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JP2000342650A - 携帯用鼻洗浄器 - Google Patents

携帯用鼻洗浄器

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JP2000342650A
JP2000342650A JP11159137A JP15913799A JP2000342650A JP 2000342650 A JP2000342650 A JP 2000342650A JP 11159137 A JP11159137 A JP 11159137A JP 15913799 A JP15913799 A JP 15913799A JP 2000342650 A JP2000342650 A JP 2000342650A
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JP
Japan
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pipe
cap
nozzle
liquid
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JP11159137A
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Yasue Yoshimoto
泰江 吉本
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TOKYO BIKAGAKU KENKYUSHO KK
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TOKYO BIKAGAKU KENKYUSHO KK
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  • Closures For Containers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯時の取り扱いが容易で、使用時の操作性
も良く、さらに、容器内の液体の圧送も円滑に為される
携帯用鼻洗浄器を提供すること。 【解決手段】 弾力性を有する容器13と、容器の開口
に設けられたキャップ30と、液体を噴出するためのノ
ズル15を先端に備え、キャップに形成された挿入孔に
摺動可能に挿設されたパイプ16と、パイプを所定位置
で停止させる停止手段と、パイプの下端に接続された可
撓性ホース17とを備え、停止手段は、パイプの上下2
箇所に形成された凸部16a,16bと、凸部を嵌合さ
せてパイプの摺動を停止させるためにキャップの挿入孔
に設けられた溝32aとからなり、可撓性ホースは、パ
イプを摺動させてキャップから最大限に引き出したとき
に、下端17aが容器の底近傍に達する程度の長さに形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、持ち運びが容易な
携帯用の鼻洗浄器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鼻洗浄器としては、洗浄液を収容
するための容器の開口に蓋が設けられ、この蓋に手動式
のポンプが装着されると共に、蓋を通して容器内に連通
するようにパイプが設けられ、このパイプの先端にはノ
ズルが設けられてなる携帯用の鼻洗浄器がある。この鼻
洗浄器では、片手でポンプを押しながら、他方の手でノ
ズルを鼻に押し当てて、ノズルから噴出される洗浄液に
より、鼻粘膜を洗浄するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の鼻洗
浄器では、パイプが容器内から突出しているので、取り
扱いが不便であると共に、携帯するには不都合であっ
た。また上記鼻洗浄器では、片手にてポンプを押しなが
ら、他方の手にてノズルを把持する必要があり、両手が
塞がってしまう為、操作性が悪いという欠点がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解決せ
んとしたものであり、その課題は、携帯時の取り扱いが
容易で、使用時の操作性も良く、さらに、容器内の液体
の圧送も円滑に為される携帯用鼻洗浄器を提供すること
にある。
【0005】本発明の別の課題は、容器内に適温の液体
を容易に作り出すことができる携帯用鼻洗浄器を提供す
ることにある。
【0006】また本発明の別の課題は、ノズルから吹き
出される液体の温度を事前に確認することができる携帯
