JP2000347604A - 液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置 - Google Patents
液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置Info
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- JP2000347604A JP2000347604A JP11154962A JP15496299A JP2000347604A JP 2000347604 A JP2000347604 A JP 2000347604A JP 11154962 A JP11154962 A JP 11154962A JP 15496299 A JP15496299 A JP 15496299A JP 2000347604 A JP2000347604 A JP 2000347604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】液晶パネルを光の透過を制御する面媒体として
利用し、偏光フィルムととの組み合わせのもとで訴求力
に富む少なくとも二種類のキャラクターを表示する。 【解決手段】目視可能領域の全面に対し駆動電源の一括
したオン・オフ制御を自在に形成された液晶パネル12
と、該液晶パネル12の一側面12a側にて相互に光の
吸収軸の軸方向を直交させて対向配置される表示パター
ンを異にする二種類のキャラクター付き偏光体15,1
8と、液晶パネル12の他側面12b側にてキャラクタ
ー付き偏光体18と光の吸収軸の軸方向を一致させて液
晶パネル12の全面に対面配置される無キャラクター偏
光体22と、目視側Eを前面としたときにその最奥の背
面側に配置されるバックライト27とで構成した。
利用し、偏光フィルムととの組み合わせのもとで訴求力
に富む少なくとも二種類のキャラクターを表示する。 【解決手段】目視可能領域の全面に対し駆動電源の一括
したオン・オフ制御を自在に形成された液晶パネル12
と、該液晶パネル12の一側面12a側にて相互に光の
吸収軸の軸方向を直交させて対向配置される表示パター
ンを異にする二種類のキャラクター付き偏光体15,1
8と、液晶パネル12の他側面12b側にてキャラクタ
ー付き偏光体18と光の吸収軸の軸方向を一致させて液
晶パネル12の全面に対面配置される無キャラクター偏
光体22と、目視側Eを前面としたときにその最奥の背
面側に配置されるバックライト27とで構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通行人等のアイキ
ャッチ性に優れ、訴求力に富む汎用ディスプレイとして
好適に用いることができる液晶パネルを利用した可変キ
ャラクター表示装置に関する。
ャッチ性に優れ、訴求力に富む汎用ディスプレイとして
好適に用いることができる液晶パネルを利用した可変キ
ャラクター表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】広告・宣伝などに用いられるに各種のデ
ィスプレイ装置は、強い訴求力を有する顧客吸引媒体と
して多くの店舗等で利用されている。しかも、これらの
ディスプレイ装置については、それぞれの具体的な構造
も簡単なものから複雑なものまで、種々のものがすでに
提案されている。
ィスプレイ装置は、強い訴求力を有する顧客吸引媒体と
して多くの店舗等で利用されている。しかも、これらの
ディスプレイ装置については、それぞれの具体的な構造
も簡単なものから複雑なものまで、種々のものがすでに
提案されている。
【0003】ところで、電圧の無印加時と印加時とで液
晶分子のねじれの配列を変化させることができる液晶パ
ネルは、双方の光の吸収軸の軸方向が直交するように配
置した二枚の偏光フィルムで挟むことにより、光の透過
を制御できることから、各種の表示パネルやテレビのデ
ィスプレイなどとして活用されている。
晶分子のねじれの配列を変化させることができる液晶パ
ネルは、双方の光の吸収軸の軸方向が直交するように配
置した二枚の偏光フィルムで挟むことにより、光の透過
を制御できることから、各種の表示パネルやテレビのデ
ィスプレイなどとして活用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液晶パネルを
単に光の透過を制御するための面媒体として組み込み、
3枚の偏光フィルムとの組み合わせのもとで、興趣に富
む可変キャラクターを表示できるようにしたものはいま
だ提案されていない。
単に光の透過を制御するための面媒体として組み込み、
3枚の偏光フィルムとの組み合わせのもとで、興趣に富
む可変キャラクターを表示できるようにしたものはいま
だ提案されていない。
