撮像素子の偏心調整を良好に行え
る内視鏡用撮像装置を実現する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図9は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡用
撮像装置を備えた内視鏡装置の全体構成を説明する外観
図、図2は第1の実施の形態の内視鏡用撮像装置を説明
する断面図、図3は図2の撮像ユニットを説明する断面
図、図4は図3のB−B断面図、図5は図3のA−A断
面図、図6は図3の撮像ユニットの主要構成部品の透視
分解斜視図、図7は第1の実施の形態の撮像ユニットの
変形例を示す斜視図、図8及び図9は第1の実施の形態
の撮像ユニットにおける係止部の変形例を示す説明図で
あり、図8は補強板と、係止爪を有するスナップフィッ
トとを1部品化した撮像ユニットの変形例を示す断面
図、図9は係止爪をハウジングに設けた撮像ユニットの
変形例を示す断面図である。尚、図2では移動する部分
を上下の断面でずらして描いてある。
1の実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図9は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡用
撮像装置を備えた内視鏡装置の全体構成を説明する外観
図、図2は第1の実施の形態の内視鏡用撮像装置を説明
する断面図、図3は図2の撮像ユニットを説明する断面
図、図4は図3のB−B断面図、図5は図3のA−A断
面図、図6は図3の撮像ユニットの主要構成部品の透視
分解斜視図、図7は第1の実施の形態の撮像ユニットの
変形例を示す斜視図、図8及び図9は第1の実施の形態
の撮像ユニットにおける係止部の変形例を示す説明図で
あり、図8は補強板と、係止爪を有するスナップフィッ
トとを1部品化した撮像ユニットの変形例を示す断面
図、図9は係止爪をハウジングに設けた撮像ユニットの
変形例を示す断面図である。尚、図2では移動する部分
を上下の断面でずらして描いてある。
【0012】図1に示すように第1の実施の形態の内視
鏡装置1は、例えば細長で硬性な挿入部11を有する硬
性内視鏡(以下、単に内視鏡)2と、この内視鏡2に着
脱自在に装着される内視鏡用撮像装置としてのテレビカ
メラ3と、前記内視鏡2に照明光を供給する光源装置4
と、前記テレビカメラ3に対する信号処理を行うカメラ
コントロールユニット(CCUと略記する。)5と、こ
のCCU5から出力される映像信号を表示するモニタ6
とから構成される。
鏡装置1は、例えば細長で硬性な挿入部11を有する硬
性内視鏡(以下、単に内視鏡)2と、この内視鏡2に着
脱自在に装着される内視鏡用撮像装置としてのテレビカ
メラ3と、前記内視鏡2に照明光を供給する光源装置4
と、前記テレビカメラ3に対する信号処理を行うカメラ
コントロールユニット(CCUと略記する。)5と、こ
のCCU5から出力される映像信号を表示するモニタ6
とから構成される。
【0013】前記内視鏡2は、細長で硬性な挿入部11
と、この挿入部11の後端に連設された太径の把持部1
2と、この把持部12の後端に形成された接眼部13
と、前記把持部12の側部に設けた口金とを有し、この
口金にはライトガイドケーブル15が接続され、このラ
イトガイドケーブル15の末端に設けたコネクタ16を
光源装置4に着脱自在で接続することができる。前記ラ
イトガイドケーブル15のコネクタ16を光源装置4に
接続することによって、光源装置4内の図示しないラン
プによる白色光がライトガイドの端面に照射され、この
ライトガイドにより伝送された照明光は、内視鏡2内の
ライトガイドに供給され、挿入部11の先端部の照明窓
から前方に出射され、被写体を照明する。前記照明窓か
ら出射された照明光により、照明された被写体の光学像
は先端部に設けられた図示しない対物レンズによって結
像され、結像された像はリレー光学系により接眼部13
側に伝送され、接眼レンズを介して拡大観察できるよう
になっている。
と、この挿入部11の後端に連設された太径の把持部1
2と、この把持部12の後端に形成された接眼部13
と、前記把持部12の側部に設けた口金とを有し、この
口金にはライトガイドケーブル15が接続され、このラ
イトガイドケーブル15の末端に設けたコネクタ16を
光源装置4に着脱自在で接続することができる。前記ラ
イトガイドケーブル15のコネクタ16を光源装置4に
接続することによって、光源装置4内の図示しないラン
プによる白色光がライトガイドの端面に照射され、この
ライトガイドにより伝送された照明光は、内視鏡2内の
ライトガイドに供給され、挿入部11の先端部の照明窓
から前方に出射され、被写体を照明する。前記照明窓か
ら出射された照明光により、照明された被写体の光学像
は先端部に設けられた図示しない対物レンズによって結
像され、結像された像はリレー光学系により接眼部13
側に伝送され、接眼レンズを介して拡大観察できるよう
になっている。