用鼻洗浄器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、弾力性を有
する容器と、該容器の開口に設けられたキャップと、該
容器内の液体を噴出するためのノズルを先端に備え、該
キャップに形成された挿入孔に摺動可能に挿設されたパ
イプと、摺動する該パイプを所定位置で停止させる停止
手段と、該パイプの下端に接続された可撓性のホースと
を備え、該停止手段は、パイプの上下2箇所に形成され
た凸部と、該凸部を嵌合させてパイプの摺動を停止させ
るためにキャップの挿入孔に設けられた溝とからなり、
該可撓性ホースは、パイプを摺動させてキャップから最
大限に引き出したときに、下端が容器の底近傍に達する
程度の長さに形成されたことを特徴とする携帯用鼻洗浄
器が提供される。
【0008】本発明の携帯用鼻洗浄器では、前記容器内
において水と所定温度の湯とを混合したときに適温とな
るように、水と湯の水位線を外側から見えるように前記
容器に設けることができる。ここで、水位線に加えて、
容器全体を半透明又は透明に形成するか、あるいは、半
透明又は透明のスリットを容器に設ければ、さらに確実
に容器内の水量を判断することが可能となる。
【0009】また本発明の携帯用鼻洗浄器では、フィル
ム状の液晶温度計を前記容器の底付近に設けることがで
きる。この液晶温度計は容器の内面又は外面の何れに貼
着しても良く、特に、容器の外面に貼着すれば、使用時
に見やすく、製造上容易であるという利点がある。この
フィルム状液晶温度計により、容器底付近の液体の温度
を確認することができる。そして、可撓性ホースの下端
が容器の底付近まで延びているため、実際にノズルから
吹き出される液体の温度を確認することが可能になり、
低温・高温の液体による鼻粘膜への刺激を防ぐことがで
きる。
【0010】すなわち、鼻粘膜は刺激を感じやすく、鼻
洗浄器では刺激の無いことが大切な条件であり、特に、
洗浄液の温度、濃度およびノズルからの噴出圧力の3点
が適切に定められる必要がある。洗浄液の温度は、体温
よりも若干高い38〜44℃程度の範囲が最適であり、
洗浄液の濃度は鼻粘膜との浸透圧から考慮され、さら
に、ノズルからの噴出圧力は個人差を考慮して各人が微
調整できることが望まれる。したがって、本発明では、
容器を押圧する手の力を調整すれば、使用者に適したノ
ズルからの噴出圧力を簡単に得ることができて、また水
と湯の水位線及びフィルム状の液晶温度計により、最適
な温度の洗浄液も得ることができる。
【0011】さらに、本発明の携帯用鼻洗浄器において
は、ノズルの表面に凹部を形成しても良く、これによ
り、鼻粘膜とノズルとの間に充分なクリアランスが確保
できるので、鼻粘膜および耳の鼓膜に過剰な圧力が作用
することを防止できる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて実施例を説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。図1
(a)は本発明の一実施例である携帯用鼻洗浄器の外観
を示した正面図であり、図1(b)は携帯用鼻洗浄器の
側面図である。また図2はパイプを容器から最大限に引
き出した状態の携帯用鼻洗浄器を示す断面図であり、図
3はパイプを容器内に収納した状態の携帯用鼻洗浄器を
示す断面図であり、さらに、図4はキャップを拡大して
示した断面図である。図1において、携帯用鼻洗浄器1
0は、合成樹脂材等により弾力復元性を有するように形
成された容器13と、容器13の開口に螺着されたキャ
ップ30と、キャップ30のパイプ挿入孔32に摺動可
能に挿設されたパイプ16と、容器13内に収納された
パイプ16をキャップ30と共に覆うカバー11とを備
え、さらに、図2及び図3に示したように、パイプ16
の下端には可撓性ホース17が接続される。
【0013】ここで、前記容器13には、外側から見え
るように底付近にフィルム状の液晶温度計14が設けら
れると共に、上下方向に延びる半透明のスリット20が
形成され、このスリット20の上下には外側から見える
ようにそれぞれ水位線21,22が設けられ、これに
「H」と「C」との文字がそれぞれ添えられている。液
晶温度計14は、38〜44℃程度の範囲を計測可能な
ものを使用する。また、水位線21,22の位置は、こ
れを目印にして、容器内で水と所定温度の湯とを混合し
たときに適温となるように定める。すなわち、最初に、
水位線22まで水を注ぎ、次いで、水位線21まで熱湯
を注ぎ足したとき、容器13内の液体温度が38〜44
℃程度になるように、水位線21,22の位置を定め
る。
【0014】また前記パイプ16は、その先端にノズル
15が45°程度傾けて設けられ、表面には上下に離隔
してリング状に凸部16a,16bが形成され、下端に