【0005】したがって、本発明の目的は、液晶パネル
を単に光の透過を制御するための面媒体として利用し、
これを3枚の偏光フィルムと組み合わせることにより、
液晶パネルおける目視可能領域の全面に対し駆動電源を
単に一括してオン・オフ制御するだけで、二種類の表示
パターンのもとで訴求力に富むキャラクターを表示でき
る液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置を新
規に提案することにある。
を単に光の透過を制御するための面媒体として利用し、
これを3枚の偏光フィルムと組み合わせることにより、
液晶パネルおける目視可能領域の全面に対し駆動電源を
単に一括してオン・オフ制御するだけで、二種類の表示
パターンのもとで訴求力に富むキャラクターを表示でき
る液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置を新
規に提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を実現
するものであり、その構成上の特徴は、目視可能領域の
全面に対し駆動電源の一括したオン・オフ制御を自在に
形成された液晶パネルと、該液晶パネルの一側面側にて
相互に光の吸収軸の軸方向を直交させて対向配置される
表示パターンを異にする二種類のキャラクター付き偏光
体と、前記液晶パネルの他側面側にて前記キャラクター
付き偏光体のいずれか一方の側と光の吸収軸の軸方向を
一致させて液晶パネルの全面に対面配置される無キャラ
クター偏光体と、目視側を前面としたときにその最奥の
背面側に配置されるバックライトとで構成したことにあ
る。
するものであり、その構成上の特徴は、目視可能領域の
全面に対し駆動電源の一括したオン・オフ制御を自在に
形成された液晶パネルと、該液晶パネルの一側面側にて
相互に光の吸収軸の軸方向を直交させて対向配置される
表示パターンを異にする二種類のキャラクター付き偏光
体と、前記液晶パネルの他側面側にて前記キャラクター
付き偏光体のいずれか一方の側と光の吸収軸の軸方向を
一致させて液晶パネルの全面に対面配置される無キャラ
クター偏光体と、目視側を前面としたときにその最奥の
背面側に配置されるバックライトとで構成したことにあ
る。
【0007】この場合、前記無キャラクター偏光体は、
乳白色プレートに無キャラクター偏光フィルムを貼着し
て形成するのが好ましい。また、前記バックライトの後
方に散光反射材を配設することもできる。さらに、前記
液晶パネルは、別途配設される各種の電池から得られる
電気エネルギーを駆動電源とすることもできる。
乳白色プレートに無キャラクター偏光フィルムを貼着し
て形成するのが好ましい。また、前記バックライトの後
方に散光反射材を配設することもできる。さらに、前記
液晶パネルは、別途配設される各種の電池から得られる
電気エネルギーを駆動電源とすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一例を示す概略
説明図であり、可変キャラクター表示装置11は、液晶
パネル12と、該液晶パネル12の一側面12aの側に
対向配置される表示パターンを異にする二種類のキャラ
クター付き偏光体15,18と、同液晶パネル12の他
側面12bの側に対面配置される無キャラクター偏光体
22と、目視側Eを前面としたときにその最奥の背面側
に配置されるバックライト27とを少なくとも備えてそ
の全体が構成されている。なお、本明細書における「表
示パターンを異にする二種類のキャラクター付き偏光体
15,18(偏光キャラクターフィルム17,20を含
む)」とは、一方の偏光キャラク付き偏光体15(偏光
キャラクターフィルム17)が表示するキャラクター
と、他方の偏光キャラク付き偏光体18(偏光キャラク
ターフィルム20)が表示するキャラクターとの具体的
形状が相互に異なっていたり、形状は同じでも色彩が異
なっていたり、形状と色彩とが共に異なっているなど、
非同一となった二種類の表示パターンが各別に表示され
ていることを意味するものとする。
説明図であり、可変キャラクター表示装置11は、液晶
パネル12と、該液晶パネル12の一側面12aの側に
対向配置される表示パターンを異にする二種類のキャラ
クター付き偏光体15,18と、同液晶パネル12の他
側面12bの側に対面配置される無キャラクター偏光体
22と、目視側Eを前面としたときにその最奥の背面側
に配置されるバックライト27とを少なくとも備えてそ
の全体が構成されている。なお、本明細書における「表
示パターンを異にする二種類のキャラクター付き偏光体
15,18(偏光キャラクターフィルム17,20を含
む)」とは、一方の偏光キャラク付き偏光体15(偏光
キャラクターフィルム17)が表示するキャラクター
と、他方の偏光キャラク付き偏光体18(偏光キャラク