【0014】前記接眼部13には、前記テレビカメラ3
が着脱自在で装着される。このテレビカメラ3は、撮像
素子として後述の固体撮像素子(以下、CCDと略記)
を内蔵し、このCCDはテレビカメラ3から延出された
信号ケーブル9(内の信号線)によりCCU5に着脱自
在のコネクタ10を介してCCU5に接続されている。
前記信号ケーブル9は、CCU5内の図示しないCCD
ドライバからのCCDドライブ信号を伝送しCCD31
に印加することにより、このCCD31で光電変換され
た信号が読み出され、この信号はCCU5内部の図示し
ない映像信号生成回路により映像信号が生成され、モニ
タ6の表示面に画像を表示する。
が着脱自在で装着される。このテレビカメラ3は、撮像
素子として後述の固体撮像素子(以下、CCDと略記)
を内蔵し、このCCDはテレビカメラ3から延出された
信号ケーブル9(内の信号線)によりCCU5に着脱自
在のコネクタ10を介してCCU5に接続されている。
前記信号ケーブル9は、CCU5内の図示しないCCD
ドライバからのCCDドライブ信号を伝送しCCD31
に印加することにより、このCCD31で光電変換され
た信号が読み出され、この信号はCCU5内部の図示し
ない映像信号生成回路により映像信号が生成され、モニ
タ6の表示面に画像を表示する。
【0015】図2に示すように本発明の内視鏡用撮像装
置としてのテレビカメラ3は、内部が水密構造にされた
カメラヘッド部3aと、このカメラヘッド部3aの後端
に水密性を有する外装、信号線により構成されるケーブ
ル部9bとから構成される。前記カメラヘッド部3a
は、前記内視鏡2の接眼部13に着脱自在に装着される
接続部21を有して、第1の外装部材22に接続されて
いる。この第1の外装部材22は、第2の外装部材23
を介し、前記信号ケーブル9に接続されている。前記第
1の外装部材22と第2の外装部材23とは、連結部材
24を介して連結され、環状弾性部材25を圧接して設
けることで水密に構成してテレビカメラ3内の水密を確
保している。
置としてのテレビカメラ3は、内部が水密構造にされた
カメラヘッド部3aと、このカメラヘッド部3aの後端
に水密性を有する外装、信号線により構成されるケーブ
ル部9bとから構成される。前記カメラヘッド部3a
は、前記内視鏡2の接眼部13に着脱自在に装着される
接続部21を有して、第1の外装部材22に接続されて
いる。この第1の外装部材22は、第2の外装部材23
を介し、前記信号ケーブル9に接続されている。前記第
1の外装部材22と第2の外装部材23とは、連結部材
24を介して連結され、環状弾性部材25を圧接して設
けることで水密に構成してテレビカメラ3内の水密を確
保している。
【0016】前記第1の外装部材22の内側には、前記
内視鏡2からの光学像を結像する結像レンズユニット3
0がCCD31の光軸に沿って前記接続部21より配設
されていて、本体枠32にビス等で固定されている。前
記結像レンズユニット30の後方側には、この結像レン
ズユニット30からの光学像を撮像するCCD31を内
蔵する撮像ユニット33が本体枠32内周面を光軸方向
に摺動可能に固定されている。前記本体枠32の後端側
には、前記撮像ユニット33の後部側を覆うように枠体
35が接合されている。この枠体35の後端側には、中
央部にコネクタ36を設けたガラス体37を配設してい
るシールド枠38が接合されている。このシールド枠3
8後端側の内側には、前記ガラス体37の接点ピン37
aに接続している信号ライン39aを接続した総合シー
ルド39がビス等で固定されている。
内視鏡2からの光学像を結像する結像レンズユニット3
0がCCD31の光軸に沿って前記接続部21より配設
されていて、本体枠32にビス等で固定されている。前
記結像レンズユニット30の後方側には、この結像レン
ズユニット30からの光学像を撮像するCCD31を内
蔵する撮像ユニット33が本体枠32内周面を光軸方向
に摺動可能に固定されている。前記本体枠32の後端側
には、前記撮像ユニット33の後部側を覆うように枠体
35が接合されている。この枠体35の後端側には、中
央部にコネクタ36を設けたガラス体37を配設してい
るシールド枠38が接合されている。このシールド枠3
8後端側の内側には、前記ガラス体37の接点ピン37
aに接続している信号ライン39aを接続した総合シー
ルド39がビス等で固定されている。
【0017】次に図3を用いて本実施の形態による撮像
ユニット33を説明する。前記撮像ユニット33は、前
記本体枠32内周面を光軸方向に摺動可能に固定され
て、各種の光学フィルタを有するフィルタユニット41
及び突き当て面42aにCCD31を押圧固定して内蔵
するハウジング42と、このハウジング42の開口部後
方から収納されて、台座43を挟み込むよう前記CCD
31をアセンブリ(実装)すると共に、撮像素子駆動回
路を形成する電子部品44が実装された固定エリアであ
る中央部45と信号ラインのみで形成され折りたたんだ
状態で収容される可動エリアである終端部46とを有す
