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JP2000341292A - パケット通信システム、このパケット通信システムに用いられる基地局装置及び端末装置 - Google Patents

パケット通信システム、このパケット通信システムに用いられる基地局装置及び端末装置

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Publication number
JP2000341292A
JP2000341292A JP11149745A JP14974599A JP2000341292A JP 2000341292 A JP2000341292 A JP 2000341292A JP 11149745 A JP11149745 A JP 11149745A JP 14974599 A JP14974599 A JP 14974599A JP 2000341292 A JP2000341292 A JP 2000341292A
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JP
Japan
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packet
base station
continuous transmission
continuous
terminal
Prior art date
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JP11149745A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sato
裕明 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末から基地局へデータを送信する際に互いの
状況を考慮したパケット数でデータを効率的に送信す
る。 【解決手段】移動端末装置PS1から基地局CS1にデ
ータを送信する際、基地局CS1は各端末毎の加入者認
証情報、端末数、送受信データ量といった各情報を元に
連続送信許可数Sを決定して上記各情報と共に空線信号
に含ませて報知する。移動端末装置PS1は空線信号を
受信すると、上記各情報を元に連続送信許可数Sを満足
する連続送信パケット要求数Nを設定して予約信号に含
ませて返信し、基地局CS1側で最終的に許可した連続
送信パケット決定数M分のデータを連続送信する。この
ように、パケットの送信数を設定する場合に、基地局C
S1と移動端末装置PS1の両者間で自由度を持たせる
ことで、システム全体として効率の良いデータ通信を行
うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPHS(Pe
rsonal Handy-phone System)からなる端末装置と、有
線網に接続される基地局装置との間でパケット通信を行
うパケット通信システムに係り、特に端末装置から基地
局装置へパケットデータを送信する際のパケット送信数
の設定方法に特徴を有するパケット通信システム、この
パケット通信システムに用いられる基地局装置及び端末
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット通信システムでは、端末である
複数の端末と、有線網に接続される基地局とを備え、基
地局から端末への通信がブロードキャスト、端末から基
地局への通信がランダムアクセスの形態が一般的であ
る。このようなシステムにおいて、端末から基地局へデ
ータを送信する場合には次のようになる。
【0003】今、図7のデータ送信シーケンス例に示す
ように、基地局の配下に端末A,B,Cが存在し、その
うちの端末Aに送信すべきパケット群が発生したとす
る。端末Aは、上り回線が空き状態(未使用状態)であ
ることを示す空線信号を基地局から受信すると、まず、
パケット数N分のデータ送信を予約するための予約信号
を基地局に返信する。
【0004】これに対して、基地局は上記予約信号を受
け取ることにより、自身の状況に応じてM個のパケット
(M≦N)の送信を許可する送信許可信号を端末Aに送
信すると共に、他の端末B,Cに対して上り信号の送信
を停止させる禁止信号を送信する。これにより、端末A
は基地局によって許可されたM個分のデータをパケット
単位で連続的に基地局に送信する。この際、M個のパケ
ット送信中に上りあるいは下りの信号にエラーが発生し
たとしても、最初の予約信号−送信許可信号のやり取り
でリソースが確保されているため、基地局と端末Aはそ
れぞれ禁止信号とパケット信号の送信をそれぞれ引き続
き行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のパケット通信システムでは、基地局−端末間の予約信
号−送信許可信号のやり取りにより、端末が実際に送信
できるパケット数Mは、基地局の状況により制限されて
いる。しかも、このパケット数Mが解るのは、端末が予
約信号を出した後である。この場合、基地局が通知する
連続送信パケット決定数Mは、基地局のみの状況により
決められていた。
【0006】しかし、基地局が通知する連続送信パケッ
ト決定数Mを決定する場合に、基地局だけの状況により
決定するのではなく、基地局及びその支配下にある端末
A,B,Cの両者の状況を考慮して決定した方が良い場
合がある。
【0007】例えば、基地局の支配下の端末数が多い場
合には、連続送信パケット決定数Mが大きいと、1つの
端末の上りデータ通信の占有時間が長くなり、結果とし
て他の多くの端末が上りデータを送信できる確率が低く
なる。したがって、このような場合には、連続送信パケ
ット決定数Mを小さくする方が良い。