ターフィルム20)が表示するキャラクターとの具体的
形状が相互に異なっていたり、形状は同じでも色彩が異
なっていたり、形状と色彩とが共に異なっているなど、
非同一となった二種類の表示パターンが各別に表示され
ていることを意味するものとする。
【0009】このうち、適宜サイズからなる液晶パネル
12は、目視可能領域の全面に対し駆動電源の一括した
オン・オフ制御が自在となって配設されている。この場
合、液晶パネル12は、別途配設される蓄電池や太陽電
池など、各種の電池(図示せず)から得られる電気エネ
ルギーを駆動電源としてもよい。
12は、目視可能領域の全面に対し駆動電源の一括した
オン・オフ制御が自在となって配設されている。この場
合、液晶パネル12は、別途配設される蓄電池や太陽電
池など、各種の電池(図示せず)から得られる電気エネ
ルギーを駆動電源としてもよい。
【0010】また、液晶パネル12の一側面12a、図
示例によれば前側面の側に位置する二種類のキャラクタ
ー付き偏光体15,18は、図示例のように最前面に位
置するキャラクター付き偏光体15の側の光の吸収軸の
軸方向が縦方向で、その後ろに位置するキャラクター付
き偏光体18の側の光の吸収軸の軸方向が横方向となる
ように配置するなどして、相互の光の吸収軸の軸方向が
直交するようにして対向配置されている。
示例によれば前側面の側に位置する二種類のキャラクタ
ー付き偏光体15,18は、図示例のように最前面に位
置するキャラクター付き偏光体15の側の光の吸収軸の
軸方向が縦方向で、その後ろに位置するキャラクター付
き偏光体18の側の光の吸収軸の軸方向が横方向となる
ように配置するなどして、相互の光の吸収軸の軸方向が
直交するようにして対向配置されている。
【0011】この場合、キャラクター付き偏光体15,
18は、透明なアクリル樹脂板やガラス板などからなる
透明プレート16,19の少なくとも一か所以上の適宜
の位置に、図示例のように「A」の文字や「B」の文字
などのような文字キャラクターや、適宜形状の動物や建
造物や植物などの図形キャラクターにより、相互の表示
パターンを異にしたスモーク偏光子(ニュートラル偏光
子)や適宜色彩のカラー偏光子からなる偏光キャラクタ
ーフィルム17,20を配設して形成されている。な
お、キャラクター付き偏光体15,18は、前後の位置
を逆にして配置してもよい。
18は、透明なアクリル樹脂板やガラス板などからなる
透明プレート16,19の少なくとも一か所以上の適宜
の位置に、図示例のように「A」の文字や「B」の文字
などのような文字キャラクターや、適宜形状の動物や建
造物や植物などの図形キャラクターにより、相互の表示
パターンを異にしたスモーク偏光子(ニュートラル偏光
子)や適宜色彩のカラー偏光子からなる偏光キャラクタ
ーフィルム17,20を配設して形成されている。な
お、キャラクター付き偏光体15,18は、前後の位置
を逆にして配置してもよい。
【0012】また、表示パターンを異にする二種類の偏
光キャラクターフィルム17,20は、図示は省略して
あるが、1枚の透明プレートの表裏両面に各別に貼着し
たり、最前面に位置する一方の偏光キャラクターフィル
ム17を透明プレートの裏面に貼着し、他方の偏光キャ
ラクーフィルム20を液晶パネル12の一側面12aに
直接貼着することにより、キャラクター付き偏光体を1
枚で構成することもできる。さらに、偏光キャラクター
フィルム17,20を液晶パネル12の一側面12aに
二枚重ねで重ね貼りすることもできる。
光キャラクターフィルム17,20は、図示は省略して
あるが、1枚の透明プレートの表裏両面に各別に貼着し
たり、最前面に位置する一方の偏光キャラクターフィル
ム17を透明プレートの裏面に貼着し、他方の偏光キャ
ラクーフィルム20を液晶パネル12の一側面12aに
直接貼着することにより、キャラクター付き偏光体を1
枚で構成することもできる。さらに、偏光キャラクター
フィルム17,20を液晶パネル12の一側面12aに
二枚重ねで重ね貼りすることもできる。
【0013】一方、液晶パネル12の他側面12b、図
示例によれば後側面の側に対面配置される無キャラクタ
ー偏光体22は、液晶パネル12と略同サイズの乳白色
プレート23のいずれか一方の面の全面にスモーク偏光
子(ニュートラル偏光子)や適宜色彩のカラー偏光子か
らなる偏光無キャラクターフィルム24を貼着して形成
したり、図3に示すように偏光無キャラクターフィルム
24単体で形成することができる。さらに、無キャラク
ター偏光体22は、偏光無キャラクターフィルム24の
みを液晶パネル12の他側面12bに直接貼着したり、
偏光無キャラクターフィルム24と乳白色プレート23
とを液晶パネル12の他側面12bに貼着して形成する
こともできる。
示例によれば後側面の側に対面配置される無キャラクタ
ー偏光体22は、液晶パネル12と略同サイズの乳白色