るフレキ基板47と、前記ハウジング42に内嵌可能
で、前記フレキ基板47を内挿する略円筒形状の付勢リ
ングとしての押えリング48と、前記ハウジング42の
後端部に固定され、前記フレキ基板47の中央部45と
前記終端部46との境界を形成する保持部材としての補
強板49と、から主に構成される。
ユニット33を説明する。前記撮像ユニット33は、前
記本体枠32内周面を光軸方向に摺動可能に固定され
て、各種の光学フィルタを有するフィルタユニット41
及び突き当て面42aにCCD31を押圧固定して内蔵
するハウジング42と、このハウジング42の開口部後
方から収納されて、台座43を挟み込むよう前記CCD
31をアセンブリ(実装)すると共に、撮像素子駆動回
路を形成する電子部品44が実装された固定エリアであ
る中央部45と信号ラインのみで形成され折りたたんだ
状態で収容される可動エリアである終端部46とを有す
るフレキ基板47と、前記ハウジング42に内嵌可能
で、前記フレキ基板47を内挿する略円筒形状の付勢リ
ングとしての押えリング48と、前記ハウジング42の
後端部に固定され、前記フレキ基板47の中央部45と
前記終端部46との境界を形成する保持部材としての補
強板49と、から主に構成される。
【0018】本実施の形態では、前記CCD31を前記
ハウジング42の突き当て面42aに押圧固定する構成
を簡易化すると共に、保護部材としての補強板49を前
記ハウジング42に固定する構成を簡易化するように構
成している。
ハウジング42の突き当て面42aに押圧固定する構成
を簡易化すると共に、保護部材としての補強板49を前
記ハウジング42に固定する構成を簡易化するように構
成している。
【0019】前記押えリング48は、図4に示すように
前記フレキ基板47の中央部45をコの字状に折りたた
まれた状態でその周辺を取り囲むように前記ハウジング
42内周に嵌合している。この押えリング48の前端面
部は、前記台座43の後端面と当接し、後端面は前記補
強板49が当接されるようになっている。この補強板4
9には、前記フレキ基板47のA面部50が接着されて
おり、その後方には弾性を有する弾性変形可能な弾性部
材としてのゴムリング51が当接されている。このゴム
リング51の後方には、前記補強板49を前記ハウジン
グ42に係止するための後述の係止部を有する係止リン
グとしてのスナップフィット52が前記ゴムリング51
と当接する形で設置されるようになっている。このスナ
ップフィット52には、係止部としてそれぞれ半径方向
に弾性変形可能な例えば3箇所の突出部53が形成され
ており、その先端にはそれぞれ係止爪54が形成されて
いる。
前記フレキ基板47の中央部45をコの字状に折りたた
まれた状態でその周辺を取り囲むように前記ハウジング
42内周に嵌合している。この押えリング48の前端面
部は、前記台座43の後端面と当接し、後端面は前記補
強板49が当接されるようになっている。この補強板4
9には、前記フレキ基板47のA面部50が接着されて
おり、その後方には弾性を有する弾性変形可能な弾性部
材としてのゴムリング51が当接されている。このゴム
リング51の後方には、前記補強板49を前記ハウジン
グ42に係止するための後述の係止部を有する係止リン
グとしてのスナップフィット52が前記ゴムリング51
と当接する形で設置されるようになっている。このスナ
ップフィット52には、係止部としてそれぞれ半径方向
に弾性変形可能な例えば3箇所の突出部53が形成され
ており、その先端にはそれぞれ係止爪54が形成されて
いる。
【0020】前記ハウジング42内周面には、前記係止
爪54に対応した係止部としての係止孔55が形成され
ている。尚、これら係止部は、先端に係止爪54を形成
した前記突出部53を前記ハウジング42に設けると共
に、その係止爪54に対応した係止孔55を前記スナッ
プフィット52に形成しても良い。
爪54に対応した係止部としての係止孔55が形成され
ている。尚、これら係止部は、先端に係止爪54を形成
した前記突出部53を前記ハウジング42に設けると共
に、その係止爪54に対応した係止孔55を前記スナッ
プフィット52に形成しても良い。
【0021】前記補強板49後方には、前記フレキ基板
47の信号ラインのみを有する前記終端部46が波状に
折り曲げられた状態で図示しないフレキコネクタに電気
的に接続されて固定されている。また、図5に示すよう
に前記ハウジング42には、偏心調整として例えばCC
D31の外周4点に前記ハウジング42に対して撮像素
子31の半径方向への固定位置を調整する位置調整手段
としての調整ネジ56が設置されていて、これら調整ネ
ジ56を締め付けたり、緩めたりすることで前記CCD
31の偏心調整を行うようになっている。
47の信号ラインのみを有する前記終端部46が波状に
折り曲げられた状態で図示しないフレキコネクタに電気
的に接続されて固定されている。また、図5に示すよう
に前記ハウジング42には、偏心調整として例えばCC
D31の外周4点に前記ハウジング42に対して撮像素