【0008】また、端末が基地局から送信許可される連
続送信パケット決定数Mはどの端末に対しても同じ値に
なっている。したがって、各端末毎に優先順位を付け、
その優先順位に応じて連続送信パケット決定数Mを変え
ることはできない。
【0009】つまり、従来、基地局が通知する連続送信
パケット決定数Mが基地局だけの状況により決定されて
いたため、実際に端末が送信できる連続パケット数に端
末側の状況が反映されず、データ転送効率が悪くなると
いった問題があった。
【0010】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、端末から基地局へデータを送信する際に互いの状
況を考慮したパケット数でデータを効率的に送信するこ
とのできるパケット通信システム、このパケット通信シ
ステムに用いられる基地局装置及び端末装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、無線エリアを
構成する少なくとも1つの基地局装置と、この基地局装
置の無線エリア内に存在する複数の端末装置との間で共
通の通信チャネルを用いてパケット通信を行うパケット
通信システムにおいて、上記基地局装置に、例えば支配
下の各端末装置の個数、支配下の各端末装置の加入者認
証情報、ある時間内の送受信データ量を用いて上りデー
タの連続送信パケット許可数Sを決定する連続送信パケ
ット許可数決定手段と、上記端末装置から送信された連
続送信パケット要求数Nに対して上りデータの連続送信
パケット決定数Mを決定する連続送信パケット決定数決
定手段と、上記連続送信パケット許可数決定手段によっ
て決定された連続送信パケット許可数Sを上記各端末装
置の個数、加入者認証情報、送受信データ量と共に上記
各端末装置に報知した後、上記端末装置から返信される
連続送信パケット要求数Nに対して上記記連続送信パケ
ット決定数決定手段によって決定された連続送信パケッ
ト決定数Mを上記各端末装置に報知する上り制御手段と
を設け、上記端末装置に、上記基地局装置から報知され
た連続送信パケット許可数Sを満足する連続送信パケッ
ト要求数Nを上記各端末装置の個数、加入者認証情報、
送受信データ量のうちの少なくとも1つの情報を用いて
決定する連続パケット要求数決定手段と、この連続送信
パケット要求数決定手段によって決定された連続送信パ
ケット要求数Nを上記基地局装置に送信した後、上記基
地局装置から返送される連続送信パケット決定数M分の
データをパケット単位で連続して上記基地局装置に送信
する送信制御手段とを設けたものである。
【0012】このような構成によれば、一定時間間隔で
報知される基地局装置側で決定した連続送信パケット許
可数Sに対し、端末装置側では、その連続送信パケット
許可数Sを満足する連続送信パケット要求数Nを設定
し、最終的に許可された連続送信パケット決定数Mに従
ってデータを送信することができるので、システム全体
として効率の良いデータ通信を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0014】なお、本発明は移動パケット通信システム
に好適に適用できるため、以下では、PHSを用いた移
動パケット通信システムを想定して説明する。
【0015】図1は本発明の移動パケット通信システム
の概略構成図であり、CS1〜CSnはPHSの基地局
を示している。これらの基地局CS1〜CSnはシステ
ムがカバーするサービスエリアに地理的に分散配設され
ており、1つもしくは複数で無線エリアを形成してい
る。
【0016】PS1〜PSmはPHSを用いた移動端末
装置を示している。これらの移動端末装置PS1〜PS
mは、上記各基地局CS1〜CSnが形成するセル内に
おいて、最寄りの基地局に無線回線を介して接続され
る。この基地局と移動端末装置との間の無線アクセス方
式としては、例えばTDMA−TDD(Time DivisionM
ultiple Access−Time Division Duplex)方式が使用さ
れる。移動端末装置PS1〜PSmには、通話機能のみ
を有する携帯電話機の他に、データ通信機能と無線アク
セス機能を備えた携帯情報端末と、携帯電話機にパーソ
ナル・コンピュータPCを接続したものとがある。
【0017】また、上記各基地局CS1〜CSnは、そ
れぞれ加入者回線を介してI′インタフェース網(以後
I′網と称する)IN2に接続されると共に、専用線を
介して専用線網PNに接続される。I′網IN2はPH
Sの基地局CS1〜CSnを収容するためのもので、統
合サービスディジタル網(ISDN)IN1と共に回線
交換網からなる公衆網を構成する。公衆網には多くの有
線端末装置(図示せず)が接続される。専用線網PNは
パケット網を構成し、例えばX.25に規定されるプロ
トコルに従ってパケット交換を行う。
【0018】また、上記ISDN網IN1及び専用線網
PNには、データ通信装置としてのゲートウエイGWが
接続され、このゲートウエイGWには例えばLANを介
してサーバ装置ASが接続される。サーバ装置ASは、
移動端末装置PS1〜PSm及び有線端末装置相互間で
電子メールの伝送を行う際のメールサーバとしての機能
を有すると共に、ニュースや広告等のWeb情報を移動
端末装置PS1〜PSm及び有線端末装置に通知するコ
ンテンツ・サーバとしての機能を有している。
【0019】なお、ゲートウエイGWは、例えばサービ
ス・プロバイダのアクセス・サーバを介して図示しない
インターネット等のコンピュータ・ネットワークにも接
続される。インターネットには多数のWWW(World-Wi
de Web)サーバが接続される。これらのWWWサーバに
は、TCP/IPプロトコルを使用することで、加入者
有線端末装置は勿論のこと上記移動端末装置PS1〜P
Smからもアクセスが可能となっている。