プレート23のいずれか一方の面の全面にスモーク偏光
子(ニュートラル偏光子)や適宜色彩のカラー偏光子か
らなる偏光無キャラクターフィルム24を貼着して形成
したり、図3に示すように偏光無キャラクターフィルム
24単体で形成することができる。さらに、無キャラク
ター偏光体22は、偏光無キャラクターフィルム24の
みを液晶パネル12の他側面12bに直接貼着したり、
偏光無キャラクターフィルム24と乳白色プレート23
とを液晶パネル12の他側面12bに貼着して形成する
こともできる。
【0014】しかも、無キャラクター偏光体22は、キ
ャラクター付き偏光体15,18のいずれか一方の側、
図示例によればキャラクター付き偏光体18の側と光の
吸収軸の軸方向を一致させた位置関係のもとで配設され
ている。
ャラクター付き偏光体15,18のいずれか一方の側、
図示例によればキャラクター付き偏光体18の側と光の
吸収軸の軸方向を一致させた位置関係のもとで配設され
ている。
【0015】一方、目視側Eを前面としたときにその最
奥の背面側に配置されるバックライト27は、1本以上
の蛍光灯やネオン管などからなる適宜の照明器具を配設
することにより形成される。また、バックライト27
は、目視側Eから透視できない位置に配設するのが好ま
しい。
奥の背面側に配置されるバックライト27は、1本以上
の蛍光灯やネオン管などからなる適宜の照明器具を配設
することにより形成される。また、バックライト27
は、目視側Eから透視できない位置に配設するのが好ま
しい。
【0016】なお、無キャラクター偏光体22が乳白色
プレート23に無キャラクター偏光フィルム24を貼着
して形成されている場合には、乳白色プレート23を介
して散乱光が得られる。しかし、図3に示すように無キ
ャラクター偏光体22が偏光無キャラクターフィルム2
4単体で形成されていたり、図示は省略してあるが偏光
無キャラクターフィルム24を液晶パネル12の他側面
12bに直接貼着して形成されている場合には、バック
ライト27の後方に例えば皺のある銀紙などのように光
を乱反射できる機能が付与されている散光反射材29を
配設するのが好ましい。
プレート23に無キャラクター偏光フィルム24を貼着
して形成されている場合には、乳白色プレート23を介
して散乱光が得られる。しかし、図3に示すように無キ
ャラクター偏光体22が偏光無キャラクターフィルム2
4単体で形成されていたり、図示は省略してあるが偏光
無キャラクターフィルム24を液晶パネル12の他側面
12bに直接貼着して形成されている場合には、バック
ライト27の後方に例えば皺のある銀紙などのように光
を乱反射できる機能が付与されている散光反射材29を
配設するのが好ましい。
【0017】図4は、本発明の他例を示す概略説明図で
あり、液晶表示装置11の全体は、液晶パネル12と、
該液晶パネル12の一側面12aの側に対面配置される
無キャラクター偏光フィルム24のみからなる無キャラ
クター偏光体22と、同液晶パネル12の他側面12b
の側に対向配置されるキャラクターを異にする二種類の
キャラクター付き偏光体15,18と、乳白色プレート
23と、目視側Eを前面としたときにその最奥の背面側
に配置されるバックライト27とで構成されている。な
お、図4において図1と同じ符号が付されている部材の
それぞれは、図1に示す部材と具体的な構成が同一なの
で、その説明は省略する。また、キャラクター付き偏光
体15,18は、図1におけると同様にその前後を逆に
して配置してもよい。
あり、液晶表示装置11の全体は、液晶パネル12と、
該液晶パネル12の一側面12aの側に対面配置される
無キャラクター偏光フィルム24のみからなる無キャラ
クター偏光体22と、同液晶パネル12の他側面12b
の側に対向配置されるキャラクターを異にする二種類の
キャラクター付き偏光体15,18と、乳白色プレート
23と、目視側Eを前面としたときにその最奥の背面側
に配置されるバックライト27とで構成されている。な
お、図4において図1と同じ符号が付されている部材の
それぞれは、図1に示す部材と具体的な構成が同一なの
で、その説明は省略する。また、キャラクター付き偏光
体15,18は、図1におけると同様にその前後を逆に
して配置してもよい。
【0018】また、本発明においては、キャラクター付
き偏光体15,18相互間や液晶パネル12とキャラク
ター付き偏光体18との間にポリカーボネート板やセロ
ファンフィルムや塩化ビニルシートなどの透明部材を適
宜配置しておくこともできる。こうすることにより、目
視側Eに到達するキャラクターに対し、キャラクター付
き偏光体15,18の単なる組み合わせでは得ることが
できない多様な色彩的な変化を付与することができる。
き偏光体15,18相互間や液晶パネル12とキャラク
ター付き偏光体18との間にポリカーボネート板やセロ