子31の半径方向への固定位置を調整する位置調整手段
としての調整ネジ56が設置されていて、これら調整ネ
ジ56を締め付けたり、緩めたりすることで前記CCD
31の偏心調整を行うようになっている。
【0022】このように構成される撮像ユニット33の
組立ては、図6に示すようにCCD31及び補強板49
をそれぞれ実装、接合されたフレキ基板47に対して、
押えリング48を半径方向から嵌め込み、ゴムリング5
1を介してスナップフィット52を補強板49に取り付
ける。そして、この状態のユニットをまとめてハウジン
グ42に押し込む。このことにより、スナップフィット
52の係止爪54とハウジング42の係止孔55とが噛
み合い、係止される。このとき、スナップフィット52
と補強板49との両面に密接したゴムリング51は、弾
性変形しているために、この弾性力はスナップフィット
52を後方に付勢することで、スナップフィット52の
ガタツキを抑えると共に、補強板49、押えリング4
8、台座43を介してCCD31を前方に付勢している
ので、CCD31をハウジング42の突き当て面42a
に確実に当接させることができる。
組立ては、図6に示すようにCCD31及び補強板49
をそれぞれ実装、接合されたフレキ基板47に対して、
押えリング48を半径方向から嵌め込み、ゴムリング5
1を介してスナップフィット52を補強板49に取り付
ける。そして、この状態のユニットをまとめてハウジン
グ42に押し込む。このことにより、スナップフィット
52の係止爪54とハウジング42の係止孔55とが噛
み合い、係止される。このとき、スナップフィット52
と補強板49との両面に密接したゴムリング51は、弾
性変形しているために、この弾性力はスナップフィット
52を後方に付勢することで、スナップフィット52の
ガタツキを抑えると共に、補強板49、押えリング4
8、台座43を介してCCD31を前方に付勢している
ので、CCD31をハウジング42の突き当て面42a
に確実に当接させることができる。
【0023】また、前記CCD31の偏心調整は、ハウ
ジング42の外周4点に設置された調整ネジ56を締め
付けたり、緩めたりすることで行われるが、CCD31
のハウジング42の突き当て面42aへの押圧力量がゴ
ムリング51の弾性力量レベルであるため、偏心調整に
必要な力量は適度であり、偏心調整を容易、確実に行う
ことができる。また、フレキ基板47において、撮像ユ
ニット33が光軸に移動する際の、相対的な移動部分に
かかる負荷を吸収する終端部46と固定部分であるCC
D31や電子部品44が実装された中央部45とを補強
板49にて境界をなして構成することができる。
ジング42の外周4点に設置された調整ネジ56を締め
付けたり、緩めたりすることで行われるが、CCD31
のハウジング42の突き当て面42aへの押圧力量がゴ
ムリング51の弾性力量レベルであるため、偏心調整に
必要な力量は適度であり、偏心調整を容易、確実に行う
ことができる。また、フレキ基板47において、撮像ユ
ニット33が光軸に移動する際の、相対的な移動部分に
かかる負荷を吸収する終端部46と固定部分であるCC
D31や電子部品44が実装された中央部45とを補強
板49にて境界をなして構成することができる。
【0024】また、図7に示すように補強板49上に、
可変抵抗60を実装して、映像信号に調整を加えたり、
図示しないその他の電気的駆動部品の調整を行うことも
できる。実装される電子部品は可変抵抗に限らず、ディ
ップスイッチや電子ボリューム、ROM等の電子部品で
あってもよい。この場合、補強板49が固定されている
ので、調整や交換が容易、確実に行うことができる。
尚、ゴムリング51による弾性効果は、コイルバネや板
バネで代用することも可能である。
可変抵抗60を実装して、映像信号に調整を加えたり、
図示しないその他の電気的駆動部品の調整を行うことも
できる。実装される電子部品は可変抵抗に限らず、ディ
ップスイッチや電子ボリューム、ROM等の電子部品で
あってもよい。この場合、補強板49が固定されている
ので、調整や交換が容易、確実に行うことができる。
尚、ゴムリング51による弾性効果は、コイルバネや板
バネで代用することも可能である。
【0025】更に、図8に示すように補強板49と、係
止爪54を有するスナップフィット52とを1部品化し
ても良く、また、図9に示すように、係止爪54をハウ
ジング42に設けるように構成しても良い。
止爪54を有するスナップフィット52とを1部品化し
ても良く、また、図9に示すように、係止爪54をハウ
ジング42に設けるように構成しても良い。
【0026】上述した本実施の形態の内視鏡用撮像装置
としてのテレビカメラ3によれば、以下の効果を得るこ
とができる。 ・組立てが容易であるので、組立て時間を短縮化でき
る。 ・CCD31をハウジング42の突き当て面42aに確
実に押し付けているので、突き当て面42aの隙間がな
く、撮像面へのゴミの進入を防ぐことができる。 ・CCD31のハウジング42への押し付ける力量は、