【0020】次に、基地局CS1〜CSnは次のように
構成される。図2はその構成を示す機能ブロック図であ
る。
【0021】基地局CS1〜CSnは、アンテナ111
を備えた無線部10と、モデム部20と、TDMA部3
0と、インタフェース部40と、制御部50と、情報記
憶部60と、データ通信部70とを備えている。
【0022】すなわち、移動端末装置PS1〜PSmか
ら到来した無線搬送波信号は、アンテナ111で受信さ
れた後、無線部10の高周波スイッチ(SW)112を
介して受信部113に入力される。この受信部113で
は、上記受信された無線搬送波信号がシンセサイザ11
4から発生された局部発振信号とミキシングされて受信
中間周波信号にダウンコンバートされる。なお、上記シ
ンセサイザ114から発生される局部発振信号の周波数
は、無線チャネル周波数に応じて制御部50より指示さ
れる。また、無線部10には受信電界強度検出部(RS
SI)116が設けられている。この受信電界強度検出
部116では、移動端末装置PS1〜PSmから到来し
た無線搬送波信号の受信電界強度が検出され、その検出
値は空きチャネルサーチや移動端末装置のハンドオーバ
制御等のために制御部50に通知される。
【0023】上記受信部113から出力された受信中間
周波信号は、モデム部20の復調部221に入力され
る。復調部221では上記受信中間周波信号のディジタ
ル復調が行われ、これによりディジタル復調信号が再生
される。
【0024】TDMA部30のTDMAデコード部33
1は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロット
ごとに分離する。そして、分離したスロットのデータが
音声データであればこの音声データをインタフェース部
40に入力する。一方、分離したスロットのデータがパ
ケットデータや制御データであれば、これらのデータを
データ通信部70に入力する。
【0025】インタフェース部40は、ADPCM(Ad
aptive Differential Pulse Code Modulation)トラン
スコーダ441と、公衆回線インタフェース442と、
専用線インタフェース443とから構成される。
【0026】ADPCMトランスコーダ441は、上記
TDMAデコード部331から出力された音声データを
復号する。この復号されたディジタル音声信号は、公衆
回線インタフェース442からI′網IN2へ送出され
る。公衆回線インタフェース442は、制御部50の指
示に従い、I′網IN2に対する呼接続処理を行う。専
用線インタフェース443は、制御部50の指示に従
い、専用線網PNに対するパケット通信用のコネクショ
ンの開設処理等を行う。
【0027】データ通信部70は、移動端末装置PS1
〜PSmから到来したデータが自局宛の制御データであ
れば、この制御データを制御部50に入力する。制御部
50は、この制御データを基に後述するパケット通信用
のコネクションの開設処理等を行う。これに対し移動端
末装置PS1〜PSmから到来したデータが外部宛のパ
ケットデータであれば、データ通信部70はこのパケッ
トデータを、専用線インタフェース443を介して専用
線網PNへ送出する。
【0028】一方、I′網IN2から到来したディジタ
ル通信信号は、公衆回線インタフェース442で受信さ
れる。そして、上記ディジタル通信信号が音声データで
あれば、ADPCMトランスコーダ441で圧縮符号化
処理が施されてTDMAエンコード部332に入力され
る。これに対し、上記ディジタル通信信号が制御データ
であれば、データ通信部70に入力される。また、専用
線網PNから到来したパケットデータは、専用線インタ
フェース443を介してデータ通信部70に入力され
る。
【0029】データ通信部70は、入力されたデータの
宛先が移動端末装置PS1〜PSmであれば、当該デー
タをTDMAエンコード部332に入力する。これに対
し、入力されたデータが自局宛の制御データであれば、
当該制御データを制御部50に入力する。制御部50
は、この入力された制御データを解析して種々制御を行
う。また、制御部50は、移動端末装置PS1〜PSm
宛の制御データを、データ通信部70を介して上記TD
MAエンコード部332へ出力する。
【0030】TDMAエンコード部332は、上記AD
PCMトランスコーダ441から出力された各チャネル
のディジタル音声データ、データ通信部70から出力さ
れた制御データやパケットデータを、制御部50から指
示された送信タイムスロットに挿入して多重化する。変
調部222は、上記TDMAエンコード部332から出
力された多重化ディジタル通信信号により送信中間周波
信号をディジタル変調し、この変調した送信中間周波信
号を送信部115に入力する。
【0031】送信部115は、上記変調された送信中間
周波信号をシンセサイザ114から発生された局部発振
信号とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバ
ートし、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この
送信部115から出力された無線搬送波信号は、高周波
スイッチ112を介してアンテナ111から移動端末装
置PS1〜PSmに向け送信される。
【0032】ところで、制御部50はマイクロコンピュ
ータを主制御部とするもので、この発明に係わる制御機
能として、端末個数管理部551、加入者認証情報管理
部552、データ量測定部553、連続送信パケット許
可数決定部554、上り制御部555を備えている。
【0033】端末個数管理部551は、当該基地局の支
配下にある移動端末装置PS1〜PSmの端末数D2を
管理している。加入者認証情報管理部552は、当該基