ファンフィルムや塩化ビニルシートなどの透明部材を適
宜配置しておくこともできる。こうすることにより、目
視側Eに到達するキャラクターに対し、キャラクター付
き偏光体15,18の単なる組み合わせでは得ることが
できない多様な色彩的な変化を付与することができる。
【0019】次に、上記構成からなる本発明につき、図
1と図2とを参酌しながらその作用・効果を具体的に説
明する。
1と図2とを参酌しながらその作用・効果を具体的に説
明する。
【0020】すなわち、液晶パネル12は、その目視可
能領域の全面に対し駆動電源を一括してオン・オフ制御
できるようになって配設されている。このため、液晶パ
ネル12に電圧が印加されていないオフ状態のもとで
は、バックライト27からの光が無キャラクター偏光体
22を通過することにより、光の吸収軸の軸方向である
水平方向に偏光され、さらに、液晶パネル12を通過す
ることにより90度、つまり垂直方向に偏光される。
能領域の全面に対し駆動電源を一括してオン・オフ制御
できるようになって配設されている。このため、液晶パ
ネル12に電圧が印加されていないオフ状態のもとで
は、バックライト27からの光が無キャラクター偏光体
22を通過することにより、光の吸収軸の軸方向である
水平方向に偏光され、さらに、液晶パネル12を通過す
ることにより90度、つまり垂直方向に偏光される。
【0021】液晶パネル12を経て垂直方向に偏光され
た光は、キャラクター付き偏光体18にあって光の吸収
軸の軸方向が水平方向である偏光キャラクターフィルム
20の形状、つまり「A」の文字キャラクターが光の吸
収軸の軸方向が垂直方向であるキャラクター付き偏光体
15の偏光キャラクターフィルム17をそのまま通過
し、目視側Eに図2(イ)に示すように「A」の文字形
状となって到達するので、該「A」の文字キャラクター
を目視できることになる。
た光は、キャラクター付き偏光体18にあって光の吸収
軸の軸方向が水平方向である偏光キャラクターフィルム
20の形状、つまり「A」の文字キャラクターが光の吸
収軸の軸方向が垂直方向であるキャラクター付き偏光体
15の偏光キャラクターフィルム17をそのまま通過
し、目視側Eに図2(イ)に示すように「A」の文字形
状となって到達するので、該「A」の文字キャラクター
を目視できることになる。
【0022】一方、液晶パネル12に電圧が印加された
オン状態のもとでは、液晶分子のねじれの配列が90度
変化するので、バックライト27からの光が無キャラク
ター偏光体22を経て光の吸収軸の軸方向である水平方
向に偏光された後、さらに、液晶パネル12をそのまま
通過することになる。
オン状態のもとでは、液晶分子のねじれの配列が90度
変化するので、バックライト27からの光が無キャラク
ター偏光体22を経て光の吸収軸の軸方向である水平方
向に偏光された後、さらに、液晶パネル12をそのまま
通過することになる。
【0023】光の吸収軸の軸方向が水平方向となって液
晶パネル12をそのまま通過した光は、キャラクター付
き偏光体18にあって光の吸収軸の軸方向が水平方向で
ある「A」の文字形状の偏光キャラクターフィルム20
をそのまま通過する。しかる後、光の吸収軸の軸方向が
垂直方向である偏光キャラクターフィルム17を通過す
ることにより、偏光キャラクターフィルム17の形状、
つまり「B」の文字キャラクターが目視側Eに図2
(ロ)に示すようにそのまま文字形状となって到達する
ので、該「B」の文字キャラクターを目視できることに
なる。
晶パネル12をそのまま通過した光は、キャラクター付
き偏光体18にあって光の吸収軸の軸方向が水平方向で
ある「A」の文字形状の偏光キャラクターフィルム20
をそのまま通過する。しかる後、光の吸収軸の軸方向が
垂直方向である偏光キャラクターフィルム17を通過す
ることにより、偏光キャラクターフィルム17の形状、
つまり「B」の文字キャラクターが目視側Eに図2
(ロ)に示すようにそのまま文字形状となって到達する
ので、該「B」の文字キャラクターを目視できることに
なる。
【0024】つまり、液晶パネル12の駆動電源を単に
オン・オフ制御することにより、キャラクター付き偏光
体15,18の偏光キャラクターフィルム17,20相
互の形状上の違いに由来して変化する表示パターンのも
とで、二種類のキャラクターを交互に目視側Eにて目視
できることになる。また、この場合における二種類のキ
ャラクターの変化の遅速は、電圧の印加状態を変化させ
ることにより適宜制御することができる。
オン・オフ制御することにより、キャラクター付き偏光
体15,18の偏光キャラクターフィルム17,20相
互の形状上の違いに由来して変化する表示パターンのも
とで、二種類のキャラクターを交互に目視側Eにて目視
できることになる。また、この場合における二種類のキ
ャラクターの変化の遅速は、電圧の印加状態を変化させ