はパイプ挿入孔32からパイプ16が抜けるのを防止す
るために抜止めフランジ16cが形成されている。な
お、パイプ16は、パイプ挿入孔32の内面に摺動する
程度の外径に形成し、パイプ16の凸部16a,16b
は、後述するパイプ挿入孔32の溝32aに嵌合してパ
イプ16の摺動を停止させることができる程度の寸法で
形成する。
【0015】ここで、ノズル15は、図6の断面図に詳
細に示したように、表面に凹部15bが形成され、これ
により、鼻粘膜とノズル15との間に充分なクリアラン
スを確保し、洗浄液噴出時に鼻粘膜および耳の鼓膜に過
剰な圧力が作用することを防止する。また、ノズル15
には先端に液体の噴出口15aが形成され、従来の逆止
弁(図示せず)が内蔵されており、これによって、ひと
たび噴出された洗浄液が噴出口15aからパイプ16を
介して容器13内まで逆流することを防止可能にしてい
る。なお、ノズルは、図1〜図3及び図6のように、凹
部15bを備えるものに加えて、図5のように凹部が無
い緩やかな曲面のものを使用しても良い。
【0016】前記キャップ30は、内面にネジ山が設け
られて容器13の開口に螺着可能に形成されており、ほ
ぼ中央に所定長のパイプ挿入孔32が形成され、さら
に、空気弁31が設けられている。ここで、パイプ挿入
孔32の内面には、パイプ16の凸部16a,16bと
相補な形状に溝32aが形成されている。また、空気弁
31は、容器13が押圧されたときに容器内から外部に
空気が漏れないようにすると共に、押圧された容器13
が復元するときに外部から容器内へ空気を取り込むこと
ができるように設けられている。なお、図中において空
気弁31はステンレスボールを用いた従来品が示されて
いるが、これに限定されず、他のタイプの空気弁を適用
しても良い。
【0017】ここで、キャップ30の空気弁と、ノズル
15の逆止弁に関し、上記以外の態様について更に詳細
に説明する。図7(a)〜(c)は弁部材25であっ
て、キャップ30及びノズル15の両方に内蔵して使用
可能なものである。この弁部材25はシリコン樹脂等の
弾性材料から形成され、筒体25bの一端に開口25d
が設けられ、他端には、ここを塞ぐ片材25aが設けら
れ、さらに、筒体25bの表面には嵌合溝25cが設け
られ、この嵌合溝25cによりキャップ30及びノズル
15に固定されている。この片材25aは、その一部が
筒体25bと一体に繋がっているのみであり、図7
(b)における線25e部分では筒体25bに当接状態
で設けられている。したがって、空気や液体により矢印
Pのような圧力を受けると、片材25aは矢印Mのよう
に開いて空気や液体の通過を許容し、逆に、片材25a
が、矢印Pの逆方向の力を受けると、図7(b)の状態
で空気や液体の通過を防止すべく筒体25bを塞ぐもの
である。上述した弁部材25は、ノズル15において
は、片材25aが噴出口15aに対向するように配置さ
れ、キャップ30においては、片材25aが容器内に向
くように配置される。
【0018】さらに前記可撓性ホース17は、図2に示
したように、パイプ16を摺動させてキャップ30から
最大限に引き出したとき、すなわち、パイプ16の凸部
16bが溝32aに嵌合して摺動停止したときに、下端
17aが容器13の底13a付近に達する程度の長さに
形成する。また可撓性ホース17は、図3に示したよう
に、パイプ16を容器13内へ最大限に押し入れること
ができる程度に、曲折可能な可撓性を備えたものを使用
する。
【0019】次に、本発明の携帯用鼻洗浄器10の使用
方法について説明する。最初に、キャップ30を取り外
して、容器13の外側から水位線22を見ながら、その
高さまで水を入れ、更に、水位線21の高さまで熱湯を
注ぎ加える。次に、容器13に洗浄剤を入れたのち、容
器13の開口にキャップ30を螺着し、水・熱湯・洗浄
剤を攪拌する。
【0020】攪拌後に、パイプ16の凸部16bが、挿
入孔内の溝32aに嵌合するまで、パイプ16を引き上
げる。この嵌合により、パイプ16は片手で把持しなく
ても、容器13から引き出された状態で保持される。次
に、ノズル15を鼻孔内に挿入し、容器13を片手で押
圧して、洗浄液をノズル15の噴出口15aから吹き出
して鼻粘膜を洗浄する。このとき、ノズル15内には逆
止弁が設けられているため、鼻粘膜を洗浄した液体が、
噴出口15aからパイプ16内を通って逆流しないよう
に機能する。
【0021】鼻粘膜を洗浄した後、パイプ16を挿入孔
32内に押し込むと、下方の凸部16bと溝32aとの
嵌合状態が解除され、パイプ16は挿入孔32内を下方
に摺動し、可撓性ホース17は底13aに突き当たって
折れ曲がり、パイプ16の上方の凸部16aと溝32a
とが嵌合すると、そこでパイプ16は摺動を停止する。