適度であるのでCCD31の偏心調整を容易、確実に行
うことができる。 ・フレキ基板47の可動エリアである終端部46と固定
エリアである中央部45とを確実に区分けできるので、
中央部45に設けられた電子部品44やCCD31の半
田部に負荷がかかるのを確実に回避できる。
としてのテレビカメラ3によれば、以下の効果を得るこ
とができる。 ・組立てが容易であるので、組立て時間を短縮化でき
る。 ・CCD31をハウジング42の突き当て面42aに確
実に押し付けているので、突き当て面42aの隙間がな
く、撮像面へのゴミの進入を防ぐことができる。 ・CCD31のハウジング42への押し付ける力量は、
適度であるのでCCD31の偏心調整を容易、確実に行
うことができる。 ・フレキ基板47の可動エリアである終端部46と固定
エリアである中央部45とを確実に区分けできるので、
中央部45に設けられた電子部品44やCCD31の半
田部に負荷がかかるのを確実に回避できる。
【0027】尚、本実施の形態による内視鏡装置1で
は、細長で硬性な挿入部を有する硬性内視鏡の接眼部に
本発明の内視鏡用撮像装置を着脱自在に装着して、内視
鏡接眼部からの被写体の光学像を内蔵する撮像素子で撮
像し、その撮像素子の撮像信号をCCU5で信号処理し
てモニタに画像を表示するように構成しているが、本発
明はこれに限定されず、細長で軟性な挿入部を有する軟
性内視鏡の接眼部に本発明の内視鏡用撮像装置を着脱自
在に装着するように構成しても構わない。
は、細長で硬性な挿入部を有する硬性内視鏡の接眼部に
本発明の内視鏡用撮像装置を着脱自在に装着して、内視
鏡接眼部からの被写体の光学像を内蔵する撮像素子で撮
像し、その撮像素子の撮像信号をCCU5で信号処理し
てモニタに画像を表示するように構成しているが、本発
明はこれに限定されず、細長で軟性な挿入部を有する軟
性内視鏡の接眼部に本発明の内視鏡用撮像装置を着脱自
在に装着するように構成しても構わない。
【0028】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0029】(第2の実施の形態)図10及び図11は
本発明の第2の実施の形態に係り、図10は第2の実施
の形態の撮像ユニットの構成を示す断面図、図11は第
2の実施の形態の撮像ユニットにおける付勢手段の変形
例を示す説明図である。
本発明の第2の実施の形態に係り、図10は第2の実施
の形態の撮像ユニットの構成を示す断面図、図11は第
2の実施の形態の撮像ユニットにおける付勢手段の変形
例を示す説明図である。
【0030】第2の実施の形態の撮像ユニット70は、
補強板49と係止爪54を有するスナップフィット52
を1部品化すると共に、付勢手段として弾性を有するゴ
ムリング51を用いないで構成している。それ以外の構
成は、図3と同様なので説明を省略し、同一構成には、
同じ符号を付して説明する。
補強板49と係止爪54を有するスナップフィット52
を1部品化すると共に、付勢手段として弾性を有するゴ
ムリング51を用いないで構成している。それ以外の構
成は、図3と同様なので説明を省略し、同一構成には、
同じ符号を付して説明する。
【0031】図10に示すように補強板49と係止爪5
4と有するスナップフィット52を1部品化したキャッ
プ71は、3本の係止爪54を有しており、ハウジング
42の係止孔55に係止した状態は、係止爪54を設け
ている突出部53のテーパ面54aで係止されている。
4と有するスナップフィット52を1部品化したキャッ
プ71は、3本の係止爪54を有しており、ハウジング
42の係止孔55に係止した状態は、係止爪54を設け
ている突出部53のテーパ面54aで係止されている。
【0032】このように、係止爪54をテーパ面54a
で係止しているので、キャップ71のガタツキを防止す
ると共に、係止爪54とキャップ71とが光軸前方方向
へ付勢されるので、キャップ71、押えリング48、台
座43を介して、CCD31をハウジング42の突き当
て面42aに押圧固定することができる。
で係止しているので、キャップ71のガタツキを防止す
ると共に、係止爪54とキャップ71とが光軸前方方向
へ付勢されるので、キャップ71、押えリング48、台
座43を介して、CCD31をハウジング42の突き当
て面42aに押圧固定することができる。
【0033】また、図11に示すように、前記CCD3
1をハウジング42の突き当て面42aに付勢する付勢
手段として、キャップ71の押えリング48と当接する
部分に板バネ状の弾性部72を形成した構成のものでも
同様の効果を得ることができる。
1をハウジング42の突き当て面42aに付勢する付勢
手段として、キャップ71の押えリング48と当接する
部分に板バネ状の弾性部72を形成した構成のものでも
同様の効果を得ることができる。
【0034】尚、CCD31をハウジング42の突き当
て面42aに付勢する付勢手段としては、押えリング4
8に上述した板バネ状の弾性部72を設けても良いし、
押えリング48をコイルバネに変更してもよい。また、