地局の支配下にある移動端末装置PS1〜PSmの加入
者認証情報D1(端末IDと認証情報)を管理してい
る。データ量測定部553は、情報記録部60に設けら
れる送信バッファ661及び受信バッファ662を参照
して、当該基地局のある時間内での送受信データ量D3
を測定する。
【0034】連続送信パケット許可数決定部554は、
上りデータの連続送信パケット許可数Sを決定するもの
であり、その際に上記端末個数管理部551によって得
られる移動端末装置PS1〜PSmの端末数D2、上記
加入者認証情報管理部552によって得られる移動端末
装置PS1〜PSmの加入者認証情報D1、上記データ
量測定部553によって得られる送受信データ量D3の
うちの少なくとも1つの情報を用いて連続送信パケット
許可数Sを決定する。
【0035】上り制御部555は、この連続送信パケッ
ト許可数決定部554によって決定された連続送信パケ
ット許可数Sと、上記端末個数管理部551によって得
られる移動端末装置PS1〜PSmの端末数D2、上記
加入者認証情報管理部552によって得られる移動端末
装置PS1〜PSmの加入者認証情報D1、上記データ
量測定部553によって得られる送受信データ量D3を
空線信号に含ませて移動端末装置PS1〜PSmに報知
する。なお、この空線信号のフォーマット構成について
は後に図4を参照して説明する。さらに、この上り制御
部555は、上記連続送信パケット許可数Sを報知した
後に、データ送信を要求する端末装置から返信されてく
る連続送信パケット要求数Nに対して、例えば端末装置
の優先度(料金等)を考慮して最終的なパケット数(連
続送信パケット決定数M)を決定し、その連続送信パケ
ット決定数Mを当該端末装置に送信する処理を含んでい
る。
【0036】また、移動端末装置PS1〜PSmは次の
ように構成される。図3はその構成を示す機能ブロック
図である。
【0037】移動端末装置PS1〜PSmは、アンテナ
11を備えた無線部1と、モデム部2と、TDMA部3
と、通話部4と、制御部5と、情報記憶部6と、データ
通信部7と、表示部8と、キー入力部9とを備えてい
る。
【0038】すなわち、基地局CS1〜CSnから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振信号周波数は、制御部5の指示によ
り無線チャネル周波数に対応する値に設定される。ま
た、無線部1には受信電界強度検出部(RSSI)16
が設けられている。この受信電界強度検出部16では、
基地局CS1〜CSnから到来した無線搬送波信号の受
信電界強度が検出され、その検出値は例えば受信品質の
判定・表示を行うために制御部5に通知される。
【0039】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
われ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0040】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、分離したスロットのデータが音
声データであればこの音声データをインタフェース部4
に入力する。一方、分離したスロットのデータがパケッ
トデータや制御データであれば、これらのデータをデー
タ通信部7に入力する。
【0041】通話部4は、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation)トランスコーダ41
と、PCMコーデック42と、スピーカ43と、マイク
ロホン44とを備えている。ADPCMトランスコーダ
41は、上記TDMAデコード部31から出力された音
声データを復号する。PCMコーデック42は、上記A
DPCMトランスコーダ41から出力されたディジタル
音声信号をアナログ信号に変換し、この音声信号をスピ
ーカ43から拡声出力する。
【0042】データ通信部7は、上記TDMAデコード
部31から供給されたデータを受信し、このデータを制
御部5に供給する。制御部5は受信データが制御データ
であればこの制御データを解析して必要な制御を行う。
これに対し、受信データがサーバ等から到来したパケッ
トデータであれば、このパケットデータをデパケットし
た後に情報記憶部6に記憶すると共に、例えば液晶表示
器(LCD)からなる表示部8に供給して表示させる。
【0043】一方、マイクロホン44に入力されたユー
ザの音声信号は、PCMコーデック42でPCM符号化
されたのちADPCMトランスコーダ41でさらに圧縮
符号化される。そして、この符号化音声データはTDM
Aエンコード部32に入力される。また、制御部5から
出力された制御データやパケットデータは、データ通信
部7を経て上記TDMAエンコード部32に入力され
る。
【0044】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、及びデータ通信部7から出力され
た制御データやパケットデータを、制御部5から指示さ
れた送信タイムスロットに挿入して多重化する。変調部
22は、上記TDMAエンコード部32から出力された
多重化ディジタル通信信号により送信中間周波信号をデ
ィジタル変調し、この変調した送信中間周波信号を送信
部15に入力する。
【0045】送信部15は、上記変調された送信中間周
波信号をシンセサイザ14から発生された局部発振信号
とミキシングして無線搬送波周波数にアップコンバート
し、さらに所定の送信電力レベルに増幅する。この送信
部15から出力された無線搬送波信号は、高周波スイッ
チ12を介してアンテナ11から基地局CS1〜CSn
に向け送信される。
【0046】ところで、制御部5は例えばマイクロコン
ピュータを主制御部としたもので、この発明に係わる制
御機能として、連続送信パケット要求数決定部51と送