この状態で、容器13にカバー11を嵌めれば、携帯時
の取り扱いが容易になる。
【0022】
【発明の効果】本発明の携帯用鼻洗浄器では、パイプが
キャップの挿入孔に摺動可能に挿設されているので、パ
イプを容器内に押し込めば全体がコンパクトになって、
携帯時の取り扱いが便利である。これに加えて、パイプ
に接続された可撓性ホースは、パイプをキャップから最
大限に引き出したときに下端が容器の底近傍に達する程
度の長さに形成されているので、容器内の液体が残り少
なくなっても、確実にノズルまで圧送することが可能で
ある。さらに、本発明では停止手段を備えているので、
パイプを容器から引き出して停止させれば、片手による
操作で鼻粘膜の洗浄ができる。
【0023】また本発明の携帯用鼻洗浄器では、フィル
ム状の液晶温度計が容器の底付近に設けられたので、容
器底付近の液体の温度を確認することができて、可撓性
ホースの下端は底付近まで延びているため、実際にノズ
ルから吹き出される液体の温度を確認することが可能に
なった。
【0024】さらに、本発明の携帯用鼻洗浄器では、容
器内で水と所定温度の湯とを混合したときに適温となる
ように、水と湯の水位線が外側から見えるように容器に
設けられているので、容器内に容易に適温の液体を作り
出すことができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例である携帯用鼻洗浄
器の外観を示した正面図であり、(b)は携帯用鼻洗浄
器の側面図である。
【図2】パイプを容器から最大限に引き出した状態の携
帯用鼻洗浄器を示す断面図である。
【図3】パイプを容器内に収納した状態の携帯用鼻洗浄
器を示す断面図である。
【図4】キャップを拡大して示した断面図である。
【図5】(a)は図2及び図3とは異なるノズルの実施
態様を示す側面図であり、(b)は(a)におけるB−
B線に沿った断面図である。
【図6】図1(b)におけるA−A線に沿った断面図で
ある。
【図7】ノズル又はキャップに使用される弁部材の一実
施態様であって、(a)は斜視図、(b)は弁部材が閉
じたときの断面図、(c)は弁部材が開放時の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 携帯用鼻洗浄器 13 容器 16 パイプ 16a,16b 凸部(停止手段) 17 可撓性ホース 17a 可撓性ホースの下端 30 キャップ 32a 溝(停止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E062 AA20 AB01 AC02 BA07 BB09 DA02 KA01 KB17 3E084 AA06 AA12 AA24 AB01 BA01 CC03 DA01 DC03 FB01 GA01 GB01 KB01 LA21 LB02 LB07 LC02 LD01 4C094 AA06 DD14 EE08 GG05 GG13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性を有する容器と、該容器の開口に
    設けられたキャップと、該容器内の液体を噴出するため
    のノズルを先端に備え、該キャップに形成された挿入孔
    に摺動可能に挿設されたパイプと、摺動する該パイプを
    所定位置で停止させる停止手段と、該パイプの下端に接
    続された可撓性のホースとを備え、 該停止手段は、パイプの上下2箇所に形成された凸部
    と、該凸部を嵌合させてパイプの摺動を停止させるため
    にキャップの挿入孔に設けられた溝とからなり、 該可撓性ホースは、パイプを摺動させてキャップから最
    大限に引き出したときに、下端が容器の底近傍に達する
    程度の長さに形成されたことを特徴とする携帯用鼻洗浄
    器。
  2. 【請求項2】 前記容器内において水と所定温度の湯と
    を混合したときに適温となるように、水と湯の水位線を
    外側から見えるように前記容器に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の携帯用鼻洗浄器。
  3. 【請求項3】 フィルム状の液晶温度計が前記容器の底
    付近に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の携帯用鼻洗浄器。
  4. 【請求項4】 前記ノズルの表面に凹部を形成したこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の携帯用
    鼻洗浄器。
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