係止爪54の形状、数や係止位置、組み合わせ等につい
ては、上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
ある。
て面42aに付勢する付勢手段としては、押えリング4
8に上述した板バネ状の弾性部72を設けても良いし、
押えリング48をコイルバネに変更してもよい。また、
係止爪54の形状、数や係止位置、組み合わせ等につい
ては、上述した実施の形態のみに限定されるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能で
ある。
【0035】[付記] (付記項1) 撮像素子を実装し、この撮像素子の光軸
方向への移動に伴い変形する可動エリアと、変形しない
固定エリアとを有するフレキシブル基板と、前記固定エ
リアと前記可動エリアとの境界を形成すると共に、係止
部を有する保持部材と、前記撮像素子を収納し、前記保
持部材の係止部に対応する係止部を有してこの保持部材
を係止可能なハウジングと、前記撮像素子を前記ハウジ
ングの突き当て面に付勢する付勢手段と、前記ハウジン
グに収納された前記撮像素子の半径方向への固定位置を
前記ハウジングに対して調整する位置調整手段と、を具
備したことを特徴とする内視鏡用撮像装置。
方向への移動に伴い変形する可動エリアと、変形しない
固定エリアとを有するフレキシブル基板と、前記固定エ
リアと前記可動エリアとの境界を形成すると共に、係止
部を有する保持部材と、前記撮像素子を収納し、前記保
持部材の係止部に対応する係止部を有してこの保持部材
を係止可能なハウジングと、前記撮像素子を前記ハウジ
ングの突き当て面に付勢する付勢手段と、前記ハウジン
グに収納された前記撮像素子の半径方向への固定位置を
前記ハウジングに対して調整する位置調整手段と、を具
備したことを特徴とする内視鏡用撮像装置。
【0036】(付記項2) 前記保持部材は、前記基板
に取り付けられた平面板と、前記ハウジングの係止部に
対応した係止部を有する係止リングとで構成されること
を特徴する付記項1に記載の内視鏡用撮像装置。
に取り付けられた平面板と、前記ハウジングの係止部に
対応した係止部を有する係止リングとで構成されること
を特徴する付記項1に記載の内視鏡用撮像装置。
【0037】(付記項3) 前記保持部材は、前記基板
に取り付けられて、前記ハウジングの係止部に対応した
係止部を有する係止キャップで構成されることを特徴す
る付記項1に記載の内視鏡用撮像装置。
に取り付けられて、前記ハウジングの係止部に対応した
係止部を有する係止キャップで構成されることを特徴す
る付記項1に記載の内視鏡用撮像装置。
【0038】(付記項4) 前記前記基板に取り付けら
れた前記保持部材には、電気的信号を変化させることの
可能な、調整手段、スイッチ手段、記憶手段のいずれ
か、またはそれらの組み合わせを実装することを特徴と
する付記項1記載の内視鏡用撮像装置。
れた前記保持部材には、電気的信号を変化させることの
可能な、調整手段、スイッチ手段、記憶手段のいずれ
か、またはそれらの組み合わせを実装することを特徴と
する付記項1記載の内視鏡用撮像装置。
【0039】(付記項5) 前記係止部は、前記撮像素
子と前記平面板との間に介在し、前記撮像装置と共に、
前記ハウジングに内嵌可能な略円筒形状の付勢リング
と、弾性変形可能な弾性部材であって、前記平面板と前
記係止リングの間に弾性変形状態で密接し、その弾性力
にて前記平面板及び前記付勢リングを介して前記撮像素
子を前記ハウジングの突き当て面に付勢させる弾性部材
とを有することを特徴とする付記項2に記載の内視鏡用
撮像装置。
子と前記平面板との間に介在し、前記撮像装置と共に、
前記ハウジングに内嵌可能な略円筒形状の付勢リング
と、弾性変形可能な弾性部材であって、前記平面板と前
記係止リングの間に弾性変形状態で密接し、その弾性力
にて前記平面板及び前記付勢リングを介して前記撮像素
子を前記ハウジングの突き当て面に付勢させる弾性部材
とを有することを特徴とする付記項2に記載の内視鏡用
撮像装置。
【0040】(付記項6) 前記付勢手段は、前記撮像
素子と前記保持部材との間に介在し、前記撮像素子と共
に、前記ハウジングに内嵌可能な略円筒形状の付勢リン
グと、前記保持部材に一体で設けられた弾性変形可能な
突出部であって、前記付勢リングと弾性変形状態で密接
し、その弾性力にて前記付勢リングを介して前記撮像素
子を前記ハウジングの突き当て面に付勢させる突出部を
有することを特徴とする付記項3記載の内視鏡用撮像装
置。
素子と前記保持部材との間に介在し、前記撮像素子と共
に、前記ハウジングに内嵌可能な略円筒形状の付勢リン
グと、前記保持部材に一体で設けられた弾性変形可能な
突出部であって、前記付勢リングと弾性変形状態で密接
し、その弾性力にて前記付勢リングを介して前記撮像素
子を前記ハウジングの突き当て面に付勢させる突出部を
有することを特徴とする付記項3記載の内視鏡用撮像装
置。
【0041】(付記項7) 前記付勢手段は、前記撮像
素子と前記保持部材との間に介在し、前記撮像素子と共