ることにより適宜制御することができる。
【0025】しかも、図1に示す構成例において、キャ
ラクター付き偏光体15を透明プレート16と、該透明
プレート16の内側面(液晶パネル12側)に偏光キャ
ラクターフィルム17を貼着して形成してある場合に
は、透明プレート16の外側面のみを表出させることが
できるので、偏光キャラクターフィルム17に汚れが付
着したり傷がつくのを効果的に防止することができる。
ラクター付き偏光体15を透明プレート16と、該透明
プレート16の内側面(液晶パネル12側)に偏光キャ
ラクターフィルム17を貼着して形成してある場合に
は、透明プレート16の外側面のみを表出させることが
できるので、偏光キャラクターフィルム17に汚れが付
着したり傷がつくのを効果的に防止することができる。
【0026】また、図4に示す構成においても、液晶パ
ネル12の駆動電源をオン・オフ制御することにより、
キャラクター付き偏光体15,18の偏光キャラクター
フィルム17,20の表示パターンの違いに由来する二
種類の可変キャラクターを目視側Eにて目視できること
になる。
ネル12の駆動電源をオン・オフ制御することにより、
キャラクター付き偏光体15,18の偏光キャラクター
フィルム17,20の表示パターンの違いに由来する二
種類の可変キャラクターを目視側Eにて目視できること
になる。
【0027】なお、図4における無キャラクター偏光体
22が図示しない透明プレートと、該透明プレートの内
側面(液晶パネル12側)に貼着した偏光無キャラクタ
ーフィルム24とで形成されている場合には、透明プレ
ートの外側面のみを表出させることができるので、偏光
無キャラクターフィルム22に汚れが付着したり傷がつ
くのを効果的に防止することができる。また、同図にお
けるキャラクター付き偏光体18は、乳白色プレート2
3のいずれか一方の面に偏光キャラクターフィルム20
を貼着して形成することもでき、この場合においては透
明プレート19を不要にすることができる。
22が図示しない透明プレートと、該透明プレートの内
側面(液晶パネル12側)に貼着した偏光無キャラクタ
ーフィルム24とで形成されている場合には、透明プレ
ートの外側面のみを表出させることができるので、偏光
無キャラクターフィルム22に汚れが付着したり傷がつ
くのを効果的に防止することができる。また、同図にお
けるキャラクター付き偏光体18は、乳白色プレート2
3のいずれか一方の面に偏光キャラクターフィルム20
を貼着して形成することもでき、この場合においては透
明プレート19を不要にすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、液晶
パネルの駆動電源を単にオン・オフ制御することによ
り、二種類のキャラクター付き偏光体の表示パターンの
違いに由来して変化する二種類の可変キャラクターを目
視側にて交互に目視できるので、通行人等に対するアイ
キャッチ性に優れ、訴求力に富む汎用ディスプレイとし
て好適に用いることができる。
パネルの駆動電源を単にオン・オフ制御することによ
り、二種類のキャラクター付き偏光体の表示パターンの
違いに由来して変化する二種類の可変キャラクターを目
視側にて交互に目視できるので、通行人等に対するアイ
キャッチ性に優れ、訴求力に富む汎用ディスプレイとし
て好適に用いることができる。
【0029】しかも、本発明においては、機械的な駆動
部が全く存在していないので、全体の厚さを薄くしてコ
ンパクト化できるばかりでなく、汚れや故障の少ないメ
ンテナンスフリーをも実現でき、さらには、液晶パネル
において目視可能な有効表示面のすべてを有効に活用し
て可変キャラクターを表示できる。
部が全く存在していないので、全体の厚さを薄くしてコ
ンパクト化できるばかりでなく、汚れや故障の少ないメ
ンテナンスフリーをも実現でき、さらには、液晶パネル
において目視可能な有効表示面のすべてを有効に活用し
て可変キャラクターを表示できる。
【0030】さらに、液晶パネルが別途配設される各種
の電池から得られる電気エネルギーを駆動電源としてオ
ン・オフ制御できるようにして配設されている場合に
は、電源との関係での設置場所の制約をなくすことがで
きる。
の電池から得られる電気エネルギーを駆動電源としてオ
ン・オフ制御できるようにして配設されている場合に
は、電源との関係での設置場所の制約をなくすことがで
きる。
【図1】本発明の一例を示す概略構成図。
【図2】本発明により得られる表示パターンの一例を
(イ)と(ロ)として変化の状態の別により目視側から
みた際の状態説明図。
(イ)と(ロ)として変化の状態の別により目視側から
みた際の状態説明図。
【図3】図1に示す本発明の一例についての変形例を示
す概略構成図。
す概略構成図。
【図4】本発明の他例を示す概略構成図。