信制御部52とを備えている。
【0047】連続送信パケット要求数決定部51は、基
地局から報知された空線信号に含まれる連続送信パケッ
ト許可数Sを満足する連続送信パケット要求数Nを決定
する処理を行うものであり、その際に同空線信号に含ま
れている上記移動端末装置PS1〜PSmの端末数D
2、加入者認証情報D1、送受信データ量D3のうちの
少なくとも1つの情報を用いて連続送信パケット要求数
Nを設定する。送信制御部52は、連続送信パケット要
求数決定部51によって決定された連続送信パケット要
求数Nを予約信号に含ませて基地局に送信した後、基地
局から返送された連続送信パケット決定数Mを受信した
ときに、上記連続送信パケット決定数Mに従ったパケッ
ト数分のデータを連続して基地局に送信する処理を行
う。なお、この予約信号のフォーマット構成については
後に図5を参照して説明する。
【0048】図4は本発明の空線信号のフォーマット構
成を示す図である。
【0049】空線信号は、基地局が通信チャネルの上り
回線が空き状態であることを各端末に報知するための信
号であり、図4に示すように、ヘッダ情報H1の他に、
連続送信パケット許可数S、加入者認証情報D1、端末
数D2、送受信データ量D3が含まれている。
【0050】ヘッダ情報H1は、この空線信号を発信し
た基地局のアドレス等を示している。連続送信パケット
許可数Sは、基地局が許可するパケットの連続数を示す
ものであり、上記連続送信パケット許可数決定部554
によって得られる。加入者認証情報D1は、基地局の支
配下にある各端末の識別情報を示すものであり、上記加
入者認証情報管理部552によって得られる。この加入
者認証情報D1は、各端末毎に固有のIDと認証情報か
らなる。端末数D2は、基地局の支配下にある各端末の
個数を示すものであり、上記端末個数管理部551によ
って得られる。送受信データ量D3は、ある時間内のデ
ータの送受信量を示すものであり、上記データ量測定部
553によって得られる。
【0051】図5は本発明の予約信号のフォーマット構
成を示す図である。
【0052】予約信号は、通信チャネルの上り回線が空
き状態のときに各端末から基地局に対してデータ送信を
予約するための信号であり、図5に示すように、ヘッダ
情報H2の他に、連続送信パケット要求数Nが含まれて
いる。
【0053】ヘッダ情報H2は、この予約信号を発信し
た端末のアドレスと、発信先である基地局のアドレス等
を示している。連続送信パケット要求数Nは、端末側で
連続送信パケット許可数Sを満足するように設定したパ
ケット数を示すものであり、上記連続送信パケット要求
数決定部51によって得られる。
【0054】次に、上記のようにして構成される無線パ
ケット通信システムの動作について説明する。ここで
は、基地局CS1と、その支配下の複数の移動端末装置
PS1,PS2,PS3との間で共通の通信チャネルを
介してパケット通信を行う場合を想定して、その通信手
順を説明する。
【0055】図6は本発明のパケット通信手順を示すシ
ーケンス図である。
【0056】通信チャネルの上り回線が空き状態(未使
用状態)にあるときに、基地局CS1は、まず、上り回
線が空き状態であることを示す空線信号を支配下の移動
端末装置PS1,PS2,PS3に報知する。その際、
基地局CS1は、以下のような条件の下で配下の移動端
末装置PS1,PS2,PS3に対して許可できるパケ
ットの連続送信パケット許可数Sを決定する。
【0057】(1)配下の各端末毎に固有の加入者認証
情報D1(端末IDと認証情報からなる)に応じて連続
送信パケット許可数Sを決定する。これは、加入者毎に
加入条件等が異なり、これにより提供するパケット通信
サービスの内容を変えることができるためである(例え
ば料金に応じて連続送信パケット許可数Sを変更するな
ど)。 (2)配下の端末数D2に応じて連続送信パケット許可
数Sを決定する。これは、例えば端末数D2が多い場合
には多くの端末がデータの送受信を必要としていると考
えられるので、1端末当たりの連続送信パケット数を小
さくすることで、多くの端末へのデータの送信のスケジ
ューリングを行うためである。 (3)基地局CS1の送受信データ量D3に応じて連続
送信パケット許可数Sを決定する。これは、例えばある
時間内の基地局CS1の送受信データ量D3が多い場合
に、それに応じて連続送信パケット許可数Sを決めるた
めである。
【0058】このように、基地局CS1は、加入者認証
情報D1、端末数D2、送受信データ量D3の少なくと
も1つの情報を用いて連続送信パケット許可数Sを決定
すると、この連続送信パケット許可数Sと上記加入者認
証情報D1、端末数D2、送受信データ量D3の各情報
を空線信号に書き込んで移動端末装置PS1,PS2,
PS3に報知する。
【0059】詳しくは、図2に示す制御部50におい
て、連続送信パケット許可数決定部554が端末個数管
理部551によって得られる端末数D2、加入者認証情
報管理部552によって得られる加入者認証情報D1、
データ量測定部553によって得られる送受信データ量
D3のうちの少なくとも1つの情報を用いて、上りデー
タの連続送信パケット許可数Sを決定する。そして、上
り制御部555が上記連続送信パケット許可数決定部5
54によって決定された連続送信パケット許可数Sと、
上記加入者認証情報D1、端末数D2、送受信データ量
D3を空線信号に含ませて支配下の移動端末装置PS1
〜PSmに報知する。このときの空線信号のフォーマッ
ト例を図4に示す。
【0060】この空線信号は基地局CS1の支配下の移
動端末装置PS1〜PSmに報知されるので、移動端末
装置PS1〜PSm側では、この空線信号を受信するこ
とにより、基地局CS1が許可した連続送信パケット許
可数Sの他に、各端末の加入者認証情報D1、基地局C