に、前記ハウジングに内嵌可能な略円筒形状の付勢リン
グと、弾性変形可能な弾性部材であって、前記付勢リン
グと前記保持部材との間に弾性変形状態で密接し、その
弾性力にて前記付勢リングを介して前記撮像素子を前記
ハウジングの突き当て面に付勢させる弾性部材とを有す
ることを特徴とする付記項2、3に記載の内視鏡用撮像
装置。
素子と前記保持部材との間に介在し、前記撮像素子と共
に、前記ハウジングに内嵌可能な略円筒形状の付勢リン
グと、弾性変形可能な弾性部材であって、前記付勢リン
グと前記保持部材との間に弾性変形状態で密接し、その
弾性力にて前記付勢リングを介して前記撮像素子を前記
ハウジングの突き当て面に付勢させる弾性部材とを有す
ることを特徴とする付記項2、3に記載の内視鏡用撮像
装置。
【0042】(付記項8) 前記付勢手段は、前記撮像
素子と前記保持部材との間に介在し、前記撮像素子と共
に、前記ハウジングに内嵌可能な弾性を有する弾性部材
であって、前記保持手段と弾性変形状態で密接し、その
弾性力にて前記撮像素子を前記ハウジングの突き当て面
に付勢させる弾性部材を有することを特徴とする付記項
2、3記載の内視鏡用撮像装置。
素子と前記保持部材との間に介在し、前記撮像素子と共
に、前記ハウジングに内嵌可能な弾性を有する弾性部材
であって、前記保持手段と弾性変形状態で密接し、その
弾性力にて前記撮像素子を前記ハウジングの突き当て面
に付勢させる弾性部材を有することを特徴とする付記項
2、3記載の内視鏡用撮像装置。
【0043】(付記項9) 前記係止部は、前記ハウジ
ングと前記保持部材とのどちらか一方に設けられた弾性
変形可能な突出部及び前記突出部の先端に形成された係
止爪と、他方に形成された係止孔とで構成されることを
特徴する付記項1〜3に記載の内視鏡用撮像装置。
ングと前記保持部材とのどちらか一方に設けられた弾性
変形可能な突出部及び前記突出部の先端に形成された係
止爪と、他方に形成された係止孔とで構成されることを
特徴する付記項1〜3に記載の内視鏡用撮像装置。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、組
立て時間を短縮化できると共に、付勢手段により適度な
力量で撮像素子を押圧固定することができるので、撮像
素子の偏心調整を良好に行うことができる。
立て時間を短縮化できると共に、付勢手段により適度な
力量で撮像素子を押圧固定することができるので、撮像
素子の偏心調整を良好に行うことができる。
【図1】図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡用撮像装置を備
えた内視鏡装置の全体構成を説明する外観図。
係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡用撮像装置を備
えた内視鏡装置の全体構成を説明する外観図。
【図2】第1の実施の形態の内視鏡用撮像装置を説明す
る断面図。
る断面図。
【図3】図2における撮像ユニットを説明する断面図。
【図4】図3におけるB−B断面図。
【図5】図3におけるA−A断面図。
【図6】図3における撮像ユニットの主要構成部品の透
視分解斜視図。
視分解斜視図。
【図7】第1の実施の形態の撮像ユニットの変形例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図8】図8及び図9は第1の実施の形態の撮像ユニッ
トにおける係止部の変形例を示す説明図であり、図8は
補強板と、係止爪を有するスナップフィットとを1部品
化した撮像ユニットの変形例を示す断面図。
トにおける係止部の変形例を示す説明図であり、図8は
補強板と、係止爪を有するスナップフィットとを1部品
化した撮像ユニットの変形例を示す断面図。
【図9】係止爪をハウジングに設けた撮像ユニットの変
形例を示す断面図。
形例を示す断面図。
【図10】図10及び図11は本発明の第2の実施の形
態に係り、図10は第2の実施の形態の撮像ユニットの
構成を示す断面図。
態に係り、図10は第2の実施の形態の撮像ユニットの
構成を示す断面図。
【図11】第2の実施の形態の撮像ユニットにおける付
勢手段の変形例を示す説明図。
勢手段の変形例を示す説明図。
【図12】従来の内視鏡用撮像装置を説明する断面図。
【図13】図12における従来の撮像ユニットを説明す
る断面図。
る断面図。
1 …内視鏡装置 2 …内視鏡(硬性内視鏡) 3 …テレビカメラ(内視鏡用撮像装置) 33,70…撮像ユニット 32 …本体枠 42 …ハウジング 42a …突き当て面 43 …台座 44 …電子部品 45 …中央部(固定エリア) 46 …終端部(可動エリア) 47 …フレキ基板(フレキシブル基板) 48 …押えリング(付勢リング) 49 …補強板(保持部材) 51 …ゴムリング(弾性部材) 52 …スナップフィット(係止リング) 53 …突出部(係止部) 54 …係止爪(係止部) 55 …係止孔(係止部) 56 …調整ネジ 71 …キャップ 72 …弾性部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M Fターム(参考) 2H040 BA00 CA07 CA11 CA12 CA22 CA28 CA30 DA02 DA32 GA01 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 FF40 LL02 5C022 AA09 AB15 AB46 AC42 AC70 AC78 5C054 AA01 CA04 CC07 CD03 CE04 EA01 FF02 HA12 HA19