11 可変キャラクター表示装置 12 液晶パネル 12a 一側面 12b 他側面 15,18 キャラクター付き偏光体 16,19 透明プレート 17,20 偏光キャラクターフィルム 22 無キャラクター偏光体 23 乳白色プレート 24 偏光無キャラクターフィルム 27 バックライト 29 散光反射材 E 目視側
Claims (4)
- 【請求項1】 目視可能領域の全面に対し駆動電源の一
括したオン・オフ制御を自在に形成された液晶パネル
と、該液晶パネルの一側面側にて相互に光の吸収軸の軸
方向を直交させて対向配置される表示パターンを異にす
る二種類のキャラクター付き偏光体と、前記液晶パネル
の他側面側にて前記キャラクター付き偏光体のいずれか
一方の側と光の吸収軸の軸方向を一致させて液晶パネル
の全面に対面配置される無キャラクター偏光体と、目視
側を前面としたときにその最奥の背面側に配置されるバ
ックライトとで構成したことを特徴とする液晶パネルを
利用した可変キャラクター表示装置。 - 【請求項2】 前記無キャラクター偏光体は、乳白色プ
レートに無キャラクター偏光フィルムを貼着して形成し
たことを特徴とする請求項1記載の液晶パネルを利用し
た可変キャラクター表示装置。 - 【請求項3】 前記バックライトの後方には、散光反射
材を配設したことを特徴とする請求項1または2記載の
液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置。 - 【請求項4】 前記液晶パネルは、別途配設される各種
の電池から得られる電気エネルギーを駆動電源としたこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液
晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154962A JP2000347604A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154962A JP2000347604A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347604A true JP2000347604A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15595722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11154962A Pending JP2000347604A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | 液晶パネルを利用した可変キャラクター表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347604A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100477977B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2005-03-23 | (주)엘씨디싸인 | 액정패널을 이용한 광고장치 |
KR100643196B1 (ko) | 2004-10-28 | 2006-11-10 | (주) 폭스힐 | 액정패널을 이용한 광고장치 |
KR100740147B1 (ko) | 2004-11-03 | 2007-07-18 | 이선욱 | 엘시디 광 셔터를 이용한 칼라 정보표시장치 |
KR101067000B1 (ko) | 2009-03-18 | 2011-09-22 | 이은희 | 움직이는 화상을 표시하는 액정 표시 장치 |
WO2017175667A1 (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 株式会社東海理化電機製作所 | 表示装置、表示板の製造方法 |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11154962A patent/JP2000347604A/ja active Pending
Cited By (7)
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US10295727B2 (en) | 2016-04-07 | 2019-05-21 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Display device and method for manufacturing display panel |
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