S1の支配下の端末数D2、基地局CS1の送受信デー
タ量D3を知ることができる。
【0061】今、空線信号の中の連続送信パケット許可
数Sを「4」とし、移動端末装置PS1に送信すべきパ
ケット群が生じたとする。移動端末装置PS1は、基地
局CS1から送られて来た空線信号を受信することによ
り、その空線信号に含まれた連続送信パケット許可数S
=4を満足する連続送信パケット要求数Nを自ら設定す
る。この連続送信パケット要求数Nの設定に際し、空線
信号に含まれた加入者認証情報D1、端末数D2、送受
信データ量D3の少なくとも1つの情報を用いて連続送
信パケット要求数Nを設定する。ここでは、移動端末装
置PS1が連続送信パケット要求数Nを「3」と設定し
たとする。この連続送信パケット要求数Nを予約信号に
書き込み、基地局CS1に返信する。
【0062】詳しくは、図3に示す制御部5において、
連続送信パケット要求数決定部51が上記基地局CS1
からの空線信号に含まれた連続送信パケット許可数Sを
確認することにより、同空線信号に含まれている加入者
認証情報D1、端末数D2、送受信データ量D3のうち
の少なくとも1つの情報を用いて基地局CS1が決めた
連続送信パケット許可数Sを満足する連続送信パケット
要求数N(N≦S)を設定する。そして、送信制御部5
2が上記連続送信パケット要求数決定部51によって設
定された連続送信パケット要求数Nを予約信号に含ませ
て基地局CS1に返信する。このときの予約信号のフォ
ーマット例を図5に示す。
【0063】これに対して、基地局CS1は、移動端末
装置PS1から送られて来る予約信号を受け取ることに
より、その予約信号に含まれている連続送信パケット要
求数N=3を確認し、例えば端末優先度(料金等)を考
慮して最終的な連続送信パケット決定数Mを決定し、こ
れを送信許可信号に含ませて移動端末装置PS1に送信
する。このとき、他の端末である移動端末装置PS2及
び移動端末装置PS3に対し、通信を禁止するための禁
止信号を送信する。なお、ここでは送信許可信号と禁止
信号とを論理的に分けて記述しているが、通信許可する
端末と禁止する端末のIDを付加すれば、送信許可信号
と禁止信号を1つのアクセス制御信号として1度に出力
することができる。
【0064】移動端末装置PS1は、予約信号の送信後
に基地局CS1から送られて来る送信許可信号を受信す
ると、その送信許可信号に含まれる連続送信パケット決
定数Mに従ってデータをパケット単位で連続的に基地局
CS1に送信する。この連続送信パケット決定数Mは、
自身が設定した連続送信パケット要求数N=3を反映し
たものである。図6の例では、NとMのパケット数が同
じであるが(N=3,M=3)、基地局側の事情により
異なる場合もある。
【0065】このように、通信チャネルの上り回線が空
き状態にあるときに、基地局CS1側で決定した連続送
信パケット許可数Sを報知し、移動端末装置PS1で
は、その連続送信パケット許可数Sを満足する連続送信
パケット要求数Nを自由に設定し、最終的に許可された
連続送信パケット決定数Mに従ってデータを送信するこ
とができるので、システム全体として効率の良いデータ
通信を行うことが可能となる。
【0066】また、基地局支配下の全ての端末装置に対
して送信される連続送信パケット許可数Sに対して、こ
れを受信した端末装置は、同時に受信した加入者認証情
報を元に他の端末装置とは異なる連続送信パケット要求
数Nを送信することを可能である。
【0067】例えば、基地局CS1が支配下の各端末装
置に報知する連続送信パケット許可数Sが「5」の場合
を考える。連続送信パケット許可数Sは、基地局CS1
から支配下の各端末装置に一定時間間隔で報知される。
支配下の各端末装置のうち、データ送信の必要が生じた
端末装置PS1は、直前に受信した連続送信パケット許
可数Sと、同時に受信した加入者認証情報D1、端末数
D2、送受信データ量D3を元に連続送信パケット要求
数Nを設定する。
【0068】ここで、端末装置PS1は、他の端末装置
PS2〜PSmよりも連続送信パケット要求数Nを場合
によっては多く設定できるものとする。例えば、各端末
の個数が2以下の場合に、端末装置PS1は連続送信パ
ケット要求数Nを連続送信パケット許可数Sの2倍の数
として設定できるものとする。この条件を満たせば、端
末装置PS1は連続送信パケット許可数S(=5)を受
信後、連続送信パケット要求数Nを「10」として基地
局CS1に送信する。基地局CS1は、現在の支配下の
端末数が2以下の場合、端末装置PS1からの連続送信
パケット要求数N(=10)を許可するため、連続送信
パケット決定数Mとして「10」を最終的に決定して端
末装置PS1に返送する。この連続送信パケット決定数
M(=10)を受信した端末装置PS1は、10個分の
データをパケット単位にして連続して基地局CS1に送
信する。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、端末から
基地局にデータを送信する際に、基地局側で連続送信パ
ケット許可数を決定し、端末装置側では、その連続送信
パケット許可数を満足する連続送信パケット数を自由に
設定し、最終的に許可された連続送信パケット決定数に
従ってデータを送信することができる。このように、パ
ケットの送信数を設定する場合に、基地局と端末の両者
間で自由度を持たせるようにしたので、システム全体と
して効率の良いデータ通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動パケット通信シ
ステムの概略構成を示す図。
【図2】上記図1の移動パケット通信システムにおける
基地局装置の構成を示すブロック図。
【図3】上記図1の移動パケット通信システムにおける
移動端末装置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の空線信号のフォーマット構成を示す
図。
【図5】本発明の予約信号のフォーマット構成を示す
図。
【図6】本発明のパケット通信手順を示すシーケンス
図。
【図7】従来のパケット通信手順を示すシーケンス図。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 PS1〜PSm…移動端末装置 IN1…ISDN網 IN2…I′網 PN…専用線網 AS…サーバ装置 GW…ゲートウェイ 1,10…無線部 2,20…モデム部 3,30…TDMA部 4…通話部 5,50…制御部 6,60…情報記憶部 7,70…データ通信部 8…表示部 9…入力部 11,111…アンテナ 12,112…高周波スイッチ(SW) 13,113…受信部 14,114…シンセサイザ 15,115…送信部 16,116…受信電界強度検出部(RSSI) 21,221…復調部 22,222…変調部 31,331…TDMAデコード部 32,332…TDMAエンコード部 40…インタフェース部 41,441…ADPCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン 442…公衆回線インタフェース 443…専用線インタフェース 51…連続送信パケット要求数決定部 52…送信制御部 551…端末個数管理部 552…加入者認証情報管理部 553…データ量測定部 554…連続送信パケット許可数決定部 555…上り制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置の無線エリア内に存在す
    る複数の端末装置との間で共通の通信チャネルを用いて
    パケット通信を行うパケット通信システムにおいて、 上記基地局装置は、 上りデータの連続送信パケット許可数を決定する連続送
    信パケット許可数決定手段と、 上記端末装置から送信された連続送信パケット要求数に
    対して上りデータの連続送信パケット決定数を決定する
    連続送信パケット決定数決定手段と、 上記連続送信パケット許可数決定手段によって決定され
    た連続送信パケット許可数を報知した後、上記端末装置
    から返信される連続送信パケット要求数に対して上記連
    続送信パケット決定数決定手段によって決定された連続
    送信パケット決定数を上記各端末装置に報知する上り制
    御手段とを具備し、 上記端末装置は、 上記基地局装置から報知された連続送信パケット許可数
    を満足する連続送信パケット要求数を決定する連続送信
    パケット要求数決定手段と、 この連続送信パケット要求数決定手段によって決定され
    た連続送信パケット要求数を上記基地局装置に送信した
    後、上記基地局装置から返送される連続送信パケット決
    定数分のデータをパケット単位で連続して上記基地局装
    置に送信する送信制御手段とを具備したことを特徴とす
    るパケット通信システム。
  2. 【請求項2】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置と、この基地局装置の無線エリア内に存在す
    る複数の端末装置との間で共通の通信チャネルを用いて
    パケット通信を行うパケット通信システムにおいて、 上記基地局装置は、 支配下の各端末装置の個数を管理する端末個数管理手段
    と、 支配下の各端末装置の加入者認証情報を管理する加入者
    認証情報管理手段と、 送受信データ量を測定するデータ量測定手段と、 上記端末個数管理手段によって得られる各端末装置の個
    数、上記加入者認証情報管理手段によって得られる各端
    末装置の加入者認証情報、上記データ量測定手段によっ
    て得られる送受信データ量のうちの少なくとも1つの情
    報を用いて上りデータの連続送信パケット許可数を決定
    する連続送信パケット許可数決定手段と、 上記端末装置から送信された連続送信パケット要求数に
    対して上りデータの連続送信パケット決定数を決定する
    連続送信パケット決定数決定手段と、 上記連続送信パケット許可数決定手段によって決定され
    た連続送信パケット許可数を上記各端末装置の個数、加
    入者認証情報、送受信データ量と共に上記各端末装置に
    報知した後、上記端末装置から返信される連続送信パケ
    ット要求数に対して上記記連続送信パケット決定数決定
    手段によって決定された連続送信パケット決定数を上記
    各端末装置に報知する上り制御手段とを具備し、 上記端末装置は、 上記基地局装置から報知された連続送信パケット許可数
    を満足する連続送信パケット要求数を上記各端末装置の
    個数、加入者認証情報、送受信データ量のうちの少なく
    とも1つの情報を用いて決定する連続パケット要求数決
    定手段と、 この連続送信パケット要求数決定手段によって決定され
    た連続送信パケット要求数を上記基地局装置に送信した
    後、上記基地局装置から返送される連続送信パケット決
    定数分のデータをパケット単位で連続して上記基地局装
    置に送信する送信制御手段とを具備したことを特徴とす
    るパケット通信システム。
  3. 【請求項3】 通信チャネルを共有する複数の端末装置
    との間でパケット通信を行う基地局装置であって、 上りデータの連続送信パケット許可数を決定する連続送
    信パケット許可数決定手段と、 この連続送信パケット許可数決定手段によって決定され
    た連続送信パケット許可数を上記各端末装置に報知する
    上り制御手段とを具備したことを特徴とする基地局装
    置。
  4. 【請求項4】 上記上り制御手段は、上記通信チャネル
    の上り回線の使用/未使用状態を示す空線信号に上記連
    続送信パケット許可数決定手段によって決定された連続
    送信パケット許可数を含ませて上記各端末装置に報知す
    ることを特徴とする請求項3記載の基地局装置。
  5. 【請求項5】 支配下の各端末装置の個数を管理する端
    末個数管理手段と、 支配下の各端末装置の加入者認証情報を管理する加入者
    認証情報管理手段と、 送受信データ量を測定するデータ量測定手段とを備え、 上記連続送信パケット許可数決定手段は、上記端末個数
    管理手段によって得られる各端末装置の個数、上記加入
    者認証情報管理手段によって得られる各端末装置の加入
    者認証情報、上記データ量測定手段によって得られる送
    受信データ量のうちの少なくとも1つの情報を用いて上
    りデータの連続送信パケット許可数を決定することを特
    徴とする請求項3記載の基地局装置。
  6. 【請求項6】 上記上り制御手段は、上記通信チャネル
    の上り回線の使用/未使用状態を示す空線信号に上記連
    続送信パケット許可数決定手段によって決定された連続
    送信パケット許可数と上記各端末装置の個数、加入者認
    証情報、送受信データ量の各情報を含ませて上記各端末
    装置に報知することを特徴とする請求項5記載の基地局
    装置。
  7. 【請求項7】 無線エリアを構成する少なくとも1つの
    基地局装置との間でパケット通信を行う端末装置であっ
    て、 上記基地局装置から報知される連続送信パケット許可数
    を満足する連続送信パケット要求数を決定する連続パケ
    ット要求数決定手段と、 この連続パケット要求数決定手段によって決定された連
    続送信パケット要求数を上記基地局装置に送信した後、
    上記基地局装置から返送される連続送信パケット要求数
    分のデータをパケット単位で連続して上記基地局装置に
    送信する送信制御手段とを具備したことを特徴とする端
    末装置。
  8. 【請求項8】 上記連続パケット要求数決定手段は、上
    記基地局装置から連続送信パケット許可数と共に報知さ
    れる各端末装置の個数、加入者認証情報、送受信データ
    量のうちの少なくとも1つの情報を用いて、上記連続送
    信パケット許可数を満足する連続送信パケット要求数を
    決定することを特徴とする請求項7記載の端末装置。
  9. 【請求項9】 上記送信制御手段は、データ送信を予約
    するための予約信号に上記連続パケット要求数決定手段
    によって決定された連続送信パケット要求数を含ませて
    上記基地局装置に送信した後、その予約信号に対してデ
    ータ送信を許可することを示す連続送信パケット決定数
    を含む連続送信パケット数決定信号が上記基地局装置か
    ら送られて来た場合に、上記連続送信パケット決定数分
    のデータをパケット単位で連続して上記基地局装置に送
    信することを特徴とする請求項7記載の端末装置。
  10. 【請求項10】 無線エリアを構成する少なくとも1つ
    の基地局装置と、この基地局装置の無線エリア内に存在
    する複数の無線通信端末とを備え、上記基地局装置と上
    記無線通信端末との間で共通の通信チャネルを用いてパ
    ケット通信を行うパケット通信システムにおいて、 上記無線通信端末は、 上記通信チャネルでのパケット通信時に、データ送受信
    のために要求する連続パケット要求数を上記基地局装置
    に送信する送信手段を具備し、 上記基地局装置は、 上記無線通信端末から送信された連続パケット要求数を
    受信する受信手段と、 この受信手段が受信する連続パケット要求数と、自局に
    て送信可能な連続パケット数とに基づいて、データ送受
    信の要求のあった上記無線通信端末に送信する連続パケ
    ット数を決定する決定手段と、 この決定手段が決定した連続パケット数を上記無線通信
    端末に通知する通知手段とを具備したことを特徴とする
    パケット通信システム。
  11. 【請求項11】 無線エリアを構成する少なくとも1つ
    の基地局装置と、この基地局装置の無線エリア内に存在
    する複数の無線通信端末とを備え、上記基地局装置と上
    記無線通信端末との間で共通の通信チャネルを用いてパ
    ケット通信を行うパケット通信システムにおいて、 上記無線通信端末は、 上記通信チャネルでのパケット通信時に、データ送受信
    のために要求する連続パケット要求数を上記基地局装置
    に送信する送信手段を具備し、 上記基地局装置は、 上記無線通信端末から送信された連続パケット要求数を
    受信する受信手段と、 支配下の各無線通信端末の個数を管理する端末個数管理
    手段と、 支配下の各無線通信端末の加入者認証情報を管理する加
    入者認証情報管理手段と、 送受信データ量を測定するデータ量測定手段と、 上記端末個数管理手段が管理する支配下の各無線通信端
    末の個数、上記加入者認証情報管理手段が管理する支配
    下の各無線通信端末の加入者認証情報、上記データ量測
    定手段が測定する送受信データ量のいずれか1つの情報
    と、上記受信手段が受信する連続パケット要求数と、自
    局にて送信可能な連続パケット数とに基づいて、データ
    送受信の要求のあった上記無線通信端末に送信する連続
    パケット数を決定する決定手段と、 この決定手段が決定した連続パケット数を上記無線通信
    端末に通知する通知手段とを具備したことを特徴とする
    パケット通信システム。
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