Claims (1)
- 【請求項1】 撮像素子を実装し、この撮像素子の光軸
方向への移動に伴い変形する可動エリアと、変形しない
固定エリアとを有するフレキシブル基板と、 前記固定エリアと前記可動エリアとの境界を形成すると
共に、係止部を有する保持部材と、 前記撮像素子を収納し、前記保持部材の係止部に対応す
る係止部を有してこの保持部材を係止可能なハウジング
と、 前記撮像素子を前記ハウジングの突き当て面に付勢する
付勢手段と、 前記ハウジングに収納された前記撮像素子の半径方向へ
の固定位置を前記ハウジングに対して調整する位置調整
手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡用撮像装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167299A JP2000354584A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 内視鏡用撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167299A JP2000354584A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 内視鏡用撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000354584A true JP2000354584A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15847190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11167299A Withdrawn JP2000354584A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 内視鏡用撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000354584A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005319291A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-17 | Acmi Corp | 内視鏡用のオートクレーブ滅菌可能なビデオカメラ |
US7641610B2 (en) * | 2005-08-09 | 2010-01-05 | Olympus Medical Systems Corporation | Endoscope electric connection device |
WO2011030608A1 (ja) | 2009-09-11 | 2011-03-17 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 撮像装置及び撮像装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11167299A patent/JP2000354584A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005319291A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-17 | Acmi Corp | 内視鏡用のオートクレーブ滅菌可能なビデオカメラ |
US7641610B2 (en) * | 2005-08-09 | 2010-01-05 | Olympus Medical Systems Corporation | Endoscope electric connection device |
WO2011030608A1 (ja) | 2009-09-11 | 2011-03-17 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 撮像装置及び撮像装置の製造方法 |
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